JP2002373868A - 基板のへき開方法及びへき開装置 - Google Patents
基板のへき開方法及びへき開装置Info
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- JP2002373868A JP2002373868A JP2001178526A JP2001178526A JP2002373868A JP 2002373868 A JP2002373868 A JP 2002373868A JP 2001178526 A JP2001178526 A JP 2001178526A JP 2001178526 A JP2001178526 A JP 2001178526A JP 2002373868 A JP2002373868 A JP 2002373868A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 六方晶の結晶体からなり、素子パターンが形
成された基板を所望のへき開方向に確実にへき開できる
ようにする。 【解決手段】 サファイア又は窒化ガリウムのように六
方晶の結晶体からなり、その主面上に複数の半導体レー
ザ素子を得るための素子パターン21aを有する、窒化
ガリウム系化合物半導体からなるエピタキシャル層21
が形成された基板11を用意する。この基板11におけ
る主面と反対側の面である裏面11aの上に、該基板1
1のへき開領域12に沿って複数の帯状の発熱体30A
を設ける。続いて、300℃〜1200℃程度で且つ5
秒〜10分間程度加熱して、基板11のへき開領域12
を局所的に加熱し、加熱した基板11を冷却水により急
冷する。
成された基板を所望のへき開方向に確実にへき開できる
ようにする。 【解決手段】 サファイア又は窒化ガリウムのように六
方晶の結晶体からなり、その主面上に複数の半導体レー
ザ素子を得るための素子パターン21aを有する、窒化
ガリウム系化合物半導体からなるエピタキシャル層21
が形成された基板11を用意する。この基板11におけ
る主面と反対側の面である裏面11aの上に、該基板1
1のへき開領域12に沿って複数の帯状の発熱体30A
を設ける。続いて、300℃〜1200℃程度で且つ5
秒〜10分間程度加熱して、基板11のへき開領域12
を局所的に加熱し、加熱した基板11を冷却水により急
冷する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主面上に複数の半
導体素子を得るための素子パターンが形成された六方晶
の結晶体からなる基板を個別の半導体素子に分割する際
の基板のへき開方法及びそのへき開装置に関する。
導体素子を得るための素子パターンが形成された六方晶
の結晶体からなる基板を個別の半導体素子に分割する際
の基板のへき開方法及びそのへき開装置に関する。
【0002】
【従来の技術】II−VI族化合物又はIII-V族化合物半導
体は、エネルギーギャップが大きく且つ直接遷移型の半
導体であり、発光波長が可視領域から紫外領域にわたる
発光材料として有望視されている。
体は、エネルギーギャップが大きく且つ直接遷移型の半
導体であり、発光波長が可視領域から紫外領域にわたる
発光材料として有望視されている。
【0003】とりわけ、III 族元素にガリウム(Ga)
やアルミニウム(Al)等を含み、V族元素に窒素
(N)を含むIII-V族窒化物半導体が注目されており、
結晶学的に優れた窒化物半導体を製造する手法が求めら
れている。
やアルミニウム(Al)等を含み、V族元素に窒素
(N)を含むIII-V族窒化物半導体が注目されており、
結晶学的に優れた窒化物半導体を製造する手法が求めら
れている。
【0004】なかでも、有機金属気相堆積(MOCV
D)法は、産業的に実現できる有力な手法として各方面
で研究及び開発が進められている。
D)法は、産業的に実現できる有力な手法として各方面
で研究及び開発が進められている。
【0005】以下、MOCVD法により、III-V族窒化
物半導体からなる複数の発光ダイオード素子又はレーザ
素子等を含む素子パターンが形成された六方晶の結晶体
からなる基板(ウエハ)、例えばサファイアからなる基
板を、該基板のへき開領域に沿って短冊状に分割する従
来の方法を図面に基づいて説明する。
物半導体からなる複数の発光ダイオード素子又はレーザ
素子等を含む素子パターンが形成された六方晶の結晶体
からなる基板(ウエハ)、例えばサファイアからなる基
板を、該基板のへき開領域に沿って短冊状に分割する従
来の方法を図面に基づいて説明する。
【0006】まず、第1の方法として、図13(a)及
び(b)に示すように、主面上に複数の半導体発光素子
となる素子パターン210が形成された基板201にお
ける素子パターン210側のへき開領域202に沿っ
て、ダイヤモンド・カッター等により基板210の主面
に達する複数の切り込み203を入れる。
び(b)に示すように、主面上に複数の半導体発光素子
となる素子パターン210が形成された基板201にお
ける素子パターン210側のへき開領域202に沿っ
て、ダイヤモンド・カッター等により基板210の主面
に達する複数の切り込み203を入れる。
【0007】次に、図13(c)に示すように、切り込
み203を入れた基板201を粘着性樹脂材からなるウ
エハテープ250の上に保持した後、セラミック等から
なるカッター240を基板201の素子パターン210
側のへき開領域202に順次沿わせて押下することによ
り、基板201を機械的にへき開して分割する。
み203を入れた基板201を粘着性樹脂材からなるウ
エハテープ250の上に保持した後、セラミック等から
なるカッター240を基板201の素子パターン210
側のへき開領域202に順次沿わせて押下することによ
り、基板201を機械的にへき開して分割する。
【0008】第2の方法は、図14(a)及び(b)に
示すように、素子パターン210が形成された基板20
1における素子パターン210と反対側の面(裏面)の
へき開領域202に沿って複数の切り込み203を入れ
る。
示すように、素子パターン210が形成された基板20
1における素子パターン210と反対側の面(裏面)の
へき開領域202に沿って複数の切り込み203を入れ
る。
【0009】次に、図14(c)に示すように、第1の
方法と同様に、切り込み203を入れた基板201をウ
エハテープ250上に保持しておき、セラミック等から
なるカッター240を基板201の素子パターン210
側のへき開領域202に順次沿わせて押下することによ
り、基板201を機械的にへき開して分割する。
方法と同様に、切り込み203を入れた基板201をウ
エハテープ250上に保持しておき、セラミック等から
なるカッター240を基板201の素子パターン210
側のへき開領域202に順次沿わせて押下することによ
り、基板201を機械的にへき開して分割する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように、基板201を構成するサファイアは、六
方晶であるため、c軸に垂直な面内の結晶格子301は
それぞれへき開しやすい方位が60°づつ異なる。この
ため、例えば、基板201を面方位の{1−100}面
でへき開する場合に、M軸方向から60°ずれた方位の
切断面302又は303でへき開されてしまうことがあ
り、所望の方位で確実なへき開を行なえないという問題
がある。
に示すように、基板201を構成するサファイアは、六
方晶であるため、c軸に垂直な面内の結晶格子301は
それぞれへき開しやすい方位が60°づつ異なる。この
ため、例えば、基板201を面方位の{1−100}面
でへき開する場合に、M軸方向から60°ずれた方位の
切断面302又は303でへき開されてしまうことがあ
り、所望の方位で確実なへき開を行なえないという問題
がある。
【0011】本発明は前記従来の問題に鑑み、六方晶の
結晶体からなり、素子パターンが形成された基板を所望
のへき開方向に確実にへき開できるようにすることを目
的とする。
結晶体からなり、素子パターンが形成された基板を所望
のへき開方向に確実にへき開できるようにすることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、六方晶の基板をへき開する方法として、
該基板のへき開領域を局所的に加熱した後、加熱した基
板を急速に冷却する構成とする。
め、本発明は、六方晶の基板をへき開する方法として、
該基板のへき開領域を局所的に加熱した後、加熱した基
板を急速に冷却する構成とする。
【0013】具体的に、本発明に係る基板のへき開方法
は、六方晶の結晶体からなり、主面上に複数の半導体素
子を得るための素子パターンが形成された基板を用意す
る第1の工程と、基板における主面と反対側の面の該基
板のへき開領域を局所的に加熱する第2の工程と、加熱
した基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却すること
により、へき開領域に沿って基板をへき開する第3の工
程とを備えている。
は、六方晶の結晶体からなり、主面上に複数の半導体素
子を得るための素子パターンが形成された基板を用意す
る第1の工程と、基板における主面と反対側の面の該基
板のへき開領域を局所的に加熱する第2の工程と、加熱
した基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却すること
により、へき開領域に沿って基板をへき開する第3の工
程とを備えている。
【0014】本発明の基板のへき開方法によると、主面
上に素子パターンが形成された基板における主面と反対
側の面のへき開領域を局所的に加熱し、その後、局所的
に加熱された基板に対して自然冷却よりも速い冷却速
度、すなわち急冷を行なうため、基板のへき開領域にの
み熱応力が局所的に生ずるので、基板が六方晶の結晶体
により構成されていても、所望のへき開領域に沿って確
実にへき開することができる。
上に素子パターンが形成された基板における主面と反対
側の面のへき開領域を局所的に加熱し、その後、局所的
に加熱された基板に対して自然冷却よりも速い冷却速
度、すなわち急冷を行なうため、基板のへき開領域にの
み熱応力が局所的に生ずるので、基板が六方晶の結晶体
により構成されていても、所望のへき開領域に沿って確
実にへき開することができる。
【0015】本発明の基板のへき開方法において、第2
の工程が、基板の主面と反対側の面の上にへき開領域に
沿って帯状の発熱体を設ける工程と、発熱体を発熱させ
ることにより、へき開領域を加熱する工程とを含むこと
が好ましい。このようにすると、基板における主面と反
対側の面のへき開領域に対する局所的且つ選択的な加熱
を確実に行なうことができる。
の工程が、基板の主面と反対側の面の上にへき開領域に
沿って帯状の発熱体を設ける工程と、発熱体を発熱させ
ることにより、へき開領域を加熱する工程とを含むこと
が好ましい。このようにすると、基板における主面と反
対側の面のへき開領域に対する局所的且つ選択的な加熱
を確実に行なうことができる。
【0016】この場合の発熱体が基板側から順次形成さ
れた、固着用部材と発熱用部材とから構成されているこ
とが好ましい。このようにすると、発熱用部材が基板面
と密着しにくい材料であっても、該発熱用部材を基板面
上に確実に固着することができる。
れた、固着用部材と発熱用部材とから構成されているこ
とが好ましい。このようにすると、発熱用部材が基板面
と密着しにくい材料であっても、該発熱用部材を基板面
上に確実に固着することができる。
【0017】この場合に、第2の工程が、発熱体を設け
るよりも前に、基板における主面と反対側の面の少なく
ともへき開領域を粗面化する工程を含むことが好まし
い。このようにすると、基板面が滑らかな場合と比べ
て、発熱体を基板上に固着しやすくなる。
るよりも前に、基板における主面と反対側の面の少なく
ともへき開領域を粗面化する工程を含むことが好まし
い。このようにすると、基板面が滑らかな場合と比べ
て、発熱体を基板上に固着しやすくなる。
【0018】この場合に、固着用部材がチタンからなる
ことが好ましい。基板に例えばサファイアを用いたとす
ると、発熱用部材として好ましいニッケルとクロムとを
含む合金を用いようとしても、該合金はサファイアとの
密着性が良好とはいえない。このため、サファイアとの
密着性が比較的に良好なチタンを固着用部材に用いる
と、ニッケルとクロムとを含む合金からなる発熱用部材
を基板に確実に固着することができる。
ことが好ましい。基板に例えばサファイアを用いたとす
ると、発熱用部材として好ましいニッケルとクロムとを
含む合金を用いようとしても、該合金はサファイアとの
密着性が良好とはいえない。このため、サファイアとの
密着性が比較的に良好なチタンを固着用部材に用いる
と、ニッケルとクロムとを含む合金からなる発熱用部材
を基板に確実に固着することができる。
【0019】また、第2の工程が、発熱体を設けるより
も前に、基板の主面と反対側の面のへき開領域に切り込
みを入れる工程を含むことが好ましい。このようにする
と、加熱及びその後の冷却処理のみでは、基板がへき開
されない場合であっても、基板を確実にへき開すること
ができるようになる。
も前に、基板の主面と反対側の面のへき開領域に切り込
みを入れる工程を含むことが好ましい。このようにする
と、加熱及びその後の冷却処理のみでは、基板がへき開
されない場合であっても、基板を確実にへき開すること
ができるようになる。
【0020】本発明の基板のへき開方法において、第2
の工程が、基板の主面と反対側の面の上にへき開領域に
沿って帯状の熱伝導体を設ける工程と、熱伝導体に発熱
体を接触し、熱伝導体を通してへき開領域を加熱する工
程とを含むことが好ましい。このようにしても、基板に
おける主面と反対側の面のへき開領域に対する局所的且
つ選択的な加熱を確実に行なえる。
の工程が、基板の主面と反対側の面の上にへき開領域に
沿って帯状の熱伝導体を設ける工程と、熱伝導体に発熱
体を接触し、熱伝導体を通してへき開領域を加熱する工
程とを含むことが好ましい。このようにしても、基板に
おける主面と反対側の面のへき開領域に対する局所的且
つ選択的な加熱を確実に行なえる。
【0021】この場合に、第2の工程が、熱伝導体を設
けるよりも前に、基板における主面と反対側の面の少な
くともへき開領域を粗面化する工程を含むことが好まし
い。
けるよりも前に、基板における主面と反対側の面の少な
くともへき開領域を粗面化する工程を含むことが好まし
い。
【0022】また、熱伝導体はチタンからなることが好
ましい。
ましい。
【0023】また、第2の工程が、熱伝導体を設けるよ
りも前に、基板の主面と反対側の面のへき開領域に切り
込みを入れる工程を含むことが好ましい。
りも前に、基板の主面と反対側の面のへき開領域に切り
込みを入れる工程を含むことが好ましい。
【0024】本発明の基板のへき開方法において、第2
の工程が、基板のへき開領域と対応する位置にそれぞれ
の頂面を持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された発
熱体を用意する工程と、発熱体の帯状パターンの頂面を
基板の主面と反対側の面のへき開領域と接触させること
により、へき開領域を加熱する工程とを含むことが好ま
しい。このようにすると、基板面上に直接に発熱体又は
熱伝導体を設けなくても、基板における主面と反対側の
面のへき開領域に対する局所的な加熱を行なうことがで
きる。
の工程が、基板のへき開領域と対応する位置にそれぞれ
の頂面を持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された発
熱体を用意する工程と、発熱体の帯状パターンの頂面を
基板の主面と反対側の面のへき開領域と接触させること
により、へき開領域を加熱する工程とを含むことが好ま
しい。このようにすると、基板面上に直接に発熱体又は
熱伝導体を設けなくても、基板における主面と反対側の
面のへき開領域に対する局所的な加熱を行なうことがで
きる。
【0025】本発明の基板のへき開方法において、帯状
の発熱体の幅、又は発熱体における帯状パターンの凸部
頂面の幅が約1μm以下であることが好ましい。
の発熱体の幅、又は発熱体における帯状パターンの凸部
頂面の幅が約1μm以下であることが好ましい。
【0026】また、発熱体の発熱温度を約300℃〜約
1200℃の温度とすることが好ましい。
1200℃の温度とすることが好ましい。
【0027】また、発熱体の加熱時間を約5秒〜約10
分間とすることが好ましい。
分間とすることが好ましい。
【0028】また、第2の工程が、発熱体を基板に接触
させるよりも前に、基板の主面と反対側の面のへき開領
域に切り込みを入れる工程を含むことが好ましい。
させるよりも前に、基板の主面と反対側の面のへき開領
域に切り込みを入れる工程を含むことが好ましい。
【0029】本発明の基板のへき開方法において、基板
のへき開面が基板における面方位の{1−100}面で
あることが好ましい。このように、いわゆるM面でへき
開すると、六方晶の基板をへき開しやすい。なお、本願
において、晶帯軸の指数に付与した符号”−”は該符号
に後続する一の指数の反転であることを表わしている。
のへき開面が基板における面方位の{1−100}面で
あることが好ましい。このように、いわゆるM面でへき
開すると、六方晶の基板をへき開しやすい。なお、本願
において、晶帯軸の指数に付与した符号”−”は該符号
に後続する一の指数の反転であることを表わしている。
【0030】本発明の基板のへき開方法は、第1の工程
と第2の工程との間に、基板の主面と反対側の面に対し
て研磨を行なって、基板の厚さを約100μm以下とす
る工程をさらに備えていることが好ましい。このよう
に、基板の厚さを小さくするとへき開しやすくなる。
と第2の工程との間に、基板の主面と反対側の面に対し
て研磨を行なって、基板の厚さを約100μm以下とす
る工程をさらに備えていることが好ましい。このよう
に、基板の厚さを小さくするとへき開しやすくなる。
【0031】本発明の基板のへき開方法は、第3の工程
において、加熱された基板を温度が約0℃〜約40℃の
冷却液により冷却することが好ましい。このようにする
と、加熱した基板を確実に急冷することができる。
において、加熱された基板を温度が約0℃〜約40℃の
冷却液により冷却することが好ましい。このようにする
と、加熱した基板を確実に急冷することができる。
【0032】本発明の基板のへき開方法は、第1の工程
と第2の工程との間に、基板の主面側のへき開領域に切
り込みを入れる工程をさらに備えていることが好まし
い。
と第2の工程との間に、基板の主面側のへき開領域に切
り込みを入れる工程をさらに備えていることが好まし
い。
【0033】本発明に係る基板のへき開装置は、六方晶
の結晶体からなり、主面上に複数の半導体素子を得るた
めの素子パターンが形成された基板における主面と反対
側の面のへき開領域を局所的に加熱する加熱手段と、加
熱された基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却する
ことにより、基板をへき開領域に沿ってへき開するへき
開手段とを備えている。
の結晶体からなり、主面上に複数の半導体素子を得るた
めの素子パターンが形成された基板における主面と反対
側の面のへき開領域を局所的に加熱する加熱手段と、加
熱された基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却する
ことにより、基板をへき開領域に沿ってへき開するへき
開手段とを備えている。
【0034】本発明の基板のへき開装置によると、主面
上に複数の半導体素子を得るための素子パターンが形成
された基板における主面と反対側の面のへき開領域を局
所的に加熱する加熱手段と、加熱された基板を自然冷却
よりも速い冷却速度で冷却することにより、基板をへき
開領域に沿ってへき開するへき開手段とを備えているた
め、本発明の基板のへき開方法を実現することができ
る。
上に複数の半導体素子を得るための素子パターンが形成
された基板における主面と反対側の面のへき開領域を局
所的に加熱する加熱手段と、加熱された基板を自然冷却
よりも速い冷却速度で冷却することにより、基板をへき
開領域に沿ってへき開するへき開手段とを備えているた
め、本発明の基板のへき開方法を実現することができ
る。
【0035】本発明の基板のへき開装置において、加熱
手段が、基板の主面と反対側の面の上にへき開領域に沿
って設けられた帯状の発熱体であることが好ましい。
手段が、基板の主面と反対側の面の上にへき開領域に沿
って設けられた帯状の発熱体であることが好ましい。
【0036】また、本発明の基板のへき開装置におい
て、加熱手段が、基板の主面と反対側の面の上にへき開
領域に沿って設けられた帯状の熱伝導体と、熱伝導体に
接触させることにより、熱伝導体を通してへき開領域を
加熱する発熱体とにより構成されていることが好まし
い。
て、加熱手段が、基板の主面と反対側の面の上にへき開
領域に沿って設けられた帯状の熱伝導体と、熱伝導体に
接触させることにより、熱伝導体を通してへき開領域を
加熱する発熱体とにより構成されていることが好まし
い。
【0037】また、本発明の基板のへき開装置におい
て、加熱手段が、基板のへき開領域と対応する位置にそ
の頂面を持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された発
熱体であることが好ましい。
て、加熱手段が、基板のへき開領域と対応する位置にそ
の頂面を持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された発
熱体であることが好ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0039】図1(a)及び(b)は本発明の第1の実
施形態に係る素子パターンを有するへき開前の基板であ
って、(a)は平面構成を示し、(b)は断面構成を示
している。
施形態に係る素子パターンを有するへき開前の基板であ
って、(a)は平面構成を示し、(b)は断面構成を示
している。
【0040】図1(a)及び(b)に示すように、サフ
ァイア(結晶性Al2O3)又は窒化ガリウム(GaN)
のように六方晶の結晶体からなる基板(ウエハ)11の
主面上には、例えば複数の半導体レーザ素子を得るため
の素子パターン21aを有する、窒化ガリウム系化合物
半導体からなるエピタキシャル層21が形成されてい
る。
ァイア(結晶性Al2O3)又は窒化ガリウム(GaN)
のように六方晶の結晶体からなる基板(ウエハ)11の
主面上には、例えば複数の半導体レーザ素子を得るため
の素子パターン21aを有する、窒化ガリウム系化合物
半導体からなるエピタキシャル層21が形成されてい
る。
【0041】図1(b)に示すように、へき開前の基板
11における主面と反対側の面(裏面)11aの上に、
該基板11のへき開領域12に沿って複数の帯状の発熱
体30Aが設けられている。各発熱体30Aの幅は1μ
m以下が好ましく、ここでは、約0.5μmとしてい
る。
11における主面と反対側の面(裏面)11aの上に、
該基板11のへき開領域12に沿って複数の帯状の発熱
体30Aが設けられている。各発熱体30Aの幅は1μ
m以下が好ましく、ここでは、約0.5μmとしてい
る。
【0042】発熱体30Aは、基板11側から順次形成
された、例えばチタン(Ti)からなる固着用部材31
と、例えばニッケル(Ni)及びクロム(Cr)とを含
む合金からなる発熱用部材32とから構成されている。
ここで、固着用部材31は、発熱用部材32の基板11
への密着性を高めるために設けている。従って、発熱用
部材32と基板11との密着性が良好な場合には、必ず
しも固着用部材31を設ける必要はない。
された、例えばチタン(Ti)からなる固着用部材31
と、例えばニッケル(Ni)及びクロム(Cr)とを含
む合金からなる発熱用部材32とから構成されている。
ここで、固着用部材31は、発熱用部材32の基板11
への密着性を高めるために設けている。従って、発熱用
部材32と基板11との密着性が良好な場合には、必ず
しも固着用部材31を設ける必要はない。
【0043】なお、基板11に窒化ガリウムを用いる場
合にも、固着用部材31としてチタンを用いるのが有効
である。但し、固着用部材31を設けなくても発熱用部
材32の基板11への密着性はそれ程悪くはない。
合にも、固着用部材31としてチタンを用いるのが有効
である。但し、固着用部材31を設けなくても発熱用部
材32の基板11への密着性はそれ程悪くはない。
【0044】また、基板11はその厚さが100μm程
度又はそれ以下となるように裏面研磨を行なうことが好
ましい。さらに、裏面研磨の後に、裏面11aを微細な
凹凸面を持つように、例えばすりガラス状に粗面化する
ことがことが好ましい。
度又はそれ以下となるように裏面研磨を行なうことが好
ましい。さらに、裏面研磨の後に、裏面11aを微細な
凹凸面を持つように、例えばすりガラス状に粗面化する
ことがことが好ましい。
【0045】このようにすると、蒸着法等により固着用
部材31を基板11の裏面11a上に形成する際に、該
固着用部材31の基板11への密着性をさらに良好にす
ることができる。
部材31を基板11の裏面11a上に形成する際に、該
固着用部材31の基板11への密着性をさらに良好にす
ることができる。
【0046】図1(a)及び(b)に示したように、基
板11における裏面11aのへき開領域12上に設けら
れた発熱体30Aに、外部から電流を流すことにより、
基板11の各へき開領域12を裏面11a側から局所的
に加熱する。ここでは、発熱体30Aの加熱温度を約3
00℃〜約1200℃とし、加熱温度の保持時間を加熱
温度に応じて約5秒〜約10分間とする。
板11における裏面11aのへき開領域12上に設けら
れた発熱体30Aに、外部から電流を流すことにより、
基板11の各へき開領域12を裏面11a側から局所的
に加熱する。ここでは、発熱体30Aの加熱温度を約3
00℃〜約1200℃とし、加熱温度の保持時間を加熱
温度に応じて約5秒〜約10分間とする。
【0047】続いて、加熱した基板11を、例えば、温
度が約0℃〜約40℃の冷却液、例えば冷却水に浸すこ
とにより急冷する。このときの基板11の各へき開領域
12に発生する局所的な熱応力により、基板11を短冊
状の基板11Aにへき開することができる。なお、基板
11を急冷する手段は、冷却水(H2O)に限られず、さ
らには、液体か気体かをも問われない。
度が約0℃〜約40℃の冷却液、例えば冷却水に浸すこ
とにより急冷する。このときの基板11の各へき開領域
12に発生する局所的な熱応力により、基板11を短冊
状の基板11Aにへき開することができる。なお、基板
11を急冷する手段は、冷却水(H2O)に限られず、さ
らには、液体か気体かをも問われない。
【0048】図2は短冊状の基板11Aの部分的な平面
構成と素子パターン21aの断面構成との一例を示して
いる。図2において、図1に示す構成部材と同一の構成
部材には同一の符号を付している。図2に示すように、
短冊状の基板11Aは、その面方位が{1−100}
面、すなわちM面でへき開されており、基板面内でこの
M軸と垂直な方向に、ストライプ状のN側電極22及び
P側電極23が互いに並行に設けられている。従って、
この場合には、ストライプ状のP側電極23の下側にレ
ーザ素子の共振器が構成され、短冊状の基板11Aのへ
き開面が共振器の出射端面及び反射端面となる。但し、
例えば基板11Aがサファイアからなり、エピタキシャ
ル層21が窒化ガリウム(GaN)系半導体からなる場
合には、エピタキシャル層21のへき開面は{11−2
0}面、すなわちA面となる。
構成と素子パターン21aの断面構成との一例を示して
いる。図2において、図1に示す構成部材と同一の構成
部材には同一の符号を付している。図2に示すように、
短冊状の基板11Aは、その面方位が{1−100}
面、すなわちM面でへき開されており、基板面内でこの
M軸と垂直な方向に、ストライプ状のN側電極22及び
P側電極23が互いに並行に設けられている。従って、
この場合には、ストライプ状のP側電極23の下側にレ
ーザ素子の共振器が構成され、短冊状の基板11Aのへ
き開面が共振器の出射端面及び反射端面となる。但し、
例えば基板11Aがサファイアからなり、エピタキシャ
ル層21が窒化ガリウム(GaN)系半導体からなる場
合には、エピタキシャル層21のへき開面は{11−2
0}面、すなわちA面となる。
【0049】なお、固着用部材31にチタンを用いた
が、これに限られず、伝熱性と基板11との密着性とが
共に優れた材料であれば良い。
が、これに限られず、伝熱性と基板11との密着性とが
共に優れた材料であれば良い。
【0050】以下、前述した第1の実施形態に係る基板
のへき開方法を実現するへき開装置について図面を参照
しながら説明する。
のへき開方法を実現するへき開装置について図面を参照
しながら説明する。
【0051】図3は本発明の第1の実施形態に係る基板
のへき開装置の機能ブロックの構成を示している。
のへき開装置の機能ブロックの構成を示している。
【0052】図3に示すように、第1の実施形態に係る
基板のへき開装置100は、素子パターンが形成された
基板11の裏面上に発熱体を形成する発熱体形成ブロッ
ク110と、発熱体が形成された基板11を加熱する加
熱ブロック120Aと、加熱された基板11をへき開し
て短冊状の基板11Aを得るへき開ブロック130とか
ら構成されている。
基板のへき開装置100は、素子パターンが形成された
基板11の裏面上に発熱体を形成する発熱体形成ブロッ
ク110と、発熱体が形成された基板11を加熱する加
熱ブロック120Aと、加熱された基板11をへき開し
て短冊状の基板11Aを得るへき開ブロック130とか
ら構成されている。
【0053】発熱体形成ブロック110には、基板11
の裏面研磨を行なう研磨装置111と、基板11のへき
開領域に切り込みを入れる切り込み形成器112と、発
熱体を構成する金属膜を成膜する成膜装置113と、発
熱体のパターン形成用のレジスト膜を塗布するレジスト
塗布装置114と、塗布したレジスト膜からマスクパタ
ーンを形成するレジストの露光装置115及び現像装置
116と、形成したマスクパターンにより発熱体をパタ
ーニングするエッチング装置117と、レジストを除去
するアッシング装置118とが含まれる。
の裏面研磨を行なう研磨装置111と、基板11のへき
開領域に切り込みを入れる切り込み形成器112と、発
熱体を構成する金属膜を成膜する成膜装置113と、発
熱体のパターン形成用のレジスト膜を塗布するレジスト
塗布装置114と、塗布したレジスト膜からマスクパタ
ーンを形成するレジストの露光装置115及び現像装置
116と、形成したマスクパターンにより発熱体をパタ
ーニングするエッチング装置117と、レジストを除去
するアッシング装置118とが含まれる。
【0054】なお、成膜装置113は、導体膜を成膜で
きれば良く、例えば、スパッタ装置や蒸着装置等であれ
ば良い。
きれば良く、例えば、スパッタ装置や蒸着装置等であれ
ば良い。
【0055】加熱ブロック120Aには、パターニング
された発熱体に直流電流を流す直流電源装置を含んでい
る。
された発熱体に直流電流を流す直流電源装置を含んでい
る。
【0056】へき開ブロック130には、加熱した基板
11を急冷するための冷却水を収納する冷却水容器を含
んでいる。
11を急冷するための冷却水を収納する冷却水容器を含
んでいる。
【0057】次に、第1の実施形態に係るへき開装置1
00を用いて基板11をへき開する手順の詳細を図面に
基づいて説明する。
00を用いて基板11をへき開する手順の詳細を図面に
基づいて説明する。
【0058】図4〜図6は第1の実施形態に係るへき開
装置を用いたへき開方法における工程順の構成を示して
いる。
装置を用いたへき開方法における工程順の構成を示して
いる。
【0059】まず、図4(a)に示すように、主面上に
複数の半導体素子を得るための素子パターンを有するエ
ピタキシャル層21が形成された基板11を少なくとも
1枚用意する。
複数の半導体素子を得るための素子パターンを有するエ
ピタキシャル層21が形成された基板11を少なくとも
1枚用意する。
【0060】次に、図4(b)に示すように、用意した
基板11を、図3に示す発熱体形成ブロック110の研
磨装置111に投入し、基板11の裏面11aをその膜
厚が100μm程度となるまで研磨する。その後、研磨
した裏面11aの粗面化を行なう。
基板11を、図3に示す発熱体形成ブロック110の研
磨装置111に投入し、基板11の裏面11aをその膜
厚が100μm程度となるまで研磨する。その後、研磨
した裏面11aの粗面化を行なう。
【0061】次に、図4(c)に示すように、裏面11
aを粗面化した基板11を図3に示す成膜装置113に
投入し、裏面11a上の全面に膜厚が100nm程度の
チタンからなる固着部材31を蒸着等により成膜する。
続いて、固着用部材31上の全面に、ニッケル及びクロ
ムを含む合金からなる発熱用部材32を100nm程度
の膜厚で成膜する。
aを粗面化した基板11を図3に示す成膜装置113に
投入し、裏面11a上の全面に膜厚が100nm程度の
チタンからなる固着部材31を蒸着等により成膜する。
続いて、固着用部材31上の全面に、ニッケル及びクロ
ムを含む合金からなる発熱用部材32を100nm程度
の膜厚で成膜する。
【0062】次に、図4(d)に示すように、固着用部
材31及び発熱用部材32を成膜した基板11を、図3
に示すレジスト塗布装置114に投入し、発熱用部材3
2の上の全面に膜厚が約0.5μmのレジスト膜50を
塗布する。
材31及び発熱用部材32を成膜した基板11を、図3
に示すレジスト塗布装置114に投入し、発熱用部材3
2の上の全面に膜厚が約0.5μmのレジスト膜50を
塗布する。
【0063】次に、図5(a)及び(b)に示すよう
に、エピタキシャル層21に共振器方向に延びるストラ
イプ状のP側電極23を持つ素子パターン21aを有す
る基板11において、へき開領域12のへき開方向を該
素子パターン21aのP側電極23が延びる方向とほぼ
直交する方向とする。従って、図3に示す露光装置11
5において、基板11のへき開領域12の沿うように位
置合わせを行なった後に露光し、続いて露光したレジス
ト膜50を図3に示す現像装置116に投入して、幅が
約0.5μmの複数の帯状にパターニングされたレジス
トパターン50Aを得る。
に、エピタキシャル層21に共振器方向に延びるストラ
イプ状のP側電極23を持つ素子パターン21aを有す
る基板11において、へき開領域12のへき開方向を該
素子パターン21aのP側電極23が延びる方向とほぼ
直交する方向とする。従って、図3に示す露光装置11
5において、基板11のへき開領域12の沿うように位
置合わせを行なった後に露光し、続いて露光したレジス
ト膜50を図3に示す現像装置116に投入して、幅が
約0.5μmの複数の帯状にパターニングされたレジス
トパターン50Aを得る。
【0064】次に、図5(c)に示すように、レジスト
パターン50Aが形成された基板11を、図3に示すエ
ッチング装置117に投入し、レジストパターン50A
をマスクとして、発熱用部材32及び固着用部材31に
対して、例えば塩素プラズマを用いたドライエッチング
を順次行なうことにより、固着用部材31及び発熱用部
材32からなり、それぞれの幅が約0.5μmの複数の
帯状の発熱体30Aを形成する。
パターン50Aが形成された基板11を、図3に示すエ
ッチング装置117に投入し、レジストパターン50A
をマスクとして、発熱用部材32及び固着用部材31に
対して、例えば塩素プラズマを用いたドライエッチング
を順次行なうことにより、固着用部材31及び発熱用部
材32からなり、それぞれの幅が約0.5μmの複数の
帯状の発熱体30Aを形成する。
【0065】次に、図5(d)に示すように、図3に示
すアッシング装置118によりレジストパターン50A
を除去する。
すアッシング装置118によりレジストパターン50A
を除去する。
【0066】次に、図6(a)に示すように、図3に示
す加熱ブロック120Aにおいて、複数の発熱体30A
を直流電源装置51に並列に接続する。なお、ここで
は、図6(a)に示す基板11の断面方向を発熱体30
Aが延びる方向と一致させている。この直流電源装置5
1によって、発熱体30Aを約300℃〜約1200℃
の温度にまで昇温し、昇温温度に応じて加熱時間を約5
秒間から約10分間程度に設定する。これにより、基板
11はへき開領域に沿って局所的に加熱される。
す加熱ブロック120Aにおいて、複数の発熱体30A
を直流電源装置51に並列に接続する。なお、ここで
は、図6(a)に示す基板11の断面方向を発熱体30
Aが延びる方向と一致させている。この直流電源装置5
1によって、発熱体30Aを約300℃〜約1200℃
の温度にまで昇温し、昇温温度に応じて加熱時間を約5
秒間から約10分間程度に設定する。これにより、基板
11はへき開領域に沿って局所的に加熱される。
【0067】また、図示はしていないが、レジスト塗布
装置114、露光装置115、現像装置116、エッチ
ング装置117及びアッシング装置118を再度用い
て、各発熱体30Aの両端部にパッド電極を設けても良
い。
装置114、露光装置115、現像装置116、エッチ
ング装置117及びアッシング装置118を再度用い
て、各発熱体30Aの両端部にパッド電極を設けても良
い。
【0068】次に、図6(b)に示すように、図3に示
すへき開ブロック130において、局所的に加熱された
基板11を、冷却水容器53に収納した約0℃〜約40
℃の冷却水54に浸すことにより急冷する。これによ
り、基板11を所望のへき開領域に沿ってへき開するこ
とができ、短冊状の基板11Aを得ることができる。
すへき開ブロック130において、局所的に加熱された
基板11を、冷却水容器53に収納した約0℃〜約40
℃の冷却水54に浸すことにより急冷する。これによ
り、基板11を所望のへき開領域に沿ってへき開するこ
とができ、短冊状の基板11Aを得ることができる。
【0069】また、短冊状の基板11Aに付着した発熱
体30Aは除去してもしなくても良い。なお、基板11
に窒化ガリウムを用いる場合であって、N側電極を基板
の裏面上に設けるような場合には、発熱体30Aは除去
しても、また除去しなくてもよい。
体30Aは除去してもしなくても良い。なお、基板11
に窒化ガリウムを用いる場合であって、N側電極を基板
の裏面上に設けるような場合には、発熱体30Aは除去
しても、また除去しなくてもよい。
【0070】第1の実施形態においては、発熱体30A
の幅を1μm以下の、可能な限り小さい幅にすると、基
板11のへき開をより良好に行なえることを確認してい
る。
の幅を1μm以下の、可能な限り小さい幅にすると、基
板11のへき開をより良好に行なえることを確認してい
る。
【0071】また、基板11の厚さを100μm以下に
まで小さくすることによっても、基板11のへき開をよ
り良好に行なえることを確認している。
まで小さくすることによっても、基板11のへき開をよ
り良好に行なえることを確認している。
【0072】また、図7(a)及び(b)に示すよう
に、固着用部材31及び発熱用部材32を成膜する前
に、図3に示す切り込み形成器112である、例えばダ
イヤモンド・カッター等を用いて、基板11の裏面11
aのへき開領域12に部分的な切り込み13を入れる
と、より確実にへき開することができる。
に、固着用部材31及び発熱用部材32を成膜する前
に、図3に示す切り込み形成器112である、例えばダ
イヤモンド・カッター等を用いて、基板11の裏面11
aのへき開領域12に部分的な切り込み13を入れる
と、より確実にへき開することができる。
【0073】さらには、図8(a)及び(b)に示すよ
うに、基板11のへき開領域12に対してエピタキシャ
ル層21側から基板11の主面に達する部分的な切り込
み13を入れてもよい。
うに、基板11のへき開領域12に対してエピタキシャ
ル層21側から基板11の主面に達する部分的な切り込
み13を入れてもよい。
【0074】なお、切り込み13は、基板11の主面及
び裏面のうちのいずれか一方に入れても良く、両面に入
れても良い。
び裏面のうちのいずれか一方に入れても良く、両面に入
れても良い。
【0075】また、基板11の主面に切り込み13を入
れる場合には、発熱体30Aを成膜する前に限られず、
発熱体の成膜後に行なっても良い。
れる場合には、発熱体30Aを成膜する前に限られず、
発熱体の成膜後に行なっても良い。
【0076】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0077】図9(a)及び(b)は本発明の第2の実
施形態に係る素子パターンを有するへき開前の基板であ
って、(a)は加熱前の断面構成を示し、(b)は加熱
中の断面構成を示している。図9において、図1に示す
構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
施形態に係る素子パターンを有するへき開前の基板であ
って、(a)は加熱前の断面構成を示し、(b)は加熱
中の断面構成を示している。図9において、図1に示す
構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
【0078】図9(a)及び(b)に示すように、第2
の実施形態に係る基板のへき開方法の特徴は、基板11
における裏面11のへき開領域12上に沿って、チタン
からなる熱伝導体33を設ける構成とし、さらに、熱伝
導体33に鉄等からなる板状の外部発熱体30Bを加熱
して圧着することにより、基板11のへき開領域12を
熱伝導体33を介して局所的に加熱する。なお、外部発
熱体30Bには温度制御可能なヒータを内蔵させても良
い。
の実施形態に係る基板のへき開方法の特徴は、基板11
における裏面11のへき開領域12上に沿って、チタン
からなる熱伝導体33を設ける構成とし、さらに、熱伝
導体33に鉄等からなる板状の外部発熱体30Bを加熱
して圧着することにより、基板11のへき開領域12を
熱伝導体33を介して局所的に加熱する。なお、外部発
熱体30Bには温度制御可能なヒータを内蔵させても良
い。
【0079】ここでも、第1の実施形態と同様に、基板
11の厚さを100μm程度かそれ以下にまで裏面研磨
し、裏面研磨の後に裏面11aの粗面化を行なうことが
好ましい。
11の厚さを100μm程度かそれ以下にまで裏面研磨
し、裏面研磨の後に裏面11aの粗面化を行なうことが
好ましい。
【0080】また、熱伝導体33の幅は約1μm以下が
好ましく、ここでは0.5μm程度としている。
好ましく、ここでは0.5μm程度としている。
【0081】また、外部発熱体30Bの加熱温度は約3
00℃〜約1200℃とし、加熱温度の保持時間を加熱
温度に応じて約10秒〜約10分間としている。
00℃〜約1200℃とし、加熱温度の保持時間を加熱
温度に応じて約10秒〜約10分間としている。
【0082】以下、第2の実施形態に係る基板のへき開
方法を実現するへき開装置について図面を参照しながら
説明する。
方法を実現するへき開装置について図面を参照しながら
説明する。
【0083】図10は本発明の第2の実施形態に係る基
板のへき開装置の機能ブロックの構成を示している。図
10において、図3に示す第1の実施形態に係るへき開
装置100の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
板のへき開装置の機能ブロックの構成を示している。図
10において、図3に示す第1の実施形態に係るへき開
装置100の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
【0084】まず、図10に示すように、第2の実施形
態に係るへき開装置101の発熱形成ブロック110に
おいて、素子パターンが形成された基板11の裏面上に
熱伝導体33を形成する。熱伝導体33の形成方法は、
第1の実施形態の固着用部材31と同様である。
態に係るへき開装置101の発熱形成ブロック110に
おいて、素子パターンが形成された基板11の裏面上に
熱伝導体33を形成する。熱伝導体33の形成方法は、
第1の実施形態の固着用部材31と同様である。
【0085】その後、図9(b)に示したように、図1
0に示す加熱ブロック120Bにおいて、外部発熱体3
0Bを熱伝導体33に、前述した所定の温度で且つ所定
の時間加熱する。続いて、へき開ブロック130におい
て、加熱した基板11を冷却水により急冷することによ
り、基板11をへき開し、短冊状の基板11Aを得る。
0に示す加熱ブロック120Bにおいて、外部発熱体3
0Bを熱伝導体33に、前述した所定の温度で且つ所定
の時間加熱する。続いて、へき開ブロック130におい
て、加熱した基板11を冷却水により急冷することによ
り、基板11をへき開し、短冊状の基板11Aを得る。
【0086】なお、基板11におけるへき開面は、基板
11の面方位の{1−100}面、すなわちM面が好ま
しい。
11の面方位の{1−100}面、すなわちM面が好ま
しい。
【0087】また、本実施形態においても、基板11の
主面及び裏面のうちの少なくとも一方のへき開領域12
に対して切り込みを入れても良い。
主面及び裏面のうちの少なくとも一方のへき開領域12
に対して切り込みを入れても良い。
【0088】また、熱伝導体33にチタンを用いたが、
これに限られず、伝熱性と基板11との密着性とが共に
優れた材料であれば良い。
これに限られず、伝熱性と基板11との密着性とが共に
優れた材料であれば良い。
【0089】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0090】図11(a)及び(b)は本発明の第3の
実施形態に係る素子パターンを有するへき開前の基板で
あって、(a)は加熱前の断面構成を示し、(b)は加
熱中の断面構成を示している。図11において、図1に
示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すこ
とにより説明を省略する。
実施形態に係る素子パターンを有するへき開前の基板で
あって、(a)は加熱前の断面構成を示し、(b)は加
熱中の断面構成を示している。図11において、図1に
示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すこ
とにより説明を省略する。
【0091】図11(a)及び(b)に示すように、第
3の実施形態に係る基板のへき開方法の特徴は、基板1
1のへき開領域12と対応する位置にそれぞれの頂面を
持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された鉄等からな
る板状の外部発熱体30Cを用意しておき、発熱状態に
ある外部発熱体30Cの帯状パターン30aを基板11
における裏面11aのへき開領域12と対応するように
圧着することにより、基板11のへき開領域12を局所
的に加熱する。なお、外部発熱体30Cには温度制御可
能なヒータを内蔵させても良い。
3の実施形態に係る基板のへき開方法の特徴は、基板1
1のへき開領域12と対応する位置にそれぞれの頂面を
持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された鉄等からな
る板状の外部発熱体30Cを用意しておき、発熱状態に
ある外部発熱体30Cの帯状パターン30aを基板11
における裏面11aのへき開領域12と対応するように
圧着することにより、基板11のへき開領域12を局所
的に加熱する。なお、外部発熱体30Cには温度制御可
能なヒータを内蔵させても良い。
【0092】第3の実施形態においても、第1の実施形
態と同様に、基板11の厚さを100μm程度かそれ以
下に裏面研磨し、裏面研磨の後に裏面11aの粗面化を
行なうことが好ましい。
態と同様に、基板11の厚さを100μm程度かそれ以
下に裏面研磨し、裏面研磨の後に裏面11aの粗面化を
行なうことが好ましい。
【0093】また、外部発熱体30Cの帯状パターン3
0aの幅は約1μm以下が好ましく、ここでは0.5μ
m程度としている。
0aの幅は約1μm以下が好ましく、ここでは0.5μ
m程度としている。
【0094】また、外部発熱体30Cの加熱温度は約3
00℃〜約1200℃とし、加熱温度の保持時間を加熱
温度に応じて約5秒〜約10分間としている。
00℃〜約1200℃とし、加熱温度の保持時間を加熱
温度に応じて約5秒〜約10分間としている。
【0095】以下、第3の実施形態に係る基板のへき開
方法を実現するへき開装置について図面を参照しながら
説明する。
方法を実現するへき開装置について図面を参照しながら
説明する。
【0096】図12は本発明の第3の実施形態に係る基
板のへき開装置の機能ブロックの構成を示している。図
12において、図3に示す第1の実施形態に係るへき開
装置100の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
板のへき開装置の機能ブロックの構成を示している。図
12において、図3に示す第1の実施形態に係るへき開
装置100の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
【0097】まず、図11(a)に示す帯状パターン3
0aを有する外部発熱体30Cをあらかじめ作製する。
すなわち、外部発熱体30Cの1つの面に、素子パター
ンを有するエピタキシャル層21が形成された基板11
のへき開領域12と対応する位置にそれぞれの凸部頂面
を持つ帯状パターン30aを形成する。
0aを有する外部発熱体30Cをあらかじめ作製する。
すなわち、外部発熱体30Cの1つの面に、素子パター
ンを有するエピタキシャル層21が形成された基板11
のへき開領域12と対応する位置にそれぞれの凸部頂面
を持つ帯状パターン30aを形成する。
【0098】次に、図12に示す前処理ブロック140
において、研磨装置111により、基板11の裏面11
aをその膜厚が100μm程度又はそれ以下となるまで
研磨する。また、切り込み形成器112により、基板1
1の組成や素子パターンに応じて、へき開領域に切り込
みを入れる。
において、研磨装置111により、基板11の裏面11
aをその膜厚が100μm程度又はそれ以下となるまで
研磨する。また、切り込み形成器112により、基板1
1の組成や素子パターンに応じて、へき開領域に切り込
みを入れる。
【0099】次に、図11(b)に示したように、図1
2に示す加熱ブロック120Cにおいて、外部発熱体3
0Cをその帯状パターン30aの各頂面がへき開領域1
2とそれぞれ対向するように圧着し、圧着した状態で前
述した所定の温度で且つ所定の時間加熱する。続いて、
へき開ブロック130において、加熱した基板11を冷
却水により急冷することにより、基板11をへき開し、
短冊状の基板11Aを得る。
2に示す加熱ブロック120Cにおいて、外部発熱体3
0Cをその帯状パターン30aの各頂面がへき開領域1
2とそれぞれ対向するように圧着し、圧着した状態で前
述した所定の温度で且つ所定の時間加熱する。続いて、
へき開ブロック130において、加熱した基板11を冷
却水により急冷することにより、基板11をへき開し、
短冊状の基板11Aを得る。
【0100】なお、基板11におけるへき開面は、基板
11の面方位の{1−100}面、すなわちM面が好ま
しい。
11の面方位の{1−100}面、すなわちM面が好ま
しい。
【0101】また、本実施形態においても、基板11の
主面及び裏面のうちの少なくとも一方のへき開領域12
に対して切り込みを入れても良い。
主面及び裏面のうちの少なくとも一方のへき開領域12
に対して切り込みを入れても良い。
【0102】また、各実施形態において、基板11が急
冷による冷却のみではへき開しない場合には、従来と同
様に、カッター等により機械的にへき開すればよい。こ
の場合でも、基板11のへき開領域12には加熱と冷却
による熱応力が生じているため、所定のへき開領域12
に沿って確実にへき開することができる。
冷による冷却のみではへき開しない場合には、従来と同
様に、カッター等により機械的にへき開すればよい。こ
の場合でも、基板11のへき開領域12には加熱と冷却
による熱応力が生じているため、所定のへき開領域12
に沿って確実にへき開することができる。
【0103】
【発明の効果】本発明に係る基板のへき開方法及びへき
開装置によると、基板における主面と反対側の面の該基
板のへき開領域を局所的に加熱しておき、続いて、加熱
した基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却するた
め、基板のへき開領域にのみ局所的に熱応力が生ずるの
で、六方晶の結晶体からなる基板であっても、所望のへ
き開領域に沿って確実にへき開することができる。
開装置によると、基板における主面と反対側の面の該基
板のへき開領域を局所的に加熱しておき、続いて、加熱
した基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却するた
め、基板のへき開領域にのみ局所的に熱応力が生ずるの
で、六方晶の結晶体からなる基板であっても、所望のへ
き開領域に沿って確実にへき開することができる。
【図1】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る素子パターンを有するへき開前の基板を示し、
(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
係る素子パターンを有するへき開前の基板を示し、
(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る基板のへき開後
の基板の部分的な平面図及び断面図である。
の基板の部分的な平面図及び断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る基板のへき開装
置のブロック構成図である。
置のブロック構成図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る基板のへき開方法を示す工程順の断面図である。
る基板のへき開方法を示す工程順の断面図である。
【図5】(a)は本発明の第1の実施形態に係る基板の
へき開方法を示す工程順の平面図である。(b)〜
(d)は本発明の第1の実施形態に係る基板のへき開方
法を示す工程順の平面図である。
へき開方法を示す工程順の平面図である。(b)〜
(d)は本発明の第1の実施形態に係る基板のへき開方
法を示す工程順の平面図である。
【図6】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る基板のへき開方法を示す工程順の断面図である。
係る基板のへき開方法を示す工程順の断面図である。
【図7】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る基板のへき開方法における基板裏面に切り込みを入
れる工程を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIb−VIIb線における断面図である。
係る基板のへき開方法における基板裏面に切り込みを入
れる工程を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIb−VIIb線における断面図である。
【図8】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る基板のへき開方法における基板主面に切り込みを入
れる工程を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIIb−VIIIb線における断面図である。
係る基板のへき開方法における基板主面に切り込みを入
れる工程を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIIb−VIIIb線における断面図である。
【図9】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に
係る素子パターンを有するへき開前の基板を示し、
(a)は基板の加熱前の断面図であり、(b)は基板の
加熱中の断面図である。
係る素子パターンを有するへき開前の基板を示し、
(a)は基板の加熱前の断面図であり、(b)は基板の
加熱中の断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る基板のへき開
装置のブロック構成図である。
装置のブロック構成図である。
【図11】(a)及び(b)は本発明の第3の実施形態
に係る素子パターンを有するへき開前の基板を示し、
(a)は基板の加熱前の断面図であり、(b)は基板の
加熱中の断面図である。
に係る素子パターンを有するへき開前の基板を示し、
(a)は基板の加熱前の断面図であり、(b)は基板の
加熱中の断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る基板のへき開
装置のブロック構成図である。
装置のブロック構成図である。
【図13】(a)〜(c)は第1の従来例に係る基板の
へき開方法を示し、(a)は平面図であり、(b)及び
(c)は断面図である。
へき開方法を示し、(a)は平面図であり、(b)及び
(c)は断面図である。
【図14】(a)〜(c)は第2の従来例に係る基板の
へき開方法を示し、(a)は平面図であり、(b)及び
(c)は断面図である。
へき開方法を示し、(a)は平面図であり、(b)及び
(c)は断面図である。
【図15】従来の基板のへき開方法を用いた場合の課題
を説明するための基板の模式的な平面図である。
を説明するための基板の模式的な平面図である。
11 基板 11a 裏面 11A 短冊状の基板 12 へき開領域 21 エピタキシャル層 21a 素子パターン 22 N側電極 23 P側電極 30A 発熱体 30B 外部発熱体 30C 外部発熱体 31 固着用部材 32 発熱用部材 33 熱伝導体 50 レジスト膜 50A レジストパターン 51 直流電源装置 53 冷却水容器 54 冷却水 100 基板のへき開装置 101 基板のへき開装置 102 基板のへき開装置 110 発熱体形成ブロック 111 研磨装置 112 切り込み形成器 113 成膜装置 114 レジスト塗布装置 115 露光装置 116 現像装置 117 エッチング装置 118 アッシング装置 120A 加熱ブロック 120B 加熱ブロック 130 へき開ブロック 140 前処理ブロック
Claims (30)
- 【請求項1】 六方晶の結晶体からなり、主面上に複数
の半導体素子を得るための素子パターンが形成された基
板を用意する第1の工程と、 前記基板における主面と反対側の面の該基板のへき開領
域を局所的に加熱する第2の工程と、 加熱した基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却する
ことにより、前記へき開領域に沿って前記基板をへき開
する第3の工程とを備えていることを特徴とする基板の
へき開方法。 - 【請求項2】 前記第2の工程は、 前記基板の主面と反対側の面の上に前記へき開領域に沿
って帯状の発熱体を設ける工程と、 前記発熱体を発熱させることにより、前記へき開領域を
加熱する工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載
の基板のへき開方法。 - 【請求項3】 前記発熱体は、前記基板側から順次形成
された、固着用部材と発熱用部材とから構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項4】 前記発熱体の幅は約1μm以下であるこ
とを特徴とする請求項2又は3に記載の基板のへき開方
法。 - 【請求項5】 前記第2の工程は、前記発熱体を設ける
よりも前に、前記基板における主面と反対側の面の少な
くとも前記へき開領域を粗面化する工程を含むことを特
徴とする請求項2〜4のうちのいずれか1項に記載の基
板のへき開方法。 - 【請求項6】 前記固着用部材はチタンからなることを
特徴とする請求項3〜5のうちのいずれか1項に記載の
基板のへき開方法。 - 【請求項7】 前記発熱用部材は、ニッケルとクロムと
を含む金属からなることを特徴とする請求項3〜6のう
ちのいずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項8】 前記発熱体の発熱温度は、約300℃〜
約1200℃の温度とすることを特徴とする請求項2〜
7のうちのいずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項9】 前記発熱体の加熱時間は、約5秒〜約1
0分間とすることを特徴とする請求項2〜8のうちのい
ずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項10】 前記第2の工程は、前記発熱体を設け
るよりも前に、前記基板の主面と反対側の面の前記へき
開領域に切り込みを入れる工程を含むことを特徴とする
請求項2〜9のうちのいずれか1項に記載の基板のへき
開方法。 - 【請求項11】 前記第2の工程は、 前記基板の主面と反対側の面の上に前記へき開領域に沿
って帯状の熱伝導体を設ける工程と、 前記熱伝導体に発熱体を接触し、前記熱伝導体を通して
前記へき開領域を加熱する工程とを含むことを特徴とす
る請求項1に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項12】 前記熱伝導体の幅は約1μm以下であ
ることを特徴とする請求項11に記載の基板のへき開方
法。 - 【請求項13】 前記第2の工程は、前記熱伝導体を設
けるよりも前に、前記基板における主面と反対側の面の
少なくとも前記へき開領域を粗面化する工程を含むこと
を特徴とする請求項11又は12に記載の基板のへき開
方法。 - 【請求項14】 前記熱伝導体はチタンからなることを
特徴とする請求項11〜13のうちのいずれか1項に記
載の基板のへき開方法。 - 【請求項15】 前記発熱体の発熱温度は、約300℃
〜約1200℃の温度とすることを特徴とする請求項1
1〜14のうちのいずれか1項に記載の基板のへき開方
法。 - 【請求項16】 前記発熱体の加熱時間は、約10秒〜
約10分間とすることを特徴とする請求項11〜15の
うちのいずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項17】 前記第2の工程は、前記熱伝導体を設
けるよりも前に、前記基板の主面と反対側の面の前記へ
き開領域に切り込みを入れる工程を含むことを特徴とす
る請求項11〜16のうちのいずれか1項に記載の基板
のへき開方法。 - 【請求項18】 前記第2の工程は、 前記基板のへき開領域と対応する位置にそれぞれの頂面
を持つ断面凸形状の帯状パターンが形成された発熱体を
用意する工程と、 前記発熱体の帯状パターンの各頂面を前記基板の主面と
反対側の面のへき開領域と接触させることにより、前記
へき開領域を加熱する工程とを含むことを特徴とする請
求項1に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項19】 前記帯状パターンの凸部頂面の幅は約
1μm以下であることを特徴とする請求項18に記載の
基板のへき開方法。 - 【請求項20】 前記発熱体の発熱温度は、約300℃
〜約1200℃の温度とすることを特徴とする請求項1
8又は19に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項21】 前記発熱体の加熱時間は、約5秒〜約
10分間とすることを特徴とする請求項18〜20のう
ちのいずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項22】 前記第2の工程は、前記発熱体を前記
基板に接触させるよりも前に、前記基板の主面と反対側
の面の前記へき開領域に切り込みを入れる工程を含むこ
とを特徴とする請求項18〜21のうちのいずれか1項
に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項23】 前記基板のへき開面は、前記基板にお
ける面方位の{1−100}面であることを特徴とする
請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の基板のへ
き開方法。 - 【請求項24】 前記第1の工程と前記第2の工程との
間に、 前記基板の主面と反対側の面に対して研磨を行なって、
前記基板の厚さを約100μm以下とする工程をさらに
備えていることを特徴とする請求項1〜23のうちのい
ずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項25】 前記第3の工程において、加熱された
基板を温度が約0℃〜約40℃の冷却液により冷却する
ことを特徴とする請求項1〜24のうちのいずれか1項
に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項26】 前記第1の工程と前記第2の工程との
間に、 前記基板の主面側のへき開領域に切り込みを入れる工程
をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜25の
うちのいずれか1項に記載の基板のへき開方法。 - 【請求項27】 六方晶の結晶体からなり、主面上に複
数の半導体素子を得るための素子パターンが形成された
基板における主面と反対側の面のへき開領域を局所的に
加熱する加熱手段と、 加熱された基板を自然冷却よりも速い冷却速度で冷却す
ることにより、前記基板を前記へき開領域に沿ってへき
開するへき開手段とを備えていることを特徴とする基板
のへき開装置。 - 【請求項28】 前記加熱手段は、前記基板の主面と反
対側の面の上に前記へき開領域に沿って設けられた帯状
の発熱体であることを特徴とする請求項27に記載の基
板のへき開装置。 - 【請求項29】 前記加熱手段は、 前記基板の主面と反対側の面の上に前記へき開領域に沿
って設けられた帯状の熱伝導体と、前記熱伝導体に接触
させることにより、前記熱伝導体を通して前記へき開領
域を加熱する発熱体とにより構成されていることを特徴
とする請求項27に記載の基板のへき開装置。 - 【請求項30】 前記加熱手段は、前記基板のへき開領
域と対応する位置にその頂面を持つ断面凸形状の帯状パ
ターンが形成された発熱体であることを特徴とする請求
項27に記載の基板のへき開装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001178526A JP2002373868A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 基板のへき開方法及びへき開装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001178526A JP2002373868A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 基板のへき開方法及びへき開装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002373868A true JP2002373868A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19019210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001178526A Pending JP2002373868A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 基板のへき開方法及びへき開装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002373868A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7294558B2 (en) | 2004-03-08 | 2007-11-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for cleaving a wafer through expansion resulting from vaporization or freezing of liquid |
| US20220246474A1 (en) * | 2021-02-03 | 2022-08-04 | Denso Corporation | Method for manufacturing semiconductor device |
| US11973309B2 (en) | 2019-03-07 | 2024-04-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor chip manufacturing device and method of manufacturing semiconductor chips |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178526A patent/JP2002373868A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP7502212B2 (ja) | 2021-02-03 | 2024-06-18 | 株式会社デンソー | 半導体装置の製造方法 |
| US12237225B2 (en) * | 2021-02-03 | 2025-02-25 | Denso Corporation | Method for manufacturing semiconductor device |
| KR102861367B1 (ko) * | 2021-02-03 | 2025-09-18 | 가부시키가이샤 덴소 | 반도체 디바이스의 제조 방법 |
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