JP2003020540A - 柔軟性を有する高密度織物の製造方法 - Google Patents
柔軟性を有する高密度織物の製造方法Info
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Landscapes
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- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソフトで膨らみ感を有した高密度織物を提供
する。 【解決手段】熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.3
6g/デシテックス以上のポリエステル系合成繊維と短
繊維とが交織された織物を、製織した後、60℃以上の
熱水でリラックス処理を行い、通気度を3cm3/cm2
/sec以下にする。
する。 【解決手段】熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.3
6g/デシテックス以上のポリエステル系合成繊維と短
繊維とが交織された織物を、製織した後、60℃以上の
熱水でリラックス処理を行い、通気度を3cm3/cm2
/sec以下にする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するする技術分野】本発明は、柔軟性を有す
る高密度織物の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、高密度織物は、織り密度が緻
密で通気度が小さいので、コート、ブルゾン等のカジュ
アル衣料やスキー、アスレチック等のスポーツ衣料の防
風機能を必要とする衣料や、羽毛蒲団の側地に広く用い
られている。しかしながら、高密度織物を得るには、繊
度の細い極細繊維糸条を用いたり、高い密度で製織した
りしなければならず、生産性が低いという問題がある。
さらに、製織後染色加工を行うことにより、織物の経糸
・緯糸を構成する繊維が動いて隙間が生じるので、最終
工程でカレンダー加工等の目潰し加工を施さなければな
らないという問題がある。特に、短繊維糸条を用いた高
密度織物は、その繊維の構成上、細い繊度の糸を製造す
るのが難しく、且つ高い密度で製織することが難しいた
め、カレンダー加工等の目潰し工程が必須となり、これ
により風合が硬化し、膨らみのないペーパーライクな織
物しか得ることができないという問題がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に鑑みて行われたものであり、ソフトで膨らみ感を有し
た高密度織物の製造方法を提供することを目的とするも
のである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するもので、次の構成からなるものである。すなわ
ち、熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.36g/デ
シテックス以上のポリエステル系合成繊維糸条と短繊維
糸条とを交織した後、60℃以上の熱水でリラックス処
理を行い、通気度を3cm3/cm2/sec以下にする
ことを特徴とする柔軟性を有する高密度織物の製造方法
を要旨とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いるポリエステル系合成繊維糸条とは、エチ
レングリコールとテレフタル酸とを主たる構成単位とし
て用いたもので、その他の構成単位として、他のジカル
ボン酸成分や他のジオール成分を用いて共重合したポリ
エステル繊維糸条を用いてもよい。ここで使用される共
重合ポリエステルとしては、特に他のジカルボン酸成分
としてイソフタル酸を用い、他のジオール成分として
2,2−ビス[4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル]プロパンを用い、両者の合計モル数を5〜15モル
%とした共重合ポリエステルを使用するのが好ましい。 【0006】本発明のポリエステル系合成繊維糸条は、
熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.36g/デシテ
ックス以上の性能を有していなければならない。ここで
いう熱水収縮率とは、繊維の一端を固定し、他端に0.
09g/デシテックスの初荷重を与え、一定の長さの印
間長を付した後、初荷重を取り去り、沸騰水中に30分
間浸漬し、その後、水平状態で自然乾燥し、再び初荷重
をかけて印間長を測定し、収縮前後の印間長差を収縮前
の印間長で除算後、100倍して求められた数値のこと
である。この熱水収縮率が20%未満であると、布帛を
十分に収縮させることができず、目的とする柔軟性を有
した高密度織物を得ることができない。 【0007】また、ここでいう最大熱応力とは、熱応力
測定機で初荷重10gの条件で得られた熱応力値の最大
値のことである。本発明ではこの値が、0.36g/デ
シテックス以上必要であり、好ましくは、0.40〜
0.60g/デシテックスである。最大熱応力が0.3
6g/デシテックス未満であると、布帛にリラックス処
理を施しても、十分に収縮せず、目的とする柔軟性を有
した高密度織物を得ることができない。 【0008】本発明で用いるポリエステル系合成繊維糸
条の単糸繊度は、製品の用途に応じて適宜決定すればよ
いが、通常は、1.0〜10デシテックスの範囲が好ま
しい。単糸の断面構造は、円形、異形、中空、扁平等い
ずれであってもかまわない。 【0009】本発明で用いる短繊維糸条としては、綿、
麻、羊毛等の天然繊維、レーヨン等の再生セルロース繊
維、リヨセル等の溶剤紡糸セルロース繊維、ポリエステ
ル系、脂肪族ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊
維等を挙げることができ、通常衣料用途で使用されるも
のであれば、いずれを用いてもよく、使用する用途や目
的に応じて適宜選択すればよい。 【0010】本発明では、上述のポリエステル系合成繊
維糸条と短繊維糸条を用い、交織織物を製織する。交織
方法としては公知の方法を用いればよく、好ましくは、
経糸にポリエステル系合成繊維を用い緯糸に短繊維を用
いて製織するのがよい。該ポリエステル系合成繊維の混
用質量比率は、20質量%以上用いるのが好ましい。2
0質量%未満であると、リラックス処理を行っても、収
縮が十分になされず、目的とする柔軟性を有した高密度
織物を得ることができにくくなる。 【0011】次いで、本発明では、上述の交織織物にリ
ラックス処理を施す。ここでいうリラックス処理とは、
公知の処理方法を用いればよく、例えば、拡布状で行う
連続リラクサ−や、ロープ状で行う液流染色機を使用
し、該織物を60〜140℃の熱水、好ましくは90〜
140℃に浸漬し、ポリエステル系合成繊維を収縮させ
る。 【0012】本発明では、交織織物にリラックス処理を
施し、通気度を3cm3/cm2/sec以下にする。通
気度が3cm3/cm2/secを超えると、衣料用途に
用いた場合、十分な防風機能が得られず、羽毛等の布団
の側地に用いた場合、羽毛が吹き出してくるといった問
題が生じやすくなる。本発明は、以上の構成からなるも
のである。 【0013】 【作用】本発明のごとく、熱水収縮率20%以上、最大
熱応力0.36g/デシテックス以上のポリエステル系
合成繊維と短繊維との交織織物を製織し、その後リラッ
クス処理を行うと、熱水を用いたリラックス処理によ
り、織物を構成するポリエステル系合成繊維が収縮し、
織物が高密度化する。すると、通常行われているカレン
ダー処理等の目潰し加工を行う必要がなくなるので、ソ
フトでふくらみのある風合いを有する高密度織物を得る
ことができる。 【0014】 【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明を
行うが、実施例における布帛の性能の測定評価は、下記
の方法にて行なった。 通気度 JIS L−1096 風合い ハンドリングによる官能テストを行い、相対的に次の2段階の評価 を行った。 ○:柔らかく、膨らみ感がある。 ×:硬く、膨らみ感がない。 【0015】実施例1 エチレングリコールとテレフタル酸より構成されるポリ
エステルに、2,2−ビス[4−(β−ビトロキシエト
キシ)フェニル]プロパン 4.5モル%と、イソフタ
ル酸5モル%を共重合したポリエステルチップを用い
て、通常の方法で紡糸、延伸し、34デシテックス/1
2フィラメントのポリエステル繊維を得た。得られたポ
リエステル繊維は、熱水収縮率27%、最大熱応力0.
45g/デシテックスであった。 【0016】得られたポリエステル繊維を経糸に使用
し、緯糸に綿糸(80番手/双糸)を使用して、経糸密
度226本/2.54cm、緯糸密度110本/2.5
4cmの朱子織物を製織した。この織物に、通常の方法
で糊抜、精練、シルケット加工を施した後に、液流染色
機を用いて、温度130℃、時間20分のリラックス処
理を行い、経糸を収縮させて織物を高密度化した。この
リラックス処理により、経方向に34%、緯方向に7%
収縮し、経糸密度303本/2.54cm、緯糸密度1
18本/2.54cmの本発明の高密度織物を得た。 【0017】比較例1 実施例1で経糸に用いたポリエステル合成繊維の代わり
に、同じ繊度の通常のポリエステル繊維を用いる以外
は、実施例1と全く同一の方法で比較例1の織物を得
た。この比較用の織物の密度は、経糸密度250本/
2.54cm、緯糸密度115本/2.54cmであっ
た。 【0018】比較例2 比較例1で得られた織物を用い、温度180℃、圧力1
0kg/cm2、速度10m/分にてカレンダー処理を
行い、比較例2の織物を得た。 【0019】比較例3 比較例1で用いた経糸及び緯糸を使用し、経糸密度30
3本/2.54cm、緯糸密度118本/2.54cm
の朱子織物を製織しようとしたが、開口不良及び経糸切
れが多発し、製織できなかった。実施例1および比較例
1〜3の織物の性能を測定・評価し、その結果を1表に
示した。 【0020】 【表1】 【0021】第1表から明らかなように、本発明の高密
度織物は、通気度が低くかつソフトで膨らみ感がある風
合を有していることがわかる。
る高密度織物の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、高密度織物は、織り密度が緻
密で通気度が小さいので、コート、ブルゾン等のカジュ
アル衣料やスキー、アスレチック等のスポーツ衣料の防
風機能を必要とする衣料や、羽毛蒲団の側地に広く用い
られている。しかしながら、高密度織物を得るには、繊
度の細い極細繊維糸条を用いたり、高い密度で製織した
りしなければならず、生産性が低いという問題がある。
さらに、製織後染色加工を行うことにより、織物の経糸
・緯糸を構成する繊維が動いて隙間が生じるので、最終
工程でカレンダー加工等の目潰し加工を施さなければな
らないという問題がある。特に、短繊維糸条を用いた高
密度織物は、その繊維の構成上、細い繊度の糸を製造す
るのが難しく、且つ高い密度で製織することが難しいた
め、カレンダー加工等の目潰し工程が必須となり、これ
により風合が硬化し、膨らみのないペーパーライクな織
物しか得ることができないという問題がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に鑑みて行われたものであり、ソフトで膨らみ感を有し
た高密度織物の製造方法を提供することを目的とするも
のである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するもので、次の構成からなるものである。すなわ
ち、熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.36g/デ
シテックス以上のポリエステル系合成繊維糸条と短繊維
糸条とを交織した後、60℃以上の熱水でリラックス処
理を行い、通気度を3cm3/cm2/sec以下にする
ことを特徴とする柔軟性を有する高密度織物の製造方法
を要旨とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いるポリエステル系合成繊維糸条とは、エチ
レングリコールとテレフタル酸とを主たる構成単位とし
て用いたもので、その他の構成単位として、他のジカル
ボン酸成分や他のジオール成分を用いて共重合したポリ
エステル繊維糸条を用いてもよい。ここで使用される共
重合ポリエステルとしては、特に他のジカルボン酸成分
としてイソフタル酸を用い、他のジオール成分として
2,2−ビス[4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル]プロパンを用い、両者の合計モル数を5〜15モル
%とした共重合ポリエステルを使用するのが好ましい。 【0006】本発明のポリエステル系合成繊維糸条は、
熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.36g/デシテ
ックス以上の性能を有していなければならない。ここで
いう熱水収縮率とは、繊維の一端を固定し、他端に0.
09g/デシテックスの初荷重を与え、一定の長さの印
間長を付した後、初荷重を取り去り、沸騰水中に30分
間浸漬し、その後、水平状態で自然乾燥し、再び初荷重
をかけて印間長を測定し、収縮前後の印間長差を収縮前
の印間長で除算後、100倍して求められた数値のこと
である。この熱水収縮率が20%未満であると、布帛を
十分に収縮させることができず、目的とする柔軟性を有
した高密度織物を得ることができない。 【0007】また、ここでいう最大熱応力とは、熱応力
測定機で初荷重10gの条件で得られた熱応力値の最大
値のことである。本発明ではこの値が、0.36g/デ
シテックス以上必要であり、好ましくは、0.40〜
0.60g/デシテックスである。最大熱応力が0.3
6g/デシテックス未満であると、布帛にリラックス処
理を施しても、十分に収縮せず、目的とする柔軟性を有
した高密度織物を得ることができない。 【0008】本発明で用いるポリエステル系合成繊維糸
条の単糸繊度は、製品の用途に応じて適宜決定すればよ
いが、通常は、1.0〜10デシテックスの範囲が好ま
しい。単糸の断面構造は、円形、異形、中空、扁平等い
ずれであってもかまわない。 【0009】本発明で用いる短繊維糸条としては、綿、
麻、羊毛等の天然繊維、レーヨン等の再生セルロース繊
維、リヨセル等の溶剤紡糸セルロース繊維、ポリエステ
ル系、脂肪族ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊
維等を挙げることができ、通常衣料用途で使用されるも
のであれば、いずれを用いてもよく、使用する用途や目
的に応じて適宜選択すればよい。 【0010】本発明では、上述のポリエステル系合成繊
維糸条と短繊維糸条を用い、交織織物を製織する。交織
方法としては公知の方法を用いればよく、好ましくは、
経糸にポリエステル系合成繊維を用い緯糸に短繊維を用
いて製織するのがよい。該ポリエステル系合成繊維の混
用質量比率は、20質量%以上用いるのが好ましい。2
0質量%未満であると、リラックス処理を行っても、収
縮が十分になされず、目的とする柔軟性を有した高密度
織物を得ることができにくくなる。 【0011】次いで、本発明では、上述の交織織物にリ
ラックス処理を施す。ここでいうリラックス処理とは、
公知の処理方法を用いればよく、例えば、拡布状で行う
連続リラクサ−や、ロープ状で行う液流染色機を使用
し、該織物を60〜140℃の熱水、好ましくは90〜
140℃に浸漬し、ポリエステル系合成繊維を収縮させ
る。 【0012】本発明では、交織織物にリラックス処理を
施し、通気度を3cm3/cm2/sec以下にする。通
気度が3cm3/cm2/secを超えると、衣料用途に
用いた場合、十分な防風機能が得られず、羽毛等の布団
の側地に用いた場合、羽毛が吹き出してくるといった問
題が生じやすくなる。本発明は、以上の構成からなるも
のである。 【0013】 【作用】本発明のごとく、熱水収縮率20%以上、最大
熱応力0.36g/デシテックス以上のポリエステル系
合成繊維と短繊維との交織織物を製織し、その後リラッ
クス処理を行うと、熱水を用いたリラックス処理によ
り、織物を構成するポリエステル系合成繊維が収縮し、
織物が高密度化する。すると、通常行われているカレン
ダー処理等の目潰し加工を行う必要がなくなるので、ソ
フトでふくらみのある風合いを有する高密度織物を得る
ことができる。 【0014】 【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明を
行うが、実施例における布帛の性能の測定評価は、下記
の方法にて行なった。 通気度 JIS L−1096 風合い ハンドリングによる官能テストを行い、相対的に次の2段階の評価 を行った。 ○:柔らかく、膨らみ感がある。 ×:硬く、膨らみ感がない。 【0015】実施例1 エチレングリコールとテレフタル酸より構成されるポリ
エステルに、2,2−ビス[4−(β−ビトロキシエト
キシ)フェニル]プロパン 4.5モル%と、イソフタ
ル酸5モル%を共重合したポリエステルチップを用い
て、通常の方法で紡糸、延伸し、34デシテックス/1
2フィラメントのポリエステル繊維を得た。得られたポ
リエステル繊維は、熱水収縮率27%、最大熱応力0.
45g/デシテックスであった。 【0016】得られたポリエステル繊維を経糸に使用
し、緯糸に綿糸(80番手/双糸)を使用して、経糸密
度226本/2.54cm、緯糸密度110本/2.5
4cmの朱子織物を製織した。この織物に、通常の方法
で糊抜、精練、シルケット加工を施した後に、液流染色
機を用いて、温度130℃、時間20分のリラックス処
理を行い、経糸を収縮させて織物を高密度化した。この
リラックス処理により、経方向に34%、緯方向に7%
収縮し、経糸密度303本/2.54cm、緯糸密度1
18本/2.54cmの本発明の高密度織物を得た。 【0017】比較例1 実施例1で経糸に用いたポリエステル合成繊維の代わり
に、同じ繊度の通常のポリエステル繊維を用いる以外
は、実施例1と全く同一の方法で比較例1の織物を得
た。この比較用の織物の密度は、経糸密度250本/
2.54cm、緯糸密度115本/2.54cmであっ
た。 【0018】比較例2 比較例1で得られた織物を用い、温度180℃、圧力1
0kg/cm2、速度10m/分にてカレンダー処理を
行い、比較例2の織物を得た。 【0019】比較例3 比較例1で用いた経糸及び緯糸を使用し、経糸密度30
3本/2.54cm、緯糸密度118本/2.54cm
の朱子織物を製織しようとしたが、開口不良及び経糸切
れが多発し、製織できなかった。実施例1および比較例
1〜3の織物の性能を測定・評価し、その結果を1表に
示した。 【0020】 【表1】 【0021】第1表から明らかなように、本発明の高密
度織物は、通気度が低くかつソフトで膨らみ感がある風
合を有していることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱水収縮率20%以上、最大熱応力0.
36g/デシテックス以上のポリエステル系合成繊維糸
条と短繊維糸条とを交織した後、60℃以上の熱水でリ
ラックス処理を行い、通気度を3cm3/cm2/sec
以下にすることを特徴とする柔軟性を有する高密度織物
の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP2001210792A JP2003020540A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | 柔軟性を有する高密度織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001210792A JP2003020540A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | 柔軟性を有する高密度織物の製造方法 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2003020540A true JP2003020540A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19046207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001210792A Withdrawn JP2003020540A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | 柔軟性を有する高密度織物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003020540A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2019194262A1 (ja) * | 2018-04-03 | 2021-04-15 | Spiber株式会社 | 高密度織物及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-07-11 JP JP2001210792A patent/JP2003020540A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2019194262A1 (ja) * | 2018-04-03 | 2021-04-15 | Spiber株式会社 | 高密度織物及びその製造方法 |
| JP7452861B2 (ja) | 2018-04-03 | 2024-03-19 | Spiber株式会社 | 高密度織物及びその製造方法 |
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| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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