JP2002355695A - 水処理方法及び装置 - Google Patents
水処理方法及び装置Info
- Publication number
- JP2002355695A JP2002355695A JP2001165224A JP2001165224A JP2002355695A JP 2002355695 A JP2002355695 A JP 2002355695A JP 2001165224 A JP2001165224 A JP 2001165224A JP 2001165224 A JP2001165224 A JP 2001165224A JP 2002355695 A JP2002355695 A JP 2002355695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- water
- treated
- treatment
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/20—Sludge processing
Landscapes
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浸出水等の被処理水の浄化処理に際し、被処
理水に含まれるダイオキシン類等を従来に比してより一
層十分に除去する。 【解決手段】 水処理装置100は、ダイオキシン類を
含む浸出水Wが供給される前処理槽20,30が連設さ
れた凝集沈殿槽50の後段に、生物硝化脱窒槽4、沈殿
分離槽5及び凝集沈殿槽6が順次配置されたものであ
る。前処理槽20,30において炭酸塩及び凝集剤が添
加された浸出水Wは、凝集沈殿槽50で凝集汚泥が分離
された後、生物硝化脱窒槽4において活性汚泥処理がな
される。その浸出水Wは、沈殿分離槽5に導入されて活
性汚泥と分離され、更に凝集沈殿槽6で凝集汚泥が除去
される。そして、浸出水Wから分離された活性汚泥の一
部と凝集汚泥との混合汚泥Dが、生物反応槽1内で硝化
処理され、それに伴い混合汚泥D中のダイオキシン類が
分解される。
理水に含まれるダイオキシン類等を従来に比してより一
層十分に除去する。 【解決手段】 水処理装置100は、ダイオキシン類を
含む浸出水Wが供給される前処理槽20,30が連設さ
れた凝集沈殿槽50の後段に、生物硝化脱窒槽4、沈殿
分離槽5及び凝集沈殿槽6が順次配置されたものであ
る。前処理槽20,30において炭酸塩及び凝集剤が添
加された浸出水Wは、凝集沈殿槽50で凝集汚泥が分離
された後、生物硝化脱窒槽4において活性汚泥処理がな
される。その浸出水Wは、沈殿分離槽5に導入されて活
性汚泥と分離され、更に凝集沈殿槽6で凝集汚泥が除去
される。そして、浸出水Wから分離された活性汚泥の一
部と凝集汚泥との混合汚泥Dが、生物反応槽1内で硝化
処理され、それに伴い混合汚泥D中のダイオキシン類が
分解される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水処理方法及び装置
に関し、特に有機塩素化合物を含有する被処理水を処理
する水処理方法及びそのための水処理装置に関する。
に関し、特に有機塩素化合物を含有する被処理水を処理
する水処理方法及びそのための水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物焼却設備から発生する飛灰、廃棄
物処分場からの浸出水に含まれる懸濁物質、それら飛灰
や浸出水で汚染された土壌等には、ダイオキシン類に代
表される難分解性の有機塩素化合物が含まれることがあ
り、大きな社会問題となっている。これに対し、処理対
象である浸出水等の被処理水に含まれるダイオキシン類
を分解処理する有効な方法及び装置として、本出願人に
よる国際公開第00/58038号(WO00/580
38)パンフレットに記載の有機塩素化合物の処理方法
及び装置が提案されている。
物処分場からの浸出水に含まれる懸濁物質、それら飛灰
や浸出水で汚染された土壌等には、ダイオキシン類に代
表される難分解性の有機塩素化合物が含まれることがあ
り、大きな社会問題となっている。これに対し、処理対
象である浸出水等の被処理水に含まれるダイオキシン類
を分解処理する有効な方法及び装置として、本出願人に
よる国際公開第00/58038号(WO00/580
38)パンフレットに記載の有機塩素化合物の処理方法
及び装置が提案されている。
【0003】この方法及び装置は、被処理水を硝化処理
することにより、その被処理水に含まれるダイオキシン
類等の難分解性有機塩素化合物を同時に酸化分解処理す
る方法であり、複雑且つ大規模な装置を必要とせず、且
つ、高温高圧といった過酷な処理条件も不要である。そ
して、これにより、それまでのダイオキシン類の処理技
術に比して、処理の手間を省くと共に処理コストを軽減
しつつダイオキシン類の高処理効率を達成できるといっ
た有用な効果を奏するものである。
することにより、その被処理水に含まれるダイオキシン
類等の難分解性有機塩素化合物を同時に酸化分解処理す
る方法であり、複雑且つ大規模な装置を必要とせず、且
つ、高温高圧といった過酷な処理条件も不要である。そ
して、これにより、それまでのダイオキシン類の処理技
術に比して、処理の手間を省くと共に処理コストを軽減
しつつダイオキシン類の高処理効率を達成できるといっ
た有用な効果を奏するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
は、活性汚泥を用いた浸出水等の浄化処理に対して本出
願人による上記従来の方法を適用し、その効果及び適用
性等について詳細な検討を行ったところ、以下に示す知
見を得た。すなわち、水処理に供された活性汚泥(余剰
汚泥)を上記従来の方法で処理すると、その汚泥中に含
まれるダイオキシン類は十分な高効率で除去できる。し
かし、被処理水の性状等によっては、被処理水に含まれ
るダイオキシン類の余剰汚泥への吸着や移行が十分では
なく、ダイオキシン類を処理系全体から必ずしも十分に
除去できないことがあった。
は、活性汚泥を用いた浸出水等の浄化処理に対して本出
願人による上記従来の方法を適用し、その効果及び適用
性等について詳細な検討を行ったところ、以下に示す知
見を得た。すなわち、水処理に供された活性汚泥(余剰
汚泥)を上記従来の方法で処理すると、その汚泥中に含
まれるダイオキシン類は十分な高効率で除去できる。し
かし、被処理水の性状等によっては、被処理水に含まれ
るダイオキシン類の余剰汚泥への吸着や移行が十分では
なく、ダイオキシン類を処理系全体から必ずしも十分に
除去できないことがあった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題点に鑑
みてなされたものであり、被処理水の浄化処理に際し、
被処理水に含まれるダイオキシン類等の難分解性有機塩
素化合物を従来に比してより一層十分に除去できる水処
理方法及び装置を提供することを目的とする。
みてなされたものであり、被処理水の浄化処理に際し、
被処理水に含まれるダイオキシン類等の難分解性有機塩
素化合物を従来に比してより一層十分に除去できる水処
理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、更に以下に示
す知見を得た。一般に、浸出水等の水処理においては、
原水に元来含まれている溶解物質、懸濁物質等の成分
を、活性汚泥による生物処理に先立って予め除去した
り、水質向上のために余剰汚泥を分離した後更に前記成
分の除去を行うことが多い。これらの成分は、一般的に
凝集され、固形分として除去されるが、一部が循環処理
される活性汚泥とは異なり、通常、貯留された後に廃棄
処分されている。そして、本発明者らは、余剰汚泥に移
行しなかったダイオキシン類等の残部がこのような回収
固形分中に有為に含まれ得ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
に、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、更に以下に示
す知見を得た。一般に、浸出水等の水処理においては、
原水に元来含まれている溶解物質、懸濁物質等の成分
を、活性汚泥による生物処理に先立って予め除去した
り、水質向上のために余剰汚泥を分離した後更に前記成
分の除去を行うことが多い。これらの成分は、一般的に
凝集され、固形分として除去されるが、一部が循環処理
される活性汚泥とは異なり、通常、貯留された後に廃棄
処分されている。そして、本発明者らは、余剰汚泥に移
行しなかったダイオキシン類等の残部がこのような回収
固形分中に有為に含まれ得ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち、本発明による水処理方法は、
(1)有機塩素化合物を含有する被処理水を活性汚泥に
より生物処理する生物処理工程を備える方法であって、
(2)生物処理を実施した被処理水に含まれる活性汚泥
を固液分離する活性汚泥分離工程と、(3)被処理水に
凝集剤を添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分離する
凝集汚泥分離工程と、(4)固液分離して得た活性汚泥
及び凝集汚泥のそれぞれの少なくとも一部に還元態(叉
は還元体)窒素を添加し、好気性処理することにより還
元態窒素を酸化する汚泥処理工程とを備えることを特徴
とする。
(1)有機塩素化合物を含有する被処理水を活性汚泥に
より生物処理する生物処理工程を備える方法であって、
(2)生物処理を実施した被処理水に含まれる活性汚泥
を固液分離する活性汚泥分離工程と、(3)被処理水に
凝集剤を添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分離する
凝集汚泥分離工程と、(4)固液分離して得た活性汚泥
及び凝集汚泥のそれぞれの少なくとも一部に還元態(叉
は還元体)窒素を添加し、好気性処理することにより還
元態窒素を酸化する汚泥処理工程とを備えることを特徴
とする。
【0008】このような構成を有する水処理方法におい
ては、生物処理(生物硝化脱窒処理等)に供された活性
汚泥の少なくとも一部を余剰汚泥として汚泥処理工程に
送り、還元態窒素を添加して好気性処理することにより
硝化反応を生起させ、その余剰汚泥中に含まれるダイオ
キシン類等の有機塩素化合物を酸化分解する。それと共
に、被処理水に凝集剤を添加し、例えばその共沈作用に
よって凝集して得られる凝集(沈殿)汚泥をも汚泥処理
工程に導入する。
ては、生物処理(生物硝化脱窒処理等)に供された活性
汚泥の少なくとも一部を余剰汚泥として汚泥処理工程に
送り、還元態窒素を添加して好気性処理することにより
硝化反応を生起させ、その余剰汚泥中に含まれるダイオ
キシン類等の有機塩素化合物を酸化分解する。それと共
に、被処理水に凝集剤を添加し、例えばその共沈作用に
よって凝集して得られる凝集(沈殿)汚泥をも汚泥処理
工程に導入する。
【0009】一般に、凝集剤としては、高分子系凝集
剤、無機系凝集剤等を用いることができ、凝集汚泥とし
ては無機成分を含むものとなるが、生物処理工程で使用
される活性汚泥の一部も含まれ得る。よって、これらを
汚泥処理工程で処理することにより、凝集汚泥に含まれ
る有機塩素化合物も酸化分解される。特に、余剰汚泥と
して生物処理工程に送られた活性汚泥と共に好気性処理
すると、有機塩素化合物の酸化分解効率が高められるの
でより好ましく、凝集汚泥が無機成分を多く含む場合に
殊に有用である。また、この場合、装置構成の簡略化が
図られる。
剤、無機系凝集剤等を用いることができ、凝集汚泥とし
ては無機成分を含むものとなるが、生物処理工程で使用
される活性汚泥の一部も含まれ得る。よって、これらを
汚泥処理工程で処理することにより、凝集汚泥に含まれ
る有機塩素化合物も酸化分解される。特に、余剰汚泥と
して生物処理工程に送られた活性汚泥と共に好気性処理
すると、有機塩素化合物の酸化分解効率が高められるの
でより好ましく、凝集汚泥が無機成分を多く含む場合に
殊に有用である。また、この場合、装置構成の簡略化が
図られる。
【0010】このように、本発明の水処理方法は、余剰
汚泥及び凝集汚泥を生物処理工程の系外へ取り出して生
物硝化処理することにより、それらの汚泥に濃縮吸着等
されたダイオキシン類等の有機塩素化合物を酸化分解な
らしめるものである。このような難分解性の有機塩素化
合物の分解機構は未だ十分に解明されていないが、硝化
菌によって生成されるアンモニアモノオキシナーゼ等の
酸化酵素が関与する酵素反応系において難分解性有機塩
素化合物の酸化分解が促進されるものと推定される。
汚泥及び凝集汚泥を生物処理工程の系外へ取り出して生
物硝化処理することにより、それらの汚泥に濃縮吸着等
されたダイオキシン類等の有機塩素化合物を酸化分解な
らしめるものである。このような難分解性の有機塩素化
合物の分解機構は未だ十分に解明されていないが、硝化
菌によって生成されるアンモニアモノオキシナーゼ等の
酸化酵素が関与する酵素反応系において難分解性有機塩
素化合物の酸化分解が促進されるものと推定される。
【0011】また、具体的には、凝集汚泥分離工程が、
(a)生物処理工程を実施する前に被処理水に凝集剤を
添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分離する第1の凝
集分離ステップを有すると好ましい。
(a)生物処理工程を実施する前に被処理水に凝集剤を
添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分離する第1の凝
集分離ステップを有すると好ましい。
【0012】こうすれば、第1の凝集分離ステップで、
被処理水に元来含まれる溶解物質、懸濁物質等の成分が
凝集して被処理水から有効に除去され、生物処理工程で
の生物処理を一層良好に実施できる。その固形分を含む
凝集汚泥は、生物処理前の被処理水及び懸濁物質等に含
まれるダイオキシン類等の有機塩素化合物を含み得る
が、それらは汚泥処理工程に送られて酸化分解される。
なお、第1の凝集分離ステップで得られる凝集汚泥が主
として無機成分を含むときには、上述の如く、余剰汚泥
と共に汚泥処理工程で酸化(硝化)処理することが望ま
しい。
被処理水に元来含まれる溶解物質、懸濁物質等の成分が
凝集して被処理水から有効に除去され、生物処理工程で
の生物処理を一層良好に実施できる。その固形分を含む
凝集汚泥は、生物処理前の被処理水及び懸濁物質等に含
まれるダイオキシン類等の有機塩素化合物を含み得る
が、それらは汚泥処理工程に送られて酸化分解される。
なお、第1の凝集分離ステップで得られる凝集汚泥が主
として無機成分を含むときには、上述の如く、余剰汚泥
と共に汚泥処理工程で酸化(硝化)処理することが望ま
しい。
【0013】或いは、凝集汚泥分離工程が、(b)活性
汚泥分離工程を実施した後に活性汚泥が分離された被処
理水に凝集剤を添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分
離する第2の凝集分離ステップを有しても好適である。
この場合、第2の凝集分離ステップでは、活性汚泥から
分離された被処理水中に残存する若干の懸濁物質、活性
汚泥等の固形分が凝集分離される。このような固形分を
含む凝集汚泥は、被処理水から分離された活性汚泥へ移
行しなかった有機塩素化合物や、被処理水に残存してい
る固形分そのものに含まれる有機塩素化合物、等を含み
得る。そして、このような有機塩素化合物も汚泥処理工
程において酸化分解される。
汚泥分離工程を実施した後に活性汚泥が分離された被処
理水に凝集剤を添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分
離する第2の凝集分離ステップを有しても好適である。
この場合、第2の凝集分離ステップでは、活性汚泥から
分離された被処理水中に残存する若干の懸濁物質、活性
汚泥等の固形分が凝集分離される。このような固形分を
含む凝集汚泥は、被処理水から分離された活性汚泥へ移
行しなかった有機塩素化合物や、被処理水に残存してい
る固形分そのものに含まれる有機塩素化合物、等を含み
得る。そして、このような有機塩素化合物も汚泥処理工
程において酸化分解される。
【0014】さらに、汚泥処理工程で処理した活性汚泥
及び凝集汚泥と処理済液とを膜分離する膜分離工程を更
に備えると好適であり、この膜分離工程は、汚泥処理工
程を実施した後に実施してもよく、或いは、前記汚泥処
理工程を実施しながら実施してもよい。こうすれば、汚
泥処理工程において有機塩素化合物が分解除去された汚
泥から処理済液から高度に分離できるので、例えば、処
理液を生物処理工程に返送する場合に、汚泥が生物処理
工程へ流入することが防止される。よって、有機塩素化
合物が汚泥中に僅かに残存したとしても、それが生物処
理系へ戻入されてしまうことが抑制される。また、有機
線素化合物が十分に分解除去された汚泥を効率よく回収
できるので、その後の排出叉は回収が平易である。
及び凝集汚泥と処理済液とを膜分離する膜分離工程を更
に備えると好適であり、この膜分離工程は、汚泥処理工
程を実施した後に実施してもよく、或いは、前記汚泥処
理工程を実施しながら実施してもよい。こうすれば、汚
泥処理工程において有機塩素化合物が分解除去された汚
泥から処理済液から高度に分離できるので、例えば、処
理液を生物処理工程に返送する場合に、汚泥が生物処理
工程へ流入することが防止される。よって、有機塩素化
合物が汚泥中に僅かに残存したとしても、それが生物処
理系へ戻入されてしまうことが抑制される。また、有機
線素化合物が十分に分解除去された汚泥を効率よく回収
できるので、その後の排出叉は回収が平易である。
【0015】またさらに、被処理水として浸出水を処理
するときには、第1の凝集分離ステップにおいて、その
浸出水に、カルシウム(Ca)と反応して難水溶性塩を
生じ得る塩を添加すると更に好適である。この場合、そ
の「塩」を溶液の状態で添加してもよいし、そのままの
状態(粉状体、粒状体等の固体)で添加しても構わな
い。
するときには、第1の凝集分離ステップにおいて、その
浸出水に、カルシウム(Ca)と反応して難水溶性塩を
生じ得る塩を添加すると更に好適である。この場合、そ
の「塩」を溶液の状態で添加してもよいし、そのままの
状態(粉状体、粒状体等の固体)で添加しても構わな
い。
【0016】また、廃棄物焼却施設の排ガス中のHCl
を除去するために廉価な消石灰が使用されることが多
い。消石灰に含まれるCaは、経時的に土壌中に浸透
し、やがて浸出水中に移行する。第1の凝集分離ステッ
プで、このような浸出水にCaと反応して難溶性塩を生
じ得る塩、例えばアルカリ金属の炭酸塩等を添加し、更
に凝集剤によって凝集した凝集汚泥を除去する。よっ
て、有機塩素化合物の分解除去に加えて、Caの除去に
よる一層良好な生物処理が行われる。
を除去するために廉価な消石灰が使用されることが多
い。消石灰に含まれるCaは、経時的に土壌中に浸透
し、やがて浸出水中に移行する。第1の凝集分離ステッ
プで、このような浸出水にCaと反応して難溶性塩を生
じ得る塩、例えばアルカリ金属の炭酸塩等を添加し、更
に凝集剤によって凝集した凝集汚泥を除去する。よっ
て、有機塩素化合物の分解除去に加えて、Caの除去に
よる一層良好な生物処理が行われる。
【0017】また、本発明による水処理装置は、本発明
の水処理方法を有効に実施するための装置であり、
(1)有機塩素化合物を含有する被処理水が供給され、
その被処理水が活性汚泥により生物処理される生物処理
部を備えるものであって、(2)生物処理部で生物処理
された被処理水と活性汚泥とが固液分離される活性汚泥
分離部と、(3)被処理水が供給され、凝集剤が添加さ
れ、被処理水中から凝集した固形分が凝集汚泥としてそ
の処理水から固液分離される凝集汚泥分離部と、(4)
活性汚泥分離部と凝集汚泥分離部とに接続されており、
活性汚泥及び凝集汚泥が供給され、且つ、還元態窒素が
供給され、好気性条件下で還元態窒素が酸化される(つ
まり硝化処理される)汚泥処理部と、(5)汚泥処理部
に接続され、叉は、汚泥処理部内に設けられており、活
性汚泥及び凝集汚泥と処理済液とが膜分離される膜分離
部とを更に備えることを特徴とする。
の水処理方法を有効に実施するための装置であり、
(1)有機塩素化合物を含有する被処理水が供給され、
その被処理水が活性汚泥により生物処理される生物処理
部を備えるものであって、(2)生物処理部で生物処理
された被処理水と活性汚泥とが固液分離される活性汚泥
分離部と、(3)被処理水が供給され、凝集剤が添加さ
れ、被処理水中から凝集した固形分が凝集汚泥としてそ
の処理水から固液分離される凝集汚泥分離部と、(4)
活性汚泥分離部と凝集汚泥分離部とに接続されており、
活性汚泥及び凝集汚泥が供給され、且つ、還元態窒素が
供給され、好気性条件下で還元態窒素が酸化される(つ
まり硝化処理される)汚泥処理部と、(5)汚泥処理部
に接続され、叉は、汚泥処理部内に設けられており、活
性汚泥及び凝集汚泥と処理済液とが膜分離される膜分離
部とを更に備えることを特徴とする。
【0018】さらに、凝集汚泥分離部が、生物処理部の
前段に設けられており、且つ、被処理水に凝集剤が添加
されて凝集した凝集汚泥が固液分離される第1の凝集分
離部を有すると好ましい。或いは、凝集汚泥分離部が、
生物処理部の前段に設けられており、且つ、被処理水に
凝集剤が添加されて凝集した凝集汚泥が固液分離される
第2の凝集分離部を有しても有用である。
前段に設けられており、且つ、被処理水に凝集剤が添加
されて凝集した凝集汚泥が固液分離される第1の凝集分
離部を有すると好ましい。或いは、凝集汚泥分離部が、
生物処理部の前段に設けられており、且つ、被処理水に
凝集剤が添加されて凝集した凝集汚泥が固液分離される
第2の凝集分離部を有しても有用である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に
限られるものではない。
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に
限られるものではない。
【0020】図1は、本発明による水処理装置の第一実
施形態を模式的に示す構成図である。水処理装置100
は、ダイオキシン類が含まれる被処理水としての浸出水
Wが供給される前処理槽20,30及び後処理槽70が
連設された凝集沈殿槽50(第1の凝集分離部)の後段
に、それぞれ生物硝化脱窒槽4(生物処理部)、沈殿分
離槽5(活性汚泥分離部)、並びに、前処理槽30及び
後処理槽71が連設された凝集沈殿槽6(第2の凝集分
離部)が順次配置されたものである。これらの各槽のう
ち、凝集沈殿槽6,50が凝集汚泥分離部として機能す
る。
施形態を模式的に示す構成図である。水処理装置100
は、ダイオキシン類が含まれる被処理水としての浸出水
Wが供給される前処理槽20,30及び後処理槽70が
連設された凝集沈殿槽50(第1の凝集分離部)の後段
に、それぞれ生物硝化脱窒槽4(生物処理部)、沈殿分
離槽5(活性汚泥分離部)、並びに、前処理槽30及び
後処理槽71が連設された凝集沈殿槽6(第2の凝集分
離部)が順次配置されたものである。これらの各槽のう
ち、凝集沈殿槽6,50が凝集汚泥分離部として機能す
る。
【0021】また、凝集沈殿槽6の後段には、ろ過塔
7、吸着塔8、及び滅菌槽9が連設されている。さら
に、沈殿分離槽5及び凝集沈殿槽6,50は、配管ライ
ンによって生物反応槽1(汚泥処理部)に接続されてお
り、この生物反応槽1には、膜分離装置2(膜分離部)
を介して汚泥脱水機3が接続されている。
7、吸着塔8、及び滅菌槽9が連設されている。さら
に、沈殿分離槽5及び凝集沈殿槽6,50は、配管ライ
ンによって生物反応槽1(汚泥処理部)に接続されてお
り、この生物反応槽1には、膜分離装置2(膜分離部)
を介して汚泥脱水機3が接続されている。
【0022】前処理槽20には、炭酸ナトリウム(Na
2CO3)等の炭酸塩溶液が貯留された炭酸塩貯留槽21
が接続されており、この前処理槽20に隣接する前処理
槽30には、凝集剤が貯留された凝集剤貯留槽31が接
続されている。この凝集剤としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、イオン性叉は非イオン性高分子
凝集剤、無機系凝集剤等を用いることができる。これら
のうち無機系凝集剤としては、カルシウム系凝集剤(水
酸化カルシウム、酸化カルシウム等)、鉄系凝集剤(塩
化第二鉄、ポリ硫酸鉄等)、アルミニウム系凝集剤(硫
酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等)等が挙げら
れ、これらを単独で或いは二種以上混合して使用するこ
とができる。
2CO3)等の炭酸塩溶液が貯留された炭酸塩貯留槽21
が接続されており、この前処理槽20に隣接する前処理
槽30には、凝集剤が貯留された凝集剤貯留槽31が接
続されている。この凝集剤としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、イオン性叉は非イオン性高分子
凝集剤、無機系凝集剤等を用いることができる。これら
のうち無機系凝集剤としては、カルシウム系凝集剤(水
酸化カルシウム、酸化カルシウム等)、鉄系凝集剤(塩
化第二鉄、ポリ硫酸鉄等)、アルミニウム系凝集剤(硫
酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等)等が挙げら
れ、これらを単独で或いは二種以上混合して使用するこ
とができる。
【0023】また、凝集沈殿槽50は、比重差を利用し
て沈降分離を促進させる型のいわゆる重力沈降分離槽で
あり、掻寄機M1が内設されている。この凝集沈殿槽5
0には、前処理槽20,30を通して浸出水Wが供給さ
れるようになっている。後処理槽70は、pH調整槽
(中和槽)であり、硝酸等の酸を用いて、浸出水Wの液
性を後段の生物硝化脱窒槽4における生物処理に適した
pHとなるように調整するものである。
て沈降分離を促進させる型のいわゆる重力沈降分離槽で
あり、掻寄機M1が内設されている。この凝集沈殿槽5
0には、前処理槽20,30を通して浸出水Wが供給さ
れるようになっている。後処理槽70は、pH調整槽
(中和槽)であり、硝酸等の酸を用いて、浸出水Wの液
性を後段の生物硝化脱窒槽4における生物処理に適した
pHとなるように調整するものである。
【0024】さらに、生物硝化脱窒槽4は、硝化菌及び
脱窒菌等の微生物菌体を含む活性汚泥を有しており、凝
集沈殿槽50で固液分離された上澄水が供給されるよう
になっている。この生物硝化脱窒槽4は、攪拌機M2が
設けられた嫌気性処理槽41と、ブロアBに接続された
散気管を有する曝気攪拌装置Kが設けられた好気性処理
槽42とから構成されるものである。
脱窒菌等の微生物菌体を含む活性汚泥を有しており、凝
集沈殿槽50で固液分離された上澄水が供給されるよう
になっている。この生物硝化脱窒槽4は、攪拌機M2が
設けられた嫌気性処理槽41と、ブロアBに接続された
散気管を有する曝気攪拌装置Kが設けられた好気性処理
槽42とから構成されるものである。
【0025】またさらに、生物硝化脱窒槽4の後段に連
設された沈殿分離槽5及び凝集沈殿槽6は、共に凝集沈
殿槽50と同様に構成された重力沈降分離槽を成してい
る。凝集沈殿槽6には、凝集剤が貯留された凝集剤貯留
槽61が接続されており、この凝集剤としては、例え
ば、上述した凝集剤貯留槽31で用いられるものが挙げ
られる。なお、凝集沈殿槽6の後段の後処理槽71は、
前述した後処理槽70と同様にpH調整槽(中和槽)で
ある。さらにまた、凝集沈殿槽6の後段に配置されたろ
過塔7は、砂、アンスラサイト、活性炭、セラミック
ス、等の各種のろ過材を用いたろ過器を有している。一
方、吸着塔8は、活性炭等の炭素質吸着材といった種々
の吸着媒体が充填された吸着層を有している。
設された沈殿分離槽5及び凝集沈殿槽6は、共に凝集沈
殿槽50と同様に構成された重力沈降分離槽を成してい
る。凝集沈殿槽6には、凝集剤が貯留された凝集剤貯留
槽61が接続されており、この凝集剤としては、例え
ば、上述した凝集剤貯留槽31で用いられるものが挙げ
られる。なお、凝集沈殿槽6の後段の後処理槽71は、
前述した後処理槽70と同様にpH調整槽(中和槽)で
ある。さらにまた、凝集沈殿槽6の後段に配置されたろ
過塔7は、砂、アンスラサイト、活性炭、セラミック
ス、等の各種のろ過材を用いたろ過器を有している。一
方、吸着塔8は、活性炭等の炭素質吸着材といった種々
の吸着媒体が充填された吸着層を有している。
【0026】他方、生物反応槽1は、沈殿分離槽5及び
凝集沈殿槽6,50でそれぞれ固液分離された汚泥が供
給されるものであり、ブロアBに接続された散気管を有
する曝気攪拌装置Kが内設されている。また、生物反応
槽1には、還元態窒素としてのアンモニア水(NH4O
H)が貯留されているアンモニア水貯留槽13が接続さ
れている。この生物反応槽1の後段に設置された膜分離
装置2としては、例えば、浸漬膜を有する膜分離モジュ
ールを備える浸漬型のもの、ケーシング型のもの等が挙
げられる。また、この浸漬膜としては、中空糸、チュー
ブラー、平膜等の膜が例示され、通常は、精密ろ過膜、
限外ろ過膜等を用いると好適である。
凝集沈殿槽6,50でそれぞれ固液分離された汚泥が供
給されるものであり、ブロアBに接続された散気管を有
する曝気攪拌装置Kが内設されている。また、生物反応
槽1には、還元態窒素としてのアンモニア水(NH4O
H)が貯留されているアンモニア水貯留槽13が接続さ
れている。この生物反応槽1の後段に設置された膜分離
装置2としては、例えば、浸漬膜を有する膜分離モジュ
ールを備える浸漬型のもの、ケーシング型のもの等が挙
げられる。また、この浸漬膜としては、中空糸、チュー
ブラー、平膜等の膜が例示され、通常は、精密ろ過膜、
限外ろ過膜等を用いると好適である。
【0027】このように構成された水処理装置100を
用いた本発明による水処理方法の一例について説明す
る。まず、浸出水Wを前処理槽20へ供給すると共に、
炭酸塩貯留槽21から炭酸塩溶液を添加する。浸出水W
には、先述したように消石灰等を起源とするCa(イオ
ン:Ca2+)が含まれていることが多く、炭酸塩溶液中
の炭酸イオン(CO3 2-)と反応し、難水溶性塩である
炭酸カルシウム(CaCO3)が生成し、浸出水W中に
析出する。
用いた本発明による水処理方法の一例について説明す
る。まず、浸出水Wを前処理槽20へ供給すると共に、
炭酸塩貯留槽21から炭酸塩溶液を添加する。浸出水W
には、先述したように消石灰等を起源とするCa(イオ
ン:Ca2+)が含まれていることが多く、炭酸塩溶液中
の炭酸イオン(CO3 2-)と反応し、難水溶性塩である
炭酸カルシウム(CaCO3)が生成し、浸出水W中に
析出する。
【0028】次に、この浸出水Wを前処理槽30へ流入
させると共に、凝集剤貯留槽31から、例えば塩化第二
鉄(FeCl3)等の凝集剤(溶液)を添加した後、凝
集沈殿槽50へ導入する。凝集沈殿槽50では、pH等
の液性を随時調整し、凝集剤の共沈作用によってCaC
O3を含む無機系固形分を凝集せしめる。このとき、浸
出水Wに元来含まれていた懸濁物質(Suspended Solid
s;以下、「SS」という 。)の大部分も共に凝集し得
る。また、浸出水Wに含まれるダイオキシン類等の難分
解性有機塩素化合物は、難溶性でもあるため、SS等に
付着していたり、コロイド状に分散して存在する傾向に
あるので、ダイオキシン類等の一部もSS等と共に凝集
分に移行する。
させると共に、凝集剤貯留槽31から、例えば塩化第二
鉄(FeCl3)等の凝集剤(溶液)を添加した後、凝
集沈殿槽50へ導入する。凝集沈殿槽50では、pH等
の液性を随時調整し、凝集剤の共沈作用によってCaC
O3を含む無機系固形分を凝集せしめる。このとき、浸
出水Wに元来含まれていた懸濁物質(Suspended Solid
s;以下、「SS」という 。)の大部分も共に凝集し得
る。また、浸出水Wに含まれるダイオキシン類等の難分
解性有機塩素化合物は、難溶性でもあるため、SS等に
付着していたり、コロイド状に分散して存在する傾向に
あるので、ダイオキシン類等の一部もSS等と共に凝集
分に移行する。
【0029】掻寄機M1を運転して凝集を促進させた
後、重力沈降分離によって凝集成分と液分とを固液分離
し、凝集した固形分を凝集汚泥として生物反応槽1へ送
出する(第1の凝集分離ステップ)。その一方で、上澄
水である浸出水Wを後処理槽70でpH調整(中和)し
た後、生物硝化脱窒槽4の嫌気性処理槽41へ導入す
る。嫌気性処理槽41では、浸出水Wに空気等を供給す
ることなく、攪拌機M2による攪拌のみを実施して嫌気
性処理(脱窒処理)を行う。さらに、嫌気性処理槽41
で処理した浸出水Wと活性汚泥との混合液を好気性処理
槽42へ導入し、ブロアBを運転して空気等の酸素(O
2)を含むガスを供給しながら好気性処理(硝化処理)
を行う。
後、重力沈降分離によって凝集成分と液分とを固液分離
し、凝集した固形分を凝集汚泥として生物反応槽1へ送
出する(第1の凝集分離ステップ)。その一方で、上澄
水である浸出水Wを後処理槽70でpH調整(中和)し
た後、生物硝化脱窒槽4の嫌気性処理槽41へ導入す
る。嫌気性処理槽41では、浸出水Wに空気等を供給す
ることなく、攪拌機M2による攪拌のみを実施して嫌気
性処理(脱窒処理)を行う。さらに、嫌気性処理槽41
で処理した浸出水Wと活性汚泥との混合液を好気性処理
槽42へ導入し、ブロアBを運転して空気等の酸素(O
2)を含むガスを供給しながら好気性処理(硝化処理)
を行う。
【0030】次いで、好気性処理槽42で処理した浸出
水Wと活性汚泥の混合液の一部を沈殿分離槽5へ供給す
る一方で、他部を嫌気性処理槽41へ返送し、生物硝化
脱窒槽4において浸出水Wの循環処理を実施する(生物
処理工程)。このとき、嫌気性処理槽41では、好気性
処理槽42から循環返送された混合液に含まれる亜硝酸
性窒素(NO2 -−N)や硝酸性窒素(NO3 -−N)が活
性汚泥中の脱窒菌の作用による下記式(1)及び/叉は
式(2); 2NO2 - + 6H+ → 2H2O + 2OH- + N2 …(1) 2NO3 - + 10H+ → 4H2O + 2OH- + N2 …(2) で表される還元反応によって脱窒され、窒素分が窒素ガ
ス(N2)となって放出除去される。
水Wと活性汚泥の混合液の一部を沈殿分離槽5へ供給す
る一方で、他部を嫌気性処理槽41へ返送し、生物硝化
脱窒槽4において浸出水Wの循環処理を実施する(生物
処理工程)。このとき、嫌気性処理槽41では、好気性
処理槽42から循環返送された混合液に含まれる亜硝酸
性窒素(NO2 -−N)や硝酸性窒素(NO3 -−N)が活
性汚泥中の脱窒菌の作用による下記式(1)及び/叉は
式(2); 2NO2 - + 6H+ → 2H2O + 2OH- + N2 …(1) 2NO3 - + 10H+ → 4H2O + 2OH- + N2 …(2) で表される還元反応によって脱窒され、窒素分が窒素ガ
ス(N2)となって放出除去される。
【0031】ここで、脱窒反応の際に用いられる水素
(H+)の供与体(水素供与体)としては、浸出水Wに
含まれているBOD成分(物質)が使われるが、この浸
出水Wの性状や処理の進展に伴ってBOD成分が不足す
る場合には、メタノール等のアルコール、酢酸等の有機
酸といった有機物を水素供与体として嫌気性処理槽41
へ添加してもよい。
(H+)の供与体(水素供与体)としては、浸出水Wに
含まれているBOD成分(物質)が使われるが、この浸
出水Wの性状や処理の進展に伴ってBOD成分が不足す
る場合には、メタノール等のアルコール、酢酸等の有機
酸といった有機物を水素供与体として嫌気性処理槽41
へ添加してもよい。
【0032】また、好気性処理槽42では、槽底部に設
けられた曝気攪拌装置Kからの空気等の曝気によって十
分な攪拌が行われる。これにより、良好な好気性雰囲気
が形成され、嫌気性処理槽41からの混合液中に残存す
るBOD成分が酸化分解される。それと共に、混合液に
含まれるアンモニア性窒素(NH4 +−N)が、活性汚泥
中の硝化菌の作用による下記式(3)及び/叉は式
(4); 2NH4 + + 3O2 → 2NO2 - + 2H2O + 4H+ …(3) 2NO2 - + O2 → 2NO3 - …(4) で表される酸化反応によって硝化され、亜硝酸性窒素
(NO2 -−N)や硝酸性窒素(NO3 -−N)が生成され
る。
けられた曝気攪拌装置Kからの空気等の曝気によって十
分な攪拌が行われる。これにより、良好な好気性雰囲気
が形成され、嫌気性処理槽41からの混合液中に残存す
るBOD成分が酸化分解される。それと共に、混合液に
含まれるアンモニア性窒素(NH4 +−N)が、活性汚泥
中の硝化菌の作用による下記式(3)及び/叉は式
(4); 2NH4 + + 3O2 → 2NO2 - + 2H2O + 4H+ …(3) 2NO2 - + O2 → 2NO3 - …(4) で表される酸化反応によって硝化され、亜硝酸性窒素
(NO2 -−N)や硝酸性窒素(NO3 -−N)が生成され
る。
【0033】このようにして、生物硝化脱窒槽4で浸出
水W中のBOD成分の処理と窒素分の処理の両方を実現
する。この際に、浸出水W中に含まれるダイオキシン類
等の難分解性有機塩素化合物の一部も酸化分解し得る
が、残部は活性汚泥に吸着することにより汚泥側へ移行
する。次に、このような活性汚泥と浸出水Wとを含む混
合液を、沈殿分離槽5において重力沈降分離によって固
液分離する(活性汚泥分離工程)。それから、沈殿した
活性汚泥の一部を嫌気性処理槽41へ戻入して生物処理
に用いる一方で、その残部を余剰汚泥として生物反応槽
1へ送出する。他方、硝化脱窒処理済みの上澄水である
浸出水Wを、凝集沈殿槽6へ送出する。
水W中のBOD成分の処理と窒素分の処理の両方を実現
する。この際に、浸出水W中に含まれるダイオキシン類
等の難分解性有機塩素化合物の一部も酸化分解し得る
が、残部は活性汚泥に吸着することにより汚泥側へ移行
する。次に、このような活性汚泥と浸出水Wとを含む混
合液を、沈殿分離槽5において重力沈降分離によって固
液分離する(活性汚泥分離工程)。それから、沈殿した
活性汚泥の一部を嫌気性処理槽41へ戻入して生物処理
に用いる一方で、その残部を余剰汚泥として生物反応槽
1へ送出する。他方、硝化脱窒処理済みの上澄水である
浸出水Wを、凝集沈殿槽6へ送出する。
【0034】ここで、本発明者らの知見によれば、一般
的な浸出水Wに含まれる難分解性有機塩素化合物のうち
ダイオキシン類の含有量は、例えば、概ね0.2〜50
pg−TEQ/l(“TEQ”は毒性等量数を示し、
“l”はリットルを示す。以下同様。)であり、凝集沈
殿槽6に供給される上澄水に含有されるダイオキシン類
の濃度は、例えば、0.1〜10pg−TEQ/l程度
である。また、生物反応槽1へ送られる余剰汚泥には、
約15pg−TEQ/g−dry(“g−dry”は、
乾燥汚泥の重量あたりであることを示す。以下同様。)
のダイオキシン類が含まれる。
的な浸出水Wに含まれる難分解性有機塩素化合物のうち
ダイオキシン類の含有量は、例えば、概ね0.2〜50
pg−TEQ/l(“TEQ”は毒性等量数を示し、
“l”はリットルを示す。以下同様。)であり、凝集沈
殿槽6に供給される上澄水に含有されるダイオキシン類
の濃度は、例えば、0.1〜10pg−TEQ/l程度
である。また、生物反応槽1へ送られる余剰汚泥には、
約15pg−TEQ/g−dry(“g−dry”は、
乾燥汚泥の重量あたりであることを示す。以下同様。)
のダイオキシン類が含まれる。
【0035】次いで、凝集沈殿槽6では、前述した凝集
沈殿槽50におけるのと同様にして沈殿分離槽5で得ら
れた上澄水としての浸出水Wに凝集剤貯留槽61から凝
集剤(溶液)を添加する。沈殿分離槽5から送出された
浸出水Wには、微細な浮遊固形分が残存するが、凝集剤
の添加により凝集して比較的大きな粒子となる。これに
より、微細な浮遊固形分は沈降し易くなり、重力沈降分
離によって固液分離されると共に、上澄水中に含まれる
ダイオキシン類等が凝集成分へ吸着移行する。また、こ
のとき、上澄水中に残存していた活性汚泥、SS成分そ
の他の固形分も共に凝集され液分から分離される。
沈殿槽50におけるのと同様にして沈殿分離槽5で得ら
れた上澄水としての浸出水Wに凝集剤貯留槽61から凝
集剤(溶液)を添加する。沈殿分離槽5から送出された
浸出水Wには、微細な浮遊固形分が残存するが、凝集剤
の添加により凝集して比較的大きな粒子となる。これに
より、微細な浮遊固形分は沈降し易くなり、重力沈降分
離によって固液分離されると共に、上澄水中に含まれる
ダイオキシン類等が凝集成分へ吸着移行する。また、こ
のとき、上澄水中に残存していた活性汚泥、SS成分そ
の他の固形分も共に凝集され液分から分離される。
【0036】次いで、凝集した固形分を凝集汚泥として
生物反応槽1へ送出する一方、上澄水である浸出水Wを
ろ過塔7へ導入してろ過処理を行ってから、吸着塔8へ
導入して微粒子状物質を取り除き、更に滅菌槽9におい
て滅菌処理を施した後、処理済水Wsとして系外へ排出
する。この処理済水Wsにおけるダイオキシン類等の難
分解性有機塩素化合物の含有濃度は、概ね0.01〜1
pg−TEQ/l程度まで低減され、河川等への放流が
十分に可能なレベルとされる。
生物反応槽1へ送出する一方、上澄水である浸出水Wを
ろ過塔7へ導入してろ過処理を行ってから、吸着塔8へ
導入して微粒子状物質を取り除き、更に滅菌槽9におい
て滅菌処理を施した後、処理済水Wsとして系外へ排出
する。この処理済水Wsにおけるダイオキシン類等の難
分解性有機塩素化合物の含有濃度は、概ね0.01〜1
pg−TEQ/l程度まで低減され、河川等への放流が
十分に可能なレベルとされる。
【0037】他方、生物反応槽1では、沈殿分離槽5及
び凝集沈殿槽6,50からそれぞれ送出された余剰汚泥
(活性汚泥)及び凝集汚泥の混合物(以下、「混合汚泥
D」という)に、アンモニア水貯留槽13からアンモニ
ア水を添加すると共に、ブロアBからの空気等の酸素を
含むガスを曝気攪拌装置Kから供給する。これにより、
混合汚泥Dに添加されたアンモニア性窒素(NH4 +−
N)が、汚泥中の硝化菌の作用による上記式(3)及び
/叉は式(4)で表される酸化反応によって硝化され
る。
び凝集沈殿槽6,50からそれぞれ送出された余剰汚泥
(活性汚泥)及び凝集汚泥の混合物(以下、「混合汚泥
D」という)に、アンモニア水貯留槽13からアンモニ
ア水を添加すると共に、ブロアBからの空気等の酸素を
含むガスを曝気攪拌装置Kから供給する。これにより、
混合汚泥Dに添加されたアンモニア性窒素(NH4 +−
N)が、汚泥中の硝化菌の作用による上記式(3)及び
/叉は式(4)で表される酸化反応によって硝化され
る。
【0038】沈殿分離槽5から送られた余剰汚泥は、生
物硝化脱窒槽4における脱窒処理を経たものであり、つ
まり脱窒素により還元態窒素の含有量が低下している
が、アンモニア水の添加によって還元態窒素の含有濃度
が高められ、上述の硝化反応が良好に進行する。このよ
うに、生物反応槽1において言わば強制的に生物学的硝
化反応を生起させると、それと共に混合汚泥Dに含まれ
るダイオキシン類等の難分解性有機塩素化合物の分解が
格段に促進され、最終的に低級炭化水素、二酸化炭素、
水等に転換されて無害化される(汚泥処理工程)。
物硝化脱窒槽4における脱窒処理を経たものであり、つ
まり脱窒素により還元態窒素の含有量が低下している
が、アンモニア水の添加によって還元態窒素の含有濃度
が高められ、上述の硝化反応が良好に進行する。このよ
うに、生物反応槽1において言わば強制的に生物学的硝
化反応を生起させると、それと共に混合汚泥Dに含まれ
るダイオキシン類等の難分解性有機塩素化合物の分解が
格段に促進され、最終的に低級炭化水素、二酸化炭素、
水等に転換されて無害化される(汚泥処理工程)。
【0039】このようなダイオキシン類等の分解機構は
まだ十分に解明されてはいないが、硝化菌によって産生
されるアンモニアモノオキシゲナーゼ等の酸化酵素が関
与する酵素反応系において、ダイオキシン類等の酸化が
同時に生じるためと考えられる。おそらく、アンモニア
モノオキシゲナーゼ等がダイオキシン類等に作用し、式
(3)及び/叉は式(4)に示す硝化反応と並行してダ
イオキシン類が酸化される共酸化( co-oxydation )反
応のような一種の共役反応が進行していると推定され
る。
まだ十分に解明されてはいないが、硝化菌によって産生
されるアンモニアモノオキシゲナーゼ等の酸化酵素が関
与する酵素反応系において、ダイオキシン類等の酸化が
同時に生じるためと考えられる。おそらく、アンモニア
モノオキシゲナーゼ等がダイオキシン類等に作用し、式
(3)及び/叉は式(4)に示す硝化反応と並行してダ
イオキシン類が酸化される共酸化( co-oxydation )反
応のような一種の共役反応が進行していると推定され
る。
【0040】次いで、生物反応槽1で所定の時間、硝化
処理を行った後、その混合汚泥Dを膜分離装置2へ導入
し、膜ろ過によって液分と固形分とに分離する(膜分離
工程)。得られた液分である膜分離液には、硝酸性窒素
等の酸化態(叉は酸化体)窒素が多く含まれているた
め、生物硝化脱窒槽4の嫌気性処理槽41へ戻入する。
他方、固形分である処理済みの混合汚泥Dを汚泥脱水機
3へ送って脱水処理した後、脱水汚泥Dsとして系外へ
排出し、処分に供する。また、汚泥脱水機3において脱
水汚泥Dsから分離された脱水分離液も硝酸性窒素等を
含むため、嫌気性処理槽41へ戻入する。
処理を行った後、その混合汚泥Dを膜分離装置2へ導入
し、膜ろ過によって液分と固形分とに分離する(膜分離
工程)。得られた液分である膜分離液には、硝酸性窒素
等の酸化態(叉は酸化体)窒素が多く含まれているた
め、生物硝化脱窒槽4の嫌気性処理槽41へ戻入する。
他方、固形分である処理済みの混合汚泥Dを汚泥脱水機
3へ送って脱水処理した後、脱水汚泥Dsとして系外へ
排出し、処分に供する。また、汚泥脱水機3において脱
水汚泥Dsから分離された脱水分離液も硝酸性窒素等を
含むため、嫌気性処理槽41へ戻入する。
【0041】このように構成された水処理装置100及
びこれを用いた水処理方法によれば、生物反応槽1にお
いて混合汚泥Dに還元態窒素であるアンモニア水を添加
して硝化反応を生起させることにより、混合汚泥Dに吸
着する等によって含まれるダイオキシン類等の難分解性
有機塩素化合物をも酸化分解し無害化する。そして、こ
の混合汚泥Dは、浸出水Wの生物硝化脱窒処理に用いた
活性汚泥のみならず、浸出水Wから凝集させた凝集汚泥
を含むものであり、混合汚泥Dには浸出水Wからのダイ
オキシン類等の大部分が回収される。
びこれを用いた水処理方法によれば、生物反応槽1にお
いて混合汚泥Dに還元態窒素であるアンモニア水を添加
して硝化反応を生起させることにより、混合汚泥Dに吸
着する等によって含まれるダイオキシン類等の難分解性
有機塩素化合物をも酸化分解し無害化する。そして、こ
の混合汚泥Dは、浸出水Wの生物硝化脱窒処理に用いた
活性汚泥のみならず、浸出水Wから凝集させた凝集汚泥
を含むものであり、混合汚泥Dには浸出水Wからのダイ
オキシン類等の大部分が回収される。
【0042】よって、処理済水Wsに含まれるダイオキ
シン類等の難分解性有機塩素化合物の濃度を十分に低減
できると共に、浸出水Wから回収したダイオキシン類等
の殆どを無害化できる。したがって、ダイオキシン類等
が水処理装置100の系外へ排出されてしまうおそれが
極めて少ない。これに対し、浸出水W等の被処理水から
凝集成分を回収することは従来も多々行われているもの
の、通常、これらは貯蔵されたり、その後に管理処分さ
れていた。すなわち、本発明によれば、かかる従来の方
法に比して、系外へのダイオキシン類等の排出を格別に
抑制することができる。
シン類等の難分解性有機塩素化合物の濃度を十分に低減
できると共に、浸出水Wから回収したダイオキシン類等
の殆どを無害化できる。したがって、ダイオキシン類等
が水処理装置100の系外へ排出されてしまうおそれが
極めて少ない。これに対し、浸出水W等の被処理水から
凝集成分を回収することは従来も多々行われているもの
の、通常、これらは貯蔵されたり、その後に管理処分さ
れていた。すなわち、本発明によれば、かかる従来の方
法に比して、系外へのダイオキシン類等の排出を格別に
抑制することができる。
【0043】また、凝集汚泥は、活性汚泥の一部である
余剰汚泥のように微生物菌体を殆ど含まないか、含んで
も少量であるので、凝集汚泥を単独で処理する場合に
は、硝化菌等の菌体を別途添加する必要があり得る。こ
のようにしても凝集汚泥中のダイオキシン類等の分解処
理を実施できるものの、手間及び工数の軽減、及び、装
置構成の簡略化の観点からは改善が望まれる。これに対
し、水処理装置100を用いれば、凝集汚泥を余剰汚泥
と混合して単一の生物反応槽1内で硝化処理するので、
手間や工数の増大及び装置構成の複雑化を防止できる。
さらに、上記従来の凝集汚泥を貯留していたような装置
構成に比べれば、装置規模を逆に縮小できる利点があ
る。
余剰汚泥のように微生物菌体を殆ど含まないか、含んで
も少量であるので、凝集汚泥を単独で処理する場合に
は、硝化菌等の菌体を別途添加する必要があり得る。こ
のようにしても凝集汚泥中のダイオキシン類等の分解処
理を実施できるものの、手間及び工数の軽減、及び、装
置構成の簡略化の観点からは改善が望まれる。これに対
し、水処理装置100を用いれば、凝集汚泥を余剰汚泥
と混合して単一の生物反応槽1内で硝化処理するので、
手間や工数の増大及び装置構成の複雑化を防止できる。
さらに、上記従来の凝集汚泥を貯留していたような装置
構成に比べれば、装置規模を逆に縮小できる利点があ
る。
【0044】またさらに、浸出水Wの生物硝化脱窒処理
に先立って凝集沈殿槽50で凝集処理して得た凝集汚泥
と、生物硝化脱窒処理後に凝集沈殿槽6で凝集処理して
得た凝集汚泥との両方を生物反応槽1へ導入して一括処
理するので、浸出水Wから除去したダイオキシン類等の
系外への排出を一層抑止することが可能となる。
に先立って凝集沈殿槽50で凝集処理して得た凝集汚泥
と、生物硝化脱窒処理後に凝集沈殿槽6で凝集処理して
得た凝集汚泥との両方を生物反応槽1へ導入して一括処
理するので、浸出水Wから除去したダイオキシン類等の
系外への排出を一層抑止することが可能となる。
【0045】さらにまた、ダイオキシン類等の難分解性
有機塩素化合物を分解処理した後の混合汚泥Dを膜分離
装置2によって固液分離するので、膜分離液と固形分
(汚泥分)との高度な分離が可能となり、嫌気性処理槽
41へ戻入する膜分離液中に汚泥が混入することを十分
に防止できる。
有機塩素化合物を分解処理した後の混合汚泥Dを膜分離
装置2によって固液分離するので、膜分離液と固形分
(汚泥分)との高度な分離が可能となり、嫌気性処理槽
41へ戻入する膜分離液中に汚泥が混入することを十分
に防止できる。
【0046】加えて、前処理槽20を設けて浸出水Wに
炭酸塩を添加し、生じた炭酸カルシウムを凝集させ、生
物硝化脱窒処理前に浸出水Wから除去するので、ダイオ
キシン類等の有機塩素化合物の分解除去効率が向上され
るだけでなく、浄化性能が向上されて処理済水Wsの水
質を一層良化できる。
炭酸塩を添加し、生じた炭酸カルシウムを凝集させ、生
物硝化脱窒処理前に浸出水Wから除去するので、ダイオ
キシン類等の有機塩素化合物の分解除去効率が向上され
るだけでなく、浄化性能が向上されて処理済水Wsの水
質を一層良化できる。
【0047】図2は、本発明による水処理装置の第二実
施形態を模式的に示す構成図である。水処理装置200
は、生物反応槽1及び膜分離装置2の代りに、膜分離モ
ジュール25(膜分離部)が設けられた生物反応槽15
(汚泥処理部)を備えること以外は、図1に示す水処理
装置100と同様に構成されたものである。膜分離モジ
ュール25としては、特に制限されないが、平膜、中空
糸膜等を複数有する浸漬型のモジュールを用いると好適
である。
施形態を模式的に示す構成図である。水処理装置200
は、生物反応槽1及び膜分離装置2の代りに、膜分離モ
ジュール25(膜分離部)が設けられた生物反応槽15
(汚泥処理部)を備えること以外は、図1に示す水処理
装置100と同様に構成されたものである。膜分離モジ
ュール25としては、特に制限されないが、平膜、中空
糸膜等を複数有する浸漬型のモジュールを用いると好適
である。
【0048】このような構成を有する水処理装置200
においては、生物反応槽15に導入された余剰汚泥及び
凝集汚泥の混合汚泥Dに、アンモニア水を添加し、空気
等のガスを供給して攪拌曝気しながら、膜分離モジュー
ル25による膜分離を行う(膜分離工程)。これによ
り、混合汚泥Dの硝化反応によるダイオキシン類等の分
解を行いつつ、膜分離液を連続的に嫌気性処理槽41へ
戻入することができる。よって、より効率的な混合汚泥
Dの生物処理を達成できる。なお、これ以外の処理手順
及び作用効果については、前述した水処理装置100に
おけるのと同様であるので、ここでの説明は省略する。
においては、生物反応槽15に導入された余剰汚泥及び
凝集汚泥の混合汚泥Dに、アンモニア水を添加し、空気
等のガスを供給して攪拌曝気しながら、膜分離モジュー
ル25による膜分離を行う(膜分離工程)。これによ
り、混合汚泥Dの硝化反応によるダイオキシン類等の分
解を行いつつ、膜分離液を連続的に嫌気性処理槽41へ
戻入することができる。よって、より効率的な混合汚泥
Dの生物処理を達成できる。なお、これ以外の処理手順
及び作用効果については、前述した水処理装置100に
おけるのと同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0049】図3は、本発明による水処理装置の第三実
施形態を模式的に示す構成図である。水処理装置300
は、生物反応槽1と膜分離装置2との間に嫌気性処理槽
60が設置されたこと以外は、図1に示す水処理装置1
00と同等の構成を有するものである。この嫌気性処理
槽60は、生物硝化脱窒槽4を構成する嫌気性処理槽4
1と同様、内部に攪拌機M2が設けられている。
施形態を模式的に示す構成図である。水処理装置300
は、生物反応槽1と膜分離装置2との間に嫌気性処理槽
60が設置されたこと以外は、図1に示す水処理装置1
00と同等の構成を有するものである。この嫌気性処理
槽60は、生物硝化脱窒槽4を構成する嫌気性処理槽4
1と同様、内部に攪拌機M2が設けられている。
【0050】かかる構成を有する水処理装置300にお
いては、生物反応槽1で硝化処理された混合汚泥Dを嫌
気性処理槽41へ導入し、攪拌機M2のみの運転により
嫌気性処理を行う。硝化処理を経た混合汚泥D中には硝
酸性窒素等の酸化態窒素が含まれており、嫌気性処理槽
41における嫌気性処理によって脱窒菌の作用による還
元反応が生起され、脱窒が行われる。
いては、生物反応槽1で硝化処理された混合汚泥Dを嫌
気性処理槽41へ導入し、攪拌機M2のみの運転により
嫌気性処理を行う。硝化処理を経た混合汚泥D中には硝
酸性窒素等の酸化態窒素が含まれており、嫌気性処理槽
41における嫌気性処理によって脱窒菌の作用による還
元反応が生起され、脱窒が行われる。
【0051】また、この状態で更に嫌気性状態を維持す
ると、混合汚泥Dに含まれる硝化菌等の微生物菌体が解
体され、これに伴って、混合汚泥Dに僅少量残存するダ
イオキシン類等の分解が生じ得る。この作用機構の詳細
は未解明であるが、硝化菌に産生されていたモノオキシ
ゲナーゼ等の酸化酵素が菌体の解体によって溶出し、こ
の酵素が介在する共酸化反応によって有機塩素化合物の
酸化分解が促進されることによると推定される。
ると、混合汚泥Dに含まれる硝化菌等の微生物菌体が解
体され、これに伴って、混合汚泥Dに僅少量残存するダ
イオキシン類等の分解が生じ得る。この作用機構の詳細
は未解明であるが、硝化菌に産生されていたモノオキシ
ゲナーゼ等の酸化酵素が菌体の解体によって溶出し、こ
の酵素が介在する共酸化反応によって有機塩素化合物の
酸化分解が促進されることによると推定される。
【0052】よって、水処理装置300及びこれを用い
た本発明の水処理方法によれば、生物反応槽1及び嫌気
性処理槽60の両方において、混合汚泥Dに含まれるダ
イオキシン類等の難溶性有機塩素化合物の分解が行われ
るので、それらの無害化を更に増進することができる。
なお、これら以外の処理手順及び作用効果については、
前述した水処理装置100におけるのと同様であるの
で、ここでの説明は省略する。
た本発明の水処理方法によれば、生物反応槽1及び嫌気
性処理槽60の両方において、混合汚泥Dに含まれるダ
イオキシン類等の難溶性有機塩素化合物の分解が行われ
るので、それらの無害化を更に増進することができる。
なお、これら以外の処理手順及び作用効果については、
前述した水処理装置100におけるのと同様であるの
で、ここでの説明は省略する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水処理装
置及び水処理方法によれば、浸出水等の被処理水の浄化
処理に際し、被処理水に含まれるダイオキシン類等の難
分解性有機塩素化合物を従来に比してより一層十分に除
去できると共に、回収除去した有機塩素化合物の無害化
性能を向上でき、系外への有機塩素化合物の排出量を格
段に低減することが可能となる。
置及び水処理方法によれば、浸出水等の被処理水の浄化
処理に際し、被処理水に含まれるダイオキシン類等の難
分解性有機塩素化合物を従来に比してより一層十分に除
去できると共に、回収除去した有機塩素化合物の無害化
性能を向上でき、系外への有機塩素化合物の排出量を格
段に低減することが可能となる。
【図1】本発明による水処理装置の第一実施形態を模式
的に示す構成図である。
的に示す構成図である。
【図2】本発明による水処理装置の第二実施形態を模式
的に示す構成図である。
的に示す構成図である。
【図3】本発明による水処理装置の第三実施形態を模式
的に示す構成図である。
的に示す構成図である。
1,15…生物反応槽(汚泥処理部)、2…膜分離装置
(膜分離部)、3…汚泥脱水機、4…生物硝化脱窒槽
(生物処理部)、5…沈殿分離槽(活性汚泥分離部)、
6…凝集沈殿槽(第2の凝集分離部)、13…アンモニ
ア水貯留槽、20,30…前処理槽、21…炭酸塩貯留
槽、25…膜分離モジュール(膜分離部)、31,61
…凝集剤貯留槽、41,60…嫌気性処理槽、42…好
気性処理槽、50…凝集沈殿槽(第1の凝集分離部)、
100,200,300…水処理装置、D…混合汚泥、
W…浸出水(被処理水)。
(膜分離部)、3…汚泥脱水機、4…生物硝化脱窒槽
(生物処理部)、5…沈殿分離槽(活性汚泥分離部)、
6…凝集沈殿槽(第2の凝集分離部)、13…アンモニ
ア水貯留槽、20,30…前処理槽、21…炭酸塩貯留
槽、25…膜分離モジュール(膜分離部)、31,61
…凝集剤貯留槽、41,60…嫌気性処理槽、42…好
気性処理槽、50…凝集沈殿槽(第1の凝集分離部)、
100,200,300…水処理装置、D…混合汚泥、
W…浸出水(被処理水)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 3/12 C02F 3/12 V ZAB ZABD 9/00 501 9/00 501C 502 502P 502Z 503 503C 504 504A 504E (72)発明者 三木 康平 神奈川県平塚市夕陽ヶ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 Fターム(参考) 4D015 BA23 BB05 CA02 DA17 DB01 EA12 EA32 FA01 FA12 FA17 FA22 FA26 4D028 AB00 AC01 BB07 BD16 BE04 BE08 4D038 AA08 AB59 BB06 BB13 BB17 BB18 BB19 4D059 AA05 AA06 AA18 BA01 BA31 BE55 BE56 CA28 DA41
Claims (7)
- 【請求項1】 有機塩素化合物を含有する被処理水を活
性汚泥により生物処理する生物処理工程を備える水処理
方法であって、 生物処理を実施した被処理水に含まれる活性汚泥を固液
分離する活性汚泥分離工程と、 前記被処理水に凝集剤を添加して凝集せしめた凝集汚泥
を固液分離する凝集汚泥分離工程と、 前記固液分離して得た活性汚泥及び凝集汚泥のそれぞれ
の少なくとも一部に還元態窒素を添加し、好気性処理す
ることにより該還元態窒素を酸化する汚泥処理工程と、
を備えることを特徴とする水処理方法。 - 【請求項2】 前記凝集汚泥分離工程が、 前記生物処理工程を実施する前に、前記被処理水に凝集
剤を添加して凝集せしめた凝集汚泥を固液分離する第1
の凝集分離ステップを有する、ことを特徴とする請求項
1記載の水処理方法。 - 【請求項3】 前記凝集汚泥分離工程が、 前記活性汚泥分離工程を実施した後に、前記活性汚泥が
分離された前記被処理水に凝集剤を添加して凝集せしめ
た凝集汚泥を固液分離する第2の凝集分離ステップを有
する、ことを特徴とする請求項1記載の水処理方法。 - 【請求項4】 前記被処理水として浸出水を処理し、 前記第1の凝集分離ステップにおいては、前記浸出水
に、カルシウム(Ca)と反応して難水溶性塩を生じ得
る塩を添加する、ことを特徴とする請求項1〜3のいず
れか一項に記載の水処理方法。 - 【請求項5】 有機塩素化合物を含有する被処理水が供
給され、該被処理水が活性汚泥により生物処理される生
物処理部を備える水処理装置であって、 前記生物処理部で生物処理された被処理水と前記活性汚
泥とが固液分離される活性汚泥分離部と、 前記被処理水が供給され、凝集剤が添加され、該被処理
水中から凝集した固形分が凝集汚泥として該処理水から
固液分離される凝集汚泥分離部と、 前記活性汚泥分離部と前記凝集汚泥分離部とに接続され
ており、前記活性汚泥及び前記凝集汚泥が供給され、且
つ、還元態窒素が供給され、好気性条件下で該還元態窒
素が酸化される汚泥処理部と、を更に備えることを特徴
とする水処理装置。 - 【請求項6】 前記凝集汚泥分離部が、 前記生物処理部の前段に設けられており、且つ、前記被
処理水に凝集剤が添加されて凝集した凝集汚泥が固液分
離される第1の凝集分離部を有する、ことを特徴とする
請求項5記載の水処理装置。 - 【請求項7】 前記凝集汚泥分離部が、 前記生物処理部の前段に設けられており、且つ、前記被
処理水に凝集剤が添加されて凝集した凝集汚泥が固液分
離される第2の凝集分離部を有する、ことを特徴とする
請求項5記載の水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001165224A JP2002355695A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 水処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001165224A JP2002355695A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 水処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002355695A true JP2002355695A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=19007924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001165224A Withdrawn JP2002355695A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 水処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002355695A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193189A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Kurita Water Ind Ltd | 嫌気性処理方法および装置 |
| WO2013097460A1 (zh) * | 2011-12-30 | 2013-07-04 | 深圳市能源环保有限公司 | 污水预处理系统及污水预处理方法 |
| JP2016034618A (ja) * | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 株式会社Ihi | 活性汚泥処理システム |
| JP2019209324A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-12 | 大矢建設工業株式会社 | 排水処理システム及び排水処理方法 |
| CN113292214A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-08-24 | 浙江大学 | 基于底泥性质进行分类处理的重金属去除生物淋滤工艺 |
| KR102449538B1 (ko) * | 2021-07-12 | 2022-09-30 | 이승준 | 폐수 및 오수 처리 패키지 시스템 |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001165224A patent/JP2002355695A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193189A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Kurita Water Ind Ltd | 嫌気性処理方法および装置 |
| WO2013097460A1 (zh) * | 2011-12-30 | 2013-07-04 | 深圳市能源环保有限公司 | 污水预处理系统及污水预处理方法 |
| JP2016034618A (ja) * | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 株式会社Ihi | 活性汚泥処理システム |
| JP2019209324A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-12 | 大矢建設工業株式会社 | 排水処理システム及び排水処理方法 |
| CN113292214A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-08-24 | 浙江大学 | 基于底泥性质进行分类处理的重金属去除生物淋滤工艺 |
| KR102449538B1 (ko) * | 2021-07-12 | 2022-09-30 | 이승준 | 폐수 및 오수 처리 패키지 시스템 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105399287B (zh) | 一种难降解有机废水综合处理和零排放处理方法及其系统 | |
| JP2002011498A (ja) | 浸出水の処理装置 | |
| CN106731774A (zh) | 一种废气、污水协同处理系统及方法 | |
| JP2002273494A (ja) | 無機塩を含む有機性固形物、特に下水汚泥の処理方法 | |
| JPH09108690A (ja) | リン含有汚水の処理方法 | |
| JPH10277568A (ja) | 有機物含有廃水の処理方法 | |
| JP2002355695A (ja) | 水処理方法及び装置 | |
| JP2992692B2 (ja) | 下水の浄化処理方法及び装置 | |
| JP3653427B2 (ja) | 豆腐排水処理方法及び設備 | |
| JP2003088892A (ja) | 有機性廃水処理装置 | |
| JP3377346B2 (ja) | 有機性廃水の処理方法およびその装置 | |
| JP2002177981A (ja) | 廃水処理方法及び装置 | |
| JP2005185967A (ja) | 有機性廃水の処理方法及び処理装置 | |
| JP4166881B2 (ja) | 排水処理方法及び装置 | |
| JP3835922B2 (ja) | 排煙脱硫排水の処理方法 | |
| JP4667910B2 (ja) | 廃棄物の処理方法及び処理設備 | |
| JP2002079294A (ja) | 生物脱硫方法及び生物脱硫装置 | |
| JP2002326088A (ja) | リン、cod含有水の処理方法及び装置 | |
| JP4647814B2 (ja) | 有機性排水の処理装置 | |
| JP3373138B2 (ja) | 有機廃水の処理方法及び装置 | |
| JP2000354892A (ja) | 難分解性有機物含有水の処理装置 | |
| JP3832888B2 (ja) | 浄化装置の運転方法 | |
| JP3868535B2 (ja) | 乾式脱硫排水の処理方法 | |
| JP3215619B2 (ja) | 浄化装置及びその運転方法 | |
| JP2001047091A (ja) | 難分解性有機物含有水の処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070628 |
|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20071011 |
|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080805 |