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JP2003083640A - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

Info

Publication number
JP2003083640A
JP2003083640A JP2001277354A JP2001277354A JP2003083640A JP 2003083640 A JP2003083640 A JP 2003083640A JP 2001277354 A JP2001277354 A JP 2001277354A JP 2001277354 A JP2001277354 A JP 2001277354A JP 2003083640 A JP2003083640 A JP 2003083640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condensate
condenser
pipe
condensing
condensable gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001277354A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Shiraishi
仁士 白石
Yasuo Ochi
康夫 越智
Takafumi Ii
孝文 井伊
Yasutoshi Senoo
泰利 妹尾
Osamu Tanaka
収 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd, Miura Institute of Research and Development Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP2001277354A priority Critical patent/JP2003083640A/ja
Publication of JP2003083640A publication Critical patent/JP2003083640A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器内に非凝縮性気体が溜まって凝縮
効率が低下するのを防止することである。 【解決手段】 上部から蒸気が供給される凝縮管8と、
この凝縮管8の下部に設けられた凝縮液貯溜部と、この
凝縮液貯溜部に接続された凝縮液取出管とを備え、蒸気
から分離した非凝縮性気体を前記凝縮液貯溜部内の凝縮
液とともに前記凝縮液取出管から取り出すようにした構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、凝縮器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】蒸留装置の一つに常圧蒸留装置がある。
この常圧蒸留装置は、被処理液の蒸留をほぼ大気圧下で
行う装置である。前記常圧蒸留装置は、蒸発器において
被処理液を加熱してほぼ大気圧の蒸気を発生させ、この
蒸気を凝縮器において冷却することにより、凝縮液を発
生させ、この凝縮液を蒸留液として取り出す装置であ
る。
【0003】ところで、前記常圧蒸留装置において、前
記蒸発器では、被処理液の加熱により、被処理液から蒸
気が発生するほか、被処理液に溶け込んでいる空気が分
離する。そのため、前記凝縮器には、空気が混入した蒸
気が供給される。前記凝縮器において、蒸気は冷却され
て凝縮液となるが、蒸気に含まれている空気は凝縮しな
いため、蒸気から分離する。前記常圧蒸留装置において
は、前記蒸発器からの蒸気の圧力がほぼ大気圧であるた
め、蒸気の圧力によって空気を前記凝縮器の外へ押し出
すことができない。したがって、前記凝縮器内には、空
気が溜まっていくこととなり、この空気により、蒸気の
冷却が阻害され、また前記蒸発器からの蒸気の流入が妨
げられることとなる。すなわち、前記凝縮器内に空気の
ような非凝縮性気体が溜まると、凝縮効率が低下すると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、凝縮器内に非凝縮性気体が溜まって凝縮
効率が低下するのを防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、上部から蒸気が供給される凝縮管と、この凝縮管の
下部に設けられた凝縮液貯溜部と、この凝縮液貯溜部に
接続された凝縮液取出管とを備え、蒸気から分離した非
凝縮性気体を前記凝縮液貯溜部内の凝縮液とともに前記
凝縮液取出管から取り出すようにしたことを特徴として
いる。
【0006】請求項2に記載の発明は、上部から蒸気が
供給される凝縮管と、この凝縮管の下部に設けられた凝
縮液貯溜部と、この凝縮液貯溜部に接続された凝縮液取
出管とを備え、蒸気から分離した非凝縮性気体を前記凝
縮管内の凝縮液とともに前記凝縮液貯溜部へ流入するよ
うにしたことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記凝縮管を傾
斜させたことを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記凝縮管を複
数本配置し、各凝縮管のそれぞれに前記凝縮液貯溜部を
設けたことを特徴としている。
【0009】さらに、請求項5に記載の発明は、前記各
凝縮管を多段に配置したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、蒸留装置などに用いられ
る凝縮器において好適に実施することができる。また、
この発明の凝縮器は、とくに常圧蒸留装置に用いられる
凝縮器として好適に用いることができる。
【0011】まず、前記凝縮器の基本構成について説明
する。前記凝縮器は、上部から蒸気が供給される凝縮管
と、この凝縮管の下部に設けられた凝縮液貯溜部(以
下、「貯溜部」と云う)と、この貯溜部に接続された凝
縮液取出管(以下、「取出管」と云う)とを備えてい
る。また、前記凝縮器は、前記凝縮管内の蒸気を冷却さ
せるための冷却用空気や冷却液の供給手段(以下、「冷
却手段」と云う)を備えている。そして、前記凝縮器
は、前記凝縮管内へ供給された蒸気を前記冷却手段で冷
却することにより凝縮させ、この凝縮液を前記貯溜部か
ら前記取出管を介して取り出すようになっている。
【0012】さて、この発明に係る凝縮器の第一の形態
について説明する。この第一の形態の凝縮器は、蒸気か
ら分離した非凝縮性気体(すなわち、空気)を前記貯溜
部内の凝縮液とともに前記取出管から取り出すようにし
た構成である。すなわち、この第一の形態の凝縮器にお
いては、前記取出管をつぎのように構成する。
【0013】前記取出管の長さおよび流路断面積は、前
記貯溜部へ流入する凝縮液の流量および非凝縮性気体の
流量に応じて、蒸気から分離した非凝縮性気体が凝縮液
に同伴されて前記貯溜部から前記取出管内へ流入するよ
うに設定する。すなわち、前記取出管の長さおよび流路
断面積は、前記取出管内における凝縮液の流れが前記取
出管内面に沿った膜状の流れとならず,かつ非凝縮性気
体を気泡として含む流れとなるように設定する。また、
前記取出管の長さは、前記貯溜部内の凝縮液を排出する
ための所定の水頭が得られるように設定する。
【0014】つぎに、この第一の形態の凝縮器の作動に
ついて説明する。前記凝縮管へ供給された蒸気に非凝縮
性気体が混入していると、前記凝縮管内においては、蒸
気は冷却されて凝縮液となり、非凝縮性気体は蒸気から
分離する。凝縮液は、前記凝縮管から前記貯溜部内へ流
入する。一方、非凝縮性気体は、前記凝縮管内や前記貯
溜部内に溜まっていく。前記取出管は、前記のように、
前記取出管内における凝縮液の流れが非凝縮性気体を気
泡として含む流れとなるように構成されているため、凝
縮液は、前記貯溜部内の非凝縮性気体を同伴して前記取
出管へ流入する。したがって、前記貯溜部内の非凝縮性
気体は、凝縮液とともに前記取出管を介して前記凝縮器
から取り出される。
【0015】前記のように、この第一の形態の凝縮器に
よれば、前記貯溜部内の非凝縮性気体を凝縮液とともに
取り出すことができるため、前記凝縮器内に非凝縮性気
体が溜まっていくのを防止することができる。したがっ
て、前記凝縮器内に非凝縮性気体が滞留することによっ
て、蒸気の凝縮が阻害されたり、また前記凝縮器内への
蒸気の流入が妨げられるのを防止することができるの
で、凝縮効率が低下するのを防止することができる。ま
た、前記取出管からの非凝縮性気体の排出を凝縮液の水
頭を利用して行うようにしているため、非凝縮性気体の
排出に蒸気の圧力を利用することができない前記常圧蒸
留装置の凝縮器としてとくに好適である。
【0016】つぎに、この発明に係る凝縮器の第二の形
態について説明する。この第二の形態の凝縮器は、蒸気
から分離した非凝縮性気体を前記凝縮管内の凝縮液とと
もに前記貯溜部へ流入するようにした構成である。すな
わち、この第二の形態の凝縮器においては、前記凝縮管
をつぎのように構成する。
【0017】前記凝縮管の長さおよび流路断面積は、前
記凝縮管内での凝縮液の発生量および非凝縮性気体の量
に応じて、蒸気から分離した非凝縮性気体が凝縮液に同
伴されて前記凝縮管から前記貯溜部へ流入するように設
定する。すなわち、前記凝縮管の長さおよび流路断面積
は、前記凝縮管内における凝縮液の流れが前記凝縮管内
面に沿った膜状の流れとならず,かつ非凝縮性気体を気
泡として含む流れとなるように設定する。このように前
記凝縮管を設定すると、前記凝縮管内において、非凝縮
性気体を含んだ凝縮液は、連続体として機能するので、
その水頭によって非凝縮性気体を含んだまま前記凝縮管
内を前記貯溜部へ向けて流れる。
【0018】つぎに、この第二の形態の凝縮器の作動に
ついて説明する。前記凝縮管へ供給された蒸気に非凝縮
性気体が混入していると、前記凝縮管内においては、蒸
気は冷却されて凝縮液となるが、非凝縮性気体は蒸気か
ら分離する。前記凝縮管は、前記のように、前記凝縮管
内における凝縮液の流れが非凝縮性気体を気泡として含
む流れとなるように構成されているため、凝縮液は、前
記凝縮管内の非凝縮性気体を同伴して前記貯溜部へ流入
する。したがって、前記凝縮管内の非凝縮性気体は、凝
縮液とともに前記凝縮管から取り出される。
【0019】前記のように、この第二の形態の凝縮器に
よれば、前記凝縮管内に非凝縮性気体が滞留するのを防
止することができる。そのため、前記凝縮管内に非凝縮
性気体が滞留することによって、蒸気の凝縮が阻害され
たり、また前記凝縮管内への蒸気の流入が妨げられるの
を防止することができる。したがって、この第二の形態
の凝縮器によれば、凝縮効率が低下するのを防止するこ
とができる。また、前記凝縮管からの非凝縮性気体の排
出を凝縮液の水頭を利用して行うようにしているため、
非凝縮性気体の排出に蒸気の圧力を利用することができ
ない前記常圧蒸留装置の凝縮器としてとくに好適であ
る。
【0020】ここで、この第二の形態の凝縮器におい
て、前記凝縮管は、凝縮液が前記凝縮管内面に沿って膜
状に流れるのを防止するために傾斜させるのが好まし
い。この理由は、前記凝縮管を傾斜させ、凝縮液の流速
を調整することにより、凝縮液が前記凝縮管内の所定液
位まで充満した状態とすることができるからである。そ
して、このときの凝縮液の水頭を利用して凝縮液を非凝
縮性気体とともに前記凝縮管から前記貯溜部へ流入させ
ることができる。ここにおいて、前記凝縮管を傾斜させ
る場合、前記凝縮管の傾きは、前記凝縮管の流路断面積
が大きいほど小さくし、逆に前記凝縮管の流路断面積が
小さいほど大きくすることにより、凝縮液とともに非凝
縮性気体を効率よく前記貯溜部へ排出することができる
【0021】また、この第二の形態の凝縮器において
は、前記凝縮管を複数本配置し、各凝縮管のそれぞれに
前記貯溜部を設けた構成とすることができる。すなわ
ち、前記凝縮器を多管式凝縮器として構成し、前記各凝
縮管のそれぞれに前記貯溜部を設けた構成である。この
ように構成すると、非凝縮性気体の排出を前記各凝縮管
ごとに行うことができる。
【0022】ここで、前記凝縮器を多管式凝縮器として
構成する場合は、前記各凝縮管を多段に配置した構成と
するのが好ましい。すなわち、前記各凝縮管を上下方向
に多段に配置し、前記各凝縮管のそれぞれに前記貯溜部
を設けた構成である。さらに、前記各凝縮管を多段に配
置する場合は、前記各凝縮管を傾けた構成とするのが好
ましい。すると、前記各凝縮管ごとに凝縮液を所定液位
に維持することで、下段側の前記凝縮管全体が凝縮水で
満たされるのを防止することができるため、前記各凝縮
管からの非凝縮性気体の排出を効果的に行うことができ
る。また、この構成の場合には、非凝縮性気体が前記各
貯溜部のそれぞれへ流入するため、前記各貯溜部から前
記各取出管を介して容易に排出することができる。
【0023】さらに、この第二の形態の凝縮器の構成
は、前記第一の形態の凝縮器の構成とともに実施するの
が好ましい。すなわち、非凝縮性気体を前記凝縮管内の
凝縮液とともに前記貯溜部へ流入するように構成すると
ともに、非凝縮性気体を前記貯溜部内の凝縮液とともに
前記取出管から取り出すように構成する。このように構
成すると、前記凝縮管内において蒸気から分離した非凝
縮性気体を凝縮液とともに、前記凝縮管内から前記貯溜
部および前記取出管を介して、前記凝縮器から外部へ効
率よく取り出すことができる。そのため、前記のよう
に、凝縮効率が低下するのを防止することができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例の概
略構成を示す説明図である。ここで、この実施例の凝縮
器は、常圧蒸留装置における凝縮器である。また、この
実施例において、前記常圧蒸留装置へ供給する被処理液
は、水である。
【0025】まず、図1に基づいて、常圧蒸留装置につ
いて説明する。図1において、常圧蒸留装置は、ほぼ大
気圧の蒸気を発生させる蒸発器1と、この蒸発器1から
の蒸気を凝縮させるための凝縮器2を備えている。前記
蒸発器1は、蒸発容器3を備えている。この蒸発容器3
の内部には、電気ヒータなどの加熱手段4が設けられて
いる。また、前記蒸発容器3の側壁には、被処理液供給
ライン5が接続されている。さらに、前記蒸発容器3の
上部には、蒸気ライン6およびU字管7がそれぞれ接続
されている。前記U字管7の内部には、被処理液が収容
されており、この被処理液によって前記蒸発容器3内を
外部から遮断している。そして、前記蒸発器1は、前記
蒸発容器1内の温度や圧力を監視し、この監視結果に基
づいて前記加熱手段4を制御することにより、ほぼ大気
圧の蒸気を発生させる。
【0026】つぎに、前記凝縮器2は、凝縮管8を複数
本(この実施例では、50本)を備えた空冷式の多管式
凝縮器として構成されている。前記各凝縮管8は、伝熱
フィン(図示省略)を備えたフィン付き管であって、傾
斜させて配置されている。また、前記各凝縮管8は、こ
の第一実施例においては、各段でほぼ同本数となるよう
に上下方向に4段に配置されている。そして、前記各凝
縮管8は、前記各凝縮管8の下方側に配置された冷却フ
ァン9によって、冷却用空気が供給されるようになって
いる。
【0027】前記各凝縮管8の上部には、上部管寄せ1
0が設けられている。この上部管寄せ10には、前記蒸
気ライン6が接続されており、また前記各凝縮管8の上
端がそれぞれ接続されている。そして、前記上部管寄せ
10を介して、前記蒸気ライン6からの蒸気が前記各凝
縮管8へ供給されるようになっている。
【0028】前記各凝縮管8の下部には、下部管寄せ1
1が設けられている。この下部管寄せ11には、前記各
凝縮管8の下端がそれぞれ接続されている。前記下部管
寄せ11の内部は、仕切板12によって上方側の第一凝
縮液貯溜部(以下、「第一貯溜部」と云う)13と下方
側の第二凝縮液貯溜部(以下、「第二貯溜部」と云う)
14とに区画されている。前記第一貯溜部13には、前
記各凝縮管8のうちの上側2段の凝縮管8の下端のそれ
ぞれを開口させてあり、また前記第二貯溜部14には、
前記各凝縮管8のうちの下側2段の凝縮管8の下端のそ
れぞれを開口させてある。
【0029】前記第一貯溜部13には、第一凝縮液取出
管(以下、「第一取出管」と云う)15が接続されてい
る。また、前記第二貯溜部14には、第二凝縮液取出管
(以下、「第二取出管」と云う)16が接続されてい
る。そして、前記各取出管15,16の下端は、蒸留液
タンク17に開口させてある。この蒸留液タンク17の
下端には、蒸留液ライン18が接続されている。
【0030】つぎに、前記凝縮器2の基本的な作動につ
いて説明する。まず、前記凝縮器2には、前記蒸発器1
から前記蒸気ライン6を介して蒸気が供給される。この
蒸気は、前記上部管寄せ11を介して、前記各凝縮管8
内へ流入する。前記各凝縮管8内へ流入した蒸気は、前
記ファン9からの冷却用空気によって冷却されることに
より凝縮する。この凝縮液は、前記各凝縮管8内を前記
各貯溜部13,14へ向けて流れる。そして、前記各貯
溜部13,14内へ流入した凝縮液は、前記各取出管1
5,16を介して前記蒸留液タンク17へ蒸留液として
取り出され、この蒸留液は、前記蒸留液ライン18から
所定の需要箇所へ供給される。
【0031】さて、前記凝縮器2において、前記各凝縮
管8および前記各取出管15,16は、前記凝縮器2内
で蒸気から分離した非凝縮性気体を排出することができ
るように構成されている。
【0032】まず、前記各凝縮管8について説明する。
前記各凝縮管8の長さおよび内径(または流路断面積)
は、前記各凝縮管8内での凝縮液の発生量および非凝縮
性気体の量に応じて、非凝縮性気体が凝縮液に同伴され
て前記各貯溜部13,14へ流入するように設定してい
る。すなわち、前記各凝縮管8の長さおよび内径は、前
記各凝縮管8内における凝縮液の流れが前記各凝縮管8
内面に沿った膜状の流れとならず,かつ非凝縮性気体を
気泡として含む流れとなるように設定されている。この
実施例の前記凝縮器2においては、凝縮液の発生量が1
7リットル/hであり、非凝縮性気体の量が約0.34
リットル/h(凝縮液の発生量の約2%)である。この
場合、前記各凝縮管8の内径は、10mmに設定し、また
前記各凝縮管8の長さは、300mmに設定してある。
【0033】また、前記各凝縮管8は、つぎのように傾
斜させてある。すなわち、凝縮液を非凝縮性気体ととも
に前記各凝縮管8から前記各貯溜部13,14へ流入さ
せるための水頭を得ることができるように、前記各凝縮
管8内の所定液位に凝縮液が維持されるように傾斜させ
てある。ここで、前記各凝縮管8の傾斜は、前記各凝縮
管8の内径が大きいほど小さくし、逆に前記各凝縮管8
の内径が小さいほど大きく設定する。この実施例では、
前記各凝縮管8の内径が10mmであり、前記各凝縮管8
の長さが300mmであるので、前記各凝縮管8の傾きを
約30°に設定している。また、図1に示す構成におい
て、前記各凝縮管8の内径を,たとえば16mmとする場
合には、前記各凝縮管8の傾きを約20°に設定する。
【0034】つぎに、前記各取出管15,16について
説明する。前記各取出管15,16の長さおよび内径
(または流路断面積)は、前記各貯溜部13,14へ流
入する凝縮液の流量および非凝縮性気体の流量に応じ
て、非凝縮性気体が凝縮液に同伴されて前記各貯溜部1
3,14から前記各取出管15,16内へ流入するよう
に設定されている。すなわち、前記各取出管15,16
の長さおよび内径は、前記各凝縮管8と同様、前記各取
出管15,16内における凝縮液が前記各取出管15,
16内面に沿った膜状の流れとならず,かつ非凝縮性気
体を気泡として含む流れとなるように設定されている。
【0035】また、前記各取出管15,16の長さは、
前記各貯溜部13,14内の凝縮液を排出するための所
定の水頭が得られるように設定している。ここで、前記
各取出管15,16は、前記下部管寄せ11内を上下に
区画して形成した前記各貯溜部13,14に接続されて
いるため、短いほうの前記第二取出管16において所定
の水頭が得られるように、その長さを設定している。
【0036】この実施例の前記凝縮器2においては、前
記各取出管15,16の内径は、8mmに設定し、また前
記各取出管15,16の長さは、短いほうの前記第二取
出管16の長さが250mmとなるように設定してある。
【0037】つぎに、前記凝縮器2の作動について説明
する。前記凝縮器2において、前記各凝縮管8へ供給さ
れた蒸気に非凝縮性気体が混入していると、前記各凝縮
管8内においては、蒸気は冷却されて凝縮液となるが、
非凝縮性気体は凝縮せず、蒸気から分離する。凝縮液
は、上段側および下段側の凝縮管8内のそれぞれにおい
て、所定液位となると、この液位における凝縮液の水頭
によって、前記各貯溜部13,14へ流入する。このと
き、前記各凝縮管8内の凝縮液は、非凝縮性気体を同伴
して前記各貯溜部13,14へ流入する。
【0038】前記各貯溜部13,14内においては、前
記各凝縮管8から流入した凝縮液が貯溜され、非凝縮性
気体は前記各貯溜部13,14の上部に貯溜された状態
となる。前記各貯溜部13,14内の凝縮液は、前記各
取出管15,16を介して蒸留液として前記蒸留液タン
ク18へ取り出される。そして、前記各貯溜部13,1
4内の非凝縮性気体の量が増加し、前記各取出管15,
16の上端に達すると、凝縮液は、非凝縮性気体を同伴
しながら前記各取出管15,16内へ流入する。前記各
取出管15,16内へ流入した凝縮液は、非凝縮性気体
を同伴した状態で前記蒸留液タンク18内へ向けて流れ
るため、非凝縮性気体は凝縮液とともに、前記凝縮器2
から取り出される。
【0039】以上のように、前記凝縮器2によれば、前
記各凝縮管8内の非凝縮性気体を凝縮液とともに前記各
貯溜部13,14へ速やかに流入させることができ、さ
らに前記各貯溜部13,14内へ流入した非凝縮性気体
を凝縮液とともに速やかに外部に取り出すことができ
る。そのため、前記凝縮器2内に非凝縮性気体が滞留す
ることによって、蒸気の凝縮が阻害されたり、また前記
凝縮器2内への蒸気の流入が妨げられるのを防止するこ
とができる。したがって、前記凝縮器2によれば、凝縮
効率が低下するのを防止することができる。
【0040】また、前記凝縮器2は、前記各凝縮管8を
多段に傾斜させて配置し、前記各凝縮管8のそれぞれに
前記各貯溜部13,14を設けた構成であるので、前記
各凝縮管8の上段側と下段側における凝縮液の液位をそ
れぞれ適切に維持することができる。そして、前記各凝
縮管8における凝縮液の水頭を利用して凝縮液を非凝縮
性気体を同伴しながら前記各貯溜部13,14へ流入さ
せることができるので、非凝縮性気体の排出を前記各凝
縮管8ごとに効率よく行うことができる。そのため、前
記各凝縮管8のすべてから効率よく非凝縮性気体を排出
することができる。
【0041】さらに、前記凝縮器2は、前記各凝縮管8
および前記各取出管15,16における凝縮液の水頭を
利用して、凝縮液とともに非凝縮性気体を排出すること
ができるため、蒸気の圧力によって非凝縮性気体の排出
を行うことができない前記常圧蒸留装置の凝縮器として
とくに好適である。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、凝縮液とともに非凝
縮性気体を凝縮器内から取り出すことができるので、非
凝縮性気体が前記凝縮器内に滞留することによって凝縮
効率が低下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
8 凝縮管 13 第一凝縮液貯溜部(凝縮液貯溜部) 14 第二凝縮液貯溜部(凝縮液貯溜部) 15 第一凝縮液取出管(凝縮液取出管) 16 第二凝縮液取出管(凝縮液取出管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井伊 孝文 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 妹尾 泰利 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内 (72)発明者 田中 収 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部から蒸気が供給される凝縮管8と、
    この凝縮管8の下部に設けられた凝縮液貯溜部と、この
    凝縮液貯溜部に接続された凝縮液取出管とを備え、蒸気
    から分離した非凝縮性気体を前記凝縮液貯溜部内の凝縮
    液とともに前記凝縮液取出管から取り出すようにしたこ
    とを特徴とする凝縮器。
  2. 【請求項2】 上部から蒸気が供給される凝縮管8と、
    この凝縮管8の下部に設けられた凝縮液貯溜部と、この
    凝縮液貯溜部に接続された凝縮液取出管とを備え、蒸気
    から分離した非凝縮性気体を前記凝縮管8内の凝縮液と
    ともに前記凝縮液貯溜部へ流入するようにしたことを特
    徴とする凝縮器。
  3. 【請求項3】 前記凝縮管8を傾斜させたことを特徴と
    する請求項2に記載の凝縮器。
  4. 【請求項4】 前記凝縮管8を複数本配置し、各凝縮管
    8のそれぞれに前記凝縮液貯溜部を設けたことを特徴と
    する請求項2または請求項3に記載の凝縮器。
  5. 【請求項5】 前記各凝縮管8を多段に配置したことを
    特徴とする請求項4に記載の凝縮器。
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