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JP2002518033A - 農場動物の成長促進のための合成ソマトスタチン免疫原 - Google Patents

農場動物の成長促進のための合成ソマトスタチン免疫原

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JP2002518033A
JP2002518033A JP2000555636A JP2000555636A JP2002518033A JP 2002518033 A JP2002518033 A JP 2002518033A JP 2000555636 A JP2000555636 A JP 2000555636A JP 2000555636 A JP2000555636 A JP 2000555636A JP 2002518033 A JP2002518033 A JP 2002518033A
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peptide
somatostatin
amino acid
peptide conjugate
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JP2000555636A
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イー ワン,チャン
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ユナイティド バイオメディカル インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 本発明はヘルパーT細胞エピトープ及び任意的にその他の免疫刺激配列に共有結合したソマトスタチン又はソマトスタチンと相同な配列を含んで成るペプチドを提供する。本発明はソマトスタチンに特異的な高力価ポリクローナル抗体の哺乳動物における産生を誘導する免疫原としてのかかるペプチドの利用を提供する。これらのペプチドは哺乳動物のソマトスタチンレベルを下げ、それ故成長速度及び飼料利用効率を高めるのに有用であると期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は農場動物の成長促進のための免疫原として有用なペプチド組成物に関
する。本発明の組成物の免疫原ペプチドは多重クラスII MHC結合モチーフを
含んで成り、且つC又はN末端のいずれかにソマトスタチンを有するヘルパーT
細胞エピトープ(Th)を含む。このペプチドは任意的に一般の免疫刺激因子と
して作用するインバシンドメインを含む。このヘルパーT細胞エピトープ及びイ
ンバシンドメインはソマトスタチン自己ペプチドに対する免疫応答を可能にする
【0002】 発明の背景 成長に関与するニューロ−エンドクリン及びホルモン因子の近年の理解は、バ
イオテクノロジーの急速な進歩と一緒になって様々な農場動物種の成長速度の向
上のための潜在的な道筋を供している。免疫中和を介する成長ホルモンの調節作
用を改変して動物の成長を促進するための方法は成長促進剤としての抗生物質、
アナボリックステロイド及び成長ホルモンを利用する現行の方法に対する価値あ
る代替方法である。農場動物へのこの抗生物質の適用は所定の病原細菌種におけ
る抗生物質耐性菌の選択のための原動力となっており、そしてヒト感染性疾患の
抑制において有害な結果をもたらしている(Witte, Science, 1998 ; 279 : 996
)、アナボリックステロイドの適用は農場動物の成長を促進するが、消費者の間
では一般的でない。ステロイドの使用は法律及び公益的な見地の双方によりヨー
ロッパで規制されている(Buttery and Dawson, Proc Nutr Soc, 1990 ; 49 : 4
59)。組換DNA技術は動物への直接投与用の代謝ホルモンの大量生産を可能に
した。かかる適用は成長を促進できる。しかしながら、ソマトスタチンを動物の
機能の改善のための手段として用いるなら、それはとるべき工程の一つにすぎな
い。
【0003】 主たるソマトトロピンホルモンはソマトトロピン(成長ホルモンGH)、ソマ
トメジン−C(インスリン様成長因子1、IGI−1)、ソマトクリニン(GH
放出因子、GRF)及びソマトスタチン(GH放出阻害因子)である。ソマトト
ロピンホルモンについての主たる潜在的な用途は成長及び哺乳にあるが、これら
の事象のホルモン調節は多種多様なホルモン間の複雑な相互作用を頼りとする(
Spencer, Livest Prod Sci, 1985, 12 :31)。従って、単一のホルモンの単純な
利用は生産性を高めるには十分ではないことがある。
【0004】 GHは二通りの役割を果たすようである。それは筋タンパク質合成の増大を刺
激するポジティブな効果と、その脂肪を分解する能力による潜在的な異化作用効
果を有する(全てではないにしてもほとんどがIGF−1により媒介される)。
総合的な効果は屠殺体の赤味の増大及び屠殺体脂肪の減少、往々にして成長の増
大、並びに常として、食品転換効率の向上である(Buttery and Dawson, Proc N
utr Soc, 1990 ; 49:459;及びSpencer, Reprod Nutr Develop, 1987 ; 27 (2B)
:581 )。
【0005】 GH投与の成長に対する効果は実際の使用においては信頼性を欠くものである
。おそらくはそれは、外性ホルモンの投与は様々なホルモン間での鋭敏な相互関
係を無視し、また血漿レベルの上昇がレセプター集団に与える考えられる効果を
無視しているからであろう。GHの有効な適用は、ホルモンの連続的且つ生理学
的に有効な血清レベルを供するには、頻繁な注射を必要とする。これはこのよう
なバランスのとれた関係をくずす危険性を高め、有害な作用を及ぼしてしまう。
【0006】 従って、成長ホルモンの純粋な調製品を組換DNA技術により大量に作ること
ができるにもかかわらず、この技術は成長に所望される効果のために必要とされ
る輸送のための調節のされたメカニズムを供するものではない。更に、食用動物
における組換成長ホルモンの利用は(最近では、乳牛)幅広い消費者の反対及び
規制障壁をもたらしている。反すう動物及びその他の農場動物における赤味の蓄
積を促進する成長ホルモンの利用はヨーロッパ経済協同体内での規制承認を受け
ていない。この規制及び政治的な問題は農場動物種の成長を促進するためのIG
F−1又はGRFの適用と類似する。
【0007】 成長刺激ホルモンのレベルを高める代替法として、内因性成長阻害剤を除去す
ることが同等、又はそれ以上に有効であることが示されうる。全身成長の主たる
阻害剤はソマトスタチンである。ソマトスタチンは14個のアミノ酸の環式ペプ
チドであり、そしてその構造は種間で保存されている。それは92個のアミノ酸
プロソマトスタチン分子として合成され、それからソマトスタチン自体を含む6
種のペプチド及び28個のアミノ酸形態のソマトスタチンが誘導されることが知
られている(Reichlin, J Lab Clin Med, 1987 ; 109 : 320)。ソマトスタチン
は数多くの胃腸ホルモンの放出を阻害し、またGH、インスリン、甲状腺ホルモ
ンの放出を阻害し、それ故動物が栄養素を吸収する能力、及びしかる後のこのよ
うな栄養素を組織成長へと誘導する能力を阻害する。
【0008】 ソマトスタチンアンタゴニストの利用はラットの成長を刺激することが認めら
れているが(Spencer ら、Life Sci, 1985, 37 : 27 )、この種の処置はGH、
IGF−1及びGRFの毎日の注射が必要とされるという欠点にも悩まされる。
実際の代替法はソマトスタチンの免疫中和を誘導する免疫応答の利用である。成
長を促進するための免疫系の利用はホルモン又は合成ステロイドの直接投与より
は消費者及び規制局に受け入れられ易いであろう。ワクチンによるソマトスタチ
ンの免疫中和はSpencer らによりヒツジでまず開拓された(Livest Prod Sci, 1
983, 10 : 469 )。
【0009】 双生St.Kida子羊を利用する過去の研究において、ソマトスタチンに対
して活性な免疫はコントロール子羊の成長率の176%で成長する処置子羊をも
たらしている(Spencer ら、Anim Prod., 1981, 32 : 376)。その後の研究はこ
の数値を再現できず、15〜20%の成長率の改善がより一般的である。ソマト
スタチン分子は全ての農場動物種において同じであり、そしてソマトスタチンに
対する活性免疫が商業的に重要なヒツジ(Spencer ら、Livest Prod Sci, 1983,
10 : 25 ; Laarveld ら、Can J Anim Sci, 1986, 66 : 77 )、ウシ(Lawrence
ら、J Anim Sci, 1986, 63 : (Suppl) 215)、ブタ及びニワトリ(Spencer ら、 Dom Anim Endocr , 1986, 3 : 55 )の品種の成長を刺激しうることが示されてい
る。農場動物についてのソマトスタチンに対する有効な免疫を証明する有効な実
施例の概要を表1に示す。
【0010】 成長速度を刺激し、そして飼育期間の20%の削減を図ることに加えて(Spen
cer, Reprod Nutr Develop, 1987, 27 (2B) : 581 )、ソマトスタチンに対する
活性免疫は食品転換効率に対しても有利な効果を有する。より急速な成長による
飼料の節約に加えて、これらの動物は事実上成長期に飼料を、少なくともある程
度腸運動の変化の結果として(Fadalla ら、J Anim Sci, 1985, 61 : 234 ; Fai
chney ら、Can J Anim Sci, 1985, 64 (Suppl) 93 )一層効率的に利用する(Sp
encer ら、Livest Prod Sci, 1983, 10 : 469 )。この処置は屠殺組成物に対し
ては何ら著しい効果を有さない(Spencer ら、1983、後掲)が、同体重で屠殺さ
れたとき、処置動物の赤味が多いことが示されている。全ての実験をまとめると
、活性免疫は成長の促進のために強力で、安全で、且つ有効な手段であるようで
ある(Spencer, Dom Anim Endocr, 1986, 3 : 55)。
【0011】 論文において報告されているようにソマトスタチンのいくつかの免疫形態が設
計され、そして試験されている。例えば、ソマトスタチンは免疫能力を高めるた
めにタンパク質担体に接合されている。しかしながら、タンパク質担体は農場動
物における経済的な利用のためには高価でありすぎる。更に、ソマトスタチンに
よる有効な免疫はソマトスタチンと担体との間の接合部位の依存する。全てでは
ないにしてもほとんどのソマトスタチンタンパク質担体接合体はグルタルアルデ
ヒドにより調製され、ソマトスタチン及び担体タンパク質上に存在するリジン残
基間での架橋を採用する。12量体機能性ループ内のカップリング残基に有用な
ソマトスタチン上の2個のリジンは天然ソマトスタチン構造の有意な損失及びか
かる接合体をワクチンとして使用した場合のソマトスタチンに対する交差反応性
の低下をもたらしうる。
【0012】 更に、ソマトスタチンに対するタンパク質連結は問題となり、なぜなら大半の
免疫応答はソマトスタチンよりは担体に対して特異的であり(担体分子の質量は
ソマトスタチンのそれよりもはるかに大きい)、ハプテン担体接合体による免疫
は往々にして担体誘導化免疫抑制を招くからである(schutzら、J. Immunol. 19
85, 135 : 2319)。従って、家畜用途に適切であり、安価でしかもソマトスタチ
ンに対する早期且つ強力な免疫応答を刺激できる免疫増強剤が切望されている。
この免疫増強剤は担体誘導化抑制を回避するものであるべきである。
【0013】 ソマトスタチン免疫原に関する合成ペプチドの免疫原性に影響を及ぼす重要な
ファクターはTヘルパー細胞エピトープを介する免疫系へのその提示にある。従
来、それらは担体タンパク質により供与され、上記の欠点が付随する。これらは
組換DNA発現系を介するハイブリドポリペプチドとしても供与されていること
がある(Riggs, US 4,812,554 ; US 4,563,424;及びXuら、Science in China (
Series B), 1994 ; 37 : 1234 )。これらはまた標的ハプテンB細胞部位及び宿
主にとって適当なT−ヘルパーエピトープ(Th)を含んで成る合成ペプチドに
よっても簡単且つ安価で供与されうる。かかるペプチドは抗体結合部位の他、ヘ
ルパーT−細胞レセプター及びクラスII MHCと反応し(Babbitt ら、Nature
, 1985, 317 : 359 )、それ故標的抗体結合部位(標的部位)に対する厳格な部
位特異的抗体応答を刺激する。ソマトスタチンについての完全合成ペプチド免疫
原は担体コンジュゲート及び組換ポリペプチドと比べて下記の利点を有する。そ
の製品は品質管理のし易さに関し化学的に規定されており、それは安定であり、
めんどうな下流処理(down stream processing)を必要
とせず、めんどうな生産ブラントを必要とせず、そして得られる免疫応答は部位
特異的であり、従ってエピトープ抑制の如き所望されない応答は回避される。
【0014】 合成ソマトスタチン免疫原の免疫原性は(1)ソマトスタチンを大半の集団が
応答性である選定のプロミスカス(雑然とした)Th部位と組合せ;(2)ソマ
トスタチンをコンビナトリアル化学を通じてThの大レパートリーと組合せ、こ
れにより集団の様々な免疫応答性に適合させ;そして(3)環化拘束(cycl
ic constraints)によりソマトスタチンの所望のコンホメーショ
ン特徴の安定化を図る、ことにより最適化できる。
【0015】 プロミスカスThと称されるエピトープは効率的なT細胞ヘルプを誘導し、そ
して強い免疫原を供するようそれ自体は免疫原性の弱いB細胞エピトープと組合
されることができる。十分にデザインされたプロミスカスTh/B細胞エピトー
プキメラペプチドはTh応答を誘導することができ、そしてその結果の抗体は様
々なMHCハプロタイプを発現する遺伝的に多様な集団のほとんどの構成員にお
いて応答性である。プロミスカスThは麻疹Fタンパク質及びB型肝炎ウィルス
表層抗原等の潜在的な免疫原に由来する特定の配列により供与されうる。多くの
公知のプロミスカスThはデカペプチドホルモンLHRHに対応する免疫原の弱
いペプチドを強化するのに有用であることが示されている(US 5,759,551)。
【0016】 強力なThエピトープは長さ約15〜30個のアミノ酸残基のサイズの範囲に
あり、往々にして共通の構造的特徴を共有し、そして特定の特徴的な配列を含み
うる。例えば、共通の特徴は両親媒性ヘリックスであり、それはアルファーヘリ
ックス構造であり、そのヘリックスの一面を疎水性アミノ酸残基が占め、そして
帯電及び極性残基が外面を占めている(Cease ら、Proc Natl Acad Sci USA, 19
87 ; 84 : 4249-4253 )。Thエピトープはよくその他の一次アミノ酸パターン
、例えばGly、又は帯電残基、それに続く2〜3個の疎水性残基、更にそれに
続く帯電又は極性残基を含む。このパターンはいわゆるRothbard配列を
規定する。また、Thエピトープは往々にして1,4,5,8則に従い、それで
は正に帯電した残基の第4,5及び8位において疎水性残基が後続する。このよ
うな構造は全て一般的な疎水性の帯電及び極性アミノ酸から成るため、各構造は
単一のThエピトープの中に同時に存在することができる(Partidosら、J Gen
Virol, 1991 ; 72 : 1293 )。プロミスカスT細胞エピトープの全てではないに
してもほとんどが上記の周期の少なくともいずれかに当てはまる。これらの特徴
は、コンビナトリアルThエピトープを含む理想的な人工Th部位のデザインの
中に組込まれうる。コンビナトリアルTh部位のデザインに関し、様々な位置及
び好適なアミノ酸のリストがMHC−結合モチーフに関して入手できる(Meiste
r ら、Vaccine, 1 1995 ; 13 : 581-591);そして、コンビナトリアルThを作
るための方法が組立合成抗原ライブラリー又はSSALと称されるライブラリー
ペプチドについて開示されている(Wangら、WO95/11998)。かくして、1,4,
5,8則をコンビナトリアルMHC結合モチーフと共に、SSALの不変且つ縮
重の部位についての位置決め及びこのような部位の残基の選択に適用して、人工
Thに対する免疫応答性の範囲を大幅に拡大することができる(WO95/11998)。
【0017】 ペプチド免疫原は一般にタンパク質よりもフレキシブルであり、そして任意の
好適な構造を含まない傾向にある。従って、環化拘束の導入によりペプチド免疫
原を安定化するのに有用である。適正に環化したペプチド免疫原は標的化エピト
ープのコンホメーションを擬帯及び保持でき、それ故真性分子上の部位に対して
交差反応性を有する抗体を誘導する(Moore, Synthetic Peptides A User's Gui
deの第2章、Grant 編、WH Freeman and Company : New York, 1992, pp.63-67
)。
【0018】 上記のペプチド工学及びペプチドデザイン要素、即ち、プロミスカスな強いT
hエピトープのデザイン、Th SSALコンビナトリアルペプチド、及び環化
拘束によりデザインされたペプチド免疫原は有効な合成ソマトスタチン免疫原の
基礎となる。かかるペプチドはその最適化された位置及び環化によるソマトスタ
チンの提示のため、並びに幅広く反応性なTh応答のため、好適である。従って
、単独の又は一般の免疫増強因子、例えばインバシン(US 5,759,551)に連結さ
れたThエピトープと、12量体ループ構造内の機能性部位が途切れていない完
全な形態におけるソマトスタチン(標的抗原として)との特定の構造アレンジメ
ントを含むペプチドはソマトスタチンに対する抗体の生産の刺激において有用で
ある。
【0019】 発明の概要 本発明の農場動物におけるソマトスタチンレベルの抑制、成長の促進及び飼料
転換効率の改善に結びつくソマトスタチンに対する抗体を誘導することのできる
合成ペプチドを含んで成る免疫原性ペプチド組成物に関する。詳しくは、本発明
のペプチドはカルボキシもしくはアミノ末端ソマトスタチン(SEQ ID N
O:1)又はソマトスタチンのペプチド類似体に連結されたThエピトープを有
する。任意的に、このペプチドは一般的な免疫刺激因子としてインバシンドメイ
ン(SEQ ID NO:2)を有する。これらのペプチドは免疫宿主の血清成
長ホルモンを高めて農場動物の日常の体重増加を促進することができる免疫原と
して有効である。
【0020】 本発明の別の観点は免疫学的に有効な量の本発明に係るペプチド組成物と1又
は複数種の医薬的に許容されるワクチン製剤とを、標的化ソマトスタチンに対す
る特異的な免疫治療用抗体が作製されるような用量についての説明書と一緒に含
んで成る抗原組成物を提供する。かかるペプチド組成物は農場動物における成長
促進のために有用である。
【0021】 本発明の更なる観点は哺乳動物の循環ソマトトロピンホルモンレベルを高める
ための方法に関連し、これはその哺乳動物に1又は複数種の本発明のペプチドを
当該ソマトスタチンに対して特異的な機能性抗体が誘導されるのに十分な時間及
び条件で投与することによる。
【0022】 本発明の更なる別の観点はヘルパーT細胞(Th)エピトープ、ソマトスタチ
ン(SEQ ID NO:1)又はソマトスタチンのペプチド類似体、免疫原性
ドメインと任意的な一般の免疫刺激性部位、例えばインバシンドメイン(SEQ ID NO:2)とを分離するスペーサーを含む約30〜約90個のアミノ酸
の免疫原性合成ペプチドに関連する。このペプチド及びスペーサーのこれら3つ
の免疫原性ドメイン要素は、ペプチドハプテンの免疫反応性が実質的に保存され
るか、又はソマトスタチン自己ペプチドに対する免疫反応性が生起されうること
を条件に、任意の順序で共有結合されていてよい。
【0023】 発明の詳細な説明 本発明はソマトスタチンに対する特異性を有する高力価のポリクローナル抗体
の作製のための新規のペプチド組成物に関する。このペプチド組成物の高度な部
位特異性は担体タンパク質上の無関係な部位に特異的な抗体の作製を最小限にす
る。従って、本発明は更に農場動物の成長促進のための有効な方法に関連する。
【0024】 ソマトスタチン(SEQ ID NO:1)は短い環化ペプチドホルモンであ
り、それ自体は非免疫原性であるが、自己抗原である。この短いペプチドは担体
タンパク質、例えばキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)への化学カッ
プリング又は組換DNA発現を介する担体ポリペプチド、例えばB型肝炎表層抗
原への融合により免疫強化することができる。かかる「ソマトスタチン−担体」
ワクチンの主たる欠点はその組合せにより作製される抗体の大部分が担体タンパ
ク質又はポリペプチドに対して特異的であり、エピトープ抑制についての能力が
非機能性である抗体である点にある。本発明の免疫原は全体的に合成されたペプ
チドであり、それは無関係な抗体の生起を最少限にし、ソマトスタチンに対して
一層フォーカシングされた免疫応答を誘導する。しかしながら、ソマトスタチン
は非免疫原性T細胞依存性抗原であるため、それは免疫原性について外性Thエ
ピトープに完全に依存する。これらの共有結合型プロミスカスThエピトープと
して本発明のペプチドについて供与される。本発明の免疫原は全て家畜の有効な
成長促進を供するよう部位特異的免疫反応性である。
【0025】 本発明のペプチドの態様としての特定の例を本発明において提供する。これら
の例は遺伝子的に多様な宿主集団において強力なソマトスタチン反応性抗体が作
製されるようソマトスタチンペプチドへの合成免疫刺激因子の連結を供する。こ
れらの抗体は、ソマトスタチンの機能の阻害を招き、その結果家畜の効率的な成
長促進をもたらす。
【0026】 活性免疫に関し、本明細書で言及する語「免疫原」とはソマトスタチンに対す
る抗体を誘導することができ、哺乳動物のソマトスタチンレベルの阻害又は抑制
を招くペプチド組成物を意味する。本発明のペプチド組成物にはプロミスカスヘ
ルパーT細胞エピトープ(Thエピトープ)を含むペプチドが含まれる。これら
のペプチドはスペーサー(例えばGly−Gly)によりソマトスタチンペプチ
ドに対して共有結合しており、かくして標的ソマトスタチンペプチドのN又はC
末端のいずれかに隣接し、有効な抗体応答を誘導する。この免疫原は一般の免疫
刺激因子、例えば細菌エルジニア(Yersinia)種由来のインバシンタン
パク質のドメイン(Brett ら、Eur J Immunol. 1993, 23 : 1608-1614 (SEQ
ID NO:2)も含んで成ってよい。インバシンドメインはスペーサーを介
してThペプチドに付加されている。
【0027】 本発明のペプチドは下記の式により表わすことができる: H2 N−(A)n −(ソマトスタチンペプチド)−(B)o −(Th)m −X
又は H2 N−(A)n −(Th)m −(B)o −(ソマトスタチンペプチド)−X
(式中、 H2 NはペプチドコンジュゲートのN末端α−NH2 であり、 各Aは独立してアミノ酸又は一般的免疫刺激性配列であり、 各Bはアミノ酸、−NHCH(X)CH2 SCH2 CO−、−NHCH(X)
CH2 SCH2 CO(ε−N)Lys−、−NHCH(X)CH2 S−スクシニ
ミジル(ε−N)Lys−、及び−NHCH(X)CH2 S−(スクシニミジル
)−から成る群から選択され、 各Thは独立してヘルパーT細胞エピトープを構築するアミノ酸配列、又はそ
の免疫増強類似体又はセグメントであり、 ソマトスタチンペプチドはソマトスタチンであるか、又はその交差反応性且つ
免疫学的機能性類似体であり、 Xはアミノ酸α−COOH又はα−CONH2 であり、 nは1〜約10であり、 mは1〜約4であり、そして oは0〜約10である)。
【0028】 本発明のペプチド免疫原は約20〜約100アミノ酸残基、好ましくは約25
〜約80アミノ酸残基、そしてより好ましくは約25〜約65アミノ酸残基を含
んで成る。
【0029】 Aがアミノ酸又は一般的免疫刺激性因子、例えばInvのとき、それは式に示
すようにペプチド免疫原のN末端に、又はC末端(図示せず)のいずれかに共有
結合していてよい。
【0030】 Aがアミノ酸であるとき、それは任意の天然に存在しないアミノ酸又は任意の
天然に存在するアミノ酸であることができる。天然に存在しないアミノ酸は下記
のものを包含するが、これらに限定されない:β−アラニン、オルニチン、ノル
ロイシン、ノルバリン、ヒドロキシプロリン、チロキシン、γ−アミノ酪酸、ホ
モセリン、シトルリン及びその他。天然に存在するアミノ酸は下記のものを包含
する:アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グ
ルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リ
シン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプ
トファン、チロシン及びバリン。そのうえ、mが1超であり、そして2以上のA
がアミノ酸のとき、各アミノ酸は独立して同一であるか、あるいは異なることが
できる。
【0031】 Aがインバシンドメインであるとき、それはエルシニア(Yersinia)
種のインバシンタンパク質からの免疫刺激性エピトープである。この免疫刺激性
は、T細胞、特に活性化された免疫又は記憶T細胞上に存在するβ1インテグリ
ン分子と相互作用するこのインバシンドメインの能力から生ずる。β1インテグ
リンと相互作用することが見出されたインバシンドメインの特定の配列は、Bret
t 他(Eur. J. Immunol., 1993)により記載された。プロミスカスThエピトー
プに対する結合についてのインバシンドメイン(Inv)の好ましい態様は、以
前に米国特許第5,759,551号(これは引用することによって本明細書の
一部とされる)に記載された。Invドメインは配列Thr−Ala−Lys−
Ser−Lys−Lys−Phe−Pro−Ser−Tyr−Thr−Ala−
Thr−Tyr−Gln−Phe(SEQ ID NO:2)を有するか、ある
いは他のエルシニア(Yersinia)種のインバシンタンパク質中の対応す
る領域からのその免疫刺激性相同体である。こうして、このような相同体は、免
疫刺激性を保持するかぎり、細菌株の品種に適合するために、アミノ酸残基の置
換、欠失又は挿入を含有することができる。
【0032】 1つの態様において、nは1でありかつAはα−NH2 である。別の態様にお
いて、nは4であり、かつAは下記の順序において、インバシンドメイン(In
v)、グリシン及びグリシンである。
【0033】 Bはスペーサーであり、前述の天然に存在するか、あるいは天然に存在しない
アミノ酸であることができるアミノ酸でありうる。各Bは独立して同一であるか
、あるいは異なる。 Bのアミノ酸は、また、プロミスカスThエピトープ及びソマトスタチンペプ
チド(例えば、SEQ ID NO:1)及びその交差反応性及び機能的免疫学
的類似体の間にスペーサー、例えばGly−Glyを供することができる。Gl
y−Glyスペーサーは、、ThエピトープをB細胞エピトープ、すなわち、ソ
マトスタチンペプチド及びその免疫学的類似体から分離することに加えて、Th
エピトープをソマトスタチンペプチド及びその交差反応性及び機能的免疫学的類
似体と結合し、これによりTh及び/又はB細胞の応答間の干渉を排除すること
によってつくられた任意の人工的二次構造を崩壊することができる。Bのアミノ
酸配列は、また、Th及びIgEドメインの分離を増強する柔軟なヒンジとして
作用するスペーサーを形成することができる。柔軟なヒンジを形成する配列の例
は、免疫グロブリン重鎖のヒンジ領域の中に見出される。柔軟なヒンジ配列はし
ばしばプロリンに富んでいる。1つの特に有効な柔軟なヒンジは配列Pro−P
ro−Xaa−Pro−Xaa−Pro(SEQ ID NO:3)により提供
され、ここでXaaは任意のアミノ酸、好ましくはアスパラギン酸である。Bの
アミノ酸により提供されるコンホメーションの分離は、提示されたペプチド免疫
原と適当なTh細胞及びB細胞との間のいっそう効率よい相互作用を可能とし、
こうして、Thエピトープ及び抗体誘導エピトープ及びそれらの交差反応性及び
機能的免疫学的類似体に対する免疫応答を増強する。
【0034】 ThはThエピトープを含んでなるアミノ酸配列(自然又は非自然のアミノ酸
)である。Thエピトープは連続的又は非連続的エピトープから成ることができ
る。それゆえ、Thのすべてのアミノ酸が必ずしもエピトープの一部分である必
要はない。したがって、Thエピトープの類似体及びセグメントを包含するTh
エピトープは、ソマトスタチンペプチド及びそれらの免疫学的類似体に対する免
疫応答を増強又は刺激することができる。免疫優性及びプロミスカスであるエピ
トープは、広く多様なMHC型を有する動物及びヒトの集団において高度にかつ
広く反応性である(Partidos他、1991;米国特許第 5,759,551号)。主題のペプ
チドのドメインは、約10〜約50アミノ酸、好ましくは約10〜約30アミノ
酸を有する。多数のThエピトープが存在するとき(すなわち、m≧2)、各T
hエピトープは独立して同一であるか、あるいは異なる。Thセグメントは、ソ
マトスタチンペプチド(例えば、SEQ ID NO:1)及びその免疫学的類
似体に対する免疫応答を増強又は刺激するために十分であるThエピトープの連
続的部分である。
【0035】 本発明のエピトープは、例えば、下記のものを包含するが、これらに限定され
ない:B型肝炎の表面及びコアの抗原ヘルパーT細胞エピトープ(HBs Th
及びHBc Th)、百日咳トキシンヘルパーT細胞エピトープ(Pt Th)
、破傷風トキシンヘルパーT細胞エピトープ(TT Th)、麻疹ウイルFタン
パク質ヘルパーT細胞エピトープ(MVF Th)、トラコーマクラミジア(Ch
lamydia trachomatis)主要外膜タンパク質ヘルパーT細胞
エピトープ(CT Th)、ジフテリアトキシンヘルパーT細胞エピトープ(D
T Th)、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparu
m)サーカムスポロゾイト(circumsporozoite)ヘルパーT細
胞エピトープ(PF Th)、シストソマ・マンソニ(Schistosoma
mansoni)トリオースリン酸イソメラーゼヘルパーT細胞エピトープ(
SM Th)、及び大腸菌(Escherichia coli)Tratヘル
パーT細胞エピトープ(TraT Th)。ここで選ばれた病原体に由来するT
hは米国特許第5,759,551号の中に配列番号2〜9及び42〜52とし
て列挙された;CT Th P11として、Stagg 他、Immunology, 1993 ; 79
: 1-9 に記載された;そしてHBcペプチド50〜69として、Ferrari 他、J.
Clin. Invest., 1991 ; 88 : 214-222 に記載された(前記参考文献はすべては
引用することによって本明細書の一部とされる)。更に、Thエピトープは理想
的な人工Th(例えばSEQ ID NO:14)及び人工SSAL Th(例
えば、SEQ ID NO:7,30,31)を含む。SSAL Thを含んで
成るペプチドは単一の固相ペプチド合成においてソマトスタチン及びその他の配
列とタンデムで同時に製造される。これらの部位は機能的免疫学的類似体を含む
。機能的Th類似体は、これらのThエピトープの任意の免疫増強類似体、交差
反応性類似体及びセグメントを包含する。機能的Th類似体は、さらに、Thエ
ピトープ中に、ThエピトープのTh刺激機能を本質的に改変しない、1〜約1
0のアミノ酸残基の保存的置換、付加、欠失及び挿入を含む。
【0036】 下記の式 (A)n −(Th)m −(B)o −(ソマトスタチンペプチド) 又は (A)n −(ソマトスタチンペプチド)−(B)o −(Th)m により表わされる本発明の合成ペプチドはスペーサーBを介してソマトスタチン
ペプチド及びその交差反応性及び機能的免疫学的類似体のN末端又はC末端のい
ずれかに共有結合されている。
【0037】 本発明によるソマトスタチンペプチド(例えば、SEQ ID NO:1)の
交差反応性、免疫学的に機能的な類似体は、ペプチド類似体がソマトスタチンペ
プチドと交差反応性の免疫応答を誘発することができるかぎり、1〜約4アミノ
酸残基の保存的置換、付加、欠失、又は挿入をさらに含むことができる。保存的
置換、付加、及び挿入は、本明細書において定義した自然又は非自然のアミノ酸
を使用して達成することができる。
【0038】 本発明の好適なペプチド免疫原はソマトスタチンペプチド又はその交差反応性
及び機能的免疫学的類似体;スペーサー(例えばGly−Gly);Thエピト
ープ、即ちHBS Th(SEQ ID NO:15),HBC Th(SEQ I
D NO:4),MVF Th(SEQ ID NOS:21,29),PT T
h(SEQ ID NO:6),TT Th(SEQ ID NO:5),CT
Th(SEQ ID NO:27),DT Th(SEQ ID NO:28
)、人工Th(例えばSEQ ID NOS:7,14,30,31)又はその
類似体;及び任意的にInvドメイン(SEQ ID NO:2)又はその類似
体を含む。
【0039】 主題のペプチド免疫原と2又はそれ以上のThエピトープとの混合物を含有す
るペプチド組成物は、より広い集団において免疫効率を増強することができ、こ
うして、ソマトスタチンペプチドに対する改良された免疫応答を提供することが
できる。
【0040】 本発明のペプチド免疫原は、当業者によく知られている化学的合成法により製
造することができる。例えば、下記の文献を参照のこと:Fields他、Chapter 3,
Synthetic Peptides : A User's Guide, Grant, W.H. 編、Freeman & Co., New
York, NY, 1992, p.77 。それゆえ、t−Boc又はFmoc化学により保護さ
れたα−NH2 を用いる固相合成の自動化メリフィールド(Merrifiel
d)技術に従い、例えば、アプライド・バイオシステムス(Applied B
iosystems)ペプチド合成装置430A又は431で側鎖保護されたア
ミノ酸を使用して、ペプチドを合成することができる。Thエピトープについて
のSSALを含んで成るペプチド構築体の製造は所定の可変性位置においてのカ
ップリングのための代替アミノ酸の混合物の提供により達成できうる。
【0041】 所望のペプチド免疫原の組立てが完結した後、標準的手順に従い樹脂を処理し
て樹脂からペプチドを切断し、アミノ酸側鎖上の官能基を脱ブロックする。遊離
ペプチドを、例えば、HPLCにより精製し、例えば、アミノ酸分析又は配列決
定により生化学的に特性決定する。ペプチドを精製し、特性決定する方法は当業
者によく知られている。
【0042】 主題の免疫原をまた重合することができる。重合は、日常的方法に従い、例え
ばグルタルアルデヒドをリシン残基の−NH2 基と反応させることによって達成
することができる。他の方法に従い、合成免疫原、例えば、「A−Thm −スペ
ーサー−(ソマトスタチンペプチド)」又は「(ソマトスタチンペプチド)−ス
ペーサー−(Th)m −A」を重合するか、あるいは合成免疫原「A−Th−ス
ペーサー(ソマトスタチンペプチド)」又は「(ソマトスタチンペプチド)−ス
ペーサー(Th)m −(A)n 」のN末端に付加した追加のシステインを利用す
ることによって、他の免疫原と共重合させることができる。また、分枝鎖状ポリ
−リシルコア樹脂上に直接的に所望のペプチド構築物を合成することによって、
分枝鎖状ポリマーとして、主題の免疫原を製造することができる(Wang他、Scie
nce, 1991 ; 254 : 285-288 )。
【0043】 あるいは、より長い合成ペプチド免疫原をよく知られている組換えDNA技術
により合成することができる。DNA工学に関する多数の標準的マニュアルは、
本発明のペプチドを製造する詳細なプロトコルを提供する。本発明のペプチドを
コードする遺伝子を構築するために、好ましくは遺伝子が発現される生物につい
て最適化されたコドンを使用して、アミノ酸配列を核酸配列に逆翻訳する。次に
、典型的にはペプチドをコードするオーバーラッピングオリゴヌクレオチド及び
必要な調節因子を合成することによって合成遺伝子を作る。合成遺伝子を適当な
ベクターの中に挿入し、組換え体を形成し、特性決定する。次いで選択した発現
系及び宿主に適当な条件下に、ペプチドを発現させる。標準的方法により、ペプ
チドを精製し、特性決定する。
【0044】 本発明のペプチド組成物の効能は実施例に詳細の通り、動物、例えばラットに
本発明のペプチド、例えばSEQ ID NO:8〜13,16〜20,22を
含んで成る免疫原組成物を注射し、次いでソマトスタチン及びその交差反応性且
つ機能的免疫学的相同体に対する体液免疫応答を追跡することにより確立できう
る。
【0045】 本発明の他の面は、薬学上許容されるデリバリーシステム中に免疫学的に有効
量の本発明の1又はそれ以上のペプチド免疫原を含んでなるペプチド組成物を提
供する。したがって、主題のペプチドは、アジュバント、薬学上許容される担体
、又はペプチド組成物において日常的に提供される他の成分を使用してペプチド
組成物として処方することができる。本発明において使用することができる成分
の例は、アジュバント又は乳化剤、例えば、明礬、不完全フロインドアジュバン
ト、リポシン、サポニン、スクアレン、L121、エマルシゲン、モノホスホリ
ル脂質A(MAL)、QS21、ISA51、ISA35、ISA206、及び
ISA720、ならびに他の既知の有効なアジュバント及び乳化剤である。処方
物は、即時放出及び/又は持続放出、及び全身的免疫の誘導のために処方するこ
とができ、これらは、例えば、免疫原の捕捉又は微小粒子との同時投与により達
成することができる。このような処方物は当業者により容易に決定され、そして
このような処方物を製造し、保存し、滅菌する方法はこの分野において知られて
いる。本発明の免疫原は、任意の好都合な経路、例えば、皮下、経口、筋肉内、
又は他の非経口又は腸内経路により投与することができる。同様に、免疫原は、
単一の投与又は多数の投与として投与することができる。当業者は免疫化のスケ
ジュールを容易に決定する。
【0046】 本発明のペプチド組成物は、有効量の1又はそれ以上の本発明のペプチド免疫
原と、薬学上許容される担体とを含有する。このような組成物は適当な投与単位
形態において一般に約0.5μg〜約1mgの免疫原/kg体重を含有する。多数の
投与量で導入するとき、組成物は好都合には適当量/投与単位形態に分割するこ
とができる。例えば、最初の投与量は、本発明のペプチド組成物として提供され
る、例えば、0.2〜2.5mg、好ましくは1mgの免疫原を注射により、好まし
くは筋肉内注射として投与し、次いで反復(ブースター)投与する。用量は、ワ
クチン及び療法の分野においてよく知られているように、動物の年齢、体重及び
一般的健康状態に依存するであろう。
【0047】 O'Hagan 他(Vaccine, 1991 ; 9 : 768-771 )が記載する生物分解性微小粒子
の中に又はその上に捕捉させるデリバリーにより、合成ソマトスタチンペプチド
免疫原に対する免疫応答を改良することができる。免疫原を生物分解性の微小粒
子の中にアジュバントの存在又は非存在下にカプセル化して、免疫応答を増強し
、そして持続したまたは周期的応答及び経口投与のための時間調節的放出を提供
することができる(O'Hagan 他、1991 ; Eldridge 他、Molec. Immunol., 1991
; 28 : 287-294)。 特定のペプチド及びペプチド複合体の免疫原は、本発明を例示するために下記
の実施例において提供される。これらの実施例は例示のみを目的とし、本発明を
いかなる方法においても限定すると解釈すべきではない。
【0048】 実施例1 ソマトスタチンペプチド構築体の合成のための典型的な方法 表2及び3に挙げるペプチドは個別にFmoc化学を利用してメリフィルド固
相合成技術により、Applied Biosystems自動化ペプチドシン
セサイザー(Models 430,431及び433A)で合成した。構築し
た合成抗原ライブラリー(SSAL)、例えば「1,4,9PALINDROM
IC」(SEQ ID NO:7)と称する人工Thを含んで成るペプチド構築
体の調製は化学カップリングのための所望のアミノ酸の混合物をこのデザインに
おいて特定した所定の位置に供することによって達成できる。所望のペプチドの
完全集成の後、トリフルオロ酢酸を利用する標準の手順に従って、樹脂を処理し
てその樹脂からこのペプチドを切断し、アミノ酸側鎖上の保護基を脱ブロッキン
グする。環式ペプチドの場合、切断したペプチドを15%のDMSO水溶液の中
に48時間溶解しておき、システイン間でのジスルフィド間結合形成を促進させ
る。
【0049】 切断し、抽出し、そして洗浄したペプチドをHPLCにより精製し、そしてマ
ススペクトル及び逆相HPLCにより特性決定した。
【0050】 ペプチドコードカラムの中で「b」と表示したペプチドは標的抗原ペプチドと
して表示のTh部位とタンデムで合成した。使用したTh部位には、例えばB型
肝炎ウィルスからとったHBr Th(SEQ ID NO:15)及び「1,
4,9PALINDROMIC」と称する新規の人工Th部位(SEQ ID
NO:7)が挙げられる。「c」と表示のペプチドはInvドメイン免疫刺激ペ
プチド(SEQ ID NO:2)とタンデムで合成した「b」構築体の変異体
である。「d」と表示のペプチドは「b」構築体の反転体(例えばソマトスタチ
ン−Th)であり、そして「e」と表示のペプチドは「c」構築体の反転体であ
る(例えば、ソマトスタチン−Th−Inv)。「b」,「c」,「d」及び「
e」構築体は標的抗原部位をTh部位から分離させるため及びThをInv免疫
刺激部位から分離させるためGly−Glyスペーサーを伴って合成した。
【0051】 実施例2 ソマトスタチンペプチドの免疫原性の評価のための典型方法 ソマトスタチンペプチド免疫原(例えば表2及び3に示すSEQ ID NO
:8〜13,16〜20,22及び24)を下記に概略する実験免疫プロトコー
ル及び免疫原性の決定のための血清学アッセイにより特定した4又は5匹のラッ
トのグループに基づき評価した。
【0052】 標準実験デザイン: 免疫原:(1)個々のペプチド免疫原;又は (2)各実施例において特定した等モルのペプチド免疫原を含んで成 る混合物。 用量:何らかのことわりのない限り、一固の免疫当り0.5ml中100μg ルート:何らかのことわりのない限り、筋肉内 アジュバント:(1)フロインド完全アジュバント(CFA)/不完全アジュ バント(IFA);又は (2)0.4%のみょうばん(水酸化アルミニウム); CFA/IFAグループにはCFAを0週目に与え、IFAを その後の週に与えた。みょうばんグループには全投与にわたっ て同一の製剤を与えた。 投与スケジュール:0,2及び4週;0,3及び6週、又はその他の表示の通 り。 採血スケジュール:何らかのことわりのない限り、0,3,6及び8週 種:Sprague−Dawleyラット グループのサイズ:4又は5匹のラット/グループ アッセイ:各免疫血清の抗ペプチド活性についての特異的ELISA。固相基 質は環化ソマトスタチンペプチドとした(SEQ ID NO:1 )。
【0053】 血液を集め、そして血清へと処理し、そして標的抗原ペプチドによるELIS
Aによる力価検定まで保存した。
【0054】 抗ソマトスタチン抗体活性はELISA(酵素結合免疫収着アッセイ)により
、免疫収着体として環化ソマトスタチンペプチド(SEQ ID NO:1)で
コーティングされた96穴平底マイクロタイタープレートを用いて決定した。5
μg/mlの濃度のペプチド免疫原溶液のアリコート(100μl)を37℃で1
時間インキュベーションした。これらのプレートを3%のゼラチン/PBS溶液
による37℃で1時間の更なるインキュベーションによりブロッキングした。こ
のブロッキングを施したプレートを乾かし、そしてアッセイに用いた。サンプル
希釈バッファー中で1:100の希釈率で出発し、その後10倍系列希釈した試
験免疫血清のアリコート(100μl)をペプチドコート化プレートに加えた。
これらのプレートを37℃で1時間インキュベーションした。
【0055】 これらのプレートを0.05%のPBS/Tween(登録商標)バッファー
で6回洗浄した。100μlの西洋ワサビペルオキシダーゼラベル化ヤギ抗種特
異的抗体をコンジュゲート希釈バッファー(0.5MのNaCl及び標準ヤギ血
清を含むリン酸バッファー)中に、適当な希釈率において加えた。これらのプレ
ートを37℃で1時間インキュベーションし、そして前述の通りに洗浄した。O
−フェニレンジアミン基質溶液のアリコート(100μl)を加えた。5〜15
分間発色させ、それから50μlの2NのH2 SO4 を添加して酵素の色反応を
停止させた。各ウェルの内容物のA492nm をプレーターリーダーで読んだ。EL
ISA力価は吸収の線形回帰分析に基づき計算し、カットオフA492nm は0.5
に設定しておいた。このカットオフ値は厳格であり、なぜなら各アッセイで流し
た希釈標準コントロールサンプルの値は0.15未満だからである。
【0056】 ThペプチドベースELISA ThペプチドベースELISAは抗原コーテ
ィング工程を除き本明細書に記載のソマトスタチンELISAと本質的に同じよ
うにして実施し、ここではマイクロタイターウェルを対応のソマトスタチンワク
チン構築体(例えば、SEQ ID NO:14及び15を有するペプチド)に
由来する指定の個々のThペプチドで5μg/mlにて37℃で1hかけてコーテ
ィングした。
【0057】 実施例3 様々な免疫刺激因子を含むソマトスタチン抗原ペプチドの免疫原性の研究 表2に示すソマトスタチンペプチド免疫原は次式により表わされる本発明のペ
プチドの変異体を代表する: (A)n −(Th)m −(B)o −(ソマトスタチンペプチド) 又は (A)n −(ソマトスタチンペプチド)−(B)o −(Th)m (式中、 Aはアミノ酸、αNH2 又はInvであり(SEQ ID NO:2); Aがアミノ酸又はInvのとき、それはN末端又はC末端に連結されていてよ
く; Bはグリシンであり; Thは外来病原体由来のヘルパーT細胞エピトープ、例えばHBC50-69Th(
SEQ ID NO:4)、TT615-631 Th(SEQ ID NO:5)、P
149-176 Th(SEQ ID NO:6)及び/又は人工Th、例えば1,4
,9PALINDROMIC Th(SEQ ID NO:7)であり; nは1、mは1、そしてoは2である)。
【0058】 とりわけこれらのペプチドを合成し、そして免疫血清を免疫原性の評価のため
に作製した。様々な形態及び配向のThエピトープを含む表2に示すペプチドの
ほとんどが免疫宿主において高力価のソマトスタチン特異的抗体を誘導した。対
照的に、Thを欠くソマトスタチンペプチド(p1348a,SEQ ID N
O:1)は免疫原性を欠いた。しかしながら、所定のThが他のものと比較して
好適であった。例えば、表2において、HBC Th(SEQ ID NO:4)
を有するp2134b(SEQ ID NO:8)、SYN Th(1,2,3
)(SEQ ID NO:14)、人工Th部位を有するp2384b(SEQ
ID NO:20)、及びPT149-176 Th(SEQ ID NO:6)を有
するp2138b(SEQ ID NO:10)はTT Th(SEQ ID
NO:5)を有するp2135b(SEQ ID NO:9)よりも免疫原性で
あり、そしてこれらは全て免疫原性のほとんどないCTA8 Th(SEQ I
D NO:23)を有するp2136b(SEQ ID NO:24)より好ま
しい。また、最適免疫原性のため、ソマトスタチン標的部位に対するTh部位の
配向を特定しなくてはならない。p2253b(SEQ ID NO:11)の
抗体応答のカイネチックをp2255d(SEQ ID NO:12)のそれと
対比する。ソマトスタチンのC末端上に1,4,9PALINDROMIC T
h(SEQ ID NO:7)を配置するのが好ましい。p1344b(SEQ
ID NO:16)とp1349b(SEQ ID NO:22)の対比から
、MVF258-277(SEQ ID NO:21)についての最良の配置はソマトス
タチンのN末端上である。各Th部位の選択及び配置は本発明の好適なペプチド
のために特定しなければならないことが明らかである。
【0059】 表3に示すソマトスタチンペプチドに関し、プロスミスカスThエピトープを
含んで成るソマトスタチン構築体が既に免疫原性であると認められている場合、
Invの「Th」構築体への付加はソマトスタチンペプチドの免疫原性を改善で
きうる。p1344b(SEQ ID NO:16)とp1343c(SEQ
ID NO:17)並びにp1346b(SEQ ID NO:18)とp13
45c(SEQ ID NO:19)の免疫原性の対比はInvドメイン(SE
Q ID NO:2)のTh構築体のN末端への付加が応答動物の比率、ソマト
スタチン特異的抗体の力価の強さ、及び抗体応答の寿命(>35週)の観点で免
疫原性を向上させることを示した。しかしながら、p2134b(SEQ ID
NO:8)とp2134c(SEQ ID NO:25)及びp2134d(
SEQ ID NO:26)との免疫原性の比較は、特定のTh部位との組合せ
では、Invは免疫刺激性でないことがあり、そしてInvとHBC Th部位(
SEQ ID NO:4)との組合せに関してN末端上での特定の配向がC末端
配向よりも好適であることを示す。p2135eの例に関し(SEQ ID N
O:13)、C末端上でのInvとTT615-631 Th(SEQ ID NO:5
)との組合せは有効な免疫原をもたらした。従って、Invの付加及びThとI
nvとの配向は本発明の好適なペプチドについて特定されなければならない。
【0060】 ソマトスタチンに対する強い部位特異的免疫原性を有する構築体に関し、免疫
刺激因子、例えば表3由来のp1343cのInv−MVF258-277 Th(SE
Q ID NO:17)及びp1346bのKKK−HBS19-32Th−GG(S
EQ ID NO:18)に特異的な抗体力価は<1Log10であり、それに対
しソマトスタチンに関しては>3Log10であった。従って、本発明の合成ペプ
チドにより作製された免疫応答はソマトスタチン標的部位に対してほとんどもっ
ぱら特異的であった。
【0061】 実施例4 本発明の追加の抗原ペプチド 次式により表わされる本発明のペプチドの変異体を代表するソマトスタチンペ
プチド抗原を合成し、そして免疫血清を作製した: (A)n −(Th)m −(B)o −(ソマトスタチンペプチド) 又は (A)n −(ソマトスタチンペプチド)−(B)o −(Th)m (式中、 Thは表4に示す任意の外来病原体由来のヘルパーT細胞エピトープであるか
、又は表5に示す任意の人工Thエピトープ由来のヘルパーT細胞エピトープで
あり; Aはアミノ酸、αNH2 又はインバシンドメインであり(SEQ ID NO
:2); Aがアミノ酸又はInvのとき、それはN末端又はC末端のいずれかで連結さ
れていてよく; Bはグリシンであり; nは1、mは1、そしてoは2である)。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【配列表】
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月2日(2001.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 171 C07K 19/00 C07K 14/655 C12N 15/00 ZNAA 16/28 A61K 37/02 19/00 37/36 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソマトスタチンに共有結合したヘルパーT細胞エピトープ配
    列(Th)を含んで成るペプチドコンジュゲート又はその交差反応性且つ免疫学
    的に機能性な類似体。
  2. 【請求項2】 前記ペプチドコンジュゲートが次式により表わされる請求項
    1記載のペプチドコンジュゲート: H2 N−(A)n −(ソマトスタチンペプチド)−(B)o −(Th)m −X
    又は H2 N−(A)n −(Th)m −(B)o −(ソマトスタチンペプチド)−X
    (式中、 H2 Nは当該ペプチドコンジュゲートのN末端α−NH2 であり、 各Aは独立してアミノ酸又は一般的な免疫刺激配列であり、 各Bはアミノ酸、−NHCH(X)CH2 SCH2 CO−、 −NHCH(X)CH2 SCH2 CO(ε−N)Lys−、 −NHCH(X)CH2 S−スクシニミジル(ε−N)Lys−及び −NHCH(X)CH2 S−(スクシニミジル)−から成る群から選ばれ; 各Thは独立してヘルパーT細胞エピトープを含んで成るアミノ酸配列である
    か、又はその免疫増強類似体もしくはセグメントであり; ソマトスタチンペプチドはソマトスタチン又はその交差反応性且つ免疫学的に
    機能性な類似体であり; Xはアミノ酸α−COOH又はα−CONH2 であり; nは1〜約10であり; mは1〜約4であり;そして oは0〜約10である)。
  3. 【請求項3】 前記ペプチドコンジュゲートが次式により表わされる請求項
    1記載のペプチドコンジュゲート: H2 N−(ソマトスタチンペプチド)−(B)o −(Th)m −(A)n −X
    又は H2 N−(Th)m −(B)o −(ソマトスタチンペプチド)−(A)n −X
    (式中、 H2 N−は当該ペプチドコンジュゲートのN末端α−NH2 であり、 各Aは独立してアミノ酸又は一般的な免疫刺激配列であり、 各Bはアミノ酸、−NHCH(X)CH2 SCH2 CO−、 −NHCH(X)CH2 SCH2 CO(ε−N)Lys−、 −NHCH(X)CH2 S−スクシニミジル(ε−N)Lys−及び −NHCH(X)CH2 S−(スクシニミジル)−から成る群から選ばれ; 各Thは独立してヘルパーT細胞エピトープを含んで成るアミノ酸配列である
    か、又はその免疫増強類似体もしくはセグメントであり; ソマトスタチンペプチドはソマトスタチン又はその交差反応性且つ免疫学的に
    機能性な類似体であり; Xはアミノ酸α−COOH又はα−CONH2 であり; nは1〜約10であり; mは1〜約4であり;そして oは0〜約10である)。
  4. 【請求項4】 各Bが天然及び非天然アミノ酸から成る群から選ばれる、請
    求項2又は3記載のペプチドコンジュゲート。
  5. 【請求項5】 前記ソマトスタチンペプチドがソマトスタチンである、請求
    項1〜4のいずれか1項記載のペプチドコンジュゲート。
  6. 【請求項6】 前記ThがSSALエピトープである、請求項1〜4のいず
    れか1項記載のペプチドコンジュゲート。
  7. 【請求項7】 前記ThがSEQ ID NO:4,SEQ ID NO:
    5,SEQ ID NO:6,SEQ ID NO:7,SEQ ID NO:
    14,SEQ ID NO:15,SEQ ID NO:21,SEQ ID
    NO:23,SEQ ID NO:27,SEQ ID NO:28,SEQ
    ID NO:29,SEQ ID NO:30及びSEQ ID NO:31か
    ら成る群から選ばれるアミノ酸配列を有する、請求項1〜4のいずれか1項記載
    のペプチドコンジュゲート。
  8. 【請求項8】 前記ペプチドコンジュゲートがSEQ ID NO:8,S
    EQ ID NO:9,SEQ ID NO:10,SEQ ID NO:11
    ,SEQ ID NO:12,SEQ ID NO:13,SEQ ID NO
    :16,SEQ ID NO:17,SEQ ID NO:18,SEQ ID
    NO:19,SEQ ID NO:20,SEQ ID NO:22,SEQ
    ID NO:24,SEQ ID NO:25及びSEQ ID NO:26
    から成る群から選ばれるアミノ酸配列を有する、請求項2記載のペプチドコンジ
    ュゲート。
  9. 【請求項9】 少なくとも一のAがインバシンドメインである、請求項2又
    は3記載のペプチドコンジュゲート。
  10. 【請求項10】 nが3であり、そして(A)3 が(インバシンドメイン)
    −Gly−Glyである、請求項2記載のペプチドコンジュゲート。
  11. 【請求項11】 前記インバシンドメインがSEQ ID NO:2のアミ
    ノ酸配列を有する、請求項9又は10記載のペプチドコンジュゲート。
  12. 【請求項12】 約25〜約90個のアミノ酸の合成ペプチドであって、 (a)インバシンドメイン、 (b)ヘルパーT細胞(Th)エピトープ及び (c)ソマトスタチン又はその交差反応性且つ免疫学的に機能性な類似体; のアミノ酸配列を含んで成る合成ペプチド。
  13. 【請求項13】 SEQ ID NO:17,SEQ ID NO:19及
    びSEQ ID NO:25から成る群から選ばれるアミノ酸配列を含んで成る
    ペプチド。
  14. 【請求項14】 前記ペプチドが哺乳動物のソマトスタチンに対する免疫応
    答を刺激する、請求項1〜13のいずれか1項記載のペプチド又はペプチドコン
    ジュゲート。
  15. 【請求項15】 前記ペプチドコンジュゲートによる哺乳動物の免疫が当該
    哺乳動物のソマトスタチンレベルを低下させる、請求項14記載のペプチド又は
    ペプチドコンジュゲート。
  16. 【請求項16】 免疫学的に有効な量の請求項1〜15のいずれか1項記載
    のペプチド又はペプチドコンジュゲートと医薬的に許容される担体とを含んで成
    る医薬組成物。
  17. 【請求項17】 前記免疫学的に有効な量が一回の投与当り体重1kgにつき
    約0.5mg〜約1mgの前記ペプチド又はペプチドコンジュゲートである、請求項
    16記載の医薬組成物。
  18. 【請求項18】 哺乳動物の抗−ソマトスタチン抗体産生を誘導するための
    方法であって、当該哺乳動物に請求項16又は17記載の医薬組成物を投与する
    ことを含んで成る方法。
  19. 【請求項19】 哺乳動物の成長速度を高めるための方法であって、当該哺
    乳動物に請求項16又は17記載の医薬組成物を投与することを含んで成る方法
  20. 【請求項20】 哺乳動物の成長速度を高めるための方法であって、当該哺
    乳動物にソマトスタチンレベルを低下させるのに十分な量の請求項16又は17
    記載の医薬組成物を投与することを含んで成る方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜15のいずれか1項記載のペプチド又はペプチ
    ドコンジュゲートの2種以上の混合物を含んで成る組成物。
  22. 【請求項22】 免疫学的に有効な量の請求項21記載の組成物と医薬的に
    許容される担体とを含んで成る医薬組成物。
  23. 【請求項23】 前記組成物の前記免疫学的に有効な量が1回の投与当り体
    重1kgにつき約0.5μg〜約1mgである、請求項22記載の医薬組成物。
  24. 【請求項24】 哺乳動物の抗−ソマトスタチン抗体の産生を誘導するため
    の方法であって、当該哺乳動物に請求項22又は23記載の医薬組成物を投与す
    ることを含んで成る方法。
  25. 【請求項25】 哺乳動物の成長速度を高めるための方法であって、当該哺
    乳動物に請求項22又は23記載の医薬組成物を投与することを含んで成る方法
  26. 【請求項26】 成長速度を高める方法であって、哺乳動物にソマトスタチ
    ンレベルを低下するのに十分な量の請求項22又は23記載の医薬組成物を投与
    することを含んで成る方法。
  27. 【請求項27】 請求項1〜15のいずれか1項記載の2,4又は8個のペ
    プチドコンジュゲート各々に共有結合したリジン、トリリジン又はペプタリジン
    コアを含んで成る枝分れポリマー。
  28. 【請求項28】 二価架橋剤により架橋された請求項1〜3及び請求項5〜
    15のいずれか1項記載の1又は複数のペプチドコンジュゲートを含んで成るポ
    リマー。
  29. 【請求項29】 SEQ ID NO:4,SEQ ID NO:5,SE
    Q ID NO:6,SEQ ID NO:7,SEQ ID NO:14,S
    EQ ID NO:15,SEQ ID NO:21,SEQ ID NO:2
    3,SEQ ID NO:27,SEQ ID NO:28,SEQ ID N
    O:29,SEQ ID NO:30及びSEQ ID NO:31から成る群
    から選ばれるThエピトープペプチド。
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