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JP2002325355A - 限流装置 - Google Patents

限流装置

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JP2002325355A
JP2002325355A JP2001130239A JP2001130239A JP2002325355A JP 2002325355 A JP2002325355 A JP 2002325355A JP 2001130239 A JP2001130239 A JP 2001130239A JP 2001130239 A JP2001130239 A JP 2001130239A JP 2002325355 A JP2002325355 A JP 2002325355A
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current
sic
current limiting
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limiting device
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JP2001130239A
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Yoshitaka Sugawara
良孝 菅原
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Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/02Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess current
    • H02H9/025Current limitation using field effect transistors

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  • Power Engineering (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の限流装置は形状が大きく重く、且つ開
局時の接点焼損により短寿命であるうえに、事故電流を
検出してから限流するまでに要する時間(限流開始時
間)が遅く大きな短絡電流が流れてしまうという問題が
あった。この結果、限流器以外の各種の系統機器(区分
開閉器、柱上変圧器、ガイシ、電圧電流変成器)も大電
流に耐えれるように大電力容量のものにせざるをえず、
大型大重量化し価格も高価になっていた。 【解決手段】 交流端子21,22の間にダイオード2
3,25とワイドギャップ半導体バイポーラ素子24,
26とをそれぞれ逆並列に接続した基本デバイスを2個
逆直列に接続し、これに限流インピーダンス27を並列
接続するとともに、事故電流を検出する受光素子内蔵検
出回路28,29とワイドギャップ半導体バイポーラ素
子のオン・オフ用駆動回路30,31とをそれぞれ装備
して限流装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、限流装置に関す
る。本発明は特に低圧、高圧、特別高圧系統から基幹系
統、に至る全ての電力系統において、系統事故による過
電流、変圧器やコンデンサ設備投入時のインラッシュ電
流、低圧系統での負荷投入時のインラッシュ電流等を抑
制する限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在一般に全ての電力系統において、系
統事故による過電流、変圧器やコンデンサ設備投入時の
インラッシュ電流、低圧系統での負荷投入時のインラッ
シュ電流等を抑制しするために高性能、高速、小容量、
軽量な限流装置が要望されている。従来、この種の目的
のための限流装置の代表的なものとして高速機械式真空
バルブとSi−GTOサイリスタとの組合せで構成され
る複合型限流装置が開発され、文献「電気学会論文誌
B、117巻10号1360頁〜1367頁、1997
年」等に開示されている。図12の(a)はその主要回
路構成を示す。同図に示すようにその先行例では、高速
機械式真空バルブ103、逆並列に接続された2個のS
i−GTOサイリスタ104、105、スナバ回路10
6、と限流インピーダンス107が第1及び第2の2つ
の電力系統101と102間に互に並列に接続されてい
る。
【0003】この先行例の複合型限流装置では、正常時
は高速機械式真空バルブ103をオンして使用するので
インピーダンスは実用上無視できるレベルである。たと
えば第2の電力系統102側に短絡事故112が発生し
た場合は変流器すなわち電磁式検出装置108aを設け
た事故検出回路108で事故電流を検出して制御回路1
09を作動させ、この制御回路109からの出力でSi
−GTOサイリスタ104、105をターンオンさせ
る。一方、高速機械式真空バルブ103をオフさせる指
令も出させる。前記指令が出ると、高速機械式真空バル
ブ103は電磁反発力により接点を高速に開極する。そ
の結果、高速機械式真空バルブ103に流れていた事故
電流はSi−GTOサイリスタに転流する。その後Si
−GTOサイリスタ104、105をターンオフさせる
と、短絡電流は限流インピーダンス107によって規定
値に限流されて流れる。先行例の複合型限流装置はこの
ようにして限流動作を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の先行例の複合型
限流装置は以下の問題点を有する。
【0005】1.機械式真空バルブ(VCB)103を
使用しているので装置が大きく重くなる。
【0006】2.開極時に高速機械式真空バルブ内でア
ークが発生しこのアークにより接点が焼損する。したが
って繰り返し使用回数が著しく制限され寿命が短い。
【0007】3.高速の機械式真空バルブでも開極速度
が約250マイクロ秒と遅いため、短絡事故発生後開極
するまでに、短絡電流が図12の(b)のハッチングで
示すように大きな値になって流れてしまう。したがって
大電流容量にしなければならず、高速機械式真空バルブ
が大型大重量化し、価格も高価になる。
【0008】4.事故検出装置としては電磁式検出装置
108aが使用されるが、それは形状が大きく且つ検出
時間も約100マイクロ秒と遅く、事故を検出するまで
に大きな短絡電流が流れる。
【0009】5.シリコン(Si)で構成される従来の
GTOサイリスタは電流遮断耐量が小さい。そこで上記
3、4項の原因で増大してしまう所定の大きな短絡電流
を遮断するために素子を大面積にしたり、複数個並列接
続したりする必要がある。このため、装置が大型大重量
化する一方、大電流による発熱を防ぐために冷却設備も
大型大重量化する。また、従来のSi−GTOはターン
オフ時間が20マイクロ秒以上と遅く、ターンオフする
までに大きな短絡電流が流れてしまうので、それに耐え
る構造とするために装置が大型で重量化してしまう。
【0010】6.実際の電流遮断の時間には上記3、
4、5項で説明した所用時間の上に、更に事故電流が高
速機械式真空バルブからSi−GTOサイリスタに転流
する転流時間が加わる。したがって従来装置では事故電
流を検出してから限流するまでに約600マイクロ秒も
の時間を要し、限流の開始が遅くなり、この間に短絡電
流が大きな値になって流れてしまう。例えば、電圧6k
V・電流容量400Aの配電系統にこの複合型限流装置
を設置した場合、事故時の短絡電流は約3500Aに及
ぶ。それゆえ正常状態では400Aでしか使わないの
に、限流装置を構成するSi−GTOサイリスタやダイ
オード、高速機械式真空バルブや限流インピーダンス
を、事故時の短絡電流に対応できるようにするため35
00Aの大電流容量のものにする必要があり、このため
限流装置が大型且つ大重量化し価格も高価になる。
【0011】以上のように、従来技術には装置が大きく
重く、且つ開極時の接点焼損により短寿命であるという
問題に加えて、事故電流を検出してから限流するまでに
要する時間(以下これを限流開始時間と呼ぶ)が長く、
その結果大きな短絡電流が流れてしまうという問題があ
る。この結果、限流装置が大電力容量化する一方、その
他の各種の系統機器(区分開閉器、柱上変圧器、碍子、
電圧電流変成器)も大電流(例えば3500A)に耐え
れるように大電力容量のものにせざるをえず、大型大重
量化し価格も高価になってしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は機械式真空バルブ装置や電磁式事故検出
装置を用いず、半導体素子を主にして構成することによ
り、限流装置を小型・軽量・長寿命化するとともに、事
故電流が大きくなる前に遮断を完了することで全体の構
成を小電力容量にすることを目的とする。この目的を達
成するために本発明の限流装置では、基本的にはダイオ
ードと発光性のワイドギャップ半導体制御素子とを逆並
列に接続した単位逆並列接続体を2つ逆直列に接続し、
これに限流インピーダンスを並列接続した。そして、事
故電流を検出する受光素子内蔵の検出回路とその検出出
力により作動する、発光性のワイドギャップ半導体制御
素子のオン・オフ用駆動回路とを具備した。このような
構成により限流装置を小型軽量長寿命化した。また限流
開始時間を短くして短絡電流を小さくしたことにより小
電力容量にして上記の目的を達成する。
【0013】発光性のワイドギャップ半導体制御素子に
ついて簡単に説明する。従来のGTOなどのバイポーラ
半導体素子では、オン電圧を低くして低損失にするため
に、接合を形成しているp型またはn型の半導体層内に
おいてキャリアの再結合が出来るだけ生じないように構
成している。すなわち各半導体層に再結合センターを出
来るだけ含まないようにしている。これに対して、本発
明で用いる発光性ワイドギャップ半導体制御素子では、
前記従来のバイポーラ半導体素子とは異なり、半導体制
御素子を形成する複数の半導体層内の少なくとも一層に
ある程度の再結合センターが存在するように構成してい
る。なお、以下の説明では、簡単のため「発光性の」と
言う語を省略して説明する。再結合センターは、例えば
SiCを用いる場合は、少なくとも1つの半導体層にア
ルミニュウムと窒素の原子をドープすることにより得ら
れる。このようにすると、アルミニュウム原子が作る不
純物レベルにキャリア(正孔または電子)と、窒素原子
が作る不純物レベルにキャリア(正孔または電子)が再
結合することにより放射光が発生する。半導体層に多数
のアルミニュウム原子と窒素原子をドープして多数の再
結合センターを形成すると放射光の強さは大きくなる。
ただ再結合により、キャリア(正孔または電子)の流れ
が阻害されるのでバイポーラ素子のオン抵抗が高くなり
したがってオン電圧も高くなる。その結果バイポーラ素
子の電力損失が大きくなる。そこで、放射光の強さとオ
ン抵抗の大きさを、実用性を考慮しつつ望ましい値に設
定する必要があるので、アルミニュウム原子及び窒素原
子の数をそれぞれ1×1015〜1×1019atom
/cmの範囲にするのが望ましいことを実験的に見出
した。SiCの場合は、アルミニュウムはp型不純物と
して働き、窒素はn型不純物として働く。そこで、再結
合センターを有する半導体層がp型の場合は、アルミニ
ュウムを窒素より多くドープする必要がある。例えばア
ルミニュウムを1×1021atom/cm程度まで
増加させてもよい。また再結合センターを有する半導体
層がn型の場合は、窒素をアルミニュウムより多くドー
プする必要がある。例えば窒素を1×1021atom
/cm程度まで増加させてもよい。また、再結合セン
ターの形成は、半導層の一部分のみに極在して形成させ
必要とする放射光のみを得てもよい。これにより電子や
正孔の再結合を必要な放射光に相当する強度に抑えてオ
ン抵抗の増加を防ぐことができる。
【0014】上記の構成の本発明の限流装置は、第1及
び第2の2つの電力系統の間に直列に接続して使用され
る。通常時には正の半波では、第1の電力系統側と第2
の電力系統側との2個のワイドギャップ半導体素子をオ
ンさせて交流電流を、第1の電力系統側の交流端子から
その側のダイオードを経て、第2系統側のワイドギャッ
プ半導体素子から第2の電力系統側の交流端子へと流
す。反対の極性の電流に対しては、第2の電力系統側の
交流端子からその側のダイオードと、第1の電力系統の
側のワイドギャップ半導体素子を経て第1系統側の交流
端子1のルートへ流す。このため、本発明の素子は、順
方向耐圧のみ有すればよく、逆方向耐圧はダイオードが
担当する。したがって図12(a)に示した先行例など
の順逆両方向の耐圧を有する素子に比べて大幅に低損失
な素子にでき、それにより交流端子1、2間にダイオー
ドと制御素子の2素子が介在することによる損失の増大
を大幅に緩和できる。ここで、逆並列接続されるダイオ
ードは、シリコン(Si)ダイオードでもワイドギャッ
プ半導体ダイオードそのほかの半導体ダイオードのいず
れでもよい。
【0015】SiC(シリコンカーバイド)などのワイ
ドギャップ半導体デバイスはSi(シリコン)のデバイ
スに比べて優れた物性値を有することが知られている。
すなわちSi半導体素子によれば困難なレベルの高耐圧
と超低損失の両方の要求を同時に実現でき、また高温動
作にも耐えることができる。この結果、SiC制御素子
での電力損失が少なくできるので、発生熱を低減できる
うえに、高温でも動作を維持できる。したがって冷却装
置が大幅に簡略化でき小型・軽量・安価にできる。更
に、電力損失が少なくできるので送電ロスも少なくでき
る。SiCで構成されたSiC制御素子は電流遮断耐量
も大きいので、Siの場合のように所定の遮断電流を確
保するために素子面積を大きくしたり複数個並列接続し
たりする必要がなくなり装置が更に小型軽量化できる。
【0016】本発明による限流装置では、事故発生、例
えば第2の電力系統の側における短絡事故発生が、ワイ
ドギャップ半導体制御素子またはワイドギャップ半導体
ダイオードから発せられる放射光を受光素子を内蔵した
検出回路で検出することにより検知され、きわめて短時
間で短絡電流を限流する。すなわち短絡事故時には通常
電流を上回る大きな短絡電流が上記のルートでワイドギ
ャップ半導体制御素子とワイドギャップ半導体ダイオー
ドを流れることを利用するのである。
【0017】発明者はSiC−GTOサイリスタなどの
ワイドギャップ半導体制御素子またはSiCダイオード
などのワイドギャップ半導体ダイオードの発光強度は通
電電流の増大に瞬時的に対応して強くなるという性質を
見出した。本発明の特徴は、短絡電流の発生による、ワ
イドギャップ半導体制御素子またはワイドギャップ半導
体ダイオードの通電電流の急激な増大に伴う、発光強度
の絶対値の増大または発光増加割合の増大を受光素子内
蔵検出回路で瞬時に検出し用いることにある。すなわち
この検出信号を用いて駆動回路を作動させ、第1の電力
系統(101)の側と第2の電力系統(102)の側と
の、各単位逆並列接続体中の両ワイドギャップ半導体制
御素子をごく短時間にオフにさせる。こうして逆並列接
続体(α、β)をごく短い時間でオフさせ、その後は短
絡電流が限流インピーダンス(7)に流れるようにして
限流を行う。
【0018】上記の受光素子での検出に要する時間は1
マイクロ秒以下であるから、この検出信号を用いてワイ
ドギャップ半導体制御素子をオフさせるまでの時間は数
マイクロ秒以下にできる。したがって短絡事故発生から
限流開始までのトータルの時間は約10マイクロ秒以下
と短くできる。このように短絡電流を短時間に限流でき
るため、流れる短絡電流を極めて少なくできる。
【0019】それ故ワイドギャップ半導体制御素子の短
絡電流を著しく低減できる。例えば、本発明の限流装置
を電圧6kVで電流容量400Aの配電系統に適用した
場合、事故時の短絡電流は理想的には回路の基本電流4
00Aに「短絡による電流3100A×短絡電流が電流
の半波の継続時間600マイクロ秒に対して占める限流
開始時間10マイクロ秒の比率」としての値である、
{400A+3100A(10マイクロ秒/600マイ
クロ秒)} 以下、すなわち約452A以下に低減でき
る。この結果、本発明の実施例では限流装置の電力容量
を大幅に低減できるとともに、従来例よりも電流遮断定
格容量の小さい、例えば600A級ワイドギャップ半導
体制御素子でもって、電流容量400Aの配電系統用の
限流装置を充分な余裕をもって構成できる。このため素
子や駆動回路が小型安価にでき、且つ、ワイドギャップ
半導体制御素子での電力損失が少なくでき、冷却装置も
大幅に小型・軽量・安価にできる。
【0020】当然ながら、ワイドギャップ半導体制御素
子においてはオン・オフ時のアーク等による損傷が発生
しないので装置を長寿命にできる。また、本発明によれ
ば、事故電流の検出をSi(シリコン)やGe(ゲルマ
ニウム)半導体、またはSiCやGaN等のワイドギャ
ップ半導体及び光導電材料等で形成した受光素子を用い
て行うので、在来の電磁式事故検出装置に比べて大幅な
小型軽量化が出来る。また、光による検出方式なので電
気的ノイズに強いという特徴もある。
【0021】以上のように本発明によれば限流装置自体
が大幅に小型・軽量・小電力容量・長寿命にできるだけ
でなく、限流装置以外の各種の系統機器(例えば区分開
閉器、柱上変圧器、がいし、電圧電流変成器)も、従来
ほど大電流に耐えるための大電力容量のものにする必要
がなく、小型・軽量化ができ価格も低廉にできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの実施形態
を図1〜図11を参照しつつ説明する。 《 第1実施例 》図1は、本発明の第1の実施例の回
路図であり、この回路は電圧6kV・電流容量400A
の配電系統に用いることができる限流装置の例である。
それぞれ第1の電力系統101及び第2の電力系統10
2の側の各交流端子1と2の間に、SiCダイオード3
とSiC−GTOサイリスタ4を逆並列に接続した単位
逆並列接続体αとSiCダイオード5とSiC−GTO
サイリスタ6を逆並列に接続した単位逆並列接続体βと
が、互いに逆直列に接続されている。またこの逆直列接
続体α+βに限流インピーダンス7を並列接続してあ
る。
【0023】更にこの限流装置の回路を流れる事故電流
を検出する回路として、短絡電流発生時にSiC−GT
Oが発する放射光の発生、またその急増を受けて検出電
圧出力を出す、受光素子を内蔵した検出回路8、9と、
これら検出回路8、9の出力によりSiC−GTOサイ
リスタのオン・オフを制御するオン・オフ駆動回路1
0、11とをSiC−GTOサイリスタ4、6にそれぞ
れ接続して、限流装置が構成されている。
【0024】この実施例回路のSiCダイオード3、5
とSiC−GTOサイリスタ4、6は定格順方向耐圧1
2kV、定格オン電流600Aを有する。また限流イン
ピ−ダンス7は両単位逆並列接続体α、βの各インピー
ダンスよりも大きく設定され、約5Ωである。また前記
受光素子を内蔵した検出回路8、9の受光素子としては
Siホトダイオードを用い、前記駆動回路10、11は
Si半導体素子と通常のディスクリート型コンデンサと
抵抗で構成している。
【0025】図1の実施例の動作は次のとうりである。
すなわち、まず事故電流のない通常動作時には、駆動回
路10、11からオン駆動信号がSiC−GTOサイリ
スタ4、6にそれぞれ送付され、それらにより各SiC
−GTOサイリスタ4、6をオンさせて交流電流を流し
ている。すなわち、第1の電力系統101の側から見て
正のときの交流電流は、一点鎖線の矢印で示すように、
第1の電力系統101→第1の電力系統101の側の交
流端子1→第1の電力系統101の側のSiCダイオー
ド3→第2の電力系統側のSiC−GTOサイリスタ6
→第2の電力系統側交流端子2→第2の電力系統102
のルートで流れる。この際、SiC−GTOサイリスタ
4とSiCダイオード5とは上記の正方向の電流に対し
て逆バイアスとなるのでこれらには電流は流れない。
【0026】他方、第2の電力系統102の側の交流端
子2から見て正の交流電流は破線矢印で示すように、第
2の電力系統102→第2の電力系統側の交流端子2→
SiCダイオード5→第1の電力系統側のSiC−GT
Oサイリスタ4→第1の電力系統側の交流端子1→第1
の電力系統101側のルートで流れる。この際、SiC
−GTOサイリスタ6とSiCダイオード3とは上記の
電流に対して逆バイアスとなるので電流は流れない。
【0027】次に事故発生時の動作を説明する。例えば
電力系統102側に短絡事故12が発生した時、第1の
電力系統101の側から第2の電力系統102の側に一
点鎖線で示す正の交流電流が流れている時に、第2の電
力系統102側においてSiC−GTOサイリスタ6を
介して短絡電流が流れる。このときSiC−GTOサイ
リスタ6から増大した発光が放射される。本実施例の場
合、400Aの電流が流れている通常時はSiC−GT
Oサイリスタ6から放射される発光強度は約10mWで
あるが、短絡電流が流れて480Aになると発光強度は
瞬時に約1.2倍の約12mWに増大する。この急激に
増大した光出力により、受光素子としてのSiホトダイ
オードを内蔵した検出回路9からは12mWに対応する
大きな検出信号が駆動回路11に送られる。この信号に
よりオフ駆動回路部11が動作してオフ信号をSiC−
GTOサイリスタ6に与え、これをオフさせる。また、
波線で示す負の短絡電流が流れる時は、SiC−GTO
サイリスタ4から増大した発光が放射されるので、同様
にして検出回路8の検出信号で駆動回路10を動作させ
てSiC−GTOサイリスタ4をオフさせる。
【0028】なお、図1の回路構成にして正の短絡電流
が流れた時に、SiC−GTOサイリスタ6の受光素子
内蔵検出回路9からの信号によって、駆動回路10も作
動させ、SiC−GTOサイリスタ4をオフさせて負の
短絡電流が流れないようにさせてもよい。これらの結
果、短絡電流12は両単位逆並列接続体β及びαを通っ
て流れることが出来なくなり、このため電流は限流イン
ピーダンス7を通って流れる。前述のとおり、限流イン
ピーダンス7は単位逆並列接続体α、βよりも大きな所
定のインピーダンスに設定してあるので、短絡電流は所
定の電流値に限流されて流れる。
【0029】ここで、所定の電流値とは変電所の電流遮
断器CBがトリップする電流値(例えば1360A、
0.1秒以上継続するとトリップする。)以下のレベル
であり、且つ配電系統の各所に設置されたモニタリング
センサが事故判定するのに必要な電流値に設計してお
く。こうして短絡事故判定がなされる。短絡事故判定の
後は、短絡事故区間のみを上記の配電系統から切り離し
た後、駆動回路10、11からオン駆動信号をSiC−
GTOサイリスタ4、6にそれぞれ送付し、各SiC−
GTOサイリスタ4、6をオンさせて通常の交流電流を
流す。また短絡事故が復旧したときは事故区間を再度配
電系統に接続しこの区間にも所定の交流電流を供給す
る。
【0030】このような動作の本実施例は従来装置に比
べて次の利点を有する。すなわち、短絡事故時の検出を
SiC−GTOサイリスタ4、6の発光強度の増大とし
て受光素子内蔵の電子的検出回路8、9で検出する。こ
の検出信号で電子回路からなる駆動回路10、11を作
動させてSiC−GTOサイリスタをオフさせ、それに
より短絡電流が限流インピーダンスの方を流れるように
して限流させている。この結果、限流開始時間が短絡事
故12による短絡電流の発生から約10マイクロ秒以下
に短くできる。
【0031】これをやや詳細に説明すれば、短絡電流が
流れてから前記発光強度が増大するまでの時間はナノ秒
のレベルであり、この発光強度の増大を受光素子内蔵の
検出回路8、9で検出するのに要する時間は1マイクロ
秒以下である。更にこの検出回路8、9からの検出信号
を用いてオン・オフ駆動回路10、11を動作させてG
TOサイリスタ4、6をオフさせるまでの時間は数マイ
クロ秒以下である。これには、SiC−GTOサイリス
タ4、6のターンオフ速度が在来のSi−GTOサイリ
スタのターンオフ速度に比べて著しく早いことが大きく
寄与している。
【0032】この結果、トータルの限流開始時間を約1
0マイクロ秒以下にでき、この値は従来例の約1/60
以下の時間と短い。したがって、急増する短絡電流を早
く限流できるため、流れる短絡電流は約460Aにとど
まり、従来例の約14%と大幅に低減できる。
【0033】このようにSiC−GTOサイリスタのタ
ーンオフが早く行われる結果、本限流装置に用いるGT
Oサイリスタでは、電流遮断定格容量を余裕を見て60
0Aと従来例の約17%に小さくでき、大幅に小型安価
に出来る。また、短絡電流が少なくなるので短絡事故時
のSiC−GTOサイリスタ4、6内での電力損失が少
なくでき、SiC−GTOサイリスタ4、6の冷却装置
が小型・軽量・安価にできる。本実施例ではSiC−G
TOサイリスタ4、6を流れる短絡電流を直接検出して
そのオン・オフを制御しているので、本限流装置内の寄
生容量や寄生インピーダンスがGTOサイリスタ4、6
に及ぼす影響も含めたうえでの、精度のよい制御ができ
る。
【0034】また、本発明においては、従来から多く用
いられて来たSiサイリスタ及びSiダイオードよりも
優れた物性値を有するSiC−GTOサイリスタ4、6
とSiCダイオード3、5で回路の主要部(単位逆並列
接続体α、β)を構成した。それ故従来例の主要部の構
成に多用されていたSi−GTOでは困難だったレベル
の高耐圧と超低損失、高動作速度を同時に実現でき、ま
た高温動作にも耐えられる。この結果、本発明の実施例
では、400Aを通電している通常時のGTOサイリス
タとダイオードのオン電圧は各々5.6V及び3.9V
であり、電力損失は約2.24kW及び1.56kWで
あった。これらは従来例よりも少なくできたので、発生
熱をさらに低減でき、そのうえ、SiC−GTOサイリ
スタは300℃以上の高温でも動作を維持できるので冷
却装置が更に大幅に小型・軽量・安価にできる。
【0035】ちなみに、従来技術で構成しようとする場
合、12kVで使える高耐圧Si−GTOサイリスタや
高耐圧Siダイオードと言うものが存在しないので、6
kV耐圧のSi−GTOとSiダイオード素子をまず2
個直列接続しさらに、その直列接続体を逆並列して、単
位逆並列接続体を構成する必要があった。このような回
路では2つの電力系統間の半導体回路が2直列となるの
で、400A通電時のオン電圧が、2つのSi−GTO
サイリスタで6.3V、2つのSi−ダイオードで4.
9Vとなり、電力損失はそれぞれ2.52kW及び1.
96Wであった。これにくらべると本発明の実施による
上記の2.24kW及び1.56kWの電力損失は従来
技術の場合にくらべて5%及び26%小さかった。
【0036】本発明の装置では事故電流の検出をSiホ
トダイオードを用いて行なうので、従来の電磁式変流器
を用いた事故検出装置に比べて大幅に小型軽量に出来
る。すなわち、本実施例の規格の配電系統のケーブルは
直径約40mmでありこのケーブルを囲むように構成す
る従来技術による電磁式変流器を用いると直径約70m
m、長さ約30mm程度の形状となり、体積110立方
センチメートル、重量800グラム以上である。ところ
が本実施例ではSiホトダイオードを用いるので、電磁
式の従来例にくらべて体積重量とも1/10以下にで
き、大幅に小型軽量に出来た。
【0037】更に、本発明の実施例では、限流装置以外
の各種の系統機器(区分開閉器、柱上変圧器、碍子、電
圧電流変成器等)も3500Aの大電流に耐えることが
できる大容量のものにする必要がなくなり、小型軽量化
ができ価格も低廉にできる。
【0038】《 第2実施例 》図2は、本発明の第2
の実施例の回路図であり、6.6kV・400Aの配電
系統に用いることができる限流装置である。本実施例で
は、SiC−GTOサイリスタ24、26として図3に
示すような断面構造をもつアノードゲート駆動型のSi
C−GTOサイリスタを用いる。このGTOサイリスタ
は、n型エミッタとして機能するn型のSiCの基板
50の上にp型SiCのベース層51、n型SiCのベ
ース層52、p型SiCのエミッタ層53を順次積層
し、基板50の下面には金薄膜(約5μm厚)層のカソ
ード電極54を、エミッタ層53の上には金薄膜(約5
μm厚)層のアノード電極55を、さらにn型ベース層
52の上には複数の金薄膜(約5μm厚)層のアノード
ゲート電極56を設けてある。
【0039】このSiC−GTOサイリスタではアノー
ド電極55に接続した端子114からアノードゲート電
極56、56に接続した端子115、115に駆動電流
を流すことによりGTO−サイリスタをオンさせる。ま
た、オンした後は、ゲートGにアノードAよりも高い電
圧を与えることにより、アノード電極55とカソード電
極54の間を流れている電流を、アノードゲート電極5
6からカソード電極54へと迂回させることによりオフ
にさせる。
【0040】図3に示した、SiC−GTOサイリスタ
を構成する各層の添加不純物及び層の厚さは次の通りで
ある。基板50は窒素Nを約1020atm/cm
加した約400マイクロメータ厚のn層;ベース51
はアルミニュウムAlを約1014atm/cm添加
した約80マイクロメータ厚のp層;ベース52は窒素
とAlの両方を各々2.8×1017atm/cm
8×1016atm/cm添加した約2マイクロメー
タ厚のn型層;エミッタ53はAlを約5×1018
tm/cm添加した約5マイクロメータ厚のp型層で
ある。SiC−GTOサイリスタの場合、現状ではp型
SiCはn型SiCに比べて最小の抵抗率が1桁以上大
きい。したがって、最も厚い基板50の部分をn型Si
Cを用いて構成すると、p型SiC基板を用いた場合に
比べて抵抗を小さくできる。このためオン時の電力損失
を第1実施例よりも小さくできる利点がある。
【0041】図2に示すように、交流端子21と22の
間には、SiCダイオード23とアノードゲート駆動型
SiC−GTOサイリスタ24とを逆並列接続した単位
逆並列接続体α’及び、SiCダイオード25とアノー
ドゲート駆動型SiC−GTOサイリスタ26を逆並列
に接続した単位逆並列接続体β’、を互いに逆方向直列
に接続している。更にこの逆方向直列接続体には限流イ
ンピーダンス27を並列に接続している。そうして、こ
の限流装置の回路を流れる事故電流を検出する回路とし
て、短絡電流発生時にSiC−GTOが放射する光また
はその放射光の急増を受けて検出電圧出力を出す受光素
子を内蔵した検出回路28、29とを設け、且つこれら
の検出回路の出力により制御されるSiC−GTOサイ
リスタのオン・オフ用駆動回路30、31をSiC−G
TOサイリスタ25、26に接続して限流装置を構成し
ている。
【0042】上記SiCダイオードは定格耐圧14k
V、定格オン電流600Aを有し、またSiC−GTO
サイリスタも定格耐圧14kV、定格オン電流600A
を有している。また、Siホトダイオードを内蔵した受
光素子内蔵検出回路28、29と各SiC−GTOサイ
リスタの駆動回路30、31はSi(シリコン)半導体
素子と通常のコンデンサと抵抗を用いて構成している。
【0043】第2実施例の動作は、受光素子内蔵検出回
路28、29の信号でアノードゲート駆動型SiC−G
TOサイリスタ24、26のそれぞれのnベース電極G
とアノード電極Aとの間に設置したオン・オフ駆動回路
30、31を各々動作させる点を除けばほぼ第1実施例
と同様である。
【0044】この実施例では、アノードゲート駆動型S
iC−GTOサイリスタ24、26を用いているので、
通常時の400A通電時でもGTOサイリスタ部でのオ
ン電圧が4.2Vと低い。したがって電力損失は約1.
7kWと第1実施例よりも更に少ないので冷却装置を第
1実施例よりも小型軽量化でき且つ送電ロスもこの分少
なくできた。
【0045】図4は、図2に示したアノードゲート型S
iC−GTO型サイリスタ24または26と、検出回路
28または29の中に内蔵されている受光素子1289
(シリコンダイオード)を使い易いように組合せデバイ
スにしたものを示す。すなわち図4のデバイスではSi
C−GTOサイリスタと受光素子とを1組にし、金属キ
ャップ104と金属ベース103からなるケーシング内
に収めて、組み合わせた光GTO素子1010の構造の
例を示す。
【0046】図4に示した組み合わせ光GTO素子10
10において24、26はSiC−GTOをしめし、1
289は検出回路28または29内の受光素子を示す。
【0047】図において、カソード電極Kに接続されて
いる金属ベース103の中央部にはSiC−GTO 2
4または26のカソードが固定されている。SiC−G
TO24または26の表面には、このSiC−GTOを
電流が流れるとき光を放射する光放射窓119が設けら
れている。金属ベース103の上には、金属製のキャッ
プ104が固定されている。キャップ104の天井部の
内面には受光素子(ホトダイオード)1289が、絶縁
板129を介して、その受光部102BをSiC−GT
O 24または26の光放射窓119に向けて取り付け
られている。金属ベース103は2つの孔117、11
8を有している。孔117からはアノード55に導線1
14B、114Cで接続したアノード電極Aが絶縁して
導出され、孔118からはゲート56に導線115で接
続したゲート電極Gが絶縁して導出されている。キャッ
プ104は2つの孔410、411を有し、その孔41
0からは受光素子1289のアノード7Aに導線106
で接続した電極1289Aが導出され、孔411からは
カソード9Aに導線128で接続した電極1289Bが
導出されている。孔410、411、117、118は
いずれも既知の気密封止材で絶縁及び気密封止をしてい
る。
【0048】光GTO素子1010のパッケージ内にお
いて、SiC−GTO 24、26のアノード55は、
アノード電極Aに2本以上の導線114B、114Cで
接続されている。電流量に応じて本数を増やす。図3に
示すGTO 24、26のゲート56、56は導線11
5、115でゲート電極Gに接続されている。図4の受
光素子1289のアノード7Aは導線106でアノード
電極1289Aに接続され、カソード9Aは導線128
でカソード電極1289Bに接続されている。光GTO
素子1010のパッケージ内において、GTO 24、
26と受光素子1289は絶縁板129により電気的に
絶縁されている。GTO 24、26の光放射窓119
と受光素子1289の受光部1289Bとの間の距離は
約1cmである。受光素子1289であるシリコンホト
ダイオードは、1辺が3mmの略正方形であり厚さは約
0.5mmである。GTO 24、26のアノード電極
A、ゲート電極G及びカソード電極Kはともに長さが約
3cmである。
【0049】図4に示すように、この光GTO 24、
26では、アノード55の導線を取付けるための金蒸着
の電極55の一部だけを除去して、限られた大きさの光
放射窓119を設けているので、過度の放射光がホトダ
イオードに当たらない。また光放射窓119と受光素子
1289の受光部102Bとの間は約1cm離して受光
部に当る光が適当な値になるように設計してある。した
がって異常時に通電電流が通常時の200Aから瞬間的
に異常時の1000Aに増加したときでも、受光素子2
の光電流が120mA程度の値に抑えられる。したがっ
て受光素子2への印加電圧が例えば10Vのときその電
力損失は約1.2Wであり検出デバイスのものとして適
当である。以上の結果、本発明の目的とする小型軽量小
電力容量化が実現できた。
【0050】《 第3実施例 》図5に本発明の第3実
施例を示す。この第3実施例の限流装置は20kV・4
00Aの配電系統に用いることができる。第1及び第2
の電力系統に接続された各交流端子201と202の間
には3直列のSiCダイオード230、231、232
と4直列のGaN−GTOサイリスタ240、241、
242、243とを逆並列に接続した第1の単位並列回
路γと、同様に3直列のSiCダイオード250、25
1、252と4直列のGaN−GTOサイリスタ26
0、261、262、263とを逆並列に接続した第2
の単位並列回路δとを逆直列に接続している。さらに両
端子201と202の間に、上記直列接続体γ+δとは
さらに並列に、限流インピーダンス207が並列接続さ
れている。
【0051】事故電流を検出するための受光素子内蔵検
出回路208、209はそれぞれGaN−GTOサイリ
スタ240とGaN−GTOサイリスタ263のみに対
応して設けられ部品数の無駄を防いでいる。また、GT
Oサイリスタのオン・オフ用駆動回路270、271、
272、273、280.281、282、283は、
それぞれ各GaN−GTOサイリスタ240、241、
242、243、260、261、262、263に接
続されている。
【0052】SiCダイオード230、231、23
2、250、251、252は定格耐圧12kV、定格
オン電流600Aを有し、各GaN−GTOサイリスタ
240、241、242、243、260、261、2
62、263は定格耐圧9kV、定格オン電流600A
を有し、限流インピ−ダンス207は約15Ωの抵抗値
である。また、受光素子内蔵検出回路208、209と
GaN−GTOサイリスタのオン・オフ駆動回路270
〜283はSi半導体素子と通常のコンデサと抵抗で構
成している。
【0053】この第3実施例の動作は、単位逆並列接続
体γまたはδ内の4直列のGaN−GTOサイリスタ
を、代表のGaN−GTO 243及び260の光放射
により短絡事故時に同時にオフ動作させる点、及びGT
O構造が若干異なる点、を除けば、ほぼ第1実施例と同
様である。GaN−GTOは第2実施例の図3におい
て、ほぼ同じ各半導体層の厚さと不純物濃度をもつ構造
である。ただし、GaNではZnがp型不純物、Siが
n型不純物として機能するので各層を構成する不純物と
してはこれらの原子をドープしている。nベースには
2.8×1017原子/cmのSiをドープしてあ
り、470nmの波長の第2実施例よりも強い放射光を
得ることができる。この放射光を用いて第1実施例と同
様なパワー半導体素子回路にすることにより同様の効果
を実現できる。
【0054】本実施例は、第1実施例の利点に加えて、
より高電圧の系統に対応できるという利点がある。ま
た、直列接続された複数のGaN−GTOサイリスタの
中の代表の1個243、260のみに発光取りだし機構
を設ければよいので構成が簡単になるという効果もあ
る。更に、GaN−GTOサイリスタの発光はSiC−
GTOサイリスタの発光よりも強度が強く、例えば本実
施例では通常電流400Aが流れている場合は約50m
W、480Aの短絡電流が流れた場合は約60mWであ
り、発光強度の差が10mWと大きくなる。したがって
より簡単な受光検出回路構成でより精度良く短絡事故を
検知できるという利点がある。
【0055】《 第4実施例 》図6は、本発明の第4
の実施例であって、77kV・600Aの配電系統に用
いることができる限流装置の回路を示す。第1の電力系
統101の側と第2の電力系統102の側との各交流端
子35と36の間に、6直列のSiCダイオード301
〜306と12直列のアノードゲート駆動型SiC−G
TOサイリスタ321〜332とを逆並列に接続した第
1の単位逆並列接続体ε、及び同様に6直列のSiCダ
イオード307〜312と12直列のアノードゲート駆
動型SiC−GTOサイリスタ333〜344とを逆並
列に接続した第2の単位逆並列接続体ζを、互に逆直列
に接続する。さらにこの直列接続体ε+ζに限流インピ
ーダンス37を並列接続している。
【0056】更にこの限流装置の回路を流れる事故電流
を検出する受光素子内蔵の検出回路38、39は、各1
2個の組のSiCダイオードの中の代表の一個である3
06と307のみに対応して設け部品数の無駄を防いで
いる。また、アノードゲート駆動型SiC−GTOサイ
リスタ321〜332及び333〜344のオン・オフ
用駆動回路351〜362及び363〜374は各GT
Oサイリスタ毎に設けている。
【0057】SiCダイオード301〜306及び30
7〜312は定格耐圧25kV、定格オン電流800A
を有し、アノードゲート駆動型SiC−GTOサイリス
タ321〜332及び333〜344は定格耐圧12k
V、定格オン電流800Aを有している。また、受光素
子内蔵検出回路38、39と各SiC−GTOサイリス
タのオン・オフ駆動回路351〜361及び363〜3
74はSi半導体素子と通常のコンデンサと抵抗で構成
している。
【0058】上記第4実施例の動作を述べる。単位逆並
列接続体εまたはζ内の12直列のアノードゲート駆動
型SiC−GTOサイリスタ321〜332または33
3〜344はいつも同時にオン動作またはオフ動作す
る。また代表のSiCダイオード306と307の放射
光によって受光素子内蔵検出回路38、39を動作さ
せ、受光素子内蔵検出回路38からの信号でアノードゲ
ート駆動型SiC−GTOサイリスタ321〜332
を、また受光素子内蔵検出回路39からの信号でアノー
ドゲート駆動型SiC−GTOサイリスタ333〜34
4を、それぞれ動作させる。この二つの点を除けば、動
作はほぼ第1実施例と同様である。本実施例のSiCダ
イオードはpアノード電極の一部に光放射窓を設けてお
り、且つ、この窓に対応するpアノード半導体層とその
近傍のみにアルミニュウムと窒素の両方の原子をドープ
して再結合センターを形成している。それ以外のpアノ
ード半導体層には、放射光を発生する機能を持たないた
めにアルミニュウムのみがドープされているので、電子
の再結合によるオン電圧の増加は防ぐことができる。こ
れにより低いオン電圧と所望の発光(100A/cm
通電時には発光強度約11mW、発光波長約470n
m)を得ている。
【0059】本実施例は第1実施例の利点に加えて、よ
り高電圧の系統に適用できるという利点がある。また、
ゲートを有せず構造が簡単なSiCダイオードに発光取
りだし機構を設ければよく且つ直列接続された複数のS
iCダイオードの中の代表1個のみに放射光検出機構を
設ければよい。したがって構成が簡単になるという効果
もある。また、本実施例ではSiCダイオードの発光を
用いるので、SiC−GTOサイリスタはSiC−MO
SFETやSiC−JFETなどのユニポーラ制御素子
でもよい。
【0060】《 第5実施例 》図7は、本発明の第5
実施例であり、6kV・100Aの配電系統に用いるこ
とができる限流装置である。第1電力系統と第2電力系
統のそれぞれの側の交流端子401と402の間にSi
Cダイオード403とGaNバイポーラトランジスタ4
04を逆並列に接続した単位逆並列接続体ηと、同様に
SiCダイオード405とGaNバイポーラトランジス
タ406を逆並列に接続した単位逆並列接続体θとを、
さらに逆直列に接続し、この逆直列接続体η+θに限流
インピーダンス407を並列接続している。更に事故電
流により生ずる、あるいは急増する照射光を検出する、
受光素子内蔵検出回路408、409及び検出回路40
8、409の出力によりバイポーラトランジスタをオン
・オフ制御するオン・オフ用駆動回路410と411を
各々GaNバイポーラトランジスタ−404と406に
対応して設けている。SiCダイオードとGaNバイポ
ーラトランジスタの定格耐圧はいづれも12kV、定格
オン電流はいづれも300Aである。
【0061】図7に示す第4実施例の動作は、単位逆並
列接続体内のGaNバイポーラトランジスタのオン状態
では常に駆動回路からGaNバイポーラトランジスタに
駆動電流を供給し続け、オフ状態ではこの駆動電流の供
給を停止する、という特徴的な点を除けば、ほぼ第1実
施例と同様である。
【0062】バイポーラトランジスタはGTOに比べて
オン・オフ速度が約0.5マイクロ秒と速いので、本実
施例は限流装置の限流開始時間を、先行する各実施例よ
り更に短くできる。そのことによって前述したように短
絡電流の量を小さくでき、したがって更に小電力容量の
限流装置が実現できるという効果がある。また、第3実
施例と同様にGaNデバイスにはnベースに5×10
17atm/cmのSi原子をドープしているが、発
光効率がSiCバイポーラ素子よりも1桁以上高い。し
たがってより簡単な受光検出回路構成でより精度良く短
絡事故を検知できるという利点もある。
【0063】《 第6実施例 》図8は、本発明の第6
実施例の回路図であり、6kV・400Aの配電系統に
用いることができる限流装置を示す。第1配電系統10
1と第2配電系統102の各交流端子501と502の
間に、SiCダイオード503とp型SiC−IGBT
504を逆並列に接続した単位逆並列接続体ιと、同様
にSiCダイオード505とp型SiC−IGBT50
6を逆並列に接続した単位逆並列接続体κとを逆直列に
接続し、この逆直列接続体に対して限流インピーダンス
507を並列接続している。
【0064】事故電流を検出する受光素子内蔵検出回路
508、509及びSiC−IGBT504、506の
オン・オフ用駆動回路510と511を、それぞれがS
iC−IGBT504と506をオン・オフ駆動するよ
う接続して設けている。SiCダイオード503、50
4とSiC−IGBT504、506の定格耐圧はいづ
れも12kV、定格オン電流はいづれも600Aであ
る。第6実施例のp型SiC−IGBTはnボディ半導
体層にアルミニュウムと窒素の両原子をドープして再結
合センターを形成している。アルミニュウムは8×10
18原子/cm、窒素原子は2.8×1017原子/
cmドープしている。これにより、所定の低オン電圧
(100A/cm通電時に4.4V)と所定の発光
(100A/cm通電時には発光強度約11mW、発
光波長約470nm)を実現している。
【0065】第6実施例の動作は、単位逆並列接続体の
SiC−IGBTのオン状態では常に駆動回路からSi
C−IGBTのゲートに負の駆動電圧を印加し続け、オ
フ状態ではこの駆動電圧の印加を停止するか、あるいは
いったん逆極性の駆動電圧を印加した後に駆動電圧の印
加を停止する、という点を除けば、ほぼ第1実施例と同
様である。SiC−IGBTはSiC−GTOに比べて
オン・オフ速度が約1マイクロ秒以下と速いので、本実
施例では限流装置の限流開始時間を更に短くでき、その
結果短絡電流の量を小さくできる。したがって限流装置
を更に小電力容量にできるという効果がある。
【0066】《 第7実施例 》図9は、本発明の第7
実施例であり、6kV・400Aの配電系統に用いるこ
とができる限流装置である。第1電力系統101の交流
端子601と第2電力系統102の602の間にSiC
ダイオード603とp型のノーマリーオンSiC静電誘
導型サイリスタ604を逆並列に接続した単位逆並列接
続体と、同様にSiCダイオード605とp型のノーマ
リーオンSiC静電誘導型サイリスタ606を逆並列に
接続した単位逆並列接続体とを逆直列に接続し、この逆
直列接続体に対して限流インピーダンス607を並列接
続している。
【0067】事故電流を検出する受光素子内蔵検出回路
608、609及びSiC静電誘導型サイリスタのオン
・オフ用駆動回路610と611を、各々SiC静電誘
導型サイリスタ604と606を制御するようにこれら
に接続して設けている。SiCダイオードとSiC−I
GBTの定格耐圧はいづれも12kV、定格オン電流は
いづれも600Aである。本実施例のp型SiC静電誘
導型サイリスタはカソード接合付近のn半導体層約2マ
イクロメータの範囲のみにアルミニュウムと窒素の両原
子をドープして再結合センターを形成している。アルミ
ニュウムは1×1018原子/cm、窒素原子は1.
1×1019原子/cmドープしている。この部分以
外のnカソード半導体層には窒素原子が1×1020
子/cmドープしている。これにより、所定の低オン
電圧(100A/cm通電時に4.4V)と所定の発
光(100A/cm通電時には発光強度約11mW、
発光波長約470nm)を実現している。
【0068】この第7実施例の動作の特徴は、単位逆並
列接続体内のSiC静電誘導型サイリスタのオン状態で
は常に駆動回路610、611からそれぞれSiC静電
誘導型サイリスタ604、606のゲートに負のビルト
イン電圧以下の駆動電圧(例えば −2.5V)を印加し
続け、オフ状態では正の駆動電圧を印加し続ける。以上
の特徴点を除けば、その他の部位はほぼ第1実施例と同
様である。
【0069】SiC静電誘導型サイリスタはSiC−G
TOに比べてオン・オフ速度が約1マイクロ秒以下と速
いので、本実施例では限流装置の限流開始時間を更に短
くでき短絡電流を小さくできることにより更に小電力容
量にできるという効果がある。また、第5実施例のSi
C−IGBTに比べてオン状態で−2.5Vの負電圧を
印加する結果チャネル領域を拡張できるのでオン時のア
ノード・カソード間の抵抗を低減でき、更に装置を低損
失化できるという利点がある。
【0070】《 第7実施例 》図10は本発明を適用
した第8実施例を示す。本実施例においては、第1実施
例の単位逆並列接続体αとβを構成する各々のSiC−
GTOとSiCダイオードが1個の半導体素子として図
11に示すようにモノリシック的に一体化されている点
を除けば、限流装置としての回路の構成と動作は第1実
施例とほぼ同様である。
【0071】図11のモノリシック単位逆並列接続体の
構成は以下の通りである。nベースとして機能する低濃
度n型基板700は、厚さ140マイクロメータ、不純
物として窒素を濃度約1×1014atm/cm
む。この基板の一方の面(図11の下部)にpエミッタ
として機能する厚さ3マイクロメータ、不純物としてア
ルミニュウムを濃度3×1018atm/cmでのp
型層701を形成している。また、基板の他方の面図1
1の上部にはpベースとして機能する厚さ2マイクロメ
ータ、約3.8×1017atm/cm不純物として
アルミニュウムと窒素不純物を約8×1016atm/
cmの両方を含むp型層702を形成している。更に
その上に、nエミッタとして機能する厚さ2マイクロメ
ータ、不純物として濃度約3×1019atm/cm
の窒素を含むn型層703を形成している。そして上記
のpベース702は、例えば円形の溝705で分離さ
れ、ダイオードのアノードとして機能するp型層702
が形成されている。また、下部のpエミッタ701はp
型層702に向い合う部分が除去されたうえで、ダイオ
ードのカソードとして機能するn型層706が形成さ
れている。このn型層706は、厚さ1.5マイクロ
メータであり、不純物として濃度が約1×10 at
m/cmの窒素を含む。
【0072】pベース702にはゲート電極710と7
11が設けられている。nエミッタ703にはカソード
電極707が、またpエミッタ701にはアノード電極
709を形成される。こうしてサイリスタが構成されて
いる。また、p型層702にはダイオードのアノード電
極708を形成し、サイリスタのカソード電極Kと接続
している。一方、サイリスタのアノード電極709は、
ダイオードのカソードとしても機能するn型層706に
も接続している。この結果、サイリスタとダイオードは
図10に示すように逆接続され、図10におけるサイリ
スタ4とダイオード3とからなる単位逆並列接続体α、
もしくはサイリスタ6とダイオード5からなる単位逆並
列接続体βを構成する。
【0073】pベース702のアルミニュウム不純物と
窒素不純物は正孔と電子の再結合センターとして機能
し、サイリスタがオンして電流が流れると電子と正孔を
再結合させて発光を生じせしめる点、この発光をサイリ
スタのカソード電極707に設けた光取り出し口714
から取り出して受光素子で受光することにより通電電流
の検出を行う点、検出回路と駆動回路を動作せしめて限
流動作を実現する点は第1実施例と同様である。なお、
pペース702においては、光取り出し口714の下部
に対向する部分とその近傍の領域のみにアルミニュウム
と窒素の両方の原子をドープして再結合センターを形成
した。pベース702上でそれ以外の部分にはアルミニ
ュウムのみをドープしN原子のドープは行わない。即ち
放射光を発生する機能を持たせなくてもよい。これによ
り、電子と正孔の再結合を必要量に抑えることができる
ので、不必要な再結合によるオン電圧の増加を防ぐこと
ができる。
【0074】<変形応用例>図11の単位逆並列接続体
は、複数個直列接続して第3及び第4実施例のような更
に高電圧の系統に適用できる限流装置に変形応用でき
る。また図11のカソードゲート駆動型の構造は、半導
体層の極性を変えてアノードゲート駆動型の構造にする
ことにより、第2実施例に変形応用することができる。
【0075】以上、8つの実施例を説明したが、本発明
はさらに多くの適用範囲あるいは派生構造をカバーする
ものである。例えば実施例のワイドギャップ半導体素子
はワイドギャップ半導体エミッタスイッチングサイリス
タ(EST)等上記以外のワイドギャップ半導体バイポ
ーラ素子であっても良い。
【0076】また全実施例に於いてワイドギャップ半導
体スイッチング素子はワイドギャップバイポーラ素子
と、Siまたはワイドギャップユニポーラ素子とを組み
合わせたハイブリッド素子でも良い。例えばワイドギャ
ップ半導体バイポーラトランジスタとそのエミッタとコ
レクタ間にSi−MOSFETまたはSiC−MOSF
ET等を接続したハイブリッド素子でも良い。
【0077】更に、第1実施例と第2実施例におけるS
iCダイオードはSiダイオードでもよい。またワイド
ギャップ半導体素子としてSiCやGaNを用いた素子
の場合のみを述べたが、本発明は、ダイヤモンドやアル
ミニュウムナイトライド、硫化亜鉛などの他の発光性ワ
イドギャップ半導体材料を用いた素子でもよい。第3実
施例では、SiCダイオードの発光を用いるので、Si
C−GTOサイリスタはSiC−MOSFETやSiC
−JFETなどのユニポーラ制御素子でもよい。
【0078】なお、SiC−GTOサイリスタはSi−
GTOサイリスタに比べて過電流に対する耐力が大きい
のでスナバ回路は削除できる場合がある。したがって以
上の説明ではスナバ回路のない実施例を開示したが、当
然ながら大きな過電流が想定される場合はスナバ回路を
付与することが適当である。
【0079】更に、Siホトダイオードなどを例示した
受光素子はその他にホトトランジスタやCdS光導電素
子等でもよく、SiCホトダイオード等のワイドギャッ
プ半導体受光素子でもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明では、ダイオードと発光性のワイ
ドギャップ半導体バイポーラ素子とを逆並列に接続した
単位逆並列接続体を2個逆直列に接続し、さらにこの直
列接続体に限流インピーダンスを並列接続し、且つ事故
電流を検出する受光素子内蔵検出回路とワイドギャップ
半導体バイポーラ素子のオン・オフ用駆動回路と設けて
限流装置を構成した。純半導体回路としたことにより限
流装置を小型軽量長寿命化でき、且つ限流開始時間を短
くして短絡電流を小さくでき、その結果装置をさらに小
電力容量にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した限流装置の第1実施例を示す
回路構成図
【図2】本発明を適用した限流装置の第2実施例を示す
主要回路構成図
【図3】第2実施例に適用するアノードゲート駆動型S
iC−GTOサイリスタの構造図
【図4】第2実施例によるアノードゲート駆動型SiC
−GTOサイリスタとその発する照射光を受けて検出信
号を出す受光素子とを一体の容器に収容したデバイスの
実施例の構造図
【図5】本発明を適用した限流装置の第3実施例を示す
主要回路構成図
【図6】本発明を適用した限流装置の第4実施例を示す
主要回路構成図
【図7】本発明を適用した限流装置の第5実施例を示す
主要回路構成図
【図8】本発明を適用した限流装置の第6実施例を示す
主要回路構成図
【図9】本発明を適用した限流装置の第7実施例を示す
主要回路構成図
【図10】本発明を適用した限流装置の第8実施例を示
す主要回路構成図
【図11】第8実施例のモノリシック構造を示す断面図
【図12】(a)従来の限流装置の回路の要部構成図 (b)従来の限流装置において限流時間と限流対象電流
の関係を示す図
【符号の説明】
1、2 交流端子 3 ダイオード 4、6 ワイドギャップ半導体GTOサイリスタ 7 限流インピーダンス 8、9 検出回路 10、11 駆動回路 12 短絡電流 101 第1の電力系統 102 第2の電力系統 103 高速機械式真空バルブ 104、105 Si−GTOサイリスタ 106 スナバ回路 107 限流インピーダンス 108 変流器 108 事故検出回路 109 制御回路 10、11 オン・オフ駆動回路 5、6 SiC−GTOサイリスタ 4、6 SiC−GTOサイリスタ 3、5 SiCダイオード 50 基板 51 ベース層 52 ベース層 53 エミッタ層基 54 カソード電極 55 アノード電極 56 アノードゲート電極 114 端子 56、56 アノードゲート電極 115 端子 21、22 交流端子 23 SiCダイオード 24 アノードゲート駆動型SiC−GTOサイリスタ 25 SiCダイオード 30、31 オン・オフ用駆動回路 25、26 SiC−GTOサイリスタ 28、29 検出回路 30、31 駆動回路 1289 受光素子 102B 受光部 104 金属キャップ 103 金属ベース 1010 光GTO素子 114B、114C 導線 119 光放射窓 1289 受光素子 102B 受光部 230、231、232 SiCダイオード 240、241、242、243 4直列のGaN−G
TOサイリスタ 250、251、252 3直列のSiCダイオード 260、261、262、263 4直列のGaN−G
TOサイリスタ 201、202 端子 207 限流インピーダンス 410、411 孔 1289 受光素子 7A アノード 106 導線 1289A 電極 9A カソード 128 導線 1289B 電極 410、411、117、118 孔 208、209 受光素子内蔵検出回路 243、260 GaN−GTOサイリスタ 270、271、272、273、280.281、2
82、283GTOサイリスタのオン・オフ用駆動回路 240、241、242、243、260、261、2
62、263GaN−GTOサイリスタ 243 GaN−GTO 260 光放射 35、36 交流端子 301〜306 6直列のSiCダイオード 321〜33212直列のアノードゲート駆動型SiC
−GTOサイリスタ 307〜312 6直列のSiCダイオード 333〜34412直列のアノードゲート駆動型SiC
−GTOサイリスタ 37 限流インピーダンス 38、39 受光素子内蔵検出回路 351〜361、363〜374SiC−GTOサイリ
スタのオン・オフ駆動回路 401、402 交流端子 403 SiCダイオード 404 GaNバイポーラトランジスタ 405 SiCダイオード 406 GaNバイポーラトランジスタ 407 限流インピーダンス 408、409 受光素子内蔵検出回路 408、409 検出回路 410、411 オン・オフ用駆動回路 501、502 交流端子 503 SiCダイオード 504 p型SiC−IGBT 505 SiCダイオード 506 p型SiC−IGBT 507 限流インピーダンス 601、602の間に 603 SiCダイオード 604 p型のノーマリーオンSiC静電誘導型サイリ
スタ 605 SiCダイオード 606 p型のノーマリーオンSiC静電誘導型サイリ
スタ 607 限流インピーダンス 608、609 受光素子内蔵検出回路 610、611 SiC静電誘導型サイリスタのオン・
オフ用駆動回路 700 低濃度n型基板 701 p型層 706 カソード電極 714 光取り出し口 703 n型層 702 pベース 705 円形の溝 708 p型層 701 pエミッタ 708 p型層 706 n型層 710、711 ゲート電極 703 nエミッタ 707 カソード電極 709 アノード電極
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月28日(2002.6.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G013 AA01 AA04 BA01 CA07 5H410 BB05 CC03 DD03 EA04 EA32 EB01 EB38 FF05 KK08 LL07 LL18 LL19 LL20 5H420 BB13 CC05 DD04 EA04 EA20 EA42 EB01 FF04 FF23 KK07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの電力系統に各々接続される2つの
    交流端子、 ダイオードとワイドギャップ半導体制御素子とを逆並列
    に接続した単位逆並列接続体、 前記単位逆並列接続体を2個逆直列に前記2つの交流端
    子間に接続してなる直列接続体、 前記2つの交流端子間に前記直列接続体に並列に接続さ
    れた限流インピーダンス、 前記ワイドギャップ半導体制御素子に事故電流が流れた
    ときに制御素子が生ずる発光を検出する、受光素子内蔵
    の検出回路、 前記検出回路の事故電流検出出力に基づいて前記ワイド
    ギャップ半導体制御素子をオン・オフ動作させる駆動回
    路を具備する限流装置。
  2. 【請求項2】 2つの電力系統に各々接続される2つの
    交流端子、 ワイドギャップ半導体ダイオードとワイドギャップ半導
    体制御素子とを逆並列に接続した単位逆並列接続体、 前記単位逆並列接続体を2個逆直列に前記2つの交流端
    子間に接続してなる直列接続体、 前記2つの交流端子間に前記直列接続体に並列に接続さ
    れた限流インピーダンス、 前記ワイドギャップ半導体制御素子に事故電流が流れた
    ときに制御素子が生ずる発光を検出する、受光素子内蔵
    の検出回路、 前記検出回路の事故電流検出出力に基づいて前記ワイド
    ギャップ半導体制御素子をオン・オフ動作させる駆動回
    路を具備する限流装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイドギャップ半導体制御素子がシ
    リコンカーバイド制御素子であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の限流装置。
  4. 【請求項4】 前記ワイドギャップ半導体ダイオードが
    シリコンカーバイドダイオードであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の限流装置。
  5. 【請求項5】 前記受光素子が半導体受光素子であるこ
    とを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載
    の限流装置。
  6. 【請求項6】 前記限流インピーダンスが抵抗器である
    ことを特徴とする、請求項1から5までのいずれかに記
    載の限流装置。
  7. 【請求項7】 前記ワイドギャップ半導体制御素子がア
    ノードゲート駆動型のSiC−制御素子であることを特
    徴とする、請求項1から6までのいずれかに記載の限流
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイドキャップ半導体制御素子がG
    aN−制御素子であることを特徴とする請求項1〜6記
    載の限流装置。
  9. 【請求項9】 前記ダイオード及びワイドギャップ半導
    体制御素子が多直列接続されていることを特徴とする請
    求項1〜8記載の限流装置。
  10. 【請求項10】 前記ワイドキャップ半導体制御素子が
    GaN−GTOサイリスタであることを特徴とする請求
    項1〜9記載の限流装置。
  11. 【請求項11】 前記ワイドギャップ半導体制御素子が
    p型SiC−IGBTであることを特徴とする請求項1
    〜9記載の限流装置。
  12. 【請求項12】 前記ワイドギャップ半導体制御素子が
    ノーマリーオンSiC静電誘導型サイリスタであること
    を特徴とする請求項1〜9記載の限流装置。
  13. 【請求項13】 前記のダイオードと前記のワイドギャ
    ップ半導体制御素子がモノリシックな単位逆並列接続体
    として構成されていることを特徴とする請求項1〜12
    に記載の限流装置。
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