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JP2003064099A - プリオンおよびウイルスの除去プロセス - Google Patents

プリオンおよびウイルスの除去プロセス

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JP2003064099A
JP2003064099A JP2002100317A JP2002100317A JP2003064099A JP 2003064099 A JP2003064099 A JP 2003064099A JP 2002100317 A JP2002100317 A JP 2002100317A JP 2002100317 A JP2002100317 A JP 2002100317A JP 2003064099 A JP2003064099 A JP 2003064099A
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immunoglobulin
buffer
protein
volume
ionic strength
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JP2002100317A
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Holten Robert Van
バン ホルテン ロバート
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Ortho Clinical Diagnostics Inc
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Ortho Clinical Diagnostics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免疫グロブリンおよび特に本質的にプリオン
およびウイルスを含まない抗D免疫グロブリンを製造す
る方法、ならびにその結果生じる製品の提供。 【解決手段】 高イオン強度緩衝液中の、およびポリソ
ルベート 80のような医薬品添加物を伴う、抗D免疫グロ
ブリンのナノろ過のための方法が特定的に提供される。
追加的な工程は、抗Dタンパク質を濃縮し、および存在
する医薬品添加物濃度を減少するための、ダイアろ過を
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明の分野は、精製、プリオンおよびウイルスの減
少、あるいはプリオンおよびウイルスの除去処理にさい
して、小さな細孔の排除フィルターを通じて大きなタン
パク質性物質を回収することである。ガンマグロブリン
のような大きな生体分子からサイズ排除により、プリオ
ンおよびウイルスを除去する事は、製薬および診断薬用
に必要とされる、望ましい小細孔径を有するサイズ排除
フィルターを、大きな球状タンパク質を効率的に通すの
が困難なため、通常出来ない。本発明の処理方法を使用
し、タンパク質性分子からプリオンおよびウイルス粒子
を除去する事により、本質的にそのような粒子を含まな
い製品を得られる。
【0002】発明の背景 精製、ウイルスの減少、あるいはウイルス除去処理時の
小細孔排除フィルターによる大きなタンパク質性物質の
回収は、製薬および診断薬業界において重大な問題であ
る(Roberts, P., Vox Sang, 1995;69:82-83を参照)。
ガンマグロブリン(単クロ-ン性または多クロ-ン性)の
ような大型の生体分子からプリオンまたはウイルスをサ
イズ排除により除去するのは、大型球状タンパク質を細
孔径12 -15 nm のサイズ排除フィルターを効率的に通す
のが困難なため出来ない。問題は、小さな、外皮膜に覆
われていないウイルスを、高分子量の製品から除去しよ
うとする時に、特に明白である。この工程をさらに複雑
にするのは、回収すべき免疫グロブリンのようなタンパ
ク質性の物質が、フィルターを殆どまたは全く通過しな
い、2量体および3量体を生じる事である。
【0003】膜の細孔径が小さいほど、プリオンまたは
ウイルス粒子を保持する膜効率はより高くなる。しかし
ながら、細孔径が小さくなればなるほど、膜がプリオン
またはウイルスを除去された製品を自由に通過させる能
力も益々減少する。すべてのウイルス減少技術につい
て、各応用法の夫々の製品および夫々のウイルスに対し
て、各自の利点を評価しなければならない。小さな、外
皮膜に覆われていないウイルスの除去が必要とされる場
合には、最も小さな細孔径(35 nm以下、および好まし
くは 12 - 30 nmの間)のウイルスフィルターの使用が
多分必須であるが、これは高分子量の製品または2量体
および3量体を生ずる製品では不可能かもしれない。
【0004】上述したRobertsの参照文献に問題点が概
述されており、公称カットオフ値70および160 kD、なら
びに15、35、40、50および 70 nmのフィルターが小ウイ
ルスを除去するのに有効であろうが、一方、免疫グロブ
リン(IgG、150 kD)およびファクターVIII(350 kD)
のようなより大きな分子量の製品は、より大きな細孔径
のフィルターのみを通過できることが議論されている。
本発明の方法は、免疫グロブリンの製剤調製におけるろ
過工程、ならびにプリオンおよびウイルスの除去を含
む。
【0005】新生児溶血性疾患の予防のため、母親にヒ
ト由来のRho(D)免疫グロブリンを注射する。そのような
製品は、権利譲受人から発売されている、RhoGAM(商
標)であって、それは、免疫の無いRho(D)陰性な母親
が、赤血球に存在し、またRho(D)陽性の嬰児から”受取
った”Rho(D)抗原に反応するのを予防する。かくして、
母親による抗Rho(D)の産出を予防することにより、この
母親から生まれるRho(D)陽性の嬰児を新生児溶血性疾患
から守る。
【0006】この成功している製品は現在Cohnアルコー
ル分画タイプのプロセスで製造されているが、数人の研
究者が、血漿に対する大きな需要を減らし、経済的によ
り有利な製品を得るために、同様な物質を製造するため
の代替法を試みてきた。このような研究的努力が下記文
献に報告されている:すなわち、Hoppeらの “Preventi
on of Rh Immunization Modified Production of IgG A
nti-Rh For Intravenous Application by Ion Exchange
d Chromatography”、Vox Sang, 25:308-316(1973)、
およびFriesenらの“Column Ion-Exchange Preparation
and Characterization of an Rh Immune Globulin for
Intravenous Use”, Journal of Applied Biochemist
ry, 3, 164- 175 (1981)である。
【0007】ドイツのHoppeおよびカナダのFriesenの両
者共、リン酸塩緩衝液を溶出剤としてDEAE-Sephadexク
ロマトグラフィーカラムを使用した。Hoppeの抗D含有血
漿は、少なくとも6ヶ月間HB Agの試験室試験を合格した
志願者から得られたもので、血漿はその間貯蔵された。
かくして、Hoppeは第一に比較的安全で、感染していな
い血漿を採用した。しかしながら、B型肝炎表面抗原に
対するDEAE-Sephadexの有効性を確認するための追加試
験は行なわなかった。Hoppeの関心はしかし凝集した物
質の除去、および比較的高い抗体濃度を有し、断片化さ
れていない、免疫電気泳動的に純粋なIgGの分離に向け
られた。
【0008】Friesenの文献は、カナダで使用するため
の静注用Rh IgGの開発のためのHoppe法の変更について
報告している。Hoppe がしたように、Friesenは陽性反
応を示すドナーを除くために、HB AG用 Rh血漿の各単位
を試験した。Friesenはイリノイ州北シカゴのAbbott La
boratories社製の放射線免疫検定法キット(Ausria IKi
t)を使用した。この試験法は依然として最も敏感なも
のの一つとみなされており、後述する本発明の開発にお
いても使用された。臨床試験で、DEAE-Sephadex樹脂/リ
ン酸塩緩衝液の組合せを用いて製造した物質が、Rh免疫
化の予防に有効で安全である事が示されたと、Friesen
が報告した。
【0009】彼はしかしながら、血漿サンプルからB型
肝炎表面抗原を除去するために、DEAE-Sephadex/リン酸
塩緩衝液の組合せの有効性を測定するための追加的な試
験については何も報告しなかった。これは、ドナーの血
漿サンプルをスクリーニングするのに用いられる放射線
免疫検定法試験では、依然として感染するかもしれない
2または3桁低いHg Ag粒子の濃度を検出出来ないので、
少なくとも米国政府の観点からは、特に重要である。米
国政府が固体相方法論による試薬での注射用免疫グロブ
リンの製造を許可する事に著しくより制限的なのは、ま
さにこのような方法で製造された試薬の潜在的な感染可
能性を懸念しているためである。
【0010】RhoGAM(商標)Rho(D) Immune Globulin
(Human)は抗体を媒介とする免疫抑制を達成するため
に、特定の抗体を予防的に使用した最初の成功例であっ
た。RhoGAM(商標)は1用量当たり300マイクログラムの
抗D活性のドースで抗Rho(D)を含むIgG免疫グロブリン溶
液である。RhoGAM(商標)は、免疫のない、Rho(D)陰性
の妊婦に彼女のRho(D)陽性の胎児が将来病気になるのを
予防するために適切な時期に与えられる。この病気は新
生児溶血性疾患、またはより特定的に、Rh胎児赤芽球症
と呼ばれる。
【0011】より小用量の抗Rho(D)、すなわちMICRhoGA
M(商標)Rho(D) Immune Globulin(Human) Micro-Dose
(50マイクログラムの抗 Rho(D))も、流産および妊娠1
2週またはそれ以前に早産をした女性の治療用として、
権利譲受人から販売されている。全用量の投与を受けた
受療者では15 ml迄のRho(D)陽性の赤血球が守られる
が、より小用量では2.5 ml迄のRho(D)陽性の赤血球が守
られる。RhoGAM(商標)は妊娠26―28週の誕生前予防薬
として使われる。他の適応症には、妊娠中の如何なる時
期での切迫流産、流産または妊娠13週もしくはそれ以上
での妊娠の終了、腹部外傷もしくは遺伝子検査用羊水穿
刺、繊毛膜サンプリング(CVS)ならびに経皮臍帯血サン
プリング(PUBS)が含まれる。
【0012】FDAおよび生物製剤局により使用を許可さ
れている大概の免疫グロブリン注射剤は、1940年代にハ
ーバードの E. Cohen博士により開発されたアルコ-ル分
画法により製造された。この方法は、Cohnらにより J.
Am. Chem. Soc. 68, 459 (1946) に叙述されており、
ここに参照文献とされている。伝染性肝炎、HIV、なら
びに可能な限り最も感度の高い試験で測定された他の血
液中病原菌に対して陰性な血漿を、注意深く選択するこ
の方法は、非常に長期間使用されてきたので、米国政府
はこの手法によって調製されたもののみを安全であると
する立場をとっている。この手法により製造された製品
が正に安全であるということは、この製品の数百万人の
受療者が感染していない、と言う事実により容易に実証
されうる。
【0013】ヒトの血清からガンマグロブリンを分離す
る幾つかの伝統的な方法が下記文献に明白に記されてい
る。Baumstarkらの “A Preparative Method for The S
eparation of 7S Gamma Globulin From Human Serum”,
Archives of Biochem- istry and Biophysics, 108, 5
14-522 (1964)、 および A. Webb, “A 30-Minute Pre
parative Method For Isolation Of IgG From Human Se
rum”, Vox Sang, 23:279-290 (1972) で、両著ともこ
こに参照文献として引用している。
【0014】両論文とも、数多くの他の汚染タンパク質
を含む血清からの種々のガンマグロブリン種の分離およ
び選択により多く関係しているが、両者共、原料血清サ
ンプルから汚染タンパク質および汚染物質を除去したと
言明している。両者共、リン酸塩緩衝液を溶出剤として
用いてDEAE-Sephadexカラムクロマトグラフィー剤を使
用している。両研究者共、汚染タンパク質の除去に関す
る限りある程度の成功を収めたが、安全な注射剤を得る
ために汚染肝炎ウイルス粒子を除去する問題については
述べていない。
【0015】血液が新しい変形クロイツフェルド・ヤコ
ブ病を引き起こす潜在力に関わる理論的リスクを極小に
するために、血漿の出所に対する制限、ならびに血液お
よび血液成分の白血球減損を含む工程が、採用されてき
た(Turner ML et al., BloodReviews 1998; 12: 255-26
8; Prowse CV et al., Br. J. Heamatology 1999; 106:
240-247)。血漿分画業界も、血漿の処理がプリオンス
パイク物質の除去に有する効果を理解するために、数多
くの研究を行った(lee, DC, J. Virological Methods 2
000; 84:77-89; Foster PR, Vox Sang 2000; 78:86-9
5)。
【0016】これらの、および他の研究の成果が最近業
界により再検討され、プリオンの除去に関して幾つかの
結論が得られた。その中には以下のものがある:如何な
る方法も良く確立された除去方法として、例外なしに認
める事は出来ないこと;主要工程段階の研究で、異種の
物質および菌株を使用することが、スパイク物質の性質
に対するそれらの依存性を調べるために、賢明であるこ
と;ならびに、TSEの除去の程度は厳密なプロセス条件
に依存するので、潜在的に効果的な除去方法は特定の製
造プロセスの研究により確認することが重要であるこ
と。
【0017】本発明の目的は、注射用の、プリオンおよ
びウイルスを除いた、純粋な免疫グロブリンを供給する
ことである。そのような本質的に純粋な製品が本発名の
処理方法を用いて製造される。本発明のさらなる目的
は、時間的、面積的、ならびにタンパク質の収率に対す
る要求に対し合理的な、免疫グロブリンを精製するため
の、製造プロセスを与えるものである。
【0018】本発明で使用されるろ過は、フィルターの
平均細孔径に対するウイルスの寸法の関係に依存するふ
るいー保持率作用によって達成される。その効率は、温
度、イオン強度、ウイルス力価チャレンジ、圧力、pH、
表面張力、および他の変数といったろ過条件に影響され
ない。本発明の洗剤およびイオン強度の条件は、IgG粒
子がフィルターを通過する能力には影響するが、ウイル
ス除去には影響しない。権利譲受人のために行われた研
究で、使用された緩衝液成分が、ウイルスの不活性化お
よびウイルス外皮膜の除去に関して、ウイルス粒子に与
える影響は僅かであることが示された。
【0019】発明の要旨 本発明の方法は、たとえば免疫グロブリンのような本質
的に純粋な大きな球状のタンパク質をもたらす。本発明
で使われている“本質的に純粋な”と言う術語は、本質
的にウイルスおよびプリオンを含まない事を意味する。
該免疫グロブリンは、単クローン性または多クロ-ン性
免疫グロブリン、たとえば単クローン性または多クロ-
ン性抗D免疫グロブリン、より詳細には、RhoGAM(商
標)またはMICRhoGAM(商標)かも知れない。
【0020】本発明の免疫グロブリンの処方は、重量約
4.0 %から6.0%の免疫グロブリン、約24から36 ppmの Th
imerosol、および約80から200 ppm のポリソルベート 8
0を含む。より詳細には、本発明の免疫グロブリンの処
方は約5.0重量%の免疫グロブリン、約33 ppmの Thimero
sol、ならびに約100 ppm のポリソルベート80を含む。
【0021】本発明は大きな球状タンパク質の本質的に
純粋な処方を製造する方法を考えるものであり、(a)
アルコール中でヒトの血漿を分画し;(b) 生成沈殿II
を再懸濁し;(c) 再懸濁した沈殿物IIと医薬品添加物
を含む高イオン強度の緩衝液を混合し;(d) 免疫グロ
ブリンにナノろ過を施す工程を含むものである。アルコ
ールはメタノールかもしれない。高イオン強度の緩衝液
は、150mM NaCl-グリシンでありうる。医薬品添加物は
非イオン性のポリオキシエチレン洗剤、たとえばポリソ
ルベート-80である。
【0022】ナノろ過は、約30 nmより小なる、好まし
くは約 12 nmのカットオフ定格を有する1番目のナノフ
ィルターの使用を含む。ろ過はさらに、約10,000Kから
約60,000Kの、好ましくは約50,000Kのカットオフ定格を
有する2番目のナノフィルターの使用を含むものであっ
て、これは、メタノールを除去し、タンパク質を濃縮
し、および緩衝液を製品の安定に最も良いそれと交換す
る。そのような緩衝液は、たとえば低イオン強度の緩衝
液、たとえば50mM NaClグリシン緩衝液である。
【0023】本質的に純粋な抗D抗原を製造するための
プロセスは以下の工程を含んでいる: (a) 分画したヒトの血漿からの沈殿IIを再懸濁し; (b) 再懸濁した沈殿IIを処理助剤と混合し;ならびに (c) 免疫グロブリンにナノろ過を施す。 処理助剤は高イオン強度緩衝液および非イオン性医薬品
添加物を含むものであり;ここで高イオン強度緩衝液は
150mM NaClグリシン緩衝液を含み、非イオン性医薬品添
加物はポリソルベート80を含むものである。本発明の方
法はまた、(d) 約50,000Kのカットオフ定格を有するナ
ノフィルターを用いて免疫グロブリン濃度を濃厚にする
工程を含むかもしれない。この工程ではまた高イオン強
度緩衝液を低イオン強度緩衝液、たとえば50mM NaCl、
と交換する。
【0024】発明の詳細な説明 本発明は、大きな生物分子のプリオンおよび/またはウ
イルスの減少またはプリオンおよび/またはウイルス除
去の際の処理助剤として、高い(ほぼ生理学的範囲近傍
の)イオン強度緩衝液および非イオン性医薬品添加物の
組合せを用いる。本発明によれば、免疫グロブリンのよ
うな球状タンパク質分子に対して、目に見える程の収率
低下および免疫グロブリンのサブクラス、凝集レベル、
あるいは安定性に重要な変化を生ずることなく、小細孔
径のサイズ排除ナノフィルターを使用出来る。
【0025】高イオン強度緩衝液および医薬品添加物は
処理助剤としてのみ使われ、処理後にナノろ過により減
少する事が出来る。本発明の方法は、本質的にプリオン
および/またはウイルスを含まない製品を製造する。本
発明の方法(サイズ排除)により除かれたウイルスは、あ
らゆる可能な種類のウイルスが、すなわち外皮膜のある
(たとえば、HIV、B型肝炎ウイルス)および外皮膜のな
い(たとえば、A型肝炎ウイルス、パルボウイルスB19)
ウイルスの両者共が、製品から除かれることを保証す
る。本発明の方法により除かれるプリオンは、あらゆる
可能な種類のプリオンを含むものであり、たとえば、伝
染性海綿状脳症 (“TSE”)を含み、さらに狂牛病(“BS
E”)、ならびにPrPSCおよび新変形クロイツフェルド・
ヤコブ病を含むスクレーピーを含むものである。
【0026】本発明の処理助剤の利点は、(1) 処理助剤
が平衡をタンパク質の2量体、3量体、ならびに凝集物の
生成からずらす方向に移動させ、製品をより高いタンパ
ク質濃度で処理可能とするので、処理時間が大幅に短縮
し、かつ付随的に収率が向上する、(2) より小細孔径
の膜を使用できるので、より小さな、外皮膜のないウイ
ルスのプリオンおよびウイルスの除去をより確実にす
る、(3) 膜を通して処理された免疫グロブリンはIgGサ
ブクラスまたは安定性に変化を生じない、ならびに、
(4) 処理設備およびそれゆえ製造床面積を、フィルタ
ー面積当たり最も高い製品収率を得るように最適化でき
る。
【0027】本発明の方法に従って処理される大きな分
子は、アルブミン、免疫グロブリン(たとえばIgG)お
よびその断片、ファクターVIII、IX、およびXIのような
血液凝固因子、成長ホルモン、アポリポタンパク質、酵
素(たとえばストレプトキナーゼ)、自然発生または遺
伝子操作をしたものであろうと上記の全て、のような大
きな球状タンパク質を含む。
【0028】本発明の本質的に純粋な、プリオンおよび
ウイルスの無い免疫グロブリン製品の製造に使用される
ナノろ過ユニットの細孔径は、約30 nm未満、最も好ま
しくは約 15 nm未満である。しかしながら、タンパク質
性の溶液から外皮膜の無いウイルスを減少し,または除
去するに充分なフィルターカットオフ定格を有する如何
なる膜も、本発明の処理方法に採用できる。たとえば、
Viresorb-180(マサチューセッツ州ベドフォードのMill
ipore社製)ユニットが使用されるかもしれないが、そ
のようなユニットは約180 KDの分子量すなわち約 12 nm
より小さい分子量細孔径定格を有する。本発明の方法は
また、血液分画製品同様、小さな組替えタンパク質、サ
イトカイン、ならびにリンホカイン製品のろ過に現在使
われている70 KDナノフィルターの細孔径使用を考慮す
る。
【0029】プリオンおよびウイルスの除去のためのナ
ノろ過処理助剤として、非イオン性医薬品添加物を使用
する事は、新規である。本発明の非イオン性医薬品添加
物は、ビニルポリマー、ポリオキシエチレンーポリオキ
シプロピレンポリマー(PluronicsTM)、多糖類、タンパ
ク質、ポリ(エチレンオキサイド)、ならびにアクリル
アミドポリマ-およびその誘導体またはその塩類を含
む。ポリ(エチレンオキサイド)はポリエチレングリコ
ールを含むと理解される。本発明に有用であるビニルポ
リマーは、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビ
ニルピロリドンならびにポリビニルアルコールからなる
群から選択されるかもしれない。
【0030】本発明に有用である多糖類はセルロースま
たはセルロース誘導体、グリコサミノグリカン、寒天、
ぺクチン、アルギン酸、デキストラン、デンプン、なら
びにチトサンからなる群から選択されるかも知れない。
グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸、コンドロイチ
ン、ならびに関連分子からなる群から選択されるかもし
れない。本発明に有用であるタンパク質は、ゼラチンお
よびフィブロネクチンからなる群から選択されるかもし
れない。上記表示の物質の幾つかはナノフィルターを通
過しないかもしれないが、それらがリテンテート側にあ
ることが、本発明の目的を達成するために充分であるか
もしれない。
【0031】セルロース誘導体は、アルキルセルロース
およびヒドロキシアルキルセルロース、たとえばメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スならびにヒドロキシプロピルセルロースを含むかもし
れない。本発明において考えられている球状タンパク質
のナノろ過で最も好ましいものは、イオン性洗剤、ポリ
オキシエチレンまたは糖類先端基を有する非イオン性洗
剤、リソホリピド、ならびに胆汁塩およびその組合せで
ある。とりわけ好ましいのは、非イオン性ポリオキシエ
チレン洗剤、たとえばポリソルベート、Pluronics、Bri
j、Sterox-AJ、TritonsならびにTweensである。最も好
ましいものは、ポリソルベート80である。
【0032】本発明の非イオン性医薬品添加物は、最初
に処理法でタンパク質溶液中に、約0.015 g/Lから約 0.
024 g/Lの範囲で、最も好ましくは約0.02 g/Lすなわち
20ppmで存在するかもしれない。処理中のそのような医
薬品添加物濃度は、ウイルスの除去に影響しないことが
測定された。特に好ましい非イオン性医薬品添加物はポ
リソルベート80であり、これは最も好ましくは処理中、
処理のために0.002%すなわち 20ppmの濃度で使用され
る。これは、ポリソルベート80に対する臨界ミセル濃度
またはその範囲内である。
【0033】本発明の他の医薬品添加物に対する濃度の
決定に際して、その医薬品添加物に対して臨界ミセル濃
度に関する知識への手引きが必要かもしれない。このパ
ラグラフに引用された医薬品添加物の量は抗D免疫グロ
ブリンに特定的であるが、前記量は他のIgG処方、たと
えば免疫血清グロブリン(ヒトおよび馬)およびB型肝
炎免疫グロブリン、に応用出来るだろうと考えられる。
製品中の最終的な医薬品添加物濃度は、約0.1 - 0.2% w
/v迄、より好ましくは約 80 - 200ppm、最も好ましく
は、ポリソルベート 80の場合で、約100ppmかもしれな
い。一般的には、最終製品中に存在する医薬品添加物の
量は、ほぼ同用量で投与される全てのIgG分子に対し
て、おおよそ同じである。医薬品添加物使用のさらなる
利点は、ろ過処理中の消泡助剤としてである。
【0034】本発明で用いられるヒトの血漿は、上記に
参照した如くCohnらの方法(Cohnプロセス)において、
バッチもしくはカラム交換クロマトグラフィー、または
親和力クロマトグラフィーで得られる。
【0035】本発明のプロセスで、(Cohnらのプロセス
からの)沈殿IIの物質は約4.6 - 5.0 mg/ml(約0.5%)
に希釈され、後に限外ろ過により10Xに濃縮されねばな
らないが、医薬品添加物の初期濃度を低くすることが重
要である;上述した範囲の医薬品添加物濃度、および好
ましくは約0.002%は、プロセスに悪影響を与えない。そ
のような悪影響は、たとえば外皮膜のあるウイルスで、
ウイルスの外皮膜からの解離およびウイルス粒子のろ液
への通過でありうる。水泡性口内炎ウイルス、すなわち
弾丸状で、外皮膜があり、RNAを含有するウイルスを用
いた、権利譲受人のための研究で、本発明で用いられた
医薬品添加物濃度(処理で5X後、100ppmすなわち 0.01
%)では、認識出来るようなウイルスの活性化は生じな
かった事が示された。
【0036】本発明の処理で使用されたタンパク質濃度
は重量で約0.1%から約1%の範囲にある。タンパク質物質
が単量体または単クローン性であるときには、約1%まで
の濃度が使用出来る。本発明で使用された沈殿IIの免疫
グロブリンに対しては、処理に使われたタンパク質の初
期濃度は約4.6 - 5.0 mg/ml(約 0.46 - 0.5%)であ
る。
【0037】Cohnは、参照文献としてその内容を本特許
に引用している、彼の米国特許No.2,390,074で、ガンマ
グロブリンを調製する血液分画法を開示している。Cohn
法により調製されるガンマグロブリンは、19 S グロブ
リン、プラスミノーゲンならびに脂質である。このガン
マグロブリンは、はしかおよび破傷風のような病気に対
する予防薬として大いに適しているが、19 S グロブリ
ン、プラスミノーゲンならびに脂質の存在は不必要な汚
染物質であり、胎児の赤血球上のRh因子に対する免疫化
予防の効果を減少するかもしれない。
【0038】本発明のバリデーション可能なプロセスで
製造された、本質的に純粋な抗Rhグロブリンは、アルブ
ミン、プラスミノーゲン、アルファ、ベータ、およびガ
ンマグロブリン、ならびに種々の脂質を含むヒトの血漿
から調製される。特定的に、本発明の抗Rhグロブリンは
ガンマグロブリンである。抗Rhグロブリンを得るための
ヒトの血漿の分画は、Pollackらに与えられた米国特許N
o.3,449,314の方法に従って行われ、その特許の教えは
本特許に文献として入れられている。付随の図1のフロ
ーシートで、ヒトの血漿を分画する能力は、血漿の種々
の成分の溶解性に依存する。分画の各段階で、画分の分
離および抗Rhグロブリンに不要な成分の最終的な除去
は、pH、温度、沈殿剤濃度ならびにシステムのイオン強
度の厳密な制御により決定される。
【0039】アセトンおよびアルコール類のような低い
比誘電率の種々の有機溶媒がタンパク質を沈殿するの
で、血漿の分画に使用されてきた。本発明の方法で用い
られた有機溶媒は、種々のアルコール類およびアセト
ン、好ましくはメタノールを含む。メタノールは、他の
有機溶媒より比較的毒性が低くかつ取り扱いの安全性が
高い(たとえば、爆発危険性)ので好ましい。分画中の
タンパク質の変性を予防するために、沈殿は低温で行わ
れる。タンパク質の溶解度は温度に依存するので、分画
の各段階に対し選ばれる温度は、変性予防のために、望
まれる分離の可能な最低温度でなければならない。
【0040】図1のフローシートで、分画はヒトの全血
漿から始める。血漿を約1℃に冷却し、ついで上澄み液
から冷たい不溶な沈殿を分離するために遠心分離する。
上澄み液はさらに分画されて、沈殿Iおよび上澄み液Iを
生じる。おもにフィブリノーゲンからなる沈殿物Iは廃
棄される。上澄み液Iはさらに分画され上澄み液II+III
および沈殿II+IIIを生じる。上澄み液II+IIIは、廃棄さ
れるが、ベータグロブリンおよび脂質を含む。沈殿II+I
IIは、おもにベータおよびガンマグロブリンならびにイ
ソ凝集素からなるが、またプロトロンビン、プラスミノ
ーゲン、コレステロールならびに他の脂質を含む。沈殿
II+IIIは、さらなる分画で上澄み液II+III Wおよび沈殿
II+IIIWを生じる。ベータグロブリン、コレステロール
ならびに他の脂質は、廃棄される上澄み液II+III W中に
主として除かれる。
【0041】沈殿物II+III Wは、主としてガンマグロブ
リン、イソ凝集素、プラスミノーゲンおよびプロトロン
ビンならびにベータグロブリン、コレステロールおよび
他の脂質からなる。さらなる分画により、沈殿II+III W
は上澄み液 III + 沈殿物IIIを生ずる。廃棄される沈殿
IIIはイソ凝集素、プラスミノーゲンおよびプロトロン
ビンを含む。上澄み液 IIIは、主としてガンマグロブリ
ンおよび少量のフィブリノーゲンおよび脂質を含む。分
画の最終段階は、殆んど完全に19 S グロブリン、プラ
スミノーゲンおよび脂質を含まない、本質的に純粋なガ
ンマ G グロブリンである沈殿IIを生じる。本発明のプ
ロセスで調製された沈殿IIは抗Rhガンマグロブリンであ
る。
【0042】本発明の好ましい方法で、再懸濁のための
免疫グロブリン出発物質は、変更したCohnプロセスから
の沈殿IIぺーストである。もしタンパク質が本発明で考
えられているような医薬品添加物の存在下で凍結乾燥さ
れるなら、凍結乾燥された沈殿IIぺーストが使用される
かもしれない。
【0043】本発明の沈殿IIぺーストを再懸濁するため
に用いられる希釈液は、注射用水、U.S.P. (“W.F.
I.”)、通常の生理食塩水、U.S.P.、あるいは一連の適
切な、安定なpHを与える利点のある、緩衝液のいずれか
から選択される製剤的に許容できる希釈剤を含む。適切
な緩衝液は、pH約6.4で、リン酸塩緩衝液、クエン酸塩
緩衝液、ホウ酸塩緩衝液、酢酸塩緩衝液、およびグリシ
ン緩衝液からなる群から選択されるものである。好まし
くは最初の希釈液は、後に最初の限外ろ過前に高イオン
強度の緩衝液中に希釈される、ぺーストの3重量倍のW.
F.I.である。ここに考えられている高イオン強度の緩衝
液もまた、最初の希釈液として適している。好ましくは
150mM +/- 20%のイオン強度が用いられ、好ましくは150
mM +/- 20%のNaClグリシン緩衝液で、pH 6.4である。
【0044】本発明の免疫グロブリン処理とろ過のさ
い、高イオン強度の緩衝液が処理助剤として免疫グロブ
リンの2量体および3量体の生成を減らすための処理剤と
して好んで用いられ、より完全にフィルターを通過させ
る。適切な高イオン強度の希釈液は再懸濁用希釈液とし
て上記に再引用されたものであるが、比較的より高いイ
オン強度で、かつpH が約6.4のものである。好ましくは
そのような処理助剤は、最も好ましい約150mM +/- 20%
濃度のイオン強度で存在する、これはほぼ生理学的イオ
ン強度である。本発明の最も好ましい具体例で、高イオ
ン強度処理助剤は、150mM NaCl-グリシン緩衝液で、pH
6.4である。
【0045】本発明の本質的にプリオンおよびウイルス
の無い免疫グロブリンの処理において、非イオン性医薬
品添加物を、プロセスのろ過工程の開始時に高イオン強
度緩衝液と都合よく混合出来る。ポリソルベート 80を
含む高イオン強度緩衝液の調製のための例2Aおよび3A
が、この点につき参照できる。本発明の処理助剤は、も
しポリソルベート 80の濃度が増加すれば、イオン強度
量が減少するように、相互に関連して調整できる。
【0046】保存剤が、本発明の処理方法で製造される
製剤製品に用いらるかもしれない。好ましい保存剤は、
Thimerosolおよびアジ化ナトリウムのような製剤的に許
容できる保存剤であり、前者は26 -36 ppmで、本発明で
は 33 ppm (0.003%)で用いられるかもしれない。しかし
ながら、本発明の免疫グロブリン処方、および特に1回
使用の非経口投与として設計されている、RhoGAM(商
標)およびMICRhoGAM(商標)の処方においては、保存
剤の使用は不必要である。
【0047】たとえば2番目の小細孔径ナノろ過フィル
ター、たとえば、約10,000Kから 60,000K迄のカットオ
フのフィルター、たとえば、Biomax-50(カットオフ50,
000K)フィルター(マサチュ-セッツ州ベドフォードのM
illipore社製)を用いた本発明のタンパク質濃縮および
有機溶媒除去の段階において、高イオン強度緩衝液は、
任意に比較的低イオン強度のたとえば50 mM緩衝液、と
交換されるかもしれない。このタンパク質濃縮工程は、
ナノろ過処理をしたタンパク質製品を濃縮するのに役立
ち、同時に多少の医薬品添加剤および有機溶媒を除去す
る。
【0048】Viresolve-180膜システムを使用してのろ
過中、透過膜圧は、好ましくは約0ないし約 3.0 psiの
範囲、最も好ましくは約1.5 psiより低い。ろ過係数は
好ましくは約60%より大きいだろう。本発明の処理は室
温で行われる。冷却下での処理では、そのような温度
(たとえば、16-17℃)で粘度が通常増加するので、一
般的にはろ過時間が長引く。処理中の製品温度は約0℃
から約45℃の少し上迄でありうるが、より好ましくは約
15℃-30℃、最も好ましくは約20℃-25℃である。
【0049】ここで用いられる下記の術語は、以下に示
すような意味を有する: 十字流流速: 膜表面を横切る供給液の流速(mL/min) パーミエート: 膜を通過する精製製品 リテンテート: 膜により保持される物質 流束: パーミエート流速/面積 変換: パーミエート流速/十字流流速 ろ過係数: パーミエートのタンパク質含量/リテン
テートのタンパク質含量
【0050】本発明の1具体例で、および図2〜図4に関
して、ナノろ過により本質的に純粋な(プリオンおよび
ウイルスを除去した)免疫グロブリン、たとえばRhoGAM
(商標)を得るための製造規模での処理は下記の如く進
める:Rho(D)免疫グロブリンは、Cohn精製法 (Cohn et
al., J. Am. Chem. Soc., Vol. 68, pages 459-475)
を用いて“沈殿IIペースト”段階に精製される、ここで
エタノールはメタノールで置換され、2-8℃に冷やされ
た注射用水(WFI),U.S.P.に再懸濁される。W.F.I.の容積
は下式で計算される: 沈殿IIの重量(kg) X 3 L/kg = W.F.I.の必要容積 (L) 沈殿IIペースト各1 kgは3 LのW.F.I.に再懸濁される。
【0051】混合物は貯留タンクで3-8時間渦巻き攪拌
(泡立てずに)され ー 製品(1)、以後の使用まで4℃
で蓄えられる。スチ-ム イン プレース(SIP)処理を、
ウイルス除去システムで行う。これには、ウイルス除去
フィルターホルダー(2)にViresolve CIP/SIPモジュ-ル
(マサチュ-セッツ州ベドフォードのMillipore社)の装
着、および限外ろ過フィルターホルダー(3)にPellicon
CIP/SIPモジュ-ル(マサチュ-セッツ州ベドフォードのMi
llipore社製)を装着してある。CIP/SIP処理をシステム
および50mM NaCl−グリシン緩衝液貯蔵タンク(4)でも行
った。
【0052】クリーン イン プレース(CIP)法は、装
置部品を分解せずに処理装置を洗浄する方法である。装
置の要件として、全ての配管はステンレススチールであ
り、適切なピッチおよび配置であり、ならびにガスケッ
トは最小数であることを含む。CIPの目的は、手動での
洗浄およびロット間の交差汚染を除くことである。この
方法はバリデーション出来る。洗浄の要素には、時間、
温度、化学的および機械的パラメーターが含まれる。処
理後に残る残渣の種類により、CIP処理に使用すべきク
リ-ナーが決められる。製薬業界の通常の技術を有する
人はCIPの処理および要件に精通している。
【0053】SIP処理プロセス後、おおよそ40 L容積の
再懸濁した沈殿IIに対して、Viresolve-180Rモジュ-
ル、20束(2)をViresolve CIP/SIPモジュ-ル(2)の代わり
に設置する。(10 - 16 L の最終製品容積に対して10束
のViresolve-180Rフィルターを、および >16-40 L に対
して20束を用いる)。4個のBiomax-50カセット(マサチ
ュ-セッツ州ベドフォードのMillipore社製)を, Pellic
on CIP/SIPモジュ-ル(3)の代わりに設置する。10-16 L
容積の再懸濁した沈殿IIに対して2個のBiomax-50カセッ
トを、 >16-40 Lの容積に対して4個のカセットを使う。
Viresolve-180Rモジュ-ルを塩素で滅菌し、ついでジエ
チルフェニレンジアミン(DPD)法による塩素の測定値が
0.3 ppm以下になる迄リンスする。
【0054】圧力保持試験を、滅菌済みモジュ-ル(2)で
行う。モジュ-ルは最低10 psiの圧力に耐え、かつ要求
される5分間の試験期間中の圧力低下が1 psi以下を示さ
ねばならない。Biomax-50の膜(3)はWFI, U.S.P.でフラ
ッシュ洗浄する。塩化ベンザルコニウム (Roccal)の測
定は、最後の透過洗浄サンプルで行われ、塩化ベンザル
コニウム 含量は10 ppm以下であらねばならない。拡散
試験は、Biomax-50のカセットで行われ、解放速度は下
記の様に計算される:
【0055】
【数1】
【0056】解放速度は18 cc/分/カセット以下であら
ねばならない。Viresolve-180フィルター(2)を用い,ウ
イルス除去限外ろ過を50mM NaCl グリシン緩衝液で行
う。ウイルス除去循環タンク(T-1)(5)に、50mM NaCl
グリシン緩衝液を入れる。供給量は、最大250 L、最小1
30 Lである。緩衝液はT-1 (5)に再循環し、緩衝液パー
ミエートをオフラインのタンクに集める。ウイルス除去
再循環タンク(T-1)(5)には、タンクおよび膜をフラッシ
ュ洗浄するために、最小60 Lの150mM NaCl-グリシン緩
衝液を入れる。沈殿IIの再懸濁は、下記の様に行う。沈
殿IIは、泡を生ずることなく渦巻きを生じる速度で、完
全に懸濁する迄15-30分間、混合する。屈折率によるタ
ンパク質パーセント(mg/mlタンパク質)の測定は、携帯
プロトメーターを使い沈殿IIの再懸濁液について行う。
5.0 mg/mlタンパク質濃度を得るために必要な希釈沈殿I
Iの最終容積は、下式を用いて計算される:
【0057】
【数2】
【0058】150mM NaCl-グリシン緩衝液の必要容積は
下式を用いて計算される:
【0059】
【数3】
【0060】緩衝液を希釈された沈殿IIに加え、泡を生
ずることなく渦巻きを生成するに十分な速度で、最小30
分間攪拌する。混合物は以後の処理まで最長2.5時間、1
5-30℃で蓄えられる。希釈した沈殿IIのバッチを、限外
ろ過のためにウイルス除去再循環タンク(T-1)(5)に供給
する。TMP設定点は約3.0にされる。しかしながら、設定
点は高くしても良いが、もし約12に達すると、膜が分極
するかもしれないので、その時にはリテンテートで(パ
ーミエートを減らすことにより)膜を洗う。Viresolve
のレベル設定点は、下記の様に計算される:
【0061】
【数4】
【0062】もし上記計算の結果が50未満なら、50をVi
resolveのレベル設定点として入力する。全容積の1/3
は、最も近い整数のLにまるめられる。限外ろ過濃縮の
終点は以下の様に計算される:
【0063】
【数5】
【0064】もし上記結果が20未満なら、20を濃縮終点
として入力する。限外ろ過のダイアろ過終点は以下で計
算される: 濃縮終点 − 3 = ダイアろ過終点 ダイアフィルター全設定点は次の様に計算される: 濃縮終点 X 5.5 = ダイアフィルター全設定点
(L)
【0065】限外ろ過/濃縮プロセスを始めるために、V
iresolve-180の供給液ポンプ(P1) (7)の速度を、20束の
フィルターサイズに対しては75% - 83%に、10束に対し
ては37% - 42%にする。TMPの制御を行う;TMPはパーミ
エートポンプ(P2)の速度で制御する;もし膜貫通圧力が
3.0になれば、ポンプを遅くする。Viresolve パーミエ
ートポンプ(P2) (8)の速度は、18%迄、または10 束のフ
ィルターの時は9%迄ゆっくりと上げる。一旦P2を上げた
ら、リテンテート圧力(PT3)を5.0 psi以上に維持する。
一旦TMP圧力が平衡に達したら、ポンプの速度範囲を10
束のフィルターに対しては9%から11%、20束のフィルタ
ーに対しては18%から23%に設定する。
【0066】TMP圧力は制御しない;しかしながら、そ
れは好ましくは比較的低く、たとえば約3.0 psiより低
い、さもないと膜が分極するかもしれない。もしTMPが
もっと高く、たとえば12 psi位になると、リテンテート
が膜を洗えるようにパーミエートが止められるかもしれ
ない。UVメーター(UV1) (9)は下限4.0 A.U.および上限
7.7 A.U.の間であるべきである。パーミエート流速(FT
1)は、下限0.81 リッター/分 (LPM)および上限0.98 LPM
の間であり、10束のフィルターでは0.40 LPM−0.49LPM
の間である。処理温度は約15 - 30℃に維持される。こ
れらの条件は、ウイルス除去/限外ろ過プロセスを通じ
て監視される。UVメーター(UV1) (9)は下限6.4 A.U.お
よび上限7.7 A.U.の間である。ろ過係数は約75%以上で
あるべきである。
【0067】T-2 (6)の容積がほぼ75-100 Lに達した
ら、Pelliconシステム(3)を組み立て、混合を始める。U
F供給液ポンプ(P5) (10)を始動し/吐出量をあげる、そ
してUFパーミエートの流速をポンプの速度で制御する。
UF供給液圧力(PT4)およびUFリテンテート圧力(PT5)を以
下のように維持する: UF供給液圧力: < 30 psi UFリテンテート圧力: < 10 psi 供給液圧力とリテンテート圧力との差圧は20 psi以下に
維持される。 供給液圧力 (psi) ― リテンテート圧力 (psi) = 差
圧 (psi) 希釈沈殿II供給タンクT-1(5)の容積レベルは(重量で)監
視され、T-1のロードセルがこれに応答する。
【0068】定容ダイアろ過をT-1 (5)で行う。この定
容ダイアろ過は、システムおよびViresolve-180膜を通
して残留タンパク質を洗うために使われ、それにより収
率を上げる。3X 150mM NaCl-グリシン緩衝液をダイアろ
過する;一定量の緩衝液を加え、それと同速度で緩衝液
をViresolve-180パーミエートを通して除去する。ダイ
アろ過工程の終了後、T-1 (5) およびViresolve-180モ
ジュ-ル(2)を上述の如く、塩素プロセスを使い、滞留し
たウイルスを全て確実に不活性化するように、滅菌す
る。
【0069】T-2 (6)中のバルクを、ウイルスを除いた
50mM NaCl-グリシン緩衝液を用いて、T-2 (6)中で定容
ダイアろ過により濃縮する。この工程はバルク製品を濃
縮し、高イオン強度緩衝液濃縮物を低イオン強度緩衝液
濃縮物と交換し、Cohnプロセスからのメタノ-ルおよび
約半量のポリソルベート80を除く。ダイアろ過プロセス
が終了したら、T-2 (6)内のレベルをリッターで記録す
る。T-2 (6)からサンプルを取り、UFパーミエートサン
プルのデジタル比電動度測定を行う。結果は、4.95 -
5.67 X 10-3 mhos/cmの範囲に入らねばならない。この
要件が最初の試験で満たされない場合には、試験結果が
この要件範囲に入るまで、定容ダイアろ過を続けねばな
らない。
【0070】5.5X ダイアろ過後のT-2レベルは、再懸濁
沈殿IIの容積の95%以下であるべきである。もしT-2レベ
ルが再懸濁沈殿IIの容積の95%を越えていたら、T-2容積
が容積レベル要件の上限に合うまで、バルクの濃縮を続
ける。容積レベルが満たされたときに、UFパーミエート
を停止し(11)かつバルクを再循環で混合し、10.5mlサ
ンプルを無菌的に採取する(12)。タンパク質パーセント
の測定を、サンプルの0.5 mlアリコートについて、携帯
プロトメーターを使って屈折率で行う。もしタンパク質
濃度が少なくとも5.5%でない時は、その最小値になるま
で、サンプルをさらに濃縮しなければならない。バルク
を中間容器に移し、バルク重量を下記の式を使って重力
的に計算する:
【0071】満たされた中間容器の重量 (kg) ― 中
間容器風袋の重量 (kg)= T-2内のバルク製品重量
(kg) バルクの調整は、下記の式を用いて、最終バルク容積を
得るために加えるべき50mM NaCl-グリシン緩衝液容積を
決定して行う事が出来る:
【0072】
【数6】
【0073】残ったサンプルのアリコートで初期pHの測
定を行う。先ずアリコートを0.9% NaClで1:10に希釈す
る、ついで、0.5N HCLまたは0.5N NaOHで1:100に希釈
し、6.3- 6.4のpHに滴定する。もし調整が必要ならば、
バルクのpHを調整するのに必要な無希釈の0.5N 試薬の
量を下式で計算する:
【0074】
【数7】
【0075】Viresolve-180フィルターモジュールの完
全性試験を、一般に認められた方法に従って行う。完全
性試験の値は1.2以上でなければならない、そしてモジ
ュールを上述の如く塩素で滅菌してから、リンスしなけ
ればならない。上述の式を用いて計算した0.5Nの無希釈
の試薬、および、もし望まれるなら、100X thimerosol
溶液をバルクに加える。もし望まれるなら、加えるべき
thimerosol溶液の必要量は、次の様に計算できる:
【0076】
【数8】
【0077】バルクはT-2にポンプで戻し、必要最終容
積に達した後10-60分間 T-2で混合を続ける、そしてバ
ルク製品の10.5mlのアリコートをpHの測定のために無菌
的に除く。pHは6.3-6.4でなければならない。もしpHが
上述の範囲外なら、アリコートを希釈し、以前のように
許容pHに滴定しなければならない、そして無希釈の0.5N
の試薬の必要量を計算し、上述の如く、攪拌しながらバ
ルクに戻さねばならぬ。タンパク質パーセントは、上述
の如く、携帯プロトメーターを用いて屈折率により測定
する。もしタンパク質濃度が、許容できる5.0%以上な
ら、バルクを次工程に送ってもよい。もしタンパク質濃
度が許容パーセンテージ以下なら、バルク製品を不合格
とする。
【0078】バルクは任意で、ろ過プロセス中に15 psi
を越えない圧力で、0.2u Optisealフィルター(13)でろ
過し、ついで微生物学的、血清学的に試験する。WFIお
よび蒸気を用いて、クリーン イン プレース操作を、
ウイルス除去システムで行う(上述のCIP操作)。製品
の受け入れ規格を表1に示す。
【0079】
【表1】
【0080】伝染性スクレーピーに関連した原繊維の寸
法は、断面直径で6 nmおよび長さで1000 nm迄であり、
ここで使用される定格の小細孔排除膜は(12-18 nm)なの
で、製品流、たとえば限外ろ過済みのRhoGAM(商標)か
らのプリオンの除去で、米国特許No. 6,096,872の方法
がプリオンの汚染を除去するのに好都合に使用出来る。
サンプルのプリオン汚染を測定する既知の分析法が、本
発明に従って製品のろ過後のプリオンを試験するのに好
都合に用いられる。
【0081】そのようなプリオン検出分析法には、ELIS
Aおよびウエスタンブロット分析法等がある。たとえ
ば、ELISA分析法はBioRad社、Aventis社、およびCaprio
n社 から容易に入手出来、またウエスタンブロット分析
法には、Prionics社 およびQ-One社から容易に入手出来
る。さらに、ここで用いられたBioReliance社のプリオ
ン検知ウエスタンブロット分析法も入手可能である。
【0082】本発明における調製物投与の様式は、この
化合物が送達される生物の場所および/または細胞を決
定するかもしれない。本発明の化合物は単独でも投与で
きるが、一般的には意図する投与の道筋および標準的な
製薬の習慣により選ばれた製剤的キャリアーまたは希釈
剤と混合して投与される。調剤は、非経口的に、たとえ
ば、動脈内にまたは静脈内に注射されるかもしれない。
調剤はまた経口、皮下、あるいは筋肉内に送達されるか
もしれない。非経口投与では、調剤はたとえば、液を等
張にするための他の溶質、たとえば充分な塩類またはグ
ルコースを含む無菌の、水溶液の形態で使用できる。
【0083】経口投与のための、発明の成分は、錠剤、
カプセル、トローチ剤、粉末、シロップ、エリキシル
剤、水溶液および懸濁液ならびにその他同様のものの形
態で使用出来る。錠剤の場合には、使用されるキャリア
ーは、乳糖、クエン酸ナトリウム、ならびにリン酸塩を
含む。デンプンのような種々の崩壊剤およびステアリン
酸マグネシウムのような潤滑剤が錠剤に通常用いられ
る。カプセル形での投与では、有用な希釈剤は乳糖およ
び高分子量ポリエチレングリコールである。経口用とし
て水溶液が必要とされる時に、ある種の甘味剤および/
または着香料が添加出来る。
【0084】本発明の本質的に純粋な免疫グロブリン
は、人間を含む哺乳動物のような患者に投与されるかも
しれない。苦難の治療のための投与で、処方医または獣
医は、人間または動物の患者に適切な用量を最終的に決
めるだろう、そしてこの用量は体重、年齢、ならびに個
人の兆候の性質および激しさ同様、個人の反応により変
わると期待される。
【0085】本発明の本質的に純粋な抗D免疫グロブリ
ンの場合に、1投与当たりの用量は、RhoGAM(商標)に
対して約300ug およびMICRhoGAM(商標)に対して約50u
gからである。そのいずれも、上述におよびそれぞれの
製品文献で議論される指針に応じおよび目的のために投
与される。上述した各製品は、治療医により決定される
べき全用量に対して、複数回投与出来る。以下の例は例
証のみの目的で提示され、本発明の範囲を限定するもの
とみなさるべきではない。
【0086】例例1 .以下の如く行われる限外ろ過による、ウイルスを
除去したRhoGAM(商標)の製造。変更したCohn精製法
(上述で参照した)を用いて“沈殿IIペースト”の段階
に精製したRho(D)免疫グロブリン3.250 KGを5℃に冷却
した9.750 Lの注射用水(WFI),U.S.P.に再懸濁した。混
合物を4時間(泡を生ぜずに)渦巻き攪拌し、以後の使
用迄4℃で貯蔵した。再懸濁したPPT IIの重量は3.250 K
gであった。
【0087】SIP操作後、容積約13.0Lの再懸濁した沈殿
IIのためにViresolve-180Rモジュ-ル(Millipore社製)
(10束)を設置した。2組のBiomax-50カセットをPellic
onCIP/SIPモジュールの代わりに設置した。Viresolve-1
80Rモジュ-ルを塩素で滅菌し、リンスした。Biomax-50
膜をWFI,U.S.P.でフラッシュ洗浄した。塩化ベンザルコ
ニウム (Roccal)の測定を、最後に透過したフラッシュ
サンプルで行った;塩化ベンザルコニウム 含量は6 ppm
であった。拡散試験をBiomax-50カセットについて行っ
た;放出速度を上述の如く計算した;放出された全容積
は5分間で2mlであり、実際の放出速度は0.4cc/分であっ
た。
【0088】Viresolve-180を用いたウイルス除去限外
ろ過を190.0 Lの 50mM NaCl-グリシン緩衝液で行った。
ウイルス除去再循環タンク(T-1)に100 Lの 50mM NaCl-
グリシン緩衝液を供給した。緩衝液はT-1に再循環さ
れ、同時に緩衝液パーミエートを予め滅菌した50mM NaC
l-グリシン緩衝液貯留タンクに集めた。集められた透過
緩衝液の容積は21.7℃で123.3 Lであり、収集は50分で
終了した。ウイルスを除去した緩衝液は約25℃の室温で
貯蔵された。
【0089】150mM NaCl-グリシン緩衝液(例2参照)
のフラッシュを、ウイルス除去再循環タンク(T-1)に緩
衝液供給タンクを取り付けて行った。T-1にフラッシュ
用の150mM NaCl-グリシン緩衝液を60 L供給した。沈殿I
Iの再懸濁を以下の様に行った。沈殿II (3250 g)を、泡
を生ぜずに渦を生じる速度で20分間、完全に懸濁するま
で混合した。屈折率法によるタンパク質パーセント(mg
/mlタンパク質)測定を、携帯プロトメーターを用いて
沈殿II再懸濁液で行い、49 mg/ml(約5.0%タンパク質)
を得た。
【0090】希釈沈殿IIの必要容積を5.0 mg/mlのタン
パク質濃度を得るために計算した。
【数9】
【0091】20 ppm のポリソルベート80 (例 1A参
照)を含む150mM NaCl-グリシン緩衝液の必要容積を下
式を用いて計算した:
【数10】
【0092】114.4 Lの緩衝液を13 Lの希釈沈殿物IIに
加え、泡を生ぜずに渦を生ずるに充分な速度で45分間攪
拌した。ウイルス除去再循環タンクに100.0Lの希釈沈殿
IIを加えた。ウイルス除去再循環タンク(ポンプ No.
1)を、使用されている10束のViresolve-180モジュール
用に40%の供給ポンプ速度で開始した。ウイルス除去パ
ーミエートのポンプ流速(ポンプNo.2)を、初期の膜貫通
圧(TMP)を1.6 psi未満に維持するために、10束モジュー
ルに対し0.450LPM(10.0%)に上げた。実際の圧力は1.6 p
siに維持された。製品ポンプ速度(ポンプNo.3)をレベ
ルを制御する様に調節した。TMPは, ウイルス除去再循
環タンクのリテンテート側のタンパク質濃度を監視する
ことにより、プロセスを通じて3.0 psi以下に維持し
た。インラインのUVモニターを使用し、タンパク質含量
4.5 - 5.5 mg/mlに対応する吸光度6.4 - 7.7の間に維持
した。
【0093】ウイルス除去タンクから約75 Lのパーミエ
ートを限外ろ過タンク(UF)に供給し、限外ろ過供給液ポ
ンプ(ポンプNo.5)を10.0%で開始した。UFパーミエート
流速がウイルス除去パーミエートの流速と同じになる
迄、ポンプ速度を早めた(30%迄)。UFパーミエート流
速は0.4 LPM、VCパーミエート流速は0.460 LPMであっ
た。UFタンクの一定容積を75.3 Lに維持した。UF供給液
圧は5.4 psi、UF透過圧は0.2 psi、ならびにUF リテン
テート圧は0.3 psiであった。
【0094】タンクが15 - 20 Lになった時、定容ダイ
アろ過をT-1で行った。ダイアろ過は150mM NaCl-グリシ
ン緩衝液で最低3回の緩衝液交換を維持した(全容積約6
0 L)。ダイアろ過が終了した時に、ウイルス除去タン
クのポンプとミキサーを止めた。VC再循環タンクの定容
積を16.2 Lに維持した。交換された全緩衝液容積は49L
であった。ウイルス除去ダイアろ過は、UF供給液ポンプ
を始動した時から約4時間で終了した。
【0095】T-2内のバルクを再循環し、それにより、5
0 mM NaCl-グリシン緩衝液のウイルス除去ロット(ポリ
ソルベート80を含まない)を用いて、T-2内で定容ダイア
ろ過を行い、濃縮した。バルクをそれにより再懸濁沈殿
IIのほぼ初期の出発容積迄濃縮した。パーミエートバル
ブを全開し、UF供給液ポンプ速度を65%とした;供給液
圧力を30 psi未満に維持し、圧力差はリテンテートルー
プに背圧をかけて14-17 psiに維持した。UF定量カラム
を20 Lに維持し、全部で110 Lの緩衝液を交換した。UF
透過サンプルのデジタル比伝導度測定を行うために、T-
2からサンプルをとった。結果は5.29 X 10-3 mhos/cmで
あった。一旦、容積レベルが満たされたら、UFパーミエ
ートを止め、バルクを再循環で混合し、10.5 mlのサン
プルを無菌的に採取した。タンパク質パーセントの測定
を、携帯プロトメーターを用いてサンプルの0.5 mlアリ
コートの屈折率で行った。タンパク質濃度は4.8%であっ
た。
【0096】5%タンパク質含量を達成するためのバルク
の必要最終容量は、下式で計算される:
【数11】
【0097】バルクを、要求タンパク質濃度5%にするた
めに、最終容積11.424迄さらに濃縮した。初期pHの測定
を残ったサンプルアリコートで行った。まずアリコート
を0.9% NaClで1:10に希釈し、0.5N HCl または0.5N NaO
Hで1:100に希釈して、pH 6.3 - 6.4に滴定した。PHは6.
58であった。pHを調整するために、0.9% NaClに0.5N HC
lをいれた滴定剤1.8 mLを加えた。最終pHは6.31であっ
た。もし調整が必要な場合、バルクのpHを調整するに必
要な無希釈の0.5N試薬の容積は下式で計算される:
【0098】必要最終容積 (L) X 必要な1:100滴定
剤容積 (ml)= 無希釈の0.5N試薬の容積 (ml) すなわち、この場合; 11.424 L X 1.8 ml = 20.536 ml 無希釈の0.5N試薬 Viresolve-180フィルターモジュールの完全性試験を、
一般に認められている方法に従って行った。完全性試験
値は1.2以上でなければならない、そしてモジュールを
上述のように滅菌し、リンスしなければならない。
【0099】100X Thimerosol溶液の必要容積を計算し
た:
【数12】
【0100】定常的にバルクを混合しながら、99.7 ml
の100X Thimerosolを加えた。バルクは、0.70 Lのウイ
ルスを除去した50 mM NaCl-グリシン緩衝液を用い、計
算で得た必要最終容積に調整し、10分間混合した。バル
ク製品の10.5 mlアリコートをpH測定のために、無菌的
に採取した。pHは6.3-6.4でなければならない。実際のp
Hは6.54であった。pHが上述の範囲外にあったので、ア
リコ-トを希釈し以前のように許容出来るpHに滴定し
た。そして上述の如く、無希釈の0.5Nの試薬の必要量を
計算し、混合しながらバルクに加え戻さねばならない。
【0101】
【数13】
【0102】6.35 の最終pHに達するための滴定剤の容
積は1.7 mLであった。最終のタンパク質製品は、下記の
如く受け入れ規格に合った: タンパク質 = 5.0% pH = 6.3 ポリソルベート80は2回の試験(A319)で、104.6 および1
06.7で平均は105.7であった。メタノ-ル含量は、ガスク
ロマトグラムによる測定で、32.4 ppmであった。
【0103】例1A.例1に用いた150mM NaCl-グリシン緩
衝液を、下述のように調製した:調製すべき緩衝液の適
正量は、下式で計算した:
【0104】
【数14】
【0105】必要物質の量を決定し、較正済みの、発熱
物質を除去した容器に秤りこんだ:
【表2】
【0106】ポリソルベート秤量容器を総量約2リッタ
ーの注射用水、U.S.P.で数回リンスし、各すすぎアリコ
ートをバッチに加えた。全量で10 Lを加えた。下記の物
質の量を決定した:
【0107】
【表3】
【0108】混合物を注射用水、U.S.P.で容積迄希釈
し、最終量を60分間混合した。pHを測定した;必要条件
は6.3-6.5であったが、実測pHは6.46であった。もし要
件が満たされない時は、必要pHに達する迄、1.0N HClま
たは 1.0N NaOHを加えることが必要である;添加毎に、
溶液を15-30分間混合し、pH測定を確認すべきである。
デジタル比伝導度測定を行った;25℃での要件は、14.1
5から15.59 X 10-3 mhos/cmである。結果は15.38 X 10
-3 mhos/cmであった。もし要件が満たされなかった時
は、調整した試薬を廃棄し、新たに試薬を調製する必要
がある。ポリソルベート80 の測定を行った;試験サン
プルは15から 25 ppmの ポリソルベート80を含まねば
ならない。濃度は22.8 ppmであった。
【0109】例2.限外ろ過によりウイルスを除去したR
hoGAM(商標)の製造を、下記の変更をして例2の様に進
めた:変更したCohn精製法を用いて“沈殿IIペースト”
段階に精製したRho(D)免疫グロブリン6.802 Kgを、4℃
に冷却した20.406 Lの注射用水(WFI), U.S.P.に再懸濁
した。混合物を4時間(泡を生ぜずに)渦巻き攪拌し、
以後の使用迄4℃で貯蔵した。
【0110】SIP処理後、約27.208Lの再懸濁した沈殿物
IIのために、Viresolve-180Rモジュール(Millipore社
製)(20束)を設置した。2組のBiomax-50のカセット
を、Pellicon CIP/SIPモジュールの代わりに設置した。
Viresolve-180Rモジュールを、上述の如く塩素で滅菌
し,リンスした。Biomax-50膜をWFI,U.S.P.でフラッシュ
洗浄した。塩化ベンザルコニウム (Roccal)の測定を最
後の透過フラッシュサンプルで行った;塩化ベンザルコ
ニウム含量は8 ppmであった。拡散テストをBiomax-50の
カセットについて行った;放出速度を上述の如く計算し
た;放出した全容積は5分間で22 ccであり、実際の放出
速度は4.4 cc/分であった。
【0111】Viresolve-180Rを用いて、245 Lの50mM N
aCl-グリシン緩衝液のウイルス除去限外ろ過を行った。
ウイルス除去再循環タンク(T-1)に245 Lの50mM NaCl-
グリシン緩衝液を供給した。緩衝液をT-1に再循環し、
同時に緩衝液パーミエートを予め滅菌した50mM NaCl-グ
リシン緩衝液貯蔵タンクにオフラインで集めた。集めら
れた透過緩衝液の容積は213 Lであった。ウイルス除去
緩衝液は、約63-78Fの室温で貯蔵した。
【0112】緩衝液供給タンクをウイルス除去再循環タ
ンク(T-1)に接続して、150mM NaCl-グリシン緩衝液(調
整法は例2Aを参照)によるフラッシュを行った。フラッ
シュするために60 Lの150mM NaCl-グリシン緩衝液をT-
1に供給した。沈殿IIの再懸濁を下記の如く行った。沈
殿II(6.802 Kg)を泡を生ぜずに渦を生ずる速度で、完全
に懸濁するまで、55分間混合した。沈殿II再懸濁物の、
屈折率によるタンパク質パーセント(mg/mlタンパク質)
の測定を携帯プロトメーターにより行い、59 mg/mlをえ
た。
【0113】5.0 mg/mlのタンパク質濃度をうるために
必要な希釈した沈殿IIの量を計算した:
【数15】
【0114】緩衝液(293.846 L)を27.208 Lの希釈沈殿I
Iに加え、泡を生ぜずに渦を生ずるに十分な速度で30分
間、混合した。107 Lの希釈沈殿IIをウイルス除去再循
環タンクに供給した。 20束のViresolve-180Rモジュー
ルの使用に対し、ウイルス除去再循環タンク(ポンプNo.
1)を80%の供給液ポンプ速度で開始した。ウイルス除去
パーミエートポンプの流速(ポンプNo.2)を、20束のモジ
ュールに対し1.6 psi未満の初期膜貫通圧(TMP)を維持す
るために、0.91 LPM(20%)にした。維持された実際の圧
力は1.2 psiであった。製品ポンプ速度(ポンプNo.3)を
レベル制御速度に調整した。ウイルス除去再循環タンク
のリテンテート側のタンパク質濃度を監視することによ
り、プロセスを通じてTMPを3.0 psi未満に維持した。イ
ンラインUVモニターで観測し、タンパク質含量4.5 - 5.
5 mg/mlに対応する6.4-7.7の吸光度単位の範囲に維持し
た。
【0115】ウイルス除去タンクからの約75 Lのパーミ
エートを限外ろ過タンク(UF)に供給した後、限外ろ過供
給液ポンプ(ポンプNo.5)を10%で開始した。UFパーミ
エート流速がウイルス除去パーミエートの流速に等しく
なるまで、ポンプ速度を上げる(25%まで)、ついで容
積を維持するために25%に合わせる。UFパーミエート流
速は0.91 LPMでVCパーミエートの流速は0.91 LPMであっ
た。UFタンクの一定容積を152 Lに維持した。UF供給液
圧は4.0 psi、UFパーミエート圧は 0.1 psi、およびUF
リテンテート圧は 0.7 psiであった。
【0116】T-1タンクに約15-20 L満たして、定容ダイ
アろ過を行った。ダイアろ過は、150mM NaClグリシン
緩衝液を最低3回、緩衝液交換(全容積約60L)をして行
った。ダイアろ過が終了した時に、ウイルス除去タンク
ポンプとミキサーを止めた。VC 再循環タンクを、15 L
の一定容積に維持した。緩衝液の全交換容積は45 Lであ
った。
【0117】T-2のバルクを再循環し、それにより、50m
M NaCl-グリシン緩衝液のウイルス除去ロットで、T-2
で定容ダイアろ過により濃縮した。それによりバルクを
再懸濁沈殿IIのほぼ元々の初期容積まで濃縮した。パー
ミエートバルブを全開にし、UF供給液ポンプ速度を70%
にした;供給液圧力を30 psi未満に維持し、リテンテー
トループに背圧をかけることにより、圧力差を14-17 ps
i に維持した。UFの定容カラムを22 Lに維持し、交換さ
れた全緩衝液容積は121.2 Lであった。UFパーミエート
サンプルでデジタル比伝導度の測定を行うため、T-2か
らサンプルをとった。結果は5.47 X 10-3 mhos/cmであ
った。容積レベルが満たされると、UFパーミエートを閉
じ、バルクを再循環で混合し、10.5 mlのサンプルを無
菌的に採取した。タンパク質パーセントの測定を、携帯
プロトメーターを用いてサンプルの0.5 mlアリコートの
屈折率で行った。タンパク質濃度は7.9%であった。
【0118】T-2からのバルクを中間バルク容器に移動
し、全容器を秤量した(総重量)。バルクをT-2に戻
し、空の中間バルク容器を秤量した:
【数16】
【0119】初期pHの測定を残ったサンプルアリコート
で行った、まずアリコートを0.9%のNaClで1:10に希釈
し、0.5 N HCL または 0.5 N NaOHの1:100の希釈液でp
H 6.3-6.4に滴定した。 pH は6.55であった。pHを調整
するために、0.9% NaClに0.5N HClを入れた滴定剤1.35
mlを加えた、最終のpHは6.35であった。もし調整が必要
なら、バルクのpHを調整するのに必要な無希釈の0.5N試
薬の量を以下の如く計算する:
【0120】
【数17】
【0121】Viresolve-180フィルターモジュールの完
全性試験を、一般に認められた方法に従って行った。完
全性試験値は1.2以上でなければならない、そしてモジ
ュールは上述の如く塩素で滅菌し、リンスしなければな
らない。100X Thimerosol溶液の必要量を計算した:
【0122】
【数18】
【0123】バルクを絶えず混合しながら、341 mlの10
0X Thimerosolを加えた。バルクを、ウイルス除去した
50mM NaCl-グリシン緩衝液0.801 Lを用いて、計算値の
必要最終容積迄調整し、10分間混合した。バルク製品の
アリコート10.5 mlを、pH測定のために無菌的に採取し
た。pHは、6.3-6.4でなければならない。実際のpHは、2
回の読みで6.38および6.345であった。
【0124】最終タンパク質製品は、以下の様に受け入
れ規格に合格した: タンパク質 = 5.3% pH = 上述 ガスクロマトグラムで測定したメタノール含量 = 5
3.9 ppm ポリソルベート 80 =101.7 ppm,102.2 ppm(2回試験);
平均値は101.9 ppm。
【0125】例2A.例2に用いた150mM NaCl-グリシン緩
衝液を、以下の様に調製した:調製すべき緩衝液の適正
量を以下の様に計算した:
【0126】
【数19】 必要な物質量を決定し、較正済みの、発熱物質を除いた
容器に測りこんだ:
【0127】
【表4】
【0128】ポリソルベート秤量容器を全部で約2リッ
ターの注射用水、U.S.P.で数回リンスし、リンスアリコ
ートはバッチに加えた、そして全量を604.16 Lに調整し
た。下記の物質の量を決定した:
【0129】
【表5】
【0130】混合物を注射用水、U.S.P.で容積迄希釈
し、最終量を60 分間混合した。pHを測定した;要件は
6.3 - 6.5であった。pHは6.38であった。もし要件が満
たされなければ、要件pHに達する迄1.0N HCl または 1.
0N NaOHを加えることが必要であり;そのたびに液を15-
30分間混合し、pH測定を確認すべきである。デジタル比
伝導度測定を行った;25℃での要件は、14.15から15.59
X 10-3 mhos/cmである。結果は15.18 X 10-3 mhos/cm
であった。もし要件に合わなかった時には、試薬を廃棄
して新しく調製する必要がある。ポリソルベート80の測
定を行った;試験サンプルは15から24 ppm ポリソルベ
ートを含まねばならない。濃度は19.5 ppmであった。
【0131】比較例 ポリソルベート 80 対 ポリソルベート 80の無いとき 比較例1Aポリソルベート 80を含むとき 沈殿IIペースト(10g)を30 mlのWFIに懸濁した。この再
懸濁ペースト(40 ml)を100 ppm(0.1 g/L) のポリソルベ
ート80を含む 360 mlの150mM NaCl-グリシン緩衝液(10
Xに希釈)と混合し、全容積を400 mlとした。Millipore
Multiplexポンピングプラットフォーム(1/3 ft2モジュ
ール)を通してパーミエート流を21.8 ml/分で流した、
このとき流束は0.06 ml/分/cm2であった。39分間流した
後で、ろ過係数は80%より大きく、膜貫通圧が1.3 psi未
満を保った。ポリソルベート80を含む高イオン強度緩衝
液系を使う事で、IgG多クローン性抗D物質の自由な通過
を保証できた。
【0132】比較例1Bポリソルベート 80を含まない
とき 沈殿IIペースト(10g)を30 mlのWFIに懸濁した。この再
懸濁ペースト(40 ml)を、ポリソルベート80を含まない3
60 mlの 150mM NaCl-グリシン緩衝液(10Xに希釈)と混
合し、全容積を400 mlとした。Millipore Multiplexポ
ンピングプラットフォーム(1/3ft2モジュール)を通した
パーミエート流を21.8 ml/分で流した、このとき流束は
0.06 ml/分/cm2であった。39分間流した後で、ろ過係数
が急速におおよそ60%に減少し、膜貫通圧は6.1 psiであ
った。IgG多クローン性抗D物質の自由な通過を、ポリソ
ルベート80を含む高イオン強度緩衝液系を使う事で保証
できた。この比較研究の結果は、高イオン強度緩衝液系
にポリソルベート80の存在が必要であることを示してい
る。
【0133】比較例2低イオン強度対高イオン強度緩衝液 比較例2A低イオン強度緩衝液 沈殿IIペースト(1.35g)を4.5 mlのWFIに懸濁した。この
再懸濁ペースト(5.0 ml)を0.1 g/Lのポリソルベート80
を含む 45 mlの50mM NaCl-グリシン緩衝液と混合し全容
積を50 mlとした。パーミエートを、Viresolve-180 Sma
ll Area Module(SAM, 10 cm2)(マサチュ-セッツ州ベド
フォードのMillipore社製)を通して、十字流流速15.6
ml/分で流した、このとき流束は0.64 ml/分/cm2であっ
た。28分間流した後、ろ過係数が急速にほぼ31%に減少
した。
【0134】比較例2B高イオン強度緩衝液 比較例2Aからの100 ppm (0.01%)のポリソルベート80を
含む50mM NaCl-グリシン緩衝液に、0.29 g のNaClを加
えて、150mM NaCl-グリシン緩衝液としたものに、再懸
濁した沈殿IIペースト(46.0 ml)を用いた。Viresolve-1
80 Small Area Module (SAM, 10 cm2)(マサチュ-セッ
ツ州ベドフォードのMillipore社製)を通したパーミエ
ート流を15.6 ml/分で流した、このとき流束は0.64 mL/
分/cm2であった。40分間流した後のろ過係数は86%であ
った。比較例2Aおよび2Bに開示した低イオン強度対高イ
オン強度緩衝液系の比較研究の結果は、処理中の緩衝液
系のイオン強度がViresolve膜を通してのタンパク質の
通過点に対し測定可能かつ重大な影響を与えることを示
している。
【0135】比較例3WFI、低イオン強度緩衝液に溶解した凍結乾燥沈殿IIペ
ースト製品 要旨 ヒトIgG製品を、この分子に対する膜の成績特性を測定
するために、Viresolve/180 1/3 ft2モジュールで試験
した。2種類の実験を行った;流束変動および容積減少
である。最初の試験で、タンパク質のろ過を流束の関数
として測定して、基本的な膜のデータをとった。流束変
動からのデータをプロセス運転をまねるための容積減少
実験のために使った。注射用水(WFI)中の製品に対する
流束変動中にタンパク質の通過は見られなかった。それ
以後の実験では、(0.01%のポリソルベート-80を含む)
グリシン緩衝液中の製品を使用した。タンパク質の質量
回収率は、83.3%の容積増加をしたこの溶液を用いて、8
9.1%であった。
【0136】目的 これらの実験は、Viresolve/180 モジュールを通して処
理した時の、ろ過係数および製品のタンパク質質量回収
を評価するために行った。これらの実験で得たデータを
システムの操作条件決定のために使用した。
【0137】実験 最初の実験は、WFIに溶解した製品を使い4℃の低温室で
行った。全てのそれ以後の実験を、1/3 ft2 Viresolve
/180モジュールを用い室温で行った。全ての全タンパク
質濃度は、280 nmでの光学濃度(O.D.)を読んで測定し
た。全てのサンプルを希釈し、製品緩衝液を対照として
読んだ。
【0138】流束変動 1) Viresolve/180 #0010(マサチュ-セッツ州ベドフォ
ードのMillipore社製)のロット#K2EM0536を用いて、図
5に示した如くシステムを組み立てた。 2) おおよそ1%のタンパク質濃度で、WFI中で凍結乾燥
された500 mLの沈殿IIの凍結乾燥粉末を、1000 mL容量
の供給バッグにポンプで入れた。製品のサンプルを取っ
て、初期のタンパク質濃度を測定した。バッグを系につ
なぎ、配管から空気を除くために呼び水をした。 3) 製品を十字流流速500 mL/分で30分間再循環した。
(パーミエートポンプは停止。)
【0139】4) 重大なタンパク質吸着が起こったか否
かを測定するために、1 mLのサンプルを緩衝液孔からと
った(R0)。注:別途記載のない限り、全ての採取サンプ
ルは1 mLであった。 5) パーミエートは、流速1.09 mL/分(J=0.003 mL/分/c
m2)で流し始めた。パーミエート流量は308MC/Aポンプヘ
ッドを有するWatson Marlow 503U ポンプで制御した。
製品を35分間供給液ループに戻して再循環した。 6) 35分間再循環した後、緩衝液(R1)サンプルおよびパ
ーミエート(P1)サンプルを1点づつとった。この時点
で、プロセスを低温室から常温室に移した。再循環は同
じ流速で30分間続けた。
【0140】7) 室温での30分間の再循環後、緩衝液(R
2)サンプルおよびパーミエート(P2)サンプルを1点づつ
とった。 8) 十字流流速を約600 mL/minに上げ、15分間再循環し
た。緩衝液(R3)サンプルおよびパーミエート(P3)サンプ
ルを1点づつとった。 9) 製品を製品緩衝液で0.5%に希釈した。十字流流速お
よびパーミエート流速を一定に保った。20分間再循環
後、緩衝液(R4)サンプルおよびパーミエート(P4)サンプ
ルを1点づつとった。 10) さらに2種類のパーミエート流束速度を試験した。
0.005 mL/分/cm2 (1.82mL/分)および0.01 mL/分/cm2
(3.63 mL/分)である。夫々最低30分間再循環した。
【0141】流束変動および容積減少の組合せ 2番目の実験はグリシン緩衝液に溶解したヒトIgGで行っ
た。 1) Viresolve/180 #0009(マサチュ-セッツ州ベドフォ
ードのMillipore社製)のロット#K2EM0536を用いて、図
6に示した如くシステムを組み立てた。 2) おおよそ0.1%タンパク質濃度で、990mLの製品を、1
L容量の供給バッグにポンプで入れた。1 mLの製品サン
プルを取って、実際のタンパク質濃度を測定した。注:
別途記載のない限り、全ての採取サンプルは1 mLであっ
た。バッグをシステムにつなぎ、配管から空気を除くた
めに呼び水をした。
【0142】3) 製品を十字流流速50 mL/分で30分間再
循環した。(パーミエートポンプは停止。)パーミエー
ト流量は501RLポンプヘッドのついたWatson Marlow 503
U ポンプで制御した。再循環後、タンパク質吸着を試験
するため、サンプル(R0)をとった。 4) パーミエート流束の4速度、0.003、0.005、0.030、
ならびに0.050 mL/分/cm2で試験した。製品を各流束速
度で30分間再循環させた。十字流流量を0.050 mL/分/cm
2の流束速度に対して、600 mL/分に上げた。30分後、緩
衝液サンプルおよびパーミエートサンプルを1点づつと
った。 5) 実験の流束変動の部分が終了後、パーミエートポン
プを止めた。システムを図6の様に再配置した。最初の
サンプルを15 mL採取した。
【0143】6) 製品を0.05 mL/分/cm2 (18.2 mL/分)
の流束で処理した。注:流束の測定値は0.043 mL/分/cm
2 (15.7 mL/分)であった。 7) 100、250ならびに500 mLの製品処理後、緩衝液サン
プルおよびパーミエートサンプルを採取した。 8) 645 mLのIgG液を処理した後で、製品緩衝液のダイ
アろ過(パーミエート流速で)を始めた。このダイアろ
過は、Viresolv/180モジュールを通して、全量で500 mL
を処理するまで続けた。745、895、1145 mLが処理され
た時に、緩衝液およびパーミエートのサンプルを採取し
た。
【0144】9) 残りの液を、容積減少モードでシステ
ムのホールドアップ容積迄処理した。緩衝液サンプルお
よびパーミエートサンプルを、全処理容積1245および14
75 mLでとった。 10) 最後のダイアろ過工程は、ホールドアップ容積迄
濃縮された製品を回収するために行った。ダイアろ過
は、50 mL容積で、全部で4回続けた。各ダイアろ過の容
積を別々に集めた。 11) プールされたバルクパーミエートのサンプル、お
よび夫々プールされたダイアろ過容積からのサンプルを
集めた。最後の緩衝液サンプルも、実験終了時に供給バ
ッグ内に残っている製品の濃度を測定するために採取し
た。
【0145】結果 流束変動 最初の流束変動実験中に、製品の通過は観測されなかっ
た。製品溶解度を改善するための努力で、プロセスを室
温においた(最初は4℃)。製品通過の増加は見られな
かった。タンパク質通過を誘導する他の方法には、十字
流を上げる、製品を希釈する、ならびにタンパク質通過
を強制するためにパーミエート流束速度を上げることを
含む。ろ過係数は、全ての試験条件で零のままであっ
た。最初の製品サンプルをWFIに懸濁した。溶液は靄が
かかったように見え、疑った如く溶解度の問題があっ
た。追加の製品はグリシン緩衝液に溶解した;この溶液
は残りの試験で使用した。
【0146】流束変動および容積減少の組合せ 表6に、グリシン緩衝液に懸濁したIgGで行った流束変動
実験の結果を示した。表は、約0.1%の全タンパク質濃度
の製品で集めたデータを表示する。表で、製品の濃度値
を吸光度単位(AU)で表す。希釈因子はこの値の計算に入
っている。 初期濃度: 1.68 AU RO 濃度: 1.81 AU
【0147】
【表6】
【0148】グリシン緩衝液中のIgGに対するろ過係数
対流束曲線を図7にプロットした。容積減少実験からの
製品濃度データ(AU)を次に示す。 初期プロセス容積: 963 mL 初期濃度: -0.1% (1.80 AU) 全タンパク質 十字流速度: 600 mL/分 流束測定値: 0.043 mL/分/cm2 (流速:15.7 mL/分) バルク1パーミエート容積: 645 mL プロセスダイアろ過容積: 500 mL バルク2パーミエート容積: 330 mL 表7に、容積減少実験でえられたタンパク質濃度および
ろ過係数データを示した。表に吸光度単位(AU)でのタン
パク質濃度値を示した。希釈因子は、この値の計算に入
っている。
【0149】
【表7】 表8に、容積減少実験の各段階で得られた全タンパク質
濃度を示す。希釈因子は、この値の計算に入っている。
【0150】
【表8】 *ダイアろ過プラス最終容積減少 容積減少実験に対するろ過係数対ろ過容積曲線を図8に
プロットする。 考察
【0151】
【数20】
【0152】
【表9】
【0153】ダイアろ過はタンパク質質量回収率をあげ
るが、製品容積の増加および製品希釈を生ずる。各ダイ
アろ過工程に対する容積増加率は次の通りである: プロセスダイアろ過 : 55.7%容積増加 1回の最終ダイアろ過: 61.3%容積増加 2回の最終ダイアろ過: 67.6%容積増加 3回の最終ダイアろ過: 72.8%容積増加 4回の最終ダイアろ過: 83.3%容積増加
【0154】実験で得られたタンパク質ふるい分けのデ
ータに基づいて、以下の情報を学んだ: 1) Viresolve/180へのタンパク質の吸着は無視出来る
ようである。 2) WFIに懸濁した製品溶液にみられる靄およびこの溶
液ではタンパク質通過は無かったという事実から、この
製品とWFIとに安定性の問題がある事を示唆している。V
iresolve膜を通してのタンパク質の通過は、グリシン緩
衝液に懸濁したタンパク質で達成された。 3) 処理中に膜の上流側でタンパク質が濃縮されるにつ
れ、ろ過係数が着実に下がる。 4) プロセス終了時の低いろ過係数(〜25%)は、著しい
タンパク質分極が膜表面で起きていることを示唆してい
る。
【0155】結論 Viresolve/180を使い、2種類の緩衝液 − WFIおよび
グリシン懸濁液 −に懸濁したヒトIgG製品を用いての
フィージビリティー研究を行った。WFIに懸濁した製品
ではタンパク質の通過は見られなかった。出発溶液にか
すかな靄が見られ、タンパク質が溶液中に完全には溶解
していない事を示唆した。これは直ちに膜を分極し、膜
がタンパク質を通すのを妨げるだろう。流束変動の結果
は、これが正に起った事を示唆している;すなわち膜を
詰まらせた未溶解のタンパク質が、タンパク質の通過を
妨げた。グリシン緩衝液に製品を含む溶液の清澄度には
著しい差があった;すなわちこの溶液は靄がかかってい
なかった。この溶液での流束変動で得たろ過係数は試験
した全ての流束速度(0.003から0.5 mL/分/cm2)に対して
ほぼ50%であった。グリシン緩衝液中の製品濃度は約0.1
%(全タンパク質)であった。0.1%溶液を容積減少実験に
用いた。製品回収率は、83.3%の容積増加で、89.1%であ
った。処理中の膜の上流側でのタンパク質濃度を制限す
る努力で、インプロセスダイアろ過工程を用いた。最終
ダイアろ過工程の使用により、システム内の滞留液液中
のタンパク質を回収した。
【0156】ろ過係数は、プロセス中に最初のろ過係数
57.8%から最後のろ過係数26.9%まで、着実に低下した。
これは、処理中に相当量のタンパク質層が、膜上に蓄積
する事を示唆している。プロセス途中のダイアろ過はろ
過係数の低下を遅くしたが、上昇させたり、一定に保っ
たりはしなかった。最終ダイアろ過工程により、滞留液
および膜表面からタンパク質を幾分回収した。これら最
終ろ過液のタンパク質濃度は初期出発溶液の約25から50
%であった;すなわちこれは、ダイアろ過の新しい緩衝
液による洗いで、膜のタンパク質分極層が徐々に除かれ
ることを示している。ダイアろ過中に膜から製品がより
多く剥がれる事が望ましい、これにより製品の希釈およ
びプロセス時間が減少する。最終ダイアろ過を延長すれ
ばより多くのタンパク質が回収されるだろうが、製品希
釈が大きくなるだろう。
【0157】試験された製品は、溶液中に5-12%の2量体
を含んでいた。これらの2量体は活性タンパク質からな
る。2量体の存在は膜表面でのタンパク質分極を疑いも
無く起こし、2量体は、もしそのままなら、上流に捕ま
っているだろう。比較例は、凍結乾燥した出発物質およ
び低イオン強度緩衝液を用いた条件では、ろ過係数が低
くなる事を示した、すなわち非常に希釈された条件下で
も、タンパク質の膜通過効率が50%未満である事を示し
た。例1および2の最適化され、バリデーション可能なプ
ロセスで得られたと同じ時間でこの物質を処理するに
は、より大きなろ過面積を有する装置が必要となろう。
【0158】例4沈殿IIの調製および溶解 本特許の例1の方法および物質は、以下の変更をして実
施された:実規模の、変更されたCohn-Oncley分画から
の抗Dを含む沈殿IIペーストを、処理の1時間前まで -7
0℃で貯蔵した。このペーストを3倍容のWFIに溶解し
た。この溶解ペーストを限外ろ過中に10倍量の150 mM N
aCl-グリシン緩衝液と混合した。この物質をスクレーピ
ー脳ホモジネートの導入前に0.2ミクロンのフィルター
を通してろ過した。
【0159】スクレーピー脳ホモジネート スクレーピー脳ホモジネート(10%)を、263Kハムスター
適合エージェントで感染したハムスターからの脳を用い
て調製した。1%のリゾレシチンを0.1%の最終濃度に加え
る前に、ホモジネートを遠心分離機で20分間澄ませた。
溶液が半透明から澄むまでを目安にして、脳ホモジネー
トを音波処理した。音波処理の時間は、溶液が清澄にな
るのを目安にして約3分間であった。処理したホモジネ
ートを、Millex 0.45.0.22/0.1ミクロンフィルターで連
続的にろ過した。図9を参照。ホモジネートを沈殿IIに
1:300の容積比で加え、限外ろ過工程の開始直前に無菌
フィルターを通して最終的にろ過した。
【0160】限外ろ過 1/3ft2 Viresolve モジュールをステンレススチールの
集合管アッセンブリーに置いた。膜を横切る、および通
過する物質の流れは、上述で開示した如く蠕動ポンプで
制御した;パーミエートおよびリテンテート物質のタン
パク質濃度を、ろ過係数および最終収率を記録するため
に、プロセスを通してA280で監視した。膜貫通圧を監視
し、上記に開示に従いパーミエート流の速度およびタン
パク質濃度により制御した。膜に導入されるタンパク質
の膜単位面積当たりの負荷は、膜の除去能力に挑戦する
ための努力の小規模化を通じて1/10に減らされた。ウエ
スタンブロット
【0161】資料調製 ウエスタンブロット分析は、PrPcをPrPscと区別するた
めに使われるプロテイナーゼK消化段階で始まる。プロ
テイナーゼK処理後、サンプルを4℃で1時間、20,000 X
gで遠心分離した。ペレットを、電気泳動前に10分間95
℃で熱した2 X SDSに再懸濁した(Lee, D.C et al., J.
Virological Methods, 2000; 84:77-89)。
【0162】分析 移動およびブロッキング後、膜を3F4単クローン抗体中
でインキュベートした。洗浄後、膜を、2次のアルカリ
性ホスファターゼー接合抗マウスIgG抗体に暴露した。
次にブロットをCDP-StarプラスNitroBlockに浸し、つい
でKodak XAR-2フィルムに露出した。試験の有効性は、3
3 kDaマークでのバンディングを示す陽性な対照により
決められた。他のバンディングも、それらが33 kDaのバ
ンドよりも小さく、かつ強くない限り許容出来る。0.5
log10の希釈で行った、スクレーピー脳ホモジネートの
典型的なウエスタンブロットを図10に示す。
【0163】Viresolve 180限外ろ過により、パーミエ
ート中のPrPsc濃度を検出限界以下に除去出来た(図1
1)。リテンテート中のプリオン物質の回収は、使用さ
れたスパイク量に依存する変数である。スクレーピー脳
ホモジネートは、最大の0.22ミクロンを含む全てのフィ
ルター細孔率でろ過困難であった。音波処理をしなかっ
た、リゾレシチン処理脳ホモジネートを0.1ミクロンフ
ィルターを通してろ過した時に、力価は0.5 log以上に
減少した。音波処理により、PrPscは定量的にフィルタ
ーを通過出来た。
【0164】音波処理により、処理中にホモジネートの
力価を減ずることなく、ろ過性が上がることが、繰返し
示されている。最悪の条件下、すなわち、タンパク質の
低い負荷、処理後の緩衝液洗浄、ならびに非凝集状態の
PrPsc、でチャレンジした時でさえ、本発明の限外ろ過
法がスクレーピーエージェントを顕著に除去する事が、
示されていると結論づけられる。
【0165】例5.溶液が半透明から澄む迄最長約30分
間、スクレーピー脳ホモジネートをカップホーン超音波
処理器で音波処理する事を除けば、例4の物質および方
法を踏襲した。図9を参照。本発明を、特定の好ましい
具体例に関して詳細に叙述した。発明の範囲および精神
から外れることなく、変更および修正が出来る事が、理
解されるであろう。全ての引用した発明、発明出願、な
らびに非発明開示の全内容が、参照文献によりここに明
確に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は抗Rhグロブリンを得るためにヒトの血漿
を分画するプロセスを示すフローシートである。
【図2】図2は、図3及び図4と共に、本発明のプリオ
ンおよびウイルス除去プロセスに使用されたVIRESOLVE
(商標)180 SYSTEM 限外ろ過システムを示す模式図で
ある。図2、図3、ならびに図4では、製品貯蔵タンク
を1、ウイルス除去フィルターホルダーを2、限外ろ過フ
ィルターホルダーを3、50mM NaCl グリシン緩衝液貯蔵
タンクを4、T-1循環タンクを5、T-2 UF循環タンクを6、
P1 Viresolve 180供給ポンプを7、Viresolve 180 パー
ミエートポンプを8、UVメーターを9、UF供給液ポンプを
10、UFパーミエートを11、サンプル孔を12、ならびに製
品回収およびインライン滅菌ろ過を13と指定する。
【図3】図3は、図2及び図4と共に、本発明のプリオ
ンおよびウイルス除去プロセスに使用されたVIRESOLVE
(商標)180 SYSTEM 限外ろ過システムを示す模式図で
ある。図2、図3、ならびに図4では、製品貯蔵タンク
を1、ウイルス除去フィルターホルダーを2、限外ろ過フ
ィルターホルダーを3、50mM NaCl グリシン緩衝液貯蔵
タンクを4、T-1循環タンクを5、T-2 UF循環タンクを6、
P1 Viresolve 180供給ポンプを7、Viresolve 180 パー
ミエートポンプを8、UVメーターを9、UF供給液ポンプを
10、UFパーミエートを11、サンプル孔を12、ならびに製
品回収およびインライン滅菌ろ過を13と指定する。
【図4】図4は、図2及び図3と共に、本発明のプリオ
ンおよびウイルス除去プロセスに使用されたVIRESOLVE
(商標)180 SYSTEM 限外ろ過システムを示す模式図で
ある。図2、図3、ならびに図4では、製品貯蔵タンク
を1、ウイルス除去フィルターホルダーを2、限外ろ過フ
ィルターホルダーを3、50mM NaCl グリシン緩衝液貯蔵
タンクを4、T-1循環タンクを5、T-2 UF循環タンクを6、
P1 Viresolve 180供給ポンプを7、Viresolve 180 パー
ミエートポンプを8、UVメーターを9、UF供給液ポンプを
10、UFパーミエートを11、サンプル孔を12、ならびに製
品回収およびインライン滅菌ろ過を13と指定する。
【図5】図5は、低イオン強度緩衝液およびポリソルベ
ート80を含む比較例3のために組み立てられたViresolve
-180システムの模式図である。
【図6】図6は、比較例3の流束変動部分の結論後、再
配置されたViresolve 180システムの模式図である。
【図7】図7は、比較例3の流束変動実験で、低イオン
強度緩衝液中の免疫グロブリンGに対するろ過係数対流
束を描写したグラフである。
【図8】図8は、比較例3の容積減少実験で、低イオン
強度緩衝液中の免疫グロブリンGに対するろ過係数対ろ
過容積を描写したグラフである。
【図9】図9は、ハムスターの脳ホモジネート(HBH)が
0.1ミクロンのフィルターを通過する時のろ過特性を描
写したグラフである。
【図10】図10は、例4で議論されたような限外ろ過リ
テンテートおよび脳ホモジネートストックのウエスタン
ブロットである。
【図11】図11は、PrPRES スパイク RhoGAM(商標)の
限外ろ過の前および後におけるウエスタンブロット分析
の結果を示す表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 30/88 G01N 30/88 J 30/96 30/96 D Fターム(参考) 4H045 AA10 AA11 AA20 BA10 CA42 DA75 EA20 FA71 GA05 GA10 GA23 GA26

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に純粋な免疫グロブリン。
  2. 【請求項2】 該免疫グロブリンが単クローン性免疫グ
    ロブリンである請求項1に記載の免疫グロブリン。
  3. 【請求項3】 該免疫グロブリンが抗D免疫グロブリン
    である請求項1に記載の本質的に純粋な免疫グロブリ
    ン。
  4. 【請求項4】 該免疫グロブリンが単クローン性抗D免
    疫グロブリンである請求項3に記載の免疫グロブリン。
  5. 【請求項5】 該抗D免疫グロブリンが多クローン性抗D
    免疫グロブリンである請求項3に記載の免疫グロブリ
    ン。
  6. 【請求項6】 該抗D免疫グロブリンがRhoGAM(商標)
    またはMICRhoGAM(商標)である請求項3に記載の本質的
    に純粋な抗D免疫グロブリン。
  7. 【請求項7】 重量で約4.0%から6.0%の免疫グロブリ
    ン、約24から36 ppmのThimerosol、ならびに約80から20
    0 ppmのポリソルベート 80を含む請求項6に記載の免疫
    グロブリン処方。
  8. 【請求項8】 重量で約5.0%の免疫グロブリン、約33 p
    pmのThimerosol、ならびに約100 ppmのポリソルベート8
    0を含む請求項7に記載の免疫グロブリン処方。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の免疫グロブリン処方を
    製造する方法であって、 (a) アルコール中でヒトの血漿を分画し; (b) 生じる沈殿IIを再懸濁し; (c) 再懸濁した沈殿IIを、医薬品添加物を含む高イオ
    ン強度緩衝液と混合し;ならびに (d) 免疫グロブリンにナノろ過を施す、そのさい前記
    免疫グロブリンはプリオンを含まない、工程を含む事を
    特徴とする製造方法。
  10. 【請求項10】 該アルコールがメタノールである請求
    項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 該緩衝液が150mM NaCl-グリシン緩衝
    液である請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 該医薬品添加物が非イオン性ポリオキ
    シエチレン洗剤である請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 該非イオン性ポリオキシエチレン洗剤
    がポリソルベート-80である請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 該ナノろ過が、約30nmより小なるカッ
    トオフ定格を有する1番目のナノフィルターの使用を含
    む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 該カットオフ定格が約12nmである請求
    項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 該ナノろ過が、約10,000Kから約60,00
    0Kのカットオフ定格を有する2番目のナノフィルターの
    使用を含む請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 該カットオフ定格が約50,000Kである
    請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 該免疫グロブリンが抗D免疫グロブリ
    ンである請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 該抗D免疫グロブリンがRhoGAM(商
    標)またはMICRhoGAM(商標)である請求項18に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の方法で製造されたRh
    oGAM(商標)またはMICRhoGAM(商標)。
  21. 【請求項21】 本質的に純粋な、プリオンを含まない
    抗D抗体を製造する方法であって、 (a) 分画したヒトの血漿からの沈殿IIを再懸濁し; (b) 再懸濁した沈殿IIを処理助剤と混合し;ならび
    に (c) 免疫グロブリンにナノろ過を施す、そのさい該
    免疫グロブリンはプリオンを含まない、工程を含む事を
    特徴とする製造方法。
  22. 【請求項22】 該処理助剤が高イオン強度緩衝液およ
    び非イオン性医薬品添加物を含む請求項21に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 該高イオン強度緩衝液が150mM NaClグ
    リシン緩衝液を含み、および該非イオン性医薬品添加物
    がポリソルベート80を含む請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 該ナノろ過が、約30nmより小なるカッ
    トオフ定格を有する1番目のナノフィルターの使用を含
    む請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 該カットオフ定格が約12nmである請求
    項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 該ナノろ過が、約10,000Kから約60,00
    0Kであるカットオフ定格を有する2番目のナノフィルタ
    ーの使用を含む請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 該カットオフ定格が約50,000Kである
    請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 該免疫グロブリン濃度を濃厚にし、お
    よび約50,000Kのカットオフ定格を有するナノフィルタ
    ーを用いて、該処理助剤を低イオン強度緩衝液と交換す
    る追加工程(d)を含む請求項22に記載の方法。
  29. 【請求項29】 該低イオン強度緩衝液が50mM NaClグ
    リシン緩衝液である請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 請求項21に記載のプロセスにより製造
    される抗D免疫グロブリン。
  31. 【請求項31】 請求項29に記載のプロセスにより製造
    されるプリオンを含まない抗D免疫グロブリン。
  32. 【請求項32】 本質的に純粋なタンパク質を製造する
    方法であって、 (a) 血漿からタンパク質を単離し; (b) 単離したタンパク質を緩衝液に再懸濁し; (c) 再懸濁した単離物を処理助剤と混合し;ならびに (d) 単離物にナノろ過を施す、工程を含む事を特徴と
    する製造プロセス。
  33. 【請求項33】 該単離物がプリオンを含まない免疫グ
    ロブリンである請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 該単離工程(a)が、バッチもしくはイ
    オン交換クロマトグラフィー、親和クロマトグラフィー
    もしくはCohnプロセスからなる群から選ばれる請求項32
    に記載の方法。
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