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JP2003010605A - 油中混在気体の除去方法および装置 - Google Patents

油中混在気体の除去方法および装置

Info

Publication number
JP2003010605A
JP2003010605A JP2001203863A JP2001203863A JP2003010605A JP 2003010605 A JP2003010605 A JP 2003010605A JP 2001203863 A JP2001203863 A JP 2001203863A JP 2001203863 A JP2001203863 A JP 2001203863A JP 2003010605 A JP2003010605 A JP 2003010605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
sealed container
gas
mixed gas
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001203863A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Soma
昭 相馬
Masahiko Igarashi
正彦 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001203863A priority Critical patent/JP2003010605A/ja
Publication of JP2003010605A publication Critical patent/JP2003010605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な工程および構成で、油中に混在している
気体を短時間で効率よく分離除去することを可能にす
る。 【解決手段】除去装置10は、オイル12が封入される
密封容器16と、前記密封容器16内の前記オイル12
中に浸漬される撹拌機構18とを備える。この撹拌機構
18を構成する回転軸44が回転され、この回転軸44
に設けられている撹拌羽根50a、50bおよび50c
の回転作用下に、オイル12が強制的に撹拌流動され、
前記オイル12に衝撃が付与されることによって、該オ
イル12中に混在する気体が分離除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑油等の油中に
混在する気体を、前記油中から分離除去するための油中
混在気体の除去方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車のブレーキ液、冷却
液、パワーステアリングオイルの他、4輪駆動装置の潤
滑油等に使用されている油中には、気体(空気等)が目
視により確認できない程度に微細な気泡の状態で混在し
ている場合が多い。油の種類や粘性等に起因して多少の
相違があるものの、通常、大気開放圧力条件下におい
て、油中に混在している空気は、飽和量分だけ溶存して
おり、体積比率で略5%〜10%程度溶存していること
が知られている。
【0003】上記のように油中に混在する空気には、酸
素が含まれており、この酸素による酸化劣化反応の連鎖
反応が促進されて油寿命が低下してしまう。さらに、気
泡化した空気の負荷変化により気泡体積が圧縮または膨
張するため、油圧システム等では、駆動の遅れ等によっ
て駆動制御に支障が生じるとともに、機能部品に対して
は、十分な機能を発揮させることができず、あるいは、
機能低下が惹起されてしまう。これにより、油中に混在
する空気を略全て脱気させた状態で、前記油を使用する
ことが望まれている。
【0004】そこで、例えば、実開昭58−17420
4号公報(以下、従来技術1という)に開示されている
ように、油を60℃〜70℃の温水により間接的に加熱
すると同時に、この油中に配設された回転軸を回転させ
ることによって、該油中に混在している水分および気泡
等を排出する装置が知られている。
【0005】また、実開昭61−53399号公報(以
下、従来技術2という)に開示されているように、流入
量を調節する電磁弁を有する液流入管を、タンク側壁を
貫通してタンク中心部まで延展し、末端開口部を上方へ
向けて開放するとともに、該末端開口部の下方位置に受
皿と、処理液をタンク外に流出させるためのタンク底部
に設けられた流出管とにより構成された脱気タンクが知
られている。
【0006】さらにまた、実開平2−86603号公報
(以下、従来技術3という)に開示されているように、
粘性液が入る脱気槽と、前記脱気槽の上部に接続された
真空ポンプと、前記脱気槽の底部に配置された超音波振
動発生装置とからなる粘性液脱気装置が知られている
(以下、従来技術3という)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術1では、油を加熱することによる脱気処理が主
体となっている。このため、従来、30時間〜40時間
必要となっていた脱気時間が短縮されるものの、2時間
〜3時間の脱気時間がかかってしまい、実際上、脱気処
理の効率化を図ることができないという問題がある。し
かも、油を加熱するために特別な構造が必要となり、設
備が大型化するとともに、設備費が高騰するという問題
が指摘されている。
【0008】また、上記の従来技術2では、タンク内に
受皿を配置することから装置構成が大型化するととも
に、油中の脱気処理に多くの時間を要してしまうという
問題がある。
【0009】さらにまた、上記の従来技術3では、超音
波振動発生装置を用いることにより装置構成の大型化が
惹起されるとともに、油中からの確実な脱気処理が遂行
されないおそれがある。
【0010】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、油中に混在している気体を短時間でかつ確実に除去
するとともに、工程および構成の簡素化を図ることが可
能な油中混在気体の除去方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油中混在気
体の除去方法および装置では、潤滑油等の油が密封容器
内に封入されるとともに、前記密封容器内が減圧された
状態で、前記密封容器内の前記油中に浸漬された撹拌機
構の作用下に、該油が強制的に撹拌流動される。このた
め、密封容器内の油全体に衝撃を付与することができ、
前記油中に混在する気体が確実に分離除去される。これ
により、簡単な工程および構成で、油中に混在している
気体を短時間でかつ確実に除去することが可能になる。
【0012】また、密封容器内に複数の障害部材が挿入
されており、撹拌機構の作用下に前記障害部材を油と共
に撹拌流動させている。従って、障害部材を介して油に
衝撃を付与することができ、前記油中に混在する気体が
一層迅速かつ確実に分離除去される。ここで、障害部材
は、球体形状または直方体形状の小形物を含んでおり、
前記障害部材の製造コストが高騰することがなく、経済
的なものとなる。
【0013】さらに、密封容器は、内壁部に凹凸形状、
波形状または多角形状の撹拌機能面を有している。この
ため、密封容器内の油を一層有効に撹拌することが可能
になり、気体の分離除去が円滑に遂行される。
【0014】さらにまた、撹拌機構は、回転翼、羽根、
スクリューまたは水車を備えており、前記撹拌機構の回
転作用下に、密封容器内中央部に減圧空間が形成され
る。これにより、減圧空間を介して油表面の面積が増大
し、前記油中の気体が容易かつ確実に分離除去される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る油中混在気体の除去方法を実施するための除去装
置10の概略構成説明図である。
【0016】除去装置10は、油、特に、4輪駆動装置
に充填される潤滑油であるオイル12が貯留されるオイ
ル貯留槽14と、前記オイル貯留槽14から前記オイル
12が供給されて該オイル12が封入される密封容器1
6と、前記密封容器16内の前記オイル12中に浸漬さ
れ、該オイル12を強制的に撹拌流動させる撹拌機構1
8と、前記密封容器16内の室20に管路22を介して
連通する真空ポンプ24と、この真空ポンプ24による
真空圧を計測するための負圧計26と、前記管路22に
配設されるフィルタ28とを備える。
【0017】図2に示すように、密封容器16は透明ア
クリル製の円筒体30を備え、この円筒体30の下部側
には円盤状の下カバー部材32が配置されるとともに、
前記円筒体30の上部には円盤状の上カバー部材34が
配置される。下カバー部材32および上カバー部材34
には、リング状の溝部36a、36bが形成されてお
り、前記溝部36a、36bにはシールリング38a、
38bを介装して円筒体30の上下両端が挿入される。
【0018】上カバー部材34から下カバー部材32に
わたって複数本の締め付けボルト40が設けられ、前記
締め付けボルト40の締め付け作用下に、前記上カバー
部材34、前記下カバー部材32および円筒体30が一
体的に組み付けられる。
【0019】撹拌機構18は、密封容器16内の室20
に配置されており、前記撹拌機構18を構成する回転軸
44の下端が、ベアリング46aを介して下カバー部材
32に軸支される。回転軸44の上部側には大径部44
aが設けられており、この大径部44aが上カバー部材
34にベアリング46b、46cを介して回転自在に支
持されるとともに、前記大径部44aの端部には、回転
駆動源48に連結される連結部44bが一体的に設けら
れている。
【0020】回転軸44の下部側には、1枚以上、例え
ば、3枚の撹拌羽根50a、50bおよび50cが一体
的に設けられている(図3参照)。この撹拌羽根50
a、50bおよび50cに捻りを与えてもよく、また、
前記撹拌羽根50a、50bおよび50cに代替して、
回転翼、スクリューまたは水車を用いるようにしてもよ
い。
【0021】下カバー部材32には、オイル貯留槽14
に連通する管路52を着脱する第1カプラー54が設け
られる一方、上カバー部材34には、管路22を着脱可
能な第2カプラー56が設けられている(図2参照)。
カプラー54、56には、チェックバルブ57a、57
bが設けられており、オイル貯留槽14と密封容器16
とが遮断可能に構成されている。
【0022】このように構成される除去装置10の動作
について、以下に説明する。
【0023】図1に示すように、密封容器16の第1カ
プラー54に管路52が接続されるとともに、第2カプ
ラー56に管路22が接続され、真空ポンプ24を介し
て前記密封容器16内の室20を真空引きする。このた
め、オイル貯留槽14に貯留されているオイル12が、
管路52を介して密封容器16内の室20に供給され、
このオイル12が所定量だけ充填された後、管路52が
第1カプラー54から取り外される。なお、オイル貯留
槽14を用いずに、上カバー部材34を一旦取り外して
円筒体30内にオイル12を充填してもよい。
【0024】次いで、真空ポンプ24の作用下に、負圧
計26が−100Kpaを表示するまで室20内の真空
引きが行われる。負圧計26が−100Kpaを表示し
た後、撹拌機構18を構成する回転駆動源48が駆動さ
れ、この回転駆動源48に連結されている回転軸44が
所定の方向に回転を開始する。このため、密封容器16
内に充填されているオイル12に浸漬されている撹拌羽
根50a、50bおよび50cは、回転軸44と一体的
に回転して前記オイル12が強制的に撹拌流動される。
【0025】従って、オイル12には、撹拌羽根50
a、50bおよび50cとの接触や衝突による衝撃が付
与され、前記オイル12中に混在する気体(空気)は、
強制的に気泡化され、気泡58が該オイル12中から確
実に分離除去される(図4参照)。
【0026】これにより、第1の実施形態では、簡単な
工程および構成で、オイル12中に混在している気体を
短時間でかつ確実に除去することができるという効果が
得られる。しかも、撹拌機構18を構成する撹拌羽根5
0a、50bおよび50cが回転することによる遠心力
作用により、図4に示すように、密封容器16内の中央
部には減圧空間60が形成される。このため、密封容器
16内におけるオイル12の表面面積が増大し、前記密
封容器16内の中央部側に混在している気体が、気泡5
8となってこのオイル12中から抜け易くなり、前記オ
イル12中の気体の分離除去処理が一層容易かつ確実に
遂行されるという利点がある。
【0027】そして、上記のように、撹拌機構18が駆
動され、密封容器16内に充填されているオイル12中
からの気泡58の発生がなくなった時点で、前記オイル
12中の気泡除去処理が完了する。
【0028】このように、第1の実施形態では、オイル
12中に浸漬されている撹拌機構18の作用下に、前記
オイル12を撹拌流動させて該オイル12に衝撃を付与
し、前記オイル12中に混在している気体を気泡58と
して分離除去するとともに、密封容器16の中央部に減
圧空間60を形成し、該オイル12の表面からの真空脱
泡領域を拡大している。これにより、オイル12中の気
体の除去作業が迅速かつ確実に遂行され、例えば、前記
オイル12が約3l(リットル)である際に、気泡除去
処理が4分間で完了するという結果が得られた。
【0029】なお、第1の実施形態では、撹拌機構18
の駆動が開始された直後には、オイル12中に混在して
いる気体が勢いよく発泡して溢れ出るおそれがある。こ
のため、回転駆動源48を、気体の発泡が収まるまで、
一旦、所定時間だけ停止させた後、前記回転駆動源48
の駆動を再開するように制御することが望ましい。
【0030】一方、撹拌の初期段階では、回転駆動源4
8を低回転で駆動し、オイル12中の気体の発泡消失度
合いに応じて前記回転駆動源48を徐々に高回転に移行
するように制御してもよい。これにより、オイル12中
の気体の分離除去作業が円滑に遂行されるという効果が
得られる。
【0031】この場合、最終段階でオイル12中の気体
が略完全に除去された後、撹拌羽根50a、50bおよ
び50cの裏側に付着した気泡58を除去するために、
回転軸44を断続的、あるいは一定時間だけ回転させ
て、前記気泡58を強制的に離脱させることが必要であ
る。
【0032】また、第1の実施形態では、回転駆動源4
8を介して回転軸44を一方向に回転させてオイル12
中に混在している気泡58の分離除去を行っているが、
回転軸44の回転方向を一定時間毎に逆転させるように
してもよい。これにより、オイル12に一層大きな衝撃
を付与することができ、前記オイル12中の気泡58の
分離除去処理が効果的に遂行されるという利点がある。
【0033】図5は、本発明の第2の実施形態に係る油
中混在気体の除去装置70の要部断面説明図である。な
お、第1の実施形態に係る除去装置10と同一の構成要
素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略
する。また、以下に示す第3乃至第9の実施形態におい
ても同様である。
【0034】除去装置70を構成する撹拌機構72は、
回転軸44の下端側に1枚の撹拌羽根74を設けてい
る。この第2の実施形態では、回転駆動源48の駆動作
用下に、回転軸44を第1の実施形態よりも高回転で回
転駆動する。このため、密封容器16の内部には、撹拌
羽根74の高速回転作用下に、第1の実施形態の減圧空
間60よりも容量の大きな減圧空間76が形成され、オ
イル12中に混在している気泡の分離除去処理が、短時
間で一層確実に遂行されるという効果が得られる。
【0035】図6は、本発明の第3の実施形態に係る油
中混在気体の除去装置80の要部断面説明図である。
【0036】この除去装置80を構成する撹拌機構82
は、回転駆動源48に連結されて密封容器16内に配置
されるボールねじ84を備えており、このボールねじ8
4に螺合するナット部材86には、撹拌羽根88が設け
られている。
【0037】このように構成される第3の実施形態で
は、回転駆動源48が駆動制御されて、ボールねじ84
が正転方向および逆転方向にそれぞれ所定時間ずつ交互
に回転駆動される。従って、ボールねじ84に螺合して
いるナット部材86は、撹拌羽根88と一体的に回転し
ながら上下方向に移動し、密封容器16内に充填されて
いるオイル12全体に強制的に撹拌流動を惹起させ、前
記オイル12中の気泡58を短時間でかつ確実に分離除
去することが可能になる。
【0038】図7は、本発明の第4の実施形態に係る油
中混在気体の除去装置90の要部断面説明図である。
【0039】この除去装置90を構成する撹拌機構92
は、回転駆動源48に連結可能な回転軸94を備え、こ
の回転軸94の下端部側に撹拌羽根96が設けられると
ともに、前記回転軸94の略中間部に第1ベベルギヤ9
8が固定される。この第1ベベルギヤ98には第2ベベ
ルギヤ100が噛合しており、前記第2ベベルギヤ10
0を固着し、回転軸94に直交する水平方向に延在する
ロッド102の両端部には、それぞれ撹拌羽根104
a、104bが設けられている。
【0040】このように構成される第4の実施形態で
は、回転駆動源48の駆動作用下に回転軸94が回転さ
れると、この回転軸94の下部側に設けられている撹拌
羽根96が鉛直軸回りに回転して、オイル12中に撹拌
流動を惹起させる。さらに、回転軸94には、第1ベベ
ルギヤ98が設けられており、この第1ベベルギヤ98
に噛合する第2ベベルギヤ100を固着するロッド10
2の両端部に設けられている撹拌羽根104a、104
bが水平軸回りに回転し、オイル12中に撹拌流動を発
生させる。
【0041】このように、オイル12中には、鉛直軸回
りに回転する撹拌羽根96と、水平軸回りに回転する撹
拌羽根104a、104bとが配置されている。従っ
て、オイル12に大きな衝撃を付与することができ、前
記オイル12中の気泡58を短時間でかつ確実に分離除
去することが可能になる。
【0042】図8は、本発明の第5の実施形態に係る油
中混在気体の除去装置110の要部断面説明図である。
【0043】この除去装置110では、密封容器16内
に障害部材として小径のスチールボール(小形物)11
2が複数個収容されている。そして、撹拌機構18の駆
動作用下に撹拌羽根50a、50bおよび50cが回転
駆動される際、オイル12中のスチールボール112同
士が衝突してこのオイル12に衝撃が付与される。これ
により、オイル12中に混在している気体の発泡を積極
的に促すことができ、前記オイル12中に混在する気泡
58の除去処理が短時間でかつ確実に行われることにな
る。なお、障害部材としては、スチールボール112に
代替して、直立体形状の小形物を用いてもよい。
【0044】図9は、本発明の第6の実施形態に係る油
中混在気体の除去装置120の要部断面説明図である。
【0045】この除去装置120を構成する撹拌機構1
22は、回転駆動源48に連結して回転駆動される回転
軸124を備え、この回転軸124に網目状の筒体12
6が取り付けられている。この筒体126は有底形状に
構成されており、前記筒体126内に複数のスチールボ
ール112(または直立体形状の小形物)が収容されて
いる。
【0046】このように構成される第6の実施形態で
は、回転駆動源48の駆動作用下に回転軸124と一体
的に筒体126が回転されると、この筒体126内に収
容されているスチールボール112が遠心作用下にオイ
ル12中で外方に移動し、互いに衝突する。このため、
オイル12に衝撃が付与され、このオイル12中の気体
が円滑に発泡して除去され、短時間でかつ確実な脱気処
理が行われるという利点がある。
【0047】なお、複数の網目状の筒体126を多段に
積層し、各筒体126内に障害部材として、例えば、複
数個のスチールボール112を収容すれば、オイル12
の脱気処理が一層効率的に遂行されるという効果があ
る。
【0048】図10は、本発明の第7の実施形態に係る
油中混在気体の除去装置130の要部斜視説明図であ
る。
【0049】この除去装置130を構成する撹拌機構1
32は、回転駆動源48に連結可能な回転軸134に1
以上の撹拌羽根136が設けられており、前記撹拌羽根
136には複数個のスチールボール112が埋め込まれ
ている。従って、回転駆動源48の作用下に、回転軸1
34と一体的に撹拌羽根136が回転すると、この撹拌
羽根136に埋め込まれている複数個のスチールボール
112が回転してオイル12に衝撃を付与することが可
能になる。
【0050】これにより、撹拌羽根136によるオイル
12の撹拌流動と、複数のスチールボール112による
衝撃とによって、前記オイル12中に混在している気体
の分離除去処理が一層確実に遂行される。なお、撹拌羽
根136にスチールボール112を埋め込む代わりに、
前記撹拌羽根136の面に凹凸形状部位を設けることに
よっても、同様の効果が得られる。
【0051】図11は、本発明の第8の実施形態に係る
油中混在気体の除去装置140の要部断面平面図であ
る。
【0052】この除去装置140を構成する密封容器1
42は、多角形状、例えば、8角形状に設定されてお
り、内壁部に8角形状の撹拌機能面144が設けられて
いる。このため、撹拌機構18の作用下にオイル12が
撹拌流動する際、このオイル12が撹拌機能面144に
衝突して大きな衝撃が付与される。従って、オイル12
中に混在している気体の分離除去処理が円滑に遂行され
る。なお、撹拌機能面144としては、8角形状面に代
替して、凹凸形状面や波形状面を採用してもよい。
【0053】図12は、本発明の第9の実施形態に係る
油中混在気体の除去装置を構成する撹拌機構150の一
部斜視説明図である。
【0054】撹拌機構150は、上記の撹拌羽根50a
〜50c、74および88等の水平回転翼に代替し、プ
ロペラ152を回転軸44に設けて構成されている。こ
れにより、プロペラ152の回転作用下にオイル12が
一層確実かつ容易に撹拌されるため、このオイル12の
脱気処理が効率的に遂行可能になるという効果が得られ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る油中混在気体の除去方法お
よび装置では、潤滑油等の油が封入された密封容器内を
減圧した状態で、撹拌機構の作用下に前記油が強制的に
撹拌流動されるため、該油全体に衝撃を付与することが
でき、前記油中に混在する気体の分離除去処理が確実か
つ効率的に行われる。これにより、簡単な工程および構
成で、油中に混在している気体を短時間で確実に除去す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る油中混在気体の
除去方法を実施するための除去装置の概略構成説明図で
ある。
【図2】前記除去装置を構成する密封容器および撹拌機
構の要部断面説明図である。
【図3】前記密封容器および前記撹拌機構の要部斜視説
明図である。
【図4】前記密封容器および前記撹拌機構の動作説明図
である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る油中混在気体の
除去装置の要部断面説明図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る油中混在気体の
除去装置の要部断面説明図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る油中混在気体の
除去装置の要部断面説明図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る油中混在気体の
除去装置の要部断面説明図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る油中混在気体の
除去装置の要部断面説明図である。
【図10】本発明の第7の実施形態に係る油中混在気体
の除去装置の要部斜視説明図である。
【図11】本発明の第8の実施形態に係る油中混在気体
の除去装置の要部断面平面図である。
【図12】本発明の第9の実施形態に係る油中混在気体
の除去装置を構成する撹拌機構の一部斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
10、70、80、90、110、120、130、1
40…除去装置 12…オイル 14…オイル貯留槽 16…密封容器 18、72、82、92、122、132、150…撹
拌機構 22、52…管路 24…真空ポンプ 26…負圧計 28…フィルタ 30…円筒体 32…下カバー部材 34…上カバー部材 44、94、12
4、134…回転軸 48…回転駆動源 50a〜50c、74、88、96、104a、104
b、136…撹拌羽根 54、56…カプラー 84…ボールねじ 86…ナット部材 98、100…ベベ
ルギヤ 112…スチールボール 144…撹拌機能面 152…プロペラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D011 AA16 AB06 AC06 AD03 4G078 AA30 AB05 BA05 CA05 DA01 DA09 EA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油等の油中に混在する気体を、前記油
    中から分離除去するための油中混在気体の除去方法であ
    って、 前記油を密封容器内に封入するとともに、前記密封容器
    内を減圧する工程と、 前記密封容器内の前記油中に撹拌機構を浸漬し、前記撹
    拌機構の作用下に該油を強制的に撹拌流動させることに
    より、前記油に衝撃を付与して該油中に混在する気体を
    分離除去する工程と、 を有することを特徴とする油中混在気体の除去方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の除去方法において、前記密
    封容器内に複数の障害部材を挿入し、前記撹拌機構の作
    用下に前記障害部材を前記油と共に撹拌流動させること
    により、該障害部材を介して該油に衝撃を付与すること
    を特徴とする油中混在気体の除去方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の除去方法において、前記障
    害部材は、球体形状または直方体形状の小形物を含むこ
    とを特徴とする油中混在気体の除去方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の除去方法におい
    て、前記密封容器は、内壁部に凹凸形状、波形状または
    多角形状の撹拌機能面を有することを特徴とする油中混
    在気体の除去方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の除
    去方法において、前記撹拌機構の回転作用下に、前記密
    封容器内の中央部に減圧空間を形成し、前記減圧空間を
    介して前記油中の気体を分離除去することを特徴とする
    油中混在気体の除去方法。
  6. 【請求項6】潤滑油等の油中に混在する気体を、前記油
    中から分離除去するための油中混在気体の除去装置であ
    って、 前記油が封入されるとともに、減圧源に連通して内部が
    減圧される密封容器と、 前記密封容器内の前記油中に浸漬され、該油を強制的に
    撹拌流動させることにより、前記油に衝撃を付与して該
    油中に混在する気体を分離除去する撹拌機構と、 を備えることを特徴とする油中混在気体の除去装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の除去装置において、前記密
    封容器内に挿入され、前記撹拌機構の作用下に前記油と
    共に撹拌流動することにより、該油に衝撃を付与する障
    害部材を備えることを特徴とする油中混在気体の除去装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の除去装置において、前記障
    害部材は、球体形状または直方体形状の小形物を含むこ
    とを特徴とする油中混在気体の除去装置。
  9. 【請求項9】請求項6または7記載の除去装置におい
    て、前記密封容器は、内壁部に凹凸形状、波形状または
    多角形状の撹拌機能面を有することを特徴とする油中混
    在気体の除去装置。
  10. 【請求項10】請求項6乃至9のいずれか1項に記載の
    除去装置において、前記撹拌機構は、回転翼、羽根、ス
    クリューまたは水車を備え、 前記撹拌機構の回転作用下に、前記密封容器内の中央部
    に減圧空間を形成し、前記減圧空間を介して前記油中の
    気体を分離除去することを特徴とする油中混在気体の除
    去装置。
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