[go: up one dir, main page]

JP2002201560A - 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター - Google Patents

極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター

Info

Publication number
JP2002201560A
JP2002201560A JP2000401844A JP2000401844A JP2002201560A JP 2002201560 A JP2002201560 A JP 2002201560A JP 2000401844 A JP2000401844 A JP 2000401844A JP 2000401844 A JP2000401844 A JP 2000401844A JP 2002201560 A JP2002201560 A JP 2002201560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
melt
polypropylene
blown nonwoven
air filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000401844A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Iwata
匡隆 岩田
Shigeo Ozaki
樹男 尾崎
Shigeyuki Motomura
茂之 本村
Minoru Hisada
稔 久田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2000401844A priority Critical patent/JP2002201560A/ja
Publication of JP2002201560A publication Critical patent/JP2002201560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性良く極細繊維メルトブロー不織布を製
造可能なポリプロピレン、及びそれを用いて得られるメ
ルトブロー不織布、並びに該不織布からなる粒子捕集率
の優れたエアフィルターを提供する。 【解決手段】 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロ
ピレンは、メルトフローレートが1200g/10分以
上、かつ分子量分布(Mw/Mn)が2.5以下のもの
である。これを用いてメルトブロー法により得られる平
均繊維径2.0μm以下のメルトブロー不織布が提供さ
れる。また、該メルトブロー不織布に直流電圧を印加し
てエレクトレット化したのち、目付40g/mにおい
てJIS B9908に準拠して測定(測定風速5cm
/sec)される粒子捕集率および圧力損失が、それぞれ
99.97%以上、120Pa以下であるエアフィルタ
ーが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極細繊維からなる
メルトブロー不織布が得られるポリプロピレン及びそれ
からなる不織布並びにエアフィルターに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、さまざまな用途に使用され
てきた不織布の製造方法には、フィラメントから作られ
る方法としてスパンボンド法とメルトブロー法がある。
繊維径が大きく強度を有するスパンボンド不織布に比べ
て、メルトブロー不織布は繊維径が細く、これによる比
表面積の大きさを利用したフィルターや、繊維間の間隙
が狭くなることによるバリアー性を活かした、使い捨て
おむつ等の防漏性部材に利用されている。メルトブロー
不織布では、これらの性能をさらに高めるため、構成繊
維の極細化が求められている。
【0003】メルトブロー不織布の製造には、原料樹脂
として主にポリプロピレン系の樹脂が用いられる。原料
樹脂の紡糸性を改善するため、通常、高メルトフローレ
ート(MFR)、例えば300g/10分以上のものが原
料として使用されているが、未だ繊維径のばらつきに問
題があり、生産性良く極細繊維を製造することには困難
をともなっていた。すなわち、極細繊維化を行うために
は、一般に樹脂温度およびエアー流量を大きくすると同
時に、吐出量を極端に落すことが必要になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生産
性良く極細繊維メルトブロー不織布を製造可能なポリプ
ロピレン、及びそれを用いて得られるメルトブロー不織
布、並びに該不織布からなる粒子捕集率の優れたエアフ
ィルターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意検討の結果、特定のMFRと分子
量分布(Mw/Mn)を有するプロピレンを用いること
により、生産性良く極細繊維メルトブロー不織布が得ら
れることを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は、次の(1)〜(4)
のポリプロピレン、不織布並びにエアフィルターを提供
するものである。 (1)メルトフローレートが1200g/10分以上、か
つ分子量分布(Mw/Mn)が2.5以下である極細繊
維メルトブロー不織布用ポリプロピレン。
【0007】(2)メルトフローレート20g/10分以
下のポリプロピレンをデグラデーションして得られる前
記(1)に記載の極細繊維メルトブロー不織布用ポリプ
ロピレン。
【0008】(3)前記(1)または(2)に記載のポ
リプロピレンを用い、メルトブロー法により得られる平
均繊維径2.0μm以下のメルトブロー不織布。
【0009】(4)直流電圧を印加してエレクトレット
化したのち、目付40g/mにおいてJIS B99
08に準拠して測定(測定風速5cm/sec)される粒
子捕集率および圧力損失が、それぞれ99.97%以
上、120Pa以下である前記(3)に記載のメルトブ
ロー不織布からなるエアフィルター。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る極細繊維メル
トブロー不織布用ポリプロピレン、及びそれを用いて得
られるメルトブロー不織布、並びに該不織布からなるエ
アフィルターについて具体的に説明する。本発明におい
て、極細繊維とは繊維径2.0μm以下のものを言う。
【0011】本発明に係る極細繊維メルトブロー不織布
用ポリプロピレンは、メルトフローレート(MFR)が
1200g/10分以上、好ましくは1200〜3000
g/10分、より好ましくは1500〜2500g/10
分、かつ分子量分布(Mw/Mn)が2.5以下、好ま
しくは1.0〜2.3、より好ましくは1.0〜2.0
のものである。
【0012】本発明において、MFRは、ASTM D
1238に準拠して荷重2.16kg、温度230℃に
おいて測定したものである。また、本発明において、分
子量分布は重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(M
n)で表し、その測定には、以下の条件によるゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)分析で行っ
た。試料の調製 試料をo-ジクロロベンゼン中に加えて0.1%(w/
w)の溶液とし、140℃で完全に溶解させた。その溶
液を孔径0.45μmの焼結フィルターで濾過したもの
を分析用試料とした。 使用装置及び測定条件 装置 Waters社製ALC/GPC 150−C型 分離カラム 東ソー(株)製GMHHR−H(S)−HT30cm ×2 GMH−HTL30cm ×2 移動相 o-ジクロロベンゼン 検出器 示差屈折計 流速 1.0ml/min. カラム温度 140℃ 注入量 500μl
【0013】本発明のポリプロピレンは、プロピレンの
単独重合体であってもよいし、プロピレンと他のα−オ
レフィンとのランダム共重合体であってもよい。共重合
体の場合、用いられる他のα−オレフィンとしては、炭
素原子数2〜20のα−オレフィンが好ましく、α−オ
レフィン構造単位の含有量は、通常30モル%以下、好
ましくは10モル%以下である。
【0014】α−オレフィンとして具体的には、エチレ
ン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、
1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセ
ン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどの直鎖状α−オ
レフィン;3-メチル-1-ブテン、3-メチル-1-ペンテン、
3-エチル-1-ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、4-メチル
-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル
-1-ペンテン、4-エチル-1-ヘキセン、3-エチル-1-ヘキ
センなどの分岐状α−オレフィンなどが挙げられる。こ
れらのなかでは、炭素原子数がエチレン、1-ブテンが好
ましく、特にエチレンが好ましい。このような直鎖状ま
たは分岐状のα−オレフィンは、1種単独でまたは2種
以上組合わせて用いることができる。
【0015】本発明のポリプロピレンは、公知のチーグ
ラー型、あるいはメタロセン系のオレフィン重合触媒の
存在下、オレフィンを重合または共重合させることによ
り直接得てもよいが、MFR20g/10分以下、さらに
はMFR15g/10分以下のポリプロピレンを、デグラ
デーションして得られるものが好ましい。このようなデ
グラデーションにより、MFRが大きくなるとともに、
分子量分布(Mw/Mn)が狭くなり、それを用いるこ
とにより極細繊維のメルトブロー不織布が生産性良く得
られるようになる。
【0016】デグラデーションの方法としては、例え
ば、ラジカル発生剤の存在下に溶融混練する方法があ
り、これにより所定のMFRと分子量分布を持ったポリ
プロヒレンを得ることかできる。
【0017】ここで、用いることのできるラジカル発生
剤は、有機または無機のものであって、ラジカル重合の
開始剤として一般に用いられるパーオキシド、ハイドロ
パーオキシド、パーアシド等があげられる。有機過酸化
物は、液状、固体状又は無機充填物で固化された形のも
のがある。これらは、通常、有機過酸化物が実質的に分
解しない温度でポリプロピレンと混合される。
【0018】具体例として、t-ブチルハイドロパーオキ
シド、クメンハイドロパーオキシド等のハイドロパーオ
キシド類;ジクミルパーオキシド、2,5-ジメチル-ジ(t-
ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-
ブチルパーオキシ)へキシン-3等のジアルキルパーオキ
シド類;ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキ
シド等のジアシルパーオキシド類;t-ブチルパーオキシ
アセテート、t-ブチルパーオキシラウレート等のパーオ
キシエステル類;メチルエチルケトンパーオキシド、メ
チルイソブチルケトンパーオキシド等のケトンパーオキ
シド類を挙げることができる。
【0019】ラジカル発生剤の添加量は、デグラデーシ
ョン前後のMFR及び分子量分布を考慮して適宜決定さ
れるが、通常、メルトフローレート10g/10分以下の
ポリプロピレン100重量部に対し、0.01〜1.0
0重量部、好ましくは0.05〜0.50重量部であ
る。
【0020】デグラデーションは、例えば、ポリプロピ
レン及びラジカル発生剤を、ドライブレンドなどの方法
で所定の割合に混合し、溶融温度200〜300℃、好
ましくは220〜280℃で、押出機等を用いて溶融混
練することにより行われる。これによって本発明のポリ
プロピレンが得られる。
【0021】本発明のポリプロピレンには、ラジカル発
生剤の他に、ポリプロピレン樹脂に配合可能な各種添加
剤、例えば酸化防止剤、耐候安定剤、アンチブロッキン
グ剤、スリップ剤、帯電防止剤、着色剤等を配合するこ
とができる。
【0022】本発明のメルトブロー不織布は、上記のポ
リプロピレンを用いて、メルトブロー法により製造され
る。メルトブロー法は、溶融樹脂を多数のオリフィスか
ら、空気の二つの収束する高速加熱気流中に直接押出
し、溶融樹脂を牽引細化し、移動するスクリーン上に捕
集するプロセスである。この方法において、メルトブロ
ー不織布を構成する繊維の繊維径は、主として樹脂の溶
融温度(溶融粘度)、空気流量、樹脂の吐出量で決ま
る。従って、従来の方法で極細繊維を製造するために
は、溶融温度、空気流量を上げ、吐出量を下げる必要が
あり、条件によっては糸切れを起こしたり、それによる
いわゆるフライまたはショットが発生し、製品の外観を
悪化させる。
【0023】本発明のポリプロピレンを用いて、メルト
ブロー法による不織布の製造を行えば、単孔吐出量0.
3g/min以上、高速空気量500Nm/hr/m以下で製
造したときに、平均繊維径2.0μm以下のメルトブロ
ーン繊維を得ることができる。
【0024】また、本発明のポリプロピレンを用いて、
メルトブロー法による不織布の製造を行えば、樹脂温度
280℃で製造したときに、平均繊維径2.0μm以下
のメルトブローン繊維を得ることができる。
【0025】これについては次の様に考えられる。本発
明のポリプロピレンは、メルトブロー不織布の製造に適
したMFRを有すると同時に、極めて狭い分子量分布を
有するので、上記の様な製造条件で、平均繊維径2.0
μm以下の極細繊維を得る際に糸切れを起こしたり、そ
れによるフライ、ショットが見られず、生産性良く製造
することができる。
【0026】本発明に係るメルトブロー不織布は、前記
の様な、メルトブロー法により製造されるものであり、
構成繊維の平均繊維径は、2.0μm以下、好ましくは
0.5〜1.9μm、さらに好ましくは0.8〜1.8
μmのものであり、見掛け密度は、通常、0.05〜
0.30g/cm、なかでも0.07〜0.20g/
cmのものが、優れたフィルター性能を発揮できる点
で好ましい。また,必要に応じて、後工程で交絡処理を
行っても良い。交絡処理の方法としては、エンボスロー
ルを用いた熱エンボス加工、超音波による融着による交
絡、ホットエアースルーによる繊維の融着を用いた交絡
などを挙げることができる。
【0027】このような本発明に係るメルトブロー不織
布は、極細繊維径を有しており、フィルターとして用い
た場合に、粒子捕集率に優れる。すなわち得られたメル
トブロー不織布に、直流電圧を印加してエレクトレット
化したのち、目付40g/mにおいてJIS B99
08に準拠して下記の方法により測定される粒子捕集率
が、99.97%以上、その時の圧力損失が120Pa
以下となる。
【0028】粒子捕集率の測定は、図1に概略を示す装
置を用いて行った。まず、エアロゾル発生機(日本科学
工業(株)製)21からNaCl粒子(粒径:0.3μ
m)を、清浄用フィルター22を通じて清浄空気を導入
したチャンバー23内に供給した。該チャンバー内のN
aClの濃度が一定(2〜6×106個/cm3)になっ
た後、吸引装置24によりチャンバー23の底部に配置
したフィルター試料25を介して矢印の方向に吸引し、
フィルター通過風速が一定速度(5cm/sec)となっ
た時のフィルター試料25の上流26および下流27側
におけるNaCl粒子濃度CINおよびCOUTを、それぞ
れパーティクルカウンタ(リオン社製KC−01B)2
8a、28bによって測定し、下記式によって粒子捕集
率を求めた。29は流速計、30は流量調節バルブであ
る。 粒子捕集率(%)=(1−COUT/CIN)×100
【0029】また、圧力損失の測定方法は、粒子捕集率
の測定と同時に行った。フィルター試料25の上流26
および下流27側に差圧計(山武ハネウェル社製KD1
46)を取付けて、風速5cm/secの条件下で行っ
た。
【0030】エレクトレット化は、メルトブロー不織布
に直流電圧を印加することによって行うことができる。
印加される直流電圧値は、使用する電極の形状、電極間
距離等、また、エレクトレット化不織布に要求される帯
電電荷量、処理速度等に応じて適宜選択される。例え
ば、電極間距離が8mmの場合、少なくとも−5kV、
好ましくは−6〜−20kVの直流電圧を不織布に印加
して行うことができる。
【0031】直流電圧の印加は、いずれの方法にしたが
って行っても良く、特に制限されない。例えば、不織布
を、直流電圧を印加した一対の電極間に通して行う方
法、不織布の表面にコロナ放電やパルス状高電圧を加え
る方法、不織布の表裏両面を他の誘電体で保持し両面に
直流高電圧を加える方法などのいずれの方法によって行
っても良い。
【0032】エアフィルターは、前記のメルトブロー不
織布を濾材として、通気面積を増やして捕集効率を上げ
るため、プリーツ状に加工されたり、圧力損失を下げる
ためハニカム状に加工したりしてフィルターユニットが
形成され、それらのユニットを組合わせて製作される。
本発明のエアフィルターは、前記のメルトブロー不織布
を濾材として用いているので、粒子捕集率に優れる。
【0033】また、本発明によるメルトブロー不織布
は、防塵マスク、ワイパー、使い捨てキャップ、バッテ
リーセパレーター、紙おむつ、母乳パッド、マスク、液
体フィルター、油吸着材などにも好適に用いられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、以下の実施例において用いた物性
等の測定方法、評価方法は、下記により行った。
【0035】(1)平均繊維径 電子顕微鏡により倍率1000倍で撮影した不織布試料
の拡大写真から、無作為に50本の繊維を選び、それら
の繊維径をノギスを用いて測定し、その平均値を平均繊
維径とした。 (2)見掛け密度 JIS L1906に準じて不織布試料の目付、厚さを
測定し、次式により、見掛け密度を算出した。 見掛け密度=目付/厚さ
【0036】(3)フライ及びショットの有無 メルトブロー成形時の糸切れにより生じた繊維の飛散状
態(フライ)及び繊維とはならずに粒状になって不織布
に混入した樹脂塊(ショット)の有無を目視で観察し、
それらが観察されなかったものを○、それらが観察され
たものを×で示した。
【0037】(実施例1)MFR14g/10分の未処理
ポリプロピレン100重量部に対し、ジクミルパーオキ
シドを0.18重量部添加して、240℃でデグラデー
ションを行い、MFRが1200g/10分、分子量分布
(Mw/Mn)が2.3のポリプロピレンを得た。この
ポリプロピレンをもちいて樹脂温度280℃、単孔吐出
量0.3g/min、空気流量400Nm/hr/m、の条件
で、メルトブロー法による不織布製造を行い、目付40
g/mのメルトブロー不織布を製造した。この不織布
の測定結果を、フィルター性能(粒子捕集率、圧力損
失)評価結果とともに、表1に示す。
【0038】(実施例2)実施例1と同じ未処理ポリプ
ロピレンを用い、ジクミルパーオキシドを0.23重量
部添加して、260℃でデグラデーションを行い、MF
Rが1500g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が
2.2のポリプロピレンを得た。このポリプロピレンを
もちいて樹脂温度280℃、単孔吐出量0.3g/mi
n、空気流量400Nm/hr/mの条件で、メルトブロー法
による不織布製造を行い、目付40g/mのメルトブ
ロー不織布を製造した。この不織布の結果を表1に示
す。
【0039】(実施例3)MRF2g/10分の未処理ポ
リプロピレンを用い、ジクミルパーオキシドを0.35
重量部添加して、240℃でデグラデーションを行い、
MFRが2000g/10分、分子量分布(Mw/Mn)
が1.9のポリプロピレンを得た。このポリプロピレン
をもちいて実施例2と同様にしてメルトブロー不織布を
製造した。この不織布の結果を表1に示す。
【0040】(比較例1)MFR300g/10分の未処
理ポリプロピレン100重量部に対し、ジクミルパーオ
キシドを0.10重量部添加して、240℃でデグラデ
ーションを行い、MFRが900g/10分、分子量分布
(Mw/Mn)が3.5のポリプロピレンを得た。この
ポリプロピレンをもちいて実施例2と同様にしてメルト
ブロー不織布を製造した。この不織布の結果を表1に示
す。
【0041】(比較例2)メルトブロー不織布の成形を
310℃で行った以外は、比較例1と同様にしてメルト
ブロー不織布を製造した。この不織布の結果を表1に示
す。 (比較例3)メルトブロー不織布の成形を空気流量60
0Nm/hr/mで行った以外は、比較例1と同様にしてメ
ルトブロー不織布を製造した。この不織布の結果を表1
に示す。
【0042】(比較例4)MFR1300g/10分、分
子量分布(Mw/Mn)が4.5の未処理ポリプロピレ
ンを用いて、実施例2と同様にしてメルトブロー不織布
を製造した。この不織布の結果を表1に示す。 (比較例5)メルトブロー不織布の成形を、単孔吐出量
0.2g/minで行った以外は、実施例1と同様にして
メルトブロー不織布を製造した。この不織布の結果を表
1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明のポリプロピレンをメルトブロー
法による不織布の製造に用いれば、極細のメルトブロー
繊維が生産性良く製造でき、その繊維からなるメルトブ
ロー不織布は、粒子捕集率に優れたエアフィルターのほ
か、防塵マスク、ワイパー、使い捨てキャップ、バッテ
リーセパレーター、紙おむつ、母乳パッド、マスク、液
体フィルター、油吸着材などに応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粒子捕集率の測定に用いた装置の構成を示す概
略図である。
【符号の説明】
21 エアロゾル発生機 22 清浄用
フィルター 23 チャンバー 24 吸引装
置 25 フィルター試料 26 上流 27 下流 28a、28b パーティクルカウンタ 29 流速計 30 流量調
節バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本村 茂之 三重県四日市市朝明町1番地 三井化学株 式会社内 (72)発明者 久田 稔 三重県四日市市朝明町1番地 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA13 BB03 BC01 DA03 4D054 AA11 BC16 4L047 AA14 AB07 AB08 BA09 BA23 BB02 CB10 CC12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルトフローレートが1200g/10分
    以上、かつ分子量分布(Mw/Mn)が2.5以下であ
    る極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン。
  2. 【請求項2】 メルトフローレート20g/10分以下の
    ポリプロピレンをデグラデーションして得られる請求項
    1に記載の極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のポリプロピレ
    ンを用い、メルトブロー法により得られる平均繊維径
    2.0μm以下のメルトブロー不織布。
  4. 【請求項4】 直流電圧を印加してエレクトレット化し
    たのち、目付40g/mにおいてJIS B9908
    に準拠して測定(測定風速5cm/sec)される粒子捕
    集率および圧力損失が、それぞれ99.97%以上、1
    20Pa以下である請求項3に記載のメルトブロー不織
    布からなるエアフィルター。
JP2000401844A 2000-12-28 2000-12-28 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター Pending JP2002201560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401844A JP2002201560A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401844A JP2002201560A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002201560A true JP2002201560A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18866223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000401844A Pending JP2002201560A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002201560A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037295A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Toray Ind Inc メルトブロー不織布シートおよびそれを用いてなる濾材
JP2007023391A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toray Ind Inc 極細繊維からなる不織布およびその製造方法
JP2008075226A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Japan Vilene Co Ltd 不織布及びそれを用いたエアフィルタ用濾材
JP2008075227A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Japan Vilene Co Ltd 不織布及びそれを用いたエアフィルタ用濾材
JP2010005431A (ja) * 2003-06-30 2010-01-14 Procter & Gamble Co 低エネルギープロセスで製造されたナノファイバーを含有する物品
JP2010125404A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Mitsui Chemicals Inc 液体用フィルタ
WO2011090132A1 (ja) 2010-01-21 2011-07-28 出光興産株式会社 ポリプロピレン系不織布
JP2012012743A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Toyota Boshoku Corp 車室内用エレクトレットフィルター及びその製造方法
WO2012102398A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 タピルス株式会社 極細繊維からなるメルトブロー不織布、その製造方法及びそれを製造するための装置
US8395016B2 (en) 2003-06-30 2013-03-12 The Procter & Gamble Company Articles containing nanofibers produced from low melt flow rate polymers
WO2013089213A1 (ja) 2011-12-16 2013-06-20 東レ株式会社 混繊不織布と積層シート及びフィルター並びに混繊不織布の製造方法
US8487156B2 (en) 2003-06-30 2013-07-16 The Procter & Gamble Company Hygiene articles containing nanofibers
JP2014024061A (ja) * 2013-10-02 2014-02-06 Mitsui Chemicals Inc 液体用フィルタ
WO2014030730A1 (ja) * 2012-08-23 2014-02-27 三井化学株式会社 メルトブローン不織布及びその用途
WO2014142275A1 (ja) 2013-03-13 2014-09-18 出光興産株式会社 フィルター及びフィルター積層体、並びにこれらを有する繊維製品
WO2014168066A1 (ja) 2013-04-11 2014-10-16 東レ株式会社 混繊不織布およびその製造方法
JP2014227618A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 トヨタ紡織株式会社 不織布シート及び不織布シートの製造方法
US9464369B2 (en) 2004-04-19 2016-10-11 The Procter & Gamble Company Articles containing nanofibers for use as barriers
US9663883B2 (en) 2004-04-19 2017-05-30 The Procter & Gamble Company Methods of producing fibers, nonwovens and articles containing nanofibers from broad molecular weight distribution polymers
JP2018525538A (ja) * 2015-10-02 2018-09-06 ボレアリス エージー 向上した特性を有するメルトブローウエブ
JP2018141244A (ja) * 2017-02-24 2018-09-13 花王株式会社 メルトブロー不織布の製造方法
CN111423663A (zh) * 2020-06-09 2020-07-17 金发科技股份有限公司 一种用于口罩熔喷布的长效熔喷聚丙烯复合驻极体材料及其制备方法
JP2020165013A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 三井化学株式会社 繊維不織布の製造方法
EP3901345A1 (en) * 2014-11-21 2021-10-27 DuPont Safety & Construction, Inc. Melt spun filtration media for respiratory devices and face masks
JP2022042121A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 東レ・ファインケミカル株式会社 不織布およびその製造方法
KR20250073096A (ko) 2022-09-22 2025-05-27 도레이 카부시키가이샤 장섬유 부직포 및 그의 제조 방법, 그리고, 적층체, 필터, 방호복, 마스크

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10206827B2 (en) 2003-06-30 2019-02-19 The Procter & Gamble Company Hygiene articles containing nanofibers
US8395016B2 (en) 2003-06-30 2013-03-12 The Procter & Gamble Company Articles containing nanofibers produced from low melt flow rate polymers
US9138359B2 (en) 2003-06-30 2015-09-22 The Procter & Gamble Company Hygiene articles containing nanofibers
US8835709B2 (en) 2003-06-30 2014-09-16 The Procter & Gamble Company Articles containing nanofibers produced from low melt flow rate polymers
JP2010005431A (ja) * 2003-06-30 2010-01-14 Procter & Gamble Co 低エネルギープロセスで製造されたナノファイバーを含有する物品
US8487156B2 (en) 2003-06-30 2013-07-16 The Procter & Gamble Company Hygiene articles containing nanofibers
US9464369B2 (en) 2004-04-19 2016-10-11 The Procter & Gamble Company Articles containing nanofibers for use as barriers
US9663883B2 (en) 2004-04-19 2017-05-30 The Procter & Gamble Company Methods of producing fibers, nonwovens and articles containing nanofibers from broad molecular weight distribution polymers
JP2006037295A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Toray Ind Inc メルトブロー不織布シートおよびそれを用いてなる濾材
JP2007023391A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toray Ind Inc 極細繊維からなる不織布およびその製造方法
JP2008075227A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Japan Vilene Co Ltd 不織布及びそれを用いたエアフィルタ用濾材
JP2008075226A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Japan Vilene Co Ltd 不織布及びそれを用いたエアフィルタ用濾材
JP2010125404A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Mitsui Chemicals Inc 液体用フィルタ
WO2011090132A1 (ja) 2010-01-21 2011-07-28 出光興産株式会社 ポリプロピレン系不織布
US9587334B2 (en) 2010-01-21 2017-03-07 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Non-woven polypropylene fabric
JP2012012743A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Toyota Boshoku Corp 車室内用エレクトレットフィルター及びその製造方法
JPWO2012102398A1 (ja) * 2011-01-28 2014-07-03 タピルス株式会社 極細繊維からなるメルトブロー不織布、その製造方法及びそれを製造するための装置
JP2016053241A (ja) * 2011-01-28 2016-04-14 タピルス株式会社 極細繊維からなるメルトブロー不織布及びその積層加工品
WO2012102398A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 タピルス株式会社 極細繊維からなるメルトブロー不織布、その製造方法及びそれを製造するための装置
KR20140108216A (ko) 2011-12-16 2014-09-05 도레이 카부시키가이샤 혼섬 부직포, 적층 시트, 필터, 및 혼섬 부직포의 제조 방법
WO2013089213A1 (ja) 2011-12-16 2013-06-20 東レ株式会社 混繊不織布と積層シート及びフィルター並びに混繊不織布の製造方法
US9266046B2 (en) 2011-12-16 2016-02-23 Toray Industries, Inc. Mixed-fiber nonwoven fabric, laminated sheet and filter, and process for producing mixed-fiber nonwoven fabric
JP5503816B1 (ja) * 2012-08-23 2014-05-28 三井化学株式会社 メルトブローン不織布及びその用途
KR20150034797A (ko) * 2012-08-23 2015-04-03 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 멜트블로운 부직포 및 그의 용도
KR101665895B1 (ko) * 2012-08-23 2016-10-12 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 멜트블로운 부직포 및 그의 용도
WO2014030730A1 (ja) * 2012-08-23 2014-02-27 三井化学株式会社 メルトブローン不織布及びその用途
WO2014142275A1 (ja) 2013-03-13 2014-09-18 出光興産株式会社 フィルター及びフィルター積層体、並びにこれらを有する繊維製品
KR20150140655A (ko) 2013-04-11 2015-12-16 도레이 카부시키가이샤 혼섬 부직포 및 그 제조 방법
WO2014168066A1 (ja) 2013-04-11 2014-10-16 東レ株式会社 混繊不織布およびその製造方法
JP2014227618A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 トヨタ紡織株式会社 不織布シート及び不織布シートの製造方法
JP2014024061A (ja) * 2013-10-02 2014-02-06 Mitsui Chemicals Inc 液体用フィルタ
EP3901345A1 (en) * 2014-11-21 2021-10-27 DuPont Safety & Construction, Inc. Melt spun filtration media for respiratory devices and face masks
JP2018525538A (ja) * 2015-10-02 2018-09-06 ボレアリス エージー 向上した特性を有するメルトブローウエブ
JP2018141244A (ja) * 2017-02-24 2018-09-13 花王株式会社 メルトブロー不織布の製造方法
JP2020165013A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 三井化学株式会社 繊維不織布の製造方法
JP7730619B2 (ja) 2019-03-28 2025-08-28 エム・エーライフマテリアルズ株式会社 繊維不織布の製造方法
CN111423663A (zh) * 2020-06-09 2020-07-17 金发科技股份有限公司 一种用于口罩熔喷布的长效熔喷聚丙烯复合驻极体材料及其制备方法
WO2021248823A1 (zh) * 2020-06-09 2021-12-16 金发科技股份有限公司 一种用于口罩熔喷布的长效熔喷聚丙烯复合驻极体材料及其制备方法
JP2022042121A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 東レ・ファインケミカル株式会社 不織布およびその製造方法
JP7664690B2 (ja) 2020-09-02 2025-04-18 東レ・ファインケミカル株式会社 不織布およびその製造方法
KR20250073096A (ko) 2022-09-22 2025-05-27 도레이 카부시키가이샤 장섬유 부직포 및 그의 제조 방법, 그리고, 적층체, 필터, 방호복, 마스크

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002201560A (ja) 極細繊維メルトブロー不織布用ポリプロピレン及びそれからなる不織布並びにエアフィルター
EP0868554B1 (en) Meltblown polyethylene fabrics and processes of making same
EP1709225B1 (en) Soft extensible nonwoven webs containing fibers with high melt flow rates
EP0754796B1 (en) Nonwoven laminate fabrics and processes of making same
US6759357B1 (en) Spunbonded non-woven fabric and laminate
KR102500062B1 (ko) 스펀본드 부직포, 위생 재료, 및 스펀본드 부직포의 제조 방법
WO2002075028A1 (en) Extensible fibers and nonwovens made from large denier splittable fibers
KR102605801B1 (ko) 멜트블로 부직포, 필터, 및 멜트블로 부직포의 제조 방법
JPWO2017142021A1 (ja) 不織布、フィルタ及び不織布の製造方法
JP6715056B2 (ja) スパンボンド不織布および衛生材料
JP2002242069A (ja) 混合繊維からなる不織布及びその製造方法並びに該不織布からなる積層体
JP7013486B2 (ja) スパンボンド不織布、衛生材料、及びスパンボンド不織布の製造方法
US20080032579A1 (en) Spunbond Fleece of Polymer Fibers and Its Use
WO1995012014A1 (en) Meltblowing of ethylene and fluorinated ethylene copolymers
JP3852644B2 (ja) 分割型複合繊維、これを用いた不織布及び吸収性物品
WO2024048433A1 (ja) ポリエチレン樹脂組成物、及びポリエチレン樹脂を用いたメルトブローン不織布、並びにエレクトレット材料
EP4367311A1 (en) Nonwoven fabrics having improved softness
JPH03279452A (ja) 高強力不織シート
JP7049728B1 (ja) 不織布
TW201929938A (zh) 熔噴不織布、不織布積層體、過濾器及熔噴不織布的製造方法
JPH10251958A (ja) 嵩高不織布
CN117597479A (zh) 具有改善的柔软度的非织造织物
JPH03249249A (ja) オレフイン系極細繊維不織布
JP2021161564A (ja) スパンボンド不織布、衛生材料、及びスパンボンド不織布の延伸方法
JPH01192871A (ja) 不織布