JP2002359117A - 高周波用コイル - Google Patents
高周波用コイルInfo
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- JP2002359117A JP2002359117A JP2001162992A JP2001162992A JP2002359117A JP 2002359117 A JP2002359117 A JP 2002359117A JP 2001162992 A JP2001162992 A JP 2001162992A JP 2001162992 A JP2001162992 A JP 2001162992A JP 2002359117 A JP2002359117 A JP 2002359117A
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- copper wire
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Q特性の向上及びQ特性の安定した量産が可
能な高周波用コイルを提供する。 【解決手段】 高周波用コイル1を、線径Lが0.1m
mの銅線材10と、膜厚tが3μmの銀膜20と、この
銀膜20に被覆された絶縁体102とで形成した。具体
的には、銅線材10は、螺旋状に巻回されたターン数5
の巻回部11と、巻回部11の両端から略直状に延出し
た接続端子部12,13とを有しており、銀膜20は、
銅線材10の巻回部11の表面全面に、銀を電解又は無
電解メッキすることにより形成されている。
能な高周波用コイルを提供する。 【解決手段】 高周波用コイル1を、線径Lが0.1m
mの銅線材10と、膜厚tが3μmの銀膜20と、この
銀膜20に被覆された絶縁体102とで形成した。具体
的には、銅線材10は、螺旋状に巻回されたターン数5
の巻回部11と、巻回部11の両端から略直状に延出し
た接続端子部12,13とを有しており、銀膜20は、
銅線材10の巻回部11の表面全面に、銀を電解又は無
電解メッキすることにより形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話などの
回路部品に用いられる高周波用コイルに関し、特に、Q
(Quality factor)特性を飛躍的に向上させた高周波用
コイルに関するものである。
回路部品に用いられる高周波用コイルに関し、特に、Q
(Quality factor)特性を飛躍的に向上させた高周波用
コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高周波電流を使用する携帯電話
内には、発振回路やフィルタなどに用いられる高周波用
コイルが多数組み付けられている。図11は、従来の高
周波用コイルを一部破断して示す正面図であり、図12
は巻回部分の断面図である。図11及び図12に示すに
示す高周波用コイル100は、延性に優れた銅線101
の外側全面を絶縁体102で被覆した後、この線材を図
示しない巻線機で所定ターン数だけ螺旋状に巻回した構
造になっている。これにより、銅線101の優れた導電
性と高周波特性とを利用して、高周波用コイル100の
電気的特性の向上を図っている。
内には、発振回路やフィルタなどに用いられる高周波用
コイルが多数組み付けられている。図11は、従来の高
周波用コイルを一部破断して示す正面図であり、図12
は巻回部分の断面図である。図11及び図12に示すに
示す高周波用コイル100は、延性に優れた銅線101
の外側全面を絶縁体102で被覆した後、この線材を図
示しない巻線機で所定ターン数だけ螺旋状に巻回した構
造になっている。これにより、銅線101の優れた導電
性と高周波特性とを利用して、高周波用コイル100の
電気的特性の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の高周波用コイルでは、次のような問題がある。
高周波を使用する携帯電話等のモバイル端末は、近年、
その小型化が進むと同時に、使用される高周波の周波数
も1GHz(ギガヘルツ)を越えるようになってきてい
る。上記高周波用コイル100をこのような機器に設け
ると、高周波電流の表皮効果が高周波用コイル100に
現れる。この表皮効果は高周波電流の周波数が大きくな
るに従って顕著になる。そして、高周波用コイル100
の銅線101の線径が小さいと、そのQ特性が低下す
る。しかも、銅線101内を流れる高周波電流の一部が
銅線101の中心側に向かって流れて、銅線101の外
周側の電流が減衰すると考えられ、この結果、高周波用
コイル100のQ特性が著しく低下してしまう。
た従来の高周波用コイルでは、次のような問題がある。
高周波を使用する携帯電話等のモバイル端末は、近年、
その小型化が進むと同時に、使用される高周波の周波数
も1GHz(ギガヘルツ)を越えるようになってきてい
る。上記高周波用コイル100をこのような機器に設け
ると、高周波電流の表皮効果が高周波用コイル100に
現れる。この表皮効果は高周波電流の周波数が大きくな
るに従って顕著になる。そして、高周波用コイル100
の銅線101の線径が小さいと、そのQ特性が低下す
る。しかも、銅線101内を流れる高周波電流の一部が
銅線101の中心側に向かって流れて、銅線101の外
周側の電流が減衰すると考えられ、この結果、高周波用
コイル100のQ特性が著しく低下してしまう。
【0004】このように、従来の高周波用コイル100
では、銅線101の線径が小さくなり、しかも、使用さ
れる高周波電流の周波数が増加するに従って、そのQ特
性が劣化し、高周波用コイル100全体の性能が不安定
になっていた。また、高周波用コイル100は、量産時
にQ特性のばらつきが大きく、量産に適していなかっ
た。
では、銅線101の線径が小さくなり、しかも、使用さ
れる高周波電流の周波数が増加するに従って、そのQ特
性が劣化し、高周波用コイル100全体の性能が不安定
になっていた。また、高周波用コイル100は、量産時
にQ特性のばらつきが大きく、量産に適していなかっ
た。
【0005】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、Q特性の向上及びQ特性の安定した量
産が可能な高周波用コイルを提供することを目的とする
ものである。
なされたもので、Q特性の向上及びQ特性の安定した量
産が可能な高周波用コイルを提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、高周波電流を通電することで用
いられる高周波用コイルにおいて、螺旋状に巻回された
導電性線材と、導電性線材の少なくとも巻回部の外側全
面に付着され且つ固有抵抗値が導電性線材の固有抵抗値
よりも小さい導電性膜とを具備する構成とした。かかる
構成により、通電時に、高周波電流が固有抵抗値が小さ
い導電性膜側に多量に流れ、しかも、高周波電流の表皮
効果と相まって、電流のほとんどが導電性膜側を流れ
る。
に、請求項1の発明は、高周波電流を通電することで用
いられる高周波用コイルにおいて、螺旋状に巻回された
導電性線材と、導電性線材の少なくとも巻回部の外側全
面に付着され且つ固有抵抗値が導電性線材の固有抵抗値
よりも小さい導電性膜とを具備する構成とした。かかる
構成により、通電時に、高周波電流が固有抵抗値が小さ
い導電性膜側に多量に流れ、しかも、高周波電流の表皮
効果と相まって、電流のほとんどが導電性膜側を流れ
る。
【0007】導電性線材及び導電性膜は、請求項1の限
定範囲で適宜選択することができる。そこで、請求項2
の発明は、請求項1に記載の高周波用コイルにおいて、
導電性線材を、銅,アルミニュウム,ステンレス,銅合
金,アルミニュウム合金又はステンレス合金のいずれか
の金属で形成し、導電性膜を、銀,銀合金,アルミニュ
ウム,アルミニュウム合金又は銅合金のいずれかであっ
て固有抵抗値が導電性線材の固有抵抗値よりも小さいの
金属で形成した構成とし、また、請求項3の発明は、請
求項1または請求項2に記載の高周波用コイルにおい
て、導電性線材の線径を、5μm以上2mm以下の値に
設定し、導電性膜の厚さを、0.1μm以上200μm
以下の値に設定した構成としてある。
定範囲で適宜選択することができる。そこで、請求項2
の発明は、請求項1に記載の高周波用コイルにおいて、
導電性線材を、銅,アルミニュウム,ステンレス,銅合
金,アルミニュウム合金又はステンレス合金のいずれか
の金属で形成し、導電性膜を、銀,銀合金,アルミニュ
ウム,アルミニュウム合金又は銅合金のいずれかであっ
て固有抵抗値が導電性線材の固有抵抗値よりも小さいの
金属で形成した構成とし、また、請求項3の発明は、請
求項1または請求項2に記載の高周波用コイルにおい
て、導電性線材の線径を、5μm以上2mm以下の値に
設定し、導電性膜の厚さを、0.1μm以上200μm
以下の値に設定した構成としてある。
【0008】さらに、請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3いずれかに記載の高周波用コイルにおいて、
導電性線材の断面の外周縁をジグザグ形状に設定して、
当該導電性線材に付着される導電性膜の表面積を増加さ
せた構成としてある。
し請求項3いずれかに記載の高周波用コイルにおいて、
導電性線材の断面の外周縁をジグザグ形状に設定して、
当該導電性線材に付着される導電性膜の表面積を増加さ
せた構成としてある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1実施例)図1は、この発明の第1実施形態に係る
高周波用コイルを一部破断して示す正面図であり、図2
は、図1に示す高周波用コイルの巻回部の断面図であ
る。図1及び図2に示すように、この高周波用コイル1
は、線径Lが0.1mmの銅線材10(導電性線材)
と、膜厚tが3μmの銀膜20(導電性膜)と、この銀
膜20に被覆された絶縁体102とで構成されている。
いて図面を参照して説明する。 (第1実施例)図1は、この発明の第1実施形態に係る
高周波用コイルを一部破断して示す正面図であり、図2
は、図1に示す高周波用コイルの巻回部の断面図であ
る。図1及び図2に示すように、この高周波用コイル1
は、線径Lが0.1mmの銅線材10(導電性線材)
と、膜厚tが3μmの銀膜20(導電性膜)と、この銀
膜20に被覆された絶縁体102とで構成されている。
【0010】銅線材10は、図1に示すように、螺旋状
に巻回されたターン数5の巻回部11と、巻回部11の
両端から略直状に延出した接続端子部12,13とを有
している。一方、銀膜20は、図2に示すように、銅線
材10の巻回部11の表面全面に、銀を電解又は無電解
メッキすることにより形成した。この実施形態の高周波
用コイル1では、銀膜20を銅線材10の巻回部11に
付着させ、接続端子部12,13を露出させている。
に巻回されたターン数5の巻回部11と、巻回部11の
両端から略直状に延出した接続端子部12,13とを有
している。一方、銀膜20は、図2に示すように、銅線
材10の巻回部11の表面全面に、銀を電解又は無電解
メッキすることにより形成した。この実施形態の高周波
用コイル1では、銀膜20を銅線材10の巻回部11に
付着させ、接続端子部12,13を露出させている。
【0011】次に、この実施形態の高周波用コイル1が
示す特性について説明する。発明者は、上記高周波用コ
イル1のQ特性を試すべく、次のような実験を行った。
図3は、実験装置の概略ブロック図であり、図4はQ特
性図である。図4にいて、縦軸はQ値を示し、横軸は周
波数を示す。発明者は、高周波用コイル1に流す電流の
周波数を漸次増加させ、各周波数に対するQ値を公知の
測定器2(ヒューレッドパッカード社製インピーダンス
/マテリアル・アナライザ、型番4291B RF)で
測定した。この結果、図4に示すQ値曲線Aを得た。こ
のQ値曲線Aに示すように、高周波用コイル1のQ値
は、周波数を増加させるに従って漸次増加する。そし
て、高周波用コイル1のQ値は、1GHz付近又はこれ
を越える高周波領域で、急激に増加しており、高周波用
コイル1が高周波領域で非常に優れた高Q特性を示すこ
とが判る。また、発明者は、図11に示した従来の高周
波用コイル100についても、同様の実験を行ったとこ
ろ、Q値曲線Bに示す結果を得た。これらのQ値曲線A
とQ値曲線Bとを比較すると明らかなように、周波数1
0MHz(メガヘルツ)付近から高周波用コイル1のQ
値が高くなっていき、特に、1GHz(ギガヘルツ)付
近又はこれを越える高周波領域では、高周波用コイル1
のQ値が従来の高周波用コイル100のQ値の3〜5倍
にも達する。このことは、高周波用コイル1が、特に高
周波領域において、高周波用コイル100に比べて極め
て高いQ特性を示すことを意味する。
示す特性について説明する。発明者は、上記高周波用コ
イル1のQ特性を試すべく、次のような実験を行った。
図3は、実験装置の概略ブロック図であり、図4はQ特
性図である。図4にいて、縦軸はQ値を示し、横軸は周
波数を示す。発明者は、高周波用コイル1に流す電流の
周波数を漸次増加させ、各周波数に対するQ値を公知の
測定器2(ヒューレッドパッカード社製インピーダンス
/マテリアル・アナライザ、型番4291B RF)で
測定した。この結果、図4に示すQ値曲線Aを得た。こ
のQ値曲線Aに示すように、高周波用コイル1のQ値
は、周波数を増加させるに従って漸次増加する。そし
て、高周波用コイル1のQ値は、1GHz付近又はこれ
を越える高周波領域で、急激に増加しており、高周波用
コイル1が高周波領域で非常に優れた高Q特性を示すこ
とが判る。また、発明者は、図11に示した従来の高周
波用コイル100についても、同様の実験を行ったとこ
ろ、Q値曲線Bに示す結果を得た。これらのQ値曲線A
とQ値曲線Bとを比較すると明らかなように、周波数1
0MHz(メガヘルツ)付近から高周波用コイル1のQ
値が高くなっていき、特に、1GHz(ギガヘルツ)付
近又はこれを越える高周波領域では、高周波用コイル1
のQ値が従来の高周波用コイル100のQ値の3〜5倍
にも達する。このことは、高周波用コイル1が、特に高
周波領域において、高周波用コイル100に比べて極め
て高いQ特性を示すことを意味する。
【0012】このように、高周波用コイル1が高周波領
域で高いQ特性を示すのは、下記のような理由によると
解される。銀の固有抵抗値は1.59であり、銅の固有
抵抗値は1.673であるので、銀膜20の固有抵抗値
の方が銅線材10の固有抵抗値よりも小さい。したがっ
て、高周波用コイル1のように、銀膜20を銅線材10
の外側に付着させた構造のコイルに通電すると、多くの
電流が固有抵抗値が小さい銀膜20側に流れようとす
る。さらに、高周波用コイル1を流れる電流が高周波に
なればなるほど、表皮効果により、電流が銅線材10及
び銀膜20の外周側に流れようとする。すなわち、銅線
材10内を流れようとする高周波電流の大部分が表皮効
果によって銀膜20側に入り込む。そして、銀膜20内
の電流は、固有抵抗値が小さい部材内を流れることにな
るので、固有抵抗値が大きい銅線材10側に漏れ出るこ
とはない。この結果、高周波用コイル1内の高周波電流
は、表皮効果により、銀膜20の外周部に集中して流
れ、しかも、銅線材10が抵抗となって、銀膜20内に
閉じ込まれた状態になる。このため、高周波用コイル1
に通電された高周波電流のほとんどが銀膜20内を流れ
ることになり、高周波用コイル1のQ特性が向上するも
のと考えられる。ここで、固有抵抗値とはいわゆる「抵
抗率」の値をいい、その単位は「μΩ・cm」である。
域で高いQ特性を示すのは、下記のような理由によると
解される。銀の固有抵抗値は1.59であり、銅の固有
抵抗値は1.673であるので、銀膜20の固有抵抗値
の方が銅線材10の固有抵抗値よりも小さい。したがっ
て、高周波用コイル1のように、銀膜20を銅線材10
の外側に付着させた構造のコイルに通電すると、多くの
電流が固有抵抗値が小さい銀膜20側に流れようとす
る。さらに、高周波用コイル1を流れる電流が高周波に
なればなるほど、表皮効果により、電流が銅線材10及
び銀膜20の外周側に流れようとする。すなわち、銅線
材10内を流れようとする高周波電流の大部分が表皮効
果によって銀膜20側に入り込む。そして、銀膜20内
の電流は、固有抵抗値が小さい部材内を流れることにな
るので、固有抵抗値が大きい銅線材10側に漏れ出るこ
とはない。この結果、高周波用コイル1内の高周波電流
は、表皮効果により、銀膜20の外周部に集中して流
れ、しかも、銅線材10が抵抗となって、銀膜20内に
閉じ込まれた状態になる。このため、高周波用コイル1
に通電された高周波電流のほとんどが銀膜20内を流れ
ることになり、高周波用コイル1のQ特性が向上するも
のと考えられる。ここで、固有抵抗値とはいわゆる「抵
抗率」の値をいい、その単位は「μΩ・cm」である。
【0013】ところで、高周波用コイルにおいては、試
作品のQ特性が良好であっても、いざ量産に至ると、量
産品の特性に大きなばらつきが発生し、問題となってい
る。即ち、一般的に、高周波用コイルでは、製造品に誤
差が生じ易く、量産品のQ特性にばらつきが生じや易
い。そこで、発明者は、銅線101の線径及びターン数
をそれぞれ0.1mm及び5に設定する共に、外径Dを
0.64mmに設定した高周波用コイル100を10個
製造し、周波数800MHzの高周波電流を各高周波用
コイル100に通電して、そのL(インダクタンス)値
とQ値とを測定した。また、同じように、銅線材10の
線径及び銀膜20の膜厚をそれぞれ0.1mm及び3μ
mに設定しすると共に、外径Dを同じく0.64mmに
設定した同ターン数の高周波用コイル1を10個製造
し、同周波数の高周波電流を各高周波用コイル1に通電
して、そのL値とQ値とを測定した。尚、外径Dとは、
図1及び図11に示すように、絶縁体102を除いたコ
イルの直径をいう。図5は、従来の高周波用コイル10
0のL値とQ値の測定結果を示す表図であり、図6は高
周波用コイル1のL値とQ値の測定結果を示す表図であ
る。図5に示すように、製造番号1〜10の高周波用コ
イル100が示すL値及びQ値の最大収差はそれぞれ、
85.01%及び23.40%であった。ここで、最大
収差とは、最小値を最大値で除算した値を百分率で表示
した値をいう。これに対して、製造番号1〜10の高周
波用コイル1が示すL値及びQ値の最大収差はそれぞ
れ、97.70%及び74.04%であった。即ち、図
5及び図6から明らかなように、高周波用コイル1の量
産品の特性は、高周波用コイル100の量産品の特性に
比べて安定している。これは次の理由によると考えられ
る。高周波用コイル100では、銅線101の製造誤差
がQ特性に直接影響するにも拘わらず、この銅線101
の製造精度が出しにくい。これに対して、高周波用コイ
ル1では、銅線材10の製造誤差はQ特性などに影響を
与えず、銀膜20の製造精度がQ特性に影響を与える。
しかしながら、銀膜20の製造精度は高周波用コイル1
00の銅線101の製造精度に比べて非常に高く、大き
な製造誤差が発生しにくいので、量産時においての、高
周波用コイル1の特性が安定していると考えられる。
作品のQ特性が良好であっても、いざ量産に至ると、量
産品の特性に大きなばらつきが発生し、問題となってい
る。即ち、一般的に、高周波用コイルでは、製造品に誤
差が生じ易く、量産品のQ特性にばらつきが生じや易
い。そこで、発明者は、銅線101の線径及びターン数
をそれぞれ0.1mm及び5に設定する共に、外径Dを
0.64mmに設定した高周波用コイル100を10個
製造し、周波数800MHzの高周波電流を各高周波用
コイル100に通電して、そのL(インダクタンス)値
とQ値とを測定した。また、同じように、銅線材10の
線径及び銀膜20の膜厚をそれぞれ0.1mm及び3μ
mに設定しすると共に、外径Dを同じく0.64mmに
設定した同ターン数の高周波用コイル1を10個製造
し、同周波数の高周波電流を各高周波用コイル1に通電
して、そのL値とQ値とを測定した。尚、外径Dとは、
図1及び図11に示すように、絶縁体102を除いたコ
イルの直径をいう。図5は、従来の高周波用コイル10
0のL値とQ値の測定結果を示す表図であり、図6は高
周波用コイル1のL値とQ値の測定結果を示す表図であ
る。図5に示すように、製造番号1〜10の高周波用コ
イル100が示すL値及びQ値の最大収差はそれぞれ、
85.01%及び23.40%であった。ここで、最大
収差とは、最小値を最大値で除算した値を百分率で表示
した値をいう。これに対して、製造番号1〜10の高周
波用コイル1が示すL値及びQ値の最大収差はそれぞ
れ、97.70%及び74.04%であった。即ち、図
5及び図6から明らかなように、高周波用コイル1の量
産品の特性は、高周波用コイル100の量産品の特性に
比べて安定している。これは次の理由によると考えられ
る。高周波用コイル100では、銅線101の製造誤差
がQ特性に直接影響するにも拘わらず、この銅線101
の製造精度が出しにくい。これに対して、高周波用コイ
ル1では、銅線材10の製造誤差はQ特性などに影響を
与えず、銀膜20の製造精度がQ特性に影響を与える。
しかしながら、銀膜20の製造精度は高周波用コイル1
00の銅線101の製造精度に比べて非常に高く、大き
な製造誤差が発生しにくいので、量産時においての、高
周波用コイル1の特性が安定していると考えられる。
【0014】さらに、発明者は、高周波用コイル100
及び高周波用コイル1の外径Dを0.74mmに設定変
更して、上記と同様の測定を行った。図7は、設定変更
時の従来の高周波用コイル100の測定結果を示す表図
であり、図8は設定変更時の本実施形態の高周波用コイ
ル1の測定結果を示す表図である。図7及び図8に示す
ように、高周波用コイル100及び高周波用コイル1に
おけるQ値の最大収差はそれぞれ44.15%及び6
0.79%であり、この場合においても、高周波用コイ
ル1が従来の高周波用コイル100に比べて量産性に適
していることが判る。
及び高周波用コイル1の外径Dを0.74mmに設定変
更して、上記と同様の測定を行った。図7は、設定変更
時の従来の高周波用コイル100の測定結果を示す表図
であり、図8は設定変更時の本実施形態の高周波用コイ
ル1の測定結果を示す表図である。図7及び図8に示す
ように、高周波用コイル100及び高周波用コイル1に
おけるQ値の最大収差はそれぞれ44.15%及び6
0.79%であり、この場合においても、高周波用コイ
ル1が従来の高周波用コイル100に比べて量産性に適
していることが判る。
【0015】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態に係る高周波用コイルについて説明する。図9
は、第2実施形態の高周波用コイルの断面図である。こ
の実施形態の高周波用コイル1における銅線材10は、
図9に示すように、ジグザグ形の外周縁10aを有して
いる。具体的には、銅線材10の長さ方向に沿った切溝
10bを外周縁10a方向に所定間隔で複数設けること
により、銅線材10の断面外周縁10aをジグザグ状に
形成した。そして、外周縁10aに沿って銀膜20を付
着させると共に、銀膜20外側に絶縁体102を被覆し
た。これにより、銀膜20の断面形状が銅線材10の外
周縁10aに対応したジグザグ形状になり、この銀膜2
0の表面積が、上記第1実施形態の銀膜の表面積よりも
大きくなる。この結果、同じ微小線径の高周波用コイル
においても、十分な電流量を確保することができ、Q特
性のさらなる向上を図ることができる。
施形態に係る高周波用コイルについて説明する。図9
は、第2実施形態の高周波用コイルの断面図である。こ
の実施形態の高周波用コイル1における銅線材10は、
図9に示すように、ジグザグ形の外周縁10aを有して
いる。具体的には、銅線材10の長さ方向に沿った切溝
10bを外周縁10a方向に所定間隔で複数設けること
により、銅線材10の断面外周縁10aをジグザグ状に
形成した。そして、外周縁10aに沿って銀膜20を付
着させると共に、銀膜20外側に絶縁体102を被覆し
た。これにより、銀膜20の断面形状が銅線材10の外
周縁10aに対応したジグザグ形状になり、この銀膜2
0の表面積が、上記第1実施形態の銀膜の表面積よりも
大きくなる。この結果、同じ微小線径の高周波用コイル
においても、十分な電流量を確保することができ、Q特
性のさらなる向上を図ることができる。
【0016】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
導電性線材として銅線材10を用い、導電性膜として、
銀膜20を用いたが、導電性線材としてアルミニュウ
ム,ステンレス,銅合金,アルミニュウム合金又はステ
ンレス合金のいずれかの金属を用い、導電性膜として、
銀合金,アルミニュウム,アルミニュウム合金又は銅合
金のいずれかであって上記導電性線材よりも固有抵抗値
が小さいの金属を用いても良い。尚、アルミニュウムの
固有抵抗値は、低周波領域では、銅の固有抵抗値よりも
大きいが、高周波領域では、銅の固有抵抗値よりも小さ
くなる。また、上記実施形態では、銅線材10の線径を
0.1mmに設定し、銀膜20の膜厚を3μmに設定し
た例について説明したが、銅線材10の線径は、5μm
以上2mm以下の値であればよく、銀膜20の膜厚は、
0.1μm以上200μm以下の値であれば良い。ま
た、上記実施形態では、ターン数5に設定した例につい
て説明したが、ターン数には制限はない。一般に携帯電
話では、ターン数は1〜100の高周波用コイル1が用
いられることが多い。また、上記実施形態では、高周波
用コイル1の接続端子部12,13を露出させた構造に
なっているが、接続端子部12,13にも銀膜20をメ
ッキしても良いことは勿論である。また、上記実施形態
は、高周波用コイル1を銅線材10と銀膜20と絶縁体
102で構成したが、銅線材10と銀膜20とのみで構
成しても上記実施形態と同様の効果を奏することは可能
である。なお、上記実施形態では、銀膜20を銅線材1
0表面に電解又は無電解でメッキして付着したが、銀膜
20を銅線材10表面に付着する方法としては、メッキ
以外にプラズマやPVD(Physical Vapor Depositio
n)、蒸着等による付着方法がある。また、上記実施形
態では、銅線材10の断面積を円形状に設定したが、こ
れに限らず、例えば四角形等の多角形断面に設定しても
良いことは勿論である。さらに、上記第2実施形態で
は、図9に示したように、断面円形の銅線材10に切溝
10bを形成して、銀膜20の表面積を増加させる構成
としたが、例えば、図10に示すように、断面四角形の
銅線材10の外周縁10aに切溝10bを設けて銀膜2
0の表面積を増加させるようにすることもできる。
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
導電性線材として銅線材10を用い、導電性膜として、
銀膜20を用いたが、導電性線材としてアルミニュウ
ム,ステンレス,銅合金,アルミニュウム合金又はステ
ンレス合金のいずれかの金属を用い、導電性膜として、
銀合金,アルミニュウム,アルミニュウム合金又は銅合
金のいずれかであって上記導電性線材よりも固有抵抗値
が小さいの金属を用いても良い。尚、アルミニュウムの
固有抵抗値は、低周波領域では、銅の固有抵抗値よりも
大きいが、高周波領域では、銅の固有抵抗値よりも小さ
くなる。また、上記実施形態では、銅線材10の線径を
0.1mmに設定し、銀膜20の膜厚を3μmに設定し
た例について説明したが、銅線材10の線径は、5μm
以上2mm以下の値であればよく、銀膜20の膜厚は、
0.1μm以上200μm以下の値であれば良い。ま
た、上記実施形態では、ターン数5に設定した例につい
て説明したが、ターン数には制限はない。一般に携帯電
話では、ターン数は1〜100の高周波用コイル1が用
いられることが多い。また、上記実施形態では、高周波
用コイル1の接続端子部12,13を露出させた構造に
なっているが、接続端子部12,13にも銀膜20をメ
ッキしても良いことは勿論である。また、上記実施形態
は、高周波用コイル1を銅線材10と銀膜20と絶縁体
102で構成したが、銅線材10と銀膜20とのみで構
成しても上記実施形態と同様の効果を奏することは可能
である。なお、上記実施形態では、銀膜20を銅線材1
0表面に電解又は無電解でメッキして付着したが、銀膜
20を銅線材10表面に付着する方法としては、メッキ
以外にプラズマやPVD(Physical Vapor Depositio
n)、蒸着等による付着方法がある。また、上記実施形
態では、銅線材10の断面積を円形状に設定したが、こ
れに限らず、例えば四角形等の多角形断面に設定しても
良いことは勿論である。さらに、上記第2実施形態で
は、図9に示したように、断面円形の銅線材10に切溝
10bを形成して、銀膜20の表面積を増加させる構成
としたが、例えば、図10に示すように、断面四角形の
銅線材10の外周縁10aに切溝10bを設けて銀膜2
0の表面積を増加させるようにすることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明に
よれば、通電時に、高周波電流が固有抵抗値が小さい導
電性膜側に多量に流れ、しかも、高周波電流の表皮効果
と相まって、電流のほとんどが導電性膜側を流れるの
で、小型の高周波用コイルにおいても、高いQ特性を保
持することができる。また、Q特性に影響を与える部分
を導電性膜で形成したので、製造精度の向上を図ること
ができ、この結果、Q特性が安定した量産が可能となる
という優れた効果がある。
よれば、通電時に、高周波電流が固有抵抗値が小さい導
電性膜側に多量に流れ、しかも、高周波電流の表皮効果
と相まって、電流のほとんどが導電性膜側を流れるの
で、小型の高周波用コイルにおいても、高いQ特性を保
持することができる。また、Q特性に影響を与える部分
を導電性膜で形成したので、製造精度の向上を図ること
ができ、この結果、Q特性が安定した量産が可能となる
という優れた効果がある。
【0018】特に、導電性線材の断面の外周縁をジグザ
グ形状に設定して、当該導電性線材の表面積を増加させ
る構成とすることで、Q特性のさらなる向上を図ること
ができる。
グ形状に設定して、当該導電性線材の表面積を増加させ
る構成とすることで、Q特性のさらなる向上を図ること
ができる。
【図1】この発明の第1実施形態に係る高周波用コイル
を一部破断して示す正面図である。
を一部破断して示す正面図である。
【図2】図1に示す高周波用コイルの巻回部の断面図で
ある。
ある。
【図3】実験装置の概略ブロック図である。
【図4】実験結果としてのQ特性図である。
【図5】従来の高周波用コイルのL値とQ値の測定結果
を示す表図である。
を示す表図である。
【図6】本実施形態の高周波用コイルにおけるL値とQ
値の測定結果を示す表図である。
値の測定結果を示す表図である。
【図7】設定変更時における従来の高周波用コイルの測
定結果を示す表図である。
定結果を示す表図である。
【図8】設定変更時における本実施形態の高周波用コイ
ル1の測定結果を示す表図である。
ル1の測定結果を示す表図である。
【図9】この発明の第2実施形態に係る高周波用コイル
の断面図である。
の断面図である。
【図10】、第2実施形態の変形例を示す断面図であ
る。
る。
【図11】従来の高周波用コイルを一部破断して示す正
面図である。
面図である。
【図12】図11に示す高周波用コイルの巻回部分の断
面図である。
面図である。
1…高周波用コイル、 10…銅線材(導電性線材)、
10a…外周縁、10b…切り溝、 11…巻回部、
12,13…接続端子部、 20…銀膜(導電性
膜)、102…絶縁体。
10a…外周縁、10b…切り溝、 11…巻回部、
12,13…接続端子部、 20…銀膜(導電性
膜)、102…絶縁体。
Claims (4)
- 【請求項1】 高周波電流を通電することで用いられる
高周波用コイルにおいて、 螺旋状に巻回された導電性線材と、 上記導電性線材の少なくとも巻回部の外側全面に付着さ
れ且つ固有抵抗値が上記導電性線材の固有抵抗値よりも
小さい導電性膜とを具備する、 ことを特徴とする高周波用コイル。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高周波用コイルにおい
て、 上記導電性線材を、銅,アルミニュウム,ステンレス,
銅合金,アルミニュウム合金又はステンレス合金のいず
れかの金属で形成し、 上記導電性膜を、銀,銀合金,アルミニュウム,アルミ
ニュウム合金又は銅合金のいずれかであって固有抵抗値
が上記導電性線材の固有抵抗値よりも小さいの金属で形
成した、 ことを特徴とする高周波用コイル。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の高周波
用コイルにおいて、 上記導電性線材の線径を、5μm以上2mm以下の値に
設定し、 上記導電性膜の厚さを、0.1μm以上200μm以下
の値に設定した、 ことを特徴とする高周波用コイル。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれかに記載
の高周波用コイルにおいて、 上記導電性線材の断面の外周縁をジグザグ形状に設定し
て、当該導電性線材に付着される導電性膜の表面積を増
加させた、 ことを特徴とする高周波用コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001162992A JP2002359117A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 高周波用コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001162992A JP2002359117A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 高周波用コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002359117A true JP2002359117A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19006035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001162992A Pending JP2002359117A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 高周波用コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002359117A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20070107334A (ko) * | 2006-05-02 | 2007-11-07 | 디피씨(주) | 트랜스포머 |
| JP2009280917A (ja) * | 2004-02-06 | 2009-12-03 | Kansai Engineering:Kk | 線材 |
| JP2009295730A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Totoku Electric Co Ltd | 高周波用インダクタ |
| JP2010238666A (ja) * | 2010-04-26 | 2010-10-21 | Sumida Electric Co Ltd | 線材及び線材の製造方法 |
| JP2015073341A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
-
2001
- 2001-05-30 JP JP2001162992A patent/JP2002359117A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009280917A (ja) * | 2004-02-06 | 2009-12-03 | Kansai Engineering:Kk | 線材 |
| KR20070107334A (ko) * | 2006-05-02 | 2007-11-07 | 디피씨(주) | 트랜스포머 |
| JP2009295730A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Totoku Electric Co Ltd | 高周波用インダクタ |
| JP2010238666A (ja) * | 2010-04-26 | 2010-10-21 | Sumida Electric Co Ltd | 線材及び線材の製造方法 |
| JP2015073341A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040213 |