JP2003011270A - 導電性箔付き誘電体層およびこれを用いたコンデンサ、ならびにその形成方法 - Google Patents
導電性箔付き誘電体層およびこれを用いたコンデンサ、ならびにその形成方法Info
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- JP2003011270A JP2003011270A JP2001201161A JP2001201161A JP2003011270A JP 2003011270 A JP2003011270 A JP 2003011270A JP 2001201161 A JP2001201161 A JP 2001201161A JP 2001201161 A JP2001201161 A JP 2001201161A JP 2003011270 A JP2003011270 A JP 2003011270A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】特定の粒径、誘電率を有する無機粒子(A
-1)または該無機粒子表面の一部に導電性の金属などが
付着された誘電体用複合粒子(A-2)と、樹脂成分
(B)とを、特定の割合で含有する組成物を導電性箔上
に塗布あるいは電着して、導電性箔付き誘電体層を形成
する。また、この導電性箔付き誘電体層を用いて、30
0℃以下で別の導電性支持体にラミネートすることで、
コンデンサを形成する。 【効果】本発明に係る導電性箔付き誘電体層を用いるこ
とにより、300℃以下という低い加熱温度で、高誘電
率かつ低誘電正接の誘電体が電極で挟まれたコンデンサ
を容易に形成することができる。
-1)または該無機粒子表面の一部に導電性の金属などが
付着された誘電体用複合粒子(A-2)と、樹脂成分
(B)とを、特定の割合で含有する組成物を導電性箔上
に塗布あるいは電着して、導電性箔付き誘電体層を形成
する。また、この導電性箔付き誘電体層を用いて、30
0℃以下で別の導電性支持体にラミネートすることで、
コンデンサを形成する。 【効果】本発明に係る導電性箔付き誘電体層を用いるこ
とにより、300℃以下という低い加熱温度で、高誘電
率かつ低誘電正接の誘電体が電極で挟まれたコンデンサ
を容易に形成することができる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、特定の無機粒子または誘
電体用複合粒子と、樹脂成分とを、特定の割合で含有す
る誘電体形成用組成物から形成された誘電体層が導電性
箔上に設けられてなる導電性箔付き誘電体層、これを備
えたコンデンサ、およびその形成方法に関する。
電体用複合粒子と、樹脂成分とを、特定の割合で含有す
る誘電体形成用組成物から形成された誘電体層が導電性
箔上に設けられてなる導電性箔付き誘電体層、これを備
えたコンデンサ、およびその形成方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、多層プリント配線基板等に
高誘電率層を設け、この層をコンデンサ等に利用する技
術が知られている。この高誘電率層は、たとえば、熱硬
化性樹脂の有機溶剤溶液に高誘電率の無機粉末を添加し
たものを、ガラス繊維等の繊維強化材に含浸させ、溶剤
を焼成などにより飛散させて硬化させる等の方法により
調製されている。しかしながら、従来の方法では、通
常、たとえば30以上あるいは50以上などの高い誘電
率を有する層を得ることは困難であった。
高誘電率層を設け、この層をコンデンサ等に利用する技
術が知られている。この高誘電率層は、たとえば、熱硬
化性樹脂の有機溶剤溶液に高誘電率の無機粉末を添加し
たものを、ガラス繊維等の繊維強化材に含浸させ、溶剤
を焼成などにより飛散させて硬化させる等の方法により
調製されている。しかしながら、従来の方法では、通
常、たとえば30以上あるいは50以上などの高い誘電
率を有する層を得ることは困難であった。
【0003】また、各種の無機粉末を用いて高誘電率の
誘電体層を得る試みもなされ、たとえば、ポリスチレン
に無機粉末としてFe3O4、あるいはZnO+カーボン
などを添加すると、高い誘電率の誘電体層を得ることが
できることが知られている。しかし、このような系で
は、誘電率を高くすることができても、得られる誘電体
層の誘電正接が大きくなるため、交流電場における誘電
体層での発熱が大きくなり、誘電体層を設けた多層プリ
ント配線基板等の劣化、熱応力による接合部の破断等の
不良原因となり、半導体基板の信頼性、耐久性が低下し
易いという問題点があった。
誘電体層を得る試みもなされ、たとえば、ポリスチレン
に無機粉末としてFe3O4、あるいはZnO+カーボン
などを添加すると、高い誘電率の誘電体層を得ることが
できることが知られている。しかし、このような系で
は、誘電率を高くすることができても、得られる誘電体
層の誘電正接が大きくなるため、交流電場における誘電
体層での発熱が大きくなり、誘電体層を設けた多層プリ
ント配線基板等の劣化、熱応力による接合部の破断等の
不良原因となり、半導体基板の信頼性、耐久性が低下し
易いという問題点があった。
【0004】また、たとえば、特開平6−84407号
公報には、金属被膜が施された高誘電率粉末と、金属被
膜が施されていない高誘電率粉末とを含有する高誘電率
複合材料が記載されているが、上記公報に記載された方
法により、たとえば誘電率が30以上であるような複合
材料を得ようとすると、誘電正接が悪化し、高い誘電率
でしかも小さな誘電正接を有する複合材料を得るには限
界があった。
公報には、金属被膜が施された高誘電率粉末と、金属被
膜が施されていない高誘電率粉末とを含有する高誘電率
複合材料が記載されているが、上記公報に記載された方
法により、たとえば誘電率が30以上であるような複合
材料を得ようとすると、誘電正接が悪化し、高い誘電率
でしかも小さな誘電正接を有する複合材料を得るには限
界があった。
【0005】一方、高い誘電率を得るためには、通常、
高誘電率の無機粉末を高温で加熱焼成して誘電体層を形
成する方法が知られている。しかしながら、この方法に
おいては、たとえば1000℃程度の高温で焼成する必
要があるため、配線基板上に電子部品が装着されている
状態で誘電体層を設ける場合には適用できず、種々の半
導体基板の製造プロセスに汎用的に適用できないという
問題点があった。
高誘電率の無機粉末を高温で加熱焼成して誘電体層を形
成する方法が知られている。しかしながら、この方法に
おいては、たとえば1000℃程度の高温で焼成する必
要があるため、配線基板上に電子部品が装着されている
状態で誘電体層を設ける場合には適用できず、種々の半
導体基板の製造プロセスに汎用的に適用できないという
問題点があった。
【0006】このため、低温焼成により、高い誘電率
で、熱損失の小さい誘電体層を提供するとともに、この
ような誘電体層を提供しうるような誘電体形成用組成物
の出現が望まれていた。そこで、本発明者らは、前記問
題を解決すべく鋭意研究し、特定の粒径、誘電率を有す
る無機粒子、または該無機粒子表面の一部に導電性金属
などが付着された、特定の導電性物質付着量を有する誘
電体用複合粒子と、樹脂成分とを、特定の割合で含有す
る誘電体形成用組成物から形成された誘電体層を導電性
箔上に設けてなる導電性箔付き誘電体層を、300℃以
下という低温で導電性支持体上にラミネートすること
で、高誘電率かつ低誘電正接の誘電体が電極で挟まれた
コンデンサを形成することができることを見出し、本発
明を完成するに至った。
で、熱損失の小さい誘電体層を提供するとともに、この
ような誘電体層を提供しうるような誘電体形成用組成物
の出現が望まれていた。そこで、本発明者らは、前記問
題を解決すべく鋭意研究し、特定の粒径、誘電率を有す
る無機粒子、または該無機粒子表面の一部に導電性金属
などが付着された、特定の導電性物質付着量を有する誘
電体用複合粒子と、樹脂成分とを、特定の割合で含有す
る誘電体形成用組成物から形成された誘電体層を導電性
箔上に設けてなる導電性箔付き誘電体層を、300℃以
下という低温で導電性支持体上にラミネートすること
で、高誘電率かつ低誘電正接の誘電体が電極で挟まれた
コンデンサを形成することができることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、熱損失が小さ
く、低温焼成可能な高誘電率の導電性箔付き誘電体層を
提供することを目的としている。さらに、本発明は、こ
のような導電性箔付き誘電体層を備えてなるコンデンサ
およびその形成方法を提供することをも目的としてい
る。
問題を解決しようとするものであって、熱損失が小さ
く、低温焼成可能な高誘電率の導電性箔付き誘電体層を
提供することを目的としている。さらに、本発明は、こ
のような導電性箔付き誘電体層を備えてなるコンデンサ
およびその形成方法を提供することをも目的としてい
る。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る導電性箔付き誘電体層は、
(A-1)平均粒子径1μm以下、誘電率が100以上で
ある無機粒子と、(B)重合性化合物および重合体の少
なくとも一方からなる樹脂とを含み、上記(A-1)と
(B)との全量を100重量%としたときに、(A-1)
を70重量%以上の量で、かつ、(B)を30重量%以
下の量で含有する誘電体形成用組成物から形成された膜
厚1〜20μm、誘電率30以上の誘電体層が導電性箔
上に設けられていることを特徴としており、該導電性箔
付き誘電体層は、ラミネートすることができる。
(A-1)平均粒子径1μm以下、誘電率が100以上で
ある無機粒子と、(B)重合性化合物および重合体の少
なくとも一方からなる樹脂とを含み、上記(A-1)と
(B)との全量を100重量%としたときに、(A-1)
を70重量%以上の量で、かつ、(B)を30重量%以
下の量で含有する誘電体形成用組成物から形成された膜
厚1〜20μm、誘電率30以上の誘電体層が導電性箔
上に設けられていることを特徴としており、該導電性箔
付き誘電体層は、ラミネートすることができる。
【0009】また、本発明に係る導電性箔付き誘電体層
は、(A-2)平均粒子径1μm以下、誘電率が100以
上である無機粒子の表面の一部に、導電性金属もしくは
その化合物または導電性有機化合物もしくは導電性無機
物が付着された誘電体用複合粒子と、(B)重合性化合
物および重合体の少なくとも一方からなる樹脂とを含
み、上記(A-2)と(B)との全量を100重量%とし
たときに、(A-2)を70重量%以上の量で、かつ、
(B)を30重量%以下の量で含有する誘電体形成用組
成物から形成された膜厚1〜20μm、誘電率30以上
の誘電体層が導電性箔上に設けられていることを特徴と
しており、該導電性箔付き誘電体層は、ラミネートする
ことができる。
は、(A-2)平均粒子径1μm以下、誘電率が100以
上である無機粒子の表面の一部に、導電性金属もしくは
その化合物または導電性有機化合物もしくは導電性無機
物が付着された誘電体用複合粒子と、(B)重合性化合
物および重合体の少なくとも一方からなる樹脂とを含
み、上記(A-2)と(B)との全量を100重量%とし
たときに、(A-2)を70重量%以上の量で、かつ、
(B)を30重量%以下の量で含有する誘電体形成用組
成物から形成された膜厚1〜20μm、誘電率30以上
の誘電体層が導電性箔上に設けられていることを特徴と
しており、該導電性箔付き誘電体層は、ラミネートする
ことができる。
【0010】本発明において、このような誘電体層は、
導電性箔上にペースト状の誘電体形成用組成物を塗布す
ることにより形成されたものであることが好ましい。ま
た、本発明において、このような誘電体層は、導電性箔
上に水性分散液状の誘電体形成用組成物を電着すること
により形成されたものであることも好ましい。
導電性箔上にペースト状の誘電体形成用組成物を塗布す
ることにより形成されたものであることが好ましい。ま
た、本発明において、このような誘電体層は、導電性箔
上に水性分散液状の誘電体形成用組成物を電着すること
により形成されたものであることも好ましい。
【0011】本発明において、前記導電性箔は、支持体
上に設けられていてもよい。本発明において、前記導電
性箔は、支持体上に設けられており、かつパターンニン
グされていてもよい。このような導電性箔は、支持体上
にメッキにより形成されたものであることが好ましい。
つまり、本発明の導電性箔付き誘電体層は、予めパター
ン形成された導電性箔上に前記の誘電体形成用組成物を
塗布あるいは電着することによって形成することもでき
る。
上に設けられていてもよい。本発明において、前記導電
性箔は、支持体上に設けられており、かつパターンニン
グされていてもよい。このような導電性箔は、支持体上
にメッキにより形成されたものであることが好ましい。
つまり、本発明の導電性箔付き誘電体層は、予めパター
ン形成された導電性箔上に前記の誘電体形成用組成物を
塗布あるいは電着することによって形成することもでき
る。
【0012】本発明においては、前記誘電体層上に接着
層が設けられていてもよい。すなわち、本発明の導電性
箔付き誘電体層上に、接着層を塗布して導電性支持体と
ラミネートした時に接着性を高めることもできる。ま
た、本発明に係るコンデンサは、前記の導電性箔付き誘
電体層を備えてなることを特徴としている。
層が設けられていてもよい。すなわち、本発明の導電性
箔付き誘電体層上に、接着層を塗布して導電性支持体と
ラミネートした時に接着性を高めることもできる。ま
た、本発明に係るコンデンサは、前記の導電性箔付き誘
電体層を備えてなることを特徴としている。
【0013】さらに本発明に係るコンデンサの形成方法
は、前記導電性箔付き誘電体層と、導電性支持体とを、
前記導電性箔付き誘電体層の誘電体が導電性支持体と接
するように、300℃以下の温度でラミネートしてコン
デンサ形成することを特徴とする。つまり本発明におい
ては、前記の導電性箔付き誘電体層を導電性支持体上に
300℃以下でラミネートして硬化させることによりコ
ンデンサを形成することができる。
は、前記導電性箔付き誘電体層と、導電性支持体とを、
前記導電性箔付き誘電体層の誘電体が導電性支持体と接
するように、300℃以下の温度でラミネートしてコン
デンサ形成することを特徴とする。つまり本発明におい
ては、前記の導電性箔付き誘電体層を導電性支持体上に
300℃以下でラミネートして硬化させることによりコ
ンデンサを形成することができる。
【0014】
【発明の具体的説明】以下、本発明について具体的に説
明する。まず、本発明の導電性箔付き誘電体層について
説明する。 [導電性箔付き誘電体層]本発明の導電性箔付き誘電体
層は、(A-1)平均粒子径が1μm以下、誘電率が10
0以上である無機粒子、または(A-2)該無機粒子の表
面の一部に、導電性金属もしくはその化合物または導電
性有機化合物もしくは導電性無機物が付着された誘電体
用複合粒子と、(B)重合性化合物および重合体の少な
くとも一方からなる樹脂とを含み、上記(A-1)または
(A-2)と、(B)との全量を100重量%としたとき
に、(A-1)または(A-2)を70重量%以上の量で、
かつ、(B)を30重量%以下の量で含有する誘電体形
成用組成物から形成された膜厚1〜20μm、誘電率3
0以上の誘電体層が導電性箔上に設けられてなるラミネ
ート可能な導電性箔付き誘電体層である。
明する。まず、本発明の導電性箔付き誘電体層について
説明する。 [導電性箔付き誘電体層]本発明の導電性箔付き誘電体
層は、(A-1)平均粒子径が1μm以下、誘電率が10
0以上である無機粒子、または(A-2)該無機粒子の表
面の一部に、導電性金属もしくはその化合物または導電
性有機化合物もしくは導電性無機物が付着された誘電体
用複合粒子と、(B)重合性化合物および重合体の少な
くとも一方からなる樹脂とを含み、上記(A-1)または
(A-2)と、(B)との全量を100重量%としたとき
に、(A-1)または(A-2)を70重量%以上の量で、
かつ、(B)を30重量%以下の量で含有する誘電体形
成用組成物から形成された膜厚1〜20μm、誘電率3
0以上の誘電体層が導電性箔上に設けられてなるラミネ
ート可能な導電性箔付き誘電体層である。
【0015】[導電性箔]本発明に用いる導電性箔は、
導電性を有するものであれば特に限定されないが、銅、
金、銀、白金、ニッケル、ステンレス、アルミニウム、
鉄および各種合金からなる箔を挙げることができる。こ
れらの箔のなかで耐酸化性、導電性と柔軟性の観点から
銅、金、銀、白金、ニッケル、アルミニウムが特に好ま
しい。また、必要に応じて複数の導電性箔の積層体や、
樹脂基板や不織布樹脂含浸基板の上に積層された基板で
あっても良い。このような導電性箔の厚さは特に制限さ
れるものではないが、通常5〜75μm、好ましくは8
〜50μm、特に好ましくは10〜25μmの範囲にあ
るものが望ましい。
導電性を有するものであれば特に限定されないが、銅、
金、銀、白金、ニッケル、ステンレス、アルミニウム、
鉄および各種合金からなる箔を挙げることができる。こ
れらの箔のなかで耐酸化性、導電性と柔軟性の観点から
銅、金、銀、白金、ニッケル、アルミニウムが特に好ま
しい。また、必要に応じて複数の導電性箔の積層体や、
樹脂基板や不織布樹脂含浸基板の上に積層された基板で
あっても良い。このような導電性箔の厚さは特に制限さ
れるものではないが、通常5〜75μm、好ましくは8
〜50μm、特に好ましくは10〜25μmの範囲にあ
るものが望ましい。
【0016】[誘電体形成用組成物]本発明に用いる誘
電体形成用組成物は、ペースト状あるいは水性分散液状
であり、ペースト状の場合と水性分散液状の場合とで
は、その組成が異なる。すなわち、誘電体形成用組成物
がペースト状の場合(以下、「誘電体ペースト」ともい
う。)には、誘電体形成用組成物は、無機粒子(A-1)
または誘電体用複合粒子(A-2)、樹脂成分(B)のほか
に、必要に応じて充填剤(C)、添加剤(D)、有機溶
剤(E)などを含有することができる。
電体形成用組成物は、ペースト状あるいは水性分散液状
であり、ペースト状の場合と水性分散液状の場合とで
は、その組成が異なる。すなわち、誘電体形成用組成物
がペースト状の場合(以下、「誘電体ペースト」ともい
う。)には、誘電体形成用組成物は、無機粒子(A-1)
または誘電体用複合粒子(A-2)、樹脂成分(B)のほか
に、必要に応じて充填剤(C)、添加剤(D)、有機溶
剤(E)などを含有することができる。
【0017】また、誘電体形成用組成物が水性分散液状
の場合(以下、「電着用水性分散液」ともいう。)に
は、無機粒子(A-1)または誘電体用複合粒子(A-2)、
樹脂成分(B)のほかに、必要に応じて充填剤(C)、
添加剤(D)、水性媒体(F)などを含有することがで
きる。 <(A-1)無機粒子>本発明において使用する無機粒子
は、誘電率が100以上であり、好ましくは1000以
上、さらに好ましくは2000以上であることが望まし
い。誘電率は高い分には問題なく、上限値は限定されな
いが、たとえば、30000程度であってもよい。
の場合(以下、「電着用水性分散液」ともいう。)に
は、無機粒子(A-1)または誘電体用複合粒子(A-2)、
樹脂成分(B)のほかに、必要に応じて充填剤(C)、
添加剤(D)、水性媒体(F)などを含有することがで
きる。 <(A-1)無機粒子>本発明において使用する無機粒子
は、誘電率が100以上であり、好ましくは1000以
上、さらに好ましくは2000以上であることが望まし
い。誘電率は高い分には問題なく、上限値は限定されな
いが、たとえば、30000程度であってもよい。
【0018】このような無機粒子としては、金属酸化物
からなるものが好ましく用いられ、特にチタン系金属酸
化物が好ましい。ここで、「チタン系金属酸化物」とは
チタン元素と酸素元素とを必須元素として含む化合物を
いう。このようなチタン系金属酸化物としては、結晶構
造を構成する金属元素としてチタンを単一で含むチタン
系単一金属酸化物と、金属元素としてチタンおよび他の
金属元素を含むチタン系複酸化物とを好ましく用いるこ
とができる。
からなるものが好ましく用いられ、特にチタン系金属酸
化物が好ましい。ここで、「チタン系金属酸化物」とは
チタン元素と酸素元素とを必須元素として含む化合物を
いう。このようなチタン系金属酸化物としては、結晶構
造を構成する金属元素としてチタンを単一で含むチタン
系単一金属酸化物と、金属元素としてチタンおよび他の
金属元素を含むチタン系複酸化物とを好ましく用いるこ
とができる。
【0019】前記チタン系単一金属酸化物としては、た
とえば、二酸化チタン系金属酸化物が挙げられる。この
ような二酸化チタン系金属酸化物としては、アナターゼ
構造またはルチル構造の二酸化チタン系金属酸化物が挙
げられる。前記チタン系複酸化物としては、たとえば、
チタン酸バリウム系、チタン酸鉛系、チタン酸ストロン
チウム系、チタン酸ビスマス系、チタン酸マグネシウム
系、チタン酸ネオジウム系、チタン酸カルシウム系等の
金属酸化物が挙げられる。
とえば、二酸化チタン系金属酸化物が挙げられる。この
ような二酸化チタン系金属酸化物としては、アナターゼ
構造またはルチル構造の二酸化チタン系金属酸化物が挙
げられる。前記チタン系複酸化物としては、たとえば、
チタン酸バリウム系、チタン酸鉛系、チタン酸ストロン
チウム系、チタン酸ビスマス系、チタン酸マグネシウム
系、チタン酸ネオジウム系、チタン酸カルシウム系等の
金属酸化物が挙げられる。
【0020】なお、前記「二酸化チタン系金属酸化物」
とは、二酸化チタンのみを含む系、または二酸化チタン
に他の少量の添加物を含む系を意味し、主成分である二
酸化チタンの結晶構造が保持されているものであり、他
の系の金属酸化物についても同様である。また、前記
「チタン系複酸化物」とは、チタン系単一金属酸化物
と、少なくとも1種の他の金属元素からなる金属酸化物
とが複合して生ずる酸化物であり、構造の単位としてオ
キソ酸のイオンが存在しないものをいう。
とは、二酸化チタンのみを含む系、または二酸化チタン
に他の少量の添加物を含む系を意味し、主成分である二
酸化チタンの結晶構造が保持されているものであり、他
の系の金属酸化物についても同様である。また、前記
「チタン系複酸化物」とは、チタン系単一金属酸化物
と、少なくとも1種の他の金属元素からなる金属酸化物
とが複合して生ずる酸化物であり、構造の単位としてオ
キソ酸のイオンが存在しないものをいう。
【0021】本発明においては、このような無機粒子を
構成するチタン系金属酸化物としては、チタン系単一金
属酸化物のうちでは、ルチル構造の二酸化チタン系金属
酸化物が好ましく、チタン系複酸化物のうちでは、チタ
ン酸バリウム系金属酸化物を好ましく用いることができ
る。これらのうちでは、チタン酸バリウム系金属酸化物
を特に好ましく用いることができる。
構成するチタン系金属酸化物としては、チタン系単一金
属酸化物のうちでは、ルチル構造の二酸化チタン系金属
酸化物が好ましく、チタン系複酸化物のうちでは、チタ
ン酸バリウム系金属酸化物を好ましく用いることができ
る。これらのうちでは、チタン酸バリウム系金属酸化物
を特に好ましく用いることができる。
【0022】また、水性媒体への分散性を向上させるた
め、前記無機粒子の表面をシリカ、アルミナ等で変性し
た粒子も好適に用いることができる。このような無機粒
子の平均粒子径は、好ましくは0.1〜5.0μm、さ
らに好ましくは0.1〜3.0μm、より好ましくは
0.1〜2.0μm、特に好ましくは0.2〜1.0μ
mであることが望ましい。平均粒子径が5μmを超える
と、膜厚を薄くした場合に誘電体層の組成が不均一にな
りやすくなることがある。平均粒子径が0.1μm未満
であると粉末同士の凝集力が強くなり粗大粒子が発生し
てしまうことがある。
め、前記無機粒子の表面をシリカ、アルミナ等で変性し
た粒子も好適に用いることができる。このような無機粒
子の平均粒子径は、好ましくは0.1〜5.0μm、さ
らに好ましくは0.1〜3.0μm、より好ましくは
0.1〜2.0μm、特に好ましくは0.2〜1.0μ
mであることが望ましい。平均粒子径が5μmを超える
と、膜厚を薄くした場合に誘電体層の組成が不均一にな
りやすくなることがある。平均粒子径が0.1μm未満
であると粉末同士の凝集力が強くなり粗大粒子が発生し
てしまうことがある。
【0023】本発明の無機粒子の形状は、特に制限され
るものではないが、球状、粒状、板状、麟片状、ウィス
カー状、棒状、フィラメント状などの形状が挙げられ
る。これらの形状のうち、球状、粒状、片状、鱗片状で
あることが好ましい。これらの形状の無機粒子は、一種
単独で、または二種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
るものではないが、球状、粒状、板状、麟片状、ウィス
カー状、棒状、フィラメント状などの形状が挙げられ
る。これらの形状のうち、球状、粒状、片状、鱗片状で
あることが好ましい。これらの形状の無機粒子は、一種
単独で、または二種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0024】このような無機粒子は、無機粒子と樹脂成
分との全量を100重量%としたときに、好ましくは7
0重量%以上、より好ましくは75〜95重量%となる
ように、誘電体形成用組成物に添加されることが望まし
い。該誘電体形成組成物において、無機粒子の含有率が
70重量%未満であると、樹脂成分(B)との相対的な
関係から誘電体形成用組成物の誘電率の低下が大きくな
ることがあり、95重量%を超えると、形成した誘電体
層の強度が低下することがある。
分との全量を100重量%としたときに、好ましくは7
0重量%以上、より好ましくは75〜95重量%となる
ように、誘電体形成用組成物に添加されることが望まし
い。該誘電体形成組成物において、無機粒子の含有率が
70重量%未満であると、樹脂成分(B)との相対的な
関係から誘電体形成用組成物の誘電率の低下が大きくな
ることがあり、95重量%を超えると、形成した誘電体
層の強度が低下することがある。
【0025】<(A-2)誘電体用複合粒子>本発明に用
いる誘電体用複合粒子は、前記無機粒子(A-1)の表面
の一部が、導電性物質で被覆されている。このような導
電性物質としては、導電性金属もしくはそれらの化合
物、または導電性有機化合物もしくは導電性無機物が挙
げられる。これらの導電性物質は、前記無機粒子の表面
の一部に、1種単独でまたは複数種を併用して付着され
ていてもよい。
いる誘電体用複合粒子は、前記無機粒子(A-1)の表面
の一部が、導電性物質で被覆されている。このような導
電性物質としては、導電性金属もしくはそれらの化合
物、または導電性有機化合物もしくは導電性無機物が挙
げられる。これらの導電性物質は、前記無機粒子の表面
の一部に、1種単独でまたは複数種を併用して付着され
ていてもよい。
【0026】前記の導電性金属としては、たとえば、
金、銀、銅、錫、白金、パラジウム、ルテニウム、Fe、
Ni、Co、Ge、Si、Zn、Ti、Mg、Alなどから選ばれる少な
くとも1種の金属を用いることができる。金属として
は、これらの合金を用いることもできる。前記の導電性
金属の化合物としては、前記導電性金属の窒化物を用い
ることができる。
金、銀、銅、錫、白金、パラジウム、ルテニウム、Fe、
Ni、Co、Ge、Si、Zn、Ti、Mg、Alなどから選ばれる少な
くとも1種の金属を用いることができる。金属として
は、これらの合金を用いることもできる。前記の導電性
金属の化合物としては、前記導電性金属の窒化物を用い
ることができる。
【0027】前記の導電性有機化合物としては、TCN
Q(7,7,8,8-テトラシアノキノジメタン)、ポリピロー
ル、ポリアニリン、ポリチオフェンなどから選ばれる少
なくとも1種の化合物を用いることができる。前記の導
電性無機物としては、カーボン、黒鉛などから選ばれる
少なくとも1種のものを用いることができる。
Q(7,7,8,8-テトラシアノキノジメタン)、ポリピロー
ル、ポリアニリン、ポリチオフェンなどから選ばれる少
なくとも1種の化合物を用いることができる。前記の導
電性無機物としては、カーボン、黒鉛などから選ばれる
少なくとも1種のものを用いることができる。
【0028】本発明に用いる誘電体用複合粒子(A-2)
に含有される前記無機粒子(A-1)の割合は、誘電体用
複合粒子の全重量に対して、好ましくは60〜99重量
%、さらに好ましくは65〜95重量%、特に好ましく
は70〜90重量%の量で含まれていることが望まし
い。また、導電性金属もしくはそれらの化合物または導
電性有機化合物もしくは導電性無機物の割合、すなわ
ち、導電性物質の付着量は、誘電体用複合粒子の全重量
に対して、好ましくは1〜40重量%、さらに好ましく
は5〜35重量%、特に好ましくは10〜30重量%の
量で含まれていることが望ましい。
に含有される前記無機粒子(A-1)の割合は、誘電体用
複合粒子の全重量に対して、好ましくは60〜99重量
%、さらに好ましくは65〜95重量%、特に好ましく
は70〜90重量%の量で含まれていることが望まし
い。また、導電性金属もしくはそれらの化合物または導
電性有機化合物もしくは導電性無機物の割合、すなわ
ち、導電性物質の付着量は、誘電体用複合粒子の全重量
に対して、好ましくは1〜40重量%、さらに好ましく
は5〜35重量%、特に好ましくは10〜30重量%の
量で含まれていることが望ましい。
【0029】無機粒子成分の割合が99重量%を超える
と、誘電体にしたときに高い誘電率が得られなくなるこ
とがある。また、無機粒子成分の割合が60重量%未満
の場合には誘電体の絶縁性が悪くなることがある。本発
明に用いる誘電体用複合粒子は、誘電率が100以上で
あり、好ましくは1000以上、さらに好ましくは20
00以上であることが望ましい。
と、誘電体にしたときに高い誘電率が得られなくなるこ
とがある。また、無機粒子成分の割合が60重量%未満
の場合には誘電体の絶縁性が悪くなることがある。本発
明に用いる誘電体用複合粒子は、誘電率が100以上で
あり、好ましくは1000以上、さらに好ましくは20
00以上であることが望ましい。
【0030】また、本発明に用いる誘電体用複合粒子の
平均粒子径は、好ましくは0.1〜5.0μm、さらに
好ましくは0.1〜3.0μm、より好ましくは0.1
〜2.0μm、特に好ましくは0.2〜1.0μmであ
ることが望ましい。平均粒子径が5μmを超えると、膜
厚を薄くした場合に誘電体層の組成が不均一になりやす
くなることがある。なお、誘電体用複合粒子の平均粒径
は、膜厚を薄くしても誘電体層の組成が均一になるよう
にするため、特に2μm以下であることが好ましい。
平均粒子径は、好ましくは0.1〜5.0μm、さらに
好ましくは0.1〜3.0μm、より好ましくは0.1
〜2.0μm、特に好ましくは0.2〜1.0μmであ
ることが望ましい。平均粒子径が5μmを超えると、膜
厚を薄くした場合に誘電体層の組成が不均一になりやす
くなることがある。なお、誘電体用複合粒子の平均粒径
は、膜厚を薄くしても誘電体層の組成が均一になるよう
にするため、特に2μm以下であることが好ましい。
【0031】本発明に用いる誘電体用複合粒子の比表面
積は、好ましくは1〜20m2/g、さらに好ましくは
1.2〜15m2/g、より好ましくは1.5〜10m2
/g、特に好ましくは1.5〜8m2/gであることが
望ましい。比表面積が上記範囲にあると、高誘電率かつ
低誘電正接である誘電体を得ることができる。このよう
な本発明に用いる誘電体用複合粒子は公知の方法を用い
て調製することができ、製法は限定されない。
積は、好ましくは1〜20m2/g、さらに好ましくは
1.2〜15m2/g、より好ましくは1.5〜10m2
/g、特に好ましくは1.5〜8m2/gであることが
望ましい。比表面積が上記範囲にあると、高誘電率かつ
低誘電正接である誘電体を得ることができる。このよう
な本発明に用いる誘電体用複合粒子は公知の方法を用い
て調製することができ、製法は限定されない。
【0032】たとえば、メッキ等により無機粒子の表面
に導電性金属を被膜する場合には、無電解メッキ(化学
メッキ)などにより行うことができる。また、上記のよ
うな平均粒子径の誘電体用複合粒子を得る方法として
は、具体的には、無電解メッキ等により、誘電体用複合
粒子の全重量に対して、1〜40重量%の金属成分(た
とえば銅)が付着した無機粒子からなる誘電体用複合粒
子の中から、分級機によって平均粒度0.1〜10μm
の粉末を採取し、その粉末を純水中で超音波分散して充
分に分散させた後、1〜10容積%の硫酸浴中におい
て、表面のCu分のみを溶出させることによりかかる平
均粒子径の誘電体用複合粒子を得ることができる。
に導電性金属を被膜する場合には、無電解メッキ(化学
メッキ)などにより行うことができる。また、上記のよ
うな平均粒子径の誘電体用複合粒子を得る方法として
は、具体的には、無電解メッキ等により、誘電体用複合
粒子の全重量に対して、1〜40重量%の金属成分(た
とえば銅)が付着した無機粒子からなる誘電体用複合粒
子の中から、分級機によって平均粒度0.1〜10μm
の粉末を採取し、その粉末を純水中で超音波分散して充
分に分散させた後、1〜10容積%の硫酸浴中におい
て、表面のCu分のみを溶出させることによりかかる平
均粒子径の誘電体用複合粒子を得ることができる。
【0033】このような誘電体用複合粒子は、誘電体用
複合粒子と樹脂成分との全量を100重量%としたとき
に、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75〜
95重量%となるように、誘電体形成用組成物に添加さ
れることが望ましい。該誘電体形成組成物において、誘
電体用複合粒子の含有率が70重量%未満であると、樹
脂成分(B)との相対的な関係から誘電体形成用組成物
の誘電率の低下が大きくなることがあり、95重量%を
超えると、形成した誘電体層の強度が低下することがあ
る。
複合粒子と樹脂成分との全量を100重量%としたとき
に、好ましくは70重量%以上、より好ましくは75〜
95重量%となるように、誘電体形成用組成物に添加さ
れることが望ましい。該誘電体形成組成物において、誘
電体用複合粒子の含有率が70重量%未満であると、樹
脂成分(B)との相対的な関係から誘電体形成用組成物
の誘電率の低下が大きくなることがあり、95重量%を
超えると、形成した誘電体層の強度が低下することがあ
る。
【0034】<(B)重合性化合物および重合体の少な
くとも一方からなる樹脂>本発明で用いることができる
樹脂成分(B)は、重合性化合物または重合体の少なく
とも一方からなる。ここで「重合性化合物」とは、重合
性基を有する化合物を指し、完全硬化前の前駆的重合
体、重合性オリゴマー、単量体などを含む化合物を意味
する。また、「重合体」とは、実質的に重合反応が完了
した化合物を意味する。ただし、加熱、湿気などにより
この重合体を誘電層形成後に架橋させることも可能であ
る。
くとも一方からなる樹脂>本発明で用いることができる
樹脂成分(B)は、重合性化合物または重合体の少なく
とも一方からなる。ここで「重合性化合物」とは、重合
性基を有する化合物を指し、完全硬化前の前駆的重合
体、重合性オリゴマー、単量体などを含む化合物を意味
する。また、「重合体」とは、実質的に重合反応が完了
した化合物を意味する。ただし、加熱、湿気などにより
この重合体を誘電層形成後に架橋させることも可能であ
る。
【0035】このような樹脂成分(B)は、無機粒子
(A-1)または誘電体用複合粒子(A-2)と、樹脂成分
との全量を100重量%としたときに、好ましくは30
重量%以下、より好ましくは5〜25重量%となるよう
に、誘電体形成用組成物に添加されることが好ましい。
該誘電体形成用組成物において、樹脂成分の含有率が3
0重量%を超えると、無機粒子(A-1)または誘電体用
複合粒子(A-2)との相対的な関係から誘電体形成用組
成物の誘電率の低下が大きくなることがあり、5重量%
未満であると、形成した誘電体層の強度が低下すること
がある。
(A-1)または誘電体用複合粒子(A-2)と、樹脂成分
との全量を100重量%としたときに、好ましくは30
重量%以下、より好ましくは5〜25重量%となるよう
に、誘電体形成用組成物に添加されることが好ましい。
該誘電体形成用組成物において、樹脂成分の含有率が3
0重量%を超えると、無機粒子(A-1)または誘電体用
複合粒子(A-2)との相対的な関係から誘電体形成用組
成物の誘電率の低下が大きくなることがあり、5重量%
未満であると、形成した誘電体層の強度が低下すること
がある。
【0036】本発明では、誘電体形成用組成物を、誘電
体ペーストとして用いるか、電着用水性分散液にとして
用いるかにより、好ましい樹脂成分が異なるので、以下
に各場合に分けて詳細に説明する。 <(B-1)誘電体ペースト用の樹脂成分>誘電体形成用組成
物を誘電体ペーストとして用いる場合の樹脂成分(B-
1)は、一定条件下に、誘電体ペーストの半導体のプリ
ント配線基板等への接着を損なわなければよく、特に限
定されない。
体ペーストとして用いるか、電着用水性分散液にとして
用いるかにより、好ましい樹脂成分が異なるので、以下
に各場合に分けて詳細に説明する。 <(B-1)誘電体ペースト用の樹脂成分>誘電体形成用組成
物を誘電体ペーストとして用いる場合の樹脂成分(B-
1)は、一定条件下に、誘電体ペーストの半導体のプリ
ント配線基板等への接着を損なわなければよく、特に限
定されない。
【0037】このような樹脂成分(B-1)として重合性
化合物および重合体を単独で、または併用して用いるこ
とができる。重合性化合物または重合体を単独で用いる
場合には、樹脂成分として、ペーストを対象基板等に塗
布印刷後、加熱により硬化させて用いる熱硬化タイプ樹
脂成分を好ましく用いることができる。このような熱硬
化タイプの樹脂成分としては、(b1)重量平均分子量
(ゲルパーミエーション法によるポリスチレン換算の重
量平均分子量をいう。以下同じ)が300〜5,000
の範囲内にあるエポキシ樹脂および/または(b2)一
分子中にエチレン性二重結合およびエポキシ基を有する
化合物(以下「化合物P」ともいう)に由来する構成単
位を有し、かつ重量平均分子量が10,000〜50
0,000の範囲内にあるエポキシ基含有重合体を含む
ものであることが好ましい。
化合物および重合体を単独で、または併用して用いるこ
とができる。重合性化合物または重合体を単独で用いる
場合には、樹脂成分として、ペーストを対象基板等に塗
布印刷後、加熱により硬化させて用いる熱硬化タイプ樹
脂成分を好ましく用いることができる。このような熱硬
化タイプの樹脂成分としては、(b1)重量平均分子量
(ゲルパーミエーション法によるポリスチレン換算の重
量平均分子量をいう。以下同じ)が300〜5,000
の範囲内にあるエポキシ樹脂および/または(b2)一
分子中にエチレン性二重結合およびエポキシ基を有する
化合物(以下「化合物P」ともいう)に由来する構成単
位を有し、かつ重量平均分子量が10,000〜50
0,000の範囲内にあるエポキシ基含有重合体を含む
ものであることが好ましい。
【0038】このうち、前記エポキシ樹脂(b1)およ
びエポキシ基含有共重合体(b2)の双方を含むものが
より好ましい。 ((b1)エポキシ樹脂)前記エポキシ樹脂(b1)とし
ては、1分子中に2個以上のエポキシ基を有することが
好ましく、たとえば、フェノールノボラック型エポキシ
樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、脂環式エポ
キシ樹脂等が挙げられる。
びエポキシ基含有共重合体(b2)の双方を含むものが
より好ましい。 ((b1)エポキシ樹脂)前記エポキシ樹脂(b1)とし
ては、1分子中に2個以上のエポキシ基を有することが
好ましく、たとえば、フェノールノボラック型エポキシ
樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、脂環式エポ
キシ樹脂等が挙げられる。
【0039】これらのエポキシ樹脂のうち、室温(25
℃)〜200℃の範囲内の加熱温度において、1分〜2
4時間の加熱時間で硬化するものが好ましく、100℃
〜180℃の範囲内の加熱温度において、10分〜12
時間の加熱時間で硬化するものがより好ましい。このよ
うな条件で加熱硬化することにより、生産性が向上する
とともに、プリント配線回路基板等に対する加熱の影響
も少なくなる。
℃)〜200℃の範囲内の加熱温度において、1分〜2
4時間の加熱時間で硬化するものが好ましく、100℃
〜180℃の範囲内の加熱温度において、10分〜12
時間の加熱時間で硬化するものがより好ましい。このよ
うな条件で加熱硬化することにより、生産性が向上する
とともに、プリント配線回路基板等に対する加熱の影響
も少なくなる。
【0040】前記エポキシ樹脂(b1)の重量平均分子
量は、300〜5,000の範囲内であることが好まし
く、400〜2,000の範囲内の値であることがより
好ましい。重量平均分子量がこのような範囲にあると、
誘電体形成用組成物における加熱硬化後の機械強度と、
生産性とのバランスをより良好にすることができる。前
記エポキシ樹脂の重量平均分子量が300未満となる
と、加熱硬化後の機械強度が劣ることがある。また、重
量平均分子量が5,000を超えると、誘電体形成用組
成物の調製の際、均一に溶解させるのに時間がかかり生
産性に劣ることがある。
量は、300〜5,000の範囲内であることが好まし
く、400〜2,000の範囲内の値であることがより
好ましい。重量平均分子量がこのような範囲にあると、
誘電体形成用組成物における加熱硬化後の機械強度と、
生産性とのバランスをより良好にすることができる。前
記エポキシ樹脂の重量平均分子量が300未満となる
と、加熱硬化後の機械強度が劣ることがある。また、重
量平均分子量が5,000を超えると、誘電体形成用組
成物の調製の際、均一に溶解させるのに時間がかかり生
産性に劣ることがある。
【0041】前記エポキシ樹脂(b1)の添加量は、無
機粒子(A-1)または誘電体用複合粒子(A-2)100
重量部に対して、1〜20重量部の範囲内の値であるこ
とが好ましく、5〜15重量部の範囲内の値であること
がより好ましい。前記エポキシ樹脂(b1)の添加量が
1重量部未満になると、誘電体形成用組成物の加熱硬化
後の機械強度が不足することがあり、前記エポキシ樹脂
(b1)の添加量が20重量部を超えると、誘電体形成
用組成物の誘電率の低下が大きくなることがある。 ((b2)エポキシ基含有重合体)前記エポキシ基含有
重合体(b2)としては、一分子中にエチレン性二重結
合およびエポキシ基を有する化合物(P)に由来する単
位を有する特定の重量平均分子量の重合体であれば、そ
の種類は特に制限されるものではない。
機粒子(A-1)または誘電体用複合粒子(A-2)100
重量部に対して、1〜20重量部の範囲内の値であるこ
とが好ましく、5〜15重量部の範囲内の値であること
がより好ましい。前記エポキシ樹脂(b1)の添加量が
1重量部未満になると、誘電体形成用組成物の加熱硬化
後の機械強度が不足することがあり、前記エポキシ樹脂
(b1)の添加量が20重量部を超えると、誘電体形成
用組成物の誘電率の低下が大きくなることがある。 ((b2)エポキシ基含有重合体)前記エポキシ基含有
重合体(b2)としては、一分子中にエチレン性二重結
合およびエポキシ基を有する化合物(P)に由来する単
位を有する特定の重量平均分子量の重合体であれば、そ
の種類は特に制限されるものではない。
【0042】このようなエポキシ基含有重合体(b2)
としては、化合物(P)の単独重合体、あるいは化合物
(P)と化合物(P)以外の他の単量体との共重合体で
あることが好ましい。前記化合物(P)としては、たと
えば、エポキシ基含有(メタ)アクリレート類あるいは
エポキシ基含有ビニル化合物が挙げられる。
としては、化合物(P)の単独重合体、あるいは化合物
(P)と化合物(P)以外の他の単量体との共重合体で
あることが好ましい。前記化合物(P)としては、たと
えば、エポキシ基含有(メタ)アクリレート類あるいは
エポキシ基含有ビニル化合物が挙げられる。
【0043】エポキシ基含有(メタ)アクリレートとし
ては、たとえば、(メタ)アクリル酸グリシジル、α−
エチル(メタ)アクリル酸グリシジル、α−n−プロピ
ル(メタ)アクリル酸グリシジル、α−n−ブチル(メ
タ)アクリル酸グリシジル、3,4−エポキシブチル
(メタ)アクリレート、3,4−エポキシヘプチル(メ
タ)アクリレート、α−エチル−6,7−エポキシヘプ
チル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
ては、たとえば、(メタ)アクリル酸グリシジル、α−
エチル(メタ)アクリル酸グリシジル、α−n−プロピ
ル(メタ)アクリル酸グリシジル、α−n−ブチル(メ
タ)アクリル酸グリシジル、3,4−エポキシブチル
(メタ)アクリレート、3,4−エポキシヘプチル(メ
タ)アクリレート、α−エチル−6,7−エポキシヘプ
チル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0044】エポキシ基含有ビニル化合物としては、た
とえば、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジル
エーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m
−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベン
ジルグリシジルエーテル、3−ビニルシクロヘキセンオ
キサイドなどが挙げられる。これらは1種単独で、また
は二種以上を組み合わせて用いることができる。
とえば、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジル
エーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m
−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベン
ジルグリシジルエーテル、3−ビニルシクロヘキセンオ
キサイドなどが挙げられる。これらは1種単独で、また
は二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0045】これらのエポキシ基含有単量体のうちで
は、特に、(メタ)アクリル酸グリシジル、α−エチル
(メタ)アクリル酸グリシジルが好ましい。前記のよう
な化合物(P)に由来する構成単位は、エポキシ基含有
重合体(b2)中に、好ましくは10〜100重量%、
さらに好ましくは20〜100重量%の量で存在するこ
とが望ましい。
は、特に、(メタ)アクリル酸グリシジル、α−エチル
(メタ)アクリル酸グリシジルが好ましい。前記のよう
な化合物(P)に由来する構成単位は、エポキシ基含有
重合体(b2)中に、好ましくは10〜100重量%、
さらに好ましくは20〜100重量%の量で存在するこ
とが望ましい。
【0046】このような化合物(P)に由来する構成単
位が、10重量%未満となると、熱硬化性樹脂との反応
性が著しく低下することがある。また、前記エポキシ基
含有重合体(b2)としては、化合物(P)と、化合物
(P)以外のエポキシ基を含有しないビニル基含有化合
物、(メタ)アクリルアミド化合物、(メタ)アクリル
酸エステル等のモノマーの単独重合体あるいは二種以上
の共重合体も用いることができる。
位が、10重量%未満となると、熱硬化性樹脂との反応
性が著しく低下することがある。また、前記エポキシ基
含有重合体(b2)としては、化合物(P)と、化合物
(P)以外のエポキシ基を含有しないビニル基含有化合
物、(メタ)アクリルアミド化合物、(メタ)アクリル
酸エステル等のモノマーの単独重合体あるいは二種以上
の共重合体も用いることができる。
【0047】このようなエポキシ基を含有しないビニル
基含有化合物としては、たとえば、ヒドロキシスチレ
ン、イソプロペニルフェノール、スチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、クロロスチレン、p−
メトキシスチレン、ビニルピロリドン、ビニルカプロラ
クタム、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙
げられる。
基含有化合物としては、たとえば、ヒドロキシスチレ
ン、イソプロペニルフェノール、スチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、クロロスチレン、p−
メトキシスチレン、ビニルピロリドン、ビニルカプロラ
クタム、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙
げられる。
【0048】(メタ)アクリルアミド化合物としては、
たとえば、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N
−ジメチルアクリルアミド等が挙げられる。さらに、
(メタ)アクリル酸エステルとしては、たとえば、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソ
ボロニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
たとえば、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N
−ジメチルアクリルアミド等が挙げられる。さらに、
(メタ)アクリル酸エステルとしては、たとえば、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソ
ボロニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0049】これらのうちでは、特に、スチレン、アク
リロニトリル、ヒドロキシスチレン、メチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
が好ましい。前記エポキシ基含有重合体(b2)の重量
平均分子量は、10,000〜500,000以内の範
囲内であることが好ましく、さらに好ましくは20,0
00〜400,000、特に好ましくは30,000〜
300,000の範囲内の値であることが望ましい。エ
ポキシ基含有重合体(b2)の重量平均分子量がこのよ
うな範囲にあると、誘電体形成用組成物における加熱時
のだれ防止と、塗布性とのバランスがより良好となる。
リロニトリル、ヒドロキシスチレン、メチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
が好ましい。前記エポキシ基含有重合体(b2)の重量
平均分子量は、10,000〜500,000以内の範
囲内であることが好ましく、さらに好ましくは20,0
00〜400,000、特に好ましくは30,000〜
300,000の範囲内の値であることが望ましい。エ
ポキシ基含有重合体(b2)の重量平均分子量がこのよ
うな範囲にあると、誘電体形成用組成物における加熱時
のだれ防止と、塗布性とのバランスがより良好となる。
【0050】エポキシ基含有重合体(b2)の重量平均
分子量が10,000未満となると、加熱硬化時の粘度
が急激に低下し、充分なだれ防止性が得られず、また硬
化後の接着強度が乏しいことがある。一方、重量平均分
子量が500,000を超えると、誘電体形成用組成物
の粘度が過度に増加し、塗布性が低下することがある。
分子量が10,000未満となると、加熱硬化時の粘度
が急激に低下し、充分なだれ防止性が得られず、また硬
化後の接着強度が乏しいことがある。一方、重量平均分
子量が500,000を超えると、誘電体形成用組成物
の粘度が過度に増加し、塗布性が低下することがある。
【0051】前記エポキシ基含有重合体(b2)の合成
方法は特に制限されるものではないが、たとえば、ラジ
カル発生剤を添加して、前記化合物(P)と、必要に応
じて前記他の単量体とをラジカル重合することにより得
ることができる。このようなラジカル発生剤としては、
たとえば、ジアシルパーオキサイド類、ケトンパーオキ
サイド類、ハイドロパーオキサイド類、ジアルキルパー
オキサイド類、パーオキシエステル類、アゾ系化合物、
過硫酸塩を単独または二種以上の組み合わせて用いるこ
とができる。より具体的には、たとえば、過酸化ベンゾ
イル、ラウリルパーオキサイド、2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉
草酸)などが挙げられる。
方法は特に制限されるものではないが、たとえば、ラジ
カル発生剤を添加して、前記化合物(P)と、必要に応
じて前記他の単量体とをラジカル重合することにより得
ることができる。このようなラジカル発生剤としては、
たとえば、ジアシルパーオキサイド類、ケトンパーオキ
サイド類、ハイドロパーオキサイド類、ジアルキルパー
オキサイド類、パーオキシエステル類、アゾ系化合物、
過硫酸塩を単独または二種以上の組み合わせて用いるこ
とができる。より具体的には、たとえば、過酸化ベンゾ
イル、ラウリルパーオキサイド、2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉
草酸)などが挙げられる。
【0052】また、必要に応じて亜硫酸水素ナトリウ
ム、ピロ亜硫酸ナトリウムなどの無機還元剤、ナフテン
酸コバルト、ジメチルアニリンなどの有機還元剤を併用
することも好ましい。このように組み合わせて使用する
ことにより、ラジカル反応をより短時間に行わせること
ができる。さらに、ヨウ素含有フッ素化合物を、1種単
独で、または前記有機過酸化物、アゾ系化合物もしくは
過硫酸塩と併用して用いることもできる。
ム、ピロ亜硫酸ナトリウムなどの無機還元剤、ナフテン
酸コバルト、ジメチルアニリンなどの有機還元剤を併用
することも好ましい。このように組み合わせて使用する
ことにより、ラジカル反応をより短時間に行わせること
ができる。さらに、ヨウ素含有フッ素化合物を、1種単
独で、または前記有機過酸化物、アゾ系化合物もしくは
過硫酸塩と併用して用いることもできる。
【0053】なお、ラジカル発生剤の添加量は、たとえ
ば、化合物(P)を含む単量体100重量部に対して、
0.1〜10重量部の範囲内の値であることが好まし
い。また、前記エポキシ基含有重合体(b2)を合成す
る際に、連鎖移動剤を添加することも好ましい。連鎖移
動剤を使用することにより、前記エポキシ基含有重合体
(b2)の重量平均分子量の調整がより容易となる。
ば、化合物(P)を含む単量体100重量部に対して、
0.1〜10重量部の範囲内の値であることが好まし
い。また、前記エポキシ基含有重合体(b2)を合成す
る際に、連鎖移動剤を添加することも好ましい。連鎖移
動剤を使用することにより、前記エポキシ基含有重合体
(b2)の重量平均分子量の調整がより容易となる。
【0054】このような連鎖移動剤としては、たとえ
ば、四塩化炭素、クロロホルム、および四臭化炭素等の
ハロゲン化炭化水素類、n−ヘキシルメルカプタン、n
−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、
t−ドデシルメルカプタン、チオグリコール類、チオプ
ロピオン酸等のメルカプタン類、ジメチルキサントンゲ
ンジサルファイド、ジイソプロピルキサントンゲンジサ
ルファイド等のキサントンゲン類、テルピノーレン、α
−メチルスチレンダイマー等が挙げられる。
ば、四塩化炭素、クロロホルム、および四臭化炭素等の
ハロゲン化炭化水素類、n−ヘキシルメルカプタン、n
−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、
t−ドデシルメルカプタン、チオグリコール類、チオプ
ロピオン酸等のメルカプタン類、ジメチルキサントンゲ
ンジサルファイド、ジイソプロピルキサントンゲンジサ
ルファイド等のキサントンゲン類、テルピノーレン、α
−メチルスチレンダイマー等が挙げられる。
【0055】また、前記ラジカル重合を行う際は、ジオ
キサン、THFなどの非プロトン性極性溶媒、酢酸エチ
ルなどのエステル類、メチルエチルケトンなどのケトン
類等の溶媒中で行うことが望ましい。前記エポキシ基含
有重合体(b2)の添加量は、たとえば、無機粒子(A-
1)または誘電体用複合粒子(A-2)100重量部に対
して、好ましくは1〜15重量部、さらに好ましくは2
〜10重量部の範囲内の値であることが望ましい。添加
量がこのような範囲にあると、誘電体形成用組成物にお
ける加熱硬化時のだれ防止と、誘電性とのバランスをよ
り良好とすることができる。
キサン、THFなどの非プロトン性極性溶媒、酢酸エチ
ルなどのエステル類、メチルエチルケトンなどのケトン
類等の溶媒中で行うことが望ましい。前記エポキシ基含
有重合体(b2)の添加量は、たとえば、無機粒子(A-
1)または誘電体用複合粒子(A-2)100重量部に対
して、好ましくは1〜15重量部、さらに好ましくは2
〜10重量部の範囲内の値であることが望ましい。添加
量がこのような範囲にあると、誘電体形成用組成物にお
ける加熱硬化時のだれ防止と、誘電性とのバランスをよ
り良好とすることができる。
【0056】前記エポキシ基含有重合体(b2)の添加
量が1重量部未満となると、誘電体形成用組成物におけ
る加熱硬化時のだれ防止効果が発揮されないことがあ
る。また、前記エポキシ基含有重合体(b2)の添加量
が15重量部を超えると、相対的に無機粒子(A-1)ま
たは誘電体用複合粒子(A-2)の添加割合が減少して、
得られる誘電体の誘電性が低下する場合がある。
量が1重量部未満となると、誘電体形成用組成物におけ
る加熱硬化時のだれ防止効果が発揮されないことがあ
る。また、前記エポキシ基含有重合体(b2)の添加量
が15重量部を超えると、相対的に無機粒子(A-1)ま
たは誘電体用複合粒子(A-2)の添加割合が減少して、
得られる誘電体の誘電性が低下する場合がある。
【0057】さらに、重合性化合物と重合体のいずれも
樹脂成分(B-1)として併用する場合には、重合性化合
物が熱硬化性樹脂、重合体が熱可塑性樹脂であることが
好ましい。このような組み合わせで樹脂を併用すると、
加熱に伴う樹脂成分の僅かな収縮を低減させることがで
き、回路基板上に位置精度に優れた誘電体層を得ること
ができる。
樹脂成分(B-1)として併用する場合には、重合性化合
物が熱硬化性樹脂、重合体が熱可塑性樹脂であることが
好ましい。このような組み合わせで樹脂を併用すると、
加熱に伴う樹脂成分の僅かな収縮を低減させることがで
き、回路基板上に位置精度に優れた誘電体層を得ること
ができる。
【0058】このような熱硬化性樹脂としては、たとえ
ば、前述した熱硬化タイプの樹脂成分(b1)(b2)が
挙げられ、熱可塑性樹脂としては、たとえばアクリル系
樹脂が挙げられる。これらの熱硬化性樹脂と熱可塑性樹
脂を併用する場合には、熱硬化性樹脂100重量部に対
して、熱可塑性樹脂が好ましくは10〜200重量部、
より好ましくは50〜150重量部となるように添加す
ることが望ましい。熱可塑性樹脂の添加量が10重量部
未満であると、添加効果が得られ難いことがあり、20
0重量部を超えると、誘電体形成用組成物の加熱硬化後
の機械強度が不足することがある。
ば、前述した熱硬化タイプの樹脂成分(b1)(b2)が
挙げられ、熱可塑性樹脂としては、たとえばアクリル系
樹脂が挙げられる。これらの熱硬化性樹脂と熱可塑性樹
脂を併用する場合には、熱硬化性樹脂100重量部に対
して、熱可塑性樹脂が好ましくは10〜200重量部、
より好ましくは50〜150重量部となるように添加す
ることが望ましい。熱可塑性樹脂の添加量が10重量部
未満であると、添加効果が得られ難いことがあり、20
0重量部を超えると、誘電体形成用組成物の加熱硬化後
の機械強度が不足することがある。
【0059】<(B-2)電着用水性分散液に用いる樹脂成
分>本発明に用いる誘電体形成用組成物を、電着用水性
分散液として用いる場合には、樹脂成分(B-2)は、ポリ
イミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、フッ素系樹脂およびシリコン系樹脂か
ら選択される一種または二種以上からなることが好まし
い。また、これらの樹脂に加えてさらに他の成分を含ん
でもよい。さらに、これらの樹脂は互いに、あるいは他
の成分と化学的に結合されていてもよい。
分>本発明に用いる誘電体形成用組成物を、電着用水性
分散液として用いる場合には、樹脂成分(B-2)は、ポリ
イミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、フッ素系樹脂およびシリコン系樹脂か
ら選択される一種または二種以上からなることが好まし
い。また、これらの樹脂に加えてさらに他の成分を含ん
でもよい。さらに、これらの樹脂は互いに、あるいは他
の成分と化学的に結合されていてもよい。
【0060】このような樹脂成分(B-2)は、電着用水性
分散液中では、粒子形状の有機粒子であることが好まし
い。重合性化合物および重合体の少なくとも一方からな
る樹脂成分である該有機粒子の表面は、電着を可能とす
るために電荷を有することが好ましく、この表面電荷は
アニオン型でもカチオン型でもよいが、電着時の電極酸
化を防止するためにはカチオン型であることが好まし
い。
分散液中では、粒子形状の有機粒子であることが好まし
い。重合性化合物および重合体の少なくとも一方からな
る樹脂成分である該有機粒子の表面は、電着を可能とす
るために電荷を有することが好ましく、この表面電荷は
アニオン型でもカチオン型でもよいが、電着時の電極酸
化を防止するためにはカチオン型であることが好まし
い。
【0061】このうち、本発明においては、電着により
機械的特性、化学的特性および電気的特性に優れた高誘
電率の誘電体層を形成できることから、ポリイミド系樹
脂を主成分とする有機粒子を用いることが特に好まし
い。なお、「ポリイミド系樹脂」とは、前述の通り、た
とえば、電着後の加熱などにより硬化可能な前駆的重合
体(たとえばポリアミック酸など)、ポリイミド系樹脂
の形成に用いられる単量体、オリゴマー、ポリイミド樹
脂の形成に用いられる単量体と他の単量体との共重合体
樹脂またはその前駆的重合体、ポリイミド樹脂またはそ
の前駆的重合体と他の化合物との反応物などをも含むこ
とを意味している。
機械的特性、化学的特性および電気的特性に優れた高誘
電率の誘電体層を形成できることから、ポリイミド系樹
脂を主成分とする有機粒子を用いることが特に好まし
い。なお、「ポリイミド系樹脂」とは、前述の通り、た
とえば、電着後の加熱などにより硬化可能な前駆的重合
体(たとえばポリアミック酸など)、ポリイミド系樹脂
の形成に用いられる単量体、オリゴマー、ポリイミド樹
脂の形成に用いられる単量体と他の単量体との共重合体
樹脂またはその前駆的重合体、ポリイミド樹脂またはそ
の前駆的重合体と他の化合物との反応物などをも含むこ
とを意味している。
【0062】<(C)充填剤>本発明に用いる誘電体形
成用組成物は、(A-1)無機粒子または(A-2)誘電体
用複合粒子および(B)樹脂成分の他に、さらに、
(C)充填剤を含有することができる。このような充填
剤として、誘電率を向上させる添加剤としては、アセチ
レンブラック、ケッチェンブラックなどのカーボン微
粉、黒鉛微粉などの導電性微粒子、炭化ケイ素微粉など
の半導体性の微粒子などが挙げられる。これらの誘電率
向上用の充填剤を添加する場合には、無機粒子または誘
電体用複合粒子に対し、好ましくは0.1〜10重量
%、さらに好ましくは0.5〜10重量%、特に好まし
くは1〜5重量%の量を使用することが望ましい。
成用組成物は、(A-1)無機粒子または(A-2)誘電体
用複合粒子および(B)樹脂成分の他に、さらに、
(C)充填剤を含有することができる。このような充填
剤として、誘電率を向上させる添加剤としては、アセチ
レンブラック、ケッチェンブラックなどのカーボン微
粉、黒鉛微粉などの導電性微粒子、炭化ケイ素微粉など
の半導体性の微粒子などが挙げられる。これらの誘電率
向上用の充填剤を添加する場合には、無機粒子または誘
電体用複合粒子に対し、好ましくは0.1〜10重量
%、さらに好ましくは0.5〜10重量%、特に好まし
くは1〜5重量%の量を使用することが望ましい。
【0063】<(D)添加剤>本発明に用いる誘電体形
成用組成物は、前記以外の化合物として、さらに、硬化
剤、ガラス粉末、カップリング剤、高分子添加剤、反応
性希釈剤、重合禁止剤、重合開始助剤、レベリング剤、
濡れ性改良剤、界面活性剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、無機充填剤、防カビ剤、調湿
剤、染料溶解剤、緩衝溶液、キレート剤、難燃化剤等の
添加剤を含んでいてもよい。これらの添加剤は、1種単
独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
成用組成物は、前記以外の化合物として、さらに、硬化
剤、ガラス粉末、カップリング剤、高分子添加剤、反応
性希釈剤、重合禁止剤、重合開始助剤、レベリング剤、
濡れ性改良剤、界面活性剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、無機充填剤、防カビ剤、調湿
剤、染料溶解剤、緩衝溶液、キレート剤、難燃化剤等の
添加剤を含んでいてもよい。これらの添加剤は、1種単
独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
【0064】((d1)硬化剤)本発明において、熱硬
化タイプの樹脂成分を硬化する際には、硬化剤を添加す
ることが好ましい。このような硬化剤としては、種類は
特に制限されるものではないが、たとえば、エポキシ樹
脂の硬化剤として、アミン類、ジシアンジアミド、二塩
基酸ジヒドラジド、イミダゾール類などが挙げられる。
化タイプの樹脂成分を硬化する際には、硬化剤を添加す
ることが好ましい。このような硬化剤としては、種類は
特に制限されるものではないが、たとえば、エポキシ樹
脂の硬化剤として、アミン類、ジシアンジアミド、二塩
基酸ジヒドラジド、イミダゾール類などが挙げられる。
【0065】このような硬化剤を添加することにより、
エポキシ樹脂の熱硬化を効率的に行うことができる。ま
た、硬化剤の添加量についても、特に制限されるもので
はないが、たとえば、熱硬化タイプ樹脂成分100重量
部に対して、硬化剤の添加量は1〜30重量部の範囲内
であることが好ましい。
エポキシ樹脂の熱硬化を効率的に行うことができる。ま
た、硬化剤の添加量についても、特に制限されるもので
はないが、たとえば、熱硬化タイプ樹脂成分100重量
部に対して、硬化剤の添加量は1〜30重量部の範囲内
であることが好ましい。
【0066】硬化剤の使用量が1重量部未満であると、
たとえば、エポキシ樹脂に対する硬化性が著しく低下す
ることがある。一方、硬化剤の使用量が30重量部を超
えると、反応性を制御することが困難となり、エポキシ
樹脂における保存安定性が低下することがある。前記熱
硬化タイプの樹脂成分を使用するときは、必要に応じ
て、硬化促進剤を使用することもできる。このような硬
化促進剤の種類は、特に制限されるものではないが、た
とえば、有機ボロン、三級アミン類、イミダゾールおよ
びこれらの塩等が挙げられる。これらは、特にエポキシ
樹脂の硬化促進剤として好ましい。
たとえば、エポキシ樹脂に対する硬化性が著しく低下す
ることがある。一方、硬化剤の使用量が30重量部を超
えると、反応性を制御することが困難となり、エポキシ
樹脂における保存安定性が低下することがある。前記熱
硬化タイプの樹脂成分を使用するときは、必要に応じ
て、硬化促進剤を使用することもできる。このような硬
化促進剤の種類は、特に制限されるものではないが、た
とえば、有機ボロン、三級アミン類、イミダゾールおよ
びこれらの塩等が挙げられる。これらは、特にエポキシ
樹脂の硬化促進剤として好ましい。
【0067】このような硬化促進剤を使用する場合、そ
の使用量は、樹脂成分100重量部に対して、好ましく
は0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜5重
量部の範囲にあることが望ましい。 ((d2)カップリング剤)本発明に用いる誘電体形成
用組成物は、カップリング剤を含有していてもよい。カ
ップリング剤を含有することにより、プリント配線基板
等の基材に対する塗布性が向上するとともに、耐湿性が
著しく向上するため、長期間にわたって、優れた密着力
等を得ることができる。
の使用量は、樹脂成分100重量部に対して、好ましく
は0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜5重
量部の範囲にあることが望ましい。 ((d2)カップリング剤)本発明に用いる誘電体形成
用組成物は、カップリング剤を含有していてもよい。カ
ップリング剤を含有することにより、プリント配線基板
等の基材に対する塗布性が向上するとともに、耐湿性が
著しく向上するため、長期間にわたって、優れた密着力
等を得ることができる。
【0068】このようなカップリング剤としては、シラ
ン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、
チタネート系カップリング剤およびジルコネート系カッ
プリング剤から選択される少なくとも一つのカップリン
グ剤が挙げられる。これらのカップリング剤のうちで
は、比較的少量の添加で優れた耐湿性の向上効果等が得
られることから、シラン系カップリング剤が好ましい。
ン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、
チタネート系カップリング剤およびジルコネート系カッ
プリング剤から選択される少なくとも一つのカップリン
グ剤が挙げられる。これらのカップリング剤のうちで
は、比較的少量の添加で優れた耐湿性の向上効果等が得
られることから、シラン系カップリング剤が好ましい。
【0069】また、シラン系カップリング剤の種類につ
いても、特に制限されるものではないが、たとえば、γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチルメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、n
−デシルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらは
一種単独で、または二種以上を組み合わせて用いること
ができる。
いても、特に制限されるものではないが、たとえば、γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチルメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、n
−デシルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらは
一種単独で、または二種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0070】カップリング剤の添加量は、樹脂成分10
0重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部、さ
らに好ましくは0.5〜5重量部の範囲内であることが
望ましい。添加量が0.1重量部未満となると、添加効
果が発揮されないことがある。一方、添加量が10重量
部を超えると、カップリング剤が自己縮合し、誘電体形
成用組成物の保存安定性が低下することがある。
0重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部、さ
らに好ましくは0.5〜5重量部の範囲内であることが
望ましい。添加量が0.1重量部未満となると、添加効
果が発揮されないことがある。一方、添加量が10重量
部を超えると、カップリング剤が自己縮合し、誘電体形
成用組成物の保存安定性が低下することがある。
【0071】<(E)有機溶剤>本発明に用いる誘電体
ペーストは、必要に応じ、有機溶剤(E)を含むことがで
きる。すなわち、誘電体形成用組成物がペースト状の場
合にはそのままで誘電体ペーストとして用いることがで
き、また、樹脂成分を有機溶剤に溶解させるとともに、
これに無機粒子(A-1)または誘電体用複合粒子(A-
2)を分散させて、ペースト状にして用いることもでき
る。
ペーストは、必要に応じ、有機溶剤(E)を含むことがで
きる。すなわち、誘電体形成用組成物がペースト状の場
合にはそのままで誘電体ペーストとして用いることがで
き、また、樹脂成分を有機溶剤に溶解させるとともに、
これに無機粒子(A-1)または誘電体用複合粒子(A-
2)を分散させて、ペースト状にして用いることもでき
る。
【0072】溶剤は公知の有機溶剤を用いることがで
き、特に制限されるものではないが、例えば、エチレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレング
リコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロ
ピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;
プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレング
リコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプ
ロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテ
ル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル類;プ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、
プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等
のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテー
ト類;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソ
ルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等の
カルビトール類;エチルカルビト−ルアセテート、ブチ
ルカルビトールアセテート等のカルビトールアセテート
類;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−プロピル、乳酸
イソプロピル等の乳酸エステル類;酢酸エチル、酢酸n
−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸
イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、プロピ
オン酸イソプロピル、プロピオン酸n−ブチル、プロピ
オン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;3
−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオ
ン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エ
トキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビ
ン酸エチル等の他のエステル類;トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類;2−ヘプタノン、3−ヘプタノ
ン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン類;
N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等のアミド類;γ−ブチロラクン等のラクトン類を挙げ
ることができる。これらの溶剤は、一種単独で使用する
ことも好ましいが、あるいは二種以上を混合して使用す
ることも好ましい。このような有機溶剤の使用量は、得
られる誘電体ペーストの粘度が後述する範囲となるよう
有機溶剤の種類等に応じ適宜定めればよく、限定されな
いが、誘電体形成用組成物に対して、好ましくは1〜5
0重量部、さらに好ましくは3〜30重量部の量である
ことが望ましい。
き、特に制限されるものではないが、例えば、エチレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレング
リコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロ
ピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;
プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレング
リコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプ
ロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテ
ル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル類;プ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、
プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等
のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテー
ト類;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソ
ルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等の
カルビトール類;エチルカルビト−ルアセテート、ブチ
ルカルビトールアセテート等のカルビトールアセテート
類;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−プロピル、乳酸
イソプロピル等の乳酸エステル類;酢酸エチル、酢酸n
−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸
イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、プロピ
オン酸イソプロピル、プロピオン酸n−ブチル、プロピ
オン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;3
−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオ
ン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エ
トキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビ
ン酸エチル等の他のエステル類;トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類;2−ヘプタノン、3−ヘプタノ
ン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン類;
N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等のアミド類;γ−ブチロラクン等のラクトン類を挙げ
ることができる。これらの溶剤は、一種単独で使用する
ことも好ましいが、あるいは二種以上を混合して使用す
ることも好ましい。このような有機溶剤の使用量は、得
られる誘電体ペーストの粘度が後述する範囲となるよう
有機溶剤の種類等に応じ適宜定めればよく、限定されな
いが、誘電体形成用組成物に対して、好ましくは1〜5
0重量部、さらに好ましくは3〜30重量部の量である
ことが望ましい。
【0073】<(F)水性媒体>誘電体形成用組成物と
して、電着用水性分散液を用いる場合には、水性媒体を
含有することができる。なお、本明細書において「水性
媒体」とは水を含有する媒体を意味し、この水性媒体中
における水の含有率は通常、1重量%以上、好ましく
は、5重量%以上であることが望ましい。必要に応じ
て、水と共に使用される他の媒体としては、たとえば、
前記ポリアミック酸、ポリイミドの合成に使用される非
プロトン性極性溶媒、エステル類、ケトン類、フェノー
ル類、アルコール類などが挙げられる。
して、電着用水性分散液を用いる場合には、水性媒体を
含有することができる。なお、本明細書において「水性
媒体」とは水を含有する媒体を意味し、この水性媒体中
における水の含有率は通常、1重量%以上、好ましく
は、5重量%以上であることが望ましい。必要に応じ
て、水と共に使用される他の媒体としては、たとえば、
前記ポリアミック酸、ポリイミドの合成に使用される非
プロトン性極性溶媒、エステル類、ケトン類、フェノー
ル類、アルコール類などが挙げられる。
【0074】[誘電体層の形成方法]本発明の導電性箔
付き誘電体層は、前記誘電体形成用組成物から形成され
た誘電体層を導電性箔上に設けてなる。このような誘電
体層は、導電性箔上に誘電体形成用組成物を塗布あるい
は電着して乾燥後、必要に応じて接着層を塗布、乾燥し
た後に300℃以下の温度で加熱して得ることができ、
加熱温度は、好ましくは100〜300℃、さらに好ま
しくは150〜280℃あることが望ましい。
付き誘電体層は、前記誘電体形成用組成物から形成され
た誘電体層を導電性箔上に設けてなる。このような誘電
体層は、導電性箔上に誘電体形成用組成物を塗布あるい
は電着して乾燥後、必要に応じて接着層を塗布、乾燥し
た後に300℃以下の温度で加熱して得ることができ、
加熱温度は、好ましくは100〜300℃、さらに好ま
しくは150〜280℃あることが望ましい。
【0075】以下に、導電性箔付き誘電層を形成する方
法について、誘電体形成用組成物として誘電体ペースト
を用いる場合と電着用水性分散液を用いる場合とに分け
て、さらに詳しく説明する。 (1)誘電体ペーストを用いて誘電体層を形成する場合 <誘電体ペーストの調製>誘電体ペーストは、無機粒子
(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)と、樹脂成
分(B)と、必要に応じて充填剤(C)、添加剤
(D)、有機溶剤(E)などを、混合機等を用いて均一
に混合撹拌して調製することができる。なお、樹脂成分
としては、前記樹脂成分(B-1)を用いることが好まし
い。
法について、誘電体形成用組成物として誘電体ペースト
を用いる場合と電着用水性分散液を用いる場合とに分け
て、さらに詳しく説明する。 (1)誘電体ペーストを用いて誘電体層を形成する場合 <誘電体ペーストの調製>誘電体ペーストは、無機粒子
(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)と、樹脂成
分(B)と、必要に応じて充填剤(C)、添加剤
(D)、有機溶剤(E)などを、混合機等を用いて均一
に混合撹拌して調製することができる。なお、樹脂成分
としては、前記樹脂成分(B-1)を用いることが好まし
い。
【0076】このような混合撹拌に用いる混合機として
は、ボールミル、プロペラミキサー、ハイシェアミキサ
ー、撹拌脱泡装置、三本ロール、Vブレンダー、ニーダ
ー、マイクロフルイダイザー等が挙げられる。また、誘
電体ペーストを構成する材料を混合するに際して、混合
機内の温度が上昇する場合がある。その場合には、冷却
装置等を用いて、たとえば60℃以内の温度に保持する
ことが好ましい。混合機内の温度が60℃を超えると、
樹脂成分の一部が反応して、硬化することがある。
は、ボールミル、プロペラミキサー、ハイシェアミキサ
ー、撹拌脱泡装置、三本ロール、Vブレンダー、ニーダ
ー、マイクロフルイダイザー等が挙げられる。また、誘
電体ペーストを構成する材料を混合するに際して、混合
機内の温度が上昇する場合がある。その場合には、冷却
装置等を用いて、たとえば60℃以内の温度に保持する
ことが好ましい。混合機内の温度が60℃を超えると、
樹脂成分の一部が反応して、硬化することがある。
【0077】また、このような組成物の混練調製により
得られる、誘電体ペーストの粘度は、1,000〜1,
000,000mPa・s(測定温度25℃、以下同様
である。)の範囲内の値に調整されることが好ましい。
誘電体ペーストの粘度が1,000mPa・s未満であ
ると、誘電体用複合粒子が沈降したり、塗布した際に、
だれが生じやすくなることがある。一方、粘度が1,0
00,000mPa・sを超えると、均一に塗布するこ
とが困難となることがある。
得られる、誘電体ペーストの粘度は、1,000〜1,
000,000mPa・s(測定温度25℃、以下同様
である。)の範囲内の値に調整されることが好ましい。
誘電体ペーストの粘度が1,000mPa・s未満であ
ると、誘電体用複合粒子が沈降したり、塗布した際に、
だれが生じやすくなることがある。一方、粘度が1,0
00,000mPa・sを超えると、均一に塗布するこ
とが困難となることがある。
【0078】誘電体ペーストの粘度は、さらに好ましく
は10,000〜600,000mPa・s、特に好ま
しくは30,000〜400,000mPa・sの範囲
内の値であることが望ましい。粘度がこのような範囲に
あると、誘電体ペーストの塗布性や、誘電体用複合粒子
の分散性がより良好となる。 <誘電体ペーストを用いた誘電体層の形成方法>前記誘
電体ペーストを用いて誘電層を形成するには、たとえ
ば、スクリーン印刷などの印刷法により、誘電体ペース
トをプリント配線基板等上に印刷し、オーブン等を用い
て、加熱することにより、誘電体形成用組成物を硬化あ
るいは焼成させ、バンプ、回路基板のパターンが形成さ
れた誘電体層を得ることができる。
は10,000〜600,000mPa・s、特に好ま
しくは30,000〜400,000mPa・sの範囲
内の値であることが望ましい。粘度がこのような範囲に
あると、誘電体ペーストの塗布性や、誘電体用複合粒子
の分散性がより良好となる。 <誘電体ペーストを用いた誘電体層の形成方法>前記誘
電体ペーストを用いて誘電層を形成するには、たとえ
ば、スクリーン印刷などの印刷法により、誘電体ペース
トをプリント配線基板等上に印刷し、オーブン等を用い
て、加熱することにより、誘電体形成用組成物を硬化あ
るいは焼成させ、バンプ、回路基板のパターンが形成さ
れた誘電体層を得ることができる。
【0079】具体的には、前記誘電体形成用組成物を、
導電性箔に塗布して乾燥後、300℃以下の温度で加熱
することで誘電体層を得ることができ、加熱温度は、好
ましくは100〜300℃、さらに好ましくは150〜
280℃あることが望ましい。加熱時間は、好ましくは
1分〜24時間、さらに好ましくは10分〜12時間の
範囲で行うことが望ましい。
導電性箔に塗布して乾燥後、300℃以下の温度で加熱
することで誘電体層を得ることができ、加熱温度は、好
ましくは100〜300℃、さらに好ましくは150〜
280℃あることが望ましい。加熱時間は、好ましくは
1分〜24時間、さらに好ましくは10分〜12時間の
範囲で行うことが望ましい。
【0080】誘電体形成用組成物を加熱して硬化あるい
は焼結する場合、加熱方法としては、たとえば、オーブ
ン、赤外線ランプ、ホットプレート等により加熱するこ
とができる。 (2)電着用水性分散液を用いて誘電体層を形成する場
合 <電着用水性分散液の調製>本発明で用いる伝着用水性
分散液は、無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子
(A-2)と、樹脂成分(B)と、必要に応じて充填剤
(C)、添加剤(D)、水性媒体(F)などを含有する
ことができる。なお、樹脂成分としては、前記樹脂成分
(B-2)を用いることが好ましい。
は焼結する場合、加熱方法としては、たとえば、オーブ
ン、赤外線ランプ、ホットプレート等により加熱するこ
とができる。 (2)電着用水性分散液を用いて誘電体層を形成する場
合 <電着用水性分散液の調製>本発明で用いる伝着用水性
分散液は、無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子
(A-2)と、樹脂成分(B)と、必要に応じて充填剤
(C)、添加剤(D)、水性媒体(F)などを含有する
ことができる。なお、樹脂成分としては、前記樹脂成分
(B-2)を用いることが好ましい。
【0081】このような電着用水性分散液は、通常、樹
脂成分(B-2)の有機粒子が水性媒体(F)に分散した水
性エマルジョンを調製し、この水性エマルジョンと無機
粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)とを混
合して得られる。そこでまず、水性エマルジョンについ
て説明する。なお、水性媒体の意味は上記と同様であ
る。
脂成分(B-2)の有機粒子が水性媒体(F)に分散した水
性エマルジョンを調製し、この水性エマルジョンと無機
粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)とを混
合して得られる。そこでまず、水性エマルジョンについ
て説明する。なお、水性媒体の意味は上記と同様であ
る。
【0082】(水性エマルジョンの調製)水性エマルジ
ョンは、水性媒体(F)として、水とともに、必要に応
じて、他の媒体を含有することができる。必要に応じ
て、水と共に使用される他の媒体としては、たとえば、
前記ポリアミック酸、ポリイミドの合成に使用される非
プロトン性極性溶媒、エステル類、ケトン類、フェノー
ル類、アルコール類などが挙げられる。
ョンは、水性媒体(F)として、水とともに、必要に応
じて、他の媒体を含有することができる。必要に応じ
て、水と共に使用される他の媒体としては、たとえば、
前記ポリアミック酸、ポリイミドの合成に使用される非
プロトン性極性溶媒、エステル類、ケトン類、フェノー
ル類、アルコール類などが挙げられる。
【0083】以下、主としてポリイミド系樹脂からから
なる有機粒子の水性エマルジョン(以下、「ポリイミド
系樹脂エマルジョン」という。)、主としてエポキシ系
樹脂からなる有機粒子の水性エマルジョン(以下、「エ
ポキシ系樹脂エマルジョン」という。)、主としてアク
リル系樹脂からなる有機粒子の水性エマルジョン(以
下、「アクリル系樹脂エマルジョン」という。)、主と
してポリエステル系樹脂からなる有機粒子の水性エマル
ジョン(以下、「ポリエステル系樹脂エマルジョン」と
いう。)、主としてフッ素系樹脂からなる有機粒子の水
性エマルジョン(以下、「フッ素系樹脂エマルジョン」
という。)および主としてシリコン系樹脂からなる有機
粒子の水性エマルジョン(以下、「シリコン系樹脂エマ
ルジョン」という。)の製造方法について説明する。 (i)ポリイミド系樹脂エマルジョンの製造方法 本発明で用いられる前記有機粒子がポリイミド系樹脂か
らなる場合には、機械的特性、化学的特性および電気的
特性に優れたポリイミド系の高誘電率の誘電体層を形成
できる。このようなポリイミド系誘電体層を電着により
作製する方法としては下記の二種類の方法を好ましく用
いることができる。
なる有機粒子の水性エマルジョン(以下、「ポリイミド
系樹脂エマルジョン」という。)、主としてエポキシ系
樹脂からなる有機粒子の水性エマルジョン(以下、「エ
ポキシ系樹脂エマルジョン」という。)、主としてアク
リル系樹脂からなる有機粒子の水性エマルジョン(以
下、「アクリル系樹脂エマルジョン」という。)、主と
してポリエステル系樹脂からなる有機粒子の水性エマル
ジョン(以下、「ポリエステル系樹脂エマルジョン」と
いう。)、主としてフッ素系樹脂からなる有機粒子の水
性エマルジョン(以下、「フッ素系樹脂エマルジョン」
という。)および主としてシリコン系樹脂からなる有機
粒子の水性エマルジョン(以下、「シリコン系樹脂エマ
ルジョン」という。)の製造方法について説明する。 (i)ポリイミド系樹脂エマルジョンの製造方法 本発明で用いられる前記有機粒子がポリイミド系樹脂か
らなる場合には、機械的特性、化学的特性および電気的
特性に優れたポリイミド系の高誘電率の誘電体層を形成
できる。このようなポリイミド系誘電体層を電着により
作製する方法としては下記の二種類の方法を好ましく用
いることができる。
【0084】(G)有機溶媒可溶性のポリイミドと、
(H)親水性ポリマーとからなる有機粒子を含むポリイ
ミド系樹脂エマルジョンを電着液として、この有機粒子
を電着する方法。 (I)ポリアミック酸と、(J)疎水性化合物とから
なる有機粒子を含むポリイミド系樹脂エマルジョンを電
着液としてこの有機粒子を電着し、電着されたポリアミ
ック酸を加熱により脱水閉環する方法。
(H)親水性ポリマーとからなる有機粒子を含むポリイ
ミド系樹脂エマルジョンを電着液として、この有機粒子
を電着する方法。 (I)ポリアミック酸と、(J)疎水性化合物とから
なる有機粒子を含むポリイミド系樹脂エマルジョンを電
着液としてこの有機粒子を電着し、電着されたポリアミ
ック酸を加熱により脱水閉環する方法。
【0085】これらの方法において使用するポリイミド
系樹脂エマルジョンを製造する方法としては、前記の
方法については特開平11−49951公報に記載の方
法が、また前記の方法について特開平11−6094
7号公報に記載の方法を用いることができる。前記の
方法において使用するポリイミド系樹脂エマルジョンの
製造方法についてさらに詳しく説明する。
系樹脂エマルジョンを製造する方法としては、前記の
方法については特開平11−49951公報に記載の方
法が、また前記の方法について特開平11−6094
7号公報に記載の方法を用いることができる。前記の
方法において使用するポリイミド系樹脂エマルジョンの
製造方法についてさらに詳しく説明する。
【0086】「(G)有機溶媒可溶性のポリイミド」の
合成法は特に限定されるものではないが、たとえば、有
機極性溶媒中、テトラカルボン酸二無水物とジアミン化
合物とを混合して重縮合させて、ポリアミック酸を得た
のち、該ポリアミック酸を加熱イミド化法または化学イ
ミド化法により脱水閉環反応させることにより、ポリイ
ミドを合成することができる。また、テトラカルボン酸
二無水物とジアミン化合物との重縮合を多段階で行うこ
とにより、ブロック構造を有するポリイミドを合成する
ことも可能である。
合成法は特に限定されるものではないが、たとえば、有
機極性溶媒中、テトラカルボン酸二無水物とジアミン化
合物とを混合して重縮合させて、ポリアミック酸を得た
のち、該ポリアミック酸を加熱イミド化法または化学イ
ミド化法により脱水閉環反応させることにより、ポリイ
ミドを合成することができる。また、テトラカルボン酸
二無水物とジアミン化合物との重縮合を多段階で行うこ
とにより、ブロック構造を有するポリイミドを合成する
ことも可能である。
【0087】この有機溶媒可溶性のポリイミドは、たと
えば、カルボキシル基、アミノ基、水酸基、スルホン酸
基、アミド基、エポキシ基、イソシアネート基等の反応
性基(g)を1種以上有することが好ましい。反応性基
(g)を有するポリイミドの合成方法としては、たとえ
ば、ポリアミック酸の合成に使用されるカルボン酸二無
水物、ジアミン化合物、カルボン酸一無水物、モノアミ
ン化合物等の反応原料として、反応性基(g)を有する
化合物を使用し、脱水閉環反応後に反応性基(g)を残
存させる方法等を挙げることができる。
えば、カルボキシル基、アミノ基、水酸基、スルホン酸
基、アミド基、エポキシ基、イソシアネート基等の反応
性基(g)を1種以上有することが好ましい。反応性基
(g)を有するポリイミドの合成方法としては、たとえ
ば、ポリアミック酸の合成に使用されるカルボン酸二無
水物、ジアミン化合物、カルボン酸一無水物、モノアミ
ン化合物等の反応原料として、反応性基(g)を有する
化合物を使用し、脱水閉環反応後に反応性基(g)を残
存させる方法等を挙げることができる。
【0088】「(H)親水性ポリマー」は、親水性基と
して、たとえば、アミノ基、カルボキシル基、水酸基、
スルホン酸基、アミド基等を1種以上有し、水に対する
20℃の溶解度が、通常、0.01g/100g以上、
好ましくは0.05g/100g以上である親水性ポリ
マーからなる。前記親水性基に加えて、前記(G)成分
中の反応性基(g)と反応しうる反応性基(h)を1種
以上有することが好ましい。このような反応性基(h)
としては、たとえば、エポキシ基、イソシアネート基、
カルボキシル基のほか、前記親水性基と同様の基等を挙
げることができる。
して、たとえば、アミノ基、カルボキシル基、水酸基、
スルホン酸基、アミド基等を1種以上有し、水に対する
20℃の溶解度が、通常、0.01g/100g以上、
好ましくは0.05g/100g以上である親水性ポリ
マーからなる。前記親水性基に加えて、前記(G)成分
中の反応性基(g)と反応しうる反応性基(h)を1種
以上有することが好ましい。このような反応性基(h)
としては、たとえば、エポキシ基、イソシアネート基、
カルボキシル基のほか、前記親水性基と同様の基等を挙
げることができる。
【0089】このような親水性ポリマーは、親水性基お
よび/または反応性基(h)を有するモノビニル単量体
を単独重合または共重合させるか、あるいはこれらのモ
ノビニル単量体と他の単量体とを共重合させることによ
り得ることができる。この(G)有機溶媒可溶性のポリ
イミドと(H)親水性ポリマーとを、反応性基(g)と
親水性ポリマー中の反応性基(h)とが適切な反応性を
有する組み合わせとなるように選択し、該ポリイミドと
該親水性ポリマーとを、たとえば有機溶媒中にて溶液状
態で混合して、必要に応じて加熱しつつ、反応させたの
ち、この反応溶液と水性媒体とを混合し、場合により有
機溶媒の少なくとも一部を除去することにより、該ポリ
イミドと該親水性ポリマーとが相互に結合して同一粒子
内に含有される有機粒子からなるポリイミド系樹脂エマ
ルジョンを得ることができる。 次に、前記の方法に
おいて使用するポリイミド系樹脂エマルジョンの製造方
法についてさらに詳しく説明する。
よび/または反応性基(h)を有するモノビニル単量体
を単独重合または共重合させるか、あるいはこれらのモ
ノビニル単量体と他の単量体とを共重合させることによ
り得ることができる。この(G)有機溶媒可溶性のポリ
イミドと(H)親水性ポリマーとを、反応性基(g)と
親水性ポリマー中の反応性基(h)とが適切な反応性を
有する組み合わせとなるように選択し、該ポリイミドと
該親水性ポリマーとを、たとえば有機溶媒中にて溶液状
態で混合して、必要に応じて加熱しつつ、反応させたの
ち、この反応溶液と水性媒体とを混合し、場合により有
機溶媒の少なくとも一部を除去することにより、該ポリ
イミドと該親水性ポリマーとが相互に結合して同一粒子
内に含有される有機粒子からなるポリイミド系樹脂エマ
ルジョンを得ることができる。 次に、前記の方法に
おいて使用するポリイミド系樹脂エマルジョンの製造方
法についてさらに詳しく説明する。
【0090】ポリイミドの前駆体である「(I)ポリア
ミック酸」の合成法は、特に限定されるものではない
が、たとえば、有機極性溶媒中、テトラカルボン酸二無
水物とジアミン化合物との重縮合反応によりポリアミッ
ク酸を得ることができる。また、テトラカルボン酸二無
水物とジアミン化合物との重縮合反応を多段階で行うこ
とにより、ブロック構造を有するポリアミック酸を合成
することも可能である。なお、ポリアミック酸を脱水閉
環させることにより部分的にイミド化したポリアミック
酸も使用可能である。
ミック酸」の合成法は、特に限定されるものではない
が、たとえば、有機極性溶媒中、テトラカルボン酸二無
水物とジアミン化合物との重縮合反応によりポリアミッ
ク酸を得ることができる。また、テトラカルボン酸二無
水物とジアミン化合物との重縮合反応を多段階で行うこ
とにより、ブロック構造を有するポリアミック酸を合成
することも可能である。なお、ポリアミック酸を脱水閉
環させることにより部分的にイミド化したポリアミック
酸も使用可能である。
【0091】一方、「(J)疎水性化合物」は、前記ポ
リアミック酸中の少なくともアミド酸基と反応しうる基
(以下、「反応性基」という。)を有する化合物であ
る。この反応性基としては、たとえば、エポキシ基、イ
ソシアナト基、カルボジイミド基、水酸基、メルカプト
基、ハロゲン基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、ジアゾ基、カルボニル基等を挙げることがで
きる。これらの反応性基は、疎水性化合物中に1種以上
存在することができる。なお、「疎水性」とは、水に対
する20℃の溶解度が、通常、0.05g/100g未
満、好ましくは0.01g/100g未満、さらに好ま
しくは0.005g/100g未満であることを意味す
る。
リアミック酸中の少なくともアミド酸基と反応しうる基
(以下、「反応性基」という。)を有する化合物であ
る。この反応性基としては、たとえば、エポキシ基、イ
ソシアナト基、カルボジイミド基、水酸基、メルカプト
基、ハロゲン基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、ジアゾ基、カルボニル基等を挙げることがで
きる。これらの反応性基は、疎水性化合物中に1種以上
存在することができる。なお、「疎水性」とは、水に対
する20℃の溶解度が、通常、0.05g/100g未
満、好ましくは0.01g/100g未満、さらに好ま
しくは0.005g/100g未満であることを意味す
る。
【0092】このような疎水性化合物としては、たとえ
ば、エポキシ化ポリブタジエン、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、ナフタレン系エポキシ樹脂、フルオレン系
エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、アリルグリシジルエーテル、
グリシジル(メタ)アクリレート、1,3,5,6−テ
トラグリシジル−2,4−ヘキサンジオール、N,N,
N’,N’,−テトラグリシジル−m−キシレンジアミ
ン、トリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、ポリカルボジイミド、コレステロール、ベ
ンジルアルコールp−トルエンスルホン酸エステル、ク
ロロ酢酸エチル、トリアジントリチオール、ジアゾメタ
ン、ジアセトン(メタ)アクリルアミド等から選択され
る1種または2種以上を使用することができる。
ば、エポキシ化ポリブタジエン、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、ナフタレン系エポキシ樹脂、フルオレン系
エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、アリルグリシジルエーテル、
グリシジル(メタ)アクリレート、1,3,5,6−テ
トラグリシジル−2,4−ヘキサンジオール、N,N,
N’,N’,−テトラグリシジル−m−キシレンジアミ
ン、トリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、ポリカルボジイミド、コレステロール、ベ
ンジルアルコールp−トルエンスルホン酸エステル、ク
ロロ酢酸エチル、トリアジントリチオール、ジアゾメタ
ン、ジアセトン(メタ)アクリルアミド等から選択され
る1種または2種以上を使用することができる。
【0093】このポリアミック酸(I)と疎水性化合物
(J)とを、たとえば、有機溶媒中にて溶液状態で混合
して反応させたのち、この反応溶液を水性媒体(F)と
混合し、場合により有機溶媒の少なくとも一部を除去す
ることにより、ポリアミック酸と疎水性化合物とを同一
粒子内に含む有機粒子からなるポリイミド系樹脂エマル
ジョンを得ることができる。
(J)とを、たとえば、有機溶媒中にて溶液状態で混合
して反応させたのち、この反応溶液を水性媒体(F)と
混合し、場合により有機溶媒の少なくとも一部を除去す
ることにより、ポリアミック酸と疎水性化合物とを同一
粒子内に含む有機粒子からなるポリイミド系樹脂エマル
ジョンを得ることができる。
【0094】なお、前記およびの方法において用い
られるテトラカルボン酸二無水物は特に限定されるもの
ではなく、たとえば、ブタンテトラカルボン酸二無水
物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二
無水物、3,3’,4,4’−ジシクロヘキシルテトラ
カルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシク
ロペンチル酢酸二無水物、1,3,3a,4,5,9A
−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−
1,3−ジオン等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物あ
るいは脂環式テトラカルボン酸二無水物;ピロメリット
酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸二無水物等の芳香族テトラ
カルボン酸二無水物等を挙げることができる。これらの
テトラカルボン酸二無水物は、単独でまたは2種以上を
混合して使用することができる。
られるテトラカルボン酸二無水物は特に限定されるもの
ではなく、たとえば、ブタンテトラカルボン酸二無水
物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二
無水物、3,3’,4,4’−ジシクロヘキシルテトラ
カルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシク
ロペンチル酢酸二無水物、1,3,3a,4,5,9A
−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−
1,3−ジオン等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物あ
るいは脂環式テトラカルボン酸二無水物;ピロメリット
酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸二無水物等の芳香族テトラ
カルボン酸二無水物等を挙げることができる。これらの
テトラカルボン酸二無水物は、単独でまたは2種以上を
混合して使用することができる。
【0095】また、前記およびの方法において用い
られるジアミン化合物は特に限定されるものではなく、
たとえば、p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン、2,2−ビス[4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン等の芳香族ジアミン
類;1,1−メタキシリレンジアミン、1,3−プロパ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、4,4’−メチ
レンビス(シクロヘキシルアミン)等の脂肪族ジアミン
あるいは脂環式ジアミン類;2,3−ジアミノピリジ
ン、2,4−ジアミノ−6−ジメチルアミノ−1,3,
5−トリアジン、2,4−ジアミノ−5−フェニルチア
ゾール、ビス(4−アミノフェニル)フェニルアミン等
の、分子内に2つの第一級アミノ基および該第一級アミ
ノ基以外の窒素原子を有するジアミン類;モノ置換フェ
ニレンジアミン類;ジアミノオルガノシロキサン等を挙
げることができる。これらのジアミン化合物は、一種単
独でまたは2種以上を混合して使用することができる。 (ii)エポキシ系樹脂エマルジョンの製造方法 エポキシ系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定され
るものではなく、従来公知の方法、たとえば特開平9−
235495号公報、同9−208865号公報に記載
の方法などにより製造することができる。 (iii)アクリル系樹脂エマルジョンの製造方法 アクリル系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定され
るものではないが、たとえば、通常の乳化重合法により
製造できる。単量体としては一般的なアクリル系および
/またはメタクリル系単量体から選択される一種または
二種以上を用いればよい。このとき、有機粒子を電着可
能とするために、アミノ基、アミド基、フォスフォノ基
などのカチオン性基を有する単量体、またはカルボキシ
ル基、スルホン酸基等などのアニオン性基を有する単量
体を共重合させることが好ましく、その共重合量は使用
する単量体全体に対して5〜80重量%(より好ましく
は10〜50重量%)とすることが好ましい。前記アミ
ノ基を有する単量体の具体例としては、ジメチルアミノ
エチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリル
アミドなどを好ましく用いることができる。 (iv)ポリエステル系樹脂エマルジョンの製造方法 ポリエステル系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定
されるものではなく、従来公知の方法、たとえば特開昭
57−10663号公報、同57−70153号公報、
同58−174421号公報に記載の方法などによれば
よい。 (v)フッ素系樹脂エマルジョンの製造方法 フッ素系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定される
ものではなく、従来公知の方法、たとえば特開平7−2
68163号公報に記載の方法などによればよい。 (vi)シリコン系樹脂エマルジョンの製造方法 シリコン系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定され
るものではなく、従来公知の方法、たとえば特開平10
−60280号公報に記載の方法などによればよい。
られるジアミン化合物は特に限定されるものではなく、
たとえば、p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン、2,2−ビス[4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン等の芳香族ジアミン
類;1,1−メタキシリレンジアミン、1,3−プロパ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、4,4’−メチ
レンビス(シクロヘキシルアミン)等の脂肪族ジアミン
あるいは脂環式ジアミン類;2,3−ジアミノピリジ
ン、2,4−ジアミノ−6−ジメチルアミノ−1,3,
5−トリアジン、2,4−ジアミノ−5−フェニルチア
ゾール、ビス(4−アミノフェニル)フェニルアミン等
の、分子内に2つの第一級アミノ基および該第一級アミ
ノ基以外の窒素原子を有するジアミン類;モノ置換フェ
ニレンジアミン類;ジアミノオルガノシロキサン等を挙
げることができる。これらのジアミン化合物は、一種単
独でまたは2種以上を混合して使用することができる。 (ii)エポキシ系樹脂エマルジョンの製造方法 エポキシ系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定され
るものではなく、従来公知の方法、たとえば特開平9−
235495号公報、同9−208865号公報に記載
の方法などにより製造することができる。 (iii)アクリル系樹脂エマルジョンの製造方法 アクリル系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定され
るものではないが、たとえば、通常の乳化重合法により
製造できる。単量体としては一般的なアクリル系および
/またはメタクリル系単量体から選択される一種または
二種以上を用いればよい。このとき、有機粒子を電着可
能とするために、アミノ基、アミド基、フォスフォノ基
などのカチオン性基を有する単量体、またはカルボキシ
ル基、スルホン酸基等などのアニオン性基を有する単量
体を共重合させることが好ましく、その共重合量は使用
する単量体全体に対して5〜80重量%(より好ましく
は10〜50重量%)とすることが好ましい。前記アミ
ノ基を有する単量体の具体例としては、ジメチルアミノ
エチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリル
アミドなどを好ましく用いることができる。 (iv)ポリエステル系樹脂エマルジョンの製造方法 ポリエステル系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定
されるものではなく、従来公知の方法、たとえば特開昭
57−10663号公報、同57−70153号公報、
同58−174421号公報に記載の方法などによれば
よい。 (v)フッ素系樹脂エマルジョンの製造方法 フッ素系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定される
ものではなく、従来公知の方法、たとえば特開平7−2
68163号公報に記載の方法などによればよい。 (vi)シリコン系樹脂エマルジョンの製造方法 シリコン系樹脂エマルジョンの製造方法は特に限定され
るものではなく、従来公知の方法、たとえば特開平10
−60280号公報に記載の方法などによればよい。
【0096】(電着用水性分散液)本発明に用いる電着
用水性分散液は、樹脂成分(B-2)が電着可能な有機粒
子として水性媒体(F)に分散した前記水性エマルジョ
ンに無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-
2)を分散させて調製することができる。電着用水性分
散液に含まれる無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合
粒子(A-2)と有機粒子との体積比は、5/95〜80
/20の範囲であることが好ましく、10/90〜60
/40であることがより好ましい。無機粒子(A-1)あ
るいは誘電体用複合粒子(A-2)の割合が5体積%未満
では、高誘電率の誘電体層を得ることが困難である。一
方、無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-
2)の割合が80体積%を超える場合には、誘電体層の
成膜性が不足することがある。
用水性分散液は、樹脂成分(B-2)が電着可能な有機粒
子として水性媒体(F)に分散した前記水性エマルジョ
ンに無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-
2)を分散させて調製することができる。電着用水性分
散液に含まれる無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合
粒子(A-2)と有機粒子との体積比は、5/95〜80
/20の範囲であることが好ましく、10/90〜60
/40であることがより好ましい。無機粒子(A-1)あ
るいは誘電体用複合粒子(A-2)の割合が5体積%未満
では、高誘電率の誘電体層を得ることが困難である。一
方、無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-
2)の割合が80体積%を超える場合には、誘電体層の
成膜性が不足することがある。
【0097】電着用水性分散液のpHは、好ましくは2
〜10、より好ましくは3〜9、電着用水性分散液の固
形分濃度は、好ましくは1〜50重量%、より好ましく
は5〜20重量、電着用水性分散液の20℃における粘
度は、好ましくは1〜100mPa・sであることが望
ましい。pH、固形分濃度または粘度が前記範囲を外れ
ると、無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A
-2)、または有機粒子の分散性等が低下して貯蔵安定性
が不足したり、あるいは取り扱い時や使用時の作業性が
低下する場合がある。
〜10、より好ましくは3〜9、電着用水性分散液の固
形分濃度は、好ましくは1〜50重量%、より好ましく
は5〜20重量、電着用水性分散液の20℃における粘
度は、好ましくは1〜100mPa・sであることが望
ましい。pH、固形分濃度または粘度が前記範囲を外れ
ると、無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A
-2)、または有機粒子の分散性等が低下して貯蔵安定性
が不足したり、あるいは取り扱い時や使用時の作業性が
低下する場合がある。
【0098】このような電着用水性分散液は、前記無
機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)の水
溶性溶剤系分散液と前記有機粒子の水性エマルジョンと
を混合する、前記有機粒子の水性エマルジョン中に前
記無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)
を添加混合するなどの方法により調製することができ
る。このうちの方法を用いることが好ましい。
機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)の水
溶性溶剤系分散液と前記有機粒子の水性エマルジョンと
を混合する、前記有機粒子の水性エマルジョン中に前
記無機粒子(A-1)あるいは誘電体用複合粒子(A-2)
を添加混合するなどの方法により調製することができ
る。このうちの方法を用いることが好ましい。
【0099】また、前記有機粒子の水性エマルジョンと
混合する前における前記無機粒子(A-1)あるいは誘電
体用複合粒子(A-2)の水溶性溶剤系分散液のpHは、
これらの混合時の安定性を向上させるために、有機酸
(酢酸、イタコン酸、フマル酸等)や有機アルカリ性化
合物(ジエチルアミノエチルアルコール、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド、モノエチルアミン等)等を
用いてpH2〜10に調整することが好ましい。
混合する前における前記無機粒子(A-1)あるいは誘電
体用複合粒子(A-2)の水溶性溶剤系分散液のpHは、
これらの混合時の安定性を向上させるために、有機酸
(酢酸、イタコン酸、フマル酸等)や有機アルカリ性化
合物(ジエチルアミノエチルアルコール、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド、モノエチルアミン等)等を
用いてpH2〜10に調整することが好ましい。
【0100】本発明に用いる電着用水性分散液は、二層
分離や粘度の著しい変化等を起こすことなく貯蔵可能な
期間が20℃において5日間以上(より好ましくは7日
間以上、さらに好ましくは10日間以上、特に好ましく
は14日以上)となる貯蔵安定性を有するものとするこ
とができる。なお、本発明に用いる電着用水性分散液
は、前記有機粒子、および前記無機粒子(A-1)あるい
は誘電体用複合粒子(A-2)に加えて、下記一般式
(1)
分離や粘度の著しい変化等を起こすことなく貯蔵可能な
期間が20℃において5日間以上(より好ましくは7日
間以上、さらに好ましくは10日間以上、特に好ましく
は14日以上)となる貯蔵安定性を有するものとするこ
とができる。なお、本発明に用いる電着用水性分散液
は、前記有機粒子、および前記無機粒子(A-1)あるい
は誘電体用複合粒子(A-2)に加えて、下記一般式
(1)
【0101】
【化1】
【0102】(式中、R1は水素原子または炭素数1〜
8の一価の有機基を示し、R2は炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜6のアシル基またはフェニル基を示
し、nは1または2の整数である。R1およびR2は同一
であってもよいし、異なっていてもよい。)で表される
オルガノシラン、このオルガノシランの有する加水分解
性基の一部または全部が加水分解された加水分解物およ
びこの加水分解物が部分的に脱水縮合した部分縮合物か
ら選択される少なくとも一種(以下、「オルガノシラン
縮合物等」という。)を含有してもよい。このようなオ
ルガノシラン縮合物等を含む電着用水性分散液から形成
された誘電体層は、特に電着後に加熱硬化させた場合
に、誘電体層中でオルガノシラン縮合物等が架橋するこ
とにより、得られる誘電体層を機械的特性、化学的特性
硬度および電気的特性に優れたものとすることができ
る。
8の一価の有機基を示し、R2は炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜6のアシル基またはフェニル基を示
し、nは1または2の整数である。R1およびR2は同一
であってもよいし、異なっていてもよい。)で表される
オルガノシラン、このオルガノシランの有する加水分解
性基の一部または全部が加水分解された加水分解物およ
びこの加水分解物が部分的に脱水縮合した部分縮合物か
ら選択される少なくとも一種(以下、「オルガノシラン
縮合物等」という。)を含有してもよい。このようなオ
ルガノシラン縮合物等を含む電着用水性分散液から形成
された誘電体層は、特に電着後に加熱硬化させた場合
に、誘電体層中でオルガノシラン縮合物等が架橋するこ
とにより、得られる誘電体層を機械的特性、化学的特性
硬度および電気的特性に優れたものとすることができ
る。
【0103】前記一般式(1)中、R1の炭素数1〜8
の有機基としては、直鎖または分岐を有するアルキル
基、ハロゲン置換されたアルキル基、ビニル基、フェニ
ル基および3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基等
を挙げることができる。なお、R1はカルボニル基を有
していてもよい。なお、R1は炭素数1〜4のアルキル
基またはフェニル基であることが好ましい。
の有機基としては、直鎖または分岐を有するアルキル
基、ハロゲン置換されたアルキル基、ビニル基、フェニ
ル基および3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基等
を挙げることができる。なお、R1はカルボニル基を有
していてもよい。なお、R1は炭素数1〜4のアルキル
基またはフェニル基であることが好ましい。
【0104】前記一般式(1)中、R2の炭素数1〜5
のアルキル基または炭素数1〜6のアシル基としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基等が挙げられる。なお、R2
は炭素数1〜4のアルキル基であることが好ましい。
のアルキル基または炭素数1〜6のアシル基としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基等が挙げられる。なお、R2
は炭素数1〜4のアルキル基であることが好ましい。
【0105】好ましく使用されるオルガノシランの例と
しては、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン、イソブチルトリメトキシシランおよびフェニ
ルトリエトキシシランが挙げられる。これらのオルガノ
シランは、1種のみを使用してもよいし、2種以上を併
用してもよい。前記「オルガノシラン縮合物等」は、本
発明に用いる電着用水性分散液中において、前記有機粒
子と複合体粒子を形成していることが好ましい。この
「複合体粒子」とは、前記有機粒子を構成する化合物と
オルガノシラン縮合物等とが化学的に結合したもの、前
記有機粒子の表面または内部にオルガノシラン縮合物等
が吸着したものなどを指す。
しては、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン、イソブチルトリメトキシシランおよびフェニ
ルトリエトキシシランが挙げられる。これらのオルガノ
シランは、1種のみを使用してもよいし、2種以上を併
用してもよい。前記「オルガノシラン縮合物等」は、本
発明に用いる電着用水性分散液中において、前記有機粒
子と複合体粒子を形成していることが好ましい。この
「複合体粒子」とは、前記有機粒子を構成する化合物と
オルガノシラン縮合物等とが化学的に結合したもの、前
記有機粒子の表面または内部にオルガノシラン縮合物等
が吸着したものなどを指す。
【0106】このオルガノシラン縮合物等の使用量は、
前記有機粒子を100重量部に対して、好ましくは0.
1〜500重量部、さらに好ましくは0.5〜250重
量部であることが望ましい。オルガノシラン縮合物等の
使用量が0.1重量部未満では所望の効果が得られない
場合があり、一方500重量部を超える場合には誘電体
層の密着性などが低下する傾向にある。
前記有機粒子を100重量部に対して、好ましくは0.
1〜500重量部、さらに好ましくは0.5〜250重
量部であることが望ましい。オルガノシラン縮合物等の
使用量が0.1重量部未満では所望の効果が得られない
場合があり、一方500重量部を超える場合には誘電体
層の密着性などが低下する傾向にある。
【0107】このような複合体粒子は、下記または
の方法等によって製造することができる。なお、これら
の方法を組み合わせてもよい。 前記有機粒子のエマルジョンに前記オルガノシランを
添加し、オルガノシランの少なくとも一部を前記有機粒
子に吸収させた後、このオルガノシランの加水分解反応
および縮合反応を進行させる。
の方法等によって製造することができる。なお、これら
の方法を組み合わせてもよい。 前記有機粒子のエマルジョンに前記オルガノシランを
添加し、オルガノシランの少なくとも一部を前記有機粒
子に吸収させた後、このオルガノシランの加水分解反応
および縮合反応を進行させる。
【0108】水系媒体に分散された前記オルガノシラ
ン縮合物等の存在下で前記有機粒子を生成させる反応を
行う。前記の方法で、オルガノシランを有機粒子に吸
収させるには、エマルジョン中にオルガノシランを添加
して充分に撹拌するなどの方法によればよい。このと
き、添加したオルガノシランの10重量%以上(より好
ましくは30重量%以上)を粒子に吸収させることが好
ましい。吸収が不充分な段階でオルガノシランの加水分
解・縮合反応が進んでしまうのを避けるために、反応系
のpHを通常4〜10、好ましくは5〜10、さらに好
ましくは6〜8に調整することができる。オルガノシラ
ンを有機粒子に吸収させるための処理温度は70℃以下
とすることが好ましく、より好ましくは50℃以下、さ
らに好ましくは0〜30℃である。処理時間は通常5〜
180分であり、20〜60分程度とすることが好まし
い。
ン縮合物等の存在下で前記有機粒子を生成させる反応を
行う。前記の方法で、オルガノシランを有機粒子に吸
収させるには、エマルジョン中にオルガノシランを添加
して充分に撹拌するなどの方法によればよい。このと
き、添加したオルガノシランの10重量%以上(より好
ましくは30重量%以上)を粒子に吸収させることが好
ましい。吸収が不充分な段階でオルガノシランの加水分
解・縮合反応が進んでしまうのを避けるために、反応系
のpHを通常4〜10、好ましくは5〜10、さらに好
ましくは6〜8に調整することができる。オルガノシラ
ンを有機粒子に吸収させるための処理温度は70℃以下
とすることが好ましく、より好ましくは50℃以下、さ
らに好ましくは0〜30℃である。処理時間は通常5〜
180分であり、20〜60分程度とすることが好まし
い。
【0109】吸収されたオルガノシランを加水分解・縮
合させる際の温度は、通常30℃以上、好ましくは50
〜100℃、より好ましくは70〜90℃であり、好ま
しい重合時間は0.3〜15時間、より好ましくは1〜
8時間である。また、前記の方法においては、前記オ
ルガノシランを、ホモミキサーまたは超音波混合機等を
用いて、アルキルベンゼンスルホン酸等の強酸性乳化剤
の水溶液中で混合し、加水分解・縮合させることによっ
て、水系媒体に分散されたオルガノシラン縮合物等が得
られる。このオルガノシラン縮合物等の存在下で、好ま
しくは乳化重合により前記有機粒子を生成させればよ
い。
合させる際の温度は、通常30℃以上、好ましくは50
〜100℃、より好ましくは70〜90℃であり、好ま
しい重合時間は0.3〜15時間、より好ましくは1〜
8時間である。また、前記の方法においては、前記オ
ルガノシランを、ホモミキサーまたは超音波混合機等を
用いて、アルキルベンゼンスルホン酸等の強酸性乳化剤
の水溶液中で混合し、加水分解・縮合させることによっ
て、水系媒体に分散されたオルガノシラン縮合物等が得
られる。このオルガノシラン縮合物等の存在下で、好ま
しくは乳化重合により前記有機粒子を生成させればよ
い。
【0110】<電着用水性分散液を用いた誘電体層の形
成方法>前記電着用水性分散液は、そのまま、あるいは
これを希釈または濃縮して、誘電体層の形成に用いるこ
とができる。この電着用水性分散液を用いた通常の電着
方法により、電着用水性分散液中の無機粒子(A-1)あ
るいは誘電体用複合粒子(A-2)および有機粒子を電極
表面等に電着させて誘電体層を形成することができる。
成方法>前記電着用水性分散液は、そのまま、あるいは
これを希釈または濃縮して、誘電体層の形成に用いるこ
とができる。この電着用水性分散液を用いた通常の電着
方法により、電着用水性分散液中の無機粒子(A-1)あ
るいは誘電体用複合粒子(A-2)および有機粒子を電極
表面等に電着させて誘電体層を形成することができる。
【0111】本発明の誘電体層を形成するにあたって
は、電着された粒子の樹脂成分をさらに加熱硬化させる
ことが望ましい。加熱硬化の条件は、300℃以下、好
ましくは100〜300℃、より好ましくは150〜2
80℃で行うことが望ましい。加熱時間は、好ましくは
5分〜24時間、さらに好ましくは10分〜12時間の
範囲で行うことが望ましい。 (3)接着層の塗布 本発明においては、導電性支持体に導電性箔付き誘電体
層をラミネートする際の密着強度を上げるために、導電
性箔付き誘電体層を形成した後、この誘電体層に接着層
を塗布することができる。本発明に用いる接着層として
は公知のものが使用でき、前記の「重合性化合物および
重合体の少なくとも一方からなる樹脂(B)」を用いる
ことができる。また必要に応じて接着層に導電性を付与
するため導電性の金属フレーク、カーボンなどを添加す
ることが可能である。塗布方法としては、前記の印刷
法、ディップコート法などを用いることができる。接着
層の厚みは、好ましくは10μm以下、さらに好ましく
は5μm以下、特に好ましくは1μm以下である。接着
層が10μmより厚いと誘電率が下がることがある。ま
た、ラミネート時の接着性を高めるためには、誘電体層
が未硬化の状態で塗布し、ラミネートする際に硬化させ
るのが好ましい。
は、電着された粒子の樹脂成分をさらに加熱硬化させる
ことが望ましい。加熱硬化の条件は、300℃以下、好
ましくは100〜300℃、より好ましくは150〜2
80℃で行うことが望ましい。加熱時間は、好ましくは
5分〜24時間、さらに好ましくは10分〜12時間の
範囲で行うことが望ましい。 (3)接着層の塗布 本発明においては、導電性支持体に導電性箔付き誘電体
層をラミネートする際の密着強度を上げるために、導電
性箔付き誘電体層を形成した後、この誘電体層に接着層
を塗布することができる。本発明に用いる接着層として
は公知のものが使用でき、前記の「重合性化合物および
重合体の少なくとも一方からなる樹脂(B)」を用いる
ことができる。また必要に応じて接着層に導電性を付与
するため導電性の金属フレーク、カーボンなどを添加す
ることが可能である。塗布方法としては、前記の印刷
法、ディップコート法などを用いることができる。接着
層の厚みは、好ましくは10μm以下、さらに好ましく
は5μm以下、特に好ましくは1μm以下である。接着
層が10μmより厚いと誘電率が下がることがある。ま
た、ラミネート時の接着性を高めるためには、誘電体層
が未硬化の状態で塗布し、ラミネートする際に硬化させ
るのが好ましい。
【0112】[導電性箔付き誘電体層を備えてなるコン
デンサおよびその形成方法]本発明に係るコンデンサ
は、前記導電性箔付き誘電層を備えてなることを特徴と
している。以下に、本発明に係るコンデンサおよびその
形成方法の具体的態様について、図に基づいて説明す
る。導電性箔1(たとえば銅箔)上に、たとえば電着に
より特定の誘電体層2を設けて、本発明の導電性箔付き
誘電体層3を形成し(図1(a))、誘電体層2が未硬化
の状態で、この導電性箔付き誘電体層3と、導電性層4
a、4bを有する導電性支持体5(たとえばCCL基板(銅
張積層板))とを、誘電体層2が導電性支持体5と接する
ようにして、導電性支持体5上に加熱しながらラミネー
トし、誘電体層2を硬化させることによって(図1
(b))、本発明に係るコンデンサを形成することがで
きる。ラミネートする際には、必要に応じ真空下で行う
ことが好ましい。また、回路基板上に必要な容量を得る
ためにコンデンサの容量を変える場合には、上記のラミ
ネート後、上部導電性箔1をレジスト(たとえばDFR
(ドライフィルムフォトレジスト))でマスキングし、
ケミカルエッチング後、レジストを剥離することによっ
て、導電性箔1のパターンニングを行い(図1
(c))、次いで開口した誘電体層2の樹脂を溶解する
溶媒でエッチングし(図1(d))、さらに開口した導
電性支持体5の上部導電性層4aをケミカルエッチングす
ることによって(図1(e))、本発明に係るコンデン
サを形成することができる。
デンサおよびその形成方法]本発明に係るコンデンサ
は、前記導電性箔付き誘電層を備えてなることを特徴と
している。以下に、本発明に係るコンデンサおよびその
形成方法の具体的態様について、図に基づいて説明す
る。導電性箔1(たとえば銅箔)上に、たとえば電着に
より特定の誘電体層2を設けて、本発明の導電性箔付き
誘電体層3を形成し(図1(a))、誘電体層2が未硬化
の状態で、この導電性箔付き誘電体層3と、導電性層4
a、4bを有する導電性支持体5(たとえばCCL基板(銅
張積層板))とを、誘電体層2が導電性支持体5と接する
ようにして、導電性支持体5上に加熱しながらラミネー
トし、誘電体層2を硬化させることによって(図1
(b))、本発明に係るコンデンサを形成することがで
きる。ラミネートする際には、必要に応じ真空下で行う
ことが好ましい。また、回路基板上に必要な容量を得る
ためにコンデンサの容量を変える場合には、上記のラミ
ネート後、上部導電性箔1をレジスト(たとえばDFR
(ドライフィルムフォトレジスト))でマスキングし、
ケミカルエッチング後、レジストを剥離することによっ
て、導電性箔1のパターンニングを行い(図1
(c))、次いで開口した誘電体層2の樹脂を溶解する
溶媒でエッチングし(図1(d))、さらに開口した導
電性支持体5の上部導電性層4aをケミカルエッチングす
ることによって(図1(e))、本発明に係るコンデン
サを形成することができる。
【0113】さらに、パターンニングされた導電性箔付
き誘電体層を用いてコンデンサを形成することもでき、
この場合には、支持体6にレジスト層7を形成した後、パ
ターンニングし、レジストの開口部に導電性箔8をたと
えばメッキにより形成する(図2(a))。次に導電性
箔8上に、誘電体層9をたとえば電着により形成し、パタ
ーンニングされた導電性箔付き誘電体層とする(図2
(b))。その後、導電性層10a、10bを有する導電性
支持体11に前記パターンニングされた導電性箔付き誘電
体層をラミネートし(図2(c))、支持体6を剥離す
ることで導電性支持体11に転写し(図2(d))、開口
した導電性支持体11の上部導電性層10aをケミカルエッ
チングして(図2(e))、コンデンサを形成すること
ができる。
き誘電体層を用いてコンデンサを形成することもでき、
この場合には、支持体6にレジスト層7を形成した後、パ
ターンニングし、レジストの開口部に導電性箔8をたと
えばメッキにより形成する(図2(a))。次に導電性
箔8上に、誘電体層9をたとえば電着により形成し、パタ
ーンニングされた導電性箔付き誘電体層とする(図2
(b))。その後、導電性層10a、10bを有する導電性
支持体11に前記パターンニングされた導電性箔付き誘電
体層をラミネートし(図2(c))、支持体6を剥離す
ることで導電性支持体11に転写し(図2(d))、開口
した導電性支持体11の上部導電性層10aをケミカルエッ
チングして(図2(e))、コンデンサを形成すること
ができる。
【0114】形成されたコンデンサの静電容量は10〜
10000pF/mm2、好ましくは20〜5000pF/m
m2、さらに好ましくは30〜3000pF/mm2を得るこ
とができる。また、コンデンサのリーク電流は、10-9
A/cm2以下、好ましくは10 -10A/cm2以下、さらに好
ましくは10-11A/cm2以下であることが望ましい。
10000pF/mm2、好ましくは20〜5000pF/m
m2、さらに好ましくは30〜3000pF/mm2を得るこ
とができる。また、コンデンサのリーク電流は、10-9
A/cm2以下、好ましくは10 -10A/cm2以下、さらに好
ましくは10-11A/cm2以下であることが望ましい。
【0115】
【発明の効果】本発明に係る導電性箔付き誘電体層を用
いることにより、300℃以下という低い加熱温度で、
容易にコンデンサを形成することができる。また、本発
明の導電性箔付き誘電体層は、薄膜で高誘電率であるの
で、プリント回路基板、半導体パッケージ、コンデン
サ、高周波用アンテナ等の電子部品等に好適に利用され
うる。
いることにより、300℃以下という低い加熱温度で、
容易にコンデンサを形成することができる。また、本発
明の導電性箔付き誘電体層は、薄膜で高誘電率であるの
で、プリント回路基板、半導体パッケージ、コンデン
サ、高周波用アンテナ等の電子部品等に好適に利用され
うる。
【0116】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらによって限定されるものではない。な
お、以下において「部」は「質量部」を示す。また、重
量平均分子量(Mw)は、東ソー株式会社製ゲルパーミ
ィエーションクロマトグラフィー(GPC)(商品名H
LC−802A)により測定したポリスチレン換算の平
均分子量である。
本発明はこれらによって限定されるものではない。な
お、以下において「部」は「質量部」を示す。また、重
量平均分子量(Mw)は、東ソー株式会社製ゲルパーミ
ィエーションクロマトグラフィー(GPC)(商品名H
LC−802A)により測定したポリスチレン換算の平
均分子量である。
【0117】
【合成例1】<重合体の調製:熱硬化樹脂(エポキシ基
含有重合体)の合成>反応容器内に、グリシジルメタク
リレート25gと、アクリロニトリル10gと、メチル
メタクリレート15gと、ジオキサン50gとを混合し
て、均一な反応原料溶液とした。
含有重合体)の合成>反応容器内に、グリシジルメタク
リレート25gと、アクリロニトリル10gと、メチル
メタクリレート15gと、ジオキサン50gとを混合し
て、均一な反応原料溶液とした。
【0118】この反応原料溶液に対して、30分間、窒
素バブリングを実施した後、重合開始剤としての2,2
−アゾビスイソブチロニトリル1.9gを添加した。窒
素バブリングを継続しながら、反応容器内の温度を70
℃に昇温した。そのままの温度で、7時間重合反応を継
続した。得られた反応溶液と、多量のヘキサンとを混合
し、重合体を凝固させた後、この重合体を採取して、ジ
オキサンに再溶解させた。このヘキサンによる凝固と、
ジオキサンによる再溶解の操作を5回繰り返し、未反応
モノマーを除去した。次いで、70℃、減圧の条件でジ
オキサンを飛散させ、白色のエポキシ基含有重合体を得
た。この重合体の重量平均分子量を、GPC(ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー)を用いて測定したと
ころ、110,000であった。
素バブリングを実施した後、重合開始剤としての2,2
−アゾビスイソブチロニトリル1.9gを添加した。窒
素バブリングを継続しながら、反応容器内の温度を70
℃に昇温した。そのままの温度で、7時間重合反応を継
続した。得られた反応溶液と、多量のヘキサンとを混合
し、重合体を凝固させた後、この重合体を採取して、ジ
オキサンに再溶解させた。このヘキサンによる凝固と、
ジオキサンによる再溶解の操作を5回繰り返し、未反応
モノマーを除去した。次いで、70℃、減圧の条件でジ
オキサンを飛散させ、白色のエポキシ基含有重合体を得
た。この重合体の重量平均分子量を、GPC(ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー)を用いて測定したと
ころ、110,000であった。
【0119】
【合成例2】<有機粒子エマルジョンの調製:ポリイミ
ド系樹脂エマルジョン>テトラカルボン酸二無水物とし
て3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物32.29g(90ミリモル)および
1,3,3a,4,5,9A−ヘキサヒドロ−5(テト
ラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト
[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン3.00g
(10ミリモル)、ジアミン化合物として2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン3
6.95g(90ミリモル)およびオルガノシロキサン
LP7100(商品名、信越化学(株)製)2.49g
(10ミリモル)を、N−メチル−2−ピロリドン45
0gに溶解して、室温で12時間反応させた。その後、
この反応溶液に、ピリジン32gおよび無水酢酸71g
を添加し、100℃で3時間脱水閉環反応を行った。次
いで、反応溶液を減圧留去して精製し、固形分10%の
ポリイミド溶液を得た。
ド系樹脂エマルジョン>テトラカルボン酸二無水物とし
て3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物32.29g(90ミリモル)および
1,3,3a,4,5,9A−ヘキサヒドロ−5(テト
ラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト
[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン3.00g
(10ミリモル)、ジアミン化合物として2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン3
6.95g(90ミリモル)およびオルガノシロキサン
LP7100(商品名、信越化学(株)製)2.49g
(10ミリモル)を、N−メチル−2−ピロリドン45
0gに溶解して、室温で12時間反応させた。その後、
この反応溶液に、ピリジン32gおよび無水酢酸71g
を添加し、100℃で3時間脱水閉環反応を行った。次
いで、反応溶液を減圧留去して精製し、固形分10%の
ポリイミド溶液を得た。
【0120】ジエチレングリコールモノエチルエーテル
100部を入れた反応容器を、窒素ガス雰囲気下で85
℃に保持し、この反応容器に、n−ブチルアクリレート
65部、ジメチルアミノエチルアクリレート30部、グ
リシジルメタクリレート5部および2,2−アゾビスイ
ソブチロニトリル1部からなる混合液を5時間かけて連
続的に添加しつつ、撹拌下で溶液重合を行った。滴下終
了後、85℃でさらに2時間撹拌を続けて、溶液重合を
完結させ、固形分50%のアクリルポリマー溶液を得
た。
100部を入れた反応容器を、窒素ガス雰囲気下で85
℃に保持し、この反応容器に、n−ブチルアクリレート
65部、ジメチルアミノエチルアクリレート30部、グ
リシジルメタクリレート5部および2,2−アゾビスイ
ソブチロニトリル1部からなる混合液を5時間かけて連
続的に添加しつつ、撹拌下で溶液重合を行った。滴下終
了後、85℃でさらに2時間撹拌を続けて、溶液重合を
完結させ、固形分50%のアクリルポリマー溶液を得
た。
【0121】ポリイミド溶液50部(固形分)とアクリ
ルポリマー溶液30部(固形分)とエピコート828
(油化シェルエポキシ社製の商品名)20部を混合し、
70℃で3時間反応させた後、酢酸3部を徐々に添加し
て混合し、pH調整を行った。次いで、蒸留水1000
部を徐々に添加しつつ強く撹拌して、ポリイミド系樹脂
を主成分とする有機粒子のカチオン性エマルジョン(固
形分6.5%)を得た。
ルポリマー溶液30部(固形分)とエピコート828
(油化シェルエポキシ社製の商品名)20部を混合し、
70℃で3時間反応させた後、酢酸3部を徐々に添加し
て混合し、pH調整を行った。次いで、蒸留水1000
部を徐々に添加しつつ強く撹拌して、ポリイミド系樹脂
を主成分とする有機粒子のカチオン性エマルジョン(固
形分6.5%)を得た。
【0122】
【合成例3】<有機粒子エマルジョンの調製:エポキシ
系樹脂エマルジョン>トリレンジイソシアネートと2−
エチルヘキサノールからなるブロックイソシアネート4
6.3部と、エピコート828(油化シェルエポキシ社
製の商品名)とジエチルアミンとを反応させて得られた
エポキシアミン付加物89.3部とを混合し、pH調節
剤として酢酸3.8部を加えた。これを、イオン交換水
1200部中に撹拌しながら投入することによって、エ
ポキシ系樹脂前駆体を主成分とする有機粒子のカチオン
性エマルジョン(固形分10%)を得た。
系樹脂エマルジョン>トリレンジイソシアネートと2−
エチルヘキサノールからなるブロックイソシアネート4
6.3部と、エピコート828(油化シェルエポキシ社
製の商品名)とジエチルアミンとを反応させて得られた
エポキシアミン付加物89.3部とを混合し、pH調節
剤として酢酸3.8部を加えた。これを、イオン交換水
1200部中に撹拌しながら投入することによって、エ
ポキシ系樹脂前駆体を主成分とする有機粒子のカチオン
性エマルジョン(固形分10%)を得た。
【0123】
【合成例4】<無機粒子の分散体1の調製>チタン酸バ
リウム粒子(商品名「HPBT−1」、富士チタン株式
会社製、平均粒子径0.6μm、誘電率2000)10
0部をメチルプロピレングリコール300部にホモミキ
サーで混合し、さらに超音波ホモジナイザー処理するこ
とで凝集体のない無機粒子の分散体1(固形分25%)
を得た。
リウム粒子(商品名「HPBT−1」、富士チタン株式
会社製、平均粒子径0.6μm、誘電率2000)10
0部をメチルプロピレングリコール300部にホモミキ
サーで混合し、さらに超音波ホモジナイザー処理するこ
とで凝集体のない無機粒子の分散体1(固形分25%)
を得た。
【0124】
【合成例5】<誘電体複合粒子の分散体1の調製>チタ
ン酸バリウム粒子(商品名「HPBT−1」、富士チタ
ン株式会社製、平均粒子径0.6μm、誘電率200
0)に無電解銀メッキ法により表面に銀をコートした。
得られた誘電体複合粒子(1)のSEM観察から、粒子表
面に銀の微粒子が島状に部分的に付着しており、また蛍
光X線の測定結果から銀付着量はチタン酸バリウムに対
し20重量%付着していることを確認した。また、誘電
体複合粒子(1)の比表面積は3.0m2/gであった。
ン酸バリウム粒子(商品名「HPBT−1」、富士チタ
ン株式会社製、平均粒子径0.6μm、誘電率200
0)に無電解銀メッキ法により表面に銀をコートした。
得られた誘電体複合粒子(1)のSEM観察から、粒子表
面に銀の微粒子が島状に部分的に付着しており、また蛍
光X線の測定結果から銀付着量はチタン酸バリウムに対
し20重量%付着していることを確認した。また、誘電
体複合粒子(1)の比表面積は3.0m2/gであった。
【0125】次に、得られた誘電体複合粒子(1)100
部をメチルプロピレングリコール300部にホモミキサ
ーで混合し、さらにビーズミルで処理することで凝集体
のない誘電体複合粒子の分散体1(固形分25%)を得
た。
部をメチルプロピレングリコール300部にホモミキサ
ーで混合し、さらにビーズミルで処理することで凝集体
のない誘電体複合粒子の分散体1(固形分25%)を得
た。
【0126】
【合成例6】<誘電体複合粒子の分散体2の調製>チタ
ン酸バリウム粒子(商品名「BT−02」、堺化学工業
株式会社製、平均粒子径0.2μm、誘電率2000)
を無電解銅メッキ法により表面に銅をコートした。得ら
れた誘電体複合粒子(2)のSEM観察から、粒子表面に
銅の微粒子が島状に部分的に付着しており、また蛍光X
線の測定結果から銅付着量はチタン酸バリウムに対し1
0重量%付着していることを確認した。また、誘電体複
合粒子(2)の比表面積は7.0m2/gであった。
ン酸バリウム粒子(商品名「BT−02」、堺化学工業
株式会社製、平均粒子径0.2μm、誘電率2000)
を無電解銅メッキ法により表面に銅をコートした。得ら
れた誘電体複合粒子(2)のSEM観察から、粒子表面に
銅の微粒子が島状に部分的に付着しており、また蛍光X
線の測定結果から銅付着量はチタン酸バリウムに対し1
0重量%付着していることを確認した。また、誘電体複
合粒子(2)の比表面積は7.0m2/gであった。
【0127】次に、得られた誘電体複合粒子(2)100
部をメチルプロピレングリコール300部にホモミキサ
ーで混合し、さらにビーズミルで処理することで凝集体
のない誘電体複合粒子の分散体2(固形分25%)を得
た。
部をメチルプロピレングリコール300部にホモミキサ
ーで混合し、さらにビーズミルで処理することで凝集体
のない誘電体複合粒子の分散体2(固形分25%)を得
た。
【0128】
【合成例7】<無機粒子の分散体2の調製>酸化アルミ
ニウム粒子(バイコフスキー社製、平均粒子径0.1μ
m、誘電率10)100部をイソプロピルアルコール3
00部にホモミキサーで混合し、さらに超音波ホモジナ
イザー処理することで凝集体のない無機粒子の分散体2
(固形分25%)を得た。
ニウム粒子(バイコフスキー社製、平均粒子径0.1μ
m、誘電率10)100部をイソプロピルアルコール3
00部にホモミキサーで混合し、さらに超音波ホモジナ
イザー処理することで凝集体のない無機粒子の分散体2
(固形分25%)を得た。
【0129】
【合成例8】<導電性接着剤の調製>合成例1のエポキ
シ基含有重合体2部とエピコート1004(平均分子量
1600、油化シェルエポキシ(株)製)10部を酢酸
ブチルセロセルブ100重量部に溶解させ、均一な樹脂
溶液とした。これにアセチレンブラック10部、50μ
m燐片状銀粉90部を加えて3本ロールで1時間混練し
て、導電性接着剤を得た。
シ基含有重合体2部とエピコート1004(平均分子量
1600、油化シェルエポキシ(株)製)10部を酢酸
ブチルセロセルブ100重量部に溶解させ、均一な樹脂
溶液とした。これにアセチレンブラック10部、50μ
m燐片状銀粉90部を加えて3本ロールで1時間混練し
て、導電性接着剤を得た。
【0130】
【実施例1】[誘電体ペーストの調製]熱硬化性樹脂と
してエポキシ樹脂であるエピコート1004(平均分子
量1600、油化シェルエポキシ(株)製)8重量部、
および合成例1で得られたエポキシ基含有重合体3重量
部を酢酸ブチルセロソルブ60重量部に対して溶解さ
せ、均一な樹脂溶液とした。この樹脂溶液に対して、合
成例5で得られた誘電体用複合粒子(1)100重量部
と、アセチレンブラック1部を加えた。そして、3本ロ
ールを用いてこれらの誘電体ペースト組成物材料を1時
間混練し、誘電体ペースト(1)とした。この誘電体ペ
ーストの粘度は50000mPa・sであった。 [導電性箔への塗布]誘電体ペースト(1)をダイコー
タにて13μm銅箔(粗面)の上に塗布して100℃で
15分間乾燥させた。この誘電体層上にダイコータにて
合成例8の導電性接着剤を塗布して100℃で15分間
乾燥させた。これにより接着層付き銅箔付き誘電体層
(1)を得た。断面のSEM観察により誘電体層の厚み
は10μm、接着層の厚みは2μmであった。 [CCL基板へのラミネート]銅箔付き誘電体層(1)
をFR―5のCCL基板に減圧下でプレス圧(100M
Pa・m)、温度170℃で30分間ラミネートした。 [コンデンサの形成]上部銅箔部にDFRを用いて、1m
m角のパターンを形成し、塩化第二銅エッチング液を用
いてコンデンサの上部電極となるパターンを形成した。
形成したコンデンサの容量(1MHz)をLCRメータ
ー(ヒューレットパッカード製)で計測した。また、リ
ーク電流を絶縁抵抗計(ヒューレットパッカード製)で
計測した。結果を表1に示す。
してエポキシ樹脂であるエピコート1004(平均分子
量1600、油化シェルエポキシ(株)製)8重量部、
および合成例1で得られたエポキシ基含有重合体3重量
部を酢酸ブチルセロソルブ60重量部に対して溶解さ
せ、均一な樹脂溶液とした。この樹脂溶液に対して、合
成例5で得られた誘電体用複合粒子(1)100重量部
と、アセチレンブラック1部を加えた。そして、3本ロ
ールを用いてこれらの誘電体ペースト組成物材料を1時
間混練し、誘電体ペースト(1)とした。この誘電体ペ
ーストの粘度は50000mPa・sであった。 [導電性箔への塗布]誘電体ペースト(1)をダイコー
タにて13μm銅箔(粗面)の上に塗布して100℃で
15分間乾燥させた。この誘電体層上にダイコータにて
合成例8の導電性接着剤を塗布して100℃で15分間
乾燥させた。これにより接着層付き銅箔付き誘電体層
(1)を得た。断面のSEM観察により誘電体層の厚み
は10μm、接着層の厚みは2μmであった。 [CCL基板へのラミネート]銅箔付き誘電体層(1)
をFR―5のCCL基板に減圧下でプレス圧(100M
Pa・m)、温度170℃で30分間ラミネートした。 [コンデンサの形成]上部銅箔部にDFRを用いて、1m
m角のパターンを形成し、塩化第二銅エッチング液を用
いてコンデンサの上部電極となるパターンを形成した。
形成したコンデンサの容量(1MHz)をLCRメータ
ー(ヒューレットパッカード製)で計測した。また、リ
ーク電流を絶縁抵抗計(ヒューレットパッカード製)で
計測した。結果を表1に示す。
【0131】
【実施例2】[電着用水性分散液の調製]合成例5で得
られた誘電体用複合粒子の分散液1(固形分25%)4
0重量部に合成例2で得られたポリイミド系樹脂を主成
分とする有機粒子のカチオン性エマルジョン40重量部
を混合して電着用水性分散液(1)を調製した。 [導電性箔への塗布]樹脂基板上に13μm銅箔を貼り
付け、これを陰極として電着用水性分散液(1)中で1
0mAの定電流により電着し、120℃で10分間乾燥
させた。次いで、導電性接着剤として、合成例3のエポ
キシ系樹脂エマルジョン液を用いて、このエマルジョン
液にディップして、100℃で10分間乾燥させた。こ
れにより、銅箔付き誘電体層(2)を得た。断面のSE
M観察により誘電体層の厚みは10μm、接着層の厚み
は0.8μmであった。 [CCL基板へのラミネート]銅箔付き誘電体層(2)
をFR―5のCCL基板に減圧下でプレス圧(100M
Pa・m)、温度230℃で30分間ラミネートした。
られた誘電体用複合粒子の分散液1(固形分25%)4
0重量部に合成例2で得られたポリイミド系樹脂を主成
分とする有機粒子のカチオン性エマルジョン40重量部
を混合して電着用水性分散液(1)を調製した。 [導電性箔への塗布]樹脂基板上に13μm銅箔を貼り
付け、これを陰極として電着用水性分散液(1)中で1
0mAの定電流により電着し、120℃で10分間乾燥
させた。次いで、導電性接着剤として、合成例3のエポ
キシ系樹脂エマルジョン液を用いて、このエマルジョン
液にディップして、100℃で10分間乾燥させた。こ
れにより、銅箔付き誘電体層(2)を得た。断面のSE
M観察により誘電体層の厚みは10μm、接着層の厚み
は0.8μmであった。 [CCL基板へのラミネート]銅箔付き誘電体層(2)
をFR―5のCCL基板に減圧下でプレス圧(100M
Pa・m)、温度230℃で30分間ラミネートした。
【0132】その後、実施例1と同様にしてコンデンサ
を形成してコンデンサの容量とリーク電流を計測した。
結果を表1に示す。
を形成してコンデンサの容量とリーク電流を計測した。
結果を表1に示す。
【0133】
【実施例3】実施例2において合成例5の誘電体用複合
粒子の分散液1に代えて合成例4の無機粒子の分散体1
を用いた以外は全く同様にして評価を行った。結果を表
1に示す。
粒子の分散液1に代えて合成例4の無機粒子の分散体1
を用いた以外は全く同様にして評価を行った。結果を表
1に示す。
【0134】
【実施例4】実施例2において合成例5の誘電体用複合
粒子の分散液1に代えて合成例6の誘電体用複合粒子の
分散液2を用いた以外は全く同様にして評価を行った。
結果を表1に示す。
粒子の分散液1に代えて合成例6の誘電体用複合粒子の
分散液2を用いた以外は全く同様にして評価を行った。
結果を表1に示す。
【0135】
【実施例5】実施例2において合成例2で得られたポリ
イミド系樹脂を主成分とする有機粒子のカチオン性エマ
ルジョン40重量部に代えて合成例3で得られたエポキ
シ系樹脂前駆体を主成分とする有機粒子のカチオン性エ
マルジョン20重量部を用い、ラミネート温度を230
℃から170℃に変えた以外は全く同様にして評価を行
った。結果を表1に示す。
イミド系樹脂を主成分とする有機粒子のカチオン性エマ
ルジョン40重量部に代えて合成例3で得られたエポキ
シ系樹脂前駆体を主成分とする有機粒子のカチオン性エ
マルジョン20重量部を用い、ラミネート温度を230
℃から170℃に変えた以外は全く同様にして評価を行
った。結果を表1に示す。
【0136】
【比較例1】実施例2において合成例5の誘電体用複合
粒子の分散液1に代えて合成例7の無機粒子の分散体2
を用いた以外は全く同様にして評価を行った。結果を表
1に示す。
粒子の分散液1に代えて合成例7の無機粒子の分散体2
を用いた以外は全く同様にして評価を行った。結果を表
1に示す。
【0137】
【表1】
【0138】表1からわかるように、実施例1〜5の導
電性箔付き誘電体層から得られたコンデンサはいずれも
高い静電容量があり、リーク電流も小さかった。これに
対し、本発明の範囲外の比較例1は、静電容量が小さか
った。
電性箔付き誘電体層から得られたコンデンサはいずれも
高い静電容量があり、リーク電流も小さかった。これに
対し、本発明の範囲外の比較例1は、静電容量が小さか
った。
【図1】図1は、本発明の導電箔付き誘電体層を備えた
コンデンサの形成方法(1)の概略図である。
コンデンサの形成方法(1)の概略図である。
【図2】図2は、本発明の導電箔付き誘電体層を備えた
コンデンサの形成方法(2)の概略図である。
コンデンサの形成方法(2)の概略図である。
1 …導電性箔
2 …電着した誘電体層
3 …導電性箔付き誘電体層
4a …上部導電性層
4b …下部導電性層
5 …導電性支持体
6 …支持体
7 …レジスト層
8 …メッキした導電性箔
9 …電着した誘電体層
10a …上部導電性層
10b …下部導電性層
11 …導電性支持体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 長谷川 里美
東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ
エスアール株式会社内
Fターム(参考) 4F100 AA01A AB01B AK01A AL05A
BA02 BA03 BA07 BA10A
BA10C DE01A EC03 EC032
EH46 EH462 EH71 EH712
GB41 JG01A JG01B JG05
JG05A JM01A YY00A
5E082 AB01 CC03 EE23 FG04
5E346 AA13 AA23 AA32 AA51 BB20
CC21 EE24 EE29 HH01
Claims (10)
- 【請求項1】(A-1)平均粒子径1μm以下、誘電率が
100以上である無機粒子と、 (B)重合性化合物および重合体の少なくとも一方から
なる樹脂とを含み、上記(A-1)と(B)との全量を1
00重量%としたときに、 (A-1)を70重量%以上の量で、かつ、 (B)を30重量%以下の量で含有する誘電体形成用組
成物から形成された膜厚1〜20μm、誘電率30以上
の誘電体層が導電性箔上に設けられていることを特徴と
するラミネート可能な導電性箔付き誘電体層。 - 【請求項2】(A-2)平均粒子径1μm以下、誘電率が
100以上である無機粒子の表面の一部に、導電性金属
もしくはその化合物または導電性有機化合物もしくは導
電性無機物が付着された誘電体用複合粒子と、 (B)重合性化合物および重合体の少なくとも一方から
なる樹脂とを含み、上記(A-2)と(B)との全量を1
00重量%としたときに、 (A-2)を70重量%以上の量で、かつ、 (B)を30重量%以下の量で含有する誘電体形成用組
成物から形成された膜厚1〜20μm、誘電率30以上
の誘電体層が導電性箔上に設けられていることを特徴と
するラミネート可能な導電性箔付き誘電体層。 - 【請求項3】前記誘電体層が、導電性箔上にペースト状
の誘電体形成用組成物を塗布することにより形成された
ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
導電性箔付き誘電体層。 - 【請求項4】前記誘電体層が、導電性箔上に水性分散液
状の誘電体形成用組成物を電着することにより形成され
たものであることを特徴とする請求項1または2に記載
の導電性箔付き誘電体層。 - 【請求項5】前記導電性箔が支持体上に設けられている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の導電
性箔付き誘電体層。 - 【請求項6】前記導電性箔が支持体上に設けられてお
り、かつパターンニングされていることを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の導電性箔付き誘電体層。 - 【請求項7】前記導電性箔が支持体上にメッキにより形
成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の
導電性箔付き誘電体層。 - 【請求項8】前記誘電体層上に接着層が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の導電
性箔付き誘電体層。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の導電性箔
付き誘電体層を備えてなることを特徴とするコンデン
サ。 - 【請求項10】請求項1〜8のいずれかに記載の導電性
箔付き誘電体層と、導電性支持体とを、前記導電性箔付
き誘電体層の誘電体が導電性支持体と接するように、3
00℃以下の温度でラミネートしてコンデンサ形成する
ことを特徴とするコンデンサの形成方法。
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| JP2001201161A JP2003011270A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 導電性箔付き誘電体層およびこれを用いたコンデンサ、ならびにその形成方法 |
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| JP2003011270A true JP2003011270A (ja) | 2003-01-15 |
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| JP2001201161A Pending JP2003011270A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 導電性箔付き誘電体層およびこれを用いたコンデンサ、ならびにその形成方法 |
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