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JP2003006374A - 電気料金設定システム、設定方法、設定プログラム及び設定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

電気料金設定システム、設定方法、設定プログラム及び設定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2003006374A
JP2003006374A JP2001184000A JP2001184000A JP2003006374A JP 2003006374 A JP2003006374 A JP 2003006374A JP 2001184000 A JP2001184000 A JP 2001184000A JP 2001184000 A JP2001184000 A JP 2001184000A JP 2003006374 A JP2003006374 A JP 2003006374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
period
price
unit price
electricity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184000A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yashima
康博 八嶋
Kiyoshi Kita
清 喜多
Shingo Shimada
真吾 島田
Takashi Horiguchi
貴司 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
Priority to JP2001184000A priority Critical patent/JP2003006374A/ja
Publication of JP2003006374A publication Critical patent/JP2003006374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 需要家に対して所定の期間中において均一な
電気料金を設定しながら、電気事業者等に対して燃料価
格変動のリスクを軽減する。 【解決手段】 先物取引市場の存在する原油および存在
しない天然ガスを利用する発電に際し、天然ガスの単価
に対して原油の実績単価が与える影響度合いと、両資源
の利用割合から、原油の実績単価が販売電力の電気料金
単価に対して与える影響度合いを影響パラメータとして
算出する。そして、原油の実績単価および先物単価なら
びに影響パラメータに基づいて販売電力の予想電気料金
単価を算出し、これと需要家の将来の電力使用予定量と
から、需要家に対する電気料金単価を算出する。一方、
電力使用予定量と影響パラメータから将来の原油および
天然ガス価格変動リスクを回避するための原油のヘッジ
数量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気料金を設定す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原油・石油製品等の燃料価格は、
市況の影響を受け、日々変動を伴うものであることが知
られている。電気事業者等は、電力の発電を行うための
燃料(資源)として原油・石油製品、LNG(液化天然ガ
ス)や石炭等を購入しているが、上記理由により燃料価
格が変動するため、燃料調達コストが原則として固定化
できない。そのため、需要家(顧客等)に提示される電気
料金は、原油価格や為替レートの変動を、燃料費調整制
度により3ヶ月毎に反映する仕組みになっている。燃料
費調整制度は、原油価格や為替レートの変動を輸入燃料
の通関価格の3ヶ月間の平均値に基づいて、3ヶ月毎に
電気料金に反映することにより価格を設定する制度であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記燃
料費調整制度では、実際には燃料価格は市況と連動して
日々変動しているため、3ヵ月という各単位期間毎に燃
料費調整単価(電気料金単価)を見直すことで電気料金も
変動せざるを得ない。従って、実際に需要家に対し、長
期期間に渡って固定価格で電気料金を設定するのは困難
である。また、仮に、3ヶ月毎ではなく、過去1年間の
平均燃料価格を元に、燃料費調整単価を算出し、今後1
年間の電気料金に適用させるとすると、原油価格や為替
レートの激しい市況変動を勘案すれば、電気事業者等の
キャシュフローを著しく悪化させるおそれがある。さら
に、需要家が企業等である場合、企業内の予算会計上の
制約等の理由から所定の単位期間毎に何回も電気料金が
変動することは好ましくなく、固定価格で安定的に電力
供給を受けることが望まれている。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、需要家に対して所定の期間中において均一な電気料
金を設定しながら、電気事業者等に対して燃料価格変動
のリスクを軽減することができる電気料金設定システ
ム、設定方法、設定プログラム及び設定プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明に係る請求項1記載の電気料金設定システム
は、市況に応じて価格変動し、先物取引市場の存在する
第1の資源と、この第1の資源の価格推移に応じて価格
設定され、先物取引市場の存在しない第2の資源とを含
む複数種類の資源を利用して発電される電力の需要家に
対する電気料金単価を設定する電気料金設定システムで
あって、各需要家について将来の均一単価適用期間にお
ける各単位期間ごとの各電力使用予定量の入力を受ける
使用予定量入力手段と、前記複数種類の資源の利用割合
の入力を受ける利用割合入力手段と、前記第1の資源に
ついて、過去の各単位期間ごとの実績単価の入力を受け
る実績単価入力手段と、前記第1の資源について、先物
取引市場における将来の各単位期間ごとの先物単価の入
力を受ける先物単価入力手段と、特定の単位期間の第2
の資源の単価に対して、当該特定の単位期間より過去の
各単位期間における第1の資源の実績単価が与える影響
度合いを、前記過去の単位期間ごとに算出する影響度合
い算出手段と、前記利用割合および前記影響度合いに基
づいて、特定の単位期間の販売電力の電気料金単価に対
して、当該特定の単位期間より過去の各単位期間におけ
る第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、前記過
去の単位期間ごとに影響パラメータとして算出する影響
パラメータ算出手段と、前記第1の資源の実績単価およ
び先物単価、並びに前記影響パラメータに基づいて、所
定の均一単価設定基準期間の各単位期間における販売電
力の予想電気料金単価を算出する予想電気料金単価算出
手段と、前記均一単価設定基準期間の各単位期間の予想
電気料金単価および前記均一単価適用期間の各単位期間
の電力使用予定量に基づいて、前記均一単価適用期間に
おける各需要家の電気料金総額を算出する電気料金総額
算出手段と、前記電気料金総額を、前記均一単価適用期
間の前記電力使用予定量を合計した電力使用予定総量で
除算することにより、各需要家について前記均一単価適
用期間における電気料金単価を算出する電気料金単価算
出手段と、前記電気料金単価を出力する電気料金単価出
力手段と、特定の単位期間の前記電力使用予定量に対し
て、当該特定の単位期間より過去の各単位期間ごとに前
記影響パラメータを積算した第1の資源の数量を求める
操作を、前記均一単価適用期間の各単位期間ごとに行
い、前記第1の資源の数量を各単位期間ごとに合計する
ことにより、各単位期間ごとの前記第1の資源のヘッジ
数量を算出するヘッジ数量算出手段と、前記ヘッジ数量
を出力するヘッジ数量出力手段とを備えたことを特徴と
する。
【0006】本発明に係る請求項2記載の電気料金設定
方法は、市況に応じて価格変動し、先物取引市場の存在
する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に応じて
価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の資源と
を含む複数種類の資源を利用して発電される電力の需要
家に対する電気料金単価をコンピュータを用いて設定す
る電気料金設定方法であって、前記コンピュータが、各
需要家について将来の均一単価適用期間における各単位
期間ごとの各電力使用予定量の入力を受けるステップ
と、前記コンピュータが、前記複数種類の資源の利用割
合の入力を受けるステップと、前記コンピュータが、前
記第1の資源について、過去の各単位期間ごとの実績単
価の入力を受けるステップと、前記コンピュータが、前
記第1の資源について、先物取引市場における将来の各
単位期間ごとの先物単価の入力を受けるステップと、前
記コンピュータが、特定の単位期間の第2の資源の単価
に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期間に
おける第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、前
記過去の単位期間ごとに算出するステップと、前記コン
ピュータが、前記利用割合および前記影響度合いに基づ
いて、特定の単位期間の販売電力の電気料金単価に対し
て、当該特定の単位期間より過去の各単位期間における
第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、前記過去
の単位期間ごとに影響パラメータとして算出するステッ
プと、前記コンピュータが、前記第1の資源の実績単価
および先物単価、並びに前記影響パラメータに基づい
て、所定の均一単価設定基準期間の各単位期間における
販売電力の予想電気料金単価を算出するステップと、前
記コンピュータが、前記均一単価設定基準期間の各単位
期間の予想電気料金単価および前記均一単価適用期間の
各単位期間の前記電力使用予定量に基づいて、前記均一
単価適用期間における各需要家の電気料金総額を算出す
るステップと、前記コンピュータが、前記電気料金総額
を、前記均一単価適用期間の前記電力使用予定量を合計
した電力使用予定総量で除算することにより、各需要家
について前記均一単価適用期間における電気料金単価を
算出するステップと、前記コンピュータが、前記電気料
金単価を出力するステップと、前記コンピュータが、特
定の単位期間の前記電力使用予定量に対して、当該特定
の単位期間より過去の各単位期間ごとに前記影響パラメ
ータを積算した第1の資源の数量を求める操作を、前記
均一単価適用期間の各単位期間ごとに行い、前記第1の
資源の数量を各単位期間ごとに合計することにより、各
単位期間ごとの前記第1の資源のヘッジ数量を算出する
ステップと、前記コンピュータが、前記ヘッジ数量を出
力するステップとを含むことを特徴とする。
【0007】本発明に係る請求項3記載の電気料金設定
プログラムは、市況に応じて価格変動し、先物取引市場
の存在する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に
応じて価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の
資源とを含む複数種類の資源を利用して発電される電力
の需要家に対する電気料金単価をコンピュータを用いて
設定させるための電気料金設定プログラムであって、前
記コンピュータを、各需要家について将来の均一単価適
用期間における各単位期間ごとの各電力使用予定量の入
力を受ける使用予定量入力手段と、前記複数種類の資源
の利用割合の入力を受ける利用割合入力手段と、前記第
1の資源について、過去の各単位期間ごとの実績単価の
入力を受ける実績単価入力手段と、前記第1の資源につ
いて、先物取引市場における将来の各単位期間ごとの先
物単価の入力を受ける先物単価入力手段と、特定の単位
期間の第2の資源の単価に対して、当該特定の単位期間
より過去の各単位期間における第1の資源の実績単価が
与える影響度合いを、前記過去の単位期間ごとに算出す
る影響度合い算出手段と、前記利用割合および前記影響
度合いに基づいて、特定の単位期間の販売電力の電気料
金単価に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位
期間における第1の資源の実績単価が与える影響度合い
を、前記過去の単位期間ごとに影響パラメータとして算
出する影響パラメータ算出手段と、前記第1の資源の実
績単価および先物単価、並びに前記影響パラメータに基
づいて、所定の均一単価設定基準期間の各単位期間にお
ける販売電力の予想電気料金単価を算出する予想電気料
金単価算出手段と、前記均一単価設定基準期間の各単位
期間の予想電気料金単価および前記均一単価適用期間の
各単位期間の電力使用予定量に基づいて、前記均一単価
適用期間における各需要家の電気料金総額を算出する電
気料金総額算出手段と、前記電気料金総額を、前記均一
単価適用期間の前記電力使用予定量を合計した電力使用
予定総量で除算することにより、各需要家について前記
均一単価適用期間における電気料金単価を算出する電気
料金単価算出手段と、前記電気料金単価を出力する電気
料金単価出力手段と、特定の単位期間の前記電力使用予
定量に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期
間ごとに前記影響パラメータを積算した第1の資源の数
量を求める操作を、前記均一単価適用期間の各単位期間
ごとに行い、前記第1の資源の数量を各単位期間ごとに
合計することにより、各単位期間ごとの前記第1の資源
のヘッジ数量を算出するヘッジ数量算出手段と、前記ヘ
ッジ数量を出力するヘッジ数量出力手段として機能させ
ることを特徴とする。
【0008】本発明に係る請求項4記載の電気料金設定
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、市況に応じて価格変動し、先物取引市場の存在
する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に応じて
価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の資源と
を含む複数種類の資源を利用して発電される電力の需要
家に対する電気料金単価をコンピュータを用いて設定さ
せる電気料金設定プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体あって、前記コンピュータを、各
需要家について将来の均一単価適用期間における各単位
期間ごとの各電力使用予定量の入力を受ける使用予定量
入力手段と、前記複数種類の資源の利用割合の入力を受
ける利用割合入力手段と、前記第1の資源について、過
去の各単位期間ごとの実績単価の入力を受ける実績単価
入力手段と、前記第1の資源について、先物取引市場に
おける将来の各単位期間ごとの先物単価の入力を受ける
先物単価入力手段と、特定の単位期間の第2の資源の単
価に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期間
における第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、
前記過去の単位期間ごとに算出する影響度合い算出手段
と、前記利用割合および前記影響度合いに基づいて、特
定の単位期間の販売電力の電気料金単価に対して、当該
特定の単位期間より過去の各単位期間における第1の資
源の実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期
間ごとに影響パラメータとして算出する影響パラメータ
算出手段と、前記第1の資源の実績単価および先物単
価、並びに前記影響パラメータに基づいて、所定の均一
単価設定基準期間の各単位期間における販売電力の予想
電気料金単価を算出する予想電気料金単価算出手段と、
前記均一単価設定基準期間の各単位期間の予想電気料金
単価および前記均一単価適用期間の各単位期間の電力使
用予定量に基づいて、前記均一単価適用期間における各
需要家の電気料金総額を算出する電気料金総額算出手段
と、前記電気料金総額を、前記均一単価適用期間の前記
電力使用予定量を合計した電力使用予定総量で除算する
ことにより、各需要家について前記均一単価適用期間に
おける電気料金単価を算出する電気料金単価算出手段
と、前記電気料金単価を出力する電気料金単価出力手段
と、特定の単位期間の前記電力使用予定量に対して、当
該特定の単位期間より過去の各単位期間ごとに前記影響
パラメータを積算した第1の資源の数量を求める操作
を、前記均一単価適用期間の各単位期間ごとに行い、前
記第1の資源の数量を各単位期間ごとに合計することに
より、各単位期間ごとの前記第1の資源のヘッジ数量を
算出するヘッジ数量算出手段と、前記ヘッジ数量を出力
するヘッジ数量出力手段として機能させることを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る電気料金設定
システムを説明するに先だって、本発明の概要について
導入として説明する。
【0010】(電気料金の考え方)電気料金単価は、単価
の大部分を占める予め定められた単価部分と、火力燃料
の価格変動に対応する単価部分によって構成される。つ
まり、均一単価設定準備期間中の火力燃料の価格変動に
対応する単価部分を均一にすることにより、電気料金単
価を均一にすることができる構造となっている。なお、
火力燃料の価格変動に対応する単価部分の一例として、
従来電気事業者が適用している燃料費調整制度による燃
料費調整単価を適用した場合を想定して、以下本発明の
概要を説明する。
【0011】(従来の燃料費調整単価固定の考え方)燃
料費調整制度は、過去の市況データに基づいて四半期の
均一単価設定(固定単価)を行い、その価格を翌々四半期
に適用する電気料金設定方法である。燃料費調整単価
は、料金改定時における各電力会社毎の火力燃料の発電
構成比率に合わせて、原油・LNG・石炭の全日本CI
F単価を元に算出される。ただし、全日本CIF単価は
大蔵省の発表する実績統計値である。
【0012】燃料費調整単価は四半期間の平均価格を翌
々四半期に適用するため、結果として3ヵ月間の固定価
格で需要家の電気料金を設定することができるが、あく
まで過去の実績値をベースに算定されるものであり、将
来の長期間の固定料金を設定するものではない。
【0013】燃料費調整単価を算出する際に使用される
平均燃料価格(円/kl)は、各電力会社の火力燃料の発
電構成比率に合わせて、例えば当月JCC(円/kl)×
0.1775+当月JLC(円/t)×0.3548[LNG]+石炭C
IF(円/t)×0.4831[石炭]…で表わされる。ここで
言う、JCC、JLC、石炭CIFは、それぞれ原油・
LNG・石炭全日本通関統計CIF単価である。
【0014】上記式に料金改定時の各エネルギーの単
価を代入したものが基準燃料単価であり、例えば14000
円/klで表わされる。各時点の市況を代入した平均燃
料価格と基準燃料単価14000円/klとの差額に対して
電気料金単価を変化させるものが燃料費調整制度であ
り、変化幅は燃料価格が発電原価に与える影響を勘案し
て、例えば差額1000円/klに対して10.1銭/kWhと
言うように決定される。
【0015】従って、各月の燃料費調整単価を算出する
フォーミュラは、例えば[当月JCC(円/kl)×0.1775
+当月JLC(円/t)×0.3548+石炭CIF(円/t)×
0.4831−14000(円/kl) ]÷1000×10.1銭…で表わ
される。
【0016】(燃料費調整単価フォーミュラについて)
しかし、燃料費調整単価を表わすのフォーミュラに
は、原油価格(原油単価)、LNG価格(LNG単価)、石
炭価格(石炭単価)と為替の4つの変数が含まれており、
電気料金単価を固定化することが困難である。先物を活
用して将来の価格を現時点で固定できる(リスクヘッジ
を行う)のは、原油価格と為替の2つの変数のみであ
る。また、石炭価格は、先物市場がないためリスクヘッ
ジ手法では価格の固定化ができない。ただ、LNG価格
は、展開するとすべてが原油価格とリンクしているた
め、リスクヘッジ手法が活用できる原油・為替の2変数
のフォーミュラに式を書きかえることで価格の固定化
を行うことが可能である。
【0017】また、石炭価格は、例えば今後1年間での
値上がりするリスクを見込んで価格の固定化を行い、L
NG価格は、原油価格リンクの形に展開することで価格
の固定化を行う。従って、燃料費調整単価(銭/kWh)
=(A×原油+B)×為替+C…の形に変形することが
できる。
【0018】(石炭価格の固定化について)石炭CIF
単価については、先物市場などデリバティブ市場が発達
しておらず、デリバティブによる価格固定化手法が活用
できないので、任意の固定価格設定を行う必要がある。
【0019】ここでは、過去の一定期間の価格推移から
今後1年間で石炭がどの程度値動きしうるかを計測し、
適正価格を算出する。ここで言う適正単価とは、電気事
業者等のコスト回収が可能と思われる価格帯で最も安価
な価格である。
【0020】石炭価格固定化の手法の一例として、図4
に示すように、過去の価格推移から、1年間の平均価
格がどの程度変化したかを調べる。で求めた前例か
らの変化を正規分布に当てはめる。で求めた正規分
布上で90%の確率で取りうる価格の範囲を試算する。
で当てはめた範囲より高い価格帯の中で、最も安価な
価格を今回の試算で用いる固定価格とする。上記手法の
結果では、例えば石炭価格を40.28ト゛ル/tで固定するこ
とで、電気事業者等は90%の確率で燃料費調整単価の石
炭部分の回収が可能となる。図4は、石炭価格の過去の
価格推移を示す表と過去の価格変化を正規分布で表わし
た図で構成されている一例である。
【0021】(LNG価格の考え方(JLC))上述した
ように、LNG(液化天然ガス)は、原油価格リンクで決
定されるので、その統計値であるJLCも原油価格と為
替の2変数の式に書き換えることが考えられる。JLC
固定化手法として、LNGが原油価格リンクで価格決定
されていることを勘案すれば、以下のように原油価格と
為替の2変数でJLC価格を関数化することで、先物市
場などを用いて固定化することが考えられる。
【0022】まず、LNGは原油の取引と違い、プロジ
ェクト毎に売り主・買い主が明らかになっていることか
ら各プロジェクトの価格を類推することができる。更
に、LNGは買い主が電気事業者とガス事業者という需
要期の異なる2産業の事業者が大多数であるので、全輸
入量における各プロジェクト毎の各月の輸入比率は、概
ね一定と見なすことが可能である。
【0023】本発明では、各プロジェクトの輸入量構成
比率は各月毎に任意の比率を設定することが可能である
が、ここでは単位期間を通じて一定の比率を採用するこ
ととし、その比率は全プロジェクトの年間引取量を各プ
ロジェクトの年間引取量で按分したものとする。この比
率で各プロジェクトの価格フォーミュラを足し合わせた
ものをJLC価格フォーミュラとする。
【0024】但し、図5に示すように、多くのプロジェ
クトにはS字と呼ばれるデリバティブで言うところのカ
ラーズの一種が含まれている。S字とは、特定の原油価
格帯毎に異なるLNG価格フォーミュラを用いることに
より、原油の価格変動によるLNG価格変動リスクを軽
減させる手法である。図5は原油価格(JCC)とLNG
価格(JLC)の相関関係を示す一例図である。よって原
油価格の価格帯により採用する各プロジェクトのフォー
ミュラを選択する必要があるが、ここでは一例として市
況が高いときに採用される各プロジェクトのフォーミュ
ラを用いてJLCのフォーミュラを算出することとす
る。
【0025】(LNG価格(JLC)の試算)上述したよ
うに、各プロジェクトの価格フォーミュラを年間引取量
の数量比率で按分すると、JLC価格フォーミュラが算
出される。例えば、図6に示すように、アラスカのフォ
ーミュラ×122万t/5341万t+ブルネイのフォーミュ
ラ×600万t/5341万t+アブダビのフォーミュラ430万
t/5341万t+……というように表わせる。図6は、日
本に入ってくるLNGプロジェクトを示す一例図であ
る。
【0026】従って、JLC単価(円/t)は、(2.745×
当月JCC+0.136×2ヶ月前JCC+1.136×3か月前
JCC+0.666×4ヶ月前JCC+0.531×5ヶ月前JC
C+97.557)×当月為替+634.03円の形で表わされ、燃
料費調整単価フォーミュラが原油価格と為替との2変数
を含む(A+原油+B)×為替+Cの式に書き換えられ
る。
【0027】(燃料費調整単価フォーミュラについて)
上述したように、平均燃料価格は、当月JCC(円/kl)
×0.1775[原油]+当月JLC(円/t)×0.3548[LNG]
+石炭CIF(円/t)×0.4831[石炭]…で表わされ
る。の式にこれまでに求めた各燃料の式を代入する。
【0028】原油(円/kl):(当月JCC(ト゛ル/b)×
6.29(b/kl)×当月為替(円/ト゛ル))×0.1775 LNG(円/t):{ (2.745×当月JCC+0.136×2カ
月前JCC+1.136×3か月前JCC+0.666×4ヶ月前
JCC+0.531×5ヶ月前JCC+97.595)×当月為替+6
34.06円}×0.3548 石炭(円/t):(石炭CIF×当月為替)×0.4831 ここで、石炭については、40.28ト゛ル/tという数字を求
めたが、この数字は現時点での価格であり、任意に設定
可能な数字である。最終的には、固定する際の至近の実
績を用いて試算し直す。
【0029】式に、これらを代入することで、平均燃
料価格(円/kl)が求められる。さらに、平均燃料価格
と基準燃料単価14000円/klとの差額1000円に対し
て、電気料金単価を10.1銭変化させるのが燃料費調整制
度である。従って、燃料費調整単価フォーミュラ(kW
h当り)は、(0.02111×当月JCC+0.00048×2ヶ月前
JCC+0.00407×3ヶ月前JCC+0.00239×4ヶ月前J
CC+0.00190×5ヶ月前JCC+0.34959+石炭CIF
×0.4831/1000×10.1)×当月為替−139.1(銭)と表わさ
れる。
【0030】(ヘッジ数量の考え方)均一単価を適用す
る需要家の、将来の均一単価適用期間における月別の電
力使用予定量を元にリスクヘッジする数量を算出する。
図7は、ヘッジ数量の考え方を示す一例図であり、右上
図は、上左図の考え方に数量を加味したモデル図であ
る。実際に燃料調整単価を固定するためには、原油価格
・為替の2変数に加えて、その数量を考えなければなら
ない。図7に示すように固定した電気料金総額に原油価
格のヘッジ損益、為替のヘッジ損益を加えたものが、燃
料費調整制度による総収入と同額程度(または近似)にな
ればよい。
【0031】(デリバティブを活用)上述したように、
変数である原油価格を固定化するためには、先物、スワ
ップ及びオプションなどを活用する。全てのデリバティ
ブは先物取引から派生するのが原則であるので、ここで
は先物取引を例に挙げて以下説明する。
【0032】原油の先物市場は限られた指標原油にしか
存在せず、例えば、WTI、Brent、Dubai、
Tapis等の指標原油に先物市場が存在する。ここ
で、デリバティブを有効に活用するためには、JCC自
体の先物市場は存在しないため、ヘッジ対象であるJC
Cに最も近い値動きをする(相関性の高い)指標原油を選
定し、その指標原油でリスクヘッジをする必要がある。
【0033】原油は国際市況商品であるので、各指標原
油にも価格の連動性があるため、どの指標原油でもJC
Cとの相関性は高いが、日本は特に中東依存度が高いた
め、ここでは中東原油の代表的な指標原油であるDub
aiを最も相関性が高いものとして選定する。但し、指
標原油は必ずしもDubaiに限定せずともよい。その
時々に応じて相関性が高い指標原油を選定すればよい。
また、上述した指標原油を2つ組み合わせる等したもの
を新たな指標原油として利用してもよい。なお、中東か
ら日本への輸送タイムラグを加味すると、例えば以下の
式が導かれる。当月JCC単価(ト゛ル/b)=前月ドバイ
単価(ト゛ル/b)+2.2(ト゛ル/b)と表わされる。
【0034】(固定単価の算出方法)過去の実績に基づ
くと、例えば平成13年度の燃料費調整単価は、タイム
ラグを勘案すると平成12年10月〜平成13年9月の
平均燃料価格によって算出される。上述した燃料費調整
単価フォーミュラに、実績値があれば実績値を代入し、
ない場合には先物価格(先物単価)を代入する。図8は、
実績(市況データ)及び先物データの一例を示す図であ
る。このようなデータに基づき実績値と先物価格を燃料
費調整単価フォーミュラに代入し、各月の予想燃料費調
整単価を算出する。また、ここでは石炭CIF価格につ
いては、実績値と任意の設定単価(ここでは40.28ト゛ル/
t)が代入されている。
【0035】以下に一例を挙げて説明する。例えば2000
年9月時点で、2000年10月の燃料費調整単価(実際に
は2001年4月適用)を想定して算出する。この場合も、
原油価格、石炭価格、為替を図に示す実績データと先物
データから抽出して代入を行う。
【0036】原油価格:5月JCC(25.12ト゛ル/b)、6
月JCC(27.38ト゛ル/b)、7月JCC(29.28ト゛ル/b)、
8月JCC(29.03ト゛ル/b)、10月JCC(9月Dub
ai30.31ト゛ル/b+2・20ト゛ル/b=32.51ト゛ル/b)とな
る。
【0037】石炭価格:40.28ト゛ル/t(ここでは、1年間
横置きで仮定して算出)となる。
【0038】為替:10月スワップレート105.7円/ト゛ル
となる。これを燃料費調整単価フォーミュラに代入する
ことで燃料費調整単価が算出される。上述の各先物価格
を代入すると、ここでは17銭/kWhという1ヶ月間の
予想燃料費調整単価が得られる。同様の考え方で各月の
予想燃料費調整単価を求めた例が図9である。
【0039】次に、需要家の各月の電力使用予定量で上
記価格を按分する。図10は、月々の予想燃料費調整単
価と電力使用予定量、按分結果である1年間の均一燃料
費調整単価を示す一例図である。
【0040】上記手法により、年間均一燃料費調整単価
を算出することができる。
【0041】(原油(Dubai)のリスクヘッジについ
て)上記手法により、年間均一燃料費調整単価が算出さ
れるが、燃料費調整制度を適用した場合の回収料金との
差をどの様に埋めるかが問題となる。ここで、回収料金
の差は、販売電力量×燃料費調整単価の差となる。ま
た、燃料費調整単価の差は、原油価格の差・為替の差・
石炭価格の差によって生じる。さらに、原油のヘッジ数
量は、燃料費調整単価フォーミュラ×電力使用予定量に
より算出される。図10に示される需要家データを利用
して、2000年10月の燃料費調整単価(実際には2001年
4月に適用)に基づき原油のヘッジ数量を算出する。
【0042】9月Dubai(10月JCCに充当)数量
は、4038万kWh×0.02111/100=約8500バレルとな
る。以下同様に、原油のヘッジ数量を算出していくと、
図11に示す数値が求められる。図11は、年間均一燃
料費調整単価算出時に適用される原油ヘッジ数量を示す
一例である。なお、図11では、適用する原油の指標の
一例としてドバイを使用している。
【0043】(原油ヘッジ損益について)上記手法によ
り、年間均一燃料費調整単価をヘッジするための数量が
算出された。これによりリスクヘッジを行うことで、先
物価格とスポット価格の差損益が発生する。また、原油
価格のリスクヘッジ損益は、ドル建てで出るため、円換
算する必要がある。このときに適用する為替レートは、
原油価格のリスクヘッジ損益が出る月ではなく、どの月
の予想燃料費調整単価をヘッジしたかに依存する。
【0044】一例を挙げて、原油価格のリスクヘッジ損
益の算出方法を説明する。例えば、図11に基づき、1
2月のDubaiの先物価格が30.84ト゛ル/bで、実際に
は35ト゛ル/bであった場合、12月Dubaiは合計151
00bblのヘッジをしているので15100×(35−30.84)ト゛ルが
損益であるが、これを円に換算すると、(35−30.84)×1
1100×10月スポット為替、(35−30.84)×300b×12月
スポット為替、(35−30.84)×300b×1月スポット為替
…というように表わされる。
【0045】(為替のリスクヘッジについて)さらに、
原油価格などドル建てで固定された部分は、為替のヘッ
ジが必要となる。燃料費調整単価フォーミュラにおい
て、為替をヘッジすべき部分は次の3つである。すなわ
ち、原油価格連動部分・JLCフォーミュラに含まれる
ドル建て定数部分・固定した石炭価格である。原油価格
連動部分に関しては、図12の数値を参照して、ドバイ
ヘッジ数量に固定価格を掛け合わせたものにより算出さ
れる。図12は、原油のヘッジ数量に固定価格を掛け合
わせたものと、為替のヘッジ数量を表にした一例であ
る。また、JLCフォーミュラに含まれるドル建て定数
部分・固定した石炭価格に関しては、それぞれに電力使
用予定量に燃料費調整単価フォーミュラの係数を掛け合
わせたものにより算出される。図13は、為替ヘッジ数
量を示す一例図である。
【0046】(全体の損益の検証)上述したようにして
算出された年間均一燃料費調整単価による料金収入・原
油価格ヘッジ損益・為替ヘッジ損益を足し合わせたもの
が、従来の燃料費調整単価を採用した際と同等の料金収
入であるかを検証する。この場合、実際の市況を乱数と
し、その際に算出される従来の燃料費調整単価と、年間
均一燃料費調整単価による料金収入・原油価格ヘッジ損
益・為替ヘッジ損益を足し合わせたものの間に違いがあ
るか否かを調べる。図14は、実際の市況データを示す
一例であり、乱数部分となる。図14に示されるような
乱数データを参照して、上記計算を5000回程度繰り返
し、従来通りの燃料費調整制度による収益と年間均一燃
料費調整単価における収益の関係を計測した結果、両者
の相関性が99.7%となった。図15は、損益を含む計算
結果を示す一例図である。図16は、統計分析を示す一
例図である。
【0047】(需要家に価格提示)以上述べてきた手法
をまとめると、以下のことが導かれる。需要家にその
時の先物価格によって年間均一燃料費調整単価を提示す
ることが可能である。従来の燃料費調整単価による収
入とほぼ同程度の料金収入が見込まれる。リスクがゼ
ロではない。特にのリスクに関して大きいものから列
挙すると、以下のような項目を挙げることができる。こ
れらの項目を各需要家ごとに次回以降の均一電気料金単
価の設定に反映させる必要がある。
【0048】第1の項目として、数量のズレが挙げられ
る。例えば、電力使用予定量と実際の使用量が異なる
と、その差異はリスクヘッジ出来ていないことになる。
【0049】第2の項目として、石炭価格のズレが挙げ
られる。上述したように、石炭については先物取引市場
等でリスクヘッジを行っているわけではないので、ここ
では年間40.28ト゛ル/tを見込んでいるが、実際の市況と
の差額についてはリスクヘッジできていないことにな
る。
【0050】第3の項目として、ドバイなどの先物を購
入した指標原油と、JCCの相関性が挙げられる。両者
は短期的には異なる動きをする場合がある。
【0051】第4の項目として、先物などを購入した為
替と全日本通間CIF為替との相関性が挙げられる。
【0052】第5の項目として、状況変化に伴い設定し
た燃料費調整単価フォーミュラが変化することが挙げら
れる。
【0053】(燃料費調整単価固定化の仕組み・目的)
以上述べてきたが、もう一度本発明の仕組み・目的につ
いて説明する。図17は均一燃料費調整単価設定の仕組
みを示す一例である。現行の燃料費調整制度は、過去の
市況に基づいた3ヵ月の固定単価であるため、3ヵ月ごと
に固定単価の改定が行われる。図17は、従来の燃料費
調整制度によって得られる需要家からの収入をグラフで
表わしたものと、本発明によって得られる需要家からの
収入をグラフで表わしたものである。図中の右図に示す
ように、その時の燃料費調整単価が均一燃料費調整単価
を上回っているときは、その差額を市場で回収し、逆の
場合にはその差額を市場に支払う構造となっている。本
発明の目的は、需要家に対して均一電気料金単価を設定
し、且つ電気事業者等に対して燃料価格変動のリスクを
軽減することである。
【0054】以上、本発明の概要について述べてきた
が、再度本発明についてまとめて説明し、本発明を利用
した需要家の契約管理などについても言及する。
【0055】電気事業者等にとって従来の燃料費調整制
度で得られる収入と同レベルの収益を需要家からの均一
電気料金単価収入と市場とのリスクヘッジ損益の合算に
より確保できる状態を適正としている。ここで、適正な
均一電気料金単価とは、この状態を実現するために設定
したフォーミュラ(本発明に係る電気料金単価を算出す
る式)に以下の構成要素を代入することによって得られ
る。以下で、フォーミュラの構成要素として本発明にお
いて重要なものについて説明する。
【0056】第1の構成要素として、為替先物価格が挙
げられる。この為替先物価格とは、燃料費調整制度で用
いられている「税関長公示レート」と同様の考え方で、イ
ンターバンク為替先物レートの適用期間を勘案して按分
し、為替先物の月間平均値を算出するものである。
【0057】第2の構成要素として、原油先物価格が挙
げられる。燃料費調整制度で用いられている「全日本通
関CIF原油価格」は先物市場が存在しないため、比較
的価格相関性の高い、先物取引市場が存在する原油価格
を指標とし、特定の回帰式により関数化する。
【0058】第3の構成要素として、需要家の月別電力
使用予定量が挙げられる。この需要家の月別電力使用予
定量は、過去の需要家の使用状況と、需要家の契約期間
中の電力使用量に影響を与えるような要因を総合的に勘
案して設定されたものである。
【0059】第4の構成要素として、過去の価格変動か
ら算出した対象期間の石炭価格設定値が挙げられる。こ
の石炭価格設定値は、過去の価格変動から統計的に契約
期間中に変動しうる価格幅を計測し、確率的手法から価
格設定したものである。
【0060】次に、フォーミュラの算出根拠について説
明する。
【0061】フォーミュラは、燃料費調整制度において
適用される価格式であり、以下のように表わされる。
【0062】 {(a×全日本CIF原油価格+b×全日本CIFLNG価格+c×全日本C IF石炭価格)−d}×e……(i) 当月予想燃料費調整単価は、以下のように表わされる。
【0063】 (A×当月原油価格+B×2カ月前原油価格+C×3か月前原油価格+D×4ヶ 月前原油価格+E×5ヶ月前原油価格+F×石炭価格想定値)×当月為替+G… …(ii) 契約期間中の均一燃料費調整単価は、契約期間中の各月
の予想燃料費調整単価を(i)式から算出し、各月の固定
単価を当該月の月別電力使用予定量で按分する。
【0064】ここで、a,b,c,d,eの各要素(係
数)は、各電気事業者が自社の火力燃料消費率をもとに
算定し、公示している係数である。なお、これらの係数
は、任意に決定されるもので変更されてもかまわない。
【0065】LNG価格は原油価格リンクであり各プロ
ジェクトの受入量がわかっていることから、上記式の全
日本CIFLNG価格を、各プロジェクトの受入量比率
で各プロジェクトフォーミュラを按分することにより原
油関数に変換することが可能である。ただし、LNG受
入量・価格フォーミュラは不変のものではなく、時期に
より変動するものであることからこのフォーミュラは流
動性を持つ。
【0066】また、その時の価格帯によって採用するフ
ォーミュラを変更するプロジェクトも存在するため、均
一電気料金単価算出時点で、どのフォーミュラを採用す
るかにより最終的な算出式は異なってくる。以上のこと
を勘案することで(i)式を(ii)式に変換することがで
きる。
【0067】つづいて、損益誤差要因分析の仕組みにつ
いて説明する。
【0068】需要家の契約管理において、需要家からの
均一燃料費調整単価収入とリスクヘッジ損益との合算
と、仮に従来の燃料費調整制度を適用していた際の収入
との誤差を分析する。誤差ゼロが理想型ではあるが、電
力使用予定量と実際の使用量の誤差、燃料費調整制度で
用いられる指標価格と先物の指標価格のズレ(ベーシス
リスク)など、各種不確定要因が本発明に存在すること
が想定されることから、これらの誤差を分析した上で、
フィードバックするものである。
【0069】実際に生じるであろう誤差は、想定される
リスクファクターとして数量のズレ(例えば電力使用
予定量と実際の使用量との差異)と、石炭価格のズレ
(例えば指標石炭価格と設定石炭価格の値差)と、ドバ
イなどの先物を購入した指標原油とJCCの相関性のズ
レ(先物指標原油価格とJCCの値差)と、先物などを
購入した為替と全日本通間CIF為替との相関性のズレ
(先物為替価格と指標為替価格の値差)と、状況変化に
伴い設定した燃料費調整単価フォーミュラの変化とが複
合的に作用して生じるものであるが、されぞれのリスク
ファクターがなかった場合とあった場合を比べること
で、生じた値差の内訳を分析する。
【0070】次に、損益誤差の要因分析結果をシステム
にフィードバックする仕組みについて説明する。
【0071】上記に挙げたリスクファクターのうち、影
響が大きいと判断されたものはシステムの修正を行うこ
とでフィードバックを行い、次回契約時に、その時の状
況を勘案した最適な方法を選択することができる。具体
的にどのように修正するかは、以下に示す項目となる。
【0072】第1の項目として、数量のズレが挙げられ
る。例えば、電力使用予定量と実際使用量とが異なる
と、その差異はリスクヘッジ出来ていないことになる。
従って、数パターン存在する需要家の数量リスクの算出
方法を変更する等で対応することが考えられる。
【0073】第2の項目として、石炭価格のズレが挙げ
られる。上述してきたように、石炭については先物取引
市場等でリスクヘッジを行っているわけではないので、
ここでは年間40.28ト゛ル/tを見込んでいるが、実際の市
況との差額についてはリスクヘッジできていないことに
なる。従って、例えば確率的手法による石炭価格の設定
を行うにあたってデータの範囲・価格帯の有効幅を変更
することが考えられる。
【0074】第3の項目として、ドバイなどの先物を購
入した指標原油と、JCCの相関性が挙げられる。両者
は短期的には異なる動きをする場合がある。従って、先
物指標原油の変更、あるいは先物指標原油価格とJCC
との回帰式を変更することが考えられる。
【0075】第4の項目として、先物などを購入した為
替と全日本通間CIF為替との相関性が挙げられる。従
って、先物為替を変更することが考えられる。
【0076】第5の項目として、状況変化に伴い設定し
た燃料費調整単価フォーミュラが変化することが挙げら
れる。従って、具体的には、JLCの原油価格を変数と
する関数化に当たって、加重平均比率の変更、或いは価
格帯により異なるフォーミュラを持つプロジェクトにお
ける採用フォーミュラの変更を行うことが考えられる。
【0077】次に、以下、本発明の一実施形態によるコ
ンピュータ等を用いた電気料金設定システムについて適
宜図面を参照しながら説明する。
【0078】なお、以下の説明では、複数の資源とし
て、原油・石油製品(第1の資源)、LNG(第2の資源)
及び石炭を利用して発電(本実施形態では火力発電)され
る電力を需要家に販売する際の電気料金単価を設定する
電気料金設定システムを想定して説明するが、本発明
は、この例に特に限定されず、種々のシステムに応用す
ることができる。
【0079】図1は、本発明の一実施形態によるパーソ
ナルコンピュータ等を用いた電気料金設定システムの構
成を示すブロック図である。
【0080】パーソナルコンピュータ(以下、コンピュ
ータ1という)は、通常のパーソナルコンピュータ等で
構成され、ROM(リードオンメモリ)、CPU(中央演
算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、外部
記憶装置、入力部、表示部、通信部及び記録媒体駆動装
置を含むものである。
【0081】コンピュータ1は、上記各ブロックは内部
のバスに接続され、このバスを介して種々のデータ等が
コンピュータ内部で入出力され、CPUの制御の下、電
気料金の設定を行うための種々の処理が実行される。
【0082】ROMには、コンピュータ1を動作させる
ための基本プログラム等が予め記録されている。RAM
は、CPUの作業領域などとして用いられる。記憶媒体
は、コンピュータ読み出し可能な記録媒体であり、例え
ば、CD−ROMから構成される。記録媒体駆動装置
は、CD−ROMドライブ等から構成され、CPUの制
御の下、記録媒体から電気料金設定プログラムを読み出
し、このプログラムが外部記憶装置にインストールされ
る。
【0083】なお、記録媒体は、上記の例に特に限定さ
れず、DVDドライブ、フロッピー(登録商標)ディス
クドライブ等の他の記録媒体駆動装置が付加されている
場合、DVD、フロッピーディスク等の他のコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を用いて電気料金の設定を実
行するプログラムを外部記憶装置にインストールするよ
うにしてもよい。また、外部記憶装置は、ハードディス
クドライブ等の外部記憶装置から構成される。
【0084】CPUは、ROMから基本プログラムを読
み出すとともに、外部記憶装置から電気料金設定プログ
ラムを読み出し、種々のデータの処理を行ったり、必要
なデータを他の端末装置等との間で後述する通信部を用
いて受信する。
【0085】入力部は、キーボード及びマウス等から構
成され、本実施の形態では、種々のデータの入力と入力
者の操作に応じた種々の指令等が入力される。
【0086】通信部は、モデムまたはルータ等から構成
され、インターネット等のネットワークを介して他の機
器(例えば、サーバや端末装置等)との通信を制御する。
表示部は、CRT(陰極線管)又は液晶表示装置等から構
成され、CPUの制御の下、本システムに使用される種
々の画面を静止画又は動画によって表示する。
【0087】図1に示すように、コンピュータ1(電気
料金設定システム)は、機能的には、電気料金設定部1
0、データ記憶部20、契約管理部30及び通信部40
を含む。電気料金設定部10は、機能的には、電気料金
設定準備データ取得部101、影響度合い算出部10
2、影響パラメータ算出部103、予想電気料金単価算
出部104、電気料金総額算出部105、電気料金単価
算出部106、電気料金単価出力部107、見積データ
確認部108、ヘッジ数量算出部109、ヘッジ数量出
力部110、売買契約実行部111を含む。契約管理部
30は、機能的には、実績データ取得部301、リスク
ヘッジ損益算出部302、リスクヘッジ損益出力部30
3、照合部304、トータル収益算出部305、トータ
ル収益出力部306、損益誤差要因分析部307、損益
誤差要因出力部308、フィードバック処理部309を
含む。
【0088】電気料金設定部10は、電気料金設定シス
テム1のCPU(図示省略)等から構成され、当該CPU
が後述するデータ記憶部20内の記録媒体(図示せず)に
記憶されている種々のプログラムを読み出して実行す
る。
【0089】通信部40は、モデムまたはルータ等から
構成され、ネットワークを介して他の機器(例えば、サ
ーバや端末装置等)との通信を制御する。
【0090】電力料金設定準備データ取得部101は、
各需要家について将来の均一単価適用期間における各単
位期間ごとの各電力使用予定量データ、原油・石油製
品、LNG及び石炭の利用割合データ(各火力燃料の発
電構成比率)、原油・石油製品についての過去の各単位
期間ごとの実績単価データ及び先物取引市場における将
来の各単位期間ごとの先物単価データ、及び石炭設定単
価データ等を取得するものである。なお、電気料金設定
準備データ取得部101は、使用予定量入力手段、利用
割合入力手段、実績単価入力手段及び先物単価入力手段
として機能する。
【0091】影響度合い算出部102は、特定の単位期
間のLNG(第2の資源)の単価に対して、この特定の単
位期間より過去の各単位期間における原油・石油製品
(第1の資源)の実績単価が与える影響度合いを、過去の
単位期間ごとに算出するものである。
【0092】影響パラメータ算出部103は、原油・石
油製品、LNG及び石炭の利用割合データ(各火力燃料
の発電構成比率)および影響度合いデータに基づいて、
特定の単位期間の販売電力の電気料金単価データに対し
て、この単位期間より過去の各単位期間における原油・
石油製品の実績単価データが与える影響度合いを、過去
の単位期間ごとに影響パラメータとして算出するもので
ある。
【0093】予想電気料金単価算出部104は、原油・
石油製品の実績単価データおよび先物単価データ、並び
に影響パラメータに基づいて、所定の均一単価設定基準
期間の各単位期間における販売電力の予想電気料金単価
データを算出するものである。
【0094】電気料金総額算出部105は、均一単価設
定基準期間の各単位期間の予想電気料金単価データおよ
び前記均一単価適用期間の各単位期間の電力使用予定量
データに基づいて、前記均一単価適用期間における各需
要家の電気料金総額データを算出するものである。
【0095】電気料金単価算出部106は、電気料金総
額データを、均一単価適用期間の前記電力使用予定量デ
ータを合計した電力使用予定総量データで除算すること
により、各需要家について前記均一単価適用期間におけ
る電気料金単価データを算出するものである。電気料金
単価出力部107は、電気料金単価を出力するものであ
る。
【0096】見積データ確認部108は、電気料金単価
出力部107により出力された需要家の電気料金単価に
基づき契約意思の確認を行うものである。
【0097】ヘッジ数量算出部109は、特定の単位期
間の電力使用予定量データに対して、この特定の単位期
間より過去の各単位期間ごとに影響パラメータを積算し
た原油・石油製品の数量を求める操作を、均一単価適用
期間の各単位期間ごとに行い、原油・石油製品の数量を
各単位期間ごとに合計することにより、各単位期間ごと
の原油・石油製品のヘッジ数量を算出するものである。
ヘッジ数量出力部110は、ヘッジ数量を出力するもの
である。
【0098】売買契約実行部111は、ヘッジ数量出力
部110により出力されたヘッジ数量に基づき取引金融
機関に対するヘッジ数量依頼書(先物売買指示書)を作成
・ヘッジ数量のヘッジ完了の確認・需要家との契約の確
認を行うとともに、データ記憶部20に契約に基づく種
々のデータを需要家データとして記憶するように制御す
るものである。
【0099】データ記憶部20は、RAMやハードディ
スク装置等(図示省略)から構成され、電気料金設定部1
0及び契約管理部30が処理を行うために必要なデータ
を記憶するものである。
【0100】契約管理部30は、電気料金設定システム
1のCPU(図示省略)等から構成され、当該CPUがデ
ータ記憶部20内の記録媒体(図示せず)に記憶されてい
る種々のプログラムを読み出して実行する。
【0101】実績データ取得部301は、各需要家につ
いて実際の均一単価適用期間における各単位期間ごとの
各電力使用量データ、実際の原油・石油製品単価データ
及び為替データや各需要家からの電気料金単価に基づく
入金額データを取得するものである。
【0102】リスクヘッジ損益算出部302は、均一単
価適用期間中の各単位期間終了後、実際の原油・石油製
品単価データ及び為替データ(市況データ)に基づきリス
クヘッジ損益を算出するものである。リスクヘッジ損益
出力部303は、リスクヘッジ損益算出部302により
算出されたリスクヘッジ損益データを出力するものであ
る。
【0103】照合部304は、リスクヘッジ損益出力部
303により出力されたリスクヘッジ損益データと取引
金融機関が算出したリスクヘッジ損益データとを照合す
るものである。
【0104】トータル収益算出部305は、各需要家に
ついて均一単価適用期間における電気料金単価に基づく
入金額データと、リスクヘッジ損益データとを合算する
ことで当該需要家からのトータル収益(電力売上収入)デ
ータを算出するものである。トータル収益出力部306
は、トータル収益算出部305により算出されたトータ
ル収益データを出力するものである。
【0105】損益誤差要因分析部307は、各需要家に
ついて燃料費調整単価に準じた変動価格により得られる
トータル収益と均一単価適用期間における電気料金単価
により得られたトータル収益とを比較することで誤差デ
ータを算出し、分析するものである。損益誤差要因出力
部308は、損益誤差要因分析部307により分析され
た誤差データに基づき誤差要因データとして出力するも
のである。
【0106】フィードバック処理部309は、損益誤差
要因出力部308により出力された誤差データを各需要
家に対して誤差要因となる項目ごとに数値データとして
算出するとともに、各需要家の次回以降の均一単価適用
期間における電気料金単価の算出に役立てられるように
データ記憶部20に記憶させるものである。
【0107】つづいて、コンピュータ1を用いた各需要
家について均一単価適用期間における電気料金単価の算
出に伴う処理手順について説明する。図2は、コンピュ
ータを用いた各需要家について均一単価適用期間におけ
る電気料金単価の算出に伴う処理手順についての一例で
ある。
【0108】まず、コンピュータ1は、電気料金設定準
備データ取得部101により、各需要家について将来の
均一単価適用期間における各単位期間ごとの各電力使用
予定量データ、原油・石油製品、LNG及び石炭の利用
割合データ、原油・石油製品についての過去の各単位期
間ごとの実績単価データ及び先物取引市場における将来
の各単位期間ごとの先物単価データ、及び石炭設定単価
データ等を取得する(ステップS1)。なお、先物取引市
場における将来の各単位期間ごとの先物単価データにつ
いては、通信部40により、インターネット等のネット
ワークを介してデータを取得してもよいし、キーボード
等の入力部からのデータ取得であってもよい。
【0109】コンピュータ1は、影響度合い算出102
により、特定の単位期間のLNGの単価に対して、この
特定の単位期間より過去の各単位期間における原油・石
油製品の実績単価が与える影響度合いを、過去の単位期
間ごとに算出し(ステップS2)、影響パラメータ算出部
103により、原油・石油製品、LNG及び石炭の利用
割合データおよび影響度合いデータに基づいて、特定の
単位期間の販売電力の電気料金データに対して、この単
位期間より過去の各単位期間における原油・石油製品の
実績単価データが与える影響度合いを、過去の単位期間
ごとに影響パラメータとして算出する(ステップS3)。
【0110】コンピュータ1は、予想電気料金単価算出
部104により、原油・石油製品の実績単価データおよ
び先物単価データ、並びに影響パラメータに基づいて、
所定の均一単価設定基準期間の各単位期間における販売
電力の予想電気料金単価データを算出し(ステップS
4)、電気料金総額算出部105により、均一単価設定
基準期間の各単位期間の予想電力単価データおよび前記
均一単価適用期間の各単位期間の電力使用予定量データ
に基づいて、前記均一単価適用期間における各需要家の
電気料金総額データを算出する(ステップS5)。
【0111】コンピュータ1は、電気料金単価算出部1
06により、電気料金総額データを、均一単価適用期間
の前記電力使用予定量データを合計した電力使用予定総
量データで除算することにより、各需要家について前記
均一単価適用期間における電気料金単価データを算出し
(ステップS6)、電気料金単価出力部107により、電
気料金単価を出力する(ステップS7)。
【0112】コンピュータ1は、見積データ確認部10
8により、出力された需要家の電気料金単価に基づき需
要家から契約意思を確認できた場合(ステップS8でY
ES)、ヘッジ数量算出部109により、特定の単位期
間の電力使用予定量データに対して、この特定の単位期
間より過去の各単位期間ごとに影響パラメータを積算し
た原油・石油製品の数量を求める操作を、均一単価適用
期間の各単位期間ごとに行い、原油・石油製品の数量を
各単位期間ごとに合計することにより、各単位期間ごと
の原油・石油製品のヘッジ数量を算出し(ステップS
9)、ヘッジ数量出力部110によって各単位期間ごと
の原油・石油製品のヘッジ数量を出力する(ステップS
10)。また、コンピュータ1は、見積データ確認部1
08により、出力された需要家の電気料金単価に基づき
需要家から契約意思を確認できなかった場合(ステップ
S8でNO)、ステップS1に戻る。
【0113】コンピュータ1は、売買契約実行部111
により、出力されたヘッジ数量に基づき取引金融機関に
対するヘッジ数量依頼書(先物売買指示書)を作成して通
知し、応答として当該取引金融機関からヘッジ完了証明
の通知を受けたことを確認した場合(ステップS11で
YES)、需要家との契約の確認を行う(ステップS1
2)。需要家との契約を確認すると(ステップS12でY
ES)、データ記憶部20に契約に基づく種々のデータ
を需要家データとして記憶し(ステップS13)、一連の
処理手順を終了させる。なお、コンピュータ1は、ステ
ップS11でNOの場合、売買契約実行部111によ
り、応答として取引金融機関からヘッジ完了証明の通知
を受けたことを確認するまで待機状態となる。また、コ
ンピュータ1は、ステップS12でNOの場合、売買契
約実行部111により、需要家との契約を確認するまで
待機状態となる。
【0114】つづいて、コンピュータ1を用いた各需要
家について均一単価適用期間中の各単位期間終了後にお
けるリスクヘッジ損益算出から損益誤差要因の分析結果
のフィードバック処理を行うまでの処理手順について説
明する。図3は、コンピュータを用いた各需要家につい
て均一単価適用期間中の各単位期間終了後におけるリス
クヘッジ損益算出から損益誤差要因の分析結果のフィー
ドバック処理を行うまでの処理手順についての一例であ
る。
【0115】コンピュータ1は、実績データ取得部30
1により、各需要家について実際の均一単価適用期間に
おける各単位期間ごとの各電力使用量データ、実際の原
油・石油製品単価データ及び為替データや各需要家から
の電気料金単価に基づく入金額データ等を取得する(ス
テップS21)。
【0116】コンピュータ1は、リスクヘッジ損益算出
部302により、各需要家についての均一単価適用期間
中の各単位期間終了後、実際の原油・石油製品単価デー
タ及び為替データ(市況データ)に基づきリスクヘッジ損
益を算出し(ステップS22)、リスクヘッジ損益出力部
303により、算出されたリスクヘッジ損益データを出
力する(ステップS23)。
【0117】コンピュータ1は、照合部304により、
リスクヘッジ損益データと取引金融機関が算出したリス
クヘッジ損益データとを照合し、双方が一致した場合
(ステップS24でYES)、トータル収益算出部305
により、各需要家について均一単価適用期間における電
気料金単価に基づく入金額データと、リスクヘッジ損益
データとを合算することで当該需要家からのトータル収
益(電力売上収入)データを算出し(ステップS25)、ト
ータル収益出力部306により、算出されたトータル収
益データを出力する(ステップS26)。また、双方が一
致しなかった場合(ステップS25でNO)、ステップS
22に戻ってリスクヘッジ損益の算出を再度行う。
【0118】コンピュータ1は、損益誤差要因分析部3
07により、各需要家について燃料費調整単価に準じた
変動価格により得られるトータル収益と均一単価適用期
間における電気料金単価により得られたトータル収益と
を比較することで誤差データを算出し、分析を行い(ス
テップS27)、損益誤差要因出力部308により、分
析された誤差データに基づき誤差要因データとして出力
する(ステップS28)。
【0119】コンピュータ1は、フィードバック処理部
309により、出力された誤差データを各需要家に対し
て誤差要因となる項目ごとに数値データとして算出する
とともに、各需要家の次回以降の均一単価適用期間にお
ける電気料金単価の算出に役立てれるようにデータ記憶
部20に記憶させ(ステップS29)、一連の処理手順を
終了する。
【0120】以上、本発明として、所定期間中において
均一な電気料金単価を設定しうるシステムおよび方法等
について説明したが、本発明は、天然ガスなどの第2の
資源を電力に加工することなく第2の資源のままで需要
家に販売するにあたり、この第2の資源の販売単価を設
定するシステムおよび方法等に応用することができる。
【0121】この場合、上述した本発明のシステムの電
力使用予定量に代えて、システムの使用予定量入力手段
が、各需要家について将来の均一単価適用期間における
各単位期間ごとの第2の資源の使用予定量の入力を受け
るようにすればよい。
【0122】また、需要家には第2の資源のみを販売す
ることになるため、上述した本発明のシステムにおける
利用割合は、第2の資源が100%となり、第1の資源
の利用割合が0%となる。したがって、システムに利用
割合入力手段が不要になる。
【0123】これにより、第2の資源の単価に対して第
1の資源の実績単価が与える影響度合いが、そのまま影
響パラメータとなる。したがって、システムに影響パラ
メータ算出手段が不要になる。
【0124】このような影響パラメータおよび第1の資
源の実績単価および先物単価に基づけば、上述した本発
明のシステムにおける予想電気料金単価に代えて、所定
の均一単価設定基準期間の各単位期間における第2の資
源の販売単価が算出される。したがって、システムは、
予想電気料金単価算出手段に代えて、第2の資源の販売
単価を算出する販売単価算出手段を備えればよい。
【0125】また、システムは、電気料金総額算出手段
に代えて第2の資源の料金総額を算出する手段、電気料
金単価算出手段に代えて第2の資源の販売単価を出力す
る出力手段をそれぞれ備えればよい。
【0126】また、ヘッジ数量算出手段は、第2の資源
の使用予定量に対して、リスクヘッジするための第1の
資源のヘッジ数量を、上述した本発明のシステムと同様
にして算出するようにすればよい。
【0127】このような第2の資源の販売単価を設定す
るシステムおよび方法等によれば、需要家に対して所定
の均一単価適用期間において均一な第2の資源の販売単
価を設定しながら、先物市場の存在する第1の資源のヘ
ッジ数量を算出することで、第2の資源を販売する販売
者側に対して第2の資源の価格変動のリスクを軽減する
ことができる。
【0128】また、本発明は均一な電気料金単価を設定
するものであるので、変動価格による電力供給を受けて
いる需要家が自己のヘッジ目的のために均一な電気料金
単価を実現する際にも応用することができる。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、市況に
応じて価格変動し、先物取引市場の存在する第1の資源
と、この第1の資源の価格推移に応じて価格設定され、
先物取引市場の存在しない第2の資源とを含む複数種類
の資源を利用して発電される電力の需要家に対する電気
料金単価を設定するに際し、各需要家について将来の均
一単価適用期間における各単位期間ごとの各電力使用予
定量と、前記複数種類の資源の利用割合と、前記第1の
資源について、過去の各単位期間ごとの実績単価および
先物取引市場における将来の各単位期間ごとの先物単価
との入力を受け、特定の単位期間の第2の資源の単価に
対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期間にお
ける第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、前記
過去の単位期間ごとに算出し、前記利用割合および前記
影響度合いに基づいて、特定の単位期間の販売電力の電
気料金単価に対して、当該特定の単位期間より過去の各
単位期間における第1の資源の実績単価が与える影響度
合いを、前記過去の単位期間ごとに影響パラメータとし
て算出し、前記第1の資源の実績単価および先物単価、
並びに前記影響パラメータに基づいて、所定の均一単価
設定基準期間の各単位期間における販売電力の予想電気
料金単価を算出し、前記均一単価設定基準期間の各単位
期間の予想電気料金単価および前記均一単価適用期間の
各単位期間の電力使用予定量に基づいて、前記均一単価
適用期間における各需要家の電気料金総額を算出し、前
記電気料金総額を、前記均一単価適用期間の前記電力使
用予定量を合計した電力使用予定総量で除算することに
より、各需要家について前記均一単価適用期間における
電気料金単価を算出し、前記電気料金単価を出力するた
め、先物取引市場の存在しない第2の資源をも利用して
発電された電力の将来の市況に応じた適切な電気料金単
価を算出し、需要家に対して、所定の均一単価適用期間
中において均一な電気料金単価を設定し、これを提供す
ることができる。
【0130】さらに、特定の単位期間の前記電力使用予
定量に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期
間ごとに前記影響パラメータを積算した第1の資源の数
量を求める操作を、前記均一単価適用期間の各単位期間
ごとに行い、前記第1の資源の数量を各単位期間ごとに
合計することにより、各単位期間ごとの前記第1の資源
のヘッジ数量を算出し、前記ヘッジ数量を出力するた
め、先物取引市場の存在しない第2の資源をも利用して
発電された電力の需要家に対して均一な電気料金単価を
設定しながらも、電気事業者等に対して、将来の発電資
源の価格変動によるリスクを低減するに適切なヘッジ数
量を提供して、電気事業者等のリスクを軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるコンピュータ等を
用いた電気料金設定システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 コンピュータを用いた各需要家について均一
単価適用期間における電気料金単価の算出に伴う処理手
順についての一例を示す図である。
【図3】 コンピュータを用いた各需要家について均一
単価適用期間中の各単位期間終了後におけるリスクヘッ
ジ損益算出から損益誤差要因の分析結果のフィードバッ
ク処理を行うまでの処理手順についての一例を示す図で
ある。
【図4】 石炭価格の過去の価格推移と過去の価格変化
を正規分布で表わした図を示す一例図である。
【図5】 原油価格(JCC)とLNG価格(JLC)の相
関関係を示す一例図である。
【図6】 日本に入ってくるLNGプロジェクトを示す
一例図である
【図7】 ヘッジ数量の考え方を示す一例図である。
【図8】 実績(市況)データ及び先物データの一例を示
す図である。
【図9】 均一燃料費調整単価算出時に適用される予想
平均燃料価格及び予想燃料単価を示す一例図である。
【図10】 月々の予想燃料費調整単価と電力使用予定
量、按分結果である1年間の均一燃料費調整単価を示す
一例図である。
【図11】 均一燃料費調整単価算出時に適用される原
油ヘッジ数量(ドバイヘッジ数量)を示す一例図である。
【図12】 原油のヘッジ数量に固定価格を掛け合わせ
たものと、為替のヘッジ数量を表にした一例図である。
【図13】 為替ヘッジ数量を示す一例図である。
【図14】 実際の市況データを示す一例図である。
【図15】 損益を含む計算結果を示す一例図である。
【図16】 統計分析を示す一例図である。
【図17】 均一燃料費調整単価設定の仕組みを示す一
例図である。
【符号の説明】
1 電気料金設定システム 10 電気料金設定部 101 電気料金設定準備データ取得部 102 影響度合い算出部 103 影響パラメータ算出部 104 予想電気料金単価算出部 105 電気料金総額算出部 106 電気料金単価算出部 107 電気料金単価出力部 108 見積データ確認部 109 ヘッジ数量算出部 110 ヘッジ数量出力部 111 売買契約実行部 20 データ記憶部 30 契約管理部 301 実績データ取得部 302 リスクヘッジ損益算出部 303 リスクヘッジ損益出力部 304 照合部 305 トータル収益算出部 306 トータル収益出力部 307 損益誤差要因分析部 308 損益誤差要因出力部 309 フィードバック処理部 40 通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 真吾 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 堀口 貴司 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 Fターム(参考) 5G066 AA02 AA04 KA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 市況に応じて価格変動し、先物取引市場
    の存在する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に
    応じて価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の
    資源とを含む複数種類の資源を利用して発電される電力
    の需要家に対する電気料金単価を設定する電気料金設定
    システムであって、 各需要家について将来の均一単価適用期間における各単
    位期間ごとの各電力使用予定量の入力を受ける使用予定
    量入力手段と、 前記複数種類の資源の利用割合の入力を受ける利用割合
    入力手段と、 前記第1の資源について、過去の各単位期間ごとの実績
    単価の入力を受ける実績単価入力手段と、 前記第1の資源について、先物取引市場における将来の
    各単位期間ごとの先物単価の入力を受ける先物単価入力
    手段と、 特定の単位期間の第2の資源の単価に対して、当該特定
    の単位期間より過去の各単位期間における第1の資源の
    実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期間ご
    とに算出する影響度合い算出手段と、 前記利用割合および前記影響度合いに基づいて、特定の
    単位期間の販売電力の電気料金単価に対して、当該特定
    の単位期間より過去の各単位期間における第1の資源の
    実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期間ご
    とに影響パラメータとして算出する影響パラメータ算出
    手段と、 前記第1の資源の実績単価および先物単価、並びに前記
    影響パラメータに基づいて、所定の均一単価設定基準期
    間の各単位期間における販売電力の予想電気料金単価を
    算出する予想電気料金単価算出手段と、 前記均一単価設定基準期間の各単位期間の予想電気料金
    単価および前記均一単価適用期間の各単位期間の電力使
    用予定量に基づいて、前記均一単価適用期間における各
    需要家の電気料金総額を算出する電気料金総額算出手段
    と、 前記電気料金総額を、前記均一単価適用期間の前記電力
    使用予定量を合計した電力使用予定総量で除算すること
    により、各需要家について前記均一単価適用期間におけ
    る電気料金単価を算出する電気料金単価算出手段と、 前記電気料金単価を出力する電気料金単価出力手段と、 特定の単位期間の前記電力使用予定量に対して、当該特
    定の単位期間より過去の各単位期間ごとに前記影響パラ
    メータを積算した第1の資源の数量を求める操作を、前
    記均一単価適用期間の各単位期間ごとに行い、前記第1
    の資源の数量を各単位期間ごとに合計することにより、
    各単位期間ごとの前記第1の資源のヘッジ数量を算出す
    るヘッジ数量算出手段と、 前記ヘッジ数量を出力するヘッジ数量出力手段と、を備
    えたことを特徴とする電気料金設定システム。
  2. 【請求項2】 市況に応じて価格変動し、先物取引市場
    の存在する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に
    応じて価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の
    資源とを含む複数種類の資源を利用して発電される電力
    の需要家に対する電気料金単価をコンピュータを用いて
    設定する電気料金設定方法であって、 前記コンピュータが、各需要家について将来の均一単価
    適用期間における各単位期間ごとの各電力使用予定量の
    入力を受けるステップと、 前記コンピュータが、前記複数種類の資源の利用割合の
    入力を受けるステップと、 前記コンピュータが、前記第1の資源について、過去の
    各単位期間ごとの実績単価の入力を受けるステップと、 前記コンピュータが、前記第1の資源について、先物取
    引市場における将来の各単位期間ごとの先物単価の入力
    を受けるステップと、 前記コンピュータが、特定の単位期間の第2の資源の単
    価に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期間
    における第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、
    前記過去の単位期間ごとに算出するステップと、 前記コンピュータが、前記利用割合および前記影響度合
    いに基づいて、特定の単位期間の販売電力の電気料金単
    価に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期間
    における第1の資源の実績単価が与える影響度合いを、
    前記過去の単位期間ごとに影響パラメータとして算出す
    るステップと、 前記コンピュータが、前記第1の資源の実績単価および
    先物単価、並びに前記影響パラメータに基づいて、所定
    の均一単価設定基準期間の各単位期間における販売電力
    の予想電気料金単価を算出するステップと、 前記コンピュータが、前記均一単価設定基準期間の各単
    位期間の予想電気料金単価および前記均一単価適用期間
    の各単位期間の前記電力使用予定量に基づいて、前記均
    一単価適用期間における各需要家の電気料金総額を算出
    するステップと、 前記コンピュータが、前記電気料金総額を、前記均一単
    価適用期間の前記電力使用予定量を合計した電力使用予
    定総量で除算することにより、各需要家について前記均
    一単価適用期間における電気料金単価を算出するステッ
    プと、 前記コンピュータが、前記電気料金単価を出力するステ
    ップと、 前記コンピュータが、特定の単位期間の前記電力使用予
    定量に対して、当該特定の単位期間より過去の各単位期
    間ごとに前記影響パラメータを積算した第1の資源の数
    量を求める操作を、前記均一単価適用期間の各単位期間
    ごとに行い、前記第1の資源の数量を各単位期間ごとに
    合計することにより、各単位期間ごとの前記第1の資源
    のヘッジ数量を算出するステップと、 前記コンピュータが、前記ヘッジ数量を出力するステッ
    プと、を含むことを特徴とする電気料金設定方法。
  3. 【請求項3】 市況に応じて価格変動し、先物取引市場
    の存在する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に
    応じて価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の
    資源とを含む複数種類の資源を利用して発電される電力
    の需要家に対する電気料金単価をコンピュータを用いて
    設定させるための電気料金設定プログラムであって、前
    記コンピュータを、 各需要家について将来の均一単価適用期間における各単
    位期間ごとの各電力使用予定量の入力を受ける使用予定
    量入力手段と、 前記複数種類の資源の利用割合の入力を受ける利用割合
    入力手段と、 前記第1の資源について、過去の各単位期間ごとの実績
    単価の入力を受ける実績単価入力手段と、 前記第1の資源について、先物取引市場における将来の
    各単位期間ごとの先物単価の入力を受ける先物単価入力
    手段と、 特定の単位期間の第2の資源の単価に対して、当該特定
    の単位期間より過去の各単位期間における第1の資源の
    実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期間ご
    とに算出する影響度合い算出手段と、 前記利用割合および前記影響度合いに基づいて、特定の
    単位期間の販売電力の電気料金単価に対して、当該特定
    の単位期間より過去の各単位期間における第1の資源の
    実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期間ご
    とに影響パラメータとして算出する影響パラメータ算出
    手段と、 前記第1の資源の実績単価および先物単価、並びに前記
    影響パラメータに基づいて、所定の均一単価設定基準期
    間の各単位期間における販売電力の予想電気料金単価を
    算出する予想電気料金単価算出手段と、 前記均一単価設定基準期間の各単位期間の予想電気料金
    単価および前記均一単価適用期間の各単位期間の電力使
    用予定量に基づいて、前記均一単価適用期間における各
    需要家の電気料金総額を算出する電気料金総額算出手段
    と、 前記電気料金総額を、前記均一単価適用期間の前記電力
    使用予定量を合計した電力使用予定総量で除算すること
    により、各需要家について前記均一単価適用期間におけ
    る電気料金単価を算出する電気料金単価算出手段と、 前記電気料金単価を出力する電気料金単価出力手段と、 特定の単位期間の前記電力使用予定量に対して、当該特
    定の単位期間より過去の各単位期間ごとに前記影響パラ
    メータを積算した第1の資源の数量を求める操作を、前
    記均一単価適用期間の各単位期間ごとに行い、前記第1
    の資源の数量を各単位期間ごとに合計することにより、
    各単位期間ごとの前記第1の資源のヘッジ数量を算出す
    るヘッジ数量算出手段と、 前記ヘッジ数量を出力するヘッジ数量出力手段として機
    能させるための電気料金設定プログラム。
  4. 【請求項4】 市況に応じて価格変動し、先物取引市場
    の存在する第1の資源と、この第1の資源の価格推移に
    応じて価格設定され、先物取引市場の存在しない第2の
    資源とを含む複数種類の資源を利用して発電される電力
    の需要家に対する電気料金単価をコンピュータを用いて
    設定させる電気料金設定プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体あって、前記コンピュータ
    を、 各需要家について将来の均一単価適用期間における各単
    位期間ごとの各電力使用予定量の入力を受ける使用予定
    量入力手段と、 前記複数種類の資源の利用割合の入力を受ける利用割合
    入力手段と、 前記第1の資源について、過去の各単位期間ごとの実績
    単価の入力を受ける実績単価入力手段と、 前記第1の資源について、先物取引市場における将来の
    各単位期間ごとの先物単価の入力を受ける先物単価入力
    手段と、 特定の単位期間の第2の資源の単価に対して、当該特定
    の単位期間より過去の各単位期間における第1の資源の
    実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期間ご
    とに算出する影響度合い算出手段と、 前記利用割合および前記影響度合いに基づいて、特定の
    単位期間の販売電力の電気料金単価に対して、当該特定
    の単位期間より過去の各単位期間における第1の資源の
    実績単価が与える影響度合いを、前記過去の単位期間ご
    とに影響パラメータとして算出する影響パラメータ算出
    手段と、 前記第1の資源の実績単価および先物単価、並びに前記
    影響パラメータに基づいて、所定の均一単価設定基準期
    間の各単位期間における販売電力の予想電気料金単価を
    算出する予想電気料金単価算出手段と、 前記均一単価設定基準期間の各単位期間の予想電気料金
    単価および前記均一単価適用期間の各単位期間の電力使
    用予定量に基づいて、前記均一単価適用期間における各
    需要家の電気料金総額を算出する電気料金総額算出手段
    と、 前記電気料金総額を、前記均一単価適用期間の前記電力
    使用予定量を合計した電力使用予定総量で除算すること
    により、各需要家について前記均一単価適用期間におけ
    る電気料金単価を算出する電気料金単価算出手段と、 前記電気料金単価を出力する電気料金単価出力手段と、 特定の単位期間の前記電力使用予定量に対して、当該特
    定の単位期間より過去の各単位期間ごとに前記影響パラ
    メータを積算した第1の資源の数量を求める操作を、前
    記均一単価適用期間の各単位期間ごとに行い、前記第1
    の資源の数量を各単位期間ごとに合計することにより、
    各単位期間ごとの前記第1の資源のヘッジ数量を算出す
    るヘッジ数量算出手段と、 前記ヘッジ数量を出力するヘッジ数量出力手段として機
    能させるための電気料金設定プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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