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JP2002542148A - 敗血症の処置のための組み合わせ療法 - Google Patents

敗血症の処置のための組み合わせ療法

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Publication number
JP2002542148A
JP2002542148A JP2000589136A JP2000589136A JP2002542148A JP 2002542148 A JP2002542148 A JP 2002542148A JP 2000589136 A JP2000589136 A JP 2000589136A JP 2000589136 A JP2000589136 A JP 2000589136A JP 2002542148 A JP2002542148 A JP 2002542148A
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JP
Japan
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methyl
alkyl
oxyacetic acid
phenyl
acid
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Withdrawn
Application number
JP2000589136A
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English (en)
Inventor
ロナルド・スティーブン・マシアック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JP2002542148A publication Critical patent/JP2002542148A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/46Hydrolases (3)
    • A61K38/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • A61K38/482Serine endopeptidases (3.4.21)
    • A61K38/4866Protein C (3.4.21.69)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、哺乳動物の敗血症の予防法および治療法を提供する。該処置は、活性プロテインCおよびsPLAインヒビターの組み合わせ療法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、医学の分野に関するものであって、具体的には敗血症の処置に関す
る。
【0002】 (背景技術) 感染への反応としては、非常に多数の身体応答を含む。微生物の侵入などの病
因に対する全身の炎症性応答の開始は敗血症と呼ばれる。身体が打ちのめされ、
および防御機構が作用しない場合(すなわち、敗血症、重度の敗血症、敗血症性
ショック)には、身体は非常に危険である。
【0003】 先行技術は、敗血症の処置のための2つの比較的に新しい薬剤(およびそれに
関連する使用法)について最近開示している。これらの薬剤は、(a)活性化プ
ロテインCおよび(b)sPLAインヒビターである。
【0004】 A.活性化プロテインCおよび敗血症におけるその役割 プロテインCはセリンプロテアーゼであり、天然に存在する抗凝固物質であっ
て、凝固カスケードのVa因子およびVIIIa因子を失活させることによって
血管のホメオスタシスの調節に役割を果たしている。ヒトプロテインCはアミノ
酸数が461個の1本鎖ポリペプチドとして、インビボ(主に、肝臓)中で産生
される。
【0005】 他のタンパク質と共に、プロテインCは血栓症を促進する血液凝固因子の重要
な下方調節因子として機能する。いいかえれば、プロテインCの酵素システムは
、抗凝固作用の主要な生理学的機構である。
【0006】 ホメオスタシスの制御におけるプロテインCの重要な役割は、異種接合欠損症
における血栓症の速度の増加、プロテインC抵抗性(例えば、一般的な第V因子
ライデン(Liden)突然変異が原因の場合)および未処置の同型接合プロテイン
C欠損症の致命的な結果によって例示される。ヒト活性化プロテインC(血漿由
来のものおよび組み換え体の両方)は、静脈血栓症または動脈血栓症の両方にお
ける多数の動物モデルにおいて、有効で且つ安全な抗血栓薬であることが分かっ
た。最近の臨床上の研究において活性化プロテインCは、ヒト血栓症疾患(例え
ば、プロテインC欠乏症および微小血管性血栓症(例えば、敗血症に関連する播
種性血管内凝固症候群)の処置を含む)において有効であることが分かった。
【0007】 B.sPLAおよびsPLAインヒビター、並びにそれらの敗血症における
役割 ヒトの膵臓分泌型でないホスホリパーゼA(これは以下、「sPLA」と
呼ぶ)の構造およびその物理的性質については、2つの文献、すなわちSeilhame
r, Jeffrey J.; Pruzanski, Waldemar; Vadas Peter; Plant, Shelley; Miller
, Judy A.; Kloss, Jean; およびJohonson, Lorin K.による「Cloning and Reco
mbinant Expression of Phospolipase A2 Present in Rheumatoid Arthritic Sy
novial Fluid」(The Journal of Biological Chemistry, 264巻, 10版(1989年
4月5日に発行)5335−5338頁)およびRuth, M. ; Hession, Catherine; Johanse
n, Berit; Hayes, Gretchen; McGray, Paula, Chow, E, Pingchang; Tizard, R
ichardおよびRepinsky, R. Blakeによる「Structure and Properties of a Huma
n Non-pancreatic Phospholipase A2」(The Journal of Biological Chemistry , 264巻, 10版(1989年4月5日に発行)5768−5775頁)(これらは本明細書の一
部を構成する)に十分に開示されている。 sPLAインヒビターは、膜リン脂質を加水分解するアラキドン酸カスケー
ドの律速酵素である。従って、sPLAが媒介する脂肪酸の放出を阻害する化
合物(例えば、アラキドン酸)を開発することは重要である。該化合物は、sP
LAの過剰産生によって誘発されるか、および/または維持される病気(例え
ば、敗血症)の通常の処置において重要となるであろう。
【0008】 (本発明の概要) 本発明の発見は、(i)活性化ヒトプロテインCおよび(ii)sPLA
ンビターを用いる組みあわせ療法によって敗血症を有利な形、または優れた方法
で予防し、且つ治療することである。
【0009】 sPLAインヒビターとのaPCの組み合わせ療法は、抗炎症剤および抗凝
固剤の両方として、時宜を得た多方面からの攻撃を開始することによって、敗血
症の疾患状態へのヒトの身体応答を改善する。この組み合わせ療法により、aP
C医薬剤またはsPLA薬剤を別々に使用する場合に得られる結果よりも多数
の機構による有効な処置、または共同作用的に有効な処置のいずれかを得る。該
利点は、治療もしくは予防の効力の増大、有効な用量の減少、および/または療
法期間の短縮である。
【0010】 本発明は、(a)sPLAインヒビターおよび(b)活性化プロテインCを
含む医薬組成物に関する。
【0011】 本発明はまた敗血症の治療方法または予防法に関するものであって、該方法は
敗血症の処置が必要な哺乳動物に治療学的に有効な量の(a)活性化プロテイン
Cおよび治療学的に有効な(b)sPLAインヒビターを投与し、その際に、
(a)および(b)の両方を治療学的に有効な間隔以内に投与することによる方
法である。
【0012】 (発明の詳細な記載) I.定義: 本明細書で開示し、特許請求する本発明の目的のために、以下の用語は以下に
定義する通りである。
【0013】 aPCとは、活性化ヒトプロテインCであり、活性化プロテインCとも呼ばれ
る。 APTTとは、活性化部分トロンボプラスチン時間である。 hPCとは、ヒトプロテインCチモーゲンである。 rhPCとは、組換えヒトプロテインCチモーゲンである。
【0014】 用語「aPC」、「活性化ヒトプロテインC」、「活性化プロテインC」、「
raPC」、「組換え活性化プロテインC」は、本発明の目的および実施におい
て同義である。
【0015】 プロテインC活性とは、タンパク質分解活性、アミド分解活性、エステル分解
活性および生物学的(例えば、抗凝固性およびプロフィブリン溶解性)活性に関
与する活性化ヒトプロテインCまたはその誘導体の性質である。プロテインC抗
凝固性およびアミド分解活性の試験方法については、当該分野でよく知られてお
り、すなわちGrinnellらによる1987, Bio/Technology 5: 1189-1192を参照。
【0016】 rhaPCとは、r−HPCをインビトロで活性化することによって産生する
か、または原核生物細胞、真核生物細胞もしくはトランスジェニックな動物から
活性化形態のプロテインCを直接に分泌させることによって製造した組換え活性
化ヒトプロテインCである。
【0017】 チモーゲンとは、タンパク質分解酵素の酵素的に不活性な前駆体である。本明
細書で使用するプロテインCチモーゲンは、分泌型で不活性な形態の1本鎖また
は2本鎖のプロテインCを意味する。
【0018】 sPLAとは、分泌型ホスホリパーゼAである。
【0019】 sPLAインヒビターとは、sPLAが媒介する脂肪酸の放出を阻害する
化合物を意味する。
【0020】 敗血症とは、多数の宿主の防御機能(例えば、サイトカインネットワーク、白
血球および補体を含む)および凝固システム/フィブリン溶解システムの活性化
に関連し、且つ媒介される全身の炎症性応答であると定義されている(Masters
らによるBlood, 88; 881-886, 1996)。播種性血管内凝固症候群(DIC)(こ
れは、多数の器官の微小血管内でのフィブリンの広範囲にわたる沈積を伴なう)
は、敗血症および/または敗血症性ショックの早期の現われである。DICは、
多数の器官不全症候群の進展における重要なメディエーターであって、そのもの
は敗血症性ショックを有する患者の予後が乏しい原因である(Fourrierらによる
Chest, 101:816-823, 1992)。「敗血症(sepsis)」とは、重度の敗血症、敗血
症性ショック、敗血症(septisemia)およびその関連する病状を含む。
【0021】 用語「治療学的に有効な量」とは、敗血症を防止するかまたは軽減するのに有
効な、(a)sPLAインヒビターの量または(b)aPCの量である。
【0022】 用語「治療学的に有効な間隔」とは、(a)sPLAインヒビターまたは(
b)aPCのどちらか1つを哺乳動物に投与する時に始まり、(a)または(b
)が敗血症を予防するかまたは軽減することにおける有利な効果という限界に終
わる期間を意味する。
【0023】 本発明の実施において使用する用語「治療学的に有効な組み合わせ」とは、(
a)sPLAインヒビターおよび(b)活性化プロテインCとを、同時または
別々に投与することを意味する。
【0024】 本明細書で使用する用語「活性成分」とは、本発明を用いる処置レジメの運搬
のための、医薬組成物中に共存する(a)活性化プロテインCおよび(b)sP
LAインヒビターの組み合わせを意味する。
【0025】 用語「注入可能な液体の担体」とは、(a)sPLAインヒビターおよび(
b)活性化プロテインCのどちらかまたはその両方を含有する液体媒質を意味し
、ここで(a)および(b)は独立して該液体媒質に溶解し、懸濁し、分散しま
たは乳濁する。
【0026】 他の定義する化学用語は以下の通りである。 「アルキル」とは、直鎖または分枝の一価の炭化水素基を意味し、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが挙げられる。
【0027】 「アルケニル」とは、上記の炭素数の範囲を有する直鎖または分枝の一価の炭
化水素基を意味し、典型的にはビニル、プロペニル、クロトニル、イソペンテニ
ルおよび様々なブテニル異性体が挙げられる。
【0028】 「炭化水素」とは、炭素と水素のみを含有する有機基を意味する。
【0029】 「ハロ」とは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
【0030】 「ヘテロ環式基」とは、単環または多環の、飽和または不飽和の、置換または
未置換のヘテロ環式核から誘導される基を意味し、該ヘテロ環式核は5〜14個
の環内原子を有し、且つ1〜3個のヘテロ原子(該ヘテロ原子は窒素、酸素また
は硫黄からなる群から選ばれる)を含有する。例えば、フェニルピリジニル、ベ
ンジルピリジニル、ピリミジニル、フェニルピリミジニル、ピラジニル、1,3,
5−トリアジニル、キノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、モルホリノ、チ
オモリホリノ、ホモピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニ
ル、オキサカニル(oxacanyl)、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキサニル
、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロチオフェンイル、ペンタメチレンスルフ
ァジル、1,3−ジチアニル、1,4−ジチアニル、1,4−チオオキサニル、ア
ゼチジニル、ヘキサメチレンイミニウムが挙げられる。
【0031】 「炭素環式基」とは、飽和または不飽和の、置換または未置換の5〜14員環
の有機核であって、環を形成する原子(水素を除く)は炭素のみである核を意味
する。典型的な炭素環式とは、シクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、
ナフチル、ノルボルナニル、ビシクロヘプタジエニル、トルリル、キシレニル、
インデニル、スチルベニル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル
−シクロヘキセニル、アセナフチレニル、アントラセニル、ビフェニル、ビベン
ジリルおよび式(bb):
【化33】 (式中、nは1〜8である) で示す関連するビベンジリル同族体が挙げられる。
【0032】 「非妨害性置換基」とは、インドール核上の4、5、6および/または7位に
での置換に適当な基(以下の式Iに示す)および上に定義するヘテロ環式基およ
び炭素環式基上での置換に適当な基を意味する。非妨害性基の例としては、C 〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルケニル(alkenyl)、
〜C12アラルキル、C〜C12アルカアリール、C〜Cシクロアル
キル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、トルリル、キシレニル、ビフェ
ニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニルオキシ、C〜Cアルケ
ニルオキシ、C〜C12アルコキシアルキル、C〜C12アルコキシアルキ
ルオキシ、C〜C12アルキルカルボニル、C〜C12アルキルカルボニル
アミノ、C〜C12アルコキシアミノ、C〜C12アルコキシアミノカルボ
ニル、C〜C12アルキルアミノ、C〜Cアルキルチオ、C〜C12
ルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキル
スルホニル、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cハロアルキルスルホニル、
〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、−C(O)(C〜C
アルキル)、−(CH)−O−(C〜Cアルキル)、ベンジルオキシ、フ
ェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSOR)、−CHO、アミノ、アミジノ
、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、カルバルコキシ、−(CH)−CO H、クロロ、シアノ、シアノグアニジル、フルオロ、グアニジノ、ヒドラジド、
ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホ
スホノ、−SOH、チオアセタール、チオカルボニルおよびC〜Cカルボ
ニルが挙げられ、nは1〜8である。
【0033】 「酸性基」とは、適当な結合原子(以下、「酸連結基」と定義する)によって
インドール核に結合する有機基であって、水素結合することができるプロトン供
与体として作用する基を意味する。酸性基の例としては、−5−テトラゾリル、
−SOH、
【化34】
【化35】 (式中、nは1〜8であり、R89は金属であるかまたはC〜C10アルキル
である。そして、R99は水素またはC〜C10アルキルである) が挙げられる。
【0034】 「酸連結基」とは、−(L)−で示す二価の結合基であって、該基は下記の一
般式におけるインドール核の4または5位と酸性基とを連結する機能を有する。
【化36】
【0035】 「酸連結鎖長」とは、インドール核の4または5位と酸性基とを結合する連結
基−(La)−の最も短い鎖長における原子(水素を除く)数を意味する。−(L
a)−に炭素環が存在する場合には、炭素環の理論上の直径にほぼ等しい原子数
をカウントする。従って、酸連結基におけるベンゼン環またはシクロヘキサン環
は、−(La)−の長さを計算する際には2原子とカウントする。酸連結基の例と
しては、
【化37】 が挙げられるが、(a)、(b)および(c)の基は各々5、7および2の酸連
結鎖長を有する。
【0036】 「アミン」とは、1級、2級および3級アミンを意味する。
【0037】 「哺乳動物」とは、ヒトを含む。
【0038】 「哺乳類」とは、ヒトを含む。
【0039】 「炭素原子数が1〜2のアルキレン鎖」とは、二価の基である−CH−CH −および−CHである。
【0040】 「医薬的に許容し得る」とは、担体、希釈剤または賦形剤が製剤中の他の成分
と適合しなければいけないが、レシピエントにとって有害であってはいけないこ
とを意味する。
【0041】 用語「カルバゾールsPLAインヒビター」とは、カルバゾール核またはテ
トラヒドロカルバゾール核のどちらかを有するsPLAインヒビターを含む。
【0042】 本明細書で使用する用語「活性成分」とは、本発明を用いる処置レジメの運搬
のための医薬製剤中に化合物としてか、または混合物として存在する(a)sP
LAインヒビターおよび(b)活性化プロテインCの組み合わせを意味する。
【0043】 II. 本発明の方法において有用なsPLAインヒビター sPLAインヒビターの全ての種類が、本発明の実施において通常に有用で
ある。
【0044】 敗血症の処置において使用する本発明の方法において有用な適当なsPLA インヒビターのクラスとしては、例えば 1H−インドール−3−グリオキシルアミド 1H−インドール−3−ヒドラジド 1H−インドール−3−アセトアミド 1H−インドール−1−グリオキシルアミド 1H−インドール−1−ヒドラジド 1H−インドール−1−アセトアミド インドリジン−1−アセトアミド インドリジン−1−酢酸ヒドラジド インドリジン−1−グリオキシルアミド インデン−1−アセトアミド インデン−1−酢酸ヒドラジド インデン−1−グリオキシルアミド カルバゾール および テトラヒドロカルバゾール ピラゾール フェニルグリオキサミド ピロール ナフチルグリオキサミド フェニルアセトアミド ナフチルアセトアミド が挙げられる。
【0045】 上記sPLAインヒビターのタイプの各々については、以下の項目(a)〜
(m)に記載するが、それらの分子配置の詳細についてはそれらの製造法と一緒
に示す。
【0046】 (a)1H−インドール−3−グリオキシルアミドsPLAインヒビターお
よびその製造法については、米国特許5,654,326号(これは、本明細書の一部を
構成する)に記載されている。1H−インドール−3−グリオキシルアミドsP
LAインヒビターの別の製造法については、米国特許出願09/105381号(1998
年6月26日に出願)の「Process for Preparing 4-substituted 1-H-Indole-3-gl
yoxyamides」(これは本明細書の一部を構成する)に記載されている。
【0047】 米国特許出願09/105381号は、 式(I):
【化38】 「式中、 Rは、−C〜C20アルキル、
【化39】 からなる群から選ばれる。 ここで、R10はハロ、C〜C10アルキル、C〜C10アルコキシ、−
S(C〜C10アルキル)およびハロ(C〜C10)アルキルからなる群から選
ばれ、tは0〜5の整数である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)、アリール、アリールオキシおよびHETからなる群から選ばれる。 Rは、−COH、−SOHおよび−P(O)(OH)またはそれらの塩お
よびプロドラッグ誘導体からなる群から選ばれる。 R、RおよびRは各々独立して、水素、(C〜Cアルキル)、(C
〜Cアルコキシ)、ハロ(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル
、ブロモ、クロロ、フルオロ、ヨードまたはアリールからなる群から選ばれる]
の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ誘導体の製造
についての工程(a)〜(i)を有する以下の製法について開示する。
【0048】 該製法は以下の工程を含む。 a)式X:
【化40】 [式中、Rは(C〜C)アルキル、アリールまたはHETである] の化合物をSOClを用いてハロゲン化して、式IX:
【化41】 の化合物を得る。
【0049】 b)式IX:
【化42】 の化合物を加水分解および脱炭酸して、式VIII:
【化43】 の化合物を得る。
【0050】 c)式VII:
【化44】 の化合物を、式VIII:
【化45】 の化合物を用いてアルキル化して、式VI:
【化46】 の化合物を得る。
【0051】 d)式VI:
【化47】 の化合物を、水と共沸混合物を形成する溶媒の存在下で、式:R−NHのア
ミンを用いてアミン化および脱水反応して、式V: の化合物を得る。
【0052】 e)式V:
【化48】 の化合物を、触媒の存在下、極性の炭化水素溶媒(該溶媒は、沸点が少なくとも
150℃であって、誘電率が少なくとも10である)中で還流することによって
、式IV:
【化49】 の化合物を得る。
【0053】 f)式IV:
【化50】 の化合物を式:XCH4a [式中、Xは脱離基であり、R4aは−CO4b、−SO4b、−P(
O)(OR4b)または−P(O)(OR4b)Hであり、R4bは酸の保護基であ
る] のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式III:
【化51】 の化合物を得る。
【0054】 g)式III:
【化52】 の化合物を塩化オキサリルおよびアンモニアと反応させて、式II:
【化53】 の化合物を得る。
【0055】 h)場合により、式II:
【化54】 の化合物を加水分解して、式Iの化合物を得る。
【0056】 i)場合により、式Iの化合物を塩化する。
【0057】 1H−インドール−3−グリオキシルアミドsPLAインヒビターの製造に
関する合成方法論は、当該化学分野の当業者が利用可能な適当ないずれかの方法
であり得る。しかしながら、該方法論は、使用方法、具体的には敗血症に苦しん
でいるかまたは患い易い哺乳動物を処置する方法である本発明には関係しない。
【0058】 本発明の方法は、敗血症に苦しんでいる哺乳動物(ヒトを含む)の処置のため
の方法であって、該方法はそのヒトに、以下の式(Ia)で示す化合物、または
その医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ誘導体の治療学的に有効な量を
投与することを含む。
【化55】 [式中、 Xは共に酸素である。 R
【化56】 (ここで、R10は、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C10アルコキシ、
−S−(C〜C10アルキル)およびC〜C10ハロアルキルから独立して選
ばれる基であり、tは0〜5の数である) からなる群から選ばれる。 Rは、ハロ、シクロプロピル、メチル、エチルおよびプロピルの群から選ば
れる。 RおよびRは、水素、非妨害性置換基または基:−(L)−(酸性基)(こ
こで、−(L)−は酸連結基である)から独立して選ばれる。 但し、Rについては、該酸連結基:−(L)−は、
【化57】 からなる群から選ばれる。そして、 Rについては、該酸連結基:−(L)−は、
【化58】
【化59】 (ここで、R84およびR85は各々独立して、水素、C〜C10アルキル、
アリール、C〜C10アルカアリール、C〜C10アラルキル、カルボキシ
、カルバルコキシおよびハロから選ばれる) からなる群から選ばれる。 但し、RおよびRの少なくとも1つは基:−(L)−(酸性基)でなければ
ならず、RまたはRの該基:−(L)−(酸性基)上の(酸性基)は−CO
、−SOH、または−PO(OH)から選ばれる。 RおよびRは各々独立して、水素および非妨害性置換基から選ばれる。こ
こで、該非妨害性置換基は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C 〜Cアルキニル、C〜C12アラルキル、C〜C12アルカアリール、C 〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、トルリル、
キシレニル、ビフェニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニルオキシ
、C〜Cアルキニルオキシ、C〜C12アルコキシアルキル、C〜C アルコキシアルキルオキシ、C〜C12アルキルカルボニル、C〜C12 アルキルカルボニルアミノ、C〜C12アルコキシアミノ、C〜C12アル
コキシアミノカルボニル、C〜C12アルキルアミノ、C〜Cアルキルチ
オ、C〜C12アルキルチオカルボニル、C〜C12アルキルスルフィニル
、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cハロ
アルキルスルホニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル
、−C(O)O(C〜Cアルキル)、−(CH)−O−(C〜Cアルキル)
、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSOR)、−CH
O、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、カルバルコキシ、
−(CH)−COH、クロロ、シアノ、シアノグアニジル、フルオロ、グア
ニジノ、ヒドラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ
、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SOH、チオアセタール、チオカルボニルお
よびC〜Cカルボニルからなる群から選ばれる。nは1〜8である]
【0059】 本発明の方法において有用な1H−インドール−3−グリオキシルアミド化合
物およびそれらに対応する全ての医薬的に許容し得る塩、溶媒和物およびプロド
ラッグ誘導体が、本発明の方法を実施するのに、および本発明の組成物を製造す
るのに好ましいが、このものとしては以下のものを含む: (A) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル−1−(フ
ェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (B)dl−2−[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル
−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]プロパン酸、 (C) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
ェニル]−2−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
酢酸、 (D) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
ェニル]−3−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
酢酸、 (E) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
ェニル]−4−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
酢酸、 (F) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[(2,6−ジクロ
ロフェニル)メチル]−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (G) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[4(−フルオロ
フェニル)メチル]−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (H) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル−1−[(
1−ナフタレニル)メチル]−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (I) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フ
ェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (J) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[(3−クロロフ
ェニル)メチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (K) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
ェニル]−2−イルメチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
酢酸、 (L) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
ェニル]−2−イルメチル]−2−プロピル−1H−インドール−4−イル]オキ
シ]酢酸、 (M) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−シクロプロピル
−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (N) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
ェニル]−2−イルメチル]−2−シクロプロピル−1H−インドール−4−イル
]オキシ]酢酸、 (O) 4−[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1
−(フェニルメチル)−1H−インドール−5−イル]オキシ]酪酸、および (P) (A)〜(P)のいずれかの組み合わせ混合物。
【0060】 式(I)の化合物および化合物名(A)〜(O)のプロドラッグは、sPLA インヒビターとして特に有用である。好ましいプロドラッグは、芳香族エステ
ルまたは脂肪族エステルであって、例えばメチルエステル、エチルエステル、n
−プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチルエステル、sec−ブ
チルエステル、tert−ブチルエステル、N,N−ジエチルグリコールアミド
エステルおよびモルホリノ−N−エチルエステルが挙げられる。エステルおよび
プロドラッグの製造法については、米国特許第5,654,326号に開示されている。
プロドラッグ合成の別の製造法については、米国仮特許出願60/063280号(1997
年10月27日に出願)(標題はN,N-diethylglycolamido ester Prodrugs of Indol
e sPLA2 inhibitors)(これは本明細書の一部を構成する)、米国仮特許出願60
/063646号(1997年10月27日に出願)(標題はMorpholino-N-ethyl Ester Prodr
ugs of Indole of sPLA2 inhibitors)(これは本明細書の一部を構成する)お
よび米国仮特許出願06/063284号(1997年10月27日に出願)(標題はIsopropyl
Ester Prodrugs of Indole sPLA2 inhibitors)(これは本明細書の一部を構成
する)に開示されている。
【0061】 本発明の方法の実施において、式:
【化60】
【化61】 で示す、[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェ
ニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸の酸、ナトリウム塩、
メチルエステルおよびモルホリノ−N−エチルエステル形態が最も好ましい。
【0062】 別の非常に好ましい化合物は、式:
【化62】 で示すインドール−3−グリオキシルアミドモルホリノエチルエステルであって
、この製造については米国仮特許出願60/063,646号(1997年10月27日に出願)
に更に記載されている。
【0063】 1H−インドール−3−グリオキシルアミドsPLAインヒビターの合成法
については、更に以下の反応式において示す。 1H−インドール−3−グリオキシルアミドの反応式
【化63】
【化64】
【0064】 反応式の説明: 酸素原子由来の酸性機能を有する4位で置換されたグリオキシルアミドを得る
ために、反応式1に概説する反応を用いる(1〜5の変換については、Robin D,
Clark、Joseph M. Muchowski、Lawrence E. Fisher、Lee A. Flippin、David B
. Repke、Michel SouchetによるSynthesis 、1991、871〜878を参照。これは本
明細書の一部を構成する)。オルト−ニトロトルエン1は、触媒としてPd/C
を用いて容易に2−メチルアニリンに還元される。還元反応は、エタノール、テ
トラヒドロフラン(THF)、またはそれらの混合液中で、低圧の水素を用いて
行うことができる。アニリン2を二炭酸ジ−tert−ブチルと共にTHF中、
還流温度で加熱すると、N−tert−ブチルカルボニル誘導体3によい収率で
変換される。THF中、−40℃〜−20℃でsec−ブチルリチウムを用いて
ジアニオン3のジリチウム塩を生成させ、適当に置換されたN−メトキシ−N−
メチルアルカンアミドと反応させる。この生成物4を、ヘキサンから結晶化させ
ることによって精製するか、またはジクロロメタン中、トリフルオロ酢酸と直接
に反応させて、1,3−未置換インドール5を得る。該1,3−未置換インドール
5を、ジメチルホルムアミド中、室温(20〜25℃)で0.5〜1.0時間、水
素化ナトリウムと反応させる。得られた5のナトリウム塩を、当量のアリールメ
チルハライドを用いて処理して、その混合物を0〜100℃の範囲の温度で(通
常は、周囲の室温で)4〜36時間撹拌させて、1−アリールメチルインドール
6を得る。このインドール6を、ジクロロメタン中、三臭化ホウ素と一緒に約5
時間撹拌してO−脱メチル化する(Tsung-Ying ShemおよびCharles A Winterに
よるAdv. Drug Res., 1977, 12, 176を参照。これは本明細書の一部を構成する
。)。4−ヒドロキシインドール7を、5から6への変換についての記載と同じ
反応条件下で、ジメチルホルムアミド(DMF)中、塩基として水素化ナトリウ
ムを用いて、α−ブロモアルカン酸エステルを用いてアルキル化した。a−[(イ
ンドール−4−イル)オキシ]アルカン酸エステル8を、ジクロロメタン中、塩化
オキサリルと反応させて9を得て、このものは精製せずにアンモニアと直接に反
応させてグリオキサミド10を得る。この生成物をMeOH中の1N 水酸化ナ
トリウムを用いて加水分解する。最終的なグリオキシルアミド11を、遊離カル
ボン酸としてか、またはそのナトリウム塩としてか、またはその両方の形態で単
離する。
【0065】 本発明の方法の実施において有用な、最も好ましい化合物である、[[3−(2
−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H
−インドール−4−イル]オキシ]酢酸(並びに、そのナトリウム塩およびメチル
エステル)を、以下の方法によって製造することができる。
【0066】 式:
【化65】 で示す化合物である、[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチ
ル−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸の製造 A部.2−エチル−4−メトキシ−1H−インドールの製造 1.3Mのsec−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液(140mL、0.1
8mol)を、N−tert−ブトキシカルボニル−3−メトキシ−2−メチル
アニリン(21.3g、0.09mol)のTHF(250mL)中に、ドライア
イス−エタノール浴を用いて温度を−40℃より低く保ちながら、ゆっくりと加
えた。その浴を除き、温度を0℃まで昇温させ、次いで浴を置き直した。温度を
−60℃まで冷却後、等量のTHF中のN−メトキシ−N−メチルプロパンアミ
ド(18.5g、0.18mol)を滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、冷浴
を除き、更に18時間撹拌した。次いで、そのものをエーテル(300mL)と
0.5N HCl(400mL)の混合物に注いだ。有機相を分離し、水および
ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、粗1−[2−(te
rt−ブトキシカルボニルアミノ)−6−メトキシフェニル]−2−ブタノン(2
5.5g)を得た。この物質をジクロロメタン(250mL)およびトリフルオ
ロ酢酸(50mL)に溶解し、総計17時間撹拌した。その混合物を減圧下で濃
縮して、残りの油状物に酢酸エチルおよび水を加えた。酢酸エチルを分離し、ブ
ラインで洗浄し、乾燥(MgSO)して濃縮した。残渣についてシリカゲルク
ロマトグラフィー精製(20%EtOAc/ヘキサンを用いて溶出)を3回行っ
て、2−エチル−4−メトキシ−1H−インドール(13.9g)を得た。 元素分析(C1113NOとして計算):(理論値)C、75.40;H、
7.48;N、7.99。(実測値)C、74.41;H、7.64;N、7.97
【0067】 B部.2−エチル−4−メトキシ−1−(フェニルメチル)−1H−インドールの
製造 2−エチル−4−メトキシ−1H−インドール(4.2g、24mmol)を
DMF(30mL)に溶解し、60%のNaH/鉱油(960mg、24mmo
l)を加えた。1.5時間後、臭化ベンジル(2.9mL、24mmol)を加え
た。4時間後、その混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。その酢酸
エチルを合わせてブラインで洗浄して、乾燥(MgSO)し、減圧下で濃縮し
た。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン
を用いて溶出)精製を行って、2−エチル−4−メトキシ−1−(フェニルメチ
ル)−1H−インドール(3.1g、収率49%)を得た。
【0068】 C部.2−エチル−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−1H−インドール
の製造 2−エチル−4−メトキシ−1−(フェニルメチル)−1H−インドール(3.
1g、11.7mmol)を、室温で5時間撹拌しながら、1M BBrのジ
クロロメタン(48.6mL)を用いて処理することによっO−脱メチル化し、
続いて減圧下で濃縮した。その残渣を酢酸エチルに溶解し、ブラインで洗浄して
、乾燥(MgSO)した。減圧下で濃縮後、残渣についてシリカゲルクロマト
グラフィー(20%EtOAc/ヘキサンを用いて溶出)精製を行なって、2−
エチル−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−1H−インドール(1.58
g、収率54%)を得た。mp、86〜90℃。 元素分析(C1717NOとして計算):(理論値)C、81.24;H、
6.82;N、5.57。(実測値)C、81.08;H、6.92;N、5.41
【0069】 D部.[[2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル)オ
キシ]酢酸メチルエステルの製造 2−エチル−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−1H−インドール(1
.56g、6.2mmol)を60%NaH/鉱油(248mg、6.2mmol)
のDMF(20mL)混合物に加え、0.67時間撹拌した。
【0070】 次いで、ブロモ酢酸メチル(0.6mL、6.2mmol)を加え、撹拌を17
時間続けた。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル溶液をブ
ラインで洗浄して、乾燥(MgSO)し、減圧下で濃縮した。その残渣につい
てシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサンを用いて溶出)
精製を行なって、[[2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4
−イル]オキシ]酢酸(1.37g、収率69%)を得た。89−92℃。 元素分析(C2021NOとして計算):(理論値)C、74.28;H
、6.55;N、4.33。(実測値)C、74.03;H、7.49;N、4.6
0。
【0071】 E部.[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェニ
ルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸メチルエステルの製造 [[2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]
酢酸メチルエステル(1.36g、4.2mmol)のジクロロメタン(10mL
)に、塩化オキサリル(0.4mL、4.2mmol)を加え、その混合物を1.
5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、残渣をジクロロメタン(10mL
)に溶かした。無水アンモニアを0.25時間吹き込み、混合物を1.5時間撹拌
し、減圧下で蒸発させた。その残渣を酢酸エチル(20mL)に溶解して、混合
物をろ過した。そのろ液を濃縮して、[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチ
ル)−2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ
]酢酸メチルエステルおよび塩化アンモニウムの混合物(1.37g)を得た。こ
の混合物は172−187℃で融解した。
【0072】 F部.[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェニ
ルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸の製造 [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェニルメ
チル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸メチルエステル(788mg
、2mmol)、1N NaOH(10mL)およびMeOH(30mL)の混
合物を還流を保ちながら0.5時間加熱し、室温で0.5時間撹拌し、減圧下で濃
縮した。残渣を酢酸エチルおよび水に溶かし、水相を分離し、1H HClを用
いてpHを2〜3にまで酸性とした。沈殿物をろ過し、このものを酢酸エチルを
用いて洗浄して、[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−
1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸(559mg
、収率74%)を得た。mp、230−234℃。 元素分析(C2120として計算):(理論値)C、65.96;
H、5.80;N、7.33。(実測値)C、66.95;H、5.55;N、6.
99。
【0073】 b)本発明の方法を実施するのに有用な1H−インドール−3−ヒドラジドsP
LAインヒビターについては、米国特許第5,578,634号(これは本明細書の一
部を構成する)に記載されている。本発明の方法は敗血症に苦しんでいる哺乳動
物(ヒトを含む)の処置方法であって、該方法はそのヒトに式(Ib)で示す1
H−インドール−3−酢酸ヒドラジド、その医薬的に許容し得る塩およびプロド
ラッグ誘導体の治療学的に有効な量を投与することを含む。
【化66】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 Rは(i)、(ii)および(iii)の群から選ばれる。ここで、 (i)はC〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20アル
キニル、C〜C20ハロアルキル、C〜C12シクロアルキルである。 (ii)はアリールまたは置換されたアリール(該置換基はハロ、−CN、−
CHO、−OH、−SH、C〜C10アルキルチオ、C〜C10アルコキシ
、C〜C10アルキル、カルボキシル、アミノまたはヒドロキシアミノである
)である。 (iii)は
【化67】 (ここで、yは1〜8である。R74は独立して水素またはC〜C10アルキ
ルである。R75は、アリール、置換されたアリール(該置換基はハロ、−CN
、−CHO、−OH、ニトロ、フェニル、−SH、C〜C10アルキルチオ、
〜C10アルコキシ、C〜C10アルキル、アミノ、ヒドロキシアミノで
ある)または置換もしくは未置換の5〜8員のヘテロ環である) である。 Rは、ハロ、C〜Cアルキル、エテニル、C〜Cアルキルチオ、C 〜Cアルコキシ、−CHO、−CNである。 各Rは独立して、水素、C〜Cアルキルまたはハロである。 R、R、RおよびRは各々独立して、水素、C〜C10アルキル、
〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜Cシクロアルキル
、アリール、アラルキル、またはR、R、RおよびRの組みのうちのい
ずれかの2つの隣接する炭化水素基(このものは、それらが結合している環内炭
素原子と一緒になって5−または6−員の置換または未置換の炭素環を形成する
)、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C10ハロア
ルコキシ、C〜Cシクロアルコキシ、フェノキシ、ハロ、ヒドロキシ、カル
ボキシル、−SN、−CN、−S(C〜C10アルキル)、アリールチオ、チオ
アセタール、−C(O)O(C〜C10アルキル)、ヒドラジノ、ヒドラジド、−
NH、−NO、−NR8283および−C(O)NR8283(ここで、
82およびR83は5〜8員のヘテロ環を形成するか、またはN、R82およ
びR83は合わさって5〜8員のヘテロ環を形成する)、または式:
【化68】 [式中、 各R76は独立して水素、C〜C10アルキル、ヒドロキシであるか、また
はR76は共に合わさって=Oである。 pは1〜8である。 Zは、結合、−O−、−N(C〜C10アルキル)−、NHまたは−S−であ
る。そして、 Qは、−CON(R8283)、−5−テトラゾリル、−SOH、
【化69】 (式中、R86は独立して水素、金属またはC〜C10アルキルである) である]
【0074】 構造(I)の1H−インドール−3−酢酸ヒドラジドの合成は、以下の反応式
に概説する通り公知の方法によって達成することができる。 反応式1
【化70】
【0075】 1H−インドール−3−酢酸エステルは、塩基の存在下、N,N−ジメチルホ
ルムアミド(DMF)などの溶媒中、アルキルハライドまたはアリールアルキル
ハライドによって容易にアルキル化して(方法a)、中間体である1−アルキル
−1H−インドール−3−酢酸エステルIIIを得ることができる。t−ブトキ
シカリウムおよび水素化ナトリウムなどの塩基が特に有用である。インドールI
Iを塩基と反応させて第1にIIの塩を生成させ、次いでアルキル化剤を加える
ことが有利である。ほとんどのアルキル化は室温で行なうことができる。1−ア
ルキル−1H−インドール−3−酢酸エステルIIIをエタノール中でヒドラジ
ンまたはヒドラジン水和物を用いて処理することにより(方法b)、目的の1−
アルキル−1H−インドール−3−酢酸ヒドラジドIを得る。式Iへのこの縮合
反応は通常、溶媒の還流温度で1〜24時間行なう。
【0076】 c)1H−インドール−3−アセトアミドsPLAインヒビターおよびこれら
のインヒビターの製造法については、米国特許第5,684,034号(これは本明細書
の一部を構成する)に記載されている。これらのインヒビターは、本発明の組成
物において、および敗血症を患っている哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処置
のための本発明の方法において有用な成分である。
【0077】 有用なインヒビターは、式(IIB)、並びにそれの医薬的に許容し得る塩お
よびプロドラッグ誘導体で示される。
【化71】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 R11は(i)、(ii)、(iii)および(iv)の群から選ばれる。こ
こで、 (i)はC〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20アル
キニル、C〜C20ハロアルキル、C〜C12シクロアルキルである。 (ii)はアリールまたは置換されたアリール(該置換基はハロ、ニトロ、−
CN、−CHO、−OH、−SH、C〜C10アルキル、C〜C10アルキ
ルチオ、C〜C10アルコキシル、カルボキシル、アミノまたはヒドロキシア
ミノである。 (iii)は、−(CH)−(R80)または−NH−(R81)(ここで、n
は1〜8であり、R80は(i)に列挙する基であり、R81は(i)および(
ii)に列挙する基から選ばれる)である。 (iv)は、
【化72】 (ここで、R87は、水素またはC〜C10アルキルである。そして、R88 は、未置換または置換された(該置換基はハロ、−CN、−CHO、−OH、−
SH、C〜C10アルキルチオ、C〜C10アルコキシ、フェニル、ニトロ
、C〜C10アルキル、C〜C10ハロアルキル、カルボキシル、アミノお
よびヒドロキシアミノである)フェニル、ナフチル、インデニルおよびビフェニ
ル、または置換もしくは未置換の5〜8員のヘテロ環から選ばれる)の群から選
ばれる。 R12は、ハロ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cアルコキシである
。 各R13は独立して、水素、ハロまたはメチルである。 R14、R15、R16およびR17は各々独立して、水素、C〜C10
ルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜Cシクロ
アルキル、アリール、アラルキル、またはR14、R15、R16およびR17 の組みのうちのいずれかの2つの隣接する炭化水素基(このものは、それらが結
合している環内炭素原子と一緒になって5または6員の置換または未置換の炭素
環を形成する)、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキシ、C
10ハロアルコキシ、C〜Cシクロアルコキシ、フェノキシ、ハロ、ヒド
ロキシ、カルボキシル、−SN、−CN、C〜C10アルキルチオ、アリール
チオ、チオアセタール、−C(O)O(C〜C10アルキル)、ヒドラジド(hydr
azide)、ヒドラジノ、ヒドラジド(hydrazido)、−NH、−NO、−NR 8283および−C(O)NR8283(ここで、R82およびR83は独立
して、水素、C〜C10アルキル、C〜C10ヒドロキシアルキルであるか
、またはN、R82およびR83は合わさって5〜8員のヘテロ環を形成する)
、または式:
【化73】 [式中、 R84およびR85は各々独立して、水素、C〜C10アルキル、ヒドロキ
シであるか、またはR84およびR85は合わさって=Oである。 pは1〜5である。 Zは、結合、−O−、−N(C〜C10アルキル)−、NHまたは−S−であ
る。そして、 Qは、−CON(R8283)、−5−テトラゾリル、−SOH、
【化74】
【化75】 (ここで、nは1〜8であり、R86は独立して水素、金属またはC〜C10 アルキルであり、R99は水素またはC〜C10アルキルから選ばれる] である]
【0078】 本発明の方法において有用な、構造(IIb)の1H−インドール−3−アセ
トアミドの合成は、公知の方法によって達成される。これらの化合物の合成に有
用な方法を以下の反応式に示す。
【化76】
【0079】 1H−インドール−3−アセトアミドIIを、塩基の存在下、N,N−ジメチ
ルホルムアミド(DMF)などの溶媒中、アルキルハライドまたはアリールアル
キルハライドによってアルキル化して(方法a)、中間体である1−アルキル−
1H−インドール−3−酢酸エステルIIIを得ることができる。t−ブトキシ
カリウムおよび水素化ナトリウムなどの塩基が有用である。インドールIIを塩
基と反応させて第1にIIの塩を生成させ、次いでアルキル化剤を加えることが
有利である。1−アルキル−1H−インドール−3−酢酸エステルIIIをヒド
ラジンまたはヒドラジン水和物を用いてエタノール中で処理することにより(方
法b)、目的の1−アルキル−1H−インドール−3−酢酸ヒドラジドIVを得
る。式IVへのこの縮合反応は通常、溶媒の還流温度で1〜24時間行なうこと
ができる。酢酸ヒドラジドIVを、エタノール中、ラネーニッケルと一緒に加熱
することによって水素化して、アセトアミドIを得る(方法c)。中間体である
酢酸エステルIIIを、第1に加水分解して酢酸誘導体Vを得て(方法d)、こ
のものをクロロギ酸アルキルを用いて処理し、次いで無水アンモニアによって処
理することによってもアミドIを得る(方法e)。
【0080】 d)米国特許第5,641,800号(これは本明細書の一部を構成する)に記載され
ている、ヒドラジド、アミドまたはグリオキシルアミドタイプの1H−1−官能
性のsPLAインヒビター。これらのインヒビターは、本発明の組成物におけ
るか、および敗血症を患っている哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処置のため
の本発明の方法において有用な成分である。
【0081】 該インヒビターは、1H−インドール−1−アセトアミド、またはその医薬的
に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体であって、該化合物は式
(Ic):
【化77】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 各Rは独立して水素またはC〜Cアルキルである。 Rは(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、1つ以上の独立して選ばれる非妨害性置換基で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 RおよびRは独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(La)−(酸
酸性基)(ここで、−(La)−は酸連結鎖長が1〜10である酸連結基である)
である。但し、RおよびRの少なくとも1つは、基:−(La)−(酸性基)で
ななければいけない。 RおよびRは各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害
性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換さ
れたヘテロ環式基である] で示される。
【0082】 本発明の組成物の方法および製造物の製造化の実施におけるsPLAインヒ
ビターとして有用な1H−インドール−1−ヒドラジド化合物は、1H−インド
ール−1−ヒドラジド化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もし
くはプロドラッグ誘導体であって、該化合物は式(IIc):
【化78】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 各Rは独立して水素またはC〜Cアルキルである。 Rは(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、独立して選ばれる非妨害性置換基の1つ以上で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 RおよびRは独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(La)−(酸
酸性基)(ここで、−(La)−は酸連鎖長が1〜10である酸連結基である)で
ある。但し、RおよびRの少なくとも1つは、基:−(La)−(酸性基)でな
ければいけない。 RおよびRは各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害
性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換さ
れたヘテロ環式基である] で示される。
【0083】 e)インドリジンsPLAインヒビターおよびその製造法については、米国特
許出願08/765566(1995年7月20日に出願)(標題は「Synovial Phospholipase
A2 Inhibitor Compounds Having an Indolizine Type Nucleus, Pharmaceutical
Formations Containing Said compounds, and Therapeutic Methods of Using
said Compounds」である)(これは本明細書の一部を構成する);および欧州特
許公開公報0772596号(1997年5月14日に公開)に記載されている。これらのイン
ヒビターは、本発明の組成物の製造化において、および敗血症を患っている哺乳
動物(例えば、ヒトを含む)の処置のための本発明の方法の実施において有用で
ある。
【0084】 有用な1H−インドール−1−官能性化合物、またはその医薬的に許容し得る
塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体は、式(Id):
【化79】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 各R11は独立して水素、C〜Cアルキルまたはハロである。 R13は(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、独立して選ばれる非妨害性置換基の1つ以上で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 R12は、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
アルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 R17およびR18は独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(La)−
(酸酸性基)(ここで、−(La)−は酸連結鎖長が1〜10である酸連結基である
)である。但し、R17およびR18の少なくとも1つは、基:−(La)−(酸
性基)でなければいけない。 R15およびR16は各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非
妨害性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置
換されたヘテロ環式基である] で示される。
【0085】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、特に好ま
しい1H−インドール官能性化合物はインドリジン−1−酢酸ヒドラジド化合物
、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラグ誘導体であっ
て、該化合物は式(IId):
【化80】 で示される。
【0086】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、特に好ま
しい1H−インドール−1−官能性化合物はインドリジン−1−グリオキシルア
ミド化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ
誘導体であって、該化合物は式(IIId):
【化81】 で示される。
【0087】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、特に好ま
しい1H−インドール−1H−官能性化合物はインドリジン−3−アセトアミド
化合物、またはその医薬的に許容し得る塩溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体
であって、該化合物は以下の式(IVd):
【化82】 [式中、 Xは酸素または硫黄から選ばれる。 各Rは独立して水素、C〜Cアルキルまたはハロである。 Rは(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、独立して選ばれる非妨害性置換基の1つ以上で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 RおよびRは独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(La)−(酸
酸性基)(ここで、−(La)−は酸連結鎖長が1〜10である酸連結基である)
である。但し、RおよびRの少なくとも1つは、基:−(La)−(酸性基)で
なければいけない。 RおよびRは各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害
性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換さ
れたヘテロ環式基である] で示される。
【0088】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、特に好ま
しい1H−インドール−1H−官能性化合物はインドリジン−3−ヒドラジド化
合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体
であって、該化合物は式(Vd):
【化83】 で示される。
【0089】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、特に好ま
しい1H−インドール−1H−官能性化合物はインドリジン−3−グリオキシル
アミド化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッ
グ誘導体であって、該化合物は式(VId):
【化84】 で示される。
【0090】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、特に好ま
しい1H−インドール−1H−官能性化合物はインドリジン−1−アセトアミド
官能性化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッ
グ誘導体であって、該化合物は
【化85】
【化86】
【化87】
【化88】 および上記の化合物の混合物 で示す群から選ばれる。
【0091】 本発明の方法の実施においてsPLAインヒビターとして有用な、他の特に
好ましい1H−インドール−1H−官能性化合物はインドリジン−1−グリオキ
シルアミド官能性化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくは
プロドラッグ誘導体であって、該化合物は
【化89】
【化90】
【化91】
【化92】
【化93】
【化94】
【化95】
【化96】
【化97】
【化98】
【化99】
【化100】
【化101】
【化102】
【化103】
【化104】
【化105】
【化106】
【化107】
【化108】
【化109】
【化110】
【化111】
【化112】
【化113】
【化114】 および上記の化合物の混合物 で示す群から選ばれる。
【0092】 インドリジン化合物は、以下の反応式の1つ以上によって製造することができ
る。 以下の略号を使用する。 Bnはベンジルである。 THFはテトラヒドロフランである。 LAHは水素化アルミニウムリチウムである。 LDAはリチウムジイソプロピルアミンである。 DBUは1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンである。
【0093】 反応式1e−1部
【化115】 2−メチル−5−メトキシピリジンのアニオンをリチウムジイソプロピルアミ
ドを用いてTHF中で生成させ、ベンゾニトリルと反応させて2を得る。1−ブ
ロモ−2−ブタノンによる2の窒素のアルキル化を行ない、続いて塩基触媒によ
る環化反応を行なって3を得て、このものをLAHによって還元して4を得る。
4を塩化オキサリルおよびアンモニアを用いて連続して処理することにより、8
を得る。別法として、4をエチルオキサリルクロリドを用いてアシル化して5を
得て、このものを水酸化リチウムを用いて6に変換して、次いでクロロギ酸エチ
ルおよび水酸化アンモニウムを用いて連続して処理することによって8を得る。
BBrによる8の脱メチル化により9を得て、このものを塩基および4−ブロ
モ酪酸エチルを用いてO−アルキル化して10を得る。塩基水溶液による10の
加水分解により、11を得る。
【0094】 反応式2e−1部
【化116】 ここで、本明細書において、以下の「cyclo」は「シクロ」と、「Naphthyl」
は「ナフチル」と;「cyclo-Pr」、「cyclo-Pro」および「cyclopropyl」は「シ
クロプロピル」と;「cyclo-Hex」および「cyclohexyl」は「シクロヘキシル」
と;「biphenyl」は「ビフェニル」と;「phenyl」は「フェニル」と;「cyclop
entyl」は「シクロペンチル」と訳す。 化合物12(N, Desidiri, A. Galli, I. SestiliおよびM. L. SteinによるAr
ch. Pharm. (Weinheim)325, 29 (1992))を、Pd/Cの存在下で水素を用いて
還元して14を得て、このものを水酸化アンモニウムを用いてアンモノリシスし
て15を得る。塩化ベンジルおよび塩基を用いた15のO−アルキル化により、
16を得る。13または16の窒素原子を1−ブロモ−2−ケトンを用いてアル
キル化し、続いて塩基触媒による環化反応を行なうことにより、インドリジン1
7を得て、このものをアロイルハライドによってアシル化して18を得る。
【0095】 式2e−2部
【化117】 tert−ブチルアミン−水素化ホウ素および塩化アルミニウムによる18の
還元を行なって19を得て、このものをPd/Cの存在下で水素によって還元し
て20を得る。ブロモ酢酸ベンジルおよび塩基による20のO−アルキル化によ
り21を得て、このものをPd/Cの存在下で水素を用いてベンジル化すること
によって酸22に変換する。
【0096】 反応式3e−1部
【化118】 化合物23(N. Desideri F. Manna, M. L. Stein, G. Bile, W. Filippeelli
およびE. MarmoによるEur. J. Med. Chem. Chim. Ther., 18, 295 (1983))を、
水素化ナトリウムおよび塩化ベンジルを用いてO−アルキル化して24を得る。
1−ブロモ−2−ブタノンまたはクロロメチルシクロプロピルケトンによって2
4をN−アルキル化して、引き続いて塩基触媒による環化反応を行なって25を
得て、このものをアロイルハライドによってアシル化して26を得る。26のエ
ステル官能基を加水分解し、続いて酸性化して酸を得て、このものを熱による脱
炭酸を行なって27を得る。27のケトン官能基をLAHによって還元してイン
ドリジン28を得る。
【0097】 反応式3e−2部
【化119】 塩基の存在下で、3−ブロモ−4−フェニル−ブタン−2−オンまたは3−ブ
ロモ−4−シクロヘキシル−ブタン−2−オンおよびピリジン−2−酢酸エチル
またはその置換誘導体の混合物を加熱することにより、インドリジン31を得る
。DMSO中、高温で塩基の水溶液を用いて31を処理することにより、32を
得て、このものを熱により脱炭酸して33を得る。
【0098】 反応式4e−1部
【化120】 28または33を塩化オキサリルおよび水酸化アンモニウムを用いて連続して
処理することにより35を得て、このものをPd/Cの存在下で水素によって脱
ベンジル化して36を得る。インドリジン36を、水素化ナトリウムおよびブロ
モ酢酸エステルを用いてO−アルキル化して37、38または39を得て、この
ものを塩基の水溶液によって加水分解し、続いて酸性化することによってインド
リジン40に変換する。
【0099】 反応式4e−2部
【化121】 36hのO−アルキル化によりニトリル41を得て、このものをトリアルキル
スズアジドと反応させて42に変換する。
【0100】 反応式5e
【化122】
【化123】
【化124】 ヒドロキシピリジンをO−アルキル化して44を得て、このものを2−ハロケ
トンと加熱して45を得る。45を塩基を用いて処理することにより、環化を生
じさせて46を得、このものを酸クロリドと一緒に加熱してアシルインドリジン
47を得て、このものを水素化アルミニウムによって還元して対応するアルキル
インドリジン48を得る。48を塩化オキサリル、次いでアンモニアを用いて連
続して処理することにより、49を得る。49のエーテル官能基を切断すること
により、50を得る。50をO−アルキル化することによってオキシ酢酸エステ
ル誘導体51を得て、次いで加水分解してオキシ酢酸52を得る。
【0101】 反応式6e−1部
【化125】
【化126】 ピリジン43をO−アルキル化して53を得る。53を2−ハロケトンと一緒
に加熱することにより、中間体であるN−アルキル化ピリジニウム化合物を得て
、このものを塩基処理して環化して54を得る。54を塩化アシルと一緒に加熱
することにより、アシルインドリジン55を得て、このものを水素化ホウ素ナト
リウム−塩化アルミニウムによって還元して、アルキルインドリジン56を得る
。別法として、54をアルキルハライドを用いてC−アルキル化することによっ
て56を得る。56を塩化オキサリル、次いでアンモニアを用いて連続して処理
することにより57を得て、このものを加水分解して58を得る。化合物58b
をそのナトリウム塩に変換して、このものを適当なアルキルハライドと反応させ
て59b−kを得る。
【0102】 反応式6e−2部
【化127】 化合物36bをO−アルキル化して59l−pを得る。
【0103】 反応式7e
【化128】
【化129】 ピリジン60を2−ハロケトンによってN−アルキル化して、中間体であるピ
リジニウム化合物を得て、このものを塩基によって環化して61を得る。61の
塩化アシルとの反応により62を得て、このものをtert−ブチルアミン−ボ
ランおよび塩化アルミニウムを用いて還元して63を得る。63を塩化オキサリ
ル、次いでアンモニアを用いて連続して処理することにより64を得て、このも
のをBBrによってO−脱メチル化し65を得る。65のナトリウム塩を、4
−ブロモ酪酸エチルと反応させて66を得て、このものを加水分解して酸67を
得る。
【0104】 反応式8e
【化130】 化合物36dおよび65cを、ω−ブロモカルボン酸エステルによってO−ア
ルキル化して68を得て、このものを加水分解して酸69を得る。化合物36d
および65cを、プロピオラクトンおよび塩基を用いて処理して70を得る。
【0105】 反応式9e
【化131】 化合物66を、tert−ブチルアミン−ボランおよび塩化アルミニウムによ
って還元して71を得る。
【0106】
【化132】
【化133】 ピリジン44bをブロモ酢酸エチルと反応させて72を得て、このものをCS および塩基を用いて処理し、次いでアクリル酸エチルと反応させて73を得る
。73を塩基およびブロモ酢酸エチルと反応させることにより、74a+bの位
置異性体混合物、6−および8−ベンジルオキシ化合物を得る。74a+bを塩
基処理することにより、アクリル酸エチルが脱離して75を得て、このものを6
−ベンジルオキシ誘導体の異性体から分離して、S−アルキル化して76を得る
。76を加水分解して77を得て、このものを熱による脱炭酸を行なって78を
得る。化合物78をC−アルキル化して79を得て、このものを塩化オキサリル
、次いでアンモニアを用いて連続して処理して80を得る。80のエーテルを切
断することにより81を得て、そのナトリウム塩をブロモ酢酸メチルによってア
ルキル化して82を得て、このものを加水分解して酸83を得る。
【0107】 反応式11e−1部
【化134】 アミノピリジン84を、そのN−CBZ誘導体85に変換して、そのアニオン
をブロモ酢酸メチルによってアルキル化して86を得る。86を塩基の存在下で
メチルα−ブロモアルキルケトンと反応させることにより、87を得る。87を
塩化オキサリル、次いでアンモニを用いて連続して処理することにより88を得
て、このものをN−CBZ官能基の水素化分解によって89に変換する。89の
加水分解により、酸90を得る。
【0108】 反応式11e−2部
【化135】 化合物88を、tert−ブチルアミン−ボランおよび塩化アルミニウムによ
って還元して91を得て、このものを加水分解して酸92を得る。
【0109】 反応式12e
【化136】
【化137】 ピリジン24をブロモ酢酸メチルによってN−アルキル化し、塩基を用いて環
化して、硫酸ジメチルを用いてO−メチル化して94を得る。94のエステル官
能基の加水分解を行ない、続いて熱による脱炭酸によって2−メトキシ−8−ベ
ンジルオキシインドリジンを得て、このものを3位でC−アルキル化し、次いで
塩化オキサリルおよびアンモニアと連続して反応させることにより95を得る。
8−ベンジルオキシ基の水素化分解反応を行ない、続いてO−アルキル化するこ
とにより96を得て、このものを加水分解して97を得る。
【0110】 f)米国特許出願08/776618(1995年7月20日に出願)(標題は「Synovial Ph
ospholipase A2 Inhibitor Compounds having an Indene Type Nucleus, Pharma
ceutical Formulations Containing said Compounds, and Therapeutic Methods
of Using Said Compounds」)(これは本明細書の一部を構成する)に記載のイ
ンデンsPLAインヒビター。これらのインヒビターは、本発明の組成物を製
造するのに、および敗血症の処置のための本発明の方法を実施するのに有用であ
る。
【0111】 本発明の方法は、敗血症に苦しんでいる哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処
置方法に関するものであって、該方法はそのヒトにインデン−1−アセトアミド
化合物または、その医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導
体の治療学的に有効な量を投与することを含み、該化合物は式(If):
【化138】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 各Rは独立して水素、C〜Cアルキルまたはハロである。 Rは(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、独立して選ばれる非妨害性置換基の1つ以上で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 RおよびRは独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(La)−(酸
酸性基)(ここで、−(La)−は酸連結鎖長が1〜10である酸連結基である)
である。但し、RおよびRの少なくとも1つは、基:−(La)−(酸性基)で
なければいけない。 RおよびRは各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害
性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換さ
れたヘテロ環式基である] で示される。
【0112】 適当なインデン化合物としては、インデン−1−酢酸ヒドラジド化合物または
、その医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体も含む。該
化合物は、式(IIf):
【化139】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 各Rは独立して水素、C〜Cアルキルまたはハロである。 Rは(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、独立して選ばれる非妨害性置換基の1つ以上で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 RおよびRは独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(L)−(酸
酸性基)(ここで、−(L)−は酸連結鎖長が1〜10である酸連結基である)
である。但し、RおよびRの少なくとも1つは、基:−(L)−(酸性基)で
なければいけない。そして、 RおよびRは各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害
性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換さ
れたヘテロ環式基である] によって示される。
【0113】 本発明の方法において有用な適当なインデン化合物としては、インデン−1−
グリオキシルアミド化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしく
はプロドラッグ誘導体も含む。該化合物は、式(IIIf):
【化140】 [式中、 Xは酸素または硫黄である。 Rは(a)、(b)または(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は、C〜C20アルキル、C〜C20アルケニル、C〜C20
ルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は、独立して選ばれる非妨害性置換基の1つ以上で置換された(a)の
要素である。 (c)は、基:−(L)−R80(ここで、−(L)−は炭素数が1〜12の二価
の結合基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる群である)である。 Rは、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C 〜Cシクロアルケニル、−O−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜C
ルキル)または水素以外の原子を総計1〜3個有する非妨害性置換基である。 RおよびRは独立して、水素、非妨害性置換基または基:−(L)−(酸
酸性基)(ここで、−(L)−は酸連結鎖長が1〜10である酸連結基である)
である。但し、RおよびRの少なくとも1つは、基:−(L)−(酸性基)で
なければいけない。そして、 RおよびRは各々独立して、水素、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害
性置換基で置換された炭素環式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換さ
れたヘテロ環式基である] で示される。
【0114】 インデン化合物の製造法は以下の通りである。 反応式−1f
【化141】
【化142】 アニスアルデヒド1、プロピオン酸無水物およびプロピオン酸ナトリウムの混
合物を加熱して2を得て、このものをPd/Cの存在下で水素によって還元して
3を得る。3を酸による環化反応を行なうことにより、6を得る。別法として、
3のメトキシ基のパラ位である芳香族位をブロモ化によって遮断して4を得て、
このものを酸により環化して5を得て、次いで水素およびPd/Cを用いて脱臭
素化を行なって6を得る。6をホスホノ酢酸トリエチルのアニオンと反応させて
、7および/または8を得る。8のラジカル臭素化により9を得て、このものを
PtOの存在下で水素を用いて還元して7を得る。別法として、8を酸を用い
て処理して7を得る。
【0115】
【化143】 化合物7を塩基の存在下で、ベンズアルデヒドおよびその誘導体と縮合させて
10を得る。インデン10を、ベンゾトリアゾ−1−イルオキシトリス(ジメチ
ルアミノ)ヘキサフルオロリン酸塩を用いて活性エステルに変換し、次いで水酸
化アンモニウムと反応させて11を得る。11をBBr3を用いて脱メチル化す
ることにより12を得て、このものを水素化ナトリウムおよびω−ブロモアルカ
ン酸エステルを用いてO−アルキル化して13を得る。塩基の水溶液による加水
分解により14を得る。
【0116】 反応式−3f
【化144】 化合物12cを水素化ナトリウムおよびブロモ酢酸メチルを用いてO−アルキ
ル化して15を得て、このものをPd/Cの存在下で水素によって還元して異性
体16aおよび16bの異性体混合物を得る。16aおよび16bの塩基の水溶
液による加水分解により、それぞれ17aおよび17bを得る。
【0117】
【化145】 化合物10dを、リチウムジイソプロピルアミドを用いて処理して、次いでそ
の溶液に空気を吹き込んで18を得る。インデン18をベンゾトリアゾ−1−イ
ルオキシトリス(ジメチルアミノ)ヘキサフルオロリン酸塩を用いて活性エステル
に変換し、次いで水酸化アンモニウムと反応させてヒドロキシアセトアミド19
を得る。化合物19を、過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウムの存在下で
、N−メチルモルホリンN−オキシドを用いて酸化して20を得る。
【0118】 g)カルバゾールおよびテトラヒドロカルバゾールsPLAインヒビター、並
びにそれらの化合物の製造法については、米国特許出願09/063066号(1998年8
月21日に出願)(標題は「Substituted Carbazoles and 1,2,3,4-Tetrahydrocar
bazoles」)(これは本明細書の一部を構成する)に記載されている。これらの
インヒビターは、本発明の組成物を製造するのに、および敗血症に苦しんでいる
哺乳動物(例えば、ヒトを含む)を処置するための方法を実施するのに有用であ
る。
【0119】 有用なカルバゾールまたはテトラヒドロカルバゾールインヒビターは以下の式
【化146】 [式中、 Aはフェニルまたはピリジル(ここで、窒素は5−、6−、7−または8−位
にある)である。 BまたはDの1つは窒素であって、他方は炭素である。 Zはシクロヘキセニル、フェニル、ピリジル(ここで、窒素は1−、2−また
は3−位にある)または6−員のヘテロ環(該環は1−、2−または3−位の硫
黄または酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選ば
れる1つのヘテロ原子を有する)である。
【化147】 は二重結合または単結合である。 R20は(a)、(b)および(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は−(C〜C20)アルキル、−(C〜C20)アルケニル、−(C
〜C20)アルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は独立して選ばれる非妨害置換基の1つ以上で置換された(a)の要素
である。 (c)は基:−(L)−R80である。ここで、−(L)−とは原子数が1〜12
の二価の結合基である。該原子は炭素、水素、酸素、窒素および硫黄から選ばれ
、−(L)−における原子の組み合わせは(i)炭素と水素のみ、(ii)1つの
硫黄のみ、(iii)1つの酸素のみ、(iV)1つまたは2つの窒素と水素の
み、(v)炭素、水素と1つの硫黄のみ、並びに(vi)炭素、水素と酸素のみ
、から選ばれる。R80は(a)または(b)から選ばれる基である。 R21は、非妨害性置換基である。 R1'は、−NHNH、−NHまたは−CONHである。 R2'は、−OHおよび−O(CH)5'からなる群から選ばれる。 ここで、R5'はH、−CN、−NH、−CONH、−CONR10
、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C
)アルキルまたは−CFである)、フェニル、置換されたフェニル(該置
換基は−COHまたは−CO(C〜C)アルキルである)、および−(L
)−(酸性基)(ここで、−(L)−は1〜7個の酸連結鎖長を有する酸連結基
である)であり、tは1〜5である。 R3'は、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害性置換基で置換された炭素環
式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換されたヘテロ環式基から選ばれ
る。 但し、R3'がHであり、R20がベンジルであり、mが1または2である場
合は、R2'は−O(CH)Hではない。そして、 Dが窒素である場合は、Zのヘテロ原子は1−、2−または3−位の硫黄また
は酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選ばれる]
で示される。
【0120】 本発明の組成物および方法において、式(IIe):
【化148】 [式中、 Zはシクロヘキセニルまたはフェニルである。 R21は非妨害性の置換基である。 Rは、−NHNHまたは−NHである。 Rは、−OHおよび−O(CH)からなる群から選ばれる。ここで、
はH、−COH、−CONH、−CO(C〜Cアルキル)、
【化149】 (ここで、RおよびRは各々独立して、−OHまたは−O(C〜C)アル
キルである)、 −SOH、−SO(C〜Cアルキル)、テトラゾリル、−CN、−NH 、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C
)アルキルまたは−CFである)、フェニルまたは置換されたフェニル(
該置換基は−COHまたは−CO(C〜C)アルキルである)であり、m
は1〜3である。 Rは、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フ
ェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−
(C〜C)アルキル、ハロまたは−CFである)、−CHOSi(C
)アルキル、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキル、
または−(CH)(ここで、RはH、−CONH、−NR10
−CNまたはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C)アル
キルまたは−フェニル(C〜C)アルキルであり、nは1〜8である)である
。 Rは、H、−(C〜C14アルキル)、−(C〜C14)シクロアルキル、
ピリジル、フェニルまたは置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アル
キル、ハロ、−CF、−OCF、−(C〜C)アルコキシ、−CN、−(
〜C)アルキルチオ、フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)ア
ルキルフェニル、フェニル、フェノキシまたはナフチルである)である] で示す化合物、またはそれらの医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異
性体、光学異性体、プロドラッグ誘導体もしくは塩が好ましい。
【0121】 本発明の組成物および方法として好ましい具体的な化合物(その全ての塩およ
びプロドラッグ誘導体を含む)は、以下の通りである。 9−ベンジル−5,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
−4−カルボン酸ヒドラジド; 9−ベンジル−5,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
−4−カルボキサミド; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸・ナトリウム塩; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシカルバゾール−5−イル]オ
キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシカルバゾール−5−イル]オ
キシ酢酸メチル; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−シアノメチルオキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−(1H−テトラゾール−5−イルメチル)オ
キシ)−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カルバゾール−
4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カ
ルバゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カル
バゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−(4−トリフルオロメチル
フェニル)−カルバゾール−4−イル}オキシ酢酸; 9−ベンジル−5−(2−メタンスルホンアミド)エチルオキシ−7−メトキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−(2−メタンスルホンアミド)エチルオキシ−2−メトキシ
カルバゾール−5−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−(2−トリフルオロメタンスルホンアミド)エチルオキシ−
2−メトキシカルバゾール−5−カルボキサミド; 9−ベンジル−5−メタンスルホンアミドイルメチルオキシ−7−メトキシ−
1,2,3,4−テトラヒドカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−メタンスルホンアミドイルメチルオキシ−カルバゾール−
5−カルボキサミド; [5−カルバモイル−2−ペンチル−9−(フェニルメチル)カルバゾール−4
−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(1−メチルエチル)−9−(フェニルメチル)カルバ
ゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(トリ(−1−メチルエチル
)シリル)オキシメチル)]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−フェニル−9−(フェニルメチル)カルバゾール−4
−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(4−クロロフェニル)−9−(フェニルメチル)カル
バゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(2−フリル)−9−(フェニルメチル)カルバゾール
−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(トリ(−1−メチルエチル
)シリル)オキシメチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸・リチウム塩; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オキシ
酢酸; {9−[(3−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−フェノキシフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−トリフルオロメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバ
ゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ベンジルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−トリフルオロメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバ
ゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(1−ナフチル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
キシ酢酸; {9−[(2−シアノフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
イル}オキシ酢酸; {9−[(3−シアノフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
イル}オキシ酢酸; {9−[(2−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
イル}オキシ酢酸; {9−[(3−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
イル}オキシ酢酸; {9−[(3,5−ジメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−ヨードフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
イル}オキシ酢酸; {9−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
イル}オキシ酢酸; {9−[(2,3−ジフルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2,6−ジクロロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−トリフルオロメトキシフェニル)メチル]−5−カルバモイルカル
バゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル(biphenyl))メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル(Biphenyl))メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
オキシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
−5−イル]オキシ酢酸; {9−[(2−ピリジル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
キシ酢酸; {9−[(3−ピリジル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
カルバゾール−5−イル}オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−メチルカルバゾール−4−イル}オキ
シ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒド
ロカルバゾール−5−イル}オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−フルオロカルバゾール−4−イル}オ
キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
カルバゾール−5−イル}オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−クロロカルバゾール−4−イル}オキ
シ酢酸; [9−[(シクロヘキシル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
オキシ酢酸; [9−[(シクロペンチル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
オキシ酢酸; 5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[[(プロペン−3−イル)オキ
シ]メチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(プロピルオキシ)メチル]
カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((カルボキサミドメチル)オキシ)−1,2,
3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−シアノメチルオキシ−カルバゾール−4−
カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((1H−テトラゾール−5−イル−メチル
)オキシ)−カルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((カルボキサミドメチル)オキシ)−カルバ
ゾール−4−カルボキサミド; [9−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
−5−イル]オキシ酢酸; またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体、光学異性体、
プロドラッグもしくは塩である。
【0122】 本発明の組成物および方法に適当な他の望ましいカルバゾールインヒビターは
、式(XXX):
【化150】 [式中、 Rは−NHNHまたは−NHである。 Rは−OHおよび−O(CH)からなる群から選ばれる。ここで、R はH、−COH、−CO(C〜Cアルキル)、
【化151】 (ここで、RおよびRは各々独立して、−OHまたは−O(C〜C)アル
キル)である) 、−SOH、−SO(C〜Cアルキル)、テトラゾリル、−CN、−NH 、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C
〜C)アルキルまたは−CFである)、フェニルまたは置換されたフェニル
(該置換基は−COHまたは−CO(C〜Cアルキル)である)であり、
mは1〜3である。 Rは、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フ
ェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−
(C〜Cアルキル)、ハロまたは−CFである)、−CHOSi(C
アルキル)、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキル、
または−(CH)(ここで、RはH、−CONH、−NRNR10 、−CNまたはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C
ルキル)または−フェニル(C〜Cアルキル)であり、nは1〜8である)で
ある。 Rは、H、−(C〜C14)アルキル、−(C〜C14)シクロアルキル、
ピリジル、フェニルまたは置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アル
キル、ハロ、−CF、−OCF、−(C〜C)アルコキシ、−CN、−(
〜C)アルキルチオ、フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)ア
ルキルフェニル、フェニル、フェノキシまたはナフチルである)である。 Aはフェニルまたはピリジル(ここで、窒素は5−、6−、7−または8−位
にある)である。 Zは、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル(ここで、窒素は1−、2−ま
たは3−位にある)または6−員のヘテロ環(該環は1−、2−または3−位の
硫黄または酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選
ばれるヘテロ原子を1つ有するか、または場合により、ヘテロ環上の1つの炭素
原子が=Oで置換されている)である。 但し、AまたはZの1つはヘテロ環である] で示す化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体
、光学異性体、プロドラッグもしくは塩から選ばれる。
【0123】 本発明の組成物および方法において更に望ましい具体的なカルバゾールおよび
テトラヒドロカルバゾールインヒビターは、化合物: (R,S)−(9−ベンジル−4−カルバモイル−1−オキソ−3−チア−1,2,
3,4−テトラヒドロカルバゾール−5−イル)オキシ酢酸; (R,S)−(9−ベンジル−4−カルバモイル−1−オキソ−3−チア−1,2,
3,4−テトラヒドロカルバゾール−5−イル)オキシ酢酸; [N−ベンジル−1−カルバモイル−1−アザ−1,2,3,4−テトラヒドロカ
ルバゾール−8−イル)オキシ酢酸; 4−メトキシ−6−メトキシカルボニル−10−フェニルメチル−6,7,8,
9−テトラヒドロピリド[1,2−a]インドール; (4−カルボキサミド−9−フェニルメチル−4,5−ジヒドロチオピラノ[3,
4−b]インドール−5−イル]オキシ酢酸; 3,4−ジヒドロ−4−カルボキサミドール−5−メトキシ−9−フェニルメ
チルピラノ[3,4−b]インドール;2−[(2,9−ビス−ベンジル−4−カルバ
モイル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−5−イル)オキシ]酢酸
、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体、光学異性体
、プロドラッグ誘導体もしくは塩から選ばれる。
【0124】 敗血症の処置の組成物および方法において最も好ましいカルバゾール/テトラ
ヒドロカルバゾールインヒビターを、式(Xe)および(XIe):
【化152】
【化153】 で示す。
【0125】 上記のカルバゾールタイプおよびテトラヒドロカルバゾールタイプの全てにつ
いて、それらを(i)酸形態または(ii)医薬的に許容し得る(例えば、Na
、K)形態または(iii)プロドラッグ誘導体(例えば、メチルエステル、エ
チルエステル、n−ブチルエステル、モルホリノエチルエステル)で用いること
が有利である。
【0126】 プロドラッグとは、本発明の方法において使用するsPLAインヒビターの
誘導体であって、このものは化学的にもしくは代謝的に切断可能な基を有し、そ
して加溶媒分解によるかもしくは生理学的な条件下でインビボで医薬的に活性で
ある本発明の化合物となる。本発明の化合物の誘導体は、それらの酸形態および
塩基形態で活性を有するが、その酸誘導体形態が溶解度、組織との適合性または
哺乳動物の生体内での遅い放出といった利点を示すことが多い(Bundgard, Hに
よるDesign of Prodrugs, pp.7-9, 21-24, Elsevier, Amsterdam 1985を参照)
。プロドラッグとは、当該分野の当業者にとってよく知られている酸誘導体を含
み、例えば親化合物と適当なアルコールとの反応によって製造されるエステル、
または親化合物と適当なアミンとの反応によって製造されるアミドを挙げられる
。本発明の化合物上にぶら下がっている酸性基から誘導される単純な脂肪族エス
テルまたは芳香族エステルが好ましいプロドラッグである。場合により、二重エ
ステルタイプのプロドラッグ(例えば、(アシルオキシ)アルキルエステルまたは
((アルコキシカルボニル)オキシ)アルキルエステル)を製造することが好ましい
。特に好ましいプロドラッグは、エステルプロドラッグ(例えば、メチルエステ
ル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチ
ルエステル、sec−ブチルエステル、tert−ブチルエスエル、N,N−ジ
エチルグリコールアミドエステルおよびモリホリノ−N−エチルエステル)を含
む。エステルプロドラッグ製造方法については、米国特許第5,654,326号に開示
されている。プロドラッグ合成の別の方法については、米国仮特許出願60/0632
80(1997年10月27日に出願)(標題は「N,N-diethylglycolamido ester Prodrug
s of Indole sPLA2 Inhibitors」である)(これは本明細書の一部を構成する)
;米国仮特許出願60/063646号(1997年10月27日に出願)(標題は「Morpholino
-N-ethyl Ester Prodrugs of Indole sPLA2 Inhibitors」である)(これは本明
細書の一部を構成する);および米国仮特許出願60/063284号(1997年10月27日
に出願)(標題は「Isopropyl Ester Prodrugs of Indole sPLA2 Inhibitors」
である)(これは本明細書の一部を構成する)に開示されている。
【0127】 本発明の方法を実行するのに有用なカルバゾールおよびテトラヒドロカルバゾ
ールsPLAインヒビター化合物は以下の一般的な方法によって製造すること
ができる。
【0128】 Zがシクロヘキセンである式Ieの化合物は、以下の反応式Ig(a)およびI
g(b)に従って製造される。 反応式Ig(a)
【化154】 ここで、Rが−NHである場合には、R(a)は、H、−O(C〜C )アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フェニル、−(C〜C)アルキ
ルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アルキル、ハロま
たは−CFである)、−CHOSi(C〜C)アルキル、フリル、チオフ
ェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキルまたは−(CH)(ここで、
はH、−CONH、−NR10、−CNまたはフェニルであり、R およびR10は独立して−(C〜C)アルキルまたは−フェニル(C〜C)
アルキルであり、nは1〜8である)である。 また、Rが−NHNHである場合には、R(a)は、H、−O(C〜C )アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フェニル、−(C〜C)アル
キルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アルキル、ハロ
または−CFである)、−CHOSi(C〜C)アルキル、フリル、チオ
フェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキルまたは−(CH)(ここで
、RはH、−CONH、−NR10、−CNまたはフェニルであり、R およびR10は独立して−(C〜C)アルキルまたは−フェニル(C〜C
)アルキルであり、nは1〜8である)である。 R(a)は−OCHまたは−OHである。
【0129】 適当な置換されたニトロベンゼン(1)を、Pd/Cの存在下で(室温が好ま
しい)で、還元剤(例えば、水素)を用いて処理することによってアニリン(2
)に還元することができる。
【0130】 化合物(2)を、アルキル化剤(例えば、適当な置換されたアルデヒド)およ
びシアノ水素化ホウ素ナトリウムを用いて約0℃〜20℃の温度でN−アルキル
化することができる。別法として、適当な置換したベンジルハライドを、まずア
ルキル化工程に使用することができる。得られた中間体を2−カルボエトキシ−
6−ブロモシクロヘキサノンを用いて処理することによるか(約80℃の温度が
好ましい)、またはカリウムヘキサメチルジシラジドおよびブロモケトエステル
を用いて処理することによって(4)を得る。
【0131】 生成物(4)を、ベンゼン中、約1〜2日間、好ましくは80℃でZnCl と一緒に還流することによって環化してテトラヒドロカルバゾール(5)を得る
ことができる(引用文献1を参照)。化合物(5)を、約100℃の温度でヒド
ラジンを用いて処理することによってヒドラジド(6)に変換するか、またはベ
ンゼン中でメチルクロロアルミニウムアミドと反応させることによってアミド(
7)に変換する(文献2を参照)。別法として、(6)をラネーニッケル活性触
媒を用いて処理することによって(7)を得ることができる。
【0132】 R3(a)が式:
【化155】 である場合には、アミドへの変換もこの操作法で達成されるであろう。
【0133】 化合物(6)および(7)は、好ましくは0℃〜室温で脱アルキル化剤(例え
ば、三臭化ホウ素またはチオエトキシナトリウム)を用いて脱アルキル化して化
合物(7)(ここで、R2(a)は−OHである)を得て、このものを次いで塩基
(例えば、水素化ナトリウム)およびアルキル化剤(例えば、Br(CH) (ここで、Rは上に定義する通り、カルボキシレートまたはホスホン酸ジエ
ルステルまたはニトリルである)を用いて再びアルキル化することができる。R のカルボン酸への変換は、塩基の水溶液を用いて処理することによって達成す
ることができる。Rがニトリルである場合には、テトラゾールへの変換は、ト
リブチルスズアジドを用いて達成することができたり、またはカルボキサミドへ
の変換は塩基性の過酸化水素と反応させることによって達成することができる。
がホスホン酸ジエスエルである場合、酸への変換は脱アルキル化剤(例えば
、トリメチルシリルブロミド)と反応させることによって達成することができる
【0134】 RおよびRが共にメトキシである場合、選択的な脱メチル化は、ジメチル
ホルムアミド中、100℃でエタンチオール酸ナトリウムを用いて処理すること
によって達成することができる。
【0135】 文献1は、Julia, M.; Lenzi, J.による「J. Preparation d' acides tetrahy
dro-1,2,3,4-carbazole-1 ou -4」, Bull Soc. Chim. France, 1962, 2262-2263
である。 文献2は、Levin, J. L.; Turos, E,; Weinreb, S. M.による「An alternativ
e procedure for the aluminium-mediated conversion of esters to amides」,
Syn. Comm., 1982, 12, 989-993である。
【0136】 中間体(5)の別合成を以下の反応式I(b)に示す。 反応式Ig(b)
【化156】 ここで、PGは保護基である。 R3aは上記の反応式1に定義する通りである。 アニリン(2)をジメチルホルムアミド中、炭酸水素ナトリウムの存在下で5
0℃で8〜24時間、2−カルボエトキシ−6−ブロモシクロヘキサノンと反応
させてN−アルキル化する。好ましい保護基は、例えばメチル、カルボネートお
よびシリル基(例えば、t−ブチルジメチルシリル)を含む。反応生成物(4'
)を、上記の反応式I(a)に記載のベンゼン条件下でZnClを用いて環化し
て(5')を得る。(5')のN−アルキル化による(5)の生成は、ジメチルホ
ルムアミド中、室温で4〜8時間、水素化ナトリウムおよび適当なアルキルハラ
イドを用いて処理することによって達成される。
【0137】 反応式IIg
【化157】 3(a)は反応式Igに定義する通りである。 上記反応式Iに記載の通り、カルバゾール(5)は、塩基の水溶液を用いて処
置することによって加水分解して(室温から約100℃が好ましい)、カルボン
酸(10)を得る。次いで、その中間体を、例えば塩化オキサリルおよびジメチ
ルホルムアミドを用いて有用な酸クロリドに変換して、次いで温度が−約75℃
で(S)または(R)−4−アルキル−2−オキサゾリジンのリチウム塩と更に反応
させて(11a)および(11b)を得る。このものはクロマトグラフィーによ
って分離することができる。
【0138】 ジアステレオマーを、温度が約0℃〜室温でリチウムベンジルオキシドを用い
た簡単な処理によって対応するエナンチオ的なベンジルエステル(12)を得る
(引用文献3を参照)。次いで、エステル(12)を、好ましくはメチルクロロ
アルミニウムアミドを用いて処理することによって(上記引用文献2を参照)、
または別法として上に記載の通り、水素およびパラジウム−炭素を用いて水素添
加反応を行ない、次いでアシルアジド(例えば、ジフェニルホスホリルアジド)
と反応させて、続いてアンモニアを用いて処理することによって、(7)に変換
する。上の反応式Iに記載の方法を用いて、化合物(9a)または(9b)を得
ることができる。
【0139】 引用文献3は、Evans, D. A.; Ennis, M. D.; Mathre, D. J.による「Asymmet
ric alkylation reactions of chiral imide enolates. A practical approach
to the enantioselective synthesis of alpha-substituted carboxylic acid d
erivatives.」, J. Am. Chem. Soc., 1982, 104, 1737-1738である。
【0140】 Zがフェニルである式Ieの化合物は、以下の反応式III(a)〜(f)の
記載に従って製造することができる。反応式III(a)
【化158】 1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールまたは4−カルボキシヒドラジド(
13)を、カルビトールなどの溶媒中で、Pd/Cの存在下で還流して脱水素反
応を行なってカルバゾール−4−カルボキサミドを得る。別法として、(13)
を適当な溶媒(例えば、ジオキサン)中でDDQを用いて処理することにより、
カルバゾール(14)を得る。
【0141】 上記に記載の置換基のパターンによる酸化反応に従って、窒素上での脱アルキ
ル化を生じることができる。例えば、Rが8位でメチルによって置換されてい
る場合には、酸化反応により窒素上での脱アルキル化が生じ、該窒素を上の反応
式I(a)に記載の通り、水素化ナトリウムおよび適当なアルキル化剤を用いて処
理することにより再度アルキル化して目的物(14)を得ることができる。
【0142】 反応式III(b)
【化159】 3(a)は上の反応式I(a)に定義する通りである。 PGは酸保護基である。 Xはハロである。 安息香酸誘導体(16)(ここで、Xは塩素、臭素またはヨウ素が好ましく、
保護基は−CHが好ましい)を、一般的な条件下(SakamotoらによるChem Pha
rm. Bull, 35 (5), 1823-1828 (1987))、酸の存在下で還元剤(例えば、塩化ス
ズ(II))を用いて対応するアニリン(25)に還元する。
【0143】 別法として、非妨害性溶媒(例えば、水、エタノールおよび/またはテトラヒ
ドロフラン)中で塩基(例えば、炭酸ナトリウム)の存在下で、亜ジチオン酸ナ
トリウムを用いて還元することにより、出発物質(16)を得る。
【0144】 別法として、非妨害性溶媒(酢酸エチルが好ましい)中で、炭素上に担時した
硫化させた白金触媒上で水素添加反応(1〜60圧)によって還元反応を行うこ
とにより、出発物質(16)を得る。
【0145】 反応は約0℃〜100℃(周囲温度が好ましい)で行なって、条件によるが約
1〜48時間で実質的に完結する。
【0146】 アニリン(25)およびジオン(15)を、例えば脱水条件下で、温度が約1
0〜150℃で非妨害性溶媒(例えば、トルエン、ベンゼンまたはジクロロメタ
ン)と一緒にまたはなしで、Iidaらによる一般的製法(引用文献5)を用いて脱
水条件下で縮合反応を行なう。該方法において生成した水は、蒸留によるか、デ
ィーンスターク装置による共沸除去によるか、または乾燥剤(例えば、モレキュ
ラーシーブ、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸ナトリウムなど)を加え
ることよって除去することができる。
【0147】 該方法は、触媒量の酸(例えば、p−トルエンスルホン酸またはメタンスルホ
ン酸)と一緒にまたはなしで行なうことができる。適当な触媒の他の例としては
、塩酸、フェニルスルホン酸、塩化カルシウムおよび酢酸を含む。
【0148】 他の適当な溶媒の例としては、例えばテトラヒドロフラン、酢酸エチル、メタ
ノール、エタノール、1,1,2,2−テトラクロロエタン、クロロベンゼン、ブ
ロモベンゼン、キシレンおよび四塩化炭素を含む。
【0149】 本方法の縮合は、約100〜150℃の温度でニートで行ない、生成する水を
不活性気体(例えば、窒素またはアルゴン)を流しながら蒸留することによって
除去することが好ましい。
【0150】 該反応は約30分間〜約24時間で実質的に完結する。
【0151】 次いで、中間体(26)をパラジウム触媒(例えば、Pd(OAc)またはP
d(PPh)など)、ホスフィン(トリフェニルホスフィン、トリス−o−ト
リルホスフィンまたはトリシクロヘキシルホスフィンなどのトリアルキル−また
はトリアリールホスフィンが好ましい)、塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム、
トリエチルアミンまたはトリジイソプロピルアミン)の存在下で、非妨害性溶媒
(例えば、アセトニトリル、トリエチルアミンまたはトルエン)中、約25〜2
00℃の温度で容易に環化することができ、(19)を得る。
【0152】 他の適当な溶媒の例としては、テトラヒドロフラン、ベンゼン、ジメチルスル
ホキシドまたはジメチルホルムアミドを含む。
【0153】 他の適当なパラジウム触媒の例としては、Pd(PPh)Cl、Pd(OC
OCF)、[(CH)P]PdCl、[(CHCH)P]Pd
Cl、[(C11)P]PdClおよび[(C)P]PdBr
含む。
【0154】 他の適当なホスフィンの例としては、トリイソプロピルホスフィン、トリエチ
ルホスフィン、トリシクロペンチルホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンおよび1,4−ビス(
ジフェニルホスフィノ)ブタンを含む。
【0155】 他の適当な塩基の例としては、トリプロピルアミン、2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン、1,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジア
ザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ムおよび炭酸水素カリウムを含む。
【0156】 本方法の環化反応は触媒として酢酸パラジウム(II)の存在下で、トリフェ
ニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、1,3−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)プロパンまたはトリシクロヘキシルホスフィンのいずれかの存在下で、溶
媒としてアセトニトリル中で、塩基としてトリエチルアミンの存在下で約50〜
約150℃の温度で行なうことが好ましい。該反応は約1時間から14日間で実
質的に完結する。
【0157】 別法として、環化に好ましい方法は、ジメチルアセトアミド(DMAC)など
の溶媒中で120〜140℃で酢酸ナトリウムなどの塩基の存在下で、パラダサ
イクル触媒(例えば、トランス−ジ(μ−アセタト)−ビス[o−(ジ−o−トリル
ホスフィノ)ベンジル]ジパラジウム(II)と中間体(26)との反応からなる。
【0158】 中間体(19)を、塩基の存在下でアルキル化剤であるXCH(ここで
、Xはハロである)を用いてアルキル化することができる。適当な塩基としては
、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、水素化リチウムおよびトリトンB(N−ベンジルトリメ
チルアンモニウムヒドロキシド)を含む。
【0159】 該反応はクラウンエーテルの存在下で行なうことができたり、できなかったり
する。炭酸カリウムおよびトリトンBが好ましい。しかしながら、アルキル化剤
の量は重要ではなく、反応は出発物質に対して過剰量のアルキルハライドを用い
ると最もよく達成される。
【0160】 触媒量のヨウ化物(例えば、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化リチウム)を反応
混合物に加えることができたり、できなかったりする。反応は有機溶媒(例えば
、アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドまたはアセトニトリ
ル)中で行なうことが好ましい。他の適当な溶媒としては、例えばテトラヒドロ
フラン、メチルエチルケトンおよびt−ブチルメチルエーテルを含む。
【0161】 該反応は、約−10〜100℃(周囲温度が好ましい)の温度で行ない、条件
に応じて約1〜48時間で実質的に完結することが好ましい。場合により、相間
移動試薬(例えば、テトラブチルアンモニウムブロミドまたはテトラブチルアン
モニウムクロリド)を使用することができる。
【0162】 中間体(20)を、非妨害性溶媒中で2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1
,4−ベンゾキノンによって脱水素することによって、(21)を得ることがで
きる。
【0163】 適当な溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジエチル
エーテル、メチルエチルケトンおよびt−ブチルメチルエーテルを含む。トルエ
ン、ベンゼン、ジオキサンおよびテトラヒドロフランが好ましい溶媒である。反
応は約0℃〜120の温度で行なう。50〜120℃の温度が好ましい。反応は
、条件に応じて約1〜48時間で実質的に完結する。
【0164】 中間体(21)を、非妨害性溶媒の存在下でアンモニアを用いてアミン化して
(229を得ることができる。アンモニアは、アンモニアガスの形態であったり
、またはアンモニウム塩(例えば、水酸化アンモニウム、酢酸アンモニウム、ト
リフルオロ酢酸アンモニウム、塩化アンモニウムなど)の形態であり得る。適当
な溶媒としては、例えばエタノール、メタノール、プロパノール、ブタノール、
テトラヒドロフラン、ジオキサンおよび水を含む。濃水酸化アンモニウム水溶液
およびテトラヒドロフランまたはメタノールの混合物が本方法にとって好ましい
。該反応は約20〜100℃の温度で行なう。50〜60℃の温度が好ましい。
反応は条件に応じて約1〜48時間で実質的に完結する。
【0165】 (22)のアルキル化は、塩基の存在下、非妨害性溶媒中で、式:XCH (ここで、Xはハロであり、R70は−CO71、−SO71、−P
(O)(OR71)または−P(O)(OR71)Hであり、R71は酸保護基である
かまたはプロドラッグ官能基である)のアルキル化剤を用いて処理することによ
って達成して、(23)を得る。ブロモ酢酸メチルおよびブロモ酢酸t−ブチル
が好ましいアルキル化剤である。
【0166】 適当な塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸セ
シウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウムおよびトリトンB
(N−ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド)を含む。反応はクラウン
エーテルの存在下で行なうことができたり、できなかったりする。炭酸セシウム
およびトリトンBが好ましい。
【0167】 しかしながら、アルキル化剤の量は重要ではなく、該反応は出発物質に対して
過剰量のアルキルハライドを用いることによって最も達成される。該反応は、有
機溶媒(例えば、アセトン、ジメチルホルムアミドまたはアセトニトリル)中で
行なうのが好ましい。他の適用な溶媒としては、テトラヒドロフラン、メチルエ
チルケトンおよびt−ブチルメチルエーテルを含む。
【0168】 該反応は、約−10℃〜100℃の温度で(周囲温度が好ましい)行ない、条
件に応じて約1〜48時間で実質的に完結する。場合により、相間移動触媒(例
えば、テトラブチルアンモニウムブロミドまたはテトラブチルアンモニウムクロ
リド)を使用することができる。
【0169】 中間体(23)を、場合により塩基または酸を用いて加水分解して目的物(2
4)を得ることができ、場合により塩化する。
【0170】 中間体(23)の加水分解を、塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム、炭酸カリウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸リチ
ウム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、炭酸水素リ
チウム水溶液であって、水酸化ナトリウムが好ましい)および低級アルコール溶
媒(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールなど)を用いて達成す
ることができる。他の適当な溶媒としては、アセトン、テトラヒドロフランおよ
びジオキサンを含む。
【0171】 別法として、酸保護基は非妨害性溶媒と一緒にまたはなしで、有機酸および無
機酸(例えば、トリフルオロ酢酸および塩酸)によって除去することができる。
適当な溶媒としては、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよび
アセトンを含む。t−ブチルエステルはトリフルオロ酢酸のニートによって除去
することが好ましい。
【0172】 該反応は約−10〜100℃の温度(周囲温度が好ましい)で行ない、条件に
応じて約1〜48時間で実質的に完結する。
【0173】 出発物質(16)は、化合物(15)を塩基(炭酸カリウムまたは炭酸ナトリ
ウムが好ましい)の存在下で、非妨害性溶媒(ジメチルホルムアミドまたはジメ
チルスルホキシドが好ましい)中で、アルキルハライドであるXPG(ここで、
Xはハロであり、PGは酸保護基である)を用いて、エステル化することによっ
て製造される。好ましいアルキルハライドはヨウ化メチルである。反応は、約0
℃〜100℃の温度で(周囲温度が好ましい)で行ない、条件に応じて約1〜4
8時間で実質的に完結する。
【0174】 別法として、出発物質(16)を、脱水触媒(例えば、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド(DCC)またはカルボニルジイミダゾール)の存在下で、アルコー
ルであるHOPG(ここで、PGは酸保護基である)と縮合させることによって
製造することができる。
【0175】 加えて、米国特許第4,885,338号および特許公開公報05286912号(1993年11月
)は、2−フルオロ−5−メトキシアニリン誘導体の製造法を教示する。 反応式IIIg(c)
【化160】 Rは反応式IIIg(b)に定義する通りである。 R3(a)は上の反応式Ig(a)に定義する通りである。そして、 Xはハロである。
【0176】 安息香酸誘導体(16)(X=Cl、BrまたはIである)およびボロン酸誘
導体(27)(このものは商業的に入手可能であるか、または商業的に入手可能
な出発物質から公知の技術を用いて容易に製造することができる)を、パラジウ
ム触媒(例えば、Pd(PPh))、塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム)、
不活性溶媒(例えば、THF、トルエンまたはエタノール)の存在下でMiyaura
らによる(引用文献8a)またはTrecourtらによる(引用文献8b)の一般的製
法下で縮合して、化合物(28)を得る。
【0177】 化合物(28)は、Cadoganらによる一般的製法(引用文献6)に従ってトリ
アルキルもしくはトリアリールのホスファイトもしくはホスフィン(例えば、ト
リエチルホスファイトまたはトリフェニルホスフィン)を用いて処理することに
よって、カルバゾール生成物(29)に変換する。
【0178】 化合物(29)を、非妨害性溶媒(例えば、トルエン、ジメチルホルムアミド
またはジメチルスルホキシド)中、塩基(例えば、水素化ナトリウムまたは炭酸
カリウム)の存在下で、適当に置換したアルキルハライドまたはアリールハライ
ドであるXCHを用いてN−アルキル化する。
【0179】 化合物(30)を、三臭化ホウ素もしくはチオエトキシナトリウムを用いて処
理し、続いて不活性溶媒(例えば、水またはアルコール)中でアンモニアもしく
はアンモニウム塩(例えば、酢酸アンモニウム)によって処理するか、または不
活性溶媒(例えば、トルエン)中、0〜110℃の温度でメチルクロロアルミニ
ウムアミド(methylchloroalminum amide)を用いて処理することによって対応
するアミド(22)に変換する。
【0180】 R3(a)が8−位でクロロに置換されている場合には、上記の通り、(30
)を三臭化ホウ素を用いて脱アルキル化することにより、窒素上での脱ベンジル
化が起こる。アルキル化は、2工程の方法で容易に達成することができる。まず
、テトラヒドロフラン中、水素化ナトリウムを用いて、酢酸ハロアルキル(例え
ば、ブロモ酢酸メチル)を用いて処理することによってO−アルキル化を行ない
、続いて、例えばジメトキシホルムアミド中で塩基(例えば、水素化ナトリウム
)および適当に置換したアルキルハライドおよびアリールハライドを用いてN−
アルキル化を行なう。上の反応式IIIg(b)に記載の通り、化合物(22)
を変換してカルバゾール生成物(24)を得ることができる。
【0181】 目的のプロドラッグへの変換は、当業者に公知の方法、例えば1級または2級
のハライドを用いて処理することによって達成されて、エステルプロドラッグを
製造することができる。 反応式IIIg(d)
【化161】 別法として、非妨害性溶媒(例えば、エタノール)中、1〜60気圧下、0〜
60℃の温度で還元剤(例えば、パラジウム−炭素の存在下での水素)を用いて
化合物(28)のニトロ基の還元反応を行なうことにより、対応するアニリン(
32)を得る。化合物(32)を、Trecourtらにより記載の一般的製法(引用文
献8b)に従ってカルバゾール(29)に変換する。該アニリンを硫酸および亜
硝酸ナトリウムを用いて処理し、続いてアジ化ナトリウムによって処理すること
によって中間体であるアジドを得て、このものを不活性溶媒(例えば、トルエン
)中で加熱することによってカルバゾール(29)を得る。化合物(29)を、
上の反応式IIIg(b)およびIIIg(c)に記載の通り、カルバゾール生
成物(24)に変換する。
【0182】 引用文献8)a)は、N. MiyauraらによるSynth. Commun. 11, 513, (1981)で
あり、 b)はF. TrecourtらによるTetrahedron, 51, 11743 である。 引用文献6)は、J. CadoganらによるJ. Chem. Soc., 4831 (1965)である。
【0183】 反応式IIIg(e)
【化162】 非プロトン性溶媒(テトラヒドロフランが好ましい)中での(40)の還元反
応は、還元剤(例えば、三水素化アルミニウム)を用いて達成される。該反応は
不活性雰囲気(例えば、窒素)下、室温で行なうことが好ましい。
【0184】 スルホニル化反応は、酸のスカベンジャー(例えば、トリエチルアミン)の存
在下で適当なアシル化剤を用いて達成することができる。
【0185】 反応式IIIg(f)
【化163】 2工程のワンポット法において、上の反応式I(a)で記載の通り製造した中
間体(50)を、まず活性化剤(例えば、カルボニルジイミダゾール)を用いて
活性化する。該反応は非プロトン性の極性溶媒または非極性溶媒(例えば、テト
ラヒドロフラン)中で行なうのが好ましい。該活性化した中間体についてのアシ
ル化反応は、塩基(ジアザビシクロウンデセンが好ましい)の存在下でHNS
OR15と反応させることによって達成される。
【0186】 反応式IIIg(g)
【化164】 PGは酸の保護基である。 R22は(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキルは(C〜C)アルコ
キシ(C〜C)アルケニルである。 出発物質(20)を、非プロトン性の極性溶媒(無水のDMFが好ましい)中
、窒素雰囲気下、周囲温度で塩基(例えば、NaH)を用い、アルキルハライド
またはアルケニルハライドを用いてO−アルキル化する。シクロヘキセノン官能
性からフェノール官能性への芳香族化の方法は、テトラヒドロカルバゾール中間
体(16)を、無水溶媒(例えば、1,4−ジオキサンまたはDMF)中、ベン
ゼンスルフィン酸メチルの存在下で塩基(例えば、NaH)を用いて処理するこ
とによって行ない、ケトスルホキシド誘導体を得ることができる。約100℃で
1〜2時間加熱後、該ケトスルホキシド誘導体(60)をフェノール誘導体(6
1)に変換する。該エステル(61)からアミド(62)への変換は、非プロト
ン性の極性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中、アンモニアガスを用いて(
61)の溶液を処理することによって達成することができる。例えば、ブロモ酢
酸メチルを用いた(62)のフェノールのO−アルキル化は、無水DMF中、周
囲温度で塩基としてCsCOまたはKCOを用いて行ない、(63)を
得ることができる。目的物(64)は、HO/CHOH/THF溶液中、5
0℃で1〜2時間、LiOHまたはNaOHを用いてエステル(63)について
塩基による加水分解を行なうことから誘導することができる。
【0187】 R22が−(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルケニルである場合には、
二重結合の水素添加反応は、THF中、水素雰囲気下で触媒としてPtOを用
いて(63)を処理することによって行なうことができる。次いで、目的物を上
の反応式III(g)に記載の通り、HO/CHOH/THF溶液中、50
℃で1〜2時間、塩基としてLiOHまたはNaOHを用いてエステル(63)
について塩基による加水分解反応を行なうことから誘導することができる。
【0188】 式Ie(ここで、A環はフェニルであり、Zのヘテロ原子は硫黄、酸素または
窒素である)の化合物は、以下の反応式IV(a)〜(f)に記載の通り製造す
ることができる。
【0189】 反応式IVg(a)
【化165】 PGは酸の保護基である。 Xはハロである。 R3(a)は、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−O(C〜C)アル
キル、フェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置
換基は、−(C〜C)アルキル、ハロまたは−CFである)、−CHOS
i(C〜C)アルキル、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシア
ルキルまたは−(CH)(ここで、RはH、−NR10、−CNま
たはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C)アルキルまた
は−フェニル(C〜C)アルキルであり、nは1〜8である)である。
【0190】 インドール−3−酢酸エステル(101)(引用文献10)を、アルカリ金属
アミドおよびベンジルオキシメチルクロリドを用いて処理することによってアル
キルして(102)を得て、このものを接触水素化反応によってアルコール(1
03)に変換する。該アルコールをアルキル化して、ホルムアルデヒドのアセタ
ール(104)を得て、このものをルイス酸によって環化してピラノ[3,4−b
]インドール(105)を得る。該エステルを、メチルクロロアルミニウムアミ
ドによってアミド(106)に変換し、次いで三臭化ホウ素を用いてフェノール
(107)に変換する。該フェノールをO−アルキル化して(108)を得て、
このものを加水分解して酸(109)を得る。
【0191】 10)Dillard, R.らによるJ. Med. Chem., 39巻, 26版, 5119-5136。
【0192】 反応式IVg(b)
【化166】 PGは酸保護基である。 Wは、ハロ、アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである。 R3(a)は、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−O(C〜C)アル
キル、フェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置
換基は、−(C〜C)アルキル、ハロまたは−CFである)、−CHOS
i(C〜C)アルキル、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシア
ルキルまたは−(CH)(ここで、RはH、−NR10、−CNま
たはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C)アルキルまた
は−フェニル(C〜C)アルキルであり、nは1〜8である)である。
【0193】 このアルコール(103)を、アルデヒドおよび酸と反応させることにより、
ピラノインドール(110)を得る。
【0194】 (103)のヒドロキシル官能基からハライドまたはスルフェート官能性への
変換は、トリフェニルホスフィンおよびCHX(ここで、Xはハロゲンである
)を用いて処理して式(111)(ここで、Xはハライドである)の化合物を得
るか、またはトリエチルアミンおよびメタンスルホニルクロリドを用いて処理し
てスルホネートを得ることによって達成される。チオール酢酸のナトリウム塩を
用いた置換反応により(114)を得て、このものを順に塩基によって加水分解
してチオール(115)を得て、このものを適当に置換したアルデヒドおよび酸
と反応させてチオピラノインドール(116)を得る。
【0195】 中間体(111)は、アジ化ナトリウムと反応させてアジド誘導体(112)
を得ることができ、このものを接触水素化によって還元してアミンを得て、この
ものをアルデヒドおよび酸を用いてカルボリン(113)に変換することもでき
る。
【0196】 中間体(113)、(110)および(116)を、水素化ナトリウムおよび
適当に置換したアルキルハライドXCHを用いてN−アルキル化すること
ができる。 反応式Ivg(c)
【化167】
【化168】 PGは酸の保護基である。 R3(a)は上に定義する通りである。 4−メトキシインドール(117)を、エポキシプロピオネートを用いてアル
キル化することによってインドール酢酸誘導体(118)に変換する。(118
)をブロモ化試薬を用いて処理することにより、ブロモ異性体(119)および
(120)の混合物を得て、このものを塩基で処理してスピロ化合物(121)
を得る。(121)を臭化ベンジルと一緒に加熱することにより異性体であるブ
ロモ化合物(122)および(123)の混合物を得て、このものをチオ酢酸カ
リウムと反応させて異性体混合物を得て、このものから(124)を分離するこ
とができる。該チオエステルの加溶媒分解反応によりチオール(125)を得て
、このものをアルキル化して(126)を得る。ルイス酸により、(126)を
チオピラノ[3,4−b]インドール(127)に変換する。該エステル官能基は
、メチルクロロアルミニウムアミドを用いてアミドに変換し、該メチルエーテル
を三臭化ホウ素によって切断し、生成物であるフェノールをブロモ酢酸エステル
を用いてO−アルキル化して(130)を得て、このものを加水分解して(13
1)を得る。
【0197】 反応式IVg(d)
【化169】 Xはハロである。 R3(a)は上記反応式I(a)に定義する通りであり、 Rは−(CH)である。 非プロトン性の極性溶媒(例えば、テトラヒドロフランまたはジクロロメタン
)中で、(132)をtert−ブチルジメチルシリルクロリドおよびイミダゾ
ールを用いて処理することによって酸素の保護を達成して、(133)を得る。
【0198】 インドール(133)の3位でのアルキル化は、温度を約10℃で開始して室
温まで昇温させ、n−ブチルリチウム、次いで塩化亜鉛を用いて処理し、続いて
適当なハロアルキルエステル(例えば、ブロモ酢酸メチルまたはエチル)と反応
させることによって達成する。該反応は適当な非プロトン性の極性溶媒(例えば
、テトラヒドロフラン)中、室温で行なうことが好ましい。
【0199】 次いで、インドールの窒素のアルキル化を、ビス(トリメチルシリル)アミドカ
リウムの存在下で適当なアルキルハライドと(134)を反応させることによっ
て達成することができ、化合物(135)を得る。
【0200】 (135)のエステル官能性は、ビス(トリメチルシリル)アミドおよびトリメ
チルシリルクロリドを用いて処理することによってトリメチルシリルケテンアセ
タール(136)に変換する。ケテンアセタール(136)をジクロロメタン中
で、ビス(クロロメチル)スルフィドおよび臭化亜鉛を用いて処理することにより
、環状生成物(137)を得る。アミド(138)への変換は、メチルシクロア
ルミニウムアミドドを用いるWeinreb反応によって達成することができる。酸素
保護基をフルオリド供給源(例えば、フッ化テトラブチルアンモニウム(TBA
F))を用いて除去し、その結果得られたアニオンと、例えばブロモ酢酸エチル
とを反応させることにより、エステル(139)を得る。該エステルの脱保護反
応により、目的の酸(140)を得る。
【0201】 反応式IVg(e)
【化170】 3(a)は反応式I(a)に記載する通りであり、 Rは反応式IV(d)に記載する通りである。 ジクロロメタン中で、ケテンアセタール(136)をビス(クロロメチル)エー
テルおよび臭化亜鉛を用いて処理することにより、環状の生成物(141)を得
る。アミド(142)への変換は、メチルクロロアルミニウムアミドを用いるWe
inreb反応によって達成することができる。酸素保護基をフルオリド供給源(例
えば、フッ化テトラブチルアンモニウム)を用いて除去し、その結果得られたア
ニオンをブロモ酢酸エチルと反応させることにより、エステル(143)を得る
。該エステルの脱保護により、目的の酸(144)を得る。
【0202】 反応式IVg(f)
【化171】
【化172】 塩基性条件下でアルキルハライドを用いて、商業的に入手可能な4−メトキシ
インドール(231)を用いてN−アルキル化することにより、N−アルキルイ
ンドール(232)を得る。適当な酸クロリドを用いてアシル化することにより
、グリオキシル酸エステル生成物(233)を得て、このものを様々なヒドリド
還元剤を用いて還元することによって、中間体であるアルコール(234)を得
ることができる。該アルコールを適当な脱離基へ変換し、且つ硫黄求核体を用い
て置換することにより、チオエーテル生成物(235)を得る。酸クロリドへ変
換し、且つ同時に環化することにより、チオケトン生成物(236)を得る。該
エステルの切断反応は、塩基性条件下で効果的に行なって対応する酸を得ること
ができ、酸クロリドを生成させ、適当なアミンと反応させることによりアミド生
成物(237)を得る。該メチルエーテルを切断することにより、フェノール(
238)を得て、このものを塩基性条件下でアルキルハライドを用いてアルキル
化することによって、O−アルキル化された生成物(239)を得る。該エステ
ルを塩基性条件下で切断することにより、目的物(140)を得る。別法として
、ベンジルケトンをヒドリド還元剤を用いて還元し、続いて得られたアルコール
を脱酸素することにより、脱酸素した生成物(244)を得る。塩基性条件下で
該オキシ酢酸エスエルを切断することにより、目的のオキシ酢酸(242)を得
る。
【0203】 Zが芳香環または含窒素ヘテロサイクリック環である化合物を、以下の反応式
Vg(a)〜(e)に記載の通り製造することができる。 反応式Vg(a)
【化173】 置換されたハロアニリン(145)を、N−ベンジル−3−ピペリドンと縮合
させて、エナミン(146)を得る。閉環反応は、(146)を酢酸パラジウム
(II)を用いて処理することによって効果的であり、得られた生成物を臭化シ
アンを用いて処理することによって(147)に変換する。(147)のアルキ
ル化は、塩基として水素化ナトリウムを用いて適当な臭化アルキルを用いて処理
することによって達成する。このN−アルキル化した生成物を標準的な条件下で
塩基性の過酸化水素を用いて加水分解することにより、(148)を得る。(1
48)の脱メチル化反応は、ジクロロエタン中で、三臭化ホウ素を用いて処理す
ることによって行なう。得られたフェノール(149)を、塩基の存在下でブロ
モ酢酸メチルを用いてO−アルキル化し、水酸化物を用いて加水分解して中間体
の塩を得て、このものを次いで酸の水溶液を用いてプロトン化するという標準的
な一連の操作によって変換して、目的のδ−カルボリン(150)を得る。
【0204】 反応式Vg(b)
【化174】 Xはハロであり、 Rは反応式IV(d)に定義する通りであり、 R3(a)は反応式I(a)に定義する通りである。 反応式IV(d)に記載の通り製造するケテンアセタール(136)を、塩化
亜鉛の存在下でベンジルビス(メトキシメチル)アミンと反応させて、テトラヒド
ロ−β−カルボリン(151)を得る。
【0205】 (151)を水酸化リチウムを用いて処理し、塩酸で中和し、続いて1−(3
−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩およびアンモ
ニアを用いて処理することにより、脱シリル化したアミド(152)(ここで、
20は水素である)を得て、このものを例えば、ブロモ酢酸エチルを用いてア
ルキル化してエステル(153)を得ることができる。
【0206】 別法として、(115)を適当なWeinreb試薬を用いて処理することにより、
アミド(152)(R20はt−ブチルジメチルシリルである)を得て、このも
のをテトラ−−ブチルアンモニウムフルオリドを用いて脱シリル化し、例えば
ブロオ酢酸エチルを用いてアルキル化してエステル(153)を得る。水酸化リ
チウムにより媒介される加水分解反応により酸(154)を得て、このものを塩
酸の存在下で適当触媒上で水素添加反応を行なって、塩酸塩であるテトラヒドロ
−β−カルボリン(155)を得ることができる。化合物(155)を、順番に
カルビトール中でパラジムウム−炭素と一緒に還流することによって芳香族化し
て、β−カルボリン(156)を得ることができる。
【0207】 反応式Vg(c)
【化175】 Xはハロであり、 Rは反応式IV(d)に定義する通りであり、 R3(a)は反応式I(a)に定義する通りである。 ワンポット反応において、インドール(133)を、1当量の−ブチルリチ
ウム、二酸化炭素ガス、1当量の−ブチルリチウムおよび1−ジメチルアミノ
−2−ニトロエテンを用いて連続して処理することによって(157)を得るニ
ニトロアルケン(157)を、水素化アルミニウムリチウムを用いて還元してア
ミン(157)を得て、このものを還流しているエタノール中でグリオキシル酸
メチルと一緒に環化してテトラヒドロカルボリン(159)を得る(引用文献9
)。(159)の両方の窒素のアルキル化により、中間体(160)に導き、こ
のものを適当なWeinreb試薬を用いて処理してアミド(161)を得る。フルオ
リドによる脱シリル化反応、および例えばヨード酢酸エチルを用いてアルキル化
することによりエステル(162)を得て、このものを適当な触媒上で水素化添
加反応を行ない、塩基による加水分解を行なって、酸(163)を得る。(16
3)からカルボリン(164)への芳香族化は、パラジウム−炭素の存在下でカ
ルビトール中で還流することによって達成する。
【0208】 引用文献9:Kelley, T. R.; Schmidt, T. E.; Haggerty, J. G.によるA conv
enient preparation of methyl and ethyl glyoxylate, Synthesis, 1972, 544-
5。
【0209】 反応式Vg(d)
【化176】
【化177】 商業的に入手可能な酸(170)を、水素化アルミニウムリチウムを用いて還
元し、塩化クロム酸ピリジニウムを用いて酸化して、t−ブチルジメチルシリル
クロリドを用いてシリルして(171)を得る。アジ化ナトリウムを用いて処理
することによりアジド(172)を得て、このものをエタノール中、ニトロメタ
ンおよび水酸化カリウムと反応させ、続いて、無水酢酸およびピリジンを用いて
処理することによってニトロオレフィン(173)を得る。キシレン中で加熱す
ることにより、環化反応が起こってインドール(174)を得る。例えば、ヨウ
化ベンジルおよび水素化ナトリウムを用いてアルキル化することにより、(17
5)を得て、このものをパラジウム−炭素の存在下で水素添加反応を行なってア
ミン(176)を得る。商業的に入手可能なオキサロ酢酸モノエチルエステルの
酸クロリドをアシルすることにより(177)を得て、このものを熱により環化
してラクタム(178)を得る。該ラクタムカルボニルの選択的な還元反応は、
NaBHS3用いて処処理することにより達成して、アミン(179)を得
ることができる。
【0210】 アミン(179)を二炭酸ジ−−ブチルおよびピリジンを用いて保護するこ
とにより(180)を得て、このものを適当なWeinreb試薬によってアミド(1
80)に変換する。フルオリドによる脱シリル化反応、例えばヨード酢酸エチル
および炭酸カリウムを用いるアルキル化反応、塩基による加水分解反応、および
酸による加水分解反応により、テトラヒドロ−α−カルボリン(182)を得る
【0211】 別法として、アミン(179)を、カルビトールまたはいくつかの他の適当な
高沸点溶媒中で還流化することによって芳香族化してα−カルボリン(183)
を得て、このものを、適当なWeinreb試薬を用いてアミド(184)に変換する
ことができる。上に記載の通り、フルオリドによる脱シリル化、ヨード酢酸エチ
ルおよび炭酸カリウムを用いるアルキル化、および塩基による加水分解によって
、α−カルボリン(185)を得る。
【0212】 反応式Vg(e)
【化178】 Xはハロであり、 R3(a)は上に定義する通りである。 反応式V(e)は、上記の一連の反応によってδ−カルボリン(198)を得
る。2−カルボエトキシインドール(190)のN−アルキル化反応を行ない、
続いて標準的な2個の炭素のホモログ化により、2−(3−プロペン酸)インドー
ル(194)を得る。この一連の操作において、アルデヒド(193)のマロン
酸との縮合反応は、塩基としてピリジンおよびピペリジンとの混合物を使用した
。メチルエステルと生成および(195)の水素添加反応の後、閉環(196)
は、ビス(2,2,2−トリクロロエチル)アゾジカルボキシレート(BTCEAD
)を用いて処理し、続いて酢酸中で亜鉛によって処理することによって有効であ
った。環状アミドを水素化アルミニウムリチウムを用いて還元し、続いてトリメ
チルシリルイソシアネートを用いて処理することよってウレア(197)を得た
。目的のd−カルボリン(198)への変換は、脱メチル化工程、続くアルキル
化工程およびエステルの加水分解工程の通常の条件下で達成した。
【0213】 逆のインドール、すなわちBが炭素であり、Dが窒素である化合物は、以下の
反応式VIgに記載の通り、製造することができる。 反応式VIg
【化179】 アリールヒドラジン(200)を、置換したプロピオンアルデヒドと縮合して
ヒドラゾンを得て、このものを室温で三塩化リンを用いて処理することによって
、環化してインドール(201)を得る(引用文献1)。該インドールを、塩基
(例えば、水素化ナトリウム)およびα−ブロモエステルと反応させてN−アル
キル化してインドール(202)を得て、このものをルイス酸(例えば、塩化ア
ルミニウム)によるか、またはラジカル開始剤(例えば、水素化トリブチルスズ
)によって環化してテトラヒドロカルバゾール(203)を得る。化合物(20
3)を、例えばPd/Cの存在下、カルビトールなどの溶媒中で還流することに
よってカルバゾールに変換することができる。
【0214】 Aがピリジルである式Iの化合物は、以下の反応式VIIg(a)〜(b)に
記載の通り製造することができる。 反応式VIIg(a)
【化180】 Xはハロであり、 Rは(CH)である。 商業的に入手可能な4−クロロインドール(210)を、3当量の−ブチル
リチウム、続いて二酸化炭素、1当量の−ブチルリチウム、1−ジメチルアミ
ノ−2−ニトロエテンおよび酸を用いることにより処理して、カルボン酸(21
1)を得て、このものをエステル化して(212)を得ることができる。1−位
をアルキル化し、続いて水素添加反応することにより、アミノエチルインドール
(214)を得る。ホスゲンを用いて環化して(215)を得て、続いて芳香族
化することにより、カルボリン(216)を得る。(216)を適当なWeinreb
試薬を用いて処理することにより、アミド(217)を得て、このものを例えば
、ブロモ酢酸エチルを用いてアルキル化し、水酸化ナトリウムを用いてケン化し
てカルボリン(218)を得る。
【0215】 反応式VIIg(b)
【化181】 3(a)は反応式I(a)に定義する通りであり、 Xはハロであり、 Rは(CH)である。 1,3−ジオン構造(228)は、商業的に入手可能であったり、または商業
的に入手可能な出発原料から公知の技術を用いて容易に製造することができる。
アニリン誘導体(220)(ここで、XはCl、BrまたはIである)の製造は
、適当に置換した安息香酸誘導体を塩酸の不活性溶媒(例えば、エタノール)溶
液中で還元剤(例えば、SnCl)を用いて処理するか、あるいは対応するア
ニリンを得て、塩酸の不活性溶媒(例えば、エタノール)溶液中で還元剤(例え
ば、SnCl)を用いて処理するか、あるいは水素ガスおよび硫化白金または
炭素もしくはパラジウム−炭素を用いて水素添加反応を行なうことによって対応
するアニリンに還元することによって達成する。(228)のアミノ基を、適当
な保護基(例えば、カルボエトキシル、ベンジル、CBZ(ベンジルオキシカル
ボニル)またはBOC(tert−ブトキシカルボニル)保護基など)を用いて
保護する。
【0216】 ジオン(228)およびアニリン誘導体(220)を、Chenら(引用文献10
)またはYangら(引用文献11)の一般的な製法に従って縮合してカップリング
生成物(221)を得るが、該方法は非妨害性溶媒(例えば、メタノール、トル
エン、ジクロロエタン)と一緒にまたはなしで、酸(例えば、p−トルエンスル
ホン酸またはメタンスルホン酸)と一緒にまたはなしで、N−クロロスクシンイ
ミドおよび硫化ジメチルと一緒にまたはなしであったりする。
【0217】 化合物(221)を、Yangらによる一般的製法(引用文献8)に従って、塩基
性条件下で不活性溶媒中、銅(I)塩を用いて環化する。誘導体(221)を、
不活性溶媒(例えば、HMPA)中、0〜25℃の温度で塩基(例えば、水素化
ナトリウム)を用いて処理する。銅(I)塩(例えば、ヨウ化銅(I))を加え
て、得られた混合物を25〜150℃の温度で1〜48時間撹拌して化合物(2
22)を得る。
【0218】 化合物(221)をChenらによる一般的製法(引用文献10)に従って、環化
することができる。誘導体(221)を、不活性溶媒(例えば、HMPA)中、
25〜150℃の温度で塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム)およびパラジウム
触媒(例えば、Pd(PPh))を用いて処理して、化合物(222)を得る
.
【0219】 好ましい方法では、中間体(171)を、塩基(例えば、トリエチルアミン)
の存在下、DMF/アセトニトリルの共溶媒を用いて遷移金属触媒(例えば、P
d(OAc)(O−トリル)P)を用いて処理して(222)を製造する。
【0220】 化合物(222)を、塩基(例えば、水素化ナトリウムまたは炭酸カリウム)
の存在下、非妨害性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホ
キシド)中で、適当に置換したベンジルハライドを用いてN−アルキル化して、
ケトン(223)を得る。2工程のワンポット製法の場合、(222)を非妨害
性溶媒(例えば、カルビトールまたはシメン)中で、酢酸およびパラジウム−炭
素を用いて処理することによって芳香族化し、続いて水素ガスおよびパラジウム
−炭素を用いて処理することによって窒素保護基を切断して、フェノール誘導体
(224)を得る。
【0221】 エステル(224)を、標準条件下で不活性溶媒(例えば、水またはアルコー
ルであり、メタノールが好ましい)中でアンモニア(これが好ましい)またはア
ンモニウム塩(例えば、酢酸アンモニウム)を用いるか、または不活性溶媒(例
えば、トルエン)中、0〜110℃の温度でMeClAlNHを用いることに
よって、対応するアミド(225)に変換する。塩基(例えば、炭酸セシウム、
炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウム)の存在下、不活性溶媒(例えば、ジメチル
ホルムアミドまたはジメチルスルホキシド)中で、適当なハロエステル(例えば
、ブロモ酢酸メチル)を用いて化合物38におけるフェノールの酸素をアルキル
化することにより、エステル−アミド(226)を得る。他のハロエステル(例
えば、ブロモ酢酸エチル、ブロモ酢酸プロピル、ブロモ酢酸ブチルなど)を用い
て対応するエステルを製造することができる。
【0222】 化合物(226)を不活性溶媒(例えば、メタノール−水)中で水酸化リチウ
ムを用いてケン化することにより、(227)を得る。中間体および最終生成物
を、通常の技術(例えば、クロマトグラフィーまたは再結晶)によって単離し、
精製することができる。位置異性体生成物およびその中間体は、標準的な方法(
例えば、再結晶またはクロマトグラフィー)によって分離することができる。
【0223】 引用文献: 10)L.-C. ChenらによるSynthesis 385 (1995) 11)S.-C. YangらによるHeterocycles, 32, 2399 (1991)
【0224】 h)ピラゾールsPLAインヒビター 本発明の組成物および方法は、米国特許出願08/984261(1997年12月3日に出
願)(これは本明細書の一部を構成する)に記載するピラゾールsPLAイン
ヒビター(その製造法についても記載する)を用いて製造し、実施することがで
きる。適当なピラゾール化合物は、式(Ih):
【化182】 [式中、 Rは、フェニル、イソキノリン−3−イル、ピラジニル、ピリジン−2−イ
ル、4−位が置換されたピリジン−2−イル(該置換基は−(C〜C)アルキ
ル、−(C〜C)アルコキシル、−CNまたは−(CH)CONHであり
、nは1〜2である)である。 Rは、フェニル、1〜3個の置換基で置換されたフェニル(該置換基は−(
〜C)アルキル、−CN、ハロ、−NO、CO(C〜C)アルキル
および−CFからなる群から選ばれる)、ナフチル、チオフェンまたは1〜3
個のハロ基で置換されたチオフェンである。 Rは、水素、フェニル、フェニル(C〜C)アルケニル、ピリジル、ナフ
チル、キノリニル、(C〜C)アルキルチアゾリル、 1〜2個の置換基で置換されたフェニル(該置換基は、−(C〜C)アルキ
ル、−CN、−CONH、−NO、−CF、ハロ、(C〜C)アルコキ
シ、CO(C〜C)アルキル、フェノキシおよびSR(ここで、Rは−
(C〜C)アルキルまたはハロフェニルである)からなる群から選ばれる)、 1個の置換基で置換されたフェニル(該置換基は、−O(CH)(ここ
で、pは1〜3であり、Rは−CN、−COH、−CONHまたはテトラ
ゾリルである)、フェニルおよび−OR(ここで、Rはシクロペンチル、シ
クロヘキセニル、またはハロもしくは(C〜C)アルコキシで置換されたフェ
ニルである)からなる群から選ばれる)、または 2個の置換基で置換されたフェニル(該置換基はそれらが結合しているフェニ
ル環と合わさってメチレンジオキシ環を形成する) である。 mは1〜5である] で示す化合物、またはその医薬的に許容し得る塩である。
【0225】 ピラゾールタイプのsPLAインヒビターが特に好ましく、このものは、上
に記載の式(I)[ここで、Rは、ピリジン−2−イル、4−位が置換された
ピリジン−2−イル(該置換基は−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アル
コキシ、−CNまたは−(CH)CONHであり、nは1〜2である)であ
る。 Rは、1〜3個の置換基で置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)
アルキル、−CN、ハロ、−NO、CO(C〜C)アルキルおよび−CF である)である。 Rは、フェニル、フェニル(C〜C)アルケニル、 1〜2個の置換基で置換されたフェニル(該置換基は、−(C〜C)アルキ
ル、−CN、−CONH、−NO、−CF、ハロ、(C〜C)アルコキ
シ、CO(C〜C)アルキル、フェノキシおよびSR(ここで、Rは−
(C〜C)アルキルまたはハロフェニルである)からなる群から選ばれる)、 1個の置換基で置換されたフェニル(該置換基は、−O(CH)(ここ
で、pは1〜3であり、Rは−CN、−COH、−CONHまたはテトラ
ゾリルである)、フェニルおよび−OR(ここで、Rはシクロペンチル、シ
クロヘキセニルまたはハロもしくは(C〜C)アルコキシで置換されたフェニ
ルである)からなる群から選ばれる)、または 2個の置換基で置換されたフェニル(該置換基はそれらが結合しているフェニ
ル環と一緒になってメチレンジオキシ環を形成する) である]で示すピラゾール化合物である。
【0226】 本発明の方法において有用な具体的に適当なピラゾールタイプのsPLA
ンヒビターは、 3−(2−クロロ−6−メチルフェニルスルホニルアミノ)−4−(2−(4−ア
セトアミド)ピリジル)−5−(3−(4−フルオロフェノキシ)ベンジルチオ)−(
1H)−ピラゾールおよび 3−(2,6−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)−4−(2−(4−アセトア
ミド)ピリジル)−5−(3−(4−フルオロフェノキシ)ベンジルチオ)−(1H)−
ピラゾール からなる群から選ばれる化合物である。
【0227】 式Ihのピラゾール化合物は、以下の反応式Ihに記載する通りである。 反応式Ih
【化183】 非プロトン性の極性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で、アセトニトリ
ル化合物(1)を、過剰量の強塩基(例えば、水素化ナトリウム)(不活性ガス
例えば、窒素)下が好ましい)を用いて処理することによって脱プロトン化する
。該脱プロトン化した中間体を、二硫化炭素を用いて処理し、次いで適当に置換
したアルキルハライドであるR(CH)L(ここで、Lは脱離基(臭素が好
ましい)であり、Rおよびmは上に定義する通りである)を用いてアルキル化
して、式(3)の中間体を得る。該反応は周囲温度で行ない、1〜24時間で実
質的に完結する。
【0228】 環化によるアミノで置換されたピラゾール(4)の生成は、中間体(3)をヒ
ドラジンと室温で約1〜24時間反応させることによって達成する。
【0229】 中間体(4)のアミノ基の選択的なスルホニル化は、式RSOCl(ここ
で、Rは上に定義する通りである)の塩化スルホニルを用いて処理することに
よって達成して、生成物(6)を得ることができる。該反応は、ピリジンなどの
溶媒中、周囲温度で1〜24時間行なうことが好ましい。2,6−ジメチルスル
ホニルクロリドを、J. Org. Chem., 25, 1996 (1960)の記載に従って達成するこ
とができる。全ての他の塩化スルホニルを商業的に入手することができる。
【0230】 i)フェニルグリオキサミドsPLAインヒビター(およびその製造法)につ
いては、米国特許出願08/979446号(1997年11月24日に出願)(標題は、「Phen
yl Glyoxamides as sPLA2 Inhibitors」である)(これは、本明細書の一部を構
成する)に記載されている。
【0231】 本発明の組成物および方法は、敗血症に苦しんでいる哺乳動物(例えばヒトを
含む)の処置方法であって、式(Ii):
【化184】 [式中、 Xは−O−または−(CH)であり、mは0または1である。 Yは−CO−、−PO−または−SO−である、 Rは、独立して−Hまたは−(C〜C)アルキルである。 RおよびRは各々独立して、−H、ハロまたは−(C〜C)アルキルで
ある。 RおよびRは各々独立して、−H、−(C〜C)アルキル、(C〜C
)アルコキシ、(C〜C)アルキルチオ、ハロ、フェニルまたはハロで置換
されたフェニルである。 nは1〜8である。そして、 Yが−CO−または−SO−である場合にはpは1であり、 Yが−PO−である場合にはpは1または2である] の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩である、フェニルグリオキサミドタ
イプのsPLAインヒビターを用いて実施することができる。
【0232】 具体的に適当なフェニルグリオキサミドタイプのsPLAインヒビターは、
2−(4−カルボキシブタ−1−イル−オキシ)−4−(3−フェニルフェノキシ)
フェニルグリオキサミドである。
【0233】 本発明の組成物および方法において有用なフェニルグリオキサミド化合物は、
以下の通りに製造する。 R、R、RおよびRがHであり、X、Y、nおよびpが上に定義する
通りである化合物を、以下の反応式Iiに従って製造することができる。 反応式Ii
【化185】:
【化186】
【0234】 アルキルハライド溶媒(例えば、クロロホルム)中、触媒として4−N,N'
メチルアミノピリジンを用いて(1)を塩化オキサリルと一緒に還流することに
より、中間体(2)を得る。
【0235】 フリーデルクラフト条件下で、適当なルイス酸(例えば、塩化アルミニウム)
を用いて化合物(2)を分子内環化して化合物(3)を得る。反応は約0℃〜室
温で行なうことが好ましく、約24時間で進行することができる。
【0236】 (3)からアミド(4)へのアミノリシスは、濃水酸化アンモニウムを用いて
処理することによって達成することができる。
【0237】 化合物(4)のヒドロキシルのアルキル化は、適当なアルキル化剤(例えば、
Br(CH)Yであって、ここで、Yは−COR、−POまたはSO Rであり、Rは−(C〜C)アルキルである)を用いて処理することによっ
て容易に達成して中間体(5)を得ることができる。反応は、炭酸カリウムおよ
び適当な触媒(例えば、ヨウ化カリウム)の存在下で、非プロトン性の極性溶媒
(例えば、ジメチルホルムアミド)中で行なうことが好ましい。
【0238】 (5)からカルボン酸もしくはスルホン酸またはそれらの酸塩である(6)へ
の変換は、プロトン性の極性溶媒(例えば、メタノール)中で、適当な塩基(例
えば、水酸化ナトリウム水溶液)を用いて処理することによって達成することが
できる。
【0239】 nが2である場合には、アルキル剤としてブロモアセタールを使用してカルボ
ン酸(6)を得なければいけない。次いで、アルキル化分子(5)を、水溶液の
条件下で二クロム酸ナトリウム(sodium dichromatate)を用いて酸化すること
によって酸(6)に変換する。
【0240】 Yが−PO−である場合には、(6)への変換は、アルキルハライド溶媒(
例えば、ジクロロメタン)中で、脱アルキル化剤(例えば、トリメチルシリルブ
ロミド)および過剰量の炭酸カリウムを用いて行ない、続いてメタノールを用い
て処理することが好ましい。
【0241】 R、R、RまたはRが水素以外である場合には、製造は以下の頁の反
応式IIiの記載に従って進行する。
【化187】 'は反応式Iiに定義する通りである。
【0242】 上記の反応式Iiの工程(a〜b)に記載の方法に従って、適当なR、R で置換したフェノール(7)を、ラクトン(8)に変換する。
【0243】 中間体(9)への変換は、(2a)を酸水溶液(例えば、塩酸であり、これは
反応液から塩化アルミニウムを除去するために使用する)と反応させることによ
って達成する。酸(9)を触媒としてのジメチルホルムアミドと一緒に、塩化オ
キサリルを用いて対応する酸クロリドに変換する。該酸クロリドを、溶媒を除去
することによって(真空下が好ましい)再び閉環してラクトン(10)を得る。
該ラクトン(10)を上の反応式Iの工程(c)に記載の通り過剰量のアンモニ
アを用いて処理することによって、グリオキサミド(11)に変換する。
【0244】 (11)をアルキル化して(12)を製造し、続いて酸に変換することは、反
応式Iの工程(d)および(e)に記載の方法に従って達成する。
【0245】 別法として、(10)から(12)への変換は、非プロトン性の極性溶媒(例
えば、ジメチルホルムアミド)中で(約0〜20℃の温度が好ましい)、アミド
ナトリウムを用いてラクトン(10)を処理し、続いて適当なアルキルハライド
を用いてアルキル化することによるワンポット法において達成することができる
【0246】 j)ピロールsPLAインヒビターおよび該製造法については、米国特許出
願08/985518号(1997年12月5日に出願)(標題は、「Pyrroles as sPLA2 Inhib
itors」(これは、本明細書の一部を構成する)に開示されている。
【0247】 敗血症に苦しんでいる哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処置のための本発明
の組成物および方法を、式(Ij):
【化188】 [式中、 Rは、水素、(C〜C)アルキル、フェニル、または1つもしくは2つの
置換基で置換されたフェニル(該置換基は、−(C〜C)アルキル、−(C
〜C)アルコキシ、−フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキ
ルチオ、ハロおよびフェニルからなる群から選ばれる)である。 Rは、水素、−(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルコキシま
たは−(C〜C)アルキルチオである。 RおよびRは各々水素であるか、または一緒になって=Oである。 Rは−NHまたは−NHNHである。 RおよびRは各々水素であるか、またはRおよびRの1つが水素であ
る場合には、他方は−(C〜C)アルキル、−(CH)10(ここで、R 10 は、−CO11、−PO(R11)、−PO(R11)または−S
11であり、R11は独立して水素または−(C〜C)であり、nは0
〜4である)であるか、またはRおよびRは一緒になって=Oもしくは=S
である。 Xは、R(C〜C)アルキル、R(C〜C)アルケニルまたはオルト
位がRに置換されたフェニル(該Rは、(CH)10であり、R10
−CO11、−PO(R11)、−PO(R11)または−SO(R
)であり、R11は上に定義する通りであり、nは1〜4である)であり、該
フェニルは更に1もしくは2つの置換基(該置換基は水素、−(C〜C)アル
キル、ハロ、(C〜C)アルコキシからなる群から選ばれる)、または2つの
置換基(この場合、該置換基が結合しているフェニル環と一緒になってナフチル
環を形成する)で置換されていてもよい。 Rは水素、メチルまたはエチルである] の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩である、ピロールsPLAインヒ
ビターを用いて実施することができる。
【0248】 本発明の方法において有用な好ましいピロールsPLAインヒビターは、式
Ij (ここで、Rがフェニルであり、 Rはメチルまたはエチルであり、 Rは−NHであり、 RおよびRは各々水素であり、 XはR(C〜C)アルキルまたはオルト位がRに置換されたフェニル(
ここで、Rは−CO11である)であり、そして Rはエチルまたはエチルである) の化合物である。
【0249】 本発明の方法において具体的に適当なピロールsPLAインヒビターは、2
−[1−ベンジル−2,5−ジメチル−4−(2−カルボキシフェニルメチル)ピロ
ール−3−イル]グリオキサミドである。
【0250】 該ピロール化合物は以下の通りに製造される。 Rが−NHである式Iの化合物を、以下の反応式Ijに示す通りに製造す
ることができる。 反応式Ij
【化189】
【0251】 適当に置換したγ−ジケトン(1)を、式NHCHのアルキルアミンと
反応させて、ピロール(2)を得る。適当なルイス酸触媒(例えば、塩化第二ス
ズ、塩化アルミニウムまたは四塩化チタンであり、塩化第二スズが好ましい)を
用いるフリーデルクラフト条件下で、ピロール(2)について式ZCR
(ここで、Zは適当なハロゲンであり、XのRは保護した酸またはエステルで
ある)のアルキルハライドまたはアリールアルキルハライド化合物を用いて環の
アルキルかを行なう。該反応は、ハロゲン化炭化水素溶媒(例えば、ジクロロメ
タン)中、周囲温度で行なうのが好ましく、該反応は約1〜約24時間で進行す
ることができる。
【0252】 中間体(3)を、塩化オキサリル、続いてアンモニアを用いて連続して処理す
ることによって(4)に変換する。(4)の選択的な還元反応は、2工程の反応
で達成する。例えば、水素化ホウ素ナトリウムを用いるヒドリド還元反応の場合
では、ヒドロキシ中間体(5)を製造し、このものを接触還元反応であるか、ま
たはヒドリド還元反応(パラジウム−炭素が好ましい)を用いて更に還元して(
6)を得る。Rの脱保護による酸の生成は、通常の技術によって容易に達成す
ることができる。例えば、アルキルエステルを保護基として使用する場合には、
脱保護反応を塩基(例えば、水酸化ナトリウム)を用いて処理することによって
達成することができる。
【0253】 k)ナフチルグリオキサミドsPLAインヒビターおよびその製造法につい
ては、米国特許出願09/091079号(1966年12月9日に出願)(標題は、「Naphthy
l Glyoxamides as sPLA2 Inhibitors」(これは、本明細書の一部を構成する)
に開示されている。
【0254】 敗血症に苦しんでいる哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処置のための本発明
の組成物および方法はナフチルグリオキサミドsPLAインヒビターを用いて
実施することができ、該インヒビターは、式Ik:
【化190】 [式中、 RおよびRは各々独立して、水素または非妨害性置換基である。但し、R またはRの少なくとも一方は水素でなければいけない。 Xは−CH−または−O−であり、 Yは(CH)Z(ここで、nは1〜3の数であり、ZはCOH、−SO Hおよび−PO(OH)からなる群から選ばれる酸の基である)である] で示すナフチルグリオキサミド化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒
和物もしくはプロドラッグ誘導体である。
【0255】 本発明の方法に有用な、具体的に適当なナフチルグリオキサミドsPLA
ンヒビターは構造式:
【化191】 を有する。
【0256】 該ナフチルグリオキサミド化合物は、以下の通り製造される。 Xが酸素である式Iの化合物は、以下の反応式Ikによって製造することがで
きる。 反応式Ik
【化192】
【化193】
【0257】 上記の反応式において、1,5−ジヒドロキシナフタレン出発物質(1)を水
中に分散し、次いで2当量の水酸化カリウムを用いて処理する。得られた溶液を
氷浴下で冷却し、1当量の強鉱酸(例えば、塩酸)を加えて、カリウム塩(2)
を得る。
【0258】 次いで、該基(2)のアルキル化は、メチル化剤(例えば、硫酸ジメチル)を
用いて達成して、エーテル(3)を製造することができる。
【0259】 (4)の製造は、炭酸カリウムおよび酸化銅(II)を用いるウルマンタイプ
の反応中で、(3)を適当に置換したフェノールと反応させることによって達成
することができる。
【0260】 (4)の脱メチル化反応は、(4)をプロトン性の極性溶媒(例えば、酢酸)
中で、40%HBr/HOAc溶液を用いて処理することによって達成して、(
5)を製造することができる。
【0261】 化合物(5)をアルキルハライド溶媒(例えば、ジクロロメタン)中で塩化オ
キサリルおよび4−ジメチルアミノピリジンと一緒に還流することにより、オキ
サリルクロリド物(6)を得る。
【0262】 (6)の分子内環化反応は、触媒として塩化アルミニウムまたは他の同様な金
属ハライドを用いるフリーデル−クラフト反応条件下で達成することができる。
該反応は、通常アルキルハライド溶媒(例えば、1,2−ジクロロエタン)中で
行なう。
【0263】 環状化合物(7)のアルキル化および加水分解反応は、(7)をアルカリアミ
ド塩基(例えば、ナトリウムアミド)と反応させ、続いて触媒としてヨウ化カリ
ウムを用いてアルキル化剤(例えば、ブロモ酢酸メチル)を用いて処理すること
によって達成することができる。
【0264】 最後に、酸(9)は、アルカリ塩基(例えば、水酸化ナトリウム水溶液)を用
いてエステル(8)を処理し、続いて希鉱酸水溶液(例えば、塩酸)を用いて処
理することによって達成する。次いで、該酸化合物(9)を有機溶媒(例えば、
酢酸エチル)を用いて抽出する。
【0265】 最終生成物(9)を、適当な有機溶媒(例えば、ジクロロメタン/ヘキサン)
中で標準的な再結晶法を用いて精製することができる。
【0266】 Xがメチレンである式Iの化合物は、以下の反応式IIkに示す通り製造する
ことができる。 反応式IIk
【化194】
【0267】 適当に置換した臭化フェニルを用いて、グリニャール試薬を調製する。次いで
、そのフェニルグリニャール試薬を4−メトキシナフチルニトリルと反応させ、
得られた化合物を希酸(例えば、塩酸)を用いて加水分解して、ベンゾイルナフ
チレン化合物(1a)を得る。
【0268】 (1a)を還元して化合物(2a)を製造することは、還元剤(例えば、水素
化ホウ素ナトリウム)を用いて処理することによって達成する。該反応は、溶媒
−触媒(例えば、トリフルオロ酢酸)中で行ない、氷浴下で開始し、反応が進行
するにつれて、室温まで昇温させる。
【0269】 次いで、目的のナフチルグリオキサミドを、クロロメチル化工程を出発とする
反応式Iの方法に従って、(2a)から製造することができる。
【0270】 反応式IおよびIIの置換された臭化ベンジル、置換されたフェノールおよび
置換されたナフチルニトリルは商業的に入手可能であったり、または商業的に入
手可能な出発原料から公知の技術によって容易に製造することができることは当
業者によって容易に認められるであろう。
【0271】 l)フェニルアセトアミドsPLAインヒビターおよびその製造法について
は、米国特許出願08/976858号(1997年11月4日に出願)(標題は、「Phenyl Ac
etamides as sPLA2 Inhibitors」(これは本明細書の一部を構成する)に開示さ
れている。
【0272】 敗血症に苦しんでいる哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処置のための本発明
の組成物および方法はフェニルアセトアミドsPLAインヒビターを用いて実
施することができ、該インヒビターは、式(II):
【化195】 [式中、 Rは−Hまたは−O(CH)Zであり、 Rは−HまたはーOHであり、 RおよびRは各々、独立して−H、ハロまたは−(C〜C)アルキルで
ある。 RおよびRの1つは−YRであって、他方は−Hである。ここで、Yは
−O−または−CH−であり、Rはフェニル、または1つもしくは2つの置
換基で置換されたフェニルであり、該置換基はハロ、−(C〜C)アルキル、
−(C〜C)アルコキシ、フェニル、または1つもしくは2つのハロ基で置換
されたフェニルからなる群から選ばれる)である。 Zは−COR、−POまたは−SORであり、ここでRは−Hもし
くは−(C〜C)アルキルである。そして、 nは1〜8である。 但し、RがYRである場合には、Rは水素である。そして、 R、R、R、RおよびRが水素であって、且つRがYR(ここ
で、Yは−O−である)である場合には、Rはフェニルではあり得ない。そし
て、 R、R、R、RおよびRが水素であって、且つRがYR(ここ
で、YはCHである)である場合には、Rは1つのメトキシ基および2つの
クロロ基で置換されたフェニルとはならない] で示す化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、ラセミ体もしくは光学異性体
である。
【0273】 本発明の組成物および方法において有用な、好ましい適当なフェニルアセトア
ミドsPLAインヒビターは、式I: (ここで、、R、RおよびRはHであり、Yは酸素またはCHであり、
はフェニルまたはメタ位が1つもしくは2つの置換基で置換されたフェニル
(該置換基はハロ、−(C〜Cアルキル)、(C〜C)アルコキシ、フェニ
ルまたはハロで置換されたフェニルである)であり、nは4〜5である) の化合物である。
【0274】 本発明の方法において有用な、具体的に適当なフェニルアセトアミドsPLA インヒビターは、2−(4−カルボキシブトキシ)−4−(3−フェニルフェノ
キシ)フェニルアセトアミドである。
【0275】 フェニルアセトアミドインヒビターは、以下の通りに製造される。 RおよびRがHであり、RまたはRがYRであり、Rがフェニル
または置換されたフェニルであり、Yが酸素である化合物を、以下の反応式Il
(a)に例示する通り製造することができる。
【0276】 反応式Il(a)
【化196】 Xはハロであり、 RおよびRは各々独立して、−H、ハロ、−(C〜C)アルキル、−(
〜C)アルコキシ、フェニル、1つもしくは2つのハロ基で置換されたフ
ェニルである。 PGはカルボキシル保護基である。
【0277】 適当に置換したカルボキシ保護のハロフェニル化合物(1)(ハロゲンは臭素
が好ましい)を、改良したウルマン反応条件下で、適当に置換したフェノール(
2)とカップリング反応させ、非プロトン性の極性溶媒(例えば、ピリジン)中
、不活性ガス(例えば、アルゴン)下で炭酸カリウムおよび酸化銅(II)と一
緒に還流させる。該反応は実質的に1〜24時間で完結する。
【0278】 中間体(3)を、ジエチレングリコールなどの溶媒を用いて塩基(例えば、水
酸化カリウム水溶液)を用いて処理することによって脱保護する。該反応は約1
00〜約150℃で行行なうことが好ましく、実質的に1〜24時間で完結する
【0279】 次いで、アミド(5)への変換は、まずアルキルハライド溶媒(例えば、ジク
ロロメタン)中、約0℃〜周囲温度の温度で、触媒としてジメチルホルムアミド
を用い、塩化オキサリルを用いて処理し、続いて再びアルキルハライド溶媒中で
過剰量のアンモニアガスを用いて処理することによって容易に達成することがで
きる。
【0280】 別法として、式Iの化合物を、以下の反応式I(b)に方法に従って製造する
ことができる。
【0281】 置換されたフェノール(2)を、上記の反応式I(a)に記載する通り、適当
に置換したベンジルハライド(6)と反応させることによって、(7)を得る
【0282】 (7)のハロゲン化反応は、アルキルハライド溶媒(例えば、クロロホルム)
中でハロゲン化剤(例えば、N−ブロモスクシンイミド)および触媒(例えば、
2,2'−アゾビスイソブチロニトリル)を用いて達成して、(8)を製造する。
【0283】 非プロトン性の極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)中で、(8)をシ
アン化ナトリウムを用いて処理することによりニトリル(9)を得て、このもの
を酸の水溶液(例えば、塩酸)を用いて処理することによってアミド(10)に
容易に変換することができる。 反応式Il(b)
【化197】 およびRは反応式I(a)に示す通りであり、 Xはハロである。
【0284】 別の製法において、R、R、RおよびRが水素であり、Yが−O−ま
たは−CH−であり、Rがフェニルである式Iの化合物は、反応式IIに記
載する通り製造することができる。 反応式II1
【化198】
【0285】 適当に置換したジフェニル化合物(11)を、パラホルムアルデヒドおよびハ
ロゲン化剤(例えば、40%臭化水素/酢酸)を用いて処理する。2つの位置異
性体は、X置換基をそれが結合しているフェニル環のメタ位またはパラ位のどち
らかに有する。
【0286】 ハロゲンの置換によるニトリル異性体(13)の製造は、上の反応式I(b)
の工程(c)に記載する通り、ジメチルホルムアミド中で(12)をシアン化ナ
トリウムを用いて処理することによって達成することができる。次いで、該異性
体を通常のクロマトグラフィー精製法によって容易に分離することができ、各異
性体を非プロトン性の極性溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド)中で過酸化水
素および炭酸カリウムを用いて処理することによってそのそれぞれのアミド(1
4)に変換することができる。
【0287】 Rが−O(CH)Zである化合物を、以下の反応式III1に例示する通
り製造することができる。 反応式III1
【化199】
【化200】 Rは−(C〜C)アルキルであり、 pは1または2である。
【0288】 適当に置換したジフェニル化合物(15)をアルキルハライド溶媒(例えば、
クロロホルム)中で塩化オキサリルと一緒に還流することによって、中間体(1
6)を製造する。
【0289】 ラクトン(17)への環化反応は、触媒として適当な金属ハライド(例えば、
塩化アルミニウム)を用いるフリーデル−クラフト反応条件下で達成することが
できる。グリオキサミド(18)への変換は、該ラクトン環を濃水酸化アンモニ
ウムを用いてアミノリシスすることによって達成することができる。
【0290】 ヒドロキシ基のアルキル化による目的のアルキル結合したエステルの製造は、
(18)を適当なアルキル化剤(例えば、例えば、(X)(CH)B(ここで、
BはCOPG、−POPGまたは−SOPGであり、Xはハロであり、P
Gは酸の保護基(メチルが好ましい)である)を用いて処理することによって生
じる。
【0291】 グリオキサミド(19)におけるカルボニルの片方の還元反応は、メタノール
中で適当な還元剤(例えば、水素化ホウ素ナトリウム)を用いて(温度は0〜2
0℃が好ましい)処理することによって達成し、中間体(20)を得る。目的の
酸または酸の塩(21)を、適当な塩基(例えば、水酸化ナトリウム)を用いて
処理することによって得ることができる。
【0292】 該中間体(20)の更なる還元反応は、不活性ガス(例えば、アルゴン)下、
強酸(例えば、トリフルオロ酢酸)中でトリエチルシランを用いて処理すること
によって達成して(22)を得て、続けてこのものを再び強塩基を用いて処理す
ることによって酸または塩(23)に変換することができる。
【0293】 m)ナフチルアセトアミドsPLAインヒビターおよび該製造法については、
米国特許出願09/091077号(1996年12月9日に出願)(標題は、「Benzyl naphth
alene sPLA2 Inhibitors」)(これは本明細書の一部を構成する)に開示されて
いる。
【0294】 敗血症に苦しんでいる哺乳動物(例えば、ヒトを含む)の処置のための本発明
の組成物および方法は、式(Im):
【化201】 [式中、 RおよびRは各々独立して、水素または非妨害性置換基である。但し、R およびRの少なくとも1つは水素でなければいけない。 Rは水素、−(CH)Y、
【化202】
【化203】 (ここで、nは2〜4であり、Yは−COH、−POまたは−SO
であり、Xは−O−または−CH−である)] で示す、ナフチルアセトアミドsPLAインヒビターを用いて実施する。
【0295】 Xが酸素である化合物を、反応式Imによって製造することができる。 反応式Im
【化204】
【化205】
【0296】 上記反応式の第1工程において、適当に置換した1−ブロモ−4−メチルナフ
タレンおよび適当に置換したフェノールを、非プロトン性の極性溶媒(例えば、
ピリジン)中に溶解する。該混合物を、過剰量の炭酸カリウムおよび過剰量の青
銅を用いて処理して、窒素ブランケット下で還流して(1)を得る。
【0297】 化合物(1)のブロモ化による(2)の製造は、非極性アルキルハライド溶媒
(例えば、四塩化炭素)中で触媒として2,2'−アゾビスイソブチルニトリルを
用いてブロモ化剤(例えば、N−ブロモスクシンイミド)と一緒に還流すること
によって達成する。
【0298】 (2)をシアン化ナトリウムを用いて処理することによって、(3)を得る。
この反応は非プロトン性の極性溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO
))中で、温度を約60℃に保ちながら行なうのが最もよい。
【0299】 シアノ化合物(3)を加水分解して酸(4)を製造することは、2工程で達成
する。共溶媒として極性のプロトン性溶媒(例えば、ジエチレングリコール)を
使用する場合には、シアノ化合物(3)をアルカリ金属塩基(例えば、水酸化カ
リウム)を用いて処理して、次いで該混合物を90〜95℃まで加熱する。次い
で、得られた生成物を強鉱酸(例えば、塩酸)と反応させる。
【0300】 (4)から目的のナフチルアセトアミド化合物(5)への変換は、別の2工程
の方法によって達成される。第1に、酸(4)をアルカリハライド溶媒(例えば
、ジクロロメタン)に溶解する。該酸/アルキルハライド溶液を氷浴中で冷却し
、次いで触媒としてジメチルホルムアミドを用い塩化オキサリルを用いて処理し
て、酸クロリドを得る。該溶液を室温まで昇温させ、次いでアンモニアガスを用
いて処理することによって(5)を得る。
【0301】 目的物(5)を、適当な有機溶媒(例えば、ジクロロメタン/ヘキサン)中で
標準的な再結晶法を用いることによって精製することができる。
【0302】 Xがメチレンである化合物を、以下の反応式IImによって製造することがで
きる。 反応式IIm
【化206】
【化207】
【0303】 化合物(1a)をグリニャール反応によって製造する。該グリニャール試薬の
出発物質を、適当に置換した臭化フェニルをマグネシウムおよびエーテルと反応
させることによって調製する。次いで、該試薬を、適当に置換したナフチルニト
リルと反応させ、得られた化合物を酸の水溶液(例えば、塩酸)を用いて加水分
解してベンゾイルナフチル(1a)を得る。
【0304】 (1a)の還元反応は、モル過剰量の還元剤(例えば、水素化ホウ素ナトリウ
ム)を用いて処理することによって達成する。該反応は、氷浴中、溶媒−触媒(
例えば、トリフルオロ酢酸)中で開始し、次いで還元反応が進行するにつれて室
温まで昇温させる。
【0305】 (2a)のクロロメチル化は、極性の酸性溶媒(例えば、酢酸/リン酸の混合
物)中で過剰量のホルムアルデヒドおよび濃塩酸を用いて処理することによって
達成する。該反応は約90℃の温度で行なうのが最もよい、
【0306】 ニトリル(4a)は、塩化物である化合物(13a)をシアニドを用いて求核
置換反応を行なうことによって製造する。該反応は、(3a)を非プロトン性の
極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド(DMF))中でわずかにモル過剰量
のシアン化ナトリウムと一緒に約5時間還流させて、次いで室温まで冷却しなが
ら該反応を続けることによって行なう。
【0307】 次いで、目的のナフチルアミド(5a)を、3段階の工程でニトリル(4a)
から製造する。非プロトン性の極性溶媒(例えば、DMSO)中に溶解したニト
リル(4a)の溶液に、炭酸カリウムを加えることによってニトリル溶液をわず
かに塩基性とする。次いで、ニトリルの加水分解は、過酸化水素の水溶液を用い
て処理することによって達成する。ナフチルアセトアミドの結晶化は、該過酸化
物溶液に水を加えることによって達成することができる。
【0308】 Rが水素以外である化合物は、出発物質であるナフタレン環の6位で1−ブ
ロモ−4−メチル−ナフタレンと保護した(例えば、メトキシ基)フェノールと
を一緒に使用することによって、容易に製造することができる。上に記載の通り
、該反応を行なって化合物(1)〜(3)を得る。シアノ基(3)の酸による加
水分解反応および保護したフェノールの脱保護は、(3)を40%臭化水素/酢
酸溶液を用いて処理することによって達成することができる。次いで、該脱保護
したフェノールを反応させて、ナフチル環の6位に適当な置換基を調製すること
ができる。例えば、Rが−O(CH)COOHである化合物の製造は、該フ
ェノールを適当なアルキルハライドを用いてアルキルし、続いて塩基(例えば、
水酸化ナトリウム水溶液)を用いて処理し、続いて希塩酸を用いて処理すること
により酸に変換することによって、達成することができる。
【0309】 置換されたフェノールおよび臭化フェニルの出発物質を、商業的に入手可能で
あったり、または商業的に入手可能である出発原料から公知の方法によって容易
に製造することができることは、当該分野の当業者によって容易に認められるで
あろう。本発明の化合物を製造するのに使用する全ての他の反応体および試薬を
商業的に入手することができる。最も好ましいsPLAインヒビターは、1H
−インドール−3−グリオキシルアミドsPLAインヒビター(上に記載の通
りである)であり、カルバゾールsPLAインヒビターは、本発明の組成物お
よび方法にとって最も好ましい。
【0310】 III.活性化プロテインC成分の製造 a.ヒトプロテインCの調製 組換えヒトプロテインC(r−hPC)は、当業者にとってよく知られた技術
(例えば、前述のYanによる米国特許第4,981,952号、これは本明細書の一部を構
成する)によって、ヒト腎臓293細胞中で製造する。ヒトプロテインCの遺伝
子コードについては、Bangらによる米国特許第4,755,624号(これは本明細書の
一部を構成する)で開示され、特許請求されている。293細胞中でヒトプロテ
インCを発現するのに使用するプラスミドはプラスミドpLPCであって、これ
はBangらによる米国特許第4,992,373号(これらは本明細書の一部を構成する)
に開示されている。プラスミドpLPCの構成については、欧州特許公開公報04
45939号(これらは本明細書の一部を構成する)およびGrinnellらによるBio/Tec hnology 5: 1189-1192,1987(これらは本明細書の一部を構成する)にも記載さ
れている。要するに、そのプラスミドを293細胞中にトランスフェクトし、次
いで安定な形質転換物を同定し、継代培養し、血清を含まない培地中で増殖する
。発酵後、ミクロろ過によって細胞を含まない培地を得る。
【0311】 ヒトプロテインCは、Yanによる米国特許第4,981,952号(これは本明細書の一
部を構成する)の教示を適用することによって培養液から分離する。アニオン交
換樹脂(Fast-Flow Q、ファーマシア)に吸収させる前に、清澄化した培地をE
DTA中で4mMにする。カラムの4倍量の20mMのトリス、200mMのN
aCl、pH 7.4、およびカラムの2倍量の20mMのトリス、150mM
のNaCl、pH 7.4を用いて洗浄後、20mMのトリス、150mMのN
aCl、10mMのCaCl、pH 7.4を用いて、結合した組換えヒトプ
ロテインCチ−モーゲンを溶出する。溶出後の溶出したタンパク質は、SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって判定すると、純度は95%より大きい
【0312】 タンパク質の更なる精製は、3Mのタンパク質のNaCl液を調製し、続いて
疎水的相互作用樹脂(Toyopearl Phenyl 650M、TosoHaas)(20mMのトリス
、3MのNaCl、10mMのCaCl、pH 7.4で平衡化する)に吸収
させることによって達成する。カラムの2倍量のCaClを含まない平衡化バ
ッファーで洗浄後、組み換えヒトプロテインCを20mMのトリス(pH 7.
4)を用いて溶出する。溶出したタンパク質を、残留カルシウムを除去すること
によって、活性化のために調製する。その組換えヒトプロテインCを金属アフィ
ニティーカラム(Chelex-100、Bio-Rad)を通してカルシウムを除き、再びアニ
オン交換体(Fast Flow Q、ファーマシア)に結合させる。これら両方のカラム
を直列に配置し、20mMのトリス、150mMのNaCl、5mMのEDTA
、pH 7.4中で平衡化させる。タンパク質をロードした後、Chelex-100カラ
ムをカラムの1倍量の同一バッファーを用いて洗浄し、該カラムをその直列から
はずす。そのアニオン交換カラムをカラムの3倍量の平衡バッファーを用いて洗
浄した後、そのタンパク質を0.4MのNaCl、20mMのトリス−酢酸塩、
pH 6.5を用いて溶出する。組換えヒトプロテインC溶液および組換え活性
プロテインC溶液のタンパク質濃度についてUV 280nmでの吸光度を測定
し、それぞれE0.1%=1.81または1.85を得た。
【0313】 b.組み換えヒトプロテインCの活性化 ウシトロンビンを、50mMのHEPES(pH 7.5、4℃)の存在下で
、活性化CH−セファロース4B(ファーマシア)に結合させる。その結合反応
を、約5000ユニットのトロンビン/樹脂mLを用いてカラムに既に充填した
樹脂上で行なう。トロンビン溶液を該カラムに約3時間循環させた後、MEAを
濃度が0.6mL/Lの循環溶液になるまで加える。樹脂上の未反応アミンの完
全な遮断を保証するために、そのMEAを含有する溶液を更に10〜12時間循
環させる。遮断した後、トロンビンを結合させた樹脂を、カラムの10倍量の1
MのNaCl、20mMのトリス、pH 6.5を用いて洗浄して、全ての非特
異的に結合したタンパク質を除去し、そして活性バッファー中で平衡化の後、活
性反応液に使用する。
【0314】 精製したrHPCをEDTA中で5mMに調製し(残留カルシウムをキレート
させるため)、20mMのトリス(pH 7.4)または20mMのトリス−酢
酸塩(pH 6.5)を用いて2mg/mLの濃度まで希釈する。この物質を、
50mMのNaClおよび、20mMのトリス(pH 7.4)または20mM
のトリス−酢酸塩(pH 6.5)を用いて37℃で平衡化したトロンビンカラ
ムを通す。流速は、rHPCとトロンビン樹脂の接触時間が約20分となるよう
に調節する。流出液を集め、直ちにアミド分解活性をアッセイする。その物質が
確立したaPC標準液に匹敵する特異的活性(アミド分解性)を有しない場合、
そのトロンビンカラムに再循環させて、そのrHPCの活性化を完結させる。こ
れに続いて、次の処理工程を待つ間、aPCをより低濃度に保つために、上記の
通り、20mMのバッファー(pHは7.4または6.5)を用いてその物質を1
:1に希釈する。
【0315】 150mMのNaClと共に活性化バッファー(20mMのトリス(pH 7
.4)または20mMのトリス−酢酸塩(pH 6.5))中で平衡化させたアニ
オン交換樹脂(Fast Flow Q,ファルマシア)にaPCを結合させることによっ
て、浸出したトロンビンをaPC物質から除去した。トロンビンはこれらの条件
下でアニオン交換樹脂と相互作用せず、そのカラムを通り試料を適用する流出液
に入る。aPCをそのカラム上にローディングする場合、カラムの2〜6倍量の
20mMの平衡バッファーを用いて洗浄を行ない、その後5mMのトリス−酢酸
塩(pH 6.5)または20mMのトリス(pH 7.4)中の0.4MのNa
Cl液を用いた逐次溶出によって結合したaPCを溶出する。カラムのより高倍
量の洗液は、ドデカペプチドのより完全な除去を促進する。このカラムから溶出
した物質を、冷蔵溶液(−20℃)または凍結乾燥粉末として保存する。
【0316】 活性プロテインCの抗凝固活性を、活性化部分トロンボプラスチン時間(AP
TT)凝固アッセイの凝固時間の延長時間を測定することによって測定する。希
釈バッファー(1mg/mLのラジオイムノアッセイ等級BSA、20mMのト
リス(pH 7.4)、150mMのNaCl、0.02%のNaN)中で標準
曲線を作製し、プロテインCの濃度が125〜1000ng/mLの範囲となる
ようにし、一方で試料をこの濃度範囲内のいくつかの希釈液に調製する。各試料
キュベットに、50μLの冷ホース血漿および50μLの再構成した活性部分ト
ロンボプラスチン時間試薬(APTT試薬、シグマ)を加え、37℃で5分間イ
ンキュベートする。インキュベートした後、50μLの適当な試料および標準液
を各キュベットに加える。基本凝固時間を測定するために、試料または標準液の
存在下で希釈バッファーを用いる。各試料または標準液にCaCl(50μL
、37℃、30mM)を加えた後、直ちに、フィブロメーター(fibrometer)(
CoA Screener Hemostasis Analyser、American Laboratory)のタイマーを開始
させる。試料中の活性プロテインCの濃度は、標準曲線の直線回帰式から算出す
る。本明細書で報告する凝固時間は、3つの反復試験(標準曲線用試料を含む)
の最小値の平均である。
【0317】 IV.本発明の医薬組成物 本発明の医薬組成物は、必須成分として (a)sPLAインヒビター、および (b)活性化プロテインCを含む。
【0318】 これら2つの成分を医薬組成物として組み合わせる場合には、その組成物は(
i)それら自身が注入投与に適当な液体形態であるか、または(ii)後で注入
投与に適当な液体媒質に容易に溶解し、懸濁し、分散し、もしくは乳濁する形で
なければいけない。本発明の医薬組成物を注入可能な形態として製造する場合で
は、該組成物は(a)sPLAインヒビター、 (b)活性化プロテインC、および (c)注入可能な液体担体 を含む。
【0319】 a.本発明の組成物における活性成分の比率およびその量 必須成分である(a)sPLAインヒビターおよび(b)活性化プロテイン
Cは、製剤中に該製剤の用量が処置する患者に各活性成分の医薬的に有効な量を
供するような比率で存在する。典型的には、sPLAインヒビターの活性化プ
ロテインCに対する重量比は1000:1〜10000000:1であり、10
0:1〜1000000:1であることが好ましい。
【0320】 ヒトの患者における活性化プロテインCの有効な量は、0.1〜100μg/
kg/日であると考えられる。用量は、1〜50μg/kg/日であることが好
ましい。活性化プロテインCの最も好ましい用量は、1〜25μg/kg/日で
ある。ヒトの患者におけるsPLAインヒビターの有効な量は、0.1〜20
00mg/kg/日であると考えられる。該用量は約1〜100mg/kg/日
であることが好ましい。
【0321】 本発明の組成物を製造する場合には、必須成分である(a)sPLAインヒ
ビターおよび(b)活性化プロテインCを共存させ、それらを均一であるかもし
くは不均一である様式で混合するか、隣接させるか、またはそうでなければ本発
明の方法を実施するのに適当な個別の用量単位で一緒に近くにおいてもよい。
【0322】 sPLAインヒビターの用量単位は、通常、担体もしくは不活性な成分と混
合するか、または担体によって希釈するか、またはアンプル、カプセル、経時的
に放出する投与装置、サッシェ、紙剤もしくは他のコンテナーの形態をとり得る
担体中に封入してもよい。担体が希釈剤として機能する場合には、それは、ビヒ
クルとして作用する固体、半固体、ペーストもしくは液体の材料であったり、ま
たは例えば、活性化合物を10%重量比まで含有する錠剤、丸剤、散剤、トロー
チ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体ま
たは液体媒質として)もしくは軟膏の形態をとり得る。
【0323】 活性化プロテインCの用量単位は、通常、液体担体および/または他の不活性
成分と混合するか、またはアンプル、ボトル、経時的に放出する投与装置もしく
は他の容器の形態であり得る担体中に封入してもよい。担体が希釈剤として機能
する場合には、それはビヒクルとして作用する液体の材料であったり、または例
えば活性化合物を10重量%まで含有する液剤の形態をとり得る。活性化プロテ
インC成分は、使用の直前は注入可能な液体形態をとるべきであるが、しかしな
がら液体ではないが容易に液体に変換することができる保存可能な形態で製造す
ることは可能である。
【0324】 (a)sPLAインヒビターおよび(b)活性化プロテインCの両方を含有
する医薬製剤の場合には、該担体は当該分野でよく知られている注入可能な液体
媒質であり得る。その注入可能な液体は、非経口投与が可能であること、すなわ
ち処置する哺乳動物に物質を静脈内注射、皮下注射、筋肉内注射、または骨髄内
注射によって導入することが可能でなければいけない。
【0325】 該活性化成分を医薬的に許容し得る担体(例えば、減菌した水、生理食塩水お
よび/または糖類を含有する減菌した水、あるいはその両方の混合物)中に溶解
させるか、または懸濁させることができる。例えば、静脈内注射の場合には、本
発明の化合物を濃度が4%デキストロース/0.5%クエン酸ナトリウム水溶液
中で約2mg/mLだけ溶解することができる。
【0326】 sPLAインヒビター(活性化プロテインCと別個である場合)は、散剤、
錠剤またはカプセル剤の形態をとり得る。固体の担体は1つ以上の物質であって
よく、該物質は香味剤、潤滑剤、可溶化剤、懸濁化剤、結合剤、錠剤崩壊剤およ
びカプセル化物質としても機能し得る。適当な固体の担体は、炭酸マグネシウム
、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖ラクトース、ペクチン、デキストリン
、デンプン、ゼラチン、トラガカントガム、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、低温融解ワックスおよびカカオバターが挙げられる。
【0327】 以下の医薬製剤は、sPLAインヒビター単独の場合にも(上記の通り)、
または(a)sPLAインヒビターおよび(b)活性化プロテインCの組み合
わせである活性成分の場合にも有用である。
【0328】 典型的に、sPLAインヒビターの10mg〜1000mgを、該製剤の1
回用量として使用する。
【0329】 製剤例1 硬カプセル剤は、以下の成分を用いて調剤する。
【表1】
【0330】 製剤例2 錠剤は、以下の成分を用いて調剤する。
【表2】
【0331】 それらの成分を混合し、圧縮して各重量が655mgの錠剤を得る。
【0332】 製剤例3 以下の成分を含有するエアロゾル液剤を、調剤する。
【表3】
【0333】 sPLAインヒビターをエタノールと混合して、その混合物をプロペラント
22の一部に加え、−30℃まで冷却し、その混合物を充填装置に移す。次いで
、必要な量をステンレス鋼の容器に供給し、プロペラントの残りで希釈する。次
いで、バルブユニットを該容器に設置する。
【0334】 製剤例4 各々、sPLAインヒビターの60mgを含有する錠剤を以下の通り調剤す
る。
【表4】
【0335】 sPLAインヒビター、デンプンおよびセルロースを、45番メッシュのU
.S.ふるいを用いてふるいにかけ、十分に混ぜる。ポリビニルピロリドンを含有
する溶液を残りの粉末と混ぜ、次いでその混合物を14番メッシュのU.S.ふる
いを用いてふるいにかける。そうして得られた顆粒を50℃で乾燥させ、18番
メッシュのU.S.ふるいを用いてふるいにかける。次いで、予め60番のU.S.
ふるいを用いてふるいをかけておいたカルボキシメチルデンプンナトリウム、ス
テアリン酸マグネシウムおよびタルクをその顆粒に加え、それらを混ぜた後に錠
剤機で圧縮して各重量が150mgの錠剤を得る。
【0336】 製剤例5 各々、sPLAインヒビターを80mg含有するカプセル剤を以下の通り調
剤する。
【表5】
【0337】 sPLAインヒビター、セルロース、デンプンおよびステアリン酸マグネシ
ウムを混合し、45番メッシュのU.S.ふるいを用いてふるいにかけ、200m
g量を硬カプセルに充填する。
【0338】 製剤例6 各々、sPLAインヒビターの225mgを含有する坐剤を、以下の通り調
剤する。
【表6】
【0339】 sPLAインヒビターを60番メッシュのU.S.ふるいを用いてふるいにか
け、予め最小限度だけ必要な加熱を行なって融解させた飽和脂肪酸グリセリドに
懸濁する。次いで、その混合物を名目上2gの容量の坐剤型に注ぎ、冷却する。
【0340】 製剤例7 5mL用量当り、活性成分の50mgを含有する懸濁剤を以下の通り調剤する
【表7】
【0341】 それら活性成分をカルボキシメチルセルロースナトリウムおよびシロップと一
緒に混ぜて、滑らかなペーストを得る。安息香酸溶液、芳香剤および着色剤を少
量の水で希釈し、これらを撹拌しながら加える。次いで、十分な水を加えて必要
な量を得る。
【0342】 製剤例8 静脈剤製剤を以下の通り、製剤する.
【表8】
【0343】 上記活性成分の溶液を、被験者に毎分1mLの割合で静脈内投与する。
【0344】 典型的に、10mg〜100mgの活性成分を単位用量の製剤に使用する。
【0345】 連続注入による投与に適当な単位用量製剤は、活性化プロテインC、sPLA インヒビター、塩(NaCl)、バルク剤(スクロース)および緩衝液(例え
ば、クエン酸塩)をpH 6.0で混合することによって調剤する。活性成分、
塩およびバルク剤を、重量比が活性成分の約1部に対して、塩を約7〜8部およ
びバルク剤を約5〜6部の割合で混合する。
【0346】 混合した後、溶液の4mLをバイアルに移し、凍結乾燥する。該活性成分を含
有するバイアルを封し、使用するまで保存する。
【0347】 V.本発明の方法による敗血症の処置 本発明は敗血症の治療法または予防法に関するものであって、該方法はその処
置が必要な哺乳動物に治療学的に有効な量の(a)sPLAインヒビターおよ
び治療的に有効な量の(b)活性化プロテインCを投与し、その際、(a)およ
び(b)の両方を治療学的に有効な間隔以内に投与することによる方法である。
敗血症患者に対する(a)または(b)の投与は、連続投与であってもまたは間
欠投与であってもよい。
【0348】 A.活性化プロテインCおよびsPLAインヒビターの同時運搬を用いる本発
明の方法 活性化プロテインCおよびsPLAインビターを同時に運搬することができ
る。同時運搬の便利な1方法は、上記のIV部に記載する本発明の組成物を使用
することであって、該活性成分は単位用量形態で共存する必須成分を有する。望
むならば、混合した必須成分の溶液または懸濁液を同IV部の液体保持嚢から運
搬することができる。
【0349】 活性化プロテインCおよびsPLAインヒビターの同時運搬の別方法は、そ
れらを患者に別々であるが、同時に運搬することである。従って、例えば活性化
プロテインCを非経口的に与えると同時に、sPLAインヒビターを経口製剤
として与えることができる。
【0350】 sPLAインヒビターの投与は、活性化プロテインCの投与と同時に始める
ことができる。sPLAインヒビターの投与期間は、活性化プロテインCの投
与後まで延長することができる。
【0351】 B.活性化プロテインCおよびsPLAインヒビターの非同時運搬を用いる本
発明の方法 必須成分の各々、すなわち治療学的に有効な量の(a)sPLAインヒビタ
ーおよび治療学的に有効な量の(b)活性化プロテインCは、治療学的に有効な
間隔、すなわち各成分が敗血症を処置する患者に対して利点を与えるような時間
の間隔を有する。本発明の方法は、敗血症の患者に治療学に有効な量の(a)s
PLAインヒビターおよび治療学的に有効な量の(b)活性化プロテインCを
いずれかの順序で別々に投与することによって実施することができる。但し、各
々の成分は他方の成分が敗血症に対して治療学的に有効である期間内に与える。
【0352】 典型的に、sPLAインヒビターの静脈内形態(例えば、((3−(2−アミ
ノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H−イン
ドール−4−イル)オキシ)酢酸・ナトリウム塩)は、投与の直後、または投与の
5日後まで治療学的に有効であり、該時間の間隔は投与の5分後から投与の72
時間後までが好ましい。典型的にsPLAインヒビターの経口形態(例えば、
((3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フェニルメチ
ル)−1H−インドール−4−イル)オキシ)酢酸メチルエステル)は投与の約1
0分後から約5日後までが治療学的に有効であり、投与の約半時間後から約72
時間後までが好ましい。
【0353】 sPLAインヒビターの投与運搬は、活性化プロテインCの注入前の48時
までに開始することができるが、24時間までに開始することが好ましく、12
時間までに開始することが最も好ましい。別法として、sPLAインヒビター
の投与を、活性化プロテインCの注入の開始後48時間までに開始することがで
き、開始後約24時間までに開始することが好ましく、開始後12時間までに開
始することが最も好ましい。
【0354】 sPLAインヒビターは、注入可能な溶液を様々な経路(例えば、経口、エ
アロゾル、直腸、経皮、皮下、静脈内、筋肉内および鼻腔内を含む)によって投
与することができる。その活性化プロテインC化合物を、注入可能な溶液として
投与することができる。活性化プロテインCおよびsPLAインヒビターを、
それらが有効な形態でできるだけ速く血流中に運搬されることを保証するために
、敗血症の患者に非経口投与することが好ましい。
【0355】 VI.本発明の方法を用いる敗血症の患者の処置期間 本発明の方法の実施の際に使用する活性化プロテインCおよびsPLAイン
ヒビターの量およびその比率は、上記の(V)部に記載している。患者の年齢お
よび病状に応じていずれかの成分の用量を機械的に変化させることは、当業者に
とって容易に認めることができる。
【0356】 該療法の開始の決定は、敗血症の臨床的徴候の出現、または敗血症カスケード
(例えば、腎臓の合併症、凝固異常症または多数の器官の不全を含む)の開始を
示す実験室での試験に基づくであろう。典型的な臨床的徴候は、発熱、悪寒、頻
拍、頻呼吸、精神状態の変化、低温症、過温症、促進されたりもしくは抑制され
た呼吸数もしくは心拍数、白血球数の増減および低血圧が挙げられる。これらの
症状および他の症状については当該分野でよく知られており、標準的な文献、例
えばHarrison's Principles of Internal Medicine (ISBN 0-07-032370-4)1994
, 511〜515頁に記載されている。
【0357】 療法の期間を決めるための決定は、敗血症であると定義する症状がなくなった
ことを支持する、商業的に利用可能な検定または器具からの標準的な臨床上の実
験結果により支持される。本発明の方法は、敗血症のエピソードの処置について
有効であると考えられる期間、治療学的に有効な量の必須の活性化プロテインC
成分およびsPLAインヒビター成分を連続投与するか、または間欠投与する
ことによって行なうことができる。該投与は、総計で約60日まで続けることが
でき、好ましい療法のコースは10日まで続く。
【0358】 本発明の方法による療法の終りの決定は、商業的に利用可能な検定または器具
からの標準的な臨床上の実験結果によるか、または敗血症に特有の臨床上の症状
の消失によって支持され得る。終りであるという決定は、患者のベースラインの
プロテインCの濃度が正常な範囲内の値に戻っているという測定に基づいてもよ
い。
【0359】 該療法は、敗血症が再発すると再び開始することができる。
【0360】 活性化プロテインCおよびsPLAインヒビターの組み合わせ療法はまた、
小児の敗血症の予防および治療において安全であり、且つ有効な処置である。
【0361】 本発明をある具体的な態様によって上に例示したが、これらの具体的な例は特
許請求の範囲において記載した通り、本発明の範囲を限定することを意図するも
のではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 123 A61K 37/547 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C084 AA02 AA19 CA59 DC03 MA02 ZB35 4C086 AA01 AA02 BC12 BC13 MA02 ZB35

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)sPLAインヒビターおよび(b)活性化プロテイ
    ンCを含む医薬組成物。
  2. 【請求項2】 sPLAインヒビターが式(Ia)で示す本発明の1H−
    インドール−3−グリオキシルアミド、またはその医薬的に許容し得る塩もしく
    はその脂肪族エステルプロドラッグ誘導体である、請求項1に記載の医薬組成物
    。 【化1】 [式中、 Xは共に酸素である。 Rは 【化2】 (ここで、R10は、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C10アルコキシ、
    −S−(C〜C10アルキル)およびC〜C10ハロアルキルから独立して選
    ばれる基であり、tは0〜5の数である) からなる群から選ばれる。 Rは、ハロ、シクロプロピル、メチル、エチルおよびプロピルの群から選ば
    れる。 RおよびRは、水素、非妨害性置換基または基:−(L)−(酸性基)(こ
    こで、−(L)−は酸連結基である)から独立して選ばれる。 但し、Rについては、該酸連結基:−(L)−は、 【化3】 からなる群から選ばれる。そして、 Rについては、該酸連結基:−(L)−は、 【化4】 【化5】 (ここで、R84およびR85は各々独立して、水素、C〜C10アルキル、
    アリール、C〜C10アルカアリール、C〜C10アラルキル、カルボキシ
    、カルバルコキシおよびハロから選ばれる) からなる群から選ばれる。 但し、RおよびRの少なくとも1つは基:−(L)−(酸性基)でなければ
    ならず、RまたはRの該基:−(L)−(酸性基)上での(酸性基)は−CO H、−SOH、または−PO(OH)から選ばれる。 RおよびRは各々独立して、水素および非妨害性置換基から選ばれる。該
    非妨害性置換基は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜C
    ルキニル、C〜C12アラルキル、C〜C12アルカアリール、C〜C シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、トルリル、キシレニ
    ル、ビフェニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニルオキシ、C
    アルキニルオキシ、C〜C12アルコキシアルキル、C〜C12アルコ
    キシアルキルオキシ、C〜C12アルキルカルボニル、C〜C12アルキル
    カルボニルアミノ、C〜C12アルコキシアミノ、C〜C12アルコキシア
    ミノカルボニル、C〜C12アルキルアミノ、C〜Cアルキルチオ、C 〜C12アルキルチオカルボニル、C〜C12アルキルスルフィニル、C
    アルキルスルホニル、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cハロアルキル
    スルホニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、−C(
    O)O(C〜Cアルキル)、−(CH)−O−(C〜Cアルキル)、ベン
    ジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSOR)、−CHO、ア
    ミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシ、カルバルコキシ、−(CH
    )−COH、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ、クアニジ
    ノ、ヒドラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨ
    ード、ニトロ、ホスホノ、−SOH、チオアセタール、チオカルボニルおよび
    〜Cカルボニルからなる群から選ばれる。nは1〜8である]
  3. 【請求項3】 sPLAインヒビターが、以下の化合物(A)〜(P)か
    らなる群から選ばれる1H−インドール−3−グリオキシルアミド化合物、また
    はその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体である、請
    求項1に記載の医薬組成物: (A) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル−1−(フ
    ェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (B)dl−2−[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル
    −1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]プロパン酸、 (C) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (D) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−3−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (E) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−4−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (F) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[(2,6−ジクロ
    ロフェニル)メチル]−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (G) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[4(−フルオロ
    フェニル)メチル]−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (H) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル−1−[(
    1−ナフタレニル)メチル]−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (I) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フ
    ェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (J) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[(3−クロロフ
    ェニル)メチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (K) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (L) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル]−2−プロピル−1H−インドール−4−イル]オキ
    シ]酢酸、 (M) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−シクロプロピル
    −1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (N) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル]−2−シクロプロピル−1H−インドール−4−イル
    ]オキシ]酢酸、 (O) 4−[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1
    −(フェニルメチル)−1H−インドール−5−イル]オキシ]酪酸、および (P) (A)〜(P)の混合物。
  4. 【請求項4】 sPLAインヒビターが、以下の化合物(A)〜(D)か
    らなる群から選ばれる1H−インドール−3−グリオキシルアミド化合物、また
    はその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体である、請
    求項1に記載の医薬組成物: 【化6】 【化7】 【化8】。
  5. 【請求項5】 sPLAインヒビターが式(Ie)のカルバゾール化合物
    、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体、光学異性体
    、プロドラッグ誘導体もしくは塩である、請求項1に記載の医薬組成物。 【化9】 [式中、 Aはフェニルまたはピリジル(ここで、窒素は5−、6−、7−または8−位
    にある)である。 BまたはDの1つは窒素であって、他方は炭素である。 Zはシクロヘキセニル、フェニル、ピリジル(ここで、窒素は1−、2−また
    は3−位にある)または6−員のヘテロ環(該環は1−、2−または3−位の硫
    黄または酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選ば
    れるヘテロ原子を1つ有する)である。 【化10】 は二重結合または単結合である。 R20は(a)、(b)および(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は−(C〜C20)アルキル、−(C〜C20)アルケニル、−(C
    〜C20)アルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は独立して選ばれる非妨害置換基の1つ以上で置換された(a)の要素
    である。 (c)とは基:−(L)−R80である。ここで、−(L)−とは原子数が1〜1
    2の二価の連結基である。該原子は炭素、水素、酸素、窒素および硫黄から選ば
    れ、−(L)−における原子の組み合わせは(i)炭素と水素のみ、(ii)1つ
    の硫黄のみ、(iii)1つの酸素のみ、(iV)1つまたは2つの窒素と水素
    のみ、(v)炭素、水素と1つの硫黄のみ、並びに(vi)炭素、水素と酸素の
    み、から選ばれる。R80は(a)または(b)から選ばれる基である。 R21は、非妨害性置換基である。 R1'は、−NHNH、−NHまたは−CONHである。 R2'は、−OHおよび−O(CH)5'からなる群から選ばれる。ここで
    、R5'はH、−CN、−NH、−CONH、−CONR10、−NH
    SO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C〜C)アル
    キルまたは−CFである)、フェニル、置換されたフェニル(該置換基は−C
    Hまたは−CO(C〜C)アルキルである)、および−(L)−(酸性
    基)(ここで、−(L)−は1〜7の酸連結鎖長を有する酸連結基である)であ
    り、tは1〜5である。 R3'は、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害性置換基で置換された炭素環
    式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換されたヘテロ環式基から選ばれ
    る。 但し、R3'がHであり、R20がベンジルであり、mが1または2である場
    合は、R2'は−O(CH)Hではない。そして、 Dが窒素である場合は、Zのヘテロ原子は1−、2−または3−位の硫黄また
    は酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選ばれる]
  6. 【請求項6】 sPLAインヒビターが式I(IIe)で示すカルバゾー
    ル化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体、光
    学異性体、プロドラッグ誘導体もしくは塩である、請求項1に記載の医薬組成物
    。 【化11】 [式中、 Zはシクロヘキセニルまたはフェニルである。 R21は非妨害性の置換基である。 Rは、−NHNHまたは−NHである。 Rは、−OHおよび−O(CH)からなる群から選ばれる。ここで、
    はH、−COH、−CONH、−CO(C〜Cアルキル)、 【化12】 (ここで、RおよびRは各々独立して、−OHまたは−O(C〜C)アル
    キルである)、 −SOH、−SO(C〜Cアルキル)、テトラゾリル、−CN、−NH 、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C
    )アルキルまたは−CFである)、フェニルまたは置換されたフェニル(
    該置換基は−COHまたは−CO(C〜C)アルキルである)であり、m
    は1〜3である。 Rは、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フ
    ェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−
    (C〜C)アルキル、ハロまたは−CFである)、−CHOSi(C
    )アルキル、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキルま
    たは−(CH)(ここで、RはH、−CONH、−NR10、−
    CNまたはフェニルであり、RおよびR10は独立して、−(C〜C)アル
    キルまたは−フェニル(C〜C)アルキルであり、nは1〜8である)である
    。 Rは、H、−(C〜C14アルキル)、−(C〜C14)シクロアルキル、
    ピリジル、フェニルまたは置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アル
    キル、ハロ、−CF、−OCF、−(C〜C)アルコキシ、−CN、−(
    〜C)アルキルチオ、フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)ア
    ルキルフェニル、フェニル、フェノキシまたはナフチルである)である]
  7. 【請求項7】 sPLAインヒビターが、式(XXX)で示す化合物から
    選ばれるカルバゾール化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和
    物、互変異性体、光学異性体、プロドラッグ誘導体もしくは塩である、請求項1
    に記載の医薬組成物。 【化13】 [式中、 Rは−NHNHまたは−NHである。 Rは−OHおよび−O(CH)からなる群から選ばれる。ここで、R はH、−COH、−CO(C〜Cアルキル)、 【化14】 (ここで、RおよびRは各々独立して、−OHまたは−O(C〜C)アル
    キル)である) 、−SOH、−SO(C〜Cアルキル)、テトラゾリル、−CN、−NH 、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は、−(C
    〜C)アルキルまたは−CFである)、フェニルまたは置換されたフェニ
    ル(該置換基は−COHまたは−CO(C〜Cアルキル)である)であり
    、mは1〜3である。 Rは、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フ
    ェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−
    (C〜C)アルキル、ハロまたは−CFである)、−CHOSi(C
    アルキル)、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキル、
    または−(CH)(ここで、RはH、−CONH、−NRNR10 、−CNまたはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C
    ルキル)または−フェニル(C〜Cアルキル)であり、nは1〜8である)で
    ある。 Rは、H、−(C〜C14)アルキル、−(C〜C14)シクロアルキル、
    ピリジル、フェニルまたは置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アル
    キル、ハロ、−CF、−OCF、−(C〜C)アルコキシ、−CN、−(
    〜C)アルキルチオ、フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)ア
    ルキルフェニル、フェニル、フェノキシまたはナフチルである)である。 Aはフェニルまたはピリジル(ここで、窒素は5−、6−、7−または8−位
    にある)である。 Zは、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル(ここで、窒素は1−、2−ま
    たは3−位にある)または6−員のヘテロ環(該環は1−、2−または3−位の
    硫黄または酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選
    ばれるヘテロ原子を1つ有するか、または場合により、ヘテロ環上での炭素の1
    つは=Oで置換されている)である。 但し、AまたはZの1つはヘテロ環である]
  8. 【請求項8】 sPLAインヒビターが以下の化合物から選ばれるカルバ
    ゾール化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体
    、光学異性体、プロドラッグもしくは塩である、請求項1に記載の医薬組成物: 9−ベンジル−5,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −4−カルボン酸ヒドラジド; 9−ベンジル−5,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −4−カルボキサミド; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
    ロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸・ナトリウム塩; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシカルバゾール−5−イル]オ
    キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシカルバゾール−5−イル]オ
    キシ酢酸メチル; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−シアノメチルオキシ−1,2,3,4−テト
    ラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−(1H−テトラゾール−5−イルメチル)オ
    キシ)−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カ
    ルバゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カル
    バゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−(4−トリフルオロメチル
    フェニル)−カルバゾール−4−イル}オキシ酢酸; 9−ベンジル−5−(2−メタンスルホンアミド)エチルオキシ−7−メトキシ
    −1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−(2−メタンスルホンアミド)エチルオキシ−2−メトキシ
    カルバゾール−5−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−(2−トリフルオロメタンスルホンアミド)エチルオキシ−
    2−メトキシカルバゾール−5−カルボキサミド; 9−ベンジル−5−メタンスルホンアミドイルメチルオキシ−7−メトキシ−
    1,2,3,4−テトラヒドカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−メタンスルホンアミドイルメチルオキシ−カルバゾール−
    5−カルボキサミド; [5−カルバモイル−2−ペンチル−9−(フェニルメチル)カルバゾール−4
    −イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(1−メチルエチル)−9−(フェニルメチル)カルバ
    ゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(トリ(−1−メチルエチル
    )シリル)オキシメチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−フェニル−9−(フェニルメチル)カルバゾール−4
    −イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(4−クロロフェニル)−9−(フェニルメチル)カル
    バゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(2−フリル)−9−(フェニルメチル)カルバゾール
    −4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(トリ(−1−メチルエチル
    )シリル)オキシメチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸・リチウム塩; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オキシ
    酢酸; {9−[(3−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
    −イル}オキシ酢酸; {9−[(3−フェノキシフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
    −イル}オキシ酢酸; {9−[(2−トリフルオロメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバ
    ゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ベンジルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
    −イル}オキシ酢酸; {9−[(3−トリフルオロメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバ
    ゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(1−ナフチル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
    キシ酢酸; {9−[(2−シアノフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(3−シアノフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(2−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(3−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(3,5−ジメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−ヨードフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(2,3−ジフルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2,6−ジクロロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−トリフルオロメトキシフェニル)メチル]−5−カルバモイルカル
    バゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル(biphenyl))メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル(Biphenyl))メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
    オキシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −5−イル]オキシ酢酸; {9−[(2−ピリジル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
    キシ酢酸; {9−[(3−ピリジル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
    キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    カルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−メチルカルバゾール−4−イル]オキ
    シ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒド
    ロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−フルオロカルバゾール−4−イル]オ
    キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
    カルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−クロロカルバゾール−4−イル]オキ
    シ酢酸; [9−[(シクロヘキシル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
    オキシ酢酸; [9−[(シクロペンチル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
    オキシ酢酸; 5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[[(プロペン−3−イル)オキ
    シ]メチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(プロピルオキシ)メチル]
    カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((カルボキサミドメチル)オキシ)−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−シアノメチルオキシ−カルバゾール−4−
    カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((1H−テトラゾール−5−イル−メチル
    )オキシ)−カルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((カルボキサミドメチル)オキシ)−カルバ
    ゾール−4−カルボキサミド; [9−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −5−イル]オキシ酢酸; (R,S)−(9−ベンジル−4−カルバモイル−1−オキソ−3−チア−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; (R,S)−(9−ベンジル−4−カルバモイル−1−オキソ−3−チア−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [N−ベンジル−1−カルバモイル−1−アザ−1,2,3,4−テトラヒドロカ
    ルバゾール−8−イル]オキシ酢酸; 4−メトキシ−6−メトキシカルボニル−10−フェニルメチル−6,7,8,
    9−テトラヒドロピリド[1,2−a]インドール; (4−カルボキサミド−9−フェニルメチル−4,5−ジヒドロチオピラノ[3,
    4−b]インドール−5−イル)オキシ酢酸; 3,4−ジヒドロ−4−カルボキサミドール−5−メトキシ−9−フェニルメ
    チルピラノ[3,4−b]インドール; 2−[(2,9−ビス−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒド
    ロ−β−カルボリン−5−イル)オキシ]酢酸。
  9. 【請求項9】 sPLAインヒビターが式(Xe)または(XIe): 【化15】 【化16】 で示すカルバゾール化合物、またはその医薬的に許容し得る塩もしくはエステル
    プロドラッグ誘導体である、請求項1に記載の医薬組成物。
  10. 【請求項10】 治療学的に有効な量の(a)sPLAインヒビターおよ
    び(b)活性化プロテインCを含む、請求項1〜9のいずれか1つに記載の医薬
    組成物。
  11. 【請求項11】 (a)sPLAインヒビターと(b)活性化プロテイン
    Cについての(a):(b)の重量比が1000:1〜10000000:1で
    ある、請求項1〜10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】 (a)sPLAインヒビターと(b)活性化プロテイン
    Cについての(a):(b)の重量比が100:1〜1000000:1である
    、請求項1〜10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 (a)sPLAインヒビターの重量が0.1mg〜20
    00mgの範囲であり、(b)活性化プロテインCの重量が1.0μg〜100
    μgである、請求項1〜10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  14. 【請求項14】 (a)sPLAインヒビターの重量が50mg〜100
    0mgの範囲であり、(b)活性化プロテインCの重量が1μg〜25μgの範
    囲である、請求項1〜10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  15. 【請求項15】 適当な担体、希釈物または賦形剤を含む、請求項1〜9の
    いずれかに記載の医薬組成物。
  16. 【請求項16】 敗血症の治療法または予防法であって、該方法はそれらの
    処置が必要な哺乳動物に、治療学的に有効な量の(a)sPLAインヒビター
    および(b)活性化プロテインCを治療学的に有効な間隔以内に投与することを
    含む方法。
  17. 【請求項17】 敗血症に苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置方法で
    あって、該方法はそのヒトに活性化プロテインCおよび式(Ia)で示す本発明
    の1H−インドール−3−グリオキシルアミドsPLAインヒビター、または
    その医薬的に許容し得る塩もしくは脂肪族エステルプロドラッグ誘導体の治療学
    的に有効な組み合わせを投与することを含む方法。 【化17】 [式中、 Xは共に酸素である。 Rは 【化18】 (ここで、R10は、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C10アルコキシ、
    −S−(C〜C10アルキル)およびC〜C10ハロアルキルから独立して選
    ばれる基であり、tは0〜5の数である) からなる群から選ばれる。 Rは、ハロ、シクロプロピル、メチル、エチルおよびプロピルの群から選ば
    れる。 RおよびRは、水素、非妨害性置換基または基:−(L)−(酸性基)(こ
    こで、−(L)−は酸連結基である)から独立して選ばれる。 但し、Rについては、該酸連結基:−(L)−は、 【化19】 からなる群から選ばれる。そして、 Rについては、該酸連結基:−(L)−は、 【化20】 【化21】 (ここで、R84およびR85は各々独立して、水素、C〜C10アルキル、
    アリール、C〜C10アルカアリール、C〜C10アラルキル、カルボキシ
    、カルバルコキシおよびハロから選ばれる) からなる群から選ばれる。 但し、RおよびRの少なくとも1つは基:−(L)−(酸性基)でなければ
    ならず、RおよびRの該基:−(L)−(酸性基)上での(酸性基)は−CO H、−SOH、または−PO(OH)から選ばれる。 RおよびRは各々独立して、水素および非妨害性置換基から選ばれる。該
    非妨害性置換基は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜C
    ルキニル、C〜C12アラルキル、C〜C12アルカアリール、C〜C シクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、トルリル、キシレニ
    ル、ビフェニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニルオキシ、C
    アルキニルオキシ、C〜C12アルコキシアルキル、C〜C12アルコ
    キシアルキルオキシ、C〜C12アルキルカルボニル、C〜C12アルキル
    カルボニルアミノ、C〜C12アルコキシアミノ、C〜C12アルコキシア
    ミノカルボニル、C〜C12アルキルアミノ、C〜Cアルキルチオ、C 〜C12アルキルチオカルボニル、C〜C12アルキルスルフィニル、C
    アルキルスルホニル、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cハロアルキル
    スルホニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、−C(
    O)O(C〜Cアルキル)、−(CH)−O−(C〜Cアルキル)、ベン
    ジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSOR)、−CHO、ア
    ミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、カルバルコキシ、−(C
    )−COH、クロロ、シアノ、シアノグアニジル、フルオロ、グアニジ
    ノ、ヒドラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨ
    ード、ニトロ、ホスホノ、−SOH、チオアセタール、チオカルボニルおよび
    〜Cカルボニルからなる群から選ばれる。nは1〜8である]
  18. 【請求項18】 敗血症に苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置方法で
    あって、該方法はそれらの処置が必要なヒトに活性化プロテインCおよび以下の
    化合物(A)〜(P)からなる群から選ばれる1H−インドール−3−グリオキ
    シルアミドsPLAインヒビター、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和
    物もしくはプロドラッグ誘導体の治療学的に有効な組み合わせを投与することを
    含む方法: (A) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル−1−(フ
    ェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (B)dl−2−[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル
    −1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]プロパン酸、 (C) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (D) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−3−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (E) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−4−イルメチル)−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (F) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[(2,6−ジクロ
    ロフェニル)メチル]−2−メチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (G) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[4(−フルオロ
    フェニル)メチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (H) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−メチル−1−[(
    1−ナフタレニル)メチル]−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (I) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1−(フ
    ェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (J) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−[(3−クロロフ
    ェニル)メチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (K) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル]−2−エチル−1H−インドール−4−イル]オキシ]
    酢酸、 (L) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル]−2−プロピル−1H−インドール−4−イル]オキ
    シ]酢酸、 (M) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−シクロプロピル
    −1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢酸、 (N) [[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−1−([1,1'−ビフ
    ェニル]−2−イルメチル]−2−シクロプロピル−1H−インドール−4−イル
    ]オキシ]酢酸、 (O) 4−[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)−2−エチル−1
    −(フェニルメチル)−1H−インドール−5−イル]オキシ]酪酸、および (P) (A)〜(P)の混合物。
  19. 【請求項19】 敗血症に現在苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置方
    法であって、該方法はそれらの処置が必要なヒトに活性化プロテインCおよび以
    下のいずれかの式で示す1H−インドール−3−グリオシルアミドsPLA
    ンヒビターの治療学的に有効な組み合わせを投与することを含む方法: 【化22】 【化23】 【化24】。
  20. 【請求項20】 敗血症の病理学的影響を軽減するかまたは予防するための
    哺乳動物の処置方法であって、該方法はその哺乳動物に活性化プロテインCおよ
    びsPLAインヒビターである[[3−(2−アミノ−1,2−ジオキソエチル)
    −2−エチル−1−(フェニルメチル)−1H−インドール−4−イル]オキシ]酢
    酸メチルエステル化合物の治療学的に有効な組み合わせを投与することを含む方
    法。
  21. 【請求項21】 敗血症に苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置方法で
    あって、該方法はそれらの処置が必要なヒトに活性化プロテインCおよび式(I
    e)の化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体
    、光学異性体、プロドラッグ誘導体もしくは塩の治療学的に有効な組み合わせを
    投与することを含む方法。 【化25】 [式中、 Aはフェニルまたはピリジル(ここで、窒素は5−、6−、7−または8−位
    にある)である。 BまたはDの1つは窒素であって、他方は炭素である。 Zはシクロヘキセニル、フェニル、ピリジル(ここで、窒素は1−、2−また
    は3−位である)または6−員環のヘテロ環(該環は1−、2−または3−位の
    硫黄または酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選
    ばれるヘテロ原子を1つ有する)である。 【化26】 は二重結合または単結合である。 R20は(a)、(b)および(c)の群から選ばれる。ここで、 (a)は−(C〜C20)アルキル、−(C〜C20)アルケニル、−(C
    〜C20)アルキニル、炭素環式基またはヘテロ環式基である。 (b)は独立して選ばれる非妨害置換基の1つ以上で置換された(a)の要素
    である。 (c)は基:−(L)−R80である。ここで、−(L)−とは原子数が1〜12
    の二価の連結基である。該原子は炭素、水素、酸素、窒素および硫黄から選ばれ
    、−(L)−における原子の組み合わせは(i)炭素と水素のみ、(ii)1つの
    硫黄のみ、(iii)1つの酸素のみ、(iV)1つまたは2つの窒素と水素の
    み、(v)炭素、水素と1つの硫黄のみ、並びに(vi)炭素、水素と酸素のみ
    、から選ばれる。R80は(a)または(b)から選ばれる基である。 R21は、非妨害性置換基である。 R1'は、−NHNH、−NHまたは−CONHである。 R2'は、−OHおよび−O(CH)5'からなる群から選ばれる。ここで
    、R5'はH、−CN、−NH、−CONH、−CONR10、−NH
    SO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C〜C)アル
    キルまたは−CFである)、フェニル、置換されたフェニル(該置換基は−C
    Hまたは−CO(C〜C)アルキルである)、および−(L)−(酸性
    基)(ここで、−(L)−は1〜7の酸連結鎖長を有する)であり、tは1〜5
    である。 R3'は、非妨害性置換基、炭素環式基、非妨害性置換基で置換された炭素環
    式基、ヘテロ環式基および非妨害性置換基で置換されたヘテロ環式基から選ばれ
    る。 但し、R3'がHであり、R20がベンジルであり、mが1または2である場
    合は、R2'は−O(CH)Hではない。そして、 Dが窒素である場合には、Zのヘテロ原子は1−、2−または3−位の硫黄ま
    たは酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選ばれる
  22. 【請求項22】 敗血症の苦痛に苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置
    方法であって、該方法はそれらの処置が必要なヒトに活性化プロテインCおよび
    式(IIe)で示す化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物
    、互変異性体、光学異性体、プロドラッグ誘導体もしくは塩の治療学的に有効な
    組み合わせを投与することを含む方法。 【化27】 [式中、 Zはシクロヘキセニルまたはフェニルである。 R21は非妨害性の置換基である。 Rは、−NHNHまたは−NHである。 Rは、−OHおよび−O(CH)からなる群から選ばれる。 ここで、RはH、−COH、−CONH、−CO(C〜Cアルキル)
    、 【化28】 (ここで、RおよびRは各々独立して、−OHまたは−O(C〜C)アル
    キルである)、 −SOH、−SO(C〜Cアルキル)、テトラゾリル、−CN、−NH 、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は−(C
    )アルキルまたは−CFである)、フェニルまたは置換されたフェニル(
    該置換基は−COHまたは−CO(C〜C)アルキルである)であり、m
    は1〜3である。 Rは、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フ
    ェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−
    (C〜C)アルキル、ハロまたは−CFである)、−CHOSi(C
    )アルキル、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシアルキルま
    たは−(CH)(ここで、RはH、−CONH、−NR10、−
    CNまたはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C)アルキ
    ルまたは−フェニル(C〜C)アルキルであり、nは1〜8である)である。 Rは、H、−(C〜C14アルキル)、−(C〜C14)シクロアルキル、
    ピリジル、フェニルまたは置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アル
    キル、ハロ、−CF、−OCF、−(C〜C)アルコキシ、−CN、−(
    〜C)アルキルチオ、フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)ア
    ルキルフェニル、フェニル、フェノキシまたはナフチルである)である]
  23. 【請求項23】 敗血症に苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置方法で
    あって、該方法はそれらの処置が必要なヒトに活性化プロテインCおよび式(X
    XX)で示す化合物から選ばれるカルバゾール化合物、またはその医薬的に許容
    し得るラセミ体、溶媒和物、互変異性体、光学異性体、プロドラッグ誘導体もし
    くは塩の治療学的に有効な組み合わせを投与することを含む方法。 【化29】 [式中、 Rは−NHNHまたは−NHである。 Rは−OHおよび−O(CH)からなる群から選ばれる。ここで、R はH、−COH、−CO(C〜Cアルキル)、 【化30】 (ここで、RおよびRは各々独立して、−OHまたは−O(C〜C)アル
    キル)である) 、−SOH、−SO(C〜Cアルキル)、テトラゾリル、−CN、−NH 、−NHSO15、−CONHSO15(ここで、R15は、−(C
    〜C)アルキルまたは−CFである)、フェニルまたは置換されたフェニ
    ル(該置換基は−COHまたは−CO(C〜Cアルキル)である)であり
    、mは1〜3である。 Rは、H、−O(C〜C)アルキル、ハロ、−(C〜C)アルキル、フ
    ェニル、−(C〜C)アルキルフェニル、置換されたフェニル(該置換基は−
    (C〜Cアルキル)フェニル、ハロまたは−CFである)、−CHOSi
    (C〜Cアルキル)、フリル、チオフェニル、−(C〜C)ヒドロキシアル
    キルまたは−(CH)(ここで、RはH、−CONH、−NRNR 10 、−CNまたはフェニルであり、RおよびR10は独立して−(C〜C
    アルキル)または−フェニル(C〜Cアルキル)であり、nは1〜8である
    )である。 Rは、H、−(C〜C14)アルキル、−(C〜C14)シクロアルキル、
    ピリジル、フェニルまたは置換されたフェニル(該置換基は−(C〜C)アル
    キル、ハロ、−CF、−OCF、−(C〜C)アルコキシ、−CN、−(
    〜C)アルキルチオ、フェニル(C〜C)アルキル、−(C〜C)ア
    ルキルフェニル、フェニル、フェノキシまたはナフチルである)である。 Aはフェニルまたはピリジル(ここで、窒素は5−、6−、7−または8−位
    にある)である。 Zは、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル(ここで、窒素は1−、2−ま
    たは3−位にある)または6−員のヘテロ環(該環は1−、2−または3−位の
    硫黄または酸素、および1−、2−、3−または4−位の窒素からなる群から選
    ばれるヘテロ原子を1つ有するか、または場合により、ヘテロ環上での1つの炭
    素は=Oで置換されている)である。 但し、AまたはZの1つはヘテロ環である]
  24. 【請求項24】 敗血症に苦しんでいるかまたは患い易いヒトの処置方法で
    あって、該方法はそれらの処置が必要なヒトに活性化プロテインCおよび以下の
    化合物から選ばれる化合物、またはその医薬的に許容し得るラセミ体、溶媒和物
    、互変異性体、光学異性体、プロドラッグもしくは塩の治療学的に有効な組み合
    わせを投与することを含む方法: 9−ベンジル−5,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −4−カルボン酸ヒドラジド; 9−ベンジル−5,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −4−カルボキサミド; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
    ロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸・ナトリウム塩; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシカルバゾール−5−イル]オ
    キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−7−メトキシカルバゾール−5−イル]オ
    キシ酢酸メチル; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−シアノメチルオキシ−1,2,3,4−テト
    ラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−(1H−テトラゾール−5−イルメチル)オ
    キシ)−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カ
    ルバゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−メチル−カル
    バゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイル−2−(4−トリフルオロメチル
    フェニル)−カルバゾール−4−イル}オキシ酢酸; 9−ベンジル−5−(2−メタンスルホンアミド)エチルオキシ−7−メトキシ
    −1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−(2−メタンスルホンアミド)エチルオキシ−2−メトキシ
    カルバゾール−5−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−(2−トリフルオロメタンスルホンアミド)エチルオキシ−
    2−メトキシカルバゾール−5−カルボキサミド; 9−ベンジル−5−メタンスルホンアミドイルメチルオキシ−7−メトキシ−
    1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−4−メタンスルホンアミドイルメチルオキシ−カルバゾール−
    5−カルボキサミド; [5−カルバモイル−2−ペンチル−9−(フェニルメチル)カルバゾール−4
    −イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(1−メチルエチル)−9−(フェニルメチル)カルバ
    ゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(トリ(−1−メチルエチル
    )シリル)オキシメチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−フェニル−9−(フェニルメチル)カルバゾール−4
    −イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(4−クロロフェニル)−9−(フェニルメチル)カル
    バゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−2−(2−フリル)−9−(フェニルメチル)カルバゾール
    −4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(トリ(−1−メチルエチル
    )シリル)オキシメチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸・リチウム塩; {9−[(フェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オキシ
    酢酸; {9−[(3−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
    −イル}オキシ酢酸; {9−[(3−フェノキシフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−フルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
    −イル}オキシ酢酸; {9−[(2−トリフルオロメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバ
    ゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ベンジルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4
    −イル}オキシ酢酸; {9−[(3−トリフルオロメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバ
    ゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(1−ナフチル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
    キシ酢酸; {9−[(2−シアノフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(3−シアノフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(2−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(3−メチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(3,5−ジメチルフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−ヨードフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−
    イル}オキシ酢酸; {9−[(2,3−ジフルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2,6−ジクロロフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−
    4−イル}オキシ酢酸; {9−[(3−トリフルオロメトキシフェニル)メチル]−5−カルバモイルカル
    バゾール−4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル(biphenyl))メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル(Biphenyl))メチル]−5−カルバモイルカルバゾール
    −4−イル}オキシ酢酸; {9−[(2−ビフェニル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}
    オキシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −5−イル]オキシ酢酸; {9−[(2−ピリジル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
    キシ酢酸; {9−[(3−ピリジル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル}オ
    キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    カルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−メチルカルバゾール−4−イル]オキ
    シ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒド
    ロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−フルオロカルバゾール−4−イル]オ
    キシ酢酸; [9−ベンジル−4−カルバモイル−8−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
    カルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [9−ベンジル−5−カルバモイル−1−クロロカルバゾール−4−イル]オキ
    シ酢酸; [9−[(シクロヘキシル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル]
    オキシ酢酸; [9−[(シクロペンチル)メチル]−5−カルバモイルカルバゾール−4−イル]
    オキシ酢酸; 5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[[(プロペン−3−イル)オキ
    シ]メチル]カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; [5−カルバモイル−9−(フェニルメチル)−2−[(プロピルオキシ)メチル]
    カルバゾール−4−イル]オキシ酢酸; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((カルボキサミドメチル)オキシ)−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−シアノメチルオキシ−カルバゾール−4−
    カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((1H−テトラゾール−5−イル−メチル
    )オキシ)−カルバゾール−4−カルボキサミド; 9−ベンジル−7−メトキシ−5−((カルボキサミドメチル)オキシ)−カルバ
    ゾール−4−カルボキサミド; [9−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    −5−イル]オキシ酢酸; (R,S)−(9−ベンジル−4−カルバモイル−1−オキソ−3−チア−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; (R,S)−(9−ベンジル−4−カルバモイル−1−オキソ−3−チア−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール−5−イル]オキシ酢酸; [N−ベンジル−1−カルバモイル−1−アザ−1,2,3,4−テトラヒドロカ
    ルバゾール−8−イル]オキシ酢酸; 4−メトキシ−6−メトキシカルボニル−10−フェニルメチル−6,7,8,
    9−テトラヒドロピリド[1,2−a]インドール; (4−カルボキサミド−9−フェニルメチル−4,5−ジヒドロチオピラノ[3,
    4−b]インドール−5−イル)オキシ酢酸; 3,4−ジヒドロ−4−カルボキサミドール−5−メトキシ−9−フェニルメ
    チルピラノ[3,4−b]インドール; 2−[(2,9−ビス−ベンジル−4−カルバモイル−1,2,3,4−テトラヒド
    ロ−β−カルボリン−5−イル)オキシ]酢酸。
  25. 【請求項25】 sPLAインヒビターが、以下の式(Xe)または(X
    Ie)で示すカルバゾール化合物、またはその医薬的に許容し得る塩もしくはエ
    ステルプロドラッグ誘導体である、請求項1に記載の医薬組成物: 【化31】 【化32】。
  26. 【請求項26】 活性化プロテインCを非経口的に運搬する、請求項16〜
    25のいずれかに記載の方法。
  27. 【請求項27】 sPLAインヒビターを非経口的に、経口的に、鼻腔内
    的に、坐剤として、パッチ剤として運搬する、請求項16〜25のいずれかに記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 sPLAインヒビターを非経口的に運搬する、請求項1
    6〜25のいずれかに記載の方法。
  29. 【請求項29】 sPLAインヒビターを活性化プロテインCより先に投
    与する、請求項16〜25のいずれかに記載の方法。
  30. 【請求項30】 活性化プロテインCをsPLAインヒビターより先に投
    与する、請求項16〜25のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 sPLAインヒビターを活性化プロテインCと同時に投
    与する、請求項16〜25のいずれかに記載の方法。
  32. 【請求項32】 活性化プロテインCの用量は1μg〜100μg/kg/
    日である、請求項16〜25のいずれかに記載の方法。
  33. 【請求項33】 活性化プロテインCの用量は1μg〜25μg/kg/日
    である、請求項16〜25のいずれかに記載の方法。
  34. 【請求項34】 sPLAインヒビターの用量は10mg〜2000mg
    /kg/日である、請求項1に記載の方法。
  35. 【請求項35】 敗血症に現在苦しんでいるかまたは患い易い哺乳動物(例
    えば、ヒトを含む)の敗血症を処置するための薬物の製造における、活性化プロ
    テインCと組み合わせたsPLAインヒビターの使用。
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