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JP2003049398A - 防湿加工用合成樹脂エマルジョン、防湿加工用樹脂組成物および防湿材 - Google Patents

防湿加工用合成樹脂エマルジョン、防湿加工用樹脂組成物および防湿材

Info

Publication number
JP2003049398A
JP2003049398A JP2002083051A JP2002083051A JP2003049398A JP 2003049398 A JP2003049398 A JP 2003049398A JP 2002083051 A JP2002083051 A JP 2002083051A JP 2002083051 A JP2002083051 A JP 2002083051A JP 2003049398 A JP2003049398 A JP 2003049398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
proof
weight
synthetic resin
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002083051A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Nakamura
勝義 中村
Susumu Matsuzaki
進 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2002083051A priority Critical patent/JP2003049398A/ja
Publication of JP2003049398A publication Critical patent/JP2003049398A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高防湿性能を付与することができ、再生
に際し樹脂層と紙との離解性に優れ、耐ブロッキング
性、耐スベリ性がよく、ワックスの脱落のない防湿材が
得られる防湿加工用樹脂組成物、この防湿加工用樹脂組
成物に含有させる防湿加工用合成樹脂エマルジョン、こ
の防湿加工用樹脂組成物を基材上に塗布してなる防湿材
を提供する。 【解決手段】 脂肪族共役ジエン系単量体を0.5〜2
0重量%、アルキル基の炭素原子数が3〜10の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル系単量体を30〜80
重量%、カルボキシル基含有ビニル系単量体を1〜40
重量%含有する単量体混合物を、乳化重合してなる防湿
加工用合成樹脂エマルジョン、この防湿加工用合成樹脂
エマルジョンと、ワックスと、疎水性粉末とを含有する
防湿加工用樹脂組成物、及び、この防湿加工用樹脂組成
物が、固形分換算で10〜50g/m 2 となる塗布量で
基材上に塗布されている防湿材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防湿加工用合成樹
脂エマルジョン、このエマルジョンを含有してなる防湿
加工用樹脂組成物、および、この防湿加工用樹脂組成物
を基材上に塗布してなる防湿材に関するものである。さ
らに詳しくは、紙、不織布、繊維基材、木材等に塗工ま
たは含浸することによって、防湿性の層を形成させる防
湿加工用樹脂組成物、特に故紙や損紙の回収が容易な防
湿加工用樹脂組成物と、これに用いる防湿加工用合成樹
脂エマルジョンに関し、特に包装紙の分野に適用される
ものであり、防湿材としては、特に防湿紙が挙げられ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から防湿紙としては、ポリエチレン
ラミネ−ト紙や原紙に塩化ビニリデン樹脂を塗工した防
湿コ−ト紙などがあり、防湿性能の面で良好であるため
包装紙分野に適用されている。
【0003】しかしながら、近年、資源の有効利用およ
び公害対策の面から故紙や損紙の回収に際して、紙に再
生することが容易か否かという問題がある。この観点か
らポリエチレンラミネート紙の場合は、樹脂層と紙との
解離が困難であり、故紙や損紙を回収しても再生し難い
という問題がある。また、塩化ビニリデン樹脂を塗工し
た場合は、塗工紙を焼却廃棄処理するときハロゲン系有
毒ガス発生が、最近環境上問題となっている。このよう
に、上記防湿紙には問題があり、代替防湿紙の開発が強
く要求されている。
【0004】この代替技術として、ブタジエン系ラテッ
クス100重量部にワックス5〜200重量部を配合し
塗工することにより防湿紙を得る技術が、特公昭55−
2259号公報に提案されている。
【0005】しかし、この技術は、ワックスを使用して
いるため塗工面が滑りやすく、防滑剤などを用いても、
耐スベリ性を満足するものではない。また、塗工面の磨
耗によるワックスの脱落によってかえって防湿性能の低
下がみられる。さらに塗工紙の巻取り時の圧力によって
塗工紙のブロッキングなどの問題が発生する。
【0006】また、アクリル系エマルジョンにワックス
をブレンドしてダンボ−ルに塗工する技術も提案されて
いる(特公平2−1671号公報)。しかし、この技術
で得られる防湿紙は、耐スベリ性は満足するものである
が、防湿性は、上記塩化ビニリデン樹脂塗工紙や、ポレ
エチレンラミネート紙に較べて劣っている。
【0007】更に、パラフィンワックスと、特定のマレ
イン化もしくはフマール化ロジンと多価アルコールとの
エステル化物と、ポリブテン等を含有するワックスエマ
ルジョンを防湿組成物として使用した技術がある(特公
平3−10759号公報)。しかし、この防湿組成物を
基材に塗布して得られる防湿紙は、塗工面の摩耗によっ
てワックスが脱落し、防湿性が低下するという問題があ
る。
【0008】また、アクリル系エマルジョンにワックス
系エマルジョンおよび無機系顔料を含有する塗被層が紙
基材表面に設けられた防湿紙に関する技術がある(特開
平8−226096号公報)。しかし、この技術は、離
解性に優れるが、防湿性において十分満足のいく性能が
得られない。
【0009】また、紙支持体上の少なくとも片面にワッ
クスおよび合成樹脂ラテックスを含む防湿層を形成して
なる防湿性紙において、該防湿層がアスペクト比5以上
で粒子径が5〜50μmの平板状顔料を含有し、しかも
n−パラフイン成分率が防湿層全体に対し0.5〜5.
0重量%である防湿性紙に関する技術がある(特開平9
−111696号公報)。しかし、この技術は、組成物
を製造するときの顔料分散性、顔料配合での増粘により
低粘度化が難しく、低粘度を必要とする塗工機での塗工
適性に問題がある。また、塗工紙の光沢性(白色度)と
摩擦係数においても十分満足の行く性能が得られない。
【0010】更にまた、スチレン−ブタジエンラテック
ス等の合成樹脂ラテックスを主材とする防湿剤に水酸化
アルミニウム細粉、好ましくは更にワックスを添加した
塗工液を塗工した防湿加工紙に関する技術がある(特開
平11−335999公報)。しかし、この技術は、ポ
リエチレンラミネート紙に匹敵する防湿性が得られるも
の、それ以上の防湿性能を得るのは困難である。また、
ここで用いる塗工液は、水酸化アルミニウム細粉が沈降
しやすく、保存安定性に劣るという欠点がある。
【0011】そこで、ポリエチレンラミネ−ト紙以上の
防湿性を付与できると共に、故紙と損紙の回収再生が容
易な、即ち、再生に際し樹脂層と紙との離解性に優れる
エマルジョン系の防湿加工用樹脂組成物の開発が望まれ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ポリエチレンラミネ−ト紙以上の高防湿性
能(JIS Z−0208)を付与することができ、再
生に際し樹脂層と紙との離解性に優れ、耐ブロッキング
性、耐スベリ性がよく、ワックスの脱落のない防湿材が
得られる防湿加工用樹脂組成物、この防湿加工用樹脂組
成物に含有させる防湿加工用合成樹脂エマルジョン、こ
の防湿加工用樹脂組成物を基材上に塗布してなる防湿材
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】脂肪族共役ジエン系単量
体(a1)と、アルキル基の炭素原子数が3〜10の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体(a2)
と、カルボキシル基含有ビニル系単量体(a3)とを、
下記特定の割合で乳化重合してなるものであることを特
徴とする、防湿加工用合成樹脂エマルジョンを、防湿加
工用合成樹脂エマルジョン(A)として用い、これとワ
ックス(B)と疎水性粉末(C)とを含有させてなる防
湿加工用樹脂組成物は、これを基材上に塗布することに
より、ポリエチレンラミネ−ト紙以上の高防湿性能(J
IS Z−0208)を付与することができ、再生に際
し樹脂層と紙との離解性に優れ、耐ブロッキング性、耐
スベリ性がよく、ワックスの脱落がない防湿材とするこ
とができること等を見い出し、本発明を完成させるに至
った。
【0014】すなわち、本発明は、脂肪族共役ジエン系
単量体(a1)0.5〜20重量%と、アルキル基の炭
素原子数が3〜10の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル系単量体(a2)30〜80重量%と、カルボキシ
ル基含有ビニル系単量体(a3)1〜40重量%とを、
乳化重合してなるものであることを特徴とする、防湿加
工用合成樹脂エマルジョンを提供するものである。
【0015】また、本発明は、上記防湿加工用合成樹脂
エマルジョン(A)と、ワックス(B)と、疎水性粉末
(C)を含有することを特徴とする、防湿加工用樹脂組
成物、を提供するものである。
【0016】更に、本発明は、上記防湿加工用合成樹脂
エマルジョン(A)と、ワックス(B)と、疎水性粉末
(C)を含有する防湿加工用樹脂組成物が、固形分換算
で10〜50g/m2 となる塗布量で基材上に塗布され
ていることを特徴とする、防湿材、を提供するものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の防湿加工用合成樹脂エマ
ルジョンは、脂肪族共役ジエン系単量体(a1)0.5
〜20重量%と、アルキル基の炭素原子数が3〜10の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体(a2)
30〜80重量%と、カルボキシル基含有ビニル系単量
体(a3)1〜40重量%と、更に必要に応じて共重合
可能な他のビニル系単量体(a5)とを乳化重合してな
るものであることが必須であり、脂肪族共役ジエン系単
量体(a1)の含有率が0.5重量%未満の場合では摩
耗後の防湿性が、また20重量%を越える場合では離解
性が、それぞれ低下するため好ましくないし、(メタ)
アクリル酸エステル系単量体(a2)の含有率が30重
量%未満の場合では離解性が、また80重量%を越える
場合では防湿性が、それぞれ低下するため好ましくない
し、更には、カルボキシル基含有ビニル単量体(a3)
の含有率が5重量%未満の場合では離解性が、また30
重量%を越える場合では防湿性が、それぞれ低下するた
め好ましくない。
【0018】上記本発明の合成樹脂エマルジョンのなか
でも、分子量を増大させ、耐ブロキッング性、防湿性を
向上させると共に離解性を良好に維持できる点から脂肪
族共役ジエン系単量体(a1)の含有率が2〜15重
量、防湿性を低下させず、離解性を向上する点から(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル系単量体(a2)の含
有率が30〜80重量%、および、離解性の向上と防湿
性のバランスに優れるものとなる点からカルボキシル基
含有ビニル系単量体(a3)の含有率が5〜30重量%
である合成樹脂エマルジョンが、それぞれ好ましい。更
に、耐ブロッキング性、造膜性に起因する防湿性に優れ
る点で、樹脂固形分のガラス転移温度(Tg)が5〜3
0℃の合成樹脂エマルジョンが特に好ましい。さらに、
上記発明の合成樹脂エマルジョンのなかでも、離解性を
重視する場合には、2段重合により、カルボキシル基含
有ビニル系単量体(a3)をできるだけエマルジョン粒
子表面に偏在させる処方をとるのが好ましい。すなわ
ち、第1段の重合で、当該エマルジョンの重合に供する
単量体の中のカルボキシル基含有ビニル系単量体(a
3)の全量を含む当該エマルジョンの重合に供する単量
体の中の一部を重合せしめた後、当該エマルジョンの重
合に供する単量体の中の残部を第2段で重合せしめるこ
とにより、第2段重合では、第1段で重合せしめた粒子
内での重合が起こり、第1段重合に供したカルボキシル
基含有ビニル系単量体(a3)は粒子表面に偏在しやす
くなるのである。
【0019】ここで用いる脂肪族共役ジエン系単量体
(a1)としては、例えば、1,2−ブタジェン、1,
3−ブタジェン、イソプレン、クロロプレン等が挙げら
れ、なかでも1,2−ブタジェン、1,3−ブタジェン
が好ましい。
【0020】また、アルキル基の炭素原子数が3〜10
の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体(a
2)としては、例えば、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アルリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸
オクチル、(メタ)アクリル酸オクタデシル等が挙げら
れ、なかでもアルキル基の炭素原子数が4〜7の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル系単量体が好ましく、
高い防湿性能と離解性が得られる点から、2−エチルヘ
キシルアクリレ−トが特に好ましい。
【0021】更に、カルボキシル基含有ビニル系単量体
(a3)としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸およびその無水物、フマル
酸、イタコン酸、不飽和ジカルボン酸モノアルキルエス
テル(例えば、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノエ
チル、イタコン酸モノノルマルブチル)挙げられる。
【0022】更にまた、必要に応じて併用する共重合可
能な他のビニル系単量体(a4)としては、例えば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
クロルスチレン、2,4―ジブロモスチレン等のエチレ
ン性不飽和芳香族単量体;アクリロニトリル、メタクロ
ニトリル等の不飽和ニトリル;酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル等の如きビニルエステル;塩化ビニリデン臭化
ビニリデン等のビニリデンハライド;(メタ)アクリル
酸−2−ヒドロキシエチレル、(メタ)アクリル酸−2
−ヒドロキシプロピル等のエチレン性不飽和カルボン酸
のヒドロキシアルキルエステル;(メタ)アクリル酸グ
リシジル等のエチレン性不飽和カルボン酸のグリシジル
エステル;(メタ)アクリルアミド、Nーメチロール
(メタ)アクリルアミド、ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、ジアセトンアクリルミド等が挙げられる。
【0023】本発明の合成樹脂エマルジョンは、上記脂
肪族共役ジエン系単量体(a1)0.5〜20重量%、
アルキル基の炭素原子数が3〜10の(メタ)アクリル
酸アルキルエステル系単量体(a2)30〜80重量
%、カルボキシル基含有ビニル系単量体(a3)1〜4
0重量%、更に必要に応じて共重合可能な他のビニル系
単量体(a4)を乳化重合することによって得られるも
のである。
【0024】上記乳化重合を行う際に使用する乳化剤と
しては、各種の陰イオン性界面活性剤、非イオン界面活
性剤、陽イオン界面活性剤、両イオン界面活性剤などを
使用することができるが、これらのうちでも、防湿性を
より高めるためには反応性乳化剤を用いることが好まし
い。この反応性乳化剤を用いることによりソープフリー
型の合成樹脂エマルジョンが得られる。
【0025】上記反応性乳化剤としては、例えば、スチ
レンスルホン酸ソーダ、ビニルスルホン酸ソーダ、ビニ
ルスルホン酸ソ−ダ、各種エチレン性不飽和基を有する
乳化剤などを挙げることができる。
【0026】また、本発明の合成樹脂エマルジョンとし
ては、後記するワックス(B)のエマルジョンとの相溶
性が良好な点から、乳化剤のイオン性、非イオン性を該
ワックス(B)のエマルジョンと一致させることが好ま
しい。例えば、ワックス(B)のエマルジョンに陰イオ
ン性界面活性剤を使用すれば合成樹脂エマルジョンも陰
イオン性界面活性剤を使用したものが好ましい。
【0027】乳化剤の使用量としては、高い防湿性を発
現させることができる点から、合成樹脂エマルジョンの
固形分換算で100重量部に対して、乳化剤の有効成分
が0.1〜3重量部の範囲が好ましい。
【0028】本発明の合成樹脂エマルジョンを製造する
に際しては、前記した単量体混合物を、フリ−ラジカル
発生触媒、例えば過硫酸カリウム(K228) 、過硫
酸ナトリウム(Na)、過硫酸アンモニウム
[(NH4228]、過酸化水素等の水性触媒、tert
−ブチルハイドパ−オキサイド、クメンハイドロパ−オ
キサイド等の油性触媒の存在下で乳化重合を行なえばよ
い。2段重合による合成樹脂エマルジョンの製造につい
ても、同様に行われる。
【0029】また、ラジカル重合に通常用いられる添加
剤、例えば、連鎖移動剤、エチレンジアミン四酢酸、p
H調整のためのアルカリ物質等を必要に応じて使用する
ことができる。
【0030】本発明の合成樹脂エマルジョンは、未反応
モノマーの臭気を低減する等のため、例えば、ストリッ
ピング等の方法によって、必要とされる固形分含量に濃
縮されて使用することが好ましい。
【0031】合成樹脂エマルジョンの最低造膜温度(M
FT)としては、特に制限はないが、皮膜形成性を考慮
すれば50℃以下が好ましい。
【0032】本発明の防湿加工用樹脂組成物は、上記し
た合成樹脂エマルジョン(A)と、ワックス(B)と、
疎水性粉末(C)を含有する樹脂組成物である。
【0033】ここで用いるワックス(B)としては、各
種のワックスが使用でき、例えば、パラフィンワック
ス、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス、カルナバワックス等が挙げら
れるが、なかでもパラフィンワックスが好ましい。
【0034】上記パラフィンワックスは、石油から分離
され、精製された結晶性パラフィンであり、主としてノ
ルマルパラフィン、イソパラフィン、シクロパラフィン
等の構造のものがあるが、ノルマルパラフィンを90重
量%以上含むもの、例えば、ノルマルパラフィンを90
重量%以上含み、イソパラフィンとシクロパラフィンは
10重量%以下のものが、防湿性に優れる点で好まし
い。また、パラフィンワックスの炭素原子数は、特に制
限はないが、20〜35のものが好ましい。パラフィン
ワックスの融点は、通常40〜70℃の範囲で変化する
が、本発明の防湿加工用樹脂組成物を基材に塗布した後
の乾燥工程において基材にしみ込まず、ワックスが塗膜
の表面にブリードし高い防湿性を発揮するためには、融
点が45〜65℃であることが好ましい。さらに、パラ
フィンワックスの分子量は、特に制限がないが、数平均
分子量で330〜480あることが防湿性を発揮する上
で好ましい。
【0035】パラフィンワックスの形態としては、固形
状またはこの固形状のものを乳化分散したエマルジョン
状のものが挙げられ、いずれの形態も使用することがで
きるが、合成樹脂エマルジョン等との相溶性の点でエマ
ルジョン状のものが好ましい。
【0036】パラフィンワックスの市販品としては、例
えば、115、120、125、130、135、14
0、150〔以上、日本精蝋(株)製〕等の固形状パラフ
ィンワックス;EMUSTER 0135、0136、
0384〔以上、日本精蝋(株)製〕、ハリックス WE
200〔ハリマ化成(株)製〕、セロゾール 428、B
−460、B−608、B−982、686〔以上、中
京油脂(株)製〕等のエマルジョン状パラフィンワックス
などが挙げられる。
【0037】上記パラフィンワックスの使用量は、合成
樹脂エマルジョン(A)の樹脂固形分100重量部に対
して0.3〜150重量部の範囲が好ましいが、なかで
も、融点が45〜65℃のパラフィンワックスを、合成
樹脂エマルジョン(A)の樹脂固形分100重量部に対
して0.3〜150重量部の範囲で用いることが、防湿
性、耐スベリ性に優れる点で好ましい。
【0038】本発明の防湿加工用樹脂組成物で用いる疎
水性粉末(C)としては、各種の疎水性粉末が使用で
き、例えば、無機系物質としては、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、タルク、カオリ
ン、雲母、酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ等の粉末が、
有機系物質としては、ポリエステル樹脂、石油系ロジ
ン、ロジンエステル等の粉末が、それぞれ挙げられ、な
かでも耐ブロッキング性、造膜性、防湿性に優れ、表面
状態の良好な防湿材が得られる点から、平均粒子径が6
〜60μmの炭酸カルシウム粉末や、平均粒子径が6〜
60μmの水酸化アルミニウム粉末が好ましい。
【0039】また、疎水性粉末(C)の使用量は、耐ブ
ロッキング性、皮膜形成性に優れる点から合成樹脂エマ
ルジョンの樹脂固形分100重量部に対して5〜250
重量部の範囲が好ましく、10〜150重量部の範囲が
特に好ましい。
【0040】合成樹脂エマルジョン(A)と、ワックス
(B)と、疎水性粉末(C)とを組み合わせて本発明の
防湿加工用樹脂組成物を得る方法としては、特に限定は
なく、例えば、合成樹脂エマルジョン(A)にワックス
(B)と疎水性粉末(C)とを混合してもよいし、ワッ
クス(B)と疎水性粉末(C)の存在下で合成樹脂エマ
ルジョン用の単量体混合物を乳化重合してもよい。
【0041】本発明の防湿加工用樹脂組成物は、必要に
応じて、上記各成分の他に、界面活性剤、多価アルコ−
ル、増粘剤等を添加することができる。
【0042】界面活性剤および多価アルコールは、防湿
紙を再生する場合の離解性を向上させるために使用する
ものである。
【0043】この界面活性剤としては、例えば、市販品
として、エマルゲン105、108、109P、12
0、123P、705、707、709、エマ−ル、エ
マ−ル2F、ネオペレックスF25〔以上、花王(株)
製〕、ノイゲンEA−80、120、140、142、
160、170、190D、ネオコ−ルYSK、P〔以
上、第一工業製薬(株)製〕等が挙げられる。
【0044】また、多価アルコ−ルとしては、例えば、
エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、プロピレ
ングリコ−ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等が挙げられる。
【0045】増粘剤としては、例えば、ポリビニ−ルア
ルコ−ル、ポリアクリル酸ソ−ダ塩、及びアンモニウム
塩、ポリエチレン系増粘剤等が挙げられる。
【0046】本発明の防湿加工用樹脂組成物を、基材に
塗布又は含浸させることにより、防湿材が得られる。
【0047】基材としては、紙、不織布、繊維基材、木
材などが挙げられる。基材に塗布し又は含浸する方法と
しては、各種コ−タ−による塗工、含浸機による含浸加
工、サイズプレスによる加工等、多種多様な加工方法を
用いることができる。
【0048】基材への塗工量としては、乾燥性や高い防
湿性を得る点で、固形分換算で10〜50g/m2 とな
るよう塗工するのが好ましく、より好ましい塗工量は2
0〜30g/m2 である。
【0049】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
具体的に説明する。なお、例中の部および%はすべて重
量基準である。
【0050】実施例1 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水120部、水酸化
ナトリウム0.1部、反応性乳化剤S−180〔花王
(株)製不飽和アルキル硫酸塩〕1.2部、エチレンジア
ミン四酢酸0.1部、ブタジエン5部、アクリル酸2−
エチルヘキシル35部、スチレン53部、メタクリル酸
7部およびt−ドデシルメルカプタン0.1部を仕込
み、攪拌を開始し、反応温度を60℃に昇温し、重合容
器内温度が60℃に達したとき、過硫酸アンモニウム
0.1部を添加して反応を開始させた。7時間後、重合
率が98%に達したとき冷却を行なって合成樹脂エマル
ジョンを得た。得られた合成樹脂エマルジョンは、重合
率98.6%であった。次いで、25%アンモニア水で
pHを9.0に調整し、その後水蒸気蒸留によって固形
分50.1%の合成樹脂エマルジョン(以下、Em−A
という)を得た。
【0051】実施例2 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水120部、水酸化
ナトリウム0.1部、乳化剤ネオペレックスF−25
〔花王(株)製アルキルベンゼンスルホン酸ソ−ダ塩〕2
部、エチレンジアミン四酢酸0.1部、ブタジエン12
部、アクリル酸2−エチルヘキシル34部、メチルメタ
クリレート44部、アクリル酸10部およびt−ドデシ
ルメルカプタン0.1部を仕込み、攪拌を開始し、反応
温度を60℃に昇温し、重合容器内温度が60℃に達し
たとき、過硫酸アンモニウム0.1部を添加して反応を
開始させた。7時間後、重合率が98%に達したとき冷
却を行なって合成樹脂エマルジョンを得た。得られた合
成樹脂エマルジョンは、重合率98.6%であった。次
いで、25%アンモニア水でpHを9.0に調整し、そ
の後水蒸気蒸留によって乳化剤有効成分の含有量が1%
以下の固形分50.1%の合成樹脂エマルジョン(以
下、Em−Bという)を得た。
【0052】実施例3 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水120部、反応性
乳化剤S−180〔花王(株)製不飽和アルキル硫酸塩〕
2.4部、エチレンジアミン四酢酸0.1部、ブタジエ
ン5部、アクリル酸2−エチルヘキシル50部、メチル
メタクリレート20部およびメタクリル酸20部を仕込
み、攪拌を開始し、反応温度を60℃に昇温し、重合容
器内温度が60℃に達したとき、過硫酸アンモニウム
0.1部を添加して反応を開始させた。7時間後、重合
率が98%に達したとき冷却を行なって合成樹脂エマル
ジョンを得た。得られた合成樹脂エマルジョンは、重合
率98.6%であった。次いで、25%アンモニア水で
pHを9.0に調整し、その後水蒸気蒸留によって固形
分45.4%の合成樹脂エマルジョン(以下、Em−C
という)を得た。 実施例4 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水405部、反応性
乳化剤S−180〔花王(株)製不飽和アルキル硫酸塩〕
2.0部、エチレンジアミン四酢酸0.15部、ブタジ
エン8部、スチレン44部およびメタクリル酸48部を
仕込み、攪拌を開始し、昇温し、重合容器内温度が70
℃に達したとき、過硫酸カリウム0.2部を添加して反
応を開始させた。8時間後に80℃に昇温し、5時間後
冷却を行なって第1段目の合成樹脂エマルジョンを得
た。ついで、攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水40
3部、ニューコール271A〔日本乳化剤(株)製〕1.
0部、エチレンジアミン四酢酸0.15部、ブタジエン
4部、スチレン20部およびアクリル酸2−エチルヘキ
シル76部、上記第1段目の合成樹脂エマルジョン22
5部を仕込み、攪拌を開始し、昇温し、重合容器内温度
が70℃に達したとき、過硫酸カリウム0.2部を添加
して反応を開始させた。8時間後に80℃に昇温し、5
時間後冷却を行なって第2段目の合成樹脂エマルジョン
を得た。得られた合成樹脂エマルジョンは、重合率9
8.2%であった。次いで、25%アンモニア水でpH
を9.0に調整し、その後水蒸気蒸留によって固形分4
0.3%の合成樹脂エマルジョン(以下、Em−Dとい
う)を得た。
【0053】比較例1 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水120部、水酸化
ナトリウム0.1部、反応性乳化剤S−180〔花王
(株)製不飽和アルキル硫酸塩〕1.2部、エチレンジア
ミン四酢酸0.1部、ブタジエン29部、スチレン68
部、アクリル酸3部およびt−ドデシルメルカプタン
0.1部を仕込み、攪拌を開始し、反応温度を60℃に
昇温し、重合容器内温度が60℃に達したとき、過硫酸
アンモニウム0.1部を添加して反応を開始させた。7
時間後、重合率が98%に達したとき冷却を行なって合
成樹脂エマルジョンを得た。得られた合成樹脂エマルジ
ョンは、重合率98.6%であった。次いで、25%ア
ンモニア水でpHを9.0に調整し、その後水蒸気蒸留
によって固形分50.1%の合成樹脂エマルジョン(以
下、Em−eという)を得た。
【0054】比較例2 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に、水120部、水酸化
ナトリウム0.1部、乳化剤ネオペレックスF−25
〔花王(株)製アルキルベンゼンスルホン酸ソ−ダ塩〕2
部、エチレンジアミン四酢酸0.1部、ブタジエン12
部、アクリル酸2−エチルヘキシル32部、スチレン1
5部およびアクリル酸41部を仕込み、攪拌を開始し、
反応温度を60℃に昇温し、重合容器内温度が60℃に
達したとき、過硫酸アンモニウム0.1部を添加して反
応を開始させた。7時間後、重合率が98%に達したと
き冷却を行なって合成樹脂エマルジョンを得た。得られ
た合成樹脂エマルジョンは、重合率98.6%であっ
た。次いで、25%アンモニア水でpHを9.0に調整
し、その後水蒸気蒸留によって固形分50.1%の合成
樹脂エマルジョン(以下、Em−fという)を得た。
【0055】実施例4〜15および比較例3〜4 攪拌装置を備えた容器に、合成樹脂エマルジョンEm−
A、Em−B、Em−C、Em−D、Em−eまたはE
m−f、融点60℃のパラフィンワックスエマルジョ
ン、水酸化アルミニウムB103、B153、B303
またはB53、炭酸カルシウムSS30を、それぞれが
第1表〜第3表に示す固形分重量になるように配合し
て、本発明と比較対照用の防湿加工用組成物を得た。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】(第1表〜第3表の脚注) ・パラフィンワックスエマルジョン;日本精蝋(株)製E
−0136(軟化点60℃のパラフィンワックス含有、
固形分含有率40%) ・水酸化アルミニウムB103;日本軽金属(株)製水
酸化アルミニウム粉末、平均粒子径8μm。 ・水酸化アルミニウムB153;日本軽金属(株)製水
酸化アルミニウム粉末、平均粒子径15μm。 ・水酸化アルミニウムB303;日本軽金属(株)製水
酸化アルミニウム粉末、平均粒子径30μm。 ・水酸化アルミニウムB53 ;日本軽金属(株)製水
酸化アルミニウム粉末、平均粒子径50μm。 ・炭酸カルシウムSS30;日東粉化(株)製炭酸カル
シウム粉末、平均粒子径7.4μm。
【0060】得られた本発明と比較対照用の防湿加工用
樹脂組成物を、それぞれ市販の上質紙(坪量70g/m
2 )に対して、マイヤ−ロットにより固形分の塗工量が
25g/m2 程度となるように塗工し、熱風乾燥機にて
120℃、1分間乾燥し、本発明と比較対照用の防湿塗
工紙を得た。
【0061】このようにして得られた本発明と比較対照
用の防湿塗工紙と、市販ポリエチレンラミネ−ト紙につ
いて、下記の方法により、塗工量、透湿度、磨耗後の透
湿度、摩擦係数、離解性、ブロッキング性、光沢性(白
色度)、粉末分散性および表面状態を評価した。その結
果を第4表〜第6表に測定の結果を示す。
【0062】この第4表〜第6表の結果から、比較例3
の防湿加工紙は、透湿度が低くく、実施例4〜15の防
湿加工紙の透湿度に近いが、摩耗後透湿度と離解性に劣
るがわかる。また、比較例4の防湿加工紙は、透湿度が
実施例4〜15の防湿加工紙の値よりいずれも高く、防
湿性の点でポリエチレンラミネ−ト紙(以下、「ポリラ
ミ紙」と略記する。)の代替防湿紙にはなり得ないこと
がわかる。
【0063】第4表〜第6表の各物性は、以下の試験方
法により測定して評価した。 <評価方法>・塗工量;防湿加工紙と防湿加工用樹脂組
成物の塗工前の上質紙の、1m2 当たりの重量差を求
め、塗工量とした。
【0064】・透湿度(g/m2・24hr);JIS
Z−0208に準じた恒温恒湿条件下、40℃、90
%RHでのカップ法で測定した。
【0065】・磨耗後の透湿度(g/m2・24h
r);防湿塗工紙の塗工面と非塗工面を合わせ、荷重1
0kgをかけ、振盪機を用いて2分間左右に振盪を行っ
て塗工面を磨耗した後、透湿度を上記と同じくJIS
Z−0208に準じて測定した。
【0066】・摩擦係数;摩擦係数試験法 JIS P
−8147(水平法)に準じて測定した。
【0067】・離解性;50℃の温水500mlと3c
m角にカットした塗工紙10gを家庭用ミキサ−ポット
中に入れ、5分間攪拌して、樹脂と紙の離解性を下記の
基準で目視により判定した。 ○:離解性あり、 △:離解性一部なし、 ×:離解性
なし。
【0068】・ブロッキング性;防湿塗工紙10×10
cmの塗工面と黒画用紙を合わせ、プレス温度40℃、
プレス圧10kg/cm2 にて15分間プレスを行い、
黒画用紙が塗工面に転写した状態を下記の基準で目視に
より判定した。 ○:ブロッキングなし、 △:ブロッキングややあり、
×:ブロッキングあり。
【0069】・光沢性(白色度);JIS P−813
8(紙の不透明度試験方法)に準じ測定した。
【0070】・粉末分散性;防湿加工用樹脂組成物をア
プリケーター(バーコーター)にてガラス板上に塗工
し、疎水性粉末の分散状態を下記の基準で目視により判
定した。 ○:均一に分散している、 △:均一だが分散不十分、
×:塊があり分散していない。
【0071】・表面状態;防湿塗工紙の塗工面に赤色染
料で着色した溶剤(トルエン)を刷毛塗りし、溶剤の塗
工紙裏面への浸透の状態を下記の基準で指触と目視で判
定した。 ○:浸透しない、 △:少し滲みあり、 ×:完全に浸
透している。
【0072】
【表4】
【0073】
【表5】
【0074】
【表6】
【0075】
【発明の効果】本発明の防湿加工用合成樹脂エマルジョ
ンをワックスおよび疎水性粉末と共に含有してなる防湿
加工用樹脂組成物を用いて得られる防湿材、特に防湿紙
は、従来のポリマ−を用いた防湿塗工紙に比べて、防湿
性、耐ブロキング性、耐スベリ性に優れ、摩耗後ワック
スの脱落が少なく、また、樹脂と紙との離解性が良好で
再パルプ化が容易である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/263 D06M 15/263 D21H 17/37 D21H 17/37 //(C08F 220/18 C08F 220:06 220:06 236:04 236:04) C08F 222:00 (C08F 220/18 222:00 236:04) Fターム(参考) 4J002 AE03X AF023 BG04W BG05W BH02W CF003 DE106 DE136 DE146 DE236 DJ016 DJ036 DJ046 DJ056 FD013 FD016 GG02 GH00 GK02 GK04 HA06 HA07 4J100 AJ01Q AJ02Q AJ08Q AJ09Q AK32Q AL03P AL04P AL05P AL36Q AS02R AS03R AS07R CA05 DA25 DA37 EA06 FA20 JA01 JA11 JA13 4L033 AB01 AB07 AC03 AC15 BA01 CA18 CA68 DA02 DA05 4L055 AG11 AG12 AG17 AG51 AG63 AG71 AG75 AG76 AG89 AG97 AH02 AH23 AH37 AJ04 BE08 EA14 EA16 EA20 EA32 FA11 FA19 FA20 FA30 GA47

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族共役ジエン系単量体(a1)0.
    5〜20重量%と、アルキル基の炭素原子数が3〜10
    の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体(a
    2)30〜80重量%と、カルボキシル基含有ビニル系
    単量体(a3)1〜40重量%とを、乳化重合してなる
    ものであることを特徴とする、防湿加工用合成樹脂エマ
    ルジョン。
  2. 【請求項2】 脂肪族共役ジエン系単量体(a1)を2
    〜15重量%、アルキル基の炭素原子数が3〜10の
    (メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体(a2)
    を30〜80重量%、カルボキシル基含有ビニル系単量
    体(a3)を5〜30重量%含有するものである、請求
    項1項記載の防湿加工用合成樹脂エマルジョン。
  3. 【請求項3】 樹脂固形分のガラス転移温度(Tg)
    が、5〜30℃である請求項1または2項記載の防湿加
    工用合成樹脂エマルジョン
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の防湿加工用
    合成樹脂エマルジョン(A)と、ワックス(B)と、疎
    水性粉末(C)を含有することを特徴とする、防湿加工
    用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ワックス(B)として、融点が45〜6
    5℃のパラフィンワックスを、固形分換算で防湿加工用
    合成樹脂エマルジョン(A)の樹脂固形分100重量部
    に対して0.3〜150重量部含有する、請求項4記載
    の防湿加工用樹脂組成物
  6. 【請求項6】 パラフィンワックスが、ノルマルパラフ
    ィンワックスを90重量%以上含有するものである、請
    求項5記載の防湿加工用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 疎水性粉末(C)を、固形分換算で防湿
    加工用合成樹脂エマルジョン(A)の樹脂固形分100
    重量部に対して5〜250重量部含有する、請求項4、
    5または6記載の防湿加工用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 疎水性粉末(C)が、平均粒子径が6〜
    60μmの炭酸カルシウム粉末または平均粒子径が6〜
    60μmの水酸化アルミニウム粉末である、請求項4〜
    7のいずれか1項記載の防湿加工用樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1、2または3記載の防湿加工用
    合成樹脂エマルジョン(A)と、ワックス(B)と、疎
    水性粉末(C)を含有する防湿加工用樹脂組成物が、固
    形分換算で10〜50g/m2 となる塗布量で基材上に
    塗布されていることを特徴とする、防湿材。
  10. 【請求項10】 基材が紙である、請求項9記載の防湿
    材。
  11. 【請求項11】 防湿加工用樹脂組成物が、ワックス
    (B)として、融点が45〜65℃のパラフィンワック
    スを、固形分換算で防湿加工用合成樹脂エマルジョン
    (A)の樹脂固形分100重量部に対して0.3〜15
    0重量部含有し、かつ、疎水性粉末(C)を、固形分換
    算で防湿加工用合成樹脂エマルジョン(A)の樹脂固形
    分100重量部に対して5〜250重量部含有する、請
    求項9または10記載の防湿加工用樹脂組成物。
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