JP2002208740A - 発光ダイオードおよびその形成方法 - Google Patents
発光ダイオードおよびその形成方法Info
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Abstract
発光させる粒子状蛍光物質を有し全方位における色調む
らを低減させた発光ダイオード及びその形成方法に関す
る。 【解決手段】本発明は、支持体上に配置されたLEDチ
ップと、LEDチップからの発光の少なくとも一部を吸
収し波長変換して発光する粒子状蛍光物質と、を有する
発光ダイオードである。特に、LEDチップ上に配置さ
れる粒子状蛍光物質を有するコーティング部の厚みと、
LEDチップ上以外の支持体上に配置された粒子状蛍光
物質を有するコーティング部の厚みと、が略等しい発光
ダイオードである。
Description
バックライト光源、信号機、照光式スイッチ、各種セン
サー及び各種インジケータなどに利用される発光装置に
係わり、特に発光素子からの発光を波長変換して発光可
能な蛍光体を有する発光ダイオードにおいて、発光方
位、色調ムラ及び量産性を改善した発光ダイオード及び
その形成方法に関する。
EDとも呼ぶ。)は、小型で効率が良く鮮やかな色の発
光をする。また、半導体素子であるため球切れなどの心
配がない。駆動特性に優れ、振動やON/OFF点灯の繰り
返しに強いという特徴を有する。そのため各種インジケ
ータや種々の光源として利用されている。しかしなが
ら、LEDは優れた単色性ピーク波長を有するが故に白
色系などの発光波長を発光することができない。
と蛍光物質により青色発光ダイオードからの発光を色変
換させて他の色などが発光可能な発光ダイオードとし
て、特開平5−152609号公報、特開平7−993
45号公報などに記載された発光ダイオードを開発し
た。これらの発光ダイオードによって、1種類のLED
チップを用いて白色系や青色LEDチップを用いた緑色
など他の発光色を発光させることができる。
ップなどをリードフレームの先端に設けられたカップ上
などに配置する。LEDチップは、LEDチップが設け
られたメタルステムやメタルポストとそれぞれ電気的に
接続させる。そして、LEDチップを被覆する樹脂モー
ルド部材中などにLEDチップからの光を吸収し波長変
換する蛍光物質を含有させて形成させてある。青色系の
発光ダイオードと、その発光を吸収し黄色系を発光する
蛍光物質などとを選択することにより、混色を利用して
白色系を発光させることができる。これは、十分な輝度
を発光する白色系発光ダイオードとして利用することが
できる。
オードは、所望通りの色に形成されにくい傾向にある。
発光ダイオードを量産させた場合において、各発光ダイ
オードがそれぞれ所望の色度範囲に形成させることが難
しく歩留まりが低下する傾向にある。また、発光ダイオ
ードの発光観測面において僅かながら色むらを生じると
いう問題がある。
子であるLEDチップが配置された中心部が青色ぽく、
その周囲方向にリング状に黄、緑や赤色ぽい部分が見ら
れる場合がある。人間の色調感覚は、白色において特に
敏感である。そのため、わずかな色調差でも赤ぽい白、
緑色ぽい白、黄色っぽい白等と感じる。
って生ずる色むらは、品質上好ましくないばかりでなく
表示装置に利用したときの表示面における色むらや、光
センサーなど精密機器における誤差を生ずることにもな
る。さらに、より厳しい条件として高輝度長時間の使用
においては発光ダイオードの輝度が低下する傾向があ
る。本発明は上記問題点を解決し発光観測面における色
調むらや発光ダイオードごとのバラツキが極めて少な
く、量産性の良い発光ダイオードを形成させることにあ
る。
置されたLEDチップと、LEDチップからの発光の少
なくとも一部を吸収し波長変換して発光する粒子状蛍光
体と、を有する発光ダイオードである。特に、本発明で
は、LEDチップ上に配置された粒子状蛍光体を有する
コーティング部の厚みと、LEDチップ上以外の支持体
上に配置された粒子状蛍光体を有するコーティング部の
厚みと、が略等しい発光ダイオードである。
オードは、コーティング部が粒子状蛍光体と共に少なく
ともSi、Al、Ga、Ti、Ge、P、B及びアルカ
リ土類元素の1種又は2種以上を有する酸化物からなる
発光ダイオードである。
は、LEDチップの発光層が窒化物系化合物半導体であ
り、且つ粒子状蛍光体がセリウムで付活されたイットリ
ウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体である。
は、LEDチップの主発光ピークが400nmから53
0nmであり、且つ粒子状蛍光体の主発光波長がLED
チップの主発光ピークよりも長い発光ダイオードであ
る。
は、LEDチップの発光層が窒化物系化合物半導体であ
り、且つ粒子状蛍光体が(Re1-xSmx)3(Al1-yG
ay)5O12:Ceである。(ただし、0≦x<1、0≦
y≦1、Reは、Y、Gd、Laから選択される少なく
とも一種の元素である。)請求項6に記載の本発明の形
成方法は、LEDチップと、LEDチップからの発光の
少なくとも一部を吸収し波長変換して発光する蛍光体
と、を有する発光ダイオードの形成方法である。特に、
気相又は液相中に分散させた粒子状蛍光体の沈降によ
り、LEDチップ上に粒子状蛍光体を含むコーティング
部を形成させる発光ダイオードの形成方法である。
ング部の厚みがLEDチップ上及びLEDチップが配置
された基体上の何れにおいても略等しい。LEDチップ
から放出された光の光路長差が比較的等しく均一な発光
特性を得ることができる。また、発光面における色むら
や発光ダイオードごとのバラツキのきわめて少なくする
ことができる。さらに、複数のLEDチップが配置され
たパッケージ上に粒子状蛍光体を沈降堆積させることに
より、一度に大量の発光ダイオードを量産性良く形成さ
せることができる。LED上に配置される粒子状蛍光体
の量がきわめて少量であっても粒子状蛍光体の量(コー
ティング部の厚み)を均等に制御させることができる。
そのため、よりバラツキの少ない発光ダイオードを形成
させることができる。
i、Ge、P、B及びアルカリ土類元素の1種又は2種
以上を有する酸化物である無機物で粒子状蛍光体をバイ
ンドする。これによりLEDチップからの比較的高いエ
ネルギー光を高密度に照射した場合でもコーティング部
が着色劣化することがなくなる。そのため、長時間高輝
度に発光させても輝度が低下することがない発光ダイオ
ードとすることができる。
EDチップ上に配置された粒子状蛍光体と、それ以外の
支持体上に配置された粒子状蛍光体とを略均等に配分さ
せることによって発光観測面における色調むらや発光装
置ごとのバラツキを改善できることを見出し本発明を成
すに到った。
ードごとのバラツキは、コーティング部形成時にコーテ
ィング部中に含まれる粒子状蛍光体の平面分布における
傾きが生ずることにより生ずると考えられる。即ち、コ
ーティング部は粒子状蛍光体を含有させた樹脂を先の細
いノズルの如き管から吐出させることによって所望のカ
ップ上に配置させることができる。
蛍光体をLEDチップ上に等量均一且つ、高速に塗布さ
せることは極めて難しい。また、バインダーの粘度やコ
ーティング部と接するパッケージ表面などとの表面張力
により、最終的に形成されるコーティング部の形状が一
定しない。コーティング部の厚み(粒子状蛍光体の量)
が部分的に異なり、LEDチップからの光量、粒子状蛍
光体からの光量が部分的に異なる。
EDチップからの発光色が強くなったり、蛍光体からの
発光色が強くなり色調むらが生ずる。また、各発光ダイ
オードごとのバラツキが生ずると考えられる。本発明で
は、LEDチップ上とそれ以外に形成される粒子状蛍光
体が均一に配置させることにより、色調むらや指向性な
どを改善させることができるものである。以下、本発明
の構成部材について詳述する。
に用いられるコーティング部111、112とは、モー
ルド部材とは別にマウント・リードのカップ内やパッケ
ージの開口部内などに設けられるものでありLEDチッ
プ103の発光を変換する粒子状蛍光体及び粒子状蛍光
体を結着する樹脂や硝子などである。本発明のコーティ
ング部111、112は、LEDチップ103上に設け
られたコーティング部111の厚みとLEDチップ以外
の支持体上に設けられたコーティング部112の厚みと
が略等しい。LEDチップ103上に設けられたコーテ
ィング部111と、支持体となるパッケージの開口部表
面に設けられたコーティング部112との厚みは、気相
や液相中に分散させた粒子状蛍光体を静置させ沈降する
ことにより比較的簡単に略等しく形成させることができ
る。
EDチップから放出される高エネルギー光などが反射も
されるため高密度になる。さらに、粒子状蛍光体によっ
ても反射散乱されコーティング部が高密度の高エネルギ
ー光にさらされる場合がある。そのため、発光強度が強
く高エネルギー光が発光可能な窒化物系半導体をLED
チップとして利用した場合は、それらの高エネルギー光
に対して耐光性のあるSi、Al、Ga、Ti、Ge、
P、B及びアルカリ土類金属の1種又は2種以上有する
酸化物を結着剤として利用することが好ましい。
ては、SiO2、Al2O3、MSiO3(なお、Mとして
は、Zn、Ca、Mg、Ba、Srなどが挙げられ
る。)などの透光性無機部材に粒子状蛍光体を含有させ
たものが好適に用いられる。これらの透光性無機部材に
より粒子状蛍光体が結着され層状にLEDチップや支持
体上に堆積される。なお、コーティング部には、粒子状
蛍光体と共に紫外線吸収剤を含有させても良い。
は、コーティング部111、121の材料となる粒子状
蛍光体と結着剤とをよく混合させ容器202内に排出手
段201のノズルから噴出する。容器202内には、、
LEDチップを有するパッケージ105が配置されてい
る。ノズルから噴出された材料は、懸濁液として容器2
02内にたまる。容器202を静置しておくと、蛍光体
粒子が沈降し容器202の底に蛍光体膜204が形成さ
れる。上澄液を排出後、乾燥装置205から放出される
加温エアを吹き付け乾燥させる。その後、各パッケージ
105を取り出すことにより粒子状蛍光体を有する発光
ダイオードとすることができる。
体としては、少なくともLEDチップ103の半導体発
光層から発光された光で励起されて発光する粒子状蛍光
体をいう。LEDチップ103が発光した光と、粒子状
蛍光体が発光した光が補色関係などにある場合、それぞ
れの光を混色させることで白色を発光することができ
る。具体的には、LEDチップ103からの光と、それ
によって励起され発光する粒子状蛍光体の光がそれぞれ
光の3原色(赤色系、緑色系、青色系)に相当する場合
やLEDチップ103が発光した青色の光と、それによ
って励起され発光する粒子状蛍光体の黄色の光が挙げら
れる。
と粒子状蛍光体の結着剤として働く各種樹脂やガラスな
どの無機部材などとの比率、粒子状蛍光体の沈降時間、
粒子状蛍光体の形状などを種々調整すること及びLED
チップの発光波長を選択することにより電球色など任意
の白色系の色調を提供させることができる。発光ダイオ
ードの外部には、LEDチップからの光と蛍光体からの
光がモールド部材を効率よく透過することが好ましい。
された硫化カドミ亜鉛やセリウムで付活されたイットリ
ウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体が挙げられ
る。特に、高輝度且つ長時間の使用時においては(Re
1-xSmx)3(Al1-yGay)5O12:Ce(0≦x<
1、0≦y≦1、但し、Reは、Y,Gd,Laからな
る群より選択される少なくとも一種の元素である。)な
どが好ましい。粒子状蛍光体として特に(Re1-xSm
x)3(Al1-yGay)5O12:Ceを用いた場合には、
LEDチップと接する或いは近接して配置され放射照度
として(Ee)=3W・cm-2以上10W・cm-2以下
においても高効率に十分な耐光性を有する発光ダイオー
ドとすることができる。
2:Ce蛍光体は、ガーネット構造のため、熱、光及び
水分に強く、励起スペクトルのピークが470nm付近
などにさせることができる。また、発光ピークも530
nm付近にあり720nmまで裾を引くブロードな発光
スペクトルを持たせることができる。しかも、組成のA
lの一部をGaで置換することで発光波長が短波長にシ
フトし、また組成のYの一部をGdで置換することで、
発光波長が長波長へシフトする。このように組成を変化
することで発光色を連続的に調節することが可能であ
る。したがって、長波長側の強度がGdの組成比で連続
的に変えられるなど窒化物半導体の青色系発光を利用し
て白色系発光に変換するための理想条件を備えている。
m、Al、La及びGaの原料として酸化物、又は高温
で容易に酸化物になる化合物を使用し、それらを化学量
論比で十分に混合して原料を得る。又は、Y、Gd、C
e、Smの希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解
液を蓚酸で共沈したものを焼成して得られる共沈酸化物
と、酸化アルミニウム、酸化ガリウムとを混合して混合
原料を得る。これにフラックスとしてフッ化アンモニウ
ム等のフッ化物を適量混合して坩堝に詰め、空気中13
50〜1450°Cの温度範囲で2〜5時間焼成して焼
成品を得る。次に焼成品を水中でボールミルして、洗
浄、分離、乾燥、最後に篩を通すことで所望の粒子状蛍
光体を得ることができる。
蛍光体は、2種類以上の粒子状蛍光体を混合させてもよ
い。即ち、Al、Ga、Y、La及びGdやSmの含有
量が異なる2種類以上の(Re1-xSmx)3(Al1-yG
ay)5O12:Ce蛍光体を混合させてRGBの波長成分
を増やすことができる。また、現在のところ半導体発光
素子の発光波長には、バラツキが生ずるものがあるため
2種類以上の蛍光体を混合調整させて所望の白色光など
を得ることができる。具体的には、発光素子の発光波長
に合わせて色度点の異なる蛍光体の量を調整し含有させ
ることでその蛍光体間と発光素子で結ばれる色度図上の
任意の点を発光させることができる。
に分散させ均一に放出させることができる。気相や液相
中での粒子状蛍光体は、自重によって沈降する。特に液
相中においては懸濁液を静置させることで、より均一性
の高い粒子状蛍光体を持つ層を形成させることができ
る。所望に応じて複数回繰り返すことにより所望の粒子
状蛍光体量を形成することができる。
るLEDチップ103とは、粒子状蛍光体を励起可能な
ものである。発光素子であるLEDチップ103は、M
OCVD法等により基板上にGaAs、InP、GaA
lAs、InGaAlP、InN、AlN、GaN、I
nGaN、AlGaN、InGaAlN等の半導体を発
光層として形成させる。半導体の構造としては、MIS
接合、PIN接合やPN接合などを有するホモ構造、ヘ
テロ構造あるいはダブルへテロ構成のものが挙げられ
る。半導体層の材料やその混晶度によって発光波長を種
々選択することができる。また、半導体活性層を量子効
果が生ずる薄膜に形成させた単一量子井戸構造や多重量
子井戸構造とすることもできる。好ましくは、粒子状蛍
光体を効率良く励起できる比較的短波長を効率よく発光
可能な窒化物系化合物半導体(一般式IniGajAlk
N、ただし、0≦i、0≦j、0≦k、i+j+k=
1)である。
合、半導体基板にはサファイヤ、スピネル、SiC、S
i、ZnO、GaN等の材料が好適に用いられる。結晶
性の良い窒化ガリウムを形成させるためにはサファイヤ
基板を用いることがより好ましい。サファイヤ基板上に
半導体膜を成長させる場合、GaN、AlN等のバッフ
ァー層を形成しその上にPN接合を有する窒化ガリウム
半導体を形成させることが好ましい。また、サファイア
基板上にSiO2をマスクとして選択成長させたGaN
単結晶自体を基板として利用することもできる。この場
合、各半導体層を形成後SiO2をエッチング除去させ
ることによって発光素子とサファイア基板とを分離させ
ることもできる。窒化ガリウム系化合物半導体は、不純
物をドープしない状態でN型導電性を示す。発光効率を
向上させるなど所望のN型窒化ガリウム半導体を形成さ
せる場合は、N型ドーパントとしてSi、Ge、Se、
Te、C等を適宜導入することが好ましい。一方、P型
窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、P型ドーパン
ドであるZn、Mg、Be、Ca、Sr、Ba等をドー
プさせる。
パントをドープしただけではP型化しにくいためP型ド
ーパント導入後に、炉による加熱、低速電子線照射やプ
ラズマ照射等によりアニールすることでP型化させるこ
とが好ましい。具体的発光素子の層構成としては、窒化
ガリウム、窒化アルミニウムなどを低温で形成させたバ
ッファ層を有するサファイア基板や炭化珪素上に、窒化
ガリウム半導体であるN型コンタクト層、窒化アルミニ
ウム・ガリウム半導体であるN型クラッド層、Zn及び
Siをドープさせた窒化インジュウムガリウム半導体で
ある活性層、窒化アルミニウム・ガリウム半導体である
P型クラッド層、窒化ガリウム半導体であるP型コンタ
クト層が積層されたものが好適に挙げられる。LEDチ
ップ103を形成させるためにはサファイア基板を有す
るLEDチップ103の場合、エッチングなどによりP
型半導体及びN型半導体の露出面を形成させた後、半導
体層上にスパッタリング法や真空蒸着法などを用いて所
望の形状の各電極を形成させる。SiC基板の場合、基
板自体の導電性を利用して一対の電極を形成させること
もできる。
ヤモンド製の刃先を有するブレードが回転するダイシン
グソーにより直接フルカットするか、又は刃先幅よりも
広い幅の溝を切り込んだ後(ハーフカット)、外力によ
って半導体ウエハーを割る。あるいは、先端のダイヤモ
ンド針が往復直線運動するスクライバーにより半導体ウ
エハーに極めて細いスクライブライン(経線)を例えば
碁盤目状に引いた後、外力によってウエハーを割り半導
体ウエハーからチップ状にカットする。このようにして
窒化物系化合物半導体であるLEDチップ103を形成
させることができる。
発光させる場合は、粒子状蛍光体との補色等を考慮して
LEDチップ103の主発光波長は400nm以上53
0nm以下が好ましく、420nm以上490nm以下
がより好ましい。LEDチップ103と粒子状蛍光体と
の効率をそれぞれより向上させるためには、450nm
以上475nm以下がさらに好ましい。
は、LEDチップ103を凹部内に固定保護する支持体
として働く。また、外部との電気的接続が可能な外部電
極104を有する。LEDチップ103の数や大きさに
合わせて複数の開口部を持ったパッケージ102とする
こともできる。また、好適には遮光機能を持たせるため
に黒や灰色などの暗色系に着色させる、或いはパッケー
ジ102の発光観測表面側が暗色系に着色されている。
パッケージ102は、LEDチップ103をさらに外部
環境から保護するためにコーティング部111、112
に加えて透光性保護体であるモールド部材106を設け
ることもできる。パッケージ102は、コーティング部
111、112やモールド部材106との接着性がよく
剛性の高いものが好ましい。LEDチップ103と外部
とを電気的に遮断させるために絶縁性を有することが望
まれる。さらに、パッケージ102は、LEDチップ1
03などからの熱の影響をうけた場合、モールド部材1
06との密着性を考慮して熱膨張率の小さい物が好まし
い。
ス加工させて接着面積を増やしたり、プラズマ処理して
モールド部材との密着性を向上させることもできる。パ
ッケージ102は、外部電極104と一体的に形成させ
てもよく、パッケージ102が複数に分かれ、はめ込み
などにより組み合わせて構成させてもよい。このような
パッケージ102は、インサート成形などにより比較的
簡単に形成することができる。パッケージ材料としてポ
リカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド(P
PS)、液晶ポリマー(LCP)、ABS樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、PBT樹脂等
の樹脂やセラミックなどを用いることができる。また、
パッケージ102を暗色系に着色させる着色剤としては
種々の染料や顔料が好適に用いられる。具体的には、C
r2O3、MnO2、Fe2O3やカーボンブラックなどが
好適に挙げられる。
の接着は熱硬化性樹脂などによって行うことができる。
具体的には、エポキシ樹脂、アクリル樹脂やイミド樹脂
などが挙げられる。また、LEDチップ103を配置固
定させると共にパッケージ102内の外部電極104と
電気的に接続させるためにはAgペースト、カーボンペ
ースト、ITOペースト、金属バンプ等が好適に用いら
れる。
ッケージ102外部からの電力を内部に配置されたLE
Dチップ103に供給させるために用いられるためのも
のである。そのためパッケージ102上に設けられた導
電性を有するパターンやリードフレームを利用したもの
など種々のものが挙げられる。また、外部電極104は
放熱性、電気伝導性、LEDチップ103の特性などを
考慮して種々の大きさに形成させることができる。外部
電極104は、各LEDチップ103を配置すると共に
LEDチップ103から放出された熱を外部に放熱させ
るため熱伝導性がよいことが好ましい。外部電極104
の具体的な電気抵抗としては300μΩ・cm以下が好
ましく、より好ましくは、3μΩ・cm以下である。ま
た、具体的な熱伝導度は、0.01cal/(s)(cm
2)(℃/cm)以上が好ましく、より好ましくは 0.5
cal/(s)(cm2)(℃/cm)以上である。
りん青銅板表面に銀、パラジュウム或いは金などの金属
メッキや半田メッキなどを施したものが好適に用いられ
る。外部電極104としてリードフレームを利用した場
合は、電気伝導度、熱伝導度によって種々利用できるが
加工性の観点から板厚0.1mmから2mmが好まし
い。ガラスエポキシ樹脂やセラミックなどの支持体上な
どに設けられた外部電極104としては、銅箔やタング
ステン層を形成させることができる。プリント基板上に
金属箔を用いる場合は、銅箔などの厚みとして18〜7
0μmとすることが好ましい。また、銅箔等の上に金、
半田メッキなどを施しても良い。
105としては、LEDチップ103の電極とのオーミ
ック性、機械的接続性、電気伝導性及び熱伝導性がよい
ものが求められる。熱伝導度としては0.01cal/
(s)(cm2)(℃/cm)以上が好ましく、より好ましく
は0.5cal/(s)(cm2)(℃/cm)以上である。
また、作業性などを考慮して導電性ワイヤー105の直
径は、好ましくは、Φ10μm以上、Φ45μm以下で
ある。このような導電性ワイヤー105として具体的に
は、金、銅、白金、アルミニウム等の金属及びそれらの
合金を用いた導電性ワイヤーが挙げられる。このような
導電性ワイヤー105は、各LEDチップ103の電極
と、インナー・リード及びマウント・リードなどと、を
ワイヤーボンディング機器によって容易に接続させるこ
とができる。
6は、発光ダイオードの使用用途に応じてLEDチップ
103、導電性ワイヤー105、粒子状蛍光体が含有さ
れたコーティング部111、112などを外部から保護
するために設けることができる。モールド部材106
は、各種樹脂や硝子などを用いて形成させることができ
る。モールド部材106の具体的材料としては、主とし
てエポキシ樹脂、ユリア樹脂、シリコーン樹脂などの耐
候性に優れた透明樹脂や硝子などが好適に用いられる。
また、モールド部材に拡散剤を含有させることによって
LEDチップ103からの指向性を緩和させ視野角を増
やすこともできる。このような、モールド部材106
は、コーティング部の結着剤と同じ材料を用いても良い
し異なる材料としても良い。以下、本発明の実施例につ
いて説明するが、本発明は具体的実施例のみに限定され
るものではないことは言うまでもない。
クが460nmのIn0.2Ga0.8N半導体を用いた。L
EDチップは、洗浄させたサファイヤ基板上にTMG
(トリメチルガリウム)ガス、TMI(トリメチルイン
ジュウム)ガス、窒素ガス及びドーパントガスをキャリ
アガスと共に流し、MOCVD法で窒化ガリウム系化合
物半導体を成膜させることにより形成させた。ドーパン
トガスとしてSiH4とCp2Mgと、を切り替えること
によってN型導電性を有する窒化ガリウム系半導体とP
型導電性を有する窒化ガリウム系半導体を形成しPN接
合を形成させる。半導体発光素子として、N型導電性を
有する窒化ガリウム半導体であるコンタクト層と、P型
導電性を有する窒化ガリウムアルミニウム半導体である
クラッド層、P型導電性を有する窒化ガリウム半導体で
あるコンタクト層を形成させた。N型導電性を有するコ
ンタクト層とP型導電性を有するクラッド層との間に厚
さ約3nmであり、単一量子井戸構造とされるノンドー
プInGaNの活性層を形成させた。(なお、サファイ
ア基板上には低温で窒化ガリウム半導体を形成させバッ
ファ層とさせてある。また、P型導電性を有する半導体
は、成膜後400℃以上でアニールさせてある。)エッ
チングによりサファイア基板上のPN各半導体表面を露
出させた後、スパッタリングにより各電極をそれぞれ形
成させた。こうして出来上がった半導体ウエハーをスク
ライブラインを引いた後、外力により分割させ発光素子
として350μm角のLEDチップを形成させた。
ート樹脂を用いてチップタイプLEDのパッケージを形
成させた。チップタイプLEDのパッケージ内は、LE
Dチップが配される開口部を備えている。パッケージ中
には、銀メッキした銅板を外部電極として配置させてあ
る。パッケージ内部でLEDチップをエポキシ樹脂など
を用いて固定させる。導電性ワイヤーである金線をLE
Dチップの各電極とパッケージに設けられた各外部電極
とにそれぞれワイヤーボンディングさせ電気的に接続さ
せてある。こうしてLEDチップが配置されたパッケー
ジを8280個形成させた。各パッケージの開口部を除
く表面には、レジスト膜が形成されている。8280個
のLEDチップが配置されたパッケージを純粋電解質が
入った容器中に配置させる。
希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解液を蓚酸で
共沈させた。これを焼成して得られる共沈酸化物と、酸
化アルミニウムと混合して混合原料を得る。これにフラ
ックスとしてフッ化アンモニウムを混合して坩堝に詰
め、空気中1400°Cの温度で3時間焼成して焼成品
を得た。焼成品を水中でボールミルして、洗浄、分離、
乾燥、最後に篩を通して形成させた。形成された(Y0.
8Gd0.2)3Al5O12:Ce蛍光体をSiO2ゾル中に
分散させる。
直ちにパッケージが配置された容器中に(Y0.8Gd0.
2)3Al5O12:Ce蛍光体とSiO2ゾルを一挙に懸濁
注入させる(図2(A))。静置後(Y0.8Gd0.2)3Al
5O12:Ce蛍光体が沈降しパッケージ上に沈降する
(図2(B))。容器内の廃液を除しLEDチップ上に粒
子状蛍光体が堆積したパッケージを120度に加熱した
空気で乾燥させる(図2(C))。この後に、容器から各
発光ダイオードを取り出して発光ダイオードの非発光部
に付着した粒子状蛍光体をレジストマスクごと除去する
ことによってLEDチップ上とパッケージ底面との膜厚
が共に約40μmと略等しいコーティング部を形成させ
ることができる。さらに、LEDチップや粒子状蛍光体
を外部応力、水分及び塵埃などから保護する目的でコー
ティング部が形成されたパッケージ開口部内にモールド
部材として透光性エポキシ樹脂を形成させた。透光性エ
ポシキ樹脂を混入後、150℃5時間にて硬化させた。
こうして図1の如き発光装置である発光ダイオードを形
成させた。
ることによって白色系を発光させることができる。発光
ダイオードの正面から色温度、演色性をそれぞれ測定し
た。色温度8090K、Ra(演色性指数)=87.5
を示した。また、発光光率は10.8 lm/wであっ
た。さらに、CIE色度図上のx,y=(0.305,
0.315)±0.03で囲まれた範囲内に、約811
4個の各発光ダイオードが分布しており歩留まりは、約
98%であった。
d0.2)3Al5O12:Ce蛍光体を混合させてノズルか
ら突出させコーティング部を形成させた以外は、実施例
1と同様にして発光ダイオードを形成させた。形成され
た発光ダイオードの断面は、コーティング部の端面がは
い上がっていると共に粒子状蛍光体の量が不均一であっ
た。こうして形成された発光ダイオードの色度点を実施
例1と同様に測定した。形成された発光ダイオードの色
度点は、LEDチップの主発光ピークと蛍光体の主発光
波長を結んだ線上に略位置していたが、歩留まりは約6
1%にしか過ぎなかった。
光ダイオードとすることにより各方位による色度のずれ
が極めて少なく、発光観測面から見て色調ずれがない発
光ダイオードとさせることができる。また、歩留まりの
高い発光ダイオードとすることができる。
ることにより高輝度、長時間の使用においても色ずれ、
発光光率の低下が極めて少ない発光ダイオードとするこ
とができる。
り、より耐光性及び発光効率の高い発光ダイオードとす
ることができる。
り、高輝度、長時間の使用においてもより輝度の低下や
色ずれが少なく白色系が発光可能な発光ダイオードとす
ることができる。
り、白色発光可能でより発光効率の高い発光ダイオード
とすることができる。
り、高輝度、長時間の使用においてもより輝度の低下や
色ずれが少なく白色系が発光可能な発光ダイオードとす
ることができる。
り、発光むらがなく、且つ大量に均一発光可能な発光ダ
イオードを歩留まりよく形成させることができる。
LEDの模式的断面図である。
形成装置を示した模式図である。
段 202・・・容器 203・・・ノズルから噴出されたコーティング部の材
料 204・・・蛍光体膜 205・・・加温エアを吹き付けれる乾燥装置
2)
バックライト光源、信号機、照光式スイッチ、各種セン
サー及び各種インジケータなどに利用される発光装置に
係わり、特に発光素子からの発光を波長変換して発光可
能な蛍光体を有する発光ダイオードにおいて、発光方
位、色調ムラ及び量産性を改善した発光ダイオード及び
その形成方法に関する。
EDとも呼ぶ。)は、小型で効率が良く鮮やかな色の発
光をする。また、半導体素子であるため球切れなどの心
配がない。駆動特性に優れ、振動やON/OFF点灯の繰り
返しに強いという特徴を有する。そのため各種インジケ
ータや種々の光源として利用されている。しかしなが
ら、LEDは優れた単色性ピーク波長を有するが故に白
色系などの発光波長を発光することができない。
と蛍光物質により青色発光ダイオードからの発光を色変
換させて他の色などが発光可能な発光ダイオードとし
て、特開平5−152609号公報、特開平7−993
45号公報などに記載された発光ダイオードを開発し
た。これらの発光ダイオードによって、1種類のLED
チップを用いて白色系や青色LEDチップを用いた緑色
など他の発光色を発光させることができる。
ップなどをリードフレームの先端に設けられたカップ上
などに配置する。LEDチップは、LEDチップが設け
られたメタルステムやメタルポストとそれぞれ電気的に
接続させる。そして、LEDチップを被覆する樹脂モー
ルド部材中などにLEDチップからの光を吸収し波長変
換する蛍光物質を含有させて形成させてある。青色系の
発光ダイオードと、その発光を吸収し黄色系を発光する
蛍光物質などとを選択することにより、混色を利用して
白色系を発光させることができる。これは、十分な輝度
を発光する白色系発光ダイオードとして利用することが
できる。
オードは、所望通りの色に形成されにくい傾向にある。
発光ダイオードを量産させた場合において、各発光ダイ
オードがそれぞれ所望の色度範囲に形成させることが難
しく歩留まりが低下する傾向にある。また、発光ダイオ
ードの発光観測面において僅かながら色むらを生じると
いう問題がある。
子であるLEDチップが配置された中心部が青色ぽく、
その周囲方向にリング状に黄、緑や赤色ぽい部分が見ら
れる場合がある。人間の色調感覚は、白色において特に
敏感である。そのため、わずかな色調差でも赤ぽい白、
緑色ぽい白、黄色っぽい白等と感じる。
って生ずる色むらは、品質上好ましくないばかりでなく
表示装置に利用したときの表示面における色むらや、光
センサーなど精密機器における誤差を生ずることにもな
る。さらに、より厳しい条件として高輝度長時間の使用
においては発光ダイオードの輝度が低下する傾向があ
る。本発明は上記問題点を解決し発光観測面における色
調むらや発光ダイオードごとのバラツキが極めて少な
く、量産性の良い発光ダイオードを形成させることにあ
る。
置されたLEDチップと、該LEDチップからの発光の
少なくとも一部を吸収し波長変換して発光する粒子状蛍
光体と、を有する発光ダイオードであって、前記LED
チップ上及び前記支持体上に、前記粒子状蛍光体と共に
少なくともSi、Al、Ga、Ti、Ge、P、B及び
アルカリ土類元素の一種又は二種以上を有する酸化物を
含むコーティング層を有することを特徴とする発光ダイ
オードである。
オードは、前記支持体は、外部との電気的接続が可能な
外部電極を有し、前記LEDチップは前記外部電極上に
配置されていることを特徴とする請求項1記載の発光ダ
イオードである。
は、前記LEDチップの発光層が窒化物系化合物半導体
であり、且つ前記粒子状蛍光体がセリウムで付活された
イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体であ
る請求項1乃至2記載の発光ダイオードである。
は、前記LEDチップの主発光ピークが400nmから
530nmであり、且つ前記粒子状蛍光体の主発光波長
が前記LEDチップの主発光ピークよりも長い請求項3
記載の発光ダイオードである。
は、前記LEDチップの発光層が窒化物系化合物半導体
であり、且つ前記粒子状蛍光体が(Re1−xSmx)
3(Al1−yGay)5O12:Ceである請求項1
乃至2記載の発光ダイオードである。
は、Y、Gd、Laから選択される少なくとも一種の元
素である請求項1乃至2記載の発光ダイオードである。
EDチップが配置された支持体上に、前記LEDチップ
からの発光の少なくとも一部を吸収し波長変換して発光
する粒子状蛍光体と共に少なくともSi、Al、Ga、
Ti、Ge、P、B及びアルカリ土類元素の一種又は二
種以上を有する酸化物を含むコーティング層を有する発
光ダイオードの形成方法であって、前記コーティング層
は、前記酸化物ゾル中に前記粒子状蛍光体を分散したも
のを、前記支持体上に一挙に懸濁注入する第一の工程
と、前記第一の工程後、前記支持体を乾燥する第二の工
程と、により形成されることを特徴とする発光ダイオー
ドの形成方法である。
記第一の工程は、前記酸化物ゾル中に前記粒子状蛍光体
を分散したものを、ノズルから噴出させて前記支持体上
に一挙に懸濁注入することを特徴とする請求項6記載の
発光ダイオードの形成方法である。
記第二の工程は、上記乾燥は、120℃の加温エアを吹
き付けて行われることを特徴とする請求項6または7に
記載の発光ダイオードの形成方法である。
ング部の厚みがLEDチップ上及びLEDチップが配置
された基体上の何れにおいても略等しい。LEDチップ
から放出された光の光路長差が比較的等しく均一な発光
特性を得ることができる。また、発光面における色むら
や発光ダイオードごとのバラツキのきわめて少なくする
ことができる。さらに、複数のLEDチップが配置され
たパッケージ上に粒子状蛍光体を沈降堆積させることに
より、一度に大量の発光ダイオードを量産性良く形成さ
せることができる。LED上に配置される粒子状蛍光体
の量がきわめて少量であっても粒子状蛍光体の量(コー
ティング部の厚み)を均等に制御させることができる。
そのため、よりバラツキの少ない発光ダイオードを形成
させることができる。
i、Ge、P、B及びアルカリ土類元素の1種又は2種
以上を有する酸化物である無機物で粒子状蛍光体をバイ
ンドする。これによりLEDチップからの比較的高いエ
ネルギー光を高密度に照射した場合でもコーティング部
が着色劣化することがなくなる。そのため、長時間高輝
度に発光させても輝度が低下することがない発光ダイオ
ードとすることができる。
EDチップ上に配置された粒子状蛍光体と、それ以外の
支持体上に配置された粒子状蛍光体とを略均等に配分さ
せることによって発光観測面における色調むらや発光装
置ごとのバラツキを改善できることを見出し本発明を成
すに到った。
ードごとのバラツキは、コーティング部形成時にコーテ
ィング部中に含まれる粒子状蛍光体の平面分布における
傾きが生ずることにより生ずると考えられる。即ち、コ
ーティング部は粒子状蛍光体を含有させた樹脂を先の細
いノズルの如き管から吐出させることによって所望のカ
ップ上に配置させることができる。
蛍光体をLEDチップ上に等量均一且つ、高速に塗布さ
せることは極めて難しい。また、バインダーの粘度やコ
ーティング部と接するパッケージ表面などとの表面張力
により、最終的に形成されるコーティング部の形状が一
定しない。コーティング部の厚み(粒子状蛍光体の量)
が部分的に異なり、LEDチップからの光量、粒子状蛍
光体からの光量が部分的に異なる。
EDチップからの発光色が強くなったり、蛍光体からの
発光色が強くなり色調むらが生ずる。また、各発光ダイ
オードごとのバラツキが生ずると考えられる。本発明で
は、LEDチップ上とそれ以外に形成される粒子状蛍光
体が均一に配置させることにより、色調むらや指向性な
どを改善させることができるものである。以下、本発明
の構成部材について詳述する。 (コーティング部111、112)本発明に用いられる
コーティング部111、112とは、モールド部材とは
別にマウント・リードのカップ内やパッケージの開口部
内などに設けられるものでありLEDチップ103の発
光を変換する粒子状蛍光体及び粒子状蛍光体を結着する
樹脂や硝子などである。本発明のコーティング部11
1、112は、LEDチップ103上に設けられたコー
ティング部111の厚みとLEDチップ以外の支持体上
に設けられたコーティング部112の厚みとが略等し
い。LEDチップ103上に設けられたコーティング部
111と、支持体となるパッケージの開口部表面に設け
られたコーティング部112との厚みは、気相や液相中
に分散させた粒子状蛍光体を静置させ沈降することによ
り比較的簡単に略等しく形成させることができる。
EDチップから放出される高エネルギー光などが反射も
されるため高密度になる。さらに、粒子状蛍光体によっ
ても反射散乱されコーティング部が高密度の高エネルギ
ー光にさらされる場合がある。そのため、発光強度が強
く高エネルギー光が発光可能な窒化物系半導体をLED
チップとして利用した場合は、それらの高エネルギー光
に対して耐光性のあるSi、Al、Ga、Ti、Ge、
P、B及びアルカリ土類金属の1種又は2種以上有する
酸化物を結着剤として利用することが好ましい。
ては、SiO2、Al2O3、MSiO3(なお、Mと
しては、Zn、Ca、Mg、Ba、Srなどが挙げられ
る。)などの透光性無機部材に粒子状蛍光体を含有させ
たものが好適に用いられる。これらの透光性無機部材に
より粒子状蛍光体が結着され層状にLEDチップや支持
体上に堆積される。なお、コーティング部には、粒子状
蛍光体と共に紫外線吸収剤を含有させても良い。
は、コーティング部111、121の材料となる粒子状
蛍光体と結着剤とをよく混合させ容器202内に排出手
段201のノズルから噴出する。容器202内には、L
EDチップを有するパッケージ105が配置されてい
る。ノズルから噴出された材料は、懸濁液として容器2
02内にたまる。容器202を静置しておくと、蛍光体
粒子が沈降し容器202の底に蛍光体膜204が形成さ
れる。上澄液を排出後、乾燥装置205から放出される
加温エアを吹き付け乾燥させる。その後、各パッケージ
105を取り出すことにより粒子状蛍光体を有する発光
ダイオードとすることができる。 (粒子状蛍光体)本発明に用いられる蛍光体としては、
少なくともLEDチップ103の半導体発光層から発光
された光で励起されて発光する粒子状蛍光体をいう。L
EDチップ103が発光した光と、粒子状蛍光体が発光
した光が補色関係などにある場合、それぞれの光を混色
させることで白色を発光することができる。具体的に
は、LEDチップ103からの光と、それによって励起
され発光する粒子状蛍光体の光がそれぞれ光の3原色
(赤色系、緑色系、青色系)に相当する場合やLEDチ
ップ103が発光した青色の光と、それによって励起さ
れ発光する粒子状蛍光体の黄色の光が挙げられる。
と粒子状蛍光体の結着剤として働く各種樹脂やガラスな
どの無機部材などとの比率、粒子状蛍光体の沈降時間、
粒子状蛍光体の形状などを種々調整すること及びLED
チップの発光波長を選択することにより電球色など任意
の白色系の色調を提供させることができる。発光ダイオ
ードの外部には、LEDチップからの光と蛍光体からの
光がモールド部材を効率よく透過することが好ましい。
された硫化カドミ亜鉛やセリウムで付活されたイットリ
ウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体が挙げられ
る。特に、高輝度且つ長時間の使用時においては(Re
1−xSmx)3(Al1−yGay)5O12:Ce
(0≦x<1、0≦y≦1、但し、Reは、Y,Gd,
Laからなる群より選択される少なくとも一種の元素で
ある。)などが好ましい。粒子状蛍光体として特に(R
e1−xSmx)3(Al1−yGay)5O1 2:C
eを用いた場合には、LEDチップと接する或いは近接
して配置され放射照度として(Ee)=3W・cm−2
以上10W・cm−2以下においても高効率に十分な耐
光性を有する発光ダイオードとすることができる。
y)5O12:Ce蛍光体は、ガーネット構造のため、
熱、光及び水分に強く、励起スペクトルのピークが47
0nm付近などにさせることができる。また、発光ピー
クも530nm付近にあり720nmまで裾を引くブロ
ードな発光スペクトルを持たせることができる。しか
も、組成のAlの一部をGaで置換することで発光波長
が短波長にシフトし、また組成のYの一部をGdで置換
することで、発光波長が長波長へシフトする。このよう
に組成を変化することで発光色を連続的に調節すること
が可能である。したがって、長波長側の強度がGdの組
成比で連続的に変えられるなど窒化物半導体の青色系発
光を利用して白色系発光に変換するための理想条件を備
えている。
m、Al、La及びGaの原料として酸化物、又は高温
で容易に酸化物になる化合物を使用し、それらを化学量
論比で十分に混合して原料を得る。又は、Y、Gd、C
e、Smの希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解
液を蓚酸で共沈したものを焼成して得られる共沈酸化物
と、酸化アルミニウム、酸化ガリウムとを混合して混合
原料を得る。これにフラックスとしてフッ化アンモニウ
ム等のフッ化物を適量混合して坩堝に詰め、空気中13
50〜1450°Cの温度範囲で2〜5時間焼成して焼
成品を得る。次に焼成品を水中でボールミルして、洗
浄、分離、乾燥、最後に篩を通すことで所望の粒子状蛍
光体を得ることができる。
蛍光体は、2種類以上の粒子状蛍光体を混合させてもよ
い。即ち、Al、Ga、Y、La及びGdやSmの含有
量が異なる2種類以上の(Re1−xSmx)3(Al
1−yGay)5O12:Ce蛍光体を混合させてRG
Bの波長成分を増やすことができる。また、現在のとこ
ろ半導体発光素子の発光波長には、バラツキが生ずるも
のがあるため2種類以上の蛍光体を混合調整させて所望
の白色光などを得ることができる。具体的には、発光素
子の発光波長に合わせて色度点の異なる蛍光体の量を調
整し含有させることでその蛍光体間と発光素子で結ばれ
る色度図上の任意の点を発光させることができる。
に分散させ均一に放出させることができる。気相や液相
中での粒子状蛍光体は、自重によって沈降する。特に液
相中においては懸濁液を静置させることで、より均一性
の高い粒子状蛍光体を持つ層を形成させることができ
る。所望に応じて複数回繰り返すことにより所望の粒子
状蛍光体量を形成することができる。 (LEDチップ103)本発明に用いられるLEDチッ
プ103とは、粒子状蛍光体を励起可能なものである。
発光素子であるLEDチップ103は、MOCVD法等
により基板上にGaAs、InP、GaAlAs、In
GaAlP、InN、AlN、GaN、InGaN、A
lGaN、InGaAlN等の半導体を発光層として形
成させる。半導体の構造としては、MIS接合、PIN
接合やPN接合などを有するホモ構造、ヘテロ構造ある
いはダブルへテロ構成のものが挙げられる。半導体層の
材料やその混晶度によって発光波長を種々選択すること
ができる。また、半導体活性層を量子効果が生ずる薄膜
に形成させた単一量子井戸構造や多重量子井戸構造とす
ることもできる。好ましくは、粒子状蛍光体を効率良く
励起できる比較的短波長を効率よく発光可能な窒化物系
化合物半導体(一般式IniGajAlkN、ただし、
0≦i、0≦j、0≦k、i+j+k=1)である。
合、半導体基板にはサファイヤ、スピネル、SiC、S
i、ZnO、GaN等の材料が好適に用いられる。結晶
性の良い窒化ガリウムを形成させるためにはサファイヤ
基板を用いることがより好ましい。サファイヤ基板上に
半導体膜を成長させる場合、GaN、AlN等のバッフ
ァー層を形成しその上にPN接合を有する窒化ガリウム
半導体を形成させることが好ましい。また、サファイア
基板上にSiO2をマスクとして選択成長させたGaN
単結晶自体を基板として利用することもできる。この場
合、各半導体層を形成後SiO2をエッチング除去させ
ることによって発光素子とサファイア基板とを分離させ
ることもできる。窒化ガリウム系化合物半導体は、不純
物をドープしない状態でN型導電性を示す。発光効率を
向上させるなど所望のN型窒化ガリウム半導体を形成さ
せる場合は、N型ドーパントとしてSi、Ge、Se、
Te、C等を適宜導入することが好ましい。一方、P型
窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、P型ドーパン
ドであるZn、Mg、Be、Ca、Sr、Ba等をドー
プさせる。
パントをドープしただけではP型化しにくいためP型ド
ーパント導入後に、炉による加熱、低速電子線照射やプ
ラズマ照射等によりアニールすることでP型化させるこ
とが好ましい。具体的発光素子の層構成としては、窒化
ガリウム、窒化アルミニウムなどを低温で形成させたバ
ッファ層を有するサファイア基板や炭化珪素上に、窒化
ガリウム半導体であるN型コンタクト層、窒化アルミニ
ウム・ガリウム半導体であるN型クラッド層、Zn及び
Siをドープさせた窒化インジュウムガリウム半導体で
ある活性層、窒化アルミニウム・ガリウム半導体である
P型クラッド層、窒化ガリウム半導体であるP型コンタ
クト層が積層されたものが好適に挙げられる。LEDチ
ップ103を形成させるためにはサファイア基板を有す
るLEDチップ103の場合、エッチングなどによりP
型半導体及びN型半導体の露出面を形成させた後、半導
体層上にスパッタリング法や真空蒸着法などを用いて所
望の形状の各電極を形成させる。SiC基板の場合、基
板自体の導電性を利用して一対の電極を形成させること
もできる。
ヤモンド製の刃先を有するブレードが回転するダイシン
グソーにより直接フルカットするか、又は刃先幅よりも
広い幅の溝を切り込んだ後(ハーフカット)、外力によ
って半導体ウエハーを割る。あるいは、先端のダイヤモ
ンド針が往復直線運動するスクライバーにより半導体ウ
エハーに極めて細いスクライブライン(経線)を例えば
碁盤目状に引いた後、外力によってウエハーを割り半導
体ウエハーからチップ状にカットする。このようにして
窒化物系化合物半導体であるLEDチップ103を形成
させることができる。
発光させる場合は、粒子状蛍光体との補色等を考慮して
LEDチップ103の主発光波長は400nm以上53
0nm以下が好ましく、420nm以上490nm以下
がより好ましい。LEDチップ103と粒子状蛍光体と
の効率をそれぞれより向上させるためには、450nm
以上475nm以下がさらに好ましい。 (パッケージ102)パッケージ102は、LEDチッ
プ103を凹部内に固定保護する支持体として働く。ま
た、外部との電気的接続が可能な外部電極104を有す
る。LEDチップ103の数や大きさに合わせて複数の
開口部を持ったパッケージ102とすることもできる。
また、好適には遮光機能を持たせるために黒や灰色など
の暗色系に着色させる、或いはパッケージ102の発光
観測表面側が暗色系に着色されている。パッケージ10
2は、LEDチップ103をさらに外部環境から保護す
るためにコーティング部111、112に加えて透光性
保護体であるモールド部材106を設けることもでき
る。パッケージ102は、コーティング部111、11
2やモールド部材106との接着性がよく剛性の高いも
のが好ましい。LEDチップ103と外部とを電気的に
遮断させるために絶縁性を有することが望まれる。さら
に、パッケージ102は、LEDチップ103などから
の熱の影響をうけた場合、モールド部材106との密着
性を考慮して熱膨張率の小さい物が好ましい。
ス加工させて接着面積を増やしたり、プラズマ処理して
モールド部材との密着性を向上させることもできる。パ
ッケージ102は、外部電極104と一体的に形成させ
てもよく、パッケージ102が複数に分かれ、はめ込み
などにより組み合わせて構成させてもよい。このような
パッケージ102は、インサート成形などにより比較的
簡単に形成することができる。パッケージ材料としてポ
リカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド(P
PS)、液晶ポリマー(LCP)、ABS樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、PBT樹脂等
の樹脂やセラミックなどを用いることができる。また、
パッケージ102を暗色系に着色させる着色剤としては
種々の染料や顔料が好適に用いられる。具体的には、C
r2O3、MnO2、Fe2O3やカーボンブラックな
どが好適に挙げられる。
の接着は熱硬化性樹脂などによって行うことができる。
具体的には、エポキシ樹脂、アクリル樹脂やイミド樹脂
などが挙げられる。また、LEDチップ103を配置固
定させると共にパッケージ102内の外部電極104と
電気的に接続させるためにはAgペースト、カーボンペ
ースト、ITOペースト、金属バンプ等が好適に用いら
れる。 (外部電極104)外部電極104は、パッケージ10
2外部からの電力を内部に配置されたLEDチップ10
3に供給させるために用いられるためのものである。そ
のためパッケージ102上に設けられた導電性を有する
パターンやリードフレームを利用したものなど種々のも
のが挙げられる。また、外部電極104は放熱性、電気
伝導性、LEDチップ103の特性などを考慮して種々
の大きさに形成させることができる。外部電極104
は、各LEDチップ103を配置すると共にLEDチッ
プ103から放出された熱を外部に放熱させるため熱伝
導性がよいことが好ましい。外部電極104の具体的な
電気抵抗としては300μΩ・cm以下が好ましく、よ
り好ましくは、3μΩ・cm以下である。また、具体的
な熱伝導度は、0.01cal/(s)(cm2)(℃/c
m)以上が好ましく、より好ましくは 0.5cal/
(s)(cm2)(℃/cm)以上である。
りん青銅板表面に銀、パラジュウム或いは金などの金属
メッキや半田メッキなどを施したものが好適に用いられ
る。外部電極104としてリードフレームを利用した場
合は、電気伝導度、熱伝導度によって種々利用できるが
加工性の観点から板厚0.1mmから2mmが好まし
い。ガラスエポキシ樹脂やセラミックなどの支持体上な
どに設けられた外部電極104としては、銅箔やタング
ステン層を形成させることができる。プリント基板上に
金属箔を用いる場合は、銅箔などの厚みとして18〜7
0μmとすることが好ましい。また、銅箔等の上に金、
半田メッキなどを施しても良い。 (導電性ワイヤー105)導電性ワイヤー105として
は、LEDチップ103の電極とのオーミック性、機械
的接続性、電気伝導性及び熱伝導性がよいものが求めら
れる。熱伝導度としては0.01cal/(s)(cm2)
(℃/cm)以上が好ましく、より好ましくは0.5c
al/(s)(cm2)(℃/cm)以上である。また、作
業性などを考慮して導電性ワイヤー105の直径は、好
ましくは、Φ10μm以上、Φ45μm以下である。こ
のような導電性ワイヤー105として具体的には、金、
銅、白金、アルミニウム等の金属及びそれらの合金を用
いた導電性ワイヤーが挙げられる。このような導電性ワ
イヤー105は、各LEDチップ103の電極と、イン
ナー・リード及びマウント・リードなどと、をワイヤー
ボンディング機器によって容易に接続させることができ
る。 (モールド部材106)モールド部材106は、発光ダ
イオードの使用用途に応じてLEDチップ103、導電
性ワイヤー105、粒子状蛍光体が含有されたコーティ
ング部111、112などを外部から保護するために設
けることができる。モールド部材106は、各種樹脂や
硝子などを用いて形成させることができる。モールド部
材106の具体的材料としては、主としてエポキシ樹
脂、ユリア樹脂、シリコーン樹脂などの耐候性に優れた
透明樹脂や硝子などが好適に用いられる。また、モール
ド部材に拡散剤を含有させることによってLEDチップ
103からの指向性を緩和させ視野角を増やすこともで
きる。このような、モールド部材106は、コーティン
グ部の結着剤と同じ材料を用いても良いし異なる材料と
しても良い。以下、本発明の実施例について説明する
が、本発明は具体的実施例のみに限定されるものではな
いことは言うまでもない。
クが460nmのIn0.2Ga0.8N半導体を用い
た。LEDチップは、洗浄させたサファイヤ基板上にT
MG(トリメチルガリウム)ガス、TMI(トリメチル
インジュウム)ガス、窒素ガス及びドーパントガスをキ
ャリアガスと共に流し、MOCVD法で窒化ガリウム系
化合物半導体を成膜させることにより形成させた。ドー
パントガスとしてSiH4とCp 2Mgと、を切り替え
ることによってN型導電性を有する窒化ガリウム系半導
体とP型導電性を有する窒化ガリウム系半導体を形成し
PN接合を形成させる。半導体発光素子として、N型導
電性を有する窒化ガリウム半導体であるコンタクト層
と、P型導電性を有する窒化ガリウムアルミニウム半導
体であるクラッド層、P型導電性を有する窒化ガリウム
半導体であるコンタクト層を形成させた。N型導電性を
有するコンタクト層とP型導電性を有するクラッド層と
の間に厚さ約3nmであり、単一量子井戸構造とされる
ノンドープInGaNの活性層を形成させた。(なお、
サファイア基板上には低温で窒化ガリウム半導体を形成
させバッファ層とさせてある。また、P型導電性を有す
る半導体は、成膜後400℃以上でアニールさせてあ
る。) エッチングによりサファイア基板上のPN各半導体表面
を露出させた後、スパッタリングにより各電極をそれぞ
れ形成させた。こうして出来上がった半導体ウエハーを
スクライブラインを引いた後、外力により分割させ発光
素子として350μm角のLEDチップを形成させた。
ート樹脂を用いてチップタイプLEDのパッケージを形
成させた。チップタイプLEDのパッケージ内は、LE
Dチップが配される開口部を備えている。パッケージ中
には、銀メッキした銅板を外部電極として配置させてあ
る。パッケージ内部でLEDチップをエポキシ樹脂など
を用いて固定させる。導電性ワイヤーである金線をLE
Dチップの各電極とパッケージに設けられた各外部電極
とにそれぞれワイヤーボンディングさせ電気的に接続さ
せてある。こうしてLEDチップが配置されたパッケー
ジを8280個形成させた。各パッケージの開口部を除
く表面には、レジスト膜が形成されている。8280個
のLEDチップが配置されたパッケージを純粋電解質が
入った容器中に配置させる。
希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解液を蓚酸で
共沈させた。これを焼成して得られる共沈酸化物と、酸
化アルミニウムと混合して混合原料を得る。これにフラ
ックスとしてフッ化アンモニウムを混合して坩堝に詰
め、空気中1400°Cの温度で3時間焼成して焼成品
を得た。焼成品を水中でボールミルして、洗浄、分離、
乾燥、最後に篩を通して形成させた。形成された(Y
0.8Gd0.2)3Al5O12:Ce蛍光体をSi
O2ゾル中に分散させる。
直ちにパッケージが配置された容器中に(Y0.8Gd
0.2)3Al5O12:Ce蛍光体とSiO2ゾルを
一挙に懸濁注入させる(図2(A))。静置後(Y0.8
Gd0.2)3Al5O12:Ce蛍光体が沈降しパッ
ケージ上に沈降する(図2(B))。容器内の廃液を除し
LEDチップ上に粒子状蛍光体が堆積したパッケージを
120度に加熱した空気で乾燥させる(図2(C))。こ
の後に、容器から各発光ダイオードを取り出して発光ダ
イオードの非発光部に付着した粒子状蛍光体をレジスト
マスクごと除去することによってLEDチップ上とパッ
ケージ底面との膜厚が共に約40μmと略等しいコーテ
ィング部を形成させることができる。さらに、LEDチ
ップや粒子状蛍光体を外部応力、水分及び塵埃などから
保護する目的でコーティング部が形成されたパッケージ
開口部内にモールド部材として透光性エポキシ樹脂を形
成させた。透光性エポシキ樹脂を混入後、150℃5時
間にて硬化させた。こうして図1の如き発光装置である
発光ダイオードを形成させた。
ることによって白色系を発光させることができる。発光
ダイオードの正面から色温度、演色性をそれぞれ測定し
た。色温度8090K、Ra(演色性指数)=87.5
を示した。また、発光光率は10.8 lm/wであっ
た。さらに、CIE色度図上のx,y=(0.305,
0.315)±0.03で囲まれた範囲内に、約811
4個の各発光ダイオードが分布しており歩留まりは、約
98%であった。 (比較例1)エポキシ樹脂中に(Y0.8Gd0.2)
3Al5O12:Ce蛍光体を混合させてノズルから突
出させコーティング部を形成させた以外は、実施例1と
同様にして発光ダイオードを形成させた。形成された発
光ダイオードの断面は、コーティング部の端面がはい上
がっていると共に粒子状蛍光体の量が不均一であった。
こうして形成された発光ダイオードの色度点を実施例1
と同様に測定した。形成された発光ダイオードの色度点
は、LEDチップの主発光ピークと蛍光体の主発光波長
を結んだ線上に略位置していたが、歩留まりは約61%
にしか過ぎなかった。
光ダイオードとすることにより各方位による色度のずれ
が極めて少なく、発光観測面から見て色調ずれがない発
光ダイオードとさせることができる。また、歩留まりの
高い発光ダイオードとすることができる。
ることにより高輝度、長時間の使用においても色ずれ、
発光光率の低下が極めて少ない発光ダイオードとするこ
とができる。即ち、本発明の請求項1に記載の構成とす
ることによりLEDチップからの比較的高いエネルギー
光を高密度に照射した場合でもコーティング部が着色劣
化することがなくなる。そのため、長時間高輝度に発光
させても輝度が低下することがない発光ダイオードとす
ることができる。
り、LEDチップから放出された熱を外部に放熱させる
ことが可能である。
り、高輝度、長時間の使用においてもより輝度の低下や
色ずれが少なく白色系が発光可能な発光ダイオードとす
ることができる。
り、白色発光可能でより発光効率の高い発光ダイオード
とすることができる。
り、高輝度、長時間の使用においてもより輝度の低下や
色ずれが少なく白色系が発光可能な発光ダイオードとす
ることができる。
により、発光むらがなく、且つ大量に均一発光可能な発
光ダイオードを歩留まりよく形成させることができる。
により、より均一性の高い粒子状蛍光体を持つ層を形成
させることができ、所望に応じて複数回繰り返すことに
より所望の蛍光体量を形成することができる。
により、発光むらがなく、且つ大量に均一発光可能な発
光ダイオードをさらに歩留まりよく形成させることがで
きる。
LEDの模式的断面図である。
形成装置を示した模式図である。
段 202・・・容器 203・・・ノズルから噴出されたコーティング部の材
料 204・・・蛍光体膜 205・・・加温エアを吹き付ける乾燥装置
Claims (6)
- 【請求項1】支持体上に配置されたLEDチップと、該
LEDチップからの発光の少なくとも一部を吸収し波長
変換して発光する粒子状蛍光体と、を有する発光ダイオ
ードであって、 前記LEDチップ上に配置された粒子状蛍光体を有する
コーティング部の厚みと、前記LEDチップ上以外の支
持体上に配置された粒子状蛍光体を有するコーティング
部の厚みと、が略等しいことを特徴とする発光ダイオー
ド。 - 【請求項2】前記コーティング部は、粒子状蛍光体と共
に少なくともSi、Al、Ga、Ti、Ge、P、B及
びアルカリ土類元素の1種又は2種以上を有する酸化物
からなる請求項1記載の発光ダイオード。 - 【請求項3】前記LEDチップの発光層が窒化物系化合
物半導体であり、且つ前記粒子状蛍光体がセリウムで付
活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍
光体である請求項1記載の発光ダイオード。 - 【請求項4】前記LEDチップの主発光ピークが400
nmから530nmであり、且つ前記粒子状蛍光体の主
発光波長が前記LEDチップの主発光ピークよりも長い
請求項3記載の発光ダイオード。 - 【請求項5】前記LEDチップの発光層が窒化物系化合
物半導体であり、且つ前記粒子状蛍光体が(Re1-xS
mx)3(Al1-yGay)5O12:Ceである請求項1記
載の発光ダイオード。ただし、0≦x<1、0≦y≦
1、Reは、Y、Gd、Laから選択される少なくとも
一種の元素である。 - 【請求項6】LEDチップと、該LEDチップからの発
光の少なくとも一部を吸収し波長変換して発光する蛍光
体と、を有する発光ダイオードの形成方法であって、 気相又は液相中に分散させた粒子状蛍光体の沈降により
前記LEDチップ上に粒子状蛍光体を含むコーティング
部を形成させることを特徴とする発光ダイオードの形成
方法。
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-
2001
- 2001-12-14 JP JP2001381603A patent/JP3835276B2/ja not_active Expired - Lifetime
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