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JP2003071988A - 積層シート及び積層体 - Google Patents

積層シート及び積層体

Info

Publication number
JP2003071988A
JP2003071988A JP2001270496A JP2001270496A JP2003071988A JP 2003071988 A JP2003071988 A JP 2003071988A JP 2001270496 A JP2001270496 A JP 2001270496A JP 2001270496 A JP2001270496 A JP 2001270496A JP 2003071988 A JP2003071988 A JP 2003071988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
laminated sheet
laminate
layer
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001270496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Uno
拓明 宇野
Akitaka Miyake
顕隆 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001270496A priority Critical patent/JP2003071988A/ja
Publication of JP2003071988A publication Critical patent/JP2003071988A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば座席用シートとして用いた場合でも優
れた接触感(ソフトタッチ感)を発現し、且つ、外観や
耐光性にも優れる積層体を得るに適する積層シート、及
び、その積層シートを用いた積層体を提供する。 【解決手段】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを
主成分とする表面層及びポリオレフィン系樹脂を主成分
とする基材層が積層されており、且つ、JISK−73
11に準拠して測定された23℃における10%モジュ
ラスが1〜6MPaであることを特徴とする積層シー
ト、及び、上記積層シートの基材層側に基布が積層され
てなることを特徴とする積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層シート(積層
フィルムも包含する)及びそれを用いた積層体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車内装材等の人が接触
する部位に良好な接触感(ソフトタッチ感)を持たせる
ためには、例えば、表面にエンボス加工が施されたポリ
塩化ビニル系樹脂シート層と発泡体シート層等とが積層
されてなる積層シートが被覆用シートとして汎用されて
いる。しかし、自動車内装材等の中でも、特に良好な接
触感(ソフトタッチ感)が必要とされる座席用シートに
おいては、ポリ塩化ビニル系樹脂シートは柔軟性が不足
しがちであるという問題点や、又、その製造において
は、積層時に複数の工程を要し、製造工程が煩雑である
という問題点がある。
【0003】これらの問題点に対応するため、例えば、
特開平6−246812号公報には、熱可塑性エラスト
マー及び弾性微粒子を主成分として含有するソフトタッ
チ層となる組成物と、基材層となる熱可塑性樹脂とを共
押出して得たシート状積層体を伸長してソフトタッチシ
ートを得た後、このソフトタッチシートの基材層側に発
泡体層を積層することを特徴とする被覆用シートの製造
方法が開示されている。
【0004】しかし、上記製造方法による被覆用シート
は、例えば基布と積層して座席用シートとして用いた場
合、接触感(ソフトタッチ感)が不足しがちであるとい
う問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、例えば座席用シートとして用いた場合で
も優れた接触感(ソフトタッチ感)を発現し、且つ、外
観や耐光性にも優れる積層体を得るに適する積層シー
ト、及び、その積層シートを用いた積層体を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の積層シートは、
熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを主成分とする表
面層及びポリオレフィン系樹脂を主成分とする基材層が
積層されており、且つ、23℃における10%モジュラ
スが1〜6MPaであることを特徴とする。尚、本発明
で言う10%モジュラスとは、JIS K−7311
「ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの試験方法」に
準拠して測定された10%モジュラス(10%引張応
力)を意味する。
【0007】又、本発明の積層体は、上記本発明の積層
シートの基材層側に基布が積層されてなることを特徴と
する。
【0008】本発明の積層シートの表面層を構成する熱
可塑性ポリウレタン系エラストマーとは、常温ではゴム
弾性を示し、高温では可塑化されて各種の成形加工が可
能となるものであり、一般に、分子中にエントロピー弾
性を有するソフトセグメント(ゴム成分)と塑性変形を
防止するためのハードセグメント(分子拘束成分)とを
共有していることが多く、成形可能な範囲においては部
分架橋構造を有している場合もあるが、広範囲の三次元
架橋構造(網目構造)は有していない。
【0009】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
としては、特に限定されるものではないが、例えば、ソ
フトセグメントとしてポリエーテル、ポリエステル、ポ
リカーボネート等を有し、ハードセグメントとしてポリ
ウレタン(ウレタン結合)を有するブロック共重合体か
らなる熱可塑性ポリウレタン系エラストマー等が挙げら
れ、好適に用いられるが、中でも、耐熱性や耐光性に優
れ、且つ、無黄変イソシアネート化合物を用いることに
より、屋外で長期間使用しても変色等の劣化を起こさな
い利点を有することから、ソフトセグメントとしてポリ
カーボネートを有し、ハードセグメントとして(無黄
変)ポリウレタン(ウレタン結合)を有するブロック共
重合体からなる熱可塑性ポリウレタン系エラストマーが
より好適に用いられる。これらの熱可塑性ポリウレタン
系エラストマーは、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0010】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
は、特に限定されるものではないが、重量平均分子量
(Mw)が2万〜300万であるものが好ましい。熱可
塑性ポリウレタン系エラストマーのMwが2万未満であ
ると、得られる表面層や積層シートの例えば剛性等の機
械的強度が不十分となることがあり、逆に300万を超
えると、得られる表面層や積層シートの柔軟性が損なわ
れることがある。
【0011】又、上記熱可塑性ポリウレタン系エラスト
マーは、特に限定されるものではないが、ガラス転移温
度(Tg)が−50℃〜+20℃であるものが好まし
い。熱可塑性ポリウレタン系エラストマーのTgが−5
0℃未満であると、得られる表面層や積層シートの耐傷
付き性が不十分となることがあり、逆に+20℃を超え
ると、得られる表面層や積層シートの低温における耐衝
撃性が不十分となることがある。
【0012】又、上記熱可塑性ポリウレタン系エラスト
マーは、特に限定されるものではないが、23℃におけ
る10%モジュラスが1〜25MPaであるものが好ま
しい。熱可塑性ポリウレタン系エラストマーの23℃に
おける10%モジュラスが1MPa未満であると、得ら
れる表面層や積層シートの機械的強度が不十分となるこ
とがあり、逆に25MPaを超えると、得られる表面層
や積層シートの柔軟性が損なわれることがある。
【0013】更に、上記熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマーは、積層される他の層の硬さや厚み等によっても
異なり、特に限定されるものではないが、JIS K−
7311に準拠してタイプAデュロメータにより測定さ
れた硬さが50〜98であるものが好ましい。
【0014】本発明で用いられる上記熱可塑性ポリウレ
タン系エラストマーには、得られる積層シートの表面層
に優れた艶消し感を付与するために、弾性微粒子が添加
されていても良い。
【0015】上記弾性微粒子とは、その形状が変形する
まで押圧した後、圧力を開放するとその形状が弾性回復
するものであり、一般的には合成樹脂から構成される。
【0016】上記弾性微粒子を構成する合成樹脂は、特
に限定されるものではないが、熱可塑性ポリウレタン系
エラストマーよりも溶融温度が高く、且つ、押出成形等
の成形条件下において、可塑化や分解等を生じないもの
が好ましく、一般的には架橋された合成樹脂が用いられ
る。弾性微粒子が熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
との溶融混練時や押出し時等に溶融してしまうと、優れ
た艶消し感や接触感(ソフトタッチ感)等を有する表面
層からなる積層シートを得ることが困難となることがあ
る。
【0017】上記合成樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアクリレート系樹脂、アクリル−ウレ
タン系共重合体、スチレン−イソプレン系共重合体及び
これらの架橋樹脂等が挙げられ、好適に用いられる。こ
れらの合成樹脂は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0018】上記弾性微粒子の形状は、特に限定される
ものではなく、中実であっても良いし、中空であっても
良い。
【0019】又、上記弾性微粒子の大きさは、特に限定
されるものではないが、平均粒子径が1〜50μmであ
るものが好ましい。弾性微粒子の平均粒子径が1μm未
満であると、表面層の艶消し感を十分に得られないこと
があり、逆に50μmを超えると、積層シートの例えば
延伸加工時のような製造過程において表面層が破れ易く
なることがある。
【0020】更に、熱可塑性ポリウレタン系エラストマ
ーに対する上記弾性微粒子の添加量は、特に限定される
ものではないが、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
100重量部に対して、弾性微粒子20〜120重量部
であることが好ましい。熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマー100重量部に対する弾性微粒子の添加量が20
重量部未満であると、表面層の艶消し感を十分に得られ
ないことがあり、逆に120重量部を超えると、積層シ
ートの例えば延伸加工時のような製造過程において表面
層に亀裂が生じ易くなることがある。
【0021】本発明で用いられる熱可塑性ポリウレタン
系エラストマーには、本発明の課題達成を阻害しない範
囲で必要に応じて、接触感に変化を持たせるために、例
えば、無機充填剤や、例えばアクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS)やポリメタクリル酸
メチル樹脂(PMMA)等の粒子のような有機充填剤が
添加されていても良いし、又、軟化剤(可塑剤)、カッ
プリング剤、艶消剤、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、
光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、
フォトクロミック化合物、結露防止剤、防錆剤、防菌・
防黴剤等の各種添加剤の1種類もしくは2種類以上が添
加されていても良い。
【0022】本発明の積層シートを構成する表面層に
は、接触感(ソフトタッチ感)を更に向上させるため
に、皮シボ模様、ペルカシボ模様、梨地等のエンボス加
工が施されていても良い。エンボス加工の方法は、特に
限定されるものではなく、公知の任意の方法で良いが、
一般的にはエンボスロールにより押圧する方法が簡便で
あり好ましい。更に、上記表面層には、必要に応じて印
刷等の装飾が施されていても良い。
【0023】上記表面層の厚みは、表面層や積層シート
に付与したい性能に応じて適宜設定されれば良く、特に
限定されるものではないが、一般的には5〜100μm
であることが好ましい。
【0024】本発明の積層シートの基材層を構成するポ
リオレフィン系樹脂としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン
系樹脂、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー等が挙
げられる。これらのポリオレフィン系樹脂は、単独で用
いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0025】上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーとは、常温ではゴム弾性を示し、高温では可塑化され
て各種の成形加工が可能となるものであり、一般に、分
子中にエントロピー弾性を有するソフトセグメント(ゴ
ム成分)と塑性変形を防止するためのハードセグメント
(分子拘束成分)とを共有していることが多く、成形可
能な範囲においては部分架橋構造を有している場合もあ
るが、広範囲の三次元架橋構造(網目構造)は有してい
ない。
【0026】上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーとしては、特に限定されるものではないが、例えば、
ソフトセグメントとしてポリエチレン、エチレンと少量
のジエンとの共重合体、又は、これらの部分架橋物等を
有し、ハードセグメントとしてポリプロピレン等を有す
るブロック共重合体等からなる熱可塑性ポリオレフィン
系エラストマー等が挙げられる。
【0027】このような熱可塑性ポリオレフィン系エラ
ストマーの具体例としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、三井化学社製の商品名「ミラストマ80
30N」や「ミラストマ5030N」等の市販品が挙げ
られる。これらの熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0028】上記ポリオレフィン系樹脂は、特に限定さ
れるものではないが、23℃における10%モジュラス
が0.1〜10MPaであるものが好ましい。ポリオレ
フィン系樹脂の23℃における10%モジュラスが0.
1MPa未満であると、得られる基材層や積層シートの
機械的強度が不十分となることがあり、逆に10MPa
を超えると、得られる基材層や積層シートの柔軟性が損
なわれることがある。
【0029】上記ポリオレフィン系樹脂は、本発明の課
題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、架橋されてい
ても良い。
【0030】上記架橋方法としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂に架橋剤
を添加し、加熱して架橋させる方法(化学架橋法)、電
子線などの電離性放射線を照射して架橋させる方法(電
子線架橋法もしくは電離性放射線架橋法)、紫外線を照
射して架橋させる方法(紫外線架橋法)等が挙げられ
る。これらの架橋方法は、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
【0031】上記架橋剤としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、ジクミルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシクメン、ジ(t−ブチルパーオキシ)−
m−ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,
5−ジブチルパーオキシヘキセン−3、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサンなどの有機過酸化物や、ジビニルベンゼン
などの多官能性モノマー等が挙げられる。これらの架橋
剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0032】又、上記ポリオレフィン系樹脂は、本発明
の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、発泡され
ていても良い。発泡倍率は、基材層に付与したい性能に
応じて適宜設定されれば良く、特に限定されるものでは
ないが、一般的には1.1〜5倍であることが好まし
い。尚、上記発泡倍率とは、JIS K−6767「発
泡プラスチック−ポリエチレン−試験方法」に準拠して
測定された見掛け密度の逆数を意味する。
【0033】上記発泡方法としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂に熱分解
型発泡剤を添加し、加熱して発泡させる方法(加熱発泡
法)、ポリオレフィン系樹脂に蒸発型発泡剤を添加し、
押出と同時に発泡させる方法(押出発泡法)、ビーズ発
泡法等が挙げられる。これらの発泡方法は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0034】上記熱分解型発泡剤としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、重曹、アゾジカルボンア
ミド(ADCA)、N,N’−ジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン(DPT)等が挙げられる。これらの熱分
解型発泡剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。
【0035】又、上記蒸発型発泡剤としては、特に限定
されるものではないが、例えば、フロンガス、水、炭酸
ガス、窒素ガス等が挙げられる。これらの蒸発型発泡剤
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。又、上記熱分解型発泡剤及び蒸発型発泡剤
は、それぞれ単独で用いられても良いし、両者が併用さ
れても良い。
【0036】上記ポリオレフィン系樹脂には、本発明の
課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、例えば、無
機充填剤、有機充填剤、軟化剤(可塑剤)、、カップリ
ング剤、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫
外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、フォトクロミ
ック化合物、結露防止剤、防錆剤、防菌・防黴剤等の各
種添加剤の1種類もしくは2種類以上が添加されていて
も良い。
【0037】本発明の積層シートを構成する基材層の厚
みは、基材層や積層シートに付与したい性能に応じて適
宜設定されれば良く、特に限定されるものではないが、
一般的には100〜1000μmであることが好まし
い。
【0038】本発明の積層シートは、前記表面層及び上
記基材層が積層されてなる。表面層及び基材層の積層方
法としては、特に限定されるものではないが、例えば、
表面層及び基材層を直接的に積層する方法(ダイレクト
法)や、表面層及び基材層を接着層を介して積層する方
法(接着法)等が挙げられ、いずれの方法が採られても
良いが、表面層と基材層との密着性がより向上すること
から、接着法を採ることが好ましい。
【0039】上記接着層を形成するための接着剤として
は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロ
ピレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、塩素
化ポリオレフィン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化
ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂等の熱可塑性合成樹脂を主成分とする接着剤
や、天然ゴムや、スチレン−ブタジエン共重合体、クロ
ロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、アクリルゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体及び
その水素添加物、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体及びその水素添加物などの合成ゴム等のゴ
ム(エラストマー)を主成分とする接着剤等が挙げら
れ、好適に用いられるが、中でもポリプロピレン系樹脂
を主成分とする接着剤がより好適に用いられる。これら
の接着剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。又、上記熱可塑性合成樹脂を主成分
とする接着剤及びゴム(エラストマー)を主成分とする
接着剤は、それぞれ単独で用いられても良いし、両者が
併用されても良い。
【0040】上記ポリプロピレン系樹脂としては、特に
限定されるものではないが、例えば、ホモポリプロピレ
ン、ブロック共重合ポリプロピレン、ランダム共重合ポ
リプロピレン等の通常のポリプロピレン系樹脂や、これ
らが例えば(無水)マレイン酸、(メタ)アクリル酸、
メチレン琥珀酸、シトラコン酸等で変性された変性ポリ
プロピレン系樹脂等が挙げられ、好適に用いられる。こ
れらのポリプロピレン系樹脂は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
【0041】上記接着剤の形態は、特に限定されるもの
ではなく、溶剤型接着剤、エマルジョン型接着剤、ホッ
トメルト型接着剤、フィルム状(シート状も包含する)
接着剤等のいずれの形態であっても良い。又、上記接着
剤は、非架橋型接着剤であっても良いし、架橋型接着剤
であっても良く、1液型接着剤であっても良いし、2液
以上の多液型接着剤であっても良い。
【0042】又、上記接着剤には、本発明の課題達成を
阻害しない範囲で必要に応じて、粘接着性付与剤、無機
充填剤、有機充填剤、軟化剤(可塑剤)、カップリング
剤、界面活性剤、架橋剤、着色剤、酸化防止剤、熱安定
剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃
剤、防菌・防黴剤、消泡剤等の各種添加剤の1種類もし
くは2種類以上が添加されていても良い。
【0043】上記接着剤から形成される接着層は、特に
限定されるものではないが、23℃における10%モジ
ュラスが1〜25MPaであるものが好ましい。接着層
の23℃における10%モジュラスが1MPa未満であ
ると、得られる接着層や積層シートの機械的強度が不十
分となることがあり、逆に25MPaを超えると、得ら
れる接着層や積層シートの柔軟性が損なわれることがあ
る。
【0044】又、上記接着層の厚みは、接着層や積層シ
ートに付与したい性能に応じて適宜設定されれば良く、
特に限定されるものではないが、一般的には5〜100
μmであることが好ましい。
【0045】本発明の積層シートを接着層を介すること
なく前記ダイレクト法で製造する方法としては、特に限
定されるものではないが、例えば、予め作製された表面
層上に、又は、予め作製された基材層上に、基材層用の
ポリオレフィン系樹脂(組成物)、又は、表面層用の熱
可塑性ポリウレタン系エラストマー(組成物)を押出ラ
ミネートする方法(押出ラミネート法)、予め作製され
た表面層と予め作製された基材層とを熱ラミネートする
方法(熱ラミネート法)、基材層用のポリオレフィン系
樹脂(組成物)と表面層用の熱可塑性ポリウレタン系エ
ラストマー(組成物)とを2層共押出する方法(共押出
法)等が挙げられ、いずれの方法が採られても良いが、
生産性に優れることから、共押出法を採ることが好まし
い。
【0046】又、本発明の積層シートを接着層を介して
前記接着法で製造する方法としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、予め作製された表面層上に、及
び/又は、予め作製された基材層上に、上記各種形態の
接着剤を常温下もしくは加熱下で塗工し、必要に応じて
乾燥や冷却等の工程を経て接着層を形成した後、この接
着層を介して表面層と基材層とを貼り合わせ接着する方
法(直接塗工方法)、予め作製された表面層上に、又
は、予め作製された基材層上に、上記各種形態の接着剤
を常温下もしくは加熱下で塗工し、必要に応じて乾燥や
冷却等の工程を経て接着層を形成した後、この接着層上
に基材層用のポリオレフィン系樹脂(組成物)、又は、
表面層用の熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(組成
物)を押出ラミネートする方法(押出ラミネート法)、
基材層用のポリオレフィン系樹脂(組成物)、接着層用
の接着剤及び表面層用の熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマー(組成物)とを3層共押出する方法(共押出法)
等が挙げられ、いずれの方法が採られても良いが、生産
性に優れることから、共押出法を採ることが好ましい。
【0047】上記共押出法とは、複数の押出機を用いて
複数層を同時に積層し、一体化する方法であり、特に限
定されるものではないが、例えば、ダイに入る直前で熱
可塑性ポリウレタン系エラストマー(組成物)、接着剤
及びポリオレフィン系樹脂(組成物)を合流させるフィ
ードブロック法、ダイ内に複数分のマニホールドを有す
るマルチマニホールド法、ダイ内では合流させず、ダイ
を出た直後に積層させるマルチスロットルダイ法等が挙
げられ、いずれの方法が採られても良い。尚、共押出時
の各層の温度は、用いられる熱可塑性ポリウレタン系エ
ラストマー(組成物)、接着剤、ポリオレフィン系樹脂
(組成物)等によっても異なり、特に限定されるもので
はないが、一般的には、表面層、接着層及び基材層とも
に170〜230℃であることが好ましい。
【0048】こうして得られる本発明の積層シートは、
23℃における10%モジュラスが1〜6MPaである
ことが必要である。積層シートの23℃における10%
モジュラスが1MPa未満であると、後述する本発明の
積層体の機械的強度が不十分となり、逆に6MPaを超
えると、積層体の柔軟性が損なわれる。
【0049】又、本発明の積層シートの厚みは、積層シ
ートや積層体に付与したい性能に応じて適宜設定されれ
ば良く、特に限定されるものではないが、一般的には1
10〜1200μmであることが好ましい。
【0050】次に、本発明の積層体は、上述した本発明
の積層シートの基材層側に基布が積層されてなる。
【0051】上記基布としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、綿、亜麻、マニラ麻、コイヤ、絹、
羊毛、羽毛などの天然繊維系基布、レーヨン、アセテー
ト、金属繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、ナ
イロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル、テフロン(登録商標)、アクリ
ル、ポリアセタール、蛋白、炭素繊維、ボロン繊維、ガ
ラス繊維、金属繊維などの人工繊維系基布、各種合成樹
脂からなる発泡体系基布等が挙げられ、好適に用いられ
る。これらの基布は、単層からなるものであっても良い
し、2層以上の複層からなるものであっても良い。又、
これらの基布は、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0052】上記天然繊維系基布や人工繊維系基布は、
単紡であっても良いし、混紡であっても良い。又、上記
天然繊維系基布や人工繊維系基布の形状は、特に限定さ
れるものではなく、例えば、織物、編み物、組み物、撚
り物、網地、フェルト、不織布、スパンレース、スパン
ボンド等のいずれの形状であっても良いし、これらが複
合された形状であっても良い。
【0053】又、上記合成樹脂からなる発泡体として
は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロ
ピレン系樹脂やポリエチレン系樹脂などのポリオレフィ
ン系樹脂、ポリスチレンやスチレン−無水マレイン酸共
重合体などのポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、各種熱可塑性エラストマー
等からなる発泡体が挙げられ、好適に用いられる。これ
らの発泡体は、単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。又、これらの発泡体の発泡倍率
は、特に限定されるものではないが、得られる積層体に
柔軟な感触を付与するためには、一般的に5〜50倍で
あるものが好ましく、より好ましくは10〜30倍のも
のである。
【0054】上記基布は、特に限定されるものではない
が、23℃における10%モジュラスが5MPa以下で
あるものが好ましい。基布の23℃における10%モジ
ュラスが5MPaを超えると、得られる積層体の柔軟性
が損なわれることがある。
【0055】又、上記基布の厚みは、基布や積層体に付
与したい性能に応じて適宜設定されれば良く、特に限定
されるものではないが、一般的には100〜10000
μmであることが好ましい。更に、上記基布の気孔容積
は、基布や積層体に付与したい性能に応じて適宜設定さ
れれば良く、特に限定されるものではないが、一般的に
は50〜99%であることが好ましい。
【0056】本発明の積層シートの基材層側と上記基布
との積層方法としては、特に限定されるものではない
が、例えば、押出ラミネート法、熱ラミネート法、接着
剤による接着法等が挙げられ、いずれの方法が採られて
も良い。
【0057】上記接着剤としては、公知の各種接着剤で
良く、特に限定されるものではないが、例えば、酢酸ビ
ニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、塩素化ポリオレフィ
ン系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂などの熱可塑性樹脂
やその変性物等を主成分とする接着剤、エポキシ系樹
脂、フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、不飽和ポ
リエステル系樹脂などの熱硬化性樹脂やその変性物等を
主成分とする接着剤、天然ゴムや各種合成ゴムなどのゴ
ム(エラストマー)やその変性物を主成分とする接着
剤、澱粉や膠などの天然物質やその変性物を主成分とす
る接着剤、珪酸ソーダ(水ガラス)などの無機物質を主
成分とする接着剤等が挙げられ、好適に用いられる。こ
れらの接着剤は、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0058】図1に本発明の積層シートを共押出法で作
製し、その基材層側を発泡体(基布)上に押出ラミネー
トして本発明の積層体を製造する場合の一例を表す模式
図を示し、図2に図1中のA−B断面図を示す。
【0059】こうして得られる本発明の積層体は、特に
限定されるものではないが、23℃における10%モジ
ュラスが0.9〜5.9MPaであることが好ましい。
上記積層体の23℃における10%モジュラスが0.9
MPa未満であると、機械的強度が不十分となり、軽く
触れただけで部分的に伸びや凹凸が生じて、外観が損な
われることがあり、逆に5.9MPaを超えると、接触
感(ソフトタッチ感)が悪くなることがある。
【0060】上記積層体の23℃における10%モジュ
ラスを0.9〜5.9MPaとする方法としては、特に
限定されるものではないが、例えば、基布を予め1〜2
0%伸張した状態で積層する方法が挙げられる。基布の
伸張が1%未満であると、積層体に皺や10%モジュラ
スムラが生じ易くなることがあり、逆に20%を超える
と、積層体の10%モジュラスが大きくなり過ぎること
がある。
【0061】上記積層体のモジュラスを10%引張(伸
び)応力で規定しているのは、50%引張応力や100
%引張応力で規定すると、基布の種類によっては、50
%引張(伸び)近辺で急激に応力が増加して、接触感
(ソフトタッチ感)との相関が見られない場合があるた
めである。
【0062】上記積層体は、積層体を構成する基材層及
び基布、又は、積層体を構成する接着層、基材層及び基
布の23℃における10%モジュラスがこの順に小さく
なっていることが好ましい。積層体を構成する基材層及
び基布、又は、積層体を構成する接着層、基材層及び基
布の23℃における10%モジュラスをこの順に小さく
することにより、積層体はより優れた接触感(ソフトタ
ッチ感)を発現するものとなる。
【0063】上記積層体の表面層には、必要に応じて印
刷やシボ模様等の装飾が施されていても良い。上記シボ
模様は、特に限定されるものではなく、例えば、皮シボ
模様、ペルカシボ模様、梨地等の一般的なシボ模様で良
い。例えば、本発明の積層シートの基材層側を基布上に
押出ラミネートする際に、シボロール機等を用いること
により、積層体の表面層に上記シボ模様を施すことかで
きる。
【0064】上記積層体の厚みは、積層体に付与したい
性能や積層体の用途等に応じて適宜設定されれば良く、
特に限定されるものではないが、一般的には、表面層及
び必要に応じて設けられる接着層が各5〜100μmで
あり、基材層が100〜1000μmであり、基布が1
00〜10000μmであることが好ましい。
【0065】
【作用】本発明の積層シートは、熱可塑性ポリウレタン
系エラストマーを主成分とする表面層とポリオレフィン
系樹脂を主成分とする基材層とが積層されてなり、且
つ、23℃における10%モジュラスが特定の範囲とな
るようになされているので、優れた接触感(ソフトタッ
チ感)を発現し、且つ、外観や耐光性にも優れる積層体
を得るに適するものである。
【0066】又、本発明の積層体は、上記本発明の積層
シートの基材層側に基布が積層されてなるので、例えば
座席用シートとして用いた場合でも優れた接触感(ソフ
トタッチ感)を発現し、且つ、外観や耐光性にも優れる
ものである。
【0067】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0068】本実施例においては以下に示す原材料を用
いた。 1.熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(表面層用) (1)商品名「L431−171」(東洋モートン社
製) (2)ポリカーボネートポリオール、ポリカーボネート
ジオール及び水添ジフェニルメタンジイソシアネートか
らなる熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(以下、
「ポリカーボネート系ウレタンエラストマー」と記す) 2.弾性微粒子(表面層用) 商品名「バーノックCFB101−40」、平均粒子
径:8μm(大日本インキ化学工業社製) 3.酸変性されたポリプロピレン系樹脂(接着層用) 商品名「アドマーQF500」(三井化学社製) 4.ポリオレフィン系樹脂(基材層用) (1)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(商品名
「KS353P」、サンアロマー社製) (2)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(商品名
「KS021P」、サンアロマー社製) (3)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(商品名
「タフテックL515」、旭化成工業社製) 5.綿メリヤス(基布用)
【0069】(実施例1)表面層用として、熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマー「L431−171」100
部及び弾性微粒子「バーノックCFB101−40」5
0部からなる組成物を準備した。又、接着層用として、
酸変性されたポリプロピレン系樹脂「アドマーQF50
0」を単独で用いた。更に、基材層用として、熱可塑性
ポリオレフィン系エラストマー「KS353P」80部
及び熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー「タフテッ
クL515」20部からなる組成物を準備した。尚、上
記表面層用の組成物の硬さ(タイプAデュロメータ)は
60であった。
【0070】多層フィードブロック式押出機を用いて、
下記押出条件により、上記表面層用の組成物、接着層用
の酸変性されたポリプロピレン系樹脂及び基材層用の組
成物をこの順に積層されるように共押出した後、基布用
の綿メリヤス上に基材層側を押出ラミネートすると共
に、シボロールを用いて、表面層に平均深さ100μm
の皮シボ模様を施して、表面層及び接着層の厚みが各2
0μmであり、基材層の厚みが460μmであり、基布
の厚みが500μmである積層体を作製した。尚、基布
の厚みは、JIS L−1018「ニット生地試験方
法」に準拠して、気孔容積を0%とした時の厚みに換算
した。 〔押出条件〕 押出機A(表面層用):φ40mm押出機、L/D=2
6、圧縮比=3 押出機B(接着層用):φ40mm押出機、L/D=2
6、圧縮比=3 押出機C(基材層用):φ40mm押出機、L/D=2
6、圧縮比=3 ダイス:5流路フィードブロック付き500mm、幅エ
ポック3201(クローレン社製) 押出温度:表面層190℃、接着層190℃、基材層1
90℃、金型190℃ 引き取り速度:5m/分
【0071】(実施例2)基材層用として、熱可塑性ポ
リオレフィン系エラストマー「KS353P」を単独で
用いたこと以外は実施例1の場合と同様にして、積層体
を作製した。
【0072】(実施例3)基材層用として、熱可塑性ポ
リオレフィン系エラストマー「KS021P」80部及
び熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー「タフテック
L515」20部からなる組成物を用いたこと以外は実
施例1の場合と同様にして、積層体を作製した。
【0073】(実施例4)表面層用として、ポリカーボ
ネート系ウレタンエラストマー100部及び弾性微粒子
「バーノックCFB101−40」50部からなる組成
物を用いたこと以外は実施例1の場合と同様にして、積
層体を作製した。尚、上記表面層用の組成物の硬さ(タ
イプAデュロメータ)は85であった。
【0074】(実施例5)表面層用として、ポリカーボ
ネート系ウレタンエラストマー100部及び弾性微粒子
「バーノックCFB101−40」50部からなる組成
物を用い、基材層用として、熱可塑性ポリオレフィン系
エラストマー「KS353P」を単独で用いたこと以外
は実施例1の場合と同様にして、積層体を作製した。
尚、上記表面層用の組成物の硬さ(タイプAデュロメー
タ)は85であった。
【0075】(実施例6)表面層用として、ポリカーボ
ネート系ウレタンエラストマー100部及び弾性微粒子
「バーノックCFB101−40」50部からなる組成
物を用い、基材層用として、熱可塑性ポリオレフィン系
エラストマー「KS021P」80部及び熱可塑性ポリ
オレフィン系エラストマー「タフテックL515」20
部からなる組成物を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、積層体を作製した。尚、上記表面層用の組
成物の硬さ(タイプAデュロメータ)は85であった。
【0076】(比較例1)表面層用として、ポリカーボ
ネート系ウレタンエラストマー100部及び弾性微粒子
「バーノックCFB101−40」50部からなる組成
物を用い、基材層用として、熱可塑性ポリオレフィン系
エラストマー「KS353P」50部及び熱可塑性ポリ
オレフィン系エラストマー「タフテックL515」50
部からなる組成物を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、積層体を作製した。尚、上記表面層用の組
成物の硬さ(タイプAデュロメータ)は85であった。
【0077】(比較例2)表面層用として、ポリカーボ
ネート系ウレタンエラストマー100部及び弾性微粒子
「バーノックCFB101−40」50部からなる組成
物を用い、基材層用として、熱可塑性ポリオレフィン系
エラストマー「KS021P」を単独で用いたこと以外
は実施例1の場合と同様にして、積層体を作製した。
尚、上記表面層用の組成物の硬さ(タイプAデュロメー
タ)は85であった。
【0078】実施例1〜実施例6、並びに、比較例1及
び比較例2で得られた積層体を構成する各層の23℃に
おける10%モジュラスをJIS K−7311に準拠
して測定した。その結果は表1に示すとおりであった。
【0079】又、実施例1〜実施例6、並びに、比較例
1及び比較例2で得られた積層体の性能{接触感(ソ
フトタッチ感)、外観(凹凸の有無)、耐光性}を
以下の方法で評価した。その結果は表1に示すとおりで
あった。
【0080】接触感(ソフトタッチ感):10人に積
層体の接触感(ソフトタッチ感)を評価して貰い、下記
判定基準(5点法)により、合計50点満点で40点以
上を合格とした。 〔判定基準(5点法)〕 5点‥‥優れた接触感(ソフトタッチ感)であった。 4点‥‥良好な接触感(ソフトタッチ感)であった。 3点‥‥普通の接触感(ソフトタッチ感)であった。 2点‥‥接触感(ソフトタッチ感)がやや悪かった。 1点‥‥接触感(ソフトタッチ感)が悪かった。
【0081】外観(凹凸の有無):10人に積層体の
表面の外観(凹凸の有無)を目視で観察して貰い、下記
判定基準(5点法)により、合計50点満点で40点以
上を合格とした。 〔判定基準(5点法)〕 5点‥‥表面に凹凸は認められなかった。 4点‥‥表面に凹凸は殆ど認められなかった。 3点‥‥表面に小さい凹凸が少し認められた。 2点‥‥表面に小さい凹凸が多く認められた。 1点‥‥表面に大きい凹凸が多く認められた。
【0082】耐光性:JIS K−7350−2「プ
ラスチック−実験室光源による暴露試験方法(第2部:
キセノンアーク光源)」に準拠して、以下の照射条件
で、積層体のキセノンアーク光源による暴露試験を行
い、暴露試験前後の色差(△E)を測定した。 〔照射条件〕 照度:68W/m2 (波長300〜400nm) フィルター:屋外暴露用 明暗サイクル:明‥3.8時間、暗‥1時間 ブラックパネル温湿度:明‥89℃−50%RH、暗‥
38℃−95%RH 水スプレー:なし
【0083】
【表1】
【0084】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜実施例6の積層体は、いずれも、接触感(ソフ
トタッチ感)、外観(凹凸の有無)及び耐光性の全てに
ついて優れていた。
【0085】これに対し、積層シートの23℃における
10%モジュラスが1MPa未満であり、積層体の23
℃における10%モジュラスが0.9MPa未満であっ
た比較例1の積層体は、外観(凹凸の有無)が悪かっ
た。又、積層シートの23℃における10%モジュラス
が6MPaを超えており、積層体の23℃における10
%モジュラスが5.9MPaを超えていた比較例2の積
層体は、接触感(ソフトタッチ感)が悪かった。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の積層シート
は、優れた接触感(ソフトタッチ感)を発現し、且つ、
外観や耐光性にも優れる積層体を得るためのシート材料
として好適に用いられる。又、本発明の積層体は、上記
本発明の積層シートを用いて作製されるので、優れた接
触感(ソフトタッチ感)を発現し、且つ、外観や耐光性
にも優れるものであり、例えば座席用シート等の構成材
料として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体の製造方法の一例を示す模式図
である。
【図2】図1中のA−B断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ04 AK03B AK03J AK45A AK45J AK51A AK62B AK66B AL02A AL09A AR00C AT00B BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10B BA10D BA26 DE01 DG11D EH20 EH23 EJ40 GB33 JB16A JK01A JK01B JK01C JK01D JK07 JK13 JK13A JL11C JN30 YY00A YY00B YY00C YY00D 4J034 BA03 BA07 DA01 DB03 DB04 DB05 DB07 DF02 HA07 HA11 HC22 HC46 HC52 HC64 QB15 QD04 RA05 SA02 SB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを
    主成分とする表面層及びポリオレフィン系樹脂を主成分
    とする基材層が積層されており、且つ、23℃における
    10%モジュラスが1〜6MPaであることを特徴とす
    る積層シート。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマーの
    ソフトセグメントがポリカーボネートからなることを特
    徴とする請求項1に記載の積層シート。
  3. 【請求項3】 表面層及び基材層が接着層を介して積層
    されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の積層シート。
  4. 【請求項4】 表面層及び基材層、又は、表面層、接着
    層及び基材層が共押出法により積層されてなることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の積層シ
    ート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    積層シートの基材層側に基布が積層されてなることを特
    徴とする積層体。
  6. 【請求項6】 23℃における10%モジュラスが0.
    9〜5.9MPaであることを特徴とする請求項5に記
    載の積層体。
  7. 【請求項7】 基材層及び基布、又は、接着層、基材層
    及び基布の23℃における10%モジュラスがこの順に
    小さくなっていることを特徴とする請求項5又は請求項
    6に記載の積層体。
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