[go: up one dir, main page]

JP2003001719A - ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法 - Google Patents

ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2003001719A
JP2003001719A JP2001228685A JP2001228685A JP2003001719A JP 2003001719 A JP2003001719 A JP 2003001719A JP 2001228685 A JP2001228685 A JP 2001228685A JP 2001228685 A JP2001228685 A JP 2001228685A JP 2003001719 A JP2003001719 A JP 2003001719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pet
weight
polyester
parts
based polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001228685A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujimaki
隆 藤巻
Kan Sasaki
完 佐々木
Koji Hoshina
幸二 保科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EFUTEKKUSU KK
FUJISHO KK
SASAKI TEC CO Ltd
Original Assignee
EFUTEKKUSU KK
FUJISHO KK
SASAKI TEC CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EFUTEKKUSU KK, FUJISHO KK, SASAKI TEC CO Ltd filed Critical EFUTEKKUSU KK
Priority to JP2001228685A priority Critical patent/JP2003001719A/ja
Publication of JP2003001719A publication Critical patent/JP2003001719A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】環境美化と炭酸ガスの削減のために、国土緑
化、特に法面の緑化が必要となり、土壌菌工法の植生マ
ットとして主に菱形金網が使用されているが、更に軽量
で高強度で耐食性・耐寒耐衝撃性のある安価な樹脂製植
生マットを提供すること。 【解決手段】比較的分子量の低いペット系ポリエステル
(特に、回収ペットのボトルおよびシート)、またはそ
れとカルボン酸基を含有するポリオレフィンとを少量の
結合剤と微量の触媒を使用して結合反応させて得られる
高分子量・高溶融張力化ペット系ポリエステルおよびポ
リエチレンーペット系ポリエステル・ブロック共重合体
を、厚手シートに成形し、押出方向に一列毎に互い違い
にスリットを入れて後に、加熱下に押出方向に直角に延
伸開孔し、さらに波形成形してペット系ポリエステルの
植生マットとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回収ペット・ボト
ルおよび回収ペット・シートを高分子量・高溶融張力化
したペット系ポリエステルおよびポリエチレンーペット
系ポリエステル・ブロック共重合体を、厚手シートに成
形し、押出し方向に一列毎に互い違いにスリットを入れ
て後に、加熱下に押出し方向に直角に延伸開孔して成る
植生マットおよびその製造方法に関する。さらに詳しく
は、本発明は、国土緑化に有用で従来の菱形金網を代替
できる植生マットを、回収ペットを主原料として合成さ
れた高分子量・高溶融張力のペット系ポリエステルと耐
衝撃性および低温脆性(耐寒性)に優れたポリエチレン
ーペット系ポリエステル・ブロック共重合体とを使用
し、それらのシートをスリットして後に延伸開孔して成
るペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方
法を提供することに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境美化と炭酸ガスの削減のため
に、国土緑化が必要となり、特に山地道路、ダム周辺
地、河川敷き、高速道路等の法面の緑化が必要となり、
緑化工事の植生基材として主に菱形金網(ラス)が使用
されている。法面に菱形金網を張り巡らせて、その上に
有機物を含む土壌母材と有効土壌菌と草木種子等を混合
した土壌基盤材を1〜10cmの厚みに吹付けて法面緑
化を実現する土壌菌工法(特開平9−250134号公
報)が実施されている。この菱形金網は、重くて硬いの
で現地への搬送性、凹凸の多い法面への不適合性、施工
工事の困難性があった。また、菱形金網は平面的形状の
ために、傾斜角度が増すにつれて土壌基盤材が下方に流
下して定着し難く、所定の厚みを保持できない困難性が
あった。また、菱形金網は、一般に亜鉛メッキ鉄製であ
るので、長年月での腐食破損の可能性があった。したが
って、軽量・高強度・耐食性・耐寒耐衝撃性のある樹脂
製の植生マットが必要とされていた。
【0003】軽量で高強度で耐食性のある樹脂として
は、芳香族系ポリエステルのポリエチレンテレフタレー
ト(ペットまたはPET)、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート(PEN)等(以下、PETまたはペッ
ト系ポリエステルと称する)が有り、優れた機械的物性
を有し、繊維、フィルム、ボトル等として日常的に広範
囲に使用されており、また高性能樹脂材料として食品容
器、包装資材、自動車、機械部品、電気・電子材料、建
築資材、各種工業用品等の分野にも広く活用されてい
る。近年、ペット系ポリエステルは、省資源と環境保全
の観点から、使用済みペットのボトル、フィルム、シー
ト等は、大量の回収再利用が積極的に進められつつあ
る。一方、ペット系ポリエステルは、成形加工に自己含
有の微量水分による加水分解で大幅な分子量低下が起こ
り易く、分子末端の遊離カルボキシル基数が増大するの
で耐熱性が低下するため、その回収品の再利用の障害に
なっていた。その結果、低分子量でも成形できる繊維と
低品質シート例えば卵パック等にしかならず、その再利
用の用途は狭い範囲に限定されていた。また、透明ガラ
ス質のPET系ポリエステルは、ガラス転移温度が70
℃以上と高い為に、低温脆性(耐寒性)および耐衝撃性
に劣るので、新規用途の開拓も困難であった。他方、ポ
リエチレンおよびポリプロピレン等のポリオレフィン
は、フィルム、シート、容器等に大量に使用されている
が、剛性と硬さが硬質塩ビやペット系ポリエステルやポ
リスチレンに比較すると遥かに劣ることが知られてい
た。
【0004】これらの問題を解決する方法の一つとして
は、分子量を回復および増大させる方法、即ちペット系
ポリエステルに関しては、固層重合で分子量を回復させ
る方法、鎖延長剤(結合剤)とポリエステル末端基を反
応させて分子量を増大させる方法、機械的特性を補うた
めエラストマー等の他の樹脂を添加する方法などが知ら
れている。分子量を増大させる為の鎖延長剤(結合剤)
としては、イソシアナート、オキサゾリン、エポキシ、
アジリジン、カルボジイミド等の結合手または官能基を
有する化合物を使用することが提案されている。しかし
ながら、反応性、耐熱性、安定性等からの制約が強く、
実用性があるものは限定される。これらの中でもエポキ
シ化合物は、比較的有用であり、モノエポキシ化合物を
配合したもの(特開昭57−161124号公報)、ジ
エポキシ化合物を配合したもの(特開平7−16641
9号公報、特公昭48−25074号公報、特公昭60
−35944号公報等)があるが、反応速度、ゲル生
成、溶融粘度、相溶性、熱安定性、成型品の物性等に問
題が多々あり、実用化は困難であった。
【0005】一方、回収されたPET系ポリエステルを
2官能性のエポキシ樹脂および立体障害性ヒドロキシフ
ェニルアルキルホスホン酸エステルと溶融混合してポリ
エステルの分子量を増大させる方法が提案されている
(特表平8−508776号公報)。この方法は比較的
反応速度が早いが、使用する立体障害性ヒドロキシフェ
ニルアルキルホスホン酸エステルは高価であり、低コス
トの回収循環費用が要求される業界や安全性が要求され
る食品包装業界においては実用性と燐酸エステルの環境
への影響性に課題が残る。また、本発明者らが先に提案
した中分子量のペット系ポリエステルを2官能性と多官
能性のエポキシ化合物の併用および特定の触媒とで結合
反応させる方法(PCT WO98/44019)は、
該ポリエステルの分子量および溶融張力を増大させて発
泡成形をも可能にした(PCT WO00/2049
1)が、成形加工品は強度が抜群に強いが、やや脆く、
耐衝撃性や低温脆性(耐寒性)の改善には不充分であっ
た。例えば、寒冷地での土木・建築資材や梱包資材で
は、軽量で耐衝撃性および耐寒性が更に必要であり、冷
凍食品用資材としては、マイナス20ないし30℃の低
温で割れないことが必要である。
【0006】他方、ペット系ポリエステルにゴム、エラ
ストマー、柔らかいメタロセン系ポリエチレン等を配合
するブレンド法も提案されているが、それらの場合、相
溶性が非常に悪く、また耐熱性、弾性率、ペレットの乾
燥性等に難点があった。他方、ポリエチレンやポリプロ
ピレンにPET系ポリエステルを配合するブレンド法も
提案されているが、決定的に混合性、相溶性が悪く、一
部用途を除き実用化できていない。本発明者らは、回収
ペットを主原料として合成された耐衝撃性および低温脆
性(耐寒性)に優れたポリエチレンーペット系ポリエス
テル・ブロック共重合体の樹脂を開発していた(特開2
001−122955号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的分子
量の低いペット系ポリエステル(特に、回収ペットのボ
トルおよびシートを含む)、またはそれとカルボン酸基
を含有するポリオレフィンとを少量の結合剤と微量の触
媒を使用して結合反応させて得られる高分子量・高溶融
張力化したペット系ポリエステルおよびポリエチレンー
ペット系ポリエステル・ブロック共重合体を、厚手シー
トに成形し、押出し方向に一列毎に互い違いにスリット
を入れて後に、加熱下に押出し方向に直角に延伸開孔し
て成るペット系ポリエステル製植生マットおよびその製
造方法を提供することを目的とする。さらに詳しくは、
本発明は、国土緑化に有用で従来の菱形金網を代替でき
る植生マットを、回収ペットを主原料として合成された
高分子量・高溶融張力のペット系ポリエステルと耐衝撃
性および低温脆性(耐寒性)に優れたポリエチレンーペ
ット系ポリエステル・ブロック共重合体とを使用し、そ
れらのシートをスリットして後に延伸開孔して成る軽量
・高強度・耐食性・耐寒耐衝撃性のペット系ポリエステ
ル製植生マットおよびその製造方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、比較的分子量の
低いペット系ポリエステル(特に、回収ペットのボトル
およびシートを含む)、またはそれとカルボン酸基を含
有するポリオレフィンとを少量の結合剤と微量の触媒を
使用して結合反応させて得られる高分子量・高溶融張力
化したペット系ポリエステルおよびポリエチレンーペッ
ト系ポリエステル・ブロック共重合体を、厚手シートに
成形し、押出し方向に一列毎に互い違いにスリットを入
れて後に、加熱下に押出し方向に直角に延伸開孔して成
るペット系ポリエステル製植生マットおよびその製造方
法を工業的に有利に達成することを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、下記の発明事項を提
供するものである。 (1)A成分:メルトフローレート(JIS法:280
℃、荷重2.16Kg)が40g/10分以下のペット
系ポリエステル100〜0重量部およびB成分:(a)
メルトフローレート(JIS法:280℃、荷重2.1
6Kg)が40g/10分以上のペット系ポリエステル
95〜50重量部と(b)カルボン酸基を含有するポリ
エチレン共重合体5〜50重量部とから合成されるポリ
エチレンーペット系ポリエステル・ブロック共重合体0
〜100重量部から構成されるペット系ポリエステル
を、厚手シートに成形し、押出し方向に一列毎に互い違
いにスリットを入れて後に、加熱下に押出し方向に直角
に延伸開孔して成るペット系ポリエステルの植生マット
およびその製造方法。 (2)A成分が、未乾燥で回収された(a)メルトフロ
ーレート(MFR:280℃、荷重2.16Kg)が4
0〜200g/10分のペット系ポリエステル100重
量部、(c)結合剤として分子内に2個のエポキシ基を
含有する化合物100〜50重量%および分子内に2を
越える個数のエポキシ基を含有する化合物0〜50重量
%の混合物を前記(a)で希釈されたマスターバッチ2
〜10重量部、(d)結合反応触媒としてステアリン酸
金属塩複合体0.05ないし1重量部または前記(a)
で希釈されたマスターバッチ1〜10重量部から構成さ
れる混合物を、反応押出機で2.6×10 Pa以下
に脱気・脱水しつつ260〜300℃で加熱反応するこ
とによってメルトフローレートを40g/10分下に調
製されたペット系ポリエステルを使用することを特徴と
するペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造
方法。 (3)B成分が、未乾燥で回収された(a)メルトフロ
ーレート(JIS法:280℃、荷重2.16Kg)が
40〜200g/10分のペット系ポリエステル95〜
50重量部、(b)分子内に1個以上のカルボン酸基を
含有しメルトインデックス(JIS法:190℃、荷重
2.16Kg)が10g/10分以下のポリエチレン共
重合体5〜50重量部、(c)結合剤として分子内に2
個のエポキシ基を含有する化合物100〜50重量%お
よび2を越える個数のエポキシ基を含有する化合物10
0〜50重量%の混合物を前記の(a)で希釈されたマ
スターバッチ2〜10重量部、(d)結合反応触媒とし
てステアリン酸金属塩複合体0.05ないし1重量部ま
たは前記(a)で希釈されたマスターバッチ1〜10重
量部から構成される混合物を、反応押出機で2.6×1
Pa以下に脱気・脱水しつつ260〜300℃で
加熱反応することによってメルトフローレートを40g
/10分下に調製されたペット系ポリエステルを使用す
ることを特徴とするペット系ポリエステルの植生マット
およびその製造方法。 (4)厚手シートが、厚み0.5〜3mmであることを
特徴とするペット系ポリエステルの植生マットおよびそ
の製造方法。 (5)厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違いに入
れられるスリットが、長さ70〜150mm×巾0.1
〜2mm、スリット間隔3〜10mmであることを特徴
とするペット系ポリエステルの植生マットおよびその製
造方法。 (6)厚手シートを押出し方向に一列毎に互い違いに入
れられるスリットを入れて後に、延伸開孔するに際し、
シートを80〜120℃に加熱し且つシート両端の各ス
リットにフックを挿入して押出し方向に直角に延伸する
ことを特徴とするペット系ポリエステルの植生マットお
よびその製造方法。 (7)厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違いに入
れられるスリットが、シートが成形されて後に、機械的
研削方式にて形成されることを特徴とするペット系ポリ
エステルの植生マットおよびその製造方法。 (8)厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違いに入
れられるスリットが、シート成形時に回転ロールの圧着
転写により形成されることを特徴とするペット系ポリエ
ステルの植生マットおよびその連続的製造方法。 (9)ペット系ポリエステルの植生マットを加熱圧着に
より波型加工することを特徴とずるペット系ポリエステ
ルの植生マットおよび製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において原料プレポリマー
としてのA成分またはB成分(a)のペット系ポリエス
テルは、ジカルボン酸成分とグリコール成分とから合成
されるものである。ジカルボン酸成分としては、例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸等の芳香族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族、脂環族ジカル
ボン酸等を挙げることができる。これらの中で、芳香族
系ジカルボン酸、特にテレフタル酸および2,6−ナフ
タレンジカルボン酸が、特に好ましい。
【0011】グリコール成分としては、例えば、エチレ
ングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、シクロヘキサンジメタノール等を挙げる
ことができる。これらの中で、エチレングリコール、テ
トラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール
が好ましく、エチレングリコールが特に好ましい。
【0012】ペット系ポリエステルとしてポリエチレン
テレフタレート(PET、ペット)、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート(PEN)、あるいはそれらの共重合体が挙げら
れる。ポリエチレンテレフタレート(PET)が、世界
的に大量生産されており、本発明のプレポリマーとして
特に好ましい。
【0013】本発明のプレポリマーとして使用するペッ
ト系芳香族ポリエステルは、1,1,2,2−テトラク
ロロエタン/フェノール(1:1)混合溶媒に溶解して
25℃で測定した固有粘度(IV値)が0.50dl/
g以上(これは、JIS K−7210、条件20に規
定する温度280℃、荷重2.16kgにおけるメルト
フローレート(MFR)が約210g/10分以下に相
当する。以下に同じ。)であることが好ましく、0.6
0dl/g以上(MFRが約130g/10分以下)で
あることがより好ましい。固有粘度が0.50dl/g
未満であると、本発明によっても高分子量化と高溶融粘
度化が困難であり、得られるペット系ポリエステルおよ
びポリエチレンーペット系ポリエステル・ブロック共重
合体が必ずしも優れた成形加工性および物性を与えるこ
とができない恐れがある。固有粘度の上限は、特に制限
されないが、通常0.90dl/g(MFRが約25g
/10分以上)、好ましくは0.80dl/g(MFR
が約45g/10分以上)である。
【0014】現実には、大量に収集・回収されるペット
・ボトルのフレークまたはペレットをプレポリマーとし
て使用することが多い。通常は、PETボトルが有して
いる固有粘度が比較的に高いので、回収品の固有粘度も
高く、一般には0.60〜0.80dl/g(MFRが
130〜45g/10分)、特に0.65〜0.75d
l/g(MFRが100〜55g/10分)である。
回収されるペット成形品を利用する場合、その成形品の
形態は、繊維、フィルム、ボトルあるいは他の成形物の
いずれであってもよく、またペット中には、他のポリマ
ー、例えばポリオレフイン、ポリアクリル酸エステルま
たは本発明のポリエチレンーペット系ポリエステル・ブ
ロック共重合体の成形体回収物などを少割合含有してい
ても差し支えない。また充填剤、顔料、染料などの添加
剤を少量含有したものでもよい。特に、ペット・ボトル
は、大量に回収され再循環使用されるための社会的環境
が整備されつつあり、その上ペット・ボトルは再利用に
適したほぼ均一な組成であるので、本発明の原料の飽和
ポリエステルとして好適である。一般に、回収ペット・
ボトルのフレークは、20kg入り紙袋品と600kg
入りフレコン品で供給されるが、通常含有水分は3,0
00〜6,000ppm(0.3〜0.6重量%)程度
である。勿論、真空圧空成形工場から大量に回収される
A−PETシートのスケルトン・フレークも本発明の原
料の飽和ポリエステルとして好適である。
【0015】本発明のB成分(b)の分子内に1個以上
のカルボン酸基を含有するポリエチレン共重合体は、無
水マレイン酸、カルボン酸基を含有するエチレン系単量
体およびアクリル酸系単量体が共重合されたポリエチレ
ン共重合体である。また、ポリエチレンに無水マレイン
酸と有機過酸化物とを添加して加熱反応処理によりカル
ボン酸基が導入されたポリエチレンを使用することが出
来る。また、エチレン・アルキルアクリレート共重合体
の部分鹸化物を使用することが出来る。例えば、市販品
の一例として日本ポリオレフィン(株)のエチレン、ア
ルキルアクリレートおよび無水マレイン酸等の共重合体
(レクスパールETシリーズ:190℃のMI8〜80
g/10分、融点70〜98℃、アルキルアクリレート
の含有量数1〜数10重量%、無水マレイン酸の含有量
数重量%)を使用することが出来る。また、同社のポリ
オレフィン・無水マレイン酸グラフト共重合体のアドテ
ックスシリーズ:PPタイプ(230℃のMFR2〜2
5g/10分、融点145〜162℃)、HDタイプ
(190℃のMFR0.2〜0.5g/10分、融点1
30〜135℃)、LDPEタイプ(190℃のMFR
1.0〜11g/10分、融点102〜106℃)およ
びLLDPEタイプ(190℃のMFR1.0〜5.5
g/10分、融点110〜122℃)を使用することが
出来る。190℃のMIが20g/10分以下が好まし
く、10g/10分以下が一層好ましい。
【0016】本発明のB成分としてのポリエチレンーペ
ット系ポリエステル・ブロック共重合体は、(a)メル
トフローレート(JIS法:280℃、荷重2.16K
g)が40g/10分以上のペット系ポリエステル95
〜50重量部と(b)カルボン酸基を含有するポリエチ
レン共重合体5〜50重量部とから反応押出法により合
成される。(a)ペット系ポリエステルと(b)カルボ
ン酸基を含有するポリエチレン共重合体との比率は、通
常95〜50対5〜50重量部であるが、好ましくは9
0〜50対10〜50重量部、更に好ましくは80〜5
0対20〜50重量部の範囲である。(b)カルボン酸
基を含有するポリエチレン共重合体との比率が増加する
ほど厚手シートの耐衝撃性と耐寒性が改良されるが、一
方50重量部以上では反応押出法でゲル副生が起こり厚
手シートの物性が低下する。
【0017】本発明のA成分のペット系ポリエステルと
B成分のポリエチレンーペット系ポリエステル・ブロッ
ク共重合体の比率は、通常100〜0重量部対0〜10
0重量部であるが、南方温暖地の土壌菌工法には100
〜90重量部対0〜10重量部が、また北方寒冷地の土
壌菌工法には50〜0重量部対50〜100重量部が好
ましい。
【0018】本発明の(c)成分の結合剤は、分子内に
2個および場合により2を越える個数のエポキシ基を含
有する化合物である。通常、分子内に平均2個のエポキ
シ基を有する化合物の例としては、脂肪族系のポリエチ
レングリコール・ジグリシジルエーテル、ポリプロピレ
ングリコール・ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコール・ジグリシジルエーテル、グリセリン・ジグリ
シジルエーテル、また脂環式系の水素化ビスフェノール
A・ジグリシジルエーテル、水素化イソフタル酸ジグリ
シジルエステル、3,4−エポキシ・シクロヘキシル・
メチル−3,4−エポキシ・シクロヘキサン・カルボキ
シレート、ビス(3,4−エポキシ・シクロヘキシル)
アジペートまたヘテロ環式系のジグリシジル・ヒダント
イン、ジグリシジル・オキシアルキル・ヒダントイン、
また芳香族系のビスフェノールA・ジグリシジルエーテ
ル、ビスフエノールA・ジグリシジルエーテルの初期縮
合物、ジフェニルメタンジグリシジルエーテル等を挙げ
ることができる。エチレングリコール・ジグリシジルエ
ーテルが好ましい。
【0019】分子内に平均3個のエポキシ基を有する化
合物の例としては、脂肪族系のトリメチロールプロパン
・トリグリシジルエーテル、またヘテロ環式系のトリグ
リシジルイソシアヌレート、トリグリシジルシアヌレー
ト、トリグリシジル・ヒダントイン、また芳香族系のト
リグリシジル・パラ−またはメタ−アミノフエノール等
を挙げることができる。トリメチロールプロパン・トリ
グリシジルエーテルが好ましい。分子内に平均4個のエ
ポキシ基を有する化合物の例としては、テトラグリシジ
ル・ベンジルエタン、ソルビトール・テトラグリシジル
エーテル、テトラグリシジル・ジアミノフエニールメタ
ン、テトラグリシジル・ビスアミノメチルシクロヘキサ
ン等を挙げることができる。分子内に平均2.1個以上
から数個の中間的個数のエポキシ基を有する化合物とし
ては、フェノール・ノボラック・エポキシ樹脂、クレゾ
ール・ノボラック・エポキシ樹脂およびビフェニルジメ
チレン系エポキシ樹脂(例えば、日本化薬(株)の耐熱
エポキシ樹脂NC−3000シリーズ)等を挙げること
ができる。その他の例としてダウケミカル社から分子内
のエポキシ基が、平均して約2.2、3.6、3.8お
よび5.5個のものが上市されており、これらを使用す
ることができる。また、旭電化工業(株)のエポキシ化
大豆油、エポキシ化亜麻仁油、エポキシ化脂肪酸アルキ
ルエステルを使用することができる。
【0020】本発明の(c)成分のエポキシ基含有化合
物の配合量は、A成分またはB成分(a)のペット系ポ
リエステルとB成分(b)の分子内に1個以上のカルボ
ン酸基を含有するポリオレフィンとの合計量100重量
部に対して、0.1〜5重量部である。特に、0.3〜
2重量部であることが好ましい。0.1重量部未満では
両者の結合効果が不十分で、分子量と溶融粘度が上がら
ず、MFRが所望の40g/10分以下にならない。一
方、5重量部を越えるとゲルが生成したり、或いは可塑
化効果で成形品の基本物性や機械的特性や弾性率が低下
したりする。一般的には、(c)成分のエポキシ樹脂の
種類、特に分子量によってその配合量は異なる。例え
ば、低分子量でエポキシ当量100〜200g/eqの
エポキシ樹脂を使用して固有粘度が0.90dl/gと
高い直鎖状飽和ポリエステルと反応させる場合には、
0.1重量部の配合量でも可能である。他方、高分子量
でエポキシ当量約2000g/eqのエポキシ樹脂を使
用して固有粘度が0.50dl/gと低い直鎖状飽和ポ
リエステルと反応させる場合には、3〜5重量部程度の
配合量が必要である。
【0021】結合反応は、一般的に局部反応によるゲル
副生を起こし易いので、本結合剤を希釈材で希釈したマ
スターバッチ(ペレット)として使用することが、一層
好ましい。結合剤/希釈材の比率は、通常10〜40/
100重量部であるが、15〜30/100重量部が好
ましい。これは、葛湯を作る時に熱湯を注ぐ前に予め水
に溶いておくと均一体が調製できる原理と同じである。
希釈材としては、A成分またはB成分(a)のペット系
ポリエステルまたはシクロヘキサンジメタノールを含む
ペット系ポリエステル(イーストマン社ペットジー)と
の混合物を使用できる。該マスターバッチ(ペレット)
の添加量は、(a)メルトフローレート(JIS法:2
80℃、荷重2.16Kg)が40〜200g/10分
のペット系ポリエステル95〜50重量部、(b)分子
内に1個以上のカルボン酸基を含有しメルトインデック
ス(JIS法:190℃、荷重2.16Kg)が10g
/10分以下のポリエチレン共重合体5〜50重量部の
混合物100重量部に対して、通常2〜10重量部であ
る。好ましくは、3〜8重量部である。
【0022】本発明における(d)成分としての結合反
応触媒は、(1)アルカリ金属のカルボン酸塩、(2)
アルカリ土類金属のカルボン酸塩、(3)アルミニウ
ム、亜鉛またはマンガンのカルボン酸塩からなる群から
選ばれた少なくとも一種類以上を含有する触媒である。
前記触媒は、金属のカルボン酸塩のタイプとそれ以外の
タイプに分けられる。カルボン酸の金属塩を形成する金
属としては、リチウム、ナトリウムおよびカリウムのよ
うなアルカリ金属;マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチウムおよびバリウムのようなアルカリ土類金属;ア
ルミニウム、亜鉛およびマンガンが例示される。これら
金属と塩を形成するカルボン酸は、モノカルボン酸、ジ
カルボン酸およびその他の多価カルボン酸のいずれでも
よいが、安全性の高いステアリン酸、パルミチン酸が特
に好ましい。
【0023】本発明における好ましい結合反応触媒は、
カルボン酸のナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩、
マグネシウム塩、およびカルシウム塩である。特に好ま
しいのは、これらのステアリン酸塩であり、更にそれら
の混合物である。他の好ましい結合反応触媒は、カルボ
ン酸のマンガン塩であり、ポリエステル樹脂の末端カル
ボキシル基とエポキシ環の反応触媒としての作用が速
い。このマンガン塩としては、有機カルボン酸の塩が好
ましく、酢酸、ステアリン酸、パルミチン酸などが挙げ
られる。好ましい例としては、酢酸第1マンガン、酢酸
第1マンガン無水物、酢酸第1マンガン4水塩、酢酸第
2マンガン等を挙げることができる。
【0024】この結合反応触媒としてのカルボン酸のナ
トリウム塩、カルシウム塩およびマンガン塩等を含め
て、その配合量は、A成分またはB成分(a)のペット
系ポリエステルと(b)成分のポリオレフィンの合計量
100重量部に対して0.05〜2重量部である。特
に、0.1〜1重量部であることが好ましい。0.05
重量部未満では触媒効果が小さく、結合反応が未達とな
る。特に、ブロック共重合体の場合は、0.5重量部以
上が必要である。1重量部を超えると局部反応によるゲ
ル生成や溶融粘度の急上昇による押出成形機内のトラブ
ルや加水分解によるMFRの上昇などが生じることの原
因となる。好ましい配合量の例は、ステアリン酸カルシ
ウム0.10重量部とステアリン酸ナトリウム0.05
〜0.1重量部の複合体、ステアリン酸カルシウム0.
10重量部とステアリン酸リチウム0.05〜0.1重
量部の複合体またはステアリン酸カルシウム0.10重
量部と酢酸マンガン0.05〜0.1重量部の複合体な
どである。
【0025】結合反応は、一般的に局部反応によるゲル
副生を起こし易いので、本結合反応触媒を希釈材で希釈
したマスターバッチ(ペレット)として使用すること
が、一層好ましい。結合反応触媒/希釈材の比率は、通
常5〜20/100重量部であり、好ましくは10〜1
5/100重量部である。希釈材としては、A成分また
はB成分(a)のペット系ポリエステルまたはシクロヘ
キサンジメタノールを含むペット系ポリエステル(イー
ストマン社ペットジー)との混合物を使用できる。該マ
スターバッチ(ペレット)の添加量は、(a)メルトフ
ローレート(JIS法:280℃、荷重2.16Kg)
が40〜200g/10分のペット系ポリエステル95
〜50重量部、(b)分子内に1個以上のカルボン酸基
を含有しメルトインデックス(JIS法:190℃、荷
重2.16Kg)が10g/10分以下のポリエチレン
共重合体5〜50重量部の混合物100重量部に対し
て、通常1〜10重量部である。好ましくは、3〜8重
量部である。
【0026】本発明の第一の特徴は、回収されたペット
・ボトルを主原料またはカルボン酸基を含有するポリエ
チレンとの併用物を少量の結合剤微量の触媒下に結合反
応させた高分子量・高溶融張力化ペット系ポリエステル
および耐衝撃性と低温脆性を改良されたポリエチレンー
ペット系ポリエステル・ブロック共重合体を厚手シート
に使用していることにある。即ち、本発明は、ペット系
ポリエステルの高強度とポリエチレンーペット系ポリエ
ステル・ブロック共重合体の耐衝撃性と低温脆性の改良
によるため、従来のポリエチレンおよびポリプロピレン
等の樹脂に比較して強い引張り強度と剛性を有する植生
マットを提供できることである。本発明の第二の特徴
は、高分子量・高溶融張力のペット系ポリエステルと耐
衝撃性および低温脆性(耐寒性)に優れたポリエチレン
ーペット系ポリエステル・ブロック共重合体とを厚手シ
ートに使用し、それらのシートをスリットして後に延伸
開孔して植生マットとしているので、従来の菱形金網に
比較して、軽量のため搬送と現場施工が容易で、波形構
造のため傾斜地での土留め性に優れ、耐食性が良く、安
価である等の利点を持つ植生マットを提供できることで
ある。
【0027】次に、本発明の植生マットを製造する方法
について説明する。まず、本発明による厚手シートに使
用するペット系ポリエステルおよびポリエチレンーペッ
ト系ポリエステル・ブロック共重合体を製造する方法に
ついて説明する。生成反応は、下記(1)式のカルボン
酸基とエポキシ基との触媒存在下の加熱溶融による結合
反応によるものである。即ち、エポキシ環がカルボン酸
基で開き、水酸基が副生するので、本発明によるシート
は、ヒドロキシ・エステル結合を含有するものである。 ここで、Xはポリエステル残基、Rはエポキシ化合物残
基、Yはポリエチレン残基またはポリエステル残基であ
る。
【0028】(a)成分のペット系ポリエステルは、通
常の新品樹脂、回収したPETボトルのフレーク、粒状
物を使用し得る。乾燥は、一般的には必要ないが、除湿
空気、熱風または加熱窒素で110〜140℃の温度で
数時間ないし十数時間乾燥する方が好ましい。また
(b)成分のポリエチレン共重合体も、乾燥は一般的に
は必要ないが、約80℃前後の温度で数時間乾燥する方
が好ましい。各成分をヘンシエルミキサー等の混合機で
混和させてから、例えば押出ペレタイザーまたは直接に
成形加工機に供給する。加熱溶融する温度は、ポリエス
テルの融点以上で350℃以下であることが反応制御の
観点から望ましい。特に、260〜300℃が好まし
く、320℃を越えると特にポリエステルの変色や熱分
解が生じるおそれがある。各成分は同時に混合する方法
以外に、(a)成分のポリエステルと(b)成分のポリ
エチレン共重合体を予め混合し、その後、任意の工程で
(c)成分のエポキシ化合物と(d)成分の触媒を添加
することも可能である。また、(a)成分と(b)成分
と(d)成分を先に混合し、その後、任意の工程で
(c)成分を添加することも可能である。
【0029】加熱溶融する反応装置としては、真空引き
二軸押出機、単軸押出機、それらの組合せの二段式押出
機およびポリエステル樹脂の重縮合の製造に使用される
二軸反応装置等を使用することができる。本発明の反応
押出法は、特に押出機中の短時間反応で行なわれるの
で、押出反応機のL/Dが30以上必要であり、35〜
50程度であることが好ましく、特に38〜43程度が
好ましい。本発明によれば、反応装置の性能にもよる
が、一般に短い時間、例えば、30秒〜60分、好まし
くは1分〜30分、特に好ましくは2分〜5分の時間
で、ペット系ポリエステル同士またはそれとカルボン酸
基を持つポリオレフィンの結合反応が起こり、目的のペ
ット系ポリエステルが製造される。
【0030】一般に、ポリエステルはその融点以上の温
度にて、自己が含有する微量水分でそのエステル結合が
容易に加水分解してカルボキシル基と水酸基を発生させ
る。特に、二軸押出機の中の様に剪断力がかかる条件で
は、加水分解し易い。従って、上記の反応装置では、一
般に回収ペットボトルフレークまたは新品のポリエステ
ル樹脂を予め110〜140℃で熱風乾燥して水分量1
00〜200ppmに下げたもの、および除湿空気で乾
燥して水分量を50ppm以下に下げたものを使用する
のが好ましい。ポリエステル樹脂は、通常空気中の湿度
を吸着して環境湿度に応じて3,500〜6,000p
pm(0.35〜0.60重量%)の水分を含んでお
り、上記のような乾燥処理を行うことにより、本発明の
目的を達成することができる。未乾燥のままで回収ペッ
トボトルフレークまたは新品のポリエステル樹脂を原料
として使用する場合には、ポリエステル樹脂が溶融した
直後に、真空度を好ましくは2.6×10Pa(20
mmHg)以下、特に好ましくは6.6×10Pa
(5mmHg)以下に下げて、水分を真空脱気によって
除去することにより達成することができる。第1段目の
反応押出機としては、2または3ベント式の二軸押出機
が好ましい。また、生産性を上げるには、第2段目に単
軸押出機を併用する故意が好ましい。
【0031】本発明のペット系ポリエステル樹脂組成物
には、結晶核形成剤または充填材として、タルク、炭酸
カルシウム、酸化カルシウム、カオリン、アルミナ、水
酸化アルミ等、また補強材としてガラス繊維、炭素繊
維、アラミド繊維、ウイスカー等、また顔料としてカー
ボンブラック、酸化アンチモン、二硫化モリブデン、酸
化チタン等、その他また着色剤、安定剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、粘度調節剤、帯電防止剤、導電剤、流
動性付与剤、離型材、他の架橋剤、他の樹脂類等を必要
に応じて配合してもよい。
【0032】本発明のペット系ポリエステルの植生マッ
トは、図1のフローシートに例示される様にして、連続
方式でまたは回分方式で製造することが出来る。
【0033】本発明の厚手シートの成形は、ペット系ポ
リエステルのメルトフローレート(280℃、荷重2.
16kg)が40〜約20g/10分では垂直降下方式
Tダイのペット専用シート成形装置で成形できる。ま
た、ペット系ポリエステルのメルトフローレート(28
0℃、荷重2.16kg)が約20g/10分以下では
水平横引き方式Tダイのシート成形装置で成形できる。
シートの厚み1は、通常0.5〜3mm、好ましくは1
〜2.5mm、更に好ましくは1.5〜2.2mmであ
る。
【0034】本発明の厚手シートのスリット形状は、図
2に例示される様にシートの押出方向に一列毎に互い違
いに平行に入れられる。スリット形状は、長さfが通常
70〜150mm、好ましくは80〜120mmであ
り、巾hが通常0.1〜2mm、好ましくは0.2〜1
mmであり、スリット間隔iが通常3〜10mm、好ま
しくは5〜8mmである。スリット間隙gは、通常5〜
20mm、好ましくは8〜15mmである。
【0035】厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違
いに入れられるスリットは、シートが成形されて後に、
機械研削方式にて形成することが出来る。例えば、切断
刃を有する打ち抜きプレス方式にて実施できる。スリッ
ト両端末にクラックが入らないように、厚手シートを予
め約70〜120℃に加熱することが好ましい。また、
回転刃または鋸刃を有する回転エンドミル・ドリル方式
にて実施できる。また、ウオータージェット加工方式に
より水流のみまたは水流と研磨材併用にて実施できる。
また、レーザーカット方式にても実施できる。また、超
音波カッター方式にても実施できる。これらの方式にお
いては、スリット両端末にクラックが入らないように、
厚手シートを予め約70〜120℃に加熱することが好
ましい。一方、厚手シートにスリットを連続的に入れる
方式としては、シートをTダイから押出した時にスリッ
トを刻んだ回転ロールの圧着転写により形成されること
ができる。
【0036】厚手シートにスリットを入れて後に延伸開
孔方法は、シートを予め約80〜120℃、好ましくは
90〜110℃に加熱し、且つシート両端の各スリット
にフックを挿入して押出し方向に直角に延伸することに
よって実施できる。加熱方法は、厚手シートの上面にま
たは上下面に面状または棒状の遠赤外線ヒーター、近赤
外線ヒーター、シースヒーターまたはセラミックスヒー
ターを設置して実施できる。また、トンネルに熱風を吹
き込んでも実施できる。本発明のペット系ポリエステル
の植生マットについて、平面図の例を図3に示した。植
生マットの孔径XとYは、土壌菌工法で種子、肥料、土
壌等が通過できる大きさが必要であり、通常3〜20c
m、好ましくは5〜10cmである。
【0037】土壌菌工法で種子、肥料、土壌等を法面に
吹付け固定させるには、図4に示される様にペット系ポ
リエステルの植生マットを波型加工することが必要であ
る。本発明の植生マットは、菱形金網と異なって加熱圧
着により容易に波型加工することができる。
【0038】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。ペット系ポリエステルについて、IV値(固有粘
度)、メルトフローレート(MFR)、スウェル(膨潤
度)、分子量、および溶融粘度を評価した。ポリエチレ
ンーペット系ポリエステル・ブロック共重合体について
は、それらの方法が適用できる場合、例えばメルトフロ
ーレート(MFR)、スウェル(膨潤度)および溶融粘
度等で評価した。 (1)IV値(固有粘度) ペット系ポリエステルについては、1,1,2,2−テ
トラクロロエタンとフェノールの等重量の混合溶媒を使
用し、キャノンフエンスケ粘度計で25℃にて測定し
た。 (2)メルトフローレート(MFR) JIS K7210の条件20に従い、ペット系ポリエ
ステルについては、温度280℃、荷重2.16kgの
条件で、6分後の流下重量(g/10分)として測定し
た。その他、通常ポリエチレンは190℃、ポリプロピ
レンは230℃で測定されている。 (3)スウェル(膨張率) MFR用のメルトインデクサーを用い、温度280℃、
荷重2.16Kgの条件で垂れ流し、サンプルが2.0
cm垂れたところでカットし、下端から5.0mmのと
ころの直径を測定し、下記の計算式により算出した。な
お、下記式の数値「2.095」は、MFR用メルトイ
ンデクサーのノズル径である。 スウェル(%)=[(直径の平均値−2.095)/
2.095]×100
【0038】(4)分子量 ペット系ポリエステルについは、GPC法により下記の
条件で測定した。 (本体)昭和電工社製SYSTEM−21 (カラム)Shodex KF−606M(2本)サン
プル、リファレンス側とも) ・溶剤:ヘキサフロロイソプロピルアルコール、 ・カラム温度:40℃、 ・注入量:20μl、流量:0.6ml/分、・ポリマー濃度:0.15重量% (検出器)Shodex RI−74 (分子量換算スタンダード)PMM A:Shodex M−75 (5)機械的物性の測定 ポリマーをプレス成形機にて、280℃・3分間予熱、
60気圧30秒加圧、水冷の条件で厚さ約1mmと約3
mmのプレス板にした。引張試験は、JISK7113
に従い、厚さ約1mmのプレス板を2号ダンベルで打ち
抜き、島津製作所のオートグラフDSS2000を使用
し、引張速度200mm/分で行った。アイゾット衝撃
試験は、JISK71に従い、厚さ約3mmのプレス板
を2号標片に加工し、ノッチ付きについて行なった。 (6)溶融粘度 スウェーデン国REOLOGICA社製DynAlys
er DAR−100を使用し、2cm角×厚さ2mm
の試験片を窒素雰囲気下280℃でホットプレート間の
ねじり振動を加えることにより測定した。
【0039】[A成分:MFR20g/10分のペット
系ポリエステルの樹脂製造] (樹脂製造例1)ウイズペットボトルリサイクル(株)
のクリアフレーク(PETボトルの回収品)は、固有粘
度0.73dl/g、重量平均分子量Mw27,80
0、数平均分子量Mn12,600、分子量分布Mw/
Mn=2.2であり、また120℃で約12時間熱風乾
燥後は、MFR65g/10分、スウェル−21%であ
った。この未乾燥フレーク100重量部に、結合剤とし
て2官能エポキシ化合物であるエチレングリコール・ジ
グリシジルエーテル(共栄社化学のエポライト40E)
75重量%と3官能のトリメチロールプロパン・トリグ
リシジルエーテル(共栄社化学のエポライト100M
F)25重量%との混合物15重量部ー上記の乾燥フレ
ーク70重量%とイーストマン社PETG6763の3
0重量%との混合物100重量部とを280℃で押出ペ
レット化したマスターバッチ(結合剤MB)の乾燥ペレ
ット6.0重量部に、結合反応触媒としてステアリン酸
カルシウム50重量%とステアリン酸ナトリウム25重
量%とステアリン酸リチウム25重量%との混合物10
重量部ー上記の乾燥フレーク70重量%とイーストマン
社PET6763の30重量%との混合物100重量部
とを280℃で押出ペレット化したマスターバッチ(触
媒MB)の乾燥ペレット1.0重量部を加え、ヘンシエ
ルミキサーで5分間混合した。このフレーク混合物(a
1)を、(株)池貝の二軸押出装置PCM−70(口径
70mm、L/D=37、3ベント方式)を使用し、2
80℃の設定温度で回転数100rpmにて混練しなが
ら反応させ、ストランドを口径2mmのノズルから押出
して、水冷して回転カッターでペレット化した。真空度
は、−0.090ないし−0.098Mpaであった。
120℃で12時間熱風乾燥し、防湿袋に収納した。初
期のペレットを捨てて得られた高分子量・ペット系ポリ
エステル(A1)は、黄白色ペレットで、収量が約10
0Kgあり、MFRが20g/10分で、スウェルは、
約45%であった。A1は、原料の回収PETフレーク
(比較例1)に比べてもMFRが大幅に降下し、分子量
が大幅に上昇し、結合反応が進行したことを示した。上
記のブロック共重合体(A1)を、280℃の設定温度
のプレス成形機で厚さ約1mmと約3mmのシートに成
形した。引張試験より、破断強度630Kg/cm2、
伸び210%であった。アイゾット衝撃試験より、アイ
ゾット衝撃値は4.0Kg・cm/cm2で主原料の回
収PETフレーク(比較例1)に比べて、やや改善され
た。
【0040】[B成分:MFR9.8g/10分のポリ
エチレン(PE50部)ーペット系ポリエステル(PE
T100部)・ブロック共重合体の樹脂製造] (樹脂製造例2)A−PETシートの真空圧空工場のス
ケルトンカラのクリアフレークは、120℃で約12時
間熱風乾燥後のMFR74g/10分、スウェル−22
%であった。この未乾燥フレーク100重量部に、エチ
レン・メチルアクリレート・無水マレイン酸三元共重合
体(日本ポリオレフィン(株)のレックスパールET−
182、MFR8g/10分、融点98℃、重量平均分
子量Mw8.8万、数平均分子量Mn2.5万、Mw/
Mn=3.2)50重量部に、結合剤として2官能エポ
キシ化合物であるエチレングリコール・ジグリシジルエ
ーテル(共栄社化学のエポライト40E)75重量%と
3官能のトリメチロールプロパン・トリグリシジルエー
テル(共栄社化学のエポライト100MF)25重量%
との混合物15重量部ー上記の乾燥フレーク70重量%
とイーストマン社PETG6763の30重量%との混
合物100重量部とを280℃で押出ペレット化したマ
スターバッチ(結合剤MB)の乾燥ペレット9.0重量
部に、結合反応触媒としてステアリン酸カルシウム50
重量%とステアリン酸ナトリウム25重量%とステアリ
ン酸リチウム25重量%との混合物10重量部ー上記の
乾燥フレーク70重量%とイーストマン社PETG67
63の30重量%との混合物100重量部とを280℃
で押出ペレット化したマスターバッチ(触媒MB)の乾
燥ペレット8.0重量部を加え、ヘンシエルミキサーで
5分間混合した。このフレーク混合物(b1)を、
(株)池貝の二軸押出装置PCM−70(口径70m
m、L/D=37、3ベント方式)を使用し、280℃
の設定温度で回転数100rpmにて混練しながら反応
させ、ストランドを口径2mmのノズルから押出して、
水冷して回転カッターでペレット化した。真空度は、−
0.090ないし−0.097Mpaであった。120
℃で12時間熱風乾燥し、防湿袋に収納した。初期のペ
レットを捨てて得られた高分子量・ペット系ポリエステ
ル(B1)は、真珠調白色ペレットで、収量が約100
Kgあり、MFRが9.8g/10分で、スウェルは、
約75%であった。B1は、主原料の回収PETフレー
ク(比較例1)に副原料のエチレン・メチルアクリレー
ト・無水マレイン酸三元共重合体(比較例2)に比べ
て、MFRが大幅に降下して分子量が大幅に上昇し、結
合反応が進行したことを示した。上記のブロック共重合
体(B1)を、280℃の設定温度のプレス成形機で厚
さ約1mmと約3mmのシートに成形した。引張試験よ
り、破断強度280Kg/cm2、伸び150%であっ
た。アイゾット衝撃試験より、アイゾット衝撃値は12
Kg・cm/cm2で主原料の回収PETフレーク(比
較例1)に比べて、約7倍も改善された。
【0041】(比較例1)[主原料のPETボトルの回
収品] ウィズペットボトルリサイクル(株)のクリアフレー
ク、地方自治体から回収PETボトルを粉砕、選別、ア
ルカリ等洗浄、風乾した透明破砕物である。 それは、
固有粘度0.73dl/g、重量平均分子量Mw27,
800、数平均分子量Mn12,600、分子量分布M
w/Mn=2.2であり、また120℃で約12時間熱
風乾燥後は、MFR65g/10分、スウェル−21%
であった。製造例1と同一条件の加熱溶融操作を行って
得た淡黄色透明ペレットは、MFR67g/10分であ
り、操作前と殆ど変化しなかった。引張試験より、破断
強度620Kg/cm2、伸び400%であった。アイ
ゾット衝撃試験より、アイゾット衝撃値は2.0Kg・
cm/cm2と小さかった。
【0042】(比較例2)[副原料のPE共重合体] エチレン・メチルアクリレート・無水マレイン酸三元共
重合体(日本ポリオレフィン(株)のレックスパールE
T−182、MFR8g/10分、融点98℃、重量平
均分子量Mw8.8万、数平均分子量Mn2.5万、M
w/Mn=3.2)は、またMFR(280℃)96g
/10分、MI(190℃)8g/10分、重量平均分
子量Mw8.8万、数平均分子量Mn2.5万、Mw/
Mn=3.2および融点98℃である。製造例1と同一
条件の加熱溶融操作を行って、原料ペレット得た淡黄色
半透明ペレットは、MFR(280℃)109g/10
分と大きかった。引張試験より、破断強度150Kg/
cm2、伸び820%であった。アイゾット衝撃試験よ
り、アイゾット衝撃値は50Kgf/cm以上(破断
しない)と大きかった。
【0043】[ペット系ポリエステル(A1)より植生
マットを製造する場合] (実施例1)厚手シートの成形は、ペット系ポリエステ
ル(A1)100重量部およびステアリン酸カルシウム
0.3重量部を(株)池貝の単軸押出機GS−65(2
70℃設定)と水平横引き方式Tダイ(巾250mm、
リップ間隔4mm)と縦3段ポリッシングロールと裁断
機からなるのシート成形装置で実施した。シート巾23
5mmで、厚み1が2.0mmと1.0mmとを成形し
たが、2.0mmが好ましかった。スリット形状は、図
2に例示される様にシートの押出方向に一列毎に互い違
いに平行に入れられる様に、長さf 107mm、巾h
0.8mm、スリット間隔i 3mm、である。スリ
ット間隙g3mmであった。切断刃を有する打ち抜きプ
レス方式にて実施した。スリット両端末にクラックが入
らないように、厚手シートを予め約80〜100℃に加
熱した。厚手シートの延伸開孔方法は、シートを予め9
0〜110℃に加熱し、且つシート両端の各スリットに
フックを挿入して押出し方向に直角に延伸することによ
って実施した。加熱方法は、厚手シートの上面に棒状の
遠赤外線ヒーターを設置して実施できる。また、トンネ
ルに熱風を吹き込んでも実施した。製造されたペット系
ポリエステルの植生マットは、図3の平面図で孔径X、
Y=50mm、n=70mm、m=3mmであつた。土
壌菌工法で種子、肥料、土壌等を法面に吹付け固定させ
るのに適切であった。次いで、図4に示される様に本ペ
ット系ポリエステル製植生マットを波型加工する加熱圧
着試験を実施した。
【0044】[ペット系ポリエステル(A1、50部)
とポリエチレンーペット系ポリエステル・ブロック共重
合体(B1、50部)の組成物より植生マットを製造す
る場合] (実施例2)実施例1とほぼ同様な条件にて、ペット系
ポリエステル(A1)50重量部とポリエチレンーペッ
ト系ポリエステル・ブロック共重合体(B1)50重量
部とテアリン酸カルシウム0.3重量部の組成物より植
生マットを製造した。やや柔軟で耐衝撃性で強靱で白色
の植生マットを製造出来た。
【0045】
【発明の効果】本発明は、回収されたペット・ボトルを
主原料またはカルボン酸基を含有するポリエチレンとの
併用物を少量の結合剤微量の触媒下に結合反応させた高
分子量・高溶融張力化ペット系ポリエステルおよび耐衝
撃性と低温脆性を改良されたポリエチレンーペット系ポ
リエステル・ブロック共重合体を厚手シートに使用して
いることにある。即ち、本発明は、ペット系ポリエステ
ルの高強度とポリエチレンーペット系ポリエステル・ブ
ロック共重合体の耐衝撃性と低温脆性の改良によるた
め、従来のポリエチレンおよびポリプロピレン等の樹脂
に比較して強い引張り強度と剛性を有する植生マットを
提供できる。また、本発明は、高分子量・高溶融張力の
ペット系ポリエステルと耐衝撃性および低温脆性(耐寒
性)に優れたポリエチレンーペット系ポリエステル・ブ
ロック共重合体とを厚手シートに使用し、それらのシー
トをスリットして後に延伸開孔して植生マットとしてい
るので、従来の菱形金網に比較して、軽量のため搬送と
現場施工が容易で、波形構造のため傾斜地での土留め性
に優れ、耐食性が良く、安価である等の利点を持つ植生
マットを提供できる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペット系ポリエステル(ブロック共重
合体樹脂を含む)の植生マットを製造するためのフロー
シートの例を示す。
【図2】本発明のペット系ポリエステルの厚手シートに
スリットを入れた例を示す。
【図3】本発明のペット系ポリエステルの植生マットに
ついて平面図の例を示す。
【図4】本発明のペット系ポリエステルの植生マットを
加熱圧着法で波形成形した製品を傾斜面に設置した例を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CES C08J 5/00 CES 4J002 CFD CFD 4J031 C08L 67/02 C08L 67/02 101/00 101/00 E02D 17/20 102 E02D 17/20 102B // B29K 67:00 B29K 67:00 B29L 7:00 B29L 7:00 (71)出願人 501298993 高野 宏 秋田県秋田市外旭川八柳3丁目12番3号 (72)発明者 藤巻 隆 神奈川県横浜市港南区野庭町634番地4− 442 (72)発明者 佐々木 完 東京都杉並区荻窪5丁目21番地26−702 (72)発明者 保科 幸二 神奈川県横浜市青葉区荘田西3−14−3 Fターム(参考) 2B022 AB02 BA23 BB02 2D044 DA12 4F071 AA46 AA75 AG31 AH01 BA01 BB06 BB07 BC01 BC03 4F210 AA24 AG01 AG15 AH43 QC03 QG01 QG18 4F213 AA04F AA24 AA24F AG15 AH43 WA06 WA10 WA43 WA53 WA63 WB02 WF51 4J002 BP03X CF06W GA01 4J031 AA12 AA49 AB01 AC05 AD01 AE08 AE11 AF01 AF02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A成分:メルトフローレート(JIS
    法:280℃、荷重2.16Kg)が40g/10分以
    下のペット系ポリエステル100〜0重量部およびB成
    分:(a)メルトフローレート(JIS法:280℃、
    荷重2.16Kg)が40g/10分以上のペット系ポ
    リエステル95〜50重量部と(b)カルボン酸基を含
    有するポリエチレン共重合体5〜50重量部とから合成
    されるポリエチレンーペット系ポリエステル・ブロック
    共重合体0〜100重量部から構成されるペット系ポリ
    エステルを、厚手シートに成形し、押出し方向に一列毎
    に互い違いにスリットを入れて後に、加熱下に押出し方
    向に直角に延伸開孔して成るペット系ポリエステルの植
    生マットおよびその製造方法。
  2. 【請求項2】A成分が、未乾燥で回収された(a)メル
    トフローレート(MFR:280℃、荷重2.16K
    g)が40〜200g/10分のペット系ポリエステル
    100重量部、(c)結合剤として分子内に2個のエポ
    キシ基を含有する化合物100〜50重量%および分子
    内に2を越える個数のエポキシ基を含有する化合物0〜
    50重量%の混合物を前記(a)で希釈されたマスター
    バッチ2〜10重量部、(d)結合反応触媒としてステ
    アリン酸金属塩複合体0.05ないし1重量部または前
    記(a)で希釈されたマスターバッチ1〜10重量部か
    ら構成される混合物を、反応押出機で2.6×10
    a以下に脱気・脱水しつつ260〜300℃で加熱反応
    することによってメルトフローレートを40g/10分
    下に調製されたペット系ポリエステルを使用することを
    特徴とする請求項1に記載されるペット系ポリエステル
    の植生マットおよびその製造方法。
  3. 【請求項3】B成分が、未乾燥で回収された(a)メル
    トフローレート(JIS法:280℃、荷重2.16K
    g)が40〜200g/10分のペット系ポリエステル
    95〜50重量部、(b)分子内に1個以上のカルボン
    酸基を含有しメルトインデックス(JIS法:190
    ℃、荷重2.16Kg)が10g/10分以下のポリエ
    チレン共重合体5〜50重量部、(c)結合剤として分
    子内に2個のエポキシ基を含有する化合物100〜50
    重量%および2を越える個数のエポキシ基を含有する化
    合物100〜50重量%の混合物を前記の(a)で希釈
    されたマスターバッチ2〜10重量部、(d)結合反応
    触媒としてステアリン酸金属塩複合体0.05ないし1
    重量部または前記(a)で希釈されたマスターバッチ1
    〜10重量部から構成される混合物を、反応押出機で
    2.6×10 Pa以下に脱気・脱水しつつ260〜
    300℃で加熱反応することによってメルトフローレー
    トを40g/10分下に調製されたペット系ポリエステ
    ルを使用することを特徴とする請求項1〜2のいずれか
    1項に記載されるペット系ポリエステルの植生マットお
    よびその製造方法。
  4. 【請求項4】厚手シートが、厚み0.5〜3mmである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載さ
    れるペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造
    方法。
  5. 【請求項5】厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違
    いに入れられるスリットが、長さ70〜150mm×巾
    0.1〜3mm、スリット間隔3〜10mmであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載される
    ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方
    法。
  6. 【請求項6】厚手シートを押出し方向に一列毎に互い違
    いに入れられるスリットを入れて後に、延伸開孔するに
    際し、シートを80〜120℃に加熱し且つシート両端
    の各スリットにフックを挿入して押出し方向に直角に延
    伸することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載されるペット系ポリエステルの植生マットおよびそ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違
    いに入れられるスリットが、シートが成形されて後に、
    機械研削方式にて形成されることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載されるペット系ポリエステル
    の植生マットおよびその製造方法。
  8. 【請求項8】厚手シートの押出し方向に一列毎に互い違
    いに入れられるスリットが、シート成形時に回転ロール
    の圧着転写により形成されることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載されるペット系ポリエステル
    の植生マットおよびその連続的製造方法。
  9. 【請求項9】上記の請求項1〜8のいずれか1項で製造
    されるペット系ポリエステルの植生マットを加熱圧着に
    より波型加工することを特徴とするペット系ポリエステ
    ルの植生マットおよび製造方法。
JP2001228685A 2001-06-25 2001-06-25 ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法 Pending JP2003001719A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228685A JP2003001719A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228685A JP2003001719A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003001719A true JP2003001719A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19061155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001228685A Pending JP2003001719A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003001719A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2872529A1 (fr) * 2004-07-02 2006-01-06 Afitex Sa Equipement a poches de retenue de terre et procede de fabrication d'un tel equipement
WO2013088728A1 (ja) * 2011-12-16 2013-06-20 中本パックス株式会社 耐熱食品容器及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2872529A1 (fr) * 2004-07-02 2006-01-06 Afitex Sa Equipement a poches de retenue de terre et procede de fabrication d'un tel equipement
WO2013088728A1 (ja) * 2011-12-16 2013-06-20 中本パックス株式会社 耐熱食品容器及びその製造方法
JP5675982B2 (ja) * 2011-12-16 2015-02-25 中本パックス株式会社 耐熱食品容器及びその製造方法
US9828163B2 (en) 2011-12-16 2017-11-28 Nakamoto Packs Co., Ltd. Heat-resistant food container and its manufacturing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5360517B2 (ja) ポリエステル樹脂およびその成形体のマスターバッチ式製造方法
US8258239B2 (en) Production method of polyethylene terephthalate graft copolymerized resin and molded product thereof
JP3947641B2 (ja) ポリエステル樹脂発泡成形体の製造方法
JPWO2001094443A1 (ja) ポリエステル樹脂およびその成形体のマスターバッチ式製造方法
JP4491553B2 (ja) ポリエチレンテレフタレート系ブロック共重合ポリエステル製溶断シール性・熱収縮性包装用フィルムの製造方法
JPWO1998044019A1 (ja) ポリエステル樹脂および成形品の製造方法
CN1386795A (zh) 共聚的聚酯树脂的组合物和拉伸膜
CN102816320A (zh) 光学薄膜用聚酯切片的制备方法
JP2009167388A (ja) ポリエチレンテレフタレート・非結晶性ポリエステル共重合樹脂およびその熱収縮性ラベルの製造方法
JP3938453B2 (ja) ポリエステルーポリオレフィン・ブロック共重合体およびその製造方法
US7993569B2 (en) Method of manufacturing heat-resistant mould articles made of polyethylene terephthalate polyesters
KR20140054334A (ko) 무 이소시아네이트 고분자 및 이의 제조 방법
JP4538578B2 (ja) ポリエチレンテレフタレート系ポリエステルの熱融着性フィルムおよびその製造方法
CN113817147B (zh) 一种可降解发泡共聚酯及其制备方法
JP2007517124A (ja) ポリエステル成形用組成物及びその製造方法
JP2004161967A (ja) ポリエチレンテレフタレート系ポリエステルの耐熱性シートおよび成形体の製造方法
JP5623479B2 (ja) 樹脂組成物及びこれを用いたフィルム、積層体
JP2003001719A (ja) ペット系ポリエステルの植生マットおよびその製造方法
US6214269B1 (en) Band-shaped article and production process therefore
JP3982582B2 (ja) ポリエチレンテレフタレートーポリエステルエラストマー・ブロック共重合樹脂およびその成形体の製造方法
JP2008031482A (ja) ポリエチレンテレフタレート系グラフト共重合樹脂の製造方法
JP2003171539A (ja) ポリオレフィンーポリエステル・ブロック共重合体組成物およびその成形体の製造方法
JP3317368B2 (ja) 熱可塑性ポリエステル組成物、その製造方法およびその成形品
JP2003251673A (ja) ポリエチレンテレフタレート系ポリエステルの耐熱性シートおよび成形体の製造方法
CN104479318B (zh) 一种生物降解脂肪族-芳香族共聚酯组合物及其应用