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JP2002304961A - 両面発光型蛍光発光装置 - Google Patents

両面発光型蛍光発光装置

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JP2002304961A
JP2002304961A JP2001107986A JP2001107986A JP2002304961A JP 2002304961 A JP2002304961 A JP 2002304961A JP 2001107986 A JP2001107986 A JP 2001107986A JP 2001107986 A JP2001107986 A JP 2001107986A JP 2002304961 A JP2002304961 A JP 2002304961A
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JP
Japan
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cathode
substrate
anode
electrode
light emitting
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Application number
JP2001107986A
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English (en)
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Shigeo Ito
茂生 伊藤
Hideyuki Shimizu
秀行 清水
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Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数がより少なく、構造が簡単で、製造
がより容易で、消費電力がより少なく、表示装置の大型
化が容易で、発光部の輝度ムラを低減した両面発光型蛍
光発光装置を提供する。 【解決手段】 カソード基板1と、カソード基板1の一
方の面に対向して配置されると共にカソード基板1に対
向した面に蛍光体9を塗布した第1アノード電極8を有
する第1アノード基板2と、カソード基板1の他方の面
に対向して配置されると共にカソード基板1に対向した
面に蛍光体9を塗布した第2アノード電極10を有する
第2アノード基板3からなる外囲器を有する両面発光型
蛍光発光装置において、カソード基板1は第1アノード
電極8及び第2アノード電極10に各々対向すると共に
選択的にアドレス可能な電界放出カソードからなるエミ
ッタ7を基板両面に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カソード基板を挟
んで対向した第1アノード基板及び第2アノード基板
に、蛍光体を被着したアノード電極をそれぞれ形成した
両面発光型蛍光発光装置に関する。特に、表示装置とし
て使用される両面発光型蛍光表示装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】以下、両面発光型蛍光表示装置を例にし
て説明を行う。従来、両面発光型蛍光表示装置として、
基板と蓋にそれぞれ蛍光体を塗布したアノード電極を形
成し、それぞれのアノード電極に別々のグリッドを配置
し、両グリッドの間にフィラメントを張架した3極管構
造のものが知られている(特公昭56−11988号参
照)。
【0003】図8は、従来の両面発光型蛍光表示装置の
断面図である。基板101と蓋102から外囲器が構成
されている。基板101には、蛍光体103を塗布した
棒状セグメント電極(アノード電極)104からなる第
1表示部を形成し、その第1表示部に金属製の立体構造
グリッド105を対向配置している。蓋102には、蛍
光体106を塗布した日の字状7セグメント電極(アノ
ード電極)107からなる第2表示部を形成し、その第
2表示部に金属製の立体構造グリッド108を対向配置
している。両グリッド105,108の間に、表面に電
子放出物質を被着した細長い線状の酸化物カソードフィ
ラメント(熱陰極)109を張架している。フィラメン
ト109は、基板101に固定された金属製の立体構造
を有するフィラメント支持部材110に取り付けてい
る。グリッド105,108は、フィラメント109か
ら両セグメント電極104,107への電子を制御す
る。これにより、各セグメント電極104,107に塗
布した蛍光体103,106からの発光を、蓋102を
通して外囲器の片側の面から観察している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した特公昭56−
11988号に記載された両面発光型蛍光表示装置に
は、次のような問題点があった。
【0005】 各表示部(セグメント電極)に対向さ
せて金属製の立体構造グリッドを配置しているため、部
品数が多くなり、構造が複雑で、かつ蛍光表示装置の薄
型化、軽量化が困難。 蛍光表示装置を組み立てる際、グリッドとアノード
電極との位置合わせが難しい等、製造工程が複雑。 金属製の立体構造グリッドによる無駄な消費電力
(無効電流)が多くなる。 フィラメント(熱陰極)は振動に弱く、表示装置の
大型化が困難。 フィラメント(熱陰極)は線状電子源であり、フィ
ラメント直下にある蛍光体の発光とフィラメントから離
れた位置にある蛍光体の発光に違いが生じるため、発光
部に輝度ムラが生じる。
【0006】本発明は、以上説明した問題点に鑑みて成
されたものであり、部品点数がより少なく、構造が簡単
であり、製造がより容易で、消費電力がより少なく、表
示装置の大型化が容易で、発光部の輝度ムラを低減した
両面発光型蛍光発光装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された両
面発光型蛍光発光装置は、カソード基板と、前記カソー
ド基板の一方の面に対向して配置されると共に前記カソ
ード基板に対向した面に蛍光体を塗布した第1アノード
電極を有する第1アノード基板と、前記カソード基板の
他方の面に対向して配置されると共に前記カソード基板
に対向した面に蛍光体を塗布した第2アノード電極を有
する第2アノード基板を有する真空外囲器を備え、前記
カソード基板は、前記第1アノード電極及び前記第2ア
ノード電極に各々対向する電子源(面状カソード)を両
面に形成したことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載された両面発光型蛍光発光
装置は、請求項1記載の両面発光型蛍光発光装置におい
て、前記電子源(面状カソード)は、前記カソード基板
上に形成されたカソード電極と、前記カソード電極上に
形成されたエミッタからなることを特徴としている。
【0009】請求項3に記載された両面発光型蛍光発光
装置は、請求項1記載の両面発光型蛍光発光装置におい
て、前記電子源(面状カソード)は、前記カソード基板
上に形成されたカソード電極と、前記カソード電極上に
絶縁層を介して形成されたゲート電極と、前記カソード
電極と前記ゲート電極とが重なる領域又は交差する領域
の所定領域の前記絶縁層と前記ゲート電極に開口部を形
成し、該開口部内の前記カソード電極上に形成されたエ
ミッタからなることを特徴としている。
【0010】請求項4に記載された両面発光型蛍光発光
装置は、請求項2又は3記載の両面発光型蛍光発光装置
において、前記エミッタは、高融点金属又はSi又は金
属化合物又はカーボン材料又はナノカーボン(カーボン
ナノチューブ,カーボンナノファイバー,グラファイト
ナノファイバー,ナノホーン)又はダイヤモンドライク
カーボン又はカーボン薄膜からなる電界電子放出電子源
又はそのアレイであることを特徴としている。
【0011】請求項5に記載された両面発光型蛍光発光
装置は、請求項1記載の両面発光型蛍光発光装置におい
て、前記カソード基板は、少なくとも気密容器内の基板
の1部に貫通孔部を有することを特徴としている。
【0012】請求項6に記載された両面発光型蛍光発光
装置は、請求項5記載の両面発光型蛍光発光装置におい
て、前記貫通孔部にゲッターを配設したことを特徴とし
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本発明は図示の構成に限定
されるわけではなく、様々な設計変更が可能である。
【0014】図1乃至図4を参照して、本発明の第1の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の両面発光型蛍
光発光装置の全体構造を示す平面図である。図2は、図
1に示す両面発光型蛍光発光装置のA−A方向の断面図
である。図3は、図1に示す両面発光型蛍光発光装置の
B−B方向の断面図である。尚、図1乃至図3では、カ
ソード基板1,第1アノード基板2,第2アノード基板
3,スペーサー部材4からなる外囲器のみを図示してい
る。
【0015】図1に示すように、両面発光型蛍光発光装
置は、内部が真空状態とされた薄型パネル状の外囲器を
有している。外囲器は、カソード基板1と、前記カソー
ド基板1の一方の面に微小な間隔をおいて対向配置され
た第1アノード基板2と、前記カソード基板1の他方の
面(第1アノード基板2と反対側の面)に微小な間隔を
おいて対向配置された第2アノード基板3と、3つの基
板1,2,3の外周部分をスペーサー部材4により封着
した構造となっている。
【0016】各基板1,2,3は、ガラス等の透光性及
び絶縁性を有する基板等からなる。透光性が不要な基板
については、セラミックス等の絶縁性を有する基板等で
も良い。また、スペーサー部材4は、例えば側面板と低
融点ガラス等の接着剤からなる封着剤(封着剤のみでも
良い)からなる。
【0017】図1乃至図3に示すように、3つの基板
1,2,3は、カソード基板1を基準として、各アノー
ド基板2,3をそれぞれ異なった方向に所定間隔ずらし
た状態で封着されている。これは、各基板上に形成され
たカソード電極やアノード電極に接続され、各電極を外
囲器の外部に引き出して給電端子とするカソード配線や
アノード配線を異なった方向に引き出し可能とし、配線
し易くするためである。また、カソード基板1の大きさ
は、アノード基板2,3の大きさよりも大きくなってい
る。
【0018】ここで、カソード基板1の両面に形成され
た不図示のカソード配線は、図2の紙面垂直方向(スペ
ーサー部材4で囲まれた領域からはみ出た基板部分)か
ら外部へ引き出されている。また、アノード基板2の内
面(カソード基板1に対向する面)に形成された不図示
のアノード配線は、図2の紙面右方向(スペーサー部材
4で囲まれた領域からはみ出た基板部分)から外部へ引
き出されている。同様に、アノード基板3の内面に形成
された不図示のアノード配線は、図2の紙面左方向(ス
ペーサー部材4で囲まれた領域からはみ出た基板部分)
から外部へ引き出されている。
【0019】勿論、各基板1,2,3は、同じ大きさの
基板を使用しても良いし、その相対的な位置をずらさな
いで封着しても良い。また、各アノード基板2,3に形
成された各アノード配線を外囲器の外部へ引き出す方向
は、互いに異なる方向でも良いし、同一方向でも良い。
同様に、カソード基板1に形成された両面の各カソード
配線を外囲器の外部へ引き出す方向は、互いに異なる方
向でも良いし、同一方向でも良い。
【0020】以下、図4に基づいて、本発明の第1の実
施の形態の具体的な構成を、その作成手順に沿って説明
する。本発明の第1の実施の形態で使用する電子源は面
状カソードであり、2極管構造を有している。
【0021】図4は、図30示す両面発光型蛍光発光装
置の部分拡大断面図である。図4に示すように、最初
に、絶縁性及び透光性を有するガラス基板からなるカソ
ード基板1の一方の表面1A上に、ストライプ状のカソ
ード電極5を形成する。カソード電極5は、例えば膜厚
0.2μmのNb(ニオブ)膜等からなり、スパッタ法
やCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法などにより形成される。カソード電極5
は、不図示のカソード配線により外囲器の外側に引き出
されている。カソード配線の材質及び製法は、カソード
電極と同様である。
【0022】次に、カソード電極5の上に、ストライプ
状又は(カソード電極5上の所望部分を露出させるよう
な開口部を有する)ベタ状の絶縁層6を積層形成する。
絶縁層6は、例えば膜厚0.5μmのSiO2−X(1
>X≧0)膜やSiN膜などからなり、スパッタ法やC
VD法などにより形成される。また、絶縁層6は、例え
ばガラスフリット材の塗布により形成することも可能で
ある。尚、絶縁層6は、必要に応じて設ければ良く、設
けなくとも良い。
【0023】次に、カソード電極5の上に、ストライプ
状又はドット状のエミッタ7を形成する。エミッタ7
は、例えば多層カーボンナノチューブ又は単層カーボン
ナノチューブ,カーボンナノファイバー,グラファイト
ナノファイバー,ナノホーンなどのナノカーボンからな
る。エミッタ7は、例えばナノカーボンを有機溶剤に分
散して作成した印刷ペーストを使用して、印刷法により
形成される。尚、エミッタ7は、電着法又はスプレーに
より、カソード電極5の上に塗布することも可能であ
る。又、エミッタ7は、ダイヤモンドライクカーボンや
カーボン薄膜などを使用することも可能である。
【0024】同様にして、絶縁性及び透光性を有するガ
ラス基板からなるカソード基板1の他方の表面1Bの上
に、カソード電極8(不図示のカソード配線を含む),
絶縁層9,エミッタ10をそれぞれ形成する。各構成要
素の材質及び製法は、上記と同一である。
【0025】尚、カソード基板1については、他の作成
方法でも作成可能である。例えば、カソード基板1の一
方の表面1A上に、触媒金属からなるカソード電極5を
形成する。次に、カソード基板1の他方の表面1B上
に、触媒金属からなるカソード電極8を形成する。そし
て、CVD法により、カソード電極5上にエミッタ7を
選択成長させて形成することも可能である。勿論、カソ
ード電極5,8上に、触媒金属層を別途形成して、その
触媒金属層上にエミッタ7を選択成長させることも可能
である。
【0026】次に、上記カソード基板1の作成とは別の
工程において、第1アノード電極11を有する第1アノ
ード基板2及び第2アノード電極13を有する第2アノ
ード基板3の作成が行われる。
【0027】まず、第1アノード基板2の上に、ストラ
イプ状の第1アノード電極11を形成する。第1アノー
ド電極11は、例えば膜厚0.1μm乃至数μmのIT
O(インジウムと錫の酸化物)又はメッシュ状等の透光
部を有するAl(アルミニウム)などからなり、スパッ
タ法やEB蒸着法などにより形成される。第1アノード
電極11は、不図示のアノード配線により外囲器の外部
へ引き出されている。アノード配線の材質及び製法は、
アノード電極と同様である。
【0028】次に、第1アノード電極11の上に、蛍光
体12を被着形成する。蛍光体12は、ZnO:Zn蛍
光体等からなり、印刷法により形成される。そして、第
1アノード電極11,蛍光体12がパターニングされた
第1アノード基板の大気焼成を行い、更にその後真空焼
成を行う。これにより、第1アノード電極11を有する
第1アノード基板2の作成が完了する。
【0029】上記の第1アノード電極11を有する第1
アノード基板2の作成と同様にして、第2アノード電極
13を有する第2アノード基板3の作成が行われる。
【0030】以上のようにして、アドレス可能な面状の
カソードを有するカソード基板1と、第1アノード電極
11を有する第1アノード基板2及び第2アノード電極
13を有する第2アノード基板3が作成されると、対向
するカソード基板1と第1アノード基板2との間及びカ
ソード基板1と第2アノード基板3との間の外周部にス
ペーサー部材4を介して、各エミッタ7,10(冷陰極
である電界放出カソード)と各アノード電極11,13
が所定の位置関係で対向するように位置合わせする。
【0031】この位置合わせされたカソード基板1と第
1アノード基板2及び第2アノード基板3を適当な治具
を用いて上下から押圧しながら、例えば二酸化炭素ガス
雰囲気中で、例えば450℃の所定温度に加熱焼成す
る。これにより、カソード基板1と第1アノード基板2
との間及びカソード基板1と第2アノード基板3との間
の外周部が互いに封着して外囲器が組み立てられる。
【0032】その後、外囲器の内部が所定の真空状態に
なるまで排気処理を行う。この排気処理は、第1アノー
ド基板2及び第2アノード基板3、又はカソード基板1
と第1アノード基板2の間のスペーサー部材4及びカソ
ード基板1と第2アノード基板3との間のスペーサー部
材4のそれぞれに設けた不図示の排気孔を通して行われ
る。この排気処理後、排気孔は、別部材である排気蓋等
により封止され、外囲器が気密に保たれる。
【0033】その後、エミッタ7,10から電子を放出
させて蛍光体層12,14を試験的に所定時間発光駆動
するエージング処理を行う。これにより、図1乃至図4
に示す両面発光型蛍光発光装置が完成する。
【0034】次に、本発明の第1の実施の形態の両面発
光型蛍光発光装置の画素選択構造(選択的な電子放出構
造)について、説明を行う。まず、カソード基板1の一
方の表面1A上に形成されたカソード電極5は、所定方
向にストライプ状(線状)に形成された複数のカソード
電極群から構成されている。また、第1アノード基板2
上の第1アノード電極11は、対向するカソード電極5
と交差する方向にストライプ状に形成された複数のアノ
ード電極群から構成されている。
【0035】複数のカソード電極群と複数のアノード電
極群には、選択的に電圧を印加することが可能である。
そして、各群の所定のカソード電極及びアノード電極に
同時に電圧を印加すると、両電極間の電界により、両電
極の交差する領域にあるエミッタから選択的に電子を放
出させることができる。このカソード電極5と第1アノ
ード電極11からなるマトリクス構造により、第1アノ
ード基板2上の画素領域(発光する蛍光体の領域)が選
択される。
【0036】同様にして、カソード基板1の他方の表面
1B上に形成されたカソード電極8は、所定方向にスト
ライプ状に形成された複数のカソード電極群から構成さ
れている。また、第2アノード基板3上の第2アノード
電極13は、対向するカソード電極8と交差する方向に
ストライプ状に形成した複数のアノード電極群から構成
されている。
【0037】複数のカソード電極群と複数のアノード電
極群には、選択的に電圧を印加することが可能である。
そして、各群の所定のカソード電極及びアノード電極に
同時に電圧を印加すると、両電極間の電界により、両電
極の交差する領域にあるエミッタから選択的に電子を放
出させることができる。このカソード電極8と第2アノ
ード電極13からなるマトリクス構造により、第2アノ
ード基板3上の画素領域が選択される。
【0038】尚、カソード基板1の一方の表面1A上に
形成されたカソード電極5は、他方の表面1B上に形成
されたカソード電極8と同じ方向にストライプ状に形成
されていても良いし、異なる方向にストライプ状に形成
されていても良い。
【0039】また、本発明の第1の実施の形態の両面発
光型蛍光発光装置の発光(表示)観察面について説明を
行う。この発光観察面は、片面の場合と両面の場合の2
つのパターンがある。
【0040】まず、初めに両面から観察する2つのケー
スについて説明する。 (1)カソード基板1が非透光性であり、第1アノード
基板2及び第2アノード基板3が透光性を有する場合に
ついては、第1アノード基板2の外側(第1アノード電
極11を形成した面の反対側)から第1アノード電極1
1の上に被着形成された蛍光体12表面からの発光を、
蛍光体12と第1アノード電極11と第1アノード基板
2を通して観察する。
【0041】また、第2アノード基板3の外側(第2ア
ノード電極13を形成した面の反対側)から第2アノー
ド電極13の上に被着形成された蛍光体14表面からの
発光を、蛍光体14と第2アノード電極13と第2アノ
ード観基板3を通して観察する。
【0042】ここで、カソード基板1が非透光性を有す
る場合とは、カソード基板1自体が非透光性を有する
か、又はカソード基板1上の構成要素である各カソード
電極5,8及びエミッタ7,10(絶縁層を形成した場
合には絶縁層6,9)が非透光性を有する場合である。
例えば、カソード基板1にセラミック基板等を使用した
場合が該当する。又は、カソード電極等を非透光性材料
により形成した場合が該当する。
【0043】また、第1アノード基板2及び第2アノー
ド基板3が透光性を有する場合とは、各アノード基板
2,3自体が透光性を有すると共に、各アノード基板
2,3上の各構成要素であるアノード電極11,13及
び蛍光体12,14が透光性を有する場合である。
【0044】例えば、各アノード基板2,3にガラス基
板等を使用した場合が該当する。また、アノード電極1
1,13を透光性材料により形成するか、アノード電極
11,13を非透光性材料によりメッシュ状等の光が透
過するようにパターン形成するか、若しくはアノード電
極11,13を光が透過するように薄い膜で形成した場
合が該当する。それから、蛍光体12,14を、カソー
ド電極5,8側の各表面における発光が直接又は間接的
に透過し易いように、蛍光体粒子層が2〜3層程度で形
成した場合などが該当する。
【0045】(2)カソード基板1,第1アノード基板
2,第2アノード基板3のすべてが透光性を有する場合
については、各アノード基板2,3の両側からそれぞ
れ、各アノード電極11,13の上に被着形成された蛍
光体12,14からの発光を重ねて観察することができ
る。例えば、日の字パターンの表示(数字表示)を行う
場合、対向する基板上の対応する同じ位置にそれぞれ日
の字パターンを、同じ大きさ又は異なる大きさで形成す
ると共に、蛍光体12,14の発光色を変えれば(例え
ば緑色と赤色を呈するものにする)、カラーシフト表示
(緑色の表示,赤色の表示,緑色と赤色の混合色による
表示)が可能となる。
【0046】また、例えば、ドットマトリクスパターン
の表示(グラフィック表示)を行う場合、第1アノード
電極11の上に被着形成されたドット状の蛍光体12の
ドットピッチ(各蛍光体ドットの上下左右の各方向の配
置間隔)を、300dpiとする。同様に、第2アノー
ド電極13の上に被着形成されたドット状の蛍光体14
のドットピッチを、300dpiとする。そして、各蛍
光体12,14のピッチを対向する基板上で各々ずらし
て配置する(例えば、第1アノード基板の外側から発光
を観察した場合、蛍光体12と蛍光体12の間から蛍光
体14が見えるように配置する)と、600dpiの高
精細表示が可能となる。
【0047】ここで、カソード基板1が透光性を有する
場合とは、カソード基板1自体が透光性を有すると共
に、カソード基板1上の各構成要素であるカソード電極
5,8及びエミッタ7,10(絶縁層を形成した場合に
は絶縁層6,9)が透光性を有する場合である。
【0048】例えば、カソード基板1にガラス基板等を
使用した場合が該当する。また、カソード電極等を透光
性材料により形成するか、カソード電極等を非透光性材
料によりメッシュ状等の光が透過するようにパターン形
成するか、若しくは、カソード電極等を光が透過するよ
うに薄い膜で形成した場合が該当する。また、第1アノ
ード基板2及び第2アノード基板3が透光性を有する場
合については、(1)の場合と同様である。
【0049】次に、片面から観察する2つのケースにつ
いて説明する。 (3)第2アノード基板3が非透光性であり、カソード
基板1及び第1アノード基板2が透光性を有する場合に
ついては、第1アノード基板の外側から、各アノード電
極11,13の上に被着形成された蛍光体12,14か
らの発光を重ねて観察する。この場合、上記(2)の場
合と同様に、カラーシフト表示又は高精細表示が可能と
なる。
【0050】ここで、カソード基板1が透光性を有する
場合については、(1)と同様である。また、第1アノ
ード基板2が透光性を有する場合についても、(1)と
同様である。第2アノード基板3が非透光性を有する場
合とは、第2アノード基板3自体が非透光性を有する
か、又は第2アノード基板3上の構成要素であるアノー
ド電極13が非透光性を有するか、又は蛍光体14が非
透光性を有する場合である。
【0051】例えば、第2アノード基板3にセラミック
基板等を使用した場合が該当する。又は、アノード電極
等を非透光性材料により形成するか、若しくは蛍光体1
4を、その表面における発光が直接又は間接的に透過し
難いように、蛍光体粒子層を厚く形成した場合などが該
当する。
【0052】(4)第1アノード基板2が非透光性であ
り、カソード基板1及び第2アノード基板3が透光性を
有する場合については、上記(3)の場合と同様であ
る。
【0053】次に、図5乃至図7を参照して、本発明の
第2の実施の形態を説明する。尚、両面発光型蛍光発光
装置の全体構造を示す平面図については、図1と同じで
ある。図5は、図1に示す両面発光型蛍光発光装置のA
−A方向の断面図である。図6は、図1に示す両面発光
型蛍光発光装置のB−B方向の断面図である。尚、図5
及び図6は、カソード基板1,第1アノード基板2,第
2アノード基板3,スペーサー部材4から構成される外
囲器と、カソード基板1に設けられた空隔部19と、ゲ
ッター20のみを図示している。
【0054】図5及び図6に示すように、両面発光型蛍
光発光装置の基本的な構成等については、本発明の第1
の実施の形態の図2及び図3と同様である。このため、
第1の実施の形態と同一の構成要素には、同一番号を付
して説明を行う。ここで、第1の実施例と大きく異なる
点は、カソード基板に空隔部を形成している点と、カソ
ード基板の構造が異なる点である。
【0055】図7は、図6に示す両面発光型蛍光発光装
置の部分拡大断面図である。図7に基づいて、本発明の
第2の実施の形態の具体的な構成を、その作成手順に沿
って説明する。本発明の第2の実施の形態で使用する面
状のカソード(冷陰極である電界放出カソード)は、3
極管構造を有している。
【0056】図7に示すように、最初に絶縁性を有する
ガラス基板からなるカソード基板1の一方の表面1Aの
上に、ストライプ状のカソード電極5を形成する。カソ
ード電極5は、例えば膜厚0.2μmのNb膜からな
り、スパッタ法又はCVD法により形成される。カソー
ド電極5は、不図示のカソード配線により外囲器の外側
に引き出されている。カソード配線の材質及び製法は、
カソード電極と同様である。
【0057】次に、カソード電極5の上に、ストライプ
状又は(カソード電極5上の所望部分のみに)ドット状
の触媒金属層15を積層形成する。触媒金属層15は、
数100nm(例えば150nm)の膜厚のFe
(鉄),Ni(ニッケル),Co(コバルト)Zn(亜
鉛)等の金属膜からなり、スパッタ法や電子線蒸着法に
より形成される。そして、レジスト→光露光→現像→エ
ッチング→レジスト除去の工程を経て、カソード電極5
と触媒金属層15を所定の形状にパターニングする。
尚、カソード電極5自体を、触媒金属層とすることも可
能である。
【0058】次に、触媒金属層15の上に絶縁層6を積
層形成する。絶縁層6は、例えば膜厚0.5μmのSi
2−X(1>X≧0)膜やSiN膜などからなり、ス
パッタ法やCVD法などにより形成される。
【0059】次に、絶縁層6の上にゲート電極16を積
層形成する。ゲート電極16は、後工程で形成されるカ
ーボン薄膜(エミッタ7)よりも高く位置して空間的か
つ電気的に絶縁された状態で絶縁層6の上に形成され
る。ゲート電極16は、例えば膜厚0.4μmのTi膜
からなり、スパッタ法又はCVD法により形成される。
【0060】次に、触媒金属層15をエッチストップ層
として利用し、触媒金属層15の表面が露出するよう
に、絶縁層6及びゲート電極16に例えば丸,角,スト
ライプ形状のエミッタ穴をエッチング加工する。エミッ
タ穴は、フォトリソ法とエッチングの時間制御により所
望の大きさに形成される。具体的に、エミッタ穴は、蛍
光体12の1画素に対して複数個設けられ、1μm乃至
数100μm(好ましくは1μm乃至数10μm)の外
形で形成される。その後、ゲート電極16を、所定形状
にパターニングする。
【0061】同様にして、カソード基板1の他方の表面
1Bの上に、カソード電極8,絶縁層9,触媒金属層1
7,ゲート電極18をそれぞれ形成する。
【0062】次に、カソード基板1の両面のエミッタ穴
内に露出した触媒金属層15,17の上に、エミッタ
7,10となるカーボン薄膜をCVD法により、同時に
選択成長させる。このカーボン薄膜は、電子放出面がカ
ソード基板1の各表面1A,1Bと直交する鉛直方向に
整列した状態で触媒金属層15,17の上に気相成長し
て形成される。エミッタ7,10となるカーボン薄膜
は、例えばカーボンナノチューブ,カーボンナノファイ
バー,グラファイトナノファイバー,ナノホーン,ダイ
ヤモンドライクカーボンなどを含む膜からなる。
【0063】エミッタ7,10となるカーボン薄膜を形
成するにあたっては、例えば触媒熱CVD(ヒーター板
使用),プラズマCVD,熱フィラメントCVD等の手
法が採用される。原料ガスには例えば二酸化炭素,一酸
化炭素などと水素ガスの組み合わせやアセチレン,メタ
ン等の炭化水素系ガスが使用される。その際、カソード
基板1を所定の温度に加熱する場合もある。これによ
り、カソード基板1には、カーボン薄膜からなるエミッ
タ7,10を有するカソード(冷陰極である電界放出型
カソード)が形成される。そして、カソード電極5,8
とゲート電極16,18との間の電界により、カーボン
薄膜から電子を放出させることができる。
【0064】次に、上記カソード基板1の作成とは別の
工程において、第1アノード電極11を有する第1アノ
ード基板2及び第2アノード電極13を有する第2アノ
ード基板3の作成が行われる。第1アノード基板2及び
第2アノード基板3の作成については、本発明の第1の
実施の形態と同様である。
【0065】以上のようにして、アドレス可能な面状の
カソードを有するカソード基板1と、第1アノード電極
11を有する第1アノード基板2及び第2アノード電極
13を有する第2アノード基板3が作成されると、対向
するカソード基板1と第1アノード基板2との間及びカ
ソード基板1と第2アノード基板3との間の外周部にス
ペーサー部材4を介して、エミッタ7,10と各アノー
ド電極11,13が所定の位置関係で対向するように位
置合わせする。
【0066】この位置合わせされたカソード基板1と第
1アノード基板2及び第2アノード基板3を適当な治具
を用いて上下から押圧しながら、例えば二酸化炭素ガス
雰囲気中で、例えば450℃の所定温度で加熱焼成す
る。これにより、カソード基板1と第1アノード基板2
との間及びカソード基板1と第2アノード基板3との間
の外周部が互いに封着して外囲器が組み立てられる。
【0067】その後、外囲器の内部が所定の真空状態に
なるまで排気処理を行う。ここで、カソード基板1は、
空隔部19を有している。そして、外囲器内は、この空
隔部19を通して連通している。このため、この排気処
理は、第1アノード基板2又は第2アノード基板3の一
方に設けた不図示の排気孔1つのみ、又はカソード基板
1と第1アノード基板2の間のスペーサー部材4又はカ
ソード基板1と第2アノード基板3との間のスペーサー
部材4に設けた不図示の排気孔1つのみを通して行うこ
とが可能となる。
【0068】更に、この空隔部19にゲッター20を配
置すれば、ゲッター20を配置する場所(空間)を他に
設ける必要性がなくなる。これは、特に薄型の蛍光発光
装置に好適である。ゲッター19は、蒸発型ゲッター又
は非蒸発型ゲッターが使用可能である。また、ゲッター
19は、リング状のゲッターや棒状のゲッターなどが使
用可能である。
【0069】この排気処理後、排気孔は、別部材である
排気蓋等により封止され、外囲器が気密に保たれる。そ
の後、本発明の第1の実施の形態と同様にして、エージ
ング処理を行う。これにより、図5乃至図7に示す両面
発光型蛍光発光装置が完成する。
【0070】次に、本発明の第2の実施の形態の両面発
光型蛍光発光装置の画素選択構造(選択的な電子放出構
造)について、説明を行う。まず、カソード基板1の一
方の表面1A上に形成されたカソード電極5は、所定方
向にストライプ状(線状)に形成された複数のカソード
電極群から構成されている。また、カソード基板1上の
ゲート電極16は、カソード基板1上のカソード電極5
と交差する方向にストライプ状に形成された複数のゲー
ト電極群から構成されている。カソード電極5及びゲー
ト電極16と対向する第1アノード基板2上の第1アノ
ード電極11は、ベタ状(パターン化されていない状
態)に形成されている。また、第1アノード電極11上
の蛍光体12は、ベタ状又は所定パターン状に形成され
ている。
【0071】複数のカソード電極群と複数のゲート電極
群には、選択的に電圧を印加することが可能である。そ
して、各群の所定のカソード電極及びゲート電極に同時
に電圧を印加すると、両電極間の電界により、両電極の
交差する領域にあるエミッタから選択的に電子を放出さ
せることができる。このカソード電極5とゲート電極1
6からなるマトリクス構造により、第1アノード基板2
上の画素領域が選択される。尚、第1アノード電極11
は、カソード電極5又はゲート電極16と同じ方向にス
トライプ状に形成されていても良い。
【0072】また、カソード電極5とゲート電極16を
同じ方向にストライプ状に形成された複数のカソード電
極群とゲート電極群から構成し、第1アノード基板2上
の第1アノード電極11を、カソード電極5及びゲート
電極16と交差する方向にストライプ状に形成されたア
ノード電極群から構成して、マトリクス構造としても良
い。このカソード電極5及びゲート電極16と第1アノ
ード電極11からなるマトリクス構造によっても、第1
アノード基板2上の画素領域が選択可能とされる。
【0073】同様にして、カソード基板1の他方の表面
1B上に形成されたカソード電極8は、所定方向にスト
ライプ状(線状)に形成されたカソード電極群から構成
されている。また、カソード基板1上のゲート電極18
は、カソード基板1上のカソード電極8と交差する方向
にストライプ状に形成されたゲート電極群から構成され
ている。カソード電極8及びゲート電極18と対向する
第2アノード基板3上の第2アノード電極13は、ベタ
状に形成されている。また、第2アノード電極13上の
蛍光体14は、ベタ状又は所定パターン状に形成されて
いる。
【0074】複数のカソード電極群と複数のゲート電極
群には、選択的に電圧を印加することが可能である。そ
して、各群の所定のカソード電極及びゲート電極に同時
に電圧を印加すると、両電極間の電界により、両電極の
交差する領域にあるエミッタから選択的に電子を放出さ
せることができる。このカソード電極8とゲート電極1
8からなるマトリクス構造により、第2アノード基板3
上の画素領域が選択可能とされる。尚、第2アノード電
極13は、カソード電極8又はゲート電極18と同じ方
向にストライプ状に形成されていても良い。
【0075】また、カソード電極8とゲート電極18を
同じ方向にストライプ状に形成されたカソード電極群及
びゲート電極群から構成し、第2アノード基板3上の第
2アノード電極13を、カソード電極8及びゲート電極
18と交差する方向にストライプ状に形成されたアノー
ド電極群から構成して、マトリクス構造としても良い。
このカソード電極8及びゲート電極18と第2アノード
電極13からなるマトリクス構造によっても、第2アノ
ード基板3上の画素領域が選択可能とされる。尚、カソ
ード基板1の一方の表面1A上に形成されたカソード電
極5は、他方の表面1B上に形成されたカソード電極8
と同じ方向にストライプ状に形成されていても良いし、
異なる方向にストライプ状に形成されていても良い。
【0076】また、ゲート電極については、各カソード
電極に対応して1つ配置した構造を例示したが、更に絶
縁層等を介して2つ以上設けることも可能である。ゲー
ト電極を2つ以上形成した場合、カソード電極とゲート
電極をマトリクス構造にするには、カソード電極と少な
くともゲート電極の1つがマトリクス状になっていれば
良い。
【0077】また、本発明の第2の実施の形態の両面発
光型蛍光発光装置の発光(表示)観察面については、絶
縁層6,9及びゲート電極16,18が増えたことを除
いて、本発明の第1の実施の形態の両面発光型蛍光発光
装置と同様である。
【0078】尚、上記の各実施の形態では、面状カソー
ドとして、カーボンナノチューブ,カーボンナノファイ
バー,グラファイトナノファイバー,ナノホーン、ダイ
ヤモンドライクカーボン、カーボン薄膜などを含む膜か
らなる冷陰極を示した。これ以外にも、スピント型,蒸
着エミッタ,Si(シリコン)エッチングコーンエミッ
タ,MIM(金属−絶縁層−金属)型,PN接合型,表
面伝導型,エッジエミッタ等の平面型などの冷陰極電子
源又はそのアレイを使用することも可能である。また、
それらの材料として、高融点金属,金属化合物,カーボ
ン材料などを使用することが可能である。更に、面状カ
ソードの形成方法としても、種々の製造方法を用いるこ
とが可能である。
【0079】
【発明の効果】本発明の両面発光型蛍光発光装置によれ
ば、次のような効果が得られる。請求項1に記載の両面
発光型蛍光発光装置によれば、部品点数がより少なく、
構造が簡単で、製造がより容易で、消費電力がより少な
く、表示装置の大型化が容易で、発光部の輝度ムラを低
減した両面発光型蛍光発光装置を提供できる。
【0080】請求項2に記載の両面発光型蛍光発光装置
によれば、カソードから選択的に電子を引き出すことが
可能となり、より消費電力が少ない両面発光型蛍光発光
装置を提供できる。
【0081】請求項3に記載の両面発光型蛍光発光装置
によれば、少なくとも1つ以上のゲート電極を設けたこ
とにより、より低電圧でカソードから選択的に電子を引
き出すことが可能(例えばアノード電極の電圧をより低
くすることができる)となり、更に消費電力が少ない両
面発光型蛍光発光装置を提供できる。
【0082】請求項4に記載の両面発光型蛍光発光装置
によれば、カソード(エミッタ)が、冷陰極であるた
め、熱陰極に比べて消費電力が少ない等の利点がある。
また、カソード(エミッタ)をカソード基板の両面に形
成できるため、製造が容易である。特に、フレキシビリ
ティーを有する印刷法、又はカソードを同時形成可能な
CVD法により作成すれば、更に製造が容易となる。更
に、大型ディスプレイの作成も容易である。
【0083】請求項5に記載の両面発光型蛍光発光装置
によれば、外囲器の内部を一度に(同時に)真空排気で
きるため、製造が容易である。
【0084】請求項6に記載の両面発光型蛍光発光装置
によれば、ゲッターを配置する空間を別途設ける必要が
なくなる。装置全体をより薄型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面発光型蛍光発光装置の全体構造を
示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の両面発光型蛍光発
光装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の両面発光型蛍光発
光装置の断面図である。
【図4】図3の両面発光型蛍光発光装置の部分拡大断面
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の両面発光型蛍光発
光装置の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の両面発光型蛍光発
光装置の断面図である。
【図7】図6の両面発光型蛍光発光装置の部分拡大断面
図である。
【図8】従来の両面発光型蛍光表示装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…カソード基板、 1A,1B…カソード基板の表面、 2…第1アノード基板、 3…第2アノード基板、 4…側面部材、 5,8…カソード電極、 6,9…絶縁層、 7,10…エミッタ層、 11…第1アノード電極、 12,14…蛍光体、 13…第2アノード電極、 15,17…触媒金属層、 16,18…ゲート電極、 19…空隔部、 20…ゲッター、 101…基板、 102…蓋、 103,106…蛍光体、 104…棒状セグメント電極、 105,108…グリッド、 107…日の字状セグメント電極、 109…フィラメント、 110…フィラメント支持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 29/94 H01J 29/94 31/15 31/15 D // H01J 63/06 63/06 Fターム(参考) 5C031 DD17 5C032 AA01 BB01 JJ07 JJ08 JJ11 5C036 EE16 EF06 EF09 EG02 EG12 EG24 EG36 EH04 FF01 FF03 5C039 MM09 5C094 AA03 AA14 AA43 BA03 BA32 CA19 EA04 EA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード基板と、前記カソード基板の一
    方の面に対向して配置されると共に前記カソード基板に
    対向した面に蛍光体を塗布した第1アノード電極を有す
    る第1アノード基板と、前記カソード基板の他方の面に
    対向して配置されると共に前記カソード基板に対向した
    面に蛍光体を塗布した第2アノード電極を有する第2ア
    ノード基板を有する真空外囲器を備え、 前記カソード基板は、前記第1アノード電極及び前記第
    2アノード電極に各々対向する電子源を両面に形成した
    ことを特徴とする両面発光型蛍光発光装置。
  2. 【請求項2】 前記電子源は、前記カソード基板上に形
    成されたカソード電極と、前記カソード電極上に形成さ
    れたエミッタからなることを特徴とする請求項1記載の
    両面発光型蛍光発光装置。
  3. 【請求項3】 前記電子源は、前記カソード基板上に形
    成されたカソード電極と、前記カソード電極上に絶縁層
    を介して形成されたゲート電極と、前記カソード電極と
    前記ゲート電極とが重なる領域又は交差する領域の所定
    領域の前記絶縁層と前記ゲート電極に開口部を形成し、
    該開口部内の前記カソード電極上に形成されたエミッタ
    からなることを特徴とする請求項1記載の両面発光型蛍
    光発光装置。
  4. 【請求項4】 前記エミッタは、高融点金属又はSi又
    は金属化合物又はカーボン材料又はナノカーボン(カー
    ボンナノチューブ,カーボンナノファイバー,グラファ
    イトナノファイバー,ナノホーン)又はダイヤモンドラ
    イクカーボン又はカーボン薄膜からなる電界電子放出電
    子源又はそのアレイであることを特徴とする請求項2又
    は3記載の両面発光型蛍光発光装置。
  5. 【請求項5】 前記カソード基板は、少なくとも気密容
    器内の基板の1部に貫通孔部を有することを特徴とする
    請求項1記載の両面発光型蛍光発光装置。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔部にゲッターを配設したこと
    を特徴とする請求項5記載の両面発光型蛍光発光装置。
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