JP2003094458A - コンタクトレンズ用成形型およびそれを用いたコンタクトレンズの製造方法 - Google Patents
コンタクトレンズ用成形型およびそれを用いたコンタクトレンズの製造方法Info
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- JP2003094458A JP2003094458A JP2001292401A JP2001292401A JP2003094458A JP 2003094458 A JP2003094458 A JP 2003094458A JP 2001292401 A JP2001292401 A JP 2001292401A JP 2001292401 A JP2001292401 A JP 2001292401A JP 2003094458 A JP2003094458 A JP 2003094458A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 雌雄両型の型合わせに際して、成形キャビテ
ィの外周縁部を安定して密閉することの出来る、新規な
構造のコンタクトレンズのモールド成形用型を提供する
こと。 【解決手段】 雄型14におけるキャビティ形成面20
の外周部分と雌型12におけるキャビティ形成面30の
外周部分においてそれぞれ軸方向一方の側に向かって延
びる筒状嵌合部22,32を設けて、雄型14と雌型1
2の型合わせ状態でそれら筒状嵌合部22,32の径方
向対向面間に全周に亘って広がる隙間52が形成される
ようにすると共に、それら雌雄両型12,14を型合わ
せした状態で、雌型12の筒状嵌合部32と雄型14の
筒状嵌合部22の少なくとも一方を径方向に変形させる
ことによって隙間52を消失させて、それら雌雄両型1
2,14のキャビティ形成面間に密閉された成形キャビ
ティ16が画成されるようにした。
ィの外周縁部を安定して密閉することの出来る、新規な
構造のコンタクトレンズのモールド成形用型を提供する
こと。 【解決手段】 雄型14におけるキャビティ形成面20
の外周部分と雌型12におけるキャビティ形成面30の
外周部分においてそれぞれ軸方向一方の側に向かって延
びる筒状嵌合部22,32を設けて、雄型14と雌型1
2の型合わせ状態でそれら筒状嵌合部22,32の径方
向対向面間に全周に亘って広がる隙間52が形成される
ようにすると共に、それら雌雄両型12,14を型合わ
せした状態で、雌型12の筒状嵌合部32と雄型14の
筒状嵌合部22の少なくとも一方を径方向に変形させる
ことによって隙間52を消失させて、それら雌雄両型1
2,14のキャビティ形成面間に密閉された成形キャビ
ティ16が画成されるようにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、コンタクトレンズをモールド法
によって製造するためのコンタクトレンズ用成形型と、
それを用いたコンタクトレンズの製造方法およびコンタ
クトレンズの製造ラインに係り、特に、成形キャビティ
の外周縁部を安定して閉塞せしめて目的とする形状の成
形キャビティを高精度に形成することが出来ると共に、
雌雄の成形型の嵌合固定力を安定して得ることが可能と
されて、目的とするコンタクトレンズのモールド成形を
安定して行うことの出来るコンタクトレンズ用成形型
と、それを用いたコンタクトレンズの製造方法に関する
ものである。
によって製造するためのコンタクトレンズ用成形型と、
それを用いたコンタクトレンズの製造方法およびコンタ
クトレンズの製造ラインに係り、特に、成形キャビティ
の外周縁部を安定して閉塞せしめて目的とする形状の成
形キャビティを高精度に形成することが出来ると共に、
雌雄の成形型の嵌合固定力を安定して得ることが可能と
されて、目的とするコンタクトレンズのモールド成形を
安定して行うことの出来るコンタクトレンズ用成形型
と、それを用いたコンタクトレンズの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】従来から、コンタクトレンズ(ハードタイ
プとソフトタイプの何れをも含む。以下、同じ。)の製
造方法の一種として、モールド法が知られている。かか
るモールド法は、略球状凹形のキャビティ形成面を備え
た雌型と略球状凸形のキャビティ形成面を備えた雄型を
型合わせすることによって、それら雌雄両型の型合わせ
面間に形成されたコンタクトレンズの成形キャビティに
レンズ成形材料としての所定のモノマ材料を充填して、
成形キャビティで重合することにより、成形キャビティ
に対応した形状のコンタクトレンズを製造するものであ
って、他の公知のコンタクトレンズの製造方法であるレ
ースカット法(切削研磨法)やスピンキャスト法(遠心
注型法)に比して、目的とするコンタクトレンズを低コ
ストで大量生産することが出来ること等から、例えばデ
ィスポーザブルコンタクトレンズ等の製造に際して好適
に採用されている。
プとソフトタイプの何れをも含む。以下、同じ。)の製
造方法の一種として、モールド法が知られている。かか
るモールド法は、略球状凹形のキャビティ形成面を備え
た雌型と略球状凸形のキャビティ形成面を備えた雄型を
型合わせすることによって、それら雌雄両型の型合わせ
面間に形成されたコンタクトレンズの成形キャビティに
レンズ成形材料としての所定のモノマ材料を充填して、
成形キャビティで重合することにより、成形キャビティ
に対応した形状のコンタクトレンズを製造するものであ
って、他の公知のコンタクトレンズの製造方法であるレ
ースカット法(切削研磨法)やスピンキャスト法(遠心
注型法)に比して、目的とするコンタクトレンズを低コ
ストで大量生産することが出来ること等から、例えばデ
ィスポーザブルコンタクトレンズ等の製造に際して好適
に採用されている。
【0003】ところで、モールド法では、レンズ外周の
エッジ部に雌雄両型の型合わせ面が位置することから、
成形品であるコンタクトレンズにおけるバリ等の成形不
良を防止するために、レンズエッジ部に相当する成形キ
ャビティの外周部分の閉塞状態を安定して得ることが重
要とされる。また、一般に、雌雄両型は、モノマ材料を
供給して型合わせした後、紫外線照射や加熱等の重合処
理装置に搬送されて処理されることから、そのような型
合わせ後の成形処理を安定して行うために、雌雄両型が
型合わせ状態に強固に保持され得るようにすることが望
ましい。
エッジ部に雌雄両型の型合わせ面が位置することから、
成形品であるコンタクトレンズにおけるバリ等の成形不
良を防止するために、レンズエッジ部に相当する成形キ
ャビティの外周部分の閉塞状態を安定して得ることが重
要とされる。また、一般に、雌雄両型は、モノマ材料を
供給して型合わせした後、紫外線照射や加熱等の重合処
理装置に搬送されて処理されることから、そのような型
合わせ後の成形処理を安定して行うために、雌雄両型が
型合わせ状態に強固に保持され得るようにすることが望
ましい。
【0004】そこで、このような問題に対処するため
に、モールド法に用いられるコンタクトレンズ用成形型
として、従来から各種の構造が提案されており、例えば
特公昭59−29411号公報や特開平2−27051
7号公報には、雌型と雄型の何れか一方のキャビティ形
成面の周囲外方において、型合わせ方向に突出する薄肉
先鋭形状のナイフエッジやリム突起を一体形成し、型合
わせに際して、かかるナイフエッジやリム突起を他方の
成形面に押圧変形させることによって成形キャビティの
外周縁部で雌雄両型の型合わせ面間を閉鎖するようにし
た構造が開示されている。
に、モールド法に用いられるコンタクトレンズ用成形型
として、従来から各種の構造が提案されており、例えば
特公昭59−29411号公報や特開平2−27051
7号公報には、雌型と雄型の何れか一方のキャビティ形
成面の周囲外方において、型合わせ方向に突出する薄肉
先鋭形状のナイフエッジやリム突起を一体形成し、型合
わせに際して、かかるナイフエッジやリム突起を他方の
成形面に押圧変形させることによって成形キャビティの
外周縁部で雌雄両型の型合わせ面間を閉鎖するようにし
た構造が開示されている。
【0005】しかしながら、これら特公昭59−294
11号公報や特開平2−270517号公報等に開示さ
れた従来構造の成形型においては、何れも、雌雄両型の
中心軸方向に及ぼされる型合わせ力に基づいて雌雄両型
を相互に押圧させて当接部位を変形させることによっ
て、成形キャビティの外周縁部を閉塞せしめるようにな
っていることから、雌雄両型の型合わせ方向の相対位置
や当接部位における変形量などが、型合わせ力や雌雄両
型の当接部位の寸法誤差などに応じて変化してしまうこ
とが避けられず、成形キャビティ、延いては成形される
コンタクトレンズの寸法が安定し難いという問題があっ
た。また、略球状に湾曲形成された雌雄両型のキャビテ
ィ形成面の外周縁部に型合わせ力が及ぼされることによ
って、それら雌雄両型のキャビティ形成面の曲率が変化
し易く、特に中央部分の光学領域が変形することによっ
て目的とするコンタクトレンズの光学特性の精度が低下
してしまうおそれもあった。
11号公報や特開平2−270517号公報等に開示さ
れた従来構造の成形型においては、何れも、雌雄両型の
中心軸方向に及ぼされる型合わせ力に基づいて雌雄両型
を相互に押圧させて当接部位を変形させることによっ
て、成形キャビティの外周縁部を閉塞せしめるようにな
っていることから、雌雄両型の型合わせ方向の相対位置
や当接部位における変形量などが、型合わせ力や雌雄両
型の当接部位の寸法誤差などに応じて変化してしまうこ
とが避けられず、成形キャビティ、延いては成形される
コンタクトレンズの寸法が安定し難いという問題があっ
た。また、略球状に湾曲形成された雌雄両型のキャビテ
ィ形成面の外周縁部に型合わせ力が及ぼされることによ
って、それら雌雄両型のキャビティ形成面の曲率が変化
し易く、特に中央部分の光学領域が変形することによっ
て目的とするコンタクトレンズの光学特性の精度が低下
してしまうおそれもあった。
【0006】加えて、上述の如き、雌雄両型における成
形キャビティの外周部分を型合わせ力によって当接させ
て成形キャビティを密閉するようにした従来構造の成形
型においては、雌雄両型の軸方向の耐抜け力を確保する
ことが難しく、雌雄両型を型合わせ状態に強固に保持す
ることが難しいという問題もあったのである。
形キャビティの外周部分を型合わせ力によって当接させ
て成形キャビティを密閉するようにした従来構造の成形
型においては、雌雄両型の軸方向の耐抜け力を確保する
ことが難しく、雌雄両型を型合わせ状態に強固に保持す
ることが難しいという問題もあったのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、成形キャビティを目的とする形状で安定し
て形成することが出来ると共に、型合わせ状態への保持
力が有効に発揮され得る、新規な構造のコンタクトレン
ズ用成形型と、それを用いたコンタクトレンズの製造方
法を提供することにある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、成形キャビティを目的とする形状で安定し
て形成することが出来ると共に、型合わせ状態への保持
力が有効に発揮され得る、新規な構造のコンタクトレン
ズ用成形型と、それを用いたコンタクトレンズの製造方
法を提供することにある。
【0008】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0009】先ず、コンタクトレンズ用成形型に関する
本発明の第一の態様は、略球状凹形のキャビティ形成面
を備えた雌型と、略球状凸形のキャビティ形成面を備え
た雄型を含んで構成されて、それら雌雄両型の型合せに
よって両キャビティ形成面間にコンタクトレンズの成形
キャビティを形成するコンタクトレンズ用成形型であっ
て、前記雄型におけるキャビティ形成面の周囲外方と前
記雌型におけるキャビティ形成面の周囲外方においてそ
れぞれ軸方向一方の側に向かって延びる筒状嵌合部を設
けて、該雄型と該雌型の型合わせ状態でそれら筒状嵌合
部の径方向対向面間に全周に亘って広がる隙間が形成さ
れるようにすると共に、それら雌雄両型を型合わせした
状態で、該雌型の筒状嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少
なくとも一方を径方向に変形させることによって該隙間
を消失させて、それら雌雄両型のキャビティ形成面間に
密閉された成形キャビティが画成されるようにしたこと
を、特徴とする。
本発明の第一の態様は、略球状凹形のキャビティ形成面
を備えた雌型と、略球状凸形のキャビティ形成面を備え
た雄型を含んで構成されて、それら雌雄両型の型合せに
よって両キャビティ形成面間にコンタクトレンズの成形
キャビティを形成するコンタクトレンズ用成形型であっ
て、前記雄型におけるキャビティ形成面の周囲外方と前
記雌型におけるキャビティ形成面の周囲外方においてそ
れぞれ軸方向一方の側に向かって延びる筒状嵌合部を設
けて、該雄型と該雌型の型合わせ状態でそれら筒状嵌合
部の径方向対向面間に全周に亘って広がる隙間が形成さ
れるようにすると共に、それら雌雄両型を型合わせした
状態で、該雌型の筒状嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少
なくとも一方を径方向に変形させることによって該隙間
を消失させて、それら雌雄両型のキャビティ形成面間に
密閉された成形キャビティが画成されるようにしたこと
を、特徴とする。
【0010】このような本態様に従う構造とされたコン
タクトレンズ用成形型においては、雌雄両型が、コンタ
クトレンズの光学部分の成形面を構成しない筒状嵌合部
において径方向に当接されることによって、成形キャビ
ティの外周縁部が閉塞せしめられることとなる。即ち、
本態様のコンタクトレンズ用成形型においては、成形キ
ャビティの外周縁部を閉塞せしめるために成形型に及ぼ
される外力を、コンタクトレンズの光学部分の成形面を
構成しない筒状嵌合部に対して、成形キャビティの軸直
角方向に及ぼすことが出来るのであり、それ故、かかる
外力による成形キャビティの厚さ寸法への影響が軽減乃
至は回避され得て、成形キャビティ延いては成形される
コンタクトレンズの厚さ寸法が高精度に設定可能とな
る。しかも、型合わせ力を除いた状態下でも筒状嵌合部
に対して外力を及ぼすことにより、雌雄両型の筒状嵌合
部間での摩擦力等に基づいて、雌雄両型の軸方向におけ
る耐抜け力を容易に確保することが出来るのであり、そ
れによって、雌雄両型を型合わせ状態で搬送する場合等
における取扱性も向上され得る。
タクトレンズ用成形型においては、雌雄両型が、コンタ
クトレンズの光学部分の成形面を構成しない筒状嵌合部
において径方向に当接されることによって、成形キャビ
ティの外周縁部が閉塞せしめられることとなる。即ち、
本態様のコンタクトレンズ用成形型においては、成形キ
ャビティの外周縁部を閉塞せしめるために成形型に及ぼ
される外力を、コンタクトレンズの光学部分の成形面を
構成しない筒状嵌合部に対して、成形キャビティの軸直
角方向に及ぼすことが出来るのであり、それ故、かかる
外力による成形キャビティの厚さ寸法への影響が軽減乃
至は回避され得て、成形キャビティ延いては成形される
コンタクトレンズの厚さ寸法が高精度に設定可能とな
る。しかも、型合わせ力を除いた状態下でも筒状嵌合部
に対して外力を及ぼすことにより、雌雄両型の筒状嵌合
部間での摩擦力等に基づいて、雌雄両型の軸方向におけ
る耐抜け力を容易に確保することが出来るのであり、そ
れによって、雌雄両型を型合わせ状態で搬送する場合等
における取扱性も向上され得る。
【0011】なお、本態様に係るコンタクトレンズ用成
形型において、雌型および雄型の材料は、成形キャビテ
ィにおけるコンタクトレンズの成形操作に耐え得るに十
分な剛性と強度を有する材料を適宜に採用することが可
能であり、例えば、各種の合成樹脂や金属、ガラス、セ
ラミック等も採用可能であるが、筒状嵌合部における変
形性と必要な強度を確保するために、雌雄両型の少なく
とも一方は、合成樹脂や軟質金属で形成されることが望
ましく、例えばポリプロピレン,ポリエチレンテレフタ
レート,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリ塩化ビ
ニル,ポリアミド,ポリアセタール,フッ素樹脂等の熱
可塑性或いは熱硬化性の合成樹脂や、アルミニウム合
金,金,銀,銅等の金属が、型の材料として好適に採用
される。また、本発明に係る成形型においては、コンタ
クトレンズ成形後の型開きに際して、成形されたコンタ
クトレンズが雌雄何れか一方の型に安定して付着せしめ
られるように、例えば、雌雄何れか一方の或いは両方の
型の少なくともキャビティ形成面に対して、高周波グロ
ー放電処理や、コロナ放電処理、紫外線照射処理、大気
圧プラズマ処理等を施したり、或いは除去可能な接着力
を発揮し得る接着剤を用いた成形面処理など、離型性を
調節する公知の各種手法を採用することが有効である。
形型において、雌型および雄型の材料は、成形キャビテ
ィにおけるコンタクトレンズの成形操作に耐え得るに十
分な剛性と強度を有する材料を適宜に採用することが可
能であり、例えば、各種の合成樹脂や金属、ガラス、セ
ラミック等も採用可能であるが、筒状嵌合部における変
形性と必要な強度を確保するために、雌雄両型の少なく
とも一方は、合成樹脂や軟質金属で形成されることが望
ましく、例えばポリプロピレン,ポリエチレンテレフタ
レート,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリ塩化ビ
ニル,ポリアミド,ポリアセタール,フッ素樹脂等の熱
可塑性或いは熱硬化性の合成樹脂や、アルミニウム合
金,金,銀,銅等の金属が、型の材料として好適に採用
される。また、本発明に係る成形型においては、コンタ
クトレンズ成形後の型開きに際して、成形されたコンタ
クトレンズが雌雄何れか一方の型に安定して付着せしめ
られるように、例えば、雌雄何れか一方の或いは両方の
型の少なくともキャビティ形成面に対して、高周波グロ
ー放電処理や、コロナ放電処理、紫外線照射処理、大気
圧プラズマ処理等を施したり、或いは除去可能な接着力
を発揮し得る接着剤を用いた成形面処理など、離型性を
調節する公知の各種手法を採用することが有効である。
【0012】また、コンタクトレンズ用成形型に関する
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に従う構造とさ
れたコンタクトレンズ用成形型において、前記雌雄両型
を型合わせした状態で、該雌型の筒状嵌合部と該雄型の
筒状嵌合部の少なくとも一方を径方向に変形させること
によって、それら雌型と雄型の両筒状嵌合部のうち内周
側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部における該雌型又は
該雄型の前記キャビティ形成面との接続側端縁部が、そ
れら雌型と雄型の両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わ
せられた該筒状嵌合部に対して当接せしめられるように
したことを、特徴とする。このような本態様において
は、雌雄両型の両筒状嵌合部間の隙間が成形キャビティ
側の端部で閉塞されることとなり、かかる隙間の成形キ
ャビティへの開口が回避されることから、かかる隙間へ
のモノマ材料の侵入に起因して発生するコンタクトレン
ズの外周縁部の型合わせ部位におけるバリの発生が効果
的に防止され得る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に従う構造とさ
れたコンタクトレンズ用成形型において、前記雌雄両型
を型合わせした状態で、該雌型の筒状嵌合部と該雄型の
筒状嵌合部の少なくとも一方を径方向に変形させること
によって、それら雌型と雄型の両筒状嵌合部のうち内周
側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部における該雌型又は
該雄型の前記キャビティ形成面との接続側端縁部が、そ
れら雌型と雄型の両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わ
せられた該筒状嵌合部に対して当接せしめられるように
したことを、特徴とする。このような本態様において
は、雌雄両型の両筒状嵌合部間の隙間が成形キャビティ
側の端部で閉塞されることとなり、かかる隙間の成形キ
ャビティへの開口が回避されることから、かかる隙間へ
のモノマ材料の侵入に起因して発生するコンタクトレン
ズの外周縁部の型合わせ部位におけるバリの発生が効果
的に防止され得る。
【0013】さらに、コンタクトレンズ用成形型に関す
る本発明の第三の態様は、前記第二の態様に従う構造と
されたコンタクトレンズ用成形型において、前記雌型と
前記雄型の両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられ
た該筒状嵌合部における内周面を、該雌型又は該雄型の
前記キャビティ形成面から軸方向に離れるに従って次第
に拡径するテーパ付円筒面としたことを、特徴とする。
このような本態様においては、雌雄両型の筒状嵌合部の
うち内周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部のキャビティ
形成面との接続側端縁部を、外周側に嵌め合わせられた
筒状嵌合部の内周面に対して、該内周面に付されたテー
パ面の作用によって一層安定して当接させることが出来
るのであり、それによって、前記第二の態様における雌
雄両型の筒状嵌合部間の隙間へのモノマ材料の侵入に起
因するコンタクトレンズにおけるバリ発生の防止効果が
一層効果的に達成され得る。
る本発明の第三の態様は、前記第二の態様に従う構造と
されたコンタクトレンズ用成形型において、前記雌型と
前記雄型の両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられ
た該筒状嵌合部における内周面を、該雌型又は該雄型の
前記キャビティ形成面から軸方向に離れるに従って次第
に拡径するテーパ付円筒面としたことを、特徴とする。
このような本態様においては、雌雄両型の筒状嵌合部の
うち内周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部のキャビティ
形成面との接続側端縁部を、外周側に嵌め合わせられた
筒状嵌合部の内周面に対して、該内周面に付されたテー
パ面の作用によって一層安定して当接させることが出来
るのであり、それによって、前記第二の態様における雌
雄両型の筒状嵌合部間の隙間へのモノマ材料の侵入に起
因するコンタクトレンズにおけるバリ発生の防止効果が
一層効果的に達成され得る。
【0014】更にまた、コンタクトレンズ用成形型に関
する本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか
の態様に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型に
おいて、前記雌型と前記雄型の両筒状嵌合部のうち外周
側に嵌め合わせられた前記筒状嵌合部の外周面におい
て、前記キャビティ形成面から軸方向に離れるに従って
径方向外方に拡がる外周テーパ面を備えた外周押圧部を
形成したことを特徴とする。このような本態様において
は、外周テーパ面を利用することにより雌雄両型の両筒
状嵌合部に対して、それら両筒状嵌合部を密接させるた
めの外力を容易に及ぼすことが可能となるのであり、例
えば、筒状乃至は環状の押圧内面を備えた押圧具を用
い、外周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部を該押圧具に
対して軸方向に圧入することにより、外周テーパ面の作
用によって外周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部に対し
て、その全周に亘って略均一な外力を径方向内方に向か
って容易に及ぼすことが可能となる。
する本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか
の態様に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型に
おいて、前記雌型と前記雄型の両筒状嵌合部のうち外周
側に嵌め合わせられた前記筒状嵌合部の外周面におい
て、前記キャビティ形成面から軸方向に離れるに従って
径方向外方に拡がる外周テーパ面を備えた外周押圧部を
形成したことを特徴とする。このような本態様において
は、外周テーパ面を利用することにより雌雄両型の両筒
状嵌合部に対して、それら両筒状嵌合部を密接させるた
めの外力を容易に及ぼすことが可能となるのであり、例
えば、筒状乃至は環状の押圧内面を備えた押圧具を用
い、外周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部を該押圧具に
対して軸方向に圧入することにより、外周テーパ面の作
用によって外周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部に対し
て、その全周に亘って略均一な外力を径方向内方に向か
って容易に及ぼすことが可能となる。
【0015】また、コンタクトレンズ用成形型に関する
本発明の第五の態様は、前記第四の態様に従う構造とさ
れたコンタクトレンズ用成形型において、前記雌型と前
記雄型の両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた
前記筒状嵌合部の外周面を、前記外周テーパ面を挟んだ
軸方向両側で径方向寸法の異なる段付円筒形状として、
該外周テーパ面の前記キャビティ形成面側に小径円筒外
周面を形成すると共に、該外周テーパ面の該キャビティ
形成面と反対側に大径円筒外周面を形成したことを、特
徴とする。このような本態様においては、例えば、前述
の如く筒状乃至は環状の押圧内面を備えた押圧具に対し
て筒状嵌合部を軸方向に圧入することにより外周テーパ
面の作用によって外周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部
に縮径力を及ぼすに際して、押圧具に対する圧入前後に
おける成形型の押圧具に対する位置決めおよび保持を、
筒状嵌合部に形成された外周テーパ面と小径円筒外周面
および大径円筒外周面を利用することにより、容易に且
つ安定して行うことが可能となる。
本発明の第五の態様は、前記第四の態様に従う構造とさ
れたコンタクトレンズ用成形型において、前記雌型と前
記雄型の両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた
前記筒状嵌合部の外周面を、前記外周テーパ面を挟んだ
軸方向両側で径方向寸法の異なる段付円筒形状として、
該外周テーパ面の前記キャビティ形成面側に小径円筒外
周面を形成すると共に、該外周テーパ面の該キャビティ
形成面と反対側に大径円筒外周面を形成したことを、特
徴とする。このような本態様においては、例えば、前述
の如く筒状乃至は環状の押圧内面を備えた押圧具に対し
て筒状嵌合部を軸方向に圧入することにより外周テーパ
面の作用によって外周側に嵌め合わせられた筒状嵌合部
に縮径力を及ぼすに際して、押圧具に対する圧入前後に
おける成形型の押圧具に対する位置決めおよび保持を、
筒状嵌合部に形成された外周テーパ面と小径円筒外周面
および大径円筒外周面を利用することにより、容易に且
つ安定して行うことが可能となる。
【0016】更にまた、コンタクトレンズ用成形型に関
する本発明の第六の態様は、前記第四の態様に従う構造
とされたコンタクトレンズ用成形型において、前記外周
テーパ面における軸方向の中間部分に位置して、径方向
外方に向かって突出するアンダカット形状の抜止め突起
を形成したことを、特徴とする。このような本態様にお
いては、一旦型合わせされた雌雄両型が外周テーパ面の
テーパ作用によって型開き方向に強制離型されることが
防止されることとなり、押圧状態への保持がより安定化
せしめられると共に、特別な押圧状態への保持のための
機構等も不要となる。
する本発明の第六の態様は、前記第四の態様に従う構造
とされたコンタクトレンズ用成形型において、前記外周
テーパ面における軸方向の中間部分に位置して、径方向
外方に向かって突出するアンダカット形状の抜止め突起
を形成したことを、特徴とする。このような本態様にお
いては、一旦型合わせされた雌雄両型が外周テーパ面の
テーパ作用によって型開き方向に強制離型されることが
防止されることとなり、押圧状態への保持がより安定化
せしめられると共に、特別な押圧状態への保持のための
機構等も不要となる。
【0017】また、コンタクトレンズ用成形型に関する
本発明の第七の態様は、前記第一乃至第六の何れかの態
様に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型にあっ
て、前記雌型の筒状嵌合部と前記雄型の筒状嵌合部にお
いて、それら雌雄両型の型合わせに際して軸方向で互い
に当接せしめられることにより、両筒状嵌合部の軸方向
での嵌め込み端位置を規定する位置決め機構を設けたこ
とを、特徴とする。このような本態様においては、雌雄
両型の中心軸方向での相対的な位置決め精度が有利に確
保され得て、成形キャビティの厚さ寸法延いては成形さ
れるコンタクトレンズの厚さ寸法をより安定して設定す
ることが可能となる。なお位置決め機構は、例えば、雌
型と雄型の両筒状嵌合部のうち内周側に嵌め合わせられ
た筒状嵌合部の開口側の端縁部に外向きのフランジ状部
を一体形成して、該フランジ状部を、外周側に嵌め合わ
せられた筒状嵌合部の開口側の端縁部に対して当接させ
て位置決めさせる構造等によって、有利に実現され得
る。
本発明の第七の態様は、前記第一乃至第六の何れかの態
様に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型にあっ
て、前記雌型の筒状嵌合部と前記雄型の筒状嵌合部にお
いて、それら雌雄両型の型合わせに際して軸方向で互い
に当接せしめられることにより、両筒状嵌合部の軸方向
での嵌め込み端位置を規定する位置決め機構を設けたこ
とを、特徴とする。このような本態様においては、雌雄
両型の中心軸方向での相対的な位置決め精度が有利に確
保され得て、成形キャビティの厚さ寸法延いては成形さ
れるコンタクトレンズの厚さ寸法をより安定して設定す
ることが可能となる。なお位置決め機構は、例えば、雌
型と雄型の両筒状嵌合部のうち内周側に嵌め合わせられ
た筒状嵌合部の開口側の端縁部に外向きのフランジ状部
を一体形成して、該フランジ状部を、外周側に嵌め合わ
せられた筒状嵌合部の開口側の端縁部に対して当接させ
て位置決めさせる構造等によって、有利に実現され得
る。
【0018】さらに、コンタクトレンズの製造方法に関
する本発明の第一の態様は、前記第一乃至第七の何れか
の態様に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型を
用い、前記雌型のキャビティ形成面上にレンズ成形材料
を供給した後に該雌型に前記雄型を型合わせして、それ
ら雌雄両型の型合わせ面間に形成された成形キャビティ
で該レンズ成形材料をモールド成形することによって目
的とするコンタクトレンズを製造するに際して、前記雌
雄両型を型合わせした状態で、それら雌雄両型における
両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた該筒状嵌
合部に外挿される外周コレットチャックと、内周側に嵌
め合わせられた該筒状嵌合部に内挿される内周コレット
チャックとの少なくとも一方を採用して、該雌型の筒状
嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少なくとも一方を径方向
に変形させることによって、それら雌雄両型の筒状嵌合
部間に形成された前記隙間を消失させて前記成形キャビ
ティを密閉せしめることを、特徴とする。
する本発明の第一の態様は、前記第一乃至第七の何れか
の態様に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型を
用い、前記雌型のキャビティ形成面上にレンズ成形材料
を供給した後に該雌型に前記雄型を型合わせして、それ
ら雌雄両型の型合わせ面間に形成された成形キャビティ
で該レンズ成形材料をモールド成形することによって目
的とするコンタクトレンズを製造するに際して、前記雌
雄両型を型合わせした状態で、それら雌雄両型における
両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた該筒状嵌
合部に外挿される外周コレットチャックと、内周側に嵌
め合わせられた該筒状嵌合部に内挿される内周コレット
チャックとの少なくとも一方を採用して、該雌型の筒状
嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少なくとも一方を径方向
に変形させることによって、それら雌雄両型の筒状嵌合
部間に形成された前記隙間を消失させて前記成形キャビ
ティを密閉せしめることを、特徴とする。
【0019】このような本態様の方法に従えば、コレッ
トチャックを利用することによって雌雄両型の何れか一
方の又は他方の筒状嵌合部に対して縮径方向または拡径
方向の外力を効果的に及ぼすことが出来るのであり、そ
れによって、雌雄両型の筒状嵌合部間に形成された隙間
をより確実に消失させて、目的とする成形キャビティ、
延いては目的とするコンタクトレンズを安定して且つ高
精度に製造することが可能となるのである。
トチャックを利用することによって雌雄両型の何れか一
方の又は他方の筒状嵌合部に対して縮径方向または拡径
方向の外力を効果的に及ぼすことが出来るのであり、そ
れによって、雌雄両型の筒状嵌合部間に形成された隙間
をより確実に消失させて、目的とする成形キャビティ、
延いては目的とするコンタクトレンズを安定して且つ高
精度に製造することが可能となるのである。
【0020】さらに、コンタクトレンズの製造方法に関
する本発明の第二の態様は、前述のコンタクトレンズ用
成形型に関する第四乃至第六の何れかの態様に従う構造
とされたコンタクトレンズ用成形型を用い、前記雌型の
キャビティ形成面上にレンズ成形材料を供給した後に該
雌型に前記雄型を型合わせして、それら雌雄両型の型合
わせ面間に形成された成形キャビティで該レンズ成形材
料をモールド成形することによって目的とするコンタク
トレンズを製造するに際して、前記雌雄両型を型合わせ
した状態で、それら雌雄両型における両筒状嵌合部のう
ち外周側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部を、環状乃至
は筒状の押圧内面を備えた押圧具に対して内挿して、該
筒状嵌合部に形成された前記外周テーパ面を該押圧内面
に圧入することにより、該筒状嵌合部を径方向内方に変
形させて、前記雌雄両型の筒状嵌合部間に形成された前
記隙間を消失させて前記成形キャビティを密閉せしめる
ことを、特徴とする。
する本発明の第二の態様は、前述のコンタクトレンズ用
成形型に関する第四乃至第六の何れかの態様に従う構造
とされたコンタクトレンズ用成形型を用い、前記雌型の
キャビティ形成面上にレンズ成形材料を供給した後に該
雌型に前記雄型を型合わせして、それら雌雄両型の型合
わせ面間に形成された成形キャビティで該レンズ成形材
料をモールド成形することによって目的とするコンタク
トレンズを製造するに際して、前記雌雄両型を型合わせ
した状態で、それら雌雄両型における両筒状嵌合部のう
ち外周側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部を、環状乃至
は筒状の押圧内面を備えた押圧具に対して内挿して、該
筒状嵌合部に形成された前記外周テーパ面を該押圧内面
に圧入することにより、該筒状嵌合部を径方向内方に変
形させて、前記雌雄両型の筒状嵌合部間に形成された前
記隙間を消失させて前記成形キャビティを密閉せしめる
ことを、特徴とする。
【0021】このような本態様においては、コレットチ
ャック等に比して構造が簡単な押圧具を用いて、雌雄両
型の筒状嵌合部の間の隙間を閉塞せしめて成形キャビテ
ィを形成することが出来るのであり、コンタクトレンズ
成形のための装置や作業の簡略化が図られ得る。
ャック等に比して構造が簡単な押圧具を用いて、雌雄両
型の筒状嵌合部の間の隙間を閉塞せしめて成形キャビテ
ィを形成することが出来るのであり、コンタクトレンズ
成形のための装置や作業の簡略化が図られ得る。
【0022】更にまた、コンタクトレンズの製造方法に
関する本発明の第三の態様は、前述のコンタクトレンズ
用成形型に関する第五の態様に従う構造とされたコンタ
クトレンズ用成形型を用い、上述のコンタクトレンズの
製造方法に関する第二の態様に係る方法に従って目的と
するコンタクトレンズを製造するに際して、前記押圧具
における前記押圧内面の内径寸法を、前記雌雄両型にお
ける両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた該筒
状嵌合部における前記小径円筒外周面よりも僅かに大き
く且つ前記大径円筒外周面よりも小さく設定し、該筒状
嵌合部を該押圧具に内挿せしめることによって、該押圧
具の押圧内面の軸方向端部を該筒状嵌合部の前記外周テ
ーパ面に当接させて該筒状嵌合部を該押圧具で支持せし
めると共に、かかる支持状態下で、該押圧具の押圧内面
によって該筒状嵌合部の前記小径円筒外周面を径方向で
略位置決めして保持せしめるようにする一方、該筒状嵌
合部を該押圧具に対して軸方向に圧入することにより、
該押圧具の押圧内面を該筒状嵌合部の該外周テーパ面を
越えて前記大径円筒外周面に外嵌固定せしめて、該大径
円筒外周面に対して該筒状嵌合部に対する径方向内方へ
の外力を及ぼすことを特徴とする。
関する本発明の第三の態様は、前述のコンタクトレンズ
用成形型に関する第五の態様に従う構造とされたコンタ
クトレンズ用成形型を用い、上述のコンタクトレンズの
製造方法に関する第二の態様に係る方法に従って目的と
するコンタクトレンズを製造するに際して、前記押圧具
における前記押圧内面の内径寸法を、前記雌雄両型にお
ける両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた該筒
状嵌合部における前記小径円筒外周面よりも僅かに大き
く且つ前記大径円筒外周面よりも小さく設定し、該筒状
嵌合部を該押圧具に内挿せしめることによって、該押圧
具の押圧内面の軸方向端部を該筒状嵌合部の前記外周テ
ーパ面に当接させて該筒状嵌合部を該押圧具で支持せし
めると共に、かかる支持状態下で、該押圧具の押圧内面
によって該筒状嵌合部の前記小径円筒外周面を径方向で
略位置決めして保持せしめるようにする一方、該筒状嵌
合部を該押圧具に対して軸方向に圧入することにより、
該押圧具の押圧内面を該筒状嵌合部の該外周テーパ面を
越えて前記大径円筒外周面に外嵌固定せしめて、該大径
円筒外周面に対して該筒状嵌合部に対する径方向内方へ
の外力を及ぼすことを特徴とする。
【0023】このような本態様においては、外周側に嵌
め合わされた筒状嵌合部に形成された小径円筒外周面と
外周テーパ面を利用して、成形型を押圧具によって位置
決め保持せしめることが可能となり、かかる成形型の位
置決め保持状態下で、押圧具により筒状嵌合部を安定し
て縮径変形させることが出来るのであり、それ故、雌雄
両型の筒状嵌合部間の隙間の閉塞による成形キャビティ
の形成を、良好な作業性で安定して行うことが可能とな
る。しかも、押圧具によって筒状嵌合部が縮径せしめら
れた後、該筒状嵌合部に形成された大径円筒外周面に対
して押圧具が固定的に嵌合されて該筒状嵌合部に対する
縮径力が継続的に及ぼされることから、成形型の筒状嵌
合部間の隙間が閉塞状態に安定して維持され得ると共
に、雌雄両型の筒状嵌合部が密着状態に維持されること
によって雌雄両型を型合わせ状態に保持せしめたままで
搬送等を行うことも容易となる。
め合わされた筒状嵌合部に形成された小径円筒外周面と
外周テーパ面を利用して、成形型を押圧具によって位置
決め保持せしめることが可能となり、かかる成形型の位
置決め保持状態下で、押圧具により筒状嵌合部を安定し
て縮径変形させることが出来るのであり、それ故、雌雄
両型の筒状嵌合部間の隙間の閉塞による成形キャビティ
の形成を、良好な作業性で安定して行うことが可能とな
る。しかも、押圧具によって筒状嵌合部が縮径せしめら
れた後、該筒状嵌合部に形成された大径円筒外周面に対
して押圧具が固定的に嵌合されて該筒状嵌合部に対する
縮径力が継続的に及ぼされることから、成形型の筒状嵌
合部間の隙間が閉塞状態に安定して維持され得ると共
に、雌雄両型の筒状嵌合部が密着状態に維持されること
によって雌雄両型を型合わせ状態に保持せしめたままで
搬送等を行うことも容易となる。
【0024】また、コンタクトレンズの製造方法に関す
る本発明の第四の態様は、上述のコンタクトレンズの製
造方法に関する第二又は第三の態様に係る製造方法にお
いて、前記コンタクトレンズ用成形型を用いてコンタク
トレンズを製造するための複数の工程が実施される複数
の場所に該コンタクトレンズ用成形型を搬送するための
搬送トレーに対して、前記押圧具を固定的に設けたこと
を、特徴とする。このような本態様においては、例え
ば、特開平8−192470号公報や特開平9−199
72号公報等に記載されているように、コンタクトレン
ズの製造に際して複数の工程間で成形型を型合わせ状態
で搬送する搬送トレー(パレット)に対して、押圧具が
固定的に設けられることとなるのであり、それによっ
て、雌雄両型の型合わせ力を除いた状態下でも、雌雄両
型を型合わせ状態に強固に保持せしめたままの状態で、
搬送トレーによって安定して搬送せしめることが可能と
なって、各コンタクトレンズの製造工程での作業の安定
性が向上され得る。
る本発明の第四の態様は、上述のコンタクトレンズの製
造方法に関する第二又は第三の態様に係る製造方法にお
いて、前記コンタクトレンズ用成形型を用いてコンタク
トレンズを製造するための複数の工程が実施される複数
の場所に該コンタクトレンズ用成形型を搬送するための
搬送トレーに対して、前記押圧具を固定的に設けたこと
を、特徴とする。このような本態様においては、例え
ば、特開平8−192470号公報や特開平9−199
72号公報等に記載されているように、コンタクトレン
ズの製造に際して複数の工程間で成形型を型合わせ状態
で搬送する搬送トレー(パレット)に対して、押圧具が
固定的に設けられることとなるのであり、それによっ
て、雌雄両型の型合わせ力を除いた状態下でも、雌雄両
型を型合わせ状態に強固に保持せしめたままの状態で、
搬送トレーによって安定して搬送せしめることが可能と
なって、各コンタクトレンズの製造工程での作業の安定
性が向上され得る。
【0025】さらに、本発明は、前述のコンタクトレン
ズ用成形型に関する第一乃至第七の何れかの態様に従う
構造とされたコンタクトレンズ用成形型を用いてコンタ
クトレンズを製造するための複数の処理工程を施す複数
の場所が、該コンタクトレンズ用成形型を搬送する搬送
手段によって接続されて、かかる複数の処理工程が順次
に施されるようにしたコンタクトレンズの製造ラインに
おいて、前記雌雄両型が互いに型合わせされた状態で挿
入されて支持せしめられる型保持孔を少なくとも一つ備
えた搬送トレーを採用し、該搬送トレーによって該雌雄
両型を支持せしめて前記複数の処理工程を施す複数の場
所に前記搬送手段によって順次に搬送せしめるようにす
ると共に、前記雌雄両型を型合わせした状態で該雌型の
前記筒状嵌合部と該雄型の前記筒状嵌合部の少なくとも
一方を径方向に変形させて該雌雄両型の筒状嵌合部間に
おける前記隙間を消失させることにより密閉された前記
成形キャビティを形成する外力作用手段を、該搬送トレ
ーに設けて、該外力作用手段によって該雌雄両型を型合
わせ状態で該搬送トレーにより固定的に保持せしめて搬
送するようにした製造ラインも、特徴とする。
ズ用成形型に関する第一乃至第七の何れかの態様に従う
構造とされたコンタクトレンズ用成形型を用いてコンタ
クトレンズを製造するための複数の処理工程を施す複数
の場所が、該コンタクトレンズ用成形型を搬送する搬送
手段によって接続されて、かかる複数の処理工程が順次
に施されるようにしたコンタクトレンズの製造ラインに
おいて、前記雌雄両型が互いに型合わせされた状態で挿
入されて支持せしめられる型保持孔を少なくとも一つ備
えた搬送トレーを採用し、該搬送トレーによって該雌雄
両型を支持せしめて前記複数の処理工程を施す複数の場
所に前記搬送手段によって順次に搬送せしめるようにす
ると共に、前記雌雄両型を型合わせした状態で該雌型の
前記筒状嵌合部と該雄型の前記筒状嵌合部の少なくとも
一方を径方向に変形させて該雌雄両型の筒状嵌合部間に
おける前記隙間を消失させることにより密閉された前記
成形キャビティを形成する外力作用手段を、該搬送トレ
ーに設けて、該外力作用手段によって該雌雄両型を型合
わせ状態で該搬送トレーにより固定的に保持せしめて搬
送するようにした製造ラインも、特徴とする。
【0026】このような本態様に係る製造ラインにおい
ては、雌雄両型の筒状嵌合部間の隙間を消失せしめる外
力作用手段を搬送トレーに設けたことにより、雌雄両型
を、軸方向の型合わせ力を除いた状態下でも、型合わせ
状態に強固に保持せしめたままの状態で、搬送トレーに
よって複数の処理工程に搬送せしめることが出来るので
あり、それによって、型合わせした雌雄両型を複数の処
理工程間で容易に搬送せしめることが可能となってコン
タクトレンズの製造作業が容易となると共に、コンタク
トレンズの製造作業の安定性の向上も図られ得る。な
お、本態様において外力作用手段としては、前記本発明
に従うコンタクトレンズの製造方法に関する第一の態様
における内周コレットチャック及び/又は外周コレット
チャックや、同第二の態様における押圧具などが、好適
に採用され得る。
ては、雌雄両型の筒状嵌合部間の隙間を消失せしめる外
力作用手段を搬送トレーに設けたことにより、雌雄両型
を、軸方向の型合わせ力を除いた状態下でも、型合わせ
状態に強固に保持せしめたままの状態で、搬送トレーに
よって複数の処理工程に搬送せしめることが出来るので
あり、それによって、型合わせした雌雄両型を複数の処
理工程間で容易に搬送せしめることが可能となってコン
タクトレンズの製造作業が容易となると共に、コンタク
トレンズの製造作業の安定性の向上も図られ得る。な
お、本態様において外力作用手段としては、前記本発明
に従うコンタクトレンズの製造方法に関する第一の態様
における内周コレットチャック及び/又は外周コレット
チャックや、同第二の態様における押圧具などが、好適
に採用され得る。
【0027】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0028】先ず、図1には、本発明の第一の実施形態
としてのコンタクトレンズ用成形型10が、示されてい
る。かかる成形型10は、雌型12と雄型14によって
構成されており、互いに型合わせされることによって、
図2に示されているように、雌雄両型12,14の型合
わせ面間にコンタクトレンズの成形キャビティ16が形
成されるようになっている。
としてのコンタクトレンズ用成形型10が、示されてい
る。かかる成形型10は、雌型12と雄型14によって
構成されており、互いに型合わせされることによって、
図2に示されているように、雌雄両型12,14の型合
わせ面間にコンタクトレンズの成形キャビティ16が形
成されるようになっている。
【0029】より詳細には、雄型14は、ポリプロピレ
ン等の適当な合成樹脂材で、射出成形法等の従来から公
知の樹脂成形法で製造されることによって形成されてお
り、厚肉の略円板形状とされた中央部分18を有してい
る。この中央部分18は、全体が湾曲せしめられて軸方
向一方(図1中、下方)に向かって突出する球殻形状と
されており、かかる中央部分18の凸側表面によって、
目的とするコンタクトレンズのベースカーブに略対応し
た、キャビティ形成面としての凸状成形面20が形成さ
れている。また、中央部分18の外周縁部には、凸状成
形面20の周囲外方に位置して凸状成形面20の曲率中
心側、即ち図1中の上側に向かって中心軸上で立ち上が
る筒状嵌合部としての略円筒形状の筒壁部22が一体形
成されている。この筒壁部22の外周面は、下端部から
軸方向に立ち上がる所定長さに亘る部分が、円筒形状の
嵌合外周面24とされていると共に、該嵌合外周面24
の軸方向上側が開口側に向かって僅かに拡径するテーパ
面とされている。更に、筒壁部22の開口端縁部には、
略円環板形状のフランジ状部26が、中心軸に直交する
方向に広がって一体形成されており、かかるフランジ状
部26によって、筒壁部22と中央部分18の全体の剛
性が向上されていると共に、中央部分18の凸状成形面
20における中心軸方向や水平方向を容易に決定するこ
とが出来るようになっている。なお、上述の説明から明
らかなように、本実施形態において、筒壁部22におけ
る凸状成形面20との接続側端縁部は、嵌合外周面24
の軸方向一端側(図1中、下端側)の周縁部とされてい
る。また、雄型14においては、凸状成形面20を含む
中央部分18が、型合わせに際して及ぼされる外力に対
して十分な剛性を発揮し得るように、材質を考慮して部
材厚さや形状が設定されている。
ン等の適当な合成樹脂材で、射出成形法等の従来から公
知の樹脂成形法で製造されることによって形成されてお
り、厚肉の略円板形状とされた中央部分18を有してい
る。この中央部分18は、全体が湾曲せしめられて軸方
向一方(図1中、下方)に向かって突出する球殻形状と
されており、かかる中央部分18の凸側表面によって、
目的とするコンタクトレンズのベースカーブに略対応し
た、キャビティ形成面としての凸状成形面20が形成さ
れている。また、中央部分18の外周縁部には、凸状成
形面20の周囲外方に位置して凸状成形面20の曲率中
心側、即ち図1中の上側に向かって中心軸上で立ち上が
る筒状嵌合部としての略円筒形状の筒壁部22が一体形
成されている。この筒壁部22の外周面は、下端部から
軸方向に立ち上がる所定長さに亘る部分が、円筒形状の
嵌合外周面24とされていると共に、該嵌合外周面24
の軸方向上側が開口側に向かって僅かに拡径するテーパ
面とされている。更に、筒壁部22の開口端縁部には、
略円環板形状のフランジ状部26が、中心軸に直交する
方向に広がって一体形成されており、かかるフランジ状
部26によって、筒壁部22と中央部分18の全体の剛
性が向上されていると共に、中央部分18の凸状成形面
20における中心軸方向や水平方向を容易に決定するこ
とが出来るようになっている。なお、上述の説明から明
らかなように、本実施形態において、筒壁部22におけ
る凸状成形面20との接続側端縁部は、嵌合外周面24
の軸方向一端側(図1中、下端側)の周縁部とされてい
る。また、雄型14においては、凸状成形面20を含む
中央部分18が、型合わせに際して及ぼされる外力に対
して十分な剛性を発揮し得るように、材質を考慮して部
材厚さや形状が設定されている。
【0030】一方、雌型12は、雄型14と同様な合成
樹脂材を用いて、射出成形法等の公知の樹脂成形法によ
って形成されており、その中央部分28が、軸方向一方
に向かって突出する球殻形状とされている。そして、こ
の中央部分28の凹側表面によって、目的とするコンタ
クトレンズのフロントカーブに略対応した、キャビティ
形成面としての凹状成形面30が形成されている。
樹脂材を用いて、射出成形法等の公知の樹脂成形法によ
って形成されており、その中央部分28が、軸方向一方
に向かって突出する球殻形状とされている。そして、こ
の中央部分28の凹側表面によって、目的とするコンタ
クトレンズのフロントカーブに略対応した、キャビティ
形成面としての凹状成形面30が形成されている。
【0031】また、雌型12の中央部分28の外周縁部
には、凹状成形面30の周囲外方に位置して凹状成形面
30の曲率中心側、即ち図1中の上側に向かって中心軸
上で立ち上がる筒状嵌合部としての略円筒形状の筒壁部
32が一体形成されている。この筒壁部32の内周面
は、凹状成形面30の外周縁部から軸方向に立ち上がる
所定長さに亘る部分が、円筒形状の嵌合内周面34とさ
れている。また、嵌合内周面34の開口部側は、軸直角
方向に拡がる段差状部36を介して、開口部側に向かっ
て僅かに拡径するテーパ面38とされている。なお、上
述の説明からも明らかように、本実施形態において、筒
壁部32における凹状成形面30との接続側端縁部は、
嵌合内周面34の軸方向一端側(図1中、下端側)の周
縁部とされている。また、雌型12においても、雄型1
4と同様に、型合わせ等に際して及ぼされる力の作用に
よって凹状成形面30が変形しないように、材質等を考
慮して各部の肉厚寸法や形状が設定されている。
には、凹状成形面30の周囲外方に位置して凹状成形面
30の曲率中心側、即ち図1中の上側に向かって中心軸
上で立ち上がる筒状嵌合部としての略円筒形状の筒壁部
32が一体形成されている。この筒壁部32の内周面
は、凹状成形面30の外周縁部から軸方向に立ち上がる
所定長さに亘る部分が、円筒形状の嵌合内周面34とさ
れている。また、嵌合内周面34の開口部側は、軸直角
方向に拡がる段差状部36を介して、開口部側に向かっ
て僅かに拡径するテーパ面38とされている。なお、上
述の説明からも明らかように、本実施形態において、筒
壁部32における凹状成形面30との接続側端縁部は、
嵌合内周面34の軸方向一端側(図1中、下端側)の周
縁部とされている。また、雌型12においても、雄型1
4と同様に、型合わせ等に際して及ぼされる力の作用に
よって凹状成形面30が変形しないように、材質等を考
慮して各部の肉厚寸法や形状が設定されている。
【0032】さらに、筒壁部32の軸方向上側の開口端
縁部には、軸直角方向外方に向かって突出する略円環板
形状のフランジ状部40が一体形成されている。そし
て、このフランジ状部40によって、筒壁部32と中央
部分28の全体の剛性が向上されていると共に、中央部
分28の凹状成形面30における中心軸方向や水平方向
を容易に決定することが出来るようになっている。ま
た、フランジ状部40の軸方向上面には、軸方向外方に
向かって所定高さで突出するスペーサ部42が、周方向
に連続して円環形状で、或いは周方向に分断された複数
の突起形状で、一体形成されている。
縁部には、軸直角方向外方に向かって突出する略円環板
形状のフランジ状部40が一体形成されている。そし
て、このフランジ状部40によって、筒壁部32と中央
部分28の全体の剛性が向上されていると共に、中央部
分28の凹状成形面30における中心軸方向や水平方向
を容易に決定することが出来るようになっている。ま
た、フランジ状部40の軸方向上面には、軸方向外方に
向かって所定高さで突出するスペーサ部42が、周方向
に連続して円環形状で、或いは周方向に分断された複数
の突起形状で、一体形成されている。
【0033】また、筒壁部32の外周面における中央部
分28との接続側端部には、外周押圧部44が形成され
ている。この外周押圧部44は、図3にも拡大して示さ
れているように、中央部分28から軸方向上方に離れる
に従って所定のテーパ角度で拡開する外周テーパ面46
を備えた段付円筒形状とされており、外周テーパ面46
を挟んだ軸方向一方の側には、該外周テーパ面46の小
径側端部から略一定の外径寸法で軸方向に延びる小径円
筒外周面としての小径外周面48が形成されていると共
に、外周テーパ面46を挟んだ軸方向他方の側には、該
外周テーパ面46の大径側端部から略一定の外径寸法で
軸方向に延びる大径円筒外周面としての大径外周面50
が形成されている。
分28との接続側端部には、外周押圧部44が形成され
ている。この外周押圧部44は、図3にも拡大して示さ
れているように、中央部分28から軸方向上方に離れる
に従って所定のテーパ角度で拡開する外周テーパ面46
を備えた段付円筒形状とされており、外周テーパ面46
を挟んだ軸方向一方の側には、該外周テーパ面46の小
径側端部から略一定の外径寸法で軸方向に延びる小径円
筒外周面としての小径外周面48が形成されていると共
に、外周テーパ面46を挟んだ軸方向他方の側には、該
外周テーパ面46の大径側端部から略一定の外径寸法で
軸方向に延びる大径円筒外周面としての大径外周面50
が形成されている。
【0034】なお、本実施形態では、外周テーパ面46
が、筒壁部32の嵌合内周面34と中央部分28の凹状
成形面30との接続側端縁部よりも軸方向下方(中央部
分28側)に形成されており、実質的に中央部分28の
外周面に外周テーパ面46が位置せしめられている。ま
た、外周テーパ面46の大径側端縁部から軸方向上方に
延び出す大径外周面50は、筒壁部32の嵌合内周面3
4の径方向外方にまで至る軸方向長さで形成されてい
る。更にまた、外周テーパ面46の小径側端縁部から軸
方向下方に延び出した小径外周面48の軸方向下方の端
縁部に接続される中央部分28の凸状外面51の外周縁
部分は、小径外周面48の軸方向下方の端縁部から軸方
向下方に行くに従って小径化するテーパ状の傾斜面49
とされている。
が、筒壁部32の嵌合内周面34と中央部分28の凹状
成形面30との接続側端縁部よりも軸方向下方(中央部
分28側)に形成されており、実質的に中央部分28の
外周面に外周テーパ面46が位置せしめられている。ま
た、外周テーパ面46の大径側端縁部から軸方向上方に
延び出す大径外周面50は、筒壁部32の嵌合内周面3
4の径方向外方にまで至る軸方向長さで形成されてい
る。更にまた、外周テーパ面46の小径側端縁部から軸
方向下方に延び出した小径外周面48の軸方向下方の端
縁部に接続される中央部分28の凸状外面51の外周縁
部分は、小径外周面48の軸方向下方の端縁部から軸方
向下方に行くに従って小径化するテーパ状の傾斜面49
とされている。
【0035】さらに、雌型12の中央部分28は、雄型
14の中央部分18よりも一回り大きくされており、雌
型12の筒壁部32における嵌合内周面34の内径寸法
が、雄型14の筒壁部22における嵌合外周面24の外
径寸法よりも所定量(図3中のl1×2)だけ大きく設
定されている。これにより、図1にも示されているよう
に、雌型12の筒壁部32に対して、該筒壁部32の開
口部から雄型14の筒壁部22を嵌め込むことによっ
て、雌雄両型12,14の凹状成形面30と凸状成形面
20を所定距離を隔てて対向位置せしめて型合わせする
ことが出来るようになっている。
14の中央部分18よりも一回り大きくされており、雌
型12の筒壁部32における嵌合内周面34の内径寸法
が、雄型14の筒壁部22における嵌合外周面24の外
径寸法よりも所定量(図3中のl1×2)だけ大きく設
定されている。これにより、図1にも示されているよう
に、雌型12の筒壁部32に対して、該筒壁部32の開
口部から雄型14の筒壁部22を嵌め込むことによっ
て、雌雄両型12,14の凹状成形面30と凸状成形面
20を所定距離を隔てて対向位置せしめて型合わせする
ことが出来るようになっている。
【0036】また、そのような型合わせ状態下で雌雄両
型12,14を同一中心軸上に位置せしめることによ
り、図1,3にも示されているように、雌型12の筒壁
部32における嵌合内周面34と、雄型14の筒壁部2
2における嵌合外周面24との径方向対向面間には、隙
間52が周方向に連続して形成されるようになってい
る。更に、この隙間52の軸直角方向における幅寸法:
l1は、図3に示されているように、雌型12における
大径外周面50と小径外周面48の外径寸法の差の値、
換言すれば外周テーパ面46の最小半径寸法と最大半径
寸法の差:l2よりも小さくされている。
型12,14を同一中心軸上に位置せしめることによ
り、図1,3にも示されているように、雌型12の筒壁
部32における嵌合内周面34と、雄型14の筒壁部2
2における嵌合外周面24との径方向対向面間には、隙
間52が周方向に連続して形成されるようになってい
る。更に、この隙間52の軸直角方向における幅寸法:
l1は、図3に示されているように、雌型12における
大径外周面50と小径外周面48の外径寸法の差の値、
換言すれば外周テーパ面46の最小半径寸法と最大半径
寸法の差:l2よりも小さくされている。
【0037】更にまた、雌雄両型12,14の型合わせ
に際しては、雄型14のフランジ状部26と雌型12の
フランジ状部40のスペーサ部42が軸方向で重ね合わ
せられて密接状態で当接されることにより、雌雄両型1
2,14が軸方向の相対位置決めが行われるようになっ
ており、以て、型合わせ状態下で、雄型14の凸状成形
面20と雌型12の凹状成形面30の対向面間距離が、
目的とする成形キャビティの厚さ寸法に設定されるよう
になっている。なお、このことからも明らかなように、
本実施形態では、両筒壁部22,32の軸方向での嵌め
込み端位置を規定する位置決め機構が、雄型14におけ
るフランジ状部26と、雌型12におけるスペーサ部4
2を備えたフランジ状部40によって構成されている。
に際しては、雄型14のフランジ状部26と雌型12の
フランジ状部40のスペーサ部42が軸方向で重ね合わ
せられて密接状態で当接されることにより、雌雄両型1
2,14が軸方向の相対位置決めが行われるようになっ
ており、以て、型合わせ状態下で、雄型14の凸状成形
面20と雌型12の凹状成形面30の対向面間距離が、
目的とする成形キャビティの厚さ寸法に設定されるよう
になっている。なお、このことからも明らかなように、
本実施形態では、両筒壁部22,32の軸方向での嵌め
込み端位置を規定する位置決め機構が、雄型14におけ
るフランジ状部26と、雌型12におけるスペーサ部4
2を備えたフランジ状部40によって構成されている。
【0038】そして、上述の如く型合わせされた雌雄両
型12,14は、雌型12の筒壁部32に対して外部か
ら径方向内方に向かう外力を及ぼして筒壁部32を縮径
せしめることにより、図2に示されているように、雌型
12における嵌合内周面34と雄型14における嵌合外
周面24が密接状態で当接されるようになっている。ま
た、それにより、雌雄両型12,14からなるコンタク
トレンズ用成形型10には、雌型12の凹状成形面30
と雄型14の凸状成形面20の対向面間において、雌雄
両型12,14の嵌合内外周面34,24の密接によっ
て外周縁部分の型合わせ部位が閉塞されて外部空間に対
して遮断されたコンタクトレンズの成形キャビティ16
が形成されるようになっている。
型12,14は、雌型12の筒壁部32に対して外部か
ら径方向内方に向かう外力を及ぼして筒壁部32を縮径
せしめることにより、図2に示されているように、雌型
12における嵌合内周面34と雄型14における嵌合外
周面24が密接状態で当接されるようになっている。ま
た、それにより、雌雄両型12,14からなるコンタク
トレンズ用成形型10には、雌型12の凹状成形面30
と雄型14の凸状成形面20の対向面間において、雌雄
両型12,14の嵌合内外周面34,24の密接によっ
て外周縁部分の型合わせ部位が閉塞されて外部空間に対
して遮断されたコンタクトレンズの成形キャビティ16
が形成されるようになっている。
【0039】ここにおいて、本実施形態の成形型10に
おいては、雌型12と雄型14の両筒壁部32,22の
うち外周側に嵌め合わせられた雌型12の筒壁部32の
外周面に外周テーパ面46を備えた外周押圧部44が形
成されていることから、後述するように、かかる外周押
圧部44における小径外周面48の外径寸法よりも僅か
に大きく、大径外周面50の外径寸法よりも僅かに小さ
な内径寸法の押圧内面を備えた押圧金具を採用し、該押
圧金具に対して雌型12の筒壁部32の外周押圧部44
を圧入することにより、押圧金具の押圧内面に対して当
接せしめられる外周押圧部44の反力を、雌型12の筒
壁部32に対して径方向内方に向かって及ぼしめて、該
筒壁部32を縮径変形されて、雄型14の筒壁部22に
対して密接状態で押圧させることが出来るようになって
いる(後述する図19及び図21参照)。
おいては、雌型12と雄型14の両筒壁部32,22の
うち外周側に嵌め合わせられた雌型12の筒壁部32の
外周面に外周テーパ面46を備えた外周押圧部44が形
成されていることから、後述するように、かかる外周押
圧部44における小径外周面48の外径寸法よりも僅か
に大きく、大径外周面50の外径寸法よりも僅かに小さ
な内径寸法の押圧内面を備えた押圧金具を採用し、該押
圧金具に対して雌型12の筒壁部32の外周押圧部44
を圧入することにより、押圧金具の押圧内面に対して当
接せしめられる外周押圧部44の反力を、雌型12の筒
壁部32に対して径方向内方に向かって及ぼしめて、該
筒壁部32を縮径変形されて、雄型14の筒壁部22に
対して密接状態で押圧させることが出来るようになって
いる(後述する図19及び図21参照)。
【0040】次に、このようなコンタクトレンズ用成形
型10を用いて、目的とするコンタクトレンズをモール
ド成形する一実施形態について説明する。
型10を用いて、目的とするコンタクトレンズをモール
ド成形する一実施形態について説明する。
【0041】先ず、図4は、上述の実施形態に示された
コンタクトレンズ用成形型10を利用したコンタクトレ
ンズの製造ライン54の概略モデル図である。かかる製
造ライン54は、五つの製造工程:No. 1〜No. 5と、
それら各製造工程:No. 1〜No. 5の実施場所にコンタ
クトレンズ用成形型10を順次に搬送して、それら製造
工程:No. 1〜No. 5を、順次に実施せしめるための搬
送手段としての搬送装置56を含んで構成されている。
コンタクトレンズ用成形型10を利用したコンタクトレ
ンズの製造ライン54の概略モデル図である。かかる製
造ライン54は、五つの製造工程:No. 1〜No. 5と、
それら各製造工程:No. 1〜No. 5の実施場所にコンタ
クトレンズ用成形型10を順次に搬送して、それら製造
工程:No. 1〜No. 5を、順次に実施せしめるための搬
送手段としての搬送装置56を含んで構成されている。
【0042】搬送装置56は、図4〜6に示されている
ように、搬送トレーとしての金属プレート58と、該金
属プレート58を所定の場所へ案内移動せしめる搬送レ
ール60を含んで構成されている。
ように、搬送トレーとしての金属プレート58と、該金
属プレート58を所定の場所へ案内移動せしめる搬送レ
ール60を含んで構成されている。
【0043】金属プレート58は、金属等の剛性材によ
って形成されて、略矩形板形状を呈しており、搬送レー
ル60上に複数枚配設されている。また、金属プレート
58には、円孔形状を有する複数の型保持孔62が板厚
方向に貫通して形成されている。なお、型保持孔62の
数や配設位置等は、特に限定されるものでないが、本実
施形態では、一つの金属プレート58に対して、一つの
円周上で等分配置されて4つの型保持孔62が形成され
ている。
って形成されて、略矩形板形状を呈しており、搬送レー
ル60上に複数枚配設されている。また、金属プレート
58には、円孔形状を有する複数の型保持孔62が板厚
方向に貫通して形成されている。なお、型保持孔62の
数や配設位置等は、特に限定されるものでないが、本実
施形態では、一つの金属プレート58に対して、一つの
円周上で等分配置されて4つの型保持孔62が形成され
ている。
【0044】また、図7にも示されているように、型保
持孔62の略軸方向中間部分には、径方向内方に突出す
る押圧具としての環状突部66が、周方向の全周に亘っ
て連続して延びる円環形状をもって一体形成されてい
る。更にまた、環状突部66の内周面72には、軸方向
下端部に位置して径方向内方に向かって突出する環状の
押圧部70が一体形成されており、この押圧部70の内
周面が、環状突部66の内周面よりも小径の円筒形状を
有する押圧内面64とされている。
持孔62の略軸方向中間部分には、径方向内方に突出す
る押圧具としての環状突部66が、周方向の全周に亘っ
て連続して延びる円環形状をもって一体形成されてい
る。更にまた、環状突部66の内周面72には、軸方向
下端部に位置して径方向内方に向かって突出する環状の
押圧部70が一体形成されており、この押圧部70の内
周面が、環状突部66の内周面よりも小径の円筒形状を
有する押圧内面64とされている。
【0045】そして、型保持孔62の内径寸法が、押圧
突部66よりも軸方向上側において、前記雌型12のフ
ランジ状部40の外径寸法よりも大きくされていると共
に、環状突部66の内周面72の内径寸法が、雌型12
の筒壁部32の外径寸法よりも大きくされており、それ
によって、金属プレート58の各型保持孔62に対し
て、雌型12の略全体が収容状態で嵌め込まれるように
なっている。また、環状突部66の内周面72に突設さ
れた押圧部70の押圧内面64は、図8に拡大図が示さ
れているように、その内径寸法が、雌型12の小径外周
面48の外径寸法よりも僅かに大きく、且つ大径外周面
50より小さくされている。これによって、図13に示
されているように、金属プレート58の型保持孔62に
対して雌型12を嵌め入れた際に、金属プレート58の
押圧部70の押圧内面64の上端周縁部が雌型12の外
周テーパ面46に当接して、雌型12を型保持孔62の
略中心軸上で上方に向かって筒壁部32が開口する状態
で同軸的に支持せしめるようになっている。
突部66よりも軸方向上側において、前記雌型12のフ
ランジ状部40の外径寸法よりも大きくされていると共
に、環状突部66の内周面72の内径寸法が、雌型12
の筒壁部32の外径寸法よりも大きくされており、それ
によって、金属プレート58の各型保持孔62に対し
て、雌型12の略全体が収容状態で嵌め込まれるように
なっている。また、環状突部66の内周面72に突設さ
れた押圧部70の押圧内面64は、図8に拡大図が示さ
れているように、その内径寸法が、雌型12の小径外周
面48の外径寸法よりも僅かに大きく、且つ大径外周面
50より小さくされている。これによって、図13に示
されているように、金属プレート58の型保持孔62に
対して雌型12を嵌め入れた際に、金属プレート58の
押圧部70の押圧内面64の上端周縁部が雌型12の外
周テーパ面46に当接して、雌型12を型保持孔62の
略中心軸上で上方に向かって筒壁部32が開口する状態
で同軸的に支持せしめるようになっている。
【0046】また一方、搬送レール60は、搬送ロッド
76と、一対のレール金具78a,78bを含んで構成
されている。一対のレール金具78a,78bは、一定
の対向距離を隔てて平行に延びる閉状環状路の形態を呈
しており、図示しない基台に固設された複数本の支柱で
支持されることにより、コンタクトレンズの製造工程を
繋いで延びる状態で固定的に設置されている。また、こ
れら一対のレール金具78a,78bには、内縁側の上
角部を全長に亘って延びる切欠状の係合溝84,84が
それぞれ形成されており、これらの係合溝84,84に
対して金属プレート58の対向位置する一対の端縁部が
嵌め合わされることによって、金属プレート58が、一
対のレール金具78a,78bにより、脱落を防止され
つつレール長手方向に案内されるようになっている。
76と、一対のレール金具78a,78bを含んで構成
されている。一対のレール金具78a,78bは、一定
の対向距離を隔てて平行に延びる閉状環状路の形態を呈
しており、図示しない基台に固設された複数本の支柱で
支持されることにより、コンタクトレンズの製造工程を
繋いで延びる状態で固定的に設置されている。また、こ
れら一対のレール金具78a,78bには、内縁側の上
角部を全長に亘って延びる切欠状の係合溝84,84が
それぞれ形成されており、これらの係合溝84,84に
対して金属プレート58の対向位置する一対の端縁部が
嵌め合わされることによって、金属プレート58が、一
対のレール金具78a,78bにより、脱落を防止され
つつレール長手方向に案内されるようになっている。
【0047】さらに、一対のレール金具78a,78b
の下方には、レール金具78a,78bの幅方向中央部
分を全長に亘って延びるようにして搬送ロッド76が配
設されている。この搬送ロッド76は、外周面におねじ
溝を有しており、図示しないサーボモータ等によって中
心軸回りに回転駆動されるようになっている。また、搬
送ロッド76には、めねじ溝が内周面に形成された挿通
孔82を備えた移動ブロック80が外挿されており、こ
の移動ブロック80のめねじ溝が搬送ロッド76のおね
じ溝に対してボールねじ機構をもって螺合されている。
そして、かかる移動ブロック80が金属プレート58の
下面に固着されており、それによって、搬送ロッド76
の回転作動に伴って、ボールねじ機構によるねじ送り作
用により、移動ブロック80に固着された金属プレート
58が、搬送レール60に沿って移動せしめられるよう
になっている。
の下方には、レール金具78a,78bの幅方向中央部
分を全長に亘って延びるようにして搬送ロッド76が配
設されている。この搬送ロッド76は、外周面におねじ
溝を有しており、図示しないサーボモータ等によって中
心軸回りに回転駆動されるようになっている。また、搬
送ロッド76には、めねじ溝が内周面に形成された挿通
孔82を備えた移動ブロック80が外挿されており、こ
の移動ブロック80のめねじ溝が搬送ロッド76のおね
じ溝に対してボールねじ機構をもって螺合されている。
そして、かかる移動ブロック80が金属プレート58の
下面に固着されており、それによって、搬送ロッド76
の回転作動に伴って、ボールねじ機構によるねじ送り作
用により、移動ブロック80に固着された金属プレート
58が、搬送レール60に沿って移動せしめられるよう
になっている。
【0048】また、このような搬送装置56上に設けら
れた五つの製造工程No. 1〜No. 5の実施スペースに
は、図面上に概略表示されているように、それぞれ、コ
ンタクトレンズを製造するための複数の処理装置が設け
られている。即ち、(i)製造工程No. 1(86)の実
施スペースには、雌型12を成形する射出成形機が設置
されており、(ii)製造工程No. 2(88)の実施スペ
ースには、雄型14を成形する射出成形機が設置されて
おり、(iii )製造工程No. 3(90)の実施スペース
には、雌雄両型12,14の成形キャビティ16にモノ
マ材料を注入した後に雌雄両型12,14を型合わせす
る注入機が設置されており、(iv)製造工程No. 4(9
2)の実施スペースには、雌雄両型12,14の成形キ
ャビティ16に充填したモノマ材料を光重合法や熱重合
法等によって重合処理する重合装置が設置されており、
(v)製造工程No. 5(94)の実施スペースには、雌
雄両型12,14を金属プレート58から離脱させて取
り出す取出機が設置されている。
れた五つの製造工程No. 1〜No. 5の実施スペースに
は、図面上に概略表示されているように、それぞれ、コ
ンタクトレンズを製造するための複数の処理装置が設け
られている。即ち、(i)製造工程No. 1(86)の実
施スペースには、雌型12を成形する射出成形機が設置
されており、(ii)製造工程No. 2(88)の実施スペ
ースには、雄型14を成形する射出成形機が設置されて
おり、(iii )製造工程No. 3(90)の実施スペース
には、雌雄両型12,14の成形キャビティ16にモノ
マ材料を注入した後に雌雄両型12,14を型合わせす
る注入機が設置されており、(iv)製造工程No. 4(9
2)の実施スペースには、雌雄両型12,14の成形キ
ャビティ16に充填したモノマ材料を光重合法や熱重合
法等によって重合処理する重合装置が設置されており、
(v)製造工程No. 5(94)の実施スペースには、雌
雄両型12,14を金属プレート58から離脱させて取
り出す取出機が設置されている。
【0049】さらに、これら製造工程No. 1〜3及び5
の各実施スペースには、それぞれ、図9〜10に示され
ているように、搬送レール60で支持された金属プレー
ト58の上に延び出す支持ビーム96が設置されてい
る。この支持ビーム96は、例えば、特開平9−199
72号公報や特開平9−24914号公報等に開示され
ているように、従来から公知のものであって、ここでは
その詳細を省略するが、減圧機(図示せず)からエア供
給管98および筒状のピストン部材100内のエア供給
路102を通じて及ぼされる負圧の作用によって、雄型
14を吸着せしめるようになっていると共に、雄型14
を吸着せしめた状態下で、油圧手段や空気圧手段等でピ
ストン部材100を上下等の適当な方向に駆動せしめる
ことにより、雄型14を移動させることが出来るように
なっている。なお、ピストン部材100の軸方向下端部
には、雄型14の開口端部やフランジ状部26,40の
形状に対応した吸着パッド104が固設されている。ま
た、支持ビーム96においては、関節ロボット等の各種
運動手段が適宜に採用可能である。
の各実施スペースには、それぞれ、図9〜10に示され
ているように、搬送レール60で支持された金属プレー
ト58の上に延び出す支持ビーム96が設置されてい
る。この支持ビーム96は、例えば、特開平9−199
72号公報や特開平9−24914号公報等に開示され
ているように、従来から公知のものであって、ここでは
その詳細を省略するが、減圧機(図示せず)からエア供
給管98および筒状のピストン部材100内のエア供給
路102を通じて及ぼされる負圧の作用によって、雄型
14を吸着せしめるようになっていると共に、雄型14
を吸着せしめた状態下で、油圧手段や空気圧手段等でピ
ストン部材100を上下等の適当な方向に駆動せしめる
ことにより、雄型14を移動させることが出来るように
なっている。なお、ピストン部材100の軸方向下端部
には、雄型14の開口端部やフランジ状部26,40の
形状に対応した吸着パッド104が固設されている。ま
た、支持ビーム96においては、関節ロボット等の各種
運動手段が適宜に採用可能である。
【0050】また、製造工程No. 5の実施スペースに
は、図11〜12に示されているように、上述の如きピ
ストン部材100等に加えて、金属プレート58の幅方
向両端縁部を上側から抑え付ける押圧プレート106,
106や、搬送レール60で支持された金属プレート5
8の下に延び出す下側ピストン部材108が配設されて
おり、この下側ピストン部材108が金属プレート58
の型保持孔62に対して下方から差し込まれて、型保持
孔62内に保持された雌型12の中央部分28の凸側下
面を負圧作用で吸着せしめるようになっていると共に、
該下側ピストン部材108が型保持孔62内で軸方向上
方に向かって突出駆動されることにより、型保持孔62
に配設された雌型12を下方から上方に向かって押し出
して金属プレート58から離脱させ得るようになってい
る。なお、押圧ピストン108の上端部には、雌型12
の中央部分28の外表面に沿った形状の吸着パッド10
9が固設されている。
は、図11〜12に示されているように、上述の如きピ
ストン部材100等に加えて、金属プレート58の幅方
向両端縁部を上側から抑え付ける押圧プレート106,
106や、搬送レール60で支持された金属プレート5
8の下に延び出す下側ピストン部材108が配設されて
おり、この下側ピストン部材108が金属プレート58
の型保持孔62に対して下方から差し込まれて、型保持
孔62内に保持された雌型12の中央部分28の凸側下
面を負圧作用で吸着せしめるようになっていると共に、
該下側ピストン部材108が型保持孔62内で軸方向上
方に向かって突出駆動されることにより、型保持孔62
に配設された雌型12を下方から上方に向かって押し出
して金属プレート58から離脱させ得るようになってい
る。なお、押圧ピストン108の上端部には、雌型12
の中央部分28の外表面に沿った形状の吸着パッド10
9が固設されている。
【0051】そして、このような製造ライン54によっ
て目的とするコンタクトレンズを製造するに際しては、
先ず、製造工程No. 1において、射出成形機を用いて雌
型12を射出成形すると共に、成形した雌型12を、図
13に示されているように、ピストン部材100の吸着
パッド104にエア吸着させて、射出成形機から搬送レ
ール60で支持された金属プレート58の型保持孔62
の上方に移送して、型保持孔62に嵌め入れる。その
後、雌型12からピストン部材100を離脱させること
によって、雌型12を金属プレート58によって支持せ
しめる。
て目的とするコンタクトレンズを製造するに際しては、
先ず、製造工程No. 1において、射出成形機を用いて雌
型12を射出成形すると共に、成形した雌型12を、図
13に示されているように、ピストン部材100の吸着
パッド104にエア吸着させて、射出成形機から搬送レ
ール60で支持された金属プレート58の型保持孔62
の上方に移送して、型保持孔62に嵌め入れる。その
後、雌型12からピストン部材100を離脱させること
によって、雌型12を金属プレート58によって支持せ
しめる。
【0052】このようにして金属プレート58に支持せ
しめられた雌型12は、金属プレート58の型保持孔6
2の内周面に突設された押圧部70に対して雌型12の
外周テーパ面46が当接せしめられて、該外周テーパ面
46による自動調芯的な作用によって雌型12が位置決
めされることにより、雌型12が型保持孔62の略中心
軸上で上方に向かって筒壁部32が開口する状態で支持
せしめられることとなる(図16参照)。また、製造工
程No. 1では、金属プレート58における全ての型保持
孔62に対して雌型12を嵌め込む。
しめられた雌型12は、金属プレート58の型保持孔6
2の内周面に突設された押圧部70に対して雌型12の
外周テーパ面46が当接せしめられて、該外周テーパ面
46による自動調芯的な作用によって雌型12が位置決
めされることにより、雌型12が型保持孔62の略中心
軸上で上方に向かって筒壁部32が開口する状態で支持
せしめられることとなる(図16参照)。また、製造工
程No. 1では、金属プレート58における全ての型保持
孔62に対して雌型12を嵌め込む。
【0053】続く製造工程No. 2においては、射出成形
機を用いて雄型14を射出成形すると共に、製造工程N
o. 1における雌型12と同様に、成形した雄型14
を、図14に示されているように、ピストン部材100
の吸着パッド104にエア吸着させて、射出成形機から
搬送レール60で支持された金属プレート58の型保持
孔62の上方に移送して、型保持孔62内で支持された
前記雌型12に対して嵌め入れる。その後、雄型14か
らピストン部材100を離脱させることによって、雄型
12を雌型12に重ね合わせた状態で金属プレート58
によって支持せしめる。
機を用いて雄型14を射出成形すると共に、製造工程N
o. 1における雌型12と同様に、成形した雄型14
を、図14に示されているように、ピストン部材100
の吸着パッド104にエア吸着させて、射出成形機から
搬送レール60で支持された金属プレート58の型保持
孔62の上方に移送して、型保持孔62内で支持された
前記雌型12に対して嵌め入れる。その後、雄型14か
らピストン部材100を離脱させることによって、雄型
12を雌型12に重ね合わせた状態で金属プレート58
によって支持せしめる。
【0054】このようにして金属プレート58に支持せ
しめられた雌雄両型12,14は、図15〜16に示さ
れているように、雌型12のフランジ状部40に突設さ
れたスペーサ部42に対して雄型14のフランジ状部2
6が重ね合わされて軸方向に位置決めされることによ
り、それら雌雄両型12,14の中央部分28,18の
対向面間に成形キャビティを形成する間隙が形成されて
いると共に、両筒壁部32,22の間にも僅かな隙間5
2が形成されており、かかる隙間52の存在によって、
雌型をピストン部材100で雄型14をエア吸着して上
方に持ち上げることにより、雄型14を雌型12から上
方に向かって容易に離脱せしめることが出来るようにな
っている。
しめられた雌雄両型12,14は、図15〜16に示さ
れているように、雌型12のフランジ状部40に突設さ
れたスペーサ部42に対して雄型14のフランジ状部2
6が重ね合わされて軸方向に位置決めされることによ
り、それら雌雄両型12,14の中央部分28,18の
対向面間に成形キャビティを形成する間隙が形成されて
いると共に、両筒壁部32,22の間にも僅かな隙間5
2が形成されており、かかる隙間52の存在によって、
雌型をピストン部材100で雄型14をエア吸着して上
方に持ち上げることにより、雄型14を雌型12から上
方に向かって容易に離脱せしめることが出来るようにな
っている。
【0055】なお、金属プレート58によって支持され
た雌型12に対して雄型14を嵌め合わせた状態下にお
いて、金属プレート58における押圧部70の押圧内面
64の半径寸法と、雄型12における外周押圧部44の
大径外周面50の半径寸法の差:l4が、雌型12にお
ける嵌合内周面34と、雄型14における嵌合外周面2
4の対向面間距離、即ち隙間52の大きさ:l3よりも
僅かに大きく設定されている。
た雌型12に対して雄型14を嵌め合わせた状態下にお
いて、金属プレート58における押圧部70の押圧内面
64の半径寸法と、雄型12における外周押圧部44の
大径外周面50の半径寸法の差:l4が、雌型12にお
ける嵌合内周面34と、雄型14における嵌合外周面2
4の対向面間距離、即ち隙間52の大きさ:l3よりも
僅かに大きく設定されている。
【0056】さらに、続く製造工程No. 3においては、
製造工程No. 2で雌型12に嵌め合わされて雌型12と
共に搬送された雄型14を、前記図14に示された製造
工程No. 2と同様なピストン部材100によってエア吸
着して、上方に移動せしめることにより、雄型14を雌
型12から軸方向上方に離脱せしめて雌型12を開口せ
しめる。その後、図17に示されているように、雌型1
2の開口部にモノマ注入機の注入針110を差し入れて
該注入針110を通じてレンズ成形材料としてのモノマ
材料112を雌型12内に注入する。そして、モノマ材
料112の目的量を雌型12に注入したことを確認した
ら、図18に示されているように、再び、ピストン部材
100で保持せしめた雄型14を雌型12に嵌め合わ
せ、必要に応じてピストン部材100により、或いは図
示しない別のピストン部材によって雌雄両型12,14
に対して軸方向の型閉じ荷重を及ぼして、雌型12のス
ペーサ部42に雄型14のフランジ状部26が重ね合わ
せられて軸方向で相対位置決めされた状態で型閉じせし
めた後、雄型14からピストン部材100を離脱させる
ことによって、雄型12を雌型12に重ね合わせた状態
で金属プレート58によって支持せしめる。
製造工程No. 2で雌型12に嵌め合わされて雌型12と
共に搬送された雄型14を、前記図14に示された製造
工程No. 2と同様なピストン部材100によってエア吸
着して、上方に移動せしめることにより、雄型14を雌
型12から軸方向上方に離脱せしめて雌型12を開口せ
しめる。その後、図17に示されているように、雌型1
2の開口部にモノマ注入機の注入針110を差し入れて
該注入針110を通じてレンズ成形材料としてのモノマ
材料112を雌型12内に注入する。そして、モノマ材
料112の目的量を雌型12に注入したことを確認した
ら、図18に示されているように、再び、ピストン部材
100で保持せしめた雄型14を雌型12に嵌め合わ
せ、必要に応じてピストン部材100により、或いは図
示しない別のピストン部材によって雌雄両型12,14
に対して軸方向の型閉じ荷重を及ぼして、雌型12のス
ペーサ部42に雄型14のフランジ状部26が重ね合わ
せられて軸方向で相対位置決めされた状態で型閉じせし
めた後、雄型14からピストン部材100を離脱させる
ことによって、雄型12を雌型12に重ね合わせた状態
で金属プレート58によって支持せしめる。
【0057】これにより、図19に示されているよう
に、型合わせされた雌雄両型12,14の中央部分2
8,18の対向面間に形成された成形キャビティ16に
モノマ材料112を充填せしめると共に、余剰のモノマ
材料112を、成形キャビティ16の外周縁部における
雌雄両型12,14の径方向の隙間52を通じて、成形
キャビティ16の外に速やかに導いて排出する。
に、型合わせされた雌雄両型12,14の中央部分2
8,18の対向面間に形成された成形キャビティ16に
モノマ材料112を充填せしめると共に、余剰のモノマ
材料112を、成形キャビティ16の外周縁部における
雌雄両型12,14の径方向の隙間52を通じて、成形
キャビティ16の外に速やかに導いて排出する。
【0058】そして、このような雌雄両型12,14の
型合わせ状態下で、ピストン部材100により、或いは
図示しない別のピストン部材によって、雄型14に対し
て金属プレート58の型保持孔62内に押し込む軸方向
の押圧荷重を及ぼし、雄型14と共に雌型12を金属プ
レート58の型保持孔62内で軸方向下方に押し込むこ
とにより、金属プレート58の押圧部70の押圧内面6
4に対して、雌型12を、そのテーパ面46を越えて大
径外周面50に至る部分まで軸方向下方に押し込む。こ
れにより、雌型12の大径外周面50に対して金属プレ
ート58の押圧部70の押圧内面64が当接せしめられ
て、雌型12の筒壁部32に対して径方向内方への絞り
力が及ぼされ、該筒壁部32が縮径変形せしめられるこ
ととなり、以て、図20〜21に示されているように、
雌型12の筒壁部32の嵌合内周面34が、雄型14の
筒壁部22の嵌合外周面24に密接状態で当接せしめら
れて、それら雌雄両型12,14の筒壁部34,22間
の隙間52が消失されることとなる。また、かかる隙間
52が消失されることにより、雌雄両型12,14の型
合わせ面間に形成された成形キャビティ16が、外部空
間から遮断されて密閉構造とされることとなり、この密
閉構造とされた成形キャビティ16に対してモノマ材料
112が充填されることとなる。
型合わせ状態下で、ピストン部材100により、或いは
図示しない別のピストン部材によって、雄型14に対し
て金属プレート58の型保持孔62内に押し込む軸方向
の押圧荷重を及ぼし、雄型14と共に雌型12を金属プ
レート58の型保持孔62内で軸方向下方に押し込むこ
とにより、金属プレート58の押圧部70の押圧内面6
4に対して、雌型12を、そのテーパ面46を越えて大
径外周面50に至る部分まで軸方向下方に押し込む。こ
れにより、雌型12の大径外周面50に対して金属プレ
ート58の押圧部70の押圧内面64が当接せしめられ
て、雌型12の筒壁部32に対して径方向内方への絞り
力が及ぼされ、該筒壁部32が縮径変形せしめられるこ
ととなり、以て、図20〜21に示されているように、
雌型12の筒壁部32の嵌合内周面34が、雄型14の
筒壁部22の嵌合外周面24に密接状態で当接せしめら
れて、それら雌雄両型12,14の筒壁部34,22間
の隙間52が消失されることとなる。また、かかる隙間
52が消失されることにより、雌雄両型12,14の型
合わせ面間に形成された成形キャビティ16が、外部空
間から遮断されて密閉構造とされることとなり、この密
閉構造とされた成形キャビティ16に対してモノマ材料
112が充填されることとなる。
【0059】なお、金属プレート58の押圧部70に押
し込まれた雌型12の大径外周面50は、筒壁部32が
縮径変形せしめられることによって、当初のストレート
な円筒形状から、筒壁部32の開口部側(図20中の上
方)に向かって僅かに小径化するテーパ面とされてい
る。それ故、雌型12の大径外周面50と、そこに当接
せしめられた押圧部70の押圧内面64の間に、テーパ
面による雌型12の押圧部70からの抜止め力が及ぼさ
れるようになっている。これにより、雌型12は、押圧
部70による縮径力が筒壁部32に及ぼされた状態で金
属プレート58の押圧部70に押し込まれた状態に保持
されると共に、雌型12の筒壁部32が雄型14の筒壁
部22に対して密接状態に保たれて、雌雄両型12,1
4が型合わせ状態に保持されることとなる。なお、この
ことから明らかなように、本実施形態では、雌型12の
筒壁部32を径方向内方に変形させる外力作用手段が、
金属プレート58の押圧部70によって構成されてい
る。また、上述の如き雌雄両型12,14の型合わせ状
態下では、雄型14の筒壁部22の嵌合外周面24が、
接続側端縁部としての下端側周縁部を含む軸方向下端部
分の軸方向所定長さに亘る領域で、雌型12の筒壁部3
2の嵌合内周面34に対して密接されている。
し込まれた雌型12の大径外周面50は、筒壁部32が
縮径変形せしめられることによって、当初のストレート
な円筒形状から、筒壁部32の開口部側(図20中の上
方)に向かって僅かに小径化するテーパ面とされてい
る。それ故、雌型12の大径外周面50と、そこに当接
せしめられた押圧部70の押圧内面64の間に、テーパ
面による雌型12の押圧部70からの抜止め力が及ぼさ
れるようになっている。これにより、雌型12は、押圧
部70による縮径力が筒壁部32に及ぼされた状態で金
属プレート58の押圧部70に押し込まれた状態に保持
されると共に、雌型12の筒壁部32が雄型14の筒壁
部22に対して密接状態に保たれて、雌雄両型12,1
4が型合わせ状態に保持されることとなる。なお、この
ことから明らかなように、本実施形態では、雌型12の
筒壁部32を径方向内方に変形させる外力作用手段が、
金属プレート58の押圧部70によって構成されてい
る。また、上述の如き雌雄両型12,14の型合わせ状
態下では、雄型14の筒壁部22の嵌合外周面24が、
接続側端縁部としての下端側周縁部を含む軸方向下端部
分の軸方向所定長さに亘る領域で、雌型12の筒壁部3
2の嵌合内周面34に対して密接されている。
【0060】続く製造工程No. 4においては、図22に
示されているように、上述の如く金属プレート58の型
保持孔62に嵌め込まれて型合わせ状態に保持された雌
雄両型12,14を、そのままの状態で紫外線照射装置
等に導いて、成形キャビティ16に充填されたモノマ材
料112に対してモノマ材料112にUV光を所定時間
照射して重合処理を施す。そして、モノマ材料112の
重合を完了した後、雌雄両型12,14を、金属プレー
ト58によって保持せしめたままの状態で、搬送装置5
6によって製造工程No.5の領域に搬送する。
示されているように、上述の如く金属プレート58の型
保持孔62に嵌め込まれて型合わせ状態に保持された雌
雄両型12,14を、そのままの状態で紫外線照射装置
等に導いて、成形キャビティ16に充填されたモノマ材
料112に対してモノマ材料112にUV光を所定時間
照射して重合処理を施す。そして、モノマ材料112の
重合を完了した後、雌雄両型12,14を、金属プレー
ト58によって保持せしめたままの状態で、搬送装置5
6によって製造工程No.5の領域に搬送する。
【0061】コンタクトレンズ製造の最終工程である製
造工程No. 5においては、図23に示されているよう
に、金属プレート58の幅方向両側の端縁部に押圧プレ
ート106,106を重ね合わせて金属プレート58の
浮き上がりを阻止せしめる一方、金属プレート58にお
いて雌雄両型12,14が型合わせ状態で保持された型
保持孔62に対して、軸方向上方からピストン部材10
0を差し入れると共に、軸方向下方から下側ピストン部
材108を差し入れて、ピストン部材100により雄型
14を吸着保持せしめると共に、下側ピストン部材10
8によって雌型12を吸着保持せしめるようになってい
る。
造工程No. 5においては、図23に示されているよう
に、金属プレート58の幅方向両側の端縁部に押圧プレ
ート106,106を重ね合わせて金属プレート58の
浮き上がりを阻止せしめる一方、金属プレート58にお
いて雌雄両型12,14が型合わせ状態で保持された型
保持孔62に対して、軸方向上方からピストン部材10
0を差し入れると共に、軸方向下方から下側ピストン部
材108を差し入れて、ピストン部材100により雄型
14を吸着保持せしめると共に、下側ピストン部材10
8によって雌型12を吸着保持せしめるようになってい
る。
【0062】そして、それらピストン部材100と下側
ピストン部材108によって雄型14と雌型12を吸着
保持せしめた状態下で、下側ピストン部材108を軸方
向上方に突き上げ作動せしめることにより、図23に示
されているように、雌雄両型12,14を、互いに型合
わせしたままの状態で、金属プレート58の型保持孔6
2から上方に向かって持ち上げて抜き出させる。要する
に、本実施形態では、図24に示されている如く、雌型
12の大径外周面50に外嵌せしめられた金属プレート
58の押圧部70を、外周テーパ面46側に抜き出し
て、雌型12の筒壁部32に及ぼされていた金属プレー
ト58による縮径力を解除せしめる。これにより、雌型
12の筒壁部32が拡径方向に復元されることとなり、
以て、図24に示されているように、雌型12の筒壁部
32の嵌合内周面34と雄型14の筒壁部22の嵌合外
周面24の間に、図16に示されているのと略同じ隙間
52が、再び発現せしめられることとなる。
ピストン部材108によって雄型14と雌型12を吸着
保持せしめた状態下で、下側ピストン部材108を軸方
向上方に突き上げ作動せしめることにより、図23に示
されているように、雌雄両型12,14を、互いに型合
わせしたままの状態で、金属プレート58の型保持孔6
2から上方に向かって持ち上げて抜き出させる。要する
に、本実施形態では、図24に示されている如く、雌型
12の大径外周面50に外嵌せしめられた金属プレート
58の押圧部70を、外周テーパ面46側に抜き出し
て、雌型12の筒壁部32に及ぼされていた金属プレー
ト58による縮径力を解除せしめる。これにより、雌型
12の筒壁部32が拡径方向に復元されることとなり、
以て、図24に示されているように、雌型12の筒壁部
32の嵌合内周面34と雄型14の筒壁部22の嵌合外
周面24の間に、図16に示されているのと略同じ隙間
52が、再び発現せしめられることとなる。
【0063】その後、雌型12を下側ピストン部材10
8に対して負圧で吸着保持せしめた状態で、雄型14を
吸着保持せしめたピストン部材100を上方に変位せし
めることにより、雄型14を雌型12から上方に型開き
せしめる。続いて、下側ピストン部材108を更に突き
出させて、雌型12を金属プレート58から取り外して
回収廃棄等する一方、ピストン部材100を移動せしめ
て、雄型14を、その凸状形成面20にコンタクトレン
ズを付着せしめたままの状態で、回収位置まで移送す
る。そして、かかる回収位置において、適当な薬品を用
いたり、雄型14を径方向に潰す変形を施すこと等によ
って、雄型14の凸状成形面20に付着形成されたコン
タクトレンズ113を雄型14から取り出し、それによ
って、目的とするコンタクトレンズ113を得る。
8に対して負圧で吸着保持せしめた状態で、雄型14を
吸着保持せしめたピストン部材100を上方に変位せし
めることにより、雄型14を雌型12から上方に型開き
せしめる。続いて、下側ピストン部材108を更に突き
出させて、雌型12を金属プレート58から取り外して
回収廃棄等する一方、ピストン部材100を移動せしめ
て、雄型14を、その凸状形成面20にコンタクトレン
ズを付着せしめたままの状態で、回収位置まで移送す
る。そして、かかる回収位置において、適当な薬品を用
いたり、雄型14を径方向に潰す変形を施すこと等によ
って、雄型14の凸状成形面20に付着形成されたコン
タクトレンズ113を雄型14から取り出し、それによ
って、目的とするコンタクトレンズ113を得る。
【0064】上述の如くして目的とするコンタクトレン
ズ113を製造した後、金属プレート58を各製造工程
に搬送する搬送装置56が閉鎖した環状路形態とされて
いることから、再び製造工程No. 1に戻されることとな
り、そのままNo. 1に供給してNo. 1からのコンタクト
レンズの成形作動を繰り返させるようにする。
ズ113を製造した後、金属プレート58を各製造工程
に搬送する搬送装置56が閉鎖した環状路形態とされて
いることから、再び製造工程No. 1に戻されることとな
り、そのままNo. 1に供給してNo. 1からのコンタクト
レンズの成形作動を繰り返させるようにする。
【0065】上述の如き本実施形態のコンタクトレンズ
用成形型を採用すれば、雌雄両型12,14の型合わせ
に際して、型合わせ力から独立して軸直角方向に及ぼさ
れる外力を利用して成形キャビティ16の外周縁部を閉
塞せしめるようにしたことから、型合わせ力の大きさ等
に拘わらずに雌雄両型12,14の型合わせ部位を効果
的に密接することが出来るのであり、それ故、成形キャ
ビティ16を高精度に形成することが出来ると共に、雌
雄両型12,14の型合わせ状態への嵌合保持力を効率
的に且つ安定して得ることが出来るのである。
用成形型を採用すれば、雌雄両型12,14の型合わせ
に際して、型合わせ力から独立して軸直角方向に及ぼさ
れる外力を利用して成形キャビティ16の外周縁部を閉
塞せしめるようにしたことから、型合わせ力の大きさ等
に拘わらずに雌雄両型12,14の型合わせ部位を効果
的に密接することが出来るのであり、それ故、成形キャ
ビティ16を高精度に形成することが出来ると共に、雌
雄両型12,14の型合わせ状態への嵌合保持力を効率
的に且つ安定して得ることが出来るのである。
【0066】以下、本発明の別の実施形態としてのコン
タクトレンズ用成形型を、更に幾つか例示するが、以下
に挙げる実施形態において、第一の実施形態と同様な構
造とされた部材および部位については、図中に、第一の
実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳
細な説明を省略する。
タクトレンズ用成形型を、更に幾つか例示するが、以下
に挙げる実施形態において、第一の実施形態と同様な構
造とされた部材および部位については、図中に、第一の
実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳
細な説明を省略する。
【0067】先ず、図26〜27には、本発明の第二の
実施形態としてのコンタクトレンズ用成形型114が示
されている。
実施形態としてのコンタクトレンズ用成形型114が示
されている。
【0068】より詳細には、本実施形態のコンタクトレ
ンズ用成形型114における雌型116は、中央部分1
18が、軸方向一方(図26中の下方)に向かって突出
する球殻形状とされており、この中央部分118の凹側
表面によって、目的とするコンタクトレンズのフロント
カーブに対応した凹状成形面120が形成されている。
また、中央部分118の外周縁部には、凹状成形面12
0の周囲外方に位置して凹状成形面120の曲率中心と
反対側、即ち図26中の下方に向かって、筒状嵌合部と
しての筒壁部122が一体形成されている。この筒壁部
122は、軸方向下方に向かって拡開するテーパ付きの
筒形状とされており、中央部分118よりも軸方向下方
に延び出していると共に、下端開口周縁部には、径方向
外方に広がるフランジ状部124が一体形成されてい
る。また、フランジ状部124の上面には、軸方向に突
出するスペーサ部125が一体形成されている。更にま
た、筒壁部122の小径側端縁部、換言すれば筒壁部1
22の外周面と凹状成形面120の境界部分は、その全
周に亘って、径方向外方に向かって僅かに突出せしめら
れている。
ンズ用成形型114における雌型116は、中央部分1
18が、軸方向一方(図26中の下方)に向かって突出
する球殻形状とされており、この中央部分118の凹側
表面によって、目的とするコンタクトレンズのフロント
カーブに対応した凹状成形面120が形成されている。
また、中央部分118の外周縁部には、凹状成形面12
0の周囲外方に位置して凹状成形面120の曲率中心と
反対側、即ち図26中の下方に向かって、筒状嵌合部と
しての筒壁部122が一体形成されている。この筒壁部
122は、軸方向下方に向かって拡開するテーパ付きの
筒形状とされており、中央部分118よりも軸方向下方
に延び出していると共に、下端開口周縁部には、径方向
外方に広がるフランジ状部124が一体形成されてい
る。また、フランジ状部124の上面には、軸方向に突
出するスペーサ部125が一体形成されている。更にま
た、筒壁部122の小径側端縁部、換言すれば筒壁部1
22の外周面と凹状成形面120の境界部分は、その全
周に亘って、径方向外方に向かって僅かに突出せしめら
れている。
【0069】一方、本実施形態のコンタクトレンズ用成
形型114における雄型126は、中央部分128が、
軸方向一方(図26中の下方)に向かって突出する球殻
形状とされており、この中央部分128の凸側表面によ
って、目的とするコンタクトレンズのベースカーブに対
応した凸状成形面130が形成されている。また、中央
部分128の外周縁部には、凸状成形面130の周囲外
方に位置して凸状成形面130の曲率中心と反対側、即
ち図26中の下方に向かって、筒状嵌合部としての筒壁
部132が一体形成されている。この筒壁部132は、
軸方向下方に向かって拡開するテーパ付きの筒形状とさ
れており、中央部分128よりも軸方向下方に延び出し
ていると共に、下端開口周縁部には、径方向外方に広が
るフランジ状部134が一体形成されている。
形型114における雄型126は、中央部分128が、
軸方向一方(図26中の下方)に向かって突出する球殻
形状とされており、この中央部分128の凸側表面によ
って、目的とするコンタクトレンズのベースカーブに対
応した凸状成形面130が形成されている。また、中央
部分128の外周縁部には、凸状成形面130の周囲外
方に位置して凸状成形面130の曲率中心と反対側、即
ち図26中の下方に向かって、筒状嵌合部としての筒壁
部132が一体形成されている。この筒壁部132は、
軸方向下方に向かって拡開するテーパ付きの筒形状とさ
れており、中央部分128よりも軸方向下方に延び出し
ていると共に、下端開口周縁部には、径方向外方に広が
るフランジ状部134が一体形成されている。
【0070】そして、雌型116の凹状成形面120が
開口する上方から雄型126が同軸的に重ね合わされ
て、雌型116の凹状成形面120に対して雄型126
の凸状成形面130が所定距離を隔てて対向位置せしめ
られるようにして、雌雄両型116,126が型合わせ
られるようになっており、以て、かかる型合わせ状態下
で、雌雄両型116,126の成形面120,130の
対向面間において、成形キャビティ142が形成される
ようになっている。
開口する上方から雄型126が同軸的に重ね合わされ
て、雌型116の凹状成形面120に対して雄型126
の凸状成形面130が所定距離を隔てて対向位置せしめ
られるようにして、雌雄両型116,126が型合わせ
られるようになっており、以て、かかる型合わせ状態下
で、雌雄両型116,126の成形面120,130の
対向面間において、成形キャビティ142が形成される
ようになっている。
【0071】なお、雌雄両型116,126の型合わせ
に際しては、雌型116のフランジ状部124に突設さ
れたスペーサ部125に対して雄型126のフランジ状
部134が当接されることによって、雌雄両型116,
126が軸方向で相対位置決めされて、成形キャビティ
142の厚さ寸法が設計されるようになっている。
に際しては、雌型116のフランジ状部124に突設さ
れたスペーサ部125に対して雄型126のフランジ状
部134が当接されることによって、雌雄両型116,
126が軸方向で相対位置決めされて、成形キャビティ
142の厚さ寸法が設計されるようになっている。
【0072】また、雄型126の筒壁部132の内周面
136は、雌型116の筒壁部122の外周面138に
比してテーパ角度が大きく設定されていると共に、雌型
116の筒壁部122の外周面の上端縁部は、筒壁部1
22の外周面138の延長線よりも径方向外方に突出し
たリップ形の環状当接部144とされている。これによ
り、雌雄両型116,126の型合わせ状態下で、雌型
116の筒壁部122に雄型126の筒壁部132が外
挿配置せしめられた状態下で、雌型116の筒壁部12
2の外周面138と雄型126の筒壁部132の内周面
136の対向面間距離は、成形キャビティ142から離
れるに従って、即ち図26中の下方に行くに従って次第
に大きくなるようにされていると共に、雌型117の環
状当接部144の外径寸法は、雄型126の筒壁部13
2の内周面136よりも僅かに小径とされて、それら雌
型116の環状当接部144と雄型126の筒壁部13
2の間には僅かな隙間140が全周に亘って形成される
ようになっている。
136は、雌型116の筒壁部122の外周面138に
比してテーパ角度が大きく設定されていると共に、雌型
116の筒壁部122の外周面の上端縁部は、筒壁部1
22の外周面138の延長線よりも径方向外方に突出し
たリップ形の環状当接部144とされている。これによ
り、雌雄両型116,126の型合わせ状態下で、雌型
116の筒壁部122に雄型126の筒壁部132が外
挿配置せしめられた状態下で、雌型116の筒壁部12
2の外周面138と雄型126の筒壁部132の内周面
136の対向面間距離は、成形キャビティ142から離
れるに従って、即ち図26中の下方に行くに従って次第
に大きくなるようにされていると共に、雌型117の環
状当接部144の外径寸法は、雄型126の筒壁部13
2の内周面136よりも僅かに小径とされて、それら雌
型116の環状当接部144と雄型126の筒壁部13
2の間には僅かな隙間140が全周に亘って形成される
ようになっている。
【0073】そして、このような構造とされた本実施形
態のコンタクトレンズ用成形型114においては、例え
ば、雌型116の凹状成形面120にモノマ材料を供給
せしめて雄型126を型合わせした後、雄型126のテ
ーパ形状とされた筒壁部132の外周面146に対し
て、軸方向上方から環状の押圧内面を備えた押圧具を圧
入することにより、雄型126の筒壁部132に縮径力
を及ぼして、該筒壁部132の内周面136を雌型11
6の筒壁部122の環状当接部144に密接させること
により、成形キャビティ142の外周縁部を密閉するこ
とが出来るのであり、それによって、第一の実施形態と
同様に、目的とするコンタクトレンズを良好な寸法精度
をもって安定してモールド成形することが可能となるの
である。
態のコンタクトレンズ用成形型114においては、例え
ば、雌型116の凹状成形面120にモノマ材料を供給
せしめて雄型126を型合わせした後、雄型126のテ
ーパ形状とされた筒壁部132の外周面146に対し
て、軸方向上方から環状の押圧内面を備えた押圧具を圧
入することにより、雄型126の筒壁部132に縮径力
を及ぼして、該筒壁部132の内周面136を雌型11
6の筒壁部122の環状当接部144に密接させること
により、成形キャビティ142の外周縁部を密閉するこ
とが出来るのであり、それによって、第一の実施形態と
同様に、目的とするコンタクトレンズを良好な寸法精度
をもって安定してモールド成形することが可能となるの
である。
【0074】次に、図28〜30には、本発明の第三の
実施形態としてのコンタクトレンズ用成形型150が、
製造ラインに搬送するための金属プレート152に装着
せしめた状態で示されている。かかる成形型150は、
主として雌型の筒壁部を縮径せしめて雄型の筒壁部に密
接させる外力作用手段に関して、第一の実施形態と異な
る実施形態を示すものである。
実施形態としてのコンタクトレンズ用成形型150が、
製造ラインに搬送するための金属プレート152に装着
せしめた状態で示されている。かかる成形型150は、
主として雌型の筒壁部を縮径せしめて雄型の筒壁部に密
接させる外力作用手段に関して、第一の実施形態と異な
る実施形態を示すものである。
【0075】詳細には、本実施形態のコンタクトレンズ
用成形型150における雌型12は、図30に拡大して
示されているように、その筒壁部32の外周面が、段付
円筒形状とされており、筒壁部32の軸方向中間部分に
形成された段差状部158を挟んで、筒壁部32の開口
部側が大径円筒形状の大径外周面160とされている一
方、段差状部158を挟んで大径外周面160と反対側
が小径円筒形状の小径外周面162とされている。
用成形型150における雌型12は、図30に拡大して
示されているように、その筒壁部32の外周面が、段付
円筒形状とされており、筒壁部32の軸方向中間部分に
形成された段差状部158を挟んで、筒壁部32の開口
部側が大径円筒形状の大径外周面160とされている一
方、段差状部158を挟んで大径外周面160と反対側
が小径円筒形状の小径外周面162とされている。
【0076】また、金属プレート152は、図28,2
9に示されているように、本体板金具164と押圧板金
具166からなる二層構造とされており、これら本体板
金具164と押圧板金具166を板厚方向に貫通して、
コンタクトレンズ用成形型150を保持せしめる型保持
孔168が4つ設けられている。また、本体板金具16
4と押圧板金具166には、中央部分において、両板金
具164,166を板厚方向に挟持せしめて固定するボ
ルトナット172が挿通固定されている一方、四隅には
両板金具164,166の相対的な位置合わせ用のピン
174と挿通孔175が形成されている。
9に示されているように、本体板金具164と押圧板金
具166からなる二層構造とされており、これら本体板
金具164と押圧板金具166を板厚方向に貫通して、
コンタクトレンズ用成形型150を保持せしめる型保持
孔168が4つ設けられている。また、本体板金具16
4と押圧板金具166には、中央部分において、両板金
具164,166を板厚方向に挟持せしめて固定するボ
ルトナット172が挿通固定されている一方、四隅には
両板金具164,166の相対的な位置合わせ用のピン
174と挿通孔175が形成されている。
【0077】さらに、これら本体板金具164と押圧板
金具166の対向面間には、型保持孔168のまわりに
埋設状態で、外周コレットチャック170が配設されて
いる。かかる外周コレットチャック170は、公知の如
く、軸方向上端部が周方向で分割された小径のインナコ
レット金具176と円筒形状の大径のアウタコレット金
具178を含んで構成されており、アウタコレット金具
178がインナコレット金具176に外挿されて、本体
板金具164と押圧板金具166により、アウタコレッ
ト金具178がインナコレット金具176に対して軸方
向に押し込まれることにより、インナコレット金具17
6の外周面とアウタコレット金具178の内周面に形成
されたテーパ面の作用によって、インナコレット金具1
76の上端部が縮径されるようになっている。
金具166の対向面間には、型保持孔168のまわりに
埋設状態で、外周コレットチャック170が配設されて
いる。かかる外周コレットチャック170は、公知の如
く、軸方向上端部が周方向で分割された小径のインナコ
レット金具176と円筒形状の大径のアウタコレット金
具178を含んで構成されており、アウタコレット金具
178がインナコレット金具176に外挿されて、本体
板金具164と押圧板金具166により、アウタコレッ
ト金具178がインナコレット金具176に対して軸方
向に押し込まれることにより、インナコレット金具17
6の外周面とアウタコレット金具178の内周面に形成
されたテーパ面の作用によって、インナコレット金具1
76の上端部が縮径されるようになっている。
【0078】そして、このインナコレット金具176の
縮径が、該インナコレット金具176に内挿された雌型
12の筒壁部32に対して縮径力として及ぼされること
となり、以て、第一の実施形態と同様に、雌型32の筒
壁部32が雄型14の筒壁部22に対して密接せしめら
れて成形キャビティ16が密閉形成されるようになって
いるのである。
縮径が、該インナコレット金具176に内挿された雌型
12の筒壁部32に対して縮径力として及ぼされること
となり、以て、第一の実施形態と同様に、雌型32の筒
壁部32が雄型14の筒壁部22に対して密接せしめら
れて成形キャビティ16が密閉形成されるようになって
いるのである。
【0079】このような本実施形態では、外周コレット
チャック170を採用したことにより、雌型12の筒壁
部32に及ぼされる縮径力としての外力を容易に調節す
ることが可能であるという利点がある。
チャック170を採用したことにより、雌型12の筒壁
部32に及ぼされる縮径力としての外力を容易に調節す
ることが可能であるという利点がある。
【0080】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、
これら実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、
これら実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
【0081】例えば、前記第二の実施形態においては、
雌型の筒壁部を径方向外方に向かって拡径することによ
り、該雌型の筒壁部を雄型の筒壁部に対して密接させて
成形キャビティを密閉することも可能である。
雌型の筒壁部を径方向外方に向かって拡径することによ
り、該雌型の筒壁部を雄型の筒壁部に対して密接させて
成形キャビティを密閉することも可能である。
【0082】また、前記第三の実施形態において採用さ
れていた押圧板金具166に代えて、例えば図31に示
されているように、本体板金具164における各型保持
孔62の開口部位に螺着されて、インナコレット金具1
78を軸方向に押圧せしめる押圧ねじ188を採用する
ことも可能である。
れていた押圧板金具166に代えて、例えば図31に示
されているように、本体板金具164における各型保持
孔62の開口部位に螺着されて、インナコレット金具1
78を軸方向に押圧せしめる押圧ねじ188を採用する
ことも可能である。
【0083】また、前記第一の実施形態で採用されてい
た雌型12の外周押圧部44に対して、図32〜33に
示される如き軸方向に延びる複数の割り溝192を周方
向で所定間隔を隔てて形成することも可能であり、この
ような割り溝192を採用することによって、雌型12
の筒壁部32における径方向の縮径変形を調整すること
が可能となる。
た雌型12の外周押圧部44に対して、図32〜33に
示される如き軸方向に延びる複数の割り溝192を周方
向で所定間隔を隔てて形成することも可能であり、この
ような割り溝192を採用することによって、雌型12
の筒壁部32における径方向の縮径変形を調整すること
が可能となる。
【0084】さらに、図34に示されているように、前
記実施形態で採用されていた雌型12の外周テーパ面4
6における軸方向の中間部分に位置して、径方向外方に
突出する、アンダカット形状の抜け止め突起194を周
方向の全周に亘って連続して或いは不連続に形成するこ
とも可能である。これにより、雌型12の外周押圧部4
4における押圧部70からの抜け出しを防止することが
可能となる。
記実施形態で採用されていた雌型12の外周テーパ面4
6における軸方向の中間部分に位置して、径方向外方に
突出する、アンダカット形状の抜け止め突起194を周
方向の全周に亘って連続して或いは不連続に形成するこ
とも可能である。これにより、雌型12の外周押圧部4
4における押圧部70からの抜け出しを防止することが
可能となる。
【0085】更にまた、雌雄両型12,14の嵌合内周
面34と嵌合外周面24は、円筒形状の他、適当なテー
パ角を付したテーパ円筒形状としても良い。具体的に
は、例えば、図35に示されているように、雌型12の
筒壁部32の嵌合内周面34を、雄型14の筒壁部22
の嵌合外周面24に対して所定の相対的なテーパ角度:
αをもって相対的に傾斜せしめることにより、凹状成形
面30から軸方向に離れるに従って次第に拡開する隙間
52を、雌雄両型12,14の筒壁部32,22間に形
成したり、或いは図36に示されているように、雄型1
4の嵌合外周面24と雌型12の嵌合内周面32を、雌
雄両型12,14の中心軸と平行な軸方向線:lに対し
て、それぞれ、所定のテーパ角度:β,γ(β<γ)を
もって傾斜せしめることにより、成形キャビティ(1
6)から軸方向に離れるに従って次第に拡開する隙間5
2を、雌雄両型12,14の筒壁部32,22間に形成
するようにしても良い。このようなテーパ円筒形状の嵌
合内周面34を採用することにより、雌型12の筒壁部
32が縮径せしめられた際に、雄型14の筒壁部22に
おける凸状成形面20との接続側端縁部が、雌型12の
筒壁部32に対してより確実に当接され得て、成形キャ
ビティ(16)の外周縁部が一層安定して規定され得る
こととなる。
面34と嵌合外周面24は、円筒形状の他、適当なテー
パ角を付したテーパ円筒形状としても良い。具体的に
は、例えば、図35に示されているように、雌型12の
筒壁部32の嵌合内周面34を、雄型14の筒壁部22
の嵌合外周面24に対して所定の相対的なテーパ角度:
αをもって相対的に傾斜せしめることにより、凹状成形
面30から軸方向に離れるに従って次第に拡開する隙間
52を、雌雄両型12,14の筒壁部32,22間に形
成したり、或いは図36に示されているように、雄型1
4の嵌合外周面24と雌型12の嵌合内周面32を、雌
雄両型12,14の中心軸と平行な軸方向線:lに対し
て、それぞれ、所定のテーパ角度:β,γ(β<γ)を
もって傾斜せしめることにより、成形キャビティ(1
6)から軸方向に離れるに従って次第に拡開する隙間5
2を、雌雄両型12,14の筒壁部32,22間に形成
するようにしても良い。このようなテーパ円筒形状の嵌
合内周面34を採用することにより、雌型12の筒壁部
32が縮径せしめられた際に、雄型14の筒壁部22に
おける凸状成形面20との接続側端縁部が、雌型12の
筒壁部32に対してより確実に当接され得て、成形キャ
ビティ(16)の外周縁部が一層安定して規定され得る
こととなる。
【0086】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型や本発明
方法に従うコンタクトレンズの製造方法および本発明に
従う構造とされた製造ラインにおいては、雌雄両型の筒
状嵌合部を径方向に変形させることにより成形キャビテ
ィの外周縁部を閉塞せしめることが出来ることから、従
来の型合わせ力を利用して成形キャビティの外周縁部を
閉塞せしめる構造の成形型を用いた場合に比して、目的
とするコンタクトレンズを高い寸法精度で製造すること
が可能となるのである。
に従う構造とされたコンタクトレンズ用成形型や本発明
方法に従うコンタクトレンズの製造方法および本発明に
従う構造とされた製造ラインにおいては、雌雄両型の筒
状嵌合部を径方向に変形させることにより成形キャビテ
ィの外周縁部を閉塞せしめることが出来ることから、従
来の型合わせ力を利用して成形キャビティの外周縁部を
閉塞せしめる構造の成形型を用いた場合に比して、目的
とするコンタクトレンズを高い寸法精度で製造すること
が可能となるのである。
【図1】本発明の第一の実施形態としてのコンタクトレ
ンズ用成形型を構成する雌型および雄型の型合わせ状態
を示す縦断面図である。
ンズ用成形型を構成する雌型および雄型の型合わせ状態
を示す縦断面図である。
【図2】図1に示されたコンタクトレンズ用成形型に成
形キャビティを形成した状態を示す縦断面図である。
形キャビティを形成した状態を示す縦断面図である。
【図3】図1に示されたコンタクトレンズ用成形型の要
部を拡大して示す縦断面図である。
部を拡大して示す縦断面図である。
【図4】図1に示されたコンタクトレンズ用成形型を用
いたコンタクトレンズの製造ラインを示す概略説明図で
ある。
いたコンタクトレンズの製造ラインを示す概略説明図で
ある。
【図5】図4に示された製造ラインを構成する搬送装置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【図7】図4に示された製造ラインの一製造工程を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】図7に示された製造工程の要部を拡大して示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図9】図4に示された製造ラインの一製造工程を示す
平面図である。
平面図である。
【図10】図9におけるX−X断面図である。
【図11】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す平面図である。
す平面図である。
【図12】図11におけるXII −XII 断面図である。
【図13】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図14】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図15】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図16】図15に示された製造工程の要部を拡大して
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図17】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図18】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図19】図18に示された製造工程の要部を拡大して
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図20】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図21】図20に示された製造工程の要部を拡大して
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図22】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図23】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図24】図23に示された製造工程の要部を拡大して
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図25】図4に示された製造ラインの一製造工程を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図26】本発明の第二の実施形態としてのコンタクト
レンズ用成形型を用いたコンタクトレンズの一製造工程
を示す縦断面図である。
レンズ用成形型を用いたコンタクトレンズの一製造工程
を示す縦断面図である。
【図27】図26に示された製造工程の要部を拡大して
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図28】本発明の第三の実施形態としてのコンタクト
レンズ用成形型を用いた、コンタクトレンズの製造ライ
ン上の一製造工程を示す平面図である。
レンズ用成形型を用いた、コンタクトレンズの製造ライ
ン上の一製造工程を示す平面図である。
【図29】図28におけるXXIX−XXIX断面図である。
【図30】図28に示された製造工程の要部を拡大して
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図31】本発明の別の具体例としてのコンタクトレン
ズの製造ライン上の一製造工程を示す、図30に対応す
る縦断面図である。
ズの製造ライン上の一製造工程を示す、図30に対応す
る縦断面図である。
【図32】本発明の別の具体例としてのコンタクトレン
ズ用成形型を構成する雌型を示す半截断面図である。
ズ用成形型を構成する雌型を示す半截断面図である。
【図33】図32におけるXXXIII−XXXIII断面図であ
る。
る。
【図34】本発明の別の具体例としてのコンタクトレン
ズ用成形型の要部を拡大して示す、縦断面図である。
ズ用成形型の要部を拡大して示す、縦断面図である。
【図35】本発明の更に別の具体例としてのコンタクト
レンズ用成形型の要部を拡大して示す、縦断面図であ
る。
レンズ用成形型の要部を拡大して示す、縦断面図であ
る。
【図36】本発明の更に別の具体例としてのコンタクト
レンズ用成形型の要部を拡大して示す、縦断面図であ
る。
レンズ用成形型の要部を拡大して示す、縦断面図であ
る。
10 コンタクトレンズ用成形型
12 雌型
14 雄型
16 成形キャビティ
20 凸状成形面
22 筒壁部
30 凹状成形面
32 筒壁部
52 隙間
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Fターム(参考) 2H006 BC07 DA00
4F202 AH74 CA01 CB01 CD01 CD02
CK18 CK25 CK88 CK89
Claims (12)
- 【請求項1】 略球状凹形のキャビティ形成面を備えた
雌型と、略球状凸形のキャビティ形成面を備えた雄型を
含んで構成されて、それら雌雄両型の型合せによって両
キャビティ形成面間にコンタクトレンズの成形キャビテ
ィを形成するコンタクトレンズ用成形型であって、 前記雄型におけるキャビティ形成面の周囲外方と前記雌
型におけるキャビティ形成面の周囲外方においてそれぞ
れ軸方向一方の側に向かって延びる筒状嵌合部を設け
て、該雄型と該雌型の型合わせ状態でそれら筒状嵌合部
の径方向対向面間に全周に亘って広がる隙間が形成され
るようにすると共に、それら雌雄両型を型合わせした状
態で、該雌型の筒状嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少な
くとも一方を径方向に変形させることによって該隙間を
消失させて、それら雌雄両型のキャビティ形成面間に密
閉された成形キャビティが画成されるようにしたことを
特徴とするコンタクトレンズ用成形型。 - 【請求項2】 前記雌雄両型を型合わせした状態で、該
雌型の筒状嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少なくとも一
方を径方向に変形させることによって、それら雌型と雄
型の両筒状嵌合部のうち内周側に嵌め合わせられた該筒
状嵌合部における該雌型又は該雄型の前記キャビティ形
成面との接続側端縁部が、それら雌型と雄型の両筒状嵌
合部のうち外周側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部に対
して当接せしめられるようにした請求項1に記載のコン
タクトレンズ用成形型。 - 【請求項3】 前記雌型と前記雄型の両筒状嵌合部のう
ち外周側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部における内周
面を、該雌型又は該雄型の前記キャビティ形成面から軸
方向に離れるに従って次第に拡径するテーパ付円筒面と
した請求項2に記載のコンタクトレンズ用成形型。 - 【請求項4】 前記雌型と前記雄型の両筒状嵌合部のう
ち外周側に嵌め合わせられた前記筒状嵌合部の外周面に
おいて、前記キャビティ形成面から軸方向に離れるに従
って径方向外方に拡がる外周テーパ面を備えた外周押圧
部を形成した請求項1乃至3の何れかに記載のコンタク
トレンズ用成形型。 - 【請求項5】 前記雌型と前記雄型の両筒状嵌合部のう
ち外周側に嵌め合わせられた前記筒状嵌合部の外周面
を、前記外周テーパ面を挟んだ軸方向両側で径方向寸法
の異なる段付円筒形状として、該外周テーパ面の前記キ
ャビティ形成面側に小径円筒外周面を形成すると共に、
該外周テーパ面の該キャビティ形成面と反対側に大径円
筒外周面を形成した請求項4に記載のコンタクトレンズ
用成形型。 - 【請求項6】 前記外周テーパ面における軸方向の中間
部分に位置して、径方向外方に向かって突出するアンダ
カット形状の抜止め突起を形成した請求項4に記載のコ
ンタクトレンズ用成形型。 - 【請求項7】 前記雌型の筒状嵌合部と前記雄型の筒状
嵌合部において、それら雌雄両型の型合わせに際して軸
方向で互いに当接せしめられることにより、両筒状嵌合
部の軸方向での嵌め込み端位置を規定する位置決め機構
を設けた請求項1乃至6の何れかに記載のコンタクトレ
ンズ用成形型。 - 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載のコンタ
クトレンズ用成形型を用い、前記雌型のキャビティ形成
面上にレンズ成形材料を供給した後に該雌型に前記雄型
を型合わせして、それら雌雄両型の型合わせ面間に形成
された成形キャビティで該レンズ成形材料をモールド成
形することによって目的とするコンタクトレンズを製造
するに際して、 前記雌雄両型を型合わせした状態で、それら雌雄両型に
おける両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた該
筒状嵌合部に外挿される外周コレットチャックと、内周
側に嵌め合わせられた該筒状嵌合部に内挿される内周コ
レットチャックとの少なくとも一方を採用して、該雌型
の筒状嵌合部と該雄型の筒状嵌合部の少なくとも一方を
径方向に変形させることによって、それら雌雄両型の筒
状嵌合部間に形成された前記隙間を消失させて前記成形
キャビティを密閉せしめることを特徴とするコンタクト
レンズの製造方法。 - 【請求項9】 請求項4乃至6の何れかに記載のコンタ
クトレンズ用成形型を用い、前記雌型のキャビティ形成
面上にレンズ成形材料を供給した後に該雌型に前記雄型
を型合わせして、それら雌雄両型の型合わせ面間に形成
された成形キャビティで該レンズ成形材料をモールド成
形することによって目的とするコンタクトレンズを製造
するに際して、 前記雌雄両型を型合わせした状態で、それら雌雄両型に
おける両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせられた該
筒状嵌合部を、環状乃至は筒状の押圧内面を備えた押圧
具に対して内挿して、該筒状嵌合部に形成された前記外
周テーパ面を該押圧内面に圧入することにより、該筒状
嵌合部を径方向内方に変形させて、前記雌雄両型の筒状
嵌合部間に形成された前記隙間を消失させて前記成形キ
ャビティを密閉せしめることを特徴とするコンタクトレ
ンズの製造方法。 - 【請求項10】 請求項5に記載のコンタクトレンズ用
成形型を用い、請求項9に記載のコンタクトレンズの製
造方法に従って目的とするコンタクトレンズを製造する
に際して、 前記押圧具における前記押圧内面の内径寸法を、前記雌
雄両型における両筒状嵌合部のうち外周側に嵌め合わせ
られた該筒状嵌合部における前記小径円筒外周面よりも
僅かに大きく且つ前記大径円筒外周面よりも小さく設定
し、該筒状嵌合部を該押圧具に内挿せしめることによっ
て、該押圧具の押圧内面の軸方向端部を該筒状嵌合部の
前記外周テーパ面に当接させて該筒状嵌合部を該押圧具
で支持せしめると共に、かかる支持状態下で、該押圧具
の押圧内面によって該筒状嵌合部の前記小径円筒外周面
を径方向で略位置決めして保持せしめるようにする一
方、該筒状嵌合部を該押圧具に対して軸方向に圧入する
ことにより、該押圧具の押圧内面を該筒状嵌合部の該外
周テーパ面を越えて前記大径円筒外周面に外嵌固定せし
めて、該大径円筒外周面に対して該筒状嵌合部に対する
径方向内方への外力を及ぼすことを特徴とするコンタク
トレンズの製造方法。 - 【請求項11】 請求項9又は10に記載のコンタクト
レンズの製造方法において、 前記コンタクトレンズ用成形型を用いてコンタクトレン
ズを製造するための複数の工程が実施される複数の場所
に該コンタクトレンズ用成形型を搬送するための搬送ト
レーに対して、前記押圧具を固定的に設けたことを特徴
とするコンタクトレンズの製造方法。 - 【請求項12】 請求項1乃至7の何れかに記載のコン
タクトレンズ用成形型を用いてコンタクトレンズを製造
するための複数の処理工程を施す複数の場所が、該コン
タクトレンズ用成形型を搬送する搬送手段によって接続
されて、かかる複数の処理工程が順次に施されるように
したコンタクトレンズの製造ラインにおいて、 前記雌雄両型が互いに型合わせされた状態で挿入されて
支持せしめられる型保持孔を少なくとも一つ備えた搬送
トレーを採用し、該搬送トレーによって該雌雄両型を支
持せしめて前記複数の処理工程を施す複数の場所に前記
搬送手段によって順次に搬送せしめるようにすると共
に、前記雌雄両型を型合わせした状態で該雌型の前記筒
状嵌合部と該雄型の前記筒状嵌合部の少なくとも一方を
径方向に変形させて該雌雄両型の筒状嵌合部間における
前記隙間を消失させることにより密閉された前記成形キ
ャビティを形成する外力作用手段を、該搬送トレーに設
けて、該外力作用手段によって該雌雄両型を型合わせ状
態で該搬送トレーにより固定的に保持せしめて搬送する
ようにしたコンタクトレンズの製造ライン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001292401A JP2003094458A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | コンタクトレンズ用成形型およびそれを用いたコンタクトレンズの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001292401A JP2003094458A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | コンタクトレンズ用成形型およびそれを用いたコンタクトレンズの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003094458A true JP2003094458A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19114373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001292401A Pending JP2003094458A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | コンタクトレンズ用成形型およびそれを用いたコンタクトレンズの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003094458A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003103538A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Tomey Corp | 眼用レンズの分離方法およびそれに用いる分離装置 |
| JP2003103537A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Tomey Corp | レンズ型開き手段及び方法 |
| JP2006051818A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-23 | Johnson & Johnson Vision Care Inc | プラスチック製品の作成方法並びに薄膜インライン型ガス抜き方法及び装置 |
| JPWO2005032791A1 (ja) * | 2003-10-06 | 2007-11-15 | 株式会社メニコン | 眼用レンズ物品の製造方法及びそれに用いられる製造装置 |
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| KR101611055B1 (ko) * | 2014-07-02 | 2016-04-08 | 정성윤 | 콘택트렌즈 제조용 몰드 |
| KR102216307B1 (ko) * | 2020-11-04 | 2021-02-18 | 주식회사 아이코디 | 콘택트렌즈 성형장치 및 그 성형방법 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001292401A patent/JP2003094458A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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