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JP2002363264A - ノルボルネン系樹脂の製造方法 - Google Patents

ノルボルネン系樹脂の製造方法

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Publication number
JP2002363264A
JP2002363264A JP2001176015A JP2001176015A JP2002363264A JP 2002363264 A JP2002363264 A JP 2002363264A JP 2001176015 A JP2001176015 A JP 2001176015A JP 2001176015 A JP2001176015 A JP 2001176015A JP 2002363264 A JP2002363264 A JP 2002363264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
norbornene
reaction
compound
atom
isopropenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001176015A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoo Sugawara
智雄 菅原
Naoya Kishi
直哉 岸
Naoki Nishioka
直樹 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2001176015A priority Critical patent/JP2002363264A/ja
Publication of JP2002363264A publication Critical patent/JP2002363264A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ルテニウム系メタセシス触媒を用いてノルボル
ネン系モノマーを重合させる際に、反応遅延剤を併用す
ることにより、該触媒が本来有する極めて高い活性を抑
制しながら、取扱い易い状態で重合準備操作を行なうこ
とができ、しかも重合反応段階では速やかに反応を進行
させることができるノルボルネン系樹脂の製造方法を提
供する。 【解決手段】ルテニウム系メタセシス触媒と、分子内に
下記骨格(A)又は(B)を有する化合物の少なくとも
1種の反応遅延剤とを併用して、ノルボルネン系モノマ
ーを重合させることを特徴とするノルボルネン系樹脂の
製造方法。 【化1】 (式中、X、Y、Zはそれぞれ炭素原子を表す。但し、
A又はBで表される骨格を有する化合物が二環以上の多
環式化合物である場合、XとZが異なる環内にあるもの
は除く。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノルボルネン系モ
ノマーを重合してノルボルネン系樹脂を製造する方法に
関する。より詳しくは、ヘテロ原子含有カルベン化合物
が結合したルテニウム錯体触媒と反応遅延効果を有する
化合物(以下、「反応遅延剤」という。)とを併用し
て、ノルボルネン系モノマーを重合させるノルボルネン
系樹脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ジシクロペンタジエンやトリ
シクロペンタジエン等のノルボルネン系モノマーを、タ
ングステン系やモリブデン系触媒の存在下に重合させ
て、各種のノルボルネン系樹脂成形品が製造されてい
る。この際、目的とする成形品の大きさや形状、あるい
は採用する成形法に応じて、反応液の可使時間(ポット
ライフ)を調節する必要があり、種々の反応制御方法が
提案されている。
【0003】例えば、特開平3−146516号公報に
は、モリブデン系のメタセシス重合触媒と5−アルケニ
ル−2−ノルボルネンとを併用して、反応液のポットラ
イフ(可使時間)を遅延させる方法が記載されている。
この方法においては、5−アルケニル−2−ノルボルネ
ンは連鎖移動剤として作用し、反応開始直後に生成する
ポリマー鎖の成長を抑制することにより、反応液の粘度
上昇を抑えているものと考えられる。しかしながら、反
応速度自体を遅らせる効果を有さないので、重合反応が
完結するまでの時間を延長させる(反応遅延効果)こと
はできないという問題があった。
【0004】ところで、近年、ルテニウム又はオスミウ
ム錯体がノルボルネン系モノマーの重合触媒として有用
であることが報告されている(米国特許第571029
8号公報、同5849851号公報等参照)。また、最
近においては、WO99/51344号公報やWO00
/58322号公報、WO00/71554号公報に開
示されるようなヘテロ原子含有カルベン化合物が結合し
たルテニウム錯体も開発されている。これらのルテニウ
ム錯体は極めて高活性であり、成形工程の効率化や触媒
量の低減によるコストダウンが期待されている。
【0005】かかるルテニウム錯体等を触媒として用い
る場合においても、重合反応を制御する必要があり、反
応遅延剤を併用することによって触媒活性を一時的に抑
制し、反応を緩やかに進行させる方法が報告されてい
る。例えば、特表2000−500506号公報には、
下記式(a)又は(b)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Meはルテニウム又はオスミウム
を表し、T及びTは互いに独立して第三ホスフィン
を表し、又はT及びTは一緒になってジ第三ジホス
フィンを形成し、Tは水素原子;炭素数1ないし12
のアルキル基;O原子、S原子又はN原子を1若しくは
2個含んでいてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基
等を表し、Tは炭素数1ないし4のアルキル基等を表
し、X、Xはハロゲン原子を表す。)で表されるル
テニウム又はオスミウムの錯体触媒と、アセチレン化合
物又はジエン化合物とを併用することにより、触媒活性
が抑制され、工程時間が延長されるという効果が記載さ
れている。
【0008】また、この文献には、ジエン化合物として
開鎖又は環式ジエンが使用でき、ブタジエン、ノルボル
ナジエン、シクロペンタジエン、シクロヘキサ−1,3
−ジエン、シクロヘプタ−1,3−ジエン、シクロオク
タ−1,3−及び1,5−ジエン等が具体的に例示さ
れ、1,3−ジエン又は環式ジエンの使用が好ましいこ
とも記載されている。
【0009】しかしながら、この文献には、上記一般式
(a)において、T及び/又はT がイミダゾリジン
カルベン化合物等のヘテロ原子含有カルベン化合物であ
るルテニウム錯体触媒は記載されていない。
【0010】一般に、ルテニウム錯体触媒の反応性はル
テニウムに結合する配位子の種類により大きく変化する
ため、異なる配位子を有するルテニウム錯体触媒におい
て、どのような化合物が反応遅延効果を奏するのかの予
測は困難である。現実に、本発明者らの知見によると、
特表2000−500506号公報に記載されるような
環式や鎖式の1,3−ジエン化合物を併用して、イミダ
ゾリジンカルベン化合物が結合したルテニウム錯体触媒
の活性を制御しようとしても、反応遅延効果がまったく
認められなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記WO99/513
44号公報やWO00/58322号公報、WO00/
71554号公報に開示されるようなヘテロ原子含有カ
ルベン化合物が結合したルテニウム錯体触媒は極めて高
活性であるために、モノマーとの混合不良や、成形前の
ゲル化等が生じやすくなっており、効果の高い反応遅延
剤の必要性はいっそう増している。従って、ヘテロ原子
含有カルベン化合物が結合したルテニウム錯体触媒と反
応遅延剤を併用して、ノルボルネン系樹脂成形品を工業
的規模で効率よく生産する方法の開発が強く望まれてい
る。
【0012】本発明は、ルテニウム錯体触媒を用いてノ
ルボルネン系モノマーを重合させる際に、反応遅延剤を
併用することにより、該触媒が本来有する極めて高い活
性を抑制しながら、取扱い易い状態で重合準備操作を行
なうことができ、しかも重合反応段階では速やかに反応
を進行させることができるノルボルネン系樹脂の製造方
法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成するために、ヘテロ原子カルベン化合物が結合
したルテニウム触媒系と併用する反応遅延剤について鋭
意検討を重ねた結果、特定の構造を有するオレフィン化
合物が優れた効果を有することを見出した。また、この
反応遅延効果は、モリブデン触媒系について既に報告さ
れている反応遅延剤が有する連鎖移動剤としての作用と
は異質のルテニウム触媒系に特有の効果であることも見
出した。さらに、それらの反応遅延剤とルテニウム触媒
系とを併用することにより、取扱い易い状態で重合準備
操作を行なうことができ、反応液を加熱するだけで速や
かに重合が進行して、一挙に目的とするノルボルネン系
樹脂が得られることを見出し、本発明を完成するに到っ
た。
【0014】すなわち、本発明は第1に、下記一般式
(1)又は(2)
【0015】
【化4】
【0016】(式中、R、Rは、それぞれ独立して
水素原子、ハロゲン原子、又はハロゲン原子、酸素原
子、窒素原子、硫黄原子、リン原子若しくは珪素原子を
含んでもよいC〜C20の炭化水素基を表す。X
は、それぞれ独立して任意のアニオン性配位子を示
す。Lはヘテロ原子含有カルベン化合物を表し、L
はヘテロ原子含有カルベン化合物又は中性の電子供与性
化合物を表す。また、R、R、X、X、L
びLは、任意の組合せで互いに結合して多座キレート
化配位子を形成してもよい。)で表されるルテニウム錯
体触媒と、分子内に下記式で表される1,5−ジエン骨
格(A)又は1,3,5−トリエン骨格(B)を有する
化合物の少なくとも1種の反応遅延剤とを併用して、ノ
ルボルネン系モノマーを重合させることを特徴とするノ
ルボルネン系樹脂の製造方法を提供する。
【0017】
【化5】
【0018】(式中、X、Y、Zはそれぞれ炭素原子を
表す。但し、A又はBで表される骨格を有する化合物が
二環以上の多環式化合物である場合に、X=X部分とZ
=Z部分が異なる環内にあるものは除く。)
【0019】本発明の第1においては、前記反応遅延剤
として、5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及び/
又は5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンを用
い、前記ノルボルネン系モノマーとして、ジシクロペン
タジエンを50重量%以上含有するモノマー混合物を用
いるのがそれぞれ好ましい。また、本発明の第1におい
ては、反応遅延剤の量を調節することにより、反応液の
可使時間を制御するのが好ましい。
【0020】本発明は第2に、5−イソプロペニル−2
−ノルボルネン及び/又は5−(1−プロペニル)−2
−ノルボルネンを不純物として含むジシクロペンタジエ
ンを50重量%以上含有するノルボルネン系モノマー混
合物を、前記一般式(1)又は(2)で表されるルテニ
ウム錯体触媒を用いて重合させるノルボルネン系樹脂の
製造方法であって、使用するジシクロペンタジエンに含
まれる5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及び/又
は5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンのモノマ
ー混合物に対する含有量を調節することによって、反応
液の可使時間を制御することを特徴とするノルボルネン
系樹脂の製造方法を提供する。
【0021】本発明の第2においては、5−イソプロペ
ニル−2−ノルボルネン及び/又は5−(1−プロペニ
ル)−2−ノルボルネンの含有量が異なる二種以上のジ
シクロペンタジエンの混合比率を調節することにより、
5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及び/又は5−
(1−プロペニル)−2−ノルボルネンのモノマー混合
物に対する含有量を所定値とするのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、ヘテロ原子含有カルベ
ン化合物が結合したルテニウム錯体触媒とともに、1,
5−ジエン骨格(A)又は1,3,5−トリエン骨格
(B)を有する化合物の少なくとも1種の反応遅延剤を
併用して、ノルボルネン系モノマー混合物を開環メタセ
シス重合させてノルボルネン系樹脂を製造する方法であ
る。以下、ルテニウム錯体触媒、反応遅延剤、ノルボル
ネン系モノマー及び重合方法に項目分けして、本発明の
製造方法を詳細に説明する。
【0023】(ルテニウム錯体触媒)本発明に用いるル
テニウム錯体触媒は、下記の一般式(1)又は一般式
(2)で表わされるルテニウムカルベン錯体である。
【0024】
【化6】
【0025】式(1)及び(2)において、R、R
は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、又はハ
ロゲン原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、リン原子
若しくは珪素原子を含んでもよいC〜C20の炭化水
素基を表す。X、Xは、それぞれ独立して任意のア
ニオン性配位子を示す。Lはヘテロ原子含有カルベン
化合物を表し、Lはヘテロ原子含有カルベン化合物又
は中性電子供与性化合物を表す。また、R、R、X
、X、L及びLは、任意の組合せで互いに結合
して多座キレート化配位子を形成してもよい。
【0026】本発明において、ヘテロ原子とは、周期律
表第15族及び第16族の原子を意味し、具体的には、
N、O、P、S、As、Se原子等を挙げることができ
る。これらの中でも、安定なカルベン化合物が得られる
観点から、N、O、P、S原子等が好ましく、N原子が
特に好ましい。
【0027】ヘテロ原子含有カルベン化合物は、カルベ
ン炭素の両側にヘテロ原子が隣接して結合していること
が好ましく、さらにカルベン炭素原子とその両側のヘテ
ロ原子とを含むヘテロ環が構成されているものがより好
ましい。また、カルベン炭素に隣接するヘテロ原子には
嵩高い置換基を有していることが好ましい。
【0028】ヘテロ原子含有カルベン化合物の例として
は、下記の式(3)又は式(4)で示される化合物が挙
げられる。
【0029】
【化7】
【0030】(式中、R〜Rは、それぞれ独立して
水素原子、ハロゲン原子、又はハロゲン原子、酸素原
子、窒素原子、硫黄原子、リン原子若しくは珪素原子を
含んでもよいC〜C20の炭化水素基を表す。また、
〜Rは任意の組合せで互いに結合して環を形成し
ていもよい。)
【0031】前記式(3)及び(4)で表される化合物
の具体例としては、1,3−ジメシチルイミダゾリジン
−2−イリデン、1,3−ジ(1−アダマンチル)イミ
ダゾリジン−2−イリデン、1−シクロヘキシル−3−
メシチルイミダゾリジン−2−イリデン、1,3−ジメ
シチルオクタヒドロベンズイミダゾール−2−イリデ
ン、1,3−ジイソプロピル−4−イミダゾリン−2−
イリデン、1,3−ジ(1−フェニルエチル)−4−イ
ミダゾリン−2−イリデン、1,3−ジメシチル−2,
3−ジヒドロベンズイミダゾール−2−イリデン等が挙
げられる。
【0032】また、前記式(3)及び式(4)で示され
る化合物のほかに、1,3,4−トリフェニル−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,2,4−トリア
ゾール−5−イリデン、1,3−ジシクロヘキシルヘキ
サヒドロピリミジン−2−イリデン、N,N,N’,
N’−テトライソプロピルホルムアミジニリデン、1,
3,4−トリフェニル−4,5−ジヒドロ−1H−1,
2,4−トリアゾール−5−イリデン、3−(2,6−
ジイソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロチアゾー
ル−2−イリデン等のヘテロ原子含有カルベン化合物も
用い得る。
【0033】前記式(1)及び式(2)において、アニ
オン(陰イオン)性配位子X、X は、中心金属から
引き離されたときに負の電荷を持つ配位子であり、例え
ば、F、Cl、Br、I等のハロゲン原子、ジケトネー
ト基、置換シクロペンタジエニル基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、カルボキシル基等を挙げることができ
る。これらの中でもハロゲン原子が好ましく、塩素原子
がより好ましい。
【0034】また、中性の電子供与性化合物は、中心金
属から引き離されたときに中性の電荷を持つ配位子であ
ればいかなるものでもよい。その具体例としては、カル
ボニル、アミン類、ピリジン類、エーテル類、ニトリル
類、エステル類、ホスフィン類、チオエーテル類、芳香
族化合物、オレフィン類、イソシアニド類、チオシアネ
ート類等が挙げられる。これらの中でも、ホスフィン類
やピリジン類が好ましく、トリアルキルホスフィンがよ
り好ましい。
【0035】前記一般式(1)で表わされる錯体化合物
としては、例えば、ベンジリデン(1,3−ジメシチル
イミダゾリジン−2−イリデン)(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ルテニウムジクロリド、(1,3−ジメシ
チルイミダゾリジン−2−イリデン)(3−メチル−2
−ブテン−1−イリデン)(トリシクロペンチルホスフ
ィン)ルテニウムジクロリド、ベンジリデン(1,3−
ジメシチル−オクタヒドロベンズイミダゾール−2−イ
リデン)(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム
ジクロリド、ベンジリデン[1,3−ジ(1−フェニル
エチル)−4−イミダゾリン−2−イリデン](トリシ
クロヘキシルホスフィン)ルテニウムジクロリド、ベン
ジリデン(1,3−ジメシチル−2,3−ジヒドロベン
ズイミダゾール−2−イリデン)(トリシクロヘキシル
ホスフィン)ルテニウムジクロリド、ベンジリデン(ト
リシクロヘキシルホスフィン)(1,3,4−トリフェ
ニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,2,
4−トリアゾール−5−イリデン)ルテニウムジクロリ
ド、(1,3−ジイソプロピルヘキサヒドロピリミジン
−2−イリデン)(エトキシメチレン)(トリシクロヘ
キシルホスフィン)ルテニウムジクロリド、ベンジリデ
ン(1,3−ジメシチルイミダゾリジン−2−イリデ
ン)ピリジンルテニウムジクロリド等のヘテロ原子含有
カルベン化合物と中性の電子供与性化合物が結合したル
テニウム錯体化合物;
【0036】ベンジリデンビス(1,3−ジシクロヘキ
シルイミダゾリジン−2−イリデン)ルテニウムジクロ
リド、ベンジリデンビス(1,3−ジイソプロピル−4
−イミダゾリン−2−イリデン)ルテニウムジクロリド
等の2つのヘテロ原子含有カルベン化合物が結合したル
テニウム錯体化合物;等が挙げられる。
【0037】また、前記一般式(2)で表わされる錯体
化合物としては、例えば、(1,3−ジメシチルイミダ
ゾリジン−2−イリデン)(フェニルビニリデン)(ト
リシクロヘキシルホスフィン)ルテニウムジクロリド、
(t−ブチルビニリデン)(1,3−ジイソプロピル−
4−イミダゾリン−2−イリデン)(トリシクロペンチ
ルホスフィン)ルテニウムジクロリド、ビス(1,3−
ジシクロヘキシル−4−イミダゾリン−2−イリデン)
フェニルビニリデンルテニウムジクロリド等が挙げられ
る。
【0038】これらのルテニウム錯体触媒は、例えば、
Org.Lett.,1999年,第1巻,953頁、
Tetrahedron.Lett.,1999年,第
40巻,2247頁等に記載された方法によって製造す
ることができる。
【0039】ルテニウム錯体触媒の使用量は、触媒中の
(金属ルテニウム:ノルボルネン系モノマー)のモル比
として、通常1:2,000〜1:2,000,00
0、好ましくは1:5,000〜1:1,000,00
0、より好ましくは1:10,000〜1:500,0
00の範囲である。
【0040】触媒は必要に応じて、少量の不活性溶剤に
溶解して使用することができる。かかる溶媒としては、
例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の鎖状脂肪族
炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、トリメチルシ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジエチルシクロ
ヘキサン、デカヒドロナフタレン、ジシクロヘプタン、
トリシクロデカン、ヘキサヒドロインデンシクロヘキサ
ン、シクロオクタン等の脂環式炭化水素;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ニトロメタン、
ニトロベンゼン、アセトニトリル等の含窒素炭化水素;
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の含酸素炭化
水素;等の溶媒を使用することができる。これらの中で
は、工業的に汎用な芳香族炭化水素や脂肪族炭化水素、
脂環式炭化水素の使用が好ましい。
【0041】(反応遅延剤)本発明の製造方法は、前記
ルテニウム錯体触媒と共に反応遅延剤として、分子内に
下記式で表される1,5−ジエン骨格(A)を有する化
合物又は1,3,5−トリエン骨格(B)を有する化合
物を使用することを特徴とする。
【0042】
【化8】
【0043】上記式(A)及び(B)中、X、Y、Zは
それぞれ炭素原子を表す。前記1,5−ジエン骨格
(A)又は1,3,5−トリエン骨格(B)を有する化
合物は、分子内に1,5−ジエン骨格(A)又は1,
3,5−トリエン骨格(B)を有する化合物であれば、
鎖状化合物、単環式化合物、二環以上の多環式化合物等
いかなる構造の化合物であってもよい。
【0044】分子内に1,5−ジエン骨格(A)を有す
る反応遅延剤としては、具体的には、1,5−ヘキサジ
エン、2,5−ジメチル−1,5−ヘキサジエン、ci
s,cis−2,6−オクタジエン、cis,tran
s−2,6−オクタジエン、trans,trans−
2,6−オクタジエン等の鎖状1,5−ジエン化合物;
1,5−シクロオクタジエン、1,5−ジメチル−1,
5−シクロオクタジエン、cis,trans,tra
ns−1,5,9−シクロドデカトリエン、4−ビニル
シクロヘキセン、ジペンテン等の単環式化合物;5−ビ
ニル−2−ノルボルネン、5−イソプロペニル−2−ノ
ルボルネン、5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネ
ン等の多環式1,5−ジエン化合物;等が挙げられる。
【0045】また、1,3,5−トリエン骨格(B)を
有する反応遅延剤の具体例としては、trans−1,
3,5−ヘキサトリエン、cis−1,3,5−ヘキサ
トリエン、trans−2,5−ジメチル−1,3,5
−ヘキサトリエン、cis−2,5−ジメチル−1,
3,5−ヘキサトリエン、1,3,5−シクロヘプタト
リエン等の鎖状及び環式化合物が挙げられる。
【0046】但し、1,5−ジエン骨格(A)又は1,
3,5−トリエン骨格(B)を有する化合物であって
も、この化合物が二環以上の多環式化合物である場合
に、(A)又は(B)におけるX=X部分とZ=Z部分
が異なる環内にあるものは、本発明の反応遅延剤から除
かれる。このような化合物の例としては、ビシクロ
[4.3.0]ノナ−3,7−ジエン、2−メチルビシ
クロ[4.3.0]ノナ−3,7−ジエン、3−メチル
ビシクロ[4.3.0]ノナ−3,7−ジエン、ジシク
ロペンタジエン、ビシクロ[4.3.0]ノナ−3,
5,7−トリエン等が挙げられる。これらの化合物は反
応遅延効果を奏しない。これらの化合物は二つの二重結
合が比較的固定された構造を有しており、二つの二重結
合が同時にルテニウムに作用する位置にはないためと考
えられる。
【0047】本発明に用いる反応遅延剤の特に好ましい
化合物としては、5−イソプロペニル−2−ノルボルネ
ン、5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン及び
1,5−シクロオクタジエン等の環式1,5−ジエン化
合物が挙げられる。これらの化合物は反応遅延剤として
作用するだけでなく、ノルボルネン系モノマーと共重合
するため、反応遅延剤が重合物に残存することによる物
性低下を軽減させる役割も果たす。
【0048】反応遅延剤の添加割合は、ノルボルネン系
モノマー混合物に対して0.01〜5重量%、好ましく
は0.02〜2重量%の範囲である。反応遅延剤の添加
割合が0.01重量%未満であると、反応遅延効果が発
揮されない。逆に5重量%を超える場合には、重合物に
残存する反応遅延剤によって物性が低下したり、重合反
応が十分に進行しなくなるおそれがある。
【0049】(ノルボルネン系モノマー)本発明におい
ては、ノルボルネン環構造を有する化合物のうち、前記
反応遅延剤に該当しないものをノルボルネン系モノマー
として用いる。ノルボルネン系モノマーとしては、例え
ば、ノルボルネン、ノルボルナジエン、メチルノルボル
ネン、ジメチルノルボルネン、エチルノルボルネン、塩
素化ノルボルネン、エチリデンノルボルネン、クロロメ
チルノルボルネン、トリメチルシリルノルボルネン、フ
ェニルノルボルネン、シアノノルボルネン、ジシアノノ
ルボルネン、メトキシカルボニルノルボルネン、ピリジ
ルノルボルネン、ナヂック酸無水物、ナヂック酸イミド
等の二環ノルボルネン類;
【0050】ジシクロペンタジエン及びジシクロペンタ
ジエンのアルキル、アルキリデン、アリール置換体等の
三環ノルボルネン類;ジメタノヘキサヒドロナフタレ
ン、ジメタノオクタヒドロナフタレン及びそれらのアル
キル、アルケニル、アルキリデン、アリール置換体等の
四環ノルボルネン類;トリシクロペンタジエン等の五環
ノルボルネン類、ヘキサシクロヘプタデセン等の六環ノ
ルボルネン類;ジノルボルネン、二個のノルボルネン環
を炭化水素鎖又はエステル基等で結合した化合物、これ
らのアルキル、アリール置換体等のノルボルネン環を含
む化合物等が挙げられる。これらの中でも、置換及び未
置換の二環又は三環以上の多環ノルボルネン化合物の使
用が好ましい。
【0051】また本発明においては、上記ノルボルネン
系モノマーに、シクロブテン、シクロペンテン、シクロ
オクテン、シクロドデセン等の単環シクロオレフィン及
び置換基を有するそれらの誘導体を共重合させたものも
使用することができる。
【0052】前記ノルボルネン系モノマーは単独でも2
種以上を使用してもよいが、2種以上の使用が好まし
い。2種以上使用する場合には、熱可塑性樹脂となる1
つの2重結合を有するモノマーと熱硬化性樹脂となる複
数の2重結合を有するモノマーとを適宜組合せることに
より、種々の物性を有する樹脂を得ることができる。ま
た、2種以上のモノマーを併用する場合には、凝固点降
下により、凝固点温度が高いモノマーでも液状として取
扱えるという利点がある。
【0053】これらの中でも、本発明においては、前記
ノルボルネン系モノマーとして、ジシクロペンタジエン
を50重量%以上含有するモノマー混合物を用いるのが
特に好ましい。
【0054】ジシクロペンタジエンを開環メタセシス重
合に用いる場合、純度98〜99.9%の高純度品であ
るジシクロペンタジエンを用いるのが一般的であるが、
このものには、通常、5−イソプロペニル−2−ノルボ
ルネン及び5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン
が不純物として含まれている。従来からこのジシクロペ
ンタジエンが用いられていたが、モリブデン系やタング
ステン系触媒を使用する場合においては、5−イソプロ
ペニル−2−ノルボルネン及び5−(1−プロペニル)
−2−ノルボルネンは反応遅延効果を発揮しないため、
これらの含有量を調節しても触媒活性を制御することは
できなかった。しかしながら、本発明のルテニウム錯体
触媒を使用する場合には、5−イソプロペニル−2−ノ
ルボルネン及び5−(1−プロペニル)−2−ノルボル
ネンが反応遅延効果を発揮するため、ジシクロペンタジ
エンに含まれる5−イソプロペニル−2−ノルボルネン
及び5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンの含有
量を調節することによって、触媒活性を自由に制御する
ことが可能となった。
【0055】ジシクロペンタジエン中の5−イソプロペ
ニル−2−ノルボルネン及び5−(1−プロペニル)−
2−ノルボルネンの含有量を調節する方法としては、例
えば、蒸留法や分解二量化法等の公知の精製法により、
5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及び5−(1−
プロペニル)−2−ノルボルネンを所定量含有するジシ
クロペンタジエンを得る方法が挙げられる。また、5−
イソプロペニル−2−ノルボルネン及び5−(1−プロ
ペニル)−2−ノルボルネンの含有量の異なる2種以上
のジシクロペンタジエンを任意の割合で混合することに
よっても、5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及び
5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンを所定量含
有するジシクロペンタジエンを得ることができる。後者
の方法によれば、より簡便に希望する量の5−イソプロ
ペニル−2−ノルボルネン及び5−(1−プロペニル−
2−ノルボルネンを含むジシクロペンタジエンを得るこ
とができる。
【0056】本発明においては、ジシクロペンタジエン
に対する5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及び/
又は5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンの含有
量は、合わせて0.01〜5重量%、好ましくは0.0
2〜2重量%の範囲である。5−イソプロペニル−2−
ノルボルネン及び/又は5−(1−プロペニル)−2−
ノルボルネンの含有量が合わせて0.01重量%未満で
あると、反応遅延効果が発揮されない。逆に5重量%を
超える場合には、重合反応が十分に進行しなくなるおそ
れがある。
【0057】5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及
び5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン含有量が
制御されたジシクロペンタジエンは単独で使用すること
ができるが、他のノルボルネン系モノマーと合わせて使
用することもできる。他のノルボルネン系モノマーと合
わせて使用すると、凝固点降下により取り扱いが容易に
なる。この場合も、モノマー混合物中の5−イソプロペ
ニル−2−ノルボルネン及び5−(1−プロペニル)−
2−ノルボルネン含有量を調節することによって、モノ
マーの重合反応性を制御することができる。
【0058】(ノルボルネン系樹脂の製造)前記ノルボ
ルネン系モノマー、ルテニウム錯体触媒及び反応遅延剤
を含有してなる反応液を調製し、該反応液を所定温度に
加熱して開環メタセシス重合させることによりノルボル
ネン系樹脂を製造することができる。
【0059】反応液の調製法に特に制約はないが、例え
ば、(i)ノルボルネン系モノマーと反応遅延剤の所定量
を溶解又は分散させた溶液と、ルテニウム錯体触媒の所
定量の粉末又はルテニウム錯体触媒の所定量を適当な溶
媒に溶解若しくは分散させた溶液とを別々に調製し、反
応させる直前に混合して調製する方法、(ii)ノルボルネ
ン系モノマー(無溶媒又は溶液)と、ルテニウム錯体触
媒及び反応遅延剤を分散又は溶解させた溶液を別々に調
製し、反応させる直前に混合して調製する方法、(iii)
ノルボルネン系モノマー、反応遅延剤及びルテニウム錯
体触媒を適当な溶媒に溶解又は分散させて調製する方法
等が挙げられる。本発明においては、(i)又は(ii)の方
法を用いるのが好ましい。
【0060】また、反応液には、必要に応じてルイス酸
や各種の添加剤、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
エラストマー、高分子改質剤、充填剤、着色剤、難燃
剤、架橋剤、摺動化剤、着臭剤、軽量化のためのフィラ
ー類、発泡剤、表面平滑化のためのウィスカー等を含有
させることができる。これらのルイス酸や添加剤は、予
めノルボルネン系モノマーの溶液又はルテニウム錯体触
媒の溶液に溶解又は分散させることができる。
【0061】ルイス酸は、重合反応率等を向上させるた
めに添加される。かかるルイス酸としては、例えば、ト
リアルコキシアルミニウム、トリフェノキシアルミニウ
ム、ジアルコキシアルキルアルミニウム、アルコキシジ
アルキルアルミニウム、トリアルキルアルミニウム、ジ
アルコキシアルミニウムクロリド、アルコキシアルキル
アルミニウムクロリド、ジアルキルアルミニウムクロリ
ド、トリアルコキシスカンジウム、テトラアルコキシチ
タン、テトラアルコキシスズ、テトラアルコキシジルコ
ニウム等が挙げられる。
【0062】前記アルコキシ基としては、例えば、メト
キシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロボキ
シ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、n−オク
チルオキシ基等を挙げることができる。これらのアルコ
キシ基の他に、β位にハロゲン原子が結合したハロゲン
含有アルコキシ基を用いると、反応率が向上するだけで
なく、モノマーと触媒の混合性を害することなく反応速
度も速くなるので特に好適である。また、前記アルキル
基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基等が挙
げられる。
【0063】ルイス酸の使用量は、(ルテニウム触媒中
の金属ルテニウム:ルイス酸)のモル比で、通常、1:
0.05〜1:100、好ましくは1:0.2〜1:2
0、より好ましくは1:0.5〜1:10の範囲であ
る。
【0064】エラストマーとしては、例えば、天然ゴ
ム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタ
ジエン共重合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプ
レン−スチレン共重合体(SIS)、エチレン−プロピ
レン−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)及びこれらの水素化物等が
挙げられる。これらのエラストマーを反応液に添加する
と、得られるポリマーに耐衝撃性が付与されるだけでは
なく、反応液の粘度を調節することができる。
【0065】酸化防止剤としては、例えば、ヒンダード
フェノール系、リン系、アミン系等の各種のプラスチッ
ク・ゴム用酸化防止剤等が挙げられる。これらの酸化防
止剤は単独で用いてもよいが、2種以上を組合せて用い
ることが好ましい。また、モノマーと共重合可能な酸化
防止剤を使用することもできる。その具体例としては、
5−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)−2−ノルボルネン等のノルボルネニルフェ
ノール系化合物等が挙げられる(特開昭57−8352
2号公報参照)。
【0066】充填剤としては、例えば、ガラス粉末、カ
ーボンブラック、タルク、炭酸カルシウム、雲母、水酸
化アルミニウム等の無機質充填剤等が挙げられる。また
充填剤は、シランカップリング剤等で表面処理したもの
を用いることもできる。架橋剤としては、イオウ又は過
酸化物等が用いられ、耐熱性を向上させることができ
る。
【0067】着色剤としては、染料、顔料等が用いられ
る。染料は成形品に鮮やかな染料色を付与できるので好
ましい。染料の種類は多様であり、公知のものを適宜選
択して使用すればよい。例えば、ニトロ染料、ニトロソ
染料、アゾ染料、ケトイミン染料、トリフェニルメタン
染料、キサンテン染料、アクリジン染料、キノリン染
料、メチン染料、チアゾール染料、インダミン染料、ア
ジン染料、オキサジン染料、チアジン染料、硫化染料、
アミノケトン染料、アントラキノン染料、インジゴイド
染料、フタロシアニン染料等が挙げられる。また、顔料
としては、例えば、カーボンブラック、黒鉛、黄鉛、酸
化鉄黄色、二酸化チタン、酸化亜鉛、四酸化三鉛、鉛
丹、酸化クロム、紺青、チタンブラック等が挙げられ
る。
【0068】本発明において、開環メタセシス重合反応
は、溶媒中で行う溶液重合であっても、塊状(バルク)
重合であってもよいが、成形型にノルボルネン系モノマ
ー、反応遅延剤及びルテニウム錯体触媒の所定量を含む
反応液を注入して硬化させる塊状重合が好ましい。塊状
重合によれば、ポストキュアー(後処理)を施すことな
く、一挙に目的とするノルボルネン系樹脂成形品を製造
することができる。
【0069】溶液重合の場合は、ノルボルネン系モノマ
ーの1種又は2種以上、反応遅延剤及びルテニウム錯体
触媒を適当な溶媒に溶解又は分散させた反応液を調製
し、このものを撹拌下に所定温度に加熱することによ
り、目的とするノルボルネン系樹脂を製造することがで
きる。溶液重合の重合温度は、一般には、−30℃〜2
00℃、好ましくは、0℃〜180℃である。重合時間
は、通常1分間〜100時間である。
【0070】また、溶液重合の場合のノルボルネン系モ
ノマーの濃度は、1〜50重量%が好ましく、2〜45
重量%がより好ましく、5〜40重量%が特に好まし
い。ノルボルネン系モノマーの濃度が過度に低いと生産
性が悪くなる一方で、過度に高いと重合後の粘度が高す
ぎて、後処理が難しくなる。
【0071】溶液重合の反応液の調製に用いられる溶媒
としては、生成する重合体を溶解し、かつ重合を阻害し
ないものが用いられる。例えば、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキ
サン、トリメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン、ジエチルシクロヘキサン、デカヒドロナフタレン、
ビシクロヘプタン、トリシクロデカン、ヘキサヒドロイ
ンデンシクロヘキサン、シクロオクタン等の脂環族炭化
水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;ニトロメタン、ニトロベンゼン、アセトニトリル等
の含窒素系炭化水素;ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類;酢酸エチル、酢酸イソブチル等
のエステル類;クロロホルム、ジクロロメタン、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン等の含ハロゲン系炭化水
素;等を使用することができる。これらの溶媒の中で
も、工業的に汎用性がある芳香族炭化水素系溶媒、脂肪
族炭化水素系溶媒、脂環族炭化水素系溶媒及びエーテル
類の使用が好ましく、重合反応時に不活性であること、
重合体の溶解性に優れること等の観点から、トルエン、
シクロヘキサン等の芳香族又は脂環族炭化水素系溶媒を
使用するのがより好ましい。
【0072】塊状重合による場合、用いることができる
成形法としては、注入、射出、注型、回転、遠心、押
出、引抜、射出圧縮、ハンドレイアップ等の成形法が挙
げられるが、通常は成形型を用いる成形法である。特に
レジントランスファーモールディング(RTM)法や反
応射出成形(RIM)法により、ノルボルネン系モノマ
ーを成形型内において塊状で重合する方法が推奨され
る。この重合法では、モノマーや触媒を含有する反応液
又は触媒液を混合するために、公知のRTM機、RIM
機等の成形機を使用することができる。
【0073】RTM機は、一般的にモノマー配合液タン
ク、触媒配合液タンク、計量ポンプ及びミキサー等から
なる。計量ポンプにより、モノマー配合液と触媒配合液
を1,000:1〜10:1の容量比でミキサー内に送
り込んで混合し、次いで所定温度に加熱した成形型内に
注入し、そこで即座に塊状重合させて成形品を得ること
ができる。
【0074】RTM機を用いた好ましい成形法は、ノル
ボルネン系モノマーを含有するモノマー配合液と、ルテ
ニウムに少なくとも1つのヘテロ原子含有カルベン化合
物が結合してなる錯体触媒を、少量の溶媒に溶解させた
触媒配合液を用意し、これらを混合して成形する方法で
ある。
【0075】RIM機を用いる場合は、2種類以上の反
応液をミキシングヘッドに送り込んで、その衝突エネル
ギーによって混合させ、次いで成形型内へ注入し、そこ
で即座に塊状重合させて成形品を得る。RIM機を用い
た好ましい成形法は、ノルボルネン系モノマーを二つの
部分に分け、三液目としてルテニウムに少なくとも1つ
のヘテロ原子含有カルベン化合物が結合してなるルテニ
ウム錯体触媒を少量の溶媒に溶解させた液を用意し、こ
れらの三液を衝突混合させて反応射出成形する方法であ
る。成形型としては従来公知の成形型、例えば、割型構
造すなわちコア型とキャビティー型を有する成形型を用
いることができ、それらの空隙部(キャビティー)に反
応液を注入して塊状重合させる。コア型とキャビティー
型は、目的とする成形品の形状にあった空隙部を形成す
るように作製される。また、成形型の形状、材質、大き
さ等は特に制限されない。
【0076】成形型内の空隙部へ注入される前の反応液
の温度は、好ましくは20〜80℃である。反応液の粘
度は、例えば30℃において、通常2〜1000cP、
好ましくは5〜500cPである。反応液をキャビティ
ー内に充填する際の充填圧力(射出圧)は、通常0.1
〜100kgf/cm、好ましくは0.2〜50kg
f/cmである。充填圧力が低すぎると、キャビティ
ー内周面に形成された転写面の転写が良好に行われない
傾向にあり、充填圧が高すぎると、成形型の剛性を高く
しなければならず経済的ではない。型締圧力は通常0.
1〜100kgf/cmの範囲内である。重合時間は
適宜選択すればよいが、通常、10秒〜20分、好まし
くは5分以内である。
【0077】前記したRTM機又はRIM機等で混合し
た反応液を成形型の空隙部に注入すると、即座に塊状重
合反応が開始し、硬化する。重合は発熱反応である。こ
の重合法によれば、成形型の温度を40〜100℃に設
定してあっても、反応液の温度が急激に上昇し、短時間
(例えば、10秒〜5分程度)で140〜230℃のピ
ーク温度に到達して、成形品を完全硬化させることがで
きる。
【0078】塊状重合させて得られた成形品は、通常、
コア型に付着させた状態で成形型を開いて成形体を脱型
することができる。成形品のコア型への付着は、成形条
件を制御することによって行われる。型温度を高くする
程、あるいはキュアー時間を長くする程、コア型に付着
するようになる。キュアー時間が短い場合には、成形型
を開けると、成形品はキャビティー型に付着して残る。
しかし、コア型に付着させても、キュアー時間が長すぎ
ると成形品の冷却による収縮がかなりの程度まで進むた
め、過度に成形体が冷却しない状態で、エアーエジェク
ター又は成形型に設けた脱型装置により脱型すればよ
い。
【0079】本発明により製造される成形品は特に限定
されるものではなく、本発明は、あらゆる用途、形状、
大きさの成形品の製造に適用できる。かかる成形品とし
ては、例えば、浄化槽筐体、浴槽パン、洗場パン、防水
パン、洗面ボール等が挙げられる。本発明の方法により
製造されるノルボルネン系樹脂成形品は、耐衝撃性、耐
熱性、寸法安定性、耐吸水性等に優れており、しかも薄
肉成形ができるので軽量であるという優れた特長を有す
る。
【0080】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。本発明は、下記の実施例に限定される
ものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、ルテ
ニウム錯体触媒、反応遅延剤、ノルボルネン系モノマー
の種類や使用量等を自由に変更することができる。
【0081】実施例1〜9 各種遅延剤を添加した塊状
重合の例 30mlの広口ガラス瓶に、撹拌子とジシクロペンタジ
エン(10%のシクロペンタジエン3量体を含む。ま
た、不純物として、5−(1−プロペニル)−2−ノル
ボルネン及び5−イソプロペニル−2−ノルボルネンを
合わせて0.05重量%含む。)9.85mlを入れ、
さらに表1に示す各種反応遅延剤を0.05ml加え
て、氷冷した。これに、0.01モル/リットル濃度の
ベンジリデン(1,3−ジメシチルイミダゾリジン−2
−イリデン)(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニ
ウムジクロリド(STREM CHEMICAL社製)
トルエン溶液を加えて10秒間撹拌した後、35℃のウ
ォーターバスで加温した。その後、重合反応熱により温
度が急激に上昇して重合反応が完結した。温度が急激に
上昇する際に、ミストの発生が観測される。ウォーター
バスで加温開始後、ミスト発生までの時間(SMT)を
第1表に示す。なお、重合反応は窒素雰囲気で行った。
【0082】比較例1 反応遅延剤無添加の塊状重合の
例 ジシクロペンタジエンの量を9.9mlとし、遅延剤を
添加しないこととする以外は、上記実施例と同様に操作
した。結果を第1表に示す。
【0083】比較例2〜7 各種オレフィンを添加した
塊状重合の例 遅延剤の代わりに第1表に示す各種オレフィンを添加す
る以外は、上記実施例と同様に操作した。結果を第1表
に示す。
【0084】
【表1】
【0085】比較例8 モリブデン触媒系における遅延
剤の効果 30mlの広口ガラス瓶に、撹拌子とジシクロペンタジ
エン(実施例1と同じもの)9.2ml、2−イソプロ
ペニル−5−ノルボルネンを0.05ml、1,3−ジ
クロロ−2−プロポキシエチルアルミニウムクロリドの
ジシクロペンタジエン溶液(0.3モル/リットル)
0.67mlを加え、氷冷した。これにトリドデシルア
ンモニウムモリブデートのジシクロペンタジエン溶液
(モリブデン濃度として0.64モル/リットル)0.
08mlを加えて10秒間撹拌した後、35℃のウォー
ターバスで加温した。その後、重合反応熱により温度が
急激に上昇して重合反応が完結した。実施例1と同様に
してSMTを測定したところ、75秒であった。なお、
重合反応は窒素雰囲気で行い、触媒類を溶解するジシク
ロペンタジエンは実施例1と同じものを使用した。
【0086】比較例9 反応遅延剤を無添加の塊状重合
の例 ジシクロペンタジエンの量を9.25mlとし、遅延剤
を添加しないこととする以外は、比較例8と同様に操作
した。SMTは75秒であった。以上より、モリブデン
触媒系では、2−イソプロペニル−5−ノルボルネン
は、反応遅延剤としての効果を有さないことがわかっ
た。
【0087】実施例10−1〜10−3 ジシクロペン
タジエン中の5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネ
ン及び5−イソプロペニル−2−ノルボルネン含有量に
よる活性制御の例 ジシクロペンタジエン(純度95.4%。不純物とし
て、5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン及び5
−イソプロペニル−2−ノルボルネンを合わせて3.8
重量%含む。)738gを、理論段数25段相当の蒸留
搭を用いて窒素雰囲気下で分留した。各フラクションの
量は、37〜45gとし、フラクション1〜15まで流
出させた後、分留を終了した。釜残は88gであった。
フラクション9、11及び14の留出時塔頂温度は52
℃、圧力は16.5mmHgであった。
【0088】また、これらのフラクションについて、ガ
スクロマトグラフィーを用いてジシクロペンタジエン純
度及び5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン、5
−イソプロペニル−2−ノルボルネン量を測定した結果
を第2表に示す。分析条件は、キャピラリーカラムとし
てNB−1(島津製作所製、長さ30m)を用い、気化
室温度を180℃、検出器(FID)温度を280℃と
した。オーブン温度は、60℃で5分保持した後10℃
/分で昇温し、さらに240℃で20分保持した。各成
分のリテンションタイムは、5−(1−プロペニル)−
2−ノルボルネン及び5−イソプロペニル−2−ノルボ
ルネンが13.31−13.60分、ジシクロペンタジ
エンが13.84−14.13分となった。各成分のピ
ークの全体に対する面積比から各成分の比率を求めた。
【0089】次いで、30mlの広口ガラス瓶に、ベン
ジリデン(1,3−ジメシチルイミダゾリジン−2−イ
リデン)(トリシクロヘキシルホスフィン)ルテニウム
ジクロリド(STREM CHEMICAL社製)を、
0.85mgと撹拌子を入れた。トルエン0.05ml
を加えてマグネチックスターラーで撹拌してルテニウム
触媒を溶解させた後、上記フラクション9、11又は1
4を9.95ml加えて、さらに10秒間撹拌した。そ
の後、重合反応熱により温度が急激に上昇して重合反応
が完結した。この際、内温を熱電対で測定し、モノマー
注入から液温が100℃に達するまでの時間(第2表の
T100)を求めた。なお、実験は、35℃に設定した
恒温槽中で行ない、モノマーが入った容器、反応用ガラ
ス瓶及び注射器も、35℃に設定した恒温槽中に置いて
恒温になったものを使用した。
【0090】
【表2】
【0091】第2表より、5−(1−プロペニル)−2
−ノルボルネン及び5−イソプロペニル−2−ノルボル
ネン量に対応して、T100の値が変化することがわか
る。以上より、ジシクロペンタジエンの精製法や精製条
件で5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン及び5
−イソプロペニル−2−ノルボルネン量を制御すること
により、希望する5−(1−プロペニル)−2−ノルボ
ルネン及び5−イソプロペニル−2−ノルボルネン量を
含有するジシクロペンタジエンが得られ、これにより触
媒活性が制御できることが分かった。
【0092】実施例11−1〜11−3 5−(1−プ
ロペニル)−2−ノルボルネン、5−イソプロペニル−
2−ノルボルネン含有量が異なる二種類のジシクロペン
タジエンのブレンドによる活性調節の例 実施例7のフラクション6(留出時塔頂温度は51.5
℃、圧力は16.5mmHg)を、実施例10と同じ条
件でガスクロマトグラフィーで分析したところ、ジシク
ロペンタジエン純度94.5%、5−(1−プロペニ
ル)−2−ノルボルネン及び5−イソプロペニル−2−
ノルボルネン含有量は合わせて5.4%であった。この
フラクション6と、純度99.9%のジシクロペンタジ
エン(不純物として5−(1−プロペニル)−2−ノル
ボルネン及び5−イソプロペニル−2−ノルボルネンを
合わせて0.1%含む。)を20/80、10/90及
び2/98の重量比でブレンドして、実施例10と同様
にして重合し、T100を測定した結果を第3表に示
す。
【0093】比較例10 純度99.9%のジシクロペンタジエン(不純物として
5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネン及び5−イ
ソプロペニル−2−ノルボルネンを合わせて0.1重量
%含む。)を、実施例10と同様にして重合し、T10
0を測定した結果を第3表に示す。
【0094】
【表3】
【0095】以上より、5−(1−プロペニル)−2−
ノルボルネン及び5−イソプロペニル−2−ノルボルネ
ン含有量の異なる二種類のジシクロペンタジエンを適当
な比率でブレンドすることにより、希望する活性のジシ
クロペンタジエンが得られることがわかった。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘテロ原子含有カルベン化合物が結合したルテニウム錯
体触媒を用いてノルボルネン系モノマーを重合させる際
に、反応遅延剤を併用することにより、該触媒が本来有
する極めて高い活性を抑制しながら、取扱い易い状態で
重合準備操作を行なうことができ、しかも重合反応段階
では速やかに反応を進行させることができるノルボルネ
ン系樹脂の製造方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 直樹 神奈川県川崎市川崎区夜光一丁目2番1号 日本ゼオン株式会社総合開発センター内 Fターム(参考) 4J032 CA23 CA24 CA28 CA33 CA34 CA35 CA36 CA38 CA45 CA46 CA68 CB01 CB04 CB05 CC02 CD02 CD08 CE00 CE03 CE05 CE06 CE17 CE18 CE22 CE24 CG07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1)又は(2) 【化1】 (式中、R、Rは、それぞれ独立して水素原子、ハ
    ロゲン原子、又はハロゲン原子、酸素原子、窒素原子、
    硫黄原子、リン原子若しくは珪素原子を含んでもよいC
    〜C20の炭化水素基を表す。X、Xは、それぞ
    れ独立して任意のアニオン性配位子を示す。Lはヘテ
    ロ原子含有カルベン化合物を表し、Lはヘテロ原子含
    有カルベン化合物又は中性の電子供与性化合物を表す。
    また、R、R、X、X、L及びLは、任意
    の組合せで互いに結合して多座キレート化配位子を形成
    してもよい。)で表されるルテニウム錯体触媒と、分子
    内に下記式で表される1,5−ジエン骨格(A)又は
    1,3,5−トリエン骨格(B)を有する化合物の少な
    くとも1種の反応遅延剤とを併用して、ノルボルネン系
    モノマーを重合させることを特徴とするノルボルネン系
    樹脂の製造方法。 【化2】 (式中、X、Y、Zはそれぞれ炭素原子を表す。但し、
    A又はBで表される骨格を有する化合物が二環以上の多
    環式化合物である場合に、X=X部分とZ=Z部分が異
    なる環内にあるものは除く。)
  2. 【請求項2】前記反応遅延剤として、5−イソプロペニ
    ル−2−ノルボルネン及び/又は5−(1−プロペニ
    ル)−2−ノルボルネンを用いる請求項1記載のノルボ
    ルネン系樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ノルボルネン系モノマーとして、ジシ
    クロペンタジエンを50重量%以上含有するノルボルネ
    ン系モノマー混合物を用いる請求項1又は2記載のノル
    ボルネン系樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】前記反応遅延剤の量を調節することによ
    り、反応液の可使時間を制御することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のノルボルネン系樹脂の製造
    方法。
  5. 【請求項5】5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及
    び/又は5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンを
    不純物として含むジシクロペンタジエンを50重量%以
    上含有するノルボルネン系モノマー混合物を、前記一般
    式(1)又は(2)で表されるルテニウム錯体触媒を用
    いて重合させるノルボルネン系樹脂の製造方法であっ
    て、使用するジシクロペンタジエンに含まれる5−イソ
    プロペニル−2−ノルボルネン及び/又は5−(1−プ
    ロペニル)−2−ノルボルネンのモノマー混合物に対す
    る含有量を調節することによって、反応液の可使時間を
    制御することを特徴とするノルボルネン系樹脂の製造方
    法。
  6. 【請求項6】5−イソプロペニル−2−ノルボルネン及
    び/又は5−(1−プロペニル)−2−ノルボルネンの
    含有量が異なる二種以上のジシクロペンタジエンの混合
    比率を調節することにより、5−イソプロペニル−2−
    ノルボルネン及び/又は5−(1−プロペニル)−2−
    ノルボルネンのモノマー混合物に対する含有量を所定値
    とする請求項5記載のノルボルネン系樹脂の製造方法。
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