JP2002228488A - エンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法 - Google Patents
エンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法Info
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- JP2002228488A JP2002228488A JP2001029187A JP2001029187A JP2002228488A JP 2002228488 A JP2002228488 A JP 2002228488A JP 2001029187 A JP2001029187 A JP 2001029187A JP 2001029187 A JP2001029187 A JP 2001029187A JP 2002228488 A JP2002228488 A JP 2002228488A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンコーダから出力される位相が異なる2相
の各出力信号の振幅、オフセット、および各出力信号間
の位相差の正確な自動調整を可能とし、温度変化等によ
る該振幅、オフセット、および位相差の変化を補正す
る。 【解決手段】 前記各出力信号の最大値と最小値を検出
する補正信号検出手段と、該最大値と最小値より前記各
出力信号の振幅とオフセットを算出して振幅とオフセッ
トの各規定値に対する補正量を演算する補正演算手段と
を含むディジタル信号処理器100と、該補正演算手段
に基づいて前記各出力信号の振幅を調整する振幅補正手
段である第1演算器10および第3演算器20と、該補
正演算手段に基づいて前記各出力信号のオフセットを調
整するオフセット補正手段である第2演算器12および
第4演算器22とを備え、2つの位相が異なる信号の位
相差を検出する位相差検出手段と、該位相差を所定値に
調整する位相補正手段とを有する。
の各出力信号の振幅、オフセット、および各出力信号間
の位相差の正確な自動調整を可能とし、温度変化等によ
る該振幅、オフセット、および位相差の変化を補正す
る。 【解決手段】 前記各出力信号の最大値と最小値を検出
する補正信号検出手段と、該最大値と最小値より前記各
出力信号の振幅とオフセットを算出して振幅とオフセッ
トの各規定値に対する補正量を演算する補正演算手段と
を含むディジタル信号処理器100と、該補正演算手段
に基づいて前記各出力信号の振幅を調整する振幅補正手
段である第1演算器10および第3演算器20と、該補
正演算手段に基づいて前記各出力信号のオフセットを調
整するオフセット補正手段である第2演算器12および
第4演算器22とを備え、2つの位相が異なる信号の位
相差を検出する位相差検出手段と、該位相差を所定値に
調整する位相補正手段とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の回転角
度や移動距離を測定するためのエンコーダ出力信号を自
動調整する装置に関し、特にエンコーダ出力信号の振
幅、オフセットおよび位相差の自動調整装置に関する。
度や移動距離を測定するためのエンコーダ出力信号を自
動調整する装置に関し、特にエンコーダ出力信号の振
幅、オフセットおよび位相差の自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンコーダからの出力信号は、
A相およびB相と呼ばれる位相がおおよそ90度ずれた
2相の正弦波信号であり、エンコーダに接続される電子
回路でこの正弦波信号を検出して被測定物の回転角度や
移動距離を測定する。理想的には、A相信号とB相信号
は、オフセットが零で正弦波信号の振幅が等しく、かつ
位相差が90度であることが望まれる。しかし、実際に
は、エンコーダを構成する各部品のばらつきや組み立て
上の差異により、オフセットと正弦波信号の振幅は様々
な大きさとなり、位相差も90度に対して様々な誤差を
有する。従来は、作業者が組み立てられたエンコーダの
A相信号とB相信号を測定器により確認し、調整抵抗等
によりオフセットを零、正弦波信号の振幅を規定値とな
るように調整を行っていた。
A相およびB相と呼ばれる位相がおおよそ90度ずれた
2相の正弦波信号であり、エンコーダに接続される電子
回路でこの正弦波信号を検出して被測定物の回転角度や
移動距離を測定する。理想的には、A相信号とB相信号
は、オフセットが零で正弦波信号の振幅が等しく、かつ
位相差が90度であることが望まれる。しかし、実際に
は、エンコーダを構成する各部品のばらつきや組み立て
上の差異により、オフセットと正弦波信号の振幅は様々
な大きさとなり、位相差も90度に対して様々な誤差を
有する。従来は、作業者が組み立てられたエンコーダの
A相信号とB相信号を測定器により確認し、調整抵抗等
によりオフセットを零、正弦波信号の振幅を規定値とな
るように調整を行っていた。
【0003】しかしながら、この従来の技術における方
法では、作業者の調整工程増加によるコスト上昇を招く
という問題があった。また、エンコーダの温度感度や経
年変化によるオフセット変化と正弦波信号振幅の変化に
より、回転角度または移動距離の測定において誤動作や
大きな誤差が発生するという問題があった。
法では、作業者の調整工程増加によるコスト上昇を招く
という問題があった。また、エンコーダの温度感度や経
年変化によるオフセット変化と正弦波信号振幅の変化に
より、回転角度または移動距離の測定において誤動作や
大きな誤差が発生するという問題があった。
【0004】これらの問題点を改善する従来例は、例え
ば特開平7−209020号公報に開示されている。図
10は、この従来例に係るエンコーダ読み取り信号の補
正回路を示す概略構成図である。
ば特開平7−209020号公報に開示されている。図
10は、この従来例に係るエンコーダ読み取り信号の補
正回路を示す概略構成図である。
【0005】図10において、エンコーダ500は位相
がおおよそ90度異なるA相とB相の正弦波信号を出力
する。これらの信号はセレクタ610および回転検知部
620に入力される。セレクタ610は、検出シーケン
サ609により切り替えられ、セレクタ610に入力さ
れた信号は選択的にA/D変換器611に入力されてA
/D変換される。
がおおよそ90度異なるA相とB相の正弦波信号を出力
する。これらの信号はセレクタ610および回転検知部
620に入力される。セレクタ610は、検出シーケン
サ609により切り替えられ、セレクタ610に入力さ
れた信号は選択的にA/D変換器611に入力されてA
/D変換される。
【0006】検出シーケンサ609は、A/D変換され
たA相信号とB相信号のそれぞれの値とRAM612に
記憶されている最大値および最小値を比較し、記憶され
ている最大値より大きな値の場合は最大値を、最小値よ
り小さな値の場合は最小値を更新する。また、検出シー
ケンサ609は、エンコーダ500から出力される正弦
波信号の一周期の期間における最大値と最小値をRAM
612に記憶させる。この動作を一周期毎に繰り返し行
う。ただし、図11に示す第2周期のように、エンコー
ダ500への入力が反転し、正弦波信号が一周期に満た
ない場合は、検出した最大値と最小値のデータを無効に
する。図11は、エンコーダ500への入力回転方向が
反転した場合の一例を示すエンコーダ出力波形図であ
り、縦軸は振幅、横軸は時間をそれぞれ示し、実線はA
相信号、点線はB相信号をそれぞれ示す。
たA相信号とB相信号のそれぞれの値とRAM612に
記憶されている最大値および最小値を比較し、記憶され
ている最大値より大きな値の場合は最大値を、最小値よ
り小さな値の場合は最小値を更新する。また、検出シー
ケンサ609は、エンコーダ500から出力される正弦
波信号の一周期の期間における最大値と最小値をRAM
612に記憶させる。この動作を一周期毎に繰り返し行
う。ただし、図11に示す第2周期のように、エンコー
ダ500への入力が反転し、正弦波信号が一周期に満た
ない場合は、検出した最大値と最小値のデータを無効に
する。図11は、エンコーダ500への入力回転方向が
反転した場合の一例を示すエンコーダ出力波形図であ
り、縦軸は振幅、横軸は時間をそれぞれ示し、実線はA
相信号、点線はB相信号をそれぞれ示す。
【0007】回転検知部620は、エンコーダ500へ
の入力回転方向が一定であるか否かを検知するものであ
り、コンパレータ601,602、方向信号生成部60
3、カウントクロック生成部604、カウンタ605、
フリップフロップ606,607およびカウント値比較
部608により構成され、正弦波信号の一周期を表すカ
ウントクロック信号と反転検出信号を検出シーケンサ6
09に出力する。
の入力回転方向が一定であるか否かを検知するものであ
り、コンパレータ601,602、方向信号生成部60
3、カウントクロック生成部604、カウンタ605、
フリップフロップ606,607およびカウント値比較
部608により構成され、正弦波信号の一周期を表すカ
ウントクロック信号と反転検出信号を検出シーケンサ6
09に出力する。
【0008】コンパレータ601,602はエンコーダ
500から出力されるA相とB相の正弦波信号を矩形波
に変換する。方向信号生成部603は前記各矩形波信号
に基づき回転方向を表す方向信号を生成する。カウント
クロック生成部604は前記カウントクロックを生成す
る。カウンタ605は方向信号生成部603が出力する
方向信号とカウントクロック生成部604が出力するカ
ウントクロックに基づき、現時点におけるエンコーダ5
00のカウント値を出力する。フリップフロップ606
はカウンタ605が出力する現時点のエンコーダ500
のカウント値とカウントクロック生成部604が出力す
るカウントクロックに基づき、1つ前の時点におけるエ
ンコーダ500のカウント値を出力する。フリップフロ
ップ607はフリップフロップ606が出力する1つ前
の時点におけるエンコーダ500のカウント値とカウン
トクロック生成部604が出力するカウントクロックに
基づき、2つ前の時点におけるエンコーダ500のカウ
ント値を出力する。カウント値比較部608はカウンタ
605が出力する現時点におけるエンコーダ500のカ
ウント値と、フリップフロップ607が出力する2つ前
の時点におけるエンコーダ500のカウント値を比較
し、等しい場合はエンコーダ500への入力回転方向が
反転したとして前記反転検出信号を出力する。
500から出力されるA相とB相の正弦波信号を矩形波
に変換する。方向信号生成部603は前記各矩形波信号
に基づき回転方向を表す方向信号を生成する。カウント
クロック生成部604は前記カウントクロックを生成す
る。カウンタ605は方向信号生成部603が出力する
方向信号とカウントクロック生成部604が出力するカ
ウントクロックに基づき、現時点におけるエンコーダ5
00のカウント値を出力する。フリップフロップ606
はカウンタ605が出力する現時点のエンコーダ500
のカウント値とカウントクロック生成部604が出力す
るカウントクロックに基づき、1つ前の時点におけるエ
ンコーダ500のカウント値を出力する。フリップフロ
ップ607はフリップフロップ606が出力する1つ前
の時点におけるエンコーダ500のカウント値とカウン
トクロック生成部604が出力するカウントクロックに
基づき、2つ前の時点におけるエンコーダ500のカウ
ント値を出力する。カウント値比較部608はカウンタ
605が出力する現時点におけるエンコーダ500のカ
ウント値と、フリップフロップ607が出力する2つ前
の時点におけるエンコーダ500のカウント値を比較
し、等しい場合はエンコーダ500への入力回転方向が
反転したとして前記反転検出信号を出力する。
【0009】CPU614は、RAM612に格納され
た一周期毎のA相とB相の最大値と最小値をそれぞれ読
み出し、これよりエンコーダ500からの出力信号であ
るA相とB相の正弦波信号の振幅とオフセット値を算出
する。
た一周期毎のA相とB相の最大値と最小値をそれぞれ読
み出し、これよりエンコーダ500からの出力信号であ
るA相とB相の正弦波信号の振幅とオフセット値を算出
する。
【0010】上記従来例により、エンコーダからの出力
信号の振幅とオフセットは自動的に調整することが可能
となり、エンコーダの温度感度や経年変化による出力信
号の振幅とオフセットの変化は抑制することが可能とな
った。
信号の振幅とオフセットは自動的に調整することが可能
となり、エンコーダの温度感度や経年変化による出力信
号の振幅とオフセットの変化は抑制することが可能とな
った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例では、A相とB相の位相差は、エンコーダの組
み立て段階で機械的な調整が行われるのみであり、作業
者の機械的調整時間の増加によるコスト上昇を招くとい
う問題があった。また、エンコーダの温度感度や経年変
化による位相差の変化により、回転角度または移動距離
の測定において大きな誤差が発生するという問題があっ
た。
た従来例では、A相とB相の位相差は、エンコーダの組
み立て段階で機械的な調整が行われるのみであり、作業
者の機械的調整時間の増加によるコスト上昇を招くとい
う問題があった。また、エンコーダの温度感度や経年変
化による位相差の変化により、回転角度または移動距離
の測定において大きな誤差が発生するという問題があっ
た。
【0012】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、エンコーダから出力される位相がそれぞれ異な
る複数相の各出力信号の振幅とオフセットと前記各出力
信号間の位相差の正確な自動調整を行うことを可能と
し、結果として作業者の各種調整工程と時間を削減して
コストを低減するエンコーダ出力信号の自動調整装置を
提供することを目的とする。
であり、エンコーダから出力される位相がそれぞれ異な
る複数相の各出力信号の振幅とオフセットと前記各出力
信号間の位相差の正確な自動調整を行うことを可能と
し、結果として作業者の各種調整工程と時間を削減して
コストを低減するエンコーダ出力信号の自動調整装置を
提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、エンコーダの温度感度や
経年変化による前記各出力信号の振幅とオフセット変
化、および前記各出力信号間の位相差の変化を補正し、
常に高精度な回転角度または移動距離の測定を行うこと
が可能なエンコーダ出力信号の自動調整装置を提供する
ことをさらなる目的とする。
経年変化による前記各出力信号の振幅とオフセット変
化、および前記各出力信号間の位相差の変化を補正し、
常に高精度な回転角度または移動距離の測定を行うこと
が可能なエンコーダ出力信号の自動調整装置を提供する
ことをさらなる目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明のエンコーダ出力信号の自動調整
装置は、被測定物の回転角度または移動距離に応じてエ
ンコーダから出力される互いに位相の異なる複数の各出
力信号の最大値と最小値を検出する補正信号検出手段
と、該補正信号検出手段により検出された最大値と最小
値より前記各出力信号の振幅とオフセットを算出して振
幅とオフセットの各規定値に対する補正量を演算する補
正演算手段と、該補正演算手段の演算出力に基づいて前
記各出力信号の振幅を調整する振幅補正手段と、該補正
演算手段の演算出力に基づいて前記各出力信号のオフセ
ットを調整するオフセット補正手段と、前記複数の出力
信号のうち1つの信号を基準信号、他の信号を被調整信
号として所定のタイミングにおける基準信号と被調整信
号の振幅値を乗算した値に基づいて前記基準信号と前記
被調整信号の位相差を検出する位相差検出手段とを有す
ることを特徴とする。
成するために、本発明のエンコーダ出力信号の自動調整
装置は、被測定物の回転角度または移動距離に応じてエ
ンコーダから出力される互いに位相の異なる複数の各出
力信号の最大値と最小値を検出する補正信号検出手段
と、該補正信号検出手段により検出された最大値と最小
値より前記各出力信号の振幅とオフセットを算出して振
幅とオフセットの各規定値に対する補正量を演算する補
正演算手段と、該補正演算手段の演算出力に基づいて前
記各出力信号の振幅を調整する振幅補正手段と、該補正
演算手段の演算出力に基づいて前記各出力信号のオフセ
ットを調整するオフセット補正手段と、前記複数の出力
信号のうち1つの信号を基準信号、他の信号を被調整信
号として所定のタイミングにおける基準信号と被調整信
号の振幅値を乗算した値に基づいて前記基準信号と前記
被調整信号の位相差を検出する位相差検出手段とを有す
ることを特徴とする。
【0015】上記した従来例では、A相とB相の位相差
は、エンコーダの組み立て段階で機械的な調整が行われ
るのみで、電気的な調整手段がなく、自動的に調整する
ことはできないので作業者の機械的調整時間の増加によ
るコスト上昇を招くという問題があった。また、エンコ
ーダの温度感度や経年変化による位相差の変化により、
回転角度または移動距離の測定において大きな誤差が発
生するという問題があった。
は、エンコーダの組み立て段階で機械的な調整が行われ
るのみで、電気的な調整手段がなく、自動的に調整する
ことはできないので作業者の機械的調整時間の増加によ
るコスト上昇を招くという問題があった。また、エンコ
ーダの温度感度や経年変化による位相差の変化により、
回転角度または移動距離の測定において大きな誤差が発
生するという問題があった。
【0016】本発明によれば、エンコーダから出力され
る位相が異なる複数相の各出力信号の振幅とオフセット
と前記各出力信号間の位相差の正確な自動調整を行うこ
とを可能とし、結果として作業者の各種調整工程と時間
を削減してコストを低減することが可能となる。また、
エンコーダの温度感度や経年変化による前記各出力信号
の振幅とオフセット変化、および前記各出力信号間の位
相差の変化を補正し、常に高精度な回転角度または移動
距離の測定を行うことが可能となる。
る位相が異なる複数相の各出力信号の振幅とオフセット
と前記各出力信号間の位相差の正確な自動調整を行うこ
とを可能とし、結果として作業者の各種調整工程と時間
を削減してコストを低減することが可能となる。また、
エンコーダの温度感度や経年変化による前記各出力信号
の振幅とオフセット変化、および前記各出力信号間の位
相差の変化を補正し、常に高精度な回転角度または移動
距離の測定を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態にお
いて、前記位相差検出手段は、前記基準信号の振幅が所
定の振幅値となったとき、前記被調整信号の振幅を検出
し、その検出値と前記所定の振幅値またはその極性信号
とを乗算した値に基づいて前記基準信号と前記被調整信
号の位相差を検出する。本構成等により、前記位相差検
出手段において前記基準信号と前記被調整信号の位相差
を容易かつ感度よく検出することが可能となる。ここ
で、「前記基準信号の振幅が所定の振幅値となったと
き」とは、基準信号の振幅が所定の振幅値に対し所定の
許容範囲(例えば±1%、またはディジタル値で±1)
内に入ったとき、または所定の振幅値を上から下または
下から上へ横切って変化したときをいう。
いて、前記位相差検出手段は、前記基準信号の振幅が所
定の振幅値となったとき、前記被調整信号の振幅を検出
し、その検出値と前記所定の振幅値またはその極性信号
とを乗算した値に基づいて前記基準信号と前記被調整信
号の位相差を検出する。本構成等により、前記位相差検
出手段において前記基準信号と前記被調整信号の位相差
を容易かつ感度よく検出することが可能となる。ここ
で、「前記基準信号の振幅が所定の振幅値となったと
き」とは、基準信号の振幅が所定の振幅値に対し所定の
許容範囲(例えば±1%、またはディジタル値で±1)
内に入ったとき、または所定の振幅値を上から下または
下から上へ横切って変化したときをいう。
【0018】前記所定の振幅値は、前記基準信号を正弦
波信号としたときの、45度、135度、225度およ
び315度のうちの少なくとも一つの位相における振幅
値とすることができる。また、前記所定の振幅値は、前
記基準信号の最大値および最小値のうちのいずれか一方
としてもよい。
波信号としたときの、45度、135度、225度およ
び315度のうちの少なくとも一つの位相における振幅
値とすることができる。また、前記所定の振幅値は、前
記基準信号の最大値および最小値のうちのいずれか一方
としてもよい。
【0019】前記所定の振幅値は、前記基準信号を正弦
波信号としたときの、45度、135度、225度およ
び315度の位相における振幅値とすることができる。
また、前記所定の振幅値は、前記基準信号の最大値およ
び最小値としてもよい。本実施形態において、45度、
135度、225度、および315度については、それ
ぞれの値のみならず、その値の近傍の範囲(おおむね4
5度、おおむね135度、おおむね225度、およびお
おむね315度)を含むことができる。さらに、前記位
相差検出手段は、前記基準信号の振幅が前記所定の振幅
値と実質一致したときの前記被調整信号の振幅を検出
し、その検出値と前記所定の振幅値またはその極性信号
を乗算した値を該基準信号の1または2周期分累算した
値を前記基準信号と前記被調整信号の位相差を表す信号
として出力する。
波信号としたときの、45度、135度、225度およ
び315度の位相における振幅値とすることができる。
また、前記所定の振幅値は、前記基準信号の最大値およ
び最小値としてもよい。本実施形態において、45度、
135度、225度、および315度については、それ
ぞれの値のみならず、その値の近傍の範囲(おおむね4
5度、おおむね135度、おおむね225度、およびお
おむね315度)を含むことができる。さらに、前記位
相差検出手段は、前記基準信号の振幅が前記所定の振幅
値と実質一致したときの前記被調整信号の振幅を検出
し、その検出値と前記所定の振幅値またはその極性信号
を乗算した値を該基準信号の1または2周期分累算した
値を前記基準信号と前記被調整信号の位相差を表す信号
として出力する。
【0020】前記位相差検出手段により検出された前記
基準信号と前記被調整信号の位相差を表す信号に基づい
て前記基準信号の振幅を調整した信号を前記被調整信号
に加減算することにより該被調整信号の位相を操作し、
前記基準信号と該被調整信号の位相差を所定の位相差に
調整する位相補正手段をさらに有する。ここで、前記所
定の位相差は、90度としてもよい。
基準信号と前記被調整信号の位相差を表す信号に基づい
て前記基準信号の振幅を調整した信号を前記被調整信号
に加減算することにより該被調整信号の位相を操作し、
前記基準信号と該被調整信号の位相差を所定の位相差に
調整する位相補正手段をさらに有する。ここで、前記所
定の位相差は、90度としてもよい。
【0021】前記補正演算手段は、前記補正信号検出手
段より得られた前記各出力信号の最大値と最小値の差を
求めて振幅の規定値に対する補正量を演算する振幅補正
演算手段と、前記補正信号検出手段より得られた前記各
出力信号の最大値と最小値の平均値を求めてオフセット
の規定値に対する補正量を演算するオフセット補正演算
手段により構成することができる。
段より得られた前記各出力信号の最大値と最小値の差を
求めて振幅の規定値に対する補正量を演算する振幅補正
演算手段と、前記補正信号検出手段より得られた前記各
出力信号の最大値と最小値の平均値を求めてオフセット
の規定値に対する補正量を演算するオフセット補正演算
手段により構成することができる。
【0022】本実施形態によれば、作業者によらずエン
コーダから出力される複数の位相が異なる複数相(例え
ば2相)の各出力信号の振幅とオフセット調整ができ、
さらに前記各出力信号間の位相差の正確な検出が行われ
ることによる位相差の自動調整ができる。また、温度変
化や経年変化により前記各出力信号の振幅、オフセット
および位相差が変化した場合でもそれぞれの変化の補正
を可能とすることができる。
コーダから出力される複数の位相が異なる複数相(例え
ば2相)の各出力信号の振幅とオフセット調整ができ、
さらに前記各出力信号間の位相差の正確な検出が行われ
ることによる位相差の自動調整ができる。また、温度変
化や経年変化により前記各出力信号の振幅、オフセット
および位相差が変化した場合でもそれぞれの変化の補正
を可能とすることができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 [第1の実施例]まず、本発明の第1の実施例について
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係るエンコ
ーダ出力信号の自動調整装置の概略構成図である。図1
において、エンコーダ500は、回転角度または移動距
離に応じて正弦波信号を出力する。一般的には、A相と
B相と呼ばれる位相がおおよそ90度ずれた2相の正弦
波信号を出力する。
詳細に説明する。 [第1の実施例]まず、本発明の第1の実施例について
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係るエンコ
ーダ出力信号の自動調整装置の概略構成図である。図1
において、エンコーダ500は、回転角度または移動距
離に応じて正弦波信号を出力する。一般的には、A相と
B相と呼ばれる位相がおおよそ90度ずれた2相の正弦
波信号を出力する。
【0024】A相信号は、振幅補正手段である第1演算
器10に入力され、ディジタル信号処理器100からの
信号によりA相信号である正弦波信号の振幅が規定値に
調整される。第1演算器10は、例えばD/A変換器等
により構成される。この場合、エンコーダ出力信号であ
るA相信号は、D/A変換器のリファレンス入力に接続
され、ディジタル信号処理器100からの振幅補正信号
と乗算され、振幅が調整される。
器10に入力され、ディジタル信号処理器100からの
信号によりA相信号である正弦波信号の振幅が規定値に
調整される。第1演算器10は、例えばD/A変換器等
により構成される。この場合、エンコーダ出力信号であ
るA相信号は、D/A変換器のリファレンス入力に接続
され、ディジタル信号処理器100からの振幅補正信号
と乗算され、振幅が調整される。
【0025】第1演算器10で振幅を補正された正弦波
信号は、オフセット補正手段である第2演算器12に入
力され、その正弦波信号のオフセットがディジタル信号
処理器100から第2演算器12にD/A変換器14を
介して入力されるオフセット補正信号により規定値に調
整される。第2演算器12は、例えば加算器等により構
成される。
信号は、オフセット補正手段である第2演算器12に入
力され、その正弦波信号のオフセットがディジタル信号
処理器100から第2演算器12にD/A変換器14を
介して入力されるオフセット補正信号により規定値に調
整される。第2演算器12は、例えば加算器等により構
成される。
【0026】第2演算器12の出力は、A/D変換器1
6に入力され、ディジタル信号に変換されてディジタル
信号処理器100に入力される。ディジタル信号処理器
100は、CPU(Central Processi
ng Unit)やDSP(Digital Sign
al Processor)、またはASIC(App
lication Specific Integra
ted Circuits)やFPGA(Field
Programmable Gate Array)等
により構成される。
6に入力され、ディジタル信号に変換されてディジタル
信号処理器100に入力される。ディジタル信号処理器
100は、CPU(Central Processi
ng Unit)やDSP(Digital Sign
al Processor)、またはASIC(App
lication Specific Integra
ted Circuits)やFPGA(Field
Programmable Gate Array)等
により構成される。
【0027】B相信号も同様に、振幅補正手段である第
3演算器20に入力され、ディジタル信号処理器100
からの信号によりB相信号である正弦波信号の振幅が規
定値に調整される。第3演算器20は、例えばD/A変
換器等により構成される。この場合、エンコーダ出力信
号であるB相信号は、D/A変換器のリファレンス入力
に接続され、ディジタル信号処理器100からの振幅補
正信号と乗算され、振幅が調整される。
3演算器20に入力され、ディジタル信号処理器100
からの信号によりB相信号である正弦波信号の振幅が規
定値に調整される。第3演算器20は、例えばD/A変
換器等により構成される。この場合、エンコーダ出力信
号であるB相信号は、D/A変換器のリファレンス入力
に接続され、ディジタル信号処理器100からの振幅補
正信号と乗算され、振幅が調整される。
【0028】第3演算器20の出力は、オフセット補正
手段である第4演算器22に入力され、ディジタル信号
処理器100からD/A変換器24を介して第4演算器
22に入力されるオフセット補正信号により、第3演算
器20の出力である正弦波信号のオフセットが規定値に
調整される。第4演算器22は、例えば加算器等により
構成される。
手段である第4演算器22に入力され、ディジタル信号
処理器100からD/A変換器24を介して第4演算器
22に入力されるオフセット補正信号により、第3演算
器20の出力である正弦波信号のオフセットが規定値に
調整される。第4演算器22は、例えば加算器等により
構成される。
【0029】D/A変換器18のリファレンスには、第
2演算器12からの振幅とオフセットが調整されたA相
信号が入力され、ディジタル信号処理器100からのA
相とB相の位相差の所定値からのずれを表す位相差補正
信号に基づいてD/A変換器18の出力信号が生成され
る。D/A変換器18の出力信号は、第4演算器22に
入力され、振幅とオフセットが調整されたB相信号に加
算されることによりB相信号の位相を操作し、A相信号
とB相信号の位相差が所定値に調整される。第4演算器
22の出力は、A/D変換器26に入力され、ディジタ
ル信号に変換されてディジタル信号処理器100に入力
される。位相差補正信号が変化すると、第4演算器22
から出力されるB相信号の振幅およびオフセットも変化
するが、これらはA/D変換器26、ディジタル信号処
理器100、第3演算器20および第4演算器22等か
らなる閉ループにより、上述のようにして補正される。
2演算器12からの振幅とオフセットが調整されたA相
信号が入力され、ディジタル信号処理器100からのA
相とB相の位相差の所定値からのずれを表す位相差補正
信号に基づいてD/A変換器18の出力信号が生成され
る。D/A変換器18の出力信号は、第4演算器22に
入力され、振幅とオフセットが調整されたB相信号に加
算されることによりB相信号の位相を操作し、A相信号
とB相信号の位相差が所定値に調整される。第4演算器
22の出力は、A/D変換器26に入力され、ディジタ
ル信号に変換されてディジタル信号処理器100に入力
される。位相差補正信号が変化すると、第4演算器22
から出力されるB相信号の振幅およびオフセットも変化
するが、これらはA/D変換器26、ディジタル信号処
理器100、第3演算器20および第4演算器22等か
らなる閉ループにより、上述のようにして補正される。
【0030】なお、上述においては、A相信号を基準と
してB相信号の位相を操作するようにしているが、B相
信号の位相はそのままとし、A相信号の位相を操作して
A相信号とB相信号の位相差を調整するようにしてもよ
い。その場合、D/A変換器18のリファレンスに第4
演算器22からの振幅とオフセットが調整されたB相信
号を入力し、ディジタル信号処理器100からのA相と
B相の位相差を表す信号に基づいてD/A変換器18の
出力信号を生成するよう構成してもよい。この場合、こ
のD/A変換器18の出力信号が第2演算器12に入力
され、振幅とオフセットが調整されたA相信号に加算さ
れることによりA相信号の位相が操作され、A相信号と
B相信号の位相差が所定値に調整される。
してB相信号の位相を操作するようにしているが、B相
信号の位相はそのままとし、A相信号の位相を操作して
A相信号とB相信号の位相差を調整するようにしてもよ
い。その場合、D/A変換器18のリファレンスに第4
演算器22からの振幅とオフセットが調整されたB相信
号を入力し、ディジタル信号処理器100からのA相と
B相の位相差を表す信号に基づいてD/A変換器18の
出力信号を生成するよう構成してもよい。この場合、こ
のD/A変換器18の出力信号が第2演算器12に入力
され、振幅とオフセットが調整されたA相信号に加算さ
れることによりA相信号の位相が操作され、A相信号と
B相信号の位相差が所定値に調整される。
【0031】次に、本実施例の主要な構成であるディジ
タル信号処理器100について説明する。図2は、図1
のディジタル信号処理器100の概略構成図である。図
2のディジタル信号処理器100は、補正信号検出部1
20と補正演算部170により構成される。ただし、デ
ィジタル信号処理器100の各構成における具体的な処
理は以下に説明するものに限定されるものではなく、同
様な機能を実現できるものであればどのようなものであ
ってもよい。
タル信号処理器100について説明する。図2は、図1
のディジタル信号処理器100の概略構成図である。図
2のディジタル信号処理器100は、補正信号検出部1
20と補正演算部170により構成される。ただし、デ
ィジタル信号処理器100の各構成における具体的な処
理は以下に説明するものに限定されるものではなく、同
様な機能を実現できるものであればどのようなものであ
ってもよい。
【0032】図3は、図2の補正信号検出部120の概
略構成図である。A相信号のディジタル信号であるA/
D変換器16の出力は、最大値検出部122および最小
値検出部124に入力される。最大値検出部122は、
A/D変換器16からの出力信号の最大値を検出し、最
小値検出部124は、A/D変換器16からの出力信号
の最小値を検出し、それぞれ補正演算部170に出力す
る。また、B相信号のディジタル信号であるA/D変換
器26の出力についてもA相と同様な構成により同様な
動作が行われるため、図3における最大値検出部14
2、最大値検出部144に関する説明は省略する。
略構成図である。A相信号のディジタル信号であるA/
D変換器16の出力は、最大値検出部122および最小
値検出部124に入力される。最大値検出部122は、
A/D変換器16からの出力信号の最大値を検出し、最
小値検出部124は、A/D変換器16からの出力信号
の最小値を検出し、それぞれ補正演算部170に出力す
る。また、B相信号のディジタル信号であるA/D変換
器26の出力についてもA相と同様な構成により同様な
動作が行われるため、図3における最大値検出部14
2、最大値検出部144に関する説明は省略する。
【0033】図4は、図2の補正演算部170の概略構
成図である。A相信号における最大値検出部122の出
力および最小値検出部124の出力は、振幅補正演算部
172とオフセット補正演算部174に入力される。振
幅補正演算部172は、入力された最大値と最小値の差
を求めて振幅の規定値に対する補正量を演算し、その補
正量を振幅補正信号として第1演算器10に出力する。
オフセット補正演算部174は、入力された最大値と最
小値の平均値を求めてオフセットの規定値に対する補正
量を演算し、その補正量をオフセット補正信号としてD
/A変換器14に出力する。また、B相信号についても
A相と同様な構成により同様な動作が行われるため、図
4における振幅補正演算部176およびオフセット補正
演算部178に関する説明は省略する。
成図である。A相信号における最大値検出部122の出
力および最小値検出部124の出力は、振幅補正演算部
172とオフセット補正演算部174に入力される。振
幅補正演算部172は、入力された最大値と最小値の差
を求めて振幅の規定値に対する補正量を演算し、その補
正量を振幅補正信号として第1演算器10に出力する。
オフセット補正演算部174は、入力された最大値と最
小値の平均値を求めてオフセットの規定値に対する補正
量を演算し、その補正量をオフセット補正信号としてD
/A変換器14に出力する。また、B相信号についても
A相と同様な構成により同様な動作が行われるため、図
4における振幅補正演算部176およびオフセット補正
演算部178に関する説明は省略する。
【0034】これらの動作により、容易かつ正確に各出
力信号、すなわちA相信号とB相信号の振幅とオフセッ
トを算出し、振幅とオフセットの各規定値に対する補正
量を演算し、前記各出力信号の振幅とオフセットの自動
調整を行うことが可能となる。
力信号、すなわちA相信号とB相信号の振幅とオフセッ
トを算出し、振幅とオフセットの各規定値に対する補正
量を演算し、前記各出力信号の振幅とオフセットの自動
調整を行うことが可能となる。
【0035】図3において、位相差検出部220は、A
/D変換器16とA/D変換器26からの信号より、A
相信号とB相信号の位相差を検出する。
/D変換器16とA/D変換器26からの信号より、A
相信号とB相信号の位相差を検出する。
【0036】図5は、図3の位相差検出部220の概略
構成図である。ここで、A相信号とB相信号の位相差検
出の原理を図6を用いて簡単に説明する。図6は、図1
のエンコーダから出力されるA相信号、B相信号、およ
びA相信号とB相信号を乗算した信号の各波形図であ
る。図6において、細実線で示す信号をA相信号A
(t)、破線をB相信号B(t)として下記の数1に示
す(1)式および(2)式のように表す。
構成図である。ここで、A相信号とB相信号の位相差検
出の原理を図6を用いて簡単に説明する。図6は、図1
のエンコーダから出力されるA相信号、B相信号、およ
びA相信号とB相信号を乗算した信号の各波形図であ
る。図6において、細実線で示す信号をA相信号A
(t)、破線をB相信号B(t)として下記の数1に示
す(1)式および(2)式のように表す。
【0037】
【数1】 ここで、Va はA相信号の振幅、Vb はB相信号の振
幅、θb はA相信号とB相信号の位相差90度からの位
相ずれをそれぞれ表す。
幅、θb はA相信号とB相信号の位相差90度からの位
相ずれをそれぞれ表す。
【0038】A相信号A(t)とB相信号B(t)の乗
算を行うと、下記の数2に示す(3)式のように表され
る。
算を行うと、下記の数2に示す(3)式のように表され
る。
【0039】
【数2】 上記した(3)式に示される波形を図6における太実線
で表す。図6の横軸は、説明を容易にするため角度
(度)を示している。図6より、A(t)*B(t)
は、A相信号A(t)およびB相信号B(t)に対し、
周期が1/2になっていることが分かる。
で表す。図6の横軸は、説明を容易にするため角度
(度)を示している。図6より、A(t)*B(t)
は、A相信号A(t)およびB相信号B(t)に対し、
周期が1/2になっていることが分かる。
【0040】A相信号とB相信号の位相差90度からの
位相ずれθb を変えてA(t)*B(t)の波形を見る
と、図7のようになる。ここで、図7は、図6における
A相信号A(t)とB相信号B(t)の乗算によるθb
=0度(実線)、10度(点線)、−10度(一点鎖
線)の場合の各波形図である。θb =0度のときはオフ
セットが零であり、A相信号A(t)およびB相信号B
(t)に対して周期が1/2の正弦波となるが、θb =
10度のときは負のオフセットを伴った周期が1/2の
正弦波となり、θb =−10度のときは正のオフセット
を伴った周期が1/2の正弦波となる。
位相ずれθb を変えてA(t)*B(t)の波形を見る
と、図7のようになる。ここで、図7は、図6における
A相信号A(t)とB相信号B(t)の乗算によるθb
=0度(実線)、10度(点線)、−10度(一点鎖
線)の場合の各波形図である。θb =0度のときはオフ
セットが零であり、A相信号A(t)およびB相信号B
(t)に対して周期が1/2の正弦波となるが、θb =
10度のときは負のオフセットを伴った周期が1/2の
正弦波となり、θb =−10度のときは正のオフセット
を伴った周期が1/2の正弦波となる。
【0041】すなわち、(3)式の右辺第1項がA相信
号とB相信号の位相差90度からの位相ずれθb を表す
オフセット成分となり、(3)式の右辺第2項が周期が
1/2の正弦波成分となる。従って、(3)式の右辺第
2項の周期が1/2の正弦波成分を除去し、(3)式の
右辺第1項のsin(θb )で表されるオフセット成分
を取り出すことにより、A相とB相の位相差を検出する
ことが可能となる。
号とB相信号の位相差90度からの位相ずれθb を表す
オフセット成分となり、(3)式の右辺第2項が周期が
1/2の正弦波成分となる。従って、(3)式の右辺第
2項の周期が1/2の正弦波成分を除去し、(3)式の
右辺第1項のsin(θb )で表されるオフセット成分
を取り出すことにより、A相とB相の位相差を検出する
ことが可能となる。
【0042】A相信号A(t)とB相信号B(t)の乗
算において、A相信号A(t)を基準信号、B相を被調
整信号とし、基準信号の位相を45度、135度、22
5度および315度における位相差の検出を行うことを
考える。
算において、A相信号A(t)を基準信号、B相を被調
整信号とし、基準信号の位相を45度、135度、22
5度および315度における位相差の検出を行うことを
考える。
【0043】(3)式にて、上記所定値におけるA相信
号A(t)とB相信号B(t)の乗算値は、下記の数3
に示す(4)式〜(7)式のように表される。
号A(t)とB相信号B(t)の乗算値は、下記の数3
に示す(4)式〜(7)式のように表される。
【0044】
【数3】 (4)式〜(7)式に示される値の累積演算を行うと、
下記の数4に示す(8)式のように表される。
下記の数4に示す(8)式のように表される。
【0045】
【数4】 (8)式より、先に説明した基準信号に対して周期が1
/2の正弦波成分が除去され、sin(θb )が得られ
る。これにより、A相信号A(t)とB相信号B
(t)、すなわち基準信号と被調整信号の位相差を感度
よく検出することが可能となる。
/2の正弦波成分が除去され、sin(θb )が得られ
る。これにより、A相信号A(t)とB相信号B
(t)、すなわち基準信号と被調整信号の位相差を感度
よく検出することが可能となる。
【0046】次に、図5を参照して位相差検出部220
の説明を行う。上記したA相信号A(t)とB相信号B
(t)の乗算と累積(累算または積算)は、第1基準値
230および第2基準値232を用いて比較部228、
検出部222、極性判定部224および累積演算部22
6により等価的に行われる。
の説明を行う。上記したA相信号A(t)とB相信号B
(t)の乗算と累積(累算または積算)は、第1基準値
230および第2基準値232を用いて比較部228、
検出部222、極性判定部224および累積演算部22
6により等価的に行われる。
【0047】例えば、A相信号A(t)を基準信号と
し、これを正弦波信号として、第1基準値230はA相
信号A(t)の45度と135度の振幅値に設定され、
第2基準値232は225度と315度の振幅値に設定
されているとする。
し、これを正弦波信号として、第1基準値230はA相
信号A(t)の45度と135度の振幅値に設定され、
第2基準値232は225度と315度の振幅値に設定
されているとする。
【0048】比較部228は、A/D変換器16からの
A相信号A(t)、すなわち基準信号の値を、第1基準
値230および第2基準値232と比較し、基準値と等
しい場合にのみ検出部222に信号検出命令を出力し、
検出部222においてA/D変換器26からのB相信号
B(t)、すなわち被調整信号の値を検出する。
A相信号A(t)、すなわち基準信号の値を、第1基準
値230および第2基準値232と比較し、基準値と等
しい場合にのみ検出部222に信号検出命令を出力し、
検出部222においてA/D変換器26からのB相信号
B(t)、すなわち被調整信号の値を検出する。
【0049】また、比較部228は、出力した信号検出
命令に応じて極性判定部224に極性信号を出力する。
例えば、A/D変換器16からの基準信号が第1基準値
230に設定されている45度と135度の振幅値に等
しい場合は極性信号として正の信号を出力し、第2基準
値232に設定されている225度と315度の振幅値
に等しい場合は極性信号として負の信号を出力する。こ
の極性信号は、A相信号の振幅を√2としたときの45
度、135度、225度および315度におけるA相信
号の振幅値として極性判定部224に入力される。
命令に応じて極性判定部224に極性信号を出力する。
例えば、A/D変換器16からの基準信号が第1基準値
230に設定されている45度と135度の振幅値に等
しい場合は極性信号として正の信号を出力し、第2基準
値232に設定されている225度と315度の振幅値
に等しい場合は極性信号として負の信号を出力する。こ
の極性信号は、A相信号の振幅を√2としたときの45
度、135度、225度および315度におけるA相信
号の振幅値として極性判定部224に入力される。
【0050】極性判定部224では、検出部222から
の検出信号と比較部228からの極性信号を掛け合わ
せ、累積演算部226に出力する。累積演算部226で
は、極性判定部224からの信号を累積(例えば1周期
分ずつ累算または積算)し、先に説明した基準信号に対
する周期が1/2の正弦波成分を除去し、sin
(θb)で表される基準信号と被調整信号の位相差を検
出する。これにより、A相信号A(t)とB相信号B
(t)、すなわち基準信号と被調整信号の位相差を感度
よく検出することが可能となる。
の検出信号と比較部228からの極性信号を掛け合わ
せ、累積演算部226に出力する。累積演算部226で
は、極性判定部224からの信号を累積(例えば1周期
分ずつ累算または積算)し、先に説明した基準信号に対
する周期が1/2の正弦波成分を除去し、sin
(θb)で表される基準信号と被調整信号の位相差を検
出する。これにより、A相信号A(t)とB相信号B
(t)、すなわち基準信号と被調整信号の位相差を感度
よく検出することが可能となる。
【0051】ここで、上記基準値は、45度、135
度、225度、および315度のうち少なくともいずれ
か一つの値に対する正弦波信号の振幅値に設定されても
よい。この場合、検出部222で検出された信号は、上
記の各角度に対しそれぞれsin(90°)、sin
(270°)、sin(450°)、およびsin(6
30°)により表される先に説明した基準信号に対する
周期が1/2の正弦波成分を除去する必要があり、検出
部222で検出された信号より上記45度の振幅値を設
定した場合はsin(90°)、135度ではsin
(270°)、225度ではsin(450°)、そし
て315度ではsin(630°)に、それぞれ対応す
る値を減算しなければならない。sin(θ)に対応す
る値としては、例えばA相信号Va *sin(θ−90
°)におけるB相信号Vb *cos(θ+θb −90
°)の振幅値Vb にA相信号の振幅Va の1/2を乗じ
た値を用いる。
度、225度、および315度のうち少なくともいずれ
か一つの値に対する正弦波信号の振幅値に設定されても
よい。この場合、検出部222で検出された信号は、上
記の各角度に対しそれぞれsin(90°)、sin
(270°)、sin(450°)、およびsin(6
30°)により表される先に説明した基準信号に対する
周期が1/2の正弦波成分を除去する必要があり、検出
部222で検出された信号より上記45度の振幅値を設
定した場合はsin(90°)、135度ではsin
(270°)、225度ではsin(450°)、そし
て315度ではsin(630°)に、それぞれ対応す
る値を減算しなければならない。sin(θ)に対応す
る値としては、例えばA相信号Va *sin(θ−90
°)におけるB相信号Vb *cos(θ+θb −90
°)の振幅値Vb にA相信号の振幅Va の1/2を乗じ
た値を用いる。
【0052】また、第1基準値230は、例えばA相信
号A(t)、すなわち基準信号の最大値に設定され、第
2基準値232は、最小値に設定されてもよい。この場
合も比較部228は、A/D変換器16からのA相信号
A(t)、すなわち基準信号と第1基準値230および
第2基準値232との値を比較し、基準値と等しい場合
にのみ検出部222に信号検出命令を出力し、検出部2
22においてA/D変換器26からのB相信号B
(t)、すなわち被調整信号の値を検出する。
号A(t)、すなわち基準信号の最大値に設定され、第
2基準値232は、最小値に設定されてもよい。この場
合も比較部228は、A/D変換器16からのA相信号
A(t)、すなわち基準信号と第1基準値230および
第2基準値232との値を比較し、基準値と等しい場合
にのみ検出部222に信号検出命令を出力し、検出部2
22においてA/D変換器26からのB相信号B
(t)、すなわち被調整信号の値を検出する。
【0053】また、比較部228は、出力した信号検出
命令に応じて極性判定部224に極性信号を出力する。
例えば、A/D変換器16からの基準信号が第1基準値
230に設定されている最大値に等しい場合は極性信号
として正の信号を出力し、第2基準値232に設定され
ている最小値に等しい場合は極性信号として負の信号を
出力する。
命令に応じて極性判定部224に極性信号を出力する。
例えば、A/D変換器16からの基準信号が第1基準値
230に設定されている最大値に等しい場合は極性信号
として正の信号を出力し、第2基準値232に設定され
ている最小値に等しい場合は極性信号として負の信号を
出力する。
【0054】極性判定部224では、検出部222から
の検出信号と比較部228からの極性信号を掛け合わ
せ、累積演算部226に出力する。累積演算部226で
は、極性判定部224からの信号を累積し、sin(θ
b )で表される基準信号と被調整信号の位相差を検出す
る。これにより、A相信号A(t)とB相信号B
(t)、すなわち基準信号と被調整信号の位相差を容易
に検出することが可能となる。
の検出信号と比較部228からの極性信号を掛け合わ
せ、累積演算部226に出力する。累積演算部226で
は、極性判定部224からの信号を累積し、sin(θ
b )で表される基準信号と被調整信号の位相差を検出す
る。これにより、A相信号A(t)とB相信号B
(t)、すなわち基準信号と被調整信号の位相差を容易
に検出することが可能となる。
【0055】また、上記基準値は、最大値および最小値
のうち少なくともどちらか一つの値に設定されてもよ
い。この場合、検出部222で検出された信号におい
て、先に説明した基準信号に対する周期が1/2の正弦
波成分は、sin(180°)=0、またはsin(3
60°)=0となるため除去する必要がない。
のうち少なくともどちらか一つの値に設定されてもよ
い。この場合、検出部222で検出された信号におい
て、先に説明した基準信号に対する周期が1/2の正弦
波成分は、sin(180°)=0、またはsin(3
60°)=0となるため除去する必要がない。
【0056】累積演算部226は、補正演算部170の
位相補正演算部180に基準信号と被調整信号の位相差
を表す信号を出力する。図4に示される位相補正演算部
180は、位相差検出部220で検出された基準信号と
被調整信号の位相差を表す信号の平均化処理を行い、D
/A変換器18に出力する。
位相補正演算部180に基準信号と被調整信号の位相差
を表す信号を出力する。図4に示される位相補正演算部
180は、位相差検出部220で検出された基準信号と
被調整信号の位相差を表す信号の平均化処理を行い、D
/A変換器18に出力する。
【0057】次に、図1において説明したD/A変換器
18と第4演算器22による位相補正の原理を説明す
る。A相信号A(t)とB相信号B(t)の定義は説明
を容易にするため下記の数5に示す(9)式および(1
0)式とする。
18と第4演算器22による位相補正の原理を説明す
る。A相信号A(t)とB相信号B(t)の定義は説明
を容易にするため下記の数5に示す(9)式および(1
0)式とする。
【0058】
【数5】 ここで、Va はA相信号A(t)の振幅、Vb はB相信
号B(t)の振幅、θbはA相信号とB相信号の位相差
90度からの位相ずれをそれぞれ表す。
号B(t)の振幅、θbはA相信号とB相信号の位相差
90度からの位相ずれをそれぞれ表す。
【0059】(9)式および(10)式について、A相
信号A(t)にゲインGを乗算してB相信号B(t)に
加算すると下記の数6に示すように表される。
信号A(t)にゲインGを乗算してB相信号B(t)に
加算すると下記の数6に示すように表される。
【0060】
【数6】 ここで、tan-1の項は、B相信号B(t)の位相を表
している。この位相項において、位相ずれθb を打ち消
してA相信号とB相信号の位相差を90度とするには、
している。この位相項において、位相ずれθb を打ち消
してA相信号とB相信号の位相差を90度とするには、
【0061】
【数7】 とすればよい。
【0062】従って、A相信号A(t)、すなわち基準
信号と、B相信号B(t)、すなわち被調整信号との位
相差を表す信号に基づいて基準信号のゲインGを調整
し、被調整信号に加算(減算してもよい)することによ
り被調整信号の位相を操作し、基準信号と被調整信号の
位相差を調整することが可能となる。
信号と、B相信号B(t)、すなわち被調整信号との位
相差を表す信号に基づいて基準信号のゲインGを調整
し、被調整信号に加算(減算してもよい)することによ
り被調整信号の位相を操作し、基準信号と被調整信号の
位相差を調整することが可能となる。
【0063】以上、説明した本実施例により、エンコー
ダから出力される位相が異なるA相とB相と呼ばれる2
相の各出力信号の振幅、オフセット、および前記各出力
信号間の位相差の正確な自動調整を行うことを可能と
し、結果として作業者の各種調整工程と時間を削減して
コストを低減するエンコーダ出力信号の自動調整装置お
よび自動調整方法を提供することが可能となる。
ダから出力される位相が異なるA相とB相と呼ばれる2
相の各出力信号の振幅、オフセット、および前記各出力
信号間の位相差の正確な自動調整を行うことを可能と
し、結果として作業者の各種調整工程と時間を削減して
コストを低減するエンコーダ出力信号の自動調整装置お
よび自動調整方法を提供することが可能となる。
【0064】また、エンコーダの温度感度や経年変化に
よる前記各出力信号の振幅とオフセット変化、および前
記各出力信号間の位相差の変化を補正し、常に高精度な
回転角度または移動距離の測定を行うことができるエン
コーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法を提
供することが可能となる。
よる前記各出力信号の振幅とオフセット変化、および前
記各出力信号間の位相差の変化を補正し、常に高精度な
回転角度または移動距離の測定を行うことができるエン
コーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法を提
供することが可能となる。
【0065】[第2の実施例]続いて、本発明の第2の
実施例について説明する。図8は、本発明の第2の実施
例に係るエンコーダ出力信号の自動調整装置における位
相差検出部220aの概略構成図である。本実施例の位
相差検出部220aは、第1の実施例における図5の位
相差検出部220に代えて用いることができる。
実施例について説明する。図8は、本発明の第2の実施
例に係るエンコーダ出力信号の自動調整装置における位
相差検出部220aの概略構成図である。本実施例の位
相差検出部220aは、第1の実施例における図5の位
相差検出部220に代えて用いることができる。
【0066】図8において、A/D変換器16とA/D
変換器26からの信号を乗算部234により乗算し、そ
の出力を累積演算部226にて累積し、先に説明した基
準信号に対する周期が1/2の正弦波成分を除去し、s
in(θb )で表される基準信号と被調整信号の位相差
を検出して補正演算部170へ出力するよう構成され
る。
変換器26からの信号を乗算部234により乗算し、そ
の出力を累積演算部226にて累積し、先に説明した基
準信号に対する周期が1/2の正弦波成分を除去し、s
in(θb )で表される基準信号と被調整信号の位相差
を検出して補正演算部170へ出力するよう構成され
る。
【0067】本実施例においても、第1の実施例と同様
にA相信号A(t)とB相信号B(t)、すなわち基準
信号と被調整信号の位相差を感度よく検出することが可
能である。
にA相信号A(t)とB相信号B(t)、すなわち基準
信号と被調整信号の位相差を感度よく検出することが可
能である。
【0068】[第3の実施例]続いて、本発明の第3の
実施例について説明する。図9は、本発明の第3の実施
例に係るエンコーダ出力信号の自動調整装置の概略構成
図である。エンコーダ500からのA相信号A(t)お
よびB相信号B(t)は、直接A/D変換器16および
A/D変換26に入力され、A/D変換器16の出力と
A/D変換器26の出力は、ディジタル信号処理器10
0aに入力される。本実施例における振幅補正手段、オ
フセット補正手段および位相補正手段としての動作は、
全てディジタル信号処理器100aの内部で行われる。
すなわち、本実施例においては、図1に示す第1の実施
例の第1演算器10に代わる手段としてディジタル乗算
器が、第2演算器12に代わる手段としてディジタル加
減算器が、D/A変換器18に代わる手段としてディジ
タル乗算器が用いられる。
実施例について説明する。図9は、本発明の第3の実施
例に係るエンコーダ出力信号の自動調整装置の概略構成
図である。エンコーダ500からのA相信号A(t)お
よびB相信号B(t)は、直接A/D変換器16および
A/D変換26に入力され、A/D変換器16の出力と
A/D変換器26の出力は、ディジタル信号処理器10
0aに入力される。本実施例における振幅補正手段、オ
フセット補正手段および位相補正手段としての動作は、
全てディジタル信号処理器100aの内部で行われる。
すなわち、本実施例においては、図1に示す第1の実施
例の第1演算器10に代わる手段としてディジタル乗算
器が、第2演算器12に代わる手段としてディジタル加
減算器が、D/A変換器18に代わる手段としてディジ
タル乗算器が用いられる。
【0069】その他の構成および動作は第1の実施例と
同様であり、説明を省略する。また、B相に関してもA
相と同様であり、説明を省略する。
同様であり、説明を省略する。また、B相に関してもA
相と同様であり、説明を省略する。
【0070】本実施例のエンコーダ出力信号の自動調整
装置は、A/D変換器16,26と、ディジタル信号処
理器100aで構成されるため、さらに低コストかつ小
型のエンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整
方法を提供することが可能となる。
装置は、A/D変換器16,26と、ディジタル信号処
理器100aで構成されるため、さらに低コストかつ小
型のエンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整
方法を提供することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンコーダから出力される位相が異なる複数相(例えば
2相)の各出力信号の振幅、オフセット、および前記各
出力信号間の位相差の正確な自動調整を行うことを可能
とし、結果として作業者の各種調整工程と時間を削減し
てコストを低減するエンコーダ出力信号の自動調整装置
および自動調整方法を提供することが可能となる。
エンコーダから出力される位相が異なる複数相(例えば
2相)の各出力信号の振幅、オフセット、および前記各
出力信号間の位相差の正確な自動調整を行うことを可能
とし、結果として作業者の各種調整工程と時間を削減し
てコストを低減するエンコーダ出力信号の自動調整装置
および自動調整方法を提供することが可能となる。
【0072】また、エンコーダの温度感度や経年変化に
よる前記各出力信号の振幅とオフセット変化、および前
記各出力信号間の位相差の変化を補正し、常に高精度な
回転角度または移動距離の測定を行うことができるエン
コーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法を提
供することが可能となる。
よる前記各出力信号の振幅とオフセット変化、および前
記各出力信号間の位相差の変化を補正し、常に高精度な
回転角度または移動距離の測定を行うことができるエン
コーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法を提
供することが可能となる。
【0073】さらに、上記した第3の実施例のように、
エンコーダ出力信号の自動調整装置をA/D変換器とデ
ィジタル信号処理器で構成すれば、前記効果に加えてさ
らに低コストかつ小型のエンコーダ出力信号の自動調整
装置および自動調整方法を提供することが可能となる。
エンコーダ出力信号の自動調整装置をA/D変換器とデ
ィジタル信号処理器で構成すれば、前記効果に加えてさ
らに低コストかつ小型のエンコーダ出力信号の自動調整
装置および自動調整方法を提供することが可能となる。
【図1】 本発明の第1の実施例に係るエンコーダ出力
信号の自動調整装置の概略構成図である。
信号の自動調整装置の概略構成図である。
【図2】 図1のディジタル信号処理器100の概略構
成図である。
成図である。
【図3】 図2の補正信号検出部120の概略構成図で
ある。
ある。
【図4】 図2の補正演算部170の概略構成図であ
る。
る。
【図5】 図3の位相差検出部220の概略構成図であ
る。
る。
【図6】 図1のエンコーダから出力されるA相信号と
B相信号、およびA相信号とB相信号の乗算による各波
形図である。
B相信号、およびA相信号とB相信号の乗算による各波
形図である。
【図7】 図6におけるA相信号A(t)とB相信号B
(t)の乗算によるθb =0度(実線)、10度(点
線)、−10度(一点鎖線)の場合の各波形図である。
(t)の乗算によるθb =0度(実線)、10度(点
線)、−10度(一点鎖線)の場合の各波形図である。
【図8】 本発明の第2の実施例に係るエンコーダ出力
信号の自動調整装置における位相差検出部の概略構成図
である。
信号の自動調整装置における位相差検出部の概略構成図
である。
【図9】 本発明の第3の実施例に係るエンコーダ出力
信号の自動調整装置の概略構成図である。
信号の自動調整装置の概略構成図である。
【図10】 従来例に係るエンコーダ読み取り信号の補
正回路を示す概略構成図である。
正回路を示す概略構成図である。
【図11】 従来例に係るエンコーダへの入力回転方向
が反転した場合の一例を示す波形図である。
が反転した場合の一例を示す波形図である。
10:第1演算器、12:第2演算器、14,18,2
4:D/A変換器、16,26:A/D変換器、20:
第3演算器、22:第4演算器、100,100a:デ
ィジタル信号処理器、120:補正信号検出部、12
2,142:最大値検出部、124,144:最小値検
出部、170:補正演算部、172,176:振幅補正
演算部、174,178:オフセット補正演算部、18
0:位相補正演算部、220,220a:位相差検出
部、222:検出部、224:極性判定部、226:累
積演算部、228:比較部、230:第1基準値、23
2:第2基準値、234:乗算部、500:エンコー
ダ、601,602:コンパレータ、603:方向信号
生成部、604:カウントクロック生成部、605:カ
ウンタ、606,607:フリップフロップ、608:
カウント値比較部、609:検出シーケンサ、610:
セレクタ、611:A/D変換器、612:RAM、6
14:CPU、620:回転検知部。
4:D/A変換器、16,26:A/D変換器、20:
第3演算器、22:第4演算器、100,100a:デ
ィジタル信号処理器、120:補正信号検出部、12
2,142:最大値検出部、124,144:最小値検
出部、170:補正演算部、172,176:振幅補正
演算部、174,178:オフセット補正演算部、18
0:位相補正演算部、220,220a:位相差検出
部、222:検出部、224:極性判定部、226:累
積演算部、228:比較部、230:第1基準値、23
2:第2基準値、234:乗算部、500:エンコー
ダ、601,602:コンパレータ、603:方向信号
生成部、604:カウントクロック生成部、605:カ
ウンタ、606,607:フリップフロップ、608:
カウント値比較部、609:検出シーケンサ、610:
セレクタ、611:A/D変換器、612:RAM、6
14:CPU、620:回転検知部。
Claims (11)
- 【請求項1】 被測定物の回転角度または移動距離に応
じてエンコーダから出力される互いに位相の異なる複数
の各出力信号の最大値と最小値を検出する補正信号検出
手段と、該補正信号検出手段により検出された最大値と
最小値より前記各出力信号の振幅とオフセットを算出し
て振幅とオフセットの各規定値に対する補正量を演算す
る補正演算手段と、該補正演算手段の演算出力に基づい
て前記各出力信号の振幅を調整する振幅補正手段と、該
補正演算手段の演算出力に基づいて前記各出力信号のオ
フセットを調整するオフセット補正手段と、前記複数の
出力信号のうち1つの信号を基準信号、他の信号を被調
整信号として所定のタイミングにおける基準信号と被調
整信号の振幅値を乗算した値に基づいて前記基準信号と
前記被調整信号の位相差を検出する位相差検出手段とを
有することを特徴とするエンコーダ出力信号の自動調整
装置。 - 【請求項2】 前記位相差検出手段は、前記基準信号の
振幅が所定の振幅値となったとき、前記被調整信号の振
幅を検出し、その検出値と前記所定の振幅値またはその
極性信号とを乗算した値に基づいて前記基準信号と前記
被調整信号の位相差を検出することを特徴とする請求項
1に記載のエンコーダ出力信号の自動調整装置。 - 【請求項3】 前記所定の振幅値が、前記基準信号を正
弦波信号としたときの、45度、135度、225度お
よび315度のうちの少なくとも一つの位相における振
幅値であることを特徴とする請求項2に記載のエンコー
ダ出力信号の自動調整装置。 - 【請求項4】 前記所定の振幅値が、前記基準信号の最
大値および最小値のうちのいずれか一方であることを特
徴とする請求項2に記載のエンコーダ出力信号の自動調
整装置。 - 【請求項5】 前記所定の振幅値が、前記基準信号を正
弦波信号としたときの、45度、135度、225度お
よび315度の位相における振幅値であることを特徴と
する請求項2に記載のエンコーダ出力信号の自動調整装
置。 - 【請求項6】 前記所定の振幅値が、前記基準信号の最
大値および最小値であることを特徴とする請求項2に記
載のエンコーダ出力信号の自動調整装置。 - 【請求項7】 前記位相差検出手段は、前記基準信号の
振幅が前記所定の振幅値と実質一致したときの前記被調
整信号の振幅を検出し、その検出値と前記所定の振幅値
またはその極性信号を乗算した値を該基準信号の1また
は2周期分累算した値を前記基準信号と前記被調整信号
の位相差を表す信号として出力することを特徴とする請
求項5または6に記載のエンコーダ出力信号の自動調整
装置。 - 【請求項8】 前記位相差検出手段により検出された前
記基準信号と前記被調整信号の位相差を表す信号に基づ
いて前記基準信号の振幅を調整した信号を前記被調整信
号に加減算することにより該被調整信号の位相を操作
し、前記基準信号と該被調整信号の位相差を所定の位相
差に調整する位相補正手段をさらに有することを特徴と
する請求項1〜7のいずれか1つに記載のエンコーダ出
力信号の自動調整装置。 - 【請求項9】 前記所定の位相差が90度であることを
特徴とする請求項8に記載のエンコーダ出力信号の自動
調整装置。 - 【請求項10】 前記補正演算手段は、前記補正信号検
出手段より得られた前記各出力信号の最大値と最小値の
差を求めて振幅の規定値に対する補正量を演算する振幅
補正演算手段と、前記補正信号検出手段より得られた前
記各出力信号の最大値と最小値の平均値を求めてオフセ
ットの規定値に対する補正量を演算するオフセット補正
演算手段により構成されることを特徴とする請求項1〜
9のいずれか1つに記載のエンコーダ出力信号の自動調
整装置。 - 【請求項11】 被測定物の回転角度または移動距離に
応じてエンコーダから出力される互いに位相の異なる複
数の各出力信号の最大値と最小値を検出する補正信号検
出工程と、該補正信号検出工程により検出された最大値
と最小値より前記各出力信号の振幅とオフセットを算出
して振幅とオフセットの各規定値に対する補正量を演算
する補正演算工程と、該補正演算工程の演算出力に基づ
いて前記各出力信号の振幅を調整する振幅補正工程と、
該補正演算工程の演算出力に基づいて前記各出力信号の
オフセットを調整するオフセット補正工程と、前記複数
の出力信号のうち1つの信号を基準信号、他の信号を被
調整信号として所定のタイミングにおける基準信号と被
調整信号の振幅値を乗算した値に基づいて前記基準信号
と前記被調整信号の位相差を検出する位相差検出工程と
を有することを特徴とするエンコーダ出力信号の自動調
整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001029187A JP2002228488A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | エンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001029187A JP2002228488A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | エンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002228488A true JP2002228488A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18893563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001029187A Pending JP2002228488A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | エンコーダ出力信号の自動調整装置および自動調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002228488A (ja) |
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-
2001
- 2001-02-06 JP JP2001029187A patent/JP2002228488A/ja active Pending
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