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JP2003004119A - 樹脂歯車用補強繊維基材及び樹脂歯車 - Google Patents

樹脂歯車用補強繊維基材及び樹脂歯車

Info

Publication number
JP2003004119A
JP2003004119A JP2001184333A JP2001184333A JP2003004119A JP 2003004119 A JP2003004119 A JP 2003004119A JP 2001184333 A JP2001184333 A JP 2001184333A JP 2001184333 A JP2001184333 A JP 2001184333A JP 2003004119 A JP2003004119 A JP 2003004119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing fiber
fiber base
ring body
base material
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184333A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Kobayashi
直巳 小林
Shoji Sawai
昭治 沢井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority to JP2001184333A priority Critical patent/JP2003004119A/ja
Publication of JP2003004119A publication Critical patent/JP2003004119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gears, Cams (AREA)
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  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂歯車の補強繊維基材として用いるアラミド
繊維糸からなる平らなシート状体の構成を最適化し、樹
脂歯車の静的な機械強度を確保すると共に、実際の使用
耐久性も向上させる。 【解決手段】補強繊維基材としてアラミド繊維糸を平ら
なシート状に編んだものを用いる。幅方向の編み目のピ
ッチであるウェールを25〜35本/inch、長手方向の
編み目のピッチであるコースを16〜26本/inchとす
る。この補強繊維基材を筒状に巻き重ねその筒状体を軸
方向に蛇腹状に折り畳んでなるリング体とその中央に配
置した金属製ブッシュとを成形金型に収容し、リング体
に樹脂を含浸してリング体と金属製ブッシュとを一体成
形してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂歯車を成形す
るための補強繊維基材ならびに当該補強繊維基材を用い
てなる樹脂歯車に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂歯車を成形するための補強繊維基材
として、アラミド繊維糸を筒状に編んだ基材が提案され
ている(特開平8−156124号公報)。図4に示す
ように、この補強繊維基材11は、軸方向に巻き上げリ
ング体12にして歯車の製造に用いる。このリング体と
当該リング体の中央に配置した金属製ブッシュとを成形
金型に収容し、リング体に樹脂を含浸して一体成形す
る。そして、成形したリング体の周囲に切削加工等によ
り歯を形成し、樹脂歯車を完成する。この樹脂歯車は、
補強繊維基材がつなぎ目のないリング体であるので、歯
車周囲各部の強度が均一であり好ましいものである。
【0003】上記の技術においては、製造する樹脂製歯
車の径に応じて、筒状に編んだ補強繊維基材の径を変更
することになる。製造する歯車に応じて、種々の径の補
強繊維基材を編む作業は極めて煩雑であり、場合によっ
ては、所要の径の補強繊維基材を準備できないこともあ
る。また、歯幅の広い歯車を得ようとすると、リング状
の補強繊維基材を何段にも積み重ねて歯幅を確保する必
要がある。そこで、平らなシート状に編んだ補強繊維基
材を用いて、樹脂歯車の径の変更に容易に対応できるよ
うにする提案がある(特願2001−68367)。図
5に示すように、この補強繊維基材11は、筒状に巻き
重ねその筒状体を仮成形型14内で軸方向に蛇腹状に折
り畳むことによりリング体12にして、歯車の製造に用
いる。このリング体12と当該リング体12の中央に配
置した金属製ブッシュ1とを成形金型に収容し、リング
体12に樹脂を含浸して一体成形する。そして、成形し
たリング体の周囲に切削加工等により歯を形成し、樹脂
歯車を完成する。この樹脂歯車は、補強繊維基材を筒状
に重ね巻きする巻き芯の径を変更するだけで、歯車の径
変更に対応できるし、蛇腹に折り畳む量を調整すること
により、歯幅の変更に対応できる。補強繊維基材がつな
ぎ目がないに等しいリング体であるので、歯車周囲各部
の強度も均一である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記アラミド繊維糸を平らなシート状に編
んでなる補強繊維基材の構成を最適化し、樹脂歯車の静
的な機械強度を確保すると共に、実際の使用耐久性も向
上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、補強繊維基材としてアラミド繊維糸を平
らなシート状に編んだものを用いる。図1に示すよう
に、編み目のピッチを、幅方向をウェールと称し、長手
方向をコースと称するが、本発明が特徴とするところ
は、ウェールを25〜35本/inch、コースを16〜2
6本/inchとする点である。このような補強繊維基材を
筒状に巻き重ねその筒状体を軸方向に蛇腹状に折り畳ん
でなるリング体と当該リング体の中央に配置した金属製
ブッシュとを成形金型に収容し、リング体に樹脂を含浸
して一体成形し、成形したリング体の周囲に歯を形成し
て樹脂歯車とする。
【0006】平らなシート状に編んだ補強繊維基材は伸
縮性を有するので、成形金型を閉じるときに加えられる
圧力で伸びる。従って、樹脂が補強繊維基材の繊維間に
十分に浸透し、樹脂と繊維が均一に分布した成形体とす
ることができる。そして、前記分布を均一にし、本発明
の課題を達成できるウェールとコースの最適な範囲が、
上記のウェールとコースの範囲である。ウェールとコー
スの本数が上記下限値より少ないと、樹脂歯車の静的な
機械強度も耐久性も不十分となる。一方、ウェールとコ
ースの本数が上記上限値より多くなると、静的な機械強
度は増すものの、耐久性は低下してくる。これは、ウェ
ールとコースの本数が上記上限値を越えると、補強繊維
基材の繊維間への樹脂の浸透が不十分となり、繊維と樹
脂の分布が不均一となるからである。繊維の分布が少な
く樹脂リッチとなった部分は、歯車の駆動中に損傷を受
けやすく、その微細な損傷箇所から劣化が始まって耐久
性を低下させる。
【0007】アラミド繊維糸を平らなシート状に編んで
なる補強繊維基材のウェールとコースの本数を上記の範
囲とすることが、樹脂歯車の耐久性を向上させ、静的な
機械強度も保持する上で、極めて重要となるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を実施するに当り、平らな
シート状に編むアラミド繊維糸は、パラ系アラミド繊維
と他の繊維、例えば、メタ系アラミド繊維とを混紡した
ものが好ましい。パラ系アラミド繊維だけで糸を構成す
ると、強度は大きくなるが、歯車の歯を形成する切削加
工性が低下し、歯車加工精度の維持が難しくなる。強度
と加工性の観点から、パラ系アラミド繊維とメタ系アラ
ミド繊維の混紡は、質量比で40/60〜60/40が
望ましい。しかし、負荷の小さい用途向けでは、メタ系
アラミド繊維の前記質量比をもっと大きくしても差し支
えなく、場合によっては100としてもよい。
【0009】アラミド繊維糸の太さは、細い方が補強繊
維基材への樹脂の浸透性が良好となり耐久性を向上させ
る上で好ましい。しかし、平らなシート状に編むときの
作業性を考慮すると、アラミド繊維糸の太さは20番手
前後が適当である。糸が細くなると、編むときに切れや
すくなる。また、編む糸の本数は、1本の場合と2本以
上の場合とが考えられるが、2本以上の糸を編む場合
は、仕上げた補強繊維基材の密度が大きくなる。樹脂の
浸透性と機械強度を考慮すると、1本の糸を筒状に編む
ことが好ましい。しかし、編む工数と樹脂歯車の製造工
数を少なくする観点からは、2本以上の糸を合せて平ら
なシート状の補強繊維基材を編むのがよい。
【0010】上記の平らなシート状に編んだ補強繊維基
材を用いる樹脂歯車の製造は、例えば、次のように実施
する。まず、平らなシート状の補強繊維基材を筒状に巻
き重ねその筒状体を軸方向に蛇腹状に折り畳んでリング
体とする。図2に示すように、このリング体12を成形
金型13内で2段に重ね、中央に金属製ブッシュ1を配
置する。成形金型13を閉じるときの圧力でリング体1
2を圧縮変形させて金属製ブッシュ1の形状になじませ
る。そして、成形金型内を減圧にし、液状樹脂(架橋ポ
リアミノアミド、エポキシ樹脂、ポリイミドなど)を注
入してリング体に浸透させ加熱硬化させる。成形したリ
ング体の周囲に切削加工により歯を形成し、歯車を完成
する。別の製造法は、平らなシート状の補強繊維基材に
予め樹脂を含浸し乾燥しておく。これを筒状に巻き重ね
その筒状体を軸方向に蛇腹状に折り畳んでリング体とす
る。このリング体を金属製ブッシュと共に成形金型に配
置し加熱加圧成形により一体化する。成形したリング体
の周囲に切削加工により歯を形成し、歯車を完成する。
【0011】
【実施例】実施例1 パラ系アラミド繊維(繊維長50mm,繊維径16μm)
とメタ系アラミド繊維(繊維長50mm,繊維径16μ
m)を、質量比50/50で混紡し、太さ20番手のア
ラミド繊維糸を準備した。このアラミド繊維糸1本で平
らなシート状の補強繊維基材を編んだ(平編み)。ウェ
ール30本/inch,コース23本/inchである。上記平
らなシート状の補強繊維基材を筒状に巻き重ねその筒状
体を軸方向に蛇腹状に折り畳んでなるリング体を2個用
い、上記発明の実施の形態で説明した方法により、金属
製ブッシュと一体成形を行なった。リング体への樹脂含
浸は、減圧状態(1300Pa)にした成形金型に架橋ポ
リアミノアミドを注入して行なった。成形したリング体
の寸法は、外径90mm,内径60mm,厚さ14mmであ
り、樹脂含有量は50質量%である。図3に示すよう
に、リング体12と金属製ブッシュ1とは、金属製ブッ
シュから突出させた回り止め2がリング体12に食い込
み一体となっている。
【0012】実施例2 実施例1において、ウェール29本/inch,コース25
本/inchとする以外は、同様とした。
【0013】実施例3 実施例1において、アラミド繊維糸2本で筒状の補強繊
維基材を編む以外は、同様とした。尚、この場合、補強
繊維基材の密度は高くなるので、筒状に巻き重ねる回数
を実施例1より少なくして実施例1と同質量のリング体
とする。補強繊維基材を編む時間は短くなり、巻き重ね
る回数も少なくなるので、その分、製造工数が減る。
【0014】実施例4 実施例2において、アラミド繊維糸2本で平らなシート
状の補強繊維基材を編む以外は、同様とした。尚、この
場合、補強繊維基材の密度は高くなるので、筒状に巻き
重ねる回数を実施例2より少なくして実施例2と同質量
のリング体とする。製造工数が減るのは、実施例3と同
様である。
【0015】比較例1 実施例1において、ウェール23本/inch,コース23
本/inchとする以外は、同様とした。
【0016】比較例2 実施例1において、ウェール30本/inch,コース14
本/inchとする以外は、同様とした。
【0017】比較例3 実施例1において、ウェール37本/inch,コース22
本/inchとする以外は、同様とした。
【0018】比較例4 実施例1において、ウェール30本/inch,コース28
本/inchとする以外は、同様とした。
【0019】上記の各例の樹脂歯車は、樹脂を含浸し成
形したリング体に切削加工により歯を形成した。表1に
は、成形したリング体から90°の角度で切り出した扇
形試験片の曲げ強さと弾性率の測定結果を示した。ま
た、歯車に負荷をかけて連続回転したときの耐久性(破
壊までの総回転数)測定結果を示した。曲げ強さと弾性
率の測定は、40mmの距離をもって扇形の外周側を支持
した試験片に内周側から2mm/分の速さで押圧力を加え
て実施。耐久性は、歯元応力200MPaの負荷をかけた
樹脂歯車(モジュール(M)=3.0,歯の数(Z)=
22)を130℃オイル中で6000rpmの速度で連続
回転し、樹脂歯車が破壊するまでの総回転数を測定。
【0020】
【表1】
【0021】表1に示した実施例1,2と比較例1〜4
の測定結果より、ウェールとコースの本数特定が、静的
な機械強度を多少低くすることになっても耐久性向上に
有効に作用することを理解できる。静的な機械強度が低
いといっても、それは実用的に支障ないレベルを十分に
保持している。実施例3,4は、実施例1,2に比べて
耐久性が低くなっているが、これは2本のアラミド繊維
糸で平らなシート状の補強繊維基材を編んでいるからで
ある。しかし、この場合も、ウェールとコースの本数特
定が耐久性向上に有効に作用しており、2本のアラミド
繊維糸で編んだ他の場合(ウェールとコースの本数を本
発明の特定範囲外とした場合)より耐久性に優れるもの
である。
【0022】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る平らなシー
ト状の補強繊維基材を用い、これを筒状に巻き重ねその
筒状体を軸方向に蛇腹状に折り畳んでなる樹脂含浸リン
グ体で歯車を構成することにより、静的な機械強度を保
持し、使用耐久寿命の長い樹脂歯車とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補強繊維基材の構成を説明する拡
大図である。
【図2】本発明が対象とする樹脂歯車を成形する様子を
示す断面説明図である。
【図3】本発明が対象とする樹脂歯車の断面説明図であ
る。
【図4】従来の補強繊維基材からリング体を構成する様
子を示す説明図である。
【図5】本発明に係る補強繊維基材からリング体を構成
する様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1は金属製ブッシュ 2は回り止め 11は補強繊維基材 12はリング体 13は成形金型 14は仮成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J030 BA01 BB02 BC01 BC05 4F204 AA29 AA39 AA40 AD03 AD05 AD16 AD35 AG13 AH12 AM28 FA01 FB01 FB11 FF05 FN11 FN15 FN17 4L002 AA06 AB01 AC00 BA01 EA00 EA05 FA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アラミド繊維糸を平らなシート状に編んで
    なり、 ウェールが25〜35本/inch コースが16〜26本/inch であることを特徴とする樹脂歯車用補強繊維基材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の補強繊維基材を筒状に巻き
    重ねその筒状体を軸方向に蛇腹状に折り畳んでなるリン
    グ体と当該リング体の中央に配置した金属製ブッシュと
    を、リング体に樹脂を含浸して一体成形してなり、成形
    されたリング体の周囲に歯が形成されていることを特徴
    とする樹脂歯車。
JP2001184333A 2001-06-19 2001-06-19 樹脂歯車用補強繊維基材及び樹脂歯車 Pending JP2003004119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003067041A1 (en) 2002-02-05 2003-08-14 Ibiden Co., Ltd. Honeycomb filter for exhaust gas decontamination, adhesive, coating material and process for producing honeycomb filter for exhaust gas decontamination

Cited By (1)

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WO2003067041A1 (en) 2002-02-05 2003-08-14 Ibiden Co., Ltd. Honeycomb filter for exhaust gas decontamination, adhesive, coating material and process for producing honeycomb filter for exhaust gas decontamination

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