JP2003072731A - 合成樹脂製肉薄容器 - Google Patents
合成樹脂製肉薄容器Info
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Abstract
樹脂製肉薄容器本体の、ラベルエッジに対向して成形さ
れる薄肉なノッチ部に、外部応力が集中して作用しない
ようにすることにより、ノッチ部にひび割れの発生しな
い、品質の高い合成樹脂製肉薄容器を提供する。 【解決手段】 充分に肉薄である胴部2を備えた容器本
体1と、胴部2に接着するインサート材であるラベル5
から構成される合成樹脂製肉薄容器において、ラベル5
の端部と胴部2との間に非接着部8を設けることによ
り、ノッチ部近辺の胴部2部分を、ラベル5に拘束され
ることなく、弾性撓み変形可能とし、この弾性撓み変形
により、外部応力を吸収して、ノッチ部に対する外部応
力の集中を阻止し、ひび割れの発生を防止する。
Description
ト材として胴部外周面に接着した、合成樹脂製肉薄容器
に関する。
ブロー成形、射出成形、そして真空成形、圧空成形等の
熱成形によって成形される各種の容器が知られている
が、近年において、省資源化、廃棄処理の簡易化等を考
慮して、少なくとも胴部だけは、その肉厚を0.1〜
0.7mm程度まで薄くした合成樹脂製肉薄容器が用い
られるようになっている。
となっている容器本体の胴部に、合成樹脂製等の多様な
材料を用いて形成されたラベルが装着される。
肉薄容器を形成する金型内に合成樹脂製のラベルをイン
サート材として組付け、その後容器本体の成形を行う際
に、容器本体の外周面にラベルを熱により溶着固定する
か、または、前述と同様に金型内に組付けたラベルに接
着剤を塗布し、容器本体を成形する際に、ラベルを容器
本体に貼着する。
うに、成形される容器本体1は、金型10内にラベル5
をインサート材として組付けた状態で、胴部2を充分に
薄肉に成形するが、この容器本体1の成形に際して、胴
部2は、金型10とインサート材であるラベル5とを成
形型面として成形されるので、ラベル5を成形型面とし
て成形された胴部分2aと、金型10を成形型面として
成形された胴部分2bとから構成されることになり、こ
の胴部分2aと胴部分2bとの境界部分には、ラベルエ
ッジ6に食い込んで極端に肉薄となったノッチ部3が形
成される。
ることにより速やかに冷却される胴部分2bに比べて、
ラベル5を介して金型10からの冷却力を受ける胴部分
2aの冷却速度が遅く、この冷却速度の相違により両胴
部分2a、2b間に発生した内部応力が、その境界部分
であるノッチ部3に集中して作用する。
部3近辺に外部からの衝撃が作用すると、この衝撃を、
ラベル5と胴部2とが一体となって受け止めるので、衝
撃による外部応力がノッチ部3に集中して作用し易くな
り、このためこのノッチ部3にひび割れ等の破損を生じ
易くなる、と云う問題があった。
ける問題点を解決すべく創案したもので、ラベルをイン
サート材として成形された薄肉容器において、ラベルエ
ッジの食い込みにより成形される薄肉部分であるノッチ
部の、ひび割れの発生を防ぐことを技術的課題とし、も
って安定して容器機能を発揮するラベル付き合成樹脂製
薄肉容器を提供することを目的とする。
る本発明に内、請求項1記載の発明の手段は、充分に肉
薄である胴部を備えた容器本体と、この容器本体の胴部
外周面に接着するインサート材であるラベルとから構成
される合成樹脂製肉薄容器であること、ラベルの端部と
容器本体の胴部との間を非接着部としたこと、にある。
いるので、ラベル端縁のラベルエッジに対向して成形さ
れたノッチ部の近辺部分が、ラベルに拘束されることな
く弾性撓み変形し易くなっている。
撃により、非接着部が位置した部分附近に外力が作用す
ると、この非接着部が位置する部分のノッチ部の近辺部
分が全体的に弾性撓み変形して、この作用した外力を吸
収し、これによりノッチ部に外部応力が集中して作用す
るのを阻止し、ノッチ部のひび割れ発生を防止する。
明のラベルの全周端部と胴部との間を非接着部としたこ
と、にある。
い時に、容器の胴部に、どのような方向から外力が作用
したとしても、全てのノッチ部の近辺部分が全体的に弾
性撓み変形し易くなっているので、全てのノッチ部での
ひび割れの発生を防止する。
明のラベルを、容器本体の胴部外周面に筒状に接着させ
た、ものである。
ルが胴部外周面に筒状に、すなわち巻回状に接着してい
るので、胴部と非接着状態となっているラベルの端部、
すなわち上端部または下端部さらにはその両方は、ラベ
ル自身の張力の作用により捲くれ上がることがなく、そ
れゆえラベルの一部が剥がれる状態となることによる、
製品の外観体裁の劣化を生じる恐れがない。
は3記載の発明のラベルと胴部との接着を、易剥離性と
した、ものである。
接着を易剥離性とすると、非接着部を手掛かりとして、
ラベルを胴部から簡単に引き剥がすことができ、分別廃
棄を行い易い。なお、易剥離性とは、予めラベルと胴部
との接着力を弱めに設定するとか、ラベルと胴部との接
着を、水とかアルコール等により低下させることができ
ることを意味する。
参照しながら詳細に説明する。図1ないし図4は、本発
明の第一の実施例を示すもので、ボトル状の容器本体1
とラベル5とから構成され、容器本体1は、胴部2、開
口部9および底部4を備えている。
成形金型10を用いてプリフォームまたはパリソンから
ブロー成形されるが、容器本体1をブロー成形する割金
型の一方のブロー成形金型10は、図2に示すように、
容器本体1のブロー成形に先立って、その成形型面の設
定された位置にインサート材であるラベル5を、バキュ
ーム作用等を利用して、不動に固定保持している。な
お、図中10aは、金型10を冷却するための冷却水が
通る冷却孔である。
形型面の所定位置には、インサート材としてのラベル5
が不動に組付けられ、次いでブロー成形金型10内に挿
入されたパリソンまたはプリフォームを、通常のブロー
成形手段によりブロー成形して、開口部9、底部4およ
び開口部9および底部4よりも肉薄となる胴部2を備え
たボトル状の容器本体1に成形する。
ンまたはプリフォームからブロー成形される際に、ラベ
ル5に接触する胴部分2aの延伸動作終了時点が、この
ラベル5の周囲に位置する金型10部分に接触する胴部
分2bの延伸動作終了時点よりも早い時点となること、
および胴部分2aと胴部分2bとの境界部にラベル5の
ラベルエッジ6が位置することから、この胴部分2aと
胴部分2bとの境界部に延伸が集中し易くなると共に、
ラベルエッジ6が食い込み、これにより極肉薄なノッチ
部3が形成される
成された胴部分2aと金型10に接触して形成された胴
部分2bの冷却速度が異なるため、胴部分2aと胴部分
2bとの間に発生した内部応力が集中し、成形された合
成樹脂製肉薄容器に外力が加わった場合にひび割れ等が
発生しやすい。
ラベル5の下端部に対向して位置するノッチ部3を含ん
で、接着していない非接着部8としている。
性のある合成樹脂製のラベルを用いる場合、ラベル5の
下端部と胴部分2aを離間する剥離材をラベル5下端部
に設けることにより、ラベル5の下端部と胴部分2aと
の間に非接着部8を形成し、残部を接着部7とし、また
接着剤を用いてラベル5と胴部分2aを固着する場合、
ラベル5の下端部に接着材を塗布しないことによりラベ
ル5と胴部分2aとの間に非接着部8を形成して、残部
を接着部7とする。
は、その接着状態が、易剥離性を持つように設定されて
おり、合成樹脂製肉薄容器の廃棄時における、容器本体
1とラベル5との分別が容易に達成できるようにしてい
る。
は、例えば、ラベル5を、容器本体1と相溶性のある材
料で成形した場合には、ラベル5と容器本体1との相溶
性が低くなるように材料を選択し、また接着剤を用いる
場合は、接着剤の接着力を弱く設定するなり、水とかア
ルコールの浸透により接着力が低下する接着剤を使用す
る、とかの手段がある。
合成樹脂製肉薄容器に加わった場合を示し、落下による
衝撃が合成樹脂製肉薄容器に加わった場合、容器本体1
は、非接着部8の存在により、ラベル5に拘束されるこ
となく、ノッチ部3の近辺部分全体が柔軟に弾性撓み変
形するため、この柔軟に弾性撓み変形により衝撃に伴う
外部応力の一部を吸収し、これによりノッチ部3に対す
る外部応力の集中作用を阻止して、ノッチ部3のひび割
れ発生を防ぐことができ、合成樹脂製肉薄容器の破損を
防止する。
で、ボトル状の容器1の胴部2の前面に四隅を円弧状と
したラベル5を接着し、ラベル5の全周域に非接着部8
を形成している。
囲んで形成される全てのノッチ部3に対応して非接着部
8が設けられているので、合成樹脂製肉薄容器に対して
作用するあらゆる方向からの外力に対して、この非接着
部8がノッチ部3を保護するように作用する。
ることにより、この四隅が、角取りしない場合に比べ
て、胴部2表面からの捲れ上がりを少なくすることがで
き、ラベル5の捲れ上がりによる合成樹脂製肉薄容器の
外観体裁の劣化を、効果的に防止することができる。
で、ボトル状の容器本体1の胴部2に沿ってラベル5を
筒状に巻回接着した合成樹脂製肉薄容器の正面図で、容
器本体1は、その胴部2の周囲に亘って筒状にラベル5
が接着されており、またラベル5の上下両端部と胴部2
の間は、非接着部8となっている。
が非接着部8となっていても、この非接着部8に位置す
る上端部および下端部は、ラベル5自身の張力により、
捲くれ上がることなく、筒状形態を維持する。
接着部8を形成したとしても、ラベル5の下端部が胴部
2外表面から捲くれ上がって、合成樹脂製肉薄容器の外
観体裁を劣化させる恐れが少ない。
例として、ブロー成形容器を示したが、容器本体1は、
ブロー成形品に限定されることはなく、2軸延伸ブロー
成形品、射出成形品、さらには熱成形品であっても良
い。
果を奏する。請求項1記載の発明においては、ラベルの
端部と胴部の間を非接着部としたため、この非接着部が
位置するノッチ部の近辺となる胴部部分が、ラベルに拘
束されることなく、弾性撓み変形し易くなり、合成樹脂
製肉薄容器の取扱い時に、落下等の衝撃が加わって外部
応力が作用すると、非接着部が位置するノッチ部の近辺
の胴部部分が容易に弾性撓み変形して、この外部応力の
一部を吸収して、ノッチ部に外部応力が集中して作用す
るのを阻止するので、ノッチ部のひび割れ発生を防ぎ、
合成樹脂製肉薄容器の破損を防止して、商品の品質を向
上させる。
ま使用して実施することができるので、無理なく簡単に
実施することができる。
い時に、胴部に、どのような方向から外力が作用したと
しても、全てのノッチ部の近辺部分が全体的に弾性撓み
変形し易くなっているので、全てのノッチ部でのひび割
れの発生を防ぎ、合成樹脂製肉薄容器の破損を防止す
る。
体の張力により、非接着部のラベル端部が捲くれ上がる
ことがないので、このラベル下端部が捲くれ上がること
による、容器の外観体裁が劣化すると云う不都合の発生
がなく、商品としての好ましい外観体裁を安定して維持
することができる。
接着を易剥離性としたので、ラベルを容器本体から簡単
に引き剥がすことができ、これにより合成樹脂製肉薄容
器の廃棄時に、容器本体とラベルとの分別を簡単に達成
することができる。
図。
示す、断面説明図。
要部拡大縦断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 充分に肉薄である胴部(2)を備えた容器
本体(1)と、前記胴部(2)外周面に接着するインサート材
であるラベル(5)とから構成される合成樹脂製肉薄容器
において、前記ラベル(5)の端部と胴部(2)との間を非接
着部(8)とした合成樹脂製肉薄容器。 - 【請求項2】 ラベル(5)の全周端部と胴部(2)との間を
非接着部(8)とした請求項1記載の合成樹脂製肉薄容
器。 - 【請求項3】 ラベル(5)を、胴部(2)外周面に筒状に接
着させた請求項1記載の合成樹脂製肉薄容器。 - 【請求項4】 ラベル(5)と胴部(2)との接着を、易剥離
性とした請求項1、2または3記載の合成樹脂製肉薄容
器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001260811A JP4379765B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 合成樹脂製肉薄容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001260811A JP4379765B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 合成樹脂製肉薄容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003072731A true JP2003072731A (ja) | 2003-03-12 |
| JP4379765B2 JP4379765B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=19087953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001260811A Expired - Lifetime JP4379765B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 合成樹脂製肉薄容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4379765B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005120963A1 (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Yupo Corporation | ラベル付き樹脂容器 |
-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001260811A patent/JP4379765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005120963A1 (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Yupo Corporation | ラベル付き樹脂容器 |
| US7740924B2 (en) | 2004-06-11 | 2010-06-22 | Yupo Corporation | Labeled resin container |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4379765B2 (ja) | 2009-12-09 |
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