JP2003049001A - シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 - Google Patents
シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品Info
- Publication number
- JP2003049001A JP2003049001A JP2001235075A JP2001235075A JP2003049001A JP 2003049001 A JP2003049001 A JP 2003049001A JP 2001235075 A JP2001235075 A JP 2001235075A JP 2001235075 A JP2001235075 A JP 2001235075A JP 2003049001 A JP2003049001 A JP 2003049001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- fiber base
- molding compound
- smc
- unsaturated polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/04—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
- C08J5/045—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material with vegetable or animal fibrous material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/04—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
- C08J5/047—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material with mixed fibrous material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/06—Unsaturated polyesters
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
品を提供する。また、低比重の繊維を用いることによ
り、軽量なSMC及びSMC成形品を提供する。 【解決手段】 不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量
体、低収縮材、硬化剤及び増粘剤を含有する不飽和ポリ
エステル組成物を合成繊維基材及び天然繊維基材に含浸
させてなるシートモールディングコンパウンドにおいて
合成繊維基材及び天然繊維基材の含有量を1〜40質量
%とすることを特徴とするシートモールディングコンパ
ウンド。
Description
ン、浴室壁パネル等の浴室機器、パネル組立式貯水槽、
浄化槽等に用いられる成形材料であるシートモールディ
ングコンパウンド(以下,SMCと称する)、並びにそ
のSMCを成形した成形品に関する。
不飽和ポリエステルに、添加剤として低収縮剤、硬化
剤、重合禁止剤、充填剤、増粘剤、離型剤、さらには着
色剤等を混ぜたぺーストにガラス繊維を含浸させてシー
ト状にして両側をキャリアフィルムで覆い、熟成して半
固形化させた成形材料である。この、SMCは、金型に
載置して加圧加熱成形され、浴槽、パネル組立式貯水
槽、浄化槽等のSMC成形品として製造される。
加熱成形されたSMC成形品は、その優れた耐久性、耐
水性、機械強度、あるいは成形品表面の光沢等、及び形
状の自由度が大きく意匠性に優れる点等から浴槽等の浴
室機器やパネル組立式貯水槽、浄化槽等として広く用い
られている。しかしながら、前記のSMC成形品は、ジ
シクロペンタジエンや熱可塑性樹脂成形品等と比べてリ
サイクル性や産業廃棄物処理に難点がある。すなわち、
SMC成形品には補強材としてガラス繊維が、一般的に
は10〜50質量%含まれており、そのためにセメント
燃原料等で熱回収リサイクルを行う時には、他の熱可塑
性樹脂成形品に比べて、発生熱量が低く熱回収効率が悪
い、あるいはガラス繊維が残るために燃焼後の廃棄処理
量が多いなどの問題がある。
を含んでいるため、その分離が困難であり、現状不可能
であり、埋め立て処理せざるを得ず、環境問題になりつ
つあるのが現状である。また、SMC成形品は高比重の
ガラス繊維を含むために、ジシクロペンタジエン樹脂や
熱可塑性樹脂に比べて比重が高く、製品の軽量化が難し
く施工性にも劣っている。このようなことから、SMC
成形品は、浄化槽、パネル組み立て式貯水槽、自動車用
外装部材等で、ガラス繊維を含まないジシクロペンタジ
エン樹脂や熱可塑性樹脂にその用途を取って代られつつ
ある。
ので、リサイクル性に優れるSMC及びSMC成形品を
提供することを目的とする。また、低比重の繊維を用い
ることにより、軽量なSMC及びSMC成形品を提供す
ることを目的とする。
する。 1.不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量体、低収縮
材、硬化剤及び増粘剤を含有する不飽和ポリエステル組
成物を合成繊維基材及び天然繊維基材に含浸させてなる
シートモールディングコンパウンドにおいて合成繊維基
材及び天然繊維基材の含有量を1〜40質量%とするこ
とを特徴とするシートモールディングコンパウンド。 2.不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量体、低収縮
材、硬化剤及び増粘剤を含有する不飽和ポリエステル組
成物を合成繊維と天然繊維の混紡基材に含浸させてなる
シートモールディングコンパウンドにおいて合成繊維と
天然繊維の混紡基材の含有量を1〜40質量%とするこ
とを特徴とするシートモールディングコンパウンド。 3.合成繊維基材及び天然繊維基材の混紡基材を主体と
する織布である項1または項2に記載のシートモールデ
ィングコンパウンド。 4.有機繊維基材がポリエステル繊維及び天然繊維がサ
イザル麻を主体としたものである項1、2又は3に記載
のシートモールディングコンパウンド。 5.項1〜4のいずれかに記載の合成繊維基材及び若し
くは天然繊維基材の含有水分率が5%以下である合成繊
維基材及び若しくは天然繊維基材を用いたシートモール
ディングコンパウンド。 6.項1〜5のいずれかに記載の合成繊維基材及び天然
繊維基材の繊維径が5mm以下のものである合成繊維基
材及び天然繊維基材用いたシートモールディングコンパ
ウンド又は合成繊維基材及び天然繊維基材の混紡繊維の
繊維径が、5mm以下のものである合成繊維基材及び天
然繊維基材の混紡繊維を用いたシートモールディングコ
ンパウンド。 7.項1〜6のいずれかに記載のシートモールディング
コンパウンドを、加圧加熱成形したシートモールディン
グコンパウンド成形品。
ングコンパウンド(SMC)は、不飽和ポリエステル樹
脂、重合性単量体、低収縮剤、硬化剤、増粘剤及び繊維
強化材を配合してなる繊維強化成形材料であって、シー
ト状に形成してなるものである。
は、α,β−不飽和多塩基酸又はその無水物を必須成分
として含む多塩基酸成分と多価アルコールを反応させて
得られる。本発明において、不飽和ポリエステル樹脂の
合成原料であるα,β−不飽和多塩基酸又はその無水物
としては、例えば、α,β−不飽和二塩基酸又はその無
水物、例えば、’マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
シトラコン酸、無水マレイン酸、これらの無水物などが
挙げられる。これらは、2種以上併用してもよい。多塩
基酸成分としては、不飽和基の濃度を調節すること、可
撓性、耐熱性などの特性を付与するために、α,β−不
飽和多塩基酸又はその無水物のほか、飽和多塩基酸又は
その無水物を併用するのが好ましい。このとき、α,β
−不飽和多塩基酸又はその無水物としては、多塩基酸成
分のうち、40モル%以上とするのが好ましい。α,β
−不飽和多塩基酸又はその無水物が40モル%より少な
くなると得られる成形品の強度が漸次低下する傾向を示
す。このことから、α,β−不飽和多塩基酸又はその無
水物が、45〜80モル%であるのがより好ましく、5
0〜70モル%であることが特に好ましい。
しては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸、テトラヒドロ無水フ
タル酸、3,6−エンドメチレンテトラヒドロ無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル
酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸、トリメリッ
ト酸、無水トリメリット酸、ヒロメリット酸、ダイマー
酸、こはく酸、アゼライン酸、ロジン−マレイン酸付加
物などが挙げられる。これらは、2種以上を併用しても
よい。
原料である多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,
4−シクロヘキサンジオール、水素添加ビスフェノール
A等の二価アルコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン等の三価アルコール、ペンタエリスリトール等の
四価アルコールなどが挙げられる。これらは、2種以上
を併用してもよい。
比で、多塩基酸成分を1とするとき、多価アルコールを
1〜1.3の範囲で使用することが好ましく、1.03
〜1.05の範囲で使用することがより好ましい。多価
アルコールが少なくなると、得られる不飽和ポリエステ
ル樹脂の分子量が小さくなる傾向にあり、多くなると酸
価が小さくなって増粘剤による増粘の進行が遅くなる傾
向がある。
は、従来から公知の方法によることができる。例えば、
多塩基酸成分、多価アルコール成分とを縮合反応させ、
両成分が反応するときに生じる縮合水を系外に除きなが
ら進められる。縮合水を系外に除去することは、好まし
くは不活性気体を通じることによる自然留出又は減圧留
出によって行われる。縮合水の留出を促進するため、ト
ルエン、キシレンなどの溶剤を共沸成分として系中に添
加することもできる。反応の進行は、一般に反応により
生成する留出分量の測定、末端の官能基の定量、反応系
の粘度の測定などにより知ることができる。反応の温度
は150℃以上とすることが好ましく、また酸化による
副反応を防止するためにチッ素、二酸化炭素などの不活
性気体を通気しながら反応させることが好ましい。この
ことから、反応装置としては、ガラス、ステンレス製等
のものが選ばれ、撹枠装置、水とアルコール成分の共沸
によるアルコール成分の留出を防ぐための分留装置、反
応系の温度を高める加熱装置、この加熱装置の温度制御
装置、チッ素など不活性気体の吹込み装置等を備えた反
応装置を用いるのが好ましい。
00〜4500であることが好ましい。分子量が250
0よりも低いと増粘剤を適量添加しても増粘が上がらず
樹脂組成物とした場合に柔らかく作業性が悪化するなど
の問題が発生する。分子量が4500よりも大きいと粘
度が高くガラス繊維の含浸不良をおこし成形した場合表
面光沢性が低下する。
は、例えば、スチレン、クロルスチレン、ジビニルベン
ゼン、ターシャリブチルスチレン、臭化スチレン等のス
チレン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等のメタクリ
ル酸又はアクリル酸のアルキルエステル、β−ヒドロキ
シメタクリル酸エチル、β−ヒドロキシアクリル酸エチ
ル等のメタクリル酸又はアクリル酸のヒドロキシアルキ
ルエステル、ジアリルフタレート、アクリルアミド、フ
ェニルマレイミドなどがあげられる。また、エチレング
リコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジ
メタクリレート、トリメチールプロパントリメタクリレ
ートなどの多官能のメタクリル酸又はアクリル酸のエス
テル類を用いることもできる。
を配合し、必要により重合禁止剤などを加えて不飽和ポ
リエステル樹脂組成物とされる。このときの不飽和ポリ
エステル樹脂と重合性単量体との配合割合は、両者の合
計量を100重量部とするとき、不飽和ポリエステル樹
脂が25〜80重量部、重合性単量体が75〜20重量
部とするのが好ましい。25重量部未満であると不飽和
ポリエステル樹脂組成物の粘度が低すぎてシート状に塗
布しにくく、また、沈降等のため他の成分と均一に混合
しにくくなり、さらに、得られる繊維強化成形材料を成
形しても硬化収縮率が大きく、成形品に割れ、クラック
等が生じる場合がある。不飽和ポリエステル樹脂が80
重量部を超えると、粘度が高すぎて塗布したり、他の成
分と混合しにくくなる場合がある。このことから、不飽
和ポリエステル樹脂が40〜65重量部、重合性単量体
が60〜35重量部とするのがより好ましい。重合禁止
剤としては、p−ベンゾキノン、ナフトキノン、トルキ
ノン、ハイドロキノン、モノ−t−ブチルハイドロキノ
ン、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。重合
禁止剤は、前記不飽和ポリエステル樹脂と重合性単量体
との総量に対して0.5事量%以下で使用されることが
好ましい。硬化剤を配合したときは、貯蔵安定性のた
め、0.05重量%以上含有させることが好ましい。
リメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリカプロラク
トン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ブタジエンゴム
などの熱可塑性樹脂が用いられる。使用量は、成形品の
収縮率や表面平滑性、表面光沢を考慮して決定され、特
に制限はない。低収縮剤は、前記不飽和ポリエステル樹
脂と重合性単量体との総量に対して20〜50重量%の
範囲で使用されることが好ましい。
ンパーオキサイド類、パーオキシシカーボネート類、ハ
イドロパーオキサイド類、ジアシルパーオキサイド類、
パーオキシケタール類、ジアルキルパーオキサイド類、
パーオキジエステル類、アルキルパーエステル類などが
挙げられる。硬化剤の量は、成形サイクルのみではなく
材料の保存性、色ムラ等の面に影響があるため、それぞ
れに応じて決定される。材料の保存性、成形サイクルの
面から前記不飽和ポリエステル樹脂及び重合性単量体の
総量に対して0.5〜5重量%が好ましく、より好まし
くは1〜3重量%である。
化マグネシウム、酸化カリウム、水酸化カリウム等が用
いられるが、一般的には酸化マグネシウムが用いられ
る。増粘剤の量は、成形材の作業性に応じて決定される
が、前記不飽和ポリエステル樹脂及び重合性単量体の総
量に対して、0.5〜5重量%が好ましく、より好まし
くは0.7〜2重量%である。増粘剤が少なすぎると樹
脂組成物の粘度が上昇しない場合がある。また増粘剤が
多すぎると粘度が上昇し過ぎて制御できなくなる場合が
ある。
は、さらに、適宜、無機充填材、離型剤、安定剤、着色
剤等が配合される。
ム、タルク、クレー等が挙げられる。無機充填材の配合
量は、不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量体及び低収
縮剤との混合物100質量部に対して、100〜200
質量部であることが好ましい。
アリン酸カルシウム等が使用される。離型剤の量は、前
記不飽和ポリエステル樹脂及び重合性単量体の総量に対
して、1〜10重量%が好ましく、より好ましくは2〜
4重量%である。離型剤の量が少なすぎると1重量部未
満では成形品が型に付き、脱型しづらく、また成形品に
クラック等が入る場合がある。また、離型剤が多すぎる
と成形品強度が低下する傾向にある。
が用いられる。これら合成繊維及び天然繊維のSMC中
の含有率は1〜40質量%が好適である。1質量%未満
では、その補強効果が十分でなく、得られたSMC成形
品の強度が不足するためである。また、40質量を超え
ると、不飽和ポリエステル樹脂組成物への含浸性が低下
し、成形品に繊維目、ふくれ、クラック、ピンホール等
の欠陥が発生し、製品外観を損ねるとともに強度も低下
してしまうためである。また、使用する合成繊維及び天
然繊維の形態は、織布、クロス、あるいはチョップド短
繊維等を用いることができるが、織布は、SMCの成形
時(成形品の製造時)に、クロスよりも樹脂の流動性が
よく、チョップド短繊維よりも繊維の均一分散性、樹脂
含浸性がよい。合成繊維及び天然繊維基材を構成する合
成繊維及び天然繊維の長さは、3〜150mmが好適で
ある。繊維長が3mm未満では補強効果が不十分で成形
品の強度が不足し、150mmを超えると成形時の樹脂
の流動性が悪く、成形品外観が損なわれ、又、リブやポ
スヘの充填性も悪く、成形品の用途、形状が制限される
ためである。また、合成繊維及び天然繊維基材を構成す
る合成繊維及び天然繊維の繊維径は5mm以下が好適で
ある。5mmを超えると樹脂の含浸性が悪く、成形品の
強度が不足するとともに外観が損なわれ、成形品への用
途、形状が制限されるためである。特に、安価な天然繊
維は繊維径が一定ではなく、同一条件で撚糸した場合で
も基材径が5mmを超える場合があるので、繊維径が一
定な合成繊維を混合或いは混紡することにより、基材の
品質管理上限値である基材径5mmを超えないようにし
た。繊維径は10μm以上であることが好ましい。上記
の合成繊維としては、ポリエステル繊維、セルロース繊
維、ナイロン繊維、アラミド繊維等を用いることができ
るが、ポリエステル繊維が、不飽和ポリエステル樹脂と
の密着性に優れることから、好適である。また、天然繊
維としては、軟質繊維である亜麻、苧麻、大麻、黄麻、
商麻、ケナフ、ローゼル、マルパ、サンヘンプ等の繊維
の他、硬質繊維であるマニラ麻、サイザル麻、コイヤー
ファイバー等の繊維を用いることができるが、サイザル
麻繊維が、繊維補強材として優れることから、好適であ
る。ここで使用する合成繊維基材及び天然繊維基材の含
有水分率は5%以下が望ましい。成形材の作業性から酸
化マグネシウムなどの増粘剤が添加されるが、繊維基材
の含有水分率が高いと増粘剤と水分が反応してしまうた
め、増粘効果が失われ、SMCが低粘度のまま推移し、
作業性が上がらなくなってしまう。このときの、繊維基
材の上限の含有水分率が5%程度である。特に、天然繊
維は含有水分率が季節、産地により異なるため、基材の
含有水分率の管理が難しいため、安価な天然繊維単独で
はなく、合成繊維(含有水分率一定)との混合或いは混
紡による含有水分率管理を容易(混紡による含有水分率
上限値を5%とし管理する)にした。
するやり方、すなわちSMCの製造方法には5通りあ
る。まず、一つ目は合成繊維と天然繊維を撚糸してお
き、この撚糸した繊維を3〜150mmの繊維長さにカ
ットし、チョップ状にして不飽和ポリエステル樹脂に散
布する方法、二つ目は合成繊維と天然繊維の撚糸したも
のを織り、すなわち織布とし、不飽和ポリエステル樹脂
とキャリアフィルムとの問に挟み込む方法、三つ目は合
成繊維、天然繊維それぞれをカットし、チョップ状にし
て不飽和ポリエステル樹脂に散布する方法がある。四つ
目は合成繊維と天然繊維の織布を不飽和ポリエステル樹
脂とキャリアフィルムとの間に挟み込みながら、合成繊
維と天然繊維とを撚糸したものをカットし、チョップ状
にし散布する方法、五つ目は合成繊維と天然繊維の織布
を不飽和ポリエステル樹脂とキャリアフィルムとの間に
挟み込みながら、合成繊維と天然繊維とをそれぞれカッ
トし、チョップ状にし散布する方法がある。
製造することができる。前記不飽和ポリエステル樹脂組
成物を、上下に配置されたキャリアフィルムに均一な厚
さとなるように塗布し、巻きだし装置から巻き出された
所定の大きさの繊維補強材を上記した上下に配置された
キャリアフィルムの不飽和ポリエステル樹脂組成物に挟
み込み、次いで、全体を含浸ロールの間に通して、圧力
を加えて繊維補強材を不飽和ポリエステル樹脂組成物に
含浸させた後、ロール状に巻き取るかつづら折りに畳
む。この後、必要に応じて熟成等を行う。増粘剤を配合
した場合には室温〜60℃の温度に加熱して熟成するこ
とが好ましい。離型フィルムとしては、ポリエチレンフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム等を用いることができ
る。
0〜18,000Pa・sとなるように調整されるのが
好ましい。粘度が低すぎると、成形品表面にスカミング
が発生し易く、また粘度が高すぎると型締め時間が長く
なって成形サイクルが長くなる傾向を示す。繊維強化成
形材料の粘度は、40℃において1,500Pa・s〜
15,000Pa・sとなるように調整されるのがより
好ましく、3,500〜12,000Pa・sとなるよ
うに調整されるのが特に好ましい。ただし、繊維強化成
形材料の最適の粘度は、成形品によって決定される。ま
た、繊維強化成形材料の粘度は増粘剤の配合量や熟成条
件によって調整することができる。
にチャージする方法と前記記載の合成繊維と天然繊維と
の織布とSMCを同時に成形機にチャージする方法があ
る。SMCは、圧縮成形、トランスファー成形等により
成形され、広範囲なFRP成形品を得ることができる。
成形温度は60〜150℃、成形圧力は0.1〜10M
Paであることが好ましい。
と、軽量化が図れ運搬がし易く、又衝撃を受けた時にク
ラックが発生しにくくなり、パネル組立式貯水槽、浄化
槽等の大型容器の他住宅設備機器、自動車用部材の成形
品等に優れた特性を持たせることができる。
ポリエステル樹脂として、ポリセツトPS−9415
(不飽和ポリエステル樹脂40質量%のスチレン溶液、
日立化成工業株式会社製、商品名)、低収縮剤としてポ
リスチレン(デンカスチロール、電気化学工業株式会社
商品名)を用いた。
テル樹脂80質量部(スチレン60質量%)及びスチレ
ンに溶解したポリスチレン20質量部(スチレン60質
量%)、そして、この重合性単量体のスチレンで希釈さ
れた不飽和ポリエステルとスチレンで溶解したポリスチ
レンの混合物100質量部に対して、硬化剤のt−ブチ
ルパーオキシベンゾエート1質量部、重合禁止剤のパラ
ベンゾキノン0.05質量部、離型剤のステアリン酸亜
鉛4質量部、及び増粘剤の酸化マグネシウム0.8質量
部を配合した。このように配合して得られた不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を、表1又は表2に示すように所定
の合成繊維及び天然繊維を所定含有量にて含浸させ、S
MCを作製した。
加圧加熱成形した。なお、成形条件は、SMC投入重量
1.5kg、チャージ面積0.05m2(15cm
角)、成形圧力9MPa、保圧時間4分に成形した。
で表面の樹脂を取り除きながら観察し、樹脂が含浸され
ていない繊維基材の箇所の有無を目視判断した。樹脂が
含浸されていない繊維基材の箇所がない場合を○とし
て、その箇所が有る場合を×として評価した。 (2)成型品の外観 得られた成型品を目視観察し、SMCの充填度合い、ふ
くれ、巣、ピンホール等の欠陥の有無を調べた。欠陥の
ないものを○として、欠陥のあるものを×として評価し
た。 (3)成型品比重 電子天秤式の比重計により測定した。 (4)曲げ強さ JISK6911に準じ、オリエンテック(株)製引張
試験機により測定した。 (5)灼熱時の発熱量及び残分 SMC成形品を示差熱熱重量同時測定装置にて600℃
で2時問処理したときの発熱量及び処理後の残分量を測
定した。比較例1のSMC成形品では残分が70質量%
で、ガラス繊維がその中に含まれていたのに対して、実
施例1〜5のSMC成形品は残分が50質量%で、ガラ
ス繊維が存在しないために完全な微粉状であった。ま
た、発熱量も同重量当たりの燃焼可能分が多いために高
かった。
ガラス繊維に代えて合成繊維及び天然繊維基材を含浸さ
せたSMC及びその成形品は、焼却不可能なガラス繊維
を含まないために焼却残分が少なく、したがって、セメ
ント燃原料としても熱効率が高く、また、残査も粉状で
あるため、廃棄処理も容易である。また、ガラス繊維に
代えて比重の低い合成繊維及び天然繊維を用いるために
成形品の低比重化が図れ、製品の軽量化にも有用であ
る。植物系の天然繊維を使用することから、その製造エ
ネルギは低エネルギとなり、石化資源の使用量削減及び
地球環境に対する負荷低減も図れる。
Claims (7)
- 【請求項1】 不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量
体、低収縮材、硬化剤及び増粘剤を含有する不飽和ポリ
エステル組成物を合成繊維基材及び天然繊維基材に含浸
させてなるシートモールディングコンパウンドにおいて
合成繊維基材及び天然繊維基材の含有量を1〜40質量
%とすることを特徴とするシートモールディングコンパ
ウンド。 - 【請求項2】 不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量
体、低収縮材、硬化剤及び増粘剤を含有する不飽和ポリ
エステル組成物を合成繊維と天然繊維の混紡基材に含浸
させてなるシートモールディングコンパウンドにおいて
合成繊維と天然繊維の混紡基材の含有量を1〜40質量
%とすることを特徴とするシートモールディングコンパ
ウンド。 - 【請求項3】 合成繊維基材及び天然繊維基材の混紡基
材を主体とする織布である請求項1または請求項2に記
載のシートモールディングコンパウンド。 - 【請求項4】 有機繊維基材がポリエステル繊維及び天
然繊維がサイザル麻を主体としたものである請求項1又
は2又は3に記載のシートモールディングコンパウン
ド。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の合成繊
維基材及び若しくは天然繊維基材の含有水分率が5%以
下である合成繊維基材及び若しくは天然繊維基材を用い
たシートモールディングコンパウンド。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の合成繊
維基材及び天然繊維基材の繊維径が5mm以下のもので
ある合成繊維基材及び天然繊維基材用いたシートモール
ディングコンパウンド又は合成繊維基材及び天然繊維基
材の混紡繊維の繊維径が、5mm以下のものである合成
繊維基材及び天然繊維基材の混紡繊維を用いたシートモ
ールディングコンパウンド。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のシート
モールディングコンパウンドを、加圧加熱成形したシー
トモールディングコンパウンド成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001235075A JP2003049001A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001235075A JP2003049001A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003049001A true JP2003049001A (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=19066578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001235075A Pending JP2003049001A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003049001A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006059526A1 (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Nichimen Chemical Industry Co., Ltd. | 竹繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 |
| WO2007110660A1 (en) * | 2006-03-25 | 2007-10-04 | Building Research Establishment Ltd | Process for making composite products |
| WO2014118101A1 (en) * | 2013-01-29 | 2014-08-07 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Process for preparing a fiber-reinforced composite material |
| JP2017071719A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 有限会社アルカディア | 複合合成樹脂組成物および該組成物を使用した構築物 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03290453A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-20 | Chisso Corp | ポリプロピレン樹脂組成物 |
| JP2001098059A (ja) * | 1999-06-18 | 2001-04-10 | Hitachi Chem Co Ltd | 不飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂組成物、成形材料、シート状成形材料及び繊維強化プラスチック成形品の製造方法 |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001235075A patent/JP2003049001A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03290453A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-20 | Chisso Corp | ポリプロピレン樹脂組成物 |
| JP2001098059A (ja) * | 1999-06-18 | 2001-04-10 | Hitachi Chem Co Ltd | 不飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂組成物、成形材料、シート状成形材料及び繊維強化プラスチック成形品の製造方法 |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006059526A1 (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Nichimen Chemical Industry Co., Ltd. | 竹繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 |
| WO2007110660A1 (en) * | 2006-03-25 | 2007-10-04 | Building Research Establishment Ltd | Process for making composite products |
| GB2449833A (en) * | 2006-03-25 | 2008-12-03 | Building Res Establishment Ltd | Process for making composite products |
| GB2449833B (en) * | 2006-03-25 | 2010-11-24 | Building Res Establishment Ltd | Process for making composite products |
| WO2014118101A1 (en) * | 2013-01-29 | 2014-08-07 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Process for preparing a fiber-reinforced composite material |
| JP2016504477A (ja) * | 2013-01-29 | 2016-02-12 | アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップAkzo Nobel Chemicals International B.V. | 繊維強化複合材料の製造方法 |
| EP2951233B1 (en) | 2013-01-29 | 2016-12-14 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Process for preparing a fiber-reinforced composite material |
| US9873795B2 (en) | 2013-01-29 | 2018-01-23 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Process for preparing a fiber-reinforced composite material |
| JP2017071719A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | 有限会社アルカディア | 複合合成樹脂組成物および該組成物を使用した構築物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR19990007951A (ko) | 불포화 폴리에스테르수지 조성물 및 시트상 성형재료 | |
| KR100244441B1 (ko) | 몰드재 및 몰드모터 | |
| JP2003049001A (ja) | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2001279077A (ja) | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| US20060252868A1 (en) | Low-density, class a sheet molding compounds from isophthalate-maleate thermoset resins | |
| JP2005139221A (ja) | シートモールディングコンパウンド及び成形品 | |
| JP2003192810A (ja) | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2005154457A (ja) | シートモールディングコンパウンド | |
| JP2001115001A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂材料、シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2001213981A (ja) | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2003292648A (ja) | シートモールディングコンパウンド | |
| JP2001115000A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物、シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2001152002A (ja) | バルクモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2002167453A (ja) | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2001152001A (ja) | バルクモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2002167448A (ja) | シートモールディングコンパウンドを用いた成形品 | |
| JP2001214046A (ja) | 浴室用壁パネル | |
| JP2001213982A (ja) | シートモールディングコンパウンド及びそれを用いた成形品 | |
| JP2004346151A (ja) | リサイクルポリエチレンテレフタレートを原材料とした、高分子量不飽和ポリエステル、不飽和ポリエステル樹脂組成物、この不飽和ポリエステル樹脂組成物を使用した成形材料、及びその製造方法 | |
| JP2005139257A (ja) | 成形材料及び成形品 | |
| JP2003105110A (ja) | シートモールディングコンパウンド並びにシートモールディングコンパウンド成形品 | |
| JP2003105111A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂成形品の製造方法 | |
| JP2005139256A (ja) | シートモールディングコンパウンド | |
| JP2000178425A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 | |
| JPH11293100A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及びシートモールディングコンパウンド並びにシートモールディングコンパウンド成形品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080407 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080602 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110127 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111101 |