JP2003046403A - ダイレクトコンバージョン受信機 - Google Patents
ダイレクトコンバージョン受信機Info
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- JP2003046403A JP2003046403A JP2001232991A JP2001232991A JP2003046403A JP 2003046403 A JP2003046403 A JP 2003046403A JP 2001232991 A JP2001232991 A JP 2001232991A JP 2001232991 A JP2001232991 A JP 2001232991A JP 2003046403 A JP2003046403 A JP 2003046403A
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- antenna
- baseband
- attenuator
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
- H03G3/3052—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
- H03G3/3068—Circuits generating control signals for both R.F. and I.F. stages
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/30—Circuits for homodyne or synchrodyne receivers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信電力が強電界になった場合でも、後段に
設けたミキサでの飽和を防止すると共に、局部発振信号
の漏洩による副次発射信号の電力を抑圧するダイレクト
コンバージョン受信機を得る。 【解決手段】 フロントエンドに可変減衰器104を設
け、強電界の場合には、この可変減衰器104の減衰量
を増加させ、フロントエンドにおける減衰量及びリバー
スアイソレーションを確保することで、ミキサ106,
107の飽和による受信感度抑圧を防止すると共に、ミ
キサで周波数変換の際に用いられる局部発振信号の一部
がミキサからアンテナ101の方向に漏洩する副次発射
信号の電力を抑圧する。
設けたミキサでの飽和を防止すると共に、局部発振信号
の漏洩による副次発射信号の電力を抑圧するダイレクト
コンバージョン受信機を得る。 【解決手段】 フロントエンドに可変減衰器104を設
け、強電界の場合には、この可変減衰器104の減衰量
を増加させ、フロントエンドにおける減衰量及びリバー
スアイソレーションを確保することで、ミキサ106,
107の飽和による受信感度抑圧を防止すると共に、ミ
キサで周波数変換の際に用いられる局部発振信号の一部
がミキサからアンテナ101の方向に漏洩する副次発射
信号の電力を抑圧する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイレクトコンバー
ジョン受信機に関し、特にダイレクトコンバージョン受
信機における副次発射信号の電力の抑圧及びダイレクト
コンバージョン受信機を構成する周波数変換器の飽和に
よる受信感度抑圧の防止に関するものである。
ジョン受信機に関し、特にダイレクトコンバージョン受
信機における副次発射信号の電力の抑圧及びダイレクト
コンバージョン受信機を構成する周波数変換器の飽和に
よる受信感度抑圧の防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信に用いられる受信機は、
受信信号の周波数と異なる周波数の局部発振信号を用い
て、受信信号の周波数を中間周波数帯域の周波数に周波
数変換し、さらに中間周波数帯域の受信信号を直交復調
すると共に、ベースバンド帯域の周波数に周波数変換す
るシングルコンバージョン方式の受信機が知られてい
る。このようなシングルコンバージョン方式を用いた受
信機では、無線帯域の受信信号を中間周波数帯域の受信
信号に周波数変換する周波数変換器や、中間周波数帯域
の受信信号のみを通過させる帯域ろ波器や、周波数変換
変換のために複数個の発振器が必要となるなど、受信機
の小型・軽量化という観点からは限界があった。
受信信号の周波数と異なる周波数の局部発振信号を用い
て、受信信号の周波数を中間周波数帯域の周波数に周波
数変換し、さらに中間周波数帯域の受信信号を直交復調
すると共に、ベースバンド帯域の周波数に周波数変換す
るシングルコンバージョン方式の受信機が知られてい
る。このようなシングルコンバージョン方式を用いた受
信機では、無線帯域の受信信号を中間周波数帯域の受信
信号に周波数変換する周波数変換器や、中間周波数帯域
の受信信号のみを通過させる帯域ろ波器や、周波数変換
変換のために複数個の発振器が必要となるなど、受信機
の小型・軽量化という観点からは限界があった。
【0003】これに対し、受信信号の周波数と同一の周
波数の局部発振信号を用いて、受信信号を直交復調する
と共に、直接ベースバンド帯域の受信信号に周波数変換
するダイレクトコンバージョン方式を用いた受信機が、
受信機の小型・軽量化という観点から、近年脚光を浴び
ている。
波数の局部発振信号を用いて、受信信号を直交復調する
と共に、直接ベースバンド帯域の受信信号に周波数変換
するダイレクトコンバージョン方式を用いた受信機が、
受信機の小型・軽量化という観点から、近年脚光を浴び
ている。
【0004】ところが、かかるダイレクトコンバージョ
ン方式を用いた受信機は、受信信号の周波数と局部発振
信号の周波数が同一であるため、周波数変換器に入力さ
れる局部発振信号の電力の一部が漏洩し、アンテナから
放射されるという問題がある。この問題は副次発射とし
て知られており、以下のとおり説明できる。シングルコ
ンバージョン方式を用いた受信機では、受信信号の周波
数と局部発振信号の周波数が異なるため、受信機の段間
に設けた受信信号のみを通過させる帯域ろ波器を用いて
漏洩している局部発振信号を除去することが可能である
が、ダイレクトコンバージョン方式を用いた受信機で
は、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数が同一で
あるため、受信機の段間に設けた帯域ろ波器では、漏洩
している局部発振信号を除去することができないためで
ある。
ン方式を用いた受信機は、受信信号の周波数と局部発振
信号の周波数が同一であるため、周波数変換器に入力さ
れる局部発振信号の電力の一部が漏洩し、アンテナから
放射されるという問題がある。この問題は副次発射とし
て知られており、以下のとおり説明できる。シングルコ
ンバージョン方式を用いた受信機では、受信信号の周波
数と局部発振信号の周波数が異なるため、受信機の段間
に設けた受信信号のみを通過させる帯域ろ波器を用いて
漏洩している局部発振信号を除去することが可能である
が、ダイレクトコンバージョン方式を用いた受信機で
は、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数が同一で
あるため、受信機の段間に設けた帯域ろ波器では、漏洩
している局部発振信号を除去することができないためで
ある。
【0005】この問題を解決する方法として、特開平1
1−46153号公報に開示された技術がある。図5を
用いてこの特開平11−46153号公報の受信機の動
作を説明する。当該公報に開示されている受信機は、ア
ンテナ301と、低雑音増幅器であるLNA302と、
逓倍器303と、ミキサ304,305と、移相器30
6と、局部発振器307と、ベースバンド増幅器30
8,309と、ローパスフィルタ310,311と、位
相検波器312と、音声増幅器313とにより構成さ
れ、それぞれの構成要素が、図5のように接続されてダ
イレクトコンバージョン方式を用いた受信機を構成して
いる。
1−46153号公報に開示された技術がある。図5を
用いてこの特開平11−46153号公報の受信機の動
作を説明する。当該公報に開示されている受信機は、ア
ンテナ301と、低雑音増幅器であるLNA302と、
逓倍器303と、ミキサ304,305と、移相器30
6と、局部発振器307と、ベースバンド増幅器30
8,309と、ローパスフィルタ310,311と、位
相検波器312と、音声増幅器313とにより構成さ
れ、それぞれの構成要素が、図5のように接続されてダ
イレクトコンバージョン方式を用いた受信機を構成して
いる。
【0006】図5において、アンテナ301で受信され
た受信信号は、LNA302で増幅され、逓倍器303
でn逓倍される。逓倍器303にて周波数がn逓倍され
た受信信号は、局部発振器307より出力される局部発
振信号を用いて、ミキサ304,305にて、直交復調
されると共に、バースバンド帯域の受信信号に変換さ
れ、ベースバンド増幅器308,309に入力される。
ベースバンド増幅器308,309で増幅された受信信
号は、ローパスフィルタ310,311を経て、位相検
波器312で検波され、音声増幅器313に入力され
る。
た受信信号は、LNA302で増幅され、逓倍器303
でn逓倍される。逓倍器303にて周波数がn逓倍され
た受信信号は、局部発振器307より出力される局部発
振信号を用いて、ミキサ304,305にて、直交復調
されると共に、バースバンド帯域の受信信号に変換さ
れ、ベースバンド増幅器308,309に入力される。
ベースバンド増幅器308,309で増幅された受信信
号は、ローパスフィルタ310,311を経て、位相検
波器312で検波され、音声増幅器313に入力され
る。
【0007】ここで、ミキサ304,305にて、周波
数変換の際に用いられる局部発振信号の周波数はn逓倍
された受信信号の周波数と同一の周波数に設定されてい
る。よって、アンテナ301で受信した受信信号の周波
数と局部発振器307の周波数が異なる。局部発振信号
の一部はミキサ304及び305からアンテナ301方
向へ漏洩されるが、受信信号の周波数と局部発振信号の
周波数が異なるため、局部発振信号の周波数帯域は、L
NA302とアンテナ301の阻止域となり、LNA3
02及びアンテナ301とで減衰されるので、副次発射
信号の電力を抑圧できる。
数変換の際に用いられる局部発振信号の周波数はn逓倍
された受信信号の周波数と同一の周波数に設定されてい
る。よって、アンテナ301で受信した受信信号の周波
数と局部発振器307の周波数が異なる。局部発振信号
の一部はミキサ304及び305からアンテナ301方
向へ漏洩されるが、受信信号の周波数と局部発振信号の
周波数が異なるため、局部発振信号の周波数帯域は、L
NA302とアンテナ301の阻止域となり、LNA3
02及びアンテナ301とで減衰されるので、副次発射
信号の電力を抑圧できる。
【0008】また、ダイレクトコンバージョン方式を用
いた別の受信機の例としては、従来から図6に示すよう
な受信機も知られている。図6を用いてダイレクトコン
バージョン方式を用いた別の受信機の動作を説明する。
図6に示したダイレクトコンバージョン方式を用いた別
の受信機は、アンテナ401と、アンテナ共用器402
と、スイッチ403,405と、LNA404と、高周
波フィルタ406と、ミキサ407,408と、移相器
409と、局部発振器410と、ベースバンド増幅器4
11,412と、ローパスフィルタ413,414と、
ベースバンド信号処理部415とにより構成され、それ
ぞれの構成要素が図6のように接続されて受信機を構成
している。
いた別の受信機の例としては、従来から図6に示すよう
な受信機も知られている。図6を用いてダイレクトコン
バージョン方式を用いた別の受信機の動作を説明する。
図6に示したダイレクトコンバージョン方式を用いた別
の受信機は、アンテナ401と、アンテナ共用器402
と、スイッチ403,405と、LNA404と、高周
波フィルタ406と、ミキサ407,408と、移相器
409と、局部発振器410と、ベースバンド増幅器4
11,412と、ローパスフィルタ413,414と、
ベースバンド信号処理部415とにより構成され、それ
ぞれの構成要素が図6のように接続されて受信機を構成
している。
【0009】図6において、アンテナ401で受信され
た受信信号はアンテナ共用器402を経て、スイッチ4
03に入力される。スイッチ403,405は受信信号
の受信電力に応じて受信信号を処理する経路を切り替え
る。すなわち、受信電力が小さい場合はLNA404側
の経路が選択され、受信電力が大きい場合はLNA40
4をバイパスする経路が選択される。スイッチ403,
405を設けてLAN404をバイパスする理由は、入
力される受信信号の電力が増加した際、LNA404の
後段に設けられたミキサ407,408の飽和を防ぐた
めである。
た受信信号はアンテナ共用器402を経て、スイッチ4
03に入力される。スイッチ403,405は受信信号
の受信電力に応じて受信信号を処理する経路を切り替え
る。すなわち、受信電力が小さい場合はLNA404側
の経路が選択され、受信電力が大きい場合はLNA40
4をバイパスする経路が選択される。スイッチ403,
405を設けてLAN404をバイパスする理由は、入
力される受信信号の電力が増加した際、LNA404の
後段に設けられたミキサ407,408の飽和を防ぐた
めである。
【0010】受信電力に応じて通過する経路が異なる
が、スイッチ405より出力された受信信号は、高周波
フィルタ406を経て、ミキサ407,408に入力さ
れる。ミキサ407,408では、局部発振器410よ
り出力される局部発振信号を用いて、入力された受信信
号を直交復調すると共に、直接ベースバンド帯域の受信
信号に周波数変換する。ベースバンド帯域の受信信号に
周波数変換された受信信号は、ベースバンド増幅器41
1,412で増幅され、更に、ローパスフィルタ41
3,414を経て、ベースバンド信号処理部415に入
力される。
が、スイッチ405より出力された受信信号は、高周波
フィルタ406を経て、ミキサ407,408に入力さ
れる。ミキサ407,408では、局部発振器410よ
り出力される局部発振信号を用いて、入力された受信信
号を直交復調すると共に、直接ベースバンド帯域の受信
信号に周波数変換する。ベースバンド帯域の受信信号に
周波数変換された受信信号は、ベースバンド増幅器41
1,412で増幅され、更に、ローパスフィルタ41
3,414を経て、ベースバンド信号処理部415に入
力される。
【0011】この図6の従来例では、LNA404にお
けるリバースアイソレーションを利用して局部発振信号
から漏洩する副次発射信号の電力を減衰させる方法を用
いている。
けるリバースアイソレーションを利用して局部発振信号
から漏洩する副次発射信号の電力を減衰させる方法を用
いている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来例に
おいては、受信周波数が280MHz帯程度であれば、
逓倍器303も容易に実現できるが、近年の無線通信で
は受信周波数が800MHz以上もしくは2GHz程度
であり、逓倍器303の実現が困難であるだけでなく、
局部発振信号を発振する局部発振器307の実現も困難
であるという欠点がある。
おいては、受信周波数が280MHz帯程度であれば、
逓倍器303も容易に実現できるが、近年の無線通信で
は受信周波数が800MHz以上もしくは2GHz程度
であり、逓倍器303の実現が困難であるだけでなく、
局部発振信号を発振する局部発振器307の実現も困難
であるという欠点がある。
【0013】また、図6に示した別の従来例では、入力
電力が大きくなると、ミキサ407,408の飽和を防
止するために、スイッチ403,405がLNA404
をバイパスする経路を選択するため、LNA404での
リバースアイソレーションが得られず、副次発射信号の
電力を抑圧することができないという欠点がある。
電力が大きくなると、ミキサ407,408の飽和を防
止するために、スイッチ403,405がLNA404
をバイパスする経路を選択するため、LNA404での
リバースアイソレーションが得られず、副次発射信号の
電力を抑圧することができないという欠点がある。
【0014】本発明の目的は、受信電力が強電界になっ
た場合でも、後段に設けたミキサでの飽和を防止すると
共に、局部発振信号の漏洩による副次発射信号の電力を
抑圧するダイレクトコンバージョン方式を用いた受信機
を提供することである。
た場合でも、後段に設けたミキサでの飽和を防止すると
共に、局部発振信号の漏洩による副次発射信号の電力を
抑圧するダイレクトコンバージョン方式を用いた受信機
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アンテ
ナからの高周波受信信号を増幅してミキサにおいてベー
スバンド信号に変換するようにしたダイレクトコンバー
ジョン受信機であって、前記ミキサの前段に設けられた
可変減衰器と、アンテナ受信電力と第一のしきい値とを
比較してこの比較結果に基づいて前記減衰器の減衰量を
制御する制御手段とを含むことを特徴とするダイレクト
コンバージョン受信機が得られる。そして、前記制御手
段は、前記アンテナ受信入力が前記第一のしきい値より
大なる時に、前記減衰器の減衰量を増加するようにした
ことを特徴とする。
ナからの高周波受信信号を増幅してミキサにおいてベー
スバンド信号に変換するようにしたダイレクトコンバー
ジョン受信機であって、前記ミキサの前段に設けられた
可変減衰器と、アンテナ受信電力と第一のしきい値とを
比較してこの比較結果に基づいて前記減衰器の減衰量を
制御する制御手段とを含むことを特徴とするダイレクト
コンバージョン受信機が得られる。そして、前記制御手
段は、前記アンテナ受信入力が前記第一のしきい値より
大なる時に、前記減衰器の減衰量を増加するようにした
ことを特徴とする。
【0016】また、本発明によれば、アンテナからの高
周波受信信号を増幅する増幅器を有し、この増幅出力を
ミキサにおいてベースバンド信号に変換するようにした
ダイレクトコンバージョン受信機であって、前記増幅器
に並列に設けられた減衰器と、アンテナ受信電力と第一
のしきい値とを比較してこの比較結果に基づいて前記減
衰器の経路と前記増幅器の経路とを切替え制御かる切替
え制御手段とを含むことを特徴とするダイレクトコンバ
ージョン受信機が得られる。そして、前記切替え制御手
段は、前記アンテナ受信入力が前記第一のしきい値より
大なる時に、前記減衰器の経路に切替えるようにしたこ
とを特徴とする。
周波受信信号を増幅する増幅器を有し、この増幅出力を
ミキサにおいてベースバンド信号に変換するようにした
ダイレクトコンバージョン受信機であって、前記増幅器
に並列に設けられた減衰器と、アンテナ受信電力と第一
のしきい値とを比較してこの比較結果に基づいて前記減
衰器の経路と前記増幅器の経路とを切替え制御かる切替
え制御手段とを含むことを特徴とするダイレクトコンバ
ージョン受信機が得られる。そして、前記切替え制御手
段は、前記アンテナ受信入力が前記第一のしきい値より
大なる時に、前記減衰器の経路に切替えるようにしたこ
とを特徴とする。
【0017】上記構成に加えて、更に、前記ベースバン
ド信号を増幅するベースバンド増幅器と、この増幅出力
のレベルに基づいて受信電力を算出する手段と、この受
信電力算出結果と第二のしきい値とを比較してこの比較
結果に応じて前記ベースバンド増幅器の利得制御をなす
手段とを含むことを特徴とし、前記制御手段は、前記ア
ンテナから前記ベースバンド増幅器の入力端までの利得
と、前記受信電力算出結果と、前記ベースバンド増幅器
の利得制御量とを用いて前記アンテナ受信電力を算出す
る手段と、この算出出力と前記第一のしきい値とを比較
する比較手段とを有することを特徴とする。
ド信号を増幅するベースバンド増幅器と、この増幅出力
のレベルに基づいて受信電力を算出する手段と、この受
信電力算出結果と第二のしきい値とを比較してこの比較
結果に応じて前記ベースバンド増幅器の利得制御をなす
手段とを含むことを特徴とし、前記制御手段は、前記ア
ンテナから前記ベースバンド増幅器の入力端までの利得
と、前記受信電力算出結果と、前記ベースバンド増幅器
の利得制御量とを用いて前記アンテナ受信電力を算出す
る手段と、この算出出力と前記第一のしきい値とを比較
する比較手段とを有することを特徴とする。
【0018】本発明の作用を述べる。ダイレクトコンバ
ージョン受信機のフロントエンド部に可変減衰器を設
け、受信機が強電界の信号を受信している場合に、可変
減衰器の減衰量を増加するように制御し、フロントエン
ド部における減衰量及びリバースアイソレーションを、
当該可変減衰器で確保することにより、ミキサの飽和に
よる受信感度抑圧を防止し、ミキサで周波数変換の際に
使用される局部発振信号の一部がミキサからアンテナ方
向へ漏洩する副次発射信号の電力を抑圧する。また、ダ
イレクトコンバージョン受信機のフロントエンド部に低
雑音増幅器の経路に並列に減衰器の経路を設け、受信機
が強電界の信号を受信している場合に、減衰器の経路を
選択するように制御して、上記同様の作用効果を得る。
ージョン受信機のフロントエンド部に可変減衰器を設
け、受信機が強電界の信号を受信している場合に、可変
減衰器の減衰量を増加するように制御し、フロントエン
ド部における減衰量及びリバースアイソレーションを、
当該可変減衰器で確保することにより、ミキサの飽和に
よる受信感度抑圧を防止し、ミキサで周波数変換の際に
使用される局部発振信号の一部がミキサからアンテナ方
向へ漏洩する副次発射信号の電力を抑圧する。また、ダ
イレクトコンバージョン受信機のフロントエンド部に低
雑音増幅器の経路に並列に減衰器の経路を設け、受信機
が強電界の信号を受信している場合に、減衰器の経路を
選択するように制御して、上記同様の作用効果を得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明の第一の実施の
形態の構成を示すブロック図であり、図2は図1におけ
るベースバンド信号処理部の具体例の構成図である。図
1を参照すると、本発明によるダイレクトコンバージョ
ン受信機は、アンテナ101と、アンテナ共用器102
と、LNA103と、可変減衰器104と、高周波フィ
ルタ105と、ミキサ106,107と、局部発振器1
08と、移相器109と、ローパスフィルタ110,1
11と、ベースバンド増幅器112と、ベースバンド信
号処理部113とにより構成される。
の実施の形態を説明する。図1は本発明の第一の実施の
形態の構成を示すブロック図であり、図2は図1におけ
るベースバンド信号処理部の具体例の構成図である。図
1を参照すると、本発明によるダイレクトコンバージョ
ン受信機は、アンテナ101と、アンテナ共用器102
と、LNA103と、可変減衰器104と、高周波フィ
ルタ105と、ミキサ106,107と、局部発振器1
08と、移相器109と、ローパスフィルタ110,1
11と、ベースバンド増幅器112と、ベースバンド信
号処理部113とにより構成される。
【0020】図2を参照すると、ベースバンド信号処理
部113は、ローパスフィルタ201,202と、A/
D変換器203,204と、ディジタル信号処理部20
5と、受信電力計算部206と、制御データ生成部20
7と、D/A変換器208,209とにより構成されて
いる。
部113は、ローパスフィルタ201,202と、A/
D変換器203,204と、ディジタル信号処理部20
5と、受信電力計算部206と、制御データ生成部20
7と、D/A変換器208,209とにより構成されて
いる。
【0021】図示するように、受信機のフロントエンド
において、可変減衰器104を設け、受信機を構成する
ベースバンド信号処理部113に受信電力計算部206
及び制御データ生成部207を設け、さらに、受信機を
構成するベースバンド信号処理部113に設けた制御デ
ータ生成部207に可変減衰器104の減衰量を制御す
る際に用いる第一のしきい値(図示せず)を設けてい
る。
において、可変減衰器104を設け、受信機を構成する
ベースバンド信号処理部113に受信電力計算部206
及び制御データ生成部207を設け、さらに、受信機を
構成するベースバンド信号処理部113に設けた制御デ
ータ生成部207に可変減衰器104の減衰量を制御す
る際に用いる第一のしきい値(図示せず)を設けてい
る。
【0022】受信機のフロントエンドに設けた可変減衰
器104と、受信機を構成するベースバンド信号処理部
113に設けた受信電力算出部206及び制御データ生
成部207と、制御データ生成部207に設けた第一の
しきい値とは、図示していない基地局から発信された信
号をアンテナ101で受信し、受信した受信信号の受信
電力を受信電力計算部206で算出し、制御データ生成
部207にて、受信電力計算部206より入力された受
信信号の受信電力と、受信機にとって既知であるアンテ
ナ101からベースバンド増幅器112の入力端までの
全利得と、ベースバンド増幅器112の利得の制御量と
を用いて、アンテナ101で受信した信号の受信電力を
算出し、算出した該受信電力と制御データ生成部207
に設けられた第一のしきい値とを比較し、該受信信号の
受信電力がこのしきい値より大きい場合は、可変減衰器
104の減衰量を増加させるような動作を実行する。
器104と、受信機を構成するベースバンド信号処理部
113に設けた受信電力算出部206及び制御データ生
成部207と、制御データ生成部207に設けた第一の
しきい値とは、図示していない基地局から発信された信
号をアンテナ101で受信し、受信した受信信号の受信
電力を受信電力計算部206で算出し、制御データ生成
部207にて、受信電力計算部206より入力された受
信信号の受信電力と、受信機にとって既知であるアンテ
ナ101からベースバンド増幅器112の入力端までの
全利得と、ベースバンド増幅器112の利得の制御量と
を用いて、アンテナ101で受信した信号の受信電力を
算出し、算出した該受信電力と制御データ生成部207
に設けられた第一のしきい値とを比較し、該受信信号の
受信電力がこのしきい値より大きい場合は、可変減衰器
104の減衰量を増加させるような動作を実行する。
【0023】すなわち、アンテナ101で受信した信号
の受信電力が強電界の場合は、可変減衰器104の減衰
量が増加するという動作を実行する。従って、受信機が
強電界の受信信号を受信したとしても、受信機のフロン
トエンドに設けた可変減衰器104の減衰量を増加させ
るので、LNA103の後段に設けたミキサ106及び
107の飽和による受信感度抑圧を防止することが可能
であるだけでなく、可変減衰器104の減衰量が増加す
ることで、受信機のフロントエンドにおけるリバースア
イソレーションが確保されるので、ミキサ106及び1
07にて受信信号の周波数変換の際に用いる局部発振信
号の一部がミキサ106及び107からアンテナ101
方向に漏洩する副次発射信号の電力も抑圧させることが
可能になるのである。
の受信電力が強電界の場合は、可変減衰器104の減衰
量が増加するという動作を実行する。従って、受信機が
強電界の受信信号を受信したとしても、受信機のフロン
トエンドに設けた可変減衰器104の減衰量を増加させ
るので、LNA103の後段に設けたミキサ106及び
107の飽和による受信感度抑圧を防止することが可能
であるだけでなく、可変減衰器104の減衰量が増加す
ることで、受信機のフロントエンドにおけるリバースア
イソレーションが確保されるので、ミキサ106及び1
07にて受信信号の周波数変換の際に用いる局部発振信
号の一部がミキサ106及び107からアンテナ101
方向に漏洩する副次発射信号の電力も抑圧させることが
可能になるのである。
【0024】以下に本実施の形態について詳細に説明す
る。図1を参照すると、図示していない基地局から発信
される信号を受信するためのアンテナ101と、送受信
帯域の信号を切り分けるアンテナ共用器102と、無線
周波数帯域のうち受信帯域のみを増幅するLNA103
と、減衰量の制御が可能な可変減衰器104と、無線周
波数帯域のうち受信帯域のみを通過させる高周波フィル
タ105と、無線帯域の受信信号をベースバンド帯域の
受信信号に周波数変換するミキサ106,107と、周
波数変換の際に用いられる局部発振器108と、直交復
調のために局部発振信号の位相を90゜回転させる移相
器109と、ベースバンド帯域の受信信号のみを通過さ
せるローパスフィルタ110,111と、利得の制御が
可能なベースバンド増幅器112と、誤り訂正などのデ
ィジタル信号処理を施すと共に、可変減衰器104の減
衰量及びベースバンド増幅器112の利得を制御する制
御信号を生成するベースバンド信号処理部113とによ
り構成される。
る。図1を参照すると、図示していない基地局から発信
される信号を受信するためのアンテナ101と、送受信
帯域の信号を切り分けるアンテナ共用器102と、無線
周波数帯域のうち受信帯域のみを増幅するLNA103
と、減衰量の制御が可能な可変減衰器104と、無線周
波数帯域のうち受信帯域のみを通過させる高周波フィル
タ105と、無線帯域の受信信号をベースバンド帯域の
受信信号に周波数変換するミキサ106,107と、周
波数変換の際に用いられる局部発振器108と、直交復
調のために局部発振信号の位相を90゜回転させる移相
器109と、ベースバンド帯域の受信信号のみを通過さ
せるローパスフィルタ110,111と、利得の制御が
可能なベースバンド増幅器112と、誤り訂正などのデ
ィジタル信号処理を施すと共に、可変減衰器104の減
衰量及びベースバンド増幅器112の利得を制御する制
御信号を生成するベースバンド信号処理部113とによ
り構成される。
【0025】アンテナ101はアンテナ共用器102の
送受共用入出力端に接続され、アンテナ共用器102の
送信側入力端は、図示していない送信機の出力端に接続
される。また、アンテナ共用器102の受信側出力端は
LNA103の入力端に接続される。LNA103の出
力端は可変減衰器104の入力端に接続され、可変減衰
器104の制御信号入力端は第一の利得制御信号115
を介してベースバンド信号処理部113に接続される。
送受共用入出力端に接続され、アンテナ共用器102の
送信側入力端は、図示していない送信機の出力端に接続
される。また、アンテナ共用器102の受信側出力端は
LNA103の入力端に接続される。LNA103の出
力端は可変減衰器104の入力端に接続され、可変減衰
器104の制御信号入力端は第一の利得制御信号115
を介してベースバンド信号処理部113に接続される。
【0026】可変減衰器104の出力端は高周波フィル
タ105の入力端に接続され、高周波フィルタ105の
出力端はミキサ106及び107の無線帯域信号入力端
に接続される。また、ミキサ106の局部信号入力端は
移相器109の出力端が接続され、移相器109の入力
端は局部発振器108の出力端に接続される。さらに、
ミキサ107の局部信号入力端は局部発振器108の出
力端が接続される。ミキサ106及び107のベースバ
ンド帯域信号出力端は、それぞれローパスフィルタ11
0及び111の入力端に接続され、ローパスフィルタ1
10及び111の出力端はベースバンド増幅器112の
入力端に接続される。また、ベースバンド増幅器112
の制御信号入力端は第二の利得制御信号114を介して
ベースバンド信号処理部113に接続される。ベースバ
ンド増幅器112の出力端はベースバンド信号処理部1
13の入力端に接続される。
タ105の入力端に接続され、高周波フィルタ105の
出力端はミキサ106及び107の無線帯域信号入力端
に接続される。また、ミキサ106の局部信号入力端は
移相器109の出力端が接続され、移相器109の入力
端は局部発振器108の出力端に接続される。さらに、
ミキサ107の局部信号入力端は局部発振器108の出
力端が接続される。ミキサ106及び107のベースバ
ンド帯域信号出力端は、それぞれローパスフィルタ11
0及び111の入力端に接続され、ローパスフィルタ1
10及び111の出力端はベースバンド増幅器112の
入力端に接続される。また、ベースバンド増幅器112
の制御信号入力端は第二の利得制御信号114を介して
ベースバンド信号処理部113に接続される。ベースバ
ンド増幅器112の出力端はベースバンド信号処理部1
13の入力端に接続される。
【0027】次に、ベースバンド信号処理部113の内
部構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2に
示したベースバンド信号処理部113は、アナログ信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器の折り返し歪
みを除去するためのローパスフィルタ201,202
と、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器203,204と、誤り訂正などのディジタル信号
処理を施すディジタル信号処理部205と、受信信号の
受信電力を計算する受信電力計算部206と、可変減衰
器104の利得を制御する制御信号の生成及び、ベース
バンド増幅器112の利得を制御する制御信号の生成の
ための制御データ生成部207と、ディジタル信号をア
ナログ信号に変換するD/A変換器208,209とに
より構成される。
部構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2に
示したベースバンド信号処理部113は、アナログ信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器の折り返し歪
みを除去するためのローパスフィルタ201,202
と、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器203,204と、誤り訂正などのディジタル信号
処理を施すディジタル信号処理部205と、受信信号の
受信電力を計算する受信電力計算部206と、可変減衰
器104の利得を制御する制御信号の生成及び、ベース
バンド増幅器112の利得を制御する制御信号の生成の
ための制御データ生成部207と、ディジタル信号をア
ナログ信号に変換するD/A変換器208,209とに
より構成される。
【0028】折り返し歪みを除去するためのローパスフ
ィルタ201,202の入力端にはベースバンド増幅器
112の出力端が接続され、ローパスフィルタ201,
202の出力端は、それぞれA/D変換器203,20
4の入力端に接続される。A/D変換器203,204
の出力端はディジタル信号処理部205の入力端及び、
受信電力計算部206の入力端に接続される。受信電力
計算部206の出力端は制御データ生成部207の入力
端に接続され、制御データ生成部207の出力端は、D
/A変換器208,209に接続される。D/A変換器
208の出力端は第二の利得制御信号114を介してベ
ースバンド増幅器112の利得制御信号入力端に接続さ
れ、また、D/A変換器209の出力端は第一の利得制
御信号115を介して可変減衰器104の利得制御信号
入力端に接続される。かくして本発明によるダイレクト
コンバージョン受信機が構成される。
ィルタ201,202の入力端にはベースバンド増幅器
112の出力端が接続され、ローパスフィルタ201,
202の出力端は、それぞれA/D変換器203,20
4の入力端に接続される。A/D変換器203,204
の出力端はディジタル信号処理部205の入力端及び、
受信電力計算部206の入力端に接続される。受信電力
計算部206の出力端は制御データ生成部207の入力
端に接続され、制御データ生成部207の出力端は、D
/A変換器208,209に接続される。D/A変換器
208の出力端は第二の利得制御信号114を介してベ
ースバンド増幅器112の利得制御信号入力端に接続さ
れ、また、D/A変換器209の出力端は第一の利得制
御信号115を介して可変減衰器104の利得制御信号
入力端に接続される。かくして本発明によるダイレクト
コンバージョン受信機が構成される。
【0029】以下、このような構成の本発明によるダイ
レクトコンバージョン受信機の動作につき説明する。図
示していない基地局から発信された信号はアンテナ10
1で受信され、アンテナ共用器102を経て、LNA1
03に入力される。LNA103で増幅された受信信号
は可変減衰器104に入力され、可変減衰器104を経
て、高周波フィルタ105に入力される。
レクトコンバージョン受信機の動作につき説明する。図
示していない基地局から発信された信号はアンテナ10
1で受信され、アンテナ共用器102を経て、LNA1
03に入力される。LNA103で増幅された受信信号
は可変減衰器104に入力され、可変減衰器104を経
て、高周波フィルタ105に入力される。
【0030】先ず、最初は、可変減衰器104の減衰量
は減衰量が最小になるように設定されている。高周波フ
ィルタ105を通過した受信信号はミキサ106及び1
07に入力される。ミキサ106及び107では、局部
発振器108より出力された局部発振信号と、局部発振
器108より出力された局部発振信号を移相器109で
90゜位相回転した局部発振信号とを用いて直交復調す
ると共に、無線周波数帯域の受信信号を、直接ベースバ
ンド周波数帯域の受信信号へ周波数変換し、I成分及び
Q成分の受信信号として出力する。
は減衰量が最小になるように設定されている。高周波フ
ィルタ105を通過した受信信号はミキサ106及び1
07に入力される。ミキサ106及び107では、局部
発振器108より出力された局部発振信号と、局部発振
器108より出力された局部発振信号を移相器109で
90゜位相回転した局部発振信号とを用いて直交復調す
ると共に、無線周波数帯域の受信信号を、直接ベースバ
ンド周波数帯域の受信信号へ周波数変換し、I成分及び
Q成分の受信信号として出力する。
【0031】ミキサ106及び107より出力されたI
成分及びQ成分の受信信号は、ローパスフィルタ110
及び111を経て、ベースバンド増幅器112に入力さ
れる。ベースバンド増幅器112で増幅された受信信号
はベースバンド信号処理部113に入力される。ベース
バンド信号処理部113に入力されたI成分及びQ成分
の受信信号は、それぞれローパスフィルタ201及び2
02を経て、A/D変換器203及び204に入力さ
れ、アナログ信号からディジタル信号にA/D変換さ
れ、ディジタル信号処理部205及び受信電力計算部2
06に入力される。ディジタル信号処理部205では、
受信した信号に施されている誤り訂正などのディジタル
信号処理を施す。
成分及びQ成分の受信信号は、ローパスフィルタ110
及び111を経て、ベースバンド増幅器112に入力さ
れる。ベースバンド増幅器112で増幅された受信信号
はベースバンド信号処理部113に入力される。ベース
バンド信号処理部113に入力されたI成分及びQ成分
の受信信号は、それぞれローパスフィルタ201及び2
02を経て、A/D変換器203及び204に入力さ
れ、アナログ信号からディジタル信号にA/D変換さ
れ、ディジタル信号処理部205及び受信電力計算部2
06に入力される。ディジタル信号処理部205では、
受信した信号に施されている誤り訂正などのディジタル
信号処理を施す。
【0032】また、受信電力計算部206は予め定めら
れた一定時間内における受信電力を算出し、算出結果を
制御データ生成部207に対して出力する。制御データ
生成部207では可変減衰器104の減衰量及びベース
バンド増幅器112の利得を制御するディジタル値の制
御信号を生成し、可変減衰器104の減衰量を制御する
信号はD/A変換器209に対して出力し、ベースバン
ド増幅器112の利得を制御する信号はD/A変換器2
08に対して出力する。
れた一定時間内における受信電力を算出し、算出結果を
制御データ生成部207に対して出力する。制御データ
生成部207では可変減衰器104の減衰量及びベース
バンド増幅器112の利得を制御するディジタル値の制
御信号を生成し、可変減衰器104の減衰量を制御する
信号はD/A変換器209に対して出力し、ベースバン
ド増幅器112の利得を制御する信号はD/A変換器2
08に対して出力する。
【0033】D/A変換器208及び209は入力され
たディジタル信号をアナログ信号にD/A変換し、第一
の利得制御信号115及び第二の利得制御信号114と
して、それぞれ可変減衰器104及びベースバンド増幅
器112へ出力する。
たディジタル信号をアナログ信号にD/A変換し、第一
の利得制御信号115及び第二の利得制御信号114と
して、それぞれ可変減衰器104及びベースバンド増幅
器112へ出力する。
【0034】次に、可変減衰器104の減衰量及びベー
スバンド増幅器112の利得の制御方法について説明す
る。可変減衰器104の減衰量及びベースバンド増幅器
112の利得の初期値は、可変減衰器104の減衰量
は、減衰量が最小になるように設定されており、ベース
バンド増幅器112の利得は、利得が最大になるように
設定されている。また、制御データ生成部207には、
可変減衰器104の減衰量を制御するための第一のしき
い値と、ベースバンド増幅器112の利得を制御する第
二のしきい値が格納されている。
スバンド増幅器112の利得の制御方法について説明す
る。可変減衰器104の減衰量及びベースバンド増幅器
112の利得の初期値は、可変減衰器104の減衰量
は、減衰量が最小になるように設定されており、ベース
バンド増幅器112の利得は、利得が最大になるように
設定されている。また、制御データ生成部207には、
可変減衰器104の減衰量を制御するための第一のしき
い値と、ベースバンド増幅器112の利得を制御する第
二のしきい値が格納されている。
【0035】第一のしきい値は強電解の受信信号に対し
てLNA103の後段に設けたミキサ106及び107
の飽和を防止するために予め定められた値であり、第二
のしきい値はA/D変換器203及び204へ入力され
る受信信号の電力を一定に保つために予め定められた値
である。
てLNA103の後段に設けたミキサ106及び107
の飽和を防止するために予め定められた値であり、第二
のしきい値はA/D変換器203及び204へ入力され
る受信信号の電力を一定に保つために予め定められた値
である。
【0036】図示していない基地局から発信された信号
をアンテナ101が受信すると、受信機は、はじめにベ
ースバンド増幅器112の利得の制御を実行する。その
方法はA/D変換器203及び204へ入力される受信
信号の電力を一定に保つようにベースバンド増幅器11
2の利得を制御する。制御データ生成部207は、受信
電力計算部206より入力された受信電力の計算結果と
制御データ生成部207が格納している第二のしきい値
とを比較し、受信電力が第二のしきい値より大きい場合
は、ベースバンド増幅器112の利得を減少させるディ
ジタル値の制御信号を生成し、また、受信電力が第二の
しきい値より小さい場合はベースバンド増幅器112の
利得を増加させるディジタル値の制御信号を生成する。
をアンテナ101が受信すると、受信機は、はじめにベ
ースバンド増幅器112の利得の制御を実行する。その
方法はA/D変換器203及び204へ入力される受信
信号の電力を一定に保つようにベースバンド増幅器11
2の利得を制御する。制御データ生成部207は、受信
電力計算部206より入力された受信電力の計算結果と
制御データ生成部207が格納している第二のしきい値
とを比較し、受信電力が第二のしきい値より大きい場合
は、ベースバンド増幅器112の利得を減少させるディ
ジタル値の制御信号を生成し、また、受信電力が第二の
しきい値より小さい場合はベースバンド増幅器112の
利得を増加させるディジタル値の制御信号を生成する。
【0037】制御データ生成部207で生成されたディ
ジタル値の制御信号はD/A変換器208に入力され、
ディジタル値からアナログ値に変換され、第二の利得制
御信号114としてベースバンド増幅器112に入力さ
れる。かくして、ベースバンド増幅器112の利得の制
御が実行される。その後、受信機は、上述した制御処理
を周期的に繰り返すことにより、ベースバンド増幅器1
12の利得を制御する。
ジタル値の制御信号はD/A変換器208に入力され、
ディジタル値からアナログ値に変換され、第二の利得制
御信号114としてベースバンド増幅器112に入力さ
れる。かくして、ベースバンド増幅器112の利得の制
御が実行される。その後、受信機は、上述した制御処理
を周期的に繰り返すことにより、ベースバンド増幅器1
12の利得を制御する。
【0038】次に、可変減衰器104の減衰量の制御方
法について説明する。受信機にとって、アンテナ101
からベースバンド増幅器112の入力端までの全利得は
既知であり、制御データ生成部207は、電力計算部2
06より入力される受信電力の計算結果と、ベースバン
ド増幅器112の利得の制御量と、前述の全利得から、
アンテナ101で受信している受信信号の電力を算出す
る。ここで、アンテナ101からベースバンド増幅器1
12の入力端までの全利得をG1 としベースバンド増幅
器112の利得をG2 とし、A/D変換器203,20
4の入力端の電力をP1 とすると、 アンテナ101での全受信電力=(P1 −G2 )−G1 ・・・(1) として得ることができる。なお、G2 は、前回のベース
バンド増幅器の利得制御量と、現在のベースバンド増幅
器の利得制御量との差分から算出することができるもの
である。制御データ生成部207は、算出したアンテナ
101で受信した受信信号の受信電力の計算結果と制御
データ生成部207が格納している第一のしきい値とを
比較する。
法について説明する。受信機にとって、アンテナ101
からベースバンド増幅器112の入力端までの全利得は
既知であり、制御データ生成部207は、電力計算部2
06より入力される受信電力の計算結果と、ベースバン
ド増幅器112の利得の制御量と、前述の全利得から、
アンテナ101で受信している受信信号の電力を算出す
る。ここで、アンテナ101からベースバンド増幅器1
12の入力端までの全利得をG1 としベースバンド増幅
器112の利得をG2 とし、A/D変換器203,20
4の入力端の電力をP1 とすると、 アンテナ101での全受信電力=(P1 −G2 )−G1 ・・・(1) として得ることができる。なお、G2 は、前回のベース
バンド増幅器の利得制御量と、現在のベースバンド増幅
器の利得制御量との差分から算出することができるもの
である。制御データ生成部207は、算出したアンテナ
101で受信した受信信号の受信電力の計算結果と制御
データ生成部207が格納している第一のしきい値とを
比較する。
【0039】該受信電力が第一のしきい値より小さい場
合は、LNA103の後段に設けたミキサ106及び1
07が飽和するような受信電力でないので、可変減衰器
104の減衰量の制御は行わない。すなわち可変減衰器
104の減衰量を制御するために生成されるディジタル
値の制御信号は、可変減衰器104の減衰量が最小にな
るように設定する制御信号となる。
合は、LNA103の後段に設けたミキサ106及び1
07が飽和するような受信電力でないので、可変減衰器
104の減衰量の制御は行わない。すなわち可変減衰器
104の減衰量を制御するために生成されるディジタル
値の制御信号は、可変減衰器104の減衰量が最小にな
るように設定する制御信号となる。
【0040】また、該受信電力が第一のしきい値より大
きい場合は、LNA103の後段に設けたミキサ106
及び107の飽和を防止するために可変減衰器104の
減衰量を増加するディジタル値の制御信号を生成する。
制御データ生成部207で生成されたディジタル値の制
御信号はD/A変換器209に入力され、ディジタル値
からアナログ値に変換され、第一の利得制御信号115
として可変減衰器104に入力される。かくして、可変
減衰器104の減衰量の制御が実行される。
きい場合は、LNA103の後段に設けたミキサ106
及び107の飽和を防止するために可変減衰器104の
減衰量を増加するディジタル値の制御信号を生成する。
制御データ生成部207で生成されたディジタル値の制
御信号はD/A変換器209に入力され、ディジタル値
からアナログ値に変換され、第一の利得制御信号115
として可変減衰器104に入力される。かくして、可変
減衰器104の減衰量の制御が実行される。
【0041】なお、可変減衰器104は、強電界入力時
にミキサ106,107の飽和を防止するものであるか
ら、ミキサ106,107の前段部分のフロントエンド
に設ければ良いものである。
にミキサ106,107の飽和を防止するものであるか
ら、ミキサ106,107の前段部分のフロントエンド
に設ければ良いものである。
【0042】本発明によるダイレクトコンバージョン受
信機の第二の実施の形態として、その基本構成は第一の
実施の形態の通りであるが、イレクトコンバージョン受
信機を構成するフロントエンド部分についてさらに工夫
している。その構成図を図3に示し、図3におけるベー
スバンド信号処理部113の具体的構成を図4に示す。
図1に示した第一の実施の形態の構成と、図3に示した
第二の実施の形態の構成との相違点は、受信機のフロン
トエンドに、スイッチ501,503と、減衰器502
を設け、スイッチ501をアンテナ共用器102とLN
A103の間に配置し、スイッチ503をLNA103
と高周波フィルタ105の間に配置し、スイッチ501
とスイッチ503の間に減衰器502を配置した点であ
る。こうすることにより、LNA103の経路と減衰器
502の経路とを選択できるようにしている。
信機の第二の実施の形態として、その基本構成は第一の
実施の形態の通りであるが、イレクトコンバージョン受
信機を構成するフロントエンド部分についてさらに工夫
している。その構成図を図3に示し、図3におけるベー
スバンド信号処理部113の具体的構成を図4に示す。
図1に示した第一の実施の形態の構成と、図3に示した
第二の実施の形態の構成との相違点は、受信機のフロン
トエンドに、スイッチ501,503と、減衰器502
を設け、スイッチ501をアンテナ共用器102とLN
A103の間に配置し、スイッチ503をLNA103
と高周波フィルタ105の間に配置し、スイッチ501
とスイッチ503の間に減衰器502を配置した点であ
る。こうすることにより、LNA103の経路と減衰器
502の経路とを選択できるようにしている。
【0043】また、図2に示した第一の実施の形態を構
成するベースバンド信号処理部113と、図4に示した
第二の実施の形態を構成するベースバンド信号処理部1
13との相違点は、図2に示したベースバンド信号処理
部113に設けたD/A変換器209を削除した点であ
る。
成するベースバンド信号処理部113と、図4に示した
第二の実施の形態を構成するベースバンド信号処理部1
13との相違点は、図2に示したベースバンド信号処理
部113に設けたD/A変換器209を削除した点であ
る。
【0044】図3、図4に示した第二の実施の形態の動
作を説明する。図示していない基地局から発信された信
号をアンテナ101で受信する。アンテナ101で受信
された受信信号はアンテナ共用器102を通過して、ス
イッチ501に入力される。はじめ、スイッチ501及
びスイッチ503は、受信信号がLNA103側の経路
を通過するように設定されている。こうして、スイッチ
501を通過した受信信号はLNA103で増幅され、
スイッチ503を経て、高周波フィルタ105を通過
し、ミキサ106及び107に入力される。
作を説明する。図示していない基地局から発信された信
号をアンテナ101で受信する。アンテナ101で受信
された受信信号はアンテナ共用器102を通過して、ス
イッチ501に入力される。はじめ、スイッチ501及
びスイッチ503は、受信信号がLNA103側の経路
を通過するように設定されている。こうして、スイッチ
501を通過した受信信号はLNA103で増幅され、
スイッチ503を経て、高周波フィルタ105を通過
し、ミキサ106及び107に入力される。
【0045】ミキサ106及び107では、局部発振器
108より出力された局部発振信号と、局部発振器10
8より出力された局部発振信号を移相器109で90゜
位相回転した局部発振信号とを用いて直交復調すると共
に、無線周波数帯域の受信信号を、直接ベースバンド周
波数帯域の受信信号へ周波数変換し、I成分及びQ成分
の受信信号として出力する。ミキサ106及び107よ
り出力されたI成分及びQ成分の受信信号は、ローパス
フィルタ110及び111を経て、ベースバンド増幅器
112に入力される。ベースバンド増幅器112で増幅
された受信信号はベースバンド信号処理部113に入力
される。
108より出力された局部発振信号と、局部発振器10
8より出力された局部発振信号を移相器109で90゜
位相回転した局部発振信号とを用いて直交復調すると共
に、無線周波数帯域の受信信号を、直接ベースバンド周
波数帯域の受信信号へ周波数変換し、I成分及びQ成分
の受信信号として出力する。ミキサ106及び107よ
り出力されたI成分及びQ成分の受信信号は、ローパス
フィルタ110及び111を経て、ベースバンド増幅器
112に入力される。ベースバンド増幅器112で増幅
された受信信号はベースバンド信号処理部113に入力
される。
【0046】ベースバンド信号処理部113に入力され
たI成分及びQ成分の受信信号は、それぞれローパスフ
ィルタ201及び202を経て、A/D変換器203及
び204に入力され、アナログ信号からディジタル信号
にA/D変換され、ディジタル信号処理部205及び受
信電力計算部206に入力される。ディジタル信号処理
部205では、受信した信号に施されている誤り訂正な
どのディジタル信号処理を施す。
たI成分及びQ成分の受信信号は、それぞれローパスフ
ィルタ201及び202を経て、A/D変換器203及
び204に入力され、アナログ信号からディジタル信号
にA/D変換され、ディジタル信号処理部205及び受
信電力計算部206に入力される。ディジタル信号処理
部205では、受信した信号に施されている誤り訂正な
どのディジタル信号処理を施す。
【0047】また、受信電力計算部206は、予め定め
られた一定時間内における受信電力を算出し、算出結果
を制御データ生成部207に対して出力する。制御デー
タ生成部207では、スイッチ501及び503の経路
を選択する制御信号と、ベースバンド増幅器112の利
得を制御するディジタル値の制御信号を生成し、スイッ
チ501及び503の経路を選択する制御信号は、制御
データ生成部207から、直接第一の利得制御信号11
5としてスイッチ501及び503に入力される。ま
た、ベースバンド増幅器112の利得を制御するディジ
タル値の制御信号は、D/A変換器208を経て、第二
の利得制御信号114としてベースバンド増幅器112
に入力される。
られた一定時間内における受信電力を算出し、算出結果
を制御データ生成部207に対して出力する。制御デー
タ生成部207では、スイッチ501及び503の経路
を選択する制御信号と、ベースバンド増幅器112の利
得を制御するディジタル値の制御信号を生成し、スイッ
チ501及び503の経路を選択する制御信号は、制御
データ生成部207から、直接第一の利得制御信号11
5としてスイッチ501及び503に入力される。ま
た、ベースバンド増幅器112の利得を制御するディジ
タル値の制御信号は、D/A変換器208を経て、第二
の利得制御信号114としてベースバンド増幅器112
に入力される。
【0048】次に、第二の実施の形態に示したスイッチ
501及び503の制御方法と、ベースバンド増幅器の
利得の制御方法について説明する。スイッチ501及び
503の初期状態は、スイッチ501及び503はLN
A103側の経路が選択されるように設定されており、
ベースバンド増幅器112の利得の初期値は、その利得
が最大になるように設定されている。また、制御データ
生成部207には、スイッチ501及び503の通過経
路を切替えるための第一のしきい値と、ベースバンド増
幅器112の利得を制御する第二のしきい値が格納され
ている。第一のしきい値は強電解の受信信号に対してL
NA103の後段に設けたミキサ106及び107の飽
和を防止するために予め定められた値であり、第二のし
きい値はA/D変換器203及び204へ入力される受
信信号の電力を一定に保つために予め定められた値であ
る。
501及び503の制御方法と、ベースバンド増幅器の
利得の制御方法について説明する。スイッチ501及び
503の初期状態は、スイッチ501及び503はLN
A103側の経路が選択されるように設定されており、
ベースバンド増幅器112の利得の初期値は、その利得
が最大になるように設定されている。また、制御データ
生成部207には、スイッチ501及び503の通過経
路を切替えるための第一のしきい値と、ベースバンド増
幅器112の利得を制御する第二のしきい値が格納され
ている。第一のしきい値は強電解の受信信号に対してL
NA103の後段に設けたミキサ106及び107の飽
和を防止するために予め定められた値であり、第二のし
きい値はA/D変換器203及び204へ入力される受
信信号の電力を一定に保つために予め定められた値であ
る。
【0049】図示していない基地局から発信された信号
をアンテナ101が受信すると、受信機は、はじめにベ
ースバンド増幅器112の利得の制御を実行する。その
方法はA/D変換器203及び204へ入力される受信
信号の電力を一定に保つようにベースバンド増幅器11
2の利得を制御する。制御データ生成部207は、受信
電力計算部206より入力された受信電力の計算結果と
制御データ生成部207が格納している第二のしきい値
とを比較し、受信電力が第二のしきい値より大きい場合
は、ベースバンド増幅器112の利得を減少させるディ
ジタル値の制御信号を生成する。
をアンテナ101が受信すると、受信機は、はじめにベ
ースバンド増幅器112の利得の制御を実行する。その
方法はA/D変換器203及び204へ入力される受信
信号の電力を一定に保つようにベースバンド増幅器11
2の利得を制御する。制御データ生成部207は、受信
電力計算部206より入力された受信電力の計算結果と
制御データ生成部207が格納している第二のしきい値
とを比較し、受信電力が第二のしきい値より大きい場合
は、ベースバンド増幅器112の利得を減少させるディ
ジタル値の制御信号を生成する。
【0050】また、受信電力が第二のしきい値より小さ
い場合はベースバンド増幅器112の利得を増加させる
ディジタル値の制御信号を生成する。制御データ生成部
207で生成されたディジタル値の制御信号はD/A変
換器208に入力され、ディジタル値からアナログ値に
変換され、第二の利得制御信号114としてベースバン
ド増幅器112に入力される。かくして、ベースバンド
増幅器112の利得の制御が実行される。その後、受信
機は、上述した制御処理を周期的に繰り返すことによ
り、ベースバンド増幅器112の利得を制御する。
い場合はベースバンド増幅器112の利得を増加させる
ディジタル値の制御信号を生成する。制御データ生成部
207で生成されたディジタル値の制御信号はD/A変
換器208に入力され、ディジタル値からアナログ値に
変換され、第二の利得制御信号114としてベースバン
ド増幅器112に入力される。かくして、ベースバンド
増幅器112の利得の制御が実行される。その後、受信
機は、上述した制御処理を周期的に繰り返すことによ
り、ベースバンド増幅器112の利得を制御する。
【0051】次に、スイッチ501及び503の通過経
路切替え制御方法について説明する。受信機にとって、
アンテナ101からベースバンド増幅器112の入力端
までの全利得は既知であり、制御データ生成部207
は、電力計算部206より入力される受信電力の計算結
果と、ベースバンド増幅器112の利得の制御量と、上
記の全利得とから、上述した(1)式を用いてアンテナ
101で受信している受信信号の電力を算出する。算出
式制御データ生成部207は、算出したアンテナ101
で受信した受信信号の受信電力の計算結果と制御データ
生成部207が格納している第一のしきい値とを比較す
る。該受信電力が第一のしきい値より小さい場合は、L
NA103の後段に設けたミキサ106及び107が飽
和するような受信電力でないので、スイッチ501及び
503の通過経路切り換え制御は行わない。すなわち制
御データ生成部207は、LNA103側の経路を選択
する制御信号を生成する。
路切替え制御方法について説明する。受信機にとって、
アンテナ101からベースバンド増幅器112の入力端
までの全利得は既知であり、制御データ生成部207
は、電力計算部206より入力される受信電力の計算結
果と、ベースバンド増幅器112の利得の制御量と、上
記の全利得とから、上述した(1)式を用いてアンテナ
101で受信している受信信号の電力を算出する。算出
式制御データ生成部207は、算出したアンテナ101
で受信した受信信号の受信電力の計算結果と制御データ
生成部207が格納している第一のしきい値とを比較す
る。該受信電力が第一のしきい値より小さい場合は、L
NA103の後段に設けたミキサ106及び107が飽
和するような受信電力でないので、スイッチ501及び
503の通過経路切り換え制御は行わない。すなわち制
御データ生成部207は、LNA103側の経路を選択
する制御信号を生成する。
【0052】また、該受信電力が第一のしきい値より大
きい場合は、LNA103の後段に設けたミキサ106
及び107の飽和を防止するために、制御データ生成部
207は、減衰器502側の経路を選択する制御信号を
生成する。制御データ生成部207で生成された制御信
号は、第一の利得制御信号115としてスイッチ501
及び502に入力される。かくして、スイッチ501及
び502の通過経路切替え制御がなされ、アンテナ10
1で受信した受信電力に応じて、LNA103側の通過
経路もしくは減衰器502側の通過経路の選択がなされ
る。
きい場合は、LNA103の後段に設けたミキサ106
及び107の飽和を防止するために、制御データ生成部
207は、減衰器502側の経路を選択する制御信号を
生成する。制御データ生成部207で生成された制御信
号は、第一の利得制御信号115としてスイッチ501
及び502に入力される。かくして、スイッチ501及
び502の通過経路切替え制御がなされ、アンテナ10
1で受信した受信電力に応じて、LNA103側の通過
経路もしくは減衰器502側の通過経路の選択がなされ
る。
【0053】このように、本発明の第二の実施の形態で
は、受信機のフロントエンドにLNA103を通過する
経路と、減衰器502を通過する経路とを設け、アンテ
ナ101で受信した受信電力に応じて、LNA103側
の通過経路もしくは減衰器502側の通過経路を選択し
て動作するようにしているので、アンテナ101が強電
解の受信信号を受信したとしても、減衰器502側の経
路を選択して、LNA103の後段に設けたミキサ10
6及び107が飽和を防止することが可能である。さら
に、減衰器502側の経路を選択していることによりリ
バースアイソレーションが確保できるので、局部発振信
号の一部が漏洩する副次発射信号の電力も抑圧すること
が可能である。
は、受信機のフロントエンドにLNA103を通過する
経路と、減衰器502を通過する経路とを設け、アンテ
ナ101で受信した受信電力に応じて、LNA103側
の通過経路もしくは減衰器502側の通過経路を選択し
て動作するようにしているので、アンテナ101が強電
解の受信信号を受信したとしても、減衰器502側の経
路を選択して、LNA103の後段に設けたミキサ10
6及び107が飽和を防止することが可能である。さら
に、減衰器502側の経路を選択していることによりリ
バースアイソレーションが確保できるので、局部発振信
号の一部が漏洩する副次発射信号の電力も抑圧すること
が可能である。
【0054】その理由は、受信機のフロントエンドにL
NA103側の経路と減衰器502側の経路との選択を
可能にするスイッチ501及び503を設け、さらに、
ベースバンド信号処理部113に設けた制御データ生成
部207にて、ベースバンド信号処理部113に設けた
受信電力計算部206が計算した受信電力と、ベースバ
ンド増幅器112の利得の制御量と、アンテナ101か
らベースバンド増幅器112の入力端までの全利得より
アンテナ101で受信している受信信号の受信電力を算
出し、算出した該受信電力とベースバンド信号処理部1
13を構成する制御データ生成部207に設けた第一の
しきい値とを比較し、第一のしきい値より該受信信号の
電力が大きい場合は、スイッチ501及び503に対
し、減衰器502側の通過経路を選択する制御を実行
し、受信機が強電解の受信信号を受信している場合に、
減衰器502側の通過経路が選択されることで、受信機
のフロントエンドにおける減衰量が増加させるだけでな
く、受信機のフロントエンドにおけるリバースアイソレ
ーションも増加させているためである。
NA103側の経路と減衰器502側の経路との選択を
可能にするスイッチ501及び503を設け、さらに、
ベースバンド信号処理部113に設けた制御データ生成
部207にて、ベースバンド信号処理部113に設けた
受信電力計算部206が計算した受信電力と、ベースバ
ンド増幅器112の利得の制御量と、アンテナ101か
らベースバンド増幅器112の入力端までの全利得より
アンテナ101で受信している受信信号の受信電力を算
出し、算出した該受信電力とベースバンド信号処理部1
13を構成する制御データ生成部207に設けた第一の
しきい値とを比較し、第一のしきい値より該受信信号の
電力が大きい場合は、スイッチ501及び503に対
し、減衰器502側の通過経路を選択する制御を実行
し、受信機が強電解の受信信号を受信している場合に、
減衰器502側の通過経路が選択されることで、受信機
のフロントエンドにおける減衰量が増加させるだけでな
く、受信機のフロントエンドにおけるリバースアイソレ
ーションも増加させているためである。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、受
信機のフロントエンドに可変減衰器を設け、受信機が強
電界の受信信号を受信している際に、可変減衰器の減衰
量を増加させ、受信機のフロントエンドにおける減衰量
及びリバースアイソレーションを確保することで、ミキ
サの飽和による受信感度抑圧を防止すると共に、ミキサ
で周波数変換の際に用いられる局部発振信号の一部がミ
キサからアンテナ方向に漏洩する副次発射信号の電力を
抑圧することができるという効果がある。
信機のフロントエンドに可変減衰器を設け、受信機が強
電界の受信信号を受信している際に、可変減衰器の減衰
量を増加させ、受信機のフロントエンドにおける減衰量
及びリバースアイソレーションを確保することで、ミキ
サの飽和による受信感度抑圧を防止すると共に、ミキサ
で周波数変換の際に用いられる局部発振信号の一部がミ
キサからアンテナ方向に漏洩する副次発射信号の電力を
抑圧することができるという効果がある。
【0056】また、本発明によれば、受信機のフロント
エンドにスイッチと減衰器とを設け、LNA側の通過経
路と減衰器側の通過経路とが選択できるような構成と
し、強電界の受信信号を受信している際に、スイッチを
切替えて、減衰器側の経路を選択することで、受信機の
フロントエンドにおける減衰量及びリバースアイソレー
ションを確保し、ミキサの飽和による受信感度抑圧を防
止すると共に、ミキサで周波数変換の際に用いられる局
部発振信号の一部がミキサからアンテナ方向に漏洩する
副次発射信号の電力を抑圧することができるという効果
がある。
エンドにスイッチと減衰器とを設け、LNA側の通過経
路と減衰器側の通過経路とが選択できるような構成と
し、強電界の受信信号を受信している際に、スイッチを
切替えて、減衰器側の経路を選択することで、受信機の
フロントエンドにおける減衰量及びリバースアイソレー
ションを確保し、ミキサの飽和による受信感度抑圧を防
止すると共に、ミキサで周波数変換の際に用いられる局
部発振信号の一部がミキサからアンテナ方向に漏洩する
副次発射信号の電力を抑圧することができるという効果
がある。
【図1】本発明の第一の実施の形態の構成図である。
【図2】図1の一部具体例を示す図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の構成図である。
【図4】図3の一部具体例を示す図である。
【図5】従来のダイレクトコンバージョン受信機の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】従来のダイレクトコンバージョン受信機の他の
例を示す図である。
例を示す図である。
101 アンテナ
102 アンテナ共用器
103 LNA
104 可変減衰器
105 高周波フィルタ
106,107 ミキサ
108 局部発振器
109 移相器
110,111,201,202 ローパスフィルタ
112 ベースバンド増幅器
113 ベースバンド信号処理部
114 第二の利得制御信号
115 第一の利得制御信号
203,204 A/D変換器
205 ディジタル信号処理部
206 受信電力計算部
207 制御データ生成部
208,209 D/A変換器
501,503 スイッチ
502 減衰器
Claims (6)
- 【請求項1】 アンテナからの高周波受信信号を増幅し
てミキサにおいてベースバンド信号に変換するようにし
たダイレクトコンバージョン受信機であって、前記ミキ
サの前段に設けられた可変減衰器と、アンテナ受信電力
と第一のしきい値とを比較してこの比較結果に基づいて
前記減衰器の減衰量を制御する制御手段とを含むことを
特徴とするダイレクトコンバージョン受信機。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記アンテナ受信入力
が前記第一のしきい値より大なる時に、前記減衰器の減
衰量を増加するようにしたことを特徴とする請求項1に
記載のダイレクトコンバージョン受信機。 - 【請求項3】 アンテナからの高周波受信信号を増幅す
る増幅器を有し、この増幅出力をミキサにおいてベース
バンド信号に変換するようにしたダイレクトコンバージ
ョン受信機であって、前記増幅器に並列に設けられた減
衰器と、アンテナ受信電力と第一のしきい値とを比較し
てこの比較結果に基づいて前記減衰器の経路と前記増幅
器の経路とを切替え制御する切替え制御手段とを含むこ
とを特徴とするダイレクトコンバージョン受信機。 - 【請求項4】 前記切替え制御手段は、前記アンテナ受
信入力が前記第一のしきい値より大なる時に、前記減衰
器の経路に切替えるようにしたことを特徴とする請求項
3に記載のダイレクトコンバージョン受信機。 - 【請求項5】 前記ベースバンド信号を増幅するベース
バンド増幅器と、この増幅出力のレベルに基づいて受信
電力を算出する手段と、この受信電力算出結果と第二の
しきい値とを比較してこの比較結果に応じて前記ベース
バンド増幅器の利得制御をなす手段とを、更に含むこと
を特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のダイレクト
コンバージョン受信機。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記アンテナから前記
ベースバンド増幅器の入力端までの利得と、前記受信電
力算出結果と、前記ベースバンド増幅器の利得制御量と
を用いて前記アンテナ受信電力を算出する手段と、この
算出出力と前記第一のしきい値とを比較する比較手段と
を有することを特徴とする請求項5に記載のダイレクト
コンバージョン受信機。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001232991A JP2003046403A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | ダイレクトコンバージョン受信機 |
| US10/205,366 US20030027543A1 (en) | 2001-08-01 | 2002-07-26 | Direct conversion receiver |
| GB0217771A GB2380878B (en) | 2001-08-01 | 2002-07-31 | Direct conversion receiver |
| CN02127577.7A CN1190904C (zh) | 2001-08-01 | 2002-08-01 | 直接转换接收机 |
| HK03106082.3A HK1053914B (en) | 2001-08-01 | 2003-08-25 | Direct conversion receiver |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001232991A JP2003046403A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | ダイレクトコンバージョン受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003046403A true JP2003046403A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19064821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001232991A Pending JP2003046403A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | ダイレクトコンバージョン受信機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030027543A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003046403A (ja) |
| CN (1) | CN1190904C (ja) |
| GB (1) | GB2380878B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015534791A (ja) * | 2012-10-10 | 2015-12-03 | ゼットティーイー コーポレイション | ダウンコンバージョン装置とその実行方法及び受信機 |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20030078011A1 (en) * | 2001-10-18 | 2003-04-24 | Integrated Programmable Communications, Inc. | Method for integrating a plurality of radio systems in a unified transceiver structure and the device of the same |
| US7336939B2 (en) * | 2003-05-21 | 2008-02-26 | Broadcom Corporation | Integrated tracking filters for direct conversion and low-IF single conversion broadband filters |
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