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JP2002322054A - 薬剤排出ポンプ阻害薬 - Google Patents

薬剤排出ポンプ阻害薬

Info

Publication number
JP2002322054A
JP2002322054A JP2001130247A JP2001130247A JP2002322054A JP 2002322054 A JP2002322054 A JP 2002322054A JP 2001130247 A JP2001130247 A JP 2001130247A JP 2001130247 A JP2001130247 A JP 2001130247A JP 2002322054 A JP2002322054 A JP 2002322054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituent
isopropyl
thiazol
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001130247A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Hoshino
一樹 星野
Hiroko Ishida
裕子 石田
Olga Lomovskaya
ロモフスカヤ オルガ
Dudley Mike
ダドリー マイク
Roger Leger
リーガー ロジャー
William John Watkins
ジョン ワトキンス ウイリアム
Jason Zhijia Zhang
チジア ツアン ジェイソン
Thomas Eric Renau
エリック レナウ トーマス
Ving Jack Lee
ジャック リー ヴィング
Toshiharu Ota
敏晴 太田
Kiyoshi Nakayama
清 中山
Yohei Ishida
洋平 石田
Masami Otsuka
雅已 大塚
Haruko Kawato
晴子 川戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Trine Pharmaceuticals Inc
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Microcide Pharmaceuticals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Pharmaceutical Co Ltd, Microcide Pharmaceuticals Inc filed Critical Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2001130247A priority Critical patent/JP2002322054A/ja
Publication of JP2002322054A publication Critical patent/JP2002322054A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬剤耐性を獲得した微生物を脱耐性化させる
作用を有する微生物感染症の予防及び/又は治療のため
の医薬を提供する。 【解決手段】 式(I)〔R1及びR2は水素原子、ハロ
ゲン原子、 カルボキシル基などを示し;J1は5員又は
6員の芳香族ヘテロ環を示し;W1は−CH=CH−、
−CH≡CH−、−CH2CH2−などを示し;A1はフ
ェニレン基、ピリジンジイル基、フランジイル基などを
示し;G1は酸素原子、カルボニル基、エチニル基など
を示し、pは0から3の整数を示し;G2はフェニレン
基、フランジイル基、テトラヒドロフランジイル基など
を示し;G3は−CH2−又は単結合を示し;m及びnは
0又は1の整数を示し;及びQ1は酸性基を示す〕で表
される化合物を有効成分として含み、1種又は2種以上
の抗微生物薬と組み合わせて用いるための微生物感染症
の予防及び/又は治療のための医薬。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物感染症の予
防や治療に有用な医薬の発明に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物による感染症の予防や治療のため
にこれまで数多くの抗菌薬が開発され、β−ラクタム系
(ペニシリン系、セフェム系、モノバクタム系、カルバ
ペネム系、ペネム系)、アミノグリコシド系、キノロン
系、マクロライド系、テトラサイクリン系、リファマイ
シン系、クロラムフェニコールあるいはホスホマイシン
等の薬剤が実用化されてきた。一方、臨床における抗菌
薬の使用量の増加に伴い、これら抗菌薬に対する耐性菌
の出現が顕著になり、感染症治療における重大な問題と
なっている。
【0003】耐性菌による感染症の中で、特に難治性あ
るいは重症感染症例で問題となっている菌種として、緑
膿菌及びメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を
挙げることができる。これらの菌種に対し、治療上有効
な抗菌薬は現在限られており、現行の薬剤で将来にわた
り治療効果が期待できるか否かは定かではない。特に、
薬剤耐性緑膿菌に対しては、特効的に効果が期待できる
薬剤は存在しないのが現状である。高齢化あるいは臓器
移植、抗癌治療等の高度医療の普及に伴い、特に免疫力
の低下した患者において頻発する感染症、いわゆる日和
見感染症が医療現場では極めて大きな問題となってきて
おり、上記耐性菌への対策は急務を要する状況である。
【0004】一方、近年、耐性菌の耐性機構の解析研究
によって、細菌の薬剤排出機構として薬剤排出ポンプの
存在が認知されてきた。古くは1980年にLevyの
グループによってテトラサイクリン系の抗菌薬を特異的
に菌体外に排出するポンプが同定され、テトラサイクリ
ン耐性の主たる要因として注目された(L. McMurry, Pr
oc. Natl. Acad. Sci.U.S.A., 77, 3974, 1980)。さら
に最近の研究によって、大腸菌、緑膿菌、枯草菌、ブド
ウ球菌、肺炎球菌ならびに淋菌における多剤排出型の薬
剤排出ポンプの存在が報告された。なかでも、相同性を
有する緑膿菌の薬剤排出ポンプとして現在までに4種の
多剤排出型ポンプが報告されており、緑膿菌が本来的に
示すところの薬剤低感受性の要因になっていると考えら
れてきている(K. Poole et. al, J. Bacteriol., 175,
7363, 1993; K. Poole et. al, M.Microbiol., 21, 71
3, 1996; T. Kohler et. al, M. Microbiol., 23, 345,
1997; T. Kohler et. al, M. Microbiol., 23, 345, 1
997; T. Mine et. al, Antimicrob. Agents Chemothe
r., 43, 415, 1999)。
【0005】緑膿菌の薬剤排出ポンプは、β−ラクタ
ム、テトラサイクリン、クロラムフェニコールあるいは
キノロン系等をはじめとした多種の薬剤を菌体外に排出
し、緑膿菌の薬剤耐性に寄与している。この問題を克復
するためには、耐性化の要因である薬剤排出ポンプによ
る耐性化を回避可能な新規骨格を有する抗菌薬を開発す
るか、あるいは薬剤排出ポンプの機能を阻害することに
よって既存の抗菌薬を有効にする併用薬を開発すること
が有効な手段と考えられる。
【0006】近年、ラショナルドラッグデザインは創薬
における重要なアプローチとして認識されている。本方
法は大きく二つのカテゴリーに分類することができる。
一つは標的となる蛋白質等の3次元的情報が解明されて
いる場合に適用される方法であり、そのデータを基にし
て新規な化合物をデザインしていくものである。この場
合、リガンドが結合した状態で結晶構造が解かれていれ
ば、デザインはより容易になる。もう一つの方法は、標
的の座標が明らかではない場合に適用する方法である。
この場合、活性を示す化合物とその周辺化合物の構造活
性相関、ならびにそれらの3次元構造をもとにモデリン
グを行い、新しいデザインに活かしていく方法が採用さ
れる。
【0007】後者のうち代表的な手法として、例えば下
記のプログラム等を用いた方法を挙げることができる:
CATALYSTTM(Greene et al., J. Chem. Inf. Comp.Sc
i., 1994, 34, 1297-1308), DISCO (Martin Y.C., et
al., J. Comp. Aided Mol. Design, 1993, 7, 83-102),
COMFA (Cramer R.D., J. Am. Chem. Soc., 1988, 110,
5959-5967)。これらのプログラムを用い構造活性相関
の情報と構造を入力、解析することで活性発現に必要な
条件を示す3次元座標(ファーマコフォア)を得ること
ができる。正確なファーマコフォアの使用は、デザイン
の精度を向上させ、効率よく有効な薬剤を獲得するのに
大きく貢献する。また、得られたファーマコフォアを用
いて化合物の活性予測も行うことができる。最近、この
ようなアプローチが活発に行われており、例えばWO98/0
4913にその背景等、また、実施化及び実用化の例につい
て記されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、病原微生物
の治療効果を改善させる新規な感染症治療薬、とりわ
け、抗微生物剤に対して耐性を獲得した微生物に作用し
て薬剤排出ポンプを阻害することによりその微生物を脱
耐性化させ、抗微生物剤の予防及び/又は治療効果を増
強するための医薬を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を課題を解決すべく鋭意研究を行い、耐性を獲得した緑
膿菌を用い、薬剤耐性克服作用の向上を指標にして新規
ならびに既知化合物群より耐性克服効果を有する化合物
群を選抜し、その誘導体を製造してその活性を鋭意検討
した。さらに、誘導体のコンホメーション解析及び活性
との関連づけを行う手法を用いることにより、特定の座
標で示されるファーマコフォアを構築することに成功
し、本ファーマコフォアを満たす化合物が緑膿菌薬剤排
出ポンプ阻害活性を有することを見出した。本発明は上
記の知見を基にして完成されたものである。
【0010】すなわち、本発明は、下記の一般式
(I):
【化3】 〔式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、 カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有してい
てもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリー
ル基、又は置換基を有していてもよいヘテロ環基を示す
か、あるいはR1及びR2が互いに結合してそれらが置換
するJ1の2個の隣接する環構成原子とともに形成する
5〜7員の飽和又は不飽和の環を示し;R3は水素原
子、水酸基、又はアルコキシ基を示し;J1は5員又は
6員の芳香族ヘテロ環を示し;W1は−CH=CH−、
−C≡C−、−CH2CH2−、−OCH2−、−SCH2
−、−OCH2O−、−CH2O−、−CH2−、−CO
−、−CH2CH2CH2−、−CH2NH−、−NHCH
2−、−CH2S−、−CONH−、−CH2SCH 2−、
−CH=CH−CONH−及び−CH2OCH2−からな
る群から選ばれる基(上記の基の左側がJ1の環構成原
子に結合する)又は単結合を示し;A1は置換基を有し
ていてもよいフェニレン基、置換基を有していてもよい
ピリジンジイル基、置換基を有していてもよいフランジ
イル基、置換基を有していてもよいチオフェンジイル
基、置換基を有していてもよいベンゾフランジイル基、
置換基を有していてもよいベンゾ[b]チオフェンジイ
ル基、置換基を有していてもよいベンゾオキサゾールジ
イル基、置換基を有していてもよいベンゾチアゾールジ
イル基、置換基を有していてもよいピリド[1,2−
a]ピリミジンジイル基、置換基を有していてもよいキ
ナゾリンジイル基、置換基を有していてもよいベンゾト
リアジンジイル基、置換基を有していてもよい2H−ク
ロメンジイル基、置換基を有していてもよいキノリン−
4−オン−ジイル基、置換基を有していてもよいアザキ
ノリン−4−オン−ジイル基、置換基を有していてもよ
いキノリンジイル基、置換基を有していてもよいチアジ
アゾロ[3,2−a]ピリミジンジイル基、又は置換基
を有していてもよいチアゾロ[3,2−a]ピリミジン
ジイル基を示し;G1は酸素原子、カルボニル基、エチ
ニル基、−CH=N−、−N(R4)−CO−、−(C
2)−N(R5)−CO−、−N(R6)−、−N
(R7)−SO2−、−SO2−N(R8)−、−CON
(R9)−、−C(=CHR10)−、−C(R1 1)=C
(R12)−、−NHCO−C(R13)(R14)−、−C
ONH−C(R1 5)(R16)−、又は−CH2O(C
2q−(式中、R4、R5、R6、R7、R8、及びR9
それぞれ独立に水素原子、水酸基、又は置換基を有して
いてもよいアルキル基を示し;R10はシアノ基、カルボ
キシル基、又は置換基を有していてもよいアルコキシカ
ルボニル基を示し;R11及びR12はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキ
ル基、又は置換基を有していてもよいアリール基を示す
か、あるいはR11及びR12が互いに結合して形成する環
を示し;R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はア
ルキル基を示すか、あるいはR13及びR14が互いに結合
して形成するアルキレン基を示し;R15及びR 16はそれ
ぞれ独立に水素原子又はアルキル基を示すか、あるいは
15及びR16が互いに結合して形成するアルキレン基を
示し;qは0〜5の整数を示す)を示し;pは0から3
の整数を示し;G2は置換基を有していてもよいフェニ
レン基、置換基を有していてもよいフランジイル基、置
換基を有していてもよいテトラヒドロフランジイル基、
置換基を有していてもよいピリジンジイル基、置換基を
有していてもよいチアゾリンジイル基、置換基を有して
いてもよいイソオキサゾリンジイル基、置換基を有して
いてもよい1,3−ジオキソランジイル基、置換基を有
していてもよいチオフェンジイル基、置換基を有してい
てもよいピリミジンジイル基、−C(R17)=C
(R18)−[C(R19)=C(R20)]y−(式中、R
17、R18、R19、及びR20はそれぞれ独立に水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
又は置換基を有していてもよいアリール基を示すか、あ
るいはR17とR18とが互いに結合して形成する環、及び
/又はR19とR20と互いに結合して形成する環を示し、
yは0から3の整数を示す)、又は−C(R21
(R22)−C(R23)(R24)−(式中、R21、R22
23、及びR24はそれぞれ独立に水素原子、フェニル
基、又は炭素数1〜6のアルキル基を示すか、R21とR
22とが互いに結合して形成する環及び/又は、R23とR
24とが互いに結合して形成する環を示す。あるいはR21
とR23とが互いに結合して形成する環を示す)を示し;
3は−CH2−又は単結合を示し;m及びnはそれぞれ
独立に0又は1の整数を示し;及びQ1は酸性基を示
す〕で表される化合物、生理学的に許容されるその塩、
及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を有効
成分として含み、1種又は2種以上の抗微生物薬と組み
合わせて微生物感染症の予防及び/又は治療に用いるた
めの医薬を提供するものである。好ましい態様によれ
ば、1種の抗微生物薬と組み合わせて用いるか、あるい
は2種の抗微生物薬と組み合わせて用いることができ
る。3種以上の抗微生物薬と組み合わせて用いることも
好ましい。本明細書に記載された他の発明についても同
様である。
【0011】別の観点からは、上記の一般式(I)で表
される化合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれ
らの水和物からなる群から選ばれる物質を有効成分とし
て含み、薬剤耐性を獲得した微生物を脱耐性化させるた
めに1種又は2種以上の抗微生物薬と組み合わせて用い
るための医薬;及び上記の一般式(I)で表される化合
物、生理学的に許容されるその塩、及びそれらの水和物
からなる群から選ばれる物質を有効成分として含み、抗
微生物薬の作用を増強するために1種又は2種以上の抗
微生物薬と組み合わせて用いるための医薬が提供され
る。これらの発明において、微生物が緑膿菌である医薬
は本発明の好ましい態様である。また、上記の一般式
(I)で表される化合物、生理学的に許容されるその
塩、及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質と
1種又は2種以上の抗微生物薬とを含む微生物感染症の
予防及び/又は治療のための医薬組成物が本発明により
提供される。
【0012】さらに別の観点からは、微生物感染症の予
防及び/又は治療方法であって、1種又は2種以上の抗
微生物薬とともに、上記の一般式(I)で表される化合
物、生理学的に許容されるその塩、及びそれらの水和物
からなる群から選ばれる物質の予防及び/又は治療有効
量をヒトを含む哺乳類動物に投与する工程を含む方法;
抗微生物薬に対して耐性を獲得した微生物を脱耐性化さ
せる方法であって、1種又は2種以上の抗微生物薬とと
もに、上記の一般式(I)で表される化合物、生理学的
に許容されるその塩、及びそれらの水和物からなる群か
ら選ばれる物質の有効量を該微生物に接触させる工程を
含む方法;抗微生物薬に対する微生物の耐性獲得を阻害
する方法であって、1種又は2種以上の抗微生物薬とと
もに、上記の一般式(I)で表される化合物、生理学的
に許容されるその塩、及びそれらの水和物からなる群か
ら選ばれる物質の有効量を該微生物に接触させる工程を
含む方法;微生物の抗微生物薬に対する感受性を増大さ
せる方法であって、1種又は2種以上の抗微生物薬とと
もに、上記の一般式(I)で表される化合物、生理学的
に許容されるその塩、及びそれらの水和物からなる群か
ら選ばれる物質の有効量を該微生物に接触させる工程を
含む方法;及び、抗微生物薬の作用を増強する方法であ
って、1種又は2種以上の抗微生物薬とともに、上記の
一般式(I)で表される化合物、生理学的に許容される
その塩、及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物
質の有効量をヒトを含む哺乳類動物に投与する工程を含
む方法が提供される。
【0013】上記一般式(I)で表される化合物、生理
学的に許容されるその塩、及びそれらの水和物からなる
群から選ばれる物質は、1種又は2種以上の抗微生物薬
と同時に、別々に、又は経時的に投与される。また、上
記医薬の製造のための上記の一般式(I)で表される化
合物、生理学的に許容されるその塩、又はそれらの水和
物の使用が提供される。
【0014】上記の発明に加えて、本発明により、下記
の一般式(II):
【化4】 〔式中、R31及びR32はそれぞれ独立に水素原子、ハロ
ゲン原子、 カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有し
ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
リール基、又は置換基を有していてもよいヘテロ環基を
示すか、あるいはR31及びR32が互いに結合してそれら
が置換するJ11の2個の隣接する環構成原子とともに形
成する6員環を示し;J11は5員又は6員の芳香族ヘテ
ロ環を示し;W11は−CH=CH−、−CH2CH2−、
−OCH2−、−SCH2−、−OCH 2O−、−CH2
−、−CH2−、−CO−、−CH2CH2CH2−、−C
2NH−、−NHCH2−、−CH2S−、−CONH
−、−CH2SCH2−、−CH=CH−CONH−、及
び−CH2OCH2−からなる群から選ばれる基(上記の
基の左側がJ11の環構成原子に結合する)又は単結合を
示し;A11は置換基を有していてもよいピリジンジイル
基、置換基を有していてもよいピリド[1,2−a]ピ
リミジンジイル基、置換基を有していてもよいキノリン
−4−オン−ジイル基、置換基を有していてもよいアザ
キノリン−4−オン−ジイル基、置換基を有していても
よいキノリンジイル基、置換基を有していてもよいチア
ジアゾロ[3,2−a]ピリミジンジイル基、又は置換
基を有していてもよいチアゾロ[3,2−a]ピリミジ
ンジイル基を示し;G11は酸素原子、カルボニル基、エ
チニル基、−CH=N−、−N(R33)CO−、−N
(R34)−SO2−、−SO2−N(R35)−、−CO−
N(R36)−、−C(=CHR37)−、又は−C(R38
=C(R39)−(式中、R33、R34、R 35、R36
37、R38、及びR39はそれぞれ独立に水素原子又は置
換基を有していてもよいアルキル基を示す)を示し;m
は0又は1の整数を示し;及びQ11は酸性基を示す〕で
表される化合物、生理学的に許容されるその塩、又はそ
れらの水和物を有効成分として含み、1種又は2種以上
の抗微生物薬と組み合わせて微生物感染症の予防及び/
又は治療に用いるための医薬が提供される。
【0015】さらに本発明によれば、以下の4つのサイ
トを以下の許容範囲内:
【表2】 で占有する部分構造を有し、緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害
作用を有する化合物、生理学的に許容されるその塩、及
びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を有効成
分として含み、1種又は2種以上の抗微生物薬と組み合
わせて微生物感染症の予防及び/又は治療に用いるため
の医薬が提供される。
【0016】この発明の好ましい態様によれば、上記化
合物、その塩、又はそれらの水和物の緑膿菌薬剤排出ポ
ンプ阻害活性(MPC4:緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害活
性とは抗菌剤の菌に対する最小発育阻止濃度を四分の一
に低減するのに必要な薬剤の最低濃度を意味する)は約
40μg/mL以下、好ましくは10μg/mL以下、
さらに好ましくは1μg/mL以下である。
【0017】また、別の観点からは、本発明により、上
記の化合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれら
の水和物からなる群から選ばれる物質を含み、1種又は
2種以上の抗微生物薬と組み合わせて用いるための薬剤
排出ポンプ阻害剤が提供される。上記の4つのサイトを
上記の許容範囲内で占有する部分構造を有し、薬剤排出
ポンプ阻害作用を有する化合物又はその塩としては、上
記の一般式(I)又は一般式(II)の化合物あるいはそ
れらの塩を挙げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本明細書において用いられる用語
の意味は以下のとおりである。「アルキル基」又はアル
キル部分を含む置換基(例えばアルコキシ基など)にお
けるアルキル部分は、特に言及しない場合には、直鎖
状、分枝鎖状、環状、又はそれらの組み合わせのいずれ
でもよい。アルキル基は、特に言及しない場合には、炭
素数1から8個、好ましくは1から6個程度であり、こ
れを「低級」と呼ぶ場合もある。より具体的には、アル
キル基として、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、
シクロブチル基、シクロプロピルメチル基、n−ペンチ
ル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチ
ル基、1,1-ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基、イソ
ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−
オクチル基などを挙げることができる。「ハロゲン原
子」と言う場合には、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、又はヨウ素原子のいずれでもよい。
【0019】アリール基としては、炭素数5から14の
アリール基、好ましくは炭素数5から10のアリール基
(例えば、ベンゼン環、ナフタレン環)を挙げることが
できる。アリール環は単環又は縮合環のいずれでもよ
い。ヘテロ環基としては、酸素原子、硫黄原子、窒素原
子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個有し、環を構成す
る総原子数が3〜10のヘテロ環の残基を用いることが
できる。ヘテロ環基を構成するヘテロ環としては、例え
ば、フラン環、ジヒドロフラン環、テトラヒドロフラン
環、ピラン環、ジヒドロピラン環、テトラヒドロピラン
環、ベンゾフラン環、イソベンゾフラン環、クロメン
環、クロマン環、イソクロマン環、チオフェン環、ベン
ゾチオフェン環、ピロール環、ピロリン環、ピロリジン
環、イミダゾール環、イミダゾリン環、イミダゾリジン
環、ピラゾール環、ピラゾリン環、ピラゾリジン環、ト
リアゾール環、テトラゾール環、ピリジン環、ピリジン
オキシド環、ピペリジン環、ピラジン環、ピペラジン
環、ピリミジン環、ピリダジン環、インドリジン環、イ
ンドール環、インドリン環、イソインドール環、イソイ
ンドリン環、インダゾール環、ベンゾイミダゾール環、
プリン環、キノリジン環、キノリン環、フタラジン環、
ナフチリジン環、キノキサリン環、キナゾリン環、シン
ノリン環、プテリジン環、オキサゾール環、オキサゾリ
ジン環、イソキサゾール環、イソキサゾリジン環、チア
ゾール環、ベンゾチアゾール環、チアジリジン環、イソ
チアゾール環、イソチアゾリジン環、ジオキサン環、ジ
チアン環、モルホリン環、チオモルホリン環、フタルイ
ミド環などを挙げることができる。
【0020】本明細書において、ある官能基について
「置換基を有していてもよい」という場合には、その官
能基が1又は2個以上の置換基を有していてもよいこと
を意味する。置換基の個数、種類、及び置換位置は特に
限定されず、2種以上の置換基が存在する場合にはそれ
らは同一でも異なっていてもよい。置換基としては、例
えば、アルキル基;アルケニル基(好ましくは炭素数2
〜8、より好ましくは炭素数2〜6、特に好ましくは炭
素数2〜5であり、例えば、ビニル基、アリル基、2−
ブテニル基、3−ペンテニル基など)、アルキニル基
(好ましくは炭素数2〜8、より好ましくは2〜6、特
に好ましくは2〜5であり、例えば、プロパルギル基、
3−ペンチニル基など)、アリール基(好ましくは炭素
数6〜14、より好ましくは炭素数6〜12、特に好ま
しくは炭素数6〜10であり、例えば、フェニル基、ナ
フチル基など)、アラルキル基(好ましくは炭素数7〜
15、好ましくは炭素数7〜13、より好ましくは炭素
数7〜11、さらに好ましくは炭素数7〜9であり、例
えば、ベンジル基、α−メチルベンジル基、2−フェニ
ルエチル基、ナフチルメチル基など)、アミノ基、置換
アミノ基(好ましくは炭素数0〜16、より好ましくは
炭素数0〜12、特に好ましくは炭素数0〜8であり、
例えば、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチル
アミノ基、ジベンジルアミノ基など)、アルコキシ基
(好ましくは炭素数1〜8、より好ましくは炭素数1〜
6、特に好ましくは炭素数1〜4であり、例えば、メト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基など)、アリールオキ
シ基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素
数6〜12、特に好ましくは炭素数6〜10であり、例
えば、フェニルオキシ基、2−ナフチルオキシ基な
ど)、アシル基(好ましくは炭素数1〜14、より好ま
しくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜10
であり、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、ホルミル
基、ピバロイル基など)、アルコキシカルボニル基(好
ましくは炭素数2〜9、より好ましくは炭素数2〜7、
特に好ましくは炭素数2〜5であり、例えば、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基など)、アリール
オキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜15、より
好ましくは炭素数7〜13、特に好ましくは炭素数7〜
11であり、例えば、フェニルオキシカルボニル基な
ど)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜15、よ
り好ましくは炭素数2〜13、特に好ましくは炭素数2
〜11であり、例えば、アセトキシ基、ベンゾイルオキ
シ基など)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜1
5、より好ましくは炭素数2〜13、特に好ましくは炭
素数2〜11であり、例えば、アセチルアミノ基、ベン
ゾイルアミノ基など)、アルコキシカルボニルアミノ基
(好ましくは炭素数2〜9、より好ましくは炭素数2〜
7、特に好ましくは炭素数2〜5であり、例えば、メト
キシカルボニルアミノ基など)、アリールオキシカルボ
ニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜15、より好まし
くは炭素数7〜13、特に好ましくは炭素数7〜11で
あり、例えば、フェニルオキシカルボニルアミノ基な
ど)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1〜1
4、より好ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭
素数1〜10であり、例えば、メタンスルホニルアミノ
基、ベンゼンスルホニルアミノ基など)、スルファモイ
ル基(好ましくは炭素数0〜14、より好ましくは炭素
数0〜12、特に好ましくは炭素数0〜10であり、例
えば、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、ジ
メチルスルファモイル基、フェニルスルファモイル基な
ど)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜14、よ
り好ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1
〜10であり、例えば、カルバモイル基、メチルカルバ
モイル基、ジエチルカルバモイル基、フェニルカルバモ
イル基など)、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜
8、より好ましくは炭素数1〜6、特に好ましくは炭素
数1〜4であり、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基
など)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜14、
より好ましくは炭素数6〜12、特に好ましくは炭素数
6〜10であり、例えば、フェニルチオ基など)、スル
ホニル基(好ましくは炭素数1〜14、より好ましくは
炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜10であ
り、例えば、メシル基、トシル基など)、スルフィニル
基(好ましくは炭素数1〜14、より好ましくは炭素数
1〜12、特に好ましくは炭素数1〜10であり、例え
ば、メタンスルフィニル基、ベンゼンスルフィニル基な
ど)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜14、より好
ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜1
0であり、例えば、ウレイド基、メチルウレイド基、フ
ェニルウレイド基など)、リン酸アミド基(好ましくは
炭素数1〜14、より好ましくは炭素数1〜12、特に
好ましくは炭素数1〜10であり、例えば、ジエチルリ
ン酸アミド、フェニルリン酸アミドなど)、ヒドロキシ
基、メルカプト基、ハロゲン原子、シアノ基、スルホ
基、カルボキシル基、ニトロ基、オキソ基、ヒドロキサ
ム酸基、スルフィノ基、ヒドラジノ基、ヘテロ環基など
が挙げられる。これらの置換基は、さらに上記に例示し
た置換基を1又は2個以上有していてもよい。
【0021】R1及びR2が示すアルキル基としては、炭
素数1から8の直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基、好ま
しくは炭素数1から5の直鎖状又は分枝鎖状のアルキル
基(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、又はn−ペンチル基など)、あ
るいは炭素数3から8の環状アルキル基、好ましくは炭
素数3から5の環状アルキル基(例えば、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、又はシクロペンチル基など)を
挙げることができる。環状アルキル基の環上には、例え
ばアルキル基、ハロゲン原子などが置換していてもよ
い。
【0022】R1及びR2が示すアリール基としては、炭
素数5から14のアリール基を示し、好ましくは炭素数
5から10のアリール基(例えば、ベンゼン環、ナフタ
レン環)を挙げることができる。アリール基の環上にア
ルキル基、水酸基、ハロゲン原子などが置換していても
よい。
【0023】R1及びR2が示すヘテロ環基としては、環
構成原子数が3から8個、好ましくは3から6個のヘテ
ロ環基を用いることができ、飽和、部分飽和、又は芳香
環のいずれもでよい。ヘテロ環基に結合する置換基とし
ては、例えばtert-ブトキシカルボニル基、ベンジルオ
キシカルボニル基などを挙げることができる。R1及び
2が結合して形成する環は、飽和、部分飽和、又は縮
合芳香環のいずれでもよく、好ましくは6員環であり、
その環上には1又は2個以上の置換基が存在していても
よい。例えば、両者が結合して縮合ベンゼン環、縮合ピ
リジン環、縮合テトラヒドロピリジン環を形成するか、
あるいは両者が結合してテトラメチレン基、ブタモノエ
ニレン基、ブタジエニレン基又はアザブタジエニレン基
などを形成することが好ましく、環上にはハロゲン原
子、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、
炭素数1〜3のアルキル基などが置換していてもよい。
3としては水素又は水酸基が好ましい。
【0024】J1が示す5員又は6員の芳香族ヘテロ環
としては、硫黄原子、窒素原子、及び酸素原子からなる
群から選ばれるヘテロ原子を少なくとも1個含む芳香族
ヘテロ環であればその種類は限定されないが、例えば、
下記の式(III):
【化5】 (式中、X、Y、及びZはそれぞれ独立に硫黄原子、窒
素原子、酸素原子、又は炭素原子を示すが、X、Y、及
びZのうち少なくとも1つは硫黄原子、窒素原子、及び
酸素原子からなる群から選ばれるヘテロ原子を示し;k
は0又は1を示す)で表される芳香族ヘテロ環が好まし
く、さらに好ましくは、
【化6】 で表される芳香族ヘテロ環を用いることができる。
【0025】W1としては、好ましくは−CH2O−、−
CH=CH−、又はエチニル基を用いることができ、A
1としては、置換基を有していてもよいフェニレン基、
置換基を有していてもよいピリジンジイル基、置換基を
有していてもよいベンゾフランジイル基、置換基を有し
ていてもよいベンゾ[b]チオフェンジイル基、置換基
を有していてもよいベンゾオキサゾールジイル基、置換
基を有していてもよいベンゾチアゾールジイル基、置換
基を有していてもよい4−オキソ−ピリド[1,2−
a]ピリミジンジイル基、置換基を有していてもよいキ
ノリン−4−オン−ジイル基、又は置換基を有していて
もよいアザキノリン−4−オン−ジイル基が好ましい。
これらの環状の2価基の結合位置は特に限定されず、環
構成炭素原子のうちの任意の2個で結合することができ
る。例えば、フェニレン基としては、p−フェニレン
基、m−フェニレン基、又はo−フェニレン基のいずれ
でもよい。
【0026】A1が示す二価の環状基の環上に存在可能
な置換基の種類、個数、及び存在位置は特に限定されな
いが、置換基として、例えば、置換基を有していてもよ
いアルキル基(例えば、上記に説明した炭素数1から8
のアルキル基、好ましくは炭素数1から5のアルキル基
であり、置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸
基、アルキルオキシ基などを挙げることができる)、置
換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有してい
てもよいアリキレンフェニル基、置換基を有していても
よいアリキレンピリジル基、水酸基、又はアミノ基など
を挙げることができ、より好ましくはハロゲン原子、置
換基を有していてもよいアルキル基、水酸基、又はアミ
ノ基などを用いることができる。
【0027】G1としては、−N(R4)−CO−、−C
O−N(R9)−、−C(R11)=C(R12)−が好ま
しく、A1が置換基を有するフェニレン基又は置換基を
有するピリジンジイル基の場合、これらの基は特に好ま
しい。また、A1が置換基を有していてもよいベンゾフ
ランジイル基、置換基を有していてもよいベンゾ[b]
チオフェンジイル基、置換基を有していてもよいベンゾ
オキサゾールジイル基、置換基を有していてもよいベン
ゾチアゾールジイル基、置換基を有していてもよい4−
オキソ−ピリド[1,2−a]ピリミジンジイル基、置
換基を有していてもよいキノリン−4−オン−ジイル
基、又は置換基を有していてもよいアザキノリン−4−
オン−ジイル基の場合には、G1が−C(R11)=C
(R12)−であるか、又はmが0であることが好まし
い。
【0028】pは0から3を示すが、A1が置換基を有
するフェニレン基又は置換基を有するピリジンジイル基
の場合にはpが0又は1であることが好ましい。Aが置
換基を有していてもよいベンゾフランジイル基、置換基
を有していてもよいベンゾ[b]チオフェンジイル基、
置換基を有していてもよいベンゾオキサゾールジイル
基、置換基を有していてもよいベンゾチアゾールジイル
基、置換基を有していてもよい4−オキソ−ピリド
[1,2−a]ピリミジンジイル基、置換基を有してい
てもよいキノリン−4−オン−ジイル基、又は置換基を
有していてもよいアザキノリン−4−オン−ジイル基の
場合にはpが0であることが好ましい。
【0029】また、A1が置換基を有していてもよいベ
ンゾフランジイル基、置換基を有していてもよいベンゾ
[b]チオフェンジイル基、置換基を有していてもよい
ベンゾオキサゾールジイル基、置換基を有していてもよ
いベンゾチアゾリンジイル基、置換基を有していてもよ
い4−オキソ−ピリド[1,2−a]ピリミジンジイル
基、置換基を有していてもよいキノリン−4−オン−ジ
イル基、又は置換基を有していてもよいアザキノリン−
4−オン−ジイル基の場合、p及びnがともに0である
ことが好ましい。
【0030】G2が置換基を有していてもよいフェニレ
ン基を示す場合、ベンゼン環上の好ましい置換基とし
て、例えば、−CH2OH、−CORc[Rcは−NH
(Rd)又は−N(Re)(Rf)(Rdは水素原子又はア
ルキル基を示し、Re及びRfはそれぞれ独立に水素原子
又はアルキル基を示すか、あるいは両者が互いに結合し
てアルキレン基を示す)]、又は−CH2CORg[Rg
は水酸基、アルコキシ基、−NH(Rd)、又は−N
(Re)(Rf)(Rd、Re、及びRfは前記と同義であ
る)]、あるいはアミノエトキシ基、ヒドロキシエトキ
シ基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、
水酸基、アルキル基、ニトロ基、トリフルオロメチル
基、又はシアノ基などを挙げることができる。
【0031】G2が−C(R21)(R22)−C(R23
(R24)−を表す場合、R21とR22とが互いに結合して
形成する環、R23とR24とが互いに結合して形成する
環、又はR21とR23とが互いに結合して形成する環は飽
和又は不飽和のいずれでもよく、硫黄原子、窒素原子、
及び酸素原子からなる群から選ばれるヘテロ原子を1又
は2個以上含んでいてもよい。また、環上には1又は2
個以上の置換基(例えばアルキル基)を有していてもよ
い。
【0032】Q1が示す酸性基の種類は特に限定され
ず、環状又は非環状の置換基、あるいはそれらの組み合
わせのいずれでもよい。例えば、低級アルコキシ基、水
酸基、カルボキシル基、N−シアノカルボキサミド基、
フッ素原子を1〜3個有するメタンスルホニルアミド
基、置換基を有していてもよいアルコキシカルボニル
基、−CONH−(5−テトラゾリル)基、置換基を有し
ていてもよい5−テトラゾリル基、置換基を有していて
もよい1,2,3−トリアゾリル基、置換基を有してい
てもよい2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデニ
ル基、置換基を有していてもよい4−オキソ−2−チオ
キソチアゾリジン−5−イリデニル基、置換基を有して
いてもよい5−オキソ−4−テトラゾリル基、置換基を
有していてもよい3−(5−オキソ)−[1.2.4]オ
キサジアゾリジニル基、置換基を有していてもよい2−
(3,5−ジオキソ)−[1.2.4]オキサジアゾリジ
ニル基、置換基を有していてもよい5−(3−オキソ)−
[1.2.4]オキサジアゾリジニル基、又は置換基を
有していてもよい3−(5−オキソ)−[1.2.4]イ
ソオキサゾリジル基などを挙げることができ、より好ま
しくは、カルボキシル基、N−シアノカルボキサミド
基、フッ素原子を1〜3個有するメタンスルホニルアミ
ド基、置換基を有していてもよいアルコキシカルボニル
基、−CONH−(5−テトラゾリル)基、又は置換基を
有していてもよい5−テトラゾリル基などを挙げること
ができる。
【0033】一般式(II)で表される化合物において、
31、R32、J11、m、及びQ11は、それぞれ上記のR
1、R2、J1、m、及びQ1で説明したものを好適に用い
ることができる。W11としては、好ましくは−CH2
−、−CH=CH−、又は−CH2CH2を用いることが
でき、A11としては、置換基を有していてもよいピリジ
ンジイル基、置換基を有していてもよい4−オキソ−ピ
リド[1,2−a]ピリミジンジイル基、置換基を有し
ていてもよいキノリン−4−オン−ジイル基、又はアザ
キノリン−4−オン−ジイル基が好ましく、環上の置換
基としては、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい
アルキル基、水酸基、アルコキシ基、又はアミノ基など
が好ましい。G11としては、−N(R33)−CO−、−
CO−N(R36)−、又は−C(R38)=C(R39)−
(式中、R33、R36、R38、及びR39はそれぞれ独立に
水素原子又は置換基を有していてもよいアルキル基を示
す)が好ましいが、mが0である場合も好ましい。
【0034】上記一般式(I)又は一般式(II)で表さ
れる化合物は塩を形成する場合がある。塩の具体例とし
ては、酸性基が存在する場合には、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ
金属及びアルカリ土類金属塩;アンモニア、メチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキ
シルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン、N,N-ビス(ヒドロキシエチル)ピペラジン、2−ア
ミノ−2−メチル−1−プロパノール、エタノールアミ
ン、N-メチルグルカミン、L-グルカミン等のアミンの
塩;又はリジン、δ-ヒドロキシリジン、アルギニンな
どの塩基性アミノ酸との塩を形成することができる。塩
基性基が存在する場合には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
硝酸、リン酸等の鉱酸の塩;メタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、プロピ
オン酸塩、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、
シュウ酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、マンデル
酸、ケイ皮酸、乳酸、グリコール酸、グルクロン酸、ア
スコルビン酸、ニコチン酸、サリチル酸等の有機酸との
塩;又はアスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミ
ノ酸との塩を形成することができる。
【0035】本発明の医薬の有効成分としては、上記一
般式(I)で表される化合物又はその塩のほか、それら
の溶媒和物又は水和物を用いることができる。また、上
記一般式(I)で表される化合物は1個又は2個以上の
不斉炭素を有する場合があるが、不斉炭素の立体化学に
ついてはそれぞれ独立して(R)体又は(S)体のいず
れかをとることができ、該化合物は光学異性体又はジア
ステレオ異性体などの立体異性体として存在することが
ある。本発明の医薬の有効成分としては、純粋な形態の
任意の立体異性体、立体異性体の任意の混合物、ラセミ
体などのいずれを用いてもよい。さらに、上記一般式
(I)で表される化合物が二重結合を有する場合には、
その配置は(E)配置又は(Z)配置のいずれでもよ
く、純粋な形態の幾何異性体又はそれらの任意の混合物
を本発明の医薬の有効成分として用いてもよい。また、
上記一般式(I)で表される化合物は置換基の種類によ
っては互変異性体として存在する可能性もあるが、本発
明の医薬の有効成分としてそれらのいずれを用いてもよ
い。
【0036】また、本発明により提供される上記一般式
(II)で表される新規物質に係る発明の範囲には、遊離
形態の化合物又はその塩のほか、それらの溶媒和物又は
水和物が包含される。また、上記一般式(II)で表され
る化合物は1個又は2個以上の不斉炭素を有する場合が
あるが、不斉炭素の立体化学についてはそれぞれ独立し
て(R)体又は(S)体のいずれかをとることができ、
該化合物は光学異性体又はジアステレオ異性体などの立
体異性体として存在することがある。純粋な形態の任意
の立体異性体、立体異性体の任意の混合物、ラセミ体な
どは、いずれも本発明の範囲に包含される。さらに、上
記一般式(II)で表される化合物が二重結合を有する場
合には、その配置は(E)配置又は(Z)配置のいずれ
でもよく、純粋な形態の幾何異性体又はそれらの任意の
混合物は本発明の範囲に包含される。また、上記一般式
(II)で表される化合物体は、置換基の種類によっては
互変異性体が存在する可能性もあるが、これらはいずれ
も本発明の範囲に包含される。
【0037】上記一般式(I)で表される化合物は、公
知の方法によって製造することができる。J1がチアゾ
ール誘導体である化合物は、例えば、特開昭62−14
2168号公報、特開平6−80654号公報、特開平
10−195063号公報、国際公開WO96/331
81、国際公開WO98/57935などに記載された
方法に従って製造することができ、J1がキノリン誘導
体である化合物は、例えば、特開平7−179426号
公報に記載された方法により合成することができる。ま
た、その他の誘導体についても、同様に製造することが
できる。
【0038】例えば、G1部分が−NHCO−である化
合物は、下記のスキーム1に示される方法に従って製造
することができる。
【化7】
【0039】カルボキシル基を有するニトロアリール誘
導体を塩化チオニル等の塩素化剤と反応し、アンモニア
水で処理することにより、カルボキサミド体が得られ
る。ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(TH
F)、トルエン、ベンゼン等の不活性溶媒中、ローソン
試薬でチオアミド体とし、市販品を入手可能であるか、
それ自体が公知または公知の方法で製造可能なハロケト
ンと縮合することにより化合物5を得ることができる。
ニトロ基を公知の還元剤、例えばエタノール等の不活性
アルコール系溶媒中で塩化スズで処理するか、または接
触水素化等の還元条件で処理することによってアミン誘
導体を製造した後、得られたアミン誘導体を対応するカ
ルボン酸誘導体又はカルボン酸無水物誘導体などと反応
させることによって、縮合体を得ることができる。反応
は、カルボン酸とアミンの縮合試薬、例えばジシクロヘ
キシルカルボジイミド、N,N−ビス(2−オキソ−3
−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド、ジメチル
アミノピリジン等の存在下又は非存在下で行ってもよ
い。Q1の酸性基部分が保護されている化合物について
は、適当な試薬を用いて脱保護し、式1Aで表される化
合物を得ることができる。脱保護は、例えば、カルボン
酸エステルの場合にはアルカリ性又は酸性での加水分解
や接触水素化などにより行うことができ、パラメトキシ
ベンジル基で保護されたテトラゾール基の場合には、ア
ニソール等の存在下又は非存在下にトリフルオロ酢酸等
の強酸を作用することにより行うことができる。
【0040】W1部分がエチニル基である化合物は、下
記のスキーム2に示す方法で製造することもできる。
【化8】 公知の方法で合成できる2−エチニルチアゾールと化合
物10(式中、Lはハロゲン原子、トリフルオロメタン
スルホネート等の脱離基を示す。)とを、それ自体公知
の方法に従ってトリエチルアミン又はジイソプロピルア
ミンなどの有機アミン系溶媒中、必要に応じて不活性溶
媒(例えば、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシ
エタン、ジエチルホルムアミドなど)の存在下に0℃か
ら溶媒の沸点の範囲の温度下でカップリングさせること
により縮合体を得ることができる。この反応をトリフェ
ニルホスフィン及びヨウ化第一銅の存在下又は非存在下
で行ってもよく、パラジウム[2]アセテート、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[0]、又は
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[2]ジク
ロライドを触媒量添加してもよい。カップリング後、必
要に応じてQ中の酸性基部分の保護基を除去することに
より式1Bで示される化合物を合成することができる。
【0041】W1部分がエーテルで連結されている化合
物は、下記のスキーム3に示す方法で製造することもで
きる。
【化9】 アルコール誘導体とフェノール誘導体を光延反応、すな
わちジエチルアゾジカルボキシレート及びトリフェニル
ホスフィンの存在下に、テトラヒドロフラン等の不活性
溶媒中で処理することにより、縮合体を得ることができ
る。得られた縮合体はスキーム1と同様の方法を用いて
式1Cで示す化合物に変換することができる。
【0042】W1部分がエテニル基で連結されている化
合物は、スキーム4に示す方法で合成することもでき
る。
【化10】
【0043】化合物13と化合物14、又は化合物15
と化合物16とをホーナーエモンズ反応に付し、得られ
る化合物17のニトロ基を塩化第一錫で還元して、対応
するカルボン酸又はカルボン酸無水物と縮合させること
により式1Dで示す化合物を得ることができる。
【0044】一般式(II)で表される本発明の化合物
は、下記の方法に従って製造することができるが、本発
明の化合物の製造方法は下記に説明する方法に限定され
ることはない。また、本明細書の実施例には、本発明の
代表的化合物の製造方法が具体的に示されているで、下
記の一般的製造方法の説明及び実施例の具体的説明を参
照しつつ、反応原料、反応試薬、反応条件などを適宜選
択し、必要に応じてこれらの方法に修飾ないし改変を加
えることにより、一般式(II)に包含される化合物をい
ずれも製造することが可能である。
【0045】J11が上記の式(III)で表される芳香族
ヘテロ環である化合物は、下記のスキーム5に示す方法
に従って製造することができる。
【化11】
【0046】公知であるか、又は公知化合物から容易に
誘導できる化合物19をジエチル エトキシメチレンマ
ロネートとDowtherm A、プロピオン酸、PP
A、PPE等の溶媒中で加熱することにより化合物21
を得ることができる。得られた化合物21を通常の加水
分解の条件で処理することにより、カルボン酸(化合物
18A)を得ることができる。同様に、化合物19をジ
メチルアセチレンジカルボキシレートと同様に縮合する
ことにより、化合物23を合成することができる。得ら
れた化合物23を通常の加水分解の条件で処理すること
により、カルボン酸(化合物18B)を得ることができ
る。
【0047】
【化12】 化合物21、化合物23中の窒素原子が水素を有する場
合には、水素化ナトリウム、炭酸カリウム等の塩基を用
いてジメチルホルムアミド(DMF)、THFなどの溶
媒中で処理し、例えばアルキルハライド等の求電子剤を
作用させた後、同様に加水分解することにより窒素上に
置換基を導入した化合物(化合物18C、及び化合物1
8D)を製造することができる。
【0048】
【化13】 公知の化合物24(Chem.Pharm.Bull.
1991,39,1099)をジエチル エトキシメチ
レンマロネートの代わりに用いて縮合した後、トリフル
オロ酢酸等の強酸で処理することにより、カルボン酸の
代わりにテトラゾールを有する化合物(化合物18E,
F)を製造することができる。
【0049】化合物19Aは、以下のスキーム8に示し
た方法に従って製造することができる。
【化14】
【0050】3−ヒドロキシニトロベンゼン誘導体(化
合物26)と化合物10とを光延反応に付し、縮合体
(化合物27)を得ることができる。ニトロ基をアルコ
ール中で塩化第一錫により処理するか、又は接触還元に
付すことにより化合物19Aを得ることができる。
【0051】化合物19Bは、以下のスキーム9に示し
た方法に従って製造することができる。
【化15】
【0052】3−ニトロベンズアルデヒド誘導体(化合
物28)と化合物15とをメタノール中でナトリウムメ
トキシドなどの塩基で処理し、ついでニトロ基をアルコ
ール中で塩化第一錫により処理してニトロ基を還元する
ことにより、化合物19Bを得ることができる。
【0053】化合物19Cは、以下のスキーム10に示
した方法により製造することができる。
【化16】
【0054】N−アセチル(又はピバロイル)−2−ピ
リジン−4−アルデヒド31(国際公開WO93/07
141)と化合物30とを無水酢酸中で加熱し、ついで
塩酸中で加水分解することにより、化合物19Cを得る
ことができる。
【0055】化合物19D及び化合物19Eは、以下の
スキーム11に示した方法により製造することができ
る。
【化17】
【0056】tert−ブチル N−(4−メチル−2
−ピリジル)カルバメート(化合物33:J.Org.
Chem.1996,61,4810)をTHF中でn
−ブチルリチウムにより処理した後、対応のアルキルハ
ライド(化合物32)を作用させ、ついでトリフルオロ
酢酸等の強酸で処理することにより化合物19Dを得る
ことができる。また、エチル 4−ヒドロキシピリジン
−2−カルボキシレート(化合物34)(EP公開033
0353号)をDMF中で炭酸カリウム等の塩基により
処理し、対応のアルキルハライド(化合物32)を作用
させることにより化合物35を得ることができる。化合
物35のエステル部分を加水分解後、加水分解物をジフ
ェニルリン酸アジド、t−ブタノール等を用いるクルチ
ウス転位反応に付し、得られたt−ブチルカーボネート
体をトリフルオロ酢酸等の強酸で処理することにより化
合物19Eを得ることができる。
【0057】化合物18Gは、以下のスキーム12に示
した方法により製造することができる。
【化18】
【0058】化合物10をDMF又はTHF中で水素化
ナトリウム等の強塩基で処理することによりアルコキシ
ドとした後、公知の化合物36(例えば、特開昭61−
246188号公報、同62−12760号公報、同6
0−197686号公報)を作用し、ついで加水分解し
てカルボン酸(化合物18G)へと変換できる。
【0059】上記製造法における中間体及び目的化合物
は、有機合成化学で常用される分離精製法、例えば、中
和、濾過、抽出、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグ
ラフィーなどの手段を用いて単離・精製することができ
る。また、製造中間体においては、特に精製することな
く次の反応に供することも可能である。なお、一般式
(I)又は(II)で表される化合物の塩を取得したい場
合には、一般式(I)又は(II)で表される化合物が塩
の形態で得られる場合にはそのまま精製すればよく、遊
離形態で得られる場合には、適当な有機溶媒に溶解若し
くは懸濁させ、酸又は塩基を加える方法により塩を形成
させればよい。また、塩の形態で得られた一般式(I)
又は(II)で表される化合物を遊離形態の化合物に変換
した後、適宜の塩の形態に変換することも可能である。
【0060】いかなる特定の理論に拘泥するわけではな
いが、一般式(I)で表される化合物は、微生物の薬剤
排出ポンプを阻害する作用を有している。より具体的に
は、一般式(I)で表される化合物は、抗微生物薬に対
して耐性を獲得した微生物に作用して薬剤排出ポンプを
阻害し、該微生物を脱耐性化させることができる。ま
た、一般式(I)で表される化合物は、微生物に作用し
て薬剤排出ポンプを阻害することにより、該微生物の抗
微生物薬に対する耐性化を阻害することができる。本発
明に従えば、一般式(I)で表される化合物を有効成分
として含む本発明の医薬を1種又は2種以上の抗微生物
薬と組み合わせて用いることにより、微生物感染症の予
防及び/又は治療を極めて有効に達成することができ
る。本発明の医薬は、1又は2種以上の抗微生物薬に対
して耐性を獲得した微生物による感染症の予防及び/又
は治療のための医薬として極めて有用である。
【0061】本発明の医薬の使用方法は特に限定されな
いが、1種又は2種以上の抗微生物薬を投与しつつ、そ
の抗微生物薬の作用を増強するために本発明の医薬を同
時に、別々に、又は経時的に投与する方法、あるいは1
種又は2種以上の抗微生物薬と本発明の医薬とを含む医
薬組成物(いわゆる合剤)を製造して投与する方法など
を例示することができる。
【0062】本発明の医薬の適用対象となる微生物感染
症の種類は特に限定されないが、微生物としては細菌が
好適な対象であり、本発明の医薬は、例えば、グラム陽
性菌又はグラム陰性細菌、あるいは好気性又は嫌気性細
菌などによる種々の微生物感染症に適用することができ
る。本発明の医薬は、抗微生物薬に対して耐性を獲得し
た緑膿菌、あるいは抗微生物薬に対して感受性の低い緑
膿菌による感染症に対して特に好適に適用できる。本発
明の医薬は、ヒトを含む哺乳類動物の微生物感染症に適
用可能である。
【0063】抗微生物薬としては多様な構造の医薬が知
られており、多数の医薬が臨床に供されている。本発明
の医薬とともに投与可能な抗微生物薬の種類は特に限定
されないが、例えば、ペニシリン(ペナム)系抗生物
質、セファロスポリン(セフェム)系抗生物質、オキサ
セフェム系抗生物質、ペネム系抗生物質、カルバペネム
系抗生物質、モノバクタム系抗生物質、アミノグリコシ
ド系抗生物質、マクロライド系抗生物質、クロラムフェ
ニコール系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、グ
リコペプチド系抗生物質、ホスホマイシン系抗生物質、
リンコマイシン系抗生物質、サルファ剤、パラアミノサ
リチル酸製剤、イソニコチン酸ヒドラジド製剤、及びキ
ノロン系合成抗菌剤などを挙げることができる。もっと
も、抗微生物薬はこれらに限定されることはない。本発
明に従えば、本発明の医薬とともに、これらの抗微生物
薬の1種又は2種以上を組み合わせて用ることにより、
極めて高い治療効果を達成することができる。1種又は
2種以上の抗微生物薬と本発明の医薬とを含む医薬組成
物を製造する場合にも、上記に例示した抗微生物薬を用
いることができる。
【0064】本発明の医薬の有効成分としては、化合物
(I)及び薬理学的に許容されるその塩、及びそれらの
水和物及びそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる物
質を用いることができる。これらの物質の2以上を適宜
組み合わせて用いてもよい。これらの群から選ばれる物
質自体を本発明の医薬として投与してもよいが、通常
は、有効成分である上記物質と製剤学的に許容される製
剤用添加物とを含む医薬組成物の形態で投与することが
望ましい。このような医薬組成物には、他の医薬の有効
成分、例えば、上記の抗微生物薬やβラクタマーゼ阻害
薬などを適宜配合することが可能である。
【0065】生体内に適用するための医薬組成物は、有
効成分である上記物質を製剤学的に許容される製剤用添
加物の1種又は2種以上と混合し、製剤学の分野におい
て汎用の製剤方法に従って容易に製造することができ
る。本発明の医薬の投与経路は特に限定されないが、感
染症の予防及び/又は治療に際して最も効果的な経路を
適宜選択することが望ましい。経口投与に適する医薬組
成物としては、例えば、カプセル剤、散剤、錠剤、顆粒
剤、細粒剤、乳剤、シロップ剤、溶液剤、懸濁剤などを
挙げることができ、非経口投与に適する医薬組成物とし
ては、例えば、吸入剤、噴霧剤、直腸内投与剤、注射
剤、点滴剤、軟膏、クリーム剤、経皮吸収剤、経粘膜吸
収剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、テープ剤、貼付剤など
を挙げることができるが、本発明の医薬の形態はこれら
に限定されることはない。
【0066】経口投与に適する医薬組成物のうち、例え
ば乳剤及びシロップ剤などの液体製剤は、水;蔗糖、ソ
ルビット、果糖等の糖類;ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール等のグリコール類;ごま油、オリー
ブ油、大豆油等の油類;p−ヒドロキシ安息香酸エステ
ル類等の防腐剤;ストロベリーフレーバー、ペパーミン
ト等のフレーバー類などの製剤用添加物を用いて製造す
ることができる。カプセル剤、錠剤、散剤、及び顆粒剤
などの固形製剤は、乳糖、ブドウ糖、蔗糖、マンニット
等の賦形剤;澱粉、アルギン酸ソーダ等の崩壊剤;ステ
アリン酸マグネシウム、タルク等の滑沢剤;ポリビニー
ルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチ
ン等の結合剤;脂肪酸エステル等の界面活性剤;グリセ
リン等の可塑剤等を用いて製造することができる。
【0067】非経口投与に適する医薬組成物のうち、注
射剤、点滴剤、点眼剤などの形態の液体製剤は、好まし
くは滅菌された等張の液体製剤として調製することがで
きる。例えば、注射剤は、塩溶液、ブドウ糖溶液、又は
塩水とブドウ糖溶液との混合物からなる水性媒体を用い
て調製することができる。直腸内投与剤は、例えばカカ
オ脂、水素化脂肪又は水素化カルボン酸等の担体を用い
て、通常は座剤の形態として調製することができる。ま
た、噴霧剤の調製には、有効成分である上記の物質を微
細な粒子として分散させて吸収を容易にする非刺激性の
担体を用いることができる。このような担体として、例
えば、乳糖、グリセリン等を挙げることができ、製剤の
形態としてはエアロゾルやドライパウダー等の形態を選
択することが可能である。もっとも、本発明の医薬の製
造に用いられる製剤用添加物は上記のものに限定される
ことはなく、当業者に利用可能なものであればいかなる
ものを用いてもよい。
【0068】本発明の医薬の投与量及び投与回数は特に
限定されず、微生物感染症の種類や重篤度、基礎疾患の
有無、患者の年齢、体重などの条件などに応じて、適宜
の投与量を選択することが可能である。
【0069】別の観点から本発明により提供される医薬
の有効成分である化合物は、その部分構造が下記の4つ
のサイトを下記の許容範囲内で占有することを特徴とし
ている。すなわち、本発明により提供される医薬の有効
成分である化合物は、緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害活性を
発揮するための共通のファーマコフォアとして、下記の
4つのサイトからなるファーマコフォアを有している。
サイト1から3は疎水性のFeatureを示し、サイト4は
陰性にイオン化できる(酸性基)Featureを示す。これ
らFeatureの定義については以下の論文、また論文中の
引用文献に掲載されている (J. Chem. Inf., and Comp.
Sci., 34, 1297-1308)。
【0070】
【表3】
【0071】上記ファーマコフォアにおいて、より具体
的には、疎水性のFeatureとは、化合物の部分構造中、
疎水性置換基が占有する位置を表す。疎水性置換基と
は、例えば、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、ヘテロ環基、又はハロゲン原子等の官能基を示す
が、これらに限定されることはない。酸性基サイトと
は、化合物の部分構造中、酸性基が占有する位置を表
す。
【0072】サイト1を占有する置換基としては、例え
ば、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、又はハロゲ
ン原子等を挙げることができるが、アルキル基、アリー
ル基、又はヘテロ環基が好ましい。これらの基はさらに
1又は2以上の置換基を有していてもよい。サイト2を
占有する置換基としてはアルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基、又はハロゲン原子等を挙げることができるが、
アリール基又はヘテロ環基が好ましい。これらの基はさ
らに1又は2以上の置換基を有していてもよい。
【0073】サイト3を占有する置換基としてはアルキ
ル基、アリール基、ヘテロ環基、又はハロゲン原子等を
挙げることができるが、アリール基又はヘテロ環基が好
ましい。これらの基はさらに1又は2以上の置換基を有
していてもよい。サイト4を占有する酸性基の種類は特
に限定されず、環状または非環状の置換基、あるいはそ
れらの組み合わせのいずれでもよい。酸性基はさらに1
又は2以上の置換基を有していてもよい。
【0074】それぞれのサイトを連結する構造部分をリ
ンカーと称するがこのリンカーは、例えば炭素原子、水
素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子などを構成元素
とし、化合物の部分構造をそれぞれのサイトに収めるた
めに必要な長さを有するが、その種類は特に限定されな
い。具体的には、−CH=CH−、−C≡C−、−CH
2CH2−、−OCH2−、−SCH2−、−OCH2
−、−CH2O−、−CH2−、−CO−、−CH2CH2
CH2−、−CH2NH−、−NHCH2−、−CH2
−、−CONH−、−CH2SCH2−、−CH=CH−
CONH−、及び−CH2OCH2−からなる群から選ば
れるリンカー、又はこれらのリンカーの組み合わせを含
むリンカーを挙げることができる。なお、上記のリンカ
ーのうちには幾何異性のあるものもあるがそれらはいず
れのものであってもよい。
【0075】上記のファーマコフォアを有する化合物と
して上記の一般式(I)又は(II)で表される化合物を
挙げることができるが、これらに限定されることはな
い。ここで、R1、R2、R31、及びR32はサイト1を占
有する部分構造であり、J1及びJ11はサイト2を占有
する部分構造であり、A1及びA11はサイト3を占有す
る部分構造であり、Q1及びQ11はサイト4を占有する
部分構造に該当する。占有するとは、各構造自体あるい
は各構造(置換基)を構成する原子が、サイトとして規
定される球体内の空間において任意の座を占めることを
意味する。
【0076】上記ファーマコフォアを用いることによ
り、任意の化合物について緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害活
性を有するか否かを判別することができる。また、コン
ホメーションを発生させた化合物ライブラリーを用いて
上記ファーマコフォアモデルを適用したスクリーニング
を行うことにより、緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害作用を有
する化合物を選抜することもできる。さらに、架空の化
合物群を用いて同様にコンホメーションを算出後、上記
ファーマコフォアとのドッキングスタディを行うことに
より、仮想の化合物を創製することができ、創製された
化合物を実際に合成して緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害活性
を検定することにより、有用な医薬を創製することがで
きる。これらの技術の2以上を適宜組み合わせることに
よって、より強い緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害活性を有す
る化合物を見出すこともできる。
【0077】化合物の重ねあわせはCATALYST(Greene e
t al., J. Chem. Inf. Comp.Sci., 1994, 34, 1297-130
8;Molecular Simulation Inc.社よりソフトウェアが市
販されている)等のドッキング機能を有するソフトウェ
アを用いることにより、効率的に行うことができるが、
マニュアルでも行うことができる。CATALYSTを用いたフ
ァーマコフォアの創製については、例えば、国際公開WO
/04913などに具体的手法が詳細に開示されている。ファ
ーマコフォアに適合する化合物とは、一般的に、化合物
がファーマコフォアに最適に重ね合わされた場合に、そ
れぞれのサイトに対してそのサイトのFeatureに一致す
る部分構造中の構成原子がそのサイトから0.5〜3Å
以内に入る化合物である。化合物の部分構造が上記ファ
ーマコフォアの4つのサイト全てにおいて上記許容範囲
内(サイト1及びサイト4については2Å、サイト2及
びサイト3については1.7Å以内)で占有する化合物
は緑膿菌薬剤排出ポンプを阻害する作用を有しており、
感染症の予防及び/又は治療を行うに際して抗菌剤との
併用効果が期待できる。一般式(I)及び一般式(II)
で表される化合物は緑膿菌薬剤排出ポンプを阻害する作
用を有する化合物として、緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害剤
のほか、感染症の予防及び/又は治療のための医薬の有
効成分として用いることができ、本発明に従って1種又
は2種以上の抗微生物薬と組み合わせて用いることによ
り、極めて高い予防及び/又は治療効果を達成できる。
【0078】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定される
ことはない。
【0079】実施例1:2−(2−オキソ−2−3−
[(E)−2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−
2−イル)−1−エテニル]アニリノエチル)ベンゾイ
ックアシッド 3−[(E)−2−(4−フェニル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリン(特開昭62
―142168)(500mg、1.8mmol)、ホ
モフタル酸無水物(440mg、2.7mmol)をト
ルエン(10mL)に溶解し、30分間加熱還流した。
反応液を冷却後、析出晶を濾取し、白色固体として表題
化合物(720mg、91%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.11(2H,
s) ,7.30−7.54(12H,m),7.
89(1H,d,J=8.3Hz),7.96(1H,
s),7.99(1H,d,J=7.2Hz),8.0
9(1H,s),10.18(1H,s). FAB−MS;m/z:441(MH+
【0080】実施例2:2−{2−オキソ−2−[3−
(2−キノリルメトキシ)アニリノ]エチル}ベンゾイ
ックアシッド (A)2−[(3−ニトロフェニルオキシ)メチル]キ
ノリン m−ニトロフェノール(500mg、3.59mmo
l)、2−クロロメチルキノリン(846mg、3.9
5mmol)をDMF(10ml)に溶解し、炭酸カリ
ウム(745mg)を加え、室温にて一晩攪拌した。反
応液を濃縮後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、8:1、
v/v)で精製し、表題化合物(245mg、24%)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:5.45(2H,s),
7.35(1H,dd,J=8.3,2.4Hz),
7.44(1H,t,J=8.3Hz),7.58(1
H,t,J=7.8Hz),7.65(1H,d,J=
8.8Hz),7.76(1H,t,J=7.8H
z),7.84−7.86(2H,m),7.92(1
H,d,J=2.0Hz),8.10(1H,d,J=
8.8Hz),8.23(1H,d,J=8.3H
z).
【0081】(B)3−(2−キノリルメトキシ)アニ
リン (A)で得られた2−[(3−ニトロフェニルオキシ)
メチル]キノリン(245mg、0.874mmol)
をエタノール(10ml)に溶解し、塩化第一スズ(5
80mg)を加え、3時間加熱還流した。反応液を放冷
した後、5M水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加
え、15分攪拌した。続いてクロロホルムで抽出操作を
行い、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
表題化合物(247mg、定量的)を得た。
【0082】(C)2−{2−オキソ−2−[3−(2
−キノリルメトキシ)アニリノ]エチル}ベンゾイック
アシッド (B)で得られた3−(2−キノリルメトキシ)アニリ
ン(219mg、0.875mmol)と無水ホモフタ
ル酸(213mg、0.131mmol)をトルエン
(10ml)に溶解し、30分間加熱還流した。析出し
た固体を濾取し、白色固体として表題化合物(223m
g、62%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.06(2H,
s),5.32(2H,s),6.71(1H,m),
7.14(1H,m),7.19(1H,t,J=7.
8Hz),7.33−7.42(3H,m),7.50
(1H,t,J=7.3Hz),7.63(2H,
m),7.78(1H,m),7.87(1H,d,J
=6.8Hz),8.00(2H,t,J=8.8H
z),8.40(1H,d,J=8.3Hz),10.
1(1H,br). FAB−MS;m/z:413(MH+
【0083】実施例3:2−(2−3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−5−クロロ−1,3−チアゾール
−2−イル)−1−エテニル]アニリノ−2−オキソエ
チル)ベンゾイックアシッド (A)4−イソプロピル−5−クロロ−2−[(E)−
2−(3−ニトロフェニル)−1−エテニル]−1,3
−チアゾール塩酸塩 4−イソプロピル−2−[(E)−2−(3−ニトロフ
ェニル)−1−エテニル]−1,3−チアゾール(特開
昭62―142168)(270mg、0.98mmo
l)を四塩化炭素(5mL)に溶解し、N−クロロスク
シンイミド(160mg、1.2mmol)を加え、1
7時間加熱還流した。反応液を塩化メチレン−飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液に分配し、有機層を飽和食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。残留物に少量の塩酸/ジオキサンを加え、再度溶媒
留去した後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン−酢酸エチル、4:1、v/v)で精製し、
白色固体として表題化合物(236mg、69%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),3.24(1H,m),7.30(2
H,s),7.56(1H,t,J=7.8Hz),
7.81(1H,d,J=7.8Hz),8.16(1
H,dd,J=7.8,2.0Hz),8.37(1
H,t,J=2.0Hz).
【0084】(B)2−(2−3−[(E)−2−(4
−イソプロピル−5−クロロ−1,3−チアゾール−2
−イル)−1−エテニル]アニリノ−2−オキソエチ
ル)ベンゾイックアシッド (A)で得られた4−イソプロピル−5−クロロ−2−
[(E)−2−(3−ニトロフェニル)−1−エテニ
ル]−1,3−チアゾール塩酸塩(225mg、0.6
52mmol)をエタノール(10mL)に溶解し、塩
化スズ(II)(590mg、3.11mmol)を加
え、2時間加熱還流した。反応液に、4規定水酸化ナト
リウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層
を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去した。残留物をトルエン(10mL)に溶
解し、ホモフタル酸無水物(126mg、0.78mm
ol)30分間加熱還流した。反応液を冷却後、析出晶
を濾取し、白色固体として表題化合物(88mg、30
%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.23(6H,
d,J=6.8Hz),3.15(1H,m)
,3.98(2H,s),7.25−7.50(8
H,m),7.80−7.90(2H,m). FAB−MS;m/z:441(MH+
【0085】実施例4:2−[2−オキソ−2−{3−
[(E)−(5−フェニル−2−フリル)−1−エテニ
ル]アニリノ}エチル]ベンゾイックアシッド (A)N−メチル−N−メトキシ−5−ブロモ−2−フ
ラナミド 5−ブロモ−2−フランカルボン酸(3.00g、1
5.7mmol)を塩化メチレン(60ml)に溶解
し、N−メチル−N−メトキシアミン塩酸塩(94m
g)、トリエチルアミン(2.19ml、15.7mm
ol)およびHOBt(1.06g、7.85mmo
l)を加えた後、WSCD・HCl(3.31g、1
7.3mmol)を氷冷下加え、室温にて18時間攪拌
した。反応液を塩化メチレンで希釈し、10%クエン酸
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキ
サン−酢酸エチル、4:1、v/v)で精製し、無色ア
モルファスとして表題化合物(3.18g、86%)を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;3.33(3H,s),
3.77(3H,d,J=2.0Hz),6.45(1
H,dd,J=3.9,2.0Hz),7.10(1
H,d,J=3.9Hz).
【0086】(B)N−メチル−N−メトキシ−5−フ
ェニル−2−フラナミド (A)で得られたN−メチル−N−メトキシ−5−ブロ
モ−2−フラナミド(3.18g、13.6mmol)
をトルエン−水(60ml、2:1、v/v)に溶解
し、フェニルボロン酸(1.74g、14.3mmo
l)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(785mg)、炭酸ナトリウム(4.32g、4
0.8mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応液を
放冷後、酢酸エチルで抽出操作を行い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲル
クロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、4:
1、v/v)で精製し、白色結晶として表題化合物
(2.27g、72%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;3.39(3H,s),
3.84(3H,s),6.77(1H,d,J=3.
9Hz),7.25(1H,d,J=3.9Hz),
7.34(1H,m),7.43(2H,t,J=7.
3Hz),7.80(2H,d,J=7.3Hz).
【0087】(C)5−フェニル−2−フラルデヒド 水素化リチウムアルミニウム(410mg、10.8m
mol)をTHF(15ml)に懸濁させ、氷冷下
(B)で得られたN−メチル−N−メトキシ−5−フェ
ニル−2−フラナミド(500mg、2.16mmo
l)を加え、0℃で30分間攪拌した。反応液を氷水に
注下した後、硫酸水素カリウムを加えしばらく攪拌し
た。酢酸エチルにて抽出を行い、硫酸マグネシウムで乾
燥、乾燥剤を濾去後、溶媒を減圧留去した。残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチ
ル、20:1、v/v)で精製し、表題化合物(289
mg、78%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;6.83(1H,d,J
=3.9Hz),7.31(1H,d,J=3.9H
z),7.38−7.44(3H,m),7.82(2
H,m),9.64(1H,s).
【0088】(D)ジエチル (3−ニトロベンジル)
ホスホネート 3−ニトロベンジルブロミド(1.00g、4.63m
mol)をトリエチルホスファイト(15ml)に溶解
し、100℃にて3時間攪拌した。反応液を放冷後、エ
ーテルを加え、析出した不溶物を濾去した後、母液を留
去し、シリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン−
酢酸エチル、4:1→1:1、v/v)で精製し、表題
化合物(1.14g、90%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.27(6H,t,J
=7.3Hz),3.21(1H,s),3.27(1
H,s),4.07(4H,q,J=7.3Hz),
7.50(1H,dd,J=8.3,7.8Hz),
7.66(1H,d,J=7.8Hz),8.14(1
H,d,J=8.3Hz),8.16(1H,d,J=
2.0Hz).
【0089】(E)2−[(E)−2−(3−ニトロフ
ェニル)−1−エテニル]5−フェニルフラン (C)で得られた5−フェニル−2−フラルデヒド(1
88mg、1.09mmol)と(D)で得られたジエ
チル (3−ニトロベンジル)ホスホネート(597m
g、2.18mmol)をDMF(3ml)に溶解し、
ナトリウムメトキシド(118mg)を加え、室温で6
時間攪拌した。さらに5−フェニル−2−フラルデヒド
(191mg)、ナトリウムメトキシド(118mg)
を加え、続いて60%水素化ナトリウム(88.0m
g)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応液にメタノー
ルを加えた後、減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル
で希釈し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、2
0:1、v/v)で精製し、黄色結晶として表題化合物
(288mg、45%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;6.54(1H,d,J
=3.4Hz),6.73(1H,d,J=3.4H
z),7.04(1H,d,J=16.1Hz),7.
15(1H,d,J=16.1Hz),7.30(1
H,t,J=7.8Hz),7.43(1H,t,J=
7.8Hz),7.51(1H,t,J=7.8H
z),7.76(3H,m),8.07(1H,m),
8.35(1H,s).
【0090】(F)3−[(E)−(5−フェニル−2
−フリル)−1−エテニル]アニリン (E)で得られた2−[(E)−2−(3−ニトロフェ
ニル)−1−エテニル]−5−フェニルフラン(288
mg、0.989mmol)をエタノール(15ml)
に溶解し、塩化第一スズ(656mg)を加え、3時間
加熱還流した。反応液を放冷した後、5M水酸化ナトリ
ウム水溶液(20ml)を加え、15分攪拌した。続い
てクロロホルムで抽出操作を行い、硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去し、表題化合物(259mg、
定量的)を得た。
【0091】(G)2−[2−オキソ−2−{3−
[(E)−(5−フェニル−2−フリル)−1−エテニ
ル]アニリノ}エチル]ベンゾイックアシッド (F)で得られた3−[(E)−(5−フェニルフリ
ル)−1−エテニル]アニリン(259mg、0.98
7mmol)と無水ホモフタル酸(240mg、0.1
48mmol)をトルエン(7ml)に溶解し、30分
間加熱還流した。析出した固体を濾取し、白色固体とし
て表題化合物(302mg、72%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.11(2H,
s),6.69(1H,d,J=3.42),7.02
(1H,d,J=16.2Hz),7.03(1H,
d,J=3.4Hz),7.09(1H,d,J=1
6.2Hz),7.27−7.46(8H,m),7.
53(1H,t,J=7.3Hz),7.79(2H,
d,J=7.8Hz),7.89(2H,d,J=7.
3Hz),7.92(1H,s),10.1(1H,
s). FAB−MS;m/z:423(M+
【0092】実施例5:2−{2−[3−((E)−2
−{5−アミノ−4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル}−1−エテニル)アミノ]−2−オキソ
エチル}ベンゾイックアシッド (A)エチル 4−イソプロピル−2−[(E)−2−
(3−ニトロフェニル)−1−エテニル]−1,3−チ
アゾール−5−カルボキシレート (E)−3−(3−ニトロフェニル)−2−プロペンチ
オアミド(2.07g、9.99mmol)、エチル
2−クロロ−4−メチル−3−オキソペンタノエート
(1.92g、9.99mmol)をエタノール(10
0ml)に溶解し、26時間加熱還流した。反応液を放
冷後、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン−酢酸エチル、20:1、v/v)で
精製し、表題化合物(812mg、24%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=9.8Hz),1.39(3H,t,J=7.3H
z),3.99(1H,m),4.36(2H,q,J
=7.3Hz),7.36(1H,d,J=16.1H
z),7.56(1H,d,J=16.1Hz),7.
58(1H,t,J=8.3Hz),7.85(1H,
d,J=8.3Hz),8.19(1H,dd,J=
8.3,2.0Hz),8.41(1H,brs).
【0093】(B)4−イソプロピル−2−[(E)−
2−(3−ニトロフェニル)−1−エテニル]−1,3
−チアゾール−5−カルボキシリックアシッド (A)で得られたエチル 4−イソプロピル−2−
[(E)−2−(3−ニトロフェニル)−1−エテニ
ル]−1,3−チアゾール−5−カルボキシレート(2
50mg、0.722mmol)をTHF−メタノール
−水の混合溶媒(6ml、3:2:1、v/v)に溶解
し、水酸化リチウム1水和物(60.6mg)を加え
て、室温で3時間攪拌した。反応液を1M塩酸で中和
し、酢酸エチルで抽出操作を行い、硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去し、表題化合物(247mg、
定量的)を得た。
【0094】(C)tert−ブチル N−{4−イソ
プロピル−2−[(E)−2−(3−ニトロフェニル)
−1−エテニル]−1,3−チアゾール−5−イル}カ
ルバメート (B)で得られた4−イソプロピル−2−[(E)−2
−(3−ニトロフェニル)−1−エテニル]−1,3−
チアゾール−5−カルボキシリックアシッド(230m
g、0.722mmol)をtert−ブタノール(8
ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.121m
l)、ジフェニルリン酸アジド(0.187ml)を加
えて6時間加熱還流した。反応液を放冷後、酢酸エチル
で希釈し、10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、8:1、
v/v)で精製し、表題化合物(272mg、97%)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.54(9H,s),2.93(1
H,m),6.66(1H,br),7.23(1H,
d,J=16.1Hz),7.33(1H,d,J=1
6.1Hz),7.52(1H,dd,J=8.3,
7.8Hz),7.76(1H,d,J=7.8H
z),8.10(1H,dd,J=8.3,1.5H
z),8.33(s,1H).
【0095】(D)tert−ブチル N−{4−イソ
プロピル−2−[(E)−2−(3−アミノフェニル)
−1−エテニル]−1,3−チアゾール−5−イル}カ
ルバメート (C)で得られたtert−ブチル N−{4−イソプ
ロピル−2−[(E)−2−(3−ニトロフェニル)−
1−エテニル]−1,3−チアゾール−5−イル}カル
バメート(272mg、0.698mmol)をエタノ
ール(10ml)に溶解し、塩化第一スズ(463m
g)を加え、3時間加熱還流した。反応液を放冷した
後、5M水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加え、
15分攪拌した。続いて酢酸エチルで抽出操作を行い、
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、表題化
合物(241mg、96%)を得た。
【0096】(E)2−{2−[3−((E)−2−
{5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−
4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル}−
1−エテニル)アミノ]−2−オキソエチル}ベンゾイ
ックアシッド (D)で得られたtert−ブチル N−{4−イソプ
ロピル−2−[(E)−2−(3−アミノフェニル)−
1−エテニル]−1,3−チアゾール−5−イル}カル
バメート(241mg、0.670mmol)と無水ホ
モフタル酸(163mg、1.01mmol)をトルエ
ン(8ml)に溶解し、1時間加熱還流した。析出した
固体を濾取し、白色固体として表題化合物(244m
g、70%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.15(6H,
d,J=6.8Hz),1.46(9H,s),2.4
9(1H,m),4.09(2H,s),7.28−
7.44(6H,m),7.82−7.88(2H,
m),9.65(1H,br),10.3(1H,b
r). FAB−MS;m/z:522(MH+
【0097】(F)2−{2−[3−((E)−2−
{5−アミノ−4−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル}−1−エテニル)アミノ]−2−オキソエ
チル}ベンゾイックアシッド (E)で得られた2−{2−[3−((E)−2−{5
−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル}−1−
エテニル)アミノ]−2−オキソエチル}ベンゾイック
アシッド(150mg、0.288mmol)を4N塩
酸−ジオキサン(3ml)に溶解し、室温にて2時間攪
拌した。溶媒を減圧留去した後、残留物にジエチルエー
テルを加え、析出晶を濾取、乾燥し、白色粉末として表
題化合物(148mg、定量的)を二塩酸塩として得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.20(6H,
d,J=6.8Hz),3.39(1H,m),4.1
1(2H,s),7.11(1H,d,J=16.1H
z),7.24−7.42(7H,m),7.52(1
H,t,J=7.8Hz),7.89(1H,d,J=
7.8Hz),7.96(1H,s),10.1(1
H,s). FAB−MS;m/z:422(MH+
【0098】実施例6:2−(2−オキソ−2−{3−
[(E)−2−(ピリド[3,2−d][1,3]チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリノ}エチ
ル)ベンゾイックアシッド (A)N1−(2−クロロ−3−ピリジル)−(E)−
3−(3−ニトロフェニル)−2−プロペンアミド (E)−3−(3−ニトロフェニル)−2−プロペノイ
ックアシッド(6.02g、31.2mmol)をトル
エン(250ml)に懸濁し、塩化チオニル(2.7m
l、37.4mmol)を滴下し、1時間半加熱還流し
た。冷却後、溶媒と過剰の試薬を溜去し、トルエンより
共沸して、白色固体として(E)−3−(3−ニトロフ
ェニル)−2−プロペノイルクロライドを得た。これを
THF(100ml)に懸濁し、氷冷下3−アミノ−2
−クロロピリジン(4.01g、31.2mmol)を
加え、同温で5分間攪拌後、室温で19時間攪拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、不溶物
を濾取し、一度これをクロロホルム−メタノール(1
0:1、v/v)に懸濁し、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥し、溶媒を溜去して、白色固体として表題化合
物(1.00g、10.6%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:6.97(1H,d,J
=15.6Hz),7.36(1H,t,J=4.9H
z),7.64(1H,t,J=7.8Hz),7.8
3(1H,d,J=15.6Hz),7.92(1H,
d,J=8.3Hz),8.16(1H,d,J=4.
9Hz),8.26(1H,dd,J=8.3,1.0
Hz),8.49(1H,m),8.75(1H,d,
J=6.8Hz).
【0099】(B)2−[(E)−2−(3−ニトロフ
ェニル)−1−エテニル]ピリド[3,2−d][1,
3]チアゾール (A)で得られたN1−(2−クロロ−3−ピリジル)
−(E)−3−(3−ニトロフェニル)−2−プロペン
アミド(0.69g、2.27mmol)をピリジン
(20ml)に懸濁し、五硫化リン(0.51g、2.
27mmol)を加え、約100℃にて5時間加熱攪拌
後、30分間加熱還流した。冷却後、反応液に飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム−メタノー
ル(10:1、v/v)抽出、飽和食塩水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム)および(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:4、
v/v→クロロホルム)にて精製し、淡橙色固体として
表題化合物(0.17g、26.4%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.46(1H,dd,
J=7.8,4.4Hz),7.50(1H,d,J=
15.6Hz),7.62(1H,t,J=7.8H
z),7.65(1H,d,J=15.6Hz),7.
91(1H,d,J=7.8Hz),8.21−8.4
0(1H,m),8.26(1H,dd,J=8.3,
1.5Hz),8.45−8.48(1H,m),8.
59(1H,dd,J=4.4,1.5Hz).
【0100】(C)3−[(E)−2−(ピリド[3,
2−d][1,3]チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]アニリン (B)で得られた2−[(E)−2−(3−ニトロフェ
ニル)−1−エテニル]ピリド[3,2−d][1,
3]チアゾール(0.10g、0.35mmol)をエ
タノール(15ml)に懸濁し、塩化スズ(II)一水和
物(278mg、1.24mmol)を加え、3時間半
加熱還流した。氷冷下、反応液に1.5規定水酸化ナト
リウム水溶液を加え、クロロホルム抽出、飽和食塩水に
て洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去
して、黄色固体として表題化合物(92mg、定量的)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.80(2H,b
r),6.72(1H,dd,J=7.8,2.4H
z),6.91(1H,m),7.01(1H,d,J
=7.3Hz),7.21(1H,t,J=7.8H
z),7.32(1H,d,J=16.1Hz),7.
40(1H,dd,J=8.3,4.4Hz),7.4
9(1H,d,J=16.1Hz),8.19(1H,
dd,J=8.3,1.5Hz),8.54(1H,d
d,J=4.4,1.5Hz).
【0101】(D)2−(2−オキソ−2−{3−
[(E)−2−(ピリド[3,2−d][1,3]チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリノ}エチ
ル)ベンゾイックアシッド (C)で得られた3−[(E)−2−(ピリド[3,2
−d][1,3]チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]アニリン(90mg、0.36mmol)をトルエ
ン(2ml)に溶解し、ホモフタリックアンハイドライ
ド(約75%、86mg、0.53mmol)を加え、
30分間加熱還流した。冷却後、析出物を濾取し、エー
テルより洗浄して、淡橙色粉末として表題化合物(12
1mg、82.0%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.12(2H,
s),7.36−7.42(3H,m),7.48(1
H,d,J=16.1Hz),7.46−7.61(4
H,m),7.69(1H,d,J=16.1Hz),
7.90(1H,d,J=7.3Hz),7.99(1
H,br),8.35(1H,d,J=8.3Hz),
8.60(1H,dd,J=4.4,1.0Hz),1
0.25(1H,br),12.80(1H,br). EI/MS;m/z:415(M+). FAB/MS;m/z:416(MH+).
【0102】実施例7:2−(2−3−[(E)−2−
(1,3−ベンズオキサゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]アニリノ−2−オキソエチル)ベンゾイックアシ
ッド 2−[(ジエトキシフォスフィニル)メチル]ベンズオ
キサゾール(J.Org.Chem.1993,58,
7009)と3−ニトロベンズアルデヒドを実施例15
(F)、ついで実施例3(B)と同様に処理し、表題化
合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.12(2H,
s),7.18(1H,d),7.38(7H,m),
7.51(1H,m),7.61(1H,d),7.7
2(3H,m),7.91(2H,m). MS(ES−);m/z:397(M+−1).
【0103】実施例8:2−[2−オキソ−2−(3−
(E)−2−[4−(4−ピリジル)−1,3−チアゾ
ール−2−イル]−1−エチルアニリノ)エチル]ベン
ゾイックアシッド (A)4−ブロモアセチルピリジン 4−アセチルピリジン(1g)を酢酸(5mL)に溶解
し、ピリジニウムハイドロブロマイドパーブロマイド
(2.64g)を加え、50℃で3時間攪拌した。反応
液を氷冷後、析出晶を濾取、トルエンで洗浄、乾燥し、
白色粉末として表題化合物(0.934g)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:3.70(1H,d,J
=11.1Hz),3.80(1H,d,J=10.8
Hz),8.25(2H,d,J=6.0Hz),8.
90(2H,d,J=6.0Hz).
【0104】(B)2−[(E)−2−(3−ニトロフ
ェニル)−1−エテニル]−4−(4−ピリジル)−
1,3−チアゾール (A)で得られた4−ブロモアセチルピリジンを特開平
6−80654に記載された方法に準じて処理し、表題
化合物を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:7.68(1H,d,J
=15.9Hz),7.70(1H,d,J=7.5H
z),7.81(1H,d,J=16.2Hz),8.
09(1H,d,J=7.8Hz),8.23(1H,
d,J=8.4Hz),8.53(1H,t,J=1.
8Hz),6.66(2H,d,J=6.9Hz),
8.76(1H,s),8.87(2H,d,J=6.
9Hz).
【0105】(C)2−[2−オキソ−2−(3−
(E)−2−[4−(4−ピリジル)−1,3−チアゾ
ール−2−イル]−1−エチルアニリノ)エチル]ベン
ゾイックアシッド (B)で得られた2−[(E)−2−(3−ニトロフェ
ニル)−1−エテニル]−4−(4−ピリジル)−1,
3−チアゾールを実施例3(B)と同様に処理し、表題
化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.12(2H,
s),7.35−7.56(5H,m),7.90(1
H,d,J=8.1Hz),7.96(2H,m),
8.44(1H,s),8.65(2H,m),10.
18(1H,s). MS(ES−);m/z:440(M+−1).
【0106】実施例9:2−(2−3−[(6−イソプ
ロピル−2−ピリジル)メトキシ]アニリノ−2−オキ
ソエチル)ベンゾイックアシッド (A)2−イソプロピルピリジン−N−オキシド 2−イソプロピルピリジン(5g)を酢酸(27mL)
に溶解し、過酢酸(9.2mL,37%溶液)を滴下し
たのち、70℃で16時間攪拌した。注意深く溶媒を減
圧留去し、残留物にトルエンを加え、残存酢酸を減圧
下、共沸留去した。残留物を蒸留にて精製し、127℃
/1mmHgの留分から表題化合物(4.9g)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.40(6H,d,J
=6.9Hz),3.91(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),7.28(1H,m),7.3
8−7.47(2H,m),8.50(1H,d,J=
6.3Hz).
【0107】(B)6−イソプロピル−2−シアノピリ
ジン (A)で得られた2−イソプロピルピリジン−N−オキ
シド(4.9g)をジメチルホルムアミド(25mL)
に溶解し、シアン化ナトリウム(5.26g),トリエ
チルアミン(20mL)を加えた。クロロトリメチルシ
ラン(13.6mL)を本溶液に滴下したのち、120
℃で16時間攪拌した。反応液を冷却後、溶媒を減圧留
去し、残留物を酢酸エチル−7%リチウムクロライド水
溶液に分配し、飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、85:15、v
/v)で精製し、油状物として表題化合物(978m
g)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.42(6H,d,J
=7.2Hz),3.22(1H,heptuple
t,J=7.2Hz),7.50(1H,dd,J=
7.9,1.2Hz),7.62(1H,dd,J=
7.6,1.0Hz),7.83(1H,t,J=8.
1Hz).
【0108】(C)6−イソプロピルピコリニックアシ
ッド (B)で得られた6−イソプロピル−2−シアノピリジ
ン(978mg)に5規定塩酸(13.5mL)を加え
110℃で16時間攪拌した。反応液を冷却後、1規定
水酸化ナトリウムでpHを5.5とし、析出物を濾取、
乾燥し、表題化合物(534mg)を得た。母液を1規
定塩酸でpHを5.5とし、塩化メチレンで5回抽出、
飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去し、さらに324mgを得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.41(6H,d,J
=6.9Hz),3.23(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),7.55(1H,d,J=8.
1Hz),7.96(1H,t,J=7.8Hz),
8.14(1H,d,J=7.5Hz).
【0109】(D)6−イソプロピル−2−ヒドロキシ
メチルピリジン (C)で得られた6−イソプロピルピコリニックアシッ
ド(200mg)をテトラヒドロフラン(6mL)に溶
解し、窒素雰囲気下、0℃にてボランテトラヒドロフラ
ンコンプレックス(1M、6mL)を滴下した。同温で
3.5時間攪拌し、メタノールを加えた後、溶媒を減圧
留去した。残留物に1規定塩酸を加え、20分間攪拌し
た。5規定水酸化ナトリウムでpH11とし、塩化メチ
レンで4回抽出、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(塩
化メチレン:メタノール、99:1、v/v)で精製
し、無色油状物として表題化合物(145mg)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.41(d,J=6.
9,6H),3.18(heptuplet,J=6.
9,1H),4.84(s,2H),7.12(d,J
=7.8,1H),7.18(d,J=7.5,1
H),7.71(d,J=7.8,1H).
【0110】(E)3−ニトロ−1−[(6−イソプロ
ピル−2−ピリジル)メトキシ]ベンゼン (D)で得られた6−イソプロピル−2−ヒドロキシメ
チルピリジン(118mg)、トリフェニルフォスフィ
ン(248mg)、3−ニトロフェノール(132m
g)を無水テトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、窒
素雰囲気下、0℃にてジエチルアゾジカルボキシレート
(150μL)を加えた後、室温にて16時間攪拌し
た。溶媒を減圧留去し、酢酸エチル−1規定水酸化ナト
リウムに分配、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:
1、v/v)で精製し、黄色油状物として表題化合物
(202mg)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.43(6H,d,J
=6.9Hz),3.19(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),5.37(1H,s),7.2
4(1H,d,J=7.5Hz),7.42(1H,
d,J=7.8Hz),7.44(1H,ddd,J=
8.4,2.7,1.2Hz),7.54(1H,t,
J=8.4),7.76(1H,t,J=7.5H
z),7.94(1H,ddd,J=8.1,2.4,
1.2Hz),8.00(1H,t,J=2.4H
z).
【0111】(F)2−[2−オキソ−2−(3−
(E)−2−[4−(4−ピリジル)−1,3−チアゾ
ール−2−イル]−1−エチルアニリノ)エチル]ベン
ゾイックアシッド (E)で得られた3−ニトロ−1−[(6−イソプロピ
ル−2−ピリジル)メトキシ]ベンゼンを実施例3
(B)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.43(6H,d,J
=6.9Hz),3.32(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),4.08(1H,s),5.3
2(1H,s),6.34(1H,broads),
7.15(2H,m),7.29(2H,m),7.4
0−7.63(3H,m),7.57(2H,m),
7.82(1H,td,J=7.5,2.4Hz),
8.11(1H,d,J=8.1Hz). MS(ES−);m/z:403(M+−1).
【0112】実施例10:2−(2−オキソ−2−{3
−[2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)エチル]アニリノ}エチル)ベンゾイックアシッド (A)メチル (E)−3−(3−ニトロフェニル)−
2−プロペネート 3−ニトロシンナミックアシッド(10.00g、5
1.8mmol)をメタノール(300ml)に懸濁
し、濃硫酸(10ml)を滴下し、モレキュラーシーブ
スを入れた滴下ロートをつけ脱水しながら6時間加熱還
流した。溶媒を溜去後、残渣に水を加え、酢酸エチル抽
出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水に
て洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去
して、白色固体として表題化合物(10.72g、定量
的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.84(3H,s),
6.59(1H,d,J=16.1Hz),7.59
(1H,t,J=7.8Hz),7.73(1H,d,
J=16.1Hz),7.83(1H,d,J=7.8
Hz),8.24(1H,td,J=7.3,1.5H
z),8.38(1H,t,J=1.5Hz).
【0113】(B)メチル 3−(3−アミノフェニ
ル)プロパネート (A)で得られたメチル (E)−3−(3−ニトロフ
ェニル)−2−プロペネート(2.01g、9.70m
mol)をメタノール−酢酸エチル(1:1、v/v、
500ml)に溶解し、10%パラジウム炭素(0.2
g)を加えて、水素気流下(1気圧)室温で24時間攪
拌した。触媒を濾去後、溶媒を溜去して、淡橙色油状物
として表題化合物(1.73g、定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:2.59(2H,t,J
=7.8Hz),2.84(2H,t,J=7.8H
z),3.66(3H,s),3.66(2H,b
r),6.47−6.53(2H,m),6.58(1
H,d,J=7.3Hz),7.06(1H,td,J
=7.8,2.9Hz).
【0114】(C)メチル 3−{3−[(N−ter
t−ブトキシカルボニル)アミノ]フェニル}プロパネ
ート (B)で得られたメチル 3−(3−アミノフェニル)
プロパネート(1.73g、9.65mmol)をクロ
ロホルム(80ml)に溶解して、ジ−tert−ブチ
ル ジカルボネート(3.16g、14.5mmol)
を加え、トリエチルアミン(336μl、2.41mm
ol)を滴下して、室温で21時間攪拌した。TLC
上、原料が残存していたため、ジ−tert−ブチル
ジカルボネート(3.16g、14.5mmol)およ
びトリエチルアミン(336μl、2.41mmol)
を追加して、室温で5時間攪拌した。更に原料が残存し
ていたため、ジ−tert−ブチル ジカルボネート
(3.16g、14.5mmol)を追加して、室温で
17時間攪拌した。溶媒を溜去後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:
1、v/v→クロロホルム)にて精製し、無色油状物と
して表題化合物(2.34g、86.8%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.52(9H,s),
2.62(2H,t,J=7.8Hz),2.92(2
H,t,J=7.8Hz),3.67(3H,s),
6.46(1H,br),6.87(1H,d,J=
7.3Hz),7.13−7.25(2H,m),7.
26(1H,br).
【0115】(D)tert−ブチル N−[3−(3
−アミノ−3−オキソプロピル)フェニル]カルバメー
ト (C)で得られたメチル 3−{3−[(N−tert
−ブトキシカルボニル)アミノ]フェニル}プロパネー
ト(1.84g、6.59mmol)をメタノール(1
0ml)に溶解し、アンモニア−メタノール溶液(30
ml)を滴下し、室温で18時間攪拌した。TLC上、
原料が多く残存していたため、アンモニア−メタノール
溶液(100ml)を追加し室温で6時間攪拌した。ま
だ原料が残存していたため、濃アンモニア水(28%、
50ml)を追加し、更に室温で17時間攪拌した。メ
タノールを溜去後、酢酸エチル抽出、飽和食塩水にて洗
浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去し
て、無色油状物として表題化合物(1.60g、91.
9%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.51(9H,s),
2.52(2H,t,J=7.8Hz),2.94(2
H,t,J=7.8Hz),5.44(2H,br),
6.54(1H,br),6.89(1H,d,J=
7.3Hz),7.10−7.22(2H,m),7.
31(1H,br).
【0116】(E)tert−ブチル N−[3−(3
−アミノ−3−チオキソプロピル)フェニル]カルバメ
ート (D)で得られたtert−ブチル N−[3−(3−
アミノ−3−オキソプロピル)フェニル]カルバメート
(1.58g、5.98mmol)をTHF(30m
l)に溶解し、反応系内を窒素置換した。Lawess
ons'試薬(1.21g、2.99mmol)を加
え、室温で10分間攪拌後、約60℃にて2時間半加熱
した。溶媒を溜去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム→クロロホルム:メタノール
=30:1、v/v)にて精製し、淡黄色油状物として
表題化合物(1.08g、64.7%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.52(9H,s),
2.94(2H,t,J=7.3Hz),3.08(2
H,t,J=7.8Hz),6.51(1H,br),
6.81(1H,br),6.92(1H,d,J=
7.8Hz),7.11(1H,d,J=8.3H
z),7.21(1H,t,J=7.8Hz),7.3
5(2H,br).
【0117】(F)3−[2−(4−フェニル−1,3
−チアゾール−2−イル)エチル]アニリン (E)で得られたtert−ブチル N−[3−(3−
アミノ−3−チオキソプロピル)フェニル]カルバメー
ト(200mg、0.72mmol)をエタノール(5
ml)に溶解し、フェナシルブロマイド(142mg、
0.72mmol)を加えて、1時間20分間加熱還流
した。溶媒を溜去後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて、クロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。
これを塩化メチレン(5ml)に溶解し、氷冷下トリフ
ルオロ酢酸(5ml)を滴下し、同温にて30分間攪拌
した。溶媒を溜去後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、クロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム)にて精製し、黄色油状物として表題化合物(19
4mg、96.9%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.06(2H,t,J
=7.8Hz),3.33(2H,t,J=7.8H
z),3.61(2H,br),6.52−6.58
(2H,m),6.65(1H,d,J=7.3H
z),7.08(1H,t,J=7.3Hz),7.2
8−7.35(2H,m),7.41(2H,t,J=
7.8Hz),7.89(2H,d,J=7.8H
z).
【0118】(G)2−(2−オキソ−2−{3−[2
−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)エ
チル]アニリノ}エチル)ベンゾイックアシッド (F)で得られた3−[2−(4−フェニル−1,3−
チアゾール−2−イル)エチル]アニリン(194m
g、0.69mmol)をトルエン(5ml)に溶解
し、ホモフタリックアンハイドライド(約75%、16
8mg、1.04mmol)を加え、30分間加熱還流
した。冷却後、不溶物を濾取し、エーテルにて洗浄し
て、白色粉末として表題化合物(187mg、61.0
%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:3.05(2H,
t,J=7.8Hz),3.33(2H,t,J=7.
8Hz),4.08(2H,s),6.95(1H,
d,J=7.8Hz),7.20(1H,t,J=7.
8Hz),7.30−7.45(7H,m),7.51
(1H,td,J=7.3,1.5Hz),7.55
(1H,br),7.88(1H,dd,J=7.8,
1.5Hz),7.92−7.96(2H,m),1
0.04(1H,br),12.82(1H,br). FAB/MS;m/z:443(MH+).
【0119】実施例11:2−(2−オキソ−2−{3
−[2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)シクロプロピル]アニリノ}エチル)ベンゾイック
アシッド (A)メチル 2−(3−ニトロフェニル)−1−シク
ロプロパンカルボキシレート エーテル(30ml)および40%水酸化カリウム水溶
液(10ml)を氷冷下激しく攪拌し、N−メチル−
N'−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(3.55g、
24.1mmol)を少しずつ加え、同温で30分間攪
拌した。静置し、上層としてジアゾメタンーエーテル溶
液を調整した。一方、実施例10(A)で合成したメチ
ル (E)−3−(3−ニトロフェニル)−2−プロペ
ネート(500mg、2.41mmol)をエーテル
(300ml)に溶解し、酢酸パラジウム(5mg、
0.024mmol)を加え、反応系内を窒素置換し
た。氷冷下、ここに上記で調整したジアゾメタン−エー
テル溶液をゆっくり加え、同温で1時間攪拌後、室温で
1時間攪拌した。反応液に酢酸を加えて、溶媒を溜去
後、トルエンにて共沸した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、v
/v)にて精製し、淡黄色油状物として表題化合物(5
04mg、94.4%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34−1.42(1
H,m),1.64−1.73(1H,m),1.93
−2.01(1H,m),1.58−1.66(1H,
m),3.74(3H,s),7.46(2H,d,J
=5.4Hz),7.94(1H,s),8.03−
8.10(1H,m).
【0120】(B)2−(3−ニトロフェニル)−1−
シクロプロパンカルボキリックアシッド (A)で得られたメチル 2−(3−ニトロフェニル)
−1−シクロプロパンカルボキシレート(497mg、
2.25mmol)をメタノール(5ml)に溶解し、
1規定水酸化ナトリウム水溶液(5ml、5.0mmo
l)を滴下し室温で1時間攪拌後、溶媒を溜去した。残
渣に1規定塩酸水溶液を加え、pH約1とし酢酸エチル
抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥し、溶媒を溜去して、白色固体として表題化合物
(471mg、定量的)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.30−1.39
(0.5H,m),1.40−1.49(0.5H,
m),1.54−1.64(1H,m),1.92−
2.05(1H,m),2.50−2.56(0.5
H,m),2.58−2.64(0.5H,m),7.
48−7.58(2H,m),8.00(1H,d,J
=8.8Hz),8.02−8.10(1H,m).
【0121】(C)2−(3−ニトロフェニル)−1−
シクロプロパンカルボキサミド (B)で得られた2−(3−ニトロフェニル)−1−シ
クロプロパンカルボキリックアシッド(460mg、
2.22mmol)に塩化チオニル(10ml)を加
え、30分間加熱還流した。冷却後、過剰の試薬を溜去
し、トルエンより共沸した。氷冷下、ここに濃アンモニ
ア水(28%、20ml)を加え同温で2時間攪拌後、
室温で14時間攪拌した。析出物を濾取し水にて洗浄
後、乾燥して、淡黄色粉末として表題化合物(398m
g、87.1%)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.32−1.39
(0.5H,m),1.52−1.62(1H,m),
1.66−1.73(0.5H,m),1.95−2.
01(1H,m),1.48−1.55(0.5H,
m),2.78−2.87(0.5H,m),2.49
−2.64(2H,m),7.97−8.14(2H,
m).
【0122】(D)2−(3−ニトロフェニル)−1−
シクロプロパンカルボチオアミド (C)で得られた2−(3−ニトロフェニル)−1−シ
クロプロパンカルボキサミド(183mg、0.89m
mol)をTHF(5ml)に懸濁し、反応系内を窒素
置換した。ここにLawesson's試薬(179m
g、0.44mmol)を加え、約70℃にて1時間半
攪拌した。冷却後、溶媒を溜去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロロホル
ム:メタノール=30:1、v/v)にて精製し、淡黄
色油状物として表題化合物(122mg、62.0%)
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.50−1.62(1
H,m),1.97−2.08(1H,m),2.15
−2.24(1H,m),2.81−2.91(1H,
m),7.21(1H,br),7.46(1H,t,
J=7.8Hz),7.53(1H,d,J=7.8H
z),7.60(1H,br),7.92(1H,
s),8.05(1H,d,J=7.8Hz).
【0123】(E)2−[2−(3−ニトロフェニル)
シクロプロピル]−4−フェニル−1,3−チアゾール (D)で得られた2−(3−ニトロフェニル)−1−シ
クロプロパンカルボチオアミド(122mg、0.55
mmol)をエタノール(5ml)に溶解し、2−ブロ
モアセトフェノン(109mg、0.55mmol)を
加え、1時間加熱還流した。冷却後、溶媒を溜去し、残
渣をエタノールおよびエーテルより粉末状として濾取
し、エーテルにて洗浄して、淡橙色粉末として表題化合
物(158mg、89.0%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.70−1.80(1
H,m),1.91−2.00(1H,m),2.09
−2.19(1H,m),2.85−2.96(1H,
m),7.47(1H,s),7.48−7.60(4
H,m),7.73(1H,d,J=7.3Hz),
8.05−8.20(4H,m).
【0124】(F)3−[2−(4−フェニル−1,3
−チアゾール−2−イル)シクロプロピル]アニリン (E)で得られた2−[2−(3−ニトロフェニル)シ
クロプロピル]−4−フェニル−1,3−チアゾール
(151mg、0.47mmol)をエタノール(10
ml)に溶解し、塩化スズ(II)一水和物(372m
g、1.65mmol)を加え、5時間加熱還流した。
氷冷下、反応液に1.5規定水酸化ナトリウム水溶液を
加え、クロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去して、淡橙色油
状物として表題化合物(114mg、83.1%)を得
た。
【0125】(G)2−(2−オキソ−2−{3−[2
−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)シ
クロプロピル]アニリノ}エチル)ベンゾイックアシッ
ド (F)で得られた3−[2−(4−フェニル−1,3−
チアゾール−2−イル)シクロプロピル]アニリン(1
14mg、0.39mmol)をトルエン(3ml)に
溶解し、ホモフタリックアンハイドライド(約75%、
95mg、0.59mmol)を加え、30分間加熱還
流した。冷却後、不溶物を濾取し、エーテルにて洗浄し
て、白色粉末として表題化合物(139mg、78.4
%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.53−1.63
(1H,m),1.70−1.80(1H,m),2.
47−2.57(1H,m),2.61−2.71(1
H,m),4.07(2H,s),6.90(1H,
d,J=7.8Hz),7.21(1H,t,J=7.
8Hz),7.29−7.52(8H,m),7.84
−7.89(2H,m),7.89−8.50(2H,
m),10.05(1H,s),12.75(1H,b
r). EI/MS;m/z:454(M+). FAB/MS;m/z:455(MH+).
【0126】実施例12:2−(2−オキソ−2−(3
−((4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)
アミノ)カルボニルアニリノ)エチル)ベンゾイックア
シッド (A)4−フェニル−1,3−チアゾール−2−アミン 2−ブロモアセトフェノン(13.1g、65.7mm
ol)、チオ尿素(5.00g、65.7mmol)を
エタノール(100mL)に溶解し、2時間加熱還流し
た。反応液を減圧濃縮、残渣を2−プロパノールより再
結晶し、白色固体として表題化合物(16.5g、91
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.10(1H,s),
7.48−7.54(3H,m),7.67(2H,d
d,J=1.5,7.8Hz).
【0127】(B)N1−(4−フェニル−1,3−チ
アゾール−2−イル)−3−ニトロベンズアミド (A)で得られた4−フェニル−1,3−チアゾール−
2−アミン(250mg、0.972mmol)、3−
ニトロ安息香酸(163mg、0.972mmol)を
塩化メチレン(10mL)に溶解し、0℃にてジイソプ
ロピルアミン(0.508mL、2.92mmol)、
N,N−ビス(2−オクソ−3−オキサゾリジニル)ホ
スホロジアミジッククロリド(297mg、1.17m
mol)を加え、さらにDMF(5mL)を加えた。室
温にて15時間攪拌し、反応液を減圧濃縮した。残渣を
酢酸エチル−1規定塩酸水溶液に分配し、有機層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、
5:1、v/v)で精製し、白色固体として表題化合物
を(59.9mg、19%)を得、混合物のフラクショ
ンをヘキサンから再結晶し、白色固体として表題化合物
を(44.7mg、14%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.14−7.23(4
H,m),7.45−7.49(1H,m),7.46
(1H,t,J=8.3Hz),7.48(1H,t,
J=7.8Hz),8.10(1H,dd,J=1.
0,7.8Hz),8.22(1H,dt,J=8.
3,1.0Hz),8.51(1H,t,J=2.0H
z),12.09(1H,br).
【0128】(C)N1−(4−フェニル−1,3−チ
アゾール−2−イル)−3−アミノベンズアミド (B)で得られたN1−(4−フェニル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−3−ニトロベンズアミド(105
mg、0.322mmol)をエタノール(5mL)に
溶解し、塩化スズ(II)・2水和物(363mg、1.
61mmol)を加え、2時間加熱還流した。反応液
に、1規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル
にて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥後、ヘキサンを加えて析出した固体を濾
取し、白色固体として表題化合物をを(75.8mg、
80%)得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:7.04−7.07(1
H,m),7.28−7.44(7H,m),7.93
−7.95(2H,m).
【0129】(D)2−(2−オキソ−2−(3−
((4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ア
ミノ)カルボニルアニリノ)エチル)ベンゾイックアシ
ッド (C)で得られたN1−(4−フェニル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−3−アミノベンズアミド(75.
8mmol、0.257mmol)をトルエン(5m
L)に溶解し、ホモフタル酸無水物(62.4mg、
0.385mmol)を加え、2時間加熱還流した。反
応液を減圧濃縮し、トルエンを加え、析出した固体を濾
取し、白色アモルファスとして表題化合物を(105m
g、89%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:4.14(2H,
s),7.32−7.48(7H,m),7.52−
7.56(1H,m),7.69(1H,s),7.82
(2H,d,J=7.8Hz),7.90(1H,d
d,J=1.5,6.8Hz),7.85(2H,d,
J=7.3Hz),8.28(1H,br),10.3
1(1H,br),12.75(1H,br). FAB−MS;m/z:458(MH+).
【0130】実施例13:2−(2−2,4−ジフルオ
ロ−5−[(3−イソプロピル−1,2,4−チアジア
ゾール−5−イル)メトキシ]アニリノ−2−オキソエ
チル)ベンゾイックアシッド (A)エチル 3−イソプロピル−1,2,4−チアジ
アゾール−5−カルボキシレート イソ酪酸アミド(9.1g、0.104mol)をトル
エン(300mL)に懸濁し、クロロカルボニルスルフ
ェニルクロリド(15g、0.115mol)を加え、
2時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残留物にエチ
ルシアノホルメート(50mL)、キシレン(40m
L)を加え、3時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、
残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン−酢
酸エチル、4:1、v/v)で精製し、淡黄色油状物と
して表題化合物(14g、67%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.52(6H,d,J
=7.2Hz),1.54(3H,t,J=7.2H
z),3.56(1H,m),4.60(2H,q,J
=7.2Hz).
【0131】(B)(3−イソプロピル−1,2,4−
チアジアゾール−5−イル)メタノール (A)で得られたエチル 3−イソプロピル−1,2,
4−チアジアゾール−5−カルボキシレート(13.8
g、68.9mmol)をメタノール(500mL)に
溶解し、氷冷攪拌下、水素化ホウ素ナトリウム(4.4
g)を加え、30分間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残
留物を酢酸エチル−水に分配し、有機層を分取後、水層
を弱酸性にし、酢酸エチルで再度抽出した。有機層をあ
わせて硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
白色粉末として表題化合物(10.7g、98%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.52(6H,d,J
=7.2Hz),3.41(1H,m),5.09(2
H,s).
【0132】(C)2,4−ジフルオロ−5−ニトロフ
ェニル[(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾ
ール−5−イル)メチル]エーテル (B)で得られた(3−イソプロピル−1,2,4−チ
アジアゾール−5−イル)メタノール(4.5g、2
8.4mmol)、2,4−ジフルオロ−5−ニトロフ
ェノール(5.0g、28.6mmol)、トリフェニ
ルホスフィン(10g)をTHF(200ml)に溶解
し、氷冷下ジエチルアゾジカルボキシレート(6ml)
を滴下した。滴下終了後、室温にて19時間攪拌し、溶
媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(ヘキサン−塩化メチレン、1:2、v/v)で精
製し、淡黄色油状物として表題化合物(6.0g、67
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.41(6H,d,J
=7.2Hz),3.35(1H,m),5.57(2
H,s),7.15(1H,t,J=10.0Hz),
7.89(1H,t,J=6.8Hz).
【0133】(D)2−(2−2,4−ジフルオロ−5
−[(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾール
−5−イル)メトキシ]アニリノ−2−オキソエチル)
ベンゾイックアシッド (C)で得られた2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェ
ニル[(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾー
ル−5−イル)メチル]エーテル(2.1g、6.66
mmol)を酢酸エチル(50ml)に溶解し、10%
パラジウム炭素(水分50%、200mg)を加え、5
0℃で4時間接触還元した。触媒を濾去、溶媒を減圧留
去した後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘ
キサン−酢酸エチル、1:2、v/v)で精製し、淡褐
色油状物(510mg、27%)を得た。このうち10
0mgをトルエン(3ml)に溶解し、ホモフタル酸無
水物(60mg)を加え、80℃で1時間攪拌した。溶
媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム−メタノール、20:1、v/v)で
精製し、白色粉末として表題化合物(136mg、86
%)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.36(6H,d,J
=6.8Hz),3.28(1H,m),4.03(2
H,s),5.52(2H,s),7.08(1H,
m),7.30−7.45(3H,m),7.88(1
H,d,J=7.6Hz),7.96(1H,t,J=
8.8Hz). FAB−MS;m/z:448(MH+
【0134】実施例14:2−(3−アミノ−5−
((4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ)アニリノ−2−オキソエチル)ベンゾイ
ックアシッド (A)2−(クロロメチル)−4−イソプロピル−1,
3−チアゾール (4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
メタノール(1.04g、6.59mmol)を塩化メ
チレン(10mL)に溶解し、0℃にて塩化チオニル
(721μL、9.88mmol)を加え室温にて2時
間攪拌した。溶媒を減圧濃縮、トルエンにて共沸した。
残渣をジエチルエーテルにて希釈し、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫酸
マグネシウムにて乾燥、減圧濃縮し、茶色油状物として
表題化合物を(982mg、85%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),3.09(1H,septet,J=
6.8Hz),4.83(2H,s),6.91(1
H,d,J=1.0Hz).
【0135】(B)2−((3,5−ジニトロフェノキ
シ)メチル)−4−イソプロピル−1,3−チアゾール 3,5−ジニトロフェノール(686mg、3.37m
mol)のDMF(5mL)溶液に、0℃にて水素化ナ
トリウム(60% in oil、224mg、5.5
9mmol)を加え、0℃にて10分攪拌した。0℃に
て(A)で得られた2−(クロロメチル)−4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール(982mg、5.59m
mol)のDMF(5mL)溶液を滴下し、室温にて1
6時間攪拌した。反応液を0℃にて1規定塩酸水溶液に
て希釈し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を合わせ
て、水、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫酸マグネ
シウムにて乾燥、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、10:
1、v/v)にて精製し、茶色結晶として表題化合物を
(435mg、36%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz,3.12(1H,septet,J=
6.8Hz),5.52(2H,s),6.98(1
H,s,8.26(2H,d,J=2.0Hz),8.
68(1H,t,J=2.0Hz).
【0136】(C)5−((4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ)−1,3−ベンゼ
ンジアミン (B)で得られた2−((3,5−ジニトロフェノキ
シ)メチル)−4−イソプロピル−1,3−チアゾール
(435mg、1.34mmol)のエタノール(10
mL)溶液に、塩化スズ(II)・二水和物(3.04
g、13.5mmol)を加え、2時間加熱還流した。
反応液に0℃にて4規定水酸化ナトリウム水溶液を加
え、塩化メチレンにて抽出した。有機層を硫酸マグネシ
ウムにて乾燥、減圧濃縮し茶色油状物として表題化合物
を(351mg、71%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=7.3H),1.61(2H,br),3.10(1
H,septet,J=7.3Hz,3.59(2H,
br),5.25(2H,s),5.70(1H,t,
J=2.0Hz),5.80(2H,d,J=2.0H
z),6.87(1H,s).
【0137】(D)tert−ブチル N−3−アミノ
−5−((4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2
−イル)メトキシ)フェニルカーバメート (C)で得られた5−((4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ)−1,3−ベンゼン
ジアミン(351mg、1.33mmol)のTHF
(10mL)溶液に、0℃にてジ−tert−ブチルジ
カルボナート(291mg、1.33mmol)を加
え、15時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム(ク
ロロホルム−メタノール、98:2、v/v)にて精製
し、茶色油状物として表題化合物を(238mg、49
%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.50(9H,s),1.58(2
H,br),3.10(1H,septet,J=6.
8Hz),5.26(2H,s),6.03(1H,
t,J=2.0Hz),6.36(1H,t,J=2.
0Hz),6.55(1H,s),6.88(1H,
s).
【0138】(E)2−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)メトキシ)アニリノ−2−
オキソエチル)ベンゾイックアシッド (D)で得られたtert−ブチル N−3−アミノ−
5−((4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)メトキシ)フェニルカーバメートをトルエン(5
mL)に溶解し、ホモフタル酸無水物(159mg、
0.983mmol)を加え、1.5時間加熱還流し
た。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム(クロロホルム−メタノ
ール、98:2(96:4、v/v)にて精製し、白色
結晶として表題化合物を(292mg、85%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(6H,d,J
=6.8Hz),1.47(9H,s),3.12(1
H,septetJ=6.8Hz),3.99(2H,
s),5.26(2H,s),6.79(1H,s),
6.87(1H,s),6.93(1H,s),7.1
2−7.58(4H,m),8.05(1H,d,J=
7.8Hz),8.95(1H,s).
【0139】(F)2−(3−アミノ−5−((4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ)アニリノ−2−オキソエチル)ベンゾイックアシッ
ド (E)で得られた2−(3−(tert−ブトキシカル
ボニル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ)アニリノ−2−オ
キソエチル)ベンゾイックアシッド(100mg、0.
190mmol)に、0℃にて4規定塩酸−ジオキサン
(2mL)を滴下した。室温にて3時間攪拌した後、反
応液をトルエン、エーテル共沸により減圧濃縮し、残渣
にエーテルを加え濾取し、白色結晶として表題化合物を
(78.8mg、83%)二塩酸塩として得た。1 H−NMR(DMSO−d6−CDCl3)δ:1.3
5(6H,d,J=6.8Hz),3.18(1H,s
eptet,J=6.8Hz),3.92(2H,b
r),4.06(2H,s),5.41(2H,s),
6.86(1H,s),7.11(1H,s),7.3
0−7.52(6H,m),7.99(1H,d,J=
7.8Hz),10.18(1H,s). FAB−MS;m/z:426(MH+
【0140】実施例15:(4S,5S)−5−[(5
−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルアミ
ノ)カルボニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−カルボキシリックアシッド (A)5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ]ニコチニックアシッド5−ピリジンジカルボキシリ
ックアシッド(5.00g、29.9mmol)をt−
ブタノール(35ml)に懸濁し、トリエチルアミン
(8.34ml、59.8mmol)およびジフェニル
リン酸アジド(7.10ml、32.9mmol)を滴
下し、3時間加熱還流した。氷冷下、反応液に1規定水
酸化ナトリウム水溶液を加え、pH>10としてエーテ
ル洗浄した。再び氷冷し下1規定塩酸水溶液にてpH約
4とし析出物を濾取、水およびエーテルより洗浄して、
白色粉末として表題化合物(3.27g、45.9%)
を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.49(9H,
s),8.45(1H,s),8.66(1H,s),
8.75(1H,s),9.83(1H,br).
【0141】(B)tert−ブチル N−(5−[メ
トキシ(メチル)アミノ]カルボニル−3−ピリジル)
カルバメート (A)で得られた5−[(tert−ブトキシカルボニ
ル)アミノ]ニコチニックアシッド(3.25g、1
3.6mmol)を塩化メチレン(100ml)に懸濁
し、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.
00g、20.5mmol)を加え、氷冷下N,N−ビ
ス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン
酸クロリド(6.95g、27.3mmol)を加え、
ジイソプロピルエチルアミン(9.51ml、54.6
mmol)を滴下した。同温にて10分間攪拌後、室温
で24時間攪拌し、溶媒を溜去した。残渣に水を加えク
ロロホルム抽出、5%クエン酸水溶液、水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて順次洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去して、淡黄
色油状物とアワ状物質の混合物として表題化合物(1.
80g、46.9%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.53(9H,s),
3.38(3H,s),3.59(3H,s),7.2
7(1H,br),8.24(1H,br),8.59
(1H,d,J=1.9Hz),8.64(1H,d,
J=1.9Hz).
【0142】(C)tert−ブチル N−(5−ホル
ミル−3−ピリジル)カルバメート (B)で得られたtert−ブチル N−(5−[メト
キシ(メチル)アミノ]カルボニル−3−ピリジル)カ
ルバメート(1.80g、6.40mmol)をTHF
(20ml)に溶解し、系内を窒素置換した。−78℃
に冷却後、水素化リチウムアルミニウム(291mg、
7.68mmol)/THF(10ml)懸濁液を30
分かけて少しずつ滴下し、同温にて2時間半攪拌後、氷
冷にて20分間攪拌した。再び−78℃に冷却後、5%
硫酸水素カリウム水溶液(20ml)を加え、室温まで
昇温した。溶媒を溜去後、残渣を酢酸エチル抽出、1規
定水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去して、
黄色アワ状物質と油状物との混合物として表題化合物
(1.42g、定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.55(9H,s),
6.78(1H,br),8.44(1H,br),
8.69(1H,d,J=1.9Hz),8.75(1
H,d,J=1.9Hz),10.10(1H,s).
【0143】(D)2−(ブロモメチル)−4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール (4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
メタノール(1.55g、9.86mmol)を塩化メ
チレン(20ml)に溶解し、トリフェニルホスフィン
(3.10g、11.8mmol)を加え、四臭化炭素
(3.92g、11.8mmol)/塩化メチレン(1
0ml)溶液を滴下して、室温で30分間攪拌した。溶
媒を溜去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン→ヘキサン:酢酸エチル=10:1、v/
v)にて精製し、黄色油状物として表題化合物(1.3
9g、64.1%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(6H,d,J
=7.3Hz),3.01−3.15(1H,m),
4.72(2H,s),6.92(1H,s).
【0144】(E)ジエチル [(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メチル]ホスホネート (D)で得られた2−(ブロモメチル)−4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール(1.39g、6.31mm
ol)をトルエン(30ml)に溶解し、亜リン酸トリ
エチル(1.08ml、6.31mmol)を滴下し、
21時間加熱還流した。一度溶媒を溜去後、残渣を再び
トルエン(30ml)に溶解し、亜リン酸トリエチル
(1.08ml、6.31mmol)を滴下し、20時
間加熱還流した。亜リン酸トリエチル(1.08ml、
6.31mmol)を追加し、更に10時間加熱還流し
た。溶媒を溜去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム→クロロホルム:酢酸エチル=
1:1→1:2、v/v)にて精製し、淡黄色油状物と
して表題化合物(1.92g、定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.29(6H,d,J
=6.8Hz),1.30(6H,t,J=6.8H
z),3.01−3.15(1H,m),3.61(2
H,d,J=21.5Hz),4.11(2H,q,J
=6.8Hz),4.13(2H,q,J=6.8H
z),6.81(1H,s).
【0145】(F)tert−ブチル N−5−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルカルバ
メート (E)で得られたジエチル [(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メチル]ホスホネート
(0.87g、3.14mmol)をメタノール(30
ml)に溶解し、(C)で得られたtert−ブチル
N−(5−ホルミル−3−ピリジル)カルバメート
(0.70g、3.14mmol)/メタノール(10
ml)溶液を滴下し、氷冷下ナトリウムメトキサイド
(203mg、3.76mmol)を加え、室温で3時
間攪拌した。ナトリウムメトキサイド(203mg、
3.76mmol)を追加し、5時間室温で攪拌した。
溶媒を溜去後、残渣に酢酸エチルを加え、水および飽和
食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶
媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム→クロロホルム:酢酸エチル=3:
1→2:1、v/v)にて精製し、白色固体として表題
化合物(0.82g、75.7%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.33(6H,
d,J=6.8Hz),1.54(9H,s),3.0
7−3.20(1H,m),6.70(1H,s),
6.85(1H,s),7.33(1H,d,J=1
6.1Hz),7.39(1H,d,J=16.1H
z),8.29(2H,br),8.41(1H,
s).
【0146】(G)5−[(E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]−3−ピリジンアミン (F)で得られたtert−ブチル N−5−[(E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル]−3−ピリジルカルバメート
(153mg、0.45mmol)を塩化メチレン(5
ml)に溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸(5ml)を
滴下し同温で1時間攪拌後、室温で2時間半攪拌した。
溶媒を溜去後、残渣に水を加え、エーテル洗浄、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液にてpH約8とし、クロロホル
ム抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、溶媒を溜去して、淡黄色固体として表題化合
物(72mg、66.7%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=7.3Hz),3.06−3.18(1H,m),
3.74(2H,br),6.84(1H,s),7.
09−7.12(1H,m),7.24−7.29(2
H,m),8.03(1H,d,J=2.9Hz),
8.16(1H,d,J=1.5Hz).
【0147】(H)メチル (4S,5S)−5−
[(5−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−3−ピリジ
ルアミノ)カルボニル]−2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソラン−4−カルボキシレート (G)で得られた5−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]
−3−ピリジンアミン(72mg、0.30mmol)
を塩化メチレン(5ml)に溶解し、実施例28(A)
で合成した(4S,5S)−5−(メトキシカルボニ
ル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−
カルボキシリックアシッド(90mg、0.44mmo
l)を加え、氷冷下ジイソプロピルエチルアミン(12
3μl、0.71mmol)を滴下し、N,N−ビスー
(2−オキソー3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸ク
ロリド(90mg、0.35mmol)を加え、同温で
10分間攪拌後、室温で16時間攪拌した。溶媒を溜去
後、残渣に水を加え、クロロホルム抽出、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄後、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロ
ロホルム:メタノール=20:1、v/v)にて精製
し、淡黄色油状物として表題化合物(78mg、61.
2%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.8Hz),1.55(3H,s),1.59(3
H,s),3.05−3.20(1H,m),3.89
(3H,s),4.87(1H,d,J=5.4H
z),4.94(1H,d,J=5.4Hz),6.8
8(1H,s),7.28(1H,s),7.35−
7.45(2H,m),8.42−8.65(3H,
m).
【0148】(I)(4S,5S)−5−[(5−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルアミ
ノ)カルボニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−カルボキシリックアシッド (H)で得られたメチル (4S,5S)−5−[(5
−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルアミ
ノ)カルボニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−カルボキシレート(78mg、0.18m
mol)をTHF−メタノール(3:1、v/v、4m
l)に溶解し、氷冷下水酸化リチウム一水和物(8m
g、0.20mmol)/水(1ml)溶液を滴下し、
室温で3時間半攪拌した。溶媒を溜去後、残渣に少量の
水を加えエーテル洗浄、1規定塩酸水溶液にてpH約7
とし、クロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。残渣にヘ
キサンを加え、粉末状として濾取し、ヘキサンより洗浄
して、淡黄色粉末として表題化合物(75mg、定量
的)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.8Hz),1.45(6H,s),2.9
9−3.10(1H,m),4.73−4.83(2
H,m),7.30(1H,s),7.46(1H,
d,J=16.1Hz),7.52(1H,d,J=1
6.1Hz),8.39(1H,s),8.63(1
H,s),8.71(1H,s),10.64(1H,
br). EI/MS;m/z:417(M+). FAB/MS;m/z:418(MH+).
【0149】実施例16:2−(3−((4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)−5
−(メトキシカルボニル)アニリノ)−2−オクソエチ
ルベンゾイックアシッド (A)ジメチル 5−((4−イソプロピル1,3−チ
アゾール−2−イル)メトキシ)イソフタレート ジメチル 5−ヒドロキシフタレート(1.34g、
6.36mmol)、(4−イソプロピル1,3−チア
ゾール−2−イル)メタノール(1.00g、6.36
mmol)およびトリフェニルホスフィン(1.67
g、6.36mmol)のTHF(20mL)溶液に、
−15℃にてアゾジカルボン酸ジエチル(1.00m
L、6.36mmol)を加えた。室温にて3時間攪拌
した後、溶媒を塩化メチレン共沸により減圧濃縮した。
残渣に塩化メチレンを加え、不溶物を濾別し、塩化メチ
レンにて洗浄した。濾液と洗液を合わせて減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
−酢酸エチル、5:1、v/v)にて精製し、無色油状
物と結晶の混合物として表題化合物を(2.20g、9
9%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz),3.12(1H,septet,J=
6.8Hz),3.94(6H,s),5.42(2
H,s),6.92(1H,s),7.87(2H,
s),8.33(1H,d,J=1.2Hz).
【0150】(B)3−((4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ)−5−(メトキシ
カルボニル)ベンゾイックアシッド (A)で得られたジメチル 5−((4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)イソフタ
レート(1.99g、5.69mmol)のメタノール
(40mL)溶液に、0℃にて水酸化バリウム・八水和
物(897mg、2.84mmol)のメタノール(2
0mL)溶液を加え、室温にて16時間攪拌した。溶媒
を減圧濃縮し、残渣を1規定塩酸水溶液にて希釈し、酢
酸エチルにて抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて
洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムにて乾燥、減圧濃
縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム(クロロホルム−メタノール、10:1(5:
1、v/v)にて精製し、表題化合物を(496mg)
得、原料を(1.31g)回収した。ただし、両化合物
とも、エチルエステルとの分離困難な混合物であった。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.25(6H,
d,J=6.8Hz),3.04(1H,septe
t,J=6.8Hz),3.87(3H,s),5.5
2(2H,s),7.31(1H,s),7.73(1
H,s),7.81(1H,s),8.13(1H,
s).
【0151】(C)メチル 3−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)ベンゾエー
ト (B)で得られた3−((4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ)−5−(メトキシカ
ルボニル)ベンゾイックアシッド(102mg)のte
rt−ブタノール(5mL)溶液に、トリエチルアミン
(51.0μL、0.365mmol)、ジフェニルリ
ン酸アジド(72.2μL、0.335mmol)を加
え、13.5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム(クロロホルム−メタノール、99:1、v/v(メ
タノール)にて精製し、エチルエステルとの分離困難な
混合物として表題化合物を(72.2mg)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.52(9H,s),3.11(1
H,septet,J=6.8Hz),3.89(3
H,s),5.36(2H,s),6.61(1H,b
r),6.89(1H,s),7.35(1H,s),
7.53−7.54(2H,m).
【0152】(D)3−((tert−ブトキシカルボ
ニル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ)ベンゾイックアシッ
ド (C)で得られた3−((tert−ブトキシカルボニ
ル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール−2−イル)メトキシ)ベンゾイックアシッド
(72.2mg)のジオキサン(2mL)溶液に、1規
定水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えた。混和し
ないので、メタノール(1mL)を加え、室温にて18
時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮し、残渣を1規定塩酸水
溶液にて希釈し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥、減圧濃縮し、白色固体として表題化合物を
(60.3mg)得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),1.52(9H,s),3.09(1
H,septet,J=6.8Hz),5.36(2
H,s),7.14(1H,d,J=0.7Hz),
7.31(1H,d,J=1.2,2.4Hz),7.
45(1H,br),7.64−7.65(1H,
m).
【0153】(E)メチル 3−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)ベンゾエー
ト (D)で得られた3−((tert−ブトキシカルボニ
ル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール−2−イル)メトキシ)ベンゾイックアシッド
(60.3mg)のTHF(3mL)−メタノール(1
mL)溶液に、0℃にてトリメチルシリルジアゾメタン
(2.0M in hexane、85.5μL、0.
169mmol)を加え、室温にて15.5時間攪拌し
た。溶媒を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、5:1、v/
v)にて精製し、無色油状物として表題化合物を(5
7.2mg、92%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.52(9H,s),3.11(1
H,septet,J=6.8Hz),3.89(3
H,s),5.36(2H,s),6.61(1H,b
r),6.89(1H,s),7.35(1H,s),
7.53−7.54(2H,m).
【0154】(F)メチル 3−アミノ−5−((4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ)ベンゾエート (E)で得られたメチル 3−((tert−ブトキシ
カルボニル)アミノ)−5−((4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)ベンゾエー
ト(57.2mg、0.140mmol)に0℃にて4
規定塩酸−ジオキサン(2mL)を加え、室温にて2時
間攪拌した。溶媒をクロロホルム共沸により減圧濃縮、
残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて希釈し、クロ
ロホルムにて抽出した。有機層を硫酸マグネシウムにて
乾燥、減圧濃縮し、淡黄色油状物として表題化合物を
(44.4mg、定量的)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),3.11(1H,septet,J=
6.8Hz),3.88(3H,s),5.33(2
H,s),6.53(1H,t,J=1.8Hz),
6.90(1H,d,J=1.0Hz),7.03(1
H,t,J=1.0Hz),7.08(1H,d,J=
1.7Hz).
【0155】(G)2−(3−((4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)−5−(メ
トキシカルボニル)アニリノ)−2−オクソエチルベン
ゾイックアシッド (F)で得られたメチル3−アミノ−5−((4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)
ベンゾイックアシッド(44.4mg、0.145mm
ol)のトルエン(2mL)溶液に、ホモフタル酸無水
物(23.5mg、0.145mmol)を加え、1時
間加熱還流した。反応液を0℃に冷却し、固体を濾取、
トルエンにて洗浄し、白色結晶として表題化合物を(4
8.3mg、71%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.24(6H,
d,J=6.8Hz),3.03(1H,septe
t,J=6.8Hz),3.83(3H,s),4.0
9(2H,s),5.42(2H,s),7.27(1
H,s),7.29(1H,s),7.35−7.40
(2H,m),7.51(1H,t,J=7.2H
z),7.60(1H,s),7.86(1H,s),
7.89(1H,d,J=7.6Hz),10.4(1
H,s),12.82(1H,s). EI−MS;m/z:468(M+
【0156】実施例17:2−[2−(5−[(E)−
2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]−3−ピリジルアミノ)−2−オ
キソエチル]ベンゾイックアシッド 実施例15(G)で得られた5−[(E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル]−3−ピリジンアミンを、実施例1に示した
条件で処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.36(6H,
d,J=6.7Hz),3.14(1H,heptup
let),4.24(2H,s,),7.38(1H,
s),7.50(1H,t,J=6.0Hz),7.5
3(2H,s),7.63(1H,t,J=6.0H
z),7.99(1H,d,J<1Hz),8.01
(1H,d,J=1.8Hz),8.42(1H,d,
J=2.1Hz),8.65(1H,d,J=1.5H
z),8.70(1H,d,J=2.1Hz),10.
48(1H,s),12.94(1H,s). MS(ES−);m/z:406(M+−1).
【0157】実施例18:2−[2−(6−[(E)−
2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]−2−ピリジルアミノ)−2−オ
キソエチル]ベンゾイックアシッド (A)6−[(tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ]ピコリニックアシッド2,6−ピリジンジカルボン
酸を実施例15(A)と同様に処理し、表題化合物を得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.56(9H,
s),7.76(1H,d,J=7.2Hz),7.9
9(1H,t,J=7.5Hz),8.09(1H,
d,J=7.5Hz),10.09(1H,s),1
3.18(1H,s).
【0158】(B)tert−ブチル N−(6−[メ
トキシ(メチル)アミノ]カルボニル−2−ピリジル)
カルバメート 6−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ピコ
リニックアシッドを実施例15(B)と同様に処理し、
表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.64(9H,s),
3.48(3H,s),3.82(3H,s),7.3
9(1H,d,J=7.5Hz),7.86(1H,
t,J=8.0Hz),8.13(1H,d,J=8.
0Hz).
【0159】(C)tert−ブチル N−(6−ホル
ミル−2−ピリジル)カルバメート (B)で得られたtert−ブチル N−(6−[メト
キシ(メチル)アミノ]カルボニル−2−ピリジル)カ
ルバメートを実施例15(C)と同様に処理し、表題化
合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.64(9H,s),
7.64(1H,broads),7.73(1H,
d,J=8.1Hz),7.95(1H,t,J=8.
1Hz),8.31(1H,d,J=8.1Hz),1
0.03(1H,s).
【0160】(D)tert−ブチル N−6−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−2−ピリジルカルバ
メート (C)で得られたジエチル [(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メチル]ホスホネー
ト,実施例15(E)で得られたジエチル [(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]
ホスホネートを実施例15(F)と同様に処理し、表題
化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.45(6H,d,J
=7.0Hz),1.65(9H,s),3.25(1
H,heptuplet,J=7.0Hz),6.98
(1H,s),7.18(1H,d,J=7.5H
z),7.23−7.42(2H,m),7.78(2
H,m),7.98(1H,m). MS(ES+);m/z:346(MH+).
【0161】(F)2−[2−(6−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−2−ピリジルアミノ)−2−オキソ
エチル]ベンゾイックアシッド (D)で得られたtert−ブチル N−6−[(E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル]−2−ピリジルカルバメートを
実施例15(G)ついで実施例1と同様に処理し、表題
化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.37(6H,
d,J=6.9Hz),3.18(1H,heptup
let,J=6.9Hz),4.26(2H,s),
7.50(5H,m),7.62(1H,t,J=7.
5Hz),7.86(2H,m),8.01(2H,
m),10.67(1H,s),12.97(1H,b
road s). MS(ES−);m/z:406(M+−1).
【0162】実施例19:2−[2−(5−[(E)−
2−(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾール
−5−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルアミノ)
−2−オキソエチル]ベンゾイックアシッド (A)5−クロロメチル−3−イソプロピル−1,2,
4−チアジアゾール 実施例13(B)で得られた3−イソプロピル−1,
2,4−チアジアゾール−5−イル)メタノール(0.
57g)を塩化メチレン(4mL)に溶解し、ピリジン
(0.87mL)、メタンスルフォニルクロライド
(0.84mL)を氷冷下加えた後、室温にて終夜攪拌
した。反応液を酢酸エチル−水に分配し、1規定塩酸、
飽和硫酸銅水溶液、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲル
クロマトグラフィー(ヘキサン−塩化メチレン、1:
1、v/v)で精製し、油状物として表題化合物(37
8mg)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.53(6H,d,J
=7.2Hz),3.40(1H,m),5.01(2
H,s).
【0163】(B)ジエチル (3−イソプロピル−
(1,2,4)−チアジアゾ−ル−5−イル)メチルフ
ォスフォネート (A)で得られた5−クロロメチル−3−イソプロピル
−1,2,4−チアジアゾール(378mg)をアセト
ン(15mL)に溶解し、ヨウ化ナトリウム(640m
g)/アセトン(2mL)溶液を加え、暗所で2時間攪
拌した。反応液を酢酸エチル−水に分配し、飽和食塩水
で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。残留物にトリエチルフォスファイト(6mL)を加
え、4時間加熱還流した。反応液を濃縮し、表題化合物
を得た。本化合物は精製せず次の反応に用いた。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.42−1.51(1
2H,m),3.42(1H,m),3.60(2H,
d,J=21.4Hz),4.15−4.28(4H,
m).
【0164】(C)tert−ブチル N−5−
[(E)−2−(3−イソプロピル−1,2,4−チア
ジアゾール−5−イル)−1−エテニル]−3−ピリジ
ルカルバメート (B)で得られたジエチル (3−イソプロピル−
(1,2,4)−チアジアゾ−ル−5−イル)メチルフ
ォスフォネートを実施例15(F)と同様に処理し、表
題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.54(6H,d,J
=6.9Hz),1.66(9H,s),3.46(1
H,heptuplet,J=6.9Hz),7.05
(1H,s),7.55(1H,d,J=16.5H
z),7.70(1H,d,J=16.2Hz),8.
54(2H,m),8.58(1H,m).
【0165】(D)2−[2−(5−[(E)−2−
(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾール−5
−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルアミノ)−2
−オキソエチル]ベンゾイックアシッド (C)で得られたtert−ブチル N−5−[(E)
−2−(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾー
ル−5−イル)−1−エテニル]−3−ピリジルカルバ
メートを実施例15(G)、ついで実施例1と同様に処
理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.44(6H,
d,J=6.9Hz),3.39(1H,heptup
let,J=6.9Hz),4.25(2H,s),
7.50(1H,t,J=8.1Hz),7.67(1
H,t,J=7.5Hz),7.82(2H,s),
8.00(1H,d,J=7.8Hz),8.82(1
H,m),8.70(1H,d,J=2.1Hz),
8.74(1H,d,J=2.1Hz). MS(ES−);m/z:407(M+−1).
【0166】実施例20:4−[(5−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−3−ピリジルアミノ)カルボニル]
テトラヒドロ−3−フランカルボキシリックアシッド (A)4−(エトキシカルボニル)テトラヒドロ−3−
フランカルボキシリックアシッド 3,4,4−テトラエトキシカルボニルジヒドロフラン
(J.Org.Chem.、1963,28,802)
(2.12g)をジメチルスルフォキシド(5mL)に
溶解し、塩化リチウム(749mg)、水(200μ
L)を加え、160℃で3時間攪拌した。反応液を冷却
後、水にあけ、酢酸エチルで抽出、硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残留物を減圧蒸留し、3,
4−ジエトキシカルボニルテトラヒドロフラン(642
mg)を油状物として得た。このうち442mgをエタ
ノール(3mL)に溶解し、水酸化カリウム(135m
g)を加え、16時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残
留物を水に溶解し、エーテルで2回洗浄した。水層をp
H2とし、酢酸エチルで抽出、硫酸ナトリウムで乾燥、
溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.49(3H,t,J
=7.8Hz),3.58−3.72(3H,m),
4.07(1H,dd,J=8.4,5.7Hz),
4.16(1H,dd,J=8.6,5.0),4.2
3(1H,dd,J=8.0,4.9Hz),4.31
(2H,q,J=7.8). MS(ES−);m/z:187(M+−1).
【0167】(B)4−[(5−[(E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル]−3−ピリジルアミノ)カルボニル]テトラ
ヒドロ−3−フランカルボキシリックアシッド (A)で得られた4−(エトキシカルボニル)テトラヒ
ドロ−3−フランカルボキシリックアシッドを実施例1
5(H),(I)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.49(6H,d,J
=6.9Hz),3.25(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),3.38(1H,dd,J=
7.9,7.9Hz),3.58(1H,dd,J=
7.5,7.5Hz),4.07−4.24(3H,
m),7.29(1H,s),7.50(1H,d,J
=16.3),7.55(1H,m),7.60(1
H,d,J=16.3),7.74(1H,m),8.
04(1H,m). MS(ES−);m/z:385(M+−1).
【0168】実施例21:2−[2−(4−[(E)−
2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]−2−ピリジルアミノ)−2−オ
キソエチル]ベンゾイックアシッド (A)4−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニル]−2−アミ
ノピリジン N−(4−ホルミル−2−ピリジル)−2,2−ジメチ
ルプロパンアミド(1.7g、8.2mmol)、4−
イソプロピル−2−メチル−1,3−チアゾ−ル(1.
2g、8.5mmol)を無水酢酸(10ml)に溶解
し、100℃で15時間、170℃で7時間加熱還流し
た。反応液を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物に3規定塩
酸(50mL)を加え、100℃で1時間加熱還流し
た。3規定水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、
酢酸エチルで抽出、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー
(クロロホルム−メタノール、20:1、v/v)で精
製し、淡黄色粉末として表題化合物(480mg、24
%)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz),3.10(1H,m),6.70(1
H,s),6.82(1H,d,J=5.6Hz),
7.15(1H,s),7.27(1H,d,J=1
6.5Hz),7.43(1H,d,J=16.5H
z),7.88(1H,d,J=5.4Hz).
【0169】(B)2−[2−(4−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−2−ピリジルアミノ)−2−オキソ
エチル]ベンゾイックアシッド (A)で得られた4−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニル]
−2−アミノピリジンを、実施例1に示した条件で処理
し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.26(6H,
d,J=6.8Hz),2.99−3.09(1H,
m),4.17(2H,s),7.32(1H,s),
7.36(1H,d,J=16.3Hz),7.35−
7.42(3H,m),7.49−7.55(1H,
m),7.57(1H,d,J=16.3Hz),7.
89(1H,dd,J=5.4,1.2Hz),8.1
9(1H,s),8.30(1H,d,J=5.4H
z),10.61(1H,s). FAB−MS;m/z:408(MH+).
【0170】実施例22:2−[2−(4−[(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ]−2−ピリジノアミノ)−2−オキソエチル]ベン
ゾイックアシッド (A)エチル 4−[(4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール−2−イル)メトキシ]−2−ピリジンカルボ
キシレート エチル 4−ヒドロキシ−2−ピリジンカルボキシレー
ト(U.S.Patent, No.5,260,28
6)を、実施例34に示す条件で処理し、表題化合物を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.9Hz),1.44(3H,t,J=7.1H
z),3.07−3.17(1H,m),4.47(2
H,q,J=7.1Hz),5.44(2H,s),
6.94(1H,d,J=1.0Hz),7.09(1
H,dd,J=5.6,2.7Hz),7.79(1
H,d,J=2.7Hz),8.58(1H,d,J=
5.6Hz).
【0171】(B)N−tert−ブチル N−4−
[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ]−2−ピリジンカルバメート (A)で得られたエチル 4−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−2−ピリ
ジンカルボキシレート(198mg、0.65mmo
l)をエタノール(10ml)に溶解し、1規定水酸化
ナトリウム水溶液(0.71ml、0.71mmol)
を滴下し、室温で17時間攪拌した。溶媒を溜去後、残
渣に1規定塩酸水溶液を加えpH約2とし酢酸エチルに
て洗浄後、1規定水酸化ナトリウム水溶液を加えpH約
7とし溶媒を溜去した。これをtert−ブタノール
(10ml)に懸濁し、ジフェニルリン酸アジド(12
2μl、0.56mmol)およびトリエチルアミン
(85μl、0.61mmol)を滴下して8時間加熱
還流した。更にtert−ブタノール(10ml)、ジ
フェニルリン酸アジド(122μl、0.56mmo
l)およびトリエチルアミン(85μl、0.61mm
ol)を追加して6時間加熱還流した。溶媒を溜去後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム→クロロホルム:メタノール=10:1、v/v)
および分取用シリカゲル薄層クロマトグラフィー(クロ
ロホルム→クロロホルム:メタノール=20:1、v/
v)にて精製し、淡黄色油状物として表題化合物(91
mg、56.0%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.54(9H,s),3.08−
3.17(1H,m),5.34(2H,s),6.6
1(1H,dd,J=5.9,2.2Hz),6.91
(1H,s),7.26(1H,d,J=2.2H
z),8.15(1H,d,J=5.9Hz),9.3
6(1H,br).
【0172】(C)4−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ]−2−ピリジンア
ミン (B)で得られたN−tert−ブチル N−4−
[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ]−2−ピリジンカルバメート(90m
g、0.26mmol)をジクロロメタン(2ml)に
溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸(2ml)を滴下し、
室温で30分間攪拌した。溶媒と過剰の試薬を溜去後、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えpH約8とし、ク
ロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、溶媒を溜去して、淡橙色油状物とし
て表題化合物(79mg、定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),3.05−3.17(1H,m),
4.65(2H,br),5.33(2H,s),6.
10(1H,d,J=1.7Hz),6.36(1H,
dd,J=5.9,1.7Hz),6.92(1H,
s),7.90(1H,d,J=5.9Hz).
【0173】(D)2−[2−(4−[(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−2
−ピリジノアミノ)−2−オキソエチル]ベンゾイック
アシッド (C)で得られた4−[(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ]−2−ピリジンアミ
ンを、実施例1に示した条件で処理し、表題化合物を得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.23(6H,
d,J=6.7Hz),2.95−3.09(1H,
m),4.13(2H,s),5.42(2H,s),
6.81(1H,dd,J=5.6,2.2Hz),
7.29(1H,s),7.32−7.40(2H,
m),7.48−7.64(1H,m),7.71(1
H,d,J=2.2Hz),7.87−7.92(1
H,m),8.15(1H,d,J=5.6Hz),1
0.53(1H,s). FAB−MS;m/z:412(MH+).
【0174】実施例23:N−シアノ−2−(2−
((5−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)−1−エテニル)−3−ピリジ
ル)アミノ)−2−オキソエチル)ベンズアミド 2−[2−(5−[(E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−3
−ピリジルアミノ)−2−オキソエチル]ベンゾイック
アシッド(49mg)をテトラヒドロフラン(2mL)
に溶解し、ペンタフルオロフェノール(22mg)、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(25mg)を加え、1
4時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物に酢酸エチ
ルを加え、不溶物を濾去し、溶媒を減圧留去した。これ
をジメチルホルムアミド(3ml)に溶解し、シアナミ
ド(24mg)、ソディウムヘキサメチルジシラジド
(0.58mmol)を加え、72時間攪拌した。反応
液を酢酸エチル−1規定塩酸に分配し、有機層を飽和食
塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化メチ
レン:メタノール、9:1、v/v)で精製し、白色粉
末として表題化合物(11mg)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.30(6H,d),
3.09(1H,heptuplet),3.94(2
H,s),7.10(1H,s),7.28(1H,
m),7.39(5H,m),7.75(1H,d,J
=7.5),8.29(1H,s),8.38(1H,
s),8.68(1H,s). MS(ES−);m/z:430(MH+).
【0175】実施例24:3−(2−(tert−ブト
キシカルボニルアミノ)エトキシ)−5−((3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニ
ル)ベンゾイックアシッド (A)5−ヒドロキシイソフタル酸ジメチルエステル 5−ヒドロキシイソフタル酸(10.0g、54.9m
mol)をトルエン−メタノール(300ml−100
ml)に溶解し、(トリメチルシリル)ジアゾメタン
(50ml、2.0Mヘキサン溶液、100mmol)
を加え、1時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、残留
物を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウムに分配し、有
機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去し、無色結晶として表題化合物(6.2
g、59%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.95(6H,s ×
2),5.96(1H,br),7.74(2H,d,
J=1.0Hz),8.25(1H,d,J=1.0H
z).
【0176】(B)5−(2−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)エトキシ)イソフタル酸ジメチルエス
テル (A)で得られた5−ヒドロキシイソフタル酸ジメチル
エステル(2.54g、12.1mmol)と、2−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エタノール
(1.95g、12.1mmol)をTHF(110m
l)に溶解し、アゾジカルボン酸ジエチル(2.11
g、12.1mmol)、トリフェニルホスフィン
(3.17g、12.1mmol)を加え、室温で13
時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲル
クロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、2:1、
v/v)に付し、白色固体(3.428g)を得た。こ
のものは、表題化合物と原料5−ヒドロキシイソフタル
酸ジメチルエステルの混合物であるため、次の反応を行
った。
【0177】得られた白色固体の内2.43gを塩化メ
チレン(50ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(30
ml)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧留
去し、残留物をエーテル−1規定塩酸水溶液に分配し、
水層を飽和炭酸水素ナトリウムで中和後、クロロホルム
で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、クロロ
ホルムを減圧留去し、白色固体(330mg)を得た。
更にこの固体をTHF(40ml)及び飽和炭酸水素ナ
トリウム(40ml)に溶解し、ジ−tert−ブチル
ジカルボナート(320mg)を加え、室温下12時
間攪拌した。反応液を酢酸エチル−1規定塩酸水溶液に
分配し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水
の順で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、無色オイルとして表題化合物(550mg)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.45(9H,s),
3.57(2H,brdd),3.94(6H,s ×
2),4.11(2H,t,J=5.37Hz),4.
98(1H,br),7.74(2H,d,J=1.4
6Hz),8.29(1H,t,J=1.46Hz). EI−MS;m/z:353(M+),322(M+−O
Me),88(BP).
【0178】(C)5−(2−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)エトキシ)イソフタル酸モノメチルエ
ステル (B)で得られた5−(2−(tert−ブトキシカル
ボニルアミノ)エトキシ)イソフタル酸ジメチルエステ
ル(540mg、1.53mmol)を、THF(20
ml)に溶解し、水酸化リチウム1水和物(75mg、
1.79mmol)、水(20ml)を加え、室温にて
1時間攪拌した。1規定塩酸水溶液を加え酸性とした
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン−酢酸エチル、1:1、v/v)にふ
し、表題化合物(180mg)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.46−1.52(9
H,brs × 2),3.60(2H,brdd),
3.94(3H,s),4.13(2H,t,J=5.
0Hz),5.06(1H,br),7.79(2H,
brs),8.35(1H,brs).
【0179】(D)3−(2−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)エトキシ)−5−((3−((E)−
2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)ベンゾイック
アシッドメチルエステル (C)で得られた5−(2−(tert−ブトキシカル
ボニルアミノ)エトキシ)イソフタル酸モノメチルエス
テル(122mg、0.360mmol)と、3−
((E)−2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−
2−イル)−1−エテニル)アニリン(100mg、
0.360mmol)を、塩化メチレン(10ml)に
溶解し、N,N−ビス−(2−オキソ−3−オキサゾリ
ジニル)ホスフィン酸クロリド(92mg、0.360
mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.13m
l、0.360mmol)を加え、窒素雰囲気下室温に
て14時間攪拌した。酢酸エチルで抽出し、この有機層
を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水の
順で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去し、黄色
粉末として表題化合物(199mg、92%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.39(9H,
s),3.34(2H),3.92(3H,s),4.
14(2H,m),7.07(1H,m),7.38−
7.65(8H,m),7.73−7.82(2H,
m),8.01(1H,s),8.03(1H,s),
8.12(2H,s × 2),8.17(1H,s),
10.49(1H,s). IR(KBr);cm-1:3282,2981,261
5,2440,1745,1608,1421,125
2,1207,1136,1063,1011,83
9,688.
【0180】(E)3−(2−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)エトキシ)−5−((3−((E)−
2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)ベンゾイック
アシッド (D)で得られた3−(2−(tert−ブトキシカル
ボニルアミノ)エトキシ)−5−((3−((E)−2
−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)−
1−エテニル)アニリノ)カルボニル)ベンゾイックア
シッドメチルエステル(190mg、0.317mmo
l)を、THF(20ml)に溶解し、水酸化リチウム
水溶液(20ml、0.238M)を加え、室温にて1
時間攪拌した。反応液を1規定塩酸水溶液で酸性とし、
酢酸エチルで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧留去し、残留物をエーテルで洗浄し、淡黄
色粉末として表題化合物(110mg、59%)を得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.39(9H,
s),3.35(2H),4.13(2H,t,J=
5.5Hz),7.07(1H,m),7.36−7.
63(8H,m),7.74−7.78(2H,m),
8.01(1H,s),8.03(1H,s),8.1
2(2H,s × 2),8.17(1H,s),10.
48(1H,s). FAB−MS;m/z:530(MH+tBu). IR(KBr);cm-1:3298,2976,168
9,1252,1065,688.
【0181】実施例25:3−(2−アミノエトキシ)
−5−((3−((E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニ
リノ)カルボニル)ベンゾイックアシッド 3−(2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エ
トキシ)−5−((3−((E)−2−(4−フェニル
−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)ア
ニリノ)カルボニル)ベンゾイックアシッド(76m
g、0.13mmol)を、塩化メチレン(20ml)
に溶解し、トリフルオロ酢酸(10ml)を加え、室温
にて1時間攪拌した。反応液を減圧留去し、残留物をエ
ーテルで洗浄し、黄色板状晶として表題化合物(58m
g、75%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:3.36(2H),
4.33(2H,t,J=4.9Hz),7.36−
7.59(7H,m),7.72−7.80(3H,
m),8.01(1H,s),8.03(1H,s),
8.12(2H,s× 2),8.25(1H,s),
10.54(1H,s). EI−MS;m/z:485(M+).
【0182】実施例26:3−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−5−((3−((E)−2−(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)ア
ニリノ)カルボニル)ベンゾイックアシッド (A)2−(tert−ブチルジフェニルシリルオキ
シ)エタノール エチレングリコール(4.87g、78.5mmo
l)、イミダゾール(5.34g、78.5mmol)
をDMF(60ml)に溶解し、室温下tert−ブチ
ルジフェニルシリルクロリド(21ml)を加え、窒素
雰囲気下、室温にて14.5時間攪拌した。反応液を酢
酸エチル−1規定塩酸水溶液に分配し、有機層を水、飽
和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘ
キサン−酢酸エチル、3:1、v/v)で精製し、無色
オイルとして表題化合物(9.298g、39%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.07(9H,s),
2.13(1H,br),3.69(2H,br),
3.77(2H,t,J=4.5Hz),7.37−
7.46(6H,m),7.66−7.68(4H,
m).
【0183】(B)5−ヒドロキシイソフタル酸ジメチ
ルエステル 5−ヒドロキシイソフタル酸(10.0g、54.9m
mol)をトルエン−メタノール(300ml−100
ml)に溶解し、(トリメチルシリル)ジアゾメタン
(50ml、2.0Mヘキサン溶液、100mmol)
を加え、1時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、残留
物を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウムに分配し、有
機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去し、無色結晶として表題化合物(6.24
1g、59%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.95(6H,s ×
2),5.96(1H,br),7.74(2H,d,
J=1.0Hz ),8.25(1H,d,J=1.0
Hz).
【0184】(C)5−(2−(tert−ブチルジフ
ェニルシリルオキシ)エトキシ)イソフタル酸ジメチル
エステル (A)、(B)でそれぞれ得られた2−(tert−ブ
チルジフェニルシリルオキシ)エタノール(6.90
g、23.0mmol)、5−ヒドロキシイソフタル酸
ジメチルエステル(4.83g、23.0mmol)を
THF(110ml)に溶解し、アゾジカルボン酸ジエ
チル(4.00g、23.0mmol)、トリフェニル
ホスフィン(6.03g、23.0mmol)を加え、
室温で13時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物を
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチ
ル、4:1、v/v)で精製し、無色オイルとして表題
化合物(9.752g、86%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.05(9H,s),
3.94(6H,s ×2),4.02(2H,t,J
=4.88Hz),4.17(2H,t,J=4.88
Hz),7.36−7.45(6H,m),7.69−
7.74(6H,m),8.27(1H,d,J=1.
47Hz). EI−MS;m/z:461(M+−OMe),435
(M+−tBu,BP).
【0185】(D)5−(2−(tert−ブチルジフ
ェニルシリルオキシ)エトキシ)イソフタル酸モノメチ
ルエステル (C)で得られた5−(2−(tert−ブチルジフェ
ニルシリルオキシ)エトキシ)イソフタル酸ジメチルエ
ステル(1.00g、2.03mmol)をTHF(2
0ml)に溶解し、水酸化リチウム一水和物(85m
g、2.03mmol)、水(20ml)を加え、室温
で20時間攪拌した。反応液に1規定塩酸水溶液を加
え、強酸性とした後に酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル
層を硫酸ナトリウムで乾燥後、酢酸エチルを減圧留去し
た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン
−酢酸エチル、2:1、v/v)で精製し、無色オイル
として表題化合物(241mg、25%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(9H,s),
3.97(3H,s),4.04(2H,t,J=4.
89Hz),4.20(2H,t,J=4.89H
z),7.38−7.45(6H,m),7.70−
7.73(4H,m),7.80(2H,d,J=1.
46Hz),8.37(1H,d,J=1.46H
z).
【0186】(E)3−(2−(tert−ブチルジフ
ェニルシリルオキシ)エトキシ)−5−((3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニ
ル)ベンゾイックアシッドメチルエステル (D)で得られた5−(2−(tert−ブチルジフェ
ニルシリルオキシ)エトキシ)イソフタル酸モノメチル
エステル(590mg、1.24mmol)と、3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリン(310m
g、1.27mmol)を、塩化メチレン(30ml)
に溶解し、N,N−ビス−(2−オキソ−3−オキサゾ
リジニル)ホスフィン酸クロリド(320mg)、ジイ
ソプロピルエチルアミン(0.3ml)を加え、窒素雰
囲気下室温にて12時間攪拌した。酢酸エチルで抽出
し、この有機層を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナト
リウム、飽和食塩水の順で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧留去し、淡黄色アモルファスとして表題化合物
(815mg、94%)を得た。
【0187】(F)3−(2−ヒドロキシエトキシ)−
5−((3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリ
ノ)カルボニル)ベンゾイックアシッドメチルエステル (E)で得られた3−(2−(tert−ブチルジフェ
ニルシリルオキシ)エトキシ)−5−((3−((E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)ベンゾ
イックアシッドメチルエステル(785mg、1.12
mmol)を、THF(20ml)に溶解し、テトラブ
チルアンモニウムフルオリド(3.0ml、1.0MT
HF溶液、3.0mmol)を加え、窒素雰囲気下室温
にて2時間攪拌した。反応液をエーテル−1規定塩酸水
溶液に分配し、エーテル層を硫酸ナトリウムで乾燥後、
エーテルを減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、1:1、v/v)
で精製し、無色アモルファスとして表題化合物(287
mg、55%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.84Hz),3.12(1H,quintet,
J=6.84Hz),3.92(3H,s),4.00
(2H,t,J=4.0Hz),4.14(2H,t,
J=4.0Hz),6.82(1H,s),7.29−
7.37(4H,m),7.57(1H,d,J=7.
82Hz),7.62−7.65(2H,m),7.8
8(1H,s),8.02(1H,s),8.35(1
H,s). EI−MS;m/z:466(M+、BP),436
(M+−tBu+1),435(M+−tBu).
【0188】(G)3−(2−ヒドロキシエトキシ)−
5−((3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリ
ノ)カルボニル)ベンゾイックアシッド (F)で得られた3−(2−ヒドロキシエトキシ)−5
−((3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)
カルボニル)ベンゾイックアシッドメチルエステル(2
53mg、0.543mmol)を、THF(30m
l)に溶解し、水酸化リチウム水溶液(30ml、0.
238M)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液を
1規定塩酸水溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。
この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去し、残
留物をエーテルで洗浄し、淡黄色粉末として表題化合物
(110mg、45%)を得た。 Anal.calcd for C242425S・0.
5H2O: C,62.46;H,5.46;N,6.07;S,
6.95. found: C,62.59;H,5.48;N,5.78;S,
6.59.1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.83Hz),3.05(1H,quint
et,J=6.83Hz),3.77(2H,t,J=
4.88Hz),4.15(2H,t,J=4.88H
z),4.94(1H,t,J=5.37Hz),7.
25(1H,s),7.41(3H,m),7.47
(1H,d,J=7.81Hz),7.65(1H,
s),7.73(1H,d,J=7.81Hz),7.
78(1H,s),8.08(1H,s),8.15
(1H,s),10.45(1H,s),13.25
(1H,br). EI−MS;m/z:452(M+,BP) IR(KBr);cm-1:3311,2962,170
1,1589,1545,1439,1302,121
5,1057,687.
【0189】実施例27:(4R,5R)−5−(3−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリノカルボニル)
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カル
ボキシリックアシッド (A)(4R,5R)−5−(メトキシカルボニル)−
2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボ
キシリックアシッド ジメチル (4R,5R)−2,2−ジメチル−1,3
−ジオキソラン−4,5−ジカルボキシレート(1.1
0g、5.04mmol)をメタノール(30ml)に
溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5.0ml、
5.0mmol)を滴下し、室温で15分間攪拌後、1
時間半加熱還流した。冷却後、溶媒を溜去し、残渣に少
量の水を加え、エーテル洗浄、1規定塩酸水溶液にてp
H約1とした。酢酸エチル抽出後、飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、溶媒を溜去して、無
色油状物としてジカルボン酸体を含む表題化合物(0.
74g)を得た。NMRより目的物の換算収量は0.5
0g、48.6%、ジカルボン酸は0.24g。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.53(3H,s),
1.54(3H,s),3.85(3H,s),4.7
7−4.91(2H,m),5.99(1H,br).
【0190】(B)メチル (4R,5R)−5−(3
−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)−1−エテニル]アニリノカルボニ
ル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−
カルボキシレート 3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン(202
mg、0.83mmol)を塩化メチレン(10ml)
に溶解し、(A)で得られた(4R,5R)−5−(メ
トキシカルボニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キソラン−4−カルボキシリックアシッド(ジカルボン
酸を約1/3含む)(338mg、1.66mmol)
を加え、氷冷下ジイソプロピルエチルアミン(433μ
l、2.49mmol)を滴下し、N,N−ビスー(2
−オキソー3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリ
ド(316mg、1.24mmol)を加えて、同温で
10分間攪拌後、室温で13時間半攪拌した。溶媒を溜
去後、残渣に水を加え、クロロホルム抽出、1規定塩酸
水溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和
食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム→クロロホルム:メタノール
=50:1、v/v)にて精製し、淡黄色油状物として
表題化合物(90mg、25.2%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=7.3Hz),1.52(3H,s),1.55(3
H,s),3.06−3.17(1H,m),3.87
(3H,s),4.73−4.81(1H,m),4.
84−4.92(1H,m),6.81(1H,s),
7.23−7.41(4H,m),7.45−7.51
(1H,m),7.80(1H,s),8.32(1
H,s).
【0191】(C)(4R,5R)−5−(3−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリノカルボニル)
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カル
ボキシリックアシッド (B)で得られたメチル (4R,5R)−5−(3−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリノカルボニル)
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カル
ボキシレート(90mg、0.21mmol)をTHF
−メタノール(3:1、v/v、4ml)に溶解し、氷
冷下水酸化リチウム一水和物(9mg、0.23mmo
l)/水(1ml)溶液を滴下し、室温で2時間攪拌し
た。溶媒を溜去後、残渣に少量の水を加え、エーテル洗
浄、1規定塩酸水溶液にてpH約1とし、酢酸エチル抽
出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を溜去した。残渣にヘキサンを加え、粉末状
として濾取し、ヘキサンより洗浄して、淡黄色粉末とし
て表題化合物(58mg、67.4%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.8Hz),1.59(3H,s),1.61(3
H,s),3.08−3.20(1H,m),4.59
(1H,s),4.75(1H,s),6.85(1
H,s),7.17(1H,br),7.32−7.4
5(3H,m),7.48−7.58(1H,m),
7.80(1H,s),8.45(1H,s). EI/MS;m/z:416(M+). FAB/MS;m/z:417(MH+).
【0192】実施例28:(4S,5S)−5−(3−
[(4−イソプロピル−5−メチル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)メトキシ]アニリノカルボニル)−2,
2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボキシ
リックアシッド (A)エチル 4−イソプロピル−2−[(3−ニトロ
フェノキシル)メチル]−1,3−チアゾール−5−カ
ルボキシレート 2−(3−ニトロフェノキシ)エタンチオアミド(77
5mg、3.66mmol)、エチル 2−クロロ−4
−メチル−3−オキソペンタノエート(624mg、
3.24mmol)をエタノール(10ml)に溶解
し、2日間加熱還流した。反応液を放冷後、濃縮した。
析出した結晶を濾取して、表題化合物(519mg、4
1%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),1.36(3H,t,J=7.3H
z),3.98(1H,m),4.33(2H,q,J
=7.3Hz),5.41(2H,s),7.34(1
H,m),7.47(1H,m),7.90(2H,
m).
【0193】(B){4−イソプロピル−2−[(3−
ニトロフェノキシ)メチル]−1,3−チアゾール−5
−イル}メタノール (A)で得られたエチル 4−イソプロピル−2−
[(3−ニトロフェノキシル)メチル]−1,3−チア
ゾール−5−カルボキシレート(519mg、1.48
mmol)をTHF(10ml)に溶解し、氷冷下1.
02M水素化ジイソブチルアルミニウムトルエン溶液
(2.96ml)を加えて、氷冷下30分間攪拌した。
さらに1.02M水素化ジイソブチルアルミニウムトル
エン溶液(5.92ml)を加えて、1時間攪拌した。
反応液に硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで
抽出操作を行った。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去し、表題化合物(454mg、99%)を白色結
晶として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(6H,d,J
=6.8Hz),3.12(1H,m),4.83(2
H,d,J=4.9Hz),5.38(2H,s),
7.33(1H,dd,J=8.3,2.5Hz),
7.45(1H,t,J=8.3Hz),7.86−
7.90(2H,m).
【0194】(C)[5−(クロロメチル)−4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル]メチル(3
−ニトロフェニル)エーテル (B)で得られた{4−イソプロピル−2−[(3−ニ
トロフェノキシ)メチル]−1,3−チアゾール−5−
イル}メタノール(454mg、1.47mmol)を
塩化メチレン(10ml)に溶解し、塩化チオニル
(0.215ml)を加えて1.5時間室温にて攪拌し
た。反応液を濃縮後、クロロホルムで希釈し、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、表題化合物
(473mg、98%)を得た。
【0195】(D)[4−イソプロピル−5−メチル−
1,3−チアゾール−2−イル]メチル(3−ニトロフ
ェニル)エーテル (C)で得られた[4−イソプロピル−5−メチル−
1,3−チアゾール−2−イル]メチル(3−ニトロフ
ェニル)エーテル(60.7mg、0.186mmo
l)をDMSO(1.5ml)に溶解し、室温にて水素
化ホウ素ナトリウム(17.5mg)を加え、一晩攪拌
した。反応液に水(20ml)を加え、酢酸エチルで抽
出操作を行った。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去し、残留物をプレパラティブTLC(n−ヘキサ
ン−酢酸エチル、4:1、v/v)で精製し、表題化合
物(44.0mg、81%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.27(6H,d,J
=6.8Hz),2.37(3H,s),3.05(1
H,m),5.35(2H,s),7.33(1H,d
d,J=8.3,2.0Hz),7.44(1H,t,
J=8.3Hz),7.84(1H,m),7.90
(1H,m).
【0196】(E)3−[(4−イソプロピル−5−メ
チル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]アニ
リン (D)で得られた[4−イソプロピル−5−メチル−
1,3−チアゾール−2−イル]メチル(3−ニトロフ
ェニル)エーテル(258mg、0.882mmol)
をエタノール(10ml)に溶解し、塩化第一スズ(5
85mg)を加え、5時間加熱還流した。反応液を放冷
した後、5M水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加
え、15分攪拌した。続いて酢酸エチルで抽出操作を行
い、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、表
題化合物(311mg、定量的)を得た。
【0197】(F)(4S,5S)−5−(メトキシカ
ルボニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン
−4−カルボキシリックアシッド ジメチル (4S,5S)−2,2−ジメチル−1,3
−ジオキソラン−4,5−ジカルボキシレート(3.0
0g、13.7mmol)をメタノール(100ml)
に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(13.7m
l、13.7mmol)を滴下し、室温で16時間攪拌
した。溶媒を溜去後、残渣に少量の水を加え、エーテル
洗浄し、1規定塩酸水溶液にてpH約1とし、酢酸エチ
ル抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、溶媒を溜去して、無色油状物としてジカルボ
ン酸体を含む表題化合物(2.63g、93.7%)を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.52(6H,d,J
=8.3Hz),3.85(3H,s),4.83(1
H,d,J=5.4Hz),4.89(1H,d,J=
5.4Hz),7.27(1H,br).
【0198】(G)メチル (4S,5S)−5−(3
−[(4−イソプロピル−5−メチル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)メトキシ]アニリノカルボニル)−
2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボ
キシレート (E)で得られた3−[(4−イソプロピル−5−メチ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]アニリ
ン(159mg、0.61mmol)を塩化メチレン
(10ml)に溶解し、(F)で得られた(4S,5
S)−5−(メトキシカルボニル)−2,2−ジメチル
−1,3−ジオキソラン−4−カルボキシリックアシッ
ド(186mg、0.91mmol)を加え、氷冷下ジ
イソプロピルエチルアミン(254μl、1.46mm
ol)を滴下し、N,N−ビス−(2−オキソー3−オ
キサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(186mg、
0.73mmol)を加え、同温で10分間攪拌後、室
温で20時間攪拌した。溶媒を溜去後、残渣に水を加
え、クロロホルム抽出、1規定塩酸水溶液、水、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=10:1→5:1→2:1、v/v)にて精
製し、淡橙色油状物として表題化合物(139mg、5
1.2%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.26(6H,d,J
=6.8Hz),1.54(3H,s),1.56(3
H,s),2.36(3H,s),2.99−3.10
(1H,m),3.87(3H,s),4.85(1
H,d,J=5.4Hz),4.88(1H,d,J=
5.4Hz),5.27(2H,s),6.79(1
H,dd,J=7.8,2.4Hz),7.15(1
H,d,J=7.8Hz),7.25(1H,t,J=
7.8Hz),7.36(1H,t,J=2.4H
z),8.24(1H,s).
【0199】(H)(4S,5S)−5−(3−[(4
−イソプロピル−5−メチル−1,3−チアゾール−2
−イル)メトキシ]アニリノカルボニル)−2,2−ジ
メチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボキシリック
アシッド (G)で得られたメチル (4S,5S)−5−(3−
[(4−イソプロピル−5−メチル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)メトキシ]アニリノカルボニル)−2,
2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボキシ
レート(139mg、0.31mmol)をTHF−メ
タノール(3:1、v/v、4ml)に溶解し、氷冷下
水酸化リチウム一水和物(14mg、0.34mmo
l)/水(1ml)溶液を滴下し、室温で16時間攪拌
した。溶媒を溜去後、残渣に少量の水を加えエーテル洗
浄、1規定塩酸水溶液にてpH約1とし、酢酸エチル抽
出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を溜去した。残渣にヘキサンを加え、粉末状
として濾取し、ヘキサンより洗浄して、淡橙色粉末とし
て表題化合物(98mg、73.0%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.18(6H,
d,J=6.8Hz),1.42(6H,s),2.3
4(3H,s),2.99−3.10(1H,m),
4.72(1H,d,J=5.4Hz),4.77(1
H,d,J=5.4Hz),5.28(2H,s),
6.75−6.82(1H,m),7.20−7.30
(2H,m),7.45(1H,s),10.21(1
H,s),13.20(1H,br). EI/MS;m/z:434(M+). FAB/MS;m/z:435(MH+).
【0200】実施例29:(1R*,2R*)−2−(3
−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシリックアシッド (A)トランス−シクロヘキサン−1,2−ジカルボン
酸無水物 トランス−シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシリッ
クアシッド(5.00g、29.0mmol)を無水酢
酸(10mL)に溶解し、1時間加熱還流した。反応液
をトルエン、エーテル共沸により減圧濃縮し、残渣にエ
ーテルを加え濾取し、無色結晶として表題化合物を
(3.82g、85%)得た。1H−NMR(DMSO
−d6)δ:1.22−1.34(2H,m),1.4
7−1.61(2H,m),1.90−2.00(2
H,m),2.28−2.32(2H,m),2.54
−2.63(2H,m).
【0201】(B)(1R*,2R*)−2−(3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニル)
シクロヘキサン−1−カルボキシリックアシッド 3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリン(100
mg、0.409mmol)のトルエン(5mL)溶液
に、(A)で得られたトランス−シクロヘキサン−1,
2−ジカルボン酸無水物(63.1mg、0.409m
mol)を加え、室温にて2.5時間攪拌した。溶媒を
エーテル共沸により減圧濃縮し、残渣にエーテルを加え
濾取し、淡黄色結晶として表題化合物を(127mg、
78%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.20−1.39
(2H,m),1.27(6H,d,J=6.8H
z),1.76(2H,br),1.90−2.05
(2H,m),2.46−2.61(2H,m),3.
04(1septet,J=6.8Hz),7.24
(1H,s),7.28−7.42(4H,m),7.
47(1H,d,J=7.3Hz),7.93(1H,
s),10.00(1H,s),12.06(1H,
s). EI−MS;m/z:398(M+
【0202】実施例30:(1S*,2R*)−2−(3
−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシリックアシッド 3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリン(100
mg、0.409mmol)のトルエン(5mL)溶液
に、シス−シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水
物(63.1mg、0.409mmol)を加え、室温
にて2.5時間攪拌した。溶媒をエーテル共沸により減
圧濃縮し、残渣にエーテルを加え濾取し、淡黄色結晶と
して表題化合物を(120mg、73%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.21−1.47
(3H,m),1.27(6H,d,J=6.8H
z),1.60−1.80(3H,m),1.97−
2.18(2H,m),2.57−2.65(1H,
m),2.93−3.00(1H,m),3.04(1
H,septet,J=6.8Hz),7.24(1
H,s),7.28−7.40(4H,m),7.46
(1H,d,J=8.3Hz),7.93(1H,
s),9.78(1H,s),11.97(1H,
s). FAB−MS;m/z:399(MH+).
【0203】実施例31:(1S*,2R*)−2−(3
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニル)
シクロプロパン−1−カルボキシリックアシッド (A)メチル (1S*,2R*)2−クロロカルボニル
シクロプロパン−1−カルボキシレート (1R*,2S*)−2−(メトキシカルボニル)シクロ
プロパン−1−カルボキシリックアシッド(215m
g、1.49mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液
に、0℃にてDMF(1滴)、塩化オキザリル(143
mL、1.64mmol)を加え、0℃にて2時間攪拌
した。反応液ををクロロホルム共沸により減圧濃縮し、
無色油状物として未精製の表題化合物(241mg)を
得た。
【0204】(B)メチル (1S*,2R*)−2−
(3((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニ
ル)シクロプロパン−1−カルボキシレート 3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン(182
mg、0.744mmol)の塩化メチレン(2mL)
溶液に、0℃にてトリエチルアミン(208mL、1.
49mmol)、(A)で得られたメチル (1S*
2R*)2−クロロカルボニルシクロプロパン−1−カ
ルボキシレート(128mg)の塩化メチレン(2m
L)溶液を加えた。室温にて18時間攪拌した後、1規
定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄
し、硫酸マグネシウムにて乾燥、減圧濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル、1:1、v/v)にて精製し、淡黄色油状物と
して表題化合物を(180mg、65%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz),1.42−1.50(1H,m),
1.73(1H,dd,J=6.8,12.2Hz),
2.10−2.22(2H,m),3.11(1H,s
eptet,J=6.8Hz),3.76(3H,
s),6.80(1H,s),7.25−7.31(4
H,m),7.47(1H,d,J=7.3Hz),
7.70(1H,s),8.36(1H,br).
【0205】(C)(1S*,2R*)−2−(3
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニル)
シクロプロパン−1−カルボキシリックアシッド (B)で得られたメチル (1S*,2R*)−2−(3
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノカルボニル)
シクロプロパン−1−カルボキシレート(180mg、
0.485mmol)のTHF(3mL)−メタノール
(1mL)溶液に、0℃にて水酸化リチウム・一水和物
(20.3mg、0.485mmol)を加え、室温に
て1.5時間攪拌した。再び0℃にて水酸化リチウム・
一水和物(10.2mg、0.242mmol)を加
え、室温にて30分攪拌した。反応液を減圧濃縮、残渣
を水にて希釈し、エーテルにて洗浄した。水層を5%ク
エン酸水溶液にて酸性とし、酢酸エチルにて抽出、有機
層を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
にて洗浄した。水層を酢酸エチルにて抽出し、有機層を
合わせて、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を硫酸マグ
ネシウムにて乾燥、減圧濃縮し、残渣にエーテルを加え
て濾取し、白色固体として表題化合物を(51.0m
g、30%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.20(1H,b
r),1.26(6H,d,J=6.8Hz),1.4
1(1H,br),1.86(2H,t,J=7.3H
z),3.30(1H,septet,J=6.8H
z),7.23(1H,s),7.27−7.34(4
H,m),7.46(1H,d,J=7.3Hz),
7.82(1H,br),11.68(1H,br). EI−MS;m/z:356(M+).
【0206】実施例32:2−(2−{2,4−ジフル
オロ−5−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル)メトキシ]アニリノ}−2−オキソエチ
ル)ベンゾイックアシッド (A)2−[(2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェノ
キシ)メチル]−4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル 2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェノール(Akam
a等、Synthesis,1447,(1997))
(200mg、1.14mmol)と2−ヒドロキシメ
チル−4−イソプロピル−1,3−チアゾール(198
mg、1.25mmol)をTHF(6ml)に溶解
し、トリフェニルホスフィン(389mg)を加えた
後、ジエチルアゾジカルボキシレート(0.234m
l)をアルゴン雰囲気下加え、室温にて2時間攪拌し
た。溶媒を減圧留去した後、残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、10:1、
v/v)で精製し、白色結晶として表題化合物(313
mg、87%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),3.11(1H,m),5.44(2
H,s),6.96(1H,s),7.08(1H,
t,J=10.3Hz),7.98(1H,t,J=
8.3Hz).
【0207】(B)2,4−ジフルオロ−5−[(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ]アニリン (A)で得られた2−[(2,4−ジフルオロ−5−ニ
トロフェノキシ)メチル]−4−イソプロピル−1,3
−チアゾール(500mg、1.59mmol)を酢酸
エチル(20ml)に溶解し、10%パラジウム炭素
(100mg)を加え、水素雰囲気下、40℃で一晩攪
拌した。触媒を濾過し、母液を減圧濃縮して、得られた
残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン
−酢酸エチル、4:1、v/v)で精製し、表題化合物
(396mg、87%)を得た。
【0208】(C)2−(2−{2,4−ジフルオロ−
5−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)メトキシ]アニリノ}−2−オキソエチル)ベン
ゾイックアシッド (B)で得られた2,4−ジフルオロ−5−[(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ]アニリン(396mg、1.39mmol)と無水
ホモフタル酸(225mg)をトルエン(10ml)に
溶解し、1時間加熱還流した。無水ホモフタル酸(90
mg)をさらに加え、12時間加熱還流した。析出した
固体を濾取し、白色固体として表題化合物(383m
g、62%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.21(6H,
d,J=6.8Hz),3.00(1H,m),4.1
2(2H,s),5.34(2H,s),7.30(1
H,s),7.35−7.44(3H,m),7.52
(1H,t,J=7.3Hz),7.88(2H,
m),9.89(1H,s). EI−MS;m/z:446(M+
【0209】実施例34:2−(2−{2−クロロ−5
−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ]アニリノ}−2−オキソエチル)ニコチ
ニックアシッド (A)tert−ブチル 2−(2−エトキシ−2−オ
キソエチル)ニコチネート 2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)ニコチニック
アシッド(Ames等J.Chem.Soc.Perk
in1,705,(1972))(800mg、3.8
2mmol)をトルエン(15ml)に溶解し、80℃
にて攪拌下、N,N−ジメチルホルムアミドジ−ter
t−ブチルアセタール(3.66ml)をゆっくり滴下
した。80℃で1.5時間攪拌した後、さらにN,N−
ジメチルホルムアミドジ−tert−ブチルアセタール
(0.915ml)を加えて30分間攪拌した。反応液
を放冷後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム−メタノール、100:
1、v/v)で精製し、表題化合物(736mg、73
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.25(3H,t,J
=7.3Hz),1.58(9H,s),4.18(2
H,q,J=7.3Hz),4.27(2H,s),
7.30(1H,dd,J=7.8,4.6Hz),
8.22(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),
8.64(1H,dd,J=4.6,1.5Hz).
【0210】(B)2−[3−(tert−ブトキシカ
ルボニル)−2−ピリジル]アセチックアシッド (A)で得られたtert−ブチル 2−(2−エトキ
シ−2−オキソエチル)ニコチネート(736mg,
2.77mmol)をTHF−メタノール−水の混合溶
媒(17ml,10:5:2,v/v)に溶解し、水酸
化リチウム1水和物(128mg)を加えて、室温で一
晩攪拌した。反応液を10%クエン酸水溶液で中和し、
酢酸エチルで抽出操作を行い、硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、表題化合物を白色結晶として
(516mg,78%)を得た。
【0211】(C)2−[(4−クロロ−3−ニトロフ
ェノキシ)メチル]−4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール 4−クロロ−3−ニトロフェノール(500mg,2.
88mmol)をDMFに溶解し、炭酸カリウム(79
6mg)、2−クロロメチル−4−イソプロピル−1,
3−チアゾール(557mg)を加え、室温で一晩攪拌
した。反応液を減圧濃縮して、得られた残渣を酢酸エチ
ルで希釈し、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル、12:
1、v/v)で精製し、表題化合物(767mg、85
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),3.10(1H,m),5.37(2
H,s),6.93(1H,s),7.17(1H,d
d,J=8.8,2.9Hz),7.44(1H,d,
J=9.3Hz),7.57(1H,d,J=2.9H
z).
【0212】(D)2−クロロ−5−[(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]アニ
リン (C)で得られた2−[(4−クロロ−3−ニトロフェ
ノキシ)メチル]−4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール(767mg、2.45mmol)をエタノール
(15ml)に溶解し、塩化第一スズ(1628mg)
を加え、一晩加熱還流した。反応液を放冷した後、5M
水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加え、15分攪
拌した。続いて酢酸エチルで抽出操作を行い、硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、表題化合物(6
47mg、93%)を得た。
【0213】(E)tert−ブチル 2−(2−{2
−クロロ−5−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)メトキシ]アニリノ}−2−オキソエ
チル)ニコチネート (D)で得られた2−クロロ−5−[(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]アニリ
ン(110mg、0.388mmol)と(B)で得ら
れた2−[3−(tert−ブトキシカルボニル)−2
−ピリジル]アセチックアシッド(101mg、0.4
26mmol)を塩化メチレン(3ml)に溶解し、ジ
イソプロピルエチルアミン(0.101ml)とN,N
−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィ
ン酸クロリド(128mg)を加えて、室温にて一晩攪
拌した。ジイソプロピルエチルアミン(0.253m
l)とN,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニ
ル)ホスフィン酸クロリド(320mg)をさらに加え
て、一晩攪拌した。反応液をクロロホルムで希釈し、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物
をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸
エチル、5:1、v/v)で精製し、表題化合物(7
1.5mg、37%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(6H,d,J
=6.8Hz),1.62(9H,s),3.10(1
H,m),4.36(2H,s),5.29(2H,
s),6.65(1H,dd,J=8.8,2.9H
z),6.88(1H,s),7.21(1H,d,J
=8.8Hz),7.32(1H,dd,J=7.8,
4.9Hz),8.20(1H,dd,J=7.8,
1.5Hz),8.28(1H,d,J=2.9H
z),8.73(1H,dd,J=4.9,1.5H
z),9.51(s,1H).
【0214】(F)2−(2−{2−クロロ−5−
[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ]アニリノ}−2−オキソエチル)ニコチ
ニックアシッド (E)で得られたtert−ブチル 2−(2−{2−
クロロ−5−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)メトキシ]アニリノ}−2−オキソエチ
ル)ニコチネート(71.5mg、0.142mmo
l)をクロロホルム(1ml)に溶解し、トリフルオロ
酢酸(1ml)を加えて室温で24時間攪拌した。反応
液を減圧濃縮し、残留物にジエチルエーテルを加え、析
出晶を濾取、乾燥し、白色粉末として表題化合物(4
6.3mg、48%)を二トリフルオロ酢酸塩として得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.23(6H,
d,J=6.8Hz),3.02(1H,m),4.3
6(2H,s),5.35(2H,s),6.88(1
H,dd,J=8.8,2.4Hz),7.29(1
H,s),7.41(1H,d,J=8.8Hz),
7.46(1H,dd,J=7.8,4.9Hz),
7.62(1H,br),8.25(1H,d,J=
7.8Hz),8.68(1H,d,J=4.9H
z),9.74(1H,s).
【0215】実施例35:N1−3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]フェニル−2−(2−[(トリフルオ
ロメチル)スルホニル]アミノフェニル)アセトアミド (A)メチル 2−(2−ニトロフェニル)アセテート 2−(2−ニトロフェニル)アセティックアシッド
(5.06g、27.9mmol)をメタノール(10
0ml)に溶解し、濃硫酸(5ml)を滴下し、16時
間加熱還流した。溶媒を溜去後、残渣に水を加え、酢酸
エチル抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和
食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶
媒を溜去して、淡橙色油状物として表題化合物(5.3
7g、99.0%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.72(3H,s),
4.03(2H,s),7.36(1H,d,J=7.
3Hz),7.44−7.51(1H,m),7.57
−7.63(1H,m),8.12(1H,d,J=
7.8Hz).
【0216】(B)メチル 2−(2−アミノフェニ
ル)アセテート (A)で得られたメチル 2−(2−ニトロフェニル)
アセテート(1.69g、8.66mmol)をメタノ
ール(20ml)に溶解し、10%パラジウム炭素
(0.17g)を懸濁させ、水素雰囲気下(1気圧)、
室温で19時間攪拌した。触媒を濾去後、メタノールで
洗いこみ、溶媒を溜去して、淡橙色油状物として表題化
合物(1.33g、93.0%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.57(2H,s),
3.68(3H,s),4.06(2H,br),6.
67−6.79(2H,m),7.04−7.12(2
H,m).
【0217】(C)メチル 2−(2−[(トリフルオ
ロメチル)スルホニル]アミノフェニル)アセテート (B)で得られたメチル 2−(2−アミノフェニル)
アセテート(1.32g、7.99mmol)を塩化メ
チレン(50ml)に溶解し、氷冷下トリエチルアミン
(1.23ml、8.79mmol)を滴下し、トリフ
ルオロ酢酸無水物(1.34ml、7.99mmol)
をゆっくり滴下した。同温で15分間攪拌後、反応液に
水を加え、有機層を分取、10%クエン酸水溶液、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去して、
淡橙色油状物として表題化合物(1.41g、59.4
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.75(2H,s),
3.77(3H,s),7.17−7.45(3H,
m),7.48−7.65(1H,m).
【0218】(D)2−(2−[(トリフルオロメチ
ル)スルホニル]アミノフェニル)アセティックアシッ
ド (C)で得られたメチル 2−(2−[(トリフルオロ
メチル)スルホニル]アミノフェニル)アセテート
(1.41g、4.74mmol)をTHF−メタノー
ル(3:1、v/v、80ml)に溶解し、氷冷下水酸
化リチウム一水和物(218mg、5.22mmol)
/水(20ml)溶液を滴下し、室温で3時間攪拌し
た。氷冷下水酸化リチウム一水和物(218mg、5.
22mmol)/水(20ml)溶液を追加し、室温で
17時間攪拌した。溶媒を溜去後、残渣に少量の水を加
え、エーテル洗浄、1規定塩酸水溶液にてpH約1と
し、酢酸エチル抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去して、淡橙色油状物
として表題化合物(1.35g、定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.79(2H,s),
5.61(1H,br),7.23−7.46(3H,
m),7.51(1H,d,J=7.8Hz),8.5
0(1H,br).
【0219】(E)N1−3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]フェニル−2−(2−[(トリフルオロメチ
ル)スルホニル]アミノフェニル)アセトアミド (D)で得られた2−(2−[(トリフルオロメチル)
スルホニル]アミノフェニル)アセティックアシッド
(515mg、1.82mmol)に氷冷下塩化チオニ
ル(663ml、9.09mmol)を滴下し、同温で
10分間攪拌後、室温で30分間攪拌した。溶媒を溜去
後、残渣を塩化メチレン(20ml)に溶解し、氷冷下
3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリン(222
mg、0.91mmol)/塩化メチレン(10ml)
溶液およびトリエチルアミン(1.27ml、9.09
mmol)を滴下し、ジメチルアミノピリジン(222
mg、1.82mmol)を加えた。同温で30分間攪
拌後、室温で20時間攪拌し、溶媒を溜去した。残渣に
水を加え、クロロホルム抽出、1規定塩酸水溶液、水、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて順
次洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム→クロロホルム:メタノール=50:1、v
/v)にて精製し、溶媒を溜去後、残渣にヘキサンを加
えて粉末状として濾取し、ヘキサンより洗浄して、淡橙
色粉末として表題化合物(98mg、21.2%)を得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.26(6H,
d,J=6.8Hz),2.97−3.09(1H,
m),3.85(2H,s),7.23−7.44(1
0H,m),7.50(1H,d,J=7.8Hz),
7.92(1H,br),10.41(1H,br). EI/MS;m/z:509(M+). FAB/MS;m/z:510(MH+).
【0220】実施例36:1−ベンジル−4−((3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニ
ル)−1H−3−ピロールカルボキシリックアシッド (A)ジメチル 1−ベンジル−2,5−ジヒドロ−1
H−3,4−ピロールジカルボキシレート N−ベンジル−N−ブトキシメチル−N−[(1,1,
1−トリメチルシリル)メチル]アミン(803.7m
g)およびジメチル アセチレンジカルボキシレート
(0.353ml)の塩化メチレン溶液(10ml)
に、室温にてトリフルオロ酢酸(22μl)を加え、同
温にて一晩攪拌した。反応液にクロロホルムを加え、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥。溶媒を減圧留去して得られた
残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=99.5:0.5、v/v)で精製
し、ジメチル1−ベンジル−2,5−ジヒドロ−1H−
3,4−ピロールジカルボキシレート(536.9m
g、68%)を黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.77(6H,s),
3.80(2H,s),3.83(4H,s),7.3
2−7.34(5H,m).
【0221】(B)1−ベンジル−4−(メトキシカル
ボニル)−2,5−ジヒドロ−1H−3−ピロールカル
ボキシリックアシッド ジメチル 1−ベンジル−2,5−ジヒドロ−1H−
3,4−ピロールジカルボキシレート(148mg)の
メタノール溶液(3ml)に、室温にて1N水酸化ナト
リウム水溶液(0.539ml)を加え、同温にて2.
5時間攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物に1規
定塩酸(0.539ml)を加えた後、トルエンを加え
減圧留去した。得られた残留物にクロロホルムおよび無
水硫酸ナトリウムを加え、不溶物をろ去した。溶媒を留
去して1−ベンジル−4−(メトキシカルボニル)−
2,5−ジヒドロ−1H−3−ピロールカルボキシリッ
クアシッド(119.5mg、85%)を淡黄色固形物
として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.79(2H,s),
3.89(3H,s),3.85−3.92(2H,
m),3.95−4.00(2H,m),7.20−
7.40(5H,m).
【0222】(C)メチル 1−ベンジル−4−(3−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリノカルボニル)
−2,5−ジヒドロ−1H−3−ピロールカルボキシレ
ート 1−ベンジル−4−(メトキシカルボニル)−2,5−
ジヒドロ−1H−3−ピロールカルボキシリックアシッ
ド(117.4mg)および3−[(E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル]アニリン(120.8mg)の塩化メチレン
溶液(5ml)に、室温にてジシクロヘキシルカルボジ
イミド(102.0mg)およびN,N−ジメチルアミ
ノピリジン(60.4mg)を加え、同温にて一晩攪拌
した。不溶物をろ去後、溶媒を留去して得られた残留物
を酢酸エチルに溶解し、不溶物をろ去した。溶媒を留去
して得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、v/v)で精製し、
メチル 1−ベンジル−4−(3−[(E)−2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]アニリノカルボニル)−2,5−ジヒドロ
−1H−3−ピロールカルボキシレート(107.1m
g、49%)を黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz),3.05−3.20(1H,m),
3.80(2H,s),3.86(3H,s),3.9
1(2H,t,J=4.9Hz),4.06(2H,
t,J=4.9Hz),7.20−7.40(9H,
m),7.67(1H,d,J=7.8Hz),7.8
5(1H,s),11.65(1H,s).
【0223】(D)1−ベンジル−4−((3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニ
ル)−1H−3−ピロールカルボキシリックアシッド メチル 1−ベンジル−4−(3−[(E)−2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]アニリノカルボニル)−2,5−ジヒドロ
−1H−3−ピロールカルボキシレート(106.7m
g)のメタノール(2ml)−THF(1ml)混合溶
液に、室温にて水酸化リチウム1水和物(9.6mg)
の水溶液(0.3ml)を加え、同温にて7時間攪拌し
た。さらに水酸化リチウム1水和物(9.2mg)の水
溶液(0.5ml)を加え、同温にて16時間攪拌した
後、水酸化リチウム1水和物(4.6mg)の水溶液
(0.3ml)を加え、同温にて一晩攪拌した。溶媒を
留去して得られた残留物に1N塩酸(0.558ml)
を加え、析出した固形物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=96:4→92:8、
v/v)で精製し、1−ベンジル−4−((3−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニ
ル)−1H−3−ピロールカルボキシリックアシッド
(32.3mg、31%)を無色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.8Hz),3.04(1H,quint,J=
6.8Hz),5.23(2H,s),7.24(1
H,s),7.30−7.45(9H,m),7.58
(1H,d,J=7.8Hz),7.65−7.75
(2H,m),7.92(1H,s). FAB−MS;m/z:472(MH+). 元素分析(C272533S・0.4H2Oとして): 計算値:C,67.73;H,5.43;N,8.78. 実測値:C,67.91;H,5.49;N,8.47.
【0224】実施例37:4−((3−((E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)−3−フロイ
ックアシッド (A)4−(メトキシカルボニル)−3−フロイックア
シッド 市販のジメチル 3,4−フランジカルボキシレート
(504.1mg)のメタノール溶液(3ml)に、室
温にて1N水酸化ナトリウム水溶液(3.01ml)を
加え、同温にて3時間攪拌した。溶媒を留去して得られ
た残留物に水を加え、ジエチルエーテルにて洗浄した。
水層を1N塩酸を用いて酸性とし、酢酸エチルにて抽出
にた。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して
4−(メトキシカルボニル)−3−フロイックアシッド
(379.8mg、82%)を無色固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:4.01(3H,s),
8.13(1H,d,J=2.0Hz),8.25(1
H,d,J=2.0Hz).
【0225】(B)メチル 4−(3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]アニリノカルボニル)−3−フロエー
ト 4−(メトキシカルボニル)−3−フロイックアシッド
(101.1mg)および3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]アニリン(132.0mg)の塩化メチレン溶
液(5ml)に、室温にてジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(122.6mg)およびN,N−ジメチルアミノ
ピリジン(72.6mg)を加え、同温にて18時間攪
拌した。不溶物をろ去後、溶媒を留去して得られた残留
物を酢酸エチルに溶解し、不溶物をろ去した。溶媒を留
去して得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー
(クロロホルム→クロロホルム:メタノール=99:
1、v/v)で精製し、メチル4−(3−[(E)−2
−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]アニリノカルボニル)−3−フロ
エート(165.3mg、77%)を淡黄色固形物とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.8Hz),3.12(1H,quint,J=6.8
Hz),3.99(3H,s),6.81(1H,
s),7.20−7.30(1H,m),7.30−
7.40(3H,m),7.77(1H,d,J=7.
8Hz),7.91(1H,s),8.14(1H,
d,J=2.0Hz),8.28(1H,d,J=2.
0Hz).
【0226】(C)4−((3−((E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル)アニリノ)カルボニル)−3−フロイックア
シッドメチル 4−(3−[(E)−2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]アニリノカルボニル)−3−フロエート(162.
1mg)のメタノール(2ml)−THF(1.5m
l)混合溶液に、室温にて水酸化リチウム1水和物(1
9.3mg)の水溶液(0.6ml)を加え、同温にて
2時間攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物に1N
塩酸(0.46ml)を加え、1N水酸化ナトリウム水
溶液にて中和後、クロロホルムならびに酢酸エチルにて
抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去
して得られた残留物をジエチルエーテルを用いてろ取
し、4−((3−((E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニ
リノ)カルボニル)−3−フロイックアシッド(11
6.1mg、74%)を無色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.8Hz),3.05(1H,quint,J=
6.8Hz),7.25(1H,s),7.35−7.
45(4H,m),7.62(1H,d,J=7.8H
z),7.94(1H,s),8.20−8.35(2
H,m). FAB−MS;m/z:383(MH+). 元素分析(C201824S・H2Oとして): 計算値:C,59.99;H,5.03;N,7.00. 実測値:C,60.26;H,4.68;N,6.88.
【0227】実施例38:3−((3−((E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)−5−メチル
−4−イソキサゾールカルボキシリックアシッド (A)4−(tert−ブチル) 3−エチル 5−メ
チル−3,4−イソキサゾールジカルボキシレート tert−ブチル アセトアセテート(500.0m
g)およびエチル シアノホルメート(0.375m
l)の塩化メチレン溶液(10ml)に、窒素気流下室
温にてジンク アセチルアセトネート(16.7mg)
を加え、同温にて3日間攪拌した。溶媒を留去して得ら
れた残留物に酢酸エチルを加え、不溶物をセライトろ
過。溶媒を留去して得られた残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム)で精製し、得られたエナ
ミンのクロロホルム溶液(6ml)にヒドロキシルアミ
ン塩酸塩(113.8mg)ならびにトリエチルアミン
(0.228ml)を加え、室温窒素気流下15時間攪
拌した。反応液に5%クエン酸水溶液を加えクロロホル
ムにて抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒
を留去して、4−(tert−ブチル) 3−エチル
5−メチル−3,4−イソキサゾールジカルボキシレー
ト(242.0mg、30%)を淡黄色油状物として得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,t,J
=7.3Hz),1.54(9H,s),2.67(3
H,s),4.43(2H,q,J=7.3Hz).
【0228】(B)4−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−5−メチル−3−イソキサゾールカルボキシリッ
クアシッド 4−(tert−ブチル) 3−エチル 5−メチル−
3,4−イソキサゾールジカルボキシレート(125.
4mg)のTHF溶液(3ml)に、室温にて水酸化リ
チウム1水和物(9.6mg)の水溶液(0.3ml)
を加え、同温にて7時間攪拌した。さらに水酸化リチウ
ム1水和物(22.7mg)の水溶液(0.5ml)を
加え、同温にて1.5時間攪拌した。溶媒を留去して得
られた残留物に5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチル
にて抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を
留去して、4−(tert−ブトキシカルボニル)−5
−メチル−3−イソキサゾールカルボキシリックアシッ
ド(86.7mg、78%)を黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.55(9H,s),
2.31(3H,s).
【0229】(C)tert−ブチル 3−(3−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリノカルボニル)
−5−メチル−4−イソキサゾールカルボキシレート 4−(tert−ブトキシカルボニル)−5−メチル−
3−イソキサゾールカルボキシリックアシッド(86.
7mg)および3−[(E)−2−(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]ア
ニリン(93.2mg)の塩化メチレン(5ml)およ
びDMF(0.3ml)の混合溶液に、室温にてジシク
ロヘキシルカルボジイミド(86.6mg)およびN,
N−ジメチルアミノピリジン(51.3mg)を加え、
同温にて2日間攪拌した。溶媒を留去して得られた残留
物を酢酸エチルに溶解し、水および飽和食塩水にて洗浄
した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して
得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=85:15、v/v)で精製し、t
ert−ブチル 3−(3−[(E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]アニリノカルボニル)−5−メチル−4−イソキ
サゾールカルボキシレート(16.3mg、9%)を淡
黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.8Hz),1.69(9H,s),2.52(3
H,s),3.13(1H,dq,J=6.8,0.5
Hz),6.82(1H,s),7.30−7.45
(4H,m),7.77(1H,br d,J=7.6
Hz),7.91(1H,d,J=1.5Hz),1
2.05(1H,s).
【0230】(D)3−((3−((E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル)アニリノ)カルボニル)−5−メチル−4−
イソキサゾールカルボキシリックアシッド tert−ブチル 3−(3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]アニリノカルボニル)−5−メチル−4−イソ
キサゾールカルボキシレート(16.3mg)のジオキ
サン溶液(0.5ml)に、室温にて4N塩酸−ジオキ
サン溶液(1ml)を加え、同温にて4.5時間攪拌し
た。溶媒を留去して得られた残留物にジオキサンを加
え、溶媒を留去した後、ジエチルエーテルを用いてろ取
し、3−((3−((E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニ
リノ)カルボニル)−5−メチル−4−イソキサゾール
カルボキシリックアシッド(7.6mg、49%)を褐
色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.8Hz),2.46(3H,s),3.0
5(1H,quint,J=6.8Hz),7.27(1
H,s),7.35−7.50(3H,m),7.50
−7.60(2H,m),7.95(1H,s),1
1.44(1H,s). FAB−MS;m/z:398(MH+).
【0231】実施例39:4−((3−((E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)−5−メチル
−3−イソキサゾールカルボキシリックアシッド (A)3−(エトキシカルボニル)−5−メチル−4−
イソキサゾールカルボキシリックアシッド 実施例38(A)で合成した4−(tert−ブチル)
3−エチル 5−メチル−3,4−イソキサゾールジ
カルボキシレート(121.5mg)の塩化メチレン溶
液(1.5ml)に、氷冷下トリフルオロ酢酸(1.5
ml)を加え、同温にて2時間攪拌した。溶媒を留去し
て得られた残留物に水を加え、1N水酸化ナトリウム水
溶液にて中和した。5%クエン酸水溶液を加え、塩析下
酢酸エチルにて抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、溶媒を留去して3−(エトキシカルボニル)−5−
メチル−4−イソキサゾールカルボキシリックアシッド
(74.0mg、78%)を黄色アモルファスとして得
た。1 H−NMR(CDCl3―CD3OD)δ:1.42
(3H,t,J=7.1Hz),2.74(3H,
s),4.48(2H,q,J=7.1Hz).
【0232】(B)エチル 4−((3−((E)−2
−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)−5−メ
チル−3−イソキサゾールカルボキシレート 3−(エトキシカルボニル)−5−メチル−4−イソキ
サゾールカルボキシリックアシッド(74.0mg)お
よび3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン(9
0.8mg)の塩化メチレン(5ml)およびDMF
(0.5ml)の混合溶液に、室温にてジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(84.3mg)およびN,N−ジメ
チルアミノピリジン(49.9mg)を加え、同温にて
2日間攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物を酢酸
エチルに溶解し、水および飽和食塩水にて洗浄した。無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して得られた
残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=85:15、v/v)で精製し、エチル4−
((3−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)−1−エテニル)アニリノ)カ
ルボニル)−5−メチル−3−イソキサゾールカルボキ
シレート(76.0mg、48%)を無色固形物として
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.8Hz),1.52(3H,t,J=7.1H
z),2.89(3H,s),3.12(1H,quin
t,J=6.8Hz),4.61(2H,d,J=7.
1Hz),6.81(1H,s),7.25−7.40
(3H,m),7.67(1H,br d,J=7.8
Hz),7.90(1H,d,J=1.7Hz),1
1.15(1H,s).
【0233】(C)4−((3−((E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル)アニリノ)カルボニル)−5−メチル−3−
イソキサゾールカルボキシリックアシッド エチル 4−((3−((E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)
アニリノ)カルボニル)−5−メチル−3−イソキサゾ
ールカルボキシレート(76.0mg)のメタノール
(1ml)−THF(1.5ml)混合溶液に、室温に
て水酸化リチウム1水和物(8.3mg)の水溶液
(0.5ml)を加え、同温にて2時間攪拌した。1N
塩酸(0.1ml)を加えた後、溶媒を留去して得られ
た残留物にクロロホルムおよび無水硫酸ナトリウムを加
え、不溶物をろ取。得られた不溶物に水ならびに1N塩
酸を加え、酢酸エチルにて抽出した。無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後、溶媒を留去して得られた残留物をジエチ
ルエーテルを用いてろ取し、4−((3−((E)−2
−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル)アニリノ)カルボニル)−5−メ
チル−3−イソキサゾールカルボキシリックアシッド
(42.9mg、60%)を黄色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.9Hz),2.70(3H,s),3.0
5(1H,quint,J=6.9Hz),7.25(1
H,m),7.30−7.50(4H,m),7.56
(1H,d,J=7.3Hz),7.95(1H,
s). FAB−MS;m/z:398(MH+). 要再測定 元素分析(C201934S・0.5H2O・1HClとして): 計算値:C,54.23;H,4,78;N,9.49. 実測値:C,53.97;H,4.71;N,9.14.
【0234】実施例40:2−(2−(3−((4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ)ベンジルアミノ)−2−オクソエチル)ベンゾイッ
クアシッド (A)メチル 2―(3−ヒドロキシフェニル)アセテ
ート 2−(3−ヒドロキシフェニル)アセティックアシッド
(2.50g、16.4mmol)のトルエン(30m
L)−メタノール(10mL)溶液に、0℃にてトリメ
チルシリルジアゾメタン(2.0M in hexan
e、8.22mL、16.4mmol)を加え、室温に
て30分間攪拌した。さらに0℃にてトリメチルシリル
ジアゾメタン(2.0M in hexane, 4.
11mL、8.22mmol)を加え、室温にて15分
間攪拌した。溶媒を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム(クロロホルム−
メタノール、10:1、v/v)および(ヘキサン(ヘ
キサン−酢酸エチル、10:1(5:1、v/v)にて
精製し、無色油状物として表題化合物を(2.70g、
99%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.58(2H,s),
3.70(3H,s),5.93(1H,br),6.
74(1H,dd,J=2.7,8.1Hz),6.7
7(1H,s),6.81(1H,d,J=7.57H
z),7.17(1H,t,J=7.8Hz).
【0235】(B)メチル 3−((4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)フェニル
アセテート (A)で得られたメチル 2―(3−ヒドロキシフェニ
ル)アセテート(2.70g、16.3mmol)、
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
メタノール(2.56g、16.3mmol)およびト
リフェニルホスフィン(4.27g、16.3mmo
l)のTHF(50mL)溶液に、−15℃にてアゾジ
カルボン酸ジエチル(2.56mL、16.3mmo
l)を加えた。室温にて3.5時間攪拌した後、溶媒を
トルエン共沸により減圧濃縮した。残渣にトルエンを加
え、不溶物を濾別し、トルエンにて洗浄した。濾液と洗
液を合わせて減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン(ヘキサン−酢酸エチル、1
0:1(4:1、v/v)にて精製し、無色油状物とし
て表題化合物を(3.78g、76%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),3.11(1H,septet,J=
6.8Hz),3.60(2H,s),3.69(3
H,s),5.33(2H,s),6.90−6.94
(4H,m),7.25(1H,t,J=7.8H
z).
【0236】(C)3−((4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ)フェニルアセティ
ックアシッド (B)で得られたメチル 3−((4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)フェニルア
セテート(3.78g、12.4mmol)のTHF
(30mL)−メタノール(10mL)溶液に、0℃に
て水酸化リチウム・一水和物(520mg、12.4m
mol)の水(20mL)溶液を加え、室温にて1.5
時間攪拌した。さらに0℃にて水酸化リチウム・一水和
物(260mg、6.19mmol)を加え、室温にて
2時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮し、残渣を1規定水酸
化ナトリウム水溶液にて希釈し、エーテルにて洗浄し
た。水層を1規定塩酸水溶液にて酸性とし、酢酸エチル
にて抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し
た。水層をクロロホルムで抽出し有機層を合わせて硫酸
マグネシウムにて乾燥、減圧濃縮し、白色固体として表
題化合物を(2.34g、65%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.25(6H,
d,J=6.8Hz),3.03(1H,septe
t,J=6.8Hz),3.54(2H,s),5.3
6(2H,s),6.88(1H,d,J=7.6H
z),6.93−6.96(2H,m),7.24(1
H,t,J=7.8Hz),7.29(1H,s),1
2.32(1H,br).
【0237】(D)tert−ブチル N−3−((4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メト
キシ)ベンジルカーバメート (C)で得られた3−((4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ)フェニルアセティッ
クアシッド(1.00g、3.43mmol)のter
t−ブタノール(20mL)溶液に、トリエチルアミン
(574mL、4.12mmol)、ジフェニルリン酸
アジド(814mL、3.78mmol)を加え、1
5.5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
(クロロホルム−メタノール、99:1、v/v)およ
び(ヘキサン−酢酸エチル、6:1(5:1、v/v)
にて精製し、無色油状物として表題化合物を(203m
g、16%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.46(9H,s),3.11(1
H,septet,J=6.8Hz),4.30(2
H,d,J=5.4Hz),4.85(1H,br),
5.33(2H,s),6.88−6.94(4H,
m),7.25(1H,t,J=7.8Hz).
【0238】(E)3−((4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ)ベンジルアミン (D)で得られたtert−ブチル N−3−((4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ)ベンジルカーバメート(203mg、0.561m
mol)に0℃にて4規定塩酸−ジオキサン(5mL)
を加えた、混和しないのでメタノール(1mL)を加
え、室温にて15分間攪拌した。溶媒をクロロホルム共
沸により減圧濃縮、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液にて希釈し、クロロホルムにて抽出した。有機層を硫
酸マグネシウムにて乾燥、減圧濃縮し、淡黄色油状物と
して表題化合物を(152mg、定量的)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.66(2H,br),3.11
(1H,septet,J=6.8Hz),3.84
(2H,s),5.34(2H,s),6.86−6.
89(2H,m),6.94(1H,d,J=7.6H
z),6.99(1H,br),7.26(1H,t,
J=7.8Hz).
【0239】(F)2−(2−(3−((4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)ベン
ジルアミノ)−2−オクソエチル)ベンゾイックアシッ
ド (E)3−((4−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル)メトキシ)ベンジルアミン(52.1m
g、0.199mmol)のトルエン(2mL)溶液
に、ホモフタル酸無水物(32.2mg、0.199m
mol)を加え、5時間加熱還流した。析出した固体を
濾取、トルエンにて洗浄し、白色結晶として表題化合物
を(63.3mg、75%)得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.25(6H,
d,J=6.8Hz),3.04(1H,septe
t,J=6.8Hz),3.93(2H,s),4.2
5(2H,d,J=5.9Hz),5.35(2H,
s),6.88−6.94(3H,m),7.24(1
H,t,J=7.7Hz),7.30−7.38(3
H,m),7.47−7.50(1H,m),7.84
(1H,d,J=7.6Hz),8.37−8.40
(1H,m),12.89(1H,br). EI−MS;m/z:424(M+).
【0240】実施例41:3−(3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−エチル]フェノキシメチル)ベンゾイックアシッド (A)3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]フェノール 実施例15(E)で得られたジエチル [(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]ホス
ホネートと3−ヒドロキシベンズアルデヒドを実施例1
5(F)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.6Hz),3.13(1H,heptuple
t,J=6.6Hz),6.79−6.82(2H,
m),6.99(1H,m),7.08(1H,d,J
=7.5Hz),7.22(1H,d,J=7.8H
z),7.27(1H,d,J=8.4Hz),7.2
9(1H,s).
【0241】(B)3−(3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]フェノキシメチル)ベンゾニトリル (A)で得られた3−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]
フェノール(221mg、0.9mmol)をジメチル
ホルムアミド(5mL)に溶解し、セシウムカーボネー
ト(588mg)を加え、20分間攪拌した。2−ブロ
モメチルベンゾニトリル(195mg)を加え、16時
間攪拌した。反応液を酢酸エチル−水に分配し、飽和食
塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、油状物として表題化合物(320mg)を得た。本
化合物は精製せず次の反応に用いた。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.9Hz),3.12(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),5.12(2H,s),6.8
2(1H,s),6.92(1H,d,J=7.8H
z),7.12(1H,s),7.17(1H,d,J
=7.8Hz),7.31(3H,m),7.51(1
H,t,J=8.1Hz),7.63(1H,d,J=
8.1),7.68(1H,d,J=8.1Hz),
7.76(1H,s). MS(ES+);m/z:361(MH+).
【0242】(C)3−(3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−エチ
ル]フェノキシメチル)ベンゾイックアシッド (B)で得られた3−(3−[(E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]フェノキシメチル)ベンゾニトリル(50mg)
をエタノール(1mL)、2規定水酸化ナトリウム水溶
液(1mL)に溶解し、2時間加熱還流した。反応液を
冷却後、1規定塩酸で反応液を酸性とし酢酸エチルで抽
出、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残
留物をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン:
メタノール、99:1、v/v)で精製し、白色粉末と
して表題化合物(14mg)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.34(6H,
d,J=6.9Hz),3.13(1H,heptup
let,J=6.9Hz),5.14(2H,s),
6.18(1H,s),6.95(1H,d,J=7.
5Hz),7.15(2H,m),7.26−7.34
(3H,m),7.51(1H,t,J=8.4H
z),7.71(1H,d,J=7.0Hz),8.0
8(1H,d,J=7.5Hz),8.20(1H,
s). MS(ES−);m/z:378(M+−1).
【0243】実施例42:3−[(E)−2−(4−シ
クロブチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]フェニル[3−(1H−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イル)プロピル]エーテル (A)3−[(E)−2−(4−シクロブチル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]フェノール 実施例41(A)と同様の方法で合成した。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.83−2.16(2
H,m),2.21−2.40(4H,m),3.69
(1H,m),6.80(1H,d,J=8.1H
z),6.84(1H,s),7.00(1H,m),
7.09(1H,d,J=8.1Hz),7.21−
7.30(3H,m).
【0244】(B)3−3−[(E)−2−(4−シク
ロブチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]フェノキシプロピルシアニド (A)で得られた3−[(E)−2−(4−シクロブチ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]
フェノール(141mg)をジメチルホルムアミド(5
mL)に溶解し、セシウムカーボネート(358mg)
を加え、10分間攪拌した。4−ブロモブチロニトリル
(60μL)、ヨウ化ナトリウム(177mg)を加え
16時間攪拌した。反応液を酢酸エチル−水に分配し、
飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去し、油状物として表題化合物(119mg)を得
た。本化合物は精製せず次の反応に用いた。1 H−NMR(CDCl3)δ:2.01−2.62(8
H,m),2.72(2H,t,J=7.2Hz),
3.80(1H,m),4.22(2H,t,J=5.
7Hz),6.95(1H,s),6.97(1H,
d,J=8.4Hz),7.17(1H,m),7.2
5(1H,d,J=7.5Hz),7.37−7.42
(3H,m). MS(ES+);m/z:325(MH+).
【0245】(C)3−[(E)−2−(4−シクロブ
チル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]フェニル[3−(1H−1,2,3,4−テトラゾ
ール−5−イル)プロピル]エーテル ナトリウムアジド(337mg)をジメチルホルムアミ
ド(1.5mL)に懸濁し、氷冷下塩化アルミニウム
(243mg)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。
(B)で得られた3−3−[(E)−2−(4−シクロ
ブチル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]フェノキシプロピルシアニド(118mg)をジメ
チルホルムアミド(1.5mL)に溶解し、上記反応液
に加え、90℃で16時間攪拌した。反応液を冷却後、
1規定塩酸で反応液を酸性とし酢酸エチルで抽出、硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノー
ル、9:1、v/v)で精製し、黄色粉末として表題化
合物(40mg)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.96−2.18(4
H,m),2.25−2.50(4H,m),3.22
(2H,t,J=7.2Hz),3.77(1H,
m),4.15(2H,t,J=6.0Hz),6.8
6(1H,d,J=8.1Hz),6.92(1H,
s),7.05(1H,d,J=7.2Hz),7.3
6−7.38(3H,m),7.68(1H,d,J=
15.9Hz). MS(ES−);m/z:366(M+−1).
【0246】実施例43:4−(3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]ベンゾイルアミノ)ベンゾイックアシ
ッド (A)3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]ベンゾニト
リル ジエチル [(4−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル)メチル]ホスホネート,3−シアノベンズ
アルデヒドを実施例15(F)と同様に処理し、表題化
合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.42(6H,d),
3.23(1H,heptuplet),6.99(1
H,s),7.42(2H,s),7.58(1H,
m),7.68(1H,m),7.86(2H,m).
【0247】(B)3−[(E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]ベンゾイックアシッド (A)で得られた3−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]
ベンゾニトリル(470mg)に濃塩酸(20mL)を
加え、1.5時間加熱還流した。反応液を酢酸エチル−
水に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄、溶媒を減圧留
去し、表題化合物(288mg)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.35(6H,
d),3.18(1H,m),7.38(1H,s),
7.62(3H,m),7.99(1H,d),8.1
2(1H,d),8.29(1H,s).
【0248】(C)メチル 4−(3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]ベンゾイルアミノ)ベンゾエート (B)で得られた3−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]
ベンゾイックアシッド(100mg)を塩化メチレン
(2.5mL)に溶解し、塩化チオニル(2.5mL)
を加え0.5時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残
留物に塩化メチレンを加え、再度留去し、塩化メチレン
(2mL)に溶解した。本溶液をメチル4−アミノベン
ゾエート(190mg)のピリジン(2mL)溶液に0
℃で加えた後、室温で14時間攪拌した。反応液を酢酸
エチル−水に分配し、有機層を水、1規定塩酸、飽和食
塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、表題化合物(90mg)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.49(6H,d),
3.37(1H,heptuplet),3.96(3
H,s),7.12(1H,s),7.61(1H,
t),7.70(1H,m),7.81(1H,m),
7.95(4H,m),8.18(2H,m),8.2
8(1H,m). MS(ES+);m/z:407(MH+).
【0249】(D)4−(3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]ベンゾイルアミノ)ベンゾイックアシッド (C)で得られたメチル 4−(3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]ベンゾイルアミノ)ベンゾエートを実
施例15(I)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d),3.05(1H,heptuplet),7.2
8(1H,s),7.57(4H,m),7.94(5
H,m),10.55(1H). MS(ES−);m/z:391(M+−1).
【0250】実施例44:N−[4−(1H−1,2,
3,4−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5−
[(E)−2−(4−シクロブチル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−2−フラナミド (A)N−(4−シアノフェニル)−5−フォルミル−
2−フラナミド 5−フォルミルフラン−2−カルボキシリックアシッド
(100mg)を塩化メチレン(5mL)に溶解し、0
℃にてオギザリルクロライド(0.2mL)、ジメチル
ホルムアミド(数滴)を加えた。室温にて1時間攪拌し
た後、溶媒を減圧留去し、酸クロリドを得た。これを4
−アミノベンズニトリルと実施例43(C)と同様に処
理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:6.92(1H,
d,J=3.9Hz),7.48(1H,d,J=3.
9),7.67(1H,s),7.85(2H,d,J
=9),7.92(2H,d,J=9),10.67
(1H,s).
【0251】(B)N−(4−シアノフェニル)−5−
[(E)−2−(4−シクロブチル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−2−フラナミド (A)で得られたN−(4−シアノフェニル)−5−フ
ォルミル−2−フラナミドを実施例15(F)と同様に
処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.91(2H,m),
2.10(1H,m),2.31(3H,m),6.6
4(1H,d,J=3.6Hz),6.93(1H,
s),7.20(1H,d,J=16Hz),7.33
(1H,d,J=3.3Hz),7.42(1H,d,
J=16Hz),7.68(2H,d,J=9Hz),
7.85(2H,d,J=8.8Hz),8.29(1
H,s).
【0252】(C)N−[4−(1H−1,2,3,4
−テトラゾール−5−イル)フェニル]−5−[(E)
−2−(4−シクロブチル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル]−2−フラナミド (B)で得られたN−(4−シアノフェニル)−5−
[(E)−2−(4−シクロブチル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−2−フラナミドを実
施例42(C)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.92(2H,
m),2.25(4H,m),6.96(1H,s),
7.37(3H,m),7.68(1H,m),8.0
4(4H,m),10.48(1H,s). MS(ES−);m/z:417(M+−1).
【0253】実施例45:N−3−[(E)−2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]フェニル−3−トリフルオロメタンスルフ
ォニルアミノベンズアミド (A)N−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]フェ
ニル−3−ニトロベンズアミド 3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン(59m
g)を塩化メチレンに溶解し、0℃にて3−ニトロベン
ジルクロリド(82mg)、トリエチルアミン(67μ
L)を加え、室温にて4時間攪拌した。反応液を酢酸エ
チル−1規定塩酸に分配し、有機層を水、飽和重曹水、
飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(塩
化メチレン:メタノール、90:1、v/v)で精製
し、白色粉末として表題化合物(86mg)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.43(6Hd,,J
=6.9Hz),3.22(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),6.96(1H,s),7.4
8(3H,m),7.66(1H,s,J=8.3),
7.82(t,1H,J=8.0),8.00(1H,
s),8.29(1H,s),8.38(1H,d,J
=7.5),8.53(1H,d,J=7.5),8.
82(1H,s).
【0254】(B)3−[(E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]アニリン (A)で得られたN−3−[(E)−2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]フェニル−3−ニトロベンズアミドを実施例5
(D)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.42(6H,d,J
=6.9Hz),3.21(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),6.93(1H,s),6.9
7(1H,d,J=7.7Hz),7.24−7.49
(6H,m),7.64(1Hd,,J=8.1H
z),7.95(1H,s),8.06(1H,s).
【0255】(C)N−3−[(E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]フェニル−3−トリフルオロメタンスルフォニル
アミノベンズアミド (B)で得られた3−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]
アニリンを実施例35(C)と同様に処理し、表題化合
物を得た。 MS(ES−);m/z:949(M+−1).
【0256】実施例46:N−3−[(E)−2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]フェニル−3−フルオロメタンスルフォニ
ルアミノベンズアミド 実施例45(B)で得た3−[(E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]アニリン(98mg)をテトラヒドロフラン(2
mL)に溶解し、トリエチルアミン(50μL)を加
え、−78℃にてフルオロメチルスルフォニルクロリド
(Chem.Ber.1991,124,1879)
(50μL)を加え、徐々に室温まで昇温した。反応液
を酢酸エチルー水に分配し、有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(塩化メチレン:メタノール、90:1、
v/v)で精製し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.38(6H,d,J
=6.9Hz),3.16(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),4.53(1H,s),5.1
0(1H,d,J=47.1Hz),6.78(1H,
s),7.22−7.40(3H,m),7.37(1
H,m),7.48(2H,m),7.64(1H,
t,J=7.7Hz),7.77(2H,m),8.3
0(1H,s). MS(ES−);m/z:468(M+−1).
【0257】実施例47:4−イソプロピル−2−
(E)−2−[7−(1H−1,2,3,4−テトラゾ
ール−5−イル)−3−キノリル]−1−エテニル−
1,3−チアゾール (A)3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−7−キノ
リンカルボニトリル 3−ホルミル−7−キノリンカルボニトリルを実施例1
5(F)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=6.9Hz),3.14(1H,heptuple
t,J=6.9Hz),6.93(1H,s),7.5
5(2H,m),7.80(1H,d,J=8.4H
z),7.92(1Hd,,J=8.4Hz),8.2
3(1H,s),8.45(1H,s),9.23(1
H,s).
【0258】(B)4−イソプロピル−2−(E)−2
−[7−(1H−1,2,3,4−テトラゾール−5−
イル)−3−キノリル]−1−エテニル−1,3−チア
ゾール(A)で得られた3−[(E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]−7−キノリンカルボニトリルを実施例42
(C)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
d,J=6.9Hz),3.13(1H,heptup
let,J=6.9Hz),7.33(1H,s),
7.69(1H,d,J=15.5Hz),7.85
(1H,d,J=16Hz),8.15(1H,d,J
=8.4Hz),8.27(1H,d,J=8.7H
z),8.69(2H,m),9.40(1H,s). MS(ES−);m/z:347(M+−1).
【0259】実施例48:1−エチル−7−(E)−2
−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ
−3−キノリンカルボキシリックアシッド (A)エチル 7−[(E)−2−(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−
4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボキ
シレート 3−[(E)−2−(4−フェニル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]アニリン(特開昭62
―142168)(650mg、2.7mmol)、エ
トキシメチレンマロン酸ジエチル(610mg)をトル
エン(3mL)に溶解し、1時間加熱還流した。溶媒を
減圧留去し、残留物にダウサムA(2mL)を加え、2
20℃で1時間加熱攪拌した。反応液を冷却後、2−プ
ロパノールを加え、析出晶を濾取、2−プロパノールで
洗浄し、淡褐色粉末として表題化合物(480mg、4
9%)を得た。1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ:1.36
(6H,d,J=6.8Hz),1.41(3H,t,
J=7.3Hz),3.15(1H,m),4.38
(2H,q,J=7.3Hz),7.01(1H,
s),7.65(2H,m),8.39(1H,d,J
=9.3Hz),8.61(1H,s).
【0260】(B)1−エチル−7−(E)−2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キ
ノリンカルボキシリックアシッド (A)で得られたエチル 7−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリ
ンカルボキシレート(40mg、0.11mmol)を
THF(1mL)−DMF(1mL)に溶解し、水素化
ナトリウム(60% in oil、5mg)、ヨウ化
エチル(500μL)を加え、80℃で1時間加熱攪拌
した。溶媒を減圧留去し、残留物を酢酸エチル−1規定
塩酸に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、淡褐色粉末を
得た。これをTHF(2mL)、メタノール(1mL)
に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(400μ
L)を加え2時間加熱還流した。反応液を酢酸エチル−
1規定塩酸に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物を
シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノ
ール、10:1、v/v)で精製し、白色粉末として表
題化合物(15mg、38%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=6.8Hz),1.64(3H,t,J=7.3H
z),3.16(1H,m),4.42(2H,q,J
=7.3Hz),6.95(1H,s),7.52(2
H,s),7.67(1H,s),7.77(1H,
d,J=8.3Hz),8.55(1H,d,J=8.
3Hz),8.79(1H,s). FAB−MS;m/z:369(MH+
【0261】実施例49:1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キ
ノリンカルボキシリックアシッド (A)エチル 1−シクロプロピル−6−フルオロ−7
−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イ
ル)メトキシ]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−
キノリンカルボキシレ−ト (4−イソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)
メタノ−ル(特開平6−80654)(95mg、0.
60mmol)をDMF(1.5ml)に溶解し、18
−クラウン−6(174mg)、水素化ナトリウム(9
5%、17mg)を加え、窒素雰囲気下10分間攪拌し
た。エチル 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボ
キシレ−ト(150mg)を加え、80℃で2時間攪拌
した後、反応液を酢酸エチル−1規定塩酸に分配し、有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。
残留物にエーテルを加え、得られる粉末を濾取し、白色
粉末として表題化合物(175mg、80%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.08(4H,m),
1.31(6H,d,J=6.8Hz),1.40(3
H,t,J=7.3Hz),3.11(1H,m),
3.36(1H,m),4.38(2H,q,J=7.
3Hz),5.57(2H,s),6.91(1H,
s),7.58(1H,t,J=6.8Hz),8.1
6(1H,d,J=10.2Hz),8.53(1H,
s).
【0262】(B)1−シクロプロピル−6,7−ジフ
ルオロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリン
カルボキシリックアシッド (A)で得られたエチル 1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾ−
ル−2−イル)メトキシ]−4−オキソ−1,4−ジヒ
ドロ−3−キノリンカルボキシレ−ト(40mg、0.
09mmol)を酢酸(1ml)−硫酸(1mL)に溶
解し、130℃で11時間攪拌した。反応液を酢酸エチ
ル−氷水に分配し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノー
ル、10:1、v/v)で精製し、白色粉末として表題
化合物(37mg、99%)を得た。1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ:1.19
(2H,m),1.34(6H,d,J=7.3H
z),1.47(2H,m),3.14(1H,m),
3.69(1H,m),5.63(2H,s),7.1
2(1H,s),7.86(1H,t,J=6.8H
z),8.10(1H,d,J=10.8Hz),8.
84(1H,s). FAB−MS;m/z:403(MH+
【0263】実施例50:1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−7−(2−キノリルメトキシ)−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボキシリックアシ
ッド キノリン−2−メタノールを用い、実施例49と同様に
処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:0.95(2H,
m),1.29(2H,m),3.40(1H,m),
5.70(2H,s),7.63(1H,dd,J=
7.8,7.1Hz),7.73(2H,m),7.8
1(1H,dd,J=8.3,7.1Hz),7.88
(1H,d,J=7.8Hz),8.09(1H,d,
J=8.3Hz),8.15(1H,d,J=10.8
Hz),8.28(1H,d,J=8.1Hz),8.
73(1H,s). EI−MS;m/z:404(M+
【0264】実施例51:7−((E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリ
ンカルボキシリックアシッド (A)メチル 7−((E)−2−(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)−
4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキ
シレート 3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン(24
5.0mg)のメタノール溶液(4ml)に、室温にて
ジメチル アセチレンジカルボキシレート(0.129
ml)を加え、同温にて6時間攪拌した。さらにジメチ
ル アセチレンジカルボキシレート(0.025ml)
を加え、一晩攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物
をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=4:1、v/v)で精製し、ジエステル(362.
8mg、93.6%)を黄色油状物として得た。得られ
たジエステル(360.0mg)にダウサムA(5m
l)を加え、210℃にて3時間加熱攪拌した。反応液
を冷却後、ヘキサンおよびジエチルエーテルを加え、析
出した固形物をろ取し、メチル 7−((E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2
−キノリンカルボキシレート(98.2mg、29.7
%)を褐色固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.35(6H,d,J
=7.1Hz),3.14(1H,quint,J=7.1
Hz),4.04(1H,s),6.92(1H,
s),6.98(1H,s),7.43(2H,s),
7.55(1H,d,J=8.6Hz),7.74(1
H,s),8.30(1H,d,J=8.6Hz).
【0265】(B)7−((E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカ
ルボキシリックアシッド メチル 7−((E)−2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)−4−オ
キソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシレー
ト(36.4mg)のメタノール(1ml)−THF
(2ml)−水(0.5ml)混合溶液に、室温にて1
N水酸化ナトリウム水溶液(0.123ml)を加え、
同温にて5時間攪拌した。さらに1N水酸化ナトリウム
水溶液(0.205ml)を加え、同温にて一晩攪拌し
た。溶媒を留去後、水ならびに1N塩酸(0.328m
l)を加え、析出した結晶をろ取、水洗、減圧乾燥し、
7−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル)−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシリックアシ
ッド(29.1mg、83.2%)を茶褐色固形物とし
て得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
d,J=6.8Hz),3.07(1H,quint,J=
6.8Hz),6.63(1H,s),7.33(1
H,s),7.47(1H,d,J=16.2Hz),
7.57(1H,d,J=16.2Hz),7.77
(1H,d,J=8.7HZ),8.00−8.10
(2H,m). FAB−MS;m/z:341(MH+). 元素分析(C181623S・0.75H2Oとして): 計算値:C,61.09;H,4.98;N,7.92. 実測値:C,61.17;H,4.91;N,7.94.
【0266】実施例52:(3S)−9−フルオロ−1
0−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)メトキシ]−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−[1,4]オキサジノ−[2,3,4
−ij]キノリン−6−カルボキシリックアシッド エチル (3R)−9,10−ジフルオロ−3−メチル
−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−[1,4]オ
キサジノ[2,3,4−ij]キノリン−6−カルボキ
シレートを実施例49と同様に処理し、表題化合物を得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.17(6H,
d,J=6.8Hz),1.45(3H,d,J=6.
8Hz),2.98(1H,m),4.40(1H,
d,J=10.5Hz),4.63(1H,d,J=1
0.5Hz),4.94(1H,m),5.55(2
H,s),7.33(1H,s),7.66(1H,
d,J=10.5Hz),8.89(1H,s). EI−MS;m/z:418(M+
【0267】実施例53:1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)メトキシ]−4−オキソ−1,4−ジハ
イドロ[1,8]ナフチリジン−3−カルボキシリック
アシッド エチル 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−4
−オキソ−1,4−ジヒドロ[1,8]ナフチリジン−
3−カルボキシレートを実施例49と同様に処理し、表
題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.02−1.11(2
H,m),1.20−1.28(2H,m),1.32
(6H,d,J=6.8Hz),3.05−3.18
(1H,m),3.62−3.72(1H,m),5.
91(2H,s),6.95(1H,s),8.35
(1H,d,J=8.8Hz),8.85(1H,
s),14.53(1H,br). EI/MS;m/z:403(M+). FAB/MS;m/z:404(MH+).
【0268】実施例54及び実施例55:1−エチル−
7−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル)−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシリックアシ
ッド、及び1−エチル−5−((E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリン
カルボキシリックアシッド(A)tert−ブチル N
−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール−2−イル)−1−エテニル]フェニルカルバ
メート 3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン(98.
3mg)のTHF溶液(3ml)に、室温にてジ−te
rt−ブチル ジカーボネート(100mg)ならびに
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1ml)を加え、1時
間攪拌した。一晩攪拌する間に、ジ−tert−ブチル
ジカーボネート(300mg)ならびに飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(3ml)を加えた。溶媒を留去して
得られた残留物に酢酸エチルを加え、水ならびに飽和食
塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶
媒を留去して得られた残留物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1、v/v)で精
製し、tert−ブチル N−3−[(E)−2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]フェニルカルバメート(129.5mg、
93.5%)を無色固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz),1.53(9H,s),3.13(1
H,quint,J=6.8Hz),6.50(1H,br
s),6.80(1H,s),7.15−7.35(5
H,m),7.65(1H,br s).
【0269】(B)tert−ブチル N−エチル−3
−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)−1−エテニル]フェニルカルバメー
ト tert−ブチル N−3−[(E)−2−(4−イソ
プロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテ
ニル]フェニルカルバメート(126.1mg)のDM
F溶液(2ml)に、室温にて水素化ナトリウム(2
2.0mg)を加え、同温にて30分間攪拌した。次い
でヨウ化エチル(58.6μl)を加え、同温にて1時
間攪拌した。反応液に水ならびに酢酸エチルを加え、水
ならびに飽和食塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウム
にて乾燥後、溶媒を留去して、tert−ブチル N−
エチル−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]フェニル
カルバメート(143.0mg、定量)を淡黄色油状物
として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.17(3H,t,J
=7.1Hz),1.33(6H,d,J=6.8H
z),1.45(9H,s),3.11(1H,quin
t,J=6.8Hz),3.68(3H,q,J=7.
1Hz),6.81(1H,s),7.14(1H,b
r d,J=7.3Hz),7.25−7.40(5
H,m).
【0270】(C)N−エチル−3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]アニリン tert−ブチル N−エチル−3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]フェニルカルバメート(143.0m
g)のメタノール溶液(1ml)に、室温にて4N塩酸
−ジオキサン溶液(1ml)を加え、同温にて40分間
攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物に酢酸エチル
および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配。水層を酢
酸エチルにて抽出後、有機層を飽和食塩水にて洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して、
N−エチル−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]アニ
リン(101.4mg、定量)を黄色油状物として得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.28(3H,t,J
=7.1Hz),1.33(6H,d,J=6.8H
z),3.11(1H,quint,J=6.8Hz),
3.19(3H,q,J=7.1Hz),6.57(1
H,dd,J=8.0,2.2Hz),6.76(1
H,s),6.78(1H,s),6.87(1H,
d,J=7.6Hz),7.17(1H,t,J=8.
0Hz),7.26(1H,s),7.29(1H,
s).
【0271】(D)メチル 1−エチル−7−((E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル)−4−オキソ−1,4−ジヒド
ロ−2−キノリンカルボキシレートならびにメチル 1
−エチル−5−((E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル)−4
−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシ
レート N−エチル−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]アニ
リン(186.0mg)のメタノール溶液(4ml)
に、室温にてジメチル アセチレンジカルボキシレート
(92.3μl)を加え、同温にて2.5時間攪拌し
た。溶媒を留去してジエステルを得た。得られたジエス
テル(92.5mg)にピロリン酸(1ml)を加え、
110℃にて1時間加熱攪拌した。反応液を冷却後、水
を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を水および飽和
食塩水にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。溶媒を留去して得られた残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム→クロロホルム:メタノー
ル=99:1、v/v)で精製し、メチル 1−エチル
−5−((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール−2−イル)−1−エテニル)−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシレート(3
1.1mg、36.4%)を黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz),1.54(3H,t,J=7.1H
z),3.11(1H,quint,J=6.8Hz),
3.99(3H,s),4.27(2H,q,J=7.
1Hz),6.55(1H,s),6.80(1H,
s),7.10(1H,dd,J=16.1,0.7H
z),7.50−7.55(2H,m),7.66(1
H,dd,J=8.8,7.3Hz),8.84(1
H,d,J=16.1Hz).
【0272】次いでメチル 1−エチル−7−((E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル)−4−オキソ−1,4−ジヒド
ロ−2−キノリンカルボキシレート(18.7mg、2
1.9%)を黄色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=6.8Hz),1.58(3H,t,J=7.1H
z),3.15(1H,quint,J=6.8Hz),
4.00(3H,s),4.31(2H,q,J=7.
1Hz),6.59(1H,s),6.89(1H,
s),7.45(1H,d,J=16.1Hz),7.
50(1H,d,J=16.1Hz),7.59(1
H,br d,J=8.3Hz),7.61(1H,b
r s),8.42(1H,d,J=8.3Hz).
【0273】(E)1−エチル−7−((E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2
−キノリンカルボキシリックアシッド メチル 1−エチル−7−((E)−2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカ
ルボキシレート(37.0mg)のメタノール(1m
l)−THF(2ml)−水(0.5ml)混合溶液
に、室温にて1N水酸化ナトリウム水溶液(0.145
ml)を加え、同温にて1時間攪拌した。溶媒を留去
後、1N塩酸(0.145ml)を加え、析出した結晶
をろ取、水洗、減圧乾燥し、1−エチル−7−((E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル)−4−オキソ−1,4−ジヒド
ロ−2−キノリンカルボキシリックアシッド(24.9
mg、69.9%)を茶褐色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
d,J=6.8Hz),1.42(3H,t,J=7.
1Hz),3.08(1H,quint,J=6.8H
z),4.40(2H,q,J=7.1Hz),6.2
7(1H,s),7.32(1H,s),7.67(1
H,d,J=16.4Hz),7.77(1H,d,J
=16.4Hz),7.84(1H,d,J=8.3H
z),8.12(1H,s),8.15(1H,d,J
=8.3Hz). FAB−MS;m/z:369(MH+). 元素分析(C202023S・1.33H2Oとして): 計算値:C,61.21;H,5.82;N,7.14. 実測値:C,61.43;H,5.86;N,6.84.
【0274】(F)1−エチル−5−((E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2
−キノリンカルボキシリックアシッド メチル 1−エチル−5−((E)−2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカ
ルボキシレート(64.4mg)のメタノール(2m
l)−THF(1ml)−水(0.5ml)混合溶液
に、室温にて1N水酸化ナトリウム水溶液(0.253
ml)を加え、同温にて1.5時間攪拌した。溶媒を留
去後、1N塩酸(0.253ml)を加え、析出した結
晶をろ取、水洗、減圧乾燥し、1−エチル−5−
((E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル)−4−オキソ−1,4
−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシリックアシッド
(29.9mg、48.2%)を茶褐色固形物として得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=6.8Hz),1.39(3H,t,J=7.
1Hz),3.05(1H,quint,J=6.8H
z),4.32(2H,q,J=7.1Hz),6.2
7(1H,s),7.13(1H,d,J=16.1H
z),7.22(1H,s),7.65(1H,d,J
=7.6Hz),7.77(1H,dd,J=8.8,
7.6Hz),7.86(1H,d,J=8.8H
z),8.84(1H,d,J=16.1Hz). FAB−MS;m/z:369(MH+). 元素分析(C202023S・0.75H2Oとして): 計算値:C,62.89;H,5.67;N,7.33. 実測値:C,63.07;H,5.68;N,7.12.
【0275】実施例56:1−エチル−6−((4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカ
ルボキシリックアシッド (A)(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)メチル(4−ニトロフェニル)エーテル (4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
メタノール(473.3mg)、4−ニトロフェノール
(460.6mg)、およびトリフェニルフォスフィン
(945.7mg)のTHF溶液(25ml)に、窒素
気流下−10℃にてジエチル アゾジカルボキシレート
(0.569ml)を加え、室温にて7時間攪拌した。
あらかじめ調整したトリフェニルフォスフィン(23
6.9mg)およびジエチルアゾジカルボキシレート
(0.142ml)のTHF溶液(5ml)を加え、室
温にて一晩攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物を
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=9:1、v/v)で精製し、(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メチル(4−ニトロフ
ェニル)エーテル(785.8mg、93.8%)を黄
色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),3.12(1H,quint,J=6.8
Hz),5.43(2H,s),6.94(1H,d,
J=1.0Hz),7.09(1H,d,J=9.0H
z),8.21(1H,d,J=9.0Hz).
【0276】(B)4−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ]アニリン (4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
メチル(4−ニトロフェニル)エーテル(775.7m
g)のエタノール溶液(25ml)に塩化すず(II)二
水和物(1.907g)を加え、3.5時間加熱還流し
た。溶媒を留去して得られた残留物に1N水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えpH9〜10とし、クロロホルムにて
抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去
して得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール=99:1、v/v)で精
製し、4−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル)メトキシ]アニリン(386.2mg、5
5.8%)を茶褐色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),3.10(1H,quint,J=6.8
Hz),5.26(2H,s),6.64(1H,d,
J=9.0Hz),6.83(1H,d,J=9.0H
z),6.87(1H,d,J=0.7Hz).
【0277】(C)tert−ブチル N−3−[(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メト
キシ]フェニルカルバメート (B)で合成した4−[(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ]アニリン(149.
0mg)のジオキサン(4ml)−THF(3ml)混
合溶液に、室温にてジ−tert−ブチル ジカーボネ
ート(261.9mg)ならびに飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(4ml)を加え、3時間攪拌した。ジ−te
rt−ブチル ジカーボネート(65.5mg)を加
え、2時間攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物に
酢酸エチルを加え、水ならびに飽和食塩水にて洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して得
られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=85:15、v/v)で精製し、te
rt−ブチル N−3−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ]フェニルカルバメ
ート(126.5mg、60.5%)を無色油状物とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8H),1.50(9H,s),3.10(1
H,d quint,J=6.8,0.7Hz),5.29
(2H,s),6.40−6.50(1H,m),6.
88(1H,d,J=0.7Hz),6.93(2H,
d,J=9.0Hz),7.27(2H,br d,J
=9.0Hz).
【0278】(B)tert−ブチル N−エチル−4
−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ]フェニルカルバメート tert−ブチル N−3−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]フェニルカ
ルバメート(124.3mg)のDMF溶液(2ml)
に、室温にて水素化ナトリウム(21.4mg)を加
え、同温にて30分間攪拌した。次いでヨウ化エチル
(57.1μl)を加え、同温にて1時間攪拌した。反
応液に水ならびに酢酸エチルを加え、水ならびに飽和食
塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶
媒を留去して、tert−ブチル N−エチル−4−
[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メトキシ]フェニルカルバメート(141.2m
g、定量)を無色油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.12(3H,t,J
=7.1Hz),1.32(6H,d,J=6.8
H),1.42(9H,br s),3.11(1H,
quint,J=6.8Hz),3.61(2H,q,J=
7.1Hz),5.32(2H,s),6.90(1
H,s),6.95(2H,d,J=8.8Hz),
7.05−7.15(2H,m).
【0279】(C)N−エチル−4−[(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]アニ
リン tert−ブチル N−エチル−4−[(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]フェ
ニルカルバメート(139.2mg)のメタノール溶液
(1ml)に、室温にて4N塩酸−ジオキサン溶液(1
ml)を加え、同温にて1時間攪拌した。溶媒を留去し
て得られた残留物を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液に分配。水層を酢酸エチルにて抽出後、有
機層を飽和食塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムに
て乾燥後、溶媒を留去して、N−エチル−4−[(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ]アニリン(85.8mg、87.0%)を無色油状
物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.24(3H,t,J
=7.1Hz),1.29(6H,d,J=6.8
H),3.05−3.15(1H,m),3.10(2
H,q,J=7.1Hz),5.25(2H,s),
6.56(2H,d,J=8.8Hz),6.87(1
H,s),6.88(2H,d,J=8.8Hz).
【0280】(D)メチル 1−エチル−6−((4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキ
シ)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカ
ルボキシレート N−エチル−4−[(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)メトキシ]アニリン(84.3m
g)のメタノール溶液(2ml)に、室温にてジメチル
アセチレンジカルボキシレート(41.2μl)を加
え、同温にて2時間攪拌した。溶媒を留去して得られた
ジエステルにピロリン酸(2ml)を加え、110℃に
て1時間加熱攪拌した。反応液を冷却後、水を加え酢酸
エチルにて抽出した。有機層を水および飽和食塩水にて
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を
留去して得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム→クロロホルム:メタノール=98:
2、v/v)で精製し、メチル1−エチル−6−((4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メト
キシ)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリン
カルボキシレート(95.0mg、80.6%)を淡黄
色固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8H),1.54(3H,t,J=7.1H
z),3.11(1H,d quint,J=6.8,1.
0Hz),3.99(3H,s),4.30(2H,
q,J=7.1Hz),5.44(2H,s),6.6
0(1H,s),6.91(1H,d,J=1.0H
z),7.45(1H,dd,J=9.3,3.2H
z),7.56(1H,d,J=9.3Hz),7.9
7(1H,d,J=3.2Hz).
【0281】(E)1−エチル−6−((4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ)−4
−オキソ−1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシ
リックアシッド メチル 1−エチル−6−((4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)メトキシ)−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシレート(9
3.1mg)のメタノール(1ml)−THF(1m
l)−水(0.5ml)混合溶液に、室温にて1N水酸
化ナトリウム水溶液(0.361ml)を加え、同温に
て1.5時間攪拌した。溶媒を留去後、1N塩酸(0.
361ml)を加え、析出した結晶をろ取、水洗、減圧
乾燥し、1−エチル−6−((4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)メトキシ)−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−2−キノリンカルボキシリックアシ
ッド(64.2mg、71.6%)を淡黄色固形物とし
て得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.26(6H,
d,J=6.8H),1.38(3H,t,J=7.1
Hz),3.05(1H,quint,J=6.8Hz),
4.34(2H,q,J=7.1Hz),5.51(2
H,s),6.25(1H,s),7.31(1H,
d,J=1.0Hz),7.55(1H,dd,J=
9.3,3.2Hz),7.73(1H,d,J=3.
2Hz),7.88(1H,d,J=9.3Hz). FAB−MS;m/z:373(MH+). 元素分析(C192024S・0.75H2Oとして): 計算値:C,59.13;H,5.61;N,7.26. 実測値:C,58.86;H,5.76;N,6.99.
【0282】実施例57:8−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エ
テニル]−4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピ
リミジン−3−カルボキシリックアシッド (A)エチル 8−[(E)−2−(4−イソプロピル
−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニル]−
4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−
3−カルボキシレ−ト 実施例21(A)で得られた4−[(E)−2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−
エテニル]−2−アミノピリジン(100mg、0.4
1mmol)、エトキシメチレンマロン酸ジエチル(3
00μL)をトルエン(3ml)中、2時間加熱還流し
た。溶媒を減圧留去し、残留物にプロピオン酸(5m
l)を加え、3時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、
残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム
−アセトン、10:1、v/v)で精製し、淡黄色粉末
として表題化合物(101mg、67%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=7.0Hz),1.42(3H,t,J=7.3H
z),3.17(1H,m),4.43(2H,q,J
=7.3Hz),7.02(1H,s),7.45(1
H,d,J=15.1Hz),7.46(1H,m),
7.59(1H,d,J=15.1Hz),7.73
(1H,s),9.04(1H,s),9.20(1
H,d,J=7.3Hz).
【0283】(B)8−[(E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニ
ル]−4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジン−3−カルボキシリックアシッド (A)で得られたエチル 8−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エ
テニル]−4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピ
リミジン−3−カルボキシレ−ト(55mg、0.15
mmol)に濃塩酸(3mL)、酢酸(5mL)を加
え、100℃で1.5時間加熱攪拌した。溶媒を減圧留
去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロ
ホルム−メタノール、10:1、v/v)で精製し、淡
黄色粉末として表題化合物(22mg、43%)を得
た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.37(6H,d,J
=6.8Hz),3.18(1H,m),7.19(1
H,s),7.57(2H,m),7.78(1H,
d,J=16.1Hz),7.84(1H,d,J=
6.6Hz),7.92(1H,s),9.14(1
H,s),9.23(1H,d,J=6.8Hz). FAB−MS;m/z:342(MH+).
【0284】実施例58:9−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−4−オキ
ソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−3−カル
ボキシリックアシッド (A)エチル 9−[(4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール−2−イル)メトキシ]−4−オキソ−4H−
ピリド[1,2−a]ピリミジン−3−カルボキシレー
ト 2−(クロロメチル)−4−イソプロピル−1,3−チ
アゾール(323mg、1.84mmol)をDMF
(10ml)に溶解し、エチル 9−ヒドロキシ−4−
オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−3−
カルボキシレート(ヘルメツら、Synthesis、
1984、152)(391mg、1.67mmol)
を加え、更に炭酸カリウム(346mg、2.51mm
ol)およびヨウ化カリウム(277mg、1.57m
mol)を加えて、約110℃にて6時間加熱攪拌し
た。反応液に水を加え析出物を濾取、水洗後、これを一
度クロロホルムに溶解後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム→クロロホルム:メタノール
=50:1、v/v)にて精製し、淡褐色固体として表
題化合物(43mg、7%)を得た。一方、濾液の溶媒
を溜去し、残渣にクロロホルムを加えて、水および飽和
食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶
媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム→クロロホルム:メタノール=5
0:1、v/v)および分取用シリカゲル薄層クロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール=20:1、v
/v)にて精製し、淡褐色固体として表題化合物(32
4mg、52%)を得た。合わせて表題化合物(367
mg、59%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.8Hz),1.42(3H,t,J=7.1H
z),3.09−3.18(1H,m),4.43(2
H,q,J=7.1Hz),5.66(2H,s),
6.96(1H,s),7.19(1H,t,J=7.
6Hz),7.59(1H,dd,J=7.8,1.2
Hz),8.91(1H,dd,J=7.1,1.2H
z),9.08(1H,s).
【0285】(B)9−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ]−4−オキソ−4
H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−3−カルボキシ
リックアシッド (A)で得られたエチル 9−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−4−オキ
ソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−3−カル
ボキシレート(63mg、0.17mmol)をTHF
(3ml)に溶解し、1%水酸化ナトリウム水溶液
(2.7ml、0.68mmol)を滴下し、室温で1
時間攪拌した。1規定塩酸水溶液(0.7ml、0.7
0mmol)および水を加え、酢酸エチル抽出、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒
を溜去した。残渣にヘキサンおよびエーテルを加え、粉
末状として濾取、ヘキサンより洗浄して、淡橙色粉末と
して表題化合物(39mg、67%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.31(6H,d,J
=6.9Hz),3.07−3.18(1H,m),
5.70(2H,s),6.97(1H,s),7.3
7(1H,t,J=7.6Hz),7.76(1H,
d,J=7.8Hz),8.87(1H,d,J=7.
1Hz),9.32(1H,s). EI/MS;m/z:345(M+). FAB/MS;m/z:346(MH+).
【0286】実施例59:8−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エ
テニル]−3−(1H−1,2,3,4−テトラゾール
−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン
−4−オン (A)8−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニル]−3−(2
−(4−メトキシベンジル−1H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イル)−4H−ピリド[1,2−a]
ピリミジン−4−オン (4−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チ
アゾ−ル−2−イル)−1−エテニル]−2−アミノピ
リジン(150mg、0.61mmol)、エチル 3
−ジメチルアミノ−2−(2−(4−メトキシベンジ
ル)テトラゾール−5−イル)アクリレート(菅野ら、
Chem.Pharm.Bull.1991,39,1
099)(305mg)をプロピオン酸(2ml)中、
4時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残留物をシリ
カゲルクロマトグラフィー(クロロホルム−アセトン、
10:1、v/v)で精製し、淡黄色粉末として表題化
合物(256mg、86%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=6.8Hz),3.17(1H,m),3.79(3
H,s),5.81(2H,s),6.89(2H,
d,J=8.5Hz),7.00(1H,s),7.4
3(4H,m),7.58(1H,d,J=16.1H
z),7.74(1H,s),9.21(2H,m).
【0287】(B)8−[(E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニ
ル]−3−(1H−1,2,3,4−テトラゾール−5
−イル)−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4
−オン (A)で得られた8−[(E)−2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−1−エテニル]
−3−(2−(4−メトキシベンジル−1H−1,2,
3,4−テトラゾール−5−イル)−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジン−4−オン(240mg、
0.49mmol)にトリフルオロ酢酸(3mL)を加
え、室温で2日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物
にトルエンを加え再度溶媒留去した。残留物にクロロホ
ルム、メタノール、エーテルを加え、析出晶を濾取、乾
燥し、淡黄色粉末として表題化合物(130mg、73
%)を得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.37(6H,d,J
=7.1Hz),3.18(1H,m),7.16(1
H,s),7.58(1H,m),7.75(1H,
d,J=16.1Hz),7.77(1H,m),7.
89(1H,d,J=1.7Hz),9.26(1H,
d,J=7.6Hz),9.34(1H,s). FAB−MS;m/z:366(MH+).
【0288】実施例60:8−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−3−(2
H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)8−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル)メトキシ]−3−[2−(4−メトキシベ
ンジル)−2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−
イル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−
オン 実施例22(C)で得られた4−[(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−2−ピ
リジルアミンを実施例59(A)と同様に処理し、表題
化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.9Hz),3.10−3.18(1H,m),
3.79(3H,s),5.50(2H,s),5.7
9(2H,s),6.88(2H,d,J=8.7H
z),6.97(1H,d,J=0.7Hz),7.0
2(1H,dd,J=7.8,2.7Hz),7.18
(1H,d,J=2.7Hz),7.40(2H,d,
J=8.7Hz),9.11(1H,s),9.17
(1H,d,J=7.8Hz).
【0289】(B)8−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)メトキシ]−3−(2H−
1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−4H−ピ
リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)で得られた8−[(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)メトキシ]−3−[2−(4−
メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テトラゾ
ール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジン−4−オンを実施例59(B)と同様に処理し、表
題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.27(6H,
d,J=7.1Hz),3.02−3.12(1H,
m),5.74(2H,s),7.37(1H,dd,
J=7.8,2.7Hz),7.41(1H,d,J=
0.7Hz),7.50(1H,d,J=2.7H
z),9.07(1H,s),9.12(1H,d,J
=7.8Hz). EI−MS;m/z:369(M+). FAB−MS;m/z:370(MH+).
【0290】実施例61:8−[2−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−3−
(2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−
4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)tert−ブチル N−4−[2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−2
−ピリジルカルバメート tert−ブチル N−(4−メチル−2−ピリジル)
カルバメート(J.Org.Chem.,1996,6
1,4810.)(0.69g、1.99mmol)を
THF(30ml)に溶解し、−78℃にて1.63規
定n−ブチルリチウムヘキサン溶液(5.89ml、
9.60mmol)を5分間かけて滴下した。室温まで
昇温し、30分間攪拌後、再び−78℃に冷却し、2−
(ブロモメチル)−4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール(1.27g、5.76mmol)のTHF(10
ml)溶液を10分間かけて滴下し、同温で30分間攪
拌した。反応液に水を加え、室温まで昇温後、酢酸エチ
ル抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム)にて精製し、淡黄色
固体として表題化合物(0.69g、51.7%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.29(6H、d、J
=6.9Hz)、1.53(9H、s)、3.02−
3.20(1H、m)、3.05−3.13(2H、
m)、3.27−3.34(2H、m)、6.70(1
H、s)、6.78−6.82(1H、m)、7.87
(1H、brs)、7.93(1H、brs)、8.1
3(1H、d、J=5.1Hz).
【0291】(B)4−[2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−2−ピリジ
ンアミン (A)で得られたtert−ブチル N−4−[2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
エチル]−2−ピリジルカルバメートを、実施例22
(C)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.29(6H、d、J
=6.8Hz)、2.98−3.01(2H、m)、
3.01−3.07(1H、m)、3.11−3.15
(2H、m)、4.40(2H、brs)、6.36
(1H、s)、6.50−6.52(1H、m)、6.
71(1H、s)、7.96(1H、d、J=5.1H
z).
【0292】(C)8−[2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−3−[2−
(4−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]
ピリミジン−4−オン (B)で得られた4−[2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)エチル]−2−ピリジンア
ミンを実施例59(A)と同様に処理し、表題化合物を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.28(6H、d、J
=6.8Hz)、3.00−3.10(1H、m)、
3.26−3.35(2H、m)、3.35−3.43
(2H、m)、3.79(3H、s)、5.80(2
H、s)、6.73(1H、d、J=1.0Hz)、
6.88(2H、d、J=8.8Hz)、7.14(1
H、dd、J=7.3、1.8Hz)、7.41(2
H、d、J=8.8Hz)、7.57(1H、s)、
8.11(1H、d、J=5.1Hz)、9.18(1
H、s).
【0293】(D)8−[2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−3−(2H
−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−4H−
ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (C)で得られた8−[2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)エチル]−3−[2−(4
−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テトラ
ゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オンを実施例59(B)と同様に処理し、
表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.20(6H、
d、J=6.9Hz)、2.92−3.02(1H、
m)、3.30(2H、t、J=7.1Hz)、3.4
3(2H、t、J=7.1Hz)、7.08(1H、
d、J=0.7Hz)、7.57(1H、dd、J=
6.9、0.7Hz)、7.77(1H、s)、9.0
5−9.20(2H、m). EI−MS;m/z:367(M+). FAB−MS;m/z:368(MH+).
【0294】実施例62:8−[3−(4−イソプロピ
ル−1,3−チアゾール−2−イル)プロピル]−3−
(2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−
4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)メチル 4−2−[(tert−ブトキシカルボ
ニル)アミノ]−4−ピリジルブタノエート tert−ブチル N−(4−メチル−2−ピリジル)
カルバメート(2.04g、9.80mmol)をTH
F(50ml)に溶解し、窒素気流下−78℃にて1.
50規定n−ブチルリチウムヘキサン溶液(16.3m
l、24.5mmol)を5分間かけて滴下した。室温
まで昇温し、30分間攪拌後、再び−78℃に冷却し、
メチル 3−ブロモプロピオネート(3.21ml、2
9.4mmol)を滴下し、同温で30分間攪拌した。
反応液に水を加え、室温まで昇温後、酢酸エチル抽出、
飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム→クロロホルム:酢酸エチ
ル)にて精製し、無色油状物と固体の混合物として表題
化合物(1.10g、38.2%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.53(9H,s),
1.93−2.05(2H,m),2.34(2H,
t,J=7.5Hz),2.65(2H,t,J=7.
7Hz),3.67(3H,s),6.79(1H,d
d,J=5.1,1.2Hz),7.81(1H,br
s),8.11(1H,brs),8.15(1H,
d,J=5.1Hz).
【0295】(B)4−2−[(tert−ブトキシカ
ルボニル)アミノ]−4−ピリジルブタノイックアシッ
ド (A)で得られたメチル 4−2−[(tert−ブト
キシカルボニル)アミノ]−4−ピリジルブタノエート
を実施例11(B)と同様に処理し、表題化合物を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.54(9H,s),
1.97−2.06(2H,m),2.39(2H,
t,J=7.1Hz),2.70(2H,t,J=7.
6Hz),6.82(1H,dd,J=5.4,1.5
Hz),7.87(1H,brs),8.00(1H,
d,J=5.4Hz),8.32(1H,brs).
【0296】(C)tert−ブチル N−[4−(4
−アミノ−4−オキソブチル)−2−ピリジル]カルバ
メート (B)で得られた4−2−[(tert−ブトキシカル
ボニル)アミノ]−4−ピリジルブタノイックアシッド
(0.38g、1.36mmol)をTHF(20m
l)に溶解し、トリエチルアミン(189.1μl、
1.36mmol)を滴下し、氷冷下エチル クロロホ
ルメート(129.6μl、1.36mmol)を滴下
し、同温で15分間攪拌した。濃アンモニア水(28
%、10ml)のTHF(10ml)溶液を滴下し、同
温で15分間攪拌した。THFを溜去後、残渣に少量の
水を加え、クロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を溜去して、無色
固体として表題化合物(0.46g、定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.53(9H,s),
1.97−2.07(2H,m),2.23(2H,
t,J=7.5Hz),2.67(2H,t,J=7.
5Hz),5.31−5.47(1H,brs),5.
47−5.60(1H,brs),6.81(1H,
d,J=5.1Hz),7.78(1H,brs),
7.80(1H,brs),8.14(1H,d,J=
5.1Hz).
【0297】(D)tert−ブチル N−[4−(4
−アミノ−4−チオキソブチル)−2−ピリジル]カル
バメート (C)で得られたtert−ブチル N−[4−(4−
アミノ−4−オキソブチル)−2−ピリジル]カルバメ
ートを実施例11(D)と同様に処理し、表題化合物を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.52(9H,s),
2.13−2.22(2H,m),2.62(2H,
t,J=7.3Hz),2.69(2H,t,J=7.
3Hz),6.82(1H,d,J=5.1Hz),
6.25−7.47(3H,m),7.72(1H,b
rs),8.13(1H,d,J=5.1Hz).
【0298】(E)tert−ブチル N−4−[3−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
プロピル]−2−ピリジルカルバメート (D)で得られたtert−ブチル N−[4−(4−
アミノ−4−チオキソブチル)−2−ピリジル]カルバ
メート(0.36g、1.22mmol)をエタノール
(10ml)に懸濁し、1−ブロモ−3−メチル−2−
ブタノン(0.20g、1.22mmol)を加え、1
時間加熱還流した。溶媒を溜去後、残渣に飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を加えて、クロロホルム抽出、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒
を溜去して、淡黄色油状物として、表題化合物(0.4
0g、90.8%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.29(6H,d,J
=6.9Hz),1.54(9H,s),2.08−
2.20(2H,m),2.71(2H,t,J=7.
7Hz),3.01(2H,t,J=7.7Hz),
3.02−3.12(1H,m),6.71(1H,
d,J=1.0Hz),6.80(1H,dd,J=
5.1,1.2Hz),7.85(1H,brs),
8.19(1H,d,J=5.1Hz),8.89(1
H,brs).
【0299】(F)4−[3−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)プロピル]−2−ピリ
ジンアミン (E)で得られたtert−ブチル N−4−[3−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
プロピル]−2−ピリジルカルバメートを実施例22
(C)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(6H,d,J
=6.9Hz),2.03−2.18(2H,m),
2.60(2H,t,J=7.7Hz),3.00(2
H,t,J=7.6Hz),3.00−3.12(1
H,m),4.41(2H,brs),6.35(1
H,s),6.51(1H,d,J=5.1Hz),
6.72(1H,brs),7.95(1H,d,J=
5.1Hz).
【0300】(G)8−[3−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)プロピル]−3−[2
−(4−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−
テトラゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−
a]ピリミジン−4−オン (F)で得られた4−[3−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)プロピル]−2−ピリジン
アミンを実施例59(A)と同様に処理し、表題化合物
を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(6H,d,J
=7.1Hz),2.20−2.30(2H,m),
2.91(2H,t,J=7.7Hz),2.98−
3.08(1H,m),3.09(2H,t,J=7.
4Hz),3.79(3H,s),5.81(2H,
s),6.74(1H,s),6.89(2H,d,J
=8.8Hz),7.17(1H,dd,J=7.1,
1.8Hz),7.42(2H,d,J=8.8H
z),7.59(1H,brs),9.20(1H,
d,J=7.1Hz),9.20(1H,s).
【0301】(H)8−[3−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)プロピル]−3−(2
H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−4H
−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (G)で得られた8−[3−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)プロピル]−3−[2−
(4−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]
ピリミジン−4−オンを実施例59(B)と同様に処理
し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.22(6H,
d,J=7.1Hz),2.10−2.20(2H,
m),2.90−3.08(5H,m),7.08(1
H,s),7.51(1H,d,J=7.1Hz),
7.73(1H,brs),9.08(1H,s),
9.08−9.17(1H,m). EI−MS;m/z:381(M+). FAB−MS;m/z:382(MH+).
【0302】実施例63:8−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)カルボニル]−3−
(2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−
4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)エチル 2−(2−(tert−ブトキシカルボ
ニル)アミノ)−4−ピリジルアセテート tert−ブチル N−(4−メチル−2−ピリジル)
カルバメート(3.08g、14.8mmol)をTH
F(80mL)に溶解、アルゴン雰囲気下、−78℃に
てn−ブチルリチウム(1.5Mヘキサン溶液、20m
L)を滴下した後、反応液を室温まで昇温し、30分間
室温にて攪拌した。再び−78℃に冷却し、クロロ蟻酸
エチル(1.42ml)のTHF(10mL)溶液を滴
下し、同温にて1時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム
水溶液を加えた後、酢酸エチルー飽和食塩水に反応液を
分配した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒留去
後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホ
ルム)で精製し、白色粉末として表題化合物(2.6
g、63%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.27(3H,t,J
=7.1Hz),1.54(9H,s),3.61(2
H,s),4.17(2H,q,J=7.1Hz),
6.91(1H,dd,J=5.1,1.5Hz),
7.91(1H,s),8.22(1H,d,J=5.
1Hz),8.49(1H,brs).
【0303】(B)tert−ブチル N―(4−(2
−アミノ−2−オキソエチル)−2−ピリジル)カルバ
メート (A)で得られたエチル 2−(2−(tert−ブト
キシカルボニル)アミノ)−4−ピリジルアセテート
(550mg、1.96mmol)をTHF(5mL)
に溶解し、28%アンモニア水(10mL)を加え、室
温にて6日攪拌した。析出物を濾取、乾燥し、表題化合
物(130mg)を得た。また、濾液をクロロホルムで
抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、2
50mgの表題化合物を得た。(合計収量350mg、
71%)1 H−NMR(CDCl3)δ:1.53(9H,s),
3.57(2H,s),6.94(1H,dd,J=
5.1,1.5Hz),7.61(1H,s),7.9
0(1H,s),8.21(1H,d,J=5.1H
z). (C)tert−ブチル N−[4−(2−アミノ−2
−チオキソエチル)−2−ピリジル]カルバメート (B)で得られたtert−ブチル N―(4−(2−
アミノ−2−オキソエチル)−2−ピリジル)カルバメ
ートを実施例11(D)と同様に処理し、表題化合物を
得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.54(9H,s),
3.38−3.11(2H,m),3.99(2H,
s),7.10(1H,dd,J=5.1,0.7H
z),7.32(1H,brs),7.83(1H,b
rs),8.15(1H,d,J=5.1Hz).
【0304】(D)(2−アミノ−4−ピリジル)(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メタ
ノン (C)で得られたtert−ブチル N−[4−(2−
アミノ−2−チオキソエチル)−2−ピリジル]カルバ
メート(0.37g、1.38mmol)をエタノール
(10ml)に懸濁し、1−ブロモ−3−メチル−2−
ブタノン(0.23g、1.38mmol)を加え、1
時間加熱還流した。TLC上、原料が残存していたた
め、1−ブロモ−3−メチル−2−ブタノン(0.23
g、1.38mmol)を追加し、更に1時間加熱還流
した。溶媒を溜去後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて、クロロホルム抽出、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。
残渣をプレパラティブTLC(クロロホルム:メタノー
ル=30:1、v/v)にて精製し、淡橙色油状物とし
て、tert−ブチル N−4−[(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)カルボニル]−2−
ピリジルカルバメート(94.8mg)および淡橙色油
状物として、表題化合物(71.9mg、21.0%)
を得た。tert−ブチル N−4−[(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)カルボニル]−
2−ピリジルカルバメート(94.8mg)は塩化メチ
レン(2ml)に溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸(2
ml)を滴下し室温で1時間攪拌した。溶媒を溜去後、
残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホ
ルム抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥し、溶媒を溜去して、表題化合物(68.8m
g)を得た。(合計収量、140.7mg、41.1
%)1 H−NMR(CDCl3)δ:1.37(6H,d,J
=6.9Hz),3.17−3.28(1H,m),
4.74(2H,brs),7.33(1H,d,J=
0.7Hz),7.51(1H,brs),7.60
(1H,dd,J=5.3,1.3Hz),8.25
(1H,dd,J=5.3,0.6Hz).
【0305】(E)8−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)カルボニル]−3−[2−
(4−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]
ピリミジン−4−オン (D)で得られた(2−アミノ−4−ピリジル)(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メタノ
ンを実施例59(A)と同様に処理し、表題化合物を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.41(6H,d,J
=7.1Hz),3.24−3.32(1H,m),
3.80(3H,s),5.84(2H,s),6.9
0(2H,d,J=8.8Hz),7.43(2H,
d,J=8.8Hz),7.46(1H,s),8.0
6(1H,dd,J=7.6,1.7Hz),9.17
(1H,d,J=1.7Hz),9.34(1H,d,
J=7.6Hz),9.34(1H,s).
【0306】(F)8−[(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)カルボニル]−3−(2H−
1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−4H−ピ
リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (E)で得られた8−[(4−イソプロピル−1,3−
チアゾール−2−イル)カルボニル]−3−[2−(4
−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テトラ
ゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オンを実施例59(B)と同様に処理し、
表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.36(6H,
d,J=6.9Hz),3.20−3.30(1H,
m),7.89−7.96(1H,m),8.03(1
H,s),8.98−9.02(1H,m),9.02
−9.11(1H,m),9.17−9.23(1H,
m). EI−MS;m/z:367(M+).
【0307】実施例64:8−2−[4−(tert−
ブチル)−1,3−チアゾール−2−イル]エチル−3
−(2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)
−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)tert−ブチル N−(4−2−[4−(te
rt−ブチル)−1,3−チアゾール−2−イル]エチ
ル−2−ピリジル)カルバメート tert−ブチル N−(4−メチル−2−ピリジル)
カルバメート(1.74g、8.35mmol)をTH
F(50ml)に溶解し、−78℃にて1.63規定n
−ブチルリチウムヘキサン溶液(12.8ml、20.
9mmol)を10分間かけて滴下した。室温まで昇温
し、30分間攪拌後、再び−78℃に冷却し、2−(ブ
ロモメチル)−4−(tert−ブチル)−1,3−チ
アゾール(2.94g、12.6mmol)のTHF
(10ml)溶液を10分間かけて滴下し、同温で30
分間攪拌した。反応液に水を加え、室温まで昇温後、酢
酸エチル抽出、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥し、溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム)にて精製し、
淡黄色固体として表題化合物(1.90g、62.9
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(9H,s),
1.53(9H,s),3.10(2H,t,J=7.
9Hz),3.30(2H,t,J=7.9Hz),
6.71(1H,d,J=0.5Hz),6.80(1
H,d,J=5.1Hz),7.87(1H,br
s),8.12(1H,brs),8.14(1H,
d,J=5.1Hz).
【0308】(B)4−2−[4−(tert−ブチ
ル)−1,3−チアゾール−2−イル]エチル−2−ピ
リジンアミン (A)で得られたtert−ブチル N−(4−2−
[4−(tert−ブチル)−1,3−チアゾール−2
−イル]エチル−2−ピリジル)カルバメートを実施例
22(C)と同様に処理し、表題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(9H,s),
2.98(2H,t,J=7.8Hz),3.26(2
H,t,J=7.8Hz),4.47(2H,br
s),6.36(1H,s),6.51(1H,dd,
J=5.1,0.5Hz),6.72(1H,s),
7.95(1H,d,J=5.4Hz).
【0309】(C)8−2−[4−(tert−ブチ
ル)−1,3−チアゾール−2−イル]エチル−3−
[2−(4−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,
4−テトラゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2
−a]ピリミジン−4−オン (B)で得られた4−2−[4−(tert−ブチル)
−1,3−チアゾール−2−イル]エチル−2−ピリジ
ンアミンを実施例59(A)と同様に処理し、表題化合
物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.30(9H,s),
3.32(2H,t,J=7.1Hz),3.41(2
H,t,J=7.1Hz),3.78(3H,s),
5.80(2H,s),6.73(1H,s),6.8
8(2H,d,J=8.7Hz),7.15(1H,d
d,J=7.3,1.7Hz),7.41(2H,d,
J=8.7Hz),7.58(1H,brs),9.1
6(1H,d,J=7.3Hz),9.18(1H,
s).
【0310】(D)8−2−[4−(tert−ブチ
ル)−1,3−チアゾール−2−イル]エチル−3−
(2H−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)−
4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン (C)で得られた8−2−[4−(tert−ブチル)
−1,3−チアゾール−2−イル]エチル−3−[2−
(4−メトキシベンジル)−2H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イル]−4H−ピリド[1,2−a]
ピリミジン−4−オンを実施例59(B)と同様に処理
し、表題化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.23(9H,
s),3.30(2H,t,J=7.1Hz),3.4
3(2H,t,J=7.1Hz),7.07(1H,
s),7.54(1H,d,J=6.9Hz),7.7
3(1H,brs),9.04(1H,s),9.09
(1H,brd,J=5.4Hz). EI−MS;m/z:381(M+). FAB−MS;m/z:382(MH+).
【0311】実施例65:(E)−3−(2−ヒドロキ
シ−8−[2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−4H−ピリド[1,
2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル)−2−プロ
ペノイックアシッド (A)2−ヒドロキシ−8−[2−(4−イソプロピル
−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−
4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン 4−[2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−
2−イル)−1−エテニル]−2−アミノピリジン
(1.15g、4.65mmol)とジ(2,4,6−
トリクロロフェニル) マロネート(2.2g、4.7
5mmol)をキシレン(6mL)中で1時間加熱還流
後、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム−メ
タノール、20:1、v/v)で精製し、白色粉末とし
て表題化合物(900mg、61%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.29(6H,d,J
=6.9Hz),3.06(1H,m),3.34(2
H,m),3.39(2H,m),5.33(1H,
s),6.73(1H,s),7.09(1H,dd,
J=7.1,1.7Hz),7.38(1H,s),
9.01(1H,d,J=7.1Hz).
【0312】(B)tert−ブチル (E)−3−
(2−ヒドロキシ−8−[2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−4
H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−
イル)−2−プロペノエート オキザリルクロリド(100μL)を塩化メチレン(5
mL)に溶解し、氷冷下、DMF(155μL)を加
え、15分間攪拌した。(A)で得られた2−ヒドロキ
シ−8−[2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−4H−ピリド[1,
2−a]ピリミジン−4−オン(95mg、0.30m
mol)を粉末のまま加え、室温にて3時間攪拌した。
反応液を飽和重曹水で中和し、酢酸エチルで抽出、飽和
食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去し、残留物を分取用薄層クロマトグラフィー(クロ
ロホルム−メタノール、93:7、v/v)で精製し、
2−ヒドロキシ−8−[2−(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−4H−
ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−カル
ボアルデヒド(76mg)を得た。これに(tert−
ブトキシカルボニルメチレン)トリフェニルフォスフォ
ラン(255mg)、THF(5mL)を加え、60℃
で10時間加熱攪拌した。溶媒を減圧留去後、残留物を
分取用薄層クロマトグラフィー(クロロホルム−メタノ
ール、9:1、v/v)で精製し、黄色油状物(64m
g、50%)を得た。1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ:1.28
(6H,d,J=6.8Hz),1.51(9H,
s),3.05(1H,m),3.22(2H,m),
3.42(2H,m),6.81(1H,s),6.9
7(1H,d,J=15.9Hz),7.23(1H,
s),7.27(1H,dd,J=7.1,1.7H
z),7.95(1H,d,J=15.9Hz),9.
01(1H,d,J=7.1Hz).
【0313】(C)(E)−3(−2−ヒドロキシ−8
−[2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2
−イル)−1−エテニル]−4H−ピリド[1,2−
a]ピリミジン−4−オン−3−イル)−2−プロペノ
イックアシッド (B)で得られたtert−ブチル (E)−3−(2
−ヒドロキシ−8−[2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−4H−ピ
リド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル)
−2−プロペノエート(30mg、0.068mmo
l)をトリフルオロ酢酸(1mL)に溶解し、20分間
攪拌した。溶媒を減圧留去後、残留物を分取用薄層クロ
マトグラフィー(クロロホルム−メタノール、9:1、
v/v)で精製し、黄色粉末として表題化合物(10m
g、38%)を得た。1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ:1.28
(6H,d,J=6.8Hz),3.06(1H,
m),3.33(2H,m),3.41(2H,m),
6.82(1H,s),7.03(1H,d,J=1
5.9Hz),7.23(2H,m)8.06(1H,
d,J=15.9Hz),9.01(1H,d,J=
7.1Hz).
【0314】実施例66:2−ヒドロキシ−8−[2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−3−[(1H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イルイミノ)メチル]−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジン−4−オン 実施例65(B)で得た2−ヒドロキシ−8−[2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジン−4−オン−3−カルボアルデヒド(50mg)、
5−アミノテトラゾール(50mg)をメタノール(1
0mL)に懸濁し、9時間加熱還流した。溶媒を減圧留
去後、残留物を分取用薄層クロマトグラフィー(クロロ
ホルム−メタノール、9:1、v/v)で精製し、黄色
粉末として表題化合物(40mg、67%、E,Z混合
物)を得た。1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ:1.29
(6H,m),3.08(1H,m),3.13(2
H,m),3.35(2H,m),3.85(1H,
s),6.79(1H,s),6.92(1H,m),
8.1−8.4(total 2H,m),8.96,
9.18(total 1H,each s).
【0315】実施例67:2−ヒドロキシ−8−[2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−3−[(1H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イルイミノ)メチル]−4H−ピリド
[1,2−a]ピリミジン−4−オン (A)(E)−3−(2−ヒドロキシ−8−[2−(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1
−エテニル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン
−4−オン−3−イル)−2−プロペンニトリル 実施例65(B)で得た2−ヒドロキシ−8−[2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−4H−ピリド[1,2−a]ピリミ
ジン−4−オン−3−カルボアルデヒド(500mg,
1.46mmol)、シアノメチルトリフェニルフォス
フォラン(660mg)をTHF(15mL)に溶解
し、30分間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物に塩
化メチレン、エーテルを加え、析出固体を濾取、乾燥
し、表題化合物(255mg、48%)を黄色固体とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ:1.28
(6H,d,J=6.8Hz),3.06(1H,
m),3.32(2H,m),3.41(2H,m),
6.61(1H,d,J=16.4Hz),6.82
(1H,d,J=1.0Hz),7.22(2H,
m),7.71(1H,d,J=16.4Hz),9.
001H,d,J=7.6Hz).
【0316】(B)2−ヒドロキシ−8−[2−(4−
イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−
エテニル]−3−[(1H−1,2,3,4−テトラゾ
ール−5−イルイミノ)メチル]−4H−ピリド[1,
2−a]ピリミジン−4−オン塩化アルミニウム(11
2mg、0.842mmol)をDMF(3mL)に懸
濁し、アジ化ナトリウム(180mg、2.77mmo
l)を加え10分間攪拌した。(A)で得た(E)−3
−(2−ヒドロキシ−8−[2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]−4
H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−
イル)−2−プロペンニトリル(100mg、0.27
3mmol)を加え、100℃で2日間攪拌した。氷、
1M塩酸を加え均一溶液とした後、飽和重曹水でpHを
4−5に調整し、析出物を濾取した。これを分取用薄層
クロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−水、
8:3:1v/v,下層溶液)で精製し、黄色粉末とし
て表題化合物(18mg、16%)を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.20(6H,
d,J=7.6Hz),3.0−3.3(5H,m),
7.09(1H,s),7.15(1H,s),7.2
6(1H,m),7.74(2H,s),8.88(1
H,d,J=5.9Hz).
【0317】実施例68:N−(1H−1,2,3,
4,−テトラゾール−5−イル)−1−エチル−7−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4
−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド (A)ジエチル 2−{エチル−3−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]アニリノメチレン}マロネートN−エ
チル−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3
−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]アニリン
(297.4mg、1.09mmol)およびジエチル
エトキシメチレンマロネート(0.230ml、1.
14mmol)のトルエン溶液(5ml)を、14時間
加熱還流した。溶媒を留去して得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=85:15→1:1)にて精製し、標記化合物(44
8.3mg、92.8%)を黄色油状物として得た。
【0318】(B)エチル 1−エチル−5−[(E)
−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4−ジヒド
ロ−3−キノリンカルボキシレート(異性体A)および
エチル 1−エチル−7−[(E)−2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカ
ルボキシレート(異性体B) ジエチル 2−{エチル−3−[(E)−2−(4−イ
ソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エ
テニル]アニリノメチレン}マロネート(448.3m
g、1.01mmol)にピロリン酸(3ml)を加
え、110℃にて45分間加熱攪拌した。反応液に水を
加え、酢酸エチルにて抽出。有機層を水ならびに飽和食
塩水にて洗浄。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を
留去して得られた残留物をPTLC(クロロホルム:メ
タノール=97:3)にて精製し、異性体A(148.
0mg、36.8%)を無色固形物として得た。次いで
異性体B(189.4mg、47.2%)を無色固形物
として得た。 異性体A1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz)、1.40(3H,t,J=7.1H
z)、1.53(3H,t,J=7.2Hz),3.1
1(1H,dq,J=6.8Hz),4.24(2H,
q,7.2Hz)、4.38(2H,q,J=7.1H
z)、6.80(1H,s)、7.03(1H,d,J
=16.1Hz)、7.42(1H,d,J=8.5H
z)、7.49(1H,d,J=7.6Hz)、7.6
2(1H,t,J=8.5Hz)、8.42(1H,
s)、8.81(1H,d,J=16.1Hz). 異性体B1 H−NMR(CDCl3)δ:1.35(6H,d,J
=7.1Hz)、1.42(3H,t,J=7.1H
z)、1.58(3H,t,J=7.2Hz),3.1
5(1H,dq,J=6.8Hz),4.28(2H,
q,7.2Hz)、4.40(2H,q,J=7.1H
z)、6.90(1H,s)、7.45(2H,br
s)、7.51(1H,br s)、7.03(1H,
d,J=16.1Hz)、7.42(1H,d,J=
8.5Hz)、7.59(1H,dd,J=8.5、
1.5Hz)、8.49(1H,s)、8.51(1
H,d,J=8.5Hz).
【0319】(C)1−エチル−7−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3
−キノリンカルボン酸 エチル 1−エチル−7−[(E)−2−(4−イソプ
ロピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカ
ルボキシレート(186.8mg、0.47mmol)
のメタノール(1.5ml)−テトラヒドロフラン
(1.5ml)−水(1.5ml)混合溶液に、1規定
水酸化ナトリウム水溶液(0.707ml、0.71m
mol)を加え、室温にて6.5時間攪拌した。溶媒を
留去後水を加え、1規定塩酸(0.707ml)を加
え、析出した結晶を濾取、水洗、乾燥して標記化合物
(137.8mg、79.4%)を無色固形物として得
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
d,J=6.8Hz)、1.62(3H,t,J=7.
1Hz)、3.09(1H,dq,J=6.8Hz),
4.66(2H,q,J=7.1Hz)、7.36(1
H,s)、7.70(1H,d,J=16.1Hz)、
7.88(1H,d,J=16.1Hz)、8.05
(1H,d,J=8.3Hz)、8.30(1H,
s)、8.35(1H,d,J=8.3Hz)、9.0
6(1H,s).
【0320】(D)N−(1H−1,2,3,4,−テ
トラゾール−5−イル)−1−エチル−7−[(E)−
2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ
−3−キノリンカルボキサミド1−エチル−7−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4
−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸(39.6mg、
0.11mmol)のジメチルホルムアミド溶液(2m
l))に、氷冷下エチルクロロホルメート(15.3μ
l、0.16mmol)およびトリエチルアミン(2
2.5μl、0.16mmol)を加え、同温にて3時
間攪拌した。次いで5−アミノテトラゾール(13.7
mg、0.16mmol)およびトリエチルアミン(4
4.9μl、0.32mmol)を加え、室温にて一晩
攪拌した。溶媒留去後、水を加え析出した固形物を濾
取。クロロホルムにて十分に洗浄、乾燥して、標記化合
物(14.6mg、31.2%)を淡黄色固形物として
得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
d,J=6.8Hz)、1.48(3H,t,J=7.
1Hz)、3.09(1H,dq,J=6.8Hz),
4.65−4.75(2H,m)、7.35(1H,
s)、7.70(1H,d,J=16.4Hz)、7.
86(1H,d,J=16.4Hz)、8.02(1
H,d,J=8.3Hz)、8.27(1H,s)、
8.40(1H,d,J=8.3Hz)、9.08(1
H,s). FAB−MS;m/z:436(MH+
【0321】実施例69:1−エチル−7−[(E)−
2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)−1−エテニル]−3−(1H−1,2,3,4−
テトラゾール−5−イル)−1,4−ジヒドロ−4−キ
ノリノン (A)1−エチル−5−[(E)−2−(4−イソプロ
ピル−1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニ
ル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカ
ルボキサミド(異性体A)および1−エチル−7−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4
−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド(異性体B) N−エチル−3−[(E)−2−(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)−1−エテニル]アニ
リン(203.2mg、0.75mmol)およびエチ
ル 2−シアノ−3−エトキシ−2−プロペノエート
(合計252.4mg、1.49mmol)のトルエン
溶液(5ml)を長時間加熱還流した。溶媒を留去して
得られた残留物にピロリン酸(3ml)を加え、110
℃にて1時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エ
チルにて抽出。有機層を水ならびに飽和食塩水にて洗
浄。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して得
られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム→クロロホルム:メタノール=99:
1)にて精製し、異性体A(41.1mg、15.1
%)を無色固形物として得た。次いで異性体AとBの混
合物(22.1mg、8.1%)を得た。さらに異性体
B(65.3mg、23.8%)を無色固形物として得
た。 異性体A1 H−NMR(CDCl3)δ:1.33(6H,d,J
=6.8Hz)、1.56(3H,t,J=7.3H
z),3.13(1H,dq,J=6.8Hz),4.
32(2H,q,7.3Hz)、5.77(1H,br
s)、6.83(1H,s)、7.08(1H,d,
J=15.9Hz)、7.51(1H,d,J=8.5
Hz)、7.56(1H,d,J=7.3Hz)、7.
70(1H,m)、8.76(1H,d,J=15.9
Hz)、8.78(1H,s)、9.76(1H,br
s). FAB−MS;m/z:368(MH+) 異性体B1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=6.8Hz)、1.60(3H,t,J=7.3H
z),3.15(1H,dq,J=6.8Hz),4.
35(2H,q,7.3Hz)、5.75(1H,br
s)、6.92(1H,s)、7.49(2H,
s)、7.59(1H,s)、7.67(1H,dd,
J=8.5、1.1Hz)、8.52(1H,d,J=
8.5Hz)、8.80(1H,s)、9.74(1
H,br s). FAB−MS;m/z:368(MH+
【0322】(B)1−エチル−7−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3
−キノリンカルボニトリル ジメチルホルムアミド(24.3μl、0.32mmo
l)のアセトニトリル溶液(1ml)に、氷冷下オキザ
リルクロリド(25.6μl、0.30mmol)を加
え、同温にて10分間攪拌した後、1−エチル−7−
[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)−1−エテニル]−4−オキソ−1,4
−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミド(72.0m
g、0.20mmol)のアセトニトリル溶液(1m
l)を加え、同温にて10分間攪拌した。これにピリジ
ン(47.5μl、0.60mmol)を加え、同温に
て15分間攪拌した。さらにピリジン(23.7μl、
0.30mmol)を加え、室温にて30分間攪拌し
た。0℃にてあらかじめ調整したジメチルホルムアミド
(18.2μl、0.24mmol)およびオキザリル
クロリド(18.8μl、0.22mmol)のアセト
ニトリル溶液(1ml)を加えた後、ピリジン(34.
9μl、0.44mmol)を加え、室温にて20分間
攪拌した。溶媒を留去して得られた残留物に酢酸エチル
を加え、5%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、水、飽和食塩水にて順次洗浄。無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、溶媒を留去して得られた残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロ
ロホルム:メタノール=99.5:0.5)にて精製
し、標記化合物(61.5mg、89.8%)を淡黄色
固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.36(6H,d,J
=6.8Hz)、1.55−65(3H,m),3.1
5(1H,dq,J=6.8Hz),4.25−4.3
5(2H,m)、6.93(1H,s)、7.47(2
H,s)、7.55(1H,s)、7.66(1H,d
d,J=8.5、1.2Hz)、8.05(1H,
s)、8.45(1H,d,J=8.5Hz). FAB−MS;m/z:350(MH+
【0323】(C)1−エチル−7−[(E)−2−
(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)
−1−エテニル]−3−(1H−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イル)−1,4−ジヒドロ−4−キノリ
ノン 塩化アルミニウム(33.7mg、0.24mmol)
のジメチルホルムアミド溶液(1ml)に、氷冷下アジ
化ナトリウム(54.7mg、0.84mmol)を加
え、室温にて15分間攪拌した。次いで、1−エチル−
7−[(E)−2−(4−イソプロピル−1,3−チア
ゾール−2−イル)−1−エテニル]−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボニトリル(2
9.4mg、0.08mmol)のジメチルホルムアミ
ド溶液(1ml)を加え、85−90℃にて2日間攪拌
した。氷水−1規定塩酸(0.5ml)に反応液を注
ぎ、1規定塩酸(0.5ml)を徐々に加え、室温にて
30分間攪拌した。析出物を濾取、水および少量のエタ
ノールで洗浄後に乾燥し、標記化合物(14.4mg、
43.6%)を無色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
d,J=6.8Hz)、1.46(3H,t,J=7.
1Hz)、3.08(1H,m),4.55−4.65
(2H,m)、7.34(1H,s)、7.69(1
H,d,J=16.1Hz)、7.83(1H,d,J
=16.1Hz)、7.96(1H,d,J=8.5H
z)、8.21(1H,s)、8.35(1H,d,J
=8.5Hz)、9.11(1H,s). FAB−MS;m/z:393(MH+
【0324】実施例70:1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)メトキシ]−3−(1H−1,2,3,
4−テトラゾール−5−イル)−1,4−ジヒドロ−4
−キノリノン (A)1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−4−
オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボキサミ
ド 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−4−オキソ
−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸(10
0.3mg、0.38mmol)のジメチルホルムアミ
ド懸濁液(2ml)に、窒素気流下0℃にてエチルクロ
ロホルメート(54.0μl,0.57mmol)およ
びトリエチルアミン(79.1μl、0.57mmo
l)を加え、同温にて1時間、室温にて30分間、さら
に0℃にて30分間攪拌した後、アンモニア水(70μ
l)を加え一晩攪拌した。酢酸エチルを加え、5%クエ
ン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和
食塩水にて順次洗浄。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
溶媒を留去して標記化合物(99.2mg、99.3
%)を無色固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.15−1.25(2
H,m)、1.35−1.45(2H,m)、3.45
−3.55(1H,m)、5.72(1H,brs)、
7.81(1H,dd,J=11.2、6.3Hz)、
8.28(1H,dd,J=10.3、8.8Hz)、
8.89(1H,s)、9.52(1H,br s).
【0325】(B)1−シクロプロピル−6,7−ジフ
ルオロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリン
カルボニトリル ジメチルホルムアミド(61.9μl、0.79mmo
l)のアセトニトリル溶液(1ml)に、氷冷下オキザ
リルクロリド(63.4μl、0.72mmol)を加
え、同温にて15分間攪拌した後、1−シクロプロピル
−6,7−ジフルオロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ
−3−キノリンカルボキサミド(96.0mg、0.3
6mmol)のアセトニトリル懸濁液(2ml)を加
え、同温にて5分間攪拌した。これにピリジン(0.1
18ml、1.44mmol)を加え、同温にて10分
間、室温にて20分間攪拌した。溶媒を留去して得られ
た残留物に酢酸エチルを加え、5%クエン酸水溶液、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水にて順次
洗浄。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して
標記化合物(71.0mg、79.4%)を無色固形物
として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.10−1.20(2
H,m)、1.35−1.45(2H,m)、3.45
−3.55(1H,m)、7.78(1H,dd,J=
11.2、6.3Hz)、8.16(1H,s)、8.
20(1H,dd,J=10.0、8.8Hz). (C)1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−[(4
−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イル)メト
キシ]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリン
カルボニトリル 水素化ナトリウム(13.4mg,0.34mmol)
のジメチルホルムアミド溶液(3ml)に、窒素気流下
室温にて18−クラウン−6(81.2mg、0.31
mmol)および4−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イルメタノール(43.9mg、0.28mm
ol)を加え、同温にて15分間攪拌した。反応液に1
−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボニトリル(6
8.8mg、0.28mmol)のジメチルホルムアミ
ド溶液(3ml)を加え、同温にて1.5時間攪拌し
た。酢酸エチル、1規定塩酸(0.335ml)および
水を加え、分配。酢酸エチル層を水、飽和食塩水にて洗
浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥。溶媒を留去して得
られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム→クロロホルム:メタノール=99:
1)にて精製し、標記化合物(77.6mg、72.4
%)を淡黄色固形物として得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.05−1.10(2
H,m)、1.31(6H,d,J=7.1Hz)、
1.35−1.45(2H,m)、3.05−3.15
(1H,m),3.35−3.45(1H,m)、5.
59(2H,s)、6.98(1H,s)、7.63
(1H,d,J=6.6Hz)、8.07(1H,d,
J=10.5Hz)、8.08(1H,s).
【0326】(D)1−シクロプロピル−6−フルオロ
−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2
−イル)メトキシ]−3−(1H−1,2,3,4−テ
トラゾール−5−イル)−1,4−ジヒドロ−4−キノ
リノン 塩化アルミニウム(41.0mg、0.30mmol)
のジメチルホルムアミド溶液(2ml)に、氷冷下アジ
化ナトリウム(66.6mg、1.02mmol)を加
え、室温にて20分間攪拌した。次いで、1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−7−[(4−イソプロピル−
1,3−チアゾール−2−イル)メトキシ]−4−オキ
ソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボニトリル
(39.3mg、0.10mmol)のジメチルホルム
アミド溶液(2ml)を加え、85−90℃にて1日間
攪拌した。氷水−1規定塩酸(1.1ml)に反応液を
注ぎ、室温にて30分間攪拌した。析出物を濾取、水お
よび少量のエタノールで洗浄後に乾燥し、標記化合物
(13.2mg)を無色固形物として得た。さらに母液
を1規定水酸化ナトリウム水溶液にてpH4とし、析出
物を濾取、水および少量のエタノールで洗浄後に乾燥
し、標記化合物(15.9mg、合計66.6%)を無
色固形物として得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δ:1.10−1.20
(2H,m)、1.26(6H,d,J=6.8H
z)、1.30−1.40(2H,m)、3.00−
3.15(1H,m),3.65−3.75(1H,
m)、5.77(2H,s)、7.39(1H,s)、
7.92(1H,d,J=7.3Hz)、8.03(1
H,d,J=11.2Hz)、8.79(1H,s). FAB−MS;m/z:427(MH+
【0327】実施例71:1−エチル−6−フルオロ−
7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−
シンノリンカルボキシリックアシッド (A)ジメチル 2−[(3,4−ジフルオロフェニ
ル)ヒドラゾノ]マロネート 3、4−ジフルオロアニリン(5.00g,38.7m
mol)を10%塩酸(15ml)に溶解し、0℃にて
亜硝酸ナトリウム(2.81g,40.7mmol)の
水溶液(10ml)をゆっくりと滴下し、その後30分
攪拌した。不溶物を濾別して得られた溶液を予め冷却し
ておいたマロン酸ジメチル(8.84g,77.5mm
ol)、酢酸ナトリウム(11.4g,139mmo
l)エタノール(100ml)水(20ml)の反応容
器にゆっくりと滴下し、0℃にて一晩攪拌した。析出し
ている結晶を濾取し、クロロホルムに溶解し、水洗し
た。クロロホルム層を乾燥後、溶媒を留去し、黄色固体
として表題化合物をを(9.18g、87%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:3.88(3H,s),
3.91(3H,s),6.98(1H,m),7.1
6(1H,m),7.29(1H,m),12.8(1
H,br s).
【0328】(B)ジメチル 2−[(3,4−ジフル
オロフェニル)−2−エチルヒドラゾノ]マロネート (A)で得られたジメチル 2−[(3,4−ジフルオ
ロフェニル)ヒドラゾノ]マロネート(7.18g,2
6.4mmol)をDMF(140ml)に溶解し、氷
冷アルゴン雰囲気下、95%水素化ナトリウム(800
mg,31.7mmol)を加え、室温にて1時間攪拌
した。これを再び氷冷し、ヨウ化エチル(4.24m
l,52.8mmol)を加え、室温で1時間攪拌後、
75℃にて一晩攪拌した。放冷後、酢酸(10ml)を
加え、濃縮、得られた残渣をクロロホルムで希釈して飽
和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥した後、濃縮し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン−酢酸エチル、20:1、v/v)にて精製し、
表題化合物を(4.86g、61%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.26(3H,t,J
=7.3Hz)3.64(3H,s),3.84(3
H,s),3.85(m,2H),6.99(1H,
m),7.15−7.19(2H,m).
【0329】(C)メチル 1−エチル−6,7−ジフ
ルオロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−シンノリ
ンカルボキシレート (B)で得られたジメチル 2−[(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−2−エチルヒドラゾノ]マロネート
(4.86g,16.2mmol)にポリリン酸(10
0ml)を加えて110℃にて20時間攪拌した。放冷
後、反応液を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。
有機層を乾燥した後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エチ
ル、4:1、v/v)にて精製し、黄色結晶として表題
化合物を(959mg、21%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.57(3H,t,J
=7.3Hz)3.99(3H,s),4.48(q,
2H,J=7.3Hz),7.35(1H,dd,J=
10.7,6.1Hz),8.21(2H,1H,d
d,J=9.3,8.8Hz).
【0330】(D)メチル 1−エチル−6−フルオロ
−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2
−イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3
−シンノリンカルボキシレート (4−イソプロピル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)
メタノ−ル(182mg、0.60mmol)をDMF
(3ml)に溶解し、18−クラウン−6(337m
g,1.28mmol)、水素化ナトリウム(95%,
32.2mg,1.28mmol)を加え、アルゴン雰
囲気下15分間攪拌した。(C)で得られたメチル 1
−エチル−6,7−ジフルオロ−4−オキソ−1,4−
ジヒドロ−3−シンノリンカルボキシレート(311m
g,1.16mmol)を加え、室温で1時間攪拌した
後、反応液に塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒
を減圧留去した。得られた残渣をプレパラティブTLC
(クロロホルム−酢酸エチル、4:1、v/v)にて精
製し、黄色結晶として表題化合物を(380mg、81
%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=6.8Hz),1.51(3H,t,J=7.1H
z),3.11(1H,m),3.98(3H,s),
4.48(2H,q,J=7.1Hz),5.59(2
H,s),6.99(1H,s),7.26(1H,
d,J=6.4Hz),8.07(1H,d,J=1
0.5Hz).
【0331】(E)1−エチル−6−フルオロ−7−
[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−シ
ンノリンカルボキシリックアシッド (D)で得られたメチル 1−エチル−6−フルオロ−
7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−
イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−
シンノリンカルボキシレート(380mg、0.937
mmol)を酢酸(5ml)−塩酸(5mL)に溶解
し、110℃で2時間攪拌した。反応液を酢酸エチル−
氷水に分配し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去し、茶色粉末として表題化合物(322m
g、88%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=7.1Hz),1.57(3H,t,J=7.3H
z),3.12(1H,m),4.73(2H,q,J
=7.3Hz),5.72(2H,s),7.04(1
H,s),7.58(1H,d,J=6.6Hz),
8.10(1H,d,J=10.0Hz).
【0332】実施例72:1−エチル−6−フルオロ−
7−[(4−−イソプロピル−1,3−チアゾール−2
−イル)メチル]−3−(1H−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イル)−1,4−ジヒドロ−4−シンノ
リノン (A)N3−(2−シアノエチル)−1−エチル−6−
フルオロ−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾ
ール−2−イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒ
ドロ−3−シンノリンカルボキサミド 実施例71の(E)で得られた1−エチル−6−フルオ
ロ−7−[(4−イソプロピル−1,3−チアゾール−
2−イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−
3−シンノリンカルボキシリックアシッド(322m
g,0.823mmol)をDMF(6ml)に溶解
し、氷冷下、クロロぎ酸エチル(0.117ml,1.
23mmol)、トリエチルアミン(0.172ml,
1.23mmol)を加え1時間攪拌した。室温に昇温
して更に30分攪拌した。再び氷冷し、1時間攪拌した
後、シアノエチルアミン(0.273ml,3.70m
mol)を加え、室温にて3日間攪拌した。反応液を酢
酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液、飽和重曹水、水で
洗浄して乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタ
ノール、200:1、v/v)にて精製し、黄色結晶と
して表題化合物を(276mg、76%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.32(6H,d,J
=7.1Hz),1.55(3H,t,J=7.3H
z),2.78(2H,t,J=6.8Hz),3.1
1(1H,m),3.76(2H,m),4.64(2
H,q,J=7.3Hz),5.62(2H,s),
7.00(1H,s),7.39(1H,d,J=6.
6Hz),8.08(1H,d,J=10.3Hz),
10.4(1H,m).
【0333】(B)2−(5−{1−エチル−6−フル
オロ−7−[(4−−イソプロピル−1,3−チアゾー
ル−2−イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒド
ロ−3−シンノリニル}−1H−1,2,3,4−テト
ラゾール−1−イル)エチルシアナイド (A)で得られたN3−(2−シアノエチル)−1−エ
チル−6−フルオロ−7−[(4−イソプロピル−1,
3−チアゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−
1,4−ジヒドロ−3−シンノリンカルボキサミド(2
76mg,0.622mmol)をアセトニトリル(6
ml)に溶解し、氷冷アルゴン雰囲気下、アジ化ナトリ
ウム(48.5mg,0.747mmol)、無水トリ
フルオロメタンスルホン酸(0.126ml、0.74
7mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。更にアジ
化ナトリウム(97mg)、無水トリフルオロメタンス
ルホン酸(0.252ml)を加え、一晩攪拌した。更
にアジ化ナトリウム(97mg)、無水トリフルオロメ
タンスルホン酸(0.252ml)を加え、7時間攪拌
した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
後、乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(トルエン−アセトン、
8:1、v/v)にて精製し、黄色結晶として表題化合
物を(134mg、46%)得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.34(6H,d,J
=6.8Hz),1.58(3H,t,J=7.3H
z),3.12(1H,m),3.19(2H,t,J
=7.1Hz),4.58(2H,q,J=7.3H
z),4.78(2H,t,J=7.1Hz),5.6
4(2H,s),7.02(1H,s),7.43(1
H,d,J=6.6Hz),8.07(1H,d,J=
10.3Hz).
【0334】(C)1−エチル−6−フルオロ−7−
[(4−−イソプロピル−1,3−チアゾール−2−イ
ル)メチル]−3−(1H−1,2,3,4−テトラゾ
ール−5−イル)−1,4−ジヒドロ−4−シンノリノ
ン (B)で得られた2−(5−{1−エチル−6−フルオ
ロ−7−[(4−−イソプロピル−1,3−チアゾール
−2−イル)メチル]−4−オキソ−1,4−ジヒドロ
−3−シンノリニル}−1H−1,2,3,4−テトラ
ゾール−1−イル)エチルシアナイド(134mg,
0.286mmol)を塩化メチレンに溶解し、DBU
(0.107ml,0.714mmol)を加え、室温
にて3時間攪拌した。更にDBU(0.107ml,
0.714mmol)を加え、2時間攪拌し、再度DB
U(0.107ml,0.714mmol)を加え2時
間攪拌した。反応液をクロロホルムで希釈して、1規定
塩酸、水で洗浄後乾燥した。溶媒を留去して得られた残
渣をプレパラティブTLC(クロロホルム−メタノール
−水、8:3:0.5、v/v/v)にて精製し、黄色
結晶として表題化合物を(101mg、85%)得た。1 H−NMR(CD3OD)δ:1.35(6H,d,J
=6.8Hz),1.57(3H,t,J=6.8H
z),3.14(1H,m),4.72(2H,m),
5.67(2H,s),7.11(1H,s),7.4
9(1H,m),7.59(1H,m). MS;m/z:416(MH+).
【0335】試験例1:多剤耐性緑膿菌に対する抗微生
物剤との併用効果 多剤耐性緑膿菌として、薬剤排出ポンプ高発現株である
緑膿菌PAM1723株を使用した。併用抗菌薬として
キノロン系抗菌薬であるレボフロキサシン(LVFX)
あるいはモノバクタム系抗生物質であるアズトレオナム
(AZT)を供試した。本発明化合物のうち、下記表に
示す実施例番号に記載した化合物につき、前述抗菌薬の
PAM1723株に対する最小発育阻止濃度の1/4及び1/
8以下の濃度と併用した際に、抗菌活性を増強するのに
必要な各化合物の最低濃度(μg/ml)を測定した。表中の
数値は、最小発育阻止濃度の1/8以下の濃度と併用し
た際に、抗菌活性を増強するのに必要な各化合物の最低
濃度(μg/ml)として示した。レボフロキサシンについて
は7.5時間併用時の効果を、また、アズトレオナムに
ついては18時間併用時の効果を示した。培地はミュー
ラーヒントンブロス(MHB,Difco)を用い、接
種菌量は1×106 CFU/mlとした。菌の濁度を光
学的に経時的に測定し、また、肉眼にて培地の濁りを確
認することによりその効果を判定した。下記表より明ら
かなように、本発明化合物は、薬剤耐性緑膿菌に対し
て、主に薬剤排出ポンプによる菌の耐性化を阻止するこ
とにより併用効果を発現することより、臨床上での有用
性を期待し得る化合物群であると結論された。
【0336】
【表4】
【0337】
【表5】
【0338】
【表6】
【0339】
【表7】
【0340】
【表8】
【0341】
【表9】
【0342】
【表10】
【0343】
【表11】
【0344】
【表12】
【0345】
【表13】
【0346】
【表14】
【0347】
【表15】
【0348】
【表16】
【0349】実施例73 (1)ファーマコフォアの算出 上記表に示した実施例1、実施例10、実施例15、実
施例27、実施例37、実施例49、及び実施例70の
化合物についてCATALYSTTMのコンホメーション
サーチ機能を用い、発生させるコンホメーションのエネ
ルギーの許容範囲を20kcal/mol、最大コンホメーション
数250とし、Best Qualityで計算した。次に発生させ
たコンホメーション全てを化合物情報に登録した。これ
らすべての化合物を使用し、CATALYSTTMのファ
ーマコフォア(Hypothesis)発生機能の一つであるCATA
LYST/HipHopを用い、ファーマコフォアを算出した。得
られた結果のうち、最も妥当性の高いものを選出した。
【0350】得られたファーマコフォアを図1に示し
た。図中の各サイトは中心より半径1.7Åの球として
表示している。ただし、サイト1及び4に関しての許容
範囲はそれぞれの中心より半径(Tolerance)
2Åの球である。また、得られたファーマコフォアにす
べての化合物を重ね合わせた結果を図2に示した。化合
物の重ねあわせはCATALYSTTMのCompare
/Fit機能を用いて行った。図2中、水素原子は表示
していない。また、図中、球の部分にあたる範囲がそれ
ぞれのサイトを示しているが、サイト1及び4に関して
は半径1.7Åの球として示してある(実際の許容範囲
は2Åの半径の球である)。また、図3ないし図9に
は、それぞれの化合物がどのように本ファーマコフォア
に重なり合うかを示した。図3は実施例1の化合物、図
4は実施例10の化合物、図5は実施例15の化合物、
図6は実施例27の化合物、図7は実施例37の化合
物、図8は実施例49の化合物、図9は実施例70の化
合物について各々示した。
【0351】(2)ファーマコフォアに化合物が適合す
るか否かの確認 このファーマコフォアに化合物が適合するか否かの確認
は、以下のように行うことができる。化合物のコンメー
ションを例えばCATALYSTTM, CHARMm, MMFF等の分子力場
法、及びMOPAC等の分子軌道法プログラム(これらは一
例であり、これらのプログラムに限定されることはな
い)を用いて算出する。それぞれのコンホメーションを
CATALYSTTM等のプログラムを用いて、またはマニュアル
で個々にファーマコフォアに重ね合わせる。上記の4つ
のサイトをその部分構造が占有する化合物、又は4つの
サイトにその部分構造が触れる化合物は、ファーマコフ
ォアに適合する化合物とみなすことができ、緑膿菌薬剤
排出ポンプ阻害活性を有する化合物であると判定でき
る。より具体的には、化合物がファーマコフォアに重ね
合わされた時、それぞれのサイトに対して、そのサイト
のFeatureに一致する部分構造中の構成原子がそのサイ
トから0.5〜3Å以内に入る場合、より好ましくはサ
イト1及びサイト4については2Å、サイト2及びサイ
ト3については1.7Å以内の許容範囲(Tolerance)
内に入る場合、その化合物はファーマコフォアに適合す
る判定される。
【0352】例えば、図3〜7及び図9に示したよう
に、それぞれの化合物の部分構造は各サイトの中心から
1.7Åの半径で発生させた球内を占有しており、上記
の許容範囲を満足している。また、図8に示した化合物
はサイト2及びサイト3に関してその部分構造が各サイ
トの中心から1.7Åの半径で発生させた球内に入って
おり、サイト1及びサイト4に関しては、同様に発生さ
せた中心から半径1.7Åの球に部分構造が触れ、2Å
以内に入っている。従って、上記の許容範囲を満足する
と判定される。
【0353】試験例2:薬剤排出ポンプ阻害薬の各種抗
菌薬に対する活性増強効果 薬剤排出ポンプ阻害薬を薬剤排出ポンプの基質となりう
る抗菌薬と併用することにより、当該抗菌薬の抗菌活性
を有意に増強することが可能となる。下記の例に示され
るように、キノロン系、β-ラクタム系、ノボビオシ
ン、クリンダマイシン、バンコマイシン等で抗菌薬の活
性増強効果が確認される。ポンプ阻害薬とこれらの薬剤
を含めた緑膿菌Mex系薬剤排出ポンプの基質となる抗菌
薬との併用療法は、臨床での感染症治療時における新規
療法として有効性が期待される。
【0354】(1)各種抗菌性物質とのポンプ阻害薬の
併用効果 (a)併用活性の測定:緑膿菌の野生株であるPAM1020
株ならびにMexAB-OprM系薬剤排出ポンプを高発現したPA
M1032株に対する抗菌性物質とポンプ阻害薬との併用活
性を最小発育阻止濃度(MIC)値を指標に測定した。薬
剤はMHBで2倍段階希釈を実施し、単独作用群にはミュー
ラーヒントン液体培地(MHB, Difco)を、化合物I併用
群には終濃度が10μg/mlになるようにMHBで希釈した化
合物Iを添加する。なお、化合物Iは下記構造の化合物
であり、式(I)の化合物群の中でも活性の優れた構造
である。
【0355】化合物I:2−((N−(3−(2−(4−
イソプロピルチアゾール−2−イル)−(E)−エテニ
ル)フェニル)カルバモイル)メチル)安息香酸
【化19】
【0356】供試菌の接種菌量は5×104 CFU/mlとし、3
7℃、18時間静置培養後目視判定し、コントロールのMHB
と同様に濁度が認められなかった最小濃度をMICとし
た。併用抗菌薬剤は下記のとおりである。レボフロキサ
シン(LVFX), スパルフロキサシン(SPFX), トロバフロキ
サシン(TVFX), ピペラシリン(PIPC), カルベニシリン(C
BPC), セフタジジム(CAZ), セフピローム(CPR), セフィ
キシム(CFIX), アズトレオナム(AZT), カルモナム(CRM
N),メロペネム(MEPM), ノボビオシン(NB), クリンダマ
イシン(CLDM), バンコマイシン(VCM)
【0357】結果を下記の表に示す。化合物Iの供試2
菌株に対するMICは、いずれも≧160μg/mlであった。
【0358】
【表17】 (b)薬剤排出ポンプ阻害薬と複数抗菌薬との併用によ
る、菌の残存を防止可能とする高治療効果が期待され得
る組合せ療法 薬剤排出ポンプ阻害薬を薬剤排出ポンプの基質となりう
る抗菌薬複数と併用することにより、薬剤治療後に菌の
残存を有意に抑制することが可能となった。組合せ抗菌
薬としては、キノロン系、β−ラクタム系、テトラサイ
クリン系、マクロライド系、クロラムフェニコール、ス
ルフォンアミド、トリメトプリム、β-ラクタメース阻
害薬などの緑膿菌Mex系薬剤排出ポンプにより排出され
る抗菌薬(抗菌性製剤)が含まれる。複数の抗菌薬と本
発明の排出ポンプ阻害薬との併用により、薬剤治療に伴
う菌の残存数を有意に低減させることが可能となり、ひ
いては多剤耐性菌を中心とした薬剤耐性菌の出現が抑え
られることから、臨床での感染症治療時における新規療
法として有用である。
【0359】試験例3: 複数抗菌薬と薬剤排出ポンプ
阻害薬併用による菌残存数の低減効果 耐性菌出現頻度の測定:緑膿菌の野生株であるPAM1020
株ならびにMexAB-OprM系薬剤排出ポンプを高発現したPA
M1032株を用い、レボフロキサシン(LVFX)、 アズトレオ
ナム(AZT)、化合物Iをそれぞれを組み合わせた際の菌
の残存頻度を、薬剤含有ミューラーヒントン寒天(MH
A)上での出現コロニー数の測定により算出した。すな
わち、薬剤含有MHAを作製し、MHBで前培養した菌液を
1、10あるいは100倍希釈した菌液を0.1 ml寒天上に分注
し、滅菌コンラージ棒にて塗布した。37℃48時間培養後
に各プレート上に増殖したコロニー数を薬剤非含有時の
生菌数で割ったものを生残菌数比とした。結果を下記の
表に示す。LVFXのPAM1020に対するMICは0.25μg/ml、PA
M1032に対するMICは、2μg/ml、AZTのPAM1020に対するM
ICは2μg/ml、PAM1032に対するMICは32μg/mlであっ
た。3剤併用により明らかな耐性菌出現頻度の低減が認
められた。
【0360】
【表18】
【0361】
【発明の効果】本発明の医薬は、微生物の薬剤排出ポン
プを阻害する作用を有しており、微生物が抗微生物薬に
対して耐性化するのを防止するとともに、すでに耐性化
した微生物に対して脱耐性化する作用を有している。本
発明の医薬を1種又は2種以上の抗微生物薬の投与と組
み合わせて用いることにより、微生物感染症の予防及び
/又は治療に極めて優れた効果を発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】CATALYSTTMのファーマコフォア(Hypo
thesis)発生機能の一つであるCATALYST/HipHopを用
い、実施例1、実施例10、実施例15、実施例27、
実施例37、実施例49、及び実施例70の化合物から
ファーマコフォアを算出し、得られた結果のうち最も妥
当性の高いファーマコフォアを示した図である。
【図2】 図1に示したファーマコフォアに実施例1、
実施例10、実施例15、実施例27、実施例37、実
施例49、及び実施例70の化合物すべてを重ね合わせ
た結果を示した図である。
【図3】 実施例1の化合物を図1に示したファーマコ
フォアに重ね合わせた結果を示した図である。
【図4】 実施例10の化合物を図1に示したファーマ
コフォアに重ね合わせた結果を示した図である。
【図5】 実施例15の化合物を図1に示したファーマ
コフォアに重ね合わせた結果を示した図である。
【図6】 実施例27の化合物を図1に示したファーマ
コフォアに重ね合わせた結果を示した図である。
【図7】 実施例37の化合物を図1に示したファーマ
コフォアに重ね合わせた結果を示した図である。
【図8】 実施例49の化合物を図1に示したファーマ
コフォアに重ね合わせた結果を示した図である。
【図9】 実施例70の化合物を図1に示したファーマ
コフォアに重ね合わせた結果を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/437 A61K 31/437 4C055 31/4375 31/4375 4C056 31/44 31/44 4C063 31/4439 31/4439 4C065 31/47 31/47 4C072 31/4709 31/4709 4C086 31/519 31/519 31/5383 31/5383 A61P 31/04 A61P 31/04 43/00 121 43/00 121 C07D 213/30 C07D 213/30 215/14 215/14 263/56 263/56 277/28 277/28 277/30 277/30 277/40 277/40 285/08 285/08 307/54 307/54 409/12 409/12 417/04 417/04 417/06 417/06 417/12 417/12 417/14 417/14 471/04 112 471/04 112A 487/04 147 487/04 147 498/06 498/06 513/04 343 513/04 343 (72)発明者 星野 一樹 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 石田 裕子 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 オルガ ロモフスカヤ アメリカ合衆国、94043 カリフォルニア 州、マウンテン ビュー、モード アベニ ュー 850 マイクロサイド ファーマシ ューティカルズ インコーポレイテッド内 (72)発明者 マイク ダドリー アメリカ合衆国、94043 カリフォルニア 州、マウンテン ビュー、モード アベニ ュー 850 マイクロサイド ファーマシ ューティカルズ インコーポレイテッド内 (72)発明者 ロジャー リーガー カナダ、J4R 2V8 ケベック州、セ ント−ランバート、アッパー エディソン 202 (72)発明者 ウイリアム ジョン ワトキンス アメリカ合衆国、94087 カリフォルニア 州、サニィヴェイル、オネイダ ドライブ 626 (72)発明者 ジェイソン チジア ツアン アメリカ合衆国、94404 カリフォルニア 州、フォスター シティ、クレイン アベ ニュー 770 (72)発明者 トーマス エリック レナウ アメリカ合衆国、95051 カリフォルニア 州、サンタ クララ、ペッパー ツリー レイン#224 900 (72)発明者 ヴィング ジャック リー アメリカ合衆国、94024 カリフォルニア 州、ロス アルトス、カーボ コート 1335 (72)発明者 太田 敏晴 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 中山 清 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 石田 洋平 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 大塚 雅已 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 川戸 晴子 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 Fターム(参考) 4C031 BA08 4C033 AD08 AD20 4C036 AD05 AD17 AD26 AD30 4C037 HA29 4C050 AA01 BB08 CC07 EE02 FF03 GG03 HH04 4C055 AA01 BA03 BA06 BA33 BB02 BB11 CA01 DA01 4C056 AA01 AB01 AC02 AD03 AE03 CA12 CC01 CD01 4C063 AA01 AA03 BB01 BB03 CC62 DD12 EE01 4C065 AA04 BB09 CC01 DD02 EE02 HH04 JJ02 KK09 LL04 PP09 4C072 AA01 BB02 BB06 CC01 CC11 EE07 FF07 GG09 HH08 UU01 4C086 AA01 AA02 BA03 BC17 BC28 BC70 BC82 BC86 CB27 GA02 GA07 GA08 GA09 GA10 MA02 MA03 MA04 NA05 NA14 ZB35 ZC75

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物感染症の予防及び/又は治療のた
    めの医薬であって、下記の一般式(I): 【化1】 〔式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、 カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
    置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有してい
    てもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリー
    ル基、又は置換基を有していてもよいヘテロ環基を示す
    か、あるいはR1及びR2が互いに結合してそれらが置換
    するJ1の2個の隣接する環構成原子とともに形成する
    5〜7員の飽和又は不飽和の環を示し;R3は水素原
    子、水酸基、又はアルコキシ基を示し;J1は5員又は
    6員の芳香族ヘテロ環を示し;W1は−CH=CH−、
    −C≡C−、−CH2CH2−、−OCH2−、−SCH2
    −、−OCH2O−、−CH2O−、−CH2−、−CO
    −、−CH2CH2CH2−、−CH2NH−、−NHCH
    2−、−CH2S−、−CONH−、−CH2SCH 2−、
    −CH=CH−CONH−、及び−CH2OCH2−から
    なる群から選ばれる基(上記の基の左側がJ1の環構成
    原子に結合する)又は単結合を示し;A1は置換基を有
    していてもよいフェニレン基、置換基を有していてもよ
    いピリジンジイル基、置換基を有していてもよいフラン
    ジイル基、置換基を有していてもよいチオフェンジイル
    基、置換基を有していてもよいベンゾフランジイル基、
    置換基を有していてもよいベンゾ[b]チオフェンジイ
    ル基、置換基を有していてもよいベンゾオキサゾールジ
    イル基、置換基を有していてもよいベンゾチアゾールジ
    イル基、置換基を有していてもよいピリド[1,2−
    a]ピリミジンジイル基、置換基を有していてもよいキ
    ナゾリンジイル基、置換基を有していてもよいベンゾト
    リアジンジイル基、置換基を有していてもよい2H−ク
    ロメンジイル基、置換基を有していてもよいキノリン−
    4−オン−ジイル基、置換基を有していてもよいアザキ
    ノリン−4−オン−ジイル基、置換基を有していてもよ
    いキノリンジイル基、置換基を有していてもよいチアジ
    アゾロ[3,2−a]ピリミジンジイル基、又は置換基
    を有していてもよいチアゾロ[3,2−a]ピリミジン
    ジイル基を示し;G1は酸素原子、カルボニル基、エチ
    ニル基、−CH=N−、−N(R4)CO−、−(C
    2)−N(R5)−CO−、−N(R6)−、−N
    (R7)−SO2−、−SO2N(R8)−、−CON(R
    9)−、−C(=CHR10)−、−C(R11)=C
    (R12)−、−NHCO−C(R13)(R14)−、−C
    ONH−C(R15)(R16)−、又は−CH2O(C
    2q−(式中、R4、R5、R6、R7、R8、及びR9
    それぞれ独立に水素原子、水酸基、又は置換基を有して
    いてもよいアルキル基を示し;R10はシアノ基、カルボ
    キシル基、又は置換基を有していてもよいアルコキシカ
    ルボニル基を示し;R11及びR12はそれぞれ独立に水素
    原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキ
    ル基、又は置換基を有していてもよいアリール基を示す
    か、あるいはR11及びR12が互いに結合して形成する環
    を示し;R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はア
    ルキル基を示すか、あるいはR13及びR14が互いに結合
    して形成するアルキレン基を示し;R15及びR16はそれ
    ぞれ独立に水素原子又はアルキル基を示すか、あるいは
    15及びR16が互いに結合して形成するアルキレン基を
    示し;qは0〜5の整数を示す)を示し;pは0から3
    の整数を示し;G2は置換基を有していてもよいフェニ
    レン基、置換基を有していてもよいフランジイル基、置
    換基を有していてもよいテトラヒドロフランジイル基、
    置換基を有していてもよいピリジンジイル基、置換基を
    有していてもよいチアゾリンジイル基、置換基を有して
    いてもよいイソオキサゾリンジイル基、置換基を有して
    いてもよい1,3−ジオキソランジイル基、置換基を有
    していてもよいチオフェンジイル基、置換基を有してい
    てもよいピリミジンジイル基、−C(R17)=C
    (R18)−[C(R19)=C(R20)]y−(式中、R
    17、R18、R19、及びR20はそれぞれ独立に水素原子、
    ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
    又は置換基を有していてもよいアリール基を示すか、あ
    るいはR17とR18とが互いに結合して形成する環、及び
    /又はR19とR20と互いに結合して形成する環を示し、
    yは0から3の整数を示す)、又は−C(R21
    (R22)−C(R23)(R24)−(式中、R21、R22
    23、及びR24はそれぞれ独立に水素原子、フェニル
    基、又は炭素数1〜6のアルキル基を示すか、R21とR
    22とが互いに結合して形成する環、及び/又はR23とR
    24とが互いに結合して形成する環を示す。あるいはR21
    とR23とが互いに結合して形成する環を示す)を示し;
    3は−CH2−又は単結合を示し;m及びnはそれぞれ
    独立に0又は1の整数を示し;及びQ1は酸性基を示
    す〕で表される化合物、生理学的に許容されるその塩、
    及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を有効
    成分として含み、1種又は2種以上の抗微生物薬と組み
    合わせて微生物感染症の予防及び/又は治療に用いるた
    めの医薬。
  2. 【請求項2】 抗微生物薬に対して耐性を獲得した微生
    物を脱耐性化させるための医薬であって、請求項1に記
    載の一般式(I)で表される化合物、生理学的に許容さ
    れるその塩、及びそれらの水和物からなる群から選ばれ
    る物質を有効成分として含み、1種又は2種以上の抗微
    生物薬と組み合わせて用いるための医薬。
  3. 【請求項3】 抗微生物薬に対する微生物の耐性獲得を
    阻害するための医薬であって、請求項1に記載の一般式
    (I)で表される化合物、生理学的に許容されるその
    塩、及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を
    有効成分として含み、1種又は2種以上の抗微生物薬と
    組み合わせて用いるための医薬。
  4. 【請求項4】 抗微生物薬の作用を増強するための医薬
    であって、請求項1に記載の一般式(I)で表される化
    合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれらの水和
    物からなる群から選ばれる物質を有効成分として含み、
    1種又は2種以上の抗微生物薬と組み合わせて用いるた
    めの医薬。
  5. 【請求項5】 微生物の抗微生物薬に対する感受性を増
    大するための医薬であって、請求項1に記載の一般式
    (I)で表される化合物、生理学的に許容されるその
    塩、及びそれらの水和物からなる群から選ばれる物質を
    有効成分として含み、1種又は2種以上の抗微生物薬と
    組み合わせて用いるための医薬。
  6. 【請求項6】 微生物が緑膿菌である請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載の医薬。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の一般式(I)で表され
    る化合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれらの
    水和物からなる群から選ばれる物質と1種又は2種以上
    の抗微生物薬とを含む微生物感染症の予防及び/又は治
    療のための医薬組成物。
  8. 【請求項8】 微生物感染症の予防及び/又は治療のた
    めの医薬であって、下記の一般式(II): 【化2】 〔式中、R31及びR32はそれぞれ独立に水素原子、ハロ
    ゲン原子、 カルボキシル基、アルコキシカルボニル
    基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有し
    ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
    リール基、又は置換基を有していてもよいヘテロ環基を
    示すか、あるいはR31及びR32が互いに結合してそれら
    が置換するJ11の2個の隣接する環構成原子とともに形
    成する6員環を示し;J11は5員又は6員の芳香族ヘテ
    ロ環を示し;W11は−CH=CH−、−CH2CH2−、
    −OCH2−、−SCH2−、−OCH 2O−、−CH2
    −、−CH2−、−CO−、−CH2CH2CH2−、−C
    2NH−、−NHCH2−、−CH2S−、−CONH
    −、−CH2SCH2−、−CH=CH−CONH−、及
    び−CH2OCH2−からなる群から選ばれる基(上記の
    基の左側がJ11の環構成原子に結合する)又は単結合を
    示し;A11は置換基を有していてもよいピリジンジイル
    基、置換基を有していてもよいピリド[1,2−a]ピ
    リミジンジイル基、置換基を有していてもよいキノリン
    −4−オン−ジイル基、置換基を有していてもよいアザ
    キノリン−4−オン−ジイル基、置換基を有していても
    よいキノリンジイル基、置換基を有していてもよいチア
    ジアゾロ[3,2−a]ピリミジンジイル基、又は置換
    基を有していてもよいチアゾロ[3,2−a]ピリミジ
    ンジイル基を示し;G11は酸素原子、カルボニル基、エ
    チニル基、−CH=N−、−N(R33)CO−、−N
    (R34)SO2−、−SO2N(R35)−、−CON(R
    36)−、−C(=CHR37)−、又は−C(R38)=C
    (R39)−(式中、R33、R34、R35、R36、R37、R
    38、及びR39はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を有
    していてもよいアルキル基を示す)を示し;mは0又は
    1の整数を示し;及びQ11は酸性基を示す〕で表される
    化合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれらの水
    和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として含
    み、1種又は2種以上の抗微生物薬と組み合わせて微生
    物感染症の予防及び/又は治療に用いるための医薬。
  9. 【請求項9】 微生物感染症の予防及び/又は治療のた
    めの医薬及であって、以下の4つのサイトを以下の許容
    範囲内: 【表1】 で占有する部分構造を有し、緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害
    作用を有することを特徴とする化合物、生理学的に許容
    されるその塩、及びそれらの水和物からなる群から選ば
    れる物質を有効成分として含み、1種又は2種以上の抗
    微生物薬と組み合わせて微生物感染症の予防及び/又は
    治療に用いるための医薬。
  10. 【請求項10】 緑膿菌薬剤排出ポンプ阻害活性が40
    μg/mL以下である請求項9に記載の医薬。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の一般式(I)で表さ
    れる化合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれら
    の水和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として
    含む請求項9又は請求項10に記載の医薬。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載の一般式(II)で表さ
    れる化合物、生理学的に許容されるその塩、及びそれら
    の水和物からなる群から選ばれる物質を有効成分として
    含む請求項9又は請求項10に記載の医薬。
  13. 【請求項13】 請求項9又は請求項10に記載の化合
    物、生理学的に許容されるその塩、及びそれらの水和物
    からなる群から選ばれる物質を有効成分として含み、1
    種又は2種以上の抗微生物薬と組み合わせて用いるため
    の薬剤排出ポンプ阻害剤。
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