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JP2003021692A - 原子炉の炉心およびその炉心における核燃料物質の取替方法 - Google Patents

原子炉の炉心およびその炉心における核燃料物質の取替方法

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JP2003021692A
JP2003021692A JP2001208080A JP2001208080A JP2003021692A JP 2003021692 A JP2003021692 A JP 2003021692A JP 2001208080 A JP2001208080 A JP 2001208080A JP 2001208080 A JP2001208080 A JP 2001208080A JP 2003021692 A JP2003021692 A JP 2003021692A
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Japan
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core
nuclear fuel
nuclear
combustion
fuel
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JP2001208080A
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Hiroshi Sekimoto
博 関本
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Tokyo Institute of Technology NUC
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】制御棒によって反応度を調整しなくても一定出
力で核分裂連鎖反応が継続するようにし、運転の容易性
と安全性との両方に優れた原子力の炉心を提供するこ
と。 【解決手段】本発明の原子炉の炉心1は、軸方向均一濃
度で中性子可燃性毒物が添加された軸方向均一濃縮度の
濃縮ウランからなる核燃料物質が規則的に配置されてな
る核燃料物質領域23と、核燃料物質領域23の下端部
に備えられ、中性子を核燃料物質に供給することによっ
て核燃料物質の核分裂連鎖反応による燃焼を開始させる
燃焼開始部24と、燃焼開始部24によって開始された
核分裂連鎖反応によって発生した核分裂エネルギーを受
けた燃焼領域を冷却する冷却材とを備え、核分裂連鎖反
応を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉の炉心およ
びその炉心における核燃料物質の取替方法に係り、更に
詳しくは、制御棒等による燃焼反応度補償手段を不要と
し、可燃性毒物を添加した濃縮ウランと燃焼開始部のみ
を用いて長期間連続運転することが可能な、運転性と安
全性と経済性とに優れた原子炉の炉心およびその炉心に
おける核燃料物質の取替方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉における燃焼方法としては
軽水炉、ブロック燃料型高温ガス炉や、高速炉で採用さ
れている方法が最も一般的である。すなわち、この方法
では、約1年間は燃焼制御用の制御棒を炉心に挿入した
り、あるいは炉心に挿入された制御棒を引き抜くことに
よって炉心の臨界を維持している。すなわち核分裂性核
種が多量に炉心に存在する燃焼初期には制御棒を炉心に
挿入し、燃焼とともに核分裂生成物(Fission Product
s、以下「FP」と称する)の増加等により反応度が減
少してくると、挿入している制御棒を炉心から引き抜い
ていく。そして、運転サイクルの終了時にはこれらの制
御棒が抜けているようにする。
【0003】運転サイクルが終了すると、原子炉を停止
し、先ず、最も燃焼の進んだ燃料を炉心から取り出して
新燃料を新たに装荷するのみならず、交換しない燃料も
含めて適当に配置替えすることによって、次の運転サイ
クルにおいても臨界を維持できるようにしている。これ
は、例えば、比較的燃焼の進んだ燃料を炉心外周部に移
動させたり、逆に内側に入れて出力平坦化を図ったり、
炉心内で出力の極端に高い部位が発生しないように新燃
料同士を近接して配置しないようにするなど、ほぼ全て
の燃料を移動させる大掛かりな作業である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな原子炉の炉心およびその炉心における核燃料物質の
取替方法では、以下のような問題がある。
【0005】すなわち、軽水炉、ブロック燃料型高温ガ
ス炉、および高速炉の炉心は、上述したように、制御棒
によって中性子を吸収することにより燃焼反応度を補償
しているために、中性子経済上好ましいものとはいえな
い。
【0006】また、このように制御棒によって燃焼反応
度を補償している炉心は、仮に制御棒駆動系の故障や事
故等によって、挿入されている制御棒が炉心から引き抜
かれてしまうと、炉心に急激に反応度が投入され、出力
が急昇する異常反応度投入事故に至ってしまい一部の燃
料が溶融したりするなどの可能性もあるという問題があ
る。
【0007】制御棒に代えて、炉心外周に、中性子を反
射させて炉心中心側に戻す作用をする反射体を設け、こ
の反射体によって炉心の燃焼反応度を制御する方法も提
案されているが、これでは、制御可能な領域が炉心の外
周部に限られてしまう。
【0008】炉心内には、核分裂によって発生した熱エ
ネルギーを除熱するための冷却材が炉心全体に亘って、
炉心軸方向に沿ってほぼ一定速度で流れている。したが
って、制御棒に代えて、この冷却材の流量を制御して炉
心内の出力を制御することも考えられるが、これらの炉
心では、炉心軸方向に対して直角の方向である炉心径方
向で出力分布を有し、しかも燃焼に伴いその分布が変化
するために、冷却材の流量を調節することにより炉心出
力と冷却との両方を同時に制御するためには、チャンネ
ル毎の冷却材流量配分を変えなければならず困難であ
る。後述するペブルベット燃料型高温ガス炉では、高温
になった冷却材は新燃料側に向かって流れるが、ブロッ
ク燃料型高温ガス炉ではこのようにはいかず、冷却材出
口温度が低くなる。
【0009】一方、これらの炉心における核燃料物質の
取替には、上述したように、多大な時間と手間とを要
し、原子炉を再起動するまでの時間が長くなるために、
原子力発電所の稼働率を低下させてしまうという問題が
ある。
【0010】なお、ペブルベッド型高温ガス炉では、連
続的にボール状燃料を炉心上部に挿入する一方、炉心下
部からは燃焼後のボール状燃料を取り出すことにより、
制御棒のみならず燃料の配置替え作業をも不要としてい
る。しかしながら、このような連続的な燃料の挿入や取
り出しには、種々の困難が伴い、ドイツでの開発ではこ
の部分のトラブルがあった。また、このような炉心で
は、燃料の燃焼状態や、冷却材の流れを制御することが
できない。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その第1の目的は、制御棒によって反応度
を調整しなくても一定出力で核分裂連鎖反応が継続する
ようにし、もって、運転の容易性と安全性との両方に優
れた原子力の炉心を提供することにある。
【0012】また、その第2の目的は、運転サイクル終
了後には、燃焼下流側にある燃え残りのある核燃料物質
を、次の運転サイクルの燃焼開始部として利用するよう
にし、もって、核燃料物質の複雑な配置換えを不要とす
るとともに、核燃料物質を効率的に燃焼させることが可
能な原子炉の炉心における核燃料物質の取替方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0014】すなわち、請求項1の発明の原子炉の炉心
では、上記第1の目的を解決するために、均一濃度で中
性子可燃性毒物が添加された均一濃縮度の濃縮ウランか
らなる核燃料が規則的に配置されてなる核燃料領域と、
核燃料領域の下端部または上端部に備えられ、中性子を
前記核燃料に供給することによって核燃料の核分裂連鎖
反応による燃焼を開始させる燃焼開始部と、燃焼開始部
によって開始された核分裂連鎖反応によって発生した核
分裂エネルギーを受けた核燃料領域および燃焼開始部を
冷却する冷却材とを備え、核分裂連鎖反応を継続する。
【0015】従って、請求項1の発明の原子炉の炉心
は、均一濃度で中性子可燃性毒物が添加された均一濃縮
度の濃縮ウランからなるシンプルな核燃料構成とし、燃
焼開始部によって供給される中性子によって核燃料領域
で一旦核分裂連鎖反応が引き起こされると、その後は自
律的に臨界を維持することができる。
【0016】請求項2の発明の原子炉の炉心では、上記
第1の目的を解決するために、燃焼軸方向に沿って均一
濃度で中性子可燃性毒物が添加された燃焼軸方向に沿っ
て均一濃縮度の濃縮ウランからなる核燃料が規則的に配
置されてなる核燃料領域と、核燃料領域の下端部または
上端部に備えられ、中性子を前記核燃料に供給すること
によって核燃料の核分裂連鎖反応による燃焼を開始させ
る燃焼開始部と、燃焼開始部によって開始された核分裂
連鎖反応によって発生した核分裂エネルギーを受けた核
燃料領域および燃焼開始部を冷却する冷却材とを備え、
核分裂連鎖反応を継続する。
【0017】従って、請求項2の発明の原子炉の炉心
は、燃焼軸(核燃料領域の上端部と下端部とを結ぶ軸)
方向に沿って均一濃度で中性子可燃性毒物が添加された
燃焼軸方向に沿って均一濃縮度の濃縮ウランからなるシ
ンプルな核燃料構成とし、燃焼開始部によって供給され
る中性子によって核燃料領域で一旦核分裂連鎖反応が引
き起こされると、その後は自律的に臨界を維持すること
ができる。
【0018】請求項3の発明では、上記第1の目的を解
決するために、請求項1または請求項2に記載の原子炉
の炉心において、核分裂連鎖反応による燃焼を、この燃
焼の持続時間である原子炉運転期間に亘って、燃焼開始
部が備えられた核燃料領域の端部側から、核燃料領域の
上端部と下端部とを結ぶ軸に沿って、ほぼ同じ熱出力分
布で移動させる。
【0019】従って、請求項3の発明の原子炉の炉心に
おいては、原子炉運転期間に亘って、燃焼部の軸方向
(鉛直方向)における熱出力分布、すなわち中性子束分
布を一定に保つことができるので、制御棒等による出力
分布調整を行わなくとも原子炉運転期間に亘って一定の
出力分布を維持することができる。
【0020】請求項4の発明では、上記第1の目的を解
決するために、請求項3に記載の原子炉の炉心におい
て、核燃料領域の高さを、核燃料領域において熱出力が
発生している熱出力部が軸に沿って移動する移動速度で
除することによって原子炉運転期間を決定する。
【0021】従って、請求項4の発明の原子炉の炉心に
おいては、核燃料領域の高さを調節することによって、
原子炉運転期間を調節することができる。すなわち、原
子炉運転期間の長い炉心を実現したい場合には、核燃料
領域の高さを高くすれば良く、逆に、核燃料領域の高さ
を低くすれば、原子炉運転期間が短くなる。
【0022】請求項5の発明では、上記第2の目的を解
決するために、請求項4に記載の原子炉の炉心における
核燃料物質の取替方法であって、熱出力部が、燃焼開始
部が備えられた核燃料領域の端部から、軸に沿って核燃
料領域の他の端部の近傍にまで移動した場合には、核分
裂連鎖反応を停止させ、この停止時における熱出力部に
ある核燃料を次の原子炉運転期間の炉心の燃焼開始部と
して、次の原子炉運転期間の炉心を構成する。
【0023】従って、請求項5の発明の原子炉の炉心に
おける核燃料物質の取替方法においては、残存している
核燃料を次の運転サイクルの燃焼開始部として有効利用
することができる。更に、この取替方法は、核燃料領域
の径方向(平面方向)の配置換えを不要とし、残存して
いる核燃料を軸方向(鉛直方向)に直線的に移動するこ
とにより実現できるので、短時間で行うことができる。
これによって、2回目の運転サイクル以降には燃焼開始
部の製作が不要となる。このような核燃料物質の取替方
法は、ブロック燃料型高温ガス炉に対しては、ほとんど
設計変更することなく適用することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0025】本発明の実施の形態を図1から図11を用
いて説明する。
【0026】本発明の実施の形態に係る原子炉の炉心
は、ブロック燃料型高温ガス炉に適用した場合をその一
例として説明するものであって、図1は本発明の実施の
形態に係る原子炉の炉心の構成例を示す平断面図、図2
は同炉心を内部に収納する原子炉圧力容器の構成例を示
す立断面図、図3は同炉心に装荷される燃料体の構成例
を示す斜視図、図4は同燃料体を構成している燃料棒の
構成例を示す斜視図、図5は同燃料棒に装填される燃料
コンパクトの構成例を示す斜視図をそれぞれ示す。
【0027】炉心1は、図1に示すように、断面が正六
角形状の燃料体2を半径方向に複数装荷するのみなら
ず、図2に示すように、軸方向にも複数積み重ねて装荷
している。更に、図1に示すように炉心1の半径方向外
周側と、図2に示すように炉心1の上下とには、例えば
黒鉛からなる反射体3を備えており、中性子が炉心1内
から炉心1外へと漏洩する効果を小さくしている。
【0028】原子炉4は、図2に示すように、原子炉圧
力容器5の中に炉心1、反射体3、その他の炉内構造物
を収納している。この原子炉圧力容器5は、その下部に
内管と外管とからなる二重配管7を備えており、図示し
ないブロアによって駆動された冷却材8を、内管と外管
との間隙部から原子炉圧力容器5内に供給する。この冷
却材8は、図2中の矢印に示すように二重配管7の内管
と外管との間隙部から原子炉圧力容器5内に導入され、
容器5の内壁に沿って上昇して炉心1の上部に導かれ、
しかる後に下降し、炉心1を通って二重配管7の内管内
に導入され原子炉圧力容器5外に出るようにしている。
このように冷却材8を循環させることによって炉心1を
冷却している。冷却材8にはヘリウムガスまたは炭酸ガ
スを用いる。
【0029】燃料体2は、図3に示すように、複数の燃
料棒10を保持してなる正六角柱状の黒鉛ブロック11
で構成している。黒鉛ブロック11は、燃料棒10を収
納するための収納口を燃料棒10の本数分備えており、
この収納口に燃料棒10を収納保持する。
【0030】燃料棒10は、図4に示すように、黒鉛ス
リーブ13と呼ばれる長尺円筒状の筒の中に複数の燃料
コンパクト14を装填し、両端を端栓15で栓すること
によって密封している。
【0031】燃料コンパクト14は、図5に示すよう
に、球状の燃料核18と、その外側を覆う低密度熱分解
炭素19と、その外側を覆う高密度熱分解炭素20と、
その外側を覆う炭化ケイ素21と、更にその外側を覆う
高密度熱分解炭素22とからなる被覆燃料粒子17を円
環柱状に固めて形成してなるものである。燃料核18
は、一定濃縮度の濃縮ウランを用いた二酸化ウランと、
所定比率の中性子可燃性毒物(以下、単に「可燃性毒
物」と称する)とを混合焼結して構成している。可燃性
毒物としては例えばガドリニア(Gd)を用い
る。なお、二酸化ウランのみからなる燃料核18と、可
燃性毒物のみからなる燃料核18とをそれぞれ製造して
おき、これらを所定比率で均一混合してから燃料コンパ
クト14を形成するようにしても良い。このようにし
て、燃料コンパクト14は、一定濃縮度の濃縮ウランに
対して、所定比率の可燃性毒物を含むようにしている。
【0032】図6は、可燃性毒物を含まない燃料体2を
上述したような炉心体系において無限個数配置した場合
における燃焼度と無限増倍率との関係を示す図である。
図6中において、燃焼度曲線aは、濃縮ウランの濃縮
度が低い場合であり、以下b 、c、dとなるに従
って濃縮度が高くなる。
【0033】すなわち、可燃性毒物を含まない場合、燃
料体2の無限増倍率は、図6に示すように、濃縮ウラン
の濃縮度が高くなるに従って高くなる。つまり、濃縮ウ
ランの濃縮度が高い方が炉心1を臨界にし易く、また原
子炉4の運転サイクル長さをより長期化できるようにな
るが、燃焼初期段階(燃焼度が低い段階)において余剰
な反応度を有することになる。燃料体2の無限増倍率
は、燃焼度の増加に対してほぼ直線的に減少する。
【0034】一方、図7は、二酸化ウランに対して所定
比率の可燃性毒物を均一に含んだ燃料体2を、上述した
ような炉心体系において無限個数配置した場合における
燃焼度と無限増倍率との関係を示す図である。図7中に
おいて、燃焼度曲線aは、濃縮ウランの濃縮度が図6
に示す燃焼度曲線aの燃料の濃縮度と同じである。同
様にb、c、dもまた濃縮ウランの濃縮度が図6
に示す燃焼度曲線b、c、dの燃料の濃縮度とそ
れぞれ同じである。
【0035】図7に示されているように、燃料体2に可
燃性毒物を添加すると、添加された可燃性毒物は、中性
子を吸収するので、これによって燃焼初期段階(燃焼度
が低い段階)における無限増倍率を低下させる。図7中
に点線で示す各燃焼度曲線a 〜dは、それぞれ図6
の各燃焼度曲線a〜dと同じものであって、可燃性
毒物が添加されていない燃料体2の無限増倍率を示すも
のである。そして、可燃性毒物は、中性子を吸収する
と、中性子を吸収しない物質に変換するので、燃焼度が
高くなるに従って可燃性毒物が減少し、それに伴って無
限増倍率は増加して行き、可燃性毒物が全て他の物質に
変換した後には、図6に示すような可燃性毒物を含まな
い燃料体2と同様に、燃焼度の増加に対してほぼ直線的
に減少するようになる。
【0036】すなわち、燃料体2に可燃性毒物を添加す
ることによって、図8中にハッチングで示す領域Aに相
当する燃焼初期段階(燃焼度が低い段階)における無限
増倍率を低減させる効果がある。したがって、原子炉4
の運転サイクル長さをより長期化するために濃縮ウラン
の濃縮度を高め、燃焼初期段階における余剰な反応度を
有することになった場合であっても、可燃性毒物を添加
することによって、燃焼初期段階(燃焼度が低い段階)
における余剰な反応度を減少させ、炉心1の反応度を調
節することを可能としている。
【0037】また、図9に示すように、炉心1は、濃縮
ウランと可燃性毒物とから構成してなる核燃料物質領域
23の他に、下端部に燃焼開始部24を備えている。こ
の燃焼開始部24は、例えば、プルトニウムを多く含む
燃料体2を用い、炉心1の上端部に備えていてもよく、
中性子を発生することによって核燃料物質領域23にお
ける核分裂連鎖反応による燃焼を開始させるものであ
る。
【0038】図10は、本発明の実施の形態に係る原子
炉の炉心1における出力および物質収支バランスのイメ
ージを示す概念図である。
【0039】すなわち、本発明の実施の形態に係る原子
炉の炉心1では、炉心下端部の燃焼開始部24から発生
する中性子によって核分裂連鎖反応が開始されるので、
図10(a)に示すように中性子束φが立ち上がる。以
下、この中性子束φが立ち上がっている部分を燃焼部B
と称する。また、この核分裂によって核燃料物質Mから
FPが発生するので、図10(a)に示すように核燃料
物質Mが炉心下端部側から減少し、FPが炉心下端部側
から蓄積する。
【0040】一方、核分裂すると核燃料物質は減少する
が、この核分裂によって発生した中性子の一部はウラン
238(U−238)に吸収され、このウラン238は
プルトニウム(Pu)に変換する。
【0041】燃焼部Bの上部はその下部よりも核燃料物
質Mの量が多いので、燃焼部Bの上部では無限増倍率は
増える。このため、中性子束φが立ち上がり核分裂連鎖
反応が引き起こっている領域は軸に沿って上方に移動す
る。この核分裂によって発生した熱エネルギーは、冷却
材8が除熱する。なお、核分裂連鎖反応が引き起こって
いる領域が軸に沿って下側から上側へと移動する場合に
は、冷却材8もまた炉心1の下側から上側へと流すのが
好ましいが、図2に示すように炉心1の上側から下側へ
と冷却材8を流すようにしても炉心1を冷却することが
可能である。
【0042】燃焼と共に濃縮ウラン燃料の核種割合が変
化していく様子を図11に示す。濃縮ウランの濃縮度と
して例えば5重量%としたとき、新燃料の状態では図1
1(a)に示すように、ウラン235(U−235)と
ウラン238(U−238)は重量比で5:95であっ
たものが、下方から中性子を吸収するようになると、図
11(b)に示すように先ず、可燃性毒物が減少する。
更に可燃性毒物が減少し、ウラン235の一部が核分裂
によりFPに変換するとともに、別の一部が中性子捕獲
によりウラン236に変換する。ウラン238の一部が
高速中性子を捕獲し、更に2度のβ崩壊を介してプルト
ニウム239となる。核分裂性核種の数は全体として減
少してゆく。
【0043】更に燃焼が進行すると、図11(c)に示
すように、更に可燃性毒物が減少し、ウラン235が更
にFPとウラン236に変換する。また、ウラン238
からは上述したようにしてプルトニウム239が生成す
る一方、既に生成しているプルトニウム239からは、
核分裂によりFPが発生するとともに、中性子の捕獲に
よりプルトニウム240が生成する。核分裂性核種の数
は全体として減少してゆく。
【0044】更に燃焼が進行すると、図11(d)に示
すように、可燃性毒物は無くなる。ウラン235は更に
FPとウラン236に変換する。また、ウラン238か
らは上述したようにしてプルトニウム239が生成する
一方、既に生成しているプルトニウム239からは、核
分裂によりFPが発生するとともに、中性子の捕獲によ
りプルトニウム240が生成する。核分裂性核種の数は
全体として減少する。
【0045】更に燃焼が進行すると、図11(e)に示
すように、ウラン235が更にFPとウラン236に変
換し、その量が減少する。ウラン238からは上述した
ようにしてプルトニウム239が生成するが、核分裂性
核種の数は減少する。
【0046】燃焼の進行と共に、核分裂性核種の量は減
少するとともに、ウラン235や、プルトニウム239
やプルトニウム241等の核分裂によりFPが生成され
蓄積して行く。FPの中には中性子をよく吸収する物質
も含まれているので、図11(f)に示すように、FP
の量がある程度以上になると、この部分ではもはや核分
裂連鎖反応の継続が困難となり、中性子束φレベルは低
下し、核反応も起こらなくなり、核種割合もほとんど変
化しなくなる。
【0047】炉心1においては図11(b)から図11
(e)に対応する領域で臨界を維持しているが、これら
の領域のうち図11(e)に対応する部分はやがて図1
1(f)の状態となり、臨界を維持する領域から抜けて
いく。
【0048】一方、図11(a)に対応する部分はやが
て図11(b)の状態となり、臨界を維持する領域に入
ってくる。図11(a)に対応する部分は燃料体2の上
部であり、図11(f)に対応する部分は燃料体2の下
部であることから、中性子束φが立ち上がっている燃焼
部Bは、燃焼と共に上方へと移動していく。
【0049】このようにして、本発明の実施の形態に係
る原子炉の炉心1では、中性子束φが立ち上がっている
燃焼部Bが、図10(a)および図10(b)に示すよ
うに炉心1の軸方向に沿って上方に移動することによっ
て燃焼が進行して行く。そして、中性子束φが立ち上が
っている燃焼部Bが、炉心1の上端部にまで移動した場
合には、その上部にはもはや核燃料物質Mは存在しない
ので核分裂連鎖反応が停止し、運転サイクルが終了す
る。つまり、運転サイクルの長さは、炉心1の高さによ
って決定するので、炉心1の高さを高くするほど、炉心
1の運転サイクル長さが長くなる。
【0050】燃焼部Bが炉心1の上端部に至った場合、
臨界を維持できなくなり、中性子束φが立ち上がってい
る燃焼ピーク部は炉心1の上端部までに至ることはな
い。このため、図10(b)に示すように、炉心1の上
端部近傍では、核燃料物質Mおよび可燃性毒物BPとも
に残存している。
【0051】本発明の実施の形態に係る原子炉では、次
の運転サイクルに移行するために、図10(b)および
図10(c)に示すように、該運転サイクルで炉心1の
最上段に装荷されていた燃料体2を、炉心1から取り出
す。そして、その他の燃料体2を、使用済み燃料として
炉心1から取り出した後に、該運転サイクルで最上段に
装荷されていた燃料体2を、炉心1の最下段に装荷し、
次の運転サイクルのための燃焼開始部24として利用す
る。つまり、該運転サイクルで最上段に装荷されていた
燃料体2は、燃焼領域となっているのでこの燃料体2を
次の運転サイクルの燃焼開始部24として有効利用す
る。燃焼開始部24として用いる燃料体2の上には、上
述したようにして交換用の燃料体2を積み上げることに
よって次の運転サイクルの炉心1を構成する。
【0052】このようにして構成された炉心1もまた、
図10(c)および図10(d)に示すように、図10
(a)および図10(b)に示すのと同様に、その燃焼
部Bが炉心1の軸方向に沿って上方に移動していく。
【0053】次に、以上のように構成した本発明の実施
の形態に係る原子炉の炉心の作用について説明する。
【0054】燃焼開始部24の中性子源から中性子が発
せられると、この中性子によってこの燃料体2(燃焼開
始部24)に含まれている燃料の核分裂が引き起り、図
10(a)に示すように中性子束φが立ち上がる。
【0055】また、この核分裂によって核燃料物質Mは
FPに変化するので、図10(a)に示すように核燃料
物質Mが炉心下端部側から減少し、FPが炉心下端部側
から蓄積する。可燃性毒物BPは、核分裂によって生成
した中性子を吸収して他の物質に変換するので炉心下端
部側から減少する。
【0056】FPの中には中性子をよく吸収する物質も
含まれているので、図11(f)に示すように、FPの
量がある程度以上になると、この部分ではもはや核分裂
連鎖反応の継続が困難となり、中性子束φレベルは低下
し、核反応も起こらなくなり、核種割合もほとんど変化
しなくなる。炉心1においては図11(b)から図11
(e)に対応する領域で臨界を維持しているが、これら
の領域のうち図11(e)に対応する部分はやがて図1
1(f)の状態となり、臨界を維持する領域から抜けて
いく。
【0057】一方、図11(a)に対応する部分はやが
て図11(b)の状態となり、臨界を維持する領域に入
ってくる。図11(a)に対応する部分は燃料体2の上
部であり、図11(f)に対応する部分は燃料体2の下
部であることから、中性子束φが立ち上がっている燃焼
部Bは燃焼と共に上方へと移動していく。
【0058】このようにして、本発明の実施の形態に係
る原子炉の炉心1では、中性子束φが立ち上がっている
燃焼部Bが、炉心1の軸方向に沿って上方に向かって移
動し、燃焼部Bの上段に配置された燃料体2に移行す
る。そして、燃焼部Bの上段に配置された燃料体2にお
いても、上述したようにして可燃性毒物が減少し、更に
その上段に配置された燃料体2に燃焼部Bが移行して行
く。
【0059】このようにして、本発明の実施の形態に係
る原子炉の炉心1では、図10(a)および図10
(b)に示すように、出力分布(中性子束φの分布)の
形を維持したまま、燃焼部Bが炉心1の上下端部を結ぶ
軸に沿って移行して行く。したがって、一度冷却材8の
流量およびその冷却チャンネル毎の配分を最適化して運
転サイクルを開始すると、該運転サイクルが終了するま
でその流量を変更する必要がない。また、炉心高さを高
くすることによって、運転サイクルの長期化がなされ
る。
【0060】なお、1回の核分裂あたり平均して200
MeV(1eVは約1.6×10 19J)のエネルギ
ーが放出される。この核分裂エネルギーは、燃料体2の
温度を上昇させるが、燃料体2の外周を流れているヘリ
ウムガスあるいは炭酸ガスが用いられた冷却材8によっ
て除熱される。
【0061】燃焼部Bが炉心1の上端部にまで移行する
ことによって該運転サイクルが終了する。そして、該運
転サイクルで炉心1の最上段に装荷されていた燃料体2
が、炉心1から取り出される。この燃料体2には、核燃
料物質Mおよび可燃性毒物BPともに残存しているとと
もに、プルトニウムが蓄積しているので、その他の燃料
体2が炉心1から使用済み燃料として取り出され後に、
炉心1の最下段に再装荷され、次の運転サイクルの燃焼
開始部24として用いられる。燃焼開始部24として用
いられる燃料体2の上部には、交換用の燃料体2が積み
上げられることによって次の運転サイクルの炉心1が構
成される。
【0062】本発明の実施の形態に係る原子炉の炉心1
では、このような核燃料物質の取替方法を採用している
ので、核燃料物質を有効に利用することができる。さら
にこの取替方法は、炉心1の径方向の燃料体2の配置換
えを不要とし、軸方向のみに直線的に移動することによ
り実現できるので、短時間で行うことができる。また、
このようにして構成された次の運転サイクルの炉心1を
再起動する場合には、特別な燃焼開始部24は不要とな
る。
【0063】上述したように、本発明の実施の形態に係
る原子炉の炉心1においては、燃焼開始部24として用
いる燃料体2以外の全ての燃料体2は、単一濃縮度の濃
縮ウランに単一割合で可燃性毒物を混合することによっ
て構成することができるのみならず、制御棒を必要とし
ないために、その構成を極めて簡素化することが可能と
なるのみならず、異常反応度投入事故をなくすことがで
きる。
【0064】また、原子炉の運転時には、図10(a)
および図10(b)に示すように、出力分布は、その形
を変えずに炉心1の軸方向に沿って移動するだけである
ので、運転サイクルの開始時に一旦冷却材流量を最適化
すると最後までそれを変更することなく運転を容易に継
続することができる。しかも運転サイクル中は、ペブル
ベット型高温ガス炉のような燃料の出し入れを必要とし
ないので、制御棒を必要としないこととも相俟って運転
を極めて簡素化することが可能となる。
【0065】また、反応度等の炉心特性も燃焼が進んで
も変化しない。この特徴により、運転の方法や事故時に
おける対応も、燃焼によって変化することが無くなり、
簡単となる。特にプルトニウム燃焼炉等では、ウラン2
38等の親物質を炉心に入れないので、負の反応度係数
を可燃性毒物に期待している。この場合、燃焼が進む
と、負の反応度の絶対値が小さくなってきて、原子炉が
危険側にシフトする。よって、プルトニウム燃焼炉等で
は、これに対する対策を講じておかねばならないが、本
発明の実施の形態に係る原子炉の炉心では、このような
対策は不要となる。
【0066】更に、炉心1の高さを高くすることによっ
て運転サイクルの長さを容易に長くすることができる。
すなわち、実質的に運転サイクルの長さを原子力発電所
のプラント寿命と同等にすることができるので、燃料交
換を不要とすることも可能となる。これによって、原子
炉圧力容器5の蓋を開けることもなくなり、発展途上国
のようなところでの建設をも期待することができる。
【0067】上述した本発明の実施の形態に係る原子炉
の炉心1は、固体燃料を炉心1に装荷するタイプのほと
んどの原子炉に適用することができる。特に米国で実用
化直前にあり、日本でも運転が開始されたブロック燃料
型高温ガス炉に適用するにはほとんどその設計変更を要
しない。また、軽水炉のように、炉心1のサイズや、燃
料体2、反射体3、あるいは冷却材8といった仕様の相
違によって中性子の利用効率がブロック燃料型高温ガス
炉よりも低い炉心であっても、濃縮ウランの濃縮度を高
め、可燃性毒物を適切に添加し運転サイクル初期の余剰
の反応度を下げることによって炉心1を成立させること
が可能となる。
【0068】更に、本発明の実施の形態に係る原子炉の
炉心1は、前の運転サイクルにおいて残存している濃縮
ウランや、蓄積したプルトニウムを含む燃料体2を次の
運転サイクルの燃焼開始部24として用いるので、核燃
料物質を有効に利用することができる。また、運転サイ
クル開始前に行われる燃料の取替は、前の運転サイクル
において装荷されていた燃料体2を燃焼開始位置に移動
させるだけの軸方向のみの移動であり、径方向への移動
を伴わないので、短時間で行うことが可能である。
【0069】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範嬢において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御棒によって反応度を調整しなくても一定出力で核分
裂連鎖反応を継続することができる。以上により、運転
の容易性と安全性との両方に優れた原子力の炉心を実現
することができる。
【0071】また、本発明によれば、運転サイクル終了
後には、燃焼下流側にある燃え残りのある核燃料物質
を、次の運転サイクルの燃焼開始部として利用すること
ができる。以上により、核燃料物質の複雑な配置換えを
不要とするとともに、核燃料物質を効率的に燃焼させる
ことが可能な原子炉の炉心における核燃料物質の取替方
法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る原子炉の炉心の構成
例を示す平断面図
【図2】同実施の形態に係る原子炉の炉心を内部に収納
する原子炉圧力容器の構成例を示す立断面図
【図3】同実施の形態に係る原子炉の炉心に装荷される
燃料体の構成例を示す斜視図
【図4】同実施の形態に係る原子炉の炉心に装荷される
燃料体を構成している燃料棒の構成例を示す斜視図
【図5】同実施の形態に係る原子炉の炉心に装荷される
燃料体を構成している燃料棒に装填される燃料コンパク
トの構成例を示す斜視図
【図6】可燃性毒物を含まない燃料体の炉心体系におけ
る無限増倍率と燃焼度との関係図
【図7】核燃料物質に対して所定比率の可燃性毒物を均
一に含んだ燃料体の炉心体系における無限増倍率と燃焼
度との関係図
【図8】可燃性毒物を含む燃料体と、含まない燃料体と
の無限増倍率と燃焼度との関係を示す比較図
【図9】炉心における核燃料物質と中性子源との配置関
係を概念図
【図10】同実施の形態に係る原子炉の炉心における出
力および物質収支バランスのイメージを示す概念図
【図11】ウラン、プルトニウム、FPの核種割合の変
化を示す模式図
【符号の説明】
A…領域 B…燃焼部 M…核燃料物質 BP…可燃性毒物 φ…中性子束 1…炉心 2…燃料体 3…反射体 4…原子炉 5…原子炉圧力容器 7…二重配管 8…冷却材 10…燃料棒 11…黒鉛ブロック 13…黒鉛スリーブ 14…燃料コンパクト 15…端栓 17…被覆燃料粒子 18…燃料核 19…低密度熱分解炭素 20…高密度熱分解炭素 21…炭化ケイ素 22…高密度熱分解炭素 23…核燃料物質領域 24…燃焼開始部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一濃度で中性子可燃性毒物が添加され
    た均一濃縮度の濃縮ウランからなる核燃料が規則的に配
    置されてなる核燃料領域と、 前記核燃料領域の下端部または上端部に備えられ、中性
    子を前記核燃料に供給することによって前記核燃料の核
    分裂連鎖反応による燃焼を開始させる燃焼開始部と、 前記燃焼開始部によって開始された核分裂連鎖反応によ
    って発生した核分裂エネルギーを受けた前記核燃料領域
    および前記燃焼開始部を冷却する冷却材とを備え、前記
    核分裂連鎖反応を継続するようにした原子炉の炉心。
  2. 【請求項2】 燃焼軸方向に沿って均一濃度で中性子可
    燃性毒物が添加された前記燃焼軸方向に沿って均一濃縮
    度の濃縮ウランからなる核燃料が規則的に配置されてな
    る核燃料領域と、 前記核燃料領域の下端部または上端部に備えられ、中性
    子を前記核燃料に供給することによって前記核燃料の核
    分裂連鎖反応による燃焼を開始させる燃焼開始部と、 前記燃焼開始部によって開始された核分裂連鎖反応によ
    って発生した核分裂エネルギーを受けた前記核燃料領域
    および前記燃焼開始部を冷却する冷却材とを備え、前記
    核分裂連鎖反応を継続するようにした原子炉の炉心。
  3. 【請求項3】 前記核分裂連鎖反応による燃焼を、この
    燃焼の持続時間である原子炉運転期間に亘って、前記燃
    焼開始部が備えられた前記核燃料領域の端部側から、前
    記核燃料領域の上端部と下端部とを結ぶ軸に沿って、ほ
    ぼ同じ熱出力分布で移動させるようにした請求項1また
    は請求項2に記載の原子炉の炉心。
  4. 【請求項4】 前記核燃料領域の高さを、前記核燃料領
    域において熱出力が発生している熱出力部が前記軸に沿
    って移動する移動速度で除することによって前記原子炉
    運転期間を決定するようにした請求項3に記載の原子炉
    の炉心。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の原子炉の炉心における
    核燃料物質の取替方法であって、 前記熱出力部が、前記燃焼開始部が備えられた前記核燃
    料領域の端部から、前記軸に沿って前記核燃料領域の他
    の端部の近傍にまで移動した場合には、前記核分裂連鎖
    反応を停止させ、この停止時における熱出力部にある核
    燃料を次の原子炉運転期間の炉心の燃焼開始部として、
    前記次の原子炉運転期間の炉心を構成するようにした原
    子炉の炉心における核燃料物質の取替方法。
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