JP2002370084A - 汚染土壌の再生方法 - Google Patents
汚染土壌の再生方法Info
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- JP2002370084A JP2002370084A JP2001180540A JP2001180540A JP2002370084A JP 2002370084 A JP2002370084 A JP 2002370084A JP 2001180540 A JP2001180540 A JP 2001180540A JP 2001180540 A JP2001180540 A JP 2001180540A JP 2002370084 A JP2002370084 A JP 2002370084A
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 産業廃棄物を殆ど産出することなく、処理作
業に多くの手間や費用を要しない汚染土壌の再生方法を
提供する。 【解決手段】 汚染土壌S地域の境界近傍にシートパイ
ル1を打ち込んで区画し、その内側に集水槽2を兼ねた
発進立坑と到達立坑を掘削形成し、発進立坑から到達立
坑に向けて水平方向よりやや上向きに案内管を圧入し、
案内管が到達立坑に達したら、案内管の先端部に集水管
3の一端を連結して引き込むことにより集水管3を汚染
土壌S中に埋設し、汚染土壌S中の汚染物質Pを雨水等
に溶出させ、この汚染水を集水管3を通って集水槽2中
に集積させ、汚染水中に含まれる汚染物質Pを凝集剤F
等に吸着させた後、凝集剤F等を回収して廃棄するよう
にした。
業に多くの手間や費用を要しない汚染土壌の再生方法を
提供する。 【解決手段】 汚染土壌S地域の境界近傍にシートパイ
ル1を打ち込んで区画し、その内側に集水槽2を兼ねた
発進立坑と到達立坑を掘削形成し、発進立坑から到達立
坑に向けて水平方向よりやや上向きに案内管を圧入し、
案内管が到達立坑に達したら、案内管の先端部に集水管
3の一端を連結して引き込むことにより集水管3を汚染
土壌S中に埋設し、汚染土壌S中の汚染物質Pを雨水等
に溶出させ、この汚染水を集水管3を通って集水槽2中
に集積させ、汚染水中に含まれる汚染物質Pを凝集剤F
等に吸着させた後、凝集剤F等を回収して廃棄するよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重金属、油類等で汚
染された土壌から汚染物質を回収することにより土壌を
再生させる汚染土壌の再生方法に関する。
染された土壌から汚染物質を回収することにより土壌を
再生させる汚染土壌の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場やメッキ工場、石油製品
工場の跡地等では土壌が有害重金属や油類で汚染されて
いる場合がある。これらの有害物質は雨水等と共に地中
に滲み込んで、地下水や他の場所に溶出する等の二次災
害が発生するといった、いわゆる環境問題の重要な課題
の一つになっている。
工場の跡地等では土壌が有害重金属や油類で汚染されて
いる場合がある。これらの有害物質は雨水等と共に地中
に滲み込んで、地下水や他の場所に溶出する等の二次災
害が発生するといった、いわゆる環境問題の重要な課題
の一つになっている。
【0003】このような汚染土壌対策としては、汚染土
壌を掘削して取り除き、汚染されない土壌で埋め戻した
り、原因物質が重金属である場合は、汚染土壌を直接セ
メントで固化することにより雨水や地下水への溶出を防
止したり、原因物質が油類である場合は汚染土壌を焼却
炉で焼却して油類を揮発させたりしていた。
壌を掘削して取り除き、汚染されない土壌で埋め戻した
り、原因物質が重金属である場合は、汚染土壌を直接セ
メントで固化することにより雨水や地下水への溶出を防
止したり、原因物質が油類である場合は汚染土壌を焼却
炉で焼却して油類を揮発させたりしていた。
【0004】しかし、何れの方法によっても莫大な処理
費用と作業時間を要するばかりでなく、多量の産業廃棄
物が生成されたり、汚染対策が不十分になる等のため、
あまり現実的な処理対策とはなっていなかった。そこ
で、例えば、特開平10-102471号公報には、汚染土壌に
対して50〜100重量%の生石灰と、これに5〜10重量%
の珪酸ナトリウムを添加混合した後、約40重量%の水を
注入して生石灰の水和反応を喚起させ、重金属は珪酸塩
として、油類は反応時に生成する珪酸カルシウムゲルに
吸着させて水に対して不溶性の物質に変性させるように
した土壌の汚染処理方法の発明が開示されている。
費用と作業時間を要するばかりでなく、多量の産業廃棄
物が生成されたり、汚染対策が不十分になる等のため、
あまり現実的な処理対策とはなっていなかった。そこ
で、例えば、特開平10-102471号公報には、汚染土壌に
対して50〜100重量%の生石灰と、これに5〜10重量%
の珪酸ナトリウムを添加混合した後、約40重量%の水を
注入して生石灰の水和反応を喚起させ、重金属は珪酸塩
として、油類は反応時に生成する珪酸カルシウムゲルに
吸着させて水に対して不溶性の物質に変性させるように
した土壌の汚染処理方法の発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の土壌の汚染処理
方法により、汚染処理に要する費用や作業時間はある程
度軽減できるものの、重金属と結合させるため等に使用
される薬剤を大量に消費しなければならないため、多額
の処理費用を要すると共に、薬剤を反応させて重金属等
と結合させなければならないため、汚染土壌を掘り起こ
すか、無数の注入孔を掘削して薬剤を注入するかしなけ
ればならず、手間の掛かる処理作業となっており、しか
も土壌中には汚染物質が残存しているといった問題点も
あった。
方法により、汚染処理に要する費用や作業時間はある程
度軽減できるものの、重金属と結合させるため等に使用
される薬剤を大量に消費しなければならないため、多額
の処理費用を要すると共に、薬剤を反応させて重金属等
と結合させなければならないため、汚染土壌を掘り起こ
すか、無数の注入孔を掘削して薬剤を注入するかしなけ
ればならず、手間の掛かる処理作業となっており、しか
も土壌中には汚染物質が残存しているといった問題点も
あった。
【0006】本発明は従来技術におけるかかる問題点を
解消すべく為されたものであり、産業廃棄物を殆ど産出
することなく、処理作業に多くの手間や費用を要しない
汚染土壌の再生方法を提供することを目的とする。
解消すべく為されたものであり、産業廃棄物を殆ど産出
することなく、処理作業に多くの手間や費用を要しない
汚染土壌の再生方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、汚染土壌地域に汚染水を貯留するための集
水槽を掘削形成すると共に、周囲に多数の導水孔が穿設
された多数の集水管を、一端が集水槽中に開口し、略水
平で集水槽に向かってやや傾斜するように、汚染土壌中
に圧入埋設し、雨水等に汚染物質が溶出した汚染水が集
水管を通って集水槽中に貯留し、該集水槽中に投入され
た凝集剤あるいは吸着剤に汚染水中に溶出した汚染物質
を吸着させ、該凝集剤等を回収するようにしたものであ
り、好ましくは、汚染土壌地域に掘削形成した集水槽に
対向する位置に到達立坑を掘削し、集水槽内から案内管
を略水平で集水槽に向かってやや傾斜するように、汚染
土壌中に圧入し、到達立坑側に到達した案内管の先端部
に集水管の一端を連結させた後、案内管を介して集水管
を汚染土壌中に引き込んで埋設したものである。
に本発明は、汚染土壌地域に汚染水を貯留するための集
水槽を掘削形成すると共に、周囲に多数の導水孔が穿設
された多数の集水管を、一端が集水槽中に開口し、略水
平で集水槽に向かってやや傾斜するように、汚染土壌中
に圧入埋設し、雨水等に汚染物質が溶出した汚染水が集
水管を通って集水槽中に貯留し、該集水槽中に投入され
た凝集剤あるいは吸着剤に汚染水中に溶出した汚染物質
を吸着させ、該凝集剤等を回収するようにしたものであ
り、好ましくは、汚染土壌地域に掘削形成した集水槽に
対向する位置に到達立坑を掘削し、集水槽内から案内管
を略水平で集水槽に向かってやや傾斜するように、汚染
土壌中に圧入し、到達立坑側に到達した案内管の先端部
に集水管の一端を連結させた後、案内管を介して集水管
を汚染土壌中に引き込んで埋設したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係る汚染
土壌の再生を実施するための集水設備を示す地中断面模
式図、図2は同じく、汚染土壌の再生処理が進行した状
態を示す集水設備の地中断面模式図である。これらの図
において、1は汚染土壌S地域を区画して汚染物質Pの
他の地域への拡散を防止するために、境界部に所定深さ
まで埋設された鋼板等で成るシートパイル、2は汚染土
壌S中の汚染物質Pを回収するために、汚染土壌S地域
の境界近くに地表から掘削形成された、後述する発進立
坑を兼ねた集水槽、3は汚染土壌S中に集水槽2に向か
って若干の傾斜を有して多数、圧入埋設された集水管、
31は汚染土壌S中から滲み出した雨水等の浸水を集水
管3中に導入するために、それらの下面を除く全面に亘
って多数穿設された導水孔である。
例を詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係る汚染
土壌の再生を実施するための集水設備を示す地中断面模
式図、図2は同じく、汚染土壌の再生処理が進行した状
態を示す集水設備の地中断面模式図である。これらの図
において、1は汚染土壌S地域を区画して汚染物質Pの
他の地域への拡散を防止するために、境界部に所定深さ
まで埋設された鋼板等で成るシートパイル、2は汚染土
壌S中の汚染物質Pを回収するために、汚染土壌S地域
の境界近くに地表から掘削形成された、後述する発進立
坑を兼ねた集水槽、3は汚染土壌S中に集水槽2に向か
って若干の傾斜を有して多数、圧入埋設された集水管、
31は汚染土壌S中から滲み出した雨水等の浸水を集水
管3中に導入するために、それらの下面を除く全面に亘
って多数穿設された導水孔である。
【0009】図5は集水管3の斜視図である。集水管3
は市販の鋼管、ビニール管等で形成され、導水孔31は
集水管3の下側には穿設しないことにより、雨水等がそ
の下面側から流出するのを防止している。導水孔31の
径はその穿設密度や汚染土壌Sの土質によって多少異な
るが、土砂の流入を防止しながら、効率良く浸水を導入
し得るようにするために、3〜12mmφの範囲で選定する
のが良い。また、集水管3の材質は耐腐食性、価格優位
性の観点からビニール管が好適である。
は市販の鋼管、ビニール管等で形成され、導水孔31は
集水管3の下側には穿設しないことにより、雨水等がそ
の下面側から流出するのを防止している。導水孔31の
径はその穿設密度や汚染土壌Sの土質によって多少異な
るが、土砂の流入を防止しながら、効率良く浸水を導入
し得るようにするために、3〜12mmφの範囲で選定する
のが良い。また、集水管3の材質は耐腐食性、価格優位
性の観点からビニール管が好適である。
【0010】次に、本実施例に係る集水設備の構築方法
を説明する。図3および図4は集水設備の構築方法を説
明するための地中断面模式図であり、図3はその第一工
程、図4はその第二工程を示している。これらの図にお
いて、4は集水槽2となる発進立坑から掘削する到達目
標となる到達立坑、5は発進立坑底面に設置される下押
装置、6は次に述べる案内管を導いて汚染土壌S中を突
き進む先端装置、7は集水管3を導くための案内(パイ
ロット)管、8は案内管7と集水管3とを接続する連結
筒である。
を説明する。図3および図4は集水設備の構築方法を説
明するための地中断面模式図であり、図3はその第一工
程、図4はその第二工程を示している。これらの図にお
いて、4は集水槽2となる発進立坑から掘削する到達目
標となる到達立坑、5は発進立坑底面に設置される下押
装置、6は次に述べる案内管を導いて汚染土壌S中を突
き進む先端装置、7は集水管3を導くための案内(パイ
ロット)管、8は案内管7と集水管3とを接続する連結
筒である。
【0011】まず、汚染土壌S地域の境界近傍を囲むよ
うにシートパイル1を打ち込んで汚染地域を区画すると
共に、その内側両端に集水槽2を兼ねた発進立坑と到達
立坑4を掘削する。そして、発進立坑底面に下押装置5
を設置する。次に、下押装置5に案内管7を取り付け、
その先端に先端装置6を螺着した後、下押装置5を駆動
させて案内管7を介して先端装置6を汚染土壌S中に押
し込む。そして、先端装置6の進入に連れて、案内管7
を順次連結する(図3参照)。先端装置6には、その頭
部を油圧で揺動させる揺動機構と、磁界を発生する電磁
コイルが設けられ、案内管7を介してそれぞれ油圧ケー
ブルおよび電線ケーブルで下押装置5に接続されてい
る。この電磁コイルから発した磁界は地表に移動自在に
設置された磁界検知装置により検知され、先端装置6の
所在位置が検出されるようになっている。
うにシートパイル1を打ち込んで汚染地域を区画すると
共に、その内側両端に集水槽2を兼ねた発進立坑と到達
立坑4を掘削する。そして、発進立坑底面に下押装置5
を設置する。次に、下押装置5に案内管7を取り付け、
その先端に先端装置6を螺着した後、下押装置5を駆動
させて案内管7を介して先端装置6を汚染土壌S中に押
し込む。そして、先端装置6の進入に連れて、案内管7
を順次連結する(図3参照)。先端装置6には、その頭
部を油圧で揺動させる揺動機構と、磁界を発生する電磁
コイルが設けられ、案内管7を介してそれぞれ油圧ケー
ブルおよび電線ケーブルで下押装置5に接続されてい
る。この電磁コイルから発した磁界は地表に移動自在に
設置された磁界検知装置により検知され、先端装置6の
所在位置が検出されるようになっている。
【0012】こうして得られた先端装置6の所在位置情
報に基づいて先端装置6が適正な方向に進行しているか
否かが判定され、適正な方向でなかった場合は、向き修
正指令が下押装置5に発せられ、その下押装置5の図示
しない向き修正油圧機構が駆動されて、先端装置6の頭
部の向きが揺動機構により修正される。先端装置6の進
行方向は到達立坑4に向かって若干上昇するように設定
される。
報に基づいて先端装置6が適正な方向に進行しているか
否かが判定され、適正な方向でなかった場合は、向き修
正指令が下押装置5に発せられ、その下押装置5の図示
しない向き修正油圧機構が駆動されて、先端装置6の頭
部の向きが揺動機構により修正される。先端装置6の進
行方向は到達立坑4に向かって若干上昇するように設定
される。
【0013】先端装置6が到達立坑4に到達すると、案
内管7から先端装置6を取り外し、その跡に連結筒8を
取り付け、この連結筒8の後端に集水管3の一端を取り
付ける。そして、下押装置5を逆駆動して案内管7群を
引き込み、これに連れて連結筒8を介して集水管3を案
内管7が通った貫通孔に沿って引き込む。この引き込み
時は案内管7の押し込み時と丁度逆に、貫通孔から引き
出された案内管7を順次取り外していく。最後に連結筒
8が貫通孔から引き出されたら、連結筒8を集水管3の
一端から取り外して当該集水管3の引き込み作業を終了
する。こうして、汚染土壌S中を万遍なく、所定間隔を
おいて多段に多数の集水管3を非開先で埋設する。全て
の集水管3の埋設が終了したら、到達立坑4を埋め戻し
て集水設備の構築作業を終了する。
内管7から先端装置6を取り外し、その跡に連結筒8を
取り付け、この連結筒8の後端に集水管3の一端を取り
付ける。そして、下押装置5を逆駆動して案内管7群を
引き込み、これに連れて連結筒8を介して集水管3を案
内管7が通った貫通孔に沿って引き込む。この引き込み
時は案内管7の押し込み時と丁度逆に、貫通孔から引き
出された案内管7を順次取り外していく。最後に連結筒
8が貫通孔から引き出されたら、連結筒8を集水管3の
一端から取り外して当該集水管3の引き込み作業を終了
する。こうして、汚染土壌S中を万遍なく、所定間隔を
おいて多段に多数の集水管3を非開先で埋設する。全て
の集水管3の埋設が終了したら、到達立坑4を埋め戻し
て集水設備の構築作業を終了する。
【0014】集水設備が構築された後、汚染土壌S中の
汚染物質Pが雨水や地下水に溶け出し、汚染水が最寄り
の導水孔31から集水管3内に流れ込む。流入した汚染
水は集水槽2に向かって若干傾斜して埋設された集水管
3に沿って集水槽2側に流下し、集水槽2中に貯留す
る。なお、降水量が少ない場合や汚染物質Pの回収を急
ぎたい場合は、汚染土壌Sの地表に人為的に散水すると
良い。また、汚染物質Pが水に溶け易い重金属の場合
は、雨水や地下水を介して回収できるが、油類の場合は
容易に水に溶けないので、地表に界面活性剤を散布した
り、界面活性剤を溶かした水を散水する。
汚染物質Pが雨水や地下水に溶け出し、汚染水が最寄り
の導水孔31から集水管3内に流れ込む。流入した汚染
水は集水槽2に向かって若干傾斜して埋設された集水管
3に沿って集水槽2側に流下し、集水槽2中に貯留す
る。なお、降水量が少ない場合や汚染物質Pの回収を急
ぎたい場合は、汚染土壌Sの地表に人為的に散水すると
良い。また、汚染物質Pが水に溶け易い重金属の場合
は、雨水や地下水を介して回収できるが、油類の場合は
容易に水に溶けないので、地表に界面活性剤を散布した
り、界面活性剤を溶かした水を散水する。
【0015】図1に示すように、集水槽2中には予め、
製紙汚泥等の材料を焼却して作られた人工ゼオライト
(組成は例えば、SO2 62.7% CaCO3 15.5% Al2O3 7.2% K
2O 2.8% Fe2O3 0.3% TiO2 0.2% Na2O 0.2%)等の凝集剤
Fあるいは多孔質の吸着剤が投入されていて、汚染水が
集水槽2中に流れ込むと、汚染物質Pは図6に示すよう
に、凝集剤Fの微細孔中に取り込まれ、吸着される。凝
集剤Fの吸着作用は凝集剤Fの局部と汚染物質Pが逆極
性のイオンになっているため、静電吸引力が働いて生じ
ると考えられている。凝集剤Fに汚染物質Pが十分吸着
されたと考えられる所定期間が経過したら、集水槽2底
部に沈殿した凝集剤Fを吸引ポンプで水と共に汲み上げ
回収する。回収した凝集剤F等は乾燥させた後、産業廃
棄物として廃棄される。
製紙汚泥等の材料を焼却して作られた人工ゼオライト
(組成は例えば、SO2 62.7% CaCO3 15.5% Al2O3 7.2% K
2O 2.8% Fe2O3 0.3% TiO2 0.2% Na2O 0.2%)等の凝集剤
Fあるいは多孔質の吸着剤が投入されていて、汚染水が
集水槽2中に流れ込むと、汚染物質Pは図6に示すよう
に、凝集剤Fの微細孔中に取り込まれ、吸着される。凝
集剤Fの吸着作用は凝集剤Fの局部と汚染物質Pが逆極
性のイオンになっているため、静電吸引力が働いて生じ
ると考えられている。凝集剤Fに汚染物質Pが十分吸着
されたと考えられる所定期間が経過したら、集水槽2底
部に沈殿した凝集剤Fを吸引ポンプで水と共に汲み上げ
回収する。回収した凝集剤F等は乾燥させた後、産業廃
棄物として廃棄される。
【0016】このように、本実施例では汚染土壌S中の
汚染物質Pを雨水等に溶出させ、この汚染物質Pを含む
汚染水を汚染土壌S中に埋設した集水管3を通って集水
槽2中に集積させ、汚染水中に含まれる汚染物質Pを凝
集剤F等に吸着させた後、凝集剤F等を回収して廃棄す
るようにしたので、汚染物質Pを除去するために多量の
薬剤を消費する必要がなく、汚染物質Pを除去するため
の集水設備の主要な構成は汚染土壌S中に圧入埋設した
多数の集水管3と、これらの集水管3が連通する集水槽
2だけなので、集水設備を構築するのに大掛かりな機械
設備を必要としないから、汚染土壌S中の汚染物質Pを
除去して再生させるのに要する手間と費用を大幅に低減
できる。なお、本実施例では汚染物質Pを凝集剤F等に
吸着させるようにしたが、多量の降水や多量の水の給水
源を確保できるようであれば、凝集剤F等を用いずに、
集水槽2中に貯留した汚染水を吸引ポンプで汲み上げて
浄化した後、排水するようにしても良い。
汚染物質Pを雨水等に溶出させ、この汚染物質Pを含む
汚染水を汚染土壌S中に埋設した集水管3を通って集水
槽2中に集積させ、汚染水中に含まれる汚染物質Pを凝
集剤F等に吸着させた後、凝集剤F等を回収して廃棄す
るようにしたので、汚染物質Pを除去するために多量の
薬剤を消費する必要がなく、汚染物質Pを除去するため
の集水設備の主要な構成は汚染土壌S中に圧入埋設した
多数の集水管3と、これらの集水管3が連通する集水槽
2だけなので、集水設備を構築するのに大掛かりな機械
設備を必要としないから、汚染土壌S中の汚染物質Pを
除去して再生させるのに要する手間と費用を大幅に低減
できる。なお、本実施例では汚染物質Pを凝集剤F等に
吸着させるようにしたが、多量の降水や多量の水の給水
源を確保できるようであれば、凝集剤F等を用いずに、
集水槽2中に貯留した汚染水を吸引ポンプで汲み上げて
浄化した後、排水するようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、汚染土壌地域に集水槽を掘削形成すると共
に、周囲に多数の導水孔が穿設された多数の集水管を、
一端が集水槽中に開口し、略水平で集水槽に向かってや
や傾斜するように、汚染土壌中に圧入埋設し、汚染水が
集水管を通って集水槽中に貯留し、そこに投入された凝
集剤あるいは吸着剤に汚染物質を吸着させて、それを回
収するようにしたので、産業廃棄物を殆ど産出せず、処
理作業に要する手間や費用を大幅に省くことができる。
によれば、汚染土壌地域に集水槽を掘削形成すると共
に、周囲に多数の導水孔が穿設された多数の集水管を、
一端が集水槽中に開口し、略水平で集水槽に向かってや
や傾斜するように、汚染土壌中に圧入埋設し、汚染水が
集水管を通って集水槽中に貯留し、そこに投入された凝
集剤あるいは吸着剤に汚染物質を吸着させて、それを回
収するようにしたので、産業廃棄物を殆ど産出せず、処
理作業に要する手間や費用を大幅に省くことができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、汚染土壌地
域に掘削形成した集水槽に対向する位置に到達立坑を掘
削し、集水槽内から案内管を略水平で集水槽に向かって
やや傾斜するように、汚染土壌中に圧入し、到達立坑側
に到達した案内管の先端部に集水管の一端を連結させた
後、案内管を介して集水管を汚染土壌中に引き込んで埋
設したので、汚染土壌中に集水管を効率良く圧入させ埋
設することができる。
域に掘削形成した集水槽に対向する位置に到達立坑を掘
削し、集水槽内から案内管を略水平で集水槽に向かって
やや傾斜するように、汚染土壌中に圧入し、到達立坑側
に到達した案内管の先端部に集水管の一端を連結させた
後、案内管を介して集水管を汚染土壌中に引き込んで埋
設したので、汚染土壌中に集水管を効率良く圧入させ埋
設することができる。
【図1】本発明の実施例に係る汚染土壌の再生を実施す
るための集水設備を示す地中断面模式図
るための集水設備を示す地中断面模式図
【図2】同じく、汚染土壌の再生処理が進行した状態を
示す集水設備の地中断面模式図
示す集水設備の地中断面模式図
【図3】集水設備の構築方法の第一工程を説明するため
の地中断面模式図
の地中断面模式図
【図4】集水設備の構築方法の第二工程を説明するため
の地中断面模式図
の地中断面模式図
【図5】集水管の斜視図
【図6】凝集剤に汚染物質が吸着される状況を示す説明
図
図
1 シートパイル 2 集水槽 3 集水管 4 到達立坑 5 下押装置 6 先端装置 7 案内管 8 連結筒 31 導水孔 F 凝集剤 P 汚染物質 S 汚染土壌
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D043 DA04 DD15 4D004 AA41 AB02 AB03 AC07 4D015 BA19 BB05 CA06 CA17 DA35 DC04 EA32 FA03 FA30 4D024 AA04 AB04 AB16 BA07 DA10 DB01 DB21
Claims (2)
- 【請求項1】 重金属、油類等で汚染された土壌から汚
染物質を回収することにより土壌を再生させる汚染土壌
の再生方法において、汚染土壌地域に汚染水を貯留する
ための集水槽を掘削形成すると共に、周囲に多数の導水
孔が穿設された多数の集水管を、一端が前記集水槽中に
開口し、略水平で前記集水槽に向かってやや傾斜するよ
うに、汚染土壌中に圧入埋設し、雨水等に汚染物質が溶
出した汚染水が前記集水管を通って前記集水槽中に貯留
し、該集水槽中に投入された凝集剤あるいは吸着剤に汚
染水中に溶出した汚染物質を吸着させ、該凝集剤あるい
は吸着剤を回収するようにしたことを特徴とする汚染土
壌の再生方法。 - 【請求項2】 汚染土壌地域に掘削形成した集水槽に対
向する位置に到達立坑を掘削し、前記集水槽内から案内
管を略水平で前記集水槽に向かってやや傾斜するよう
に、汚染土壌中に圧入し、前記到達立坑側に到達した前
記案内管の先端部に集水管の一端を連結させた後、前記
案内管を介して前記集水管を汚染土壌中に引き込んで埋
設したことを特徴とする請求項1記載の汚染土壌の再生
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001180540A JP2002370084A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 汚染土壌の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001180540A JP2002370084A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 汚染土壌の再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002370084A true JP2002370084A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19020945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001180540A Pending JP2002370084A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 汚染土壌の再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002370084A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005349349A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Kankyo Soken Kk | 重金属処理資材 |
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| KR100977151B1 (ko) * | 2008-03-06 | 2010-08-20 | 주식회사 대용이엔씨 | 관 추진을 이용한 오염토양의 현장 세정 공법 |
| KR101451385B1 (ko) | 2014-04-18 | 2014-10-22 | 한국과학기술연구원 | 토양지하수 정화 모니터링 및 원위치 오염특성 조사 방법 |
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-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001180540A patent/JP2002370084A/ja active Pending
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