JP2003002715A - グラウト用添加剤 - Google Patents
グラウト用添加剤Info
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Abstract
の両性能を併せ持ち、基準強度(28日後の強度=3N
/mm2以上)を満足するグラウト用添加剤を提供す
る。 【解決手段】 ポリオキシアルキレン基を有するエチレ
ン系不飽和カルボン酸誘導体等の特定の単量体(A)、
及び(メタ)アクリル酸等の特定の単量体(B)とを共
重合させて得られた共重合体混合物を含有し、前記モル
比(A)/(B)が反応途中において少なくとも1回変
化されているグラウト用添加剤。
Description
ト、無収縮グラウト等の各種グラウト用の添加剤に関す
る。
割れ、部材間の隙間や継目等に、止水、補強、安定化等
の目的で充填して用いられる流動性の良い水硬性充填材
料である。
工法による地盤改良が挙げられる。グラウト工法とは、
地上から地中探くまで直径15cm程度の穴を開け、そ
の中に管を通してセメント系硬化材を高圧(50〜70
0kg/cm2)でジェット噴流体として送り、回りの
土砂を削り取り、土砂を地上に排出しながら、硬化材と
の置換によって地中に柱体や壁体を構築する軟弱地盤の
改良工法である。
動性が要求されることから、従来、この目的の剤とし
て、水・セメント比による強度(28日後の強度=3N
/mm 2以上)を満足し、流動効果のあるナフタレンス
ルホン酸塩ホルムアルデヒド縮合物(以下、ナフタレン
系と称す)が添加剤として使用されている。また、グラ
ウト工法ではジェット噴流体として注入する硬化材の一
部は、切削した土砂を混合して管を通し、地上へ排出す
る必要があり、グラウトの特性としては排泥液の粘性を
下げる作用が要求される。
剤では注入時のグラウトの粘性低下能は大きいものの、
粘土質に対する減粘効果は小さいことから排泥液の粘性
が下がらずに排出が困難な状況である。その結果、グラ
ウトの注入効率が低下するばかりではなく、グラウトが
土中において設計外へ拡散したり、それに伴い表層部に
突起が生じるなどの現象が生じ、問題となっている。ま
た地盤改良工法においては、ソイルセメントの流動性が
低く、施工性を上げるために土に加水して流動性を確保
する方法もあるが、流動性の保持や加水による強度の確
保が困難であるという欠点がある。
留め工等の背面の裏込め注入、ダムの継目注入、機械台
座・アンカーボルトの固定、損傷コンクリートの補修
等、ひび割れ防止が重要となる用途では、硬化するとき
に収縮がない無収縮グラウトが使用されている。この無
収縮グラウトにはナフタレン系添加剤の他、ポリスチレ
ン系添加剤やポリカルボン酸系添加剤が使用されてい
る。
ボン酸系添加剤は、使用温度によって流動性が大きく振
れ、材料分離安定性、膨張率、圧縮強度を維持しつつ流
動性を安定化することは困難であった。
ウトの高流動性と粘土質に対する減粘性の両性能を併せ
持ち、基準強度(28日後の強度=3N/mm2以上)
を満足し、地盤改良用グラウトや無収縮グラウトに要求
される諸特性を満足できるグラウトが得られる添加剤を
提供することである。
解決するために特定の単量体を好ましくは特定範囲のモ
ル比で反応させた共重合体の混合物が有効であることを
見出した。更にこの知見に基づき検討した結果、このよ
うな共重合体の混合物のなかでも、反応途中で単量体の
モル比を変化させて得た共重合体の混合物が特に有効で
あることを見出し、本発明を完成した。
表わされる単量体の少なくとも1種(A)〔以下、単量
体(A)という〕と下記の一般式(b)で表わされる単
量体の少なくとも1種(B)〔以下、単量体(B)とい
う〕とを共重合させて得られた共重合体混合物(イ)を
含有するグラウト用添加剤であって、前記単量体(A)
と(B)のモル比(A)/(B)が反応途中において少
なくとも1回変化されているグラウト用添加剤に関す
る。
チレン基 n:2〜300の数 X:水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基 を表わす。)
であり、(CH2)m1COOM2はCOOM1又は他の(CH
2)m1COOM2と無水物を形成していてもよく、その場
合、それらの基のM1、M2は存在しない。 M1、M2:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム基、アルキルアンモニウム基又は置換
アルキルアンモニウム基 m1:0〜2の数 を表わす。)
表される単量体(A)としては、メトキシポリエチレン
グリコール、メトキシポリプロピレングリコール、メト
キシポリブチレングリコール、メトキシポリスチレング
リコール、エトキシポリエチレンポリプロピレングリコ
ール等の片末端アルキル封鎖ポリアルキレングリコール
と(メタ)アクリル酸、マレイン酸との(ハーフ)エス
テル化物や、(メタ)アリルアルコールとのエーテル化
物、及び(メタ)アクリル酸、マレイン酸、(メタ)ア
リルアルコールヘのエチレンオキシド、プロピレンオキ
シド付加物が好ましく用いられ、R3は水素原子が好ま
しく、pは1が、mは0が好ましい。より好ましくはア
ルコキシ、特にはメトキシポリエチレングリコールと
(メタ)アクリル酸とのエステル化物である。ポリアル
キレングリコールの平均付加モル数は2〜300モルの
範囲がグラウトの流動性及び流動保持性に優れるため好
ましく、2〜150モル、更には5〜130モルの範囲
がより好ましい。
り高い減粘性が得られる点から、下記一般式(a−1)
で表される単量体(A−1)及び下記一般式(a−2)
で表される単量体(A−2)とを併用することが好まし
い。
チレン基 n1:51〜300の数 X1:水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基 を表わす。)
チレン基 n2:2〜50の数 X2:水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基 を表わす。)。
1)のAOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基又はオ
キシスチレン基であり、特に炭素数2〜3のオキシアル
キレン基が好ましい。平均付加モル数(n1)は51〜
300の数であり、その下限値として好ましくは70以
上、より好ましくは80以上、さらに好ましくは90以
上、特に好ましくは100以上、最も好ましくは110
以上であり、上限は好ましくは200以下、最も好まし
くは150以下である。減粘性の観点から、n1は、好
ましくは70〜200、より好ましくは80〜200、
さらに好ましくは90〜200、さらに好ましくは10
0〜200、最も好ましくは110〜150である。片
末端アルキル封鎖ポリアルキレングリコール部のアルキ
ル基(X 1)は水素原子又は炭素数1〜18のアルキル
基であり、好ましくは水素原子又は炭素数1〜3のアル
キル基である。
(A−2)のAOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基
又はオキシスチレン基であり、特に炭素数2〜3のオキ
シアルキレン基が好ましい。平均付加モル数(n2)は
2〜50の数であり、5〜40が好ましく、特に5〜3
0が好ましい。片末端アルキル封鎖ポリアルキレングリ
コール部のアルキル基(X2)は水素原子又は炭素数1
〜18のアルキル基であり、好ましくは水素原子又は炭
素数1〜3のアルキル基である。
単量体(B)としては、(メタ)アクリル酸、クロトン
酸等のモノカルボン酸系単量体、マレイン酸、イタコン
酸、フマル酸等のジカルボン酸系単量体、又はこれらの
無水物もしくは塩、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩、アンモニウム塩、水酸基が置換されていても
よいモノ、ジ、トリアルキル(炭素数2〜8)アンモニ
ウム塩が好ましく、より好ましくは(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、更に好ましくは(メ
タ)アクリル酸又はこれらのアルカリ金属塩である。
体混合物(イ)についてより好ましい実施形態を説明す
る。
一般式(b)で表される単量体(B)としては、(メ
タ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系単量
体、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸等のジカルボン
酸系単量体、又はこれらの無水物もしくは塩、例えばア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、
水酸基が置換されていてもよいモノ、ジ、トリアルキル
(炭素数2〜8)アンモニウム塩が好ましく、より好ま
しくは(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、更に好ましくは(メタ)アクリル酸又はこれらのア
ルカリ金属塩である。
(B)とを、好ましくは(A)/(B)=0.02〜4
の範囲のモル比で反応させて得られた共重合体混合物
(イ)を含有するが、これらのモル比(A)/(B)は
反応途中において少なくとも1回変化されている。そし
て、本発明では、共重合体混合物(イ)を製造するため
の全単量体に対する単量体(B)の平均重量比(XI)と
異なる平均重量比(XII)により得られた共重合体混合物
(イ')を併用することが好ましい。すなわち、共重合
体混合物(イ')は、上記単量体(A)、(B)とを、
好ましくは(A)/(B)=0.02〜4の範囲のモル
比で反応させて得られた共重合体混合物であって、これ
らのモル比(A)/(B)は反応途中において少なくと
も1回変化されており、該共重合体混合物(イ')を製
造するための全単量体に対する単量体(B)の平均重量
比(XII)が、共重合体混合物(イ)の平均重量比(XI)
とは異なるものである。平均重量比は、〔単量体(B)
の合計量/全単量体量〕×100(重量%)で表され、
それぞれ1〜30(重量%)の範囲にあることが好まし
い。なお、以下この平均重量比を「(B)平均重量比」
という場合もある。また、この平均重量比(XI)、
(XII)は、少なくとも1.0(重量%)、更に少なくと
も2.0(重量%)、特に少なくとも3.0(重量%)相
違することが好ましい。なお、共重合体混合物(イ)と
(イ')とで、製造に用いる単量体(A)、(B)の種
類が異なっていても、本発明では平均重量比(XI)、(X
II)が異なっていればよいが、単量体(A)、(B)と
して同一の種類のものを用いるのが好ましい。
重量比(XI)が、1〜30重量%、更に7〜20重量
%、特に8〜16重量%であることが好ましい。そし
て、この共重合体混合物(イ)を主剤として、配合系を
組み立てると、各性能のバランスのよいグラウト用添加
剤を得られる。
(イ')として、(B)平均重量比の異なる複数の単量
体混合物からそれぞれ得られた複数の共重合体を用いる
ことができる。実用的な面から、(B)平均重量比の異
なる1〜3つの単量体混合物からそれぞれ得られた1〜
3つの共重合体混合物を用いるのが好ましい。共重合体
(イ')として1つの共重合体混合物を用いる場合、す
なわち全部で2つの共重合体混合物を使用する場合、便
宜的にそれらを共重合体混合物(Ai)、(Aii)とし、こ
れらの(B)平均重量比をそれぞれ(Xi)、(Xii)とす
ると、 5≦(Xi)<8(重量%) 8≦(Xii)≦16 であることが好ましい。また、共重合体混合物(イ')
として2つの共重合体混合物を用いる場合、すなわち全
部で3つの共重合体混合物を使用する場合、便宜的にそ
れらを共重合体混合物(Ai)、(Aii)、(Aiii)とし、こ
れらの(B)平均重量比をそれぞれ(Xi)、(Xii)、(X
iii)とすると、 5≦(Xi)<8(重量%) 8≦(Xii)≦16(重量%) 16<(Xiii)≦30(重量%) であることが好ましい。
が多数存在することで粘土質に対する減粘性と良好なグ
ラウトの流動性および流動保持性が発現する。その結
果、あらゆる地盤改良工法にも十分対応できるグラウト
用添加剤となる。
は、上記単量体(A)、(B)とを、好ましくは(A)
/(B)=0.02〜4の範囲のモル比で反応させて得
られた共重合体混合物(イ)、好ましくは更に(イ')
を含有するが、何れにおいても、これらのモル比(A)
/(B)は反応途中において少なくとも1回変化されて
いる。該モル比の変化は、増加、減少、それらの組み合
わせの何れでもよい良い。該モル比を段階的ないし断続
的に変化させる場合は、変化の回数は1〜10回、特に
1〜5回が好ましい。また、該モル比を連続的に変化さ
せる場合は直線的な変化、指数関数的な変化、その他の
変化の何れでもよいが、変化の度合いは1分あたり0.
0001から0.2、更に0.0005から0.1、特に
0.001から0.05が好ましい。また、該モル比は、
変化前後のモル比(A)/(B)の少なくとも何れかが
0.02〜4の範囲にあることが好ましく、特に変化前
後のモル比(A)/(B)が共に0.02〜4の範囲に
あることが好ましい。また、前記したようにモル比の変
化は種々の態様があるが、何れの場合も、全共重合反応
における該モル比(A)/(B)の最大値と最小値の差
が、少なくとも0.05、特に0.05〜2.5の範囲に
あることが好ましい。
モル比を少なくとも1回変化させて重合する工程を有す
る製造方法により得られるが、具体的には、単量体
(A)の水溶液の滴下開始と同時に、単量体(B)の滴
下を開始し、それぞれのモル比が、所定範囲となるよう
に滴下流量(重量部/分)を変化させて所定時間滴下す
る方法が挙げられる。この方法では、単量体(A)/
(B)モル比の変化量(最大値と最小値の差)は、0.
05〜2.5が好ましく、より好ましくは0.1〜2であ
る。この方法のように反応途中で一回でもモル比を変化
させることで得られた共重合体混合物は、一定の(A)
/(B)モル比で反応させて得られる共重合体より
(A)/(B)モル比の分布が広い多数の共重合体の混
合物であると推測される。
は50〜100%を上記のように滴下流量を変化させて
製造することが好ましい。
溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、ブタノール等の低級アルコール;ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;シクロヘキサ
ン等の脂環式炭化水素;n−ヘキサン等の脂肪族炭化水
素;酢酸エチル等のエステル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類等を挙げることができる。これら
の中でも、取り扱いが容易で、単量体、重合体の溶解性
の点から、水、低級アルコールが好ましい。
することができる。重合開始剤としては、有機過酸化
物、無機過酸化物、ニトリル系化合物、アゾ系化合物、
ジアゾ系化合物、スルフィン酸系化合物等を挙げること
ができる。重合開始剤の添加量は、単量体(A)、単量
体(B)及び他の単量体の合計に対して0.05〜50
モル%が好ましい。
することができる。連鎖移動剤としては、低級アルキル
メルカプタン、低級メルカプト脂肪酸、チオグリセリ
ン、チオリンゴ酸、2-メルカプトエタノール等を挙げ
ることができる。共重合反応の反応温度は、0〜120
℃が好ましい。
に応じて、脱臭処理をすることができる。特に連鎖移動
剤としてメルカプトエタノール等のチオールを用いた場
合には、不快臭が重合体中に残存しやすいため、脱臭処
理をすることが望ましい。
ン酸系重合体は、酸型のままでもセメント用分散剤とし
て適用することができるが、酸性によるエステルの加水
分解を抑制する観点から、アルカリによる中和によって
塩の形にすることが好ましい。このアルカリとしては、
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、アンモ
ニア、モノ、ジ、トリアルキル(炭素数2〜8)アミ
ン、モノ、ジ、トリアルカノール(炭素数2〜8)アミ
ン等を挙げることができる。(メタ)アクリル酸系重合
体をセメント用分散剤として使用する場合は、一部又は
完全中和することが好ましい。
カルボン酸系重合体の重量平均分子量〔ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー法、ポリエチレングリコール
換算、カラム:G4000PWXL + G2500PW
XL(東ソー(株)製)、溶離液:0.2Mリン酸緩衝
液/アセトニトリル=7/3(体積比)〕は、セメント
用分散剤として充分な分散性を得るため、10,000
〜200,000が好ましく、20,000〜100,0
00が特に好ましい。
アクリルアミド、スチレン、(メタ)アクリル酸アルキ
ル(水酸基を有していてもよい炭素数1〜12のもの)
エステル、スチレンスルホン酸等の共重合可能な単量体
を併用してもよい。これらは全単量体中50重量%以
下、更に30重量%以下の比率で使用できるが、0重量
%が好ましい。
ボン酸もしくはその塩、糖および糖アルコールからなる
群から選ばれる1種以上の化合物(ロ)を併用すること
で、高温時での流動保持性、また粘土質の減粘性がさら
に高まる。
グルコヘプトン酸、アラボン酸、リンゴ酸またはクエン
酸が挙げられる。これらの塩としては、例えば、ナトリ
ウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニ
ウム、トリエタノールアミン等の無機塩または有機塩が
挙げられる。また、糖としては、グルコース、フラクト
ース、ガラクトース、マンノース、キシロース、アラビ
トース、リボーズ、異性化糖などの単糖類や、二糖、三
糖などのオリゴ糖、またはデキストリンなどの多糖類な
どが挙げられる。また、これらを含む糖蜜類も含まれ
る。更に、糖アルコールとしてはソルビトールなどが挙
げられる。
重合体混合物(イ)と化合物(ロ)の重量比は、(イ)
/(ロ)=100/0.01〜200(固形分重量比)
が好ましく、100/0.1〜100が更に好ましい。
100/200以下であると硬化時間の遅延が抑制さ
れ、好ましい。
(ロ)を併用して添加する場合、予め共重合体混合物
(イ)と化合物(ロ)を配合したものを添加しても、あ
るいは別々に添加してもよく、限定されるものではな
い。
添加剤は、共重合体混合物(イ)が、セメント重量に対
して固形分で0.05〜3.0重量%、更に0.1〜1.
0重量%、特に0.2〜0.5重量%となるように用い
られるのが好ましい。
材であるグラウトに添加するものであり、セメント類と
しては、普通ポルトランドセメントの他、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、早強セメント等のセメン
ト類が対象となる。また、セメントの他に各種の混和
材、例えば、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカヒユ
ーム、膨張材を含むことができ、限定されるものでな
い。
剤、例えば、AE剤、AE減水剤、高性能減水剤、遅延
剤、早強剤、促進剤、起泡剤、発泡剤、消泡剤、増粘
剤、防水剤、防泡剤等の各種添加剤(材)を含有しても
良い。
生じた土にセメント系硬化材を添加したグラウトを埋立
土に使用して固化処理する方法や、ソイルセメント壁体
を造成する方法等、種々の工法に用いられる、地盤改良
用グラウトに適する。例えば、次のような打設方法をと
る地盤改良工法が例示できる。
の穴を開け、その中に管を通してセメント系硬化材であ
るグラウトを高圧(50〜700kg/cm2)でジェ
ット噴流体として送り、回りの土砂を削り取り、土砂を
地上に排出しながら、硬化材との置換によって地中に柱
体や壁体を構築する軟弱地盤の改良工法 (2)地下鉄などの工事において、掘削された土とセメ
ントミルクとを混合して、線路下(インバート部)など
に埋め戻し固化処理する工法 (3)プラント内で建設残土とセメントミルクとを混合
して、アジテータ車等により輸送し、ソイルセメント壁
体を造成する工法 (4)セメントミルクなどのグラウト硬化材を掘削機先
端から噴出して、原位置において土とセメントミルクと
を混合してソイルセメント壁体を造成する工法(SMW
工法、TRD工法など)。
ウト用添加剤は、共重合体混合物(イ)が、セメント重
量に対して固形分で0.05〜3重量%、更に0.1〜
1重量%、特に0.2〜0.5重量%となるように用い
られるのが好ましい。
ルドトンネル・立坑・堤防・山留め工等の背面の裏込め
注入、ダムの継目注入、機械台座・アンカーボルトの固
定、損傷コンクリートの補修等、無収縮性が要求される
用途に用いられる無収縮グラウトへの使用に適してい
る。無収縮グラウトは膨張率が小さいことが要求される
ので、配合材料はこの点を加味して選定する必要があ
る。
用添加剤は、共重合体混合物(イ)が、セメント重量に
対して固形分で0.01〜5重量%、更に0.02〜3
重量%、特に0.05〜1重量%となるように用いられ
るのが好ましい。
製造した。その際、No.1〜10では、単量体(A)
と(B)のモル比(A)/(B)を反応途中において変
化させた。No.11〜14では変化させなかった。
又は比較の添加剤を表4のように加えて硬化材を調製
し、その流動性を測定した。さらにここで得られた添加
剤を含む硬化材に、表3の粘土物質の成分を加えて粘度
と圧縮強度を測定した。ここで、硬化材は各成分をDC
スターラー(IKAケミカルスターラー、500rp
m)で3分間混練して、また硬化材と粘土物質の成分の
混合物は家庭用ハンドミキサー(低速)で3分間混練し
て調製した。圧縮強度は粘土物質と硬化材の混合された
土中状態での強度を想定し、本実施例では硬化材と粘土
物質を1対2(重量比:水を含む)に想定して実施し
た。具体的には、各測定は下記に示す方法で実施した。
結果を表4に示す。
モルタル流動性試験」に基づき、Jロートから流下する
のに要した時間(秒)で表わした。
度 B型粘度計(RION社製、VISCOTESTER
VT−04、No.1ローター、300〜15000m
Pa・s用)を用い20℃での粘度を測定した(単位m
Pa・s)。
8日後の強度をJISA 1108法にて測定した。
リウム塩(NS) *3:サッカロース(S) *4:グルコン酸ナトリウム(G)。
いて以下の評価を行った。ただし、共重合体混合物
(イ)は、何れも中和度70%のナトリウム塩とし、以
下の方法で薄膜乾燥機で粉末化した粉末分散剤として用
いた。すなわち、ドラムドライヤー(玉川マシーナリー
社製)に共重合体混合物(イ)の水溶液を10kg/h
rで供給し、ドラム表面(温度130℃)に薄膜を形成
させ、これをスクレーパーで掻き取った後、冷却し、粉
末を作製した。ただし、これらの粉末分散剤は、消泡剤
(フォームレックス797、日華化学社製)を0.3重
量%含有している。
0重量部、珪砂(竹折砿業所社製)100重量部、増粘
剤(メトローズ、信越化学工業(株)製)0.0025
重量部、遅延剤(クエン酸ナトリウム、試薬特級)0.
02重量部、膨張材(デンカCSA、電気化学工業社
製)5重量部、発泡剤(金属アルミニウム粉)0.00
15重量部及び粉末化した分散剤を混合し、無収縮グラ
ウト材を製造した(ただし、粉末分散剤量は、下記の流
動性測定におけるフロー値が、250mm±10mmと
なるように、粉末分散剤の添加率を調整した)。上記組
成の無収縮グラウト材に対して水36重量部を添加し、
ハンドミキサーで3分間混練することにより、無収縮グ
ラウトスラリーを調製した。これを用い、以下の評価を
行った。結果を表5に示す。
31)」に従って20℃及び30℃(試験室温度)につ
いて測定した。ただし、「JIS R 5201セメント
の物理試験方法」に従って測定されたフロー値が、25
0mm±10mmとなるように、粉末分散剤の添加率を
調整して行った。
方法)(JCSE−F532)」に従って測定した。
CSE−F533)」に従って測定した。
って、材齢28日で測定した。
流動性と粘土質に対する減粘性の両性能を併せ持ち、基
準強度(28日後の強度=3N/mm2以上)を満足す
るグラウトを得ることが可能となる。このようなグラウ
トは、地盤改良用として用いた場合、注入作業の向上が
可能となることから、高圧注入工法による地盤改良工法
の発展に寄与できる。また、無収縮グラウトでは、膨張
率や圧縮強度や材料分離抵抗性を維持しつつ、流動性を
安定化でき、作業性や充填性の向上等に寄与できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記の一般式(a)で表わされる単量体
の少なくとも1種(A)と下記の一般式(b)で表わさ
れる単量体の少なくとも1種(B)とを共重合させて得
られた共重合体混合物(イ)を含有するグラウト用添加
剤であって、前記単量体(A)と(B)のモル比(A)
/(B)が反応途中において少なくとも1回変化されて
いるグラウト用添加剤。 【化1】 (式中、 R1、R2:水素原子又はメチル基 m:0〜2の数 R3:水素原子又は−COO(AO)nX p:0又は1の数 AO:炭素数2〜4のオキシアルキレン基又はオキシス
チレン基 n:2〜300の数 X:水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基 を表わす。) 【化2】 (式中、 R4〜R6:水素原子、メチル基又は(CH2)m1COOM2
であり、(CH2)m1COOM2はCOOM1又は他の(CH
2)m1COOM2と無水物を形成していてもよく、その場
合、それらの基のM1、M2は存在しない。 M1、M2:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム基、アルキルアンモニウム基又は置換
アルキルアンモニウム基 m1:0〜2の数 を表わす。) - 【請求項2】 更に、オキシカルボン酸もしくはその
塩、糖および糖アルコールからなる群から選ばれる1種
以上の化合物(ロ)を含有する請求項1記載のグラウト
用添加剤。 - 【請求項3】 共重合体混合物(イ)と化合物(ロ)の
重量比が、(イ)/(ロ)=100/0.01〜200
(固形分重量比)である請求項2記載のグラウト用添加
剤。 - 【請求項4】 オキシカルボン酸がグルコン酸、グルコ
ヘプトン酸、アラボン酸、リンゴ酸、クエン酸またはこ
れらの塩である請求項2又は3記載のグラウト用添加
剤。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項記載のグラウ
ト用添加剤を含有する地盤改良用グラウト。 - 【請求項6】 請求項1〜4の何れか1項記載のグラウ
ト用添加剤を含有する無収縮グラウト。
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