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JP2003091260A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2003091260A
JP2003091260A JP2001283998A JP2001283998A JP2003091260A JP 2003091260 A JP2003091260 A JP 2003091260A JP 2001283998 A JP2001283998 A JP 2001283998A JP 2001283998 A JP2001283998 A JP 2001283998A JP 2003091260 A JP2003091260 A JP 2003091260A
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JP
Japan
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electrode
signal line
electrically connected
gate
transistor
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JP2001283998A
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JP2003091260A5 (ja
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Yoshifumi Tanada
好文 棚田
Munehiro Asami
宗広 浅見
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication date
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Priority to SG200508620-2A priority patent/SG148032A1/en
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Priority to US10/198,753 priority patent/US6958750B2/en
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  • Control Of El Displays (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧駆動が可能な構成の画素を、簡単な工
程にて提供する。 【解決方法】 ソース信号線から入力されるデジタル映
像信号は、スイッチング用TFT101を介して画素に
入力される。このとき、電圧補償回路110はデジタル
映像信号の電圧振幅を増幅もしくは振幅変換し、駆動用
TFT102のゲート電極に印加する。これによって、
ゲート信号線を駆動する電源電圧を低くしても正常に画
素内のTFTのON・OFF制御を行うことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光装置の構成に
関する。本発明は特に、ガラス・プラスチック等の絶縁
体上に作製される薄膜トランジスタ(以後、TFTと表
記する)を有するアクティブマトリクス型発光装置の構
成に関する。また、発光装置を表示部に用いた電子機器
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロルミネッセンス素子
(EL素子)等を始めとした発光素子を用いた表示装置の
開発が活発化してきている。ここで、EL素子とは、一
重項励起子からの発光(蛍光)を利用するものと、三重項
励起子からの発光(燐光)を利用するものとの両方を含む
ものとする。本明細書においては、発光装置の一例とし
て、EL表示装置を挙げているが、他の発光素子を用い
た表示装置も含むものとする。
【0003】EL素子は、一対の電極(陽極と陰極)間に
発光層が挟まれる形で構成され、通常、積層構造をとっ
ている。代表的には、イーストマン・コダック・カンパ
ニーのTangらが提案した「正孔輸送層/発光層/電
子輸送層」という積層構造が挙げられる。この構造は非
常に発光効率が高く、現在研究が進められているEL素
子はほとんどこの構造が採用されている。
【0004】また、これ以外にも、陽極上に「正孔注入
層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層」または「正孔注
入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層」
の順に積層する構造がある。本明細書におけるEL素子
の構造としては、前記構造のいずれを採用していても良
い。また、発光層に対して蛍光性色素等をドーピングし
ても良い。
【0005】本明細書においては、陽極と陰極との間に
設けられる全ての層を総称してEL層と呼ぶ。よって、
前述の正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、
電子注入層は、全てEL層に含まれ、陽極、EL層、お
よび陰極で構成される素子をEL素子と呼ぶ。
【0006】図3(A)に、発光装置の概略図を示す。基
板300の中央部に、画素部301が配置されている。
画素部301の周辺には、ソース信号線を制御するため
の、ソース信号線駆動回路302および、ゲート信号線
を駆動するための、ゲート信号線駆動回路303が配置
されている。図3(A)においては、ゲート信号線駆動回
路303は画素部301の両側に対称配置されている
が、いずれか一方のみの片側配置であっても良い。ただ
し、回路動作の信頼性や効率等を考えると、両側配置と
することが望ましい。
【0007】クロック信号、スタートパルス、映像信号
等は、フレキシブルプリント基板(Flexible Print Circ
uit:FPC)等を介してソース信号線駆動回路302、
およびゲート信号線駆動回路303へと入力される。
【0008】駆動回路の動作について説明する。ゲート
信号線駆動回路においては、クロック信号とスタートパ
ルスとに従って、シフトレジスタ321によって順次ゲ
ート信号線を選択するパルスが出力される。その後、レ
ベルシフタ322によって信号の電圧振幅の変換を受け
る等の動作の後、バッファ323を経由してゲート信号
線へと出力され、ゲート信号線を順次選択状態とする。
【0009】ソース信号線駆動回路においては、クロッ
ク信号とスタートパルスとに従って、シフトレジスタ3
11によって順次サンプリングパルスが出力される。第
1のラッチ回路312においては、サンプリングパルス
のタイミングに従って、デジタル映像信号の保持を行
う。1水平期間分の動作が完了すると、その後の帰線期
間中にラッチパルスが入力され、第1のラッチ回路31
2にて保持されている1行分のデジタル映像信号は、一
斉に第2のラッチ回路313へと転送され、ゲート信号
線が選択されている行の画素に、1行分同時に画素への
書き込みを行う。
【0010】続いて、画素部の動作について説明する。
図3(B)は、図3(A)において310で示される1画素
を抜き出して示したものである。ソース信号線(S
(n))、ゲート信号線(G(m))、電流供給線(Curre
nt)、スイッチング用TFT351、EL駆動用TF
T352、保持容量353、代表的な発光素子であるE
L素子354等を有する。
【0011】ゲート信号線が選択状態となると、スイッ
チング用TFT351がONする。その間に、第2のラ
ッチ回路に保持されているデジタル映像信号が、ソース
信号線へと出力される。出力されたデジタル映像信号
は、スイッチング用TFT351のソース・ドレイン間
を通って、EL駆動用TFT352のゲート電極に入力
されてONし、EL素子354に電流が流れる。一方
で、保持容量353には電荷が保持される。ゲート信号
線の選択期間が終了し、スイッチング用TFT351が
OFFした後も、保持容量353で保持された電荷によ
り、EL駆動用TFT352のゲート電極の電位が保た
れ、EL素子354には電流が流れ続ける。
【0012】本明細書において、回路動作の説明をする
際に、TFTの動作について述べる場合があるが、TF
TがONするとは、TFTのゲート・ソース間電圧の絶
対値が、TFTのしきい値電圧の絶対値を上回り、TF
Tのソース領域とドレイン領域とが、チャネル形成領域
を通じて導通状態となることをいい、TFTがOFFす
るとは、TFTのゲート・ソース間電圧の絶対値が、T
FTのしきい値電圧の絶対値を下回り、TFTのソース
領域とドレイン領域とが非導通状態となることをいうも
のとする。
【0013】また、本明細書においては、TFTの接続
を説明するのに、「ゲート電極、入力電極、出力電極」
と、「ゲート電極、ソース領域、ドレイン領域」との表
記を使い分けている。これは、TFTの動作を説明する
際に、ゲート・ソース間電圧を考える場合が多いが、T
FTのソース領域とドレイン領域とは、TFTの構造
上、明確に区別することが難しいため、信号の入出力を
説明する際には、入力電極、出力電極と呼び、TFTの
電極の電位の関係について説明する際は、入力電極と出
力電極のうちいずれか一方をソース領域、他方をドレイ
ン領域と呼ぶこととする。
【0014】発光装置を用いて多階調を表現する場合、
アナログ階調方式とデジタル階調方式が挙げられる。前
者のアナログ階調の場合は、EL素子を流れる電流をア
ナログ的に制御して輝度を制御し、階調を得る方式であ
るが、画素部を構成するTFTの特性の微小なばらつき
が、ELの輝度のばらつきに大きく影響する。つまり、
駆動用TFT352の特性がばらつくと、異なる駆動用
TFTのゲート電極に同じ電位を与えた場合にも、両者
におけるソース・ドレイン間電流の値が異なる。すなわ
ち、EL素子を流れる電流の値が異なるため、輝度にば
らつきが生ずる。
【0015】このような、画素を構成する素子の特性ば
らつきが画質に影響しにくい方式として、デジタル階調
方式がある。デジタル階調方式においては、EL素子は
ON状態(その輝度がほぼ100%である状態)と、OF
F状態(その輝度がほぼ0%である状態)の2つの状態の
みによって駆動されている。つまり、駆動用TFTのソ
ース・ドレイン間電流のばらつきがあっても、EL素子
の輝度のばらつきを判別しにくい駆動方式といえる。
【0016】しかしながら、デジタル階調方式の場合、
このままでは2階調しか表示できないため、別の方式と
組み合わせて多階調化を実現する技術が複数提案されて
いる。
【0017】多階調化を実現する方式の1つとして、デ
ジタル階調方式と時間階調方式とを組み合わせる方式が
挙げられる。時間階調方式とは、EL素子が発光してい
る時間を制御することにより、階調表現を行う方式であ
る。具体的には、1フレーム期間を、長さの異なる複数
のサブフレーム期間に分割し、各期間でのEL素子の発
光、非発光を選択することで、1フレーム期間内で発光
した時間の長さの差をもって階調を表現する。
【0018】デジタル階調方式と時間階調方式とを組み
合わせる方式として、特開2001−5426号にて公
開されている方式について述べる。ここでは例として、
3ビット階調表現の場合を挙げて説明する。
【0019】図9(A)〜(C)を参照する。通常、液晶デ
ィスプレイやELディスプレイ等の表示装置において
は、フレーム周波数は60[Hz]程度である。つまり、
図9(A)に示すように、1秒間に60回程度、画面の描
画が行われる。これにより、人間の眼にフリッカ(画面
のちらつき)を感じさせないようにすることが出来る。
このとき、画面の描画を1回行う期間を1フレーム期間
と呼ぶ。
【0020】特開2001−5426号にて公開されて
いる時間階調方式においては、1フレーム期間を複数の
サブフレーム期間に分割する。このときの分割数は、通
常は入力されるデジタル映像信号のビット数に等しい。
ここでは3ビット階調であるから、3つのサブフレーム
期間SF1〜SF3に分割している。
【0021】ただし、表示品質を向上させることを目的
とした駆動方法の中には、デジタル映像信号のビット数
よりも、フレーム期間の分割数を多くするものがある。
このような駆動方法は例えば、特願2000−2671
64に記載されたものがある。
【0022】さらに、各サブフレーム期間は、アドレス
(書き込み)期間Taと、サステイン(発光)期間Tsとを
有する。アドレス(書き込み)期間とは、画素にデジタル
映像信号を書き込む期間であり、各サブフレーム期間で
の長さは等しい。サステイン(発光)期間とは、アドレス
(書き込み)期間において画素に書き込まれたデジタル映
像信号に基づいて、EL素子が発光する期間である。こ
のとき、サステイン(発光)期間Ts1〜Ts3は、その
長さの比をTs1:Ts2:Ts3=4:2:1として
いる。つまり、nビット階調を表現する際は、n個のサ
ステイン(発光)期間の長さの比は、2n-1:2n-2:・・
・:21:20としている。そして、どのサステイン(発
光)期間でEL素子が発光するかによって、1フレーム
期間あたり、各画素が発光する期間の長さが決定し、こ
れによって階調表現を行う。つまり、図9(B)において
は、サステイン(発光)期間Ts1〜Ts3のそれぞれに
おいて、発光、非発光のいずれかの状態をとることによ
って、その合計発光時間の長短を利用して、輝度0%、
14%、28%、43%、57%、71%、86%、1
00%の8階調を表現することが出来る。Ts1が発光
し、Ts2、Ts3が発光しない場合、その輝度は57
%であり、Ts1とTs3が発光し、Ts2が発光しな
い場合、その輝度は71%となる。つまり、アナログ階
調方式では、71%の輝度を得たい場合は、それに則し
た電圧等によって制御し、1フレーム期間全体に渡って
71%の輝度を保持するのに対し、時間階調方式の場合
は、100%の輝度で、全体の発光期間のうち71%の
長さだけ発光することによって同様の階調を表現する。
【0023】具体的に動作について説明する。引き続き
図9(A)〜(C)と、図3(B)とを参照する。まず、ゲー
ト信号線に選択パルスが入力されると、スイッチング用
TFT351がONする。次に、ソース信号線より、デ
ジタル映像信号が入力され、その電位によって駆動用T
FT352のON、OFFが制御され、さらに保持容量
353において、その電荷が保持される。
【0024】このとき、駆動用TFT352がONして
もEL素子354の陽極(陰極)355と陰極(陽極)35
6との間には電圧が加わらないようにするなどして、発
光しないようにしている。方法としては、陰極(陽極)3
56の電位を、陽極(陰極)355の電位、すなわち電流
供給線(Current)の電位と等しくしておくなどが
ある。陰極(陽極)356は、通常は全画素で短絡されて
いるため、この動作は全画素で同時に行われる。
【0025】1行目〜最終行まで、書き込み動作が完了
した時点でアドレス(書き込み)期間が終了し、全画素が
同時にサステイン(発光)期間に移る。EL素子354の
陽極(陰極)355と陰極(陽極)356との間に電圧差を
生じ、電流が流れることによって発光する。
【0026】以上の動作を全てのサブフレーム期間で行
うことにより、1フレーム期間を構成する。この方法に
よると、表示階調数を増やしたい場合は、サブフレーム
期間の分割数を増やせば良い。また、サブフレーム期間
の順序は、図9(B)(C)に示すように、必ずしも上位ビ
ット→下位ビットといった順序である必要はなく、1フ
レーム期間中、ランダムに並んでいても良い。さらに各
フレーム期間内で、その順序が変化しても良い。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絶縁体上に
TFTを形成して作製される表示装置においては、その
工程が複雑な点が、歩留まり低下とコスト上昇を招いて
いる。従って、可能な限り工程を簡略化することが、コ
スト低減への主たる課題である。そこで、画素部および
周辺の駆動回路(ソース信号線駆動回路およびゲート信
号線駆動回路等)を、単極性のTFTのみによって構成
することを考える。
【0028】ここで、画素および駆動回路の動作電圧に
ついて再び考える。ここで図5を参照する。図5(A)は
EL素子の画素部の構成を示しており、スイッチング用
TFT501、駆動用TFT502、EL素子504の
接続を模式的に表したものを図5(B)に示している。
【0029】まず、EL素子504において、505が
陽極、506が陰極である場合を考える。今、電極50
5の電位をV505、電極506の電位をV506とすると、
EL素子504が発光するためには、両電極間に電位差
を与えてやる必要がある。従ってV505>V506となる。
駆動用TFT502がNチャネル型である場合に確実に
ONし、EL素子504の電極間に正常に電圧を印加す
るには、駆動用TFT502のゲート電極に印加する電
位は、V505よりもさらに高く(少なくともTFT502
のしきい値分だけ)する必要がある。つまり、ソース信
号線から書き込まれる信号の振幅を広げる必要がある。
一方、駆動用TFT502がPチャネル型である場合に
確実にONし、EL素子504の電極間に正常に電圧を
印加するには、駆動用TFT502のゲート電極に印加
する電位は、V505よりも、少なくともTFT502の
しきい値分だけ低くなっていれば良い。よって、ソース
信号線から書き込まれる信号振幅をそれほど広くする必
要がない。よって、EL素子504の電極505が陽
極、506が陰極である場合には、駆動用TFT502
にはPチャネル型を用いるのが望ましい。
【0030】続いて、EL素子504において、505
が陰極、506が陽極である場合、EL素子504が発
光するためには、両電極間に電位差を与えてやる必要が
ある。従ってこの場合はV505<V506となる。駆動用T
FT502がNチャネル型である場合に確実にONし、
EL素子504の電極間に正常に電圧を印加するには、
駆動用TFT502のゲート電極に印加する電位は、V
505よりも、少なくともTFT502のしきい値分だけ
高くなっていれば良い。よって、ソース信号線から書き
込まれる信号の振幅はそれほど広くする必要がない。一
方、駆動用TFT502がPチャネル型である場合に確
実にONし、EL素子504の電極間に正常に電圧を印
加するには、駆動用TFT502のゲート電極に印加す
る電位は、V505よりもさらに低く(少なくともTFT5
02のしきい値分だけ)する必要がある。つまり、ソー
ス信号線から書き込まれる信号の振幅を広げる必要があ
る。よって、EL素子504の電極505が陰極、50
6が陽極である場合には、駆動用TFT502にはNチ
ャネル型を用いるのが望ましい。
【0031】次に、駆動用TFT502の極性およびE
L素子504の構成と、出射方向との関係について述べ
る。図8(A)は、駆動用TFT502がNチャネル型で
ある場合のEL素子504の構成を、図8(B)は、駆動
用TFT502がPチャネル型である場合のEL素子5
04の構成を断面図で模式的に示したものである。
【0032】EL素子504の陰極においては、発光層
に電子を注入する能力が求められることから、金属材料
を用いることが望ましいため、通常、透明電極を用いる
電極は陽極である。従って、図8(A)において、駆動用
TFTはNチャネル型であり、駆動用TFT502のソ
ース領域には電流供給線が接続され、ドレイン領域には
EL素子504の陰極が接続されている。よって、発光
層にて発生した光は、透明電極である陽極側へと出射さ
れるため、出射方向は図のように、TFTが形成されて
いる基板(以後、TFT基板と表記する)とは反対側とな
る。
【0033】一方、図8(B)において、駆動用TFT5
02はPチャネル型であり、駆動用TFT502のソー
ス領域には電流供給線が接続され、ドレイン領域にはE
L素子504の陽極が接続されている。よって、発光層
にて発生した光は、透明電極である陽極側へと出射され
るため、出射方向は図のように、TFT基板側となる。
【0034】本明細書においては、図8(A)に示した出
射方向を上面出射、図8(B)に示した出射方向を下面出
射と表記する。下面出射の場合、画素部を構成する素子
の占める領域が発光面積に影響するのに対し、上面出射
の場合は、画素部を構成する素子の占める領域に関係な
く光を取り出すことが出来るため、高開口率化に有利で
ある。しかし、図8(A)に示したような上面出射の構成
で発光装置を作製する場合、工程上、EL層の形成後、
透明電極を用いて陽極を形成する必要があるが、この工
程でEL層にダメージを与えやすく、このような工程が
現在では困難であるため、一般的には図8(B)に示した
ような下面出射の構成が採用されている。
【0035】ここで、駆動用TFT502の極性に対す
るスイッチング用TFT501の極性について考える。
まず、駆動用TFT502がPチャネル型である場合、
駆動用TFT502がONする条件は、駆動用TFT5
02のゲート・ソース間電圧VGS2の絶対値が、駆動用
TFT502のしきい値電圧の絶対値を上回ることであ
る。すなわち、ソース信号線より入力されるデジタル映
像信号のLレベルの電位(ここでは、デジタル映像信号
の電位がLレベルのとき、EL素子が発光するとする)
が、駆動用TFT502のソース領域の電位に対して、
しきい値分以上低いことである。
【0036】このとき、スイッチング用TFT501が
駆動用TFT502と同極性、すなわちPチャネル型で
ある場合、スイッチング用TFT501がONする条件
は、スイッチング用TFT501のゲート・ソース間電
圧VGS1の絶対値が、スイッチング用TFT501のし
きい値電圧の絶対値を上回ることである。すなわち、ゲ
ート信号線を選択状態とするパルスのLレベルの電位
(ここでは、スイッチング用TFT501がPチャネル
型であることから、ゲート信号線にLレベルが入力され
たとき、選択状態となるものとする)が、スイッチング
用TFT501のソース領域の電位に対して、しきい値
分以上低いことである。よって、ソース信号線の電圧振
幅に対し、ゲート信号線側の電圧振幅をより広くする必
要がある。これは、ゲート信号線駆動回路の動作電圧を
高くすることを意味する。
【0037】これはスイッチング用TFT501と駆動
用TFT502がNチャネル型である場合にも同様のこ
とが言える。従って、消費電力を考えた場合、画素部の
TFTはNチャネル型とPチャネル型の両方を用いて構
成するのが望ましいことになる。
【0038】以上のことから、従来の方法で、単極性の
TFTによって画素部と駆動回路を構成しようとする
と、工程削減が実現する反面、消費電力の増加を招く。
【0039】本発明は前述の課題を鑑見てなされたもの
であり、単一極性のTFTによって画素部と駆動回路を
構成することによって工程を削減し、かつ新規の回路構
成をもって消費電力を低く抑えることを実現した発光装
置を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】従来の構成の画素におい
ては、スイッチング用TFTを確実にONさせるため
に、スイッチング用TFTの入力電極に入力される信
号、すなわちソース信号線に出力されてくる信号の電圧
振幅よりも、スイッチング用TFTのゲート電極に入力
される信号、すなわちゲート信号線を選択する信号の電
圧振幅を大きくする必要があった。
【0041】ここで、ソース信号線に出力されてくる信
号の電圧振幅と、ゲート信号線を選択する信号の電圧振
幅とが等しい場合について考える。再び図5を参照す
る。なお、画素を構成するTFTは全てNチャネル型で
あるとする。
【0042】ゲート信号線が選択状態となり、スイッチ
ング用TFTがONする。このときのスイッチング用T
FTのゲート電極の電位をV1とする。スイッチング用
TFTがONし、ソース信号線に出力されている映像信
号は、駆動用TFTのゲート電極へと入力される。この
とき、映像信号はHレベルで、スイッチング用TFTの
入力電極とゲート電極の電位は等しく、V1であるとす
ると、スイッチング用TFTの出力電極側に現れる信号
の電位は、V1からスイッチング用TFTのしきい値を
引いた電位(V1−VthN)となる。映像信号がLレベ
ルのときは、スイッチング用TFTのしきい値は影響せ
ず、駆動用TFTのゲート電極には等しくLレベルが入
力されることになる。
【0043】すなわち、スイッチング用TFTによっ
て、そのしきい値分だけ、映像信号の電圧振幅が減衰す
る。これにより、駆動用TFTのゲート電極の電位が十
分に上がらず、所望のドレイン電流を得られない場合が
ある。結果として、EL素子を流れる電流が不足する。
【0044】そこで本発明においては、スイッチング用
TFTの出力電極と、駆動用TFTのゲート電極との間
に、電圧補償回路を設ける。電圧補償回路は、ブートス
トラップ回路を応用したものであり、スイッチング用T
FTのしきい値によって減衰した信号の電圧振幅を、本
来の振幅に戻す役割を有している。
【0045】これにより、ソース信号線に出力されてく
る映像信号の電圧振幅と、ゲート信号線を選択する信号
の電圧振幅とが等しい場合にも、駆動用TFTのゲート
電極には、正常な電位を与えることが出来る。従って、
ゲート信号線駆動回路の駆動電圧を低くすることが可能
となり、発光装置の低消費電力化に貢献する。
【0046】また、本発明の電圧補償回路を有する画素
は、単一極性のTFTによって構成されており、この画
素を用いて発光装置の画素部を構成し、かつ周辺の駆動
回路を、画素部を構成するTFTと同一極性のTFTに
よって構成することによって、製造工程の簡略化に貢献
する。
【0047】本発明の構成を以下に記す。
【0048】本発明の発光装置は、一導電型の複数のト
ランジスタを用いて構成された発光装置であって、前記
発光装置の有する画素はそれぞれ、ソース信号線と、ゲ
ート信号線と、電流供給線と、スイッチング用トランジ
スタと、駆動用トランジスタと、発光素子と、電圧補償
回路とを有することを特徴としている。
【0049】本発明の発光装置は、一導電型の複数のト
ランジスタを用いて構成された発光装置であって、前記
発光装置の有する画素はそれぞれ、ソース信号線と、ゲ
ート信号線と、電流供給線と、スイッチング用トランジ
スタと、駆動用トランジスタと、発光素子と、電圧補償
回路とを有し、前記スイッチング用トランジスタのゲー
ト電極は、前記ゲート信号線と電気的に接続され、入力
電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、出力電
極は、前記駆動用トランジスタのゲート電極と電気的に
接続され、前記駆動用トランジスタの入力電極は、前記
電流供給線と電気的に接続され、出力電極は、前記発光
素子の一方の電極と電気的に接続され、前記電圧補償回
路は、前記スイッチング用トランジスタの出力電極と、
前記駆動用トランジスタのゲート電極との間に配置され
ていることを特徴としている。
【0050】本発明の発光装置は、一導電型の複数のト
ランジスタを用いて構成された発光装置であって、前記
発光装置の有する画素のうち、m行目(mは自然数、1
≦m)に走査される画素はそれぞれ、ソース信号線と、
m行目に選択されるゲート信号線と、電流供給線と、ス
イッチング用トランジスタと、駆動用トランジスタと、
発光素子と、電圧補償回路とを有し、前記スイッチング
用トランジスタのゲート電極は、前記m行目に選択され
るゲート信号線と電気的に接続され、入力電極は、前記
ソース信号線と電気的に接続され、出力電極は、前記駆
動用トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、前
記駆動用トランジスタの入力電極は、前記電流供給線と
電気的に接続され、出力電極は、前記発光素子の一方の
電極と電気的に接続され、前記電圧補償回路は、リフレ
ッシュ用トランジスタと、補償用トランジスタと、第1
の容量手段と、第2の容量手段とを有し、前記第1の容
量手段の第1の電極は、前記スイッチング用トランジス
タの出力電極と電気的に接続され、第2の電極は、前記
第2の容量手段の第1の電極と電気的に接続され、第2
の電極は、前記電流供給線と電気的に接続され、前記リ
フレッシュ用トランジスタのゲート電極は、(m−1)行
目に選択されるゲート信号線と電気的に接続され、入力
電極は、第1の電源電位を供給する信号線もしくは電源
線と電気的に接続され、出力電極は、前記スイッチング
用トランジスタの出力電極および、前記駆動用トランジ
スタのゲート電極と電気的に接続され、前記補償用トラ
ンジスタのゲート電極は、前記第1の容量手段の第1の
電極、前記スイッチング用トランジスタの出力電極、お
よび前記駆動用トランジスタのゲート電極と電気的に接
続され、入力電極は、第2の電源電位を供給する信号線
もしくは電源線と電気的に接続され、出力電極は、前記
第1の容量手段の第2の電極および、前記第2の容量手
段の第1の電極と電気的に接続されていることを特徴と
している。
【0051】本発明の発光装置は、一導電型の複数のト
ランジスタを用いて構成された発光装置であって、前記
発光装置の有する画素はそれぞれ、前記画素に映像信号
を入力するソース信号線と、前記画素のうち、いずれか
1行を選択するゲート信号線と、前記映像信号の入力に
従って発光する発光素子と、前記発光素子への電流を供
給する電流供給線と、前記発光素子に供給される電流を
制御する駆動用トランジスタと、前記映像信号の、ソー
ス信号線から前記駆動用トランジスタのゲート電極への
入力を制御するスイッチング用トランジスタと、前記映
像信号に従って前記駆動用トランジスタのゲート電極に
入力される信号の電圧振幅の補償もしくは変換を行う電
圧補償回路とを有することを特徴としている。
【0052】本発明の発光装置は、一導電型の複数のト
ランジスタを用いて構成された発光装置であって、前記
発光装置の有する画素はそれぞれ、前記画素に映像信号
を入力するソース信号線と、前記画素のうち、いずれか
1行を選択するゲート信号線と、前記映像信号の入力に
従って発光する発光素子と、前記発光素子への電流を供
給する電流供給線と、前記発光素子に供給される電流を
制御する駆動用トランジスタと、前記映像信号の、ソー
ス信号線から前記駆動用トランジスタのゲート電極への
入力を制御するスイッチング用トランジスタと、前記映
像信号に従って前記駆動用トランジスタのゲート電極に
入力される信号の電圧振幅の補償もしくは変換を行う電
圧補償回路とを有し、前記スイッチング用トランジスタ
のゲート電極は、前記ゲート信号線と電気的に接続さ
れ、入力電極は、前記ソース信号線と電気的に接続さ
れ、出力電極は、前記駆動用トランジスタのゲート電極
と電気的に接続され、前記駆動用トランジスタの入力電
極は、前記電流供給線と電気的に接続され、出力電極
は、前記発光素子の一方の電極と電気的に接続され、前
記電圧補償回路は、前記スイッチング用トランジスタの
出力電極と、前記駆動用トランジスタのゲート電極との
間に配置されていることを特徴としている。
【0053】本発明の発光装置は、一導電型の複数のト
ランジスタを用いて構成された発光装置であって、前記
発光装置の有する画素のうち、m行目(mは自然数、1
≦m)に走査される画素はそれぞれ、前記画素に映像信
号を入力するソース信号線と、前記画素のうち、m行目
を選択するゲート信号線と、前記映像信号の入力に従っ
て発光する発光素子と、前記発光素子への電流を供給す
る電流供給線と、前記発光素子に供給される電流を制御
する駆動用トランジスタと、前記映像信号の、ソース信
号線から前記駆動用トランジスタのゲート電極への入力
を制御するスイッチング用トランジスタと、前記映像信
号に従って前記駆動用トランジスタのゲート電極に入力
される信号の電圧振幅の補償もしくは変換を行う電圧補
償回路とを有し、前記スイッチング用トランジスタのゲ
ート電極は、前記m行目を選択するゲート信号線と電気
的に接続され、入力電極は、前記ソース信号線と電気的
に接続され、出力電極は、前記駆動用トランジスタのゲ
ート電極と電気的に接続され、前記駆動用トランジスタ
の入力電極は、前記電流供給線と電気的に接続され、出
力電極は、前記発光素子の一方の電極と電気的に接続さ
れ、前記電圧補償回路は、前記駆動用トランジスタのゲ
ート電極にある一定電位を与えるリフレッシュ用トラン
ジスタと、前記駆動用トランジスタのゲート電極に入力
される映像信号の電圧振幅の補償を行う補償用トランジ
スタと、前記補償用トランジスタのゲート電極と出力電
極間に容量結合を形成する第1の容量手段と、前記補償
用トランジスタの出力電極と前記電流供給線間に容量結
合を形成する第2の容量手段とを有し、前記第1の容量
手段の第1の電極は、前記スイッチング用トランジスタ
の出力電極と電気的に接続され、第2の電極は、前記第
2の容量手段の第1の電極と電気的に接続され、第2の
電極は、前記電流供給線と電気的に接続され、前記リフ
レッシュ用トランジスタのゲート電極は、(m−1)行目
に選択されるゲート信号線と電気的に接続され、入力電
極は、第1の電源電位を供給する信号線もしくは電源線
と電気的に接続され、出力電極は、前記スイッチング用
トランジスタの出力電極および、前記駆動用トランジス
タのゲート電極と電気的に接続され、前記補償用トラン
ジスタのゲート電極は、前記第1の容量手段の第1の電
極、前記スイッチング用トランジスタの出力電極、およ
び前記駆動用トランジスタのゲート電極と電気的に接続
され、入力電極は、第2の電源電位を供給する信号線も
しくは電源線と電気的に接続され、出力電極は、前記第
1の容量手段の第2の電極および、前記第2の容量手段
の第1の電極と電気的に接続されていることを特徴とし
ている。
【0054】本発明の発光装置において、第1の電源電
位を供給する信号線もしくは電源線とは、前記m行目に
選択されるゲート信号線もしくは前記電流供給線である
ことを特徴としている。
【0055】本発明の発光装置において、第2の電源電
位を供給する信号線もしくは電源線とは、前記m行目に
選択されるゲート信号線もしくは前記電流供給線である
ことを特徴としている。
【0056】本発明の発光装置において、前記第1の容
量手段は、前記補償用トランジスタのゲート電極と、前
記補償用トランジスタの入力電極もしくは出力電極との
間の容量でなる容量手段であることを特徴としている。
【0057】本発明の発光装置において、前記第1およ
び第2の容量手段は、活性層材料、ゲート電極材料、あ
るいは配線材料のうちいずれか2つの材料と、前記2つ
の材料間の絶縁層とでなる容量手段であることを特徴と
している。
【0058】本発明の発光装置において、前記一導電型
とは、Nチャネル型であることを特徴としている。
【0059】本発明の発光装置において、前記一導電型
とは、Pチャネル型であることを特徴としている。
【0060】本発明の発光装置は、図19に示すOLE
Dディスプレイ、ビデオカメラ、ノート型のパーソナル
コンピュータ、携帯情報端末、音響再生装置、デジタル
カメラ、携帯電話等の電子機器に適用出来る。
【0061】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の電圧補償回路を
有する画素の構成について示す。図1(A)に示すとお
り、スイッチング用TFT101、駆動用TFT10
2、EL素子104、ソース信号線(S(n))、ゲート信
号線(G(m))、電流供給線(Current)については
従来と同様に有している。本発明の特徴は、スイッチン
グ用TFT101の出力電極と、駆動用TFT102の
ゲート電極との間に、電圧補償回路110を有している
点を特徴としている。
【0062】図1(B)は、電圧補償回路110の構成を
含む回路図である。電圧補償回路110は、第1のTF
T151、第2のTFT152、第1の容量手段15
3、第2の容量手段154を有する。また、図1(B)に
おいて、G(m)はm行目に走査されるゲート信号線であ
り、G(m−1)は、m−1行目に走査されるゲート信号
線である。
【0063】第1の容量手段153と、第2の容量手段
154とは、直列に配置されている。第1の容量手段1
53の第1の電極は、スイッチング用TFT101の出
力電極と接続され、第1の容量手段153の第2の電極
は、第2の容量手段154の第1の電極と接続され、第
2の容量手段154の第2の電極は、電流供給線と接続
されている。
【0064】第1のTFT151のゲート電極は、ゲー
ト信号線G(m−1)と接続され、入力電極は、第1の電
源電位(V1)を供給する信号線もしくは電源線と接続さ
れ、出力電極は、スイッチング用TFT101の出力電
極と接続されている
【0065】第2のTFT152のゲート電極は、スイ
ッチング用TFT101の出力電極、および第1の容量
手段の第1の電極と接続され、入力電極は、第2の電源
電位(V2)を供給する信号線もしくは電源線と接続さ
れ、出力電極は、第1の容量手段の第2の電極、および
第2の容量手段の第1の電極と接続されている。
【0066】今後、電圧補償回路が有する2つのTFT
について、第1のTFT151をリフレッシュ用TF
T、第2のTFT152を、補償用TFTと表記する。
【0067】なお、画素を構成するTFT101、10
2、151、152は全て同一極性のTFTを用いてお
り、その極性はNチャネル型でもPチャネル型でも良
い。
【0068】ただし、第1の電源電位(V1)および第2
の電源電位(V2)はそれぞれ、画素を構成するTFTの
極性によって異なる。画素を構成するTFTがNチャネ
ル型である場合、V1<V2とし、画素を構成するTFT
がPチャネル型である場合、V 1>V2とする。
【0069】V1<V2のとき、V1の電位は、Nチャネ
ル型TFTのしきい値を十分に下回る電位、V2の電位
は、Nチャネル型TFTのしきい値を十分に上回る電位
とする。例えば、V1の電位は信号線のLレベル程度、
2の電位は信号線のHレベル程度の電位とする。V1
2の場合は、その電位を逆転してやれば良い。
【0070】回路の動作について説明する。ここでは、
画素を構成するTFTは全てNチャネル型である場合を
例とする。入力される信号は、ソース信号線に出力され
てくるデジタル映像信号、ゲート信号線を選択する信号
とも、HレベルのときVDD、LレベルのときVSSと
する。またここでは、V1=VSS、V2=VDDとす
る。さらに、電流供給線(Current)の電位はVC
とする。
【0071】図11は、本発明の回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートを示している。(A)はm−1
行目のゲート信号線(G(m−1))の電位、(B)はm行目
のゲート信号線(G(m))の電位、(C)はソース信号線
(S(n))の電位、(D)は駆動用TFT102のゲート電
極の電位を示している。また、m行目のゲート信号線が
選択されてから、再びm行目のゲート信号線が選択され
るまでの期間1101が、図9(B)に示したサブフレー
ム期間(SF#)にあたり、1102で示される期間が1
水平期間である。動作の説明には図1および図11を用
い、m行目に選択されるゲート信号線によってスイッチ
ング用TFT101が制御される画素について説明す
る。
【0072】まず、m−1行目のゲート信号線が選択さ
れている期間、つまりm−1行目において映像信号の書
き込みが行われている期間において、m−1行目のゲー
ト信号線はHレベル、m行目のゲート信号線はLレベル
となっている。よって、スイッチング用TFT101は
OFFし、リフレッシュ用TFT151はONする。こ
のとき、駆動用TFT102のゲート電極にはV1=V
SSが入力され、OFFする。図11においては、11
03で示される期間に行われる動作である。
【0073】続いて、m−1行目の水平期間が終了し、
ゲート信号線(G(m−1))がLレベルとなる。これに伴
い、リフレッシュ用TFT151がOFFする。m行目
の水平期間に入り、ゲート信号線(G(m))がHレベルと
なる。これに伴い、スイッチング用TFT101がON
する。このとき、ソース信号線に出力されてきているデ
ジタル映像信号が画素に書き込まれる。デジタル映像信
号がHレベルのとき、スイッチング用TFTがONして
いることから、駆動用TFT102のゲート電極の電位
が上昇する。
【0074】ただし今、ゲート信号線(G(m))はHレベ
ルであり、その電位はVDD、デジタル映像信号はHレ
ベルであり、その電位は同じくVDDであるので、スイ
ッチング用TFTの出力電極に現れる電位は、そのしき
い値の影響を受けるため、(VDD−VthN)となった
ところでスイッチング用TFTがOFFし、スイッチン
グ用TFTの出力電極、すなわち駆動用TFT102の
ゲート電極は浮遊状態となる。
【0075】一方、スイッチング用TFT101の出力
電極の電位が(VDD−VthN)まで上昇するため、補
償用TFT152がONし、出力電極の電位が上昇して
VDDに近づく。このとき、補償用TFT152の出力
電極とゲート電極との間には、第1の容量手段153に
よる容量結合が存在する。今、補償用TFT152のゲ
ート電極は、(VDD−VthN)の電位のまま浮遊状態
となっているので、補償用TFT152の出力電極の電
位上昇に伴ってさらに上昇し、VDDよりも高い電位と
なる。
【0076】この結果、スイッチング用TFT10を通
じて、一旦VthNだけ減衰したデジタル映像信号は、
電圧補償回路110によってその振幅補償を受け、駆動
用TFT102のゲート電極へと入力される。よって、
駆動用TFT102は正常にONすることが出来、所望
のドレイン電流を流すことが出来る。
【0077】以後、第1、第2の容量手段153、15
4によって、ゲート信号線の選択が終了した後、さらに
アドレス(書き込み)期間が終了した後も、駆動用TFT
102のゲート電極に印加される電位が保持され、これ
によってドレイン電流が流れ、EL素子104が発光す
る。次のサブフレーム期間において、m−1行目のゲー
ト信号線(G(m−1))が選択されてHレベルになると、
リフレッシュ用TFT151がONして、駆動用TFT
102のゲート電極の電位はLレベルになり、OFFす
る。以後、上記の動作を繰り返し、画面の描画を行う。
【0078】ここで、第1、第2の容量手段153、1
54について付記する。
【0079】第1の容量手段153は、補償用TFT1
52のゲート電極と出力電極との間に配置され、出力電
極の電位上昇を利用して、容量結合によりゲート電極の
電位を持ち上げるための容量手段である。第2の容量手
段154は、第1の容量手段153と直列配置され、一
定電位である電流供給線と、駆動用TFT102のゲー
ト電極との間を容量結合して、駆動用TFT102のゲ
ート電極の電位を保持するための容量手段である。
【0080】ここで、第2の容量手段154のもう1つ
の役割として、電圧保障回路110のブートストラップ
動作を確実に行うための負荷として用いている点を付記
しておく。この負荷がない場合、補償用TFT152の
ゲート電極の電位が、ソース信号線からのデジタル映像
信号の入力によって上昇を始め、そのしきい値を上回る
と直ちに補償用TFT152の出力電極の電位が上昇す
る。出力電極の電位上昇が早すぎる場合、ブートストラ
ップが正常に働きにくくなる場合がある。よって、第2
の容量手段154を負荷とすることによって、補償用T
FT152の出力電極の電位上昇を敢えて遅らせ、出力
電極の電位の上昇が停止する前に、ゲート電極を浮遊状
態とする。これにより、ブートストラップ動作をより確
実に行うことが出来る。
【0081】以上の方法により、通常ソース信号線に入
力されるデジタル映像信号の電圧振幅よりも大きい電圧
振幅を必要としたゲート信号線選択パルスの電圧振幅
を、デジタル映像信号の電圧振幅と同等にすることが可
能となる。よって、ゲート信号線駆動回路の消費電力を
低減することが可能となる。
【0082】また、本発明によると、ブートストラップ
動作によって、駆動用TFT102のゲート電極の電位
は、ソース信号線より入力されるデジタル映像信号のH
レベルよりも高くすることが出来る。駆動用TFT10
2のゲート電極の電位は、通常はHレベルでVDDまで
上昇すればよいので、容量結合に伴う電位上昇分の見積
もりを詳細に行うことによって、さらにゲート信号線選
択パルスの電圧振幅を小さくすることが出来る。
【0083】
【実施例】以下に、本発明の実施例について記載する。
【0084】[実施例1]本発明において、第1の電源電
位(V1)および第2の電源電位(V2)に関しては、画素を
構成するTFTの極性がNチャネル型の場合はV1=V
SS、V2=VDDとし、画素を構成するTFTの極性
がPチャネル型の場合はV1=VDD、V2=VSSとし
て、それぞれ画素部に電源線を引き回しても良いが、出
射方向によっては、配線の引き回しによって開口率が低
下することになる。
【0085】本実施例では、ソース信号線、ゲート信号
線、電流供給線等、既存の信号線を用いて、V1、V2
所望の電源電位を供給するための素子間の接続について
示す。
【0086】図2(A)〜(C)に、接続の例を示す。
【0087】図2(A)の場合、リフレッシュ用TFT1
51の入力電極を電流供給線(Current)に、補償
用TFT152の入力電極をm行目のゲート信号線(G
(m))に接続している。図2(B)の場合、リフレッシュ
用TFT151の入力電極と、補償用TFT152の入
力電極とは、いずれもm行目のゲート信号線(G(m))に
接続している。図2(C)の場合、リフレッシュ用TFT
151の入力電極をm行目のゲート信号線(G(m))に、
補償用TFT152の入力電極を電流供給線(Curr
ent)に接続している。
【0088】このとき、それぞれの場合のEL素子の極
性と出射方向について説明する。
【0089】まず、m行目に走査される画素において、
リフレッシュ用TFT151は、m−1行目の選択期間
にのみONし、駆動用TFT102のゲート電極の電位
をLレベルに落とす。図2(A)の場合、電流供給線はほ
ぼ固定電位であるので、その電位をLレベル相当にして
おけば良い。図2(B)(C)の場合、m行目のゲート信号
線は、m行目の選択期間以外の期間ではLレベルとなっ
ている。
【0090】一方、同じくm行目に走査される画素にお
いて、補償用TFT152は、m行目の選択期間にON
し、出力電極の電位が上昇することによって、容量結合
を利用して駆動用TFT102のゲート電極の電位を上
昇させる。よって、補償用TFT152の入力電極が接
続されている信号線は、m行目の選択期間にはHレベル
となっている必要がある。図2(A)(B)の場合、補償用
TFT152の入力電極はm行目のゲート信号線(G
(m))に接続されており、m行目の選択期間は、ゲート
信号線選択パルスが入力されて、m行目のゲート信号線
(G(m))はHレベルとなっている。図2(C)の場合、補
償用TFT152の入力電極は電流供給線(Curre
nt)に接続されている。電流供給線はほぼ固定電位で
あるので、その電位をHレベル相当としておけば良い。
【0091】以上は、画素を構成するTFTがNチャネ
ル型である場合の例である。ただし、画素を構成するT
FTがPチャネル型である場合にも、各ノードのHレベ
ルとLレベル、および各電源電位を逆転すれば良いの
で、図2(A)〜(C)に示した接続がそのまま適用出来
る。
【0092】以上のことから、画素を構成するTFTが
Nチャネル型である場合、図2(A)(B)においては、電
流供給線(Current)の電位はLレベル付近であれ
ば良い。よって、回路の中では低電位とすることが出来
るので、EL素子において駆動用TFT102と接続さ
れている側の電極を陰極、共通電極を陽極とすれば良
い。この場合、出射方向は陽極側、つまり上方出射とな
る。一方、図2(C)においては、電流供給線(Curr
ent)の電位はHレベル付近であれば良い。よって、
回路の中では高電位とすることが出来るので、EL素子
において駆動用TFT102と接続されている側の電極
を陽極、共通電極を陰極とすれば良い。この場合、出射
方向は陽極側、つまり下方出射となる。
【0093】一方、画素を構成するTFTがPチャネル
型である場合は、上述とは電位が逆となる。つまり図2
(A)(B)の場合は、EL素子において駆動用TFT10
2と接続されている側の電極を陽極、共通電極を陰極と
すれば良く、下方出射となる。図2(C)の場合は、EL
素子において駆動用TFT102と接続されている側の
電極を陰極、共通電極を陽極とすれば良く、下方出射と
なる。
【0094】[実施例2]本実施例においては、同一基板
上に、画素部および、画素部周辺に設ける駆動回路のT
FTを同時に作製する方法について説明する。
【0095】まず、図6(A)に示すように、コーニング
社の#7059ガラスや#1737ガラス等に代表され
るバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ
酸ガラス等からなる基盤5001上に酸化シリコン膜、
窒化シリコン膜、または酸化窒化シリコン膜等の絶縁膜
からなる下地膜5002を形成する。特に図示していな
いが、下地膜5002の形成については、例えば、プラ
ズマCVD法でSiH 4、NH3、N2Oから作製される
酸化窒化シリコン膜を10〜200[nm](好ましくは5
0〜100[nm])の厚さに形成し、同様にSiH4、N2
Oから作製される酸化窒化水素化シリコン膜を50〜2
00[nm](好ましくは100〜150[nm])の厚さに積層
形成する。
【0096】続いて、島状の半導体層5003〜500
5は、非晶質構造を有する半導体膜を。レーザー結晶化
法や公知の熱結晶化法を用いて作製した結晶質半導体膜
で形成する。この島状の半導体層5003〜5005の
厚さは25〜80[nm](好ましくは30〜60[nm])とし
て形成する。結晶質半導体層の材料には特に限定は無い
が、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム
(SiGe)合金等で形成すると良い。
【0097】レーザー結晶化法で結晶質半導体膜を作製
するには、パルス発振型または連続発光型のエキシマレ
ーザーやYAGレーザー、YVO4レーザーを用いる。
これらのレーザーを用いる場合には、レーザー発振器か
ら放射されたレーザー光を光学系で線状に集光して半導
体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化の条件は実
施者が適宜選択するものであるが、エキシマレーザーを
用いる場合にはパルス発振周波数を30[Hz]とし、レー
ザーエネルギー密度を100〜400[mJ/cm2](代表的
には200〜300[mJ/cm2])とする。また、YAGレ
ーザーを用いる場合にはその第2高調波を用い、パルス
発振周波数1〜10[kHz]とし、レーザーエネルギー密
度を300〜600[mJ/cm2](代表的には350〜50
0[mJ/cm2])とすると良い。そして幅100〜1000
[μm]、例えば400[μm]で線状に集光したレーザー光
を基板全面に渡って照射し、このときの線状レーザーの
重ねあわせ率(オーバーラップ率)を80〜98[%]とし
て行う。
【0098】続いて、島状の半導体層5003〜500
5を覆うゲート絶縁膜5006を形成する。ゲート絶縁
膜5006は、プラズマCVD法またはスパッタ法を用
い、厚さを40〜150[nm]としてシリコンを含む絶縁
膜で形成する。本実施例では、120[nm]の厚さで酸化
窒化シリコン膜で形成する。勿論、ゲート絶縁膜はこの
ような酸化窒化シリコン膜に限定されるものではなく、
他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造として
用いても良い。例えば、酸化シリコンを用いる場合に
は、プラズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosil
icate)とO2とを混合し、反応圧力40[Pa]、基板温度
300〜400[℃]とし、高周波(13.56[MHz])電
力密度0.5〜0.8[W/cm2]で放電させて形成するこ
とが出来る。このようにして作製される酸化シリコン膜
は、その後400〜500[℃]の熱アニールにより、ゲ
ート絶縁膜として良好な特性を得ることが出来る。
【0099】そして、ゲート絶縁膜5006上にゲート
電極を形成するための第1の導電膜5007と第2の導
電膜5008とを積層形成する。本実施例では、第1の
導電層5007をタンタル(Ta)で50〜100[nm]の
厚さに形成し、第2の導電層5009をタングステン
(W)で100〜300[nm]の厚さに形成する(図6
(A))。
【0100】Ta膜はスパッタ法で、Taのターゲット
をArでスパッタすることにより形成する。この場合、
Arに適量のXeやKrを加えると、Ta膜の内部応力
を緩和して膜の剥離を防止することが出来る。また、α
相のTa膜の抵抗率は20[μΩcm]程度でありゲート電
極として使用することが出来るが、β相のTa膜の抵抗
率は180[μΩcm]程度でありゲート電極には不向きで
ある。α相のTa膜を形成するために、Taのα相に近
い結晶構造を有する窒化タンタル(TaN)を10〜50
[nm]程度の厚さでTaの下地に形成しておくとα相のT
a膜を容易に得ることが出来る。
【0101】W膜を形成する場合には、Wをターゲット
としたスパッタ法で形成する。その他にも6フッ化タン
グステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することも
出来る。いずれにしてもゲート電極として使用するため
には低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20
[μΩcm]以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大
きくすることで低抵抗率化を図ることが出来るが、W中
に酸素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害さ
れて高抵抗化する。このことより、スパッタ法による場
合、純度99.9999[%]のWターゲットを用い、さ
らに製膜時に気相中からの不純物の混入がないように十
分配慮してW膜を形成することにより、抵抗率9〜20
[μΩcm]を実現することが出来る。
【0102】なお、本実施例においては、第1の導電膜
5007をTa、第2の導電膜5008をWとしたが、
特に限定されず、いずれもTa、W、Mo、Al、Cu
から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金
材料もしくは化合物材料で形成しても良い。また、リン
等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代
表される半導体膜を用いても良い。本実施例以外の他の
組み合わせの一例としては、第1の導電膜をTaN、第
2の導電膜をWとする組み合わせ、第1の導電膜をTa
N、第2の導電膜をAlとする組み合わせ、第1の導電
膜をTaN、第2の導電膜をCuとする組み合わせ等が
望ましい。
【0103】次に、レジストによるマスク5009を形
成し、電極および配線を形成するための第1のエッチン
グ処理を行う。本実施例ではICP(Inductively coupl
ed plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング法を用い、
エッチング用ガスにCF4とCl2とを混合し、1[Pa]の
圧力でコイル型の電極に500[W]のRF(13.56
[MHz])電力を投入してプラズマを生成して行う。基板側
(試料ステージ)にも100[W]のRF電力を投入し、実
質的に負の自己バイアス電圧を印加する。CF 4とCl2
とを混合した場合にはW膜およびTa膜とも同程度にエ
ッチングされる。
【0104】上記エッチング条件では、レジストによる
マスクの形状を適したものとすることと、基板側に印加
するバイアス電圧の効果とにより第1の導電膜および第
2の導電膜の端部がテーパー形状となる。テーパー部の
角度は15〜45°となる。ゲート絶縁膜上に残渣を残
すことなくエッチングを行うためには、10〜20[%]
の割合でエッチング時間を増加させると良い。W膜に対
する酸化窒化シリコン膜の選択比は2〜4(代表的には
3)であるので、オーバーエッチング処理により、酸化
窒化シリコン膜が露出した面は20〜50[nm]程度エッ
チングされることになる。こうして、第1のエッチング
処理により第1の導電層5010a〜5013aと第2
の導電層5010b〜5013bからなる第1の形状の
導電層5010〜5013を形成する。このとき、ゲー
ト絶縁膜5006においては、第1の形状の導電層50
10〜5013で覆われない領域は20〜50[nm]程度
エッチングされて薄くなった領域が形成される(図6
(B))。
【0105】そして、第1のドーピング処理を行い、N
型を付与する不純物元素を添加する(図6(B))。ドーピ
ング処理は、イオンドーピング法もしくはイオン注入法
で行えば良い。イオンドープ法にあたっての条件は、ド
ーズ量を1×1013〜5×1014[atoms/cm2]とし、加
速電圧を60〜100[keV]とする。N型を付与する不
純物元素としては、15族に属する元素、典型的にはリ
ン(P)または砒素(As)を用いるが、ここではPを用い
る。この場合、導電層5010〜5013がN型を付与
する不純物元素に対するマスクとなり、自己整合的に第
1の不純物領域5014〜5016が形成される。この
第1の不純物領域5014〜5016には、1×1020
〜1×1021[atoms/cm3]の濃度範囲でN型を付与する
不純物元素を添加する。
【0106】次に、第2のエッチング処理を行う(図6
(C))。同様にICPエッチング法を用い、エッチング
用ガスにCF4とCl2とO2とを混合して、1[Pa]の圧
力でコイル型の電極に500[W]のRF電力を供給し、
プラズマを生成して行う。基板側(試料ステージ)にも5
0[W]のRF電力を投入し、第1のエッチング処理に比
べ低い自己バイアス電圧を印加する。このような条件に
より第2の導電層であるWを異方性エッチングし、か
つ、それより遅いエッチング速度で第1の導電層である
Taを異方性エッチングして第2の形状の導電層501
7〜5020(第1の導電層5017a〜5020aお
よび第2の導電層5017b〜5020b)を形成す
る。このとき、ゲート絶縁膜5006においては、第2
の形状の導電層5017〜5020で覆われない領域は
さらに20〜50[nm]程度エッチングされて薄くなった
領域が形成される。
【0107】W膜やTa膜のCF4とCl2の混合ガスに
よるエッチング反応は、生成されるラジカルまたはイオ
ン種と反応生成物の蒸気圧から推測することが出来る。
WとTaのフッ化物と塩化物の蒸気圧を比較すると、W
のフッ化物であるWF6の蒸気圧が極端に高く、その他
のWCl5、TaF5、TaCl5については同程度であ
る。従って、CF4とCl2の混合ガスでは、W膜および
Ta膜共にエッチングされる。しかし、この混合ガスに
適量のO2を添加するとCF4とO2が反応してCOとF
になり、FラジカルまたはFイオンが多量に発生する。
その結果、フッ化物の蒸気圧が高いW膜のエッチング速
度が増大する。一方、TaはFが増大しても、相対的に
エッチング速度の増加は少ない。また、TaはWに比較
して酸化されやすいので、O2を添加することでTaの
表面が酸化される。Taの酸化物はフッ素や塩素と反応
しないため、さらにTa膜のエッチング速度は低下する
こととなる。従って、W膜とTa膜とのエッチング速度
に差を作ることが可能となる。
【0108】そして、第2のドーピング処理を行う(図
6(D))。この場合、第1のドーピング処理よりもドー
ズ量を下げて高い加速電圧の条件としてN型を付与する
不純物元素ドーピングする。例えば、加速電圧を70〜
120[keV]とし、1×1013[atoms/cm2]のドーズ量で
行い、図6(B)で島状の半導体層に形成された第1の不
純物領域の内側に新たな不純物領域を形成する。ドーピ
ングは、第2の導電層5017b〜5020bを不純物
元素に対するマスクとして用い、第1の導電層5017
a〜5020aの下側の領域にも不純物元素が添加され
るようにしてドーピングする。こうして、第1の導電層
と重なる第2の不純物領域5021〜5023が形成さ
れる。
【0109】続いて、第3のエッチング処理を行う(図
7(A))。ここでは、エッチング用ガスにCl2を用い、
ICPエッチング装置を用いて行う。本実施例では、C
2のガス流量比を60[sccm]とし、1 [Pa]の圧力でコ
イル型の電極に350[W]のRF電力を投入してプラズ
マを生成してエッチングを70秒行った。基板側(試料
ステージ)にもRF電力を投入し、実質的に負の自己バ
イアス電圧を印加する。第3のエッチングにより、第1
の導電層が後退して第3の形状の導電層5024〜50
27(第1の導電層5024a〜5027aおよび第2
の導電層5024b〜5027b)が形成され、第2の
不純物領域5021〜5023は、第1の導電層と重な
る第2の不純物領域5028a〜5030aと、第1の
導電層と重ならない第3の不純物領域5028b〜50
30bとなる。
【0110】以上までの工程でそれぞれの島状の半導体
層に不純物領域が形成される。島状の半導体層と重なる
第3の形状の導電層5024〜5026が、TFTのゲ
ート電極として機能する。また、第3の形状の導電層5
027は、ソース信号線として機能する。
【0111】続いて、導電型の制御を目的として、それ
ぞれの島状の半導体層に添加された不純物元素を活性化
する工程を行う。この工程はファーネスアニール炉を用
いる熱アニール法で行う。その他に、レーザーアニール
法、ラピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用する
ことが出来る。熱アニール法では酸素濃度が1[ppm]以
下、好ましくは0.1[ppm]以下の窒素雰囲気中で40
0〜700[℃]、代表的には500〜600[℃]で行う
ものであり、本実施例では500[℃]で4時間の熱処理
を行う。ただし、5024〜5027に用いた配線材料
が熱に弱い場合には、配線等を保護するため層間絶縁膜
(シリコンを主成分とする)を形成した後で熱活性化を行
うことが望ましい。
【0112】さらに、3〜100[%]の水素を含む雰囲
気中で、300〜450[℃]で1〜12時間の熱処理を
行い、島状の半導体層を水素化する工程を行う。この工
程は熱的に励起された水素により半導体層のダングリン
グボンドを終端する工程である。水素化するための、熱
水素化の他の方法として、プラズマ水素化(プラズマに
より励起された水素を用いる)によって行っても良い。
【0113】次いで、図7(B)に示すように、第1の層
間絶縁膜5031を、酸化窒化シリコン膜で100〜2
00[nm]の厚さで形成する。その上に有機絶縁物材料か
らなる第2の層間絶縁膜5032を形成した後、第1の
層間絶縁膜5031、第2の層間絶縁膜5032、およ
びゲート絶縁膜5006に対してコンタクトホールを開
口し、配線材料による膜を形成して各配線5033〜5
037および接続電極5038をパターニングした後、
接続電極5038に接するように画素電極5039をパ
ターニング形成する。
【0114】本明細書においては、配線5033〜50
37および接続電極5038までが形成された状態での
基板を、アクティブマトリクス基板よ表記する。
【0115】第2の層間絶縁膜5032としては、ポリ
イミド、ポリアミド、アクリル、BCB(ベンゾシクロ
ブテン)等の有機樹脂を材料とする膜を用いる。特に、
第2の層間絶縁膜5032は平坦化の意味合いが強いの
で、平坦性に優れたアクリルが望ましい。本実施例では
TFTによって形成される段差を十分に平坦化しうる膜
厚でアクリル膜を形成する。好ましくは1〜5[μm](さ
らに好ましくは2〜4[μm])とすれば良い。
【0116】コンタクトホールの形成は、ドライエッチ
ングまたはウェットエッチング法を用い、N型の不純物
領域5014〜5016、およびソース信号線502
7、ゲート信号線(図示せず)、電流供給線(図示せず)お
よびゲート電極5024〜5026に達する(図示せず)
コンタクトホールをそれぞれ形成する。
【0117】また、配線5033〜5038として、T
i膜を100[nm]、Tiを含むAl膜を300[nm]、T
i膜を150[nm]、スパッタ法で連続形成した3層積層
の膜を所望の形状にパターニングして形成する。勿論、
他の導電性材料を用いても良い。
【0118】また、本実施例では、画素電極(反射電極)
5039として、MgAg等を用いて200[nm]の厚さ
で形成、パターニングを行う。画素電極5039を接続
電極5038と重なるように配置することでコンタクト
を取っている。
【0119】次に、図7(C)に示すように、アクリル等
の有機材料を用いて、絶縁膜を1〜3[μm]程度の厚さ
に形成し、画素電極5039に対応する位置に開口部を
形成して第3の層間絶縁膜5040を形成する。開口部
を形成する際、側壁の形状がテーパー状となるようにエ
ッチングを行うのが望ましい。側壁が十分になだらかな
形状でないと、段差に起因するEL層の劣化や段切れ等
が顕著な問題となる。
【0120】続いて、EL層5041を、真空蒸着法を
用いて形成した後、対向電極(透明電極)5042を形成
する。EL層の膜厚は80〜200[um](典型的には1
00〜120[nm])、画素電極(透明電極)5042の膜
厚は110[nm]とすれば良い。
【0121】この工程では、赤色に対応する画素、緑色
に対応する画素、青色に対応する画素に対して、順次E
L層および画素電極(透明電極)を形成する。ただし、E
L層は溶液に対する耐性に乏しいため、フォトリソグラ
フィ技術を用いることなく各色個別に形成しなくてはな
らない。そこでメタルマスク等で所望の画素以外を隠
し、必要箇所だけ選択的にEL層および画素電極(透明
電極)を形成するのが望ましい。
【0122】ここでは、RGBに対応した3種類のEL
素子を形成する方式を用いているが、白色発光のEL素
子とカラーフィルタを組み合わせた方式、青色または青
緑発光のEL素子と蛍光体(蛍光性の色変換層:CCM)
とを組み合わせた方式等を用いても良い。
【0123】なお、EL層5041としては公知の材料
を用いることが出来る。公知の材料としては、駆動電圧
を考慮すると有機材料を用いるのが望ましい。
【0124】ここまでの工程で、MgAgでなる陰極、
EL層、透明導電膜でなる陽極とが形成される。次い
で、窒化珪素膜でなるパッシベーション膜を保護膜50
43として50〜300[nm]の厚さに形成する。この保
護膜5043によって、EL層を水分等から保護する。
【0125】なお、実際には図7(C)の状態まで完成し
たら、さらに外気に曝されないように、気密性が高く、
脱ガスの少ない保護フィルム(ラミネートフィルム、紫
外線硬化樹脂フィルム等)や透光性のシーリング材でパ
ッケージング(封入)することが好ましい。その際、シー
リング材の内部を不活性雰囲気にしたり、内部に吸湿性
材料(例えば酸化バリウム)を配置したりするとEL素子
の信頼性が向上する。
【0126】また、パッケージング等の処理により気密
性を高めたら、基板上に形成された素子又は回路から引
き回された端子と外部信号端子とを接続するためのコネ
クタ(フレキシブルプリントサーキット:FPC)を取り
付けて製品として完成する。このような出荷出来る状態
にまでした状態を本明細書中では発光装置という。
【0127】また、本実施例で示す工程に従えば、アク
ティブマトリクス基板の作製に必要なフォトマスクの数
を4枚(島状半導体層パターン、第1配線パターン(ゲー
ト配線、島状のソース配線、容量配線)、コンタクトホ
ールパターン、第2配線パターン(接続電極含む))とす
ることができる。その結果、工程を短縮し、製造コスト
の低減及び歩留まりの向上に寄与することができる。
【0128】[実施例3]実施例2に示した工程におい
て、駆動回路および画素を構成するTFTは、通常のシ
ングルゲート構造を有するTFTであるが、本発明は、
図10(C)に示すように、活性層を挟んで複数のゲート
電極を有する構造のTFTを用いて実施しても良い。以
下に、作製工程について説明する。
【0129】コーニング社の#7059ガラスや#17
37ガラス等に代表されるバリウムホウケイ酸ガラス、
またはアルミノホウケイ酸ガラス等からなる基盤700
1上に、導電性材料でなる導電膜を形成し、パターニン
グによって、図10(A)に示すように下部ゲート電極7
002を形成する。下部ゲート電極を構成する材質とし
て、導電性材料であれば特に限定はしないが、代表的に
はTa、W等を用いると良い。
【0130】次いで、第1の絶縁膜7003を形成す
る。第1の絶縁膜7003としては、酸化窒化シリコン
を用いて10〜50[nm]の厚さで形成する。
【0131】第1の絶縁膜7003を形成した時点での
表面は、図10(A)に示すように、下部ゲート電極70
02に起因した凹凸を有している。以後の作製工程を考
えると、この凹凸を平坦化することが望ましい。ここ
で、平坦化の手法としては、CMP(Chemical Mechanic
al Polishing)を用いる。CMPとは、研磨対象物の表
面に化学的な処理を施すことによって研磨しやすい状態
とし、その後機械的な研磨を施すことで、精密な平滑面
を得るための研磨方法の1つである。
【0132】第1の絶縁膜7003の上に、平坦化膜7
004として酸化シリコン膜もしくは酸化窒化シリコン
膜を0.5〜1[μm]の厚さに成膜する。平坦化膜70
04に対するCMPの研磨剤(スラリー)には、例えば塩
化シリコンガスを熱分解して得られるフュームドシリカ
粒子をKOH添加水溶液に分散したものを用いると良
い。CMPにより、平坦化膜7004を0.5〜1[μ
m]程度研磨除去して、表面を平坦化する。
【0133】こうして、図10(B)に示すように、表面
が平坦化された状態が得られる。以後、実施例4に従っ
てTFTを形成し、周辺回路および画素を形成すれば良
い。
【0134】ここで作製されたTFTは、活性層を挟む
ようにして重なり合う、ゲート電極と下部ゲート電極と
を有する。ここで、スイッチング回路等のように、応答
の迅速性が要求される場合には、下部ゲート電極700
2と、ゲート電極7006との両方に信号を入力するよ
うにして用いる。両ゲート電極に同じ信号が入力される
ことによって、活性層におけるチャネル領域の空乏化が
早く進み、電界効果移動度が上昇して電流能力を高くす
ることが出来るため、迅速な応答性が期待出来る。
【0135】一方、画素部における駆動用TFTのよう
に、特性の均一化、またオフリーク電流の低減が要求さ
れる場合には、ゲート電極には信号を入力し、下部ゲー
ト電極は、ある一定電位に固定するようにして用いる。
このときのある一定電位とは、その電位をTFTのゲー
ト電極に印加したとき、確実にOFFするような電位と
する。代表的には、TFTがNチャネル型である場合は
VSS等の低電位側電源に、TFTがPチャネル型であ
る場合は、VDD等の高電位電源に接続すると良い。こ
のようにした場合、下部ゲート電極を持たない構造のT
FTに比べ、しきい値電圧のばらつきを低減することが
出来る。さらにオフリーク電流の低減も期待出来るた
め、有効である。
【0136】[実施例4]本実施例においては、実施形態
にて示した画素を有する発光装置を作製した例について
述べる。
【0137】図4に、発光装置の概略図を示す。基板4
00の中央部に、画素部401が配置されている。図4
には特に図示していないが、1画素の構成は図1に示し
た通りである。画素部401の周辺には、ソース信号線
を制御するための、ソース信号線駆動回路402およ
び、ゲート信号線を制御するための、ゲート信号線駆動
回路407が配置されている。ゲート信号線駆動回路4
07は、図4においては画素部401の両側に対称配置
しているが、片側のみの配置であっても良い。ただし、
回路動作の効率や信頼性等の面から、両側に対称配置と
するのが望ましい。
【0138】ソース信号線駆動回路402、ゲート信号
線駆動回路407を駆動するために外部より入力される
信号は、FPC410を介して入力される。本実施例に
おいては、FPC410より入力される信号は、一般的
に用いられているICの駆動電圧に沿ったものであり、
その電圧振幅が小さいため、レベルシフタ406によっ
て電圧振幅の変換を受けた上で、ソース信号線駆動回路
402、およびゲート信号線駆動回路407へと入力さ
れる。
【0139】図13は、ソース信号線駆動回路の構成を
示したものである。シフトレジスタ1303、バッファ
1304、第1のラッチ回路1305、第2のラッチ回
路1306を有する。図20においては、バッファは図
示していないが、シフトレジスタ以下の負荷が大きい場
合などには、図13に示すようにバッファを設けてもよ
い。
【0140】ソース信号線駆動回路には、ソース側クロ
ック信号(SCLK)、ソース側クロック反転信号(SC
LKb)、ソース側スタートパルス(SSP)、走査方向
切替信号(LR)、走査方向切替反転信号(LRb)、デジ
タル映像信号(Data1〜3)が入力される。このう
ち、クロック信号、スタートパルスは、レベルシフタ1
301、1302によって振幅変換を受けた後に入力さ
れる。
【0141】図14に、シフトレジスタの構成を示す。
図14(A)に示したブロック図において、1400で示
したブロックが1段分のサンプリングパルスを出力する
パルス出力回路であり、図14(A)のシフトレジスタ
は、n段(nは自然数、1<n)のパルス出力回路によっ
て構成されている。
【0142】図14(B)は、パルス出力回路の構成を詳
細に示したものである。ここで、TFT1407、14
08、1409、1410は、走査方向切替のために設
けられたスイッチ用TFTであり、走査方向切替信号
(LR)、走査方向切替反転信号(LRb)によって、左右
走査方向の切替を行う。
【0143】順方向走査の場合、サンプリングパルスの
出力は、1段目、2段目、・・・、n−1段目、n段目
の順であり、逆方向走査の場合、サンプリングパルスの
出力は、n段目、n−1段目、・・・、2段目、1段目
の順である。
【0144】パルス出力回路本体は、TFT1401〜
1406および、容量1411からなる。あるk段目
(kは自然数、1<k<n)のパルス出力回路において、
TFT1401、1404のゲート電極と、TFT14
02、1403のゲート電極にはそれぞれ、k−1段目
のパルス出力回路からの出力パルスもしくは、k+1段
目のパルス出力回路からの出力パルスのいずれかが入力
される。なお、k=1、すなわち初段のパルス出力回路
におけるTFT1401、1404のゲート電極およ
び、k=n、すなわち最終段のパルス出力回路における
TFT1402、1403のゲート電極には、スタート
パルス(SP)が入力される。
【0145】順走査方向のときは、走査方向切替信号
(LR)はHi電位、走査方向切替反転信号(LRb)はL
o電位が入力される。よってTFT1407、1410
がONし、TFT1401、1404のゲート電極に
は、k−1段目のパルス出力回路からの出力パルスが入
力される。一方、TFT1402、1403のゲート電
極には、k+1段目のパルス出力回路からの出力パルス
が入力される。
【0146】ここで、順方向走査の場合を例として、詳
細な回路動作について説明する。図15に示したタイミ
ングチャートを参照する。
【0147】あるk段目のパルス出力回路において、T
FT1401、1404のゲート電極にk−1段目のパ
ルス出力回路からの出力パルスが入力されて(k=1、
すなわち初段の場合はスタートパルスが入力される)H
i電位となり、TFT1401、1404がONする
(図15 1501参照)。これにより、TFT1405
のゲート電極の電位はVDD側に引き上げられ(図15
1502参照)、その電位がVDD−VthNとなっ
たところでTFT1401がOFFし、浮遊状態とな
る。この時点で、TFT1405のゲート・ソース間電
圧は、そのしきい値を上回っており、TFT1405が
ONする。一方、TFT1402、1403のゲート電
極には、まだパルス入力はなく、Lo電位のままである
ので、OFFしている。よってTFT1406のゲート
電極の電位はLo電位であり、OFFしているので、出
力端子(SR Out)は、TFT1405の入力電極に
入力されるクロック信号(SCLK、SCLKbのいず
れか一方)がHi電位になるのに伴い、パルス出力回路
の出力端子(SR Out)の電位がVDD側に引き上げ
られる(図15 1503参照)。ただし、ここまでの状
態では、パルス出力回路の出力端子(SR Out)の電
位は、TFT1405のゲート電極の電位VDD−Vt
hNに対し、さらにしきい値分だけ降下した、VDD−
2(VthN)までしか上昇し得ない。
【0148】ここで、TFT1405のゲート電極と出
力電極との間には、容量1411が設けられており、さ
らに今、TFT1405のゲート電極は浮遊状態にある
ため、パルス出力回路の出力端子(SR Out)の電位
が上昇、すなわちTFT1405の出力電極の電位が上
昇するのに伴い、TFT1405のゲート電極の電位
は、容量1411の働きによって、VDD−VthNか
らさらに引き上げられる。この動作によって、TFT1
405のゲート電極の電位は、最終的にはVDD+Vt
hNよりも高い電位となる(図15 1502参照)。パ
ルス出力回路の出力端子(SR Out)の電位は、TF
T1405のしきい値に影響されることなく、VDDま
で正常に上昇する(図15 1503参照)。
【0149】同様にして、k+1段目のパルス出力回路
より、パルスが出力される(図151504参照)。k+
1段目の出力パルスは、k段目に帰還してTFT140
2、1403のゲート電極に入力される。TFT140
2、1403のゲート電極の電位がHiとなってON
し、TFT1405のゲート電極の電位はVSS側に引
き下げられてTFT1405がOFFする。同時にTF
T1406のゲート電極の電位がHi電位となってON
し、k段目のパルス出力回路の出力端子(SR Out)
の電位はLo電位となる。
【0150】以後、最終段まで同様の動作により、順次
VDD−VSS間の振幅を有するパルスが出力される。
逆方向走査においても、回路の動作は同様である。
【0151】最終段においては、次段より帰還入力され
るパルスがないため、クロック信号がそのままTFT1
405を通過して出力され続ける(図15 1507参
照)。よって、最終段のパルス出力回路の出力パルス
は、サンプリングパルスとして用いることが出来ない。
同様に、逆方向走査の場合、初段の出力パルスがすなわ
ち最終出力となるため、同様にサンプリングパルスとし
て用いることが出来ない。よって本実施例にて示した回
路においては、必要な段数+2段のパルス出力回路を用
いてシフトレジスタを構成し、両端をダミー段として扱
っている(図13において、バッファ1304が接続さ
れていない両端のパルス出力回路がダミー段に該当す
る)。それでも、最終出力は、次の水平期間が開始され
る前に何らかの方法で停止させる必要があるため、スタ
ートパルスを初段の入力および最終段の期間入力として
用い、次の水平期間でスタートパルスが入力された時点
で最終段の出力が停止するようにしている。
【0152】図16は、本実施例の発光装置に用いてい
るバッファ1304の構成を示している。図16(A)に
示すように、1601〜1604の4段構成となってお
り、初段のみ1入力1出力型、2段目以降は2入力2出
力型としている。
【0153】初段のユニット1601の回路構成を図1
6(B)示す。信号は、TFT1652、1654のゲー
ト電極とに入力される。TFT1651のゲート電極
は、入力電極と接続されている。TFT1652、16
54のゲート電極にHi電位が入力されてONすると、
TFT1653のゲート電極の電位はLo電位となり、
その結果、出力端子(Out)はLo電位となる。TFT
1652、1654のゲート電極にLo電位が入力され
てOFFしているとき、TFT1651はゲート電極と
入力電極が接続されて常にONしているので、TFT1
653のゲート電極の電位が上昇し、前述のシフトレジ
スタの場合と同様、容量1655による結合によって、
出力はHi電位となる。
【0154】なお、TFT1651、TFT1652の
関係として、TFT1651は、ゲート電極と入力電極
とが接続されているため、TFT1652がONしたと
き、TFT1651、TFT1652がともにONして
いることになる。この状態でTFT1653のゲート電
極の電位がLo電位となる必要があるため、TFT16
51のチャネル幅を、TFT1652に対して小さく設
計する必要がある。TFT1653のゲート電極1つを
充電できるだけの能力があれば十分なので、TFT16
51のチャネル幅は最小限で良い。また、TFT165
1を小さくすることで、TFT1652がONしている
期間のVDD−TFT1651−TFT1652−VS
S間の貫通パスによる消費電流の増加を最小限とするこ
とが出来る。
【0155】図16(C)は、2段目以降に用いているユ
ニットの回路構成を示している。TFT1652のゲー
ト電極への入力は初段のものと同様であり、加えてTF
T1651のゲート電極に、前段の入力を反転入力とし
て用いている。このようにすることで、TFT165
1、1652は排他的にON、OFFし、図16(B)の
構成における、VDD−TFT1651−TFT165
2−VSS間の貫通パスをなくすことが出来る。
【0156】図17は、本実施例の発光装置に用いてい
るクロック信号用レベルシフタ(A)、スタートパルス用
レベルシフタ(B)の構成を示している。基本構成は、初
段をレベルシフタ、2段目以降をバッファとした4段構
成としており、前述のバッファ回路と同様である。VD
LO−VSS間の振幅を有する信号を入力し、VDD−
VSS間の振幅を有する出力信号を得る(ここで、|VD
LO|<|VDD|)。
【0157】クロック信号用レベルシフタの場合、初段
は1入力1出力型であり、2段目以降は2入力1出力型
としている。それぞれの入力に対し、互いの入力を反転
入力として用いている。
【0158】スタートパルス用レベルシフタの場合は、
前述のバッファと同様の構成である。
【0159】レベルシフタの初段に用いているユニット
の回路構成を図17(C)に、2段目以降に用いているユ
ニットの回路構成を図17(D)に示す。それぞれの回路
構成および動作は、図16(B)(C)に示したものと同様
であり、初段に入力される信号の振幅がVDDLO−VS
S間である点のみが異なる。
【0160】TFT1752のゲート電極に入力される
信号がHi電位のとき、TFT1752がONし(ただ
し、入力信号の振幅の絶対値|VDDLO−VSS|が、T
FT1752のしきい値の絶対値|VthN|よりも確実
に大きい場合)、TFT1753のゲート電極の電位は
VSS側に引き下げられる。よって出力端子(Out)に
はLo電位が現れる。一方、TFT1752のゲート電
極に入力される信号がLo電位のととき、TFT175
2がOFFし、TFT1751を通じて、TFT175
3のゲート電極の電位はVDD側に引き上げられる。以
後の動作は前述のバッファと同様である。
【0161】この構成のレベルシフタの特徴として、高
電位側(VDD側)に接続されたTFT1751の制御
に、入力信号を直接ゲート電極に入力しない点がある。
故に、入力信号の振幅が小さい場合においても、TFT
1751のしきい値に関係なく、TFT1753のゲー
ト電極の電位を引き上げることが出来るため、高い振幅
変換利得を得られる。
【0162】図18は、本実施例の発光装置に用いてい
る第1および第2のラッチ回路の構成を示している。従
来CMOS構成のラッチ回路の構成例としては、図21
(A)に示すように、2個のインバータをループ状に接続
した保持部と、保持タイミングを制御するスイッチとか
ら構成されるものが一般的であり、さらにD−FF(フ
リップフロップ)回路を用いた図21(B)の構成も挙げ
られる。図21(C)は、最も簡単なDRAM構成による
ものであり、保持部はインバータと容量によって構成さ
れ、第1のラッチ回路(LAT1)、第2のラッチ回路
(LAT2)のインバータに入力する信号の電位を容量が
保持する構成である。本実施例においては、最も構成の
簡単な図21(C)の構成のものを用いた。
【0163】図18に示すラッチ回路は、図21(C)の
アナログスイッチを1個のNチャネル型TFTに置き換
え、CMOSインバータを、4つのNチャネル型TFT
と容量からなるNMOSインバータに置き換えた構成と
なっている。
【0164】TFT1850の入力電極より、デジタル
映像信号が入力され(Data In)、ゲート電極にサ
ンプリングパルスが入力されて(Pulse In)TF
T1850がONすると、デジタル映像信号がTFT1
851〜1854および容量1855でなるインバータ
に入力され、その極性が反転して出力される。また、デ
ジタル映像信号は、容量1856を用いて保持される。
【0165】第2のラッチ回路においても同様の動作に
よって、ラッチパルス(LAT)の入力タイミングに従っ
てデジタル映像信号の書き込み、保持がなされる。
【0166】図12は、ゲート信号線駆動回路の回路構
成を示したものである。シフトレジスタ1203、バッ
ファ1204を有する。
【0167】ゲート信号線駆動回路には、ゲート側クロ
ック信号(GCLK)、ゲート側クロック反転信号(GL
Kb)、ゲート側スタートパルス(GSP)が入力され
る。これらの入力信号は、レベルシフタ1201、12
02によって振幅変換を受けた後に入力される。
【0168】なお、シフトレジスタ1203、バッファ
1204、スタートパルス用レベルシフタ1201、ク
ロック信号用レベルシフタ1202の構成および動作に
関しては、ソース信号線駆動回路に用いたものと同様で
あるので、ここでは説明を省略する。
【0169】図19中、αで示される行のゲート信号線
は、1行目の画素においては、前の行のゲート信号線選
択パルス入力を得られないため、ダミー段(1行目の画
素におけるリフレッシュ動作専用)として設けたもので
ある。
【0170】ここで紹介した駆動回路と、発明の実施形
態にて示した画素とを用いて作製された表示装置は、単
一極性のTFTのみを用いて構成することで工程中のド
ーピング工程の一部を削減し、さらにフォトマスクの枚
数を減らすことが可能となった。さらに、前述の課題の
項で述べた、信号振幅を広げることによる消費電流の増
加といった課題も、ブートストラップ法を応用した回路
を用いることによって解決することが可能となった。
【0171】[実施例5]本発明の発光装置は、様々な電
子機器に用いられている表示装置の作製に適用が可能で
ある。このような電子機器には、携帯情報端末(電子手
帳、モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、テレ
ビ、携帯電話等が挙げられる。それらの一例を図19に
示す。
【0172】図19(A)はOLEDディスプレイであ
り、筐体3001、支持台3002、表示部3003等
により構成されている。本発明は、表示部3003に適
用が可能である。
【0173】図19(B)はビデオカメラであり、本体3
011、表示部3012、音声入力部3013、操作ス
イッチ3014、バッテリー3015、受像部3016
等により構成されている。本発明は、表示部3012に
適用が可能である。
【0174】図19(C)はノート型のパーソナルコンピ
ュータであり、本体3021、筐体3022、表示部3
023、キーボード3024等により構成されている。
本発明は、表示部3023に適用が可能である。
【0175】図19(D)は携帯情報端末であり、本体3
031、スタイラス3032、表示部3033、操作ボ
タン3034、外部インターフェイス3035等により
構成されている。本発明は、表示部3033に適用が可
能である。
【0176】図19(E)は音響再生装置、具体的には車
載用のオーディオ装置であり、本体3041、表示部3
042、操作スイッチ3043、3044等により構成
されている。本発明は表示部3042に適用が可能であ
る。また、本実施例では車載用オーディオ装置を例に挙
げたが、携帯型もしくは家庭用のオーディオ装置に用い
ても良い。
【0177】図19(F)はデジタルカメラであり、本体
3051、表示部(A)3052、接眼部3053、操作
スイッチ3054、表示部(B)3055、バッテリー3
056等により構成されている。本発明は、表示部(A)
3052および表示部(B)3055に適用が可能であ
る。
【0178】図19(G)は携帯電話であり、本体306
1、音声出力部3062、音声入力部3063、表示部
3064、操作スイッチ3065、アンテナ3066等
により構成されている。本発明は、表示部3064に適
用が可能である。
【0179】なお、本実施例に示した例はごく一例であ
り、これらの用途に限定するものではないことを付記す
る。
【発明の効果】本発明の発光装置は、単一極性のTFT
を用いて画素部および周辺駆動回路を一体形成する。こ
れによって、ドーピング工程の一部を削減し、さらには
マスク枚数も減少することで、歩留まり向上やコスト削
減に貢献する。
【0180】さらに、本発明の発光装置は、ブートスト
ラップ法を応用した構造の画素をもって、画素を駆動す
るための信号の電圧振幅を小さくすることが出来る。こ
れによって、発光装置の低消費電力化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す図。
【図2】 本発明の一実施例を示す図。
【図3】 従来用いられている発光装置の一構成例を
示す図。
【図4】 本発明の発光装置の一構成例を示す図。
【図5】 画素部のTFTおよび発光素子の動作を説
明する図。
【図6】 本発明の発光装置の作製工程を示す図。
【図7】 本発明の発光装置の作製工程を示す図。
【図8】 上方出射および下方出射の場合の発光装置
の画素部断面を示す図。
【図9】 発光装置の駆動に関するタイミングチャー
トを示す図。
【図10】 デュアルゲート型TFTの断面および作
製工程例を示す図。
【図11】 本発明の発光装置の画素駆動時の、各ノ
ードにおける電位を示す図。
【図12】 本発明の発光装置を構成するゲート信号
線駆動回路の構成図。
【図13】 本発明の発光装置を構成するソース信号
線駆動回路の構成図。
【図14】 シフトレジスタの回路構成図。
【図15】 シフトレジスタの駆動に関するタイミン
グチャートを示す図。
【図16】 バッファの回路構成図。
【図17】 レベルシフタの回路構成図。
【図18】 ラッチ回路の回路構成図。
【図19】 本発明が適用可能な電子機器の例を示す
図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/08 331 H01L 27/08 331E 29/786 H05B 33/14 A H05B 33/14 H01L 29/78 614 Fターム(参考) 3K007 AB06 BA06 EB00 GA00 5C080 AA06 BB05 DD03 DD26 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06 5C094 AA24 BA03 BA27 CA19 CA24 EA04 EA05 EA07 EB05 5F048 AC04 BA16 BA19 BB09 BC06 BE08 BG07 5F110 AA06 AA09 AA16 BB02 BB03 CC02 DD02 DD13 DD14 DD15 EE01 EE02 EE03 EE04 EE06 EE09 EE11 EE14 EE15 EE23 EE30 EE44 EE45 FF02 FF04 FF09 FF28 FF30 GG01 GG02 GG13 GG25 HJ01 HJ04 HJ12 HJ13 HJ23 HL04 HL06 HL12 HL23 HM15 HM18 NN03 NN04 NN22 NN27 NN72 NN73 PP01 PP03 PP05 PP06 QQ04 QQ19 QQ24 QQ25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型の複数のトランジスタを用いて構
    成された発光装置であって、 前記発光装置の有する画素はそれぞれ、ソース信号線
    と、ゲート信号線と、電流供給線と、スイッチング用ト
    ランジスタと、駆動用トランジスタと、発光素子と、電
    圧補償回路とを有することを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】一導電型の複数のトランジスタを用いて構
    成された発光装置であって、 前記発光装置の有する画素はそれぞれ、ソース信号線
    と、ゲート信号線と、電流供給線と、スイッチング用ト
    ランジスタと、駆動用トランジスタと、発光素子と、電
    圧補償回路とを有し、 前記スイッチング用トランジスタのゲート電極は、前記
    ゲート信号線と電気的に接続され、入力電極は、前記ソ
    ース信号線と電気的に接続され、出力電極は、前記駆動
    用トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、 前記駆動用トランジスタの入力電極は、前記電流供給線
    と電気的に接続され、出力電極は、前記発光素子の一方
    の電極と電気的に接続され、 前記電圧補償回路は、前記スイッチング用トランジスタ
    の出力電極と、前記駆動用トランジスタのゲート電極と
    の間に配置されていることを特徴とする発光装置。
  3. 【請求項3】一導電型の複数のトランジスタを用いて構
    成された発光装置であって、 前記発光装置の有する画素のうち、m行目(mは自然
    数、1≦m)に走査される画素はそれぞれ、ソース信号
    線と、m行目に選択されるゲート信号線と、電流供給線
    と、スイッチング用トランジスタと、駆動用トランジス
    タと、発光素子と、電圧補償回路とを有し、 前記スイッチング用トランジスタのゲート電極は、前記
    m行目に選択されるゲート信号線と電気的に接続され、
    入力電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、出
    力電極は、前記駆動用トランジスタのゲート電極と電気
    的に接続され、 前記駆動用トランジスタの入力電極は、前記電流供給線
    と電気的に接続され、出力電極は、前記発光素子の一方
    の電極と電気的に接続され、 前記電圧補償回路は、リフレッシュ用トランジスタと、
    補償用トランジスタと、第1の容量手段と、第2の容量
    手段とを有し、 前記第1の容量手段の第1の電極は、前記スイッチング
    用トランジスタの出力電極と電気的に接続され、第2の
    電極は、前記第2の容量手段の第1の電極と電気的に接
    続され、第2の電極は、前記電流供給線と電気的に接続
    され、 前記リフレッシュ用トランジスタのゲート電極は、(m
    −1)行目に選択されるゲート信号線と電気的に接続さ
    れ、入力電極は、第1の電源電位を供給する信号線もし
    くは電源線と電気的に接続され、出力電極は、前記スイ
    ッチング用トランジスタの出力電極および、前記駆動用
    トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、 前記補償用トランジスタのゲート電極は、前記第1の容
    量手段の第1の電極、前記スイッチング用トランジスタ
    の出力電極、および前記駆動用トランジスタのゲート電
    極と電気的に接続され、入力電極は、第2の電源電位を
    供給する信号線もしくは電源線と電気的に接続され、出
    力電極は、前記第1の容量手段の第2の電極および、前
    記第2の容量手段の第1の電極と電気的に接続されてい
    ることを特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】一導電型の複数のトランジスタを用いて構
    成された発光装置であって、 前記発光装置の有する画素はそれぞれ、 前記画素に映像信号を入力するソース信号線と、 前記画素のうち、いずれか1行を選択するゲート信号線
    と、 前記映像信号の入力に従って発光する発光素子と、 前記発光素子への電流を供給する電流供給線と、 前記発光素子に供給される電流を制御する駆動用トラン
    ジスタと、 前記映像信号の、ソース信号線から前記駆動用トランジ
    スタのゲート電極への入力を制御するスイッチング用ト
    ランジスタと、 前記映像信号に従って前記駆動用トランジスタのゲート
    電極に入力される信号の電圧振幅の補償もしくは変換を
    行う電圧補償回路とを有することを特徴とする発光装
    置。
  5. 【請求項5】一導電型の複数のトランジスタを用いて構
    成された発光装置であって、 前記発光装置の有する画素はそれぞれ、 前記画素に映像信号を入力するソース信号線と、 前記画素のうち、いずれか1行を選択するゲート信号線
    と、 前記映像信号の入力に従って発光する発光素子と、 前記発光素子への電流を供給する電流供給線と、 前記発光素子に供給される電流を制御する駆動用トラン
    ジスタと、 前記映像信号の、ソース信号線から前記駆動用トランジ
    スタのゲート電極への入力を制御するスイッチング用ト
    ランジスタと、 前記映像信号に従って前記駆動用トランジスタのゲート
    電極に入力される信号の電圧振幅の補償もしくは変換を
    行う電圧補償回路とを有し、 前記スイッチング用トランジスタのゲート電極は、前記
    ゲート信号線と電気的に接続され、入力電極は、前記ソ
    ース信号線と電気的に接続され、出力電極は、前記駆動
    用トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、 前記駆動用トランジスタの入力電極は、前記電流供給線
    と電気的に接続され、出力電極は、前記発光素子の一方
    の電極と電気的に接続され、 前記電圧補償回路は、前記スイッチング用トランジスタ
    の出力電極と、前記駆動用トランジスタのゲート電極と
    の間に配置されていることを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】一導電型の複数のトランジスタを用いて構
    成された発光装置であって、 前記発光装置の有する画素のうち、m行目(mは自然
    数、1≦m)に走査される画素はそれぞれ、 前記画素に映像信号を入力するソース信号線と、 前記画素のうち、m行目を選択するゲート信号線と、 前記映像信号の入力に従って発光する発光素子と、 前記発光素子への電流を供給する電流供給線と、 前記発光素子に供給される電流を制御する駆動用トラン
    ジスタと、 前記映像信号の、ソース信号線から前記駆動用トランジ
    スタのゲート電極への入力を制御するスイッチング用ト
    ランジスタと、 前記映像信号に従って前記駆動用トランジスタのゲート
    電極に入力される信号の電圧振幅の補償もしくは変換を
    行う電圧補償回路とを有し、 前記スイッチング用トランジスタのゲート電極は、前記
    m行目を選択するゲート信号線と電気的に接続され、入
    力電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、出力
    電極は、前記駆動用トランジスタのゲート電極と電気的
    に接続され、 前記駆動用トランジスタの入力電極は、前記電流供給線
    と電気的に接続され、出力電極は、前記発光素子の一方
    の電極と電気的に接続され、 前記電圧補償回路は、 前記駆動用トランジスタのゲート電極にある一定電位を
    与えるリフレッシュ用トランジスタと、 前記駆動用トランジスタのゲート電極に入力される映像
    信号の電圧振幅の補償を行う補償用トランジスタと、 前記補償用トランジスタのゲート電極と出力電極間に容
    量結合を形成する第1の容量手段と、 前記補償用トランジスタの出力電極と前記電流供給線間
    に容量結合を形成する第2の容量手段とを有し、 前記第1の容量手段の第1の電極は、前記スイッチング
    用トランジスタの出力電極と電気的に接続され、第2の
    電極は、前記第2の容量手段の第1の電極と電気的に接
    続され、第2の電極は、前記電流供給線と電気的に接続
    され、 前記リフレッシュ用トランジスタのゲート電極は、(m
    −1)行目に選択されるゲート信号線と電気的に接続さ
    れ、入力電極は、第1の電源電位を供給する信号線もし
    くは電源線と電気的に接続され、出力電極は、前記スイ
    ッチング用トランジスタの出力電極および、前記駆動用
    トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、 前記補償用トランジスタのゲート電極は、前記第1の容
    量手段の第1の電極、前記スイッチング用トランジスタ
    の出力電極、および前記駆動用トランジスタのゲート電
    極と電気的に接続され、入力電極は、第2の電源電位を
    供給する信号線もしくは電源線と電気的に接続され、出
    力電極は、前記第1の容量手段の第2の電極および、前
    記第2の容量手段の第1の電極と電気的に接続されてい
    ることを特徴とする発光装置。
  7. 【請求項7】請求項3もしくは請求項6において、 第1の電源電位を供給する信号線もしくは電源線とは、
    前記m行目に選択されるゲート信号線もしくは前記電流
    供給線であることを特徴とする発光装置。
  8. 【請求項8】請求項3もしくは請求項6において、 第2の電源電位を供給する信号線もしくは電源線とは、
    前記m行目に選択されるゲート信号線もしくは前記電流
    供給線であることを特徴とする発光装置。
  9. 【請求項9】請求項3もしくは請求項6において、 前記第1の容量手段は、前記補償用トランジスタのゲー
    ト電極と、前記補償用トランジスタの入力電極もしくは
    出力電極との間の容量でなる容量手段であることを特徴
    とする発光装置。
  10. 【請求項10】請求項3もしくは請求項6において、 前記第1および第2の容量手段は、活性層材料、ゲート
    電極材料、あるいは配線材料のうちいずれか2つの材料
    と、前記2つの材料間の絶縁層とでなる容量手段である
    ことを特徴とする発光装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    おいて、 前記一導電型とは、Nチャネル型であることを特徴とす
    る発光装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    おいて、 前記一導電型とは、Pチャネル型であることを特徴とす
    る発光装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項12のいずれか1項
    に記載の発光装置を用いることを特徴とする電子機器。
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