JP2003000293A - 4−シアノアセト酢酸エステル化合物の還元方法 - Google Patents
4−シアノアセト酢酸エステル化合物の還元方法Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】4−シアノアセト酢酸エステル化合物の3位の
カルボニル基を還元する方法を提供すること。 【解決手段】一般式(1) (式中、RはC1−C8アルキル基を表す。)で示され
る4−シアノアセト酢酸エステル化合物にa)または
b)を作用させることにより一般式(1)で示される4
−シアノアセト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル
基を還元することができる。a)特定なアミノ酸配列を
有する酵素。b)特定なアミノ酸配列において1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつ、一般式(1)で示される4−
シアノアセト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基
を還元する酵素活性を有する酵素。
カルボニル基を還元する方法を提供すること。 【解決手段】一般式(1) (式中、RはC1−C8アルキル基を表す。)で示され
る4−シアノアセト酢酸エステル化合物にa)または
b)を作用させることにより一般式(1)で示される4
−シアノアセト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル
基を還元することができる。a)特定なアミノ酸配列を
有する酵素。b)特定なアミノ酸配列において1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつ、一般式(1)で示される4−
シアノアセト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基
を還元する酵素活性を有する酵素。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は4−シアノアセト酢
酸エステル化合物の還元方法、詳しくは4−シアノアセ
ト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基の還元方法
に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】4−
シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エステル化合物は医農
薬中間体として有用であり(例えば特表平5−3311
28号公報)、該化合物を製造するために4−シアノア
セト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還元す
る反応の開発が望まれている。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、4−シア
ノアセト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還
元する方法を鋭意検討した結果、後記一般式(1)で示
される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に配列番号
1で示されるアミノ酸配列を有する酵素又は配列番号1
において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、一般式
(1)で示されるで示される4−シアノアセト酢酸エス
テル化合物の3位のカルボニル基を還元する酵素活性を
有する酵素を作用させることにより目的を達することを
見出し、本発明を完成した。 【0004】即ち、本発明は以下の発明を提供する。 一般式(1) 【化2】 (式中、RはC1−C8アルキル基を表す。) で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に下記
a)またはb)を作用させることを特徴とする一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
の3位のカルボニル基の還元方法(以下、本発明方法と
記す。)。 a)配列番号1で示されるアミノ酸配列を有する酵素。 b)配列番号1において1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つ、一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エス
テル化合物の3位のカルボニル基を還元する酵素活性を
有する酵素。(以下、a)およびb)をあわせて本酵素
と総称する。) 【0005】 【発明の実施の形態】本発明方法に用いられる一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
においてRで示されるC1−C8アルキル基としては、
例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基が
挙げられる。 【0006】本発明方法に用いられる配列番号1で示さ
れるアミノ酸配列を有する酵素をコードする遺伝子配列
は配列番号2で示される(Appl. Microbiol. Biotechno
l (1999)52,386-392)。該酵素のアミノ酸配列をコード
する塩基配列を有する遺伝子は、天然に存在する遺伝子
であっても、天然に存在する遺伝子を変異処理(部分変
異導入法、突然変異処理等)を行ったものであってもよ
い。 【0007】本酵素は、例えば配列番号2で示される遺
伝子を含有し、該遺伝子が発現することによって配列番
号1で示されるアミノ酸配列を有する酵素を産生する微
生物を培養することにより製造することができる。配列
番号2で示される遺伝子を含有し、該遺伝子が発現する
ことによって配列番号1で示されるアミノ酸配列を有す
る酵素を産生する微生物は、天然に存在する微生物で
も、配列番号2で示される塩基配列を有する遺伝子を導
入した形質転換微生物であっても良い。 【0008】ここで、配列番号2で示される塩基配列を
有する遺伝子を導入した形質転換微生物の作成法につい
て説明する。配列番号2で示される塩基配列を有する遺
伝子を導入する宿主細胞としては、例えば、Escherichi
a、Bacillus、Corynebacterium、Staphylococcus、Stre
ptomyces、Saccharomyces、Kluyveromyces及びAspergil
lus属に属する微生物があげられる。該遺伝子を宿主細
胞へ導入する方法は、宿主となる細胞に応じて通常用い
られる方法であれば特に限定されるものではなく、例え
ば、「Molecular Cloning: ALaboratory Manual 2nd ed
ition」(1989), Cold Spring Harbor LaboratoryPres
s、「Current Protocols in Molecular Biology」(198
7), John Wiley & Sons, Inc. ISBNO-471-50338-X等に
記載される塩化カルシウム法や、「Methods inElectrop
oration:Gene Pulser /E.coli Pulser System」 Bio-Ra
d Laboratories, (1993)等に記載されるエレクトロポレ
ーション法が挙げられる。 【0009】該遺伝子が導入された形質転換微生物は、
遺伝子を宿主細胞に導入する際に用いられるベクターに
含まれる選択マーカー遺伝子の表現型等を指標にして選
抜することができる。形質転換微生物が該遺伝子を保有
していることは、該形質転換微生物からベクターDNA
を調製した後、調製されたDNAについて、例えば「モ
レキュラー・クローニング」(J.Sambrookら、コールド
・スプリング・ハーバー、1989年)等に記載される通常
の方法(制限酵素部位の確認、塩基配列の解析、サザン
ハイブリダイゼーション等)を行うことにより確認する
ことができる。 【0010】次に、本発明製造法に用いられる本酵素を
製造するために配列番号2で示される遺伝子を含有し、
該遺伝子が発現することによって配列番号1で示される
アミノ酸配列を有する酵素を産生する微生物を培養する
方法について説明する。 【0011】該微生物を培養する為の培地としては、微
生物の培養に通常使用される炭素源や窒素源、有機塩や
無機塩等を適宜含む各種の培地を用いることができる。 【0012】炭素源としては、例えばグルコース、デキ
ストリン、シュークロース等の糖類、グリセロール等の
糖アルコール、フマル酸、クエン酸、ピルビン酸等の有
機酸、動植物油、糖蜜が挙げられる。これら炭素源の培
地への添加量は、培地全量に対し通常、0.1〜20%
(w/v)程度とするとよい。 【0013】窒素源としては、肉エキス、ペプトン、酵
母エキス、麦芽エキス、大豆粉、コーン・スティープ・
リカー(Corn Steep Liquor )、綿実粉、乾燥酵母、カ
ザミノ酸等の天然有機窒素源やアミノ酸類、硝酸ナトリ
ウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩や硝酸塩、フマ
ル酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム等の有機酸の
アンモニウム塩、尿素などの有機または無機窒素源等が
挙げられる。これらのうち有機酸のアンモニウム塩、天
然有機窒素源、アミノ酸類等は、多くの場合、炭素源と
しても使用することができる。窒素源の添加量は培地全
量に対し通常、0.1〜30%(w/v)程度とすると
よい。 【0014】有機塩や無機塩としては、カリウム、ナト
リウム、マグネシウム、鉄、マンガン、コバルト、亜鉛
等の塩化物、硫酸塩、酢酸塩、炭酸塩類およびリン酸塩
類を挙げることができ、具体的には、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マ
ンガン、塩化コバルト、硫酸亜鉛、硫酸銅、酢酸ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸水素一
カリウム、リン酸水素二カリウム等を挙げることができ
る。有機塩や無機塩の添加量は培地全量に対し通常、
0.0001〜5%(w/v)程度とするとよい。 【0015】さらに、tacプロモーター、trcプロモータ
ー、lacプロモーター等のアロラクトースで誘導される
タイプのプロモーターと本酵素をコードする遺伝子とが
機能可能な形で接続されてなる遺伝子が導入された宿主
細胞の場合には、該酵素の生産を誘導するための誘導剤
として、例えばisopropyl thio-β-D-galactoside(IPT
G)を培地中に少量加えてもよい。 【0016】培養は、微生物の培養に通常使用される方
法に準じて行うことができ、例えば試験管振盪式培養、
往復式振盪培養、ジャーファーメンター(Jar Fermente
r)培養、タンク培養等の液体培養、固体培養等の方法が
可能である。ジャーファーメンターを用いる場合には、
ジャーファーメンター内に無菌空気を導入する必要があ
り、通常、培養液容量の約0.1〜約2倍/分の通気条
件を用いる。培養温度は、35〜42℃の範囲が好まし
く、培地のpHとしては、約6〜約8の範囲が好まし
い。 培養時間は、培養条件によって異なるが、通常約
1日間〜約5日間が望ましい。 【0017】本発明製造法には、例えばこのようにして
得られた本酵素を含有する菌体、菌体処理物、または本
酵素の精製物を用いることができる。 【0018】ここで菌体処理物としては、例えば、凍結
乾燥菌体、有機溶媒処理菌体、乾燥菌体、菌体摩砕物、
菌体の自己消化物、菌体の超音波処理物、菌体抽出物、
菌体のアルカリ処理物を挙げることができ、さらにこれ
ら通常用いられる方法で固定化したものがあげられる。 【0019】本酵素の精製物は例えば本酵素を有する微
生物の培養物から本酵素を精製することにより製造する
ことができきる。本酵素を有する微生物の培養物から本
酵素を精製する方法としては、通常のタンパク質の精製
において使用される方法を適用することができ、例えば
次のような方法を挙げることができる。まず、微生物の
培養物から遠心分離等により菌体を集めた後、これを超
音波処理、ダイノミル処理、フレンチプレス処理等の物
理的破砕方法、または界面活性剤もしくはリゾチーム等
の菌体溶菌酵素を用いる化学的破砕方法等によって破砕
する。得られた破砕液から遠心分離、メンブレンフィル
ターろ過等により不溶物を除去して無細胞抽出液を調製
し、これを陽イオン交換クロマトグラフィー、陰イオン
交換クロマトグラフィー、疎水クロマトグラフィー、ゲ
ルクロマトグラフィー等の分離精製方法を適宜用いて分
画することによって本還元酵素を精製することができ
る。クロマトグラフィーに使用する担体としては、例え
ば、カルボキシメチル(CM)基、DEAE基、フェニ
ル基もしくはブチル基等を導入したセルロース、デキス
トランまたはアガロース等の樹脂担体が挙げられる。市
販の担体充填済みカラムを用いることもでき、例えば、
Q-Sepharose FF、Phenyl-Sepharose HP(商品名、いず
れもアマシャム ファルマシア バイオテク社製)、T
SK−gel G3000SW(商品名、東ソー社製)
等が挙げられる。 【0020】続いて、本発明方法について説明する。本
発明方法の一般式(1)で示される4−シアノアセト酢
酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還元する反応
は一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステ
ル化合物に本酵素を作用させることによって達成され
る。該反応は通常、水の存在下で行われ、水は緩衝液の
形態であってもよく、この場合に用いられる緩衝剤とし
ては、例えばリン酸ナトリウム、リン酸カリウム等のリ
ン酸アルカリ金属塩、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等
の酢酸のアルカリ金属塩が挙げられる。この場合のpH
は反応が進行する範囲内で適宜変化させることができ
る。 【0021】緩衝液を溶媒として用いる場合、その量は
一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル
化合物1重量部に対して、通常100重量部以下であ
る。 【0022】反応温度は、本酵素の安定性、反応速度の
点から0〜70℃であり、好ましくは10〜40℃であ
る。 【0023】該反応は、水の他に有機溶媒の共存下に行
うこともできる。この場合の有機溶媒としては、例え
ば、テトラヒドロフラン、t−ブチルメチルエーテル、
イソプロピルエーテルなどのエーテル類、トルエン、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、デ
カンなどの炭化水素類、t−ブタノール、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどの
アルコール類、ジメチルスルホキサイドなどのスルホキ
サイド類、アセトンなどのケトン類、アセトニトリルな
どのニトリル類およびこれらの混合物が挙げられる。反
応に使用する有機溶媒の量は、一般式(1)で示される
4−シアノアセト酢酸エステル化合物1重量部に対して
通常は100重量部以下であり、好ましくは50重量部
以下である。 【0024】該反応はさらに、補酵素(例えばNAD
H、NADPH)を加えて行うこともできる。反応に用
いられる補酵素の量は一般式(1)で示される4−シア
ノアセト酢酸エステル化合物に対して通常0.5重量倍
以下、好ましくは0.1重量倍以下である。反応に補酵
素を加える場合、補酵素の効率を高めるために、さらに
以下のものを加えることが好ましい。 1)ギ酸、グルコース、イソプロパノ−ル、2−ブタノ
ール、2−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプ
タノール、2−オクタノール等の化合物 この場合に用いられるこれらの化合物の量は一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
に対して100重量倍以下、好ましくは10重量倍以下
である。 2)ギ酸脱水素酵素、グルコース脱水素酵素等の脱水素
酵素 この場合に用いられる脱水素酵素の量は、一般式(1)
で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に対し
て0.1重量倍以下、好ましくは0.05重量倍以下で
ある。 【0025】該反応は、例えば、水、一般式(1)で示
される4−ブロモアセト酢酸エステル化合物、本酵素、
必要に応じて補酵素、有機溶媒を混合し、攪拌、振盪す
ることにより行うことができる。 【0026】反応の終点は例えば反応液中の原料化合物
の存在量を液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラ
フィー等により追跡することにより決定することができ
る。反応時間の範囲は、通常5分間〜4日間の範囲であ
る。 【0027】反応終了後は、必要に応じて反応液をヘキ
サン、ヘプタン、tert−ブチルメチルエーテル、酢
酸エチル、トルエン等の有機溶媒で抽出し、有機層を乾
燥した後、濃縮することにより還元生成物を単離するこ
とができる。還元生成物は、必要によりカラムクロマト
グラフィー等により精製することができる。 【0028】本発明方法に用いる4−シアノアセト酢酸
エステル化合物は、例えば4−ブロモアセト酢酸エステ
ル化合物とシアン化カリウムをメタノール中で反応させ
ることにより製造することができる。 【0029】本発明製造法には、a)配列番号1で示さ
れるアミノ酸配列を有する酵素の代わりに、b)配列番
号1において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若
しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
を一般式(2)で示される光学活性4−シアノ−3−ヒ
ドロキシブタン酸エステル化合物に還元する酵素活性を
有する酵素を用いることもできる。この場合は、例え
ば、配列番号2で示されるDNAに、例えばDNAに点
変異等を生じさせるための周知技術である、部位特定変
異誘導法;DNAを選択的に開裂し、次いで選択された
ヌクレオチドを除去又は付加し、DNAを連結する方
法;又はオリゴヌクレオチド変異誘導体法を施すことに
より作成できる、配列番号1において1若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
からなり、かつ、一般式(1)で示される4−シアノア
セト酢酸エステル化合物を一般式(2)で示される光学
活性4−シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エステル化合
物に還元する酵素活性を有する酵素をコードする遺伝子
を作成し、前記と同様に形質転換体の作成、培養、反応
等を行い本発明製造法を行うことができる。 【0030】 【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。 【0031】実施例 フラスコに液体培地(水1000mlにトリプトン10
g、酵母エキス5g及び塩化ナトリウム5gを溶解し、
1N水酸化ナトリウム水溶液を滴下することにより、p
H7.0としたもの。)900mlを入れて滅菌した
後、アンピシリンを100μg/ml、isopropyl thio
-β-D-galactoside(IPTG)を0.4mMになるように
加え、ここに配列番号2で示されるDNAを含有するプ
ラスミドpUAR(受託番号:FERM P−1812
7)でE. coli JM109株を常法により形質転換した形質
転換体E. coli JM109/pUAR株を前記組成の液体培地で培
養した培養液1mlを接種し、37℃で14時間振盪培
養した。この培養液を遠心分離(15000×g、15
分、4℃)して得られた菌体を50mMリン酸1カリウ
ム−リン酸2カリウムバッファー(pH7.0)30m
lに懸濁し、この懸濁液を遠心分離(15000×g、
15分、4℃)して洗浄菌体を得た。4−シアノアセト
酢酸エチル21mg、50mMリン酸1カリウム−リン
酸2カリウムバッファー(pH7.0、NAD+ 1m
Mを溶解)1mlを混合し、ここに2−プロパノール7
5μl、デカン1.5mlを加えた。ここに上記洗浄菌
体200mgをリン酸1カリウム−リン酸2カリウムバ
ッファー(pH7.0)0.5mlに懸濁したものを注
加して、室温で24時間攪拌した。その後、反応液に酢
酸エチル3mlを加え、激しく攪拌した。この液を遠心
分離(3500rpm、10分)し、得られた有機層を
ガスクロマトグラフィー分析に付した。4−シアノ−3
−ヒドロキシブタン酸エチルの標品と保持時間が一致す
ること、およびマススペクトルのデータより、4−シア
ノアセト酢酸エチルの3位のカルボニル基が還元された
化合物である4−シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エチ
ルの生成を確認した。 MS:(m/z) 157(M+)、130、117、
112 【0032】ガスクロマトグラフィー分析条件 カラム:DB−1(J&Wサイエンス社製)0.53m
mφ×30m、膜厚1.5μm 注入口温度:120℃ カラム室温度:50℃→(4℃/分)→170℃ FID検出器温度:300℃ キャリアガス:ヘリウム 流速:10ml/分 4−シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エチルの保持時間
14分 【0033】 【発明の効果】本発明の還元方法により4−シアノアセ
ト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還元する
ことができる。 【0034】 【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Sumitomo Chemical Co., Ltd. <120> Reduction method of 4-cyanoacetoacetic acid ester <130> P153363 <150> JP 2000-372705 <151> 2000-12-07 <160> 2 <210> 1 <211> 385 <212> PRT <213> Corynebacterium sp. <400> 1 Met Lys Ala Ile Gln Tyr Thr Arg Ile Gly Ala Glu Pro Glu Leu Thr 1 5 10 15 Glu Ile Pro Lys Pro Glu Pro Gly Pro Gly Glu Val Leu Leu Glu Val 20 25 30 Thr Ala Ala Gly Val Cys His Ser Asp Asp Phe Ile Met Ser Leu Pro 35 40 45 Glu Glu Gln Tyr Thr Tyr Gly Leu Pro Leu Thr Leu Gly His Glu Gly 50 55 60 Ala Gly Lys Val Ala Ala Val Gly Glu Gly Val Glu Gly Leu Asp Ile 65 70 75 80 Gly Thr Asn Val Val Val Tyr Gly Pro Trp Gly Cys Gly Asn Cys Trp 85 90 95 His Cys Ser Gln Gly Leu Glu Asn Tyr Cys Ser Arg Ala Gln Glu Leu 100 105 110 Gly Ile Asn Pro Pro Gly Leu Gly Ala Pro Gly Ala Leu Ala Glu Phe 115 120 125 Met Ile Val Asp Ser Pro Arg His Leu Val Pro Ile Gly Asp Leu Asp 130 135 140 Pro Val Lys Thr Val Pro Leu Thr Asp Ala Gly Leu Thr Pro Tyr His 145 150 155 160 Ala Ile Lys Arg Ser Leu Pro Lys Leu Arg Gly Gly Ser Tyr Ala Val 165 170 175 Val Ile Gly Thr Gly Gly Leu Gly His Val Ala Ile Gln Leu Leu Arg 180 185 190 His Leu Ser Ala Ala Thr Val Ile Ala Leu Asp Val Ser Ala Asp Lys 195 200 205 Leu Glu Leu Ala Thr Lys Val Gly Ala His Glu Val Val Leu Ser Asp 210 215 220 Lys Asp Ala Ala Glu Asn Val Arg Lys Ile Thr Gly Ser Gln Gly Ala 225 230 235 240 Ala Leu Val Leu Asp Phe Val Gly Tyr Gln Pro Thr Ile Asp Thr Ala 245 250 255 Met Ala Val Ala Gly Val Gly Ser Asp Val Thr Ile Val Gly Ile Gly 260 265 270 Asp Gly Gln Ala His Ala Lys Val Gly Phe Phe Gln Ser Pro Tyr Glu 275 280 285 Ala Ser Val Thr Val Pro Tyr Trp Gly Ala Arg Asn Glu Leu Ile Glu 290 295 300 Leu Ile Asp Leu Ala His Ala Gly Ile Phe Asp Ile Gly Gly Gly Asp 305 310 315 320 Leu Gln Ser Arg Gln Arg Cys Arg Ser Val Ser Thr Thr Gly Cys Arg 325 330 335 Asn Ala Gln Arg Pro Cys Gly Cys Gly Pro Trp Ser Val Val Pro Thr 340 345 350 Ala Val Glu Arg Gln Arg Lys Asn Thr Asp Ala Arg Pro Asn Ser Ile 355 360 365 Arg Pro Gly Ile Ser Val Arg Asn Ser Val Cys Ala Ser Cys Thr Pro 370 375 380 Arg 385 <210> 2 <211> 1158 <212> DNA <213> Corynebacterium sp. <220> <221> CDS <222> (1)..(1158) <400> 2 atg aag gcg atc cag tac acg cga atc ggc gcg gaa ccc gaa ctc acg 48 Met Lys Ala Ile Gln Tyr Thr Arg Ile Gly Ala Glu Pro Glu Leu Thr 1 5 10 15 gag att ccc aaa ccc gag ccc ggt cca ggt gaa gtg ctc ctg gaa gtc 96 Glu Ile Pro Lys Pro Glu Pro Gly Pro Gly Glu Val Leu Leu Glu Val 20 25 30 acc gct gct ggc gtc tgc cac tcg gac gac ttc atc atg agc ctg ccc 144 Thr Ala Ala Gly Val Cys His Ser Asp Asp Phe Ile Met Ser Leu Pro 35 40 45 gaa gag cag tac acc tac ggc ctt ccg ctc acg ctc ggc cac gaa ggc 192 Glu Glu Gln Tyr Thr Tyr Gly Leu Pro Leu Thr Leu Gly His Glu Gly 50 55 60 gca ggc aag gtc gcc gcc gtc ggc gag ggt gtc gaa ggt ctc gac atc 240 Ala Gly Lys Val Ala Ala Val Gly Glu Gly Val Glu Gly Leu Asp Ile 65 70 75 80 gga acc aat gtc gtc gtc tac ggg cct tgg ggt tgc ggc aac tgt tgg 288 Gly Thr Asn Val Val Val Tyr Gly Pro Trp Gly Cys Gly Asn Cys Trp 85 90 95 cac tgc tca caa gga ctc gag aac tat tgc tct cgc gcc caa gaa ctc 336 His Cys Ser Gln Gly Leu Glu Asn Tyr Cys Ser Arg Ala Gln Glu Leu 100 105 110 gga atc aat cct ccc ggt ctc ggt gca ccc ggc gcg ttg gcc gag ttc 384 Gly Ile Asn Pro Pro Gly Leu Gly Ala Pro Gly Ala Leu Ala Glu Phe 115 120 125 atg atc gtc gat tct cct cgc cac ctt gtc ccg atc ggt gac ctc gac 432 Met Ile Val Asp Ser Pro Arg His Leu Val Pro Ile Gly Asp Leu Asp 130 135 140 ccg gtc aag acg gtg ccg ctg acc gac gcc ggt ctg acg ccg tat cac 480 Pro Val Lys Thr Val Pro Leu Thr Asp Ala Gly Leu Thr Pro Tyr His 145 150 155 160 gcg atc aag cgt tct ctg ccg aaa ctt cgc gga ggc tcg tac gcg gtt 528 Ala Ile Lys Arg Ser Leu Pro Lys Leu Arg Gly Gly Ser Tyr Ala Val 165 170 175 gtc att ggt acc ggc ggt ctc ggc cac gtc gct att cag ctc ctc cgc 576 Val Ile Gly Thr Gly Gly Leu Gly His Val Ala Ile Gln Leu Leu Arg 180 185 190 cac ctc tcg gcg gca acg gtc atc gct ttg gac gtg agc gcg gac aag 624 His Leu Ser Ala Ala Thr Val Ile Ala Leu Asp Val Ser Ala Asp Lys 195 200 205 ctc gaa ctg gca acc aag gta ggc gct cac gaa gtg gtt ctg tcc gac 672 Leu Glu Leu Ala Thr Lys Val Gly Ala His Glu Val Val Leu Ser Asp 210 215 220 aag gac gcg gcc gag aac gtc cgc aag atc act gga agt caa ggc gcc 720 Lys Asp Ala Ala Glu Asn Val Arg Lys Ile Thr Gly Ser Gln Gly Ala 225 230 235 240 gca ttg gtt ctc gac ttc gtc ggc tac cag ccc acc atc gac acc gcg 768 Ala Leu Val Leu Asp Phe Val Gly Tyr Gln Pro Thr Ile Asp Thr Ala 245 250 255 atg gct gtc gcc ggc gtc gga tca gac gtc acg atc gtc ggg atc ggg 816 Met Ala Val Ala Gly Val Gly Ser Asp Val Thr Ile Val Gly Ile Gly 260 265 270 gac ggc cag gcc cac gcc aaa gtc ggg ttc ttc caa agt cct tac gag 864 Asp Gly Gln Ala His Ala Lys Val Gly Phe Phe Gln Ser Pro Tyr Glu 275 280 285 gct tcg gtg aca gtt ccg tat tgg ggt gcc cgc aac gag ttg atc gaa 912 Ala Ser Val Thr Val Pro Tyr Trp Gly Ala Arg Asn Glu Leu Ile Glu 290 295 300 ttg atc gac ctc gcc cac gcc ggc atc ttc gac atc ggc ggt gga gac 960 Leu Ile Asp Leu Ala His Ala Gly Ile Phe Asp Ile Gly Gly Gly Asp 305 310 315 320 ctt cag tct cga caa cgg tgc cga agc gta tcg acg act ggc tgc cgg 1008 Leu Gln Ser Arg Gln Arg Cys Arg Ser Val Ser Thr Thr Gly Cys Arg 325 330 335 aac gct cag cgg ccg tgc ggt tgt ggt ccc tgg tct gta gta ccg aca 1056 Asn Ala Gln Arg Pro Cys Gly Cys Gly Pro Trp Ser Val Val Pro Thr 340 345 350 gcg gta gaa cga cag cgg aaa aac act gat gcc cgg ccg aat tcg att 1104 Ala Val Glu Arg Gln Arg Lys Asn Thr Asp Ala Arg Pro Asn Ser Ile 355 360 365 cgg ccg ggc atc agt gtc aga aat tcg gtg tgc gct agc tgc acg cct 1152 Arg Pro Gly Ile Ser Val Arg Asn Ser Val Cys Ala Ser Cys Thr Pro 370 375 380 cga tga 1158 Arg 385
酸エステル化合物の還元方法、詳しくは4−シアノアセ
ト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基の還元方法
に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】4−
シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エステル化合物は医農
薬中間体として有用であり(例えば特表平5−3311
28号公報)、該化合物を製造するために4−シアノア
セト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還元す
る反応の開発が望まれている。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、4−シア
ノアセト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還
元する方法を鋭意検討した結果、後記一般式(1)で示
される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に配列番号
1で示されるアミノ酸配列を有する酵素又は配列番号1
において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、一般式
(1)で示されるで示される4−シアノアセト酢酸エス
テル化合物の3位のカルボニル基を還元する酵素活性を
有する酵素を作用させることにより目的を達することを
見出し、本発明を完成した。 【0004】即ち、本発明は以下の発明を提供する。 一般式(1) 【化2】 (式中、RはC1−C8アルキル基を表す。) で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に下記
a)またはb)を作用させることを特徴とする一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
の3位のカルボニル基の還元方法(以下、本発明方法と
記す。)。 a)配列番号1で示されるアミノ酸配列を有する酵素。 b)配列番号1において1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つ、一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エス
テル化合物の3位のカルボニル基を還元する酵素活性を
有する酵素。(以下、a)およびb)をあわせて本酵素
と総称する。) 【0005】 【発明の実施の形態】本発明方法に用いられる一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
においてRで示されるC1−C8アルキル基としては、
例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基が
挙げられる。 【0006】本発明方法に用いられる配列番号1で示さ
れるアミノ酸配列を有する酵素をコードする遺伝子配列
は配列番号2で示される(Appl. Microbiol. Biotechno
l (1999)52,386-392)。該酵素のアミノ酸配列をコード
する塩基配列を有する遺伝子は、天然に存在する遺伝子
であっても、天然に存在する遺伝子を変異処理(部分変
異導入法、突然変異処理等)を行ったものであってもよ
い。 【0007】本酵素は、例えば配列番号2で示される遺
伝子を含有し、該遺伝子が発現することによって配列番
号1で示されるアミノ酸配列を有する酵素を産生する微
生物を培養することにより製造することができる。配列
番号2で示される遺伝子を含有し、該遺伝子が発現する
ことによって配列番号1で示されるアミノ酸配列を有す
る酵素を産生する微生物は、天然に存在する微生物で
も、配列番号2で示される塩基配列を有する遺伝子を導
入した形質転換微生物であっても良い。 【0008】ここで、配列番号2で示される塩基配列を
有する遺伝子を導入した形質転換微生物の作成法につい
て説明する。配列番号2で示される塩基配列を有する遺
伝子を導入する宿主細胞としては、例えば、Escherichi
a、Bacillus、Corynebacterium、Staphylococcus、Stre
ptomyces、Saccharomyces、Kluyveromyces及びAspergil
lus属に属する微生物があげられる。該遺伝子を宿主細
胞へ導入する方法は、宿主となる細胞に応じて通常用い
られる方法であれば特に限定されるものではなく、例え
ば、「Molecular Cloning: ALaboratory Manual 2nd ed
ition」(1989), Cold Spring Harbor LaboratoryPres
s、「Current Protocols in Molecular Biology」(198
7), John Wiley & Sons, Inc. ISBNO-471-50338-X等に
記載される塩化カルシウム法や、「Methods inElectrop
oration:Gene Pulser /E.coli Pulser System」 Bio-Ra
d Laboratories, (1993)等に記載されるエレクトロポレ
ーション法が挙げられる。 【0009】該遺伝子が導入された形質転換微生物は、
遺伝子を宿主細胞に導入する際に用いられるベクターに
含まれる選択マーカー遺伝子の表現型等を指標にして選
抜することができる。形質転換微生物が該遺伝子を保有
していることは、該形質転換微生物からベクターDNA
を調製した後、調製されたDNAについて、例えば「モ
レキュラー・クローニング」(J.Sambrookら、コールド
・スプリング・ハーバー、1989年)等に記載される通常
の方法(制限酵素部位の確認、塩基配列の解析、サザン
ハイブリダイゼーション等)を行うことにより確認する
ことができる。 【0010】次に、本発明製造法に用いられる本酵素を
製造するために配列番号2で示される遺伝子を含有し、
該遺伝子が発現することによって配列番号1で示される
アミノ酸配列を有する酵素を産生する微生物を培養する
方法について説明する。 【0011】該微生物を培養する為の培地としては、微
生物の培養に通常使用される炭素源や窒素源、有機塩や
無機塩等を適宜含む各種の培地を用いることができる。 【0012】炭素源としては、例えばグルコース、デキ
ストリン、シュークロース等の糖類、グリセロール等の
糖アルコール、フマル酸、クエン酸、ピルビン酸等の有
機酸、動植物油、糖蜜が挙げられる。これら炭素源の培
地への添加量は、培地全量に対し通常、0.1〜20%
(w/v)程度とするとよい。 【0013】窒素源としては、肉エキス、ペプトン、酵
母エキス、麦芽エキス、大豆粉、コーン・スティープ・
リカー(Corn Steep Liquor )、綿実粉、乾燥酵母、カ
ザミノ酸等の天然有機窒素源やアミノ酸類、硝酸ナトリ
ウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム等の無機酸のアンモニウム塩や硝酸塩、フマ
ル酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム等の有機酸の
アンモニウム塩、尿素などの有機または無機窒素源等が
挙げられる。これらのうち有機酸のアンモニウム塩、天
然有機窒素源、アミノ酸類等は、多くの場合、炭素源と
しても使用することができる。窒素源の添加量は培地全
量に対し通常、0.1〜30%(w/v)程度とすると
よい。 【0014】有機塩や無機塩としては、カリウム、ナト
リウム、マグネシウム、鉄、マンガン、コバルト、亜鉛
等の塩化物、硫酸塩、酢酸塩、炭酸塩類およびリン酸塩
類を挙げることができ、具体的には、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マ
ンガン、塩化コバルト、硫酸亜鉛、硫酸銅、酢酸ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸水素一
カリウム、リン酸水素二カリウム等を挙げることができ
る。有機塩や無機塩の添加量は培地全量に対し通常、
0.0001〜5%(w/v)程度とするとよい。 【0015】さらに、tacプロモーター、trcプロモータ
ー、lacプロモーター等のアロラクトースで誘導される
タイプのプロモーターと本酵素をコードする遺伝子とが
機能可能な形で接続されてなる遺伝子が導入された宿主
細胞の場合には、該酵素の生産を誘導するための誘導剤
として、例えばisopropyl thio-β-D-galactoside(IPT
G)を培地中に少量加えてもよい。 【0016】培養は、微生物の培養に通常使用される方
法に準じて行うことができ、例えば試験管振盪式培養、
往復式振盪培養、ジャーファーメンター(Jar Fermente
r)培養、タンク培養等の液体培養、固体培養等の方法が
可能である。ジャーファーメンターを用いる場合には、
ジャーファーメンター内に無菌空気を導入する必要があ
り、通常、培養液容量の約0.1〜約2倍/分の通気条
件を用いる。培養温度は、35〜42℃の範囲が好まし
く、培地のpHとしては、約6〜約8の範囲が好まし
い。 培養時間は、培養条件によって異なるが、通常約
1日間〜約5日間が望ましい。 【0017】本発明製造法には、例えばこのようにして
得られた本酵素を含有する菌体、菌体処理物、または本
酵素の精製物を用いることができる。 【0018】ここで菌体処理物としては、例えば、凍結
乾燥菌体、有機溶媒処理菌体、乾燥菌体、菌体摩砕物、
菌体の自己消化物、菌体の超音波処理物、菌体抽出物、
菌体のアルカリ処理物を挙げることができ、さらにこれ
ら通常用いられる方法で固定化したものがあげられる。 【0019】本酵素の精製物は例えば本酵素を有する微
生物の培養物から本酵素を精製することにより製造する
ことができきる。本酵素を有する微生物の培養物から本
酵素を精製する方法としては、通常のタンパク質の精製
において使用される方法を適用することができ、例えば
次のような方法を挙げることができる。まず、微生物の
培養物から遠心分離等により菌体を集めた後、これを超
音波処理、ダイノミル処理、フレンチプレス処理等の物
理的破砕方法、または界面活性剤もしくはリゾチーム等
の菌体溶菌酵素を用いる化学的破砕方法等によって破砕
する。得られた破砕液から遠心分離、メンブレンフィル
ターろ過等により不溶物を除去して無細胞抽出液を調製
し、これを陽イオン交換クロマトグラフィー、陰イオン
交換クロマトグラフィー、疎水クロマトグラフィー、ゲ
ルクロマトグラフィー等の分離精製方法を適宜用いて分
画することによって本還元酵素を精製することができ
る。クロマトグラフィーに使用する担体としては、例え
ば、カルボキシメチル(CM)基、DEAE基、フェニ
ル基もしくはブチル基等を導入したセルロース、デキス
トランまたはアガロース等の樹脂担体が挙げられる。市
販の担体充填済みカラムを用いることもでき、例えば、
Q-Sepharose FF、Phenyl-Sepharose HP(商品名、いず
れもアマシャム ファルマシア バイオテク社製)、T
SK−gel G3000SW(商品名、東ソー社製)
等が挙げられる。 【0020】続いて、本発明方法について説明する。本
発明方法の一般式(1)で示される4−シアノアセト酢
酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還元する反応
は一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステ
ル化合物に本酵素を作用させることによって達成され
る。該反応は通常、水の存在下で行われ、水は緩衝液の
形態であってもよく、この場合に用いられる緩衝剤とし
ては、例えばリン酸ナトリウム、リン酸カリウム等のリ
ン酸アルカリ金属塩、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等
の酢酸のアルカリ金属塩が挙げられる。この場合のpH
は反応が進行する範囲内で適宜変化させることができ
る。 【0021】緩衝液を溶媒として用いる場合、その量は
一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル
化合物1重量部に対して、通常100重量部以下であ
る。 【0022】反応温度は、本酵素の安定性、反応速度の
点から0〜70℃であり、好ましくは10〜40℃であ
る。 【0023】該反応は、水の他に有機溶媒の共存下に行
うこともできる。この場合の有機溶媒としては、例え
ば、テトラヒドロフラン、t−ブチルメチルエーテル、
イソプロピルエーテルなどのエーテル類、トルエン、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、デ
カンなどの炭化水素類、t−ブタノール、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどの
アルコール類、ジメチルスルホキサイドなどのスルホキ
サイド類、アセトンなどのケトン類、アセトニトリルな
どのニトリル類およびこれらの混合物が挙げられる。反
応に使用する有機溶媒の量は、一般式(1)で示される
4−シアノアセト酢酸エステル化合物1重量部に対して
通常は100重量部以下であり、好ましくは50重量部
以下である。 【0024】該反応はさらに、補酵素(例えばNAD
H、NADPH)を加えて行うこともできる。反応に用
いられる補酵素の量は一般式(1)で示される4−シア
ノアセト酢酸エステル化合物に対して通常0.5重量倍
以下、好ましくは0.1重量倍以下である。反応に補酵
素を加える場合、補酵素の効率を高めるために、さらに
以下のものを加えることが好ましい。 1)ギ酸、グルコース、イソプロパノ−ル、2−ブタノ
ール、2−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−ヘプ
タノール、2−オクタノール等の化合物 この場合に用いられるこれらの化合物の量は一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
に対して100重量倍以下、好ましくは10重量倍以下
である。 2)ギ酸脱水素酵素、グルコース脱水素酵素等の脱水素
酵素 この場合に用いられる脱水素酵素の量は、一般式(1)
で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に対し
て0.1重量倍以下、好ましくは0.05重量倍以下で
ある。 【0025】該反応は、例えば、水、一般式(1)で示
される4−ブロモアセト酢酸エステル化合物、本酵素、
必要に応じて補酵素、有機溶媒を混合し、攪拌、振盪す
ることにより行うことができる。 【0026】反応の終点は例えば反応液中の原料化合物
の存在量を液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラ
フィー等により追跡することにより決定することができ
る。反応時間の範囲は、通常5分間〜4日間の範囲であ
る。 【0027】反応終了後は、必要に応じて反応液をヘキ
サン、ヘプタン、tert−ブチルメチルエーテル、酢
酸エチル、トルエン等の有機溶媒で抽出し、有機層を乾
燥した後、濃縮することにより還元生成物を単離するこ
とができる。還元生成物は、必要によりカラムクロマト
グラフィー等により精製することができる。 【0028】本発明方法に用いる4−シアノアセト酢酸
エステル化合物は、例えば4−ブロモアセト酢酸エステ
ル化合物とシアン化カリウムをメタノール中で反応させ
ることにより製造することができる。 【0029】本発明製造法には、a)配列番号1で示さ
れるアミノ酸配列を有する酵素の代わりに、b)配列番
号1において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若
しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
を一般式(2)で示される光学活性4−シアノ−3−ヒ
ドロキシブタン酸エステル化合物に還元する酵素活性を
有する酵素を用いることもできる。この場合は、例え
ば、配列番号2で示されるDNAに、例えばDNAに点
変異等を生じさせるための周知技術である、部位特定変
異誘導法;DNAを選択的に開裂し、次いで選択された
ヌクレオチドを除去又は付加し、DNAを連結する方
法;又はオリゴヌクレオチド変異誘導体法を施すことに
より作成できる、配列番号1において1若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
からなり、かつ、一般式(1)で示される4−シアノア
セト酢酸エステル化合物を一般式(2)で示される光学
活性4−シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エステル化合
物に還元する酵素活性を有する酵素をコードする遺伝子
を作成し、前記と同様に形質転換体の作成、培養、反応
等を行い本発明製造法を行うことができる。 【0030】 【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。 【0031】実施例 フラスコに液体培地(水1000mlにトリプトン10
g、酵母エキス5g及び塩化ナトリウム5gを溶解し、
1N水酸化ナトリウム水溶液を滴下することにより、p
H7.0としたもの。)900mlを入れて滅菌した
後、アンピシリンを100μg/ml、isopropyl thio
-β-D-galactoside(IPTG)を0.4mMになるように
加え、ここに配列番号2で示されるDNAを含有するプ
ラスミドpUAR(受託番号:FERM P−1812
7)でE. coli JM109株を常法により形質転換した形質
転換体E. coli JM109/pUAR株を前記組成の液体培地で培
養した培養液1mlを接種し、37℃で14時間振盪培
養した。この培養液を遠心分離(15000×g、15
分、4℃)して得られた菌体を50mMリン酸1カリウ
ム−リン酸2カリウムバッファー(pH7.0)30m
lに懸濁し、この懸濁液を遠心分離(15000×g、
15分、4℃)して洗浄菌体を得た。4−シアノアセト
酢酸エチル21mg、50mMリン酸1カリウム−リン
酸2カリウムバッファー(pH7.0、NAD+ 1m
Mを溶解)1mlを混合し、ここに2−プロパノール7
5μl、デカン1.5mlを加えた。ここに上記洗浄菌
体200mgをリン酸1カリウム−リン酸2カリウムバ
ッファー(pH7.0)0.5mlに懸濁したものを注
加して、室温で24時間攪拌した。その後、反応液に酢
酸エチル3mlを加え、激しく攪拌した。この液を遠心
分離(3500rpm、10分)し、得られた有機層を
ガスクロマトグラフィー分析に付した。4−シアノ−3
−ヒドロキシブタン酸エチルの標品と保持時間が一致す
ること、およびマススペクトルのデータより、4−シア
ノアセト酢酸エチルの3位のカルボニル基が還元された
化合物である4−シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エチ
ルの生成を確認した。 MS:(m/z) 157(M+)、130、117、
112 【0032】ガスクロマトグラフィー分析条件 カラム:DB−1(J&Wサイエンス社製)0.53m
mφ×30m、膜厚1.5μm 注入口温度:120℃ カラム室温度:50℃→(4℃/分)→170℃ FID検出器温度:300℃ キャリアガス:ヘリウム 流速:10ml/分 4−シアノ−3−ヒドロキシブタン酸エチルの保持時間
14分 【0033】 【発明の効果】本発明の還元方法により4−シアノアセ
ト酢酸エステル化合物の3位のカルボニル基を還元する
ことができる。 【0034】 【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Sumitomo Chemical Co., Ltd. <120> Reduction method of 4-cyanoacetoacetic acid ester <130> P153363 <150> JP 2000-372705 <151> 2000-12-07 <160> 2 <210> 1 <211> 385 <212> PRT <213> Corynebacterium sp. <400> 1 Met Lys Ala Ile Gln Tyr Thr Arg Ile Gly Ala Glu Pro Glu Leu Thr 1 5 10 15 Glu Ile Pro Lys Pro Glu Pro Gly Pro Gly Glu Val Leu Leu Glu Val 20 25 30 Thr Ala Ala Gly Val Cys His Ser Asp Asp Phe Ile Met Ser Leu Pro 35 40 45 Glu Glu Gln Tyr Thr Tyr Gly Leu Pro Leu Thr Leu Gly His Glu Gly 50 55 60 Ala Gly Lys Val Ala Ala Val Gly Glu Gly Val Glu Gly Leu Asp Ile 65 70 75 80 Gly Thr Asn Val Val Val Tyr Gly Pro Trp Gly Cys Gly Asn Cys Trp 85 90 95 His Cys Ser Gln Gly Leu Glu Asn Tyr Cys Ser Arg Ala Gln Glu Leu 100 105 110 Gly Ile Asn Pro Pro Gly Leu Gly Ala Pro Gly Ala Leu Ala Glu Phe 115 120 125 Met Ile Val Asp Ser Pro Arg His Leu Val Pro Ile Gly Asp Leu Asp 130 135 140 Pro Val Lys Thr Val Pro Leu Thr Asp Ala Gly Leu Thr Pro Tyr His 145 150 155 160 Ala Ile Lys Arg Ser Leu Pro Lys Leu Arg Gly Gly Ser Tyr Ala Val 165 170 175 Val Ile Gly Thr Gly Gly Leu Gly His Val Ala Ile Gln Leu Leu Arg 180 185 190 His Leu Ser Ala Ala Thr Val Ile Ala Leu Asp Val Ser Ala Asp Lys 195 200 205 Leu Glu Leu Ala Thr Lys Val Gly Ala His Glu Val Val Leu Ser Asp 210 215 220 Lys Asp Ala Ala Glu Asn Val Arg Lys Ile Thr Gly Ser Gln Gly Ala 225 230 235 240 Ala Leu Val Leu Asp Phe Val Gly Tyr Gln Pro Thr Ile Asp Thr Ala 245 250 255 Met Ala Val Ala Gly Val Gly Ser Asp Val Thr Ile Val Gly Ile Gly 260 265 270 Asp Gly Gln Ala His Ala Lys Val Gly Phe Phe Gln Ser Pro Tyr Glu 275 280 285 Ala Ser Val Thr Val Pro Tyr Trp Gly Ala Arg Asn Glu Leu Ile Glu 290 295 300 Leu Ile Asp Leu Ala His Ala Gly Ile Phe Asp Ile Gly Gly Gly Asp 305 310 315 320 Leu Gln Ser Arg Gln Arg Cys Arg Ser Val Ser Thr Thr Gly Cys Arg 325 330 335 Asn Ala Gln Arg Pro Cys Gly Cys Gly Pro Trp Ser Val Val Pro Thr 340 345 350 Ala Val Glu Arg Gln Arg Lys Asn Thr Asp Ala Arg Pro Asn Ser Ile 355 360 365 Arg Pro Gly Ile Ser Val Arg Asn Ser Val Cys Ala Ser Cys Thr Pro 370 375 380 Arg 385 <210> 2 <211> 1158 <212> DNA <213> Corynebacterium sp. <220> <221> CDS <222> (1)..(1158) <400> 2 atg aag gcg atc cag tac acg cga atc ggc gcg gaa ccc gaa ctc acg 48 Met Lys Ala Ile Gln Tyr Thr Arg Ile Gly Ala Glu Pro Glu Leu Thr 1 5 10 15 gag att ccc aaa ccc gag ccc ggt cca ggt gaa gtg ctc ctg gaa gtc 96 Glu Ile Pro Lys Pro Glu Pro Gly Pro Gly Glu Val Leu Leu Glu Val 20 25 30 acc gct gct ggc gtc tgc cac tcg gac gac ttc atc atg agc ctg ccc 144 Thr Ala Ala Gly Val Cys His Ser Asp Asp Phe Ile Met Ser Leu Pro 35 40 45 gaa gag cag tac acc tac ggc ctt ccg ctc acg ctc ggc cac gaa ggc 192 Glu Glu Gln Tyr Thr Tyr Gly Leu Pro Leu Thr Leu Gly His Glu Gly 50 55 60 gca ggc aag gtc gcc gcc gtc ggc gag ggt gtc gaa ggt ctc gac atc 240 Ala Gly Lys Val Ala Ala Val Gly Glu Gly Val Glu Gly Leu Asp Ile 65 70 75 80 gga acc aat gtc gtc gtc tac ggg cct tgg ggt tgc ggc aac tgt tgg 288 Gly Thr Asn Val Val Val Tyr Gly Pro Trp Gly Cys Gly Asn Cys Trp 85 90 95 cac tgc tca caa gga ctc gag aac tat tgc tct cgc gcc caa gaa ctc 336 His Cys Ser Gln Gly Leu Glu Asn Tyr Cys Ser Arg Ala Gln Glu Leu 100 105 110 gga atc aat cct ccc ggt ctc ggt gca ccc ggc gcg ttg gcc gag ttc 384 Gly Ile Asn Pro Pro Gly Leu Gly Ala Pro Gly Ala Leu Ala Glu Phe 115 120 125 atg atc gtc gat tct cct cgc cac ctt gtc ccg atc ggt gac ctc gac 432 Met Ile Val Asp Ser Pro Arg His Leu Val Pro Ile Gly Asp Leu Asp 130 135 140 ccg gtc aag acg gtg ccg ctg acc gac gcc ggt ctg acg ccg tat cac 480 Pro Val Lys Thr Val Pro Leu Thr Asp Ala Gly Leu Thr Pro Tyr His 145 150 155 160 gcg atc aag cgt tct ctg ccg aaa ctt cgc gga ggc tcg tac gcg gtt 528 Ala Ile Lys Arg Ser Leu Pro Lys Leu Arg Gly Gly Ser Tyr Ala Val 165 170 175 gtc att ggt acc ggc ggt ctc ggc cac gtc gct att cag ctc ctc cgc 576 Val Ile Gly Thr Gly Gly Leu Gly His Val Ala Ile Gln Leu Leu Arg 180 185 190 cac ctc tcg gcg gca acg gtc atc gct ttg gac gtg agc gcg gac aag 624 His Leu Ser Ala Ala Thr Val Ile Ala Leu Asp Val Ser Ala Asp Lys 195 200 205 ctc gaa ctg gca acc aag gta ggc gct cac gaa gtg gtt ctg tcc gac 672 Leu Glu Leu Ala Thr Lys Val Gly Ala His Glu Val Val Leu Ser Asp 210 215 220 aag gac gcg gcc gag aac gtc cgc aag atc act gga agt caa ggc gcc 720 Lys Asp Ala Ala Glu Asn Val Arg Lys Ile Thr Gly Ser Gln Gly Ala 225 230 235 240 gca ttg gtt ctc gac ttc gtc ggc tac cag ccc acc atc gac acc gcg 768 Ala Leu Val Leu Asp Phe Val Gly Tyr Gln Pro Thr Ile Asp Thr Ala 245 250 255 atg gct gtc gcc ggc gtc gga tca gac gtc acg atc gtc ggg atc ggg 816 Met Ala Val Ala Gly Val Gly Ser Asp Val Thr Ile Val Gly Ile Gly 260 265 270 gac ggc cag gcc cac gcc aaa gtc ggg ttc ttc caa agt cct tac gag 864 Asp Gly Gln Ala His Ala Lys Val Gly Phe Phe Gln Ser Pro Tyr Glu 275 280 285 gct tcg gtg aca gtt ccg tat tgg ggt gcc cgc aac gag ttg atc gaa 912 Ala Ser Val Thr Val Pro Tyr Trp Gly Ala Arg Asn Glu Leu Ile Glu 290 295 300 ttg atc gac ctc gcc cac gcc ggc atc ttc gac atc ggc ggt gga gac 960 Leu Ile Asp Leu Ala His Ala Gly Ile Phe Asp Ile Gly Gly Gly Asp 305 310 315 320 ctt cag tct cga caa cgg tgc cga agc gta tcg acg act ggc tgc cgg 1008 Leu Gln Ser Arg Gln Arg Cys Arg Ser Val Ser Thr Thr Gly Cys Arg 325 330 335 aac gct cag cgg ccg tgc ggt tgt ggt ccc tgg tct gta gta ccg aca 1056 Asn Ala Gln Arg Pro Cys Gly Cys Gly Pro Trp Ser Val Val Pro Thr 340 345 350 gcg gta gaa cga cag cgg aaa aac act gat gcc cgg ccg aat tcg att 1104 Ala Val Glu Arg Gln Arg Lys Asn Thr Asp Ala Arg Pro Asn Ser Ile 355 360 365 cgg ccg ggc atc agt gtc aga aat tcg gtg tgc gct agc tgc acg cct 1152 Arg Pro Gly Ile Ser Val Arg Asn Ser Val Cys Ala Ser Cys Thr Pro 370 375 380 cga tga 1158 Arg 385
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、RはC1−C8アルキル基を表す。) で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物に下記
a)またはb)を作用させることを特徴とする一般式
(1)で示される4−シアノアセト酢酸エステル化合物
の3位のカルボニル基の還元方法。 a)配列番号1で示されるアミノ酸配列を有する酵素。 b)配列番号1において1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つ、一般式(1)で示される4−シアノアセト酢酸エス
テル化合物の3位のカルボニル基を還元する酵素活性を
有する酵素。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001290838A JP2003000293A (ja) | 2000-12-07 | 2001-09-25 | 4−シアノアセト酢酸エステル化合物の還元方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000372705 | 2000-12-07 | ||
| JP2000-372705 | 2000-12-07 | ||
| JP2001290838A JP2003000293A (ja) | 2000-12-07 | 2001-09-25 | 4−シアノアセト酢酸エステル化合物の還元方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003000293A true JP2003000293A (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=26605411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001290838A Pending JP2003000293A (ja) | 2000-12-07 | 2001-09-25 | 4−シアノアセト酢酸エステル化合物の還元方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003000293A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005523702A (ja) * | 2002-04-26 | 2005-08-11 | デグサ アクチエンゲゼルシャフト | リュードコッカス・エリトロポリスからのadh |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001290838A patent/JP2003000293A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005523702A (ja) * | 2002-04-26 | 2005-08-11 | デグサ アクチエンゲゼルシャフト | リュードコッカス・エリトロポリスからのadh |
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