JP2003072544A - 鉄道車両 - Google Patents
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Abstract
ンシステムを有する鉄道車両において、車体の剛体運動
及び一次曲げ振動(弾性振動)の双方を低減する制振装
置を提供する。 【解決手段】 鉄道車両の制振制御を行うコントローラ
20のモード変換部21は、6個の加速度センサ15か
ら出力された加速度検出信号が入力されて、各振動モー
ドにそれぞれモード展開する。モード変換部21でモー
ド展開された後は、積分器22、スカイフックゲイン器
23、モード変換・リミッタ部24を経て、バルブドラ
イバ25に送られる。バルブドライバ25では電圧値を
電流値に変換し、1位〜4位の各可変減衰ダンパ内蔵型
空気ばね12のバルブを駆動して、減衰力を制御する。
Description
式のサスペンションシステムを備える鉄道車両に関す
る。特には、車体の剛体運動及び一次曲げ振動(弾性振
動)の双方を低減することができる鉄道車両に関する。
両の車体の上下振動の形態(振動モード)は、剛体運動
と曲げ振動(弾性振動)とに大きく分けることができ
る。図7(A)〜(D)は、鉄道車両の車体の上下振動
の形態を説明するための模式図である。剛体運動には、
車体の上下方向の変位を表す上下並進(バウンシング)
運動(図7(A)参照)と、車体の中央部を節として車
体の前後が上下に揺れるピッチング運動(図7(B)参
照)と、車体の回転変位であるローリング運動(図7
(C)参照)が含まれる。曲げ振動(弾性振動)は、車
体の前後方向の一次曲げ振動(図7(D)参照)が最も
代表的である。
上記のような1Hz程度の剛体モードの運動と、7〜1
2Hz程度の車体一次曲げ振動の両者を低減することが
非常に重要となる。近年の車両の高速化、軽量化に伴
い、これらの振動が顕著になってきており、対策が望ま
れている。パッシブ系では、これらの振動を同時に低減
させることは非常に困難であるため、制御技術を導入す
る動きがある。
性振動の両者の低減を試みたものとしてフルアクティブ
方式が主に検討されている(例えば、永井正夫・沢田康
宏による『柔構造弾性車体のアクティブ支持制御』、日
本機械学会論文集(C編)、53巻、492号(昭62
−8))。図8は、上記論文に開示されたフルアクティ
ブ式車両振動抑制技術の概念を表す図である。図8
(A)は、柔軟構造弾性車体の機構モデルの図であり、
図8(B)は集中制御(モード別最適制御)方式の説明
図である。
は、両端自由の一様な弾性はり1と、この弾性はり1を
支える2つの支持系2、3とを有する。このモデルで
は、弾性はり1が車体であり、支持系2、3がそれぞれ
車体前方・後方の支持装置(サスペンション)である。
各支持系2、3には、車両用の空気ばね及び空気圧シリ
ンダ等からなる制御用アクチュエータA1、A2が組み
込まれている。各支持系2、3から弾性はり1に向けて
働く力f1、f2は、空気ばねの力と空気圧シリンダの
力との和となる。
制御)方式では、車体(弾性はり1)の前後支持部(支
持系2、3)にそれぞれセンサS1、S2を取り付ける
とともに、車体中央にもセンサS3を取り付け、これら
各センサS1〜S3からの信号を車体前後のアクチュエ
ータA1、A2に送信して制御する。この方式によれ
ば、車体の剛体運動と曲げ振動の双方を制御することが
可能である。この他にも、現車試験による結果を示した
もの(上林・臼井・大塚・西・松嶋・段畑による『上下
系アクティブ制振制御装置の開発(300X新幹線試験
車両での走行試験結果)』、日本鉄道サイバネティクス
協議会、鉄道におけるサイバネティクス利用国内シンポ
ジウム論文集、(1998−11)等)があるが、その
いずれもがフルアクティブサスペンションによるもので
あった。
下記の短所がある。 (1)制御装置に異常が発生した場合、むしろ車体を加
振してしまう危険性がある。 (2)油圧ポンプ等の駆動源や、駆動源からアクチュエ
ータまでの配管等を必要とするため、装置が複雑でコス
トも高くなり、メンテナンス性にも劣る。 (3)外部の駆動源からエネルギを供給する必要があ
り、省エネルギとはいえない。
置にセミアクティブ方式を採用している例が知られてい
る。一方、鉄道車両において、曲げ振動も含めた上下系
の振動制御を行う際に、セミアクティブ方式を採用する
には、下記の理由により不利であると考えられていた。 (1)ダンパを実装する場所は、必然的に車体支持点近
傍となる。しかし、この場所は車体の一次曲げ振動の節
の近傍にあるため、制御力を与えても曲げ振動に対する
振動抑制効果は得られにくい。 (2)ダンパを実装する位置における一次曲げ振動によ
る振幅は、高々0.5mm程度である。このため、一次
曲げ振動に対し、セミアクティブ制御で必要とされる減
衰力をダンパで発生させることが難しい。
の例として、車体中央にダイナミックダンパを取り付け
る方式が試みられている。図9は、ダイナミックダンパ
方式の振動抑制装置を有する鉄道車両の機構モデルを表
す図である。この図に示す車体モデルは、両端自由の一
様な弾性はり5と、この弾性はり5を支える2つの支持
系6、7とを有する。このモデルでは、弾性はり5が車
体であり、支持系6、7がそれぞれ車体前方・後方の支
持装置(サスペンション)である。各支持系6、7のば
ね定数はk、減衰定数はcである。さらに、弾性はり5
の中央部には、ダイナミックダンパDが取り付けられて
いる。
Dを取り付けることで、車体の一次曲げ振動を低減する
ことができる。しかし、ダイナミックダンパDは一般に
重量が重く(一例として、車体が25tに対してダイナ
ミックダンパが1t程度)、新たに質量を取り付ける場
合には車体の軽量化に反することとなる。また、既存車
両に対してダイナミックダンパを取り付けることは、機
器配置のレイアウト等の問題から一般的には困難であ
る。
等からなる制振材料を車体に貼り付けて、振動を抑制す
る方法も知られている。しかしながら、制振材料を既存
車両に貼り付けるのは、大掛かりな工事となる。
ションシステムを有する鉄道車両において、車体の剛体
運動及び一次曲げ振動(弾性振動)の双方を低減する制
振装置を提供することを目的とする。
め、本発明の鉄道車両は、車体と、 該車体を前後で支
える二台の台車と、 各台車と前記車体間に介装された
車体支持装置及び上下方向の可変減衰ダンパと、 前記
車体の前、中及び後に配置された、該車体の上下方向の
振動を検出するセンサと、 該センサの検出した入力信
号を受け、前記可変減衰ダンパの減衰力を制御して、前
記車体の一次曲げ振動を低減する制振制御手段と、 を
具備することを特徴とする。
ダンパの減衰力を用いた振動制御方式)を採用している
ため、以下の利点を有する。 (1)油圧ポンプ等の駆動源や配管等が不要であるた
め、機器構成が簡単で安価である。 (2)故障時や制御不良時に、かえって車体を加振して
しまうようなことがなく、安全性が高い。 (3)外部からのエネルギ供給が不要であり、省エネル
ギである。
御手段が、前記センサの検出した信号を、前記車体の上
下並進モード、ピッチングモード、ローリングモード及
び一次曲げモードに分解し、これら各モードに対応して
前記可変減衰ダンパの設定値を算出して、該ダンパへ指
令を発するものとすることができる。
を参照しつつ説明する。図4は、鉄道車両(客車)の一
例を示す側面図である。図5は、図4の車両における台
車の構成を示す分解斜視図である。なお、以下の説明に
おいては、上下・左右・前後は各図における矢印方向を
指すものとする。
100と、前後2台のボルスタレス台車(以下、台車と
略称する)101を中心に構成されている。台車101
の左右の側はり110上には、図5に示すように、空気
ばね等からなる車体支持装置102が設置されている。
この車体支持装置102の上に、車体100が載置され
る。車体支持装置102は、台車101の振動が車体に
ダイレクトに伝わらないように緩衝して、車両の乗り心
地を改善する役割を果たす。
106からなる輪軸107が組み込まれている。車輪1
05は、車軸106の両端部に圧入されて固定されてい
る。両車輪105の外側において、車軸106の両端部
には軸受箱108が外嵌されている。台車101の側は
り110と軸受箱108間は、2個の軸ばね109で連
結されている。この軸ばね109等により、輪軸107
が側はり110に対して上下前後左右に対して適度に弾
性支持される。
用いる可変減衰ダンパについて説明する。図6は、特願
平10−343624として本発明者の内の一人により
出願された可変減衰ダンパ内蔵型空気ばねの構成を示す
断面図である。車体支持装置102は、可変減衰ダンパ
内蔵型空気ばね130を中心に構成されている。可変減
衰ダンパ内蔵型空気ばね130は、円盤状の上面板11
1と、リング状の下面板112と、ダイヤフラム状の可
撓膜113等から構成されている。上面板111は、車
体の下面に固定される。上面板111の下面中央部に
は、蓋状の部材114が固定されており、同部材114
の下面には、円盤状の摺動板115が取り付けられてい
る。一方、下面板112は台車側に固定されている。可
撓膜113は、上面板111と下面板112間を気密に
するようリング状に貼られている。
には、高さ調整機構116(図5参照)が設けられてい
る。この高さ調整機構116は、可変減衰ダンパ内蔵型
空気ばね130の高さを自動的に調整して、車体100
を標準の高さに保つ。可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね1
30の下面板112の直下には、図6に示すように、環
状の弾性ゴム117と環状の剛性リング118が交互に
同心状に積層されている。最下層の弾性ゴム117の下
部には、台車側に固定されたエンドプレート119が取
り付けられている。これらの部材111〜115、11
7〜119に囲まれて、空気の封入される気密室120
が形成されている。
密室120には、流体圧シリンダ121が設置されてい
る。この流体圧シリンダ121は、シリンダ本体122
とピストン123等から構成されている。シリンダ本体
122は、エンドプレート119の上面中央部に固定さ
れている。このシリンダ本体122には、ピストン12
3が伸縮自在に取り付けられている。ピストン123の
上端には低摩擦特性の樹脂シート123aが貼られてお
り、ピストン123(台車側)と摺動板115(車体
側)の間で生じた横ズレ(前後左右方向の相対変位)を
逃すようになっている。
ムレータ124が設置されている。このアキュムレータ
124は、流体圧シリンダ121のピストン123を伸
び方向に付勢して、摺動板115に所定圧力で当接させ
る。エンドプレート119の上面には、制御ボックス1
25が設置されている。この制御ボックス125は、作
動流体に与える流動抵抗を調整する減衰手段を備えてい
る。車体の振動に併せてこの減衰手段の減衰量を最適に
調整することにより、車体の振動を抑制する。
道車両のシステム構成について説明する。図1は、本発
明の一実施例に係る鉄道車両の車体、台車及び振動抑制
システムを示す模式図である。図2は、本発明の一実施
例に係る鉄道車両の機構モデル図である。図3は、本発
明の一実施例に係る鉄道車両の制振制御装置の構成を示
すブロック図である。
11は前後二台の台車を示す。これら車体10及び台車
11は、図4に示す車体100及び台車101が模式的
に描かれたものである。車体10と台車11間には、前
後左右に計4つの可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね12
(130)が介装されている。この空気ばねは内蔵され
た可変減衰ダンパの減衰力を制御することにより、振動
低減を図ることができる。可変減衰ダンパの最大減衰力
は、車体荷重の約1割程度で、ある程度の効果が得られ
た。本実施例の場合は400kgfに設定した。
130は、ボルスタレス台車を装備した車両に好適であ
って、この場合は空気ばね交換を行うことで、上下方向
の可変減衰ダンパを実装することができる。
デルについて説明する。図2に示すように、この車体モ
デルでは、両端自由の一様な弾性はり10−1が車体1
0であり、この弾性はり10−1を支える2つの支持系
11−1、11−2がそれぞれ車体前方・後方の台車1
1、可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね12である。なお、
この図2のモデルにおける各記号は、後にコントローラ
のモード変換部におけるモード展開原理の説明で述べ
る。
左右には、計6個の加速度センサ15が配置されてい
る。これらの加速度センサ15は、車体10の上下方向
の振動を検出し、後述するコントローラ20に検出信号
を出力する。なお、ここでは計6個の加速度センサ15
を配置しているが、おおむね必要とされる個数は制御し
たい振動モードによって異なる。例えば、上下並進、ピ
ッチング、一次曲げ振動を制御するだけなら最低3個の
加速度センサでよい。又は、ピッチングやローリングに
ついては、加速度センサを使用せずにレートジャイロを
用いてもよい。又は、一次曲げ振動以上の高次の振動も
監視・制御したい場合は、その振動モードに見合った数
だけセンサを増やせばよい。ここで用いる加速度センサ
15は、サーボ型を用いることが性能上望ましい。ある
いは、歪ゲージ式の加速度センサを用いることも可能で
ある。
ントローラ)の構成について説明する。図3に示すよう
に、コントローラ20は、モード変換部21を備えてい
る。このモード変換部21には、6個の加速度センサ1
5(1位〜6位)から出力された加速度検出信号が入力
される。このモード変換部21では、各加速度センサ1
5で検出された加速度に基づき、上下並進モード(図7
(A)参照)、ピッチングモード(図7(B)参照)、
ローリングモード(図7(C)参照)及び一次曲げモー
ド(図7(D)参照)にそれぞれモード展開する。この
モード変換部21の展開は、以下の原理に沿って行われ
る。
1の慣性、内部粘性及び曲げ剛性を考慮して、弾性はり
10−1の上下変位z(x,t)を微小とすると、次の
偏微分方程式
f2(t)は車体前後の支持系11−1、11−2の支
持力を表し、fa1(t)、fa2(t)は各支持系11−
1、11−2における可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね1
2に内蔵された可変減衰ダンパの発生力を表し、k及び
cはそれぞれ可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね12の空気
ばね定数及び減衰係数を表す。さらに、弾性はり10−
1の中央での上下変位をzbc、支持系11−1、11−
2の直上での上下変位をそれぞれzb1、zb2とする。
運動モード、曲げ振動モードに級数展開すると、次式の
ようになる
(車体一次曲げの場合はm=3に相当) である。以上がモード変換部21の展開原理である。
れている。積分器22は、各モードに対応した4つの積
分回路を備えている。この積分器22では、モード変換
部21でモード展開された各モードの加速度を積分し
て、車体速度を算出する。なお、モード変換部21で
は、必要であれば、モード展開された加速度から、その
加速度の移動平均を引くことで、直流に近い成分を取り
除くこともできる。この操作を行うと、積分器のドリフ
ト対策となる。この積分器は、ドリフトを防ぐため極低
周波域ではゲインが低いものが望ましい。また、ダンパ
の応答遅れを考慮して積分器を設計することが望まし
い。例えば、本実施例の場合、一次曲げモードに対する
積分器は、純粋な積分器に対し12.4Hzで約30度
程度位相を進ませてある。
に接続されている。スカイフックゲイン器23では、積
分器22で算出された車体速度にスカイフックゲインを
かけて、各モードごとに必要な制振力を算出する。この
ように、各モードごとに積分器22とスカイフックゲイ
ン器23をもつことにより、各振動モードに対して独立
に制御特性をもたせることができる。このスカイフック
ゲイン器23は、モード変換・リミッタ部24に接続さ
れている。このモード変換・リミッタ部24では、スカ
イフックゲイン器23で算出された各モード別の制振力
を、車体の各部位(図1の1位〜4位)での可変減衰ダ
ンパ内蔵型空気ばね12に内蔵された可変減衰ダンパで
の減衰力に変換する。さらにこの際、モード変換・リミ
ッタ部24では各モードごとにリミッタを設けて、各モ
ードでの最大減衰力を指定する。
ライバ25に接続されている。このバルブドライバ25
は、モード変換・リミッタ部24で合成された車体の各
部位での力指令を、減衰力指令電流に変換する機能を備
えている。バルブドライバ25から出力された車体各部
位での減衰力指令電流は、1位〜4位の各可変減衰ダン
パ内蔵型空気ばね12に内蔵された、可変減衰ダンパの
バルブを駆動して、減衰力を制御する。
制御実験を行った具体的な数値結果について述べる。こ
の試験に用いた車両は、在来線車両(軌間1067m
m、車体長19.5m、重量26t)である。この車両
の空気ばね共振周波数は1.3Hz、一次曲げ振動の共
振周波数は12.4Hzである。
2.4Hz0.02mm正弦波で加振した際の、車体中
央における上下加速度PSD(単位(m/s2)2/H
z)の値は、以下の通りである。なお、カッコ内の数値
(%)は、(a)コントローラ20による制御がない場
合を1として、PSDがどの程度であるかを示す数値で
ある。
振の結果 (a)コントローラ20による制振制御がない場合 12.2HzにおけるPSDの値 0.008124
(100%) (b)コントローラ20で一次曲げモードのみ制御を行
った場合 12.2HzにおけるPSDの値 0.009311
(114%)
進の固有振動数である1.3Hz3mm正弦波を重ね合
わせて加振した場合の結果を示す。 (B)12.4Hz0.02mm+1.3Hz3mm正
弦波加振の結果 (a)コントローラ20による制振制御がない場合 1.3HzにおけるPSDの値 0.1299(1
00%) 12.2HzにおけるPSDの値 0.01329
(100%) (b)コントローラ20で一次曲げモードのみ制御を行
った場合 1.3HzにおけるPSDの値 0.1065(8
2.0%) 12.2HzにおけるPSDの値 0.00641
(48.2%)
のみ制御を行った場合 1.3HzにおけるPSDの値 0.0300(2
3.1%) 12.2HzにおけるPSDの値 0.01639
(123.3%) (d)コントローラ20で一次曲げモード及び上下並進
制御を行った場合 1.3HzにおけるPSDの値 0.0370(2
9.1%) 12.2HzにおけるPSDの値 0.00980
(73.7%)
っても制振効果が得られていない。これは、可変減衰ダ
ンパのストロークが小さいため、必要とされる減衰力を
発生させることが難しいからである。しかしながら、実
際の走行時には、一次曲げ振動の共振周波数のみで加振
されることはほとんどなく、例えば(B)の加振条件の
ように、他の周波数でストロークの大きい振動が生じて
いる場合が大部分である。
度を持つ振動を利用して減衰力を発生させることができ
るため、(B)の加振時に(b)の制御を行った場合に
は、12.2HzにおけるPSDの値が(a)の行わな
かった場合と比較して半減しており、一次曲げ振動の低
減効果を確認できる。又は、(c)の制御時において
は、剛体振動は低減するが一次曲げ振動がかえって増加
しているのに対し、(d)の制御を行うことによって、
上下並進(剛体)振動及び一次曲げ(弾性)振動の双方
が低減されることがわかる。
車両の構造を模式的に示す図である。この例では、可変
減衰ダンパは、空気ばねに内蔵されておらず別に設けら
れている。図10(A)に示すように、台車11の側は
り210の左右両端に、側方に突出する台213を設
け、その台213と車体10との間に上下方向の可変減
衰ダンパ215を介装している。可変減衰ダンパ215
の上下両端は、図10(B)に拡大して示すように、ピ
ン付きゴムブッシュ217を介して車体10、台車11
に接続されている。この例では、台車11−車体10間
の2次ばね212と並列に可変減衰ダンパ215が配置
されている。ただし、この際、ピン付きゴムブッシュの
剛性や球面軸受けのガタに注意する必要がある。また、
本発明は、ボルスタ台車に対しても、2次ばねと並列に
可変減衰ダンパを取り付けることにより適用可能であ
る。
によれば、車体の剛体運動及び一次曲げ振動(弾性振
動)の双方を低減することができる。
及び振動抑制システムを示す模式図である。
図である。
置の構成を示すブロック図である。
図である。
の一人により出願された可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね
の構成を示す断面図である。
めの模式図である。
念を表す図である。図8(A)は、柔軟構造弾性車体の
機構モデルの図であり、図8(B)は集中制御(モード
別最適制御)方式の説明図である。
を有する鉄道車両の機構モデルを表す図である。
模式的に示す図である。
性はり 11 台車 11−1、1
1−2 支持系 12 可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね 15 加速度
センサ 20 コントローラ 21 モード変換部 22 積分器 23 スカイフックゲイン器 24 モード
変換・リミッタ部 25 バルブドライバ 100 車体 101 ボルスタレス台車 102 車体
支持装置 105 車輪 106 車軸 107 輪軸 108 軸受
箱 109 軸ばね 110 側は
り 111 上面板 112 下面
板 113 可撓膜 114 部材 115 摺動板 116 高さ
調整機構 117 弾性ゴム 118 剛性
リング 119 エンドプレート 120 気密
室 121 流体圧シリンダ 122 シリ
ンダ本体 123 ピストン 124 アキ
ュムレータ 125 制御ボックス 130 可変減衰ダンパ内蔵型空気ばね 210 側はり 212 2次
ばね 213 台 215 ダン
パ 217 ピン付きゴムブッシュ
Claims (2)
- 【請求項1】 車体と、 該車体を前後で支える二台の台車と、 各台車と前記車体間に介装された車体支持装置及び上下
方向の可変減衰ダンパと、 前記車体の前、中及び後に配置された、該車体の上下方
向の振動を検出するセンサと、 該センサの検出した入力信号を受け、前記可変減衰ダン
パの減衰力を制御して、前記車体の一次曲げ振動を低減
する制振制御手段と、 を具備することを特徴とする鉄道車両。 - 【請求項2】 前記制振制御手段が、前記センサの検出
した信号を、前記車体の上下並進モード、ピッチングモ
ード、ローリングモード及び一次曲げモードに分解し、
これら各モードに対応して前記可変減衰ダンパの設定値
を算出して、該ダンパへ指令を発することを特徴とする
請求項1記載の鉄道車両。
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