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JP2002219749A - テンタ - Google Patents

テンタ

Info

Publication number
JP2002219749A
JP2002219749A JP2001019447A JP2001019447A JP2002219749A JP 2002219749 A JP2002219749 A JP 2002219749A JP 2001019447 A JP2001019447 A JP 2001019447A JP 2001019447 A JP2001019447 A JP 2001019447A JP 2002219749 A JP2002219749 A JP 2002219749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
tenter
lubricating oil
roller
felt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001019447A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Taniyama
昭 谷山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001019447A priority Critical patent/JP2002219749A/ja
Publication of JP2002219749A publication Critical patent/JP2002219749A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属製のローラを有し、かつその金属製のロー
ラで所定の金属製のレールを走行しながら、所定の入口
から送り込まれた搬送中のシート状物を所定の把握開始
位置において把持するとともに所定の把持解除位置にお
いて把持を解除するクリップを備え、上記クリップで上
記シート状物に横方向の張力を加えることによりそのシ
ート状物を横方向に延伸するテンタに関し、テンタ内の
クリーン度を低下させずに、ローラとレールとの間への
潤滑油の供給を確実に行う機構を備える。 【解決手段】一端部から潤滑油が供給され他端部がロー
ラ352に接してローラ352に潤滑油を塗布する塗布
部材382を有する潤滑油供給具38を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送中のシート状
物を両側からクリップで把持して、そのクリップで横方
向に張力を加えることによりそのシート状物を横方向に
延伸するテンタに関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂からなるシート状物は、写
真フィルムの支持体、包装用フィルム、磁気記録テープ
の支持体等に広く使用されている。
【0003】この熱可塑性樹脂からなるシート状物の多
くは、溶融状態の熱可塑性樹脂を冷却しながら流延させ
てシート状物を形成した後、このシート状物に必要な強
度を与えるため、縦方向に延伸したり、テンタにおいて
横方向に延伸することにより製造される。
【0004】テンタ内でシート状物を横方向に延伸する
にあたっては、従来から、シート状物に熱を加えつつテ
ンタ内を搬送させながら横方向に延伸することが一般的
に行われている。このような、搬送させながら横方向に
延伸するテンタには、テンタに搬送されてきたシート状
物を、金属製のローラを有するクリップで両側から把持
させて、そのクリップのローラでテンタに設けられた所
定の金属製のレールを走行させることによって、クリッ
プをシート状物の搬送方向に向かって互いに離間させる
ように搬送させ、テンタの出口において、それらのクリ
ップによるシート状物の把持を解除させるものがある。
【0005】ところで、シート状物に異物が付着する
と、その異物が付着したシート状物はほとんどの場合、
製品不良になってしまう。このため、テンタ内ではシビ
アなクリーン度が要求される。
【0006】しかしながら、このような、金属製のロー
ラが金属製のレールを走行する機構を備えたテンタにお
いては、ローラとレールとの摩擦によって金属粉が発生
し、テンタ内のクリーン度を低下させる傾向にある。
【0007】そこで、従来から、摩擦による金属粉の発
生を防止するため、ローラとレールとの間に潤滑油を供
給する対策が講じられている。この対策を実施するにあ
たって、従来では、潤滑油をレールに垂れ流したり、ミ
スト状の潤滑油をローラやレールに吹き付けたりするこ
とが行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、潤滑油
をレールに垂れ流し続けると、レールに油かすが堆積
し、長時間製造を行うと、ローラとレールとの間への潤
滑油の供給が堆積した油かすによって断ち切られてしま
うという問題があった。また、ミスト状の潤滑油をロー
ラやレールに吹き付けると、多少なりとも周囲の雰囲気
中にも潤滑油が飛び散り、テンタ内のクリーン度を低下
させてしまうという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、テンタ内のク
リーン度を低下させずに、ローラとレールとの間への潤
滑油の供給を確実に行う機構を備えたテンタを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のテンタは、金属製のローラを有し、かつその金属製
のローラで所定の金属製のレールを走行しながら、所定
の入口から送り込まれた搬送中のシート状物を所定の把
握開始位置において把持するとともに所定の把持解除位
置において把持を解除するクリップを備え、上記クリッ
プで上記シート状物に横方向の張力を加えることにより
そのシート状物を横方向に延伸するテンタにおいて、一
端部から潤滑油が供給され他端部が上記ローラに接して
そのローラに潤滑油を塗布する塗布部材を有する潤滑油
供給具を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明のテンタは、潤滑油をしみ込ませた
上記塗布部材によって上記ローラに潤滑油を直接塗布す
るものであるため、潤滑油が飛び散ることがなく、テン
タ内のクリーン度を低下させる心配がない。また、どの
上記ローラにも均一な量の潤滑油を確実に供給すること
ができるため、上記ローラと上記レールとの間への潤滑
油の供給を確実に行うことができる。
【0012】ここで、本発明のテンタにおいて、上記塗
布部材が、フェルトであってもよい。
【0013】また、本発明のテンタにおいて、上記ロー
ラに付着したゴミを吸引する第1の吸引口を有する吸引
装置を備えることが好ましい。
【0014】上記レールを走行する上記ローラにはゴミ
が付着しやすいが、上記第1の吸引口による吸引によっ
て、上記ローラに付着したゴミによるテンタ内のクリー
ン度の低下を防ぐことができる。
【0015】さらに、本発明のテンタにおいて、上記吸
引装置が、上記ローラに塗布された潤滑油を拭き取るフ
ェルトを備えた態様であることがさらに好ましい。
【0016】このような潤滑油を拭き取るフェルトを備
えた態様では、上記ローラに塗布された潤滑油の余剰分
を拭き取ることができ、余剰潤滑油によるテンタ内のク
リーン度の低下を防止することができるとともに、上記
ローラの周面の汚れを拭き取ることもでき、この点から
もテンタ内のクリーン度の低下を防止することができ
る。また、上記ローラに塗布された潤滑油を上記ローラ
の全周に薄く伸ばすことができ、ローラとレールとの間
への潤滑油の供給をより確実に行うことができる。
【0017】またさらに、本発明のテンタにおいて、上
記吸引装置が、上記潤滑油を拭き取るフェルトのフェル
ト屑を吸引する第2の吸引口を有することがより一層好
ましい。
【0018】上記拭取部材が上記ローラの余剰潤滑油を
拭き取る際に、上記拭取部材の、上記ローラとの接触面
からはフェルト屑が巻き上がりやすいが、上記第2の吸
引口による吸引によって、フェルト屑によるテンタ内の
クリーン度の低下を防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】ここでは、まず最初に、写真フィ
ルムの支持体となる、熱可塑性樹脂であるポリエステル
からなるシート状物などを製造するシート状物製造装置
全体について、図1及び図2を用いて、以下説明する。
【0020】図1は、シート状物製造装置の前半部分を
説明するための図、図2は、シート状物製造装置の後半
部分を説明するための図である。
【0021】このシート状物製造装置1は、溶融状態の
熱可塑性樹脂をシート状に流延しながら冷却してシート
状物とした後、このシート状物を縦方向に延伸し、その
後、横方向にも延伸することにより、写真フィルムの支
持体を連続して製造する装置であって、溶融状態の熱可
塑性樹脂を流延してシート状にする流延装置10と、縦
方向への延伸を行う縦延伸装置20と、横方向への延伸
を行うテンタ30と、製造された支持体をロール状に巻
き取る巻取装置40とを有する。さらに、このシート状
物製造装置1は、装置起動時には、上流側の装置から徐
々に製造条件を整えて安定させていき、最終的に巻取装
置40までシート状物を通すものであり、このため、流
延装置10、縦延伸装置20、及びテンタ30それぞれ
の出口側には、各装置が製造条件を整えて安定するまで
の間に搬送されてくる、製品としては不十分なものを回
収するための回収装置(不図示)が設けられている。ま
た、これらの回収装置は、各装置が製造条件を整えて製
造段階に移った後に、何らかの理由により製品としては
不十分なものが製造されてきた場合にも稼働されるもの
である。
【0022】シート状物の製造にあたっては、まず、一
例としてテレフタル酸とエチレングリコールを重合した
ものをペレット状としたバージンペレットと、各回収装
置で回収されたものを再利用した再生原料それぞれを別
々に乾燥させた後、両者を混合させた状態で加熱し、溶
融状態の熱可塑性樹脂にする。
【0023】流延装置10は、ダイ11と回転ドラム1
2とを備えたものである。ダイ11は、溶融状態の熱可
塑性樹脂を吐出するスリット状のリップ部を有し、回転
ドラム12の上方に設けられている。バージンペレット
と再生原料との両者を混合させた状態で加熱して得られ
た溶融状態の熱可塑性樹脂は、ダイ11のリップ部か
ら、回転ドラム12の周面に連続的に吐出される。回転
ドラム12の周面に吐出された熱可塑性樹脂は、回転ド
ラム12がダイ11から、図1では時計回りに、略3/
4周するまでの間、回転ドラム12の周面の内方から水
冷されるとともに回転ドラム12の周面の外方から風を
吹き付けられて空冷されることによって急冷却され、所
定の厚みの無配向のシート状物になる。
【0024】なお、図2には、製造された支持体が巻取
装置40に巻き取られている状態が示されており、図1
および図2では、ダイ11のリップ部から吐出された溶
融状態の熱可塑性樹脂が支持体となって巻取装置40に
巻き取られるまでの経路を1点鎖線で表し、その経路の
途中で不図示の回収装置に回収される経路を2点鎖線で
表している。
【0025】流延装置10で形成されたシート状物は、
次に、図1に示す縦延伸装置20に搬送される。
【0026】縦延伸装置20には、入口と出口との間
に、搬送されてきたシート状物が所定のラップ角をもっ
て巻き付くように配置された複数の回転ロール21が備
えられている。また複数の回転ロール21それぞれは、
各所定の温度に調整されている。搬送されてきたシート
状物は、これらの回転ロール21によって、加熱された
り冷却されたりしながら出口に向かって搬送される。こ
れらの回転ロール21には、シート状物を延伸前に加熱
する複数の予熱回転ロール21aと、シート状物を加熱
した状態で縦方向に延伸する複数の延伸回転ロール21
bと、縦方向に延伸されたシート状物を冷却する複数の
冷却回転ロール21cとがある。この縦延伸装置20に
おける、シート状物の縦方向の延伸は、複数の延伸回転
ロール21bのうちの出口側の回転延伸ロールの回転速
度を、入口側の回転延伸ロールの回転速度よりも高速に
した状態でシート状物を通過させることにより行われ
る。
【0027】縦延伸装置20で縦方向に延伸されたシー
ト状物は、次に、図1と図2とに分かれて示されたテン
タ30に搬送される。
【0028】テンタ30は、それぞれ各所定の温度に調
整された複数の区画を有するものである(図1は、複数
の区画のうち上流側の区画を表したものであり、図2
は、複数の区画のうち下流側の区画を表したものであ
り、途中の区画は図示省略されている。)。これら複数
の区画は、上流側から順に、予熱ゾーン、延伸ゾーン、
熱固定ゾーン、熱緩和ゾーン、冷却ゾーンに複数ずつ割
り当てられている。また、シート状物の両側からシート
状物の両脇それぞれを把持するクリップが下流側に向か
って各区画内を走行している。シート状物はこのクリッ
プに両脇を把持された状態で、各区画内を通過してい
く。まず予熱ゾーンでは、搬送中のシート状物を加熱
し、延伸ゾーンでは、予熱ゾーンよりも高温の雰囲気の
中で、シート状物にクリップで横方向に張力を加えなが
らクリップを搬送することにより、シート状物を横方向
に延伸する。熱固定ゾーンでは、延伸ゾーンよりも高温
の雰囲気の中でシート状物の分子配向を固定させる。熱
緩和ゾーンでは、シート状物を焼きなましし、冷却ゾー
ンでは、シート状物を急冷却する。下流側の最後の区画
を出たシート状物は、シート状物の、テンタのクリップ
で把持されていた両脇部分それぞれが、図2の点線で表
された経路に従って除去され、残った中央部分が、この
シート状物製造装置で製造されるべき支持体として巻取
装置40に向けて搬送される。
【0029】そして、支持体が巻取装置40に正確に巻
き取られるようにするため、巻取装置40直前まで搬送
されてきた支持体は横方向の位置制御及び、巻取装置4
0に巻き取られるときの張力の調整を受けた後、巻取装
置40によってロール状に巻き取られる。
【0030】ここで、図1、図2に示すシート状物製造
装置中の、図1と図2とに分かれて示すテンタ30が本
発明のテンタの一実施形態に相当するものであり、この
テンタの特徴的な部分について詳述する前に、テンタ3
0の全体が示された図3を用いて、テンタ30について
詳細に説明する。
【0031】図3は、テンタの斜視図である。
【0032】テンタ30は、シート状物が送り込まれる
入口部31と、シート状物を送り出す出口部32と、入
口部から送り込まれたシート状物の両脇に配備された2
つのチェーン34とを備え、入口部と出口部との間に設
けられた箱体33を構成の一部として有するものであ
る。なお、図3には、シート状物が1点鎖線で表されて
いる。
【0033】箱体33は、それぞれ各所定の温度に調整
された複数の区画が連結してなる、長尺の矩形筒状体で
ある。複数の区画は、入口部31側から順に、予熱ゾー
ン30a、延伸ゾーン30b、熱固定ゾーン30c、熱
緩和ゾーン30d、冷却ゾーン30fに複数ずつ割り当
てられている。また、上述のシート状物製造装置におけ
るテンタの説明では省略したが、テンタ30には、熱緩
和ゾーン30dと冷却ゾーン30fとの間に、ニュート
ラルゾーン30eが設けられている。このニュートラル
ゾーン30eは、熱緩和ゾーン30dと冷却ゾーン30
fとの温度差が大きいため、両ゾーンどうしの熱の遮断
を行う機能を有するゾーンである。
【0034】2つのチェーン34は、入口部31と出口
部32との間でそれぞれ各区画内を循環するものであっ
て(図中の矢印参照)、一方のチェーン34と他方のチ
ェーン34との間隔が、予熱ゾーン30aでは出口部3
2側にいくにしたがってやや広がるように、また延伸ゾ
ーン30bでは、出口部32側にいくにしたがって大き
く広がり、延伸ゾーン30bの終りでは、入口部31に
おける両チェーン34の間隔の3倍から4倍程度の間隔
まで広がるように配置されている。さらに、両チェーン
34は、熱固定ゾーン30c以降のゾーンでは、この3
倍から4倍程度に広がった間隔がやや狭まった間隔に配
置されている。また、2つのチェーン34のいずれに
も、多数のクリップ(不図示)が連結されている。これ
らクリップは、送り込まれてくるシート状物の両脇を入
口部31で把持し、この両脇を把持した状態で、チェー
ン34の循環に伴って出口部32に向かって移動する。
これらクリップに両脇を把持されたシート状物は、出口
部32に向かって各区画内を通過する。したがって、各
チェーン34に連結されたクリップどうしは、入口部3
1から延伸ゾーン30bの終わりまでは互いに離間する
ように移動し、シート状物は、入口部31に送り込まれ
たときの横方向の幅よりも3倍から4倍程度の幅にまで
延伸される。
【0035】各区画内においては、各区画内の空気の一
部を一旦回収し、所定の温度に調節した後に、その温度
調整された空気を通過していくシート状物に吹き付け、
予熱ゾーン30aから熱緩和ゾーン30dまではシート
状物を加熱し、冷却ゾーン30fではシート状物を冷却
する。なお、熱固定ゾーン30c及び熱緩和ゾーン30
dでは、シート状物をそのシート状物の軟化点付近まで
加熱する。
【0036】箱体33を出たシート状物は、クリップに
よって把持されている両脇部分がスライスされる。出口
部32では、シート状物の両脇を把持していたクリップ
の把持が解除され、シート状物の、両脇部分がスライス
されたことによって残った中央部分が製品として送り出
される。なお、シート状物のスライスされた両脇部分は
回収装置によって回収される(図2の点線で表された経
路参照)。
【0037】次に、本発明の実施形態におけるテンタの
特徴的な部分について説明する。
【0038】図4は、本実施形態のテンタを上から見た
ときの、入口部の構成を模式的に示す図である。
【0039】本実施形態のテンタ30は、図3を用いて
説明した如く、多数のクリップと、それら多数のクリッ
プが連結されたチェーン34とを備え、さらに、図4に
示すようにレール部材36、スプロケット37、潤滑油
供給具38、および吸引装置39も備えている。なお、
図4に示された1点鎖線は、搬送中のシート状物を表す
ものであり、図4のテンタ30の入口部31に示された
2つの矢印Xそれぞれは、クリップが、搬送されてきた
シート状物の把持を開始する把持開始位置を表すもので
ある。
【0040】チェーン34は、入口部31でUターンし
ており、このUターンしている部分(以下、この部分を
リターンヘッド部と称する。)で、スプロケット37か
ら動力の伝達を受けている。スプロケット37は矢印方
向に回転するものであり、クリップの移動方向もその矢
印方向と同じになる。また、両側のリターンヘッド部そ
れぞれには、潤滑油供給具38と吸引装置39とが、ク
リップの移動方向上流側からこの記載順に設けられてい
る。
【0041】次に、図5及び図6を用いて、クリップに
ついて説明する。
【0042】図5は、本実施形態のテンタに備えられた
クリップが連結された状態を示した斜視図であり、図6
は、クリップとレール部材とを表した断面図である。
【0043】クリップ35は、テンタ30の箱体33内
で、シート状物が加熱されるとき同時に加熱されること
から、耐熱性に優れた金属製であって、本体351と、
4つの上下ローラ352と、2本の回転軸353と、4
つのリンクプレート341と、把持部材354と、図6
に示された2つの背面ローラ355とを備えている。上
下ローラ352は、2本の回転軸353それぞれの上下
に設けられた金属製のローラであって、本発明のテンタ
にいうローラに相当するものである。回転軸353は、
回転自在に、本体351を貫通するものである。また、
リンクプレート341の一端は、回転軸353に挿通さ
れた状態で、上下ローラ352と本体351との間に位
置し、他端は、隣のクリップ35の近い方の回転軸に挿
通されている。したがって、隣り合うクリップ35どう
しはリンクプレート341によって連結され、このリン
クプレート341の集まりによって、無端状のチェーン
34が形成される。このチェーン34は、入口部31と
出口部32との間でそれぞれ各区画内を循環することに
よって、クリップ35を入口部31から出口部32まで
搬送する。なお、チェーン34は、図3を用いて説明し
た如く、シート状物の両脇それぞれに配備されている。
【0044】把持部材354は、把持部位3541と、
第1の部位3542と、第2の部位3543と、回動軸
3544とを有する。第1の部位3542と第2の部位
3543とは、回動軸3544を挟んで設けられてい
る。回動軸3544は、本体351に回動自在に軸支さ
れたものであって、把持部材354は、この回動軸35
44を中心にして回動することにより、把持姿勢(図6
において実線であらわされた把持部材の姿勢)と、把持
解除姿勢(図6において二点鎖線であらわされた把持部
材の姿勢)との間で姿勢を切り替えるものである。ここ
で、把持部材354の把持姿勢と把持解除姿勢とについ
て、もう少し詳しく説明する。本体351は、載置面3
511を有し、2つのチェーン34それぞれの循環によ
って、把持開始位置まで搬送されてきた2つのクリップ
35それぞれの載置面3511には、シート状物の両脇
それぞれが載置されるとともに、不図示のクリップ把持
機構によって、把持部材354は、回動軸3544を中
心にして回動させられ、把持部位3541が載置面35
11に接近し、シート状物の、載置面3511に載置さ
れた両脇それぞれを、把持部位3511と載置面351
1とで挟み込む。すなわち、把持部位3541が、入口
部31から送り込まれたシート状物の厚み未満の所定長
まで載置面3511に接近し、シート状物を把持してい
るときの把持部材354の姿勢が把持姿勢である。一
方、不図示のクリップ把持解除機構によって、出口部3
2では、把持部材354は、回動軸3544を中心にし
て回動させられ、把持部位3541が載置面3511か
ら離間し、シート状物の、載置面3511に載置された
両脇それぞれの、把持部位3511と載置面3511と
による挟み込みが解除される。すなわち、把持部位35
41が、入口部31から送り込まれたシート状物の厚み
以上の所定長まで載置面3511から離間し、シート状
物を把持していないときの把持部材354の姿勢が把持
解除姿勢である。
【0045】また、図6に示された2つの背面ローラ3
55は、本体351の、把持部材354が設けられた側
とは反対側の面に、上下に設けられたものである。
【0046】次に、図6を用いて、レール部材36につ
いて説明する。図6に示されたレール部材36は、本体
351の上方と下方とに設けられた、断面略コ字状の金
属製のレール部361を有するものである。このレール
部361の、図6における左側の側面、すなわち把持部
材354側の部分が外周側の軌道になり、反対側の部分
が内周側の軌道になる。上下ローラ352は、このレー
ル部361内に、外周側の軌道と内周側の軌道とに接し
た状態で収められ、チェーン34がスプロケット37
(図4参照)から動力を受けたことに伴い、上下ローラ
352がレール部361を走行する。また、2つの背面
ローラ355のうちの、下側の背面ローラ355は、下
方のレール部361の、内周側の軌道に載置された状態
で、クリップ35の自重を受けながら走行する。また、
上側の背面ローラ355と、上方のレール部材361
の、内周側の軌道との間には若干の隙間が設けられ、チ
ェーン34の循環に伴ってクリップ35が浮き上がる
と、上側の背面ローラ355が、上方のレール部361
の、内周側の軌道に接して、それ以上の浮き上がりが防
止される。なお、図4に示すごとく、レール部材36
は、テンタ30の左右それぞれに2つ配備され、そのう
ちの1つは、シート状物を搬送する際に上下ローラ35
2が走行するものであって、もう1つは、出口部32か
ら入口部31にクリップ34が戻る際に上下ローラ35
2が走行するものである。
【0047】続いて、潤滑油供給具38について説明す
る。
【0048】図4を用いて説明した如く、両側のリター
ンヘッド部それぞれに設けられた潤滑油供給具38は、
上下ローラ352に潤滑油を供給するものであって、上
下に設けられている。上方に設けられた潤滑油供給具
は、上下ローラ352の上方のローラに潤滑油を供給す
るものであって、下方に設けられた潤滑油供給具は、上
下ローラ352の下方のローラに潤滑油を供給するもの
であるが、ここでは、上方に設けられた潤滑油供給具に
ついて図7及び図8を用いて説明する。
【0049】図7は、本実施形態のテンタの入口部の斜
視図であり、図8は、本実施形態のテンタが備える潤滑
油供給具の側面図である。
【0050】潤滑油供給具38は、供給管381、フェ
ルト382、基体383、及び取付部材384を有して
いる。
【0051】供給管381は、フェルト382に潤滑油
を供給するものであって、一端の開口が基体383内部
に挿入されている。本実施形態では、潤滑油供給具38
に、図示は省略したがタイマ機構も備えられており、供
給管381からフェルト382に潤滑油を所定時間経過
ごとに供給している。
【0052】フェルト382は円柱状のものであって、
一端部が上下ローラ352の周面にに接して、上下ロー
ラ352の周面に潤滑油を塗布するものである。したが
って、このフェルト382は本発明にいう塗布部材に相
当する。また、フェルト382は、供給された潤滑油が
垂れ落ちることを防止するため、一端側が斜め上方に向
かって突出するように他端側が基体383に挿入された
ものである。基体383内部では、フェルト382の挿
入された部分に供給管381から潤滑油が供給され、供
給された潤滑油は、フェルト382の、基体383から
斜め上方に向けて突出した部分に向かって徐々にしみ込
んでいく。ここで、潤滑油の供給量が多すぎると、上下
ローラ352に潤滑油が過剰に塗布され、上下ローラ3
52の走行における回転によって、余った潤滑油が周囲
に飛び散り、テンタ内のクリーン度が低下してしまう恐
れがある。そこで、本実施形態では、潤滑油の供給量が
適量となるように制御するとともに、後述する、余った
潤滑油を拭き取る拭取部材を設けている。なお、上下ロ
ーラ352は高温に加熱された状態にあり、このためフ
ェルト382には、耐熱性に優れたものが採用されてい
る。
【0053】取付部材384は、基体383をテンタの
本体部30’に取り付けるものである。この取り付けに
あたり、上下ローラ352の周面における潤滑油の垂れ
落ちを考慮して、フェルト382の一端が、上下ローラ
352の周面の上側に接するように、基体383はテン
タの本体部30’に取り付けられる。ところで、シート
状物製造中のテンタ30に何らかのトラブルが生じた場
合、クリップ35の搬送を緊急停止させることがある。
緊急停止が行われると、今まで搬送されていた勢いによ
ってクリップ35の挙動は一旦乱れ、クリップ35の上
下ローラ352は潤滑油供給具38に衝突し、基体38
3の取付位置を狂わしてしまう恐れがある。このため、
緊急停止時の上下ローラ352の衝突による衝撃を吸収
するため、取付部材384はバネ性を有する板部材から
成るものである。
【0054】以上、説明したように、潤滑油供給具38
は、潤滑油をしみ込ませたフェルト382によって上下
ローラ352に潤滑油を直接塗布するものであるため、
潤滑油が飛び散ることがなく、テンタ30内のクリーン
度を低下させる心配がない。また、どの上下ローラ35
2にも均一な量の潤滑油を確実に供給することができる
ため、上下ローラ352とレール部361との間への潤
滑油の供給を確実に行うことができる。
【0055】最後に、吸引装置39について説明する。
【0056】吸引装置39は、図4を用いて説明したご
とく、潤滑油供給具38の、クリップ35の移動方向下
流側に配置されたものであって、潤滑油供給具1つ対し
て1つ設けられている。ここでは、図8に示された潤滑
油供給具38に対して設けられた吸引装置について図
7、および図9から図11を用いて説明する。なお、図
7に示された吸引装置39は、明確化のため一部を透視
した状態で表されている。
【0057】図9は本実施形態のテンタが備える吸引装
置の斜視図、図10は図9に示された吸引装置の側面
図、図11は図10のA−A断面図である。
【0058】吸引装置39は、第1の吸引口391と、
拭取部材392と、複数の第2の吸引口393とを備え
ている。
【0059】第1の吸引口391は、上下ローラ352
の上側の端面に向かって開口するものである。レール部
361を走行する上下ローラ352には、ゴミが付着し
やすいが、この第1の吸引口391によって、上下ロー
ラ352の上側の端面に付着したゴミを除去することが
でき、テンタ内のクリーン度を向上させることができ
る。
【0060】拭取部材392は、上下ローラ352の周
面に接するように配置された、フェルトから成るもので
ある。この拭取部材392は、潤滑油供給具38によっ
て上下ローラ352の周面に塗布された潤滑油の余剰分
を拭き取るとともに潤滑油を上下ローラ352の全周に
薄く伸ばす機能を有している。また、上下ローラ352
の周面の汚れを拭き取る機能も有している。このため、
拭取部材392の、上下ローラ352の周面と接触する
面の形状は、上下ローラ352の周面との接触面積を広
くとるため、V字状に切り込まれた形状になっている。
なお、この形状に限らず、例えば、上下ローラ352の
周面に合致した曲面形状であってもよい。また、上下ロ
ーラ352の周面は上方が汚れやすいことから、この拭
取部材392は、上下ローラ352の周面の上方に接す
るように配置されている。
【0061】複数の第2の吸引口393それぞれは、拭
取部材392の、上下ローラ352との接触面側に向か
って開口する、拭取部材392よりも上方に設けられた
開口である。上下ローラ352と広い接触面積で接触し
ている拭取部材392の接触面からはフェルト屑が巻き
上がりやすいが、これら第2の吸引口393によってフ
ェルト屑を吸引することができるため、フェルト屑によ
るテンタ30内のクリーン度の低下を防ぐことができ
る。
【0062】なお、本実施形態のテンタ30が備える吸
引装置39には未採用であるが、テンタ内のクリーン度
をより一層向上させるため、吸引装置39にさらに、ク
リップ35の本体351の上面に付着したゴミを吸引す
る第3の吸引口を設けてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のテンタ
によれば、テンタ内のクリーン度を低下させずに、ロー
ラとレールとの間への潤滑油の供給を確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート状物製造装置の前半部分を説明するため
の図である。
【図2】シート状物製造装置の後半部分を説明するため
の図である。
【図3】テンタの斜視図である。
【図4】本実施形態のテンタを上から見たときの、入口
部の構成を模式的に示す図である。
【図5】本実施形態のテンタに備えられたクリップが連
結された状態を示した斜視図である。
【図6】クリップとレール部材とを表した断面図であ
る。
【図7】本実施形態のテンタの入口部の斜視図である。
【図8】本実施形態のテンタが備える潤滑油供給具の側
面図である。
【図9】本実施形態のテンタが備える吸引装置の斜視図
である。
【図10】図9に示された吸引装置の側面図である。
【図11】図10のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 シート状物製造装置 10 流延装置 11 ダイ 12 回転ドラム 20 縦延伸装置 21 回転ロール 21a 予熱回転ロール 21b 延伸回転ロール 21c 冷却回転ロール 30 テンタ 31 入口部 32 出口部 33 箱体 34 チェーン 341 リンクプレート 35 クリップ 351 本体 3511 載置面 352 上下ローラ 353 回転軸 354 把持部材 3541 把持部位 3542 第1の部位 3543 第2の部位 3544 回動軸 355 背面ローラ 36 レール部材 361 レール部 37 スプロケット 38 潤滑油供給具 381 供給管 382 フェルト 383 基体 384 取付部材 39 吸引装置 391 第1の吸引口 392 拭取部材 393 第2の吸引口 40 巻取装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のローラを有し、かつ該金属製の
    ローラで所定の金属製のレールを走行しながら、所定の
    入口から送り込まれた搬送中のシート状物を所定の把握
    開始位置において把持するとともに所定の把持解除位置
    において把持を解除するクリップを備え、前記クリップ
    で前記シート状物に横方向の張力を加えることにより該
    シート状物を横方向に延伸するテンタにおいて、 一端部から潤滑油が供給され他端部が前記ローラに接し
    て該ローラに潤滑油を塗布する塗布部材を有する潤滑油
    供給具を備えたことを特徴とするテンタ。
  2. 【請求項2】 前記塗布部材が、フェルトであることを
    特徴とする請求項1記載のテンタ。
  3. 【請求項3】 前記ローラに付着したゴミを吸引する第
    1の吸引口を有する吸引装置を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のテンタ。
  4. 【請求項4】 前記吸引装置が、前記ローラに塗布され
    た潤滑油を拭き取るフェルトを備えたことを特徴とする
    請求項3記載のテンタ。
  5. 【請求項5】 前記吸引装置が、前記潤滑油を拭き取る
    フェルトのフェルト屑を吸引する第2の吸引口を有する
    ことを特徴とする請求項4記載のテンタ。
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