JP2002352735A - プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法Info
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- JP2002352735A JP2002352735A JP2002151372A JP2002151372A JP2002352735A JP 2002352735 A JP2002352735 A JP 2002352735A JP 2002151372 A JP2002151372 A JP 2002151372A JP 2002151372 A JP2002151372 A JP 2002151372A JP 2002352735 A JP2002352735 A JP 2002352735A
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】発光効率を従来より高めることによって、微細
なセル構造の場合にも高い発光効率で動作させることの
できるPDP及びその製造方法を提供する。 【解決手段】各セル内において、第1の蛍光体層31
は、前面パネル10上の保護層14上のほぼ全面に均一
的に形成されている。ただし、表示電極12の表面上の
箇所では切り欠かれている。一方、第2の蛍光体層32
は、背面パネル20上の隔壁30と隔壁30の間におい
て、可視光反射層23の表面上と隔壁30の側面上にわ
たって形成されている。第1の蛍光体層31の平均厚さ
d1は、第2の蛍光体層32の背面ガラス基板21の表
面に沿う部分32aの平均厚さd2及び隔壁30の表面
に沿う部分32bの平均厚さd3のいずれよりも小さく
設定することが好ましい。
なセル構造の場合にも高い発光効率で動作させることの
できるPDP及びその製造方法を提供する。 【解決手段】各セル内において、第1の蛍光体層31
は、前面パネル10上の保護層14上のほぼ全面に均一
的に形成されている。ただし、表示電極12の表面上の
箇所では切り欠かれている。一方、第2の蛍光体層32
は、背面パネル20上の隔壁30と隔壁30の間におい
て、可視光反射層23の表面上と隔壁30の側面上にわ
たって形成されている。第1の蛍光体層31の平均厚さ
d1は、第2の蛍光体層32の背面ガラス基板21の表
面に沿う部分32aの平均厚さd2及び隔壁30の表面
に沿う部分32bの平均厚さd3のいずれよりも小さく
設定することが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字あるいは画像
表示用のカラーテレビジョン受像機やディスプレイ等に
使用するプラズマディスプレイパネルに関するものであ
る。
表示用のカラーテレビジョン受像機やディスプレイ等に
使用するプラズマディスプレイパネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイビジョンをはじめとする高品
位で大画面のテレビに対する期待が高まっている中で、
CRT,液晶ディスプレイ(以下、LCDと記載す
る),プラズマディスプレイパネル(Plasma Display P
anel,以下PDPと記載する)といった各ディスプレイ
の分野において、これに適したディスプレイの開発が進
められている。
位で大画面のテレビに対する期待が高まっている中で、
CRT,液晶ディスプレイ(以下、LCDと記載す
る),プラズマディスプレイパネル(Plasma Display P
anel,以下PDPと記載する)といった各ディスプレイ
の分野において、これに適したディスプレイの開発が進
められている。
【0003】従来からテレビのディスプレイとして広く
用いられているCRTは、解像度・画質の点で優れてい
るが、画面の大きさに伴って奥行き及び重量が大きくな
る点で40インチ以上の大画面には不向きである。ま
た、LCDは、消費電力が少なく、駆動電圧も低いとい
う優れた性能を有しているが、大画面を作製するのに技
術上の困難性があり、視野角にも限界がある。
用いられているCRTは、解像度・画質の点で優れてい
るが、画面の大きさに伴って奥行き及び重量が大きくな
る点で40インチ以上の大画面には不向きである。ま
た、LCDは、消費電力が少なく、駆動電圧も低いとい
う優れた性能を有しているが、大画面を作製するのに技
術上の困難性があり、視野角にも限界がある。
【0004】これに対して、PDPは、小さい奥行きで
大画面を実現することが可能であって、既に40インチ
クラスの製品も開発されている。PDPは、駆動方式に
よって直流型(DC型)と交流型(AC型)とに大別さ
れ、DC型では、一般的に電極が放電空間に露出し隔壁
が井桁状に形成されているのに対して、AC型では、電
極上に誘電体ガラス層が配設され隔壁がストライプ状に
形成されており、微細なセル構造を形成するのに適した
構造となっている。
大画面を実現することが可能であって、既に40インチ
クラスの製品も開発されている。PDPは、駆動方式に
よって直流型(DC型)と交流型(AC型)とに大別さ
れ、DC型では、一般的に電極が放電空間に露出し隔壁
が井桁状に形成されているのに対して、AC型では、電
極上に誘電体ガラス層が配設され隔壁がストライプ状に
形成されており、微細なセル構造を形成するのに適した
構造となっている。
【0005】図6は、交流型(AC型)のPDPの一例
を示す概略断面図である。図6において、61は前面ガ
ラス基板であり、この前面ガラス基板61上に表示電極
62が配設され、その上から誘電体ガラス層63及び酸
化マグネシウム(MgO)からなる誘電体保護層64で
覆われている(例えば特開平5−342991号公報参
照)。
を示す概略断面図である。図6において、61は前面ガ
ラス基板であり、この前面ガラス基板61上に表示電極
62が配設され、その上から誘電体ガラス層63及び酸
化マグネシウム(MgO)からなる誘電体保護層64で
覆われている(例えば特開平5−342991号公報参
照)。
【0006】また、65は背面ガラス基板であり、この
背面ガラス基板65上には、アドレス電極66及び隔壁
67が設けられ、隔壁67と隔壁67との間の凹部に
は、蛍光体層68が配設されている。蛍光体層68は、
カラー表示するために、赤色蛍光体層68R,緑色蛍光
体層68G,青色蛍光体層68Bの3色が順に配置され
た構成である。また、この凹部には放電ガスが封入され
て、放電空間69が形成されている。
背面ガラス基板65上には、アドレス電極66及び隔壁
67が設けられ、隔壁67と隔壁67との間の凹部に
は、蛍光体層68が配設されている。蛍光体層68は、
カラー表示するために、赤色蛍光体層68R,緑色蛍光
体層68G,青色蛍光体層68Bの3色が順に配置され
た構成である。また、この凹部には放電ガスが封入され
て、放電空間69が形成されている。
【0007】PDPの発光原理は、基本的に蛍光灯と同
様であって、放電に伴って放電ガスから紫外線が放出さ
れ、蛍光体層の蛍光体粒子(赤,緑,青)がこの紫外線
を受けて励起発光するが、放電エネルギーが紫外線へ変
換する効率や、蛍光体における可視光への変換効率が低
いので、蛍光灯のように高い輝度を得ることは難しい。
様であって、放電に伴って放電ガスから紫外線が放出さ
れ、蛍光体層の蛍光体粒子(赤,緑,青)がこの紫外線
を受けて励起発光するが、放電エネルギーが紫外線へ変
換する効率や、蛍光体における可視光への変換効率が低
いので、蛍光灯のように高い輝度を得ることは難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高品位ディ
スプレイに対する要求が高まるのに伴い、PDPにおい
ても微細なセル構造の実用化が望まれるが、紫外線の放
射効率は放電空間が小さくなるに従って悪くなるので、
詳細なセル構造のPDPを実用化するためには、従来よ
りも更にセルの発光効率を高める必要がある。
スプレイに対する要求が高まるのに伴い、PDPにおい
ても微細なセル構造の実用化が望まれるが、紫外線の放
射効率は放電空間が小さくなるに従って悪くなるので、
詳細なセル構造のPDPを実用化するためには、従来よ
りも更にセルの発光効率を高める必要がある。
【0009】例えば、従来のNTSCではセル数が64
0×480で、40インチクラスではセルピッチが0.
43mm×1.29mm、1セル面積が約0.55mm
2でパネルの輝度は約250cd/m2である(例えば、
機能材料1996年2月号Vol.16、No.2、ペ
ージ7)。これに対して、フルスペックのハイビジョン
テレビの画素レベルでは、画素数が1920×1125
となり、42インチクラスでのセルピッチは0.15m
m×0.48mm、1セルの面積は0.072mm2の
細かさとなる。そして、42インチのハイビジョンテレ
ビ用のPDPを従来通りのセル構成で作製した場合、パ
ネル発光効率が、NTSCの場合に比べて1/7〜1/
8程度になり、0.15〜0.17 lm/W程度に低
下する。
0×480で、40インチクラスではセルピッチが0.
43mm×1.29mm、1セル面積が約0.55mm
2でパネルの輝度は約250cd/m2である(例えば、
機能材料1996年2月号Vol.16、No.2、ペ
ージ7)。これに対して、フルスペックのハイビジョン
テレビの画素レベルでは、画素数が1920×1125
となり、42インチクラスでのセルピッチは0.15m
m×0.48mm、1セルの面積は0.072mm2の
細かさとなる。そして、42インチのハイビジョンテレ
ビ用のPDPを従来通りのセル構成で作製した場合、パ
ネル発光効率が、NTSCの場合に比べて1/7〜1/
8程度になり、0.15〜0.17 lm/W程度に低
下する。
【0010】本発明は、このような背景の下でなされた
ものであって、発光効率を従来より高めることによっ
て、微細なセル構造の場合にも高い発光効率で動作させ
ることのできるPDP及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
ものであって、発光効率を従来より高めることによっ
て、微細なセル構造の場合にも高い発光効率で動作させ
ることのできるPDP及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、PDPの隔壁で仕切られた空間内に蛍光
体層を配設するに際して、フロントカバープレートの表
面上と、隔壁の表面上と、バックプレートの表面上とに
わたって配設するようにした。この構成によれば、従来
のパネル構成では前面パネル側に逃げていた紫外光を、
蛍光体層のフロントカバープレートの表面上に配設され
た部分によって可視光に変換することができるので、発
光効率を向上させることができる。
め、本発明は、PDPの隔壁で仕切られた空間内に蛍光
体層を配設するに際して、フロントカバープレートの表
面上と、隔壁の表面上と、バックプレートの表面上とに
わたって配設するようにした。この構成によれば、従来
のパネル構成では前面パネル側に逃げていた紫外光を、
蛍光体層のフロントカバープレートの表面上に配設され
た部分によって可視光に変換することができるので、発
光効率を向上させることができる。
【0012】ここで、発光効率をより向上させるため
に、蛍光体層を、バックプレートの表面に沿って形成さ
れた背面部と、隔壁の表面に沿って形成された側面部
と、フロントカバープレートの表面に沿って形成された
前面部とを有する形状とすることが望ましい。また更
に、発光効率を向上させるために、蛍光体層は、背面部
の平均可視光透過率及び側面部の平均可視光透過率より
も、前面部の平均可視光透過率を高く設定することが好
ましく、前面部の平均可視光透過率は50%以上、側面
部の平均可視光透過率は50%以下に設定することが好
ましい。
に、蛍光体層を、バックプレートの表面に沿って形成さ
れた背面部と、隔壁の表面に沿って形成された側面部
と、フロントカバープレートの表面に沿って形成された
前面部とを有する形状とすることが望ましい。また更
に、発光効率を向上させるために、蛍光体層は、背面部
の平均可視光透過率及び側面部の平均可視光透過率より
も、前面部の平均可視光透過率を高く設定することが好
ましく、前面部の平均可視光透過率は50%以上、側面
部の平均可視光透過率は50%以下に設定することが好
ましい。
【0013】なお、ここで「平均可視光透過率」という
のは、「蛍光体層に用いられてる蛍光体と同じ蛍光体か
ら発せられる可視光に対して蛍光体層が示す透過率の平
均値」を指すものとする。
のは、「蛍光体層に用いられてる蛍光体と同じ蛍光体か
ら発せられる可視光に対して蛍光体層が示す透過率の平
均値」を指すものとする。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
一実施の形態に係るPDPについて、図面を参照しなが
ら説明する。 〔PDPの全体構成〕図1は、本実施の形態の交流面放
電型PDPの概略を示す斜視図である。
一実施の形態に係るPDPについて、図面を参照しなが
ら説明する。 〔PDPの全体構成〕図1は、本実施の形態の交流面放
電型PDPの概略を示す斜視図である。
【0015】また、図2は、図1のX−X線矢視断面
図、図3は、図1のY−Y線矢視断面図である。このP
DPは、前面ガラス基板11上に表示電極(放電電極)
12と誘電体ガラス層13、保護層14が配された前面
パネル(フロントカバープレート)10と、背面ガラス
基板21上にアドレス電極22、可視光反射層23が配
された背面パネル(バックプレート)20とが、表示電
極12とアドレス電極22とを対向させた状態で間隔を
おいて互いに平行に配され、前面パネル10と背面パネ
ル20との間隙は、隔壁30で仕切られてセル空間40
が形成され、当該空間40内に放電ガスが封入されてい
る。また、このセル空間40内において、前面パネル1
0側に第1の蛍光体層31、背面パネル20側に第2の
蛍光体層32が配設された構成となっている。
図、図3は、図1のY−Y線矢視断面図である。このP
DPは、前面ガラス基板11上に表示電極(放電電極)
12と誘電体ガラス層13、保護層14が配された前面
パネル(フロントカバープレート)10と、背面ガラス
基板21上にアドレス電極22、可視光反射層23が配
された背面パネル(バックプレート)20とが、表示電
極12とアドレス電極22とを対向させた状態で間隔を
おいて互いに平行に配され、前面パネル10と背面パネ
ル20との間隙は、隔壁30で仕切られてセル空間40
が形成され、当該空間40内に放電ガスが封入されてい
る。また、このセル空間40内において、前面パネル1
0側に第1の蛍光体層31、背面パネル20側に第2の
蛍光体層32が配設された構成となっている。
【0016】表示電極12及びアドレス電極22は、共
にストライプ状の銀電極であって、直交マトリックスを
組む方向に配設されている。誘電体ガラス層13は、前
面ガラス基板11の表示電極12が配された表面全体を
覆い、20μm程度の厚さを有する鉛ガラスなどからな
る層である。保護層14は、酸化マグネシウム(Mg
O)からなる薄層であって、誘電体ガラス層13の表面
全体を覆っている。
にストライプ状の銀電極であって、直交マトリックスを
組む方向に配設されている。誘電体ガラス層13は、前
面ガラス基板11の表示電極12が配された表面全体を
覆い、20μm程度の厚さを有する鉛ガラスなどからな
る層である。保護層14は、酸化マグネシウム(Mg
O)からなる薄層であって、誘電体ガラス層13の表面
全体を覆っている。
【0017】可視光反射層23は、背面ガラス基板21
のアドレス電極22が配されている表面全体を覆い、酸
化チタンを含む誘電体ガラス(鉛ガラス)からなる層で
あって、可視光反射機能と誘電体層としての機能を合わ
せ持つものである。隔壁30は、背面パネル20の可視
光反射層23の表面上に突設されており、アドレス電極
22に沿ってストライプ状に形成されている。
のアドレス電極22が配されている表面全体を覆い、酸
化チタンを含む誘電体ガラス(鉛ガラス)からなる層で
あって、可視光反射機能と誘電体層としての機能を合わ
せ持つものである。隔壁30は、背面パネル20の可視
光反射層23の表面上に突設されており、アドレス電極
22に沿ってストライプ状に形成されている。
【0018】〔蛍光体層の形状並びに発光機能につい
て〕各セル内において、第1の蛍光体層31は、前面パ
ネル10上の保護層14上のほぼ全面に均一的に形成さ
れている。ただし、図3に示されるように、表示電極1
2の表面上の箇所では切り欠かれている(図中14
a)。このように切り欠け14aを設ければ、この場所
において、保護層14の表面が放電空間に対して露出す
るので、PDP駆動時において、表示電極12による放
電空間に対する放電が蛍光体層によって妨げられること
なく行われる。
て〕各セル内において、第1の蛍光体層31は、前面パ
ネル10上の保護層14上のほぼ全面に均一的に形成さ
れている。ただし、図3に示されるように、表示電極1
2の表面上の箇所では切り欠かれている(図中14
a)。このように切り欠け14aを設ければ、この場所
において、保護層14の表面が放電空間に対して露出す
るので、PDP駆動時において、表示電極12による放
電空間に対する放電が蛍光体層によって妨げられること
なく行われる。
【0019】また、放電空間で放電中に発生するイオン
は、表示電極12に向かって移動するので、切り欠け1
4a以外の部分では、放電時に蛍光体層に加わるイオン
衝撃は大きくないけれども、この切り欠け14aのとこ
ろに蛍光体層があると、その部分がイオン衝撃によって
経時的に劣化しやすいことになる。従って、上記のよう
に切り欠け14aを設ければ、蛍光体層の経時的な劣化
を抑え、発光効率の経時的な低下を抑えることができ
る。
は、表示電極12に向かって移動するので、切り欠け1
4a以外の部分では、放電時に蛍光体層に加わるイオン
衝撃は大きくないけれども、この切り欠け14aのとこ
ろに蛍光体層があると、その部分がイオン衝撃によって
経時的に劣化しやすいことになる。従って、上記のよう
に切り欠け14aを設ければ、蛍光体層の経時的な劣化
を抑え、発光効率の経時的な低下を抑えることができ
る。
【0020】一方、図2に示されるように、第2の蛍光
体層32は、背面パネル20上の隔壁30と隔壁30の
間において、可視光反射層23の表面上と隔壁30の側
面上にわたって形成されている。詳しくは、蛍光体層の
表面積が大きく且つ放電空間の容積が大きく確保される
ように、第2の蛍光体層32には、背面ガラス基板21
の表面に沿って形成された背面部32aと隔壁30の表
面に沿って形成された側面部32bとを有する形状とな
っている。
体層32は、背面パネル20上の隔壁30と隔壁30の
間において、可視光反射層23の表面上と隔壁30の側
面上にわたって形成されている。詳しくは、蛍光体層の
表面積が大きく且つ放電空間の容積が大きく確保される
ように、第2の蛍光体層32には、背面ガラス基板21
の表面に沿って形成された背面部32aと隔壁30の表
面に沿って形成された側面部32bとを有する形状とな
っている。
【0021】次に、本実施の形態のPDPにおいて、図
6のような従来例と比べて発光効率を向上できる理由に
ついて、図2を参照しながら説明する。PDPの駆動時
には、表示電極12間の放電に伴って放電空間では紫外
光が発生する。この紫外光には、第1の蛍光体層31の
方へ向かうもの(図2中の白抜き矢印U1)と、第2の
蛍光体層32の方へ向かうもの(図2中の白抜き矢印U
2)とが含まれている。そして、第1の蛍光体層31
が、前者の紫外光U1を可視光に変換する働きをなし、
第2の蛍光体層32は、後者の紫外光U2を可視光に変
換する働きをなす。
6のような従来例と比べて発光効率を向上できる理由に
ついて、図2を参照しながら説明する。PDPの駆動時
には、表示電極12間の放電に伴って放電空間では紫外
光が発生する。この紫外光には、第1の蛍光体層31の
方へ向かうもの(図2中の白抜き矢印U1)と、第2の
蛍光体層32の方へ向かうもの(図2中の白抜き矢印U
2)とが含まれている。そして、第1の蛍光体層31
が、前者の紫外光U1を可視光に変換する働きをなし、
第2の蛍光体層32は、後者の紫外光U2を可視光に変
換する働きをなす。
【0022】第2の蛍光体層32で変換された可視光の
中で第1の蛍光体層31及び前面パネル10を通過する
もの(図2中の太線矢印V2)と、第1の蛍光体層31
で変換された可視光の中で前面パネル10を通過するも
の(図2中の太線矢印V1)との2つが、主としてパネ
ルの輝度に寄与するものと考えられる。即ち、図6の従
来例のように、前面ガラス基板61側に蛍光体層が配設
されていないない場合には、放電により発生した紫外線
U1は前面パネル側に逃げてしまうが、本実施の形態の
ように第1の蛍光体層31が存在する場合には、この紫
外線U1が変換されて可視光V1が発生するので、それ
だけ発光効率が向上する。
中で第1の蛍光体層31及び前面パネル10を通過する
もの(図2中の太線矢印V2)と、第1の蛍光体層31
で変換された可視光の中で前面パネル10を通過するも
の(図2中の太線矢印V1)との2つが、主としてパネ
ルの輝度に寄与するものと考えられる。即ち、図6の従
来例のように、前面ガラス基板61側に蛍光体層が配設
されていないない場合には、放電により発生した紫外線
U1は前面パネル側に逃げてしまうが、本実施の形態の
ように第1の蛍光体層31が存在する場合には、この紫
外線U1が変換されて可視光V1が発生するので、それ
だけ発光効率が向上する。
【0023】ただし、第1の蛍光体層31の可視光透過
率が小さいとセル内で発生した可視光V2が有効に取り
出せなくなるので、発光効率を向上させるためには、第
1の蛍光体層31の可視光透過率を適当な範囲に設定す
る必要がある。発光効率を向上させるのに好ましい条件
については、次のように考えられる。先ず、第1の蛍光
体層31と第2の蛍光体層32とを比べると、上記のよ
うに第1の蛍光体層31は可視光を透過させる必要があ
るのに対して、第2の蛍光体層32は可視光を透過させ
る必要がないので、第1の蛍光体層31の平均可視光透
過率は、第2の蛍光体層32の背面部32aの平均可視
光透過率及び第2の蛍光体層32の側面部32bの平均
可視光透過率のいずれよりも大きくなるよう設定するこ
とが好ましい。
率が小さいとセル内で発生した可視光V2が有効に取り
出せなくなるので、発光効率を向上させるためには、第
1の蛍光体層31の可視光透過率を適当な範囲に設定す
る必要がある。発光効率を向上させるのに好ましい条件
については、次のように考えられる。先ず、第1の蛍光
体層31と第2の蛍光体層32とを比べると、上記のよ
うに第1の蛍光体層31は可視光を透過させる必要があ
るのに対して、第2の蛍光体層32は可視光を透過させ
る必要がないので、第1の蛍光体層31の平均可視光透
過率は、第2の蛍光体層32の背面部32aの平均可視
光透過率及び第2の蛍光体層32の側面部32bの平均
可視光透過率のいずれよりも大きくなるよう設定するこ
とが好ましい。
【0024】蛍光体層内において通常は蛍光体の充填密
度がほぼ均一であるから、上記のような可視光透過率の
関係に設定するためには、第1の蛍光体層31の平均厚
さd1は、第2の蛍光体層32の背面部32aの平均厚
さd2及び側面部32bの平均厚さd3のいずれよりも小
さく(即ち、d1<d2、d1<d3)設定すればよい。ま
た、第1の蛍光体層31の可視光透過率は、50%以上
となるように設定することが好ましい。そのため、第1
の蛍光体層31の平均厚さd1は15μm未満とし、特
に5〜10μm程度に設定することが好ましい。
度がほぼ均一であるから、上記のような可視光透過率の
関係に設定するためには、第1の蛍光体層31の平均厚
さd1は、第2の蛍光体層32の背面部32aの平均厚
さd2及び側面部32bの平均厚さd3のいずれよりも小
さく(即ち、d1<d2、d1<d3)設定すればよい。ま
た、第1の蛍光体層31の可視光透過率は、50%以上
となるように設定することが好ましい。そのため、第1
の蛍光体層31の平均厚さd1は15μm未満とし、特
に5〜10μm程度に設定することが好ましい。
【0025】また、第2の蛍光体層32の形状について
は、次のように考察される。背面部32aは、下に可視
光反射層23が敷かれているので、可視光透過率が比較
的高くても(即ち、層の厚さが小さくても)可視光V2
の発光量を確保しやすいのに対して、側面部32bで
は、下に可視光反射層がないので、可視光透過率が低く
なければ可視光V2の発生量を確保しにくい。
は、次のように考察される。背面部32aは、下に可視
光反射層23が敷かれているので、可視光透過率が比較
的高くても(即ち、層の厚さが小さくても)可視光V2
の発光量を確保しやすいのに対して、側面部32bで
は、下に可視光反射層がないので、可視光透過率が低く
なければ可視光V2の発生量を確保しにくい。
【0026】従って、第2の蛍光体層32の側面部32
bでは、可視光透過率を50%以下に設定することが好
ましく、そのために、層の厚さを15μm以上、好まし
くは20μ以上に設定する。一方、可視光反射層23の
上に形成されている背面部32aは、可視光反射層23
の作用により、層を薄くしても可視光の発光量を確保で
きるので、側面部32bよりも厚さを若干小さく設定す
ることが望ましい。
bでは、可視光透過率を50%以下に設定することが好
ましく、そのために、層の厚さを15μm以上、好まし
くは20μ以上に設定する。一方、可視光反射層23の
上に形成されている背面部32aは、可視光反射層23
の作用により、層を薄くしても可視光の発光量を確保で
きるので、側面部32bよりも厚さを若干小さく設定す
ることが望ましい。
【0027】これは、可視光反射層23を設けることに
よって、背面部32aの厚さをを小さく設定し、それに
よって放電空間を広く確保し、輝度の向上を図ることが
できることを意味する。なお、本実施の形態では、可視
光反射層23を設けているが、可視光反射層23が配設
されていないような構成の場合(例えば、可視光反射層
23の代わりに通常の誘電体ガラス層が配設されている
場合や第2の蛍光体層32が背面ガラス基板21上に直
接配設されている場合)には、背面ガラス基板21に沿
った部分も層の厚さを15μm以上とすることが好まし
い。
よって、背面部32aの厚さをを小さく設定し、それに
よって放電空間を広く確保し、輝度の向上を図ることが
できることを意味する。なお、本実施の形態では、可視
光反射層23を設けているが、可視光反射層23が配設
されていないような構成の場合(例えば、可視光反射層
23の代わりに通常の誘電体ガラス層が配設されている
場合や第2の蛍光体層32が背面ガラス基板21上に直
接配設されている場合)には、背面ガラス基板21に沿
った部分も層の厚さを15μm以上とすることが好まし
い。
【0028】〔放電ガスの組成及び封入圧力について〕
放電ガスは、従来から用いられてるヘリウム−キセノン
系やネオン−キセノン系といったガス組成のものを用い
ることもできるが、本実施の形態では、ヘリウム(H
e),ネオン(Ne),キセノン(Xe),アルゴン
(Ar)を含む希ガスの混合物を用いることとする。こ
のような組成の放電ガスを用いることによって、発光効
率の向上と放電電圧の低下を図ることができる。
放電ガスは、従来から用いられてるヘリウム−キセノン
系やネオン−キセノン系といったガス組成のものを用い
ることもできるが、本実施の形態では、ヘリウム(H
e),ネオン(Ne),キセノン(Xe),アルゴン
(Ar)を含む希ガスの混合物を用いることとする。こ
のような組成の放電ガスを用いることによって、発光効
率の向上と放電電圧の低下を図ることができる。
【0029】ここで、キセノンの含有量は5体積%以
下、アルゴンの含有量は0.5体積%以下、ヘリウムの
含有量は55体積%未満とすることが好ましい。また、
放電ガスの封入圧力は、従来の一般的な封入圧力よりも
高い500〜4000Torrに設定するが、このよう
に高い封入圧力とすることも、発光効率の向上に寄与す
る。特に大気圧以上の760〜4000Torrの範囲
に設定することが、高い発光効率を得るのに好ましい。
下、アルゴンの含有量は0.5体積%以下、ヘリウムの
含有量は55体積%未満とすることが好ましい。また、
放電ガスの封入圧力は、従来の一般的な封入圧力よりも
高い500〜4000Torrに設定するが、このよう
に高い封入圧力とすることも、発光効率の向上に寄与す
る。特に大気圧以上の760〜4000Torrの範囲
に設定することが、高い発光効率を得るのに好ましい。
【0030】ただし、封入ガス圧の増加に伴って放電開
始電圧が増加するので、1000〜2000Torr付
近の封入圧力とすることが、パネル特性にとって最も良
好と考えられる。なお、上記の様に封入圧力を高く設定
すると、放電中に発生するイオンのエネルギーが低くな
るので、第1の蛍光体層31の経時的な劣化を防止し、
パネル輝度の低下を抑えるという効果も奏する。
始電圧が増加するので、1000〜2000Torr付
近の封入圧力とすることが、パネル特性にとって最も良
好と考えられる。なお、上記の様に封入圧力を高く設定
すると、放電中に発生するイオンのエネルギーが低くな
るので、第1の蛍光体層31の経時的な劣化を防止し、
パネル輝度の低下を抑えるという効果も奏する。
【0031】〔PDPの製造方法について〕上記構成の
PDPは、次のようにして作製することができる。 前面パネルの作製:前面ガラス基板11上に、先ず、銀
電極用のペーストをスクリーン印刷で塗布した後に焼成
する方法で表示電極12をストライプ状に形成する。
PDPは、次のようにして作製することができる。 前面パネルの作製:前面ガラス基板11上に、先ず、銀
電極用のペーストをスクリーン印刷で塗布した後に焼成
する方法で表示電極12をストライプ状に形成する。
【0032】そして、表示電極12を形成した前面ガラ
ス基板11の表面全体に、スクリーン印刷法で鉛ガラス
を塗布し、焼成することによって、誘電体ガラス層13
を形成する。次に、誘電体ガラス層13の表面全体に、
CVD法(化学蒸着法)を用いて、酸化マグネシウムの
保護層14を形成することによって、前面パネル10を
作製する。
ス基板11の表面全体に、スクリーン印刷法で鉛ガラス
を塗布し、焼成することによって、誘電体ガラス層13
を形成する。次に、誘電体ガラス層13の表面全体に、
CVD法(化学蒸着法)を用いて、酸化マグネシウムの
保護層14を形成することによって、前面パネル10を
作製する。
【0033】CVDによる保護層の形成においては、C
VDの装置内にガラス基板をセットし、これにソースと
してのマグネシウム化合物及び酸素を送り込んで反応さ
せることによって、基板上に酸化マグネシウムの層を形
成する。ここで用いるソースの具体例としては、アセチ
ルアセトンマグネシウム[Mg(C5H7O2)2],シク
ロペンタジエニルマグネシウム[Mg(C5H5)2]を
挙げることができる。
VDの装置内にガラス基板をセットし、これにソースと
してのマグネシウム化合物及び酸素を送り込んで反応さ
せることによって、基板上に酸化マグネシウムの層を形
成する。ここで用いるソースの具体例としては、アセチ
ルアセトンマグネシウム[Mg(C5H7O2)2],シク
ロペンタジエニルマグネシウム[Mg(C5H5)2]を
挙げることができる。
【0034】背面パネルの作製:背面ガラス基板21の
上に、銀電極用のペーストをスクリーン印刷し、その後
焼成する方法によってアドレス電極22をストライプ状
に形成する。そして、アドレス電極22を形成した背面
ガラス基板21の表面上に、スクリーン印刷法で、酸化
チタン粒子を含む誘電体ガラスを塗布し、焼成すること
によって、可視光反射層23を形成して、背面パネル2
0を作製する。
上に、銀電極用のペーストをスクリーン印刷し、その後
焼成する方法によってアドレス電極22をストライプ状
に形成する。そして、アドレス電極22を形成した背面
ガラス基板21の表面上に、スクリーン印刷法で、酸化
チタン粒子を含む誘電体ガラスを塗布し、焼成すること
によって、可視光反射層23を形成して、背面パネル2
0を作製する。
【0035】なお、可視光反射層の形成方法としては、
背面ガラス基板の表面上に先ず隔壁を設置した後に、隔
壁の間に酸化チタンを含むインキを塗布して形成するこ
ともできる。 隔壁及び蛍光体層の形成:背面パネル20の可視光反射
層23の上に、ガラス製の隔壁材料をスクリーン印刷法
で所定間隔のストライプ状に繰り返し塗布した後、焼成
することによって、隔壁30を形成する。
背面ガラス基板の表面上に先ず隔壁を設置した後に、隔
壁の間に酸化チタンを含むインキを塗布して形成するこ
ともできる。 隔壁及び蛍光体層の形成:背面パネル20の可視光反射
層23の上に、ガラス製の隔壁材料をスクリーン印刷法
で所定間隔のストライプ状に繰り返し塗布した後、焼成
することによって、隔壁30を形成する。
【0036】前面パネル10の保護層14の上の所定領
域に、赤,緑,青の蛍光体を塗布し、焼成を行うことに
よって、第1の蛍光体層31を形成する。各色の蛍光体
としては、一般的にPDPで用いられている蛍光体を用
いることができるが、ここでは、赤色蛍光体として(Y
xGd1-x)BO3:Eu3+、緑色蛍光体としてZn2Si
O4:Mn、青色蛍光体としてBaMgAl10O17:E
u 2+を用いることとする。
域に、赤,緑,青の蛍光体を塗布し、焼成を行うことに
よって、第1の蛍光体層31を形成する。各色の蛍光体
としては、一般的にPDPで用いられている蛍光体を用
いることができるが、ここでは、赤色蛍光体として(Y
xGd1-x)BO3:Eu3+、緑色蛍光体としてZn2Si
O4:Mn、青色蛍光体としてBaMgAl10O17:E
u 2+を用いることとする。
【0037】この蛍光体の塗布方法としては、スクリー
ン印刷法で蛍光体インキを塗布する方法以外に、半導体
の製造において通常用いられているフォトリソグラフィ
技術を用いる方法もある。即ち、感光性樹脂に蛍光体を
練り込んだ蛍光体ペーストを全面に塗布した後、フォト
リソグラフィ法でパターニングを行うという工程を、各
色ごとに順に行うことによって、3色の蛍光体層を形成
することもできる。
ン印刷法で蛍光体インキを塗布する方法以外に、半導体
の製造において通常用いられているフォトリソグラフィ
技術を用いる方法もある。即ち、感光性樹脂に蛍光体を
練り込んだ蛍光体ペーストを全面に塗布した後、フォト
リソグラフィ法でパターニングを行うという工程を、各
色ごとに順に行うことによって、3色の蛍光体層を形成
することもできる。
【0038】高精細のパネル構造の場合、スクリーン印
刷法では充分な精度が得られにくく混色などが発生する
こともあるが、このフォトリソグラフィ法を用いれば、
高精細のパネル構造でも精度よく蛍光体層を形成するこ
とができる。一方、背面パネル20上の隔壁30と隔壁
30との間に形成されている凹部に、赤,緑,青の蛍光
体を含むインキ或はペーストを塗布し、焼成することに
よって、第2の蛍光体層32を形成する。ここで用いる
蛍光体は、第1の蛍光体層31に用いるものと同様のも
のである。
刷法では充分な精度が得られにくく混色などが発生する
こともあるが、このフォトリソグラフィ法を用いれば、
高精細のパネル構造でも精度よく蛍光体層を形成するこ
とができる。一方、背面パネル20上の隔壁30と隔壁
30との間に形成されている凹部に、赤,緑,青の蛍光
体を含むインキ或はペーストを塗布し、焼成することに
よって、第2の蛍光体層32を形成する。ここで用いる
蛍光体は、第1の蛍光体層31に用いるものと同様のも
のである。
【0039】この隔壁30間の凹部ヘの蛍光体の塗布に
際し、凹部の底面上(即ち可視光反射層23の表面上)
と、凹部の側面上(即ち隔壁30の側面上)との各々
に、適度な膜厚で蛍光体が付着するように塗布を行う。
そのような蛍光体の塗布は、蛍光体ペーストを用いてス
クリーン印刷法で行える場合もあるが、スクリーン印刷
法の場合は、凹部の側壁に蛍光体ペーストを付着させる
のが難しく、特に詳細なセル構造の場合には困難であ
る。、これに対して、図4に示すようなインキ充填装置
を用いて、以下のように、ノズルから蛍光体インキを吐
出させて蛍光体インキを架橋しながらノズルを隔壁に沿
って走査する方法によって塗布を行えば、比較的容易に
凹部の側壁にも蛍光体インキを付着させることができ
る。
際し、凹部の底面上(即ち可視光反射層23の表面上)
と、凹部の側面上(即ち隔壁30の側面上)との各々
に、適度な膜厚で蛍光体が付着するように塗布を行う。
そのような蛍光体の塗布は、蛍光体ペーストを用いてス
クリーン印刷法で行える場合もあるが、スクリーン印刷
法の場合は、凹部の側壁に蛍光体ペーストを付着させる
のが難しく、特に詳細なセル構造の場合には困難であ
る。、これに対して、図4に示すようなインキ充填装置
を用いて、以下のように、ノズルから蛍光体インキを吐
出させて蛍光体インキを架橋しながらノズルを隔壁に沿
って走査する方法によって塗布を行えば、比較的容易に
凹部の側壁にも蛍光体インキを付着させることができ
る。
【0040】図4のインキ充填装置50では、加圧ポン
プ(不図示)からヘッダ51に蛍光体インキが送り込ま
れ、ノズル52から吐出されるようになっている。この
インキ充填装置50を用いて、ノズル52から蛍光体イ
ンキを吐出しながら、ノズル52を隔壁30の側面との
距離を、蛍光体インキが表面張力で架橋される程度に充
分近づけた状態に保ちつつ、ヘッダ51を隔壁30に沿
って走査することによって、蛍光体インキを隔壁30間
の凹部に塗布する。
プ(不図示)からヘッダ51に蛍光体インキが送り込ま
れ、ノズル52から吐出されるようになっている。この
インキ充填装置50を用いて、ノズル52から蛍光体イ
ンキを吐出しながら、ノズル52を隔壁30の側面との
距離を、蛍光体インキが表面張力で架橋される程度に充
分近づけた状態に保ちつつ、ヘッダ51を隔壁30に沿
って走査することによって、蛍光体インキを隔壁30間
の凹部に塗布する。
【0041】この方法によれば、蛍光体インキを凹部の
底面だけでなく、隔壁30の側面にも容易に付着させる
ことができる。また、形成される蛍光体層の形状(凹部
の底面上と側面上との厚さの比率)は、凹部の底面(可
視光反射層23の表面)と隔壁30の表面との蛍光体イ
ンキに対する吸着力によっても大きく左右されるので、
この表面状態を調整することによって、形成する蛍光体
層の形状を調節することができる。
底面だけでなく、隔壁30の側面にも容易に付着させる
ことができる。また、形成される蛍光体層の形状(凹部
の底面上と側面上との厚さの比率)は、凹部の底面(可
視光反射層23の表面)と隔壁30の表面との蛍光体イ
ンキに対する吸着力によっても大きく左右されるので、
この表面状態を調整することによって、形成する蛍光体
層の形状を調節することができる。
【0042】図5は、隔壁30間の凹部に充填された蛍
光体インキが乾燥する様子の一例を示すものであって、
(a)は蛍光体インキ塗布直後、(b)は乾燥途中、
(c)は乾燥後の状態を示す。例えば、隔壁30を形成
する際に、蛍光体インキの隔壁30の側面に対する接触
角が、蛍光体インキの可視光反射層23に対する接触角
よりも小さくなるように、隔壁の材料を選択しておけ
ば、本図に示されるように、隔壁30間の凹部に塗布さ
れた蛍光体インキが乾燥するときに、凹部の側面に多く
付着して残るので、凹部の側面上の厚さを大きく、底面
上の厚さを小さくすることができる。。
光体インキが乾燥する様子の一例を示すものであって、
(a)は蛍光体インキ塗布直後、(b)は乾燥途中、
(c)は乾燥後の状態を示す。例えば、隔壁30を形成
する際に、蛍光体インキの隔壁30の側面に対する接触
角が、蛍光体インキの可視光反射層23に対する接触角
よりも小さくなるように、隔壁の材料を選択しておけ
ば、本図に示されるように、隔壁30間の凹部に塗布さ
れた蛍光体インキが乾燥するときに、凹部の側面に多く
付着して残るので、凹部の側面上の厚さを大きく、底面
上の厚さを小さくすることができる。。
【0043】このような蛍光体インキの塗布技術を用い
ることによって、第2の蛍光体層32の背面部32aの
厚さと側面部32bの厚さとを容易にコントロールする
ことができる。 パネル張り合わせによるPDPの作製:上記のように作
製した前面パネル10と、隔壁30付きの背面パネル2
0とを、表示電極12とアドレス電極22が直交するよ
うに対向させて、封着用ガラスを用いて張り合せると共
に、隔壁30で仕切られた放電空間内を、高真空(8×
10-7Torr)に排気した後、所定の組成の放電ガス
を所定の圧力で封入することによってPDPを作製す
る。
ることによって、第2の蛍光体層32の背面部32aの
厚さと側面部32bの厚さとを容易にコントロールする
ことができる。 パネル張り合わせによるPDPの作製:上記のように作
製した前面パネル10と、隔壁30付きの背面パネル2
0とを、表示電極12とアドレス電極22が直交するよ
うに対向させて、封着用ガラスを用いて張り合せると共
に、隔壁30で仕切られた放電空間内を、高真空(8×
10-7Torr)に排気した後、所定の組成の放電ガス
を所定の圧力で封入することによってPDPを作製す
る。
【0044】〔その他の事項〕なお、本実施の形態にお
いては、隔壁をバックプレートの表面上に設置する例を
示したが、本発明は、隔壁の形態に限定されることなく
実施することができる。例えば、隔壁はフロントカバー
プレートの表面上に設置することも可能であるが、その
ようなPDPの場合にも、上記の技術を応用して、フロ
ントカバープレート側の凹部の内面とバックプレート側
の表面とにわたって蛍光体層を配設することができ、同
様の効果を奏する。
いては、隔壁をバックプレートの表面上に設置する例を
示したが、本発明は、隔壁の形態に限定されることなく
実施することができる。例えば、隔壁はフロントカバー
プレートの表面上に設置することも可能であるが、その
ようなPDPの場合にも、上記の技術を応用して、フロ
ントカバープレート側の凹部の内面とバックプレート側
の表面とにわたって蛍光体層を配設することができ、同
様の効果を奏する。
【0045】また、本実施の形態では、交流型のPDP
について説明したが、本発明は、交流型に限られること
なく、例えば、隔壁が井桁状に形成されている直流型の
PDPに対しても適用することができる。
について説明したが、本発明は、交流型に限られること
なく、例えば、隔壁が井桁状に形成されている直流型の
PDPに対しても適用することができる。
【0046】
【実施例】(実施例)上記実施の形態に基づいてPDP
を作製した。セルサイズは、42インチのハイビジョン
テレビ用のディスプレイに合わせて、隔壁30の高さを
0.1mm、隔壁30の間隔(セルピッチ)を0.15
mmに設定した。
を作製した。セルサイズは、42インチのハイビジョン
テレビ用のディスプレイに合わせて、隔壁30の高さを
0.1mm、隔壁30の間隔(セルピッチ)を0.15
mmに設定した。
【0047】誘電体ガラス層13は、酸化鉛[PbO]
70重量%と酸化硼素[B2O3]15重量%と酸化硅素
[SiO2]15重量%とからなる鉛ガラスを、有機バ
インダー[α−ターピネオールに10%のエチルセルロ
ースを溶解したもの]に混合してなるペーストを、スク
リーン印刷法で塗布した後、580℃で10分間焼成す
ることによって形成し、その膜厚は20μmに設定し
た。
70重量%と酸化硼素[B2O3]15重量%と酸化硅素
[SiO2]15重量%とからなる鉛ガラスを、有機バ
インダー[α−ターピネオールに10%のエチルセルロ
ースを溶解したもの]に混合してなるペーストを、スク
リーン印刷法で塗布した後、580℃で10分間焼成す
ることによって形成し、その膜厚は20μmに設定し
た。
【0048】保護層14は、プラズマCVD法により、
厚さ1.0μmに形成した。可視光反射層23は、鉛ガ
ラスに酸化チタン粒子を混合する以外は誘電体ガラス層
13と同様に形成した。第1の蛍光体層31は、平均粒
径約3μmの蛍光体を含有する各色蛍光体インキを、ス
クリーン印刷法で塗布し、焼成を行うことによって形成
した。
厚さ1.0μmに形成した。可視光反射層23は、鉛ガ
ラスに酸化チタン粒子を混合する以外は誘電体ガラス層
13と同様に形成した。第1の蛍光体層31は、平均粒
径約3μmの蛍光体を含有する各色蛍光体インキを、ス
クリーン印刷法で塗布し、焼成を行うことによって形成
した。
【0049】前面パネル10側の第1の蛍光体層31の
平均厚さは10μm、背面パネル20側の第2の蛍光体
層31は、可視光反射層23上の平均厚さ及び隔壁30
側面の平均厚さは共に20μmとなるようにした。封入
する放電ガスの組成は、He(30%)−Ne(67.
9%)−Xe(2%)−Ar(0.1%)とし、100
0Torrの圧力で放電ガスを封入した。なお、上記ガ
ス組成式中の%は体積%を表わす。
平均厚さは10μm、背面パネル20側の第2の蛍光体
層31は、可視光反射層23上の平均厚さ及び隔壁30
側面の平均厚さは共に20μmとなるようにした。封入
する放電ガスの組成は、He(30%)−Ne(67.
9%)−Xe(2%)−Ar(0.1%)とし、100
0Torrの圧力で放電ガスを封入した。なお、上記ガ
ス組成式中の%は体積%を表わす。
【0050】(実験1)実施例で用いたのと同じ青色蛍
光体で、様々な厚さの蛍光体層を形成し、その可視光透
過率を測定したところ、厚さ10μmでは可視光透過率
が86%、厚さ20μmでは可視光透過率が46%であ
った。なお、他の色の蛍光体についても、これに近い測
定値が得られた。
光体で、様々な厚さの蛍光体層を形成し、その可視光透
過率を測定したところ、厚さ10μmでは可視光透過率
が86%、厚さ20μmでは可視光透過率が46%であ
った。なお、他の色の蛍光体についても、これに近い測
定値が得られた。
【0051】(実験2)上記実施例のPDPについて、
放電維持電圧180V、周波数30KHzで駆動させた
時のパネル輝度及び発光効率を測定したところ、パネル
の輝度は約400cd/m2、発光効率は約0.7lm
/Wであった。また、第1の蛍光体層31の厚さを30
μmにした以外は実施例と同様のPDPを作製し、パネ
ル輝度及び発光効率を測定したところ、パネル輝度は約
330cd/m2、発光効率は約0.58lm/Wであ
った。
放電維持電圧180V、周波数30KHzで駆動させた
時のパネル輝度及び発光効率を測定したところ、パネル
の輝度は約400cd/m2、発光効率は約0.7lm
/Wであった。また、第1の蛍光体層31の厚さを30
μmにした以外は実施例と同様のPDPを作製し、パネ
ル輝度及び発光効率を測定したところ、パネル輝度は約
330cd/m2、発光効率は約0.58lm/Wであ
った。
【0052】また、比較例として、第1の蛍光体層31
を設けない以外は実施例と同様のPDPを作製し、パネ
ル輝度及び発光効率を測定したところ、パネル輝度は約
300cd/ m2、発光効率は約0.5lm/Wであっ
た。これらの結果から、第1の蛍光体層31を設けるこ
とによってパネル輝度及び発光効率が向上できること、
また、第1の蛍光体層31の厚さは30μm程度よりも
10μm程度の方が、パネル輝度及び発光効率が向上の
効果が大きいことがわかる。
を設けない以外は実施例と同様のPDPを作製し、パネ
ル輝度及び発光効率を測定したところ、パネル輝度は約
300cd/ m2、発光効率は約0.5lm/Wであっ
た。これらの結果から、第1の蛍光体層31を設けるこ
とによってパネル輝度及び発光効率が向上できること、
また、第1の蛍光体層31の厚さは30μm程度よりも
10μm程度の方が、パネル輝度及び発光効率が向上の
効果が大きいことがわかる。
【0053】なお、別途の実験で、第1の蛍光体層31
の厚さを変化させたときの発光効率の変化を調べた結
果、5〜10μm程度の厚さのときに特に良好な発光効
率を示した。 (実験3)実施例のPDPについて、実験2と同じ駆動
条件で1000時間点灯したときの、初期のパネル輝度
に対する輝度の低下率を測定したところ、5%程度であ
った。
の厚さを変化させたときの発光効率の変化を調べた結
果、5〜10μm程度の厚さのときに特に良好な発光効
率を示した。 (実験3)実施例のPDPについて、実験2と同じ駆動
条件で1000時間点灯したときの、初期のパネル輝度
に対する輝度の低下率を測定したところ、5%程度であ
った。
【0054】また、実施例のPDPにおいて、第1の蛍
光体層31の表示電極12の表面上に切り欠け14aを
形成せず、放電ガスの封入圧力を、300Torr,1
000Torr,2000Torrに設定したものを作
製し、各PDPについて同様にパネル輝度の低下率を測
定したところ、封入圧力300Torrのものは輝度低
下率が10%、封入圧力1000Torrのものは輝度
低下率が8%、封入圧力2000Torrのものは輝度
低下率が3%程度であった。
光体層31の表示電極12の表面上に切り欠け14aを
形成せず、放電ガスの封入圧力を、300Torr,1
000Torr,2000Torrに設定したものを作
製し、各PDPについて同様にパネル輝度の低下率を測
定したところ、封入圧力300Torrのものは輝度低
下率が10%、封入圧力1000Torrのものは輝度
低下率が8%、封入圧力2000Torrのものは輝度
低下率が3%程度であった。
【0055】更に、従来例として、第1の蛍光体層31
を設けず、封入圧力を300Torrとした以外は実施
例と同様のPDPを作製して、同様にパネル輝度の低下
率を測定したところ、8%程度であった。これらの結果
から、第1の蛍光体層31を設けると、従来のように第
1の蛍光体層31を設けない場合と比べて、パネル輝度
の低下率が大きくなる傾向にあるが、封入圧力を100
0Torr程度に設定すれば、パネル輝度の低下率を従
来と同程度に抑えることができ、更に第1の蛍光体層3
1に切り欠け14aを形成すれば、パネル輝度の低下率
を従来のレベルより低くできることがわかる。
を設けず、封入圧力を300Torrとした以外は実施
例と同様のPDPを作製して、同様にパネル輝度の低下
率を測定したところ、8%程度であった。これらの結果
から、第1の蛍光体層31を設けると、従来のように第
1の蛍光体層31を設けない場合と比べて、パネル輝度
の低下率が大きくなる傾向にあるが、封入圧力を100
0Torr程度に設定すれば、パネル輝度の低下率を従
来と同程度に抑えることができ、更に第1の蛍光体層3
1に切り欠け14aを形成すれば、パネル輝度の低下率
を従来のレベルより低くできることがわかる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PDPの隔壁で仕切られた空間内に蛍光体層を配設する
に際して、フロントカバープレートの表面上と、隔壁の
表面上と、バックプレートの表面上とにわたって配設す
ることによって、PDPの発光効率を従来より高め、微
細なセル構造の場合にも高い発光効率を得ることができ
る。
PDPの隔壁で仕切られた空間内に蛍光体層を配設する
に際して、フロントカバープレートの表面上と、隔壁の
表面上と、バックプレートの表面上とにわたって配設す
ることによって、PDPの発光効率を従来より高め、微
細なセル構造の場合にも高い発光効率を得ることができ
る。
【0057】ここで、発光効率をより高めるために、蛍
光体層を、バックプレートの表面に沿って形成された背
面部と、隔壁の表面に沿って形成された側面部と、フロ
ントカバープレートの表面に沿って形成された前面部と
を有する形状とすることが望ましい。更に、発光効率を
向上させるために、蛍光体層は、背面部の平均可視光透
過率及び側面部の平均可視光透過率よりも、前面部の平
均可視光透過率を高く設定することが好ましく、更に前
面部の平均可視光透過率は50%以上、側面部の平均可
視光透過率は50%以下に設定することが好ましい。
光体層を、バックプレートの表面に沿って形成された背
面部と、隔壁の表面に沿って形成された側面部と、フロ
ントカバープレートの表面に沿って形成された前面部と
を有する形状とすることが望ましい。更に、発光効率を
向上させるために、蛍光体層は、背面部の平均可視光透
過率及び側面部の平均可視光透過率よりも、前面部の平
均可視光透過率を高く設定することが好ましく、更に前
面部の平均可視光透過率は50%以上、側面部の平均可
視光透過率は50%以下に設定することが好ましい。
【0058】そのため、背面部の平均厚さ及び側面部の
平均厚さよりも、前面部の平均厚さの方を小さく設定
し、更に、前面部の平均厚さを15μm以下、側面部の
平均厚さを15μm以上に設定することが好ましい。ま
た、蛍光体層の背面部とバックプレートとの間に、可視
光反射層を介挿させると、更に輝度を向上することがで
きる。
平均厚さよりも、前面部の平均厚さの方を小さく設定
し、更に、前面部の平均厚さを15μm以下、側面部の
平均厚さを15μm以上に設定することが好ましい。ま
た、蛍光体層の背面部とバックプレートとの間に、可視
光反射層を介挿させると、更に輝度を向上することがで
きる。
【0059】また、フロントカバープレート側に放電電
極がある場合には、蛍光体層の前面部は、その放電電極
と対向する箇所が切り欠かれた形状とすれば、パネル輝
度の経時的な低下を抑えることができる、また、ガス媒
体の封入圧力を、760〜4000Torrに設定すれ
ば、パネル輝度の向上や、パネル輝度の経時的な低下の
抑制といった効果を奏する。
極がある場合には、蛍光体層の前面部は、その放電電極
と対向する箇所が切り欠かれた形状とすれば、パネル輝
度の経時的な低下を抑えることができる、また、ガス媒
体の封入圧力を、760〜4000Torrに設定すれ
ば、パネル輝度の向上や、パネル輝度の経時的な低下の
抑制といった効果を奏する。
【図1】本発明の一実施形態に係る交流面放電型PDP
の概略を示す斜視図である。
の概略を示す斜視図である。
【図2】図1のX−X線矢視断面図である。
【図3】図1のY−Y線矢視断面図である。
【図4】実施の形態で蛍光体の塗布に用いるインキ充填
装置の概略図である。
装置の概略図である。
【図5】隔壁間の凹部に充填された蛍光体インキが乾燥
する様子のを示す図である。
する様子のを示す図である。
【図6】従来の交流型のPDPの一例を示す概略断面図
である。
である。
10 前面パネル 11 前面ガラス基板 12 表示電極 13 誘電体ガラス層 14 保護層 20 背面パネル 21 背面ガラス基板 22 アドレス電極 23 可視光反射層 30 隔壁 31 第1の蛍光体層 32 第2の蛍光体層 40 セル空間 50 インキ充填装置 51 ヘッダ 52 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C028 FF06 FF12 FF16 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GG03 GG04 GG09 JA13 JA15 KA16 KB15 LA12 LA14 MA03 MA10 MA12
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の電極が表面に配設されたフロント
カバープレートと、第2の電極が表面に配設されたバッ
クプレートとが、当該第1及び第2の電極を対向させた
状態で間隔をおいて平行に配されると共に、前記両プレ
ートの間隙が隔壁で仕切られ、当該隔壁で仕切られた空
間内には、蛍光体層が配設されていると共に放電可能な
ガス媒体が封入されているプラズマディスプレイパネル
において、前記フロントカバープレートの表面に沿って
形成された前面部に第1の蛍光体層と、 前記バックプ
レートの表面に沿って形成された背面部と前記隔壁の表
面に沿って形成された側面部に第2の蛍光体層とを有
し、前記第1蛍光体層の平均可視光透過率の方が前記第
2蛍光体層の平均可視光透過率より高く、前記背面部の
蛍光体層の平均可視光透過率が前記側面部の蛍光体層の
平均可視光透過率より高く、前記背面部の蛍光体層と、
バックプレートとの間には、可視光反射層が介挿されて
いることを特徴とする請求項1〜3に記載のプラズマデ
ィスプレイパネル。 - 【請求項2】 前記第1の蛍光体層の平均可視光透過率
が50%以上であり、前記第2の蛍光体層の平均可視光
透過率が50%以下であることを特徴とする請求項1に
記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項3】 前記蛍光体層は、前記第1の蛍光体層の
平均厚さが前記第2の蛍光体層の平均厚さよりも小さ
く、前記背面部の蛍光体層の平均厚さが前記側面部の蛍
光体層の平均厚さより小さいことを特徴とする請求項1
又は2に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項4】 前記蛍光体層は、前記第1の蛍光体層の
平均厚さが15μm以下であり、前記第2の蛍光体層の
平均厚さが15μm以上であることを特徴とする請求項
1〜3いずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項5】 前記第1の蛍光体層は、前記第1の電極
と対向する箇所が切り欠かれていることを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載のプラズマディスプレイパ
ネル。 - 【請求項6】 電極が表面に配設されたフロントカバー
プレートの当該表面上に、第1の蛍光体層を形成する第
1ステップと、表面に隔壁が形成されると共に前記バッ
クプレートの表面に沿って形成された背面部と前記隔壁
の表面に沿って形成された側面部とで形成された凹部
に、前記第1の蛍光体層の平均可視光透過率より低い第
2の蛍光体層を形成しする第2ステップと、第1ステッ
プ及び第2ステップの後に、フロントカバープレートと
バックプレートとを、前記第1の蛍光体層と第2の蛍光
体層を対向させた状態で平行に配すると共に、前記凹部
に放電可能であるガス媒体を封入する第3ステップとを
備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの
製造方法。 - 【請求項7】前記第2ステップでは、前記背面部の蛍光
体層の平均可視光透過率が前記側面部の蛍光体層の平均
可視光透過率より高く形成することを特徴とする請求項
6に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項8】 前記第1のステップでは、感光性樹脂を
含む蛍光体インキを塗布してフォトリソグラフィ法でパ
ターニングすることによって、第1の蛍光体層を形成す
ることを特徴とする請求項6又は7に記載のプラズマデ
ィスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項9】 前記第2のステップでは、ノズルから蛍
光体インキを吐出しながら当該ノズルを走査することに
よって、前記バックプレートの凹部に第2の蛍光体層を
形成することを特徴とする請求項6〜8いずれかに記載
のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002151372A JP2002352735A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002151372A JP2002352735A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35646997A Division JP3546987B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002352735A true JP2002352735A (ja) | 2002-12-06 |
Family
ID=19194748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002151372A Pending JP2002352735A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002352735A (ja) |
-
2002
- 2002-05-24 JP JP2002151372A patent/JP2002352735A/ja active Pending
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