[go: up one dir, main page]

JP2003003099A - フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法 - Google Patents

フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法

Info

Publication number
JP2003003099A
JP2003003099A JP2001190215A JP2001190215A JP2003003099A JP 2003003099 A JP2003003099 A JP 2003003099A JP 2001190215 A JP2001190215 A JP 2001190215A JP 2001190215 A JP2001190215 A JP 2001190215A JP 2003003099 A JP2003003099 A JP 2003003099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ink
image
general formula
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001190215A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Tateishi
桂一 立石
Masaki Noro
正樹 野呂
Yoshiharu Yabuki
嘉治 矢吹
Tei Daimatsu
禎 大松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001190215A priority Critical patent/JP2003003099A/ja
Priority to KR1020037002574A priority patent/KR100644113B1/ko
Priority to PCT/JP2002/006248 priority patent/WO2003000811A1/ja
Priority to TW091113610A priority patent/TWI299744B/zh
Priority to AU2002315862A priority patent/AU2002315862C1/en
Priority to CA002422030A priority patent/CA2422030C/en
Priority to US10/362,140 priority patent/US7270703B2/en
Priority to EP02741247.7A priority patent/EP1408093B1/en
Publication of JP2003003099A publication Critical patent/JP2003003099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色相、耐光性及びオゾンガス耐性が優れたイ
ンクジェット用インク及びインクジェット記録方法を提
供すること。色相と堅牢性に優れた感熱記録用インクシ
ート、電子写真用カラートナー、カラーフィルターなど
の着色組成物を提供すること。インクジェット記録画像
の酸化耐性の強化方法を提示すること。 【解決手段】 フタロイミド基の少なくとも1つ、とり
わけ4個のフタロイミド基のすべてが含窒素ヘテロ環基
の窒素原子と結合したスルホニル基によって置換フタロ
シアニン化合物を用いたインクジェット用インク、イン
クシート、カラートナー及びカラーフィルター組成物。
該インクジェット用インクで記録記録する画像のオゾン
ガス耐性向上方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なフタロシアニン化合物を
含む着色画像形成組成物、特にシアン色インクジェット
用油溶性インク、インクジェット記録方法並びインクジ
ェット記録の利用による画像記録物のオゾンガス褪色耐
性の改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、着色画像形成材料としては、特に
カラー画像を形成するための材料が主流であり、具体的
には、インクジェット方式の記録材料、感熱転写方式の
記録材料、電子写真方式の記録材料、転写式ハロゲン化
銀感光材料、印刷インク、記録ペン等が盛んに利用され
ている。また、撮影機器ではCCDなどの撮像素子におい
て、ディスプレーではLCDやPDPにおいて、カラー画像を
記録・再現するためにカラーフィルターが使用されてい
る。これらのカラー画像記録材料やカラーフィルターで
は、フルカラー画像を再現あるいは記録する為に、いわ
ゆる加法混色法や減法混色法の3原色の色素(染料や顔
料)が使用されているが、好ましい色再現域を実現出来
る吸収特性を有し、且つさまざまな使用条件、環境条件
に耐えうる堅牢な色素がないのが実状であり、改善が強
く望まれている。
【0003】インクジェット記録方法は、材料費が安価
であること、高速記録が可能なこと、記録時の騒音が少
ないこと、更にカラー記録が容易であることから、急速
に普及し、更に発展しつつある。インクジェット記録方
法には、連続的に液滴を飛翔させるコンティニュアス方
式と画像情報信号に応じて液滴を飛翔させるオンデマン
ド方式が有り、その吐出方式にはピエゾ素子により圧力
を加えて液滴を吐出させる方式、熱によりインク中に気
泡を発生させて液滴を吐出させる方式、超音波を用いた
方式、あるいは静電力により液滴を吸引吐出させる方式
がある。また、インクジェット用インクとしては、水性
インク、油性インク、あるいは固体(溶融型)インクが
用いられる。
【0004】このようなインクジェット用インクに用い
られる色素に対しては、溶剤に対する溶解性あるいは分
散性が良好なこと、高濃度記録が可能であること、色相
が良好であること、光、熱、環境中の活性ガス(NO
x、オゾン等の酸化性ガスの他SOxなど)に対して堅
牢であること、水や薬品に対する堅牢性に優れているこ
と、受像材料に対して定着性が良く滲みにくいこと、イ
ンクとしての保存性に優れていること、毒性がないこ
と、純度が高いこと、更には、安価に入手できることが
要求されている。
【0005】特に、良好なシアン色相を有し、光、湿
度、熱に対して堅牢な色素であること、中でも多孔質の
白色無機顔料粒子を含有するインク受容層を有する受像
材料上に印字する際には環境中のオゾンなどの酸化性ガ
スに対して堅牢であることが強く望まれている。
【0006】電子写真方式を利用したカラーコピア、カ
ラーレーザープリンターにおいては、一般に樹脂粒子中
に着色材を分散させたトナーが広く用いられている。カ
ラートナーに要求される性能として、好ましい色再現域
を実現出来る吸収特性、特にOverhead Pro
jector(以下OHP)で使用される際に問題とな
る高い透過性(透明性)、及び使用される環境条件下に
おける各種堅牢性が挙げられる。顔料を着色材として粒
子に分散させたトナーが特開昭62−157051号、
同62−255956号及び特開平6−118715号
に開示されているが、これらのトナーは耐光性には優れ
るが、不溶性であるため凝集しやすく、着色層の透明性
の低下や透過色の色相変化が問題となる。一方、染料を
着色材として使用したトナーが特開平3−276161
号、同7−209912号、同8−123085号に開
示されているが、これらのトナーは逆に透明性が高く、
色相変化はないものの、耐光性に問題がある。
【0007】感熱転写記録は、装置が小型で低コスト化
が可能なこと、操作や保守が容易であること、更にラン
ニングコストが安いこと等の利点を有している。感熱転
写記録で使用される色素に要求される性能として、好ま
しい色再現域を実現出来る吸収特性、熱転写性と転写後
の定着性の両立、熱安定性、得られた画像の各種堅牢性
が挙げられるが、従来知られていた色素ではこれらの性
能をすべて満足するものはない.例えば定着性と耐光性
を改良する目的から、熱拡散性色素を予め受像材料中に
添加した遷移金属イオンによってキレート形成させる感
熱転写記録材料及び画像形成方法が特開昭60−239
8号等で提案されているが、形成されるキレート色素の
吸収特性は不満足なレベルであり、遷移金属を使用する
ことによる環境上の問題もある。
【0008】カラーフィルタは高い透明性が必要とされ
るために、染料を用いて着色する染色法と呼ばれる方法
が行われてきた。たとえば、被染色性のフォトレジスト
をパターン露光,現像することによりパターンを形成
し、次いでフィルタ色の染料で染色する方法を全フィル
タ色について順次繰り返すことにより、カラーフィルタ
を製造することができる。染色法の他にも米国特許4,80
8,501号や特開平6-35182号などに記載されたポジ型レジ
ストを用いる方法によってもカラーフィルターを製造す
ることができる。これらの方法は、染料を使用するため
に透過率が高く、カラーフィルタの光学特性は優れてい
るが、耐光性や耐熱性等に限界があり、諸耐性に優れ、
かつ透明性の高い色素が望まれていた。一方、染料の代
わりに耐光性や耐熱性が優れる有機顔料が用いる方法が
広く知られているが、顔料を用いたカラーフィルタでは
染料のような光学特性を得ることは困難であった。
【0009】上記の各用途で使用する色素には、共通し
て次のような性質を具備している必要がある。即ち、色
再現性上好ましい吸収特性を有すること、使用される環
境条件下における堅牢性、例えば耐光性、耐熱性、耐湿
性、オゾンなどの酸化性ガスに対する耐性、その他亜硫
酸ガスなどの耐薬品堅牢性が良好であること、モル吸光
計数が大きいこと等である。
【0010】これまでシアン色素としては、殆どの場
合、色相と光堅牢性に優れたフタロシアニン化合物が使
用されているが、酸化性ガス、特にオゾンに対しては充
分な堅牢性を有していないので改良が望まれている。
【0011】インクジェット用インクに用いられるシア
ンの色素骨格としてはフタロシアニンやトリフェニルメ
タンの構造の色素が代表的である。
【0012】最も広範囲に報告され、利用されている代
表的なフタロシアニン化合物としては、以下の〜で
分類されるフタロシアニン誘導体が挙げられる。
【0013】Direct Blue 86又はDi
rect Blue 87のような銅フタロシアニン化
合物[例えば、Cu-Pc-(SO3Na)m:m=1〜4の
混合物]。なお、上記の式中及び以下の記載において、
Pcは、フタロシアニン骨格を意味する。
【0014】Direct Blue 199及び特
開昭62−190273号、特開昭63−28690
号、特開昭63−306075号、特開昭63−306
076号、特開平2−131983号、特開平3−12
2171号、特開平3−200883号、特開平7−1
38511号等に記載のフタロシアニン化合物[例え
ば、Cu-Pc-(SO3Na)m(SO2NH2n:m+
n=1〜4の混合物]。
【0015】特開昭63−210175号、特開昭6
3−37176号、特開昭63−304071号、特開
平5−171085号、WO 00/08102号等に
記載のフタロシアニン色素[例えば、Cu-Pc-(CO2
H)m(CONR12n:m+n=0〜4の数]。
【0016】特開昭59−30874号、特開平1−
126381号、特開平1−190770号、特開平6
−16982号、特開平7−82499号、特開平8−
34942号、特開平8−60053号、特開平8−1
13745号、特開平8−310116号、特開平10
−140063号、特開平10−298463号、特開
平11−29729号、特開平11−320921号、
EP173476A2号、EP468649A1号、E
P559309A2号、EP596383A1号、DE
3411476号、US6086955号、WO 99
/13009号、GB2341868A号等に記載のフ
タロシアニン色素[例えば、Cu-Pc-(SO3H)
m(SO2NR12n:m+n=0〜4の数、且つ、m
≠0]。
【0017】特開昭60−208365号、特開昭6
1−2772号、特開平6−57653号、特開平8−
60052号、特開平8−295819号、特開平10
−130517号、特開平11−72614号、特表平
11−515047号、特表平11−515048号、
EP196901A2号、WO 95/29208号、
WO 98/49239号、WO 98/49240
号、WO 99/50363号、WO 99/6733
4号等に記載のフタロシアニン色素[例えば、Cu-Pc
-(SO3H)l(SO2NH2m(SO2NR12n:l
+m+n=0〜4の数]。
【0018】特開昭59−22967号、特開昭61
−185576号、特開平1−95093号、特開平3
−195783号、EP649881A1号、WO 0
0/08101号、WO 00/08103号等に記載
のフタロシアニン色素[例えば、Cu-Pc-(SO2NR
12n:n=1〜5の数]。
【0019】ところで、現在一般に広く用いられている
Direct Blue 87又はDirect Bl
ue 199に代表されるフタロシアニン色素について
は、一般に知られているマゼンタ色素やイエロー色素に
比べ耐光性に優れるという特徴がある。
【0020】しかしながら、フタロシアニン色素は酸性
条件下ではグリーン味の色相であり、シアンインクには
不適当である。そのためこれらの色素をシアンインクと
して用いる場合は中性からアルカリ性の条件下で使用す
るのが最も適している。しかしながら、インクが中性か
らアルカリ性でも、用いる被記録材料が酸性紙である場
合印刷物の色相が大きく変化する可能性がある。
【0021】さらに、昨今環境問題として取りあげられ
ることの多い酸化窒素ガスやオゾン等の酸化性ガスによ
ってもグリーン味に変色及び消色し、同時に印字濃度も
低下してしまう。
【0022】一方、トリフェニルメタン染料(又は顔
料)については、色相は良好であるが、耐光性、耐オゾ
ンガス性等において非常に劣る。
【0023】今後、使用分野が拡大して、広告等の展示
物に広く使用されると、光や環境中の活性ガスに曝され
る場合が多くなるため、特に良好な色相を有し、光堅牢
性および環境中の活性ガス(NOx、オゾン等の酸化性
ガスの他SOxなど)堅牢性に優れた色素及びインク組
成物がますます強く望まれるようになっている。
【0024】しかしながら、これらの要求を高いレベル
で満たすシアン色素(例えば、フタロシアニン色素)及
びシアンインクの開発は困難を伴なうことであって、い
まだに要請を満たす色素及びインクは得られていない状
況にある。
【0025】これまで、オゾンガス褪色耐性(以後オゾ
ンガス耐性とも記す)を付与したフタロシアニン色素と
しては、特開平3−103484号、特開平4−393
65号、特開2000−303009号等が開示されて
いるが、いずれも色相と光及び酸化性ガスに対する堅牢
性とを両立させるには至っていないのが現状であり、シ
アンインクで、まだ市場の要求を充分に満足する製品を
提供するには至っていない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明の目的は、(1)色相と堅牢性に
優れた着色画像や着色材料を与える、インクジェットな
どの印刷用のインク組成物、感熱転写型画像形成材料に
おけるインクシート、電子写真用のトナー、LCD、P
DPやCCDで用いられるなどの各種着色組成物を提供
すること、(2)特に、該フタロシアニン系化合物誘導
体の使用により良好な色相を有し、光及び環境中の活性
ガス、特にオゾンガスに対して堅牢性の高い画像を形成
することができるインクジェット用インク及びインクジ
ェット記録方法を提供すること、及び(3)上記のイン
クジェット記録方法を利用することによって、画像記録
物のオゾンガス褪色耐性を向上させる画像堅牢化方法を
提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、良好な色
相と光堅牢性及びガス堅牢性(特に、オゾンガス)の高
いフタロシアニン化合物誘導体を詳細に検討したとこ
ろ、特定の色素構造(特定のヘテロ環基を特定の置換位
置に特定の置換基数導入)を有する下記一般式(I)で
表されるフタロシアニン化合物により、上記課題を解決
できることを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち、上記の本発明の課題は、下記の手段によって達せ
られる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明の目的は、
【0029】1.下記一般式(I)で表されるフタロシ
アニン系化合物を含有することを特徴とする着色画像形
成組成物。
【0030】
【化4】
【0031】一般式(I)中;R1、R2、R3、R4、R
5、R6、R7、及びR8は、それぞれ独立に、水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シア
ノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキル
アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミド
基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシ
カルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル
基、スルファモイル基、アルコキシカルボニル基、ヘテ
ロ環オキシ基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイル
オキシ基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘ
テロ環チオ基、ホスホリル基、またはアシル基を表し、
各々はさらに置換基を有していてもよい。W1、W2、W
3及びW4は、それぞれ独立に、含窒素ヘテロ環あるいは
該ヘテロ環と他の環との縮合環を形成するのに必要な原
子群を表す。但し、W1、W2、W3及びW4から形成され
るヘテロ環の少なくとも1つは、炭素数2以上の置換基
を有し、かつ、W1、W2、W3及びW4で表される基にさ
らに置換した置換基の炭素数の総和が8以上である。
l、m、n、pは、それぞれ独立に、1または2の整数
を表す。Mは、水素原子、金属元素、金属酸化物、金属
水酸化物、または金属ハロゲン化物を表す。
【0032】2.上記1に記載の着色画像形成組成物か
らなることを特徴とするインク。
【0033】3.一般式(I)で表されるフタロシアニ
ン系化合物が、下記一般式(II)で表されるフタロシア
ニン系化合物である上記2に記載のインク。
【0034】
【化5】
【0035】一般式(II)中、W1、W2、W3、W4
l、m、n、p及びMは、それぞれ上記一般式(I)に
おけるW1、W2、W3、W4、l、m、n、p及びMと同
義である。
【0036】4.一般式(II)で表されるフタロシアニ
ン系化合物が、下記一般式(III)で表されるフタロシ
アニン系化合物であることを特徴とする上記3に記載
の。
【0037】
【化6】
【0038】一般式(III)中、W1、W2、W3及びW4
は、それぞれ独立に、5〜6員含窒素ヘテロ環あるいは
該ヘテロ環と他の環との縮合環を形成するのに必要な原
子群を表す。但し、W1、W2、W3及びW4から形成され
るヘテロ環あるいは該ヘテロ環と他の環との縮合環の少
なくとも1つは、炭素数2以上の置換基を有し、かつ、
1、W2、W3及びW4で表される基にさらに置換した置
換基の炭素数の総和が8以上である。Mは、上記一般式
(I)におけるMと同義である。
【0039】5.請求項2〜4のいずれかに記載のイン
クであることを特徴とするインクジェット用インク。
【0040】6.支持体上に白色無機顔料粒子を含有す
るインク受像層を有する受像材料上に、上記2〜5のい
ずれかに記載のインク又はインクジェット用インクを用
いて画像形成することを特徴とするインクジェット記録
方法。
【0041】7.上記2〜5のいずれかに記載のインク
又はインクジェット用インクを用いて画像形成すること
を特徴とする画像記録物のオゾンガス褪色耐性の改良方
法。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。[フタロシアニン系化合物]まず、本発明の上記一
般式(I)で表されるフタロシアニン系化合物について
詳細に説明する。なお、該フタロシアニン化合物は、油
溶性であるためイオン性親水性基を分子内に有しない。
【0043】上記一般式(I)において、R1、R2、R
3、R4、R5、R6、R7、及びR8はそれぞれ独立に、水
素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ
環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、アミノ
基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アミド基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルフ
ァモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カ
ルバモイル基、スルファモイル基、アルコキシカルボニ
ル基、ヘテロ環オキシ基、アゾ基、アシルオキシ基、カ
ルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、アリールオキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イ
ミド基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホスホリル
基、またはアシル基を表し、各々はさらに置換基を有し
ていてもよい。
【0044】中でも、水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基、シアノ基、アルコキシ基、アミド
基、ウレイド基、スルホンアミド基、カルバモイル基、
スルファモイル基およびアルコキシカルボニル基が好ま
しく、特に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基が好まし
く、水素原子が最も好ましい。
【0045】W1、W2、W3及びW4は、それぞれ独立
に、含窒素ヘテロ環を形成するのに必要な原子群を表
す。W1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環基は、それぞ
れ独立に、飽和ヘテロ環であっても、不飽和ヘテロ環で
あってもよい。W1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環基
は、それぞれ独立に、さらに他の環と縮合環を形成して
いてもよい。
【0046】W1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環およ
びその縮合環の好ましい例をヘテロ環の置換位置を限定
せずに挙げると、イミダゾール基、ベンゾイミダゾール
基、ピラゾール基、ベンゾピラゾール基、トリアゾール
基、ベンゾトリアゾール基、ピラゾロトリアゾール基、
ピロロトリアゾール基、テトラゾール基、ピロール基、
インドール基、ピロリジン基、イミダゾリン基、ピラゾ
リジン基、ピペリジン基、ピペラジン基、モルホリン
基、インドリン基、イソインドリン基、チアゾリジン
基、ベンゾチアゾリジン基、イソチアゾリジン基、ベン
ゾイソチアゾリジン基、オキサゾリジン基、ベンゾオキ
サゾリジン基、イソオキサゾリジン基、ベンゾイソオキ
サゾリジン基、フェノチアジン基、フェノキサジン基等
が挙げられる。
【0047】W1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環およ
びその縮合環の好ましいものは、5〜6員含窒素ヘテロ
環及び該ヘテロ環と他の環との縮合環である。W1
2、W3及びW4が表す5〜6員含窒素ヘテロ環および
その縮合環の更に好ましい例をヘテロ環の置換位置を限
定せずに挙げると、イミダゾール基、ベンゾイミダゾー
ル基、ピラゾール基、トリアゾール基、ベンゾトリアゾ
ール基、ピラゾロトリアゾール基、ピロロトリアゾール
基、テトラゾール基、ピロール基、インドール基、ピロ
リジン基、ピペリジン基、ピペラジン基、チアゾリジン
基、ベンゾチアゾリジン基、オキサゾリジン基、ベンゾ
オキサゾリジン基であり、より好ましい例はイミダゾー
ル基、ピラゾール基、トリアゾール基、ピロール基、イ
ンドール基、ピロリジン基、ピペリジン基、ピペラジン
基、チアゾリジン基であり、その中でもイミダゾール
基、ピラゾール基、ピロール基、ピロリジン基、ピペリ
ジン基が最も好ましい。
【0048】W1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環およ
びその縮合環の少なくとも1つは、炭素数2以上の置換
基を有し、かつ、W1、W2、W3及びW4で表される基に
さらに置換した置換基の炭素数の総和が8以上である。
1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環およびその縮合環
で、更に置換基を有することが可能な基は、上記置換基
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8で例示し
たような基であって、その置換基は更に置換されていて
もよく、その場合のさらに置換する基は上記置換基
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8で例示し
たような基から選択される。その中でも、W1、W2、W
3及びW4の少なくとも一つが有する炭素数2以上の好ま
しい置換基は、スルファモイル基、スルホアミノ基、ス
ルホアルキル基、スルホアルコキシ基、アルキルチオ
基、アシル基であり、これらの置換基にさらに置換して
もよい好ましい置換基は、アリール基、アルキル基であ
り、特に3−スルファモイルフェニル基である。
【0049】l、m、n、pは、それぞれ独立に、好ま
しくは4≦l+m+n+p≦8を満たす、より好ましく
は4≦l+m+n+p≦6を満たす1または2の整数で
あり、最も好ましくは各々が1(l=m=n=p=1)
であることである。
【0050】Mは、水素原子、金属元素、金属酸化物、
金属水酸化物、または金属ハロゲン化物を表す。Mとし
て好ましいものは、水素原子の他に、金属元素として、
Li、Na、K、Mg、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、M
n、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、A
u、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi
等が挙げられる。金属酸化物としては、VO、GeO等が好
ましく挙げられる。 また、金属水酸化物としては、Si
(OH)2Cr(OH)2、Sn(OH)2等が挙げられる。さら
に、ハロゲン化物としては、AlCl、SiCl2、VCl、VCl2
VOCl、FeCl、GaCl、ZrCl等が挙げられる。なかでも特
に、Cu、Ni、Zn、Al等が好ましく、Cuが最も好まし
い。
【0051】また、一般式(I)で表されるフタロシア
ニン系化合物は、L(2価の連結基)を介してPc(フ
タロシアニン環)が2量体(例えば、Pc−M−L-M
−Pc)または3量体を形成してもよく、そのとき複数
個存在するMは、それぞれ同一であっても異なるもので
あってもよい。
【0052】Lで表される2価の連結基は、オキシ基−
O−、チオ基−S−、カルボニル基−CO−、スルホニ
ル基−SO2−、イミノ基−NH−、メチレン基−CH2
−、及びこれらを組み合わせて形成される基が好まし
い。
【0053】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表す基及びW1、W2、W3、W4が形成するヘテ
ロ環は、以下の置換基を更に有してもよい。
【0054】ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原
子)、炭素数1〜12の直鎖または分岐鎖アルキル基、
炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数2〜12のアル
ケニル基、炭素数2〜12の直鎖または分岐鎖アルキニ
ル基、炭素数3〜12の側鎖を有しても良いシクロアル
キル基、炭素数3〜12の側鎖を有しても良いシクロア
ルケニル基で、詳しくはアルキル基(例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、2−メタ
ンスルホニルエチル、3−フェノキシプロピル、トリフ
ルオロメチル、シクロペンチルなどの各基)、アリール
基(例えば、フェニル、4−t−ブチルフェニル、2,
4−ジ−t−アミルフェニルなどの各基)、ヘテロ環基
(例えば、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、
2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベ
ンゾチアゾリルなどの各基)、シアノ基、ヒドロキシル
基、ニトロ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキルオキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエト
キシ、2−メタンスルホニルエトキシなどの各基)、ア
リールオキシ基(例えば、フェノキシ、2−メチルフェ
ノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノ
キシ、3−t−ブチルオキシカルバモイルフェノキシな
どの各基)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド、
ベンズアミド、4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェノキシ)ブタンアミドなどの各基)、アルキルアミ
ノ基(例えば、メチルアミノ、ブチルアミノ、ジエチル
アミノ、メチルブチルアミノなどの各基)、アニリノ基
(例えば、フェニルアミノ、2−クロロアニリノなどの
各基)、ウレイド基(例えば、フェニルウレイド、メチ
ルウレイド、N,N−ジブチルウレイドなどの各基)、
スルファモイルアミノ基(例えば、N,N−ジプロピル
スルファモイルアミノ基)、アルキルチオ基(例えば、
メチルチオ、オクチルチオ、2−フェノキシエチルチオ
などの各基)、アリールチオ基(例えば、フェニルチ
オ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェニルチオ、2
−カルボキシフェニルチオなどの各基)、アルキルオキ
シカルボニルアミノ基(例えば、メトキシカルボニルア
ミノ基)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホン
アミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルエンスルホ
ンアミドなどの各基)、カルバモイル基(例えば、N−
エチルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイルな
どの各基)、スルファモイル基(例えば、N−エチルス
ルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、
N,N−ジエチルスルファモイルなどの各基)、スルホ
ニル基(例えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニ
ル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニルなどの各
基)、アルキルオキシカルボニル基(例えば、メトキシ
カルボニル、ブチルオキシカルボニルなどの各基)、ヘ
テロ環オキシ基(例えば、1−フェニルテトラゾール−
5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシなどの各
基)、アゾ基(例えば、フェニルアゾ、4−メトキシフ
ェニルアゾ、4−ピバロイルアミノフェニルアゾ、2−
ヒドロキシ−4−プロパノイルフェニルアゾなどの各
基)、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ基)、カル
バモイルオキシ基(例えば、N−メチルカルバモイルオ
キシ、N−フェニルカルバモイルオキシなどの各基)、
シリルオキシ基(例えば、トリメチルシリルオキシ、ジ
ブチルメチルシリルオキシなどの各基)、アリールオキ
シカルボニルアミノ基(例えば、フェノキシカルボニル
アミノ基)、イミド基(例えば、N−スクシンイミド、
N−フタルイミドなどの各基)、ヘテロ環チオ基(例え
ば、2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノキ
シ−1,3,5−トリアゾール−6−チオ、2−ピリジ
ルチオなどの各基)、スルフィニル基(例えば、3−フ
ェノキシプロピルスルフィニル基)、ホスホリル基(例
えば、フェノキシホスホリル、オクチルオキシホスホリ
ル、フェニルホスホリルなどの各基)、アリールオキシ
カルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基)、ア
シル基(例えば、アセチル、3−フェニルプロパノイ
ル、ベンゾイルなどの各基)、スルホニルスルファモイ
ル基およびアシルスルファモイル基)、その他シアノ
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アミ
ノ基等が挙げられる。
【0055】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
及びW1、W2、W3、W4が表すハロゲン原子としては、
フッ素原子、塩素原子および臭素原子が挙げられる。
【0056】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
及びW1、W2、W3、W4が表すアルキル基には、置換基
を有するアルキル基および無置換のアルキル基が含まれ
る。アルキル基としては、置換基を除いたときの炭素原
子数が1〜12のアルキル基が好ましい。置換基の例に
は、ヒドロキシル基、アルコキシ基、シアノ基、および
ハロゲン原子およびイオン性親水性基が含まれる。アル
キル基の例には、メチル、エチル、ブチル、イソプロピ
ル、t−ブチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、
シアノエチル、トリフルオロメチル、3−スルホプロピ
ルおよび4−スルホブチルなどの各基が含まれる。
【0057】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すシクロアルキル基には、置換基を有するシ
クロアルキル基および無置換のシクロアルキル基が含ま
れる。シクロアルキル基としては、置換基を除いたとき
の炭素原子数が5〜12のシクロアルキル基が好まし
い。シクロアルキル基の例には、シクロヘキシル基が含
まれる。
【0058】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアルケニル基には、置換基を有するアルケ
ニル基および無置換のアルケニル基が含まれる。上記ア
ルケニル基としては、置換基を除いたときの炭素原子数
が2〜12のアルケニル基が好ましい。アルケニル基の
例には、ビニル基、アリル基等が含まれる。
【0059】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアラルキル基としては、置換基を有するア
ラルキル基および無置換のアラルキル基が含まれる。ア
ラルキル基としては、置換基を除いたときの炭素原子数
が7〜12のアラルキル基が好ましい。アラルキル基の
例には、ベンジル基、および2−フェネチル基が含まれ
る。
【0060】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアリール基には、置換基を有するアリール
基および無置換のアリール基が含まれる。アリール基と
しては、置換基を除いたときの炭素原子数が6〜12の
アリール基が好ましい。置換基の例には、アルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子、アルキルアミノ基が含ま
れる。アリール基の例には、フェニル、p−トリル、p
−メトキシフェニル、o−クロロフェニルおよびm−
(3−スルホプロピルアミノ)フェニルが含まれる。
【0061】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すヘテロ環基には、置換基を有するヘテロ環
基および無置換のヘテロ環基が含まれる。ヘテロ環基と
しては、5員または6員環のヘテロ環基が好ましい。へ
テロ環基の例には、2−ピリジル基、2−チエニル基お
よび2−フリル基が含まれる。
【0062】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアルキルアミノ基には、置換基を有するア
ルキルアミノ基および無置換のアルキルアミノ基が含ま
れる。アルキルアミノ基としては、置換基を除いたとき
の炭素原子数1〜6のアルキルアミノ基が好ましい。ア
ルキルアミノ基の例には、メチルアミノ基およびジエチ
ルアミノ基が含まれる。
【0063】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアルコキシ基には、置換基を有するアルコ
キシ基および無置換のアルコキシ基が含まれる。アルコ
キシ基としては、置換基を除いたときの炭素原子数が1
〜12のアルコキシ基が好ましい。置換基の例には、ア
ルコキシ基、ヒドロキシル基が含まれる。アルコキシ基
の例には、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ
基、メトキシエトキシ基、ヒドロキシエトキシ基および
3−カルボキシプロポキシ基が含まれる。
【0064】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアリールオキシ基には、置換基を有するア
リールオキシ基および無置換のアリールオキシ基が含ま
れる。アリールオキシ基としては、置換基を除いたとき
の炭素原子数が6〜12のアリールオキシ基が好まし
い。置換基の例には、アルコキシ基が含まれる。アリー
ルオキシ基の例には、フェノキシ基、p−メトキシフェ
ノキシ基およびo−メトキシフェノキシ基が含まれる。
【0065】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアミド基には、置換基を有するアミド基お
よび無置換のアミド基が含まれる。アミド基としては、
置換基を除いたときの炭素原子数が2〜12のアミド基
が好ましい。アミド基の例には、アセトアミド基、プロ
ピオンアミド基、ベンズアミド基および3,5−ジスル
ホベンズアミド基が含まれる。
【0066】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアリールアミノ基には、置換基を有するア
リールアミノ基および無置換のアリールアミノ基が含ま
れる。アリールアミノ基としては、置換基を除いたとき
の炭素原子数が6〜12のアリールアミノ基が好まし
い。置換基の例としては、ハロゲン原子が含まれる。ア
リールアミノ基の例としては、アニリノ基および2−ク
ロロアニリノ基が含まれる。
【0067】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すウレイド基には、置換基を有するウレイド
基および無置換のウレイド基が含まれる。上記ウレイド
基としては、置換基を除いたときの炭素原子数が1〜1
2のウレイド基が好ましい。置換基の例には、アルキル
基およびアリール基が含まれる。ウレイド基の例には、
3−メチルウレイド基、3,3−ジメチルウレイド基お
よび3−フェニルウレイド基が含まれる。
【0068】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すスルファモイルアミノ基には、置換基を有
するスルファモイルアミノ基および無置換のスルファモ
イルアミノ基が含まれる。置換基の例には、アルキル基
が含まれる。スルファモイルアミノ基の例には、N, N
−ジプロピルスルファモイルアミノ基が含まれる。
【0069】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアルキルチオ基には、置換基を有するアル
キルチオ基および無置換のアルキルチオ基が含まれる。
アルキルチオ基としては、置換基を除いたときの炭素原
子数が1〜12のアルキルチオ基が好ましい。アルキル
チオ基の例には、メチルチオ基およびエチルチオ基が含
まれる。
【0070】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアリールチオ基には、置換基を有するアリ
ールチオ基および無置換のアリールチオ基が含まれる。
アリールチオ基としては、置換基を除いたときの炭素原
子数が6〜12のアリールチオ基が好ましい。置換基の
例には、アルキル基が含まれる。上記アリールチオ基の
例には、フェニルチオ基およびp−トリルチオ基が含ま
れる。
【0071】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアルコキシカルボニルアミノ基には、置換
基を有するアルコキシカルボニルアミノ基および無置換
のアルコキシカルボニルアミノ基が含まれる。アルコキ
シカルボニルアミノ基としては、置換基を除いたときの
炭素原子数が2〜12のアルコキシカルボニルアミノ基
が好ましい。アルコキシカルボニルアミノ基の例には、
エトキシカルボニルアミノ基が含まれる。
【0072】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すスルホンアミド基には、置換基を有するス
ルホンアミド基および無置換のスルホンアミド基が含ま
れる。スルホンアミド基としては、置換基を除いたとき
の炭素原子数が1〜12のスルホンアミド基が好まし
い。スルホンアミド基の例には、メタンスルホンアミ
ド、ベンゼンスルホンアミド、および3−カルボキシベ
ンゼンスルホンアミドが含まれる。
【0073】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すカルバモイル基には、置換基を有するカル
バモイル基および無置換のカルバモイル基が含まれる。
置換基の例には、アルキル基が含まれる。カルバモイル
基の例には、メチルカルバモイル基およびジメチルカル
バモイル基が含まれる。
【0074】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すスルファモイル基には、置換基を有するス
ルファモイル基および無置換のスルファモイル基が含ま
れる。置換基の例には、アルキル基、アリ−ル基が含ま
れる。スルファモイル基の例には、ジメチルスルファモ
イル基およびジ−(2−ヒドロキシエチル)スルファモ
イル基、フェニルスルファモイル基が含まれる。
【0075】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアルコキシカルボニル基には、置換基を有
するアルコキシカルボニル基および無置換のアルコキシ
カルボニル基が含まれる。アルコキシカルボニル基とし
ては、置換基を除いたときの炭素原子数が2〜12のア
ルコキシカルボニル基が好ましい。アルコキシカルボニ
ル基の例には、メトキシカルボニル基およびエトキシカ
ルボニル基が含まれる。
【0076】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すヘテロ環オキシ基には、置換基を有するヘ
テロ環オキシ基および無置換のヘテロ環オキシ基が含ま
れる。ヘテロ環オキシ基としては、5員または6員環の
ヘテロ環を有するヘテロ環オキシ基が好ましい。置換基
の例には、ヒドロキシル基が含まれる。ヘテロ環オキシ
基の例には、2−テトラヒドロピラニルオキシ基が含ま
れる。
【0077】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアゾ基には、置換基を有するアゾ基および
無置換のアゾ基が含まれる。アゾ基の例には、p−ニト
ロフェニルアゾ基が含まれる。
【0078】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアシルオキシ基には、置換基を有するアシ
ルオキシ基および無置換のアシルオキシ基が含まれる。
アシルオキシ基としては、置換基を除いたときの炭素原
子数1〜12のアシルオキシ基が好ましい。アシルオキ
シ基の例には、アセトキシ基およびベンゾイルオキシ基
が含まれる。
【0079】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すカルバモイルオキシ基には、置換基を有す
るカルバモイルオキシ基および無置換のカルバモイルオ
キシ基が含まれる。置換基の例には、アルキル基が含ま
れる。上記カルバモイルオキシ基の例には、N−メチル
カルバモイルオキシ基が含まれる。
【0080】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すシリルオキシ基には、置換基を有するシリ
ルオキシ基および無置換のシリルオキシ基が含まれる。
置換基の例には、アルキル基が含まれる。シリルオキシ
基の例には、トリメチルシリルオキシ基が含まれる。
【0081】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアリールオキシカルボニル基には、置換基
を有するアリールオキシカルボニル基および無置換のア
リールオキシカルボニル基が含まれる。アリールオキシ
カルボニル基としては、置換基を除いたときの炭素原子
数が7〜12のアリールオキシカルボニル基が好まし
い。アリールオキシカルボニル基の例には、フェノキシ
カルボニル基が含まれる。
【0082】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアリールオキシカルボニルアミノ基には、
置換基を有するアリールオキシカルボニルアミノ基およ
び無置換のアリールオキシカルボニルアミノ基が含まれ
る。アリールオキシカルボニルアミノ基としては、置換
基を除いたときの炭素原子数が7〜12のアリールオキ
シカルボニルアミノ基が好ましい。アリールオキシカル
ボニルアミノ基の例には、フェノキシカルボニルアミノ
基が含まれる。
【0083】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すイミド基には、置換基を有するイミド基お
よび無置換のイミド基が含まれる。イミド基の例には、
N−フタルイミド基およびN−スクシンイミド基が含ま
れる。
【0084】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すヘテロ環チオ基には、置換基を有するヘテ
ロ環チオ基および無置換のヘテロ環チオ基が含まれる。
ヘテロ環チオ基としては、5員または6員環のヘテロ環
を有することが好ましい。上記へテロ環チオ基の例に
は、2−ピリジルチオ基が含まれる。
【0085】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すホスホリル基には、置換基を有するホスホ
リル基および無置換のホスホリル基が含まれる。ホスホ
リル基の例には、フェノキシホスホリル基およびフェニ
ルホスホリル基が含まれる。
【0086】R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及
びR8が表すアシル基には、置換基を有するアシル基お
よび無置換のアシル基が含まれる。アシル基としては、
置換基を除いたときの炭素原子数が1〜12のアシル基
が好ましい。アシル基の例には、アセチル基およびベン
ゾイル基が含まれる。
【0087】上記一般式(I)で表されるフタロシアニ
ン系化合物として特に好ましい組み合わせは以下の通り
である。 (イ)R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR
8が、それぞれ独立に、水素原子またはハロゲン原子、
シアノ基であり、特に水素原子またはハロゲン原子であ
り、その中でも水素原子であるのが最も好ましい。 (ロ)W1、W2、W3及びW4が表すヘテロ環およびその
縮合環で、少なくともその一つは、炭素数2以上の置換
基を有していて、かつ置換基が有する炭素数の総和が8
以上であるが、好ましいのは、W1、W2、W3及びW4
すべてが炭素数2以上の置換基を有するヘテロ環および
その縮合環である。さらに、W1、W2、W3及びW4が表
すヘテロ環およびその縮合環が、ヘテロ環の置換位置を
限定せずに挙げれば、好ましくはイミダゾール基、ベン
ゾイミダゾール基、ピラゾール基、トリアゾール基、ベ
ンゾトリアゾール基、ピラゾロトリアゾール基、ピロロ
トリアゾール基、テトラゾール基、ピロール基、インド
ール基、ピロリジン基、ピペリジン基、ピペラジン基、
チアゾリジン基、ベンゾチアゾリジン基、オキサゾリジ
ン、ベンゾオキサゾリジンであり、より好ましくはイミ
ダゾール基、ピラゾール基、トリアゾール基、ピロール
基、インドール基、ピロリジン基、ピペリジン基、ピペ
ラジン基、チアゾリジン基であり、その中でもイミダゾ
ール基、ピラゾール基、ピロール基、ピロリジン基、ピ
ペリジン基が最も好ましい。 (ハ)l、m、n、pが、それぞれ1であるのが好まし
い。 (ニ)Mは、水素原子、金属元素またはその酸化物、水
酸化物もしくはハロゲン化物を表し、特にCu、Ni、
Zn、Alが好ましく、なかでも特に特にCuが最も好
ましい。
【0088】一般式(I)で表されるフタロシアニン系
化合物は、分子内に少なくとも1つ以上の炭素数2以上
の油溶性基を有しているので、水性媒体中への分散性又
は油性媒体中への溶解性や分散性が良好となる。このよ
うな観点から、上記一般式(I)で表されるフタロシア
ニン系化合物一分子中、炭素数2以上の油溶性基を少な
くとも4個以上有するものが好ましく、特に、油溶性基
がスルファモイル基であるのが好ましい。
【0089】一般式(I)で表されるフタロシアニン化
合物の中でも、上記一般式(II)で表される構造のフタ
ロシアニン化合物がさらに好ましい。以下に、本発明の
一般式(II)で表されるフタロシアニン化合物について
詳しく述べる。
【0090】一般式(II)において、W1、W2、W3
4、l、m、n、p及びMは、上記一般式(I)中の
1、W2、W3、W4、l、m、n、p及びMと各々同義
であり、好ましい例も同様である。
【0091】一般式(II)で表されるフタロシアニン系
化合物の中でも、特に好ましい置換基の組み合わせは、
上記一般式(I)中の特に好ましい置換基の組み合わせ
と同様である。
【0092】なお、一般式(II)で表される化合物の好
ましい置換基の組み合わせについては、種々の置換基の
少なくとも1つが上記の好ましい基である化合物が好ま
しく、より多くの種々の置換基が上記の好ましい基であ
る化合物がより好ましく、全ての置換基が上記の好まし
い基である化合物が最も好ましい。
【0093】一般式(II)で表されるフタロシアニン化
合物の中でも、上記一般式(III)で表される構造のフ
タロシアニン化合物がさらに好ましい。以下に、本発明
の一般式(III)で表されるフタロシアニン化合物につ
いて詳しく述べる。
【0094】一般式(III)中、W1、W2、W3及びW4
は、それぞれ独立に、5〜6員含窒素ヘテロ環あるいは
該ヘテロ環と他の環との縮合環を形成するのに必要な原
子群を表す。
【0095】一般式(III)において、W1、W2、W3
びW4が形成する5〜6員含窒素ヘテロ環およびその縮
合環の好ましい例は、上記一般式(II)におけるW1
2、W3及びW4が形成する5〜6員含窒素ヘテロ環お
よびその縮合環の好ましい例と同じである。Mは、上記
一般式(II)におけるMと同義であり、好ましい例も同
様である。
【0096】一般式(III)で表されるフタロシアニン
化合物は、W1、W2、W3及びW4のいずれか一つは、炭
素数2以上の置換基を有し、且つ、W1〜W4が有する置
換基の炭素数の総和が8以上であることが好ましく、W
1、W2、W3及びW4はそれぞれ独立に、いずれも炭素数
2以上の置換基を有し、且つ、W1〜W4が有する置換基
の炭素数の総和が8以上であることが特に好ましく、さ
らにW1、W2、W3及びW4はそれぞれ独立に、いずれも
炭素数3以上の置換基を有し、且つ、W1〜W 4が有する
置換基の炭素数の総和が12以上であることが最も好ま
しい。
【0097】一般式(III)で表されるフタロシアニン
化合物は、分子内に少なくとも4つの置換スルファモイ
ル基を有しているので、親油性媒体中に対する溶解性ま
たは分散性が良好となる。
【0098】なお、上記一般式(III)で表される化合
物の好ましい置換基の組み合わせについては、種々の置
換基の少なくとも1つが上記の好ましい基である化合物
が好ましく、より多くの種々の置換基が上記好ましい基
である化合物がより好ましく、全ての置換基が上記好ま
しい基である化合物が最も好ましい。
【0099】一般に、インクジェット用インク組成物と
して種々のフタロシアニン誘導体を使用することが知ら
れている。下記一般式(IV)で表されるフタロシアニン
誘導体は、その合成時において不可避的に置換基Rn
(n=1〜16)の置換位置(R1:1位〜R16:16
位とここで定義する。また、R1〜R16は、説明のため
に便宜的に用いるもので、一般式(I)のR1〜R8が表
す特定の構造の置換基ではなく、前記した置換基のいず
れであってもよい)異性体を含む場合があるが、これら
置換位置異性体は互いに区別することなく同一誘導体と
して見なしている場合が多い。また、Rnの置換基に異
性体が含まれる場合も、これらを区別することなく、同
一のフタロシアニン誘導体として見なしている場合が多
い。
【0100】
【化7】
【0101】本明細書中のフタロシアニン化合物におい
て構造が異なる場合とは、上記一般式(IV)で説明する
と、置換基Rn(n=1〜16)について、構成原子種
が異なる場合、置換基数が異なる場合または置換位置が
異なる場合の何れかである。
【0102】本発明において、上記一般式(I)〜(II
I)で表されるフタロシアニン化合物の構造が異なる
(特に、置換位置)誘導体を以下の三種類に分類して定
義する。
【0103】(1)β−位置換型:(2及びまたは3
位、6及びまたは7位、10及びまたは11位、14及
びまたは15位に特定の置換基を有するフタロシアニン
化合物)
【0104】(2)α−位置換型:(1及びまたは4
位、5及びまたは8位、9及びまたは12位、13及び
または16位に特定の置換基を有するフタロシアニン化
合物)
【0105】(3)α、β−位混合置換型:(1〜16
位に規則性なく、特定の置換基を有するフタロシアニン
化合物)
【0106】本明細書中において、構造が異なる(特
に、置換位置)フタロシアニン化合物の誘導体を説明す
る場合、上記β−位置換型、α−位置換型、α、β−位
混合置換型を使用する。
【0107】本発明に用いられるフタロシアニン誘導体
は、例えば白井−小林共著、(株)アイピーシー発行
「フタロシアニン−化学と機能−」(P.1〜62)、
C.C.Leznoff−A.B.P.Lever共
著、VCH発行‘Phthalocyanines−P
roperties and Application
s’(P.1〜54)等に記載、引用もしくはこれらに
類似の方法を組み合わせて合成することができる。
【0108】本発明の一般式(II)及び(III)を併せ
て一般式(V)で表す。一般式(V)のフタロシアニン化
合物は、例えば下記一般式(VI)で表されるフタロニト
リル化合物及び/または下記一般式(VII)で表される
ジイミノイソインドリン誘導体と下記一般式(VIII)で
表される金属誘導体を反応させて合成される。
【0109】
【化8】
【0110】(上記(VI)及びまたは(VII)中、Rは
置換スルファモイル基:−SON<ヘテロ環を示す。
ここで、「N<ヘテロ環」は含窒素ヘテロ環を表す。)
【0111】一般式(VIII):M−(Y)d (式(VIII)中、Mは上記一般式(I)〜(III)のM
と同一であり、Yはハロゲン原子、酢酸陰イオン、アセ
チルアセトネート、酸素などの1価又は2価の配位子を
示し、dは1〜4の整数である) 式(VIII)で示される金属誘導体としては、Al、S
i、Ti、V、Mn,Fe、Co、Ni、Cu、Zn、
Ge、Ru、Rh、Pd、In、Sn、Pt、Pbのハ
ロゲン化物、カルボン酸誘導体、硫酸塩、硝酸塩、カル
ボニル化合物、酸化物錯体等が挙げられる。具体例とし
ては塩化銅、臭化銅、沃化銅、塩化ニッケル、臭化ニッ
ケル、酢酸ニッケル、塩化コバルト、臭化コバルト、酢
酸コバルト、塩化鉄、塩化亜鉛、臭化亜鉛、沃化亜鉛、
酢酸亜鉛、塩化バナジウム、オキシ三塩化バナジウム、
塩化パラジウム、酢酸パラジウム、塩化アルミニウム、
塩化マンガン、酢酸マンガン、アセチルアセトンマンガ
ン、塩化マンガン、塩化鉛、酢酸鉛、塩化インジウム、
塩化チタン、塩化スズ等が挙げられる。
【0112】上記金属誘導体と一般式(VI)で示される
フタロニトリル化合物の使用量は、モル比で1:3〜
1:6が好ましい。また、上記金属誘導体と一般式(VI
I)で示されるジイミノイソインドリン誘導体の使用量
は、モル比で1:3〜1:6が好ましい。
【0113】反応は、通常、溶媒の存在下に行われる。
溶媒としては、沸点80℃以上、好ましくは130℃以
上の有機溶媒が用いられる。例えばn−アミルアルコー
ル、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−メチ
ル−1−ペンタノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタ
ノール、1−オクタノール、2−エチルヘキサノール、
ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、エトキシエタノール、プロポキシエタノー
ル、ブトキシエタノール、ジメチルアミノエタノール、
ジエチルアミノエタノール、トリクロロベンゼン、クロ
ロナフタレン、スルフォラン、ニトロベンゼン、キノリ
ン、尿素等がある。溶媒の使用量はフタロニトリル化合
物の1〜100重量倍、好ましくは5〜20重量倍であ
る。
【0114】反応において触媒として1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)或い
はモリブデン酸アンモニウムを添加しても良い。添加量
はフタロニトリル化合物1モルに対して、0.1〜10
倍モル好ましくは0.5〜2倍モルである。
【0115】反応温度は、通常80〜300℃、好まし
くは100〜250℃、特に好ましくは130〜230
℃の反応温度の範囲で行われる。80℃未満では反応速
度が極端に遅い。300℃を越えるとフタロシアニン化
合物の分解が起こる可能性がある。反応時間は、通常2
〜20時間、好ましくは5〜15時間、特に好ましくは
5〜10時間である。2時間未満では未反応原料が多く
存在し、20時間を越えるとフタロシアニン化合物の分
解が起こる可能性がある。
【0116】これらの反応によって得られる生成物は通
常の有機合成反応の後処理方法に従って処理した後、精
製してあるいは精製せずに製品として用いられる。即
ち、例えば、反応系から遊離したものを精製せずに、あ
るいは再結晶やカラムクロマトグラフィー(例えば、ゲ
ルパーメーションクロマトグラフィ(SEPHADEX
TMLH−20:Pharmacia製)等にて精製す
る操作を単独、あるいは組み合わせて行ない、製品とし
て提供することができる。また、反応終了後、反応溶媒
を留去して、あるいは留去せずに水、または氷に投入
し、中和してあるいは中和せずに遊離したものを精製せ
ずに、あるいは再結晶、カラムクロマトグラフィー等に
て精製する操作を単独に、あるいは組み合わせて行なっ
た後、製品として提供することができる。また、反応終
了後、反応溶媒を留去して、あるいは留去せずに水、ま
たは氷に投入し、中和してあるいは中和せずに、有機溶
媒/水溶液にて抽出したものを精製せずに、あるいは晶
析、カラムクロマトグラフィーにて精製する操作を単独
あるいは組み合わせて行なった後、製品として提供する
ことができる。
【0117】かくして得られる上記一般式(V)で表さ
れるフタロシアニン化合物は、通常、下記一般式(a)
−1〜(a)−4で表される化合物の混合物となってい
る。これら4種の化合物は、R1〜R4(ここでR1〜R4
は任意の置換基を意味する)の各置換位置が異なる異性
体である。
【0118】
【化9】
【0119】
【化10】
【0120】
【化11】
【0121】
【化12】
【0122】上記一般式(a)−1〜(a)−4で表さ
れる化合物は、β-位置換型(2及びまたは3位、6及
びまたは7位、10及びまたは11位、14及びまたは
15位に特定の置換基を有するフタロシアニン化合物)
であり、α位置換型及びα,β−位混合置換型とは全く
構造(置換位置)の異なる化合物であり、本発明の目的
を達成する手段として極めて重要な構造上の特徴であ
る。すなわち、本発明ではいずれの置換型においても、
例えば一般式(I)中の−SON<ヘテロ環で表され
る、特定の置換基が堅牢性の向上に非常に重要である。
更に、特定の置換基を特定の位置(β-位置換型)に特
定の数{例えば、フタロシアニン化合物1分子あたり4
〜8個で、かつ一般式(IV)で表されるフタロシアニン
母核で説明すると、(2位及びまたは3位)、(6位及
びまたは7位)、(10位及びまたは11位)、(14
位及びまたは15位)の各組に少なくとも特定の置換基
を1個以上含有する}、フタロシアニン母核に導入した
誘導体が本発明の目的を達成する手段として極めて重要
な構造上の特徴である。これらの原因は詳細には不明で
あるが、特定の置換基による(β-位置換型による)構
造上の特徴によってもたらされる色相・光堅牢性・オゾ
ンガス耐性等の向上効果は、上記先行技術から全く予想
することができないものである。
【0123】本明細書において、オゾンガス耐性と称し
ているのは、オゾンガスに対する耐性を代表させて称し
ているのであって、オゾンガス以外の酸化性雰囲気に対
する耐性をも含んでいる。すなわち、上記の本発明に係
る一般式(I)で示されるフタロシアニン化合物は、自
動車の排気ガスに多い窒素酸化物、火力発電所や工場の
排気に多い硫黄酸化物、これらが太陽光によって光化学
的にラジカル連鎖反応して生じたオゾンガスや酸素−窒
素や酸素−水素ラジカルに富む光化学スモッグ、美容院
などの特殊な薬液を使用する場所から発生する過酸化水
素ラジカルなど、一般環境中に存在する酸化性ガスに対
する耐性が強いことが特長である。したがって、屋外広
告や、鉄道施設内の案内など画像の酸化劣化が画像寿命
を制約している場合には、本発明に係るフタロシアニン
化合物を画像形成材料として用いることによって、酸化
性雰囲気耐性、すなわち、いわゆるオゾンガス耐性を向
上させることができる。
【0124】本発明のフタロシアニン化合物の具体例
を、上記一般式(IV)を用いて下記表−1〜表10(例
示化合物101〜150)に示すが、本発明に用いられ
るフタロシアニン化合物は、下記の例に限定されるもの
ではない。
【0125】
【表1】
【0126】
【表2】
【0127】
【表3】
【0128】
【表4】
【0129】
【表5】
【0130】
【表6】
【0131】
【表7】
【0132】
【表8】
【0133】
【表9】
【0134】
【表10】
【0135】本発明の化合物の用途は、画像、特にカラ
ー画像を形成するための材料が挙げられ、具体的には、
以下に詳述するインクジェット方式記録材料を始めとし
て、感熱転写型画像記録材料、感圧記録材料、電子写真
方式を用いる記録材料、転写式ハロゲン化銀感光材料、
印刷インク、記録ペン等であり、好ましくはインクジェ
ット方式記録材料、感熱転写型画像記録材料、電子写真
方式を用いる記録材料であり、更に好ましくはインクジ
ェット方式記録材料である。また、米国特許48085
01号明細書、特開平6−35182号公報などに記載
されているLCDやCCDなどの固体撮像素子で用いら
れているカラ−フィルタ−各種繊維の染色のための染色
液にも適用できる。また、本発明のフタロシアニン化合
物が酸化耐性が強いことを利用して屋外広告媒体などの
太陽光特に紫外線光や酸化性雰囲気に対する耐性を向上
させる手段として、本発明のフタロシアニン化合物を含
有するインク及びインクジェット用インクを用いて描画
する方法が好ましく用いられる。本発明の化合物は、そ
の用途に適した溶解性、熱移動性などの物性を、置換基
により調整して使用することができる。また、本発明の
化合物は、用いられる系に応じて均一な溶解状態、乳化
分散のような分散された溶解状態、固体分散状態で使用
することが出来る。
【0136】[インク及びインクジェット用インク]次
に、本発明の化合物を用いたインク(インクジェット用
インクを含む)について、説明する。インクは、親油性
媒体や水性媒体中に上記フタロシアニン化合物を溶解及
び/又は分散させることによって作製することができ
る。本発明のインクは好ましくは、油性媒体を用いる場
合に適用される。必要に応じてその他の添加剤を、本発
明の効果を害しない範囲内において含有される。その他
の添加剤としては、例えば、乾燥防止剤(湿潤剤)、褪
色防止剤、乳化安定剤、浸透促進剤、紫外線吸収剤、防
腐剤、防黴剤、pH調整剤、表面張力調整剤、消泡剤、
粘度調整剤、分散剤、分散安定剤、防錆剤、キレート剤
等の公知の添加剤が挙げられる。これらの各種添加剤
は、水溶性インクの場合にはインク液に直接添加する。
油溶性染料を分散物の形で用いる場合には、染料分散物
の調製後分散物に添加するのが一般的であるが、調製時
に油相または水相に添加してもよい。
【0137】乾燥防止剤はインクとりわけインクジェッ
ト用インクが記録用ノズルのインク噴射口において乾燥
することによる目詰まりを防止する目的で好適に使用さ
れる。
【0138】乾燥防止剤としては、水より蒸気圧の低い
有機溶剤が好ましい。具体的な例としてはエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、チオジグリコール、ジチ
オジグリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、アセチレングリ
コール誘導体、グリセリン、トリメチロールプロパン等
に代表される多価アルコール類、エチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレング
リコールモノエチル(又はブチル)エーテル等の多価ア
ルコールの低級アルキルエーテル類、2−ピロリドン、
N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン、N−エチルモルホリン等の複素環
類、スルホラン、ジメチルスルホキシド、3−スルホレ
ン等の含硫黄化合物、ジアセトンアルコール、ジエタノ
ールアミン等の多官能化合物、尿素誘導体が挙げられ
る。これらのうちグリセリン、ジエチレングリコール等
の多価アルコールがより好ましい。また上記の乾燥防止
剤は単独で用いても良いし2種以上併用しても良い。こ
れらの乾燥防止剤はインク中に10〜50重量%含有す
ることが好ましい。
【0139】浸透促進剤は、インク特にインクジェット
用インクを紙により良く浸透させる目的で好適に使用さ
れる。上記浸透促進剤としてはエタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール,ジ(トリ)エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、1,2−ヘキサンジオール等のアル
コール類やラウリル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリ
ウムやノニオン性界面活性剤等を用いることができる。
これらはインク中に5〜30重量%含有すれば通常充分
な効果があり、印字の滲み、紙抜け(プリントスルー)
を起こさない添加量の範囲で使用するのが好ましい。
【0140】上記紫外線吸収剤は、画像の保存性を向上
させる目的で使用される。上記紫外線吸収剤としては特
開昭58−185677号公報、同61−190537
号公報、特開平2−782号公報、同5−197075
号公報、同9−34057号公報等に記載されたベンゾ
トリアゾール系化合物、特開昭46−2784号公報、
特開平5−194483号公報、米国特許第32144
63号等に記載されたベンゾフェノン系化合物、特公昭
48−30492号公報、同56−21141号公報、
特開平10−88106号公報等に記載された桂皮酸系
化合物、特開平4−298503号公報、同8−534
27号公報、同8−239368号公報、同10−18
2621号公報、特表平8−501291号公報等に記
載されたトリアジン系化合物、リサーチディスクロージ
ャーNo.24239号に記載された化合物やスチルベ
ン系、ベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線
を吸収して蛍光を発する化合物、いわゆる蛍光増白剤も
用いることができる。
【0141】褪色防止剤は、画像の保存性を向上させる
目的で使用される。上記褪色防止剤としては、各種の有
機系及び金属錯体系の褪色防止剤を使用することができ
る。有機の褪色防止剤としてはハイドロキノン類、アル
コキシフェノール類、ジアルコキシフェノール類、フェ
ノール類、アニリン類、アミン類、インダン類、クロマ
ン類、アルコキシアニリン類、ヘテロ環類などがあり、
金属錯体としてはニッケル錯体、亜鉛錯体などがある。
より具体的にはリサーチディスクロージャーNo.17
643の第VIIのIないしJ項、同No.1516
2、同No.18716の650頁左欄、同No.36
544の527頁、同No.307105の872頁、
同No.15162に引用された特許に記載された化合
物や特開昭62−215272号公報の127頁〜13
7頁に記載された代表的化合物の一般式及び化合物例に
含まれる化合物を使用することができる。
【0142】防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、
安息香酸ナトリウム、ナトリウムピリジンチオン−1−
オキシド、p−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンおよびその塩
等が挙げられる。これらはインク中に0.02〜1.0
0重量%使用するのが好ましい。
【0143】pH調整剤としては上記中和剤(有機塩
基、無機アルカリ)を用いることができる。上記pH調
整剤はインクの保存安定性を向上させる目的で、インク
がpH6〜10と夏用に添加するのが好ましく、pH7
〜10となるように添加するのがより好ましい。
【0144】上記表面張力調整剤としてはノニオン、カ
チオンあるいはアニオン界面活性剤が挙げられる。な
お、本発明のインク特にインクジェット用インクの表面
張力は25〜70mPa・sが好ましい。さらに25〜
60mN/mが好ましい。また本発明のインクジェット
用インクの粘度は30mPa・s以下が好ましい。更に
20mPa・s以下に調整することがより好ましい。界
面活性剤の例としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステ
ル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アル
キルリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩
等のアニオン系界面活性剤や、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエー
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセ
リン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレン
ブロックコポリマー等のノニオン系界面活性剤が好まし
い。また、アセチレン系ポリオキシエチレンオキシド界
面活性剤であるSURFYNOLS(AirProdu
cts&Chemicals社)も好ましく用いられ
る。また、N,N−ジメチル−N−アルキルアミンオキ
シドのようなアミンオキシド型の両性界面活性剤等も好
ましい。更に、特開昭59−157,636号公報の第
(37)〜(38)頁、リサーチ・ディスクロージャーNo.3
08119(1989年)記載の界面活性剤として挙げた
ものも使うことができる。
【0145】消泡剤としては、フッ素系、シリコーン系
化合物やEDTAに代表されるキレート剤等も必要に応
じて使用することができる。
【0146】本発明のフタロシアニン化合物を水性媒体
に分散させる場合は、特開平11-286637号公報、特願平2
000-78491号、同2000-80259号、同2000-62370号の各明
細書のように色素と油溶性ポリマーとを含有する着色微
粒子を水性媒体に分散したり、特願平2000-78454号、同
2000-78491号、同2000-203856号,同2000-203857号の各
明細書のように高沸点有機溶媒に溶解した本発明の化合
物を水性媒体中に分散することが好ましい。本発明の化
合物を水性媒体に分散させる場合の具体的な方法,使用
する油溶性ポリマー、高沸点有機溶剤、添加剤及びそれ
らの使用量は、上記公報や明細書に記載されたものを好
ましく使用することができる。あるいは、上記アゾ色素
を固体のまま微粒子状態に分散してもよい。分散時に
は、分散剤や界面活性剤を使用することができる。分散
装置としては、簡単なスターラーやインペラー攪拌方
式、インライン攪拌方式、ミル方式(例えば、コロイド
ミル、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロール
ミル、アジテーターミル等)、超音波方式、高圧乳化分
散方式(高圧ホモジナイザー;具体的な市販装置として
はゴーリンホモジナイザー、マイクロフルイダイザー、
DeBEE2000等)を使用することができる。この
ようなインクジェット用インクの調製方法については、
先述の公報や明細書以外にも特開平5−148436
号、同5−295312号、同7−97541号、同7
−82515号、同7−118584号、特開平11−
286637号、特願2000−87539号の各公報
に詳細が記載されていて、本発明のインクジェット用イ
ンクの調製にも利用できる。
【0147】上記水性媒体は、水を主成分とし、所望に
より、水混和性有機溶剤を添加した混合物を用いること
ができる。上記水混和性有機溶剤の例には、アルコール
(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec
−ブタノール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール)、
多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリ
コール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセ
リン、ヘキサントリオール、チオジグリコール)、グリ
コール誘導体(例えば、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングル
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジ
アセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノフェニルエーテル)、アミン(例え
ば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エ
チルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモル
ホリン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、ポリエチレンイミン、テトラメ
チルプロピレンジアミン)及びその他の極性溶媒(例え
ば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピ
ロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、2−オキサゾ
リドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ア
セトニトリル、アセトン)が含まれる。なお、これら水
混和性有機溶剤は、二種類以上を併用してもよい。
【0148】本発明のインクは、インク100重量部中
は、上記フタロシアニン化合物を0.2〜10重量部含
有するのが好ましい。また、本発明のインクジェット用
インクには、上記フタロシアニン化合物とともに、他の
色素を併用してもよい。2種類以上の色素を併用する場
合は、色素の含有量の合計が上記範囲となっているのが
好ましい。
【0149】本発明のインクジェット用インクは、単色
の画像形成のみならず、フルカラーの画像形成に用いる
ことができる。フルカラー画像を形成するために、マゼ
ンタ色調インク、シアン色調インク、及びイエロー色調
インクを用いることができ、また、色調を整えるため
に、更にブラック色調インクを用いてもよい。これらの
インクには、本発明に係るフタロシアニン化合物のほか
に他の色材(染料や顔料)をも用いて画像再現性能を向上
させることができる。
【0150】本発明のフタロシアニン化合物とともに、
適用できるイエロー染料としては、任意のものを使用す
ることが出来る。例えばカップリング成分(以降カプラ
ー成分と呼ぶ)としてフェノール類、ナフトール類、ア
ニリン類、ピラゾロンやピリドン等のようなヘテロ環
類、開鎖型活性メチレン化合物類等を有するアリールも
しくはヘテリルアゾ染料;例えばカプラー成分として開
鎖型活性メチレン化合物類などを有するアゾメチン染
料;例えばベンジリデン染料やモノメチンオキソノール
染料等のようなメチン染料;例えばナフトキノン染料、
アントラキノン染料等のようなキノン系染料などがあ
り、これ以外の染料種としてはキノフタロン染料、ニト
ロ・ニトロソ染料、アクリジン染料、アクリジノン染料
等を挙げることができる。
【0151】適用できるマゼンタ染料としては、任意の
ものを使用する事が出来る。例えばカプラー成分として
フェノール類、ナフトール類、アニリン類などを有する
アリールもしくはヘテリルアゾ染料;例えばカプラー成
分としてピラゾロン類、ピラゾロトリアゾール類などを
有するアゾメチン染料;例えばアリーリデン染料、スチ
リル染料、メロシアニン染料、シアニン染料、オキソノ
ール染料などのようなメチン染料;ジフェニルメタン染
料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料などのよ
うなカルボニウム染料、例えばナフトキノン、アントラ
キノン、アントラピリドンなどのようなキノン染料、例
えばジオキサジン染料等のような縮合多環染料等を挙げ
ることができる。
【0152】適用できるシアン染料としては、任意のも
のを使用する事が出来る。例えばカプラー成分としてフ
ェノール類、ナフトール類、アニリン類などを有するア
リールもしくはヘテリルアゾ染料;例えばカプラー成分
としてフェノール類、ナフトール類、ピロロトリアゾー
ルのようなヘテロ環類などを有するアゾメチン染料;シ
アニン染料、オキソノール染料、メロシアニン染料など
のようなポリメチン染料;ジフェニルメタン染料、トリ
フェニルメタン染料、キサンテン染料などのようなカル
ボニウム染料;フタロシアニン染料;アントラキノン染
料; インジゴ・チオインジゴ染料などを挙げることが
できる。
【0153】上記の各染料は、クロモフォアの一部が解
離して初めてイエロー、マゼンタ、シアンの各色を呈す
るものであっても良く、その場合のカウンターカチオン
はアルカリ金属や、アンモニウムのような無機のカチオ
ンであってもよいし、ピリジニウム、4級アンモニウム
塩のような有機のカチオンであってもよく、さらにはそ
れらを部分構造に有するポリマーカチオンであってもよ
い。適用できる黒色材としては、ジスアゾ、トリスア
ゾ、テトラアゾ染料のほか、カーボンブラックの分散体
を挙げることができる。
【0154】[インクジェット記録方法]次に、上述し
た本発明のインクジェット用インクを用いたインクジェ
ット記録方法について説明する。本発明のインクジェッ
ト記録方法は、上記インクジェット用インクにエネルギ
ーを供与して、公知の受像材料、即ち普通紙、樹脂コー
ト紙、例えば特開平8−169172号公報、同8−2
7693号公報、同2−276670号公報、同7−2
76789号公報、同9−323475号公報、特開昭
62−238783号公報、特開平10−153989
号公報、同10−217473号公報、同10−235
995号公報、同10−337947号公報、同10−
217597号公報、同10−337947号公報等に
記載されているインクジェット専用紙、フィルム、電子
写真共用紙、布帛、ガラス、金属、陶磁器等に画像を形
成する。
【0155】画像を形成する際に、光沢性や耐水性を与
えたり耐候性を改善する目的からポリマーラテックス化
合物を併用してもよい。ラテックス化合物を受像材料に
付与する時期については、着色剤を付与する前であって
も,後であっても、また同時であってもよく、したがっ
て添加する場所も受像紙中であっても、インク中であっ
てもよく、あるいはポリマーラテックス単独の液状物と
して使用しても良い。具体的には、特願2000−36
3090号、同2000−315231号、同2000
−354380号、同2000−343944号、同2
000−268952号、同2000−299465
号、同2000−297365号等の各明細書に記載さ
れた方法を好ましく用いることが出きる。
【0156】以下に、本発明のインクを用いてインクジ
ェットプリントをするのに用いられる記録紙及び記録フ
ィルムについて説明する。記録紙及び記録フィルムにお
ける支持体は、LBKP、NBKP等の化学パルプ、G
P、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CG
P等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ等からなり、
必要に応じて従来公知の顔料、バインダー、サイズ剤、
定着剤、カチオン剤、紙力増強剤等の添加剤を混合し、
長網抄紙機、円網抄紙機等の各種装置で製造されたもの
等が使用可能である。これらの支持体の他に合成紙、プ
ラスチックフィルムシートのいずれであってもよく、支
持体の厚みは10〜250μm、坪量は10〜250g
/m2が望ましい。支持体には、そのままインク受容層
及びバックコート層を設けてもよいし、デンプン、ポリ
ビニルアルコール等でサイズプレスやアンカーコート層
を設けた後、インク受容層及びバックコー卜層を設けて
もよい。更に支持体には、マシンカレンダー、TGカレ
ンダー、ソフトカレンダー等のカレンダー装置により平
坦化処理を行ってもよい。本発明では支持体として、両
面をポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブテン及びそ
れらのコポリマー)でラミネートした紙及びプラスチッ
クフィルムが好ましく用いられる。ポリオレフィン中
に、白色顔料(例えば、酸化チタン、酸化亜鉛)又は色
味付け染料(例えば、コバルトブルー、群青、酸化ネオ
ジウム)を添加することが好ましい。
【0157】支持体上に設けられるインク受容層には、
顔料や水性バインダーが含有される。顔料としては、白
色顔料が好ましく、白色顔料としては、炭酸カルシウ
ム、カオリン、タルク、クレー、珪藻土、合成非晶質シ
リカ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼ
オライト、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、二酸化チタ
ン、硫化亜鉛、炭酸亜鉛等の白色無機顔料、スチレン系
ピグメント、アクリル系ピグメント、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂等の有機顔料等が挙げられる。インク受容層に含
有される白色顔料としては、多孔性無機顔料が好まし
く、特に細孔面積が大きい合成非晶質シリカ等が好適で
ある。合成非晶質シリカは、乾式製造法によって得られ
る無水珪酸及び湿式製造法によって得られる含水珪酸の
いずれも使用可能であるが、特に含水珪酸を使用するこ
とが望ましい。
【0158】インク受容層に含有される水性バインダー
としては、ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリ
ビニルアルコール、デンプン、カチオン化デンプン、カ
ゼイン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリ
アルキレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド誘導
体等の水溶性高分子、スチレンブタジエンラテックス、
アクリルエマルジョン等の水分散性高分子等が挙げられ
る。これらの水性バインダーは単独又は2種以上併用し
て用いることができる。本発明においては、これらの中
でも特にポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビ
ニルアルコールが顔料に対する付着性、インク受容層の
耐剥離性の点で好適である。インク受容層は、顔料及び
水性結着剤の他に媒染剤、耐水化剤、耐光性向上剤、界
面活性剤、その他の添加剤を含有することができる。
【0159】インク受容層中に添加する媒染剤は、不動
化されていることが好ましい。そのためには、ポリマー
媒染剤が好ましく用いられる。ポリマー媒染剤について
は、特開昭48−28325号、同54−74430
号、同54−124726号、同55−22766号、
同55−142339号、同60−23850号、同6
0−23851号、同60−23852号、同60−2
3853号、同60−57836号、同60−6064
3号、同60−118834号、同60−122940
号、同60−122941号、同60−122942
号、同60−235134号、特開平1−161236
号等の各公報、米国特許2484430号、同2548
564号、同3148061号、同3309690号、
同4115124号、同4124386号、同4193
800号、同4273853号、同4282305号、
同4450224号等の各明細書に記載がある。なかで
も、特開平1−161236号公報の212〜215頁
に記載のポリマー媒染剤を含有する受像材料が特に好ま
しい。同公報記載のポリマー媒染剤を用いると、優れた
画質の画像が得られ、かつ画像の耐光性が改善される。
【0160】耐水化剤は、画像の耐水化に有効であり、
これらの耐水化剤としては、特にカチオン樹脂が望まし
い。このようなカチオン樹脂としては、ポリアミドポリ
アミンエピクロルヒドリン、ポリエチレンイミン、ポリ
アミンスルホン、ジメチルジアリルアンモニウムクロラ
イド重合物、カチオンポリアクリルアミド、コロイダル
シリカ等が挙げられ、これらのカチオン樹脂の中で特に
ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリンが好適であ
る。これらのカチオン樹脂の含有量は、インク受容層の
全固形分に対して1〜15重量%が好ましく、特に3〜
10重量%であることが好ましい。
【0161】耐光性向上剤としては、硫酸亜鉛、酸化亜
鉛、ヒンダーアミン系酸化防止剤、ベンゾフェノン等の
ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤等が挙げられる。
これらの中で特に硫酸亜鉛が好適である。
【0162】上記界面活性剤は、塗布助剤、剥離性改良
剤、スベリ性改良剤あるいは帯電防止剤として機能す
る。 界面活性剤については、特開昭62−17346
3号、同62−183457号の各公報に記載がある。
界面活性剤の代わりに有機フルオロ化合物を用いてもよ
い。有機フルオロ化合物は、疎水性であることが好まし
い。有機フルオロ化合物の例には、フッ素系界面活性
剤、オイル状フッ素系化合物(例えば、フッ素油)及び
固体状フッ素化合物樹脂(例えば、四フッ化エチレン樹
脂)が含まれる。有機フルオロ化合物については、特公
昭57−9053号(第8〜17欄)、特開昭61−2
0994号、同62−135826号の各公報に記載が
ある。その他のインク受容層に添加される添加剤として
は、顔料分散剤、増粘剤、消泡剤、染料、蛍光増白剤、
防腐剤、pH調整剤、マット剤、硬膜剤等が挙げられ
る。なお、インク受容層は1層でも2層でもよい。
【0163】記録紙及び記録フィルムには、バックコー
ト層を設けることもでき、この層に添加可能な成分とし
ては、白色顔料、水性バインダー、その他の成分が挙げ
られる。バックコート層に含有される白色顔料として
は、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウ
ム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サ
チンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カ
ルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロ
イダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬べーマイト、水
酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、
加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメ
ント、アクリル系プラスチックピグメント,ポリエチレ
ン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有
機顔料等が挙げられる。
【0164】バックコート層に含有される水性バインダ
ーとしては、スチレン/マレイン酸塩共重合体、スチレ
ン/アクリル酸塩共重合体、ポリビニルアルコール、シ
ラノール変性ポリビニルアルコール、デンプン、カチオ
ン化デンプン、カゼイン、ゼラチン、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン等の水溶性高分子、スチレンブタジエンラテ
ックス、アクリルエマルジョン等の水分散性高分子等が
挙げられる。バックコート層に含有されるその他の成分
としては、消泡剤、抑泡剤、染料、蛍光増白剤、防腐
剤、耐水化剤等が挙げられる。
【0165】インクジェット記録紙及び記録フィルムの
構成層(バックコート層を含む)には、ポリマーラテッ
クスを添加してもよい。ポリマーラテックスは、寸度安
定化、カール防止、接着防止、膜のひび割れ防止のよう
な膜物性改良の目的で使用される。ポリマーラテックス
については、特開昭62−245258号、同62−1
316648号、同62−110066号の各公報に記
載がある。ガラス転移温度が低い(40℃以下の)ポリ
マーラテックスを媒染剤を含む層に添加すると、層のひ
び割れやカールを防止することができる。また、ガラス
転移温度が高いポリマーラテックスをバックコート層に
添加しても、カールを防止することができる。
【0166】本発明のインクはインクジェットの記録方
式に制限はなく、公知の方式、例えば静電誘引力を利用
してインクを吐出させる電荷制御方式、ピエゾ素子の振
動圧力を利用するドロップオンデマンド方式(圧力パル
ス方式)、電気信号を音響ビームに変えインクに照射し
て、放射圧を利用してインクを吐出させる音響インクジ
ェット方式、及びインクを加熱して気泡を形成し、生じ
た圧力を利用するサーマルインクジェット方式等に用い
られる。インクジェット記録方式には、フォトインクと
称する濃度の低いインクを小さい体積で多数射出する方
式、実質的に同じ色相で濃度の異なる複数のインクを用
いて画質を改良する方式や無色透明のインクを用いる方
式が含まれる。
【0167】[カラートナー]本発明のフタロシアニン化
合物を導入するカラートナー用バインダー樹脂としては
一般に使用される全てのバインダーが使用出来る。例え
ば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレン/アク
リル系樹脂・ポリエステル樹脂等が挙げられる。トナー
に対して流動性向上、帯電制御等を目的として無機微粉
末、有機微粒子を外部添加しても良い。表面をアルキル
基含有のカップリング剤等で処理したシリカ微粒子、チ
タニア微粒子が好ましく用いられる。なお、これらは数
平均一次粒子径が10〜500nmのものが好ましく、
さらにはトナー中に0.1〜20質量%添加するのが好
ましい。
【0168】離型剤としては、従来使用されている離型
剤は全て使用することができる。具体的には、低分子量
ポリプロピレン・低分子量ポリエチレン・エチレン−プ
ロピレン共重合体等のオレフィン類、マイクロクリスタ
リンワックス・カルナウバワックス・サゾールワックス
・パラフィンワックス等があげられる。これらの添加量
はトナー中に1〜5質量%添加することが好ましい。
【0169】荷電制御剤としては、必要に応じて添加し
ても良いが、発色性の点から無色のものが好ましい。例
えば4級アンモニウム塩構造のもの、カリックスアレン
構造を有するものなどがあげられる。
【0170】キャリアとしては、鉄・フェライト等の磁
性材料粒子のみで構成される非被覆キャリア、磁性材料
粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリアの
いずれを使用してもよい。このキャリアの平均粒径は体
積平均粒径で30〜150μmが好ましい。
【0171】本発明のトナーが適用される画像形成方法
としては、特に限定されるものではないが、例えば感光
体上に繰り返しカラー画像を形成した後に転写を行い画
像を形成する方法や、感光体に形成された画像を逐次中
間転写体等へ転写し、カラー画像を中間転写体等に形成
した後に紙等の画像形成部材へ転写しカラー画像を形成
する方法等があげられる。
【0172】[感熱転写材料]感熱記録材料は、支持体上
に本発明のフタロシアニン化合物をバインダーとともに
塗設したインクシート、及び画像記録信号に従ってサー
マルヘッドから加えられた熱エネルギーに対応して移行
してきた色素を固定する受像シートから構成される。イ
ンクシートは、本発明の化合物をバインダーと共に溶剤
中に溶解することによって、或いは溶媒中に微粒子状に
分散させることによってインク液を調製し、該インクを
支持体上に塗布して適宜に乾燥することにより形成する
ことができる。用いる事のできる好ましいバインダー樹
脂、インク溶媒、支持体、更には受像シートについて
は、特開平7−137466号に記載されたものを好ま
しく用いることができる。
【0173】該感熱記録材料をフルカラー画像記録が可
能な感熱記録材料に適用するには、シアン画像を形成す
ることができる熱拡散性シアン色素を含有するシアンイ
ンクシート、マゼンタ画像を形成することができる熱拡
散性マゼンタ色素を含有するマゼンタインクシート、イ
エロー画像を形成することができる熱拡散性イエロー色
素を含有するイエローインクシートを支持体上に順次塗
設して形成する事が好ましい。また、必要に応じて他に
黒色画像形成物質を含むインクシートがさらに形成され
ていても良い。
【0174】[カラーフィルター]カラーフィルターの形
成方法としては、初めにフォトレジストによりパターン
を形成し、次いで染色する方法、或いは特開平4−1635
52号、特開平4−128703号、特開平4−175753号公報で
開示されているように色素を添加したフォトレジストに
よりパターンを形成する方法がある。本発明のフタロシ
アニン化合物をカラーフィルターに導入する場合に用い
られる方法としては、これらのいずれの方法を用いても
良いが、好ましい方法としては、特開平4−175753号や
特開平6-35182号に記載されたところの、熱硬化性樹
脂、キノンジアジド化合物、架橋剤、色素及び溶剤を含
有してなるポジ型レジスト組成物、並びに、それを基体
上に塗布後、マスクを通して露光し、該露光部を現像し
てポジ型レジストパターンを形成させ、上記ポジ型レジ
ストパターンを全面露光し、次いで露光後のポジ型レジ
ストパターンを硬化させることからなるカラーフィルタ
ーの形成方法を挙げる事ができる。又、常法に従いブラ
ックマトリックスを形成させ、RGB原色系あるいはY,
M.C補色系カラーフィルターを得ることができる。
【0175】この際使用する熱硬化性樹脂、キノンジア
ジド化合物、架橋剤、及び溶剤とそれらの使用量につい
ては、前記特許に記載されているものを好ましく使用す
ることができる。
【0176】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0177】[実施例1] (試料Aの作製)フタロシアニン化合物(具体的化合物
例101;油溶性染料)5.3g、ジオクチルスルホコ
ハク酸ナトリウム7.04gを、下記高沸点有機溶媒
(s−2)4.22g、下記高沸点有機溶媒(s−1
1)5.63g及び酢酸エチル50ml中に70℃にて
溶解させた。この溶液中に500mlの脱イオン水をマ
グネチックスターラーで撹拌しながら添加し、水中油滴
型の粗粒分散物を作製した。次にこの粗粒分散物を、マ
イクロフルイダイザー(MICROFLUIDEX I
NC)にて600barの圧力で5回通過させることで
微粒子化を行った。更にでき上がった乳化物をロータリ
ーエバポレーターにて酢酸エチルの臭気が無くなるまで
脱溶媒を行った。こうして得られた疎水性染料の微細乳
化物に、ジエチレングリコール140g、グリセリン5
0g、SURFYNOL465(AirProduct
s&Chemicals社)7g、脱イオン水900m
lを添加してインクを作製した。
【0178】
【化13】
【0179】(試料B〜Gの作製)試料101のフタロ
シアニン化合物(具体的化合物例101;油溶性染料)
を下記表11のフタロシアニン化合物(油溶性染料)に
変更した以外は、試料101と同様に試料B〜Gを作製
した。この際に、比較用のインク液として、以下の化合
物を用いてインク液101,102,103,104を
作成した。
【0180】
【化14】
【0181】
【化15】
【0182】染料を変更する場合は、添加量がインク液
Aに対して等モルとなるように使用した。染料を2種以
上併用する場合は等モルずつ使用した。
【0183】(画像記録及び評価)以上の各実施例(イ
ンク液A〜G)及び比較例(インク液201〜204)
のインクジェット用インクについて、下記評価を行っ
た。その結果を表−11に示した。なお、表―11にお
いて、「色調」、「紙依存性」、「耐水性」及び「耐光
性」は、各インクジェット用インクを、インクジェット
プリンター(EPSON(株)社製;PM−700C)
でフォト光沢紙(EPSON社製PM写真紙<光沢>(K
A420PSK、EPSON)に画像を記録した後で評
価したものである。
【0184】<色調>前記フォト光沢紙に形成した画像
の390〜730nm領域の測定波長間隔10nmによ
る反射スペクトルを測定し、これをCIE L*a*b
*色空間系に基づいて、a*、b*を算出した。JNC
のJAPAN Color の標準シアンのカラーサン
プルと比較してシアンとして好ましい色調を下記のよう
に定義した。
【0185】好ましいa*:−35.9以上0以下、 好ましいb*:−50.4以上0以下 ○:a*、b*ともに好ましい領域 △:a*、b*の一方のみ好ましい領域 ×:a*、b*のいずれも好ましい領域外
【0186】<紙依存性>前記フォト光沢紙に形成した
画像と、別途にPPC用普通紙に形成した画像との色調
を比較し、両画像間の差が小さい場合をA(良好)、両
画像間の差が大きい場合をB(不良)として、二段階で
評価した。
【0187】<耐水性>前記画像を形成したフォト光沢
紙を、1時間室温乾燥した後、10秒間脱イオン水に浸
漬し、室温にて自然乾燥させ、滲みを観察した。滲みが
無いものをA、滲みが僅かに生じたものをB、滲みが多
いものをCとして、三段階で評価した。
【0188】<耐光性>前記画像を形成したフォト光沢
紙に、ウェザーメーター(米国アトラス社製のアトラス
ウエザーオーメーターC.I65)を用いて、キセノン
光(85000lx)を7日間照射し、キセノン照射前
後の画像濃度を反射濃度計(X-Rite310TR)を用
いて測定し、色素残存率として評価した。なお、前記反
射濃度は、1、1.5及び2.0の3点で測定した。何
れの濃度でも色素残存率が70%以上の場合をA、1又
は2点が70%未満をB、全ての濃度で70%未満の場
合をCとして、三段階で評価した。
【0189】<暗熱保存性>前記画像を形成したフォト
光沢紙を、80℃で15%RHの条件下で7日間試料を
保存し、保存前後の画像濃度を反射濃度計(X-Rite3
10TR)を用いて測定し、色素残存率として評価し
た。色素残存率について反射濃度が1,1.5及び2の
3点にて評価し、いずれの濃度でも色素残存率が90%
以上の場合をA、2点が90%未満の場合をB、全ての
濃度で90%未満の場合をCとした。
【0190】<オゾンガス耐性>シーメンス型オゾナイ
ザーの二重ガラス管内に乾燥空気を通しながら、5kV
交流電圧を印加し、これを用いてオゾンガス濃度が0.
5±0.1ppm、室温、暗所に設定されたボックス内
に、前記画像を形成したフォト光沢紙を7日間放置し、
オゾンガス下放置前後の画像濃度を反射濃度計(X-Rit
e310TR)を用いて測定し、色素残存率として評価
した。なお、前記反射濃度は、1、1.5及び2.0の
3点で測定した。ボックス内のオゾンガス濃度は、AP
PLICS製オゾンガスモニター(モデル:OZG−E
M−01)を用いて設定した。何れの濃度でも色素残存
率が70%以上の場合をA、1又は2点が70%未満を
B、全ての濃度で70%未満の場合をCとして、三段階
で評価した。
【0191】
【表―11】
【0192】表−11から明らかなように、本発明のイ
ンクジェット用インクは色調に優れ、紙依存性が小さ
く、耐水性および耐光性並びにオゾンガス耐性に優れる
ものであった。特に耐光性、オゾンガス耐性等の画像保
存性に優れることは明らかである。
【0193】[実施例2]実施例1で作製した同じイン
クを、実施例1と同じ装置にて画像を富士写真フイルム
製インクジェットペーパーフォト光沢紙EXにプリント
し、実施例1と同様な評価を行ったところ、実施例1と
同様な結果が得られた。
【0194】[実施例3]実施例1で作製した同じイン
クを、インクジェットプリンターBJ−F850(CA
NON社製)のカートリッジに詰め、同機にて同社のフ
ォト光沢紙GP−301に画像をプリントし、実施例1
と同様な評価を行ったところ、実施例1と同様な結果が
得られた。
【0195】〔実施例4〕本発明のフタロシアニン化合
物(化合物101、121,141及び161)のそれ
ぞれについて、該化合物3質量部、トナー用樹脂〔スチ
レン−アクリル酸エステル共重合体;商品名 ハイマー
TB−1000F(三洋化成製)〕100質量部をボー
ルミルで混合粉砕後、150℃に加熱して熔融混和を行
い、冷却後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、次いでエア
ージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。更に分級
して1〜20マイクロを選択し、トナーとした。このト
ナー10部に対しキャリヤー鉄粉(商品名 EFV25
0/400;日本鉄粉製)900部を均一に混合し現像
剤とした。同様に、表12に示す比較用着色剤を染料は
3質量部、顔料は6質量部使用した以外は同様にしてサ
ンプルを調製した。これらの現像剤を用いて乾式普通紙
電子写真複写機〔商品名 NP−5000;キャノン
(株)製〕で複写を行った。
【0196】評価試験は、本発明の化合物を含んだカラ
ートナーを用いた現像剤によって上記画像形成方法によ
り紙およびOHP上に、それぞれ反射画像(紙上の画
像)および透過画像(OHP画像)を作製し、以下に示
す方法で実施した。なお、トナー付着量は0.7±0.
05(mg/cm2)の範囲で評価した。
【0197】得られた画像について、色相と光堅牢性を
評価した。色相については、目視にて最良、良好及び不
良の3段階で評価した。評価結果を表12に示す。表1
2中、〇は色相が最良;△は良好であったことを示し、
×は色相が不良であったことを示す。光堅牢性について
は、記録した直後の画像濃度Ciを測定した後、ウェザ
ーメーター(アトラスC.165)を用いて、画像にキ
セノン光(8万5千ルクス)を5日間照射した後、再び
画像濃度Cfを測定し、キセノン光照射前後の画像濃度
の差から色素残存率({(Ci−Cf)/Ci}×10
0%)を算出し、評価した。画像濃度は反射濃度計(X
−Rite310TR)を用いて測定した。評価結果を
表12に示す。表12中、色素残存率が90%以上の場
合を〇、90〜80%の場合を△、80%未満の場合を
×として示した。
【0198】OHP画像の透明性については下記方法に
て評価した。日立製作所製「330型自記分光光度計」
によりトナーが担持されていないOHP用シートをリフ
ァレンスとして画像の可視分光透過率を測定し、450
nmでの分光透過率を求め、OHP画像の透明性の尺度
とした。分光透過率が80%以上を○、70〜80%を
△、70%以下を×とした。以上の、結果を表12に示
す。
【0199】
【表12】
【0200】
【化16】
【0201】
【化17】
【0202】表12から明らかなように、本発明のフタ
ロシアニン化合物は、比較用の染料と比較して光堅牢性
にすぐれ、色相も鮮であり、透明性も高く、本発明のカ
ラートナーを用いることにより忠実な色再現と高いOH
P品質を示すので、本発明のカラートナーはフルカラー
トナーとして使用するのに適している。さらに耐光性が
良好なので長期にわたって保存ができる画像を提供する
ことが可能である。
【0203】〔実施例5〕 <カラーフィルターの作製方法>本実施例では、フタロ
シアニン化合物をカラーフィルターに適用した結果を示
すが、カラーフィルターは次ぎの方法で作製した。すな
わち、シリコンウエハーに熱硬化性樹脂、キノンジアジ
ド化合物、架橋剤、色素及び溶剤を含むポジ型レジスト
組成物をスピンコートし、加熱により溶剤を蒸発させた
後、マスクを通して露光を行い、キノンジアジド化合物
を分解させた。必要により、加熱後、現像してモザイク
パターンを得た。露光は日立製作所(株)製i線露光ス
テッパーHITACHI LD-5010-i(NA=0.40) により行った。
又、現像液は住友化学工業(株)製SOPD又はSOPD-Bを用
いた。 <ポジ型レジスト組成物の調整>m−クレゾール/p−
クレゾール/ホルムアルデヒド(反応モル比=5/5/
7.5 )混合物から得られたクレゾールノボラック樹脂
(ポリスチレン換算質量平均分子量4300)3.4質量部、
下式
【0204】
【化18】
【0205】で示されるフェノール化合物を用いて製造
されたo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エス
テル(平均2個の水酸基がエステル化されている)1.8
質量部、ヘキサメトキシメチロール化メラミン0.8質量
部、乳酸エチル20質量部及び表14に示す本発明のフタ
ロシアニン化合物1質量部を混合してポジ型レジスト組
成物を得た。 <カラーフィルターの調製>得られたポジ型レジスト組
成物をシリコンウエハーにスピンコートした後、溶剤を
蒸発させた。シリコンウエハーを露光後、100 ℃で加熱
し、次いでアルカリ現像により露光部を除去して0.8 μ
mの解像度を有するポジ型着色パターンを得た。これを
全面露光後、150 ℃・15分加熱してシアンの補色系カラ
ーフィルターを得た。
【0206】<比較例>上記実施例で用いた本発明のシ
アン系のフタロシアニン化合物に変えて、下記比較染料
7を1質量部を混合してポジ型レジスト組成物を得た。
このポジ型レジスト組成物をシリコンウエハーにスピン
コートした後、溶剤を蒸発させた。シリコンウエハーを
露光後、アルカリ現像して1μmの解像度を有するポジ
型着色パターンを得た。これを全面露光後、150 ℃・10
分加熱してマゼンタカラーフィルターを得た。
【0207】<評価>得られたシアンカラーフィルター
の透過スペクトルを測定し、色再現上重要なスペクトル
の短波側、長波側の切れを相対評価した。○は良好、△
は何とか許容できるレベル、×は許容できないレベルを
表す。また、ウェザーメーター(アトラスC.I65)
を用いて、キセノン光(85000lx)を7日間照射
し、キセノン照射前後の画像濃度を測定し、色素残存率
として評価した。
【0208】
【表13】
【0209】
【化19】
【0210】比較例と比べ本発明のフタロシアニン化合
物はスペクトルの短波側、長波側の切れが急峻であり、
色再現性に優れていた。また、比較化合物に対し光堅牢
性が優れていることが示された。
【0211】[実施例6]実施例1の試験方法を、下記
の環境試験方法に変更した以外は、実施例1と同じ操作
を用いて実施例6の試験を行なった。すなわち、自動車
の排気ガスなどの酸化性ガスと太陽光の照射を受ける屋
外環境をシミュレートした酸化性ガス耐性試験方法とし
て、 H.Iwano, et al; Journal of Imaging Science a
nd Technology ,38巻、140-142(1994)に記載の相対湿度
80%、過酸化水素濃度120ppm、蛍光灯照射チャ
ンバーを用いた酸化耐性試験方法を用いて試験した。結
果は実施例1と同じであった。
【0212】
【発明の効果】一般式(I),(II)、とりわけ一般式(II
I)で示されるフタロシアニン化合物を用いる本発明に
よれば、(1)色相と堅牢性に優れた着色画像や着色材
料を与える、インクジェットなどの印刷用のインク組成
物、感熱転写型画像形成材料におけるインクシート、電
子写真用のトナー、LCD、PDPやCCDで用いられ
るカラーフィルター用着色組成物、各種繊維の染色のた
めの染色液などの各種着色組成物が提供され、(2)特
に、該フタロシアニン化合物の使用により良好な色相を
有し、光及び環境中の活性ガス、特にオゾンガスに対し
て堅牢性の高い画像を形成することができるインクジェ
ット用インク及びインクジェット記録方法が提供され、
さらに、(3)インクジェット記録画像のオゾンガス褪
色耐性の改良方法を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 矢吹 嘉治 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 大松 禎 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 2H025 AA11 AB13 CC11 2H086 BA01 BA15 BA33 BA55 4J039 BA13 BA28 BC05 BC60 BC61 BC79 EA35 EA37 EA48 GA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるフタロシア
    ニン化合物を含有することを特徴とする着色画像形成組
    成物。 【化1】 一般式(I)中;R1、R2、R3、R4、R5、R6
    7、及びR8は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン
    原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
    アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒ
    ドロキシル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ
    基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミド基、アリ
    ールアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、
    アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニ
    ルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スル
    ファモイル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキ
    シ基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ
    基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、ア
    リールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘテロ環
    チオ基、ホスホリル基、またはアシル基を表し、各々は
    さらに置換基を有していてもよい。W1、W2、W3及び
    4は、それぞれ独立に、含窒素ヘテロ環あるいは該ヘ
    テロ環と他の環との縮合環を形成するのに必要な原子群
    を表す。但し、W1、W2、W 3及びW4から形成されるヘ
    テロ環の少なくとも1つは、炭素数2以上の置換基を有
    し、かつ、W1、W2、W3及びW4で表される基にさらに
    置換した置換基の炭素数の総和が8以上である。l、
    m、n、pは、それぞれ独立に、1または2の整数を表
    す。Mは、水素原子、金属元素、金属酸化物、金属水酸
    化物、または金属ハロゲン化物を表す。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の着色画像形成組成物か
    らなることを特徴とするインク。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表されるフタロシアニン
    系化合物が、下記一般式(II)で表されるフタロシアニ
    ン系化合物である請求項2に記載のインク。 【化2】 一般式(II)中、W1、W2、W3、W4、l、m、n、p
    及びMは、それぞれ上記一般式(I)におけるW1
    2、W3、W4、l、m、n、p及びMと同義である。
  4. 【請求項4】 一般式(II)で表されるフタロシアニン
    系化合物が、下記一般式(III)で表されるフタロシア
    ニン系化合物であることを特徴とする請求項3に記載の
    インク。 【化3】 一般式(III)中、W1、W2、W3及びW4は、それぞれ
    独立に、5〜6員含窒素ヘテロ環あるいは該ヘテロ環と
    他の環との縮合環を形成するのに必要な原子群を表す。
    但し、W1、W2、W3及びW4から形成されるヘテロ環あ
    るいは該ヘテロ環と他の環との縮合環の少なくとも1つ
    は、炭素数2以上の置換基を有し、かつ、W1、W2、W
    3及びW4で表される基にさらに置換した置換基の炭素数
    の総和が8以上である。Mは、上記一般式(I)におけ
    るMと同義である。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のインク
    であることを特徴とするインクジェット用インク。
  6. 【請求項6】 支持体上に白色無機顔料粒子を含有する
    インク受像層を有する受像材料上に、請求項2〜5のい
    ずれかに記載のインク又はインクジェット用インクを用
    いて画像形成することを特徴とするインクジェット記録
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれかに記載のインク
    又はインクジェット用インクを用いて画像形成すること
    を特徴とする画像記録物のオゾンガス褪色耐性の改良方
    法。
JP2001190215A 2001-06-22 2001-06-22 フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法 Pending JP2003003099A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001190215A JP2003003099A (ja) 2001-06-22 2001-06-22 フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法
KR1020037002574A KR100644113B1 (ko) 2001-06-22 2002-06-21 프탈로시아닌 화합물을 함유하는 착색 화상 형성 조성물,잉크, 잉크젯 잉크, 잉크젯 기록 방법 및 오존 기체 퇴색내성의 개량 방법
PCT/JP2002/006248 WO2003000811A1 (fr) 2001-06-22 2002-06-21 Compositions destinees a former des images couleur contenant un compose de phthalocyanine, encres, encres pour imprimantes, procede d'impression a jet d'encre et procede pour augmenter la tolerance a la decoloration due au gaz d'ozone
TW091113610A TWI299744B (en) 2001-06-22 2002-06-21 Phthalocyanine compound, ink, ink for ink-jet recording, ink-jet recording method and method for improving resistance of color-imaging material to ozone gas
AU2002315862A AU2002315862C1 (en) 2001-06-22 2002-06-21 Colored image-forming compositions containing phthalocyanine compound, inks, inkjet inks, inkjet recording method and method of improving tolerance to decoloration due to ozone gas
CA002422030A CA2422030C (en) 2001-06-22 2002-06-21 Colored image-forming composition containing phthalocyanine compound, ink, inkjet ink, inkjet recording method, and method for improving ozone gas fading resistance
US10/362,140 US7270703B2 (en) 2001-06-22 2002-06-21 Colored image-forming composition containing phthalocyanine compound, inks, inkjet inks, inkjet recording method and method for improving toleracne to decoloration due to ozone gas
EP02741247.7A EP1408093B1 (en) 2001-06-22 2002-06-21 Colored image-forming compositions containing phthalocyanine compound, inks, inkjet inks, inkjet recording method and method of improving tolerance to decoloration due to ozone gas

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001190215A JP2003003099A (ja) 2001-06-22 2001-06-22 フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003003099A true JP2003003099A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19029025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001190215A Pending JP2003003099A (ja) 2001-06-22 2001-06-22 フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003003099A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7037365B2 (en) 2002-08-22 2006-05-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink set, ink cartridge, ink jet printer and recording method
US7083668B2 (en) 2002-08-22 2006-08-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink set, ink cartridge, ink jet printer and recording method
US7244300B2 (en) 2002-09-25 2007-07-17 Fujifilm Corporation Inkjet recording ink
US7273519B2 (en) 2003-03-27 2007-09-25 Fujifilm Corporation Ink set and inkjet recording method
EP1988135A1 (en) 2007-05-01 2008-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus
EP2028239A1 (en) 2007-08-10 2009-02-25 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit and ink jet recording apparatus
JP2020176088A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 株式会社日本触媒 フタロシアニン系化合物およびこれを含む熱線吸収材

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7037365B2 (en) 2002-08-22 2006-05-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink set, ink cartridge, ink jet printer and recording method
US7083668B2 (en) 2002-08-22 2006-08-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink set, ink cartridge, ink jet printer and recording method
US7316739B2 (en) 2002-08-22 2008-01-08 Fujifilm Corporation Ink set, ink cartridge, ink jet printer and recording method
US7244300B2 (en) 2002-09-25 2007-07-17 Fujifilm Corporation Inkjet recording ink
US7273519B2 (en) 2003-03-27 2007-09-25 Fujifilm Corporation Ink set and inkjet recording method
EP1988135A1 (en) 2007-05-01 2008-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus
US7611571B2 (en) 2007-05-01 2009-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus
EP2028239A1 (en) 2007-08-10 2009-02-25 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit and ink jet recording apparatus
US7566362B2 (en) 2007-08-10 2009-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit and ink jet recording apparatus
JP2020176088A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 株式会社日本触媒 フタロシアニン系化合物およびこれを含む熱線吸収材
JP7274336B2 (ja) 2019-04-18 2023-05-16 株式会社日本触媒 フタロシアニン系化合物およびこれを含む熱線吸収材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4190187B2 (ja) 水溶性フタロシアニン化合物を含むインク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及び着色画像材料のオゾンガス褪色改良方法
JP3949385B2 (ja) フタロシアニン化合物、着色組成物、インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP4383007B2 (ja) フタロシアニン化合物、それを含む着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス褪色耐性の改良方法
CN100348671C (zh) 染料混合物和含有这种染料混合物的油墨
JP3909809B2 (ja) フタロシアニン化合物を含む着色組成物、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス褪色耐性の改良方法
JP4659403B2 (ja) フタロシアニン化合物、インク、インクジェット記録方法、および画像形成方法
EP1408093A1 (en) Colored image; forming compositions containing phthalocyanine compound; inks; inkjet inks; inkjet recording method and method of improving toleracne to decoloration due to ozone gas
JP4021669B2 (ja) インク組成物、及びインクジェット記録方法
JP2006028450A (ja) 染料混合物、及びそれを含有するインク、インクジェット記録方法、および画像形成方法
JP4145153B2 (ja) 染料混合物、及びそれを含有するインク
JPWO2014077291A1 (ja) 着色組成物、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクジェットプリンタカートリッジ、及びインクジェット記録物
JP3922889B2 (ja) フタロシアニン色素を用いたオゾン耐性改良方法
JP4393017B2 (ja) フタロシアニン化合物、着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス褪色耐性の改良方法
JP3909813B2 (ja) フタロシアニン化合物、それを含むインクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP4484387B2 (ja) フタロシアニン化合物、インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP5826134B2 (ja) 着色組成物及びインクジェット記録用インク
JP3909807B2 (ja) フタロシアニン系化合物、着色組成物、インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP4562344B2 (ja) フタロシアニン化合物、着色画像形成組成物、インク、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法及び画像のオゾンガス耐性改良方法
JP2002327132A (ja) フタロシアニン染料を含むインクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP2003012952A (ja) フタロシアニン色素の製造方法、フタロシアニン色素、着色組成物、インク、インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法、容器
JP2003003099A (ja) フタロシアニン化合物を含有する着色画像形成組成物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス耐性の改良方法
JP3909805B2 (ja) フタロシアニン系色素を含むインクジェット記録用インク及びにインクジェット記録方法
JP4102074B2 (ja) 着色組成物、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス褪色耐性の改良方法
JP2014098120A (ja) 着色組成物、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクジェットプリンタカートリッジ、及びインクジェット記録物
JP4404939B2 (ja) 水溶性フタロシアニン化合物、インク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法及びオゾンガス褪色改良方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050913

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071115

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090629

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090722