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JP2002347020A - 超微粉体と樹脂との混練方法および混練装置 - Google Patents

超微粉体と樹脂との混練方法および混練装置

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JP2002347020A
JP2002347020A JP2001161183A JP2001161183A JP2002347020A JP 2002347020 A JP2002347020 A JP 2002347020A JP 2001161183 A JP2001161183 A JP 2001161183A JP 2001161183 A JP2001161183 A JP 2001161183A JP 2002347020 A JP2002347020 A JP 2002347020A
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JP
Japan
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resin
temperature
kneading
raw material
zone
Prior art date
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Application number
JP2001161183A
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Kishihiro Yamaoka
岸泰 山岡
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KCK OYO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KCK OYO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/68Barrels or cylinders
    • B29C48/685Barrels or cylinders characterised by their inner surfaces, e.g. having grooves, projections or threads
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
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    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナノメーターオーダーの超微粉体の二次粒子
を容易に解砕して一次粒子とし、この一次粒子を原料樹
脂内に均一に分散させ得るようにする。 【解決手段】 シリンダ21内に同心で装着されたスク
リューフィーダ22と、このスクリューフィーダ22に
同心で一体回転可能に取り付けられた複数の回転円盤2
3と、この回転円盤23の側面に対向するように同心で
シリンダ21に装着された複数の固定円盤24とを有す
る混練装置10の使用を前提とし、シリンダ21内に原
料樹脂Gの溶融温度を基準温度とした複数の混練ゾーン
K1〜K5を形成するとともに、各混練ゾーンK1〜K
5は、基準温度付近で順番に高低となるようにし、スク
リューフィーダ22の駆動回転で超微粉体Uおよび原料
樹脂Gを複数の混練ゾーンK1〜K5に順次通すことに
より原料樹脂Gに半固体状態と軟化状態とを繰り返させ
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒径がナノメータ
ーオーダーの超微粉体を樹脂内に均一に分散させるよう
に混練処理する超微粉体と樹脂との混練方法および混練
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂に着色したり、磁性、導電
性、防菌性、摺動性、難燃性、紫外線防止、機械剛性向
上等の機能を付与する目的から、顔料、フェライト、カ
ーボン、各種金属粉、タルク、マイカー、酸化チタン、
酸化バリウム、ガラス繊維、カーボン繊維等の機能フィ
ラーを樹脂に加えて混練・分散させた機能性樹脂が知ら
れている。上記のような機能フィラーは、粒子径が0.
1〜10.0μmで比表面積が5〜50m2/g(樹脂
着色用カーボンの場合、比表面積は240m2/gで一
次粒子径は14nmであるが、実用的には二次粒子径が
0.1μm程度である)程度のものであるが、かかる機
能フィラーが樹脂の中に分散されて機能性樹脂とされて
いる。このような機能性樹脂は、ミクロコンポジットと
称される。
【0003】かかる機能性微粉体を樹脂内に均一に分散
させる方法としては、所定の連続式混練押出機に樹脂を
装填して加熱溶融し、この溶融状態の粘度の低い樹脂に
機能性微粉体を混入して混練捏和することが行われる。
こうすることによって、互いに凝集していた機能性微粉
体が力を受けて解砕し、樹脂の中に均一に分散していく
ことになる。
【0004】このような目的に使用される混練押出機と
しては、同一方向に回転している平行に配設された2本
のスクリュー軸間に原料である樹脂および機能性微粉体
を供給して混練捏和する二軸スクリュー式のものや、円
盤を同心で多段に配設して円盤の表裏面で供給された原
料を混練捏和する石臼式のものを採用するのが一般的で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、樹脂の
機械剛性を高めるための強化材料として、一次粒子径が
ナノ単位の粘土質鉱物であるモンモリロナイトが注目さ
れている。というのは、モンモリロナイトは、少量を樹
脂に添加することによって樹脂の強度を大幅に向上させ
ることができるとともに、樹脂のガスの透過を防止する
ことができるからである。因みに、ナノ単位の超微粉体
を樹脂に分散させたものはナノコンポジットと称され
る。今後、機能性樹脂は、ミクロコンポジットからナノ
コンポジットに移行するものと予測される。
【0006】ところで、上記モンモリロナイトは、その
厚み寸法が略1nmであり、長さ寸法および幅寸法がそ
れぞれ100〜200nmと非常に小さく、かつ750
2/gの大きさの比表面積を有している。
【0007】かかるモンモリロナイトは、一次粒子の略
109個が凝集して二次粒子が形成されており、しかも
このような二次粒子は、隣接した一次粒子の重心間の距
離が略2nmと極めて短いため、距離の3乗に逆比例す
るとともに、粒子径に正比例する超微粉体の凝集力(フ
ァン・デル・ワールス力)は、粒子径が1μmオーダー
の機能性微粉体に比べて10,000倍にもなる。
【0008】従って、このような大きな力で凝集してい
るモンモリロナイトの二次粒子を一つ一つの微粒子(一
次粒子)に解砕するためには、粒子径が1μmの粒子の
集合体を解砕する場合に比較して10,000倍の力が
必要になる。
【0009】このような大きな力が要求される二次粒子
の解砕を、従来の二軸スクリュー式の混練押出機を用い
て行おうとすれば、スクリューの従来の回転数(通常、
略600rpm)を10,000倍の6,000,00
0rpmにしなければならず、実現不可能である。実際
には、せいぜい2,000〜2,500rpmの回転数
で試行されているが、この程度の回転数ではモンモリロ
ナイトの二次粒子を一次粒子に解砕することはできな
い。なお、石臼式の混練押出機においても事情は同じで
ある。
【0010】そこで、近年、モンモリロナイトと樹脂と
を所定の化学反応で樹脂内に分散させるようにした重合
法を採用することが実用化されているが、かかる重合法
を採用しようとすれば、設備コストが莫大になるばかり
か、重合反応に長時間を要して処理効率が劣り、運転コ
ストが嵩むという問題点を有している。
【0011】本発明は、上記のような状況に鑑みなされ
たものであり、廉価な設備投資および運転コストでナノ
メーターオーダーの超微粉体の二次粒子を容易に解砕し
て一次粒子とし、この一次粒子を原料樹脂内に均一に分
散することができる超微粉体と樹脂との混練方法および
混練装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
超微粉体と樹脂とを含む原料を下流側に移動させながら
超微粉体と樹脂とを混練する混練方法であって、樹脂が
固体状態を保つ樹脂熱変形温度近辺の温度に設定した樹
脂固化ゾーンにおいて原料に剪断力を加えることにより
原料中の超微粉体を解砕する解砕処理工程と、樹脂がゴ
ム粘弾性状態または溶融状態となる樹脂溶融温度近辺の
温度に設定した樹脂分散ゾーンにおいて原料に剪断力を
加えることにより原料中に超微粉体を分散させる分散処
理工程とを含み、解砕処理工程の後に少なくとも1回の
分散処理工程を行うことを特徴とするものである。
【0013】この発明において樹脂とは、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリビニルクロライド、ポリアミ
ド、スチレンアクリル共重合体等の熱可塑性合成樹脂の
ことである。
【0014】この発明において樹脂固体ゾーンの設定温
度は、樹脂がいわゆる通常の概念における固体の状態に
なる温度はもちろんのこと、樹脂が樹脂熱変形温度近辺
の温度に設定されることにより固体の性質を有しながら
も、若干塑性変形し得る状態の温度である。
【0015】この発明において樹脂分散ゾーンの設定温
度は、樹脂が溶融温度より低めの温度に設定されること
により、樹脂が生ゴム状のゴム粘弾性状態になる温度で
ある。なお、樹脂のゴム粘弾性状態のことを後の実施形
態の欄では軟化状態と表現している。
【0016】この発明において樹脂の溶融状態とは、樹
脂が溶融温度以上に温度設定され、これによって樹脂が
流体になっている状態のことである。
【0017】この発明によれば、樹脂固化ゾーンにおい
てはファン・デル・ワールス力で凝集して形成された超
微粉体の二次粒子が樹脂熱変形温度近辺の温度で固体状
態になった原料樹脂内に閉じ込められた状態になってお
り、かかる閉じ込められて移動が規制された状態の二次
粒子は、固体状態の原料樹脂が剪断力を受けて分断され
たときに同時に解砕される。ついで、その後の樹脂分散
ゾーンにおいては、解砕された二次粒子は溶融状態また
はゴム粘弾性状態の原料樹脂中に分散していくことにな
る。
【0018】従って、超微粉体および原料樹脂が、樹脂
固化ゾーンと樹脂分散ゾーンとを経ることにより、二次
粒子の確実な解砕とその後の分散とが行われ、超微粉体
の各単位粒子(一次粒子)が均一に原料樹脂中に均一に
分散された機能性樹脂(ナノコンポジット)が形成され
る。
【0019】そして、従来行われていたように、原料樹
脂を溶融温度より高温に加熱することによって完全な液
状とし、この液状の原料樹脂の中に超微粉体を混入して
単純に攪拌するような混練方法にあっては、ファン・デ
ル・ワールス力で強固に凝集した超微粉体の二次粒子を
解砕することが困難であり、超微粉体を一粒一粒の粒子
単位で(一次粒子の状態で)原料樹脂中に分散させるこ
とができず、従って、従来法では高品質の機能性樹脂を
製造することができなかったが、請求項1の発明では、
従来のこのような不都合が解消され、粒径が0.3μm
より小さな超微粉体であってもそれを粒子単位で原料樹
脂中に容易にかつ均一に分散させることが可能になり、
高品質のナノコンポジットが製造されることになる。
【0020】また、原料樹脂の温度管理で超微粉体を解
砕して原料樹脂中に均等に分散させるようにしているた
め、設備規模を小さく抑えた上で超微粉体の原料樹脂内
への均一な分散を実現することが可能になり、設備コス
トの低減化に貢献する。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、解砕処理工程と分散処理工程とを複数回繰
り返すことを特徴とするものである。
【0022】この発明によれば、超微粉体および原料樹
脂は解砕処理と分散処理とが繰り返されることにより、
二次粒子の解砕および分散がより確実に行われる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、複数回の解砕処理工程の間で行われる分散
処理工程の樹脂分散ゾーンの温度は樹脂溶融温度以下に
設定することを特徴とするものである。
【0024】この発明によれば、原料樹脂は、複数回の
解砕処理工程の間で行われる分散処理工程での温度が樹
脂溶融温度以下の温度に設定されてゴム粘弾性状態にな
っているため、分散処理工程と解砕処理工程との間の温
度差を大きくしないで熱損失を抑えた上で、均一かつ効
率的な混練処理が実現する。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、最初の解砕処理工程の
前にも分散処理工程を行うことを特徴とするものであ
る。
【0026】この発明によれば、超微粉体の二次粒子
は、最初の解砕処理工程の前に分散処理工程で分散され
るため、つぎの解砕処理工程で二次粒子の解砕が均一に
行われる。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の発明において、最初の解砕処理工程の
前に行う分散処理工程の樹脂分散ゾーンの温度は樹脂溶
融温度以上に設定することを特徴とするものである。
【0028】この発明によれば、超微粉体の二次粒子
は、最初の解砕処理工程の前に完全溶融した原料樹脂に
均一に分散されるため、つぎの解砕処理工程で二次粒子
の解砕が均一に行われ、結果としてより均質なナノコン
ポジットが得られる。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、最後の分散処理工程の
樹脂分散ゾーンの温度は樹脂溶融温度以上に設定するこ
とを特徴とするものである。
【0030】この発明によれば、最後の分散処理工程で
超微粉体の樹脂への分散処理の最終的な仕上げが行わ
れ、製品としての機能性樹脂を流動状態で系外に排出す
ることができる。
【0031】請求項7記載の発明は、超微粉体と樹脂と
を含む原料を下流側に移動させながら超微粉体と樹脂と
を混練する混練装置であって、超微粉体と原料樹脂とが
装填されるシリンダと、このシリンダに同心で内装され
るスクリューフィーダと、このスクリューフィーダに同
心で一体回転可能に取り付けられる複数の回転円盤と、
この回転円盤の側面に対向するように同心でシリンダに
装着される複数の固定円盤とが備えられ、シリンダ内に
樹脂が固体状態を保つ樹脂熱変形温度近辺の温度に設定
する樹脂固化ゾーンと、樹脂がゴム粘弾性状態または溶
融状態となる樹脂溶融温度近辺の温度に設定する樹脂分
散ゾーンとを形成するとともに、各ゾーンにおける原料
樹脂の温度を調節する温度調節手段が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0032】この発明によれば、超微粉体と原料樹脂と
の混合物は、スクリューフィーダの駆動により回転して
いる回転円盤の表面とシリンダの内周面および固定円盤
の表面との間を下流側に向かって移動しながら、これら
の間で混合物に作用する剪断力により混練・捏和され、
請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0033】そして、特に原料樹脂は、回転円盤と固定
円盤と挟持された状態でずり剪断作用による石臼効果に
よって混練されるため、二軸方式の混練装置に比べて原
料樹脂内に分散している二次粒子はより効率的に解砕さ
れる。
【0034】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、上記温度調節手段は、加熱手段と冷却手段
とを備えるものであることを特徴とするものである。
【0035】この発明によれば、各ゾーンにおける樹脂
の温度が加熱手段と冷却手段とを備えた温度調節手段に
よって調節されるため、例えば樹脂が目標温度より高温
になっているときには冷却手段によって冷却する一方、
同低温になっているときには加熱手段によって加熱する
ことで樹脂を迅速に目標温度に戻すことができ、加熱手
段および冷却手段のいずれか一方による温度調節に比べ
て、温度調節の自由度が大きくなるとともに、迅速かつ
正確な温度調節が実現する。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本発明方法に用いられる
超微粉体と樹脂との混練装置(すなわち本発明装置)の
一実施形態を説明するための側面視の断面図である。混
練装置10は、粒径が0.1μmより小さな超微粉体U
と粒状に調製された原料樹脂Gとを混練して超微粉体U
を原料樹脂G中に均等に分散させるものであり、装置本
体20と、この装置本体20に超微粉体Uおよび原料樹
脂Gを供給する原料供給部30と、装置本体20からの
製品である混練物(機能性樹脂G1)を系外に導出する
ための製品排出部40と、装置本体20内の温度を調節
する温度調節構造(後述するシリンダ21の第一熱媒体
流通路27、固定円盤24の第二熱媒体流通路28、冷
媒供給装置60、電熱ジャケット90、電源装置99等
から構成されている)とからなる基本構成を有してい
る。
【0037】上記装置本体20は、複数個のシリンダ2
1と、このシリンダ21に同心で内装されるスクリュー
フィーダ22と、このスクリューフィーダ22に同心で
共回り可能に取り付けられる複数の回転円盤23と、こ
の回転円盤23の側面に対向するように同心でシリンダ
21に装着される複数の固定円盤24と、最上流側(図
1の右方)のシリンダ21に同心で連結された筒状のケ
ーシング25とからなっている。
【0038】これら複数のシリンダ21、上記スクリュ
ーフィーダ22に共回り可能に外嵌された複数の回転円
盤23、および複数の固定円盤24が同心で交互に重ね
合わされた状態でこれらの基端側にケーシング25が同
心で接合され、さらに最下流側のシリンダ21に製品排
出部40を構成する後述の製品排出筒41が同心で接続
され、これらにタイロッド29が貫通されて締結される
ことにより装置本体20がケーシング25と製品排出筒
41との間に形成されるようにしている。
【0039】そして、かかる装置本体20のケーシング
25の図1における右端部に駆動装置26が設けられ、
この駆動装置26の駆動によってスクリューフィーダ2
2が自軸心回りに回転するようになっている。
【0040】スクリューフィーダ22の外周面には、螺
条22aが設けられ、原料供給部30からケーシング2
5内に導入された超微粉体Uおよび原料樹脂Gは、スク
リューフィーダ22の軸心回りの回転による螺条22a
の回転に誘導されてシリンダ21内を下流側に向かって
移動し、各シリンダ21の内周面と各回転円盤23の外
周面との隙間、および各固定円盤24の側面と各回転円
盤23の側面との隙間を通過しながら混練・捏和され、
機能性樹脂G1となって製品排出筒41から系外に排出
されるようになっている。
【0041】上記原料供給部30は、超微粉体Uを貯留
する超微粉体ホッパー31と、この超微粉体ホッパー3
1内の超微粉体Uを切り出す超微粉体切出しコンベヤ3
2と、原料樹脂Gを貯留する原料樹脂ホッパー33と、
この原料樹脂ホッパー33内の原料樹脂Gを切り出す原
料樹脂切出しコンベヤ34と、各切出しコンベヤ32,
34からの超微粉体Uおよび原料樹脂Gを受け入れる上
下方向に延びた中継筒35と、この中継筒35の下端部
に接続された原料投入ホッパー36とからなっている。
【0042】超微粉体切出しコンベヤ32は、その駆動
プーリに付設された超微粉体側駆動モータ32aを有し
ているとともに、原料樹脂切出しコンベヤ34は、その
駆動プーリに付設された原料樹脂側駆動モータ34aを
有しており、これら駆動モータ32a,34aの駆動に
よる各コンベヤ32,34のプーリ間での周回によって
超微粉体ホッパー31内の超微粉体Uが切出されるとと
もに、原料樹脂ホッパー33内の原料樹脂Gが切り出さ
れるようになっている。
【0043】上記原料投入ホッパー36は、その下端部
がケーシング25の周面上部に固定されている一方、ケ
ーシング25には原料投入ホッパー36の下部開口に対
向した位置に原料装入孔25aが設けられている。従っ
て、各切出しコンベヤ32,34の駆動で各ホッパー3
1,33から切り出された超微粉体Uおよび原料樹脂G
は、中継筒35を介して原料投入ホッパー36内に一旦
貯留され、スクリューフィーダ22の駆動回転による推
進力によって原料装入孔25aを介してケーシング25
内に導入されるようになっている。
【0044】また、超微粉体切出しコンベヤ32には、
切り出されつつある超微粉体Uの流量を検出するための
超微粉体秤量器37が付設されているとともに、原料樹
脂切出しコンベヤ34には切り出されつつある原料樹脂
Gの流量を検出するための原料樹脂秤量器38が設けら
れている。
【0045】これらの秤量器37,38は、本実施形態
においてはいわゆる天秤方式のものが採用され、支点3
7a,38aに正逆回動し得るように支持された天秤棒
37b,38bと、この天秤棒37b,38bの一端に
装置された秤量センサ37c,38c(超微粉体側秤量
センサ37cおよび原料樹脂側秤量センサ38c)とを
備えて構成されている。
【0046】各天秤棒37b,38bの他端は超微粉体
切出しコンベヤ32および原料樹脂切出しコンベヤ34
をそれぞれ支持するようになっており、これら各コンベ
ヤ32,34によって搬送されつつある超微粉体Uおよ
び原料樹脂Gの重量の変動が天秤棒37b,38bの支
点37a,38a回りの揺動を介して秤量センサ37
c,38cによって検出され、これによって超微粉体U
および原料樹脂Gの切出し流量が逐一把握されるように
なっている。そして、それぞれの切出し流量を逐一検出
することによって、超微粉体Uおよび原料樹脂Gが予め
設定された混合比率になっているか否かがチェックされ
る。
【0047】上記製品排出部40は、装置本体20の下
流端に同心で接続された製品排出筒41と、この製品排
出筒41の下流端に同心で接続されたダイ部材42と、
製品排出筒41に同心で内装された、スクリューフィー
ダ22と共回りする製品押出し軸43とからなってい
る。
【0048】製品排出筒41は、上流端および下流端に
フランジ41aを有し、上流側のフランジ41aが最下
流のシリンダ21に当接された状態でこのフランジ41
a、各シリンダ21、固定円盤24およびケーシング2
5にタイロッド29が差し通されて締結されることによ
り、装置本体20、ケーシング25および製品排出部4
0が一体化されるようになっている。かかるタイロッド
29は、図3に示すように装置本体20の周方向に等ピ
ッチで複数本(図3に示す例では5本)が用いられ、こ
れによって装置本体20、ケーシング25および製品排
出筒41の連結状態が確実になるようにしている。
【0049】上記ダイ部材42は、製品排出筒41内で
製品押出し軸43により押圧された機能性樹脂G1を排
出するための口金であり、中心位置に環状排出孔42a
を有し、製品排出筒41から押し出された機能性樹脂G
1は、ダイ部材42の環状排出孔42aを通って筒状に
なりながら系外に排出されることになる。
【0050】図2は、装置本体20の一部を示す部分図
であり、図3は、そのA−A線断面図である。これらの
図に示すように、スクリューフィーダ22は、駆動装置
26(図1)から突設されたスプライン軸26aに同心
で一体回転可能に外嵌されている。因みに、図2におい
ては、隣設された回転円盤23間のスプライン軸26a
に一部のスクリューフィーダ22が外嵌された状態を示
しているため、各回転円盤23の外側ではスプライン軸
26aが外部に露出された状態になっている。
【0051】スプライン軸26aは、その外周面に周方
向等ピッチで突設された長手方向に延びるスプライン条
26bを有している一方、スクリューフィーダ22およ
び回転円盤23の内周面には上記スプライン条26bに
対応した凹溝がそれぞれ凹設されており、これらの凹溝
がスプライン条26bに嵌め込まれることにより、スク
リューフィーダ22および回転円盤23がスプライン軸
26aと一体回転し得るようになっている。
【0052】また、スクリューフィーダ22の外周面に
は周方向で等ピッチに複数の螺条22aが設けられてい
るとともに、回転円盤23の外周面には周方向で等ピッ
チに複数個の鋸歯状突起23aが設けられている。これ
ら螺条22aおよび鋸歯状突起23aは、いずれも図2
において水平方向に対して左上がりに傾斜するように角
度設定され、スクリューフィーダ22および回転円盤2
3の外周面に位置した超微粉体U(図1)と原料樹脂G
との混合物は、図3におけるスクリューフィーダ22お
よび回転円盤23のスプライン軸26a回りの反時計方
向に向かう回転によって螺条22aおよび鋸歯状突起2
3aに誘導されつつ下流側(図2の左方)に向かって順
次移動させられるようになっている。
【0053】また、回転円盤23の表裏面には、周方向
に等ピッチで径方向に向けて膨出した山状突起23bが
設けられているとともに、隣設された山状突起23b間
に谷状凹部23cが設けられ、これらの径方向の角度設
定を適切に行うことによって回転円盤23の表面(図2
の右方)に位置した超微粉体Uおよび原料樹脂Gの混合
物は回転円盤23の径方向の外方に向かって移動する一
方、同裏面側に位置した混合物は回転円盤23の中心方
向に向かって移動するようになされている。
【0054】上記固定円盤24は、図2に示すように、
隣り合ったシリンダ21間に挟持された状態で両者を貫
通した複数本(図3)のタイロッド29によって締結さ
れている。かかる固定円盤24は、中心位置に同心で設
けられた肉厚部24aと、この肉厚部24aの周面から
径方向外方に向けて全周に亘って同心で延設された、上
記肉厚部24aより薄い肉薄部24bとからなってい
る。肉厚部24aおよび肉薄部24bは図2に示す断面
視で左右対称になっている。
【0055】肉厚部24aは、厚み寸法が隣設した回転
円盤23間の間隙寸法より若干薄めに寸法設定され(す
なわち、回転円盤23間のスクリューフィーダ22の長
さ寸法が肉厚部24aの厚み寸法より若干長めに寸法設
定され)ている。かかる肉厚部24aは、その中心位置
にスクリューフィーダ22の外径寸法より若干大きい内
径寸法を備えた貫通孔24cが穿設されているととも
に、外径寸法が回転円盤23のそれより若干大きく寸法
設定されている。こうすることによって超微粉体Uおよ
び原料樹脂Gの混合物が肉厚部24aと回転円盤23の
表裏面に形成された隙間、並びに肉厚部24aの内周面
とスクリューフィーダ22の外周面との間に形成された
隙間を通過し得るようにしている。
【0056】上記シリンダ21は、図2に示すように、
中心位置に同心で設けられた肉薄部21aと、この肉薄
部21aの周面から径方向の外方に向けて全周に亘って
同心で延設された、上記肉薄部21aより厚い肉厚部2
1bとからなっている。肉薄部21aおよび肉厚部21
bは、図2に示す断面視で左右対称に形成されている。
そして、肉薄部21aと肉厚部21bとの厚み差は、上
記固定円盤24の肉厚部24aと肉薄部24bとの厚み
さと同様に設定されている。
【0057】かかるケーシング25の肉薄部21aは、
厚み寸法が回転円盤23の厚み寸法より若干厚めに寸法
設定されているとともに、その中心位置に回転円盤23
の外径寸法より若干大きい内径寸法を備えた、回転円盤
23を装着するための装着孔21cが設けられている。
【0058】従って、スプライン軸26aに回転円盤2
3を嵌挿した状態でこの回転円盤23にケーシング25
を外嵌し、引き続きスプライン軸26aにスクリューフ
ィーダ22を外嵌し、ついでこのスクリューフィーダ2
2に固定円盤24を外嵌する組み付け操作を順番に繰り
返していくことにより、図1に示すように装置本体20
が完成する。
【0059】上記ケーシング25の肉薄部21aには、
その内周面に全周に亘って上記回転円盤23の鋸歯状突
起23aに対向して形成された鋸歯状突起21dが設け
られている。この鋸歯状突起21dは、回転円盤23の
鋸歯状突起23aとは目立ての方向が逆になるように形
成されている。従って、各鋸歯状突起23a,25d間
に導入された超微粉体Uおよび原料樹脂Gの混合物は、
回転円盤23の回転によって大きな剪断力を受け、これ
による微細粒子の分断によって超微粉体Uのさらなる微
粉化が促進されるとともに、超微粉体Uと原料樹脂Gと
の混合が良好に行われるようになっている。
【0060】図4は、図2の一点鎖線で囲んだ部分の拡
大断面図であり、図5は、ケーシング25の鋸歯状突起
21dの断面斜視図である。これらの図に示すように、
鋸歯状突起21dは、ケーシング25の肉薄部21aの
内周面が、孔心に直交する平面内において径方向の外方
に向かって円弧状に凹設された円弧凹部21eと、この
円弧凹部21eの底部から弦の位置にまで突設された弦
部21fと、一の円弧凹部21eから隣の弦部21fに
まで延びた傾斜部21gとからなっている。
【0061】傾斜部21gは、円弧凹部21eから隣の
弦部21fに向かうに従って円弧の曲率半径が漸増する
ようになっており、弦部21fに到達することによって
曲率半径が無限大(すなわち直線状)になるようにして
いる。
【0062】鋸歯状突起21dをこのように構成するこ
とにより、ケーシング25の肉薄部21aと、固定円盤
24の肉厚部24aとが当接することにより形成された
ケーシング25内の隅部21hがなだらかになり(具体
的には、傾斜部21gと固定円盤24の肉厚部24aと
の間に形成される角度が鈍角になり)、これによって隅
部21h(従来は隅部が全体的に直角であった)に混合
物が滞留する従来の不都合が解消される。
【0063】因みに、上記隅部21hに混合物が長期間
に亘って滞留すると、滞留物が固化するとともに、混練
装置10の駆動による振動で固化物が剥落することがあ
り、これによって超微粉体Uと原料樹脂Gとの混合物の
均質性が損なわれ、不良品発生の原因になるが、本実施
形態においては隅部21hを鈍角にしたことにより固化
物の形成が抑止されて不良品の発生が減少する。
【0064】また、ケーシング25の中実部分には、図
2〜図4に示すように、孔心と同心で形成された環状の
第一冷熱媒体流通路27が設けられているとともに、固
定円盤24には、図2および図4に示すように、孔心と
同心で形成された環状の第二冷熱媒体流通路28が設け
られている。これらの冷熱媒体流通路27,28は、後
に詳述する電熱ジャケット90との協働で装置本体20
内の原料樹脂Gの温度を制御するためのものであり、こ
の温度制御を精密に行うことにより、超微粉体Uの集合
体である二次粒子を解砕して原料樹脂G内に均等に分散
させることができる。
【0065】以下、装置本体20の温度制御について説
明する。この温度制御を適切に実行するために、本実施
形態においては、図1に示すように、上記シリンダ21
は、最上流側(図1の右方)の第一シリンダ211から
最下流側の第十シリンダ2110までの10基が採用さ
れている。また、上記回転円盤23は、最上流側の第一
回転円盤231から最下流側の第十回転円盤2310ま
での10基が採用されている。また、上記固定円盤24
は、最上流側の第一固定円盤241から第十固定円盤2
49までの9基が採用されている。
【0066】そして、ケーシング25の下流側の半分
と、第一シリンダ211および第二シリンダ212と、
第一回転円盤231および第二回転円盤232と、第一
固定円盤241と、スクリューフィーダ22とに囲まれ
た空間に第一混練ゾーンK1が形成されている。第一混
練ゾーンK1においては、装置本体20内は第一温度T
1に制御される。
【0067】また、第三シリンダ213および第四シリ
ンダ214と、第三回転円盤233および第四回転円盤
234と、第二固定円盤242および第三固定円盤24
3と、スクリューフィーダ22とに囲まれた空間に第二
混練ゾーンK2が形成されている。第二混練ゾーンK2
においては、装置本体20内は第二温度T2に制御され
る。
【0068】また、第五シリンダ215および第六シリ
ンダ216と、第五回転円盤235および第六回転円盤
236と、第四固定円盤244および第五固定円盤24
5と、スクリューフィーダ22とに囲まれた空間に第三
混練ゾーンK3が形成されている。第三混練ゾーンK3
においては、装置本体20内は第三温度T3に制御され
る。
【0069】また、第七シリンダ217および第八シリ
ンダ218と、第七回転円盤237および第八回転円盤
238と、第六固定円盤246および第七固定円盤24
7と、スクリューフィーダ22とに囲まれた空間に第四
混練ゾーンK4が形成されている。第四混練ゾーンK4
においては、装置本体20内は第四温度T4に制御され
る。
【0070】また、第九シリンダ219および第十シリ
ンダ2110と、第九回転円盤239および第十回転円
盤2310と、第八固定円盤248および第九固定円盤
249と、スクリューフィーダ22とに囲まれた空間に
第五混練ゾーンK5が形成されている。第五混練ゾーン
K5においては、装置本体20内は第五温度T5に制御
される。
【0071】また、製品排出筒41の内周面と製品押出
し軸43の外周面とに囲繞された空間に押出しゾーンP
が形成されている。この押出しゾーンP内は、第六温度
T6に制御される。そして、最下流側のダイ部材42内
には、製品としての機能性樹脂G1を系外に排出するた
めの製品排出ゾーンVが形成されている。この製品排出
ゾーンVは、第七温度T7に制御される。
【0072】そして、本実施形態においては、第一〜第
五混練ゾーンK1〜K5によって超微粉体Uの二次粒子
を解砕して原料樹脂G内に均一に分散させる混練分散工
程(図6)が形成されているとともに、押出しゾーンP
および製品排出ゾーンVによって混練分散工程で得られ
た機能性樹脂G1を系外に押し出す押出工程(図6)が
形成されている。
【0073】また、本実施形態においては、第二混練ゾ
ーンK2および第四混練ゾーンK4によって本発明に係
る解砕処理工程が形成されているとともに、第一混練ゾ
ーンK1、第三混練ゾーンK3および第五混練ゾーンK
5によって本発明に係る分散処理工程が形成されてい
る。
【0074】そして、装置本体20内の原料樹脂Gの温
度制御のために、本発明においては、上記温度調節構造
が設けられている。温度調節構造は、図7(なお図7は
後に詳述する混練装置10の運転制御を説明するための
ものである)に示すように、各混練ゾーンK1〜K5お
よび製品排出ゾーンVにおいて装置本体20および製品
排出部40(図1)の外周面にそれぞれ設けられた電熱
ジャケット90と、各混練ゾーンK1〜K5および製品
排出ゾーンV内を冷却する冷媒供給装置60とを備えて
構成されている。
【0075】上記電熱ジャケット90は、内部にニクロ
ム線や炭化珪素等の通電発熱体が内装された環状のケー
シングを備えて構成されている。かかるケーシングが装
置本体20に外嵌されることにより、通電発熱体の発熱
で装置本体20内および製品排出部40内が加熱される
ようになっている。
【0076】このような電熱ジャケット90としては、
第一混練ゾーンK1に設けられた第一ジャケット91
と、第二混練ゾーンK2に設けられた第二ジャケット9
2と、第三混練ゾーンK3に設けられた第三ジャケット
93と、第四混練ゾーンK4に設けられた第四ジャケッ
ト94と、第五混練ゾーンK5に設けられた第五ジャケ
ット95と、押出しゾーンPに設けられた第六ジャケッ
ト96と、製品排出ゾーンVに設けられた第七ジャケッ
ト97との7基が採用されている。
【0077】かかる各電熱ジャケット91〜97には、
電源装置99から所定量の電力が供給され、これによる
通電発熱体の発熱によって各混練ゾーンK1〜K5、押
出しゾーンPおよび製品排出ゾーンVがそれぞれ別個に
所定の温度に加熱されるようになっている。
【0078】なお、上記各ゾーンの内、混練ゾーンK1
〜K5については、精密な温度管理が必要であることか
ら、つぎに詳述する冷媒供給装置60との協働によって
各混練ゾーンK1〜K5が上記第一〜第五温度T1〜T
5になるように制御される。これに対し、押出しゾーン
Pおよび製品排出ゾーンVの温度については、機能性樹
脂G1が樹脂樹脂溶融温度Tm(図6)より高温でさえ
あればよく、従って、本実施形態においては、冷媒供給
装置60を利用した精密な温度制御は行われない。
【0079】そして、このような電熱ジャケット90に
は、混練装置10の近傍に設けられた電源装置99から
の電力が供給されるようになっている。本実施形態にお
いては、第一〜第五ジャケット91〜95にはそれぞれ
固有の電力が供給されている。各混練ゾーンK1〜K5
の温度制御は第一〜第五ジャケット91〜95への電力
供給量の制御と、冷媒供給装置60からの熱媒体流通路
27,28への冷媒供給量の制御とによって行うように
なされているのに対し、押出しゾーンPおよび製品排出
ゾーンVの温度制御については第六および第七ジャケッ
ト96,97に対する電力供給量の制御のみで行うよう
になされている。
【0080】上記冷媒供給装置60は、内部に冷凍機等
からなる冷熱源と、この冷熱源によって冷却された水や
冷却オイル等の冷媒を送出する複数基の冷媒送出ポンプ
とを有している。
【0081】そして、第一混練ゾーンK1に対応した冷
媒送出ポンプと第一混練ゾーンK1の冷熱媒体流通路2
7,28との間には第一往管路61が設けられ、第二混
練ゾーンK2に対応した冷媒送出ポンプと第二混練ゾー
ンK2の冷熱媒体流通路27,28との間には第二往管
路62が設けられ、第三混練ゾーンK3に対応した冷媒
送出ポンプと第三混練ゾーンK3の冷熱媒体流通路2
7,28との間には第三往管路63が設けられ、第四混
練ゾーンK4に対応した冷媒送出ポンプと第四混練ゾー
ンK4の冷熱媒体流通路27,28との間には第四往管
路64が設けられ、第五混練ゾーンK5に対応した冷媒
送出ポンプと第五混練ゾーンK5の冷熱媒体流通路2
7,28との間には第五往管路65が設けられている。
【0082】また、混練ゾーンK1〜K5で装置本体2
0内の超微粉体Uと原料樹脂Gとの混合物の温度調節用
に使用された後の冷媒は、1本の復管路66に集められ
て冷媒供給装置60に戻され、循環使用されるようにな
っている。かかる復管路66には、外気との熱交換で冷
媒を冷却する熱交換器67が設けられ、装置本体20内
で加熱された冷媒は、ここで一旦常温より若干高めの温
度にまで冷却された後に冷媒供給装置60に戻されるよ
うになっている。
【0083】そして、冷媒供給装置60に戻された冷媒
は、冷熱源で所定の温度にまで冷却された後に後述の各
制御弁61a〜65aを介して往管路61〜65を通っ
て再度各混練ゾーンK1〜K5に向けて送り出されて循
環使用される。
【0084】上記第一往管路61には第一制御弁61a
が、第二往管路62には第二制御弁62aが、第三往管
路63には第三制御弁63aが、第四往管路64には第
四制御弁64aが、第五往管路65には第五制御弁65
aがそれぞれ設けられ、これらの制御弁61a〜65a
の開閉操作による冷媒の流量調整と、熱媒体流通路2
7,28への電力供給量の制御とで各混練ゾーンK1〜
K5の温度が制御されるようになっている。
【0085】図6は、各混練ゾーンK1〜K5、押出し
ゾーンPおよび製品排出ゾーンVの温度推移を示すグラ
フであり、横軸に第一混練ゾーンK1の始点からの距離
を設定しているとともに、縦軸に温度を設定している。
このグラフにおける温度推移の曲線は、高めで推移する
ものと、低めで推移するものと存在し、これら両推移曲
線間の点描されている範囲内の温度推移で混練装置10
が運転される。どのような温度推移を採用するかは、原
料樹脂Gの種類によって決められる。
【0086】このような温度制御が行われるのは、以下
の理由による。すなわち、超微粉体Uは、一つ一つは径
寸法がナノオーダーの非常に細かいものではあるが、こ
れらの多数がファン・デル・ワールス力によって凝集し
て、いわゆる二次粒子が形成され、この二次粒子があた
かも一つの粒子であるが如き挙動を示すため、かかる二
次粒子の集合体である超微粉体Uを単に溶融状態の原料
樹脂Gに供給して混練しても、二次粒子が原料樹脂G内
に分散するだけであり、二次粒子が解砕して一つ一つの
微粒子(一次粒子)が原料樹脂G内に均一に分散するよ
うなことは起こらない。
【0087】そこで、本実施形態においては、原料樹脂
Gを加熱溶融して液状とし、一旦この液状の原料樹脂G
内に二次粒子を均等に分散させ、その後、温度を精密に
制御して原料樹脂Gを軟化状態と、半固体状態との間で
複数回状態変化させ、半固体状態のときに回転している
回転円盤23とシリンダ21および固定円盤24との間
で生じる剪断力によって原料樹脂G内に分散している二
次粒子を破断して解砕し、半溶融状のときに回転円盤2
3の回転によって解砕された二次粒子を原料樹脂G内に
均一に分散させ、この二次粒子の剪断処理および分散処
理を繰り返すことによって超微粉体Uの粒子の一つ一つ
(すなわち一次粒子)を原料樹脂G内に均一に分散させ
るようにしており、そのために(すなわち原料樹脂Gを
順番に半溶融状と半固化状とに状態設定するために)装
置本体20内の混練ゾーン毎の精密な温度制御が必要に
なるのである。
【0088】この温度制御は、電熱ジャケット90の通
電発熱体に供給される電源装置99からの電力と、ケー
シング25の第一冷熱媒体流通路27(図2)および固
定円盤24の第二冷熱媒体流通路28に供給される冷媒
の流量を制御することにより行われる。
【0089】そして、本実施形態においては、原料樹脂
Gの融点である樹脂溶融温度Tmを基準とし、超微粉体
Uを原料樹脂G内に分散させるときには原料樹脂Gの温
度が樹脂溶融温度Tmの近辺の温度になるように温度制
御する一方、原料樹脂Gを半固化状にして剪断すること
により半固化状の原料樹脂G内に固定されている二次粒
子を解砕するときには原料樹脂Gの温度が樹脂溶融温度
Tmより低温の樹脂熱変形温度Tm′の近辺の温度にな
るように温度制御している。樹脂溶融温度Tmは、原料
樹脂Gを加熱していった場合に完全に溶融して液状にな
る温度であり、樹脂熱変形温度Tm′は、原料樹脂が熱
変形を起して半固体状態になる温度である。樹脂溶融温
度Tmより高い温度領域で、図6に示すように、溶融液
相剪断領域が設定される。
【0090】上記樹脂熱変形温度Tm′についてさらに
詳しく説明する。樹脂熱変形温度Tm′は、ASTM
(American Society of Test
ingMaterisl:米国規格協会)の試験法D−
647による試験で得られた、18.6kg/cm2
負荷が与えられた状態で樹脂が熱変形を開始する温度で
ある。この温度の近辺においては、原料樹脂Gは力が加
えられると容易に塑性変形するが流動性をほとんど示さ
ない、いわゆる半固体状態になるため、この樹脂熱変形
温度Tm′を目安にして原料樹脂G内の二次粒子を解砕
させる温度領域である冷却固相剪断領域が設定される。
【0091】因みに、樹脂熱変形温度Tm′は、樹脂の
種類によって異なり、例えばメタクリル樹脂は60℃〜
80℃、ポリエチレンは、高密度のもので43℃〜52
℃、中密度のもので32℃〜41℃、低密度のもので2
4℃〜32℃である。
【0092】そして、本実施形態における第一混練ゾー
ンK1〜第五混練ゾーンK5の温度である第一〜第五温
度T1〜T5、押出しゾーンPの温度である第六温度T
6および製品排出ゾーンVの温度である第七温度T7
は、原料樹脂Gの樹脂溶融温度Tmおよび樹脂熱変形温
度Tm′を基準にして以下のように設定されている(図
7参照)。 ・第一混練ゾーンK1 T1=Tm〜(Tm+α)℃ ・第二混練ゾーンK2 T2=(Tm′−20)〜(T
m′+β)℃ ・第三混練ゾーンK3 T3=(Tm′+γ)〜Tm℃ ・第四混練ゾーンK4 T4=(Tm′−20)〜(T
m′+β)℃ ・第五混練ゾーンK5 T5=Tm〜(Tm+δ)℃ ・押出しゾーンP T6=Tm〜(Tm+α)℃ ・製品排出ゾーンV T7=Tm〜(Tm+ε)℃。
【0093】本実施形態においては、上記「α」として
略35℃が、上記「β」として略25℃が、上記「γ」
として略20℃が、上記「δ」として略22℃が、上記
「ε」として略40℃が採用されている。このような
「α」〜「ε」の値は、多くの試験を積み重ねることに
よって得られた経験的な値である。
【0094】また、特に第二混練ゾーンK2および第四
混練ゾーンK4の温度を樹脂熱変形温度Tm′より20
℃低い温度を下限値としているのは、第二および第四混
練ゾーンK2,K4の温度(第二および第四温度T2,
T4)をこの下限値より低く設定すると、原料樹脂Gが
完全に固化してしまい、原料樹脂Gを分断するのに非常
に多くのエネルギーが消費され、エネルギー効率が低下
してしまうからであり、かかる不都合を回避するために
第二および第四温度T2,T4の設定下限値を樹脂熱変
形温度Tm′より20℃だけ低い温度にしている。
【0095】そして、超微粉体ホッパー31(図1)お
よび原料樹脂ホッパー33から装置本体20の第一混練
ゾーンK1に導入された超微粉体Uおよび原料樹脂G
は、ここで第一ジャケット91の発熱と第一冷熱媒体流
通路27および第二冷熱媒体流通路28を流通している
冷媒からの冷熱とで調整された第一温度T1に加熱さ
れ、これによって原料樹脂Gは溶融状態になる。そし
て、溶融した原料樹脂Gは、スクリューフィーダ22の
回転による下流側に向けた推進力を得て下流側に移動し
ながら回転円盤23(第一回転円盤231および第二回
転円盤232)の回転によって超微粉体Uと混練され、
これによって超微粉体Uの二次粒子が均一に原料樹脂G
内に分散した二次粒子分散混練物が得られる。
【0096】この二次粒子分散混練物は、第二混練ゾー
ンK2において第二温度T2で処理される。この第二温
度T2によって、今まで溶融状態であった原料樹脂G
は、半固体状態になる。この半固体状態の原料樹脂G中
には、先の第一混練ゾーンK1における分散処理によっ
て超微粉体Uの二次粒子が均一に分散された状態になっ
ている。そして、この半固体状態の原料樹脂Gが、回転
円盤23(第三回転円盤233および第四回転円盤23
4)の回転によって山状突起23bおよび鋸歯状突起2
1d(図3)により薄く削り取られるため、原料樹脂G
中の超微粉体Uの二次粒子が分断され、これが繰り返さ
れることにより二次粒子は効果的に解砕する。
【0097】この二次粒子が解砕した超微粉体Uと原料
樹脂Gとの混合物は、つぎの第三混練ゾーンK3におい
て第三温度T3にまで加熱され、これによって原料樹脂
Gは軟化状態とされる。この状態で、上記混合物は、回
転円盤23(第五回転円盤235および第六回転円盤2
36)の回転により混練されるため、第二混練ゾーンK
2で解砕されて小さくなった超微粉体Uの二次粒子が原
料樹脂G内に分散されることになる。
【0098】ついで、第四混練ゾーンK4においては、
原料樹脂Gは第四温度T4の環境で上記第二混練ゾーン
K2におけるのと同一の二次粒子の解砕処理が行われ、
二次粒子がほとんど存在しない状態とされる。そして、
二次粒子の解砕が略完了した混合物は、第五温度T5に
設定された第五混練ゾーンK5に導入され、これによっ
て原料樹脂Gは完全な液状となる。この液状の原料樹脂
Gが回転円盤23(第九回転円盤239および第十回転
円盤2310)の回転によって攪拌されることにより、
超微粉体Uの微細な一粒ずつが原料樹脂G内に均等に分
散されて溶融状態の機能性樹脂G1となる。
【0099】このようにして得られた機能性樹脂G1
は、第十シリンダ2110から製品排出筒41内の押出
しゾーンPに向けて排出され、さらにダイ部材42にお
いて第七ジャケット97により第六温度T6よりさらに
高温の第七温度T7にまで加熱されたのち系外に排出さ
れる。このようにされるのは、ダイ部材42の口金部に
での機能性樹脂G1の押出し抵抗を低下させるためと、
機能性樹脂G1が外部に排出された後に外気に曝され急
激に温度降下して固化するのを防止するためである。
【0100】図7は、混練装置10の運転制御の一実施
形態を示すブロック図である。この図に示すように、混
練装置10の運転制御のために混練装置10の近傍に制
御装置70が設けられている。この制御装置70は、中
央演算処理装置であるCPU(central pro
cessing unit)71と、このCPU71に
付設された入出力装置72と、必要データを一時的に記
憶するRAM(random access memo
ry)73と、制御プログラムを記憶したROM(re
ad only memory)74とを備えて構成さ
れている。
【0101】上記入出力装置72は、混練装置10の運
転に必要な各種の運転条件などのデータをCPU71へ
入力するとともに、CPU71が行う所定の演算の演算
結果や、現に実施されている混練装置10の運転状況や
時には警報などを出力するものであり、キーボードやマ
ウス等からなる入力装置と、各種の情報を画面表示する
ディスプレー装置や各種の情報を印字出力するプリンタ
等を備えている。
【0102】一方、第一混練ゾーンK1の適所には第一
温度センサ81が、第二混練ゾーンK2の適所には第二
温度センサ82が、第三混練ゾーンK3の適所には第三
温度センサ83が、第四混練ゾーンK4の適所には第四
温度センサ84が、第五混練ゾーンK5の適所には第五
温度センサ85が、押出しゾーンPの適所には第六温度
センサ86が、製品排出ゾーンVの適所には第七温度セ
ンサ87がそれぞれ設けられ、これらの温度センサ81
〜87からの温度検出信号は、逐一CPU71に入力さ
れ、これに基く制御信号が各制御弁61a〜65aへ出
力され、制御弁61a〜65aの開度がフィードバック
制御で調節されることによる冷媒の流量調節で電熱ジャ
ケット90によって加熱されている各混練ゾーンK1〜
K5の温度が精密に制御されるようになっている。
【0103】また、上記超微粉体側秤量センサ37cお
よび原料樹脂側秤量センサ38cによる超微粉体Uおよ
び原料樹脂Gの切出し流量の検出信号も逐一CPU71
に入力され、これに基く制御信号が超微粉体側駆動モー
タ32aおよび原料樹脂側駆動モータ34aへ出力さ
れ、各駆動モータ32a,34aの回転数がフィードバ
ック制御で調節されることにより、超微粉体Uおよび原
料樹脂Gの切出し流量が制御されるようになっている。
【0104】以下、このような制御装置70による混練
装置10の運転制御についてさらに詳細に説明する。混
練装置10の運転に当たっては、予めCPU71からの
制御信号によって電源装置99を介して電力が各電熱ジ
ャケット91〜97の通電発熱体に供給され、これによ
って各混練ゾーンK1〜K5、押出しゾーンPおよび製
品排出ゾーンVが所定の温度にまで加熱された状態とさ
れる。また、超微粉体ホッパー31および原料樹脂ホッ
パー33には予め所定量の超微粉体Uおよび原料樹脂G
がそれぞれ装填されている。
【0105】この状態で入出力装置72にその運転に係
る超微粉体Uおよび原料樹脂Gの設定切出し量、および
混練ゾーンK1〜K5および製品排出ゾーンVの設定温
度が入力される。ついでCPU71から駆動装置26お
よび各駆動モータ32a,34aに向けて駆動信号が出
力されることにより、スクリューフィーダ22が回転す
るとともに、各コンベヤ32,34も周回して各ホッパ
ー31,33から超微粉体Uおよび原料樹脂Gが切り出
される。
【0106】このとき、各秤量センサ37c,38cか
らの検出信号が逐一CPU71に入力され、この検出信
号の値が予め入力されている設定切出し流量の値と比較
され、検出信号の値の方が小さいときは駆動モータ32
a,34aの回転数をアップさせる信号がCPU71か
ら出力される一方、逆のときは駆動モータ32a,34
aの回転数をダウンさせる信号がCPU71から出力さ
れ、これによって各ホッパー31,33からは各コンベ
ヤ32,34により常に適量の超微粉体Uおよび原料樹
脂Gが切り出されることになる。
【0107】そして、各コンベヤ32,34によって切
り出された超微粉体Uおよび原料樹脂Gは、中継筒35
および原料投入ホッパー36を介して装置本体20の第
一混練ゾーンK1に導入され、ここで原料樹脂Gが溶融
された状態の両者の混合物は、スクリューフィーダ22
の駆動回転により下流側に向けて移動し、各混練ゾーン
K1〜K5において、先に詳述したように、回転円盤2
3の回転により混合物中の超微粉体Uの二次粒子の解砕
および拡散が繰り返されて機能性樹脂G1になる。
【0108】かかる混練ゾーンK1〜K5における装置
本体20内の温度制御について、第一混練ゾーンK1を
例に挙げて説明する。上記CPU71は、第一温度セン
サ81からの検出信号が入力されると、この検出信号の
値と、予め入力されている設定温度の値(第一温度T
1)とを比較し、検出信号の値の方が設定温度より高い
場合には、第一制御弁61aに向けて弁の開度を大きく
する信号を出力する。これによる冷媒の流量の増加によ
って第一混練ゾーンK1における冷熱媒体流通路27,
28を介した混合物への冷媒の伝熱量が増大し、第一混
練ゾーンK1の温度は第一温度T1に向けて低下するこ
とになる。
【0109】逆に第一温度センサ81の検出信号の値が
第一温度T1より低いときには、CPU71から第一制
御弁61aに向けて弁の開度を小さくする制御信号が出
力され、これによる冷媒の流量の減少で第一混練ゾーン
K1内の混合物に対する冷熱の供給量が減少し、第一混
練ゾーンK1の温度は第一温度T1に向けて上昇するこ
とになる。
【0110】このようなフィードバック制御が各混練ゾ
ーンK1〜K5で実行されることにより、各混練ゾーン
K1〜K5は、予め設定された設定温度が所定の許容温
度範囲で精密に維持されることになり、これによって原
料樹脂Gの所定温度での半固体状態および軟化状態を現
出させることが可能になり、先に説明したように超微粉
体Uの二次粒子の解砕および分散が適切に行われ、超微
粉体Uの単位粒子が均一に原料樹脂G内に分散した優れ
た機能性樹脂G1を得ることができる。
【0111】そして、押出しゾーンPおよび製品排出ゾ
ーンVにおいては、第六温度センサ86および第七温度
センサ87の検出信号に基いてCPU71から電源装置
99に向けて制御信号が出力され、電源装置99からの
第六ジャケット96および第七ジャケット97に対する
電力供給のオン・オフよって押出しゾーンPおよび製品
排出ゾーンV内が常に所定の許容温度範囲で設定温度
(第六温度T6および第七温度T7)になるように制御
される。
【0112】以上詳述したように、本実施形態の混練装
置10は、シリンダ21内に同心で装着されたスクリュ
ーフィーダ22と、このスクリューフィーダ22に同心
で一体回転可能に取り付けられた複数の回転円盤23
と、この回転円盤23の側面に対向するように同心でシ
リンダ21に装着された複数の固定円盤24とを有する
混練装置10の使用を前提とし、シリンダ21内に原料
樹脂Gの溶融温度を基準温度とした複数の混練ゾーンK
1〜K5を形成するとともに、各混練ゾーンK1〜K5
は、基準温度付近で順番に高低となるようにし、スクリ
ューフィーダ22の駆動回転で超微粉体Uおよび原料樹
脂Gを複数の混練ゾーンK1〜K5に順次通すことによ
り原料樹脂Gに半固体状態と軟化状態とを繰り返させる
ようにしているため、超微粉体Uと原料樹脂Gとの混合
物は、スクリューフィーダ22の駆動により回転してい
る回転円盤23の表面とシリンダ21の内周面および固
定円盤24の表面との間を下流側に向かって移動しなが
ら、これらの間で混合物に作用する剪断力により混練・
捏和される。
【0113】そして、装置本体20内には、基準温度の
近辺で順番に高低となるように形成された複数の混練ゾ
ーンK1〜K5が設けられ、第一混練ゾーンK1では原
料樹脂Gは溶融状態になり、第二混練ゾーンK2および
第四混練ゾーンK4では原料樹脂Gが半固体状態になる
一方、第三混練ゾーンK3および第五混練ゾーンK5で
は原料樹脂Gが軟化状態になるように温度設定されてい
るため、第二混練ゾーンK2および第四混練ゾーンK4
においては超微粉体Uがファン・デル・ワールス力で凝
集して形成された二次粒子が半固化した原料樹脂G内に
閉じ込められた状態になっており、かかる閉じ込められ
た状態の二次粒子は、半固化した周りの原料樹脂Gが回
転円盤23の回転で剪断力を受けて分断されたときに同
時に解砕され、第二混練ゾーンK2の下流側の第三混練
ゾーンK3においては、解砕された二次粒子は軟化状態
の原料樹脂G中に分散していき、第四混練ゾーンK4で
原料樹脂Gは再度半固体状態とされ、剪断力で二次粒子
が解砕される。
【0114】従って、超微粉体Uおよび原料樹脂Gが、
複数形成された高温と低温とからなる各混練ゾーンK1
〜K5を順次通過していくことにより、二次粒子の確実
な解砕とその後の分散とが繰り返され、最終的には超微
粉体Uの単位粒子が均一に原料樹脂G中に均一に分散さ
れた機能性樹脂が形成されることになる。
【0115】これによって、従来行われていたように、
原料樹脂Gを溶融温度より高温に加熱することによって
完全な液状とし、この液状の原料樹脂Gの中に超微粉体
Uを混入して単純に攪拌するような混練方法にあって
は、ファン・デル・ワールス力で強固に凝集した超微粉
体Uの二次粒子を解砕することが困難であり、超微粉体
Uを一次粒子の状態で原料樹脂G中に分散させることが
できず、従って、高品質の機能性樹脂を製造することが
できなかったが、本発明においては、従来のこのような
不都合が解消され、超微粉体Uを粒子単位で原料樹脂G
中に容易にかつ均一に分散させることが可能になり、高
品質の機能性樹脂を安価にかつ容易に製造することがで
きる。
【0116】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0117】(1)上記の実施形態においては、各混練
ゾーンK1〜K5は、それぞれ二つの回転円盤23と、
これらに対応した固定円盤24およびシリンダ21とを
備えているが、本発明は、混練ゾーンK1〜K5がそれ
ぞれ二つの回転円盤23によって構成されることに限定
されるものではなく、一つであってもよいし、三つ以上
であってもよい。
【0118】(2)上記の実施形態においては、混練ゾ
ーンとして第一混練ゾーンK1〜第五混練ゾーンK5の
五つのゾーンが形成されているが、本発明は、混練ゾー
ンが五つであることに限定されるものではなく、四つ以
下であってもよいし、六つ以上であってもよい。
【0119】(3)上記の実施形態においては、混練装
置10に超微粉体Uおよび原料樹脂Gを貯留する超微粉
体ホッパー31および原料樹脂ホッパー33が設けら
れ、これら超微粉体ホッパー31および原料樹脂ホッパ
ー33から超微粉体Uおよび原料樹脂Gが装置本体20
に向けて同時に切り出されることにより装置本体20内
で始めて両者が混合されるようになされているが、本発
明は、超微粉体Uと原料樹脂Gとを装置本体20内で混
合することに限定されるものではなく、混練装置10と
は独立した別の装置で予め超微粉体Uと原料樹脂Gとの
混合物を調製して両者が混ざり合って二次粒子が分散し
た、例えば粒状物をつくっておき、この粒状物を装置本
体20に供給するようにしてもよい。この場合には、上
記実施形態の混練装置10において、第一混練ゾーンK
1を省略して第二混練ゾーンK2から混練処理を開始す
ることが可能になるため、第一混練ゾーンK1を省略し
得る分装置の小型化を図ることが可能になり、設備コス
トおよび運転コストの低減化に貢献することができる。
【0120】(4)上記の実施形態においては、各混練
ゾーンK1〜K5の温度調節用に使用される冷媒は、冷
媒供給装置60内の冷凍機等の冷熱源によって冷却され
たものを循環使用するようになされているが、本発明
は、冷媒を循環使用することに限定されるものではな
く、例えば冷媒として上水や工業用水を採用し、使い捨
てで使用するようにしてもよい。
【0121】(5)上記の実施形態においては、各混練
ゾーンK1〜K5、押出しゾーンPおよび製品排出ゾー
ンVを加熱するために電熱ジャケット90が用いられて
いるが、本発明は、上記各ゾーンK1〜K5、P、Vの
加熱に電熱ジャケット90を採用することに限定される
ものではなく、加熱蒸気を通すスチームジャケットや、
加熱オイルを通すオイルジャケット等の加熱媒体を熱源
として利用するものを採用してもよい。
【0122】(6)上記の実施形態においては、押出し
ゾーンPおよび製品排出ゾーンVは第六ジャケット96
および第七ジャケット97のみによる加熱で温度制御さ
れているが、こうする代わりに押出しゾーンPおよび製
品排出ゾーンVについても混練ゾーンK1〜K5と同様
に冷媒供給装置60からの冷媒を供給するようにし、こ
の冷媒と第六および第七ジャケット96,97との協働
で押出しゾーンPおよび製品排出ゾーンVの温度制御を
行うようにしてもよい。
【0123】(7)上記の実施形態においては、混練分
散工程が第一〜第五混練ゾーンK1〜K5よって形成さ
れているが、本発明は、混練分散工程を第一〜第五混練
ゾーンK1〜K5によって形成することに限定されるも
のではなく、各ゾーンの各種の組み合わせが可能であ
る。
【0124】すなわち、最低限の組み合わせとして原料
樹脂Gを樹脂溶融温度Tmの近辺の温度に設定する第二
混練ゾーンK2と、原料樹脂Gを樹脂溶融温度を越える
温度に設定する第五混練ゾーンK5とからなる組み合わ
せ、および第二混練ゾーンK2と、原料樹脂Gの温度を
樹脂溶融温度未満の温度に設定する第三混練ゾーンK3
とからなる組み合わせのいずれかを挙げることができ
る。
【0125】混練ゾーンK2,K5を採用した場合に
は、原料樹脂G内に含まれた超微粉体Uの二次粒子がま
ず第二混練ゾーンK2において剪断力で解砕され、つぎ
の第五混練ゾーンK5において解砕された超微粉体Uが
流動状態の原料樹脂G中に均一に分散されるため、均質
な機能性樹脂G1を得ることができる。
【0126】また、混練ゾーンK2,K3を採用した場
合には、原料樹脂Gは、第三混練ゾーンK3で第五混練
ゾーンK5におけるより大きな剪断力を受けるため、超
微粉体Uの二次粒子の分散・解砕がより良好に行われ
る。
【0127】また、上記の組み合わせにおいて、第二混
練ゾーンK2と第五混練ゾーンK5との間に第三混練ゾ
ーンK3を介設する組み合わせを採用してもよい。かか
る三つの混練ゾーンK2,K3,K5を採用することに
より、超微粉体Uと原料樹脂Gとの混合物が第二混練ゾ
ーンK2から第五混練ゾーンK5に移行する途中に第三
混練ゾーンK3で第五混練ゾーンK5におけるよりは大
きな剪断力を受け、最後の第五混練ゾーンK5で解砕し
た超微粉体Uが良好に原料樹脂G内に分散されるため、
より均質な機能性樹脂G1を得ることができる。
【0128】これらの組み合わせ、およびこれ以外の組
み合わせの例について一覧し得るように下記する。な
お、下記では、簡単な記述とするために、各ゾーンを示
すものとしてK1、K2等の記号のみを用いる。また、
第二混練ゾーンK2と第四混練ゾーンK4とは全く同一
の温度条件であるため、K4は用いずにK2のみを用い
ることとする。 K2+K5 K2+K3 K2+K3+K5 K2+K3+K2+K5 K2+K3+K2+K3+K2+K5 K1+K2+K5 K1+K2+K3 K1+K2+K3+K5 K1+K2+K3+K2+K3+K2+K5 なお、〜は、上記の実施形態と同様に、第二混練ゾ
ーンK2の前に原料樹脂Gの温度を樹脂溶融温度よりも
高温に加熱する工程を付加したものである。こうするこ
とによって超微粉体Uの二次粒子が予め原料樹脂G内へ
良好に分散されるため、第二混練ゾーンK2でより均一
な二次粒子の解砕処理が実現する。各混練ゾーンの組み
合わせについては、超微粉体Uや原料樹脂Gの種類、さ
らには要求される機能性樹脂G1の品質に応じて適宜選
択される。
【0129】(8)上記の実施形態においては、混練装
置10として一軸式でシリンダ21にスクリューフィー
ダ22、回転円盤23および固定円盤24が設けられ
た、いわゆる石臼式のものが採用されているが、本発明
の混練方法は、混練装置として一軸式のものを採用する
ことに限定されるものではなく、外周面にスパイラルの
混練羽根を設けた二本の混練軸を、回転羽根が互いに当
接するように並設された、いわゆる二軸式の混練装置を
採用してもよい。
【0130】(9)上記の実施形態においては、超微粉
体Uとして一種類のものを採用しているが、本発明は、
原料樹脂Gに混合される超微粉体Uが一種類であること
に限定されるものではなく、複数種類であってもよい。
【0131】
【実施例】(第一実施例)原料樹脂Gとしてポリビニル
クロライドを使用する一方、超微粉体Uとして赤色また
は青色の着色剤である粒子径が0.02〜0.05μm
のキナクリドンレッドまたはフタロシアニンブルーを用
い、60重量%の原料樹脂Gに40重量%の超微粉体U
(若干の安定剤、潤滑剤および可塑剤が添加されたも
の)を添加した混合物を170℃に加熱して一旦溶融状
態とした後、冷却ミキサーで60℃にまで冷却しながら
粒状に造粒したものをまず製造した。
【0132】ついで、この造粒物を、上記実施形態の装
置本体20に所定の切り出し量で順次装填して機能性樹
脂G1である着色樹脂を試作した。この試作において、
第一混練ゾーンK1の温度(第一温度T1)をポリビニ
ルクロライドの融点(150℃)より10℃高いの16
0℃に、第二混練ゾーンK2および第四混練ゾーンK4
の温度(第二温度T2および第四温度T4)を同60℃
低い90℃に、第三混練ゾーンK3の温度(第三温度T
3)を同40℃低い110℃に、第五混練ゾーンK5の
温度(第五温度T5)を165℃にそれぞれ設定した。
【0133】因みに、上記試作に使用した混練装置10
としては、ケーシング25内のスクリューフィーダ22
の外径寸法が150mm、混練ゾーンK1〜K5内のス
クリューフィーダ22の外径寸法が140mm、回転円
盤23の外径寸法が180mm、製品押出し軸43の外
径寸法が100mm、ダイ部材42の環状排出孔42a
の孔径が1.8mmであり、駆動装置26のスクリュー
フィーダ22を回転駆動する出力が75kwのものを採
用した。
【0134】かかる混練装置10を運転することによっ
て、機能性樹脂G1である溶融状態の着色樹脂を1時間
当り150kgの割合で試作することができた。この着
色樹脂をホットカッターでカッティング処理することに
より造粒ペレットマスターバッチ顔料を得ることができ
た。
【0135】得られた造粒ペレットマスターバッチ顔料
は、ポリビニルクロライドの中にキナクリドンレッドま
たはフタロシアニンブルーの超微粉体が、二次粒子が解
砕された状態で均一に分散され、顔料として優れたもの
であることを確認することができた。 (第二実施例)原料樹脂Gとしてスチレンアクリル共重
合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等からなるバイ
ンダーポリマーを使用する一方、超微粉体Uとして黒色
の着色剤である粒子径が16nm〜25nmのカーボン
ブラックを用い、40〜95重量%の原料樹脂Gに、3
〜15重量%と、帯電抑制剤および離型剤とを添加した
混合物を加熱して一旦溶融状態とした後、冷却ミキサー
で60℃にまで冷却しながら粒状に造粒したものをまず
製造した。
【0136】ついで、この造粒物を、上記実施形態の装
置本体20に所定の切り出し量で順次装填して機能性樹
脂G1である、電子写真用の黒色トナーを試作した。こ
の試作において、第一混練ゾーンK1の温度(第一温度
T1)を120℃に、第二混練ゾーンK2および第四混
練ゾーンK4の温度(第二温度T2および第四温度T
4)を65℃に、第三混練ゾーンK3の温度(第三温度
T3)を80℃に、第五混練ゾーンK5の温度(第五温
度T5)を110℃にそれぞれ設定した。
【0137】因みに、上記試作に使用した混練装置10
としては、第一実施例で使用したものと同一のものを用
いた。なお、駆動装置26のスクリューフィーダ22を
回転駆動する出力は、90kwに設定した。また、回転
円盤23の回転数は75rpmに設定した。
【0138】このような条件での混練装置10の運転に
よって、機能性樹脂G1である溶融状態の黒色樹脂を1
時間当り110kgの割合で試作することができた。
【0139】得られた黒色トナーは、バインダーポリマ
ーの中に超微粉体であるカーボンブラックが、二次粒子
が解砕された状態で均一に分散され、黒色トナーとして
優れたものであることを確認することができた。また、
黒色トナーの収率は85%〜92%となり、従来の収率
が60%〜65%であったことを勘案すると、本発明方
法によれば顕著な収率の向上を果し得ることを確認する
ことができた。
【0140】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、樹脂が固
体状態を保つ樹脂熱変形温度近辺の温度に設定した樹脂
固化ゾーンにおいて原料に剪断力を加えることにより原
料中の超微粉体を解砕する解砕処理工程と、樹脂がゴム
粘弾性状態または溶融状態となる樹脂溶融温度近辺の温
度に設定した樹脂分散ゾーンにおいて原料に剪断力を加
えることにより原料中に超微粉体を分散させる分散処理
工程とを含み、解砕処理工程の後に少なくとも1回の分
散処理工程を行うようにしているため、樹脂固化ゾーン
においては超微粉体がファン・デル・ワールス力で凝集
して形成された二次粒子が半固化した原料樹脂内に閉じ
込められた状態になっており、かかる閉じ込められた状
態の二次粒子は、固体状態の周りの原料樹脂が高い剪断
力を受けて分断されたときに同時に解砕されるととも
に、その下流側の樹脂分散ゾーンにおいて解砕された二
次粒子を原料樹脂中に分散させることができる。
【0141】従って、超微粉体および原料樹脂を、樹脂
固化ゾーンと樹脂分散ゾーンとに通過させることによ
り、二次粒子の確実な解砕とその後の分散とにより最終
的には超微粉体の単位粒子が均一に原料樹脂中に均一に
分散された機能性樹脂を容易に形成することができ、超
微粉体を粒子単位で原料樹脂中に容易にかつ均一に分散
させることで高品質の機能性樹脂を連続的に大量にかつ
安価に製造することができる。
【0142】請求項2記載の発明によれば、解砕処理工
程と分散処理工程とを複数回繰り返すようにしているた
め、繰り返し処理で二次粒子の解砕および分散をより確
実に行うことができる。
【0143】請求項3記載の発明によれば、複数回の解
砕処理工程の間で行われる分散処理工程の樹脂分散ゾー
ンの温度は樹脂溶融温度以下に設定しているため、原料
樹脂は、複数回の解砕処理工程の間で行われる分散処理
工程での温度が樹脂溶融温度以下の温度に設定されてゴ
ム粘弾性状態になり、分散処理工程と解砕処理工程との
間の温度差を大きくしないで熱損失を抑えた上で、均一
かつ効率的な混練処理が実現することができる。
【0144】請求項4記載の発明によれば、最初の解砕
処理工程の前にも分散処理工程を行うようにしているた
め、超微粉体の二次粒子は、最初の解砕処理工程の前に
分散処理工程で分散され、つぎの解砕処理工程で二次粒
子の解砕を均一かつ効果的に行うことができる。
【0145】請求項5記載の発明によれば、最初の解砕
処理工程の前に行う分散処理工程の樹脂分散ゾーンの温
度は樹脂溶融温度以上に設定しているため、混練装置か
らの混練物の排出が容易に行われ、生産効率が向上する
とともに、混練装置をそのまま射出成形装置として利用
することができる。
【0146】請求項6記載の発明によれば、最後の分散
処理工程の樹脂分散ゾーンの温度を樹脂溶融温度以上に
設定しているため、最後の分散処理工程で超微粉体の樹
脂への分散処理の最終的な仕上げが行われ、製品として
の機能性樹脂を流動状態で系外に排出することができ
る。
【0147】請求項7記載の発明によれば、超微粉体と
原料樹脂との混合物は、スクリューフィーダの駆動によ
り回転している回転円盤の表面とシリンダの内周面およ
び固定円盤の表面との間を下流側に向かって移動しなが
ら、これらの間で混合物に作用する剪断力により混練・
捏和され、請求項1の発明と同様の作用を得ることがで
きる。
【0148】そして、特に原料樹脂は、回転円盤と固定
円盤と挟持された状態でずり剪断作用による石臼効果に
よって混練されるため、二軸方式の混練装置に比べて原
料樹脂内に分散している二次粒子をより効率的に解砕す
ることができる。
【0149】請求項8記載の発明によれば、各ゾーンに
おける樹脂の温度が加熱手段と冷却手段とを備えた温度
調節手段によって調節することができるため、例えば樹
脂が目標温度より高温になっているときには冷却手段に
よって冷却する一方、樹脂が目標温度より低温になって
いるときには加熱手段によって加熱することで樹脂を迅
速に目標温度に戻すことができ、加熱手段および冷却手
段のいずれか一方による温度調節に比べて、温度調節の
自由度を大きくした上で迅速かつ正確な温度調節を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる混練装置の一実施形態を示す側
面断面視の説明図である。
【図2】装置本体の一部を示す部分断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2の一点鎖線で囲んだ部分の拡大断面図であ
る。
【図5】ケーシングの鋸歯状突起の一部断面斜視図であ
る。
【図6】各混練ゾーン、押出しゾーンおよび製品排出ゾ
ーンの温度推移を示すグラフであり、横軸に第一混練ゾ
ーンの始点からの距離を設定しているとともに、縦軸に
温度を設定している。
【図7】混練装置の運転制御の一実施形態を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
U 超微粉体 G 原料樹脂 G1 機能性樹脂 K1〜K5 第一〜第五混練ゾーン P 押出しゾーン V 製品排出ゾーン 10 混練装置 20 装置本体 21 シリンダ 211〜219 第一〜第九シリンダ 21a 肉薄部 21b 肉厚部 21c 装着孔 21d 鋸歯状突起 21e 円弧凹部 21f 弦部 21g 傾斜部 21h 隅部 22 スクリューフィーダ 22a 螺条 23 回転円盤 231〜2310 第一〜第十回転円盤 23a 鋸歯状突起 23b 山状突起 23c 谷状凹部 24 固定円盤 241〜2410 第一〜第十固定円盤 24a 肉厚部 24b 肉薄部 24c 貫通孔 25 ケーシング 25a 原料装入孔 26 駆動装置 26a スプライン軸 26b スプライン条 27 第一冷熱媒体流通路 28 第二冷熱媒体流通路 29 タイロッド 30 原料供給部 31 超微粉体ホッパー 32 コンベヤ 32a 超微粉体側駆動モータ 33 原料樹脂ホッパー 34 コンベヤ 34a 原料樹脂側駆動モータ 35 中継筒 36 原料投入ホッパー 37 超微粉体秤量器 38 原料樹脂秤量器 37a,38a 支点 37b,38b 天秤棒 37c 超微粉体側秤量センサ 38c 原料樹脂側秤量センサ 40 製品排出部 41 製品排出筒 41a フランジ 42 ダイ部材 42a 環状排出孔 43 製品押出し軸 23a,25d 鋸歯状突起 27,28 冷熱媒体流通路 60 冷媒供給装置 61 往管路 61a 制御弁 61〜65 第一〜第五往管路 61a〜65a 第一〜第五制御弁 66 復管路 67 熱交換器 70 制御装置 71 CPU 72 入出力装置 73 RAM 74 ROM 81〜86 第一〜第六温度センサ 90 電熱ジャケット 91〜97 第一〜第七ジャケット 99 電源装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超微粉体と樹脂とを含む原料を下流側に
    移動させながら超微粉体と樹脂とを混練する混練方法で
    あって、 樹脂が固体状態を保つ樹脂熱変形温度近辺の温度に設定
    した樹脂固化ゾーンにおいて原料に剪断力を加えること
    により原料中の超微粉体を解砕する解砕処理工程と、 樹脂がゴム粘弾性状態または溶融状態となる樹脂溶融温
    度近辺の温度に設定した樹脂分散ゾーンにおいて原料に
    剪断力を加えることにより原料中に超微粉体を分散させ
    る分散処理工程とを含み、 解砕処理工程の後に少なくとも1回の分散処理工程を行
    うことを特徴とする超微粉体と樹脂との混練方法。
  2. 【請求項2】 解砕処理工程と分散処理工程とを複数回
    繰り返すことを特徴とする請求項1記載の超微粉体と樹
    脂との混練方法。
  3. 【請求項3】 複数回の解砕処理工程の間で行われる分
    散処理工程の樹脂分散ゾーンの温度は樹脂溶融温度以下
    に設定することを特徴とする請求項2記載の超微粉体と
    樹脂との混練方法。
  4. 【請求項4】 最初の解砕処理工程の前にも分散処理工
    程を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の超微粉体と樹脂との混練方法。
  5. 【請求項5】 最初の解砕処理工程の前に行う分散処理
    工程の樹脂分散ゾーンの温度は樹脂溶融温度以上に設定
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の超微粉体と樹脂との混練方法。
  6. 【請求項6】 最後の分散処理工程の樹脂分散ゾーンの
    温度は樹脂溶融温度以上に設定することを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の超微粉体と樹脂との混
    練方法。
  7. 【請求項7】 超微粉体と樹脂とを含む原料を下流側に
    移動させながら超微粉体と樹脂とを混練する混練装置で
    あって、超微粉体と原料樹脂とが装填されるシリンダ
    と、このシリンダに同心で内装されるスクリューフィー
    ダと、このスクリューフィーダに同心で一体回転可能に
    取り付けられる複数の回転円盤と、この回転円盤の側面
    に対向するように同心でシリンダに装着される複数の固
    定円盤とが備えられ、シリンダ内に樹脂が固体状態を保
    つ樹脂熱変形温度近辺の温度に設定する樹脂固化ゾーン
    と、樹脂がゴム粘弾性状態または溶融状態となる樹脂溶
    融温度近辺の温度に設定する樹脂分散ゾーンとを形成す
    るとともに、各ゾーンにおける原料樹脂の温度を調節す
    る温度調節手段が設けられていることを特徴とする超微
    粉体と樹脂との混練装置。
  8. 【請求項8】 上記温度調節手段は、加熱手段と冷却手
    段とを備えるものであることを特徴とする請求項7記載
    の超微粉体と樹脂との混練装置。
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