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JP2002298116A - Rfid用タグ - Google Patents

Rfid用タグ

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Publication number
JP2002298116A
JP2002298116A JP2001099673A JP2001099673A JP2002298116A JP 2002298116 A JP2002298116 A JP 2002298116A JP 2001099673 A JP2001099673 A JP 2001099673A JP 2001099673 A JP2001099673 A JP 2001099673A JP 2002298116 A JP2002298116 A JP 2002298116A
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JP
Japan
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core member
magnetic core
chip
antenna coil
article
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Application number
JP2001099673A
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English (en)
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JP4089167B2 (ja
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Takanori Endo
貴則 遠藤
Takashi Tsuchida
隆 土田
Seiro Hachiman
誠朗 八幡
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JP2002298116A publication Critical patent/JP2002298116A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICチップとアンテナコイルの密閉性を確保
し、極めて薄く物品の湾曲した外表面に相応して湾曲可
能なRFID用タグを得る。 【解決手段】RFID用タグは、ICチップ13とアン
テナコイル14とを備える。ICチップ13とアンテナ
コイル14が射出成形又は注型成形により樹脂16に一
体的に包囲される。アンテナコイル14が磁性材料によ
り平板状に形成された磁芯部材14aと、磁芯部材14
aにこの磁芯部材14aの平面内に延びる軸線を中心と
して螺旋状に巻回されたコイル本体14bとを有し、I
Cチップ13が磁芯部材14aの表面に接着されるか或
いは磁芯部材14aの近傍に設けられる。磁芯部材14
aは磁性材料からなる粉末又はフレーク及びプラスチッ
クの複合材により形成され、その複合材が10〜56体
積%の磁性材料と90〜44体積%のプラスチックから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFID(無線周
波数識別:Radio Frequency Identification)技術を用
いたRFID用タグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェライト等により棒状に形成さ
れた磁芯部材にこの磁芯部材の軸線を中心として螺旋状
にコイル本体を巻回したアンテナコイルと、このアンテ
ナコイルのコイル本体に電気的に接続され管理対象の物
品に関する情報が記憶されたICチップとを備えたタグ
が知られている。このタグは大気中の湿度や塵埃及び周
囲の物に接触することに起因する外力から保護する専用
の外装材により被覆され、識別又は監視される物品の平
面部分に取付けられる。このようにして物品の平面部分
に取付けられたタグは、ICチップに記憶された情報を
読みとることにより、又は特定周波数の電波に対して共
振するか否かによりその物品を識別又は監視するように
構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の外装材
は一般的にタグを収容する容器とその容器を封止する蓋
により構成されており、容器と蓋の接合部における密閉
性を確実に確保することが困難であり、その密閉性が確
保されていない場合にはタグを大気中の湿度や塵埃から
有効に保護できない不具合があった。また、頻繁に移動
させる物品に取付けるタグにあっては、タグが管理対象
の物品から大きく突出することを回避してその物品を運
搬する際にタグが周囲の物に接触することを回避する必
要もある。更に、上記従来のタグではフェライト等から
なる磁芯部材を用いていることからタグ自体を湾曲させ
ることができない。しかし、近年では円板状の物品にお
ける湾曲した外側面や、円筒状の配管の湾曲した外側面
にタグを取付けることも多くなり、タグ自体に可撓性を
持たせ、そのタグを物品の湾曲した外面に相応して湾曲
させ、その状態で物品に直接付設できれば便利である。
【0004】本発明の第1の目的は、ICチップとアン
テナコイルの密閉性を確実に確保しうるRFID用タグ
を提供することにある。本発明の第2の目的は、タグを
極めて薄く形成して物品の搬送中にその物品に取付けた
タグが周囲の物に接触するのを防止できるRFID用タ
グを提供することにある。本発明の第3の目的は、物品
の湾曲した外表面に相応して湾曲可能なRFID用タグ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、物品11に取付けられかつ
物品11毎に異なる固有の情報が記憶されたICチップ
13と、物品11に取付けられかつICチップ13に電
気的に接続されたアンテナコイル14とを備えたRFI
D用タグの改良である。その特徴ある構成は、ICチッ
プ13とアンテナコイル14が射出成形又は注型成形に
より樹脂16に一体的に包囲されたところにある。この
請求項1に係るRFID用タグでは、ICチップ13と
アンテナコイル14が樹脂により確実に包囲されて密封
されるので、そのICチップ13及びアンテナコイル1
4は外気から確実に隔離され、大気中の湿度や塵埃から
有効に保護することができる。ここで、樹脂16を射出
成形するとRFID用タグの生産性を向上させることが
できる。但し、ICチップ13やアンテナコイル14が
比較的脆弱なものである場合には、射出成形時の圧力に
よる破損を回避するため、注型成形により樹脂16でそ
のICチップ13とアンテナコイル14を包囲すること
が好ましい。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、アンテナコイル14が磁性材料により平板
状に形成された磁芯部材14aと、磁芯部材14aにこ
の磁芯部材14aの平面内に延びる軸線を中心として螺
旋状に巻回されたコイル本体14bとを有し、ICチッ
プ13が磁芯部材14aの表面に接着されるか或いは磁
芯部材14aの近傍に設けられたRFID用タグであ
る。この請求項2に記載されたRFID用タグでは、タ
グ12に向って電波を発信すると、タグ12が共振し、
ICチップ13が活性化するので、ICチップ13に記
憶されている固有の情報がアンテナコイル14から再発
信される。またアンテナコイル14を極めて薄く形成で
きるので、タグ12自体が薄いものになって取付けた物
品11の表面からの突出量は軽減し、物品11の搬送中
にそのタグ12が周囲の物に接触するのを防止できる。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、図5及び図6に示すように、アンテナコイ
ル64が磁性材料により平板状に形成された磁芯部材6
4aと、磁芯部材64aの外周縁を囲むように磁芯部材
64aと同一平面上に渦巻き状に巻回されたコイル本体
64bとを有し、ICチップ13が磁芯部材64aの表
面に接着されたRFID用タグである。この請求項3に
記載されたRFID用タグでは、アンテナコイル64を
更に薄く形成でき、タグ62自体を更に薄くすることが
できる。また、このタグ62に向って電波を発信する
と、電波の発信源とアンテナコイル64との距離が比較
的大きくても、磁芯部材64aによりコイル本体64b
の中心を通る磁束密度(この磁束は上記電波により発生
する。)が増大する。この結果、アンテナコイル64を
含む共振回路の共振の振幅が大きくなるので、タグ62
を十分に活性化でき、ICチップ13に記憶されている
固有の情報がアンテナコイル64から再発信される。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項2又は3に
係る発明であって、磁芯部材14a、64aが磁性材料
からなる粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材に
より形成され、その複合材が10〜56体積%の磁性材
料と90〜44体積%のプラスチックからなるRFID
用タグである。この請求項4に記載されたRFID用タ
グでは、上記割合で磁性材料とプラスチックを配合する
ことにより可撓性を有する磁芯部材14a、64aを得
ることができ、RFID用タグ自体を湾曲させることが
でき、物品11の被取付部が曲面であっても、そのタグ
を湾曲させた状態で取付けることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、物品1
1の表面にはRFID用タグ12が取付けられる。この
タグ12は物品11毎に異なる固有の情報が記憶された
ICチップ13と、ICチップ13に電気的に接続され
たアンテナコイル14とを備える。物品11はこの実施
の形態では倉庫に保管された修理用の部品であり、プラ
スチック等の非磁性かつ非導電性の材料により形成され
る。アンテナコイル14は磁性材料により平板状に形成
された磁芯部材14aと、磁芯部材14aにこの磁芯部
材14aの平面内に延びる軸線を中心として螺旋状に巻
回されたコイル本体14bとを有する。
【0010】磁芯部材14aは磁性材料からなる粉末又
はフレークとプラスチックとの複合材により長方形板状
に形成されるか、或いはFe系(アライドケミカル社製
のMETGLAS2605S−2)やCo系(アライド
ケミカル社製のMETGLAS2714A)等のアモル
ファス箔の積層材により長方形板状に形成される。上記
磁性材料としては軟磁性フェライト又は軟磁性金属が挙
げられ、上記プラスチックとしては加工性の良い熱可塑
性のプラスチックを用いたり、或いは耐熱性の良い熱硬
化性のプラスチックを用いたりすることができる。また
上記磁性材料からなる粉末としては、カーボニル鉄粉
末,鉄−パーマロイ等のアトマイズ粉末,還元鉄粉末等
が用いられる。一方、磁性材料からなるフレークとして
は、上記粉末をボールミル等で微細化して粉末を成形し
た後に、この粉末を機械的に扁平化して得られたフレー
クや、鉄系又はコバルト系アモルファス合金の溶湯粒を
水冷銅に衝突させて得られたフレークが用いられる。
【0011】磁芯部材14aを複合材により形成する場
合には、磁芯部材14aに可撓性を持たせるため、その
磁芯部材14aは、10〜56体積%の磁性材料と、9
0〜44体積%のプラスチックからなる複合材により形
成されることが好ましい。磁性材料からなる粉末又はフ
レークが10体積未満であると、得られた磁芯部材14
aの透磁率が低くなり、必要な透磁率を得るには磁芯部
材14a自体を大型にする必要があり、アンテナコイル
14自体の小型化を図ることができなくなる。一方、磁
性材料からなる粉末又はフレークが56体積%以上であ
ると得られた磁芯部材14aが可撓性を有しなくなるお
それがある。なお、磁性材料からなる粉末又はフレーク
の特に好ましい範囲は25体積%〜45体積%である。
【0012】複合材により磁芯部材14aを形成する場
合、複合材を射出成形又は圧縮成形することにより磁芯
部材14aを形成することが好ましい。但し、タグ12
が特に薄い必要がある場合には、可撓性を有するフィル
ム又はシートに複合材を塗布乾燥させることにより、磁
芯部材14aをそのフィルム又はシートと、そのフィル
ム又はシートに塗布された複合材からなる塗膜とにより
形成しても良い。このように形成された磁芯部材14a
は脆弱なフェライトにより形成された磁芯部材と比較し
て、可撓性を有するため薄くしても割れ難い。また磁性
材料からなる粉末又はフレークがプラスチックに分散さ
れている、即ち磁性粉又はフレークがプラスチックによ
り相互に絶縁されているため、磁芯部材14a全体とし
ては導電性を有することはなく、高周波の電波を受けて
も渦電流は発生しない。コイル本体14bは銅線であ
り、上述した磁芯材14aにこの磁芯部材14aの軸芯
を中心として螺旋状に巻回される。このアンテナコイル
14の銅線には1Cチップ13が電気的に接続される。
【0013】ICチップ13は図4に示すように、電源
回路13aと、無線周波数(RF)回路13bと、変調
回路13cと、復調回路13dと、CPU13eと、こ
のCPU13eに接続され物品11に固有の情報が記憶
されるメモリ13fとを有する。電源回路13aはコン
デンサ(図示せず)を内蔵し、このコンデンサはアンテ
ナコイル14とともに共振回路を形成する。このコンデ
ンサにはアンテナコイル14が特定の周波数の電波(上
記共振回路が共振する周波数)を受信したときにその相
互誘導作用で生じる電力が充電される。電源回路13a
はこの電力を整流し安定化してCPU13eに供給し、
ICチップ13を活性化する。メモリ13fはROM
(read only memory)、RAM(ramdom-access memor
y)及びEEPROM(electrically erasable program
mable read only memory)を含み、CPU13eの制御
の下で識別手段17からの電波のデータ通信による読出
しコマンドに応じて記憶されたデータの読出しを行うと
ともに、識別手段17からの書込みコマンドに応じてデ
ータの書込みが行われる。
【0014】図1及び図2に戻って、ICチップ13は
アンテナコイル14の銅線に電気的に接続された状態で
磁芯部材14aの表面に接着され、ICチップ13とア
ンテナコイル14は注型成形により樹脂16に一体的に
包囲される。この実施の形態における注型成形は図3
(a)に示すような上下に2分割可能な金型21を用い
て行われ、樹脂注入口22aが形成された上型22が小
ネジ26により取り外し可能に下型23に取付けられ
る。上型22及び下型23の内部にはICチップ13が
表面に接着された磁芯部材14aをその中央に浮かして
支持するためのピン22b,23bがそれぞれ形成され
る。実際に樹脂を注型する際には、図3(b)に示すよ
うに、ICチップ13が表面に接着された磁芯部材14
aをそのピン22b,23bにより金型21の内部で浮
かして支持し、その状態で注入孔22aから樹脂を注入
して成型する。注入する樹脂としては、例えば、ポリプ
ロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリエチレン(PE)、合成高分子ポリアミド
(商標名「ナイロン」)、ウレタン、シリコーン等が挙
げられる。
【0015】金型21に注入した樹脂が硬化した後は上
型22を下型23から取り外し、図3(c)に示すよう
にその下型23から樹脂成形品24を取り出す。この樹
脂成型品24はICチップ13とアンテナコイル14が
その樹脂により一体的に包囲されたものであり、磁芯部
材14aを支持していたピン22b,23bに相応する
小穴24aが形成される。この小穴24aは必要に応じ
て樹脂により封止され、ICチップ13とアンテナコイ
ル14が樹脂16に一体的に包囲された図3(d)に示
す本発明のRFID用タグ12が得られる。また、この
小穴24aは上面を覆う図示しない外装用シール、又は
後述する両面粘着テープ等で覆うことにより閉鎖しても
良い。
【0016】このように構成されたRFID用タグ12
では、ICチップ13とアンテナコイル14が樹脂によ
り確実に包囲されて密封されるので、そのICチップ1
3及びアンテナコイル14は外気から確実に隔離され、
大気中の湿度や塵埃から有効に保護することができる。
また、本発明のRFID用タグ12は図示しない接着剤
又は両面粘着テープを介して物品11の表面に取付けら
れてその物品11を管理するために用いられる。この実
施の形態におけるRFID用タグ12は、平板状に形成
された磁芯部材14aに螺旋状に巻回したコイル本体1
4bからなるアンテナコイル14を使用しているため、
その厚さを比較的薄く形成できるので、タグ12を物品
11に取付けた状態でタグ12がその物品11から著し
く突出することを防止することができる。この結果、そ
の物品11を搬送する際にタグ12が周囲の物に接触す
ることを防止することができる。
【0017】更に、この実施の形態における磁芯部材1
4aは複合材により可撓性を有するように形成されてい
るので、ICチップ13とアンテナコイル14を包囲す
る樹脂16が可撓性を有する合成高分子ポリアミド(商
標名「ナイロン」)、ウレタン又はシリコーン等である
場合には、RFID用タグ12自体の可撓性が確保さ
れ、たとえそのタグ12を取付ける外表面が湾曲してい
ても、そのタグ12自体をその物品11の外表面に相応
して湾曲させることができ、そのように湾曲させて物品
11の外表面にタグ12を付設させることが可能にな
る。
【0018】このようにRFID用タグ12が取付けら
れた物品11は、その管理者により持ち運び可能なハン
ディ型の識別手段17を用いて管理される。具体的には
図4に示すように、識別手段17の送受信アンテナ17
aをタグ12に近付け、送受信アンテナ17aからタグ
12のアンテナコイル14に向けて質問信号を特定周波
数の電波により送信する。送信された質問信号の電波は
タグ12のアンテナコイル14に受信される。アンテナ
コイル14に電気的に接続されたICチップ13のCP
U13eは、この質問信号に基づいてメモリ13fに書
込まれていたその物品11に関する情報を送信する。送
信されたデータは識別手段17の送受信アンテナ17a
が受信し、その物品11固有の情報を識別手段17の表
示部17bに表示する。管理者は表示部17bに表示さ
れた情報を見てその物品11の管理を行う。
【0019】なお、上述した実施の形態では、プラスチ
ック等の非磁性かつ非導電性の材料により形成された物
品11にタグ12が取付けられる例を示したが、タグ1
2を取付ける物品11の被取付部分が金属である場合に
はタグ12とそのタグ12を取付ける金属部分との間に
導電性材料からなる導電板を介装させることが好まし
い。この場合の導電板の厚さは0.01〜2mm、好ま
しくは0.05〜0.5mmである。RFID用タグ1
2を導電板を介して物品の金属部分に取付け、識別手段
17の送受信アンテナ17aからタグ12のアンテナコ
イル14に向って電波を発信すると、導電板が物品11
への電波の通過を遮蔽するため、その物品11の金属部
分には渦電流が発生しない。この結果、タグ12が共振
するので、ICチップ13が活性化し、ICチップ13
に記憶されている固有の情報がアンテナコイル14から
再発信される。これにより識別手段17はICチップ1
3のメモリに記憶された情報を確実に読出すことができ
る。
【0020】また、上述した実施の形態では、ICチッ
プ13を磁芯部材14aの表面に接着される例を示した
が、ICチップ13とアンテナコイル14が樹脂16に
一体的に包囲される限り、ICチップ13を磁芯部材1
4aに接着することなく磁芯部材14aの近傍に設けて
も良い。更に、上述した実施の形態では、注型成形によ
り樹脂16でICチップ13とアンテナコイル14を包
囲したが、ICチップ13とアンテナコイル14の強度
が比較的高く射出成形による圧力に十分耐え得るもので
ある場合には、射出成形により樹脂16でICチップ1
3とアンテナコイル14を包囲しても良い。射出成形に
より樹脂16を成形すると、注型成形により行う場合に
比較してRFID用タグの生産性を向上させることが可
能になる。
【0021】図5及び図6は本発明の第2の実施の形態
を示す。図5及び図6において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、物品11はプ
ラスチック等の非磁性かつ非導電性の材料により形成さ
れ、アンテナコイル64は磁性材料により平板状に形成
された磁芯部材64aと、磁芯部材64aの外周縁を囲
むように磁芯部材64aと同一平面上に渦巻き状に巻回
されたコイル本体64bとを有する。磁芯部材64aは
金属又はフェライトの粉末又はフレークとプラスチック
との複合材により円板状に形成されるか、或いはFe系
(アライドケミカル社製のMETGLAS2605S−
2)やCo系(アライドケミカル社製のMETGLAS
2714A)等のアモルファス箔の積層材により円板状
に形成される。
【0022】コイル本体64bは樹脂フィルム64c表
面に接着された銅箔又はアルミ箔のエッチングにより形
成され、磁芯部材64aはコイル本体64bの中央に位
置するように樹脂フィルム64cに接着される。上記磁
芯部材64aが複合材により形成される場合には、樹脂
フィルム64cに接着する前に複合材を円板状に射出成
形又は圧縮成形する方法と、液状の複合材を上記コイル
本体64bに流込んで固化させる方法とがある。ICチ
ップ13は磁芯部材64aの表面に接着され、ICチッ
プ13とアンテナコイル64は射出成形又は注型成形に
より樹脂に一体的に包囲される。上記以外は第1の実施
の形態と同一に構成される。
【0023】このように構成されたRFID用タグ62
は接着剤又は両面粘着テープを介して物品11に取付け
られるが、アンテナコイル64は磁芯部材64aと同一
平面上に渦巻き状に巻回されたコイル本体64bとから
成り極めて薄いものになる。このため、このタグ62も
極めて薄いものになり物品11から極めて僅かしか突出
せずに、その取付強度を十分に確保できる。また、識別
手段の送受信アンテナからタグ62のアンテナコイル6
4に向って電波を発信すると、送受信アンテナとアンテ
ナコイル64との距離が比較的大きくても、磁芯部材6
4aの存在によりコイル本体64bの中心を通る磁束密
度(この磁束は上記電波により発生する。)が増大す
る。この結果、タグ62が共振するので、ICチップ1
3が活性化し、ICチップ13に記憶されている固有の
情報がアンテナコイル64から送受信アンテナに向って
再発信される。これにより識別手段はICチップ13の
メモリに記憶された情報を読出すことができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、I
Cチップとアンテナコイルを射出成形又は注型成形によ
り樹脂に一体的に包囲させ、ICチップとアンテナコイ
ルをその樹脂により密封したので、そのICチップ及び
アンテナコイルは外気から確実に隔離され、大気中の湿
度や塵埃から有効に保護することができる。この場合、
磁性材料により平板状に形成された磁芯部材と、磁芯部
材にこの磁芯部材の平面内に延びる軸線を中心として螺
旋状に巻回されたコイル本体によりアンテナコイルを構
成し、ICチップを磁芯部材の表面に接着させるか或い
は磁芯部材の近傍に設ければ、アンテナコイルを極めて
薄く形成でき、タグ自体を薄くすることができる。
【0025】また磁性材料により平板状に形成された磁
芯部材と、磁芯部材の外周縁を囲むように磁芯部材と同
一平面上に渦巻き状に巻回されたコイル本体とによりア
ンテナコイルを構成し、ICチップを磁芯部材の表面に
接着すればアンテナコイルを更に薄く形成できる。この
結果、物品の表面からのRFID用タグの突出量は軽減
し、物品の搬送中にそのタグが周囲の物に接触するのを
防止できる。更に、磁芯部材を磁性材料からなる粉末又
はフレーク及びプラスチックの複合材により形成し、そ
の複合材を10〜56体積%の磁性材料と90〜44体
積%のプラスチックとにより配合すれば、可撓性を有す
る磁芯部材を得ることができ、RFID用タグ自体を湾
曲させることができ、物品の被取付部が曲面であって
も、そのタグを湾曲させた状態で取付けることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のRFID用タグを示す図
2のA−A線断面図。
【図2】そのタグの構成を示す図1のB−B線断面図。
【図3】そのタグを注型成形により得る製造工程を示す
図。
【図4】そのタグに識別手段の送受信アンテナを対向さ
せた状態を示す構成図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図6のE−E線断
面図。
【図6】そのタグの構成を示す図5のF−F線断面
図。。
【符号の説明】
11 物品 12,62 RFID用タグ 13 ICチップ 14,64 アンテナコイル 14a,64a 磁芯部材 14b,64b コイル本体 16 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/06 G06K 19/00 H (72)発明者 土田 隆 東京都文京区小石川1丁目12番14号 三菱 マテリアル株式会社移動体事業開発センタ ー内 (72)発明者 八幡 誠朗 東京都文京区小石川1丁目12番14号 知財 サービス株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA15 MA40 MB10 NA08 NB37 5B035 BA01 BA03 BB09 CA01 CA23 5J046 AA07 AA09 AA14 AA15 AB11 AB12 QA02 5J047 AA07 AA09 AA14 AA15 AB11 AB12 FC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(11)に取付けられかつ前記物品(11)
    毎に異なる固有の情報が記憶されたICチップ(13)と、
    前記物品(11)に取付けられかつ前記ICチップ(13)に電
    気的に接続されたアンテナコイル(14,64)とを備えたR
    FID用タグにおいて、 前記ICチップ(13)と前記アンテナコイル(14,64)が射
    出成形又は注型成形により樹脂(16)に一体的に包囲され
    たことを特徴とするRFID用タグ。
  2. 【請求項2】 アンテナコイル(14)が、磁性材料により
    平板状に形成された磁芯部材(14a)と、前記磁芯部材(14
    a)にこの磁芯部材(14a)の平面内に延びる軸線を中心と
    して螺旋状に巻回されたコイル本体(14b)とを有し、 ICチップ(13)が前記磁芯部材(14a)の表面に接着され
    るか或いは前記磁芯部材(14a)の近傍に設けられた請求
    項1記載のRFID用タグ。
  3. 【請求項3】 アンテナコイル(64)が磁性材料により平
    板状に形成された磁芯部材(64a)と、前記磁芯部材(64a)
    の外周縁を囲むように前記磁芯部材(64a)と同一平面上
    に渦巻き状に巻回されたコイル本体(64b)とを有し、 ICチップ(13)が前記磁芯部材(64a)の表面に接着され
    たことを特徴とするRFID用タグ。
  4. 【請求項4】 磁芯部材(14a,64a)が磁性材料からなる
    粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材により形成
    され、前記複合材が10〜56体積%の磁性材料と90
    〜44体積%のプラスチックからなる請求項2又は3記
    載のRFID用タグ。
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