JP2002295692A - シールリング - Google Patents
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- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リーク量を抑制しつつ低トルク化を図り、か
つシールリング側面および軸の溝側面の摩耗量を低減可
能とするシールリングを提供する。 【解決手段】 シールリング本体側面8を凸形状とし、
リング溝2の溝側面9と接触する凸部の稜線部8Cをシ
ールリング本体外周面4に対して偏心させたことを特徴
とする。
つシールリング側面および軸の溝側面の摩耗量を低減可
能とするシールリングを提供する。 【解決手段】 シールリング本体側面8を凸形状とし、
リング溝2の溝側面9と接触する凸部の稜線部8Cをシ
ールリング本体外周面4に対して偏心させたことを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車の
自動変速機や各種油圧装置等に用いられる樹脂製のシー
ルリングに関するものである。
自動変速機や各種油圧装置等に用いられる樹脂製のシー
ルリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシールリングは、図5
(A)に示すように、樹脂製のシールリング本体101
を軸102外周に形成されたリング溝103に装着し、
密封対象流体としての潤滑油106の圧力作用時に、シ
ールリング本体101の外周面104を軸102の外周
に相対回転自在に嵌合されるハウジング105の内周面
107に圧接させ、シールリング本体101の一方の側
面108をリング溝103の一方の溝側面109に圧接
させることにより潤滑油106をシールする。ここで、
潤滑油106は自動車の変速機の場合はATFに相当す
る。
(A)に示すように、樹脂製のシールリング本体101
を軸102外周に形成されたリング溝103に装着し、
密封対象流体としての潤滑油106の圧力作用時に、シ
ールリング本体101の外周面104を軸102の外周
に相対回転自在に嵌合されるハウジング105の内周面
107に圧接させ、シールリング本体101の一方の側
面108をリング溝103の一方の溝側面109に圧接
させることにより潤滑油106をシールする。ここで、
潤滑油106は自動車の変速機の場合はATFに相当す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシールリングにおいて、軸102にアルミ合金や球
状黒鉛鋳鉄材などが用いられた場合、短時間でシールリ
ング本体101および軸102が摩耗し、自動車の変速
機においては、変速ができなくなる等の不具合が生じ
る。
来のシールリングにおいて、軸102にアルミ合金や球
状黒鉛鋳鉄材などが用いられた場合、短時間でシールリ
ング本体101および軸102が摩耗し、自動車の変速
機においては、変速ができなくなる等の不具合が生じ
る。
【0004】ここで、アルミ合金は高温における強度が
低下することが知られており、また、球状黒鉛鋳鉄材は
高温において、球状黒鉛が脱落することがわかってい
る。したがって、摩耗の生じる一因としてシールリング
本体側面108と溝側面109との摺動発熱による溝側
面温度の上昇が挙げられる。
低下することが知られており、また、球状黒鉛鋳鉄材は
高温において、球状黒鉛が脱落することがわかってい
る。したがって、摩耗の生じる一因としてシールリング
本体側面108と溝側面109との摺動発熱による溝側
面温度の上昇が挙げられる。
【0005】上記問題を解決するために、特開平9−2
17836号公報においては、図5(B)に示すよう
に、シールリング本体側面108にテーパを付け、シー
ルリング本体側面108に作用する押しつけ圧力を小さ
くし、損失トルクおよび摩耗の低減を図る方法が提案さ
れている。
17836号公報においては、図5(B)に示すよう
に、シールリング本体側面108にテーパを付け、シー
ルリング本体側面108に作用する押しつけ圧力を小さ
くし、損失トルクおよび摩耗の低減を図る方法が提案さ
れている。
【0006】しかしながら、この形態とした場合は、シ
ールリング本体101のカット形状に全温度域で比較的
リーク量の少ない特殊ステップカットを採用しても、図
5(C)に示すように、軸との接触部Sが線接触とな
り、接触部Sを越えて高圧側と低圧側を貫通する流路T
が形成されるため、リーク特性が悪化する。
ールリング本体101のカット形状に全温度域で比較的
リーク量の少ない特殊ステップカットを採用しても、図
5(C)に示すように、軸との接触部Sが線接触とな
り、接触部Sを越えて高圧側と低圧側を貫通する流路T
が形成されるため、リーク特性が悪化する。
【0007】また、リーク特性を改善するために、本出
願人は、特願2000−130689号において、図6
(A),(B),(C)に示すように、シールリング本
体側面108に外径側および内径側斜面108A,10
8Bを設け、溝側面と接触する稜線部108Cを特殊ス
テップカットのカット辺108Dと重なるように設置す
る方法を提案した。
願人は、特願2000−130689号において、図6
(A),(B),(C)に示すように、シールリング本
体側面108に外径側および内径側斜面108A,10
8Bを設け、溝側面と接触する稜線部108Cを特殊ス
テップカットのカット辺108Dと重なるように設置す
る方法を提案した。
【0008】しかし、シールリング本体側面108と軸
の溝側面は同一円周上(稜線部108C)にて集中して
接触、摺動を続けるため、摺動発熱によって接触部の温
度が著しく上昇し、シールリングおよび軸の摩耗が進行
しやすい。
の溝側面は同一円周上(稜線部108C)にて集中して
接触、摺動を続けるため、摺動発熱によって接触部の温
度が著しく上昇し、シールリングおよび軸の摩耗が進行
しやすい。
【0009】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、リ
ーク量を抑制しつつ低トルク化を図り、かつシールリン
グ側面および軸の溝側面の摩耗量を低減可能とするシー
ルリングを提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、リ
ーク量を抑制しつつ低トルク化を図り、かつシールリン
グ側面および軸の溝側面の摩耗量を低減可能とするシー
ルリングを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、上記目的を達成するために、本発
明にあっては、樹脂製のシールリング本体を軸外周に形
成されたリング溝に装着し、密封対象流体の圧力作用時
に、前記シールリング本体の外周面を前記軸の外周に相
対回転自在に嵌合されるハウジング内周面に圧接させ、
前記シールリング本体の一方の側面をリング溝の一方の
溝側面に圧接させるシールリングにおいて、前記シール
リング本体側面を凸形状とし、リング溝の溝側面と接触
する凸部の稜線部をシールリング本体外周面に対して偏
心させたことを特徴とする。
に本発明にあっては、上記目的を達成するために、本発
明にあっては、樹脂製のシールリング本体を軸外周に形
成されたリング溝に装着し、密封対象流体の圧力作用時
に、前記シールリング本体の外周面を前記軸の外周に相
対回転自在に嵌合されるハウジング内周面に圧接させ、
前記シールリング本体の一方の側面をリング溝の一方の
溝側面に圧接させるシールリングにおいて、前記シール
リング本体側面を凸形状とし、リング溝の溝側面と接触
する凸部の稜線部をシールリング本体外周面に対して偏
心させたことを特徴とする。
【0011】シールリング本体側面は、中央の稜線部か
ら径方向両端に向かって溝側面から離れる方向に傾斜す
る傾斜面となっていることを特徴とする。
ら径方向両端に向かって溝側面から離れる方向に傾斜す
る傾斜面となっていることを特徴とする。
【0012】前記シーツリング本体側面の凸部は、シー
ルリング本体側面の一部を凸形状とすることにより構成
されていることを特徴とする。
ルリング本体側面の一部を凸形状とすることにより構成
されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0014】図1には本発明の実施の形態に係るシール
リングの断面形状を示している。
リングの断面形状を示している。
【0015】このシールリングは、円環状に成形された
樹脂製のシールリング本体1が軸2外周に形成されたリ
ング溝3に装着され、密封対象の潤滑油6の圧力作用時
に、シールリング本体1の外周面4を前記軸2の外周に
相対回転自在に嵌合されるハウジング5の内周面7に圧
接させ、シールリング本体1の一方の側面8をリング溝
3の一方の溝側面9に圧接させるようになっている。リ
ング溝3の溝側面9は、軸2の中心軸線に対して直交す
る直交面となっている。
樹脂製のシールリング本体1が軸2外周に形成されたリ
ング溝3に装着され、密封対象の潤滑油6の圧力作用時
に、シールリング本体1の外周面4を前記軸2の外周に
相対回転自在に嵌合されるハウジング5の内周面7に圧
接させ、シールリング本体1の一方の側面8をリング溝
3の一方の溝側面9に圧接させるようになっている。リ
ング溝3の溝側面9は、軸2の中心軸線に対して直交す
る直交面となっている。
【0016】シールリングに適用される材料としては、
耐熱性樹脂と充填剤からなる樹脂組成物が用いられる。
耐熱性樹脂と充填剤からなる樹脂組成物が用いられる。
【0017】耐熱性樹脂としては、ポリシアノアリール
エーテル系樹脂(PEN)、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)樹脂等の芳香族ポリエーテルケトン樹
脂、芳香族系熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリアミド4−
6系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリテ
トラフロロエチレン系樹脂などの耐熱性、耐粘性、耐薬
品性に優れ、優れた機械的性質を示す樹脂材料が挙げら
れる。
エーテル系樹脂(PEN)、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)樹脂等の芳香族ポリエーテルケトン樹
脂、芳香族系熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリアミド4−
6系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリテ
トラフロロエチレン系樹脂などの耐熱性、耐粘性、耐薬
品性に優れ、優れた機械的性質を示す樹脂材料が挙げら
れる。
【0018】充填剤は、樹脂材料の機械的強度の向上、
耐摩耗性の向上、低摩擦特性の付与などを目的に配合さ
れるものであり、特に限定されない。
耐摩耗性の向上、低摩擦特性の付与などを目的に配合さ
れるものであり、特に限定されない。
【0019】シールリング本体側面8は、その全体が凸
形状の凸部となっており、リング溝3の溝側面9と接触
する稜線部8Cがシールリング本体外周面4に対して偏
心している。すなわち、稜線部8Cもシールリング本体
1の外径より小径でかつシールリング本体1の内径より
も大径の円形、その中心O1がシールリング本体外周面
4の中心Oに対して所定量Δだけ偏心している。
形状の凸部となっており、リング溝3の溝側面9と接触
する稜線部8Cがシールリング本体外周面4に対して偏
心している。すなわち、稜線部8Cもシールリング本体
1の外径より小径でかつシールリング本体1の内径より
も大径の円形、その中心O1がシールリング本体外周面
4の中心Oに対して所定量Δだけ偏心している。
【0020】なお、シールリング本体1の他方の側面形
状は、左右対称なので、説明は省略する。
状は、左右対称なので、説明は省略する。
【0021】したがって、稜線部8Cはシールリング本
体1の径方向幅の中央に位置する箇所が180度離れて
2箇所(図1(B),(D)参照)、最も内径寄りの位
置が1箇所(図1(C)参照)、最も外径寄りの位置が
1箇所(図1(E)参照)存在する。
体1の径方向幅の中央に位置する箇所が180度離れて
2箇所(図1(B),(D)参照)、最も内径寄りの位
置が1箇所(図1(C)参照)、最も外径寄りの位置が
1箇所(図1(E)参照)存在する。
【0022】シールリング本体側面8の形状は、中央の
稜線部8Cから径方向両端に向かって溝側面から離れる
方向に傾斜する傾斜面8A(外径側),8B(内径側)
となっている。
稜線部8Cから径方向両端に向かって溝側面から離れる
方向に傾斜する傾斜面8A(外径側),8B(内径側)
となっている。
【0023】この外径側および内径側の傾斜面8A,8
Bの角度θA,θBは、軸2の中心軸線に対して直交す
る直交面に対して、1度以上90度未満、望ましくは5
度以上45度未満とする。
Bの角度θA,θBは、軸2の中心軸線に対して直交す
る直交面に対して、1度以上90度未満、望ましくは5
度以上45度未満とする。
【0024】この稜線部8Cは、図1では三角形状とな
っていて溝側面9に対して線接触する構成となっている
が、製造上の理由およびリーク特性の安定化を図るため
に、図2(A)に示すように平坦部8Eを設けてもよい
し、図2(B)に示すように先端をR形状としたアール
部8Rを設けてもよい。
っていて溝側面9に対して線接触する構成となっている
が、製造上の理由およびリーク特性の安定化を図るため
に、図2(A)に示すように平坦部8Eを設けてもよい
し、図2(B)に示すように先端をR形状としたアール
部8Rを設けてもよい。
【0025】シールリング本体1は一箇所でカットされ
ている。この実施の形態では、カット部を、図1(A)
に示すように、稜線部8Cがシールリング本体1の径方
向幅の中央位置に位置する部分に設けている。
ている。この実施の形態では、カット部を、図1(A)
に示すように、稜線部8Cがシールリング本体1の径方
向幅の中央位置に位置する部分に設けている。
【0026】このカット部10は、図2(C)に示すよ
うに、カットされた各リング端部に、円周方向に沿って
互いに摺動可能に嵌合する凹部10aおよび凸部10b
が設けられ、油圧によって、凹部10aと凸部10bの
接合面が軸方向および径方向に押圧されて密封される。
うに、カットされた各リング端部に、円周方向に沿って
互いに摺動可能に嵌合する凹部10aおよび凸部10b
が設けられ、油圧によって、凹部10aと凸部10bの
接合面が軸方向および径方向に押圧されて密封される。
【0027】凹部10aは、シールリング本体の端部を
所定長さだけ、外周面の一部と側面の内の外周側の傾斜
面部を直角に切り欠いた形状で、シールリング本体1の
一方の側面8の稜線部8Cに沿って中心軸線Oに対して
平行に所定寸法だけ延びる凹部第1側面10a1と、シ
ールリング本体1の外周面4の軸方向中間位置から中心
軸線Oに対して直交する方向に所定寸法だけ延びる凹部
第2側面10a2と、を備えている。
所定長さだけ、外周面の一部と側面の内の外周側の傾斜
面部を直角に切り欠いた形状で、シールリング本体1の
一方の側面8の稜線部8Cに沿って中心軸線Oに対して
平行に所定寸法だけ延びる凹部第1側面10a1と、シ
ールリング本体1の外周面4の軸方向中間位置から中心
軸線Oに対して直交する方向に所定寸法だけ延びる凹部
第2側面10a2と、を備えている。
【0028】一方、凸部10bはリング端面から部分的
に突出する部分で、シールリング本体1の一方の側面8
の稜線部8Cの延長線に沿って中心軸線Oに対して平行
に所定寸法だけ延びる凸部第1側面10b1と、シール
リング本体1の外周面4の軸方向中間位置から中心軸線
Oに対して直交する方向に延びる凸部第2側面10b2
と、を備えている。
に突出する部分で、シールリング本体1の一方の側面8
の稜線部8Cの延長線に沿って中心軸線Oに対して平行
に所定寸法だけ延びる凸部第1側面10b1と、シール
リング本体1の外周面4の軸方向中間位置から中心軸線
Oに対して直交する方向に延びる凸部第2側面10b2
と、を備えている。
【0029】稜線部8Cがカット部の側面側の接合面と
重なるように、すなわち、凹部第1側面10a1と凸部
第1側面10b1と重なるように設定することで、通常
の特殊ステップカットのシールリングと同等のリーク特
性を発揮できる。
重なるように、すなわち、凹部第1側面10a1と凸部
第1側面10b1と重なるように設定することで、通常
の特殊ステップカットのシールリングと同等のリーク特
性を発揮できる。
【0030】また、成形の都合上、カット部の稜線部8
Cより外径側の径方向幅Fが内径側の径方向幅Gと比較
して大きくなった場合でも、図2(D)に示すように稜
線部8Cを偏心させることで、受圧面積を低減でき、低
トルク化を図ることができる。
Cより外径側の径方向幅Fが内径側の径方向幅Gと比較
して大きくなった場合でも、図2(D)に示すように稜
線部8Cを偏心させることで、受圧面積を低減でき、低
トルク化を図ることができる。
【0031】(他の実施の形態)上記実施の形態では、
シールリング本体側面を全体的に三角形状に突出させて
凸部としたが、図3に示すように、平坦なシールリング
本体側面8の一部を突出させた凸部28を設け、この凸
部28の稜線部28Cをシールリング本体外周面4に対
して偏心させてもよい。この場合も、シールリング本体
1の左右両側面8,8は左右対称形状である。
シールリング本体側面を全体的に三角形状に突出させて
凸部としたが、図3に示すように、平坦なシールリング
本体側面8の一部を突出させた凸部28を設け、この凸
部28の稜線部28Cをシールリング本体外周面4に対
して偏心させてもよい。この場合も、シールリング本体
1の左右両側面8,8は左右対称形状である。
【0032】凸部28は三角形状で、稜線部28Cを隔
てて外径側および内径側の傾斜面28A,28Bの角度
θAおよび角度θBは、1度以上90度未満、望ましく
は30度以上80度未満とする。
てて外径側および内径側の傾斜面28A,28Bの角度
θAおよび角度θBは、1度以上90度未満、望ましく
は30度以上80度未満とする。
【0033】また、凸部28の突出寸法Hsは0.2m
m以上0.5mm以下が望ましい。
m以上0.5mm以下が望ましい。
【0034】なお、製造上の理由およびリーク特性の安
定化を図るために、凸部28の先端に平坦部を設けても
良いし、先端をR形状としてもよい。
定化を図るために、凸部28の先端に平坦部を設けても
良いし、先端をR形状としてもよい。
【0035】その他の構成および作用については、上記
実施の形態1と同一なので、同一の構成部分については
同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と同一なので、同一の構成部分については
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0036】
【実施例】次に、本発明のより具体的な実施例について
説明する。
説明する。
【0037】本実施例では、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK)を用いて射出成形したシールリングに追
加工を施し、図1に示す実施の形態のシールリングを得
た。シールリングの寸法は、外径寸法D:47.5m
m、肉厚:1.9mm、高さ:2.0mm、θA,θ
B:20°、偏心量Δ:0.6mmに設定した。
ン(PEEK)を用いて射出成形したシールリングに追
加工を施し、図1に示す実施の形態のシールリングを得
た。シールリングの寸法は、外径寸法D:47.5m
m、肉厚:1.9mm、高さ:2.0mm、θA,θ
B:20°、偏心量Δ:0.6mmに設定した。
【0038】比較例として、図6(A),(B)に示す
シールリングを使用し(シールリングの外径寸法は4
7.5mm)、図4(A)に示す試験機により、軸側面
温度の測定を行った。
シールリングを使用し(シールリングの外径寸法は4
7.5mm)、図4(A)に示す試験機により、軸側面
温度の測定を行った。
【0039】試験機200は、試験機ケース201と、
この試験機ケース201に固定される軸202と、試験
機ケース201内であって軸202の外周側に、軸20
2と同心的に回転自在に設けられてるハウジング203
と、を備えている。軸202外周には、シールリングサ
ンプルSを装着するリング溝204が設けられ、ハウジ
ング203と軸202の間の空間が試験用の油が導入さ
れる油室205となっており、軸202に設けられた油
圧導入口206から油室205に油圧が導入されるよう
になっている。
この試験機ケース201に固定される軸202と、試験
機ケース201内であって軸202の外周側に、軸20
2と同心的に回転自在に設けられてるハウジング203
と、を備えている。軸202外周には、シールリングサ
ンプルSを装着するリング溝204が設けられ、ハウジ
ング203と軸202の間の空間が試験用の油が導入さ
れる油室205となっており、軸202に設けられた油
圧導入口206から油室205に油圧が導入されるよう
になっている。
【0040】また、リング溝204の溝側面近傍には、
シールリングとリング溝の溝側面との摺動発熱を検出す
るための熱電対等の温度センサ207が設けられてい
る。
シールリングとリング溝の溝側面との摺動発熱を検出す
るための熱電対等の温度センサ207が設けられてい
る。
【0041】シールリングサンプルSを軸202のリン
グ溝204に装着し油圧をかけると、シールリングサン
プルSの側面が溝側面に、外周面がハウジング203内
周面に押し付けられ油をシールする。
グ溝204に装着し油圧をかけると、シールリングサン
プルSの側面が溝側面に、外周面がハウジング203内
周面に押し付けられ油をシールする。
【0042】油圧は1.3MPa、ハウジング回転数:
1000、2000、3000、4000rpmについ
て、それぞれの軸側面温度を検出した。油種をATFと
した。
1000、2000、3000、4000rpmについ
て、それぞれの軸側面温度を検出した。油種をATFと
した。
【0043】試験結果を図4(B)に示す。
【0044】図4(B)に示すように、比較例に対し
て、実施例の軸側面温度は15〜20%低く保たれるこ
とを確認した。
て、実施例の軸側面温度は15〜20%低く保たれるこ
とを確認した。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ールリング本体側面を凸形状とし、リング溝の溝側面と
接触する凸部の稜線部をシールリング本体外周面に対し
て偏心させたことにより、シールリング本体側面と軸の
溝側面の接触部分が同一円周上に限定されることが回避
され、軸の溝側面温度の局部的な温度上昇を抑制するこ
とができると共に、溝側面の一部分が集中して摺動負荷
を受け止めることが回避され、耐久性向上を図ることが
できる。
ールリング本体側面を凸形状とし、リング溝の溝側面と
接触する凸部の稜線部をシールリング本体外周面に対し
て偏心させたことにより、シールリング本体側面と軸の
溝側面の接触部分が同一円周上に限定されることが回避
され、軸の溝側面温度の局部的な温度上昇を抑制するこ
とができると共に、溝側面の一部分が集中して摺動負荷
を受け止めることが回避され、耐久性向上を図ることが
できる。
【0046】また、シールリング本体側面を、中央の稜
線部から径方向両端に向かって溝側面から離れる方向に
傾斜する傾斜面とすれば、シールリングを射出成型する
際に型から製品を抜きやすくする効果も得られる。
線部から径方向両端に向かって溝側面から離れる方向に
傾斜する傾斜面とすれば、シールリングを射出成型する
際に型から製品を抜きやすくする効果も得られる。
【0047】さらに、シールリング本体側面の凸部は、
シールリング本体側面の一部を凸形状とすることにより
構成すれば、凸形状の先端が多少磨耗しても、初期の接
触状態が維持されるため、効果が持続する。
シールリング本体側面の一部を凸形状とすることにより
構成すれば、凸形状の先端が多少磨耗しても、初期の接
触状態が維持されるため、効果が持続する。
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係るシールリン
グを示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)のB
−B線拡大断面図、(C)は(A)のC−C線拡大断面
図、(D)は(A)のD−D線拡大断面図、(E)は
(A)のE−E線拡大断面図である。
グを示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)のB
−B線拡大断面図、(C)は(A)のC−C線拡大断面
図、(D)は(A)のD−D線拡大断面図、(E)は
(A)のE−E線拡大断面図である。
【図2】(A)は図1のシールリングの側面稜線部を平
坦にした変形例を示す断面図、(B)は図1のシールリ
ングの側面稜線部をR形状とした変形例を示す断面図、
(C)はカット部の一例を示す部分斜視図、(D)は
(C)のカット部位置の変形例を示す正面図である。
坦にした変形例を示す断面図、(B)は図1のシールリ
ングの側面稜線部をR形状とした変形例を示す断面図、
(C)はカット部の一例を示す部分斜視図、(D)は
(C)のカット部位置の変形例を示す正面図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態2に係るシールリン
グを示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)のB
−B線拡大断面図、(C)は(A)のC−C線拡大断面
図、(D)は(A)のD−D線拡大断面図、(E)は
(A)のE−E線拡大断面図である。
グを示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)のB
−B線拡大断面図、(C)は(A)のC−C線拡大断面
図、(D)は(A)のD−D線拡大断面図、(E)は
(A)のE−E線拡大断面図である。
【図4】(A)は比較実験に用いた試験機の断面図、
(B)は試験結果を示すグラフである。
(B)は試験結果を示すグラフである。
【図5】(A)は従来のシールリングの断面図、(B)
は他の従来のシールリングの断面図、(C)は(B)の
合い口部の部分斜視図である。
は他の従来のシールリングの断面図、(C)は(B)の
合い口部の部分斜視図である。
【図6】(A)はさらに他の従来のシールリングの正面
図、(B)は(A)のW−W線拡大断面図、(C)は
(A)のカット部の部分斜視図である。
図、(B)は(A)のW−W線拡大断面図、(C)は
(A)のカット部の部分斜視図である。
1 シールリング本体 2 軸 3 リング溝 4 リング外周面 5 ハウジング 7 ハウジング内周面 8 リング側面 8A,8B 傾斜面 8C 稜線部 9 溝側面 10 カット部 10a 凹部 10a1 凹部第1側面 10a2 凹部第2側面 10b 凸部 10b1 凸部第1側面 10b2 凸部第2側面 28 凸部 28A,28B 傾斜面 28C 稜線部 θA,θB 傾斜角度 O シールリング本体外周面の中心 O1 稜線部の中心 Δ 偏心量 200 試験機 201 試験機ケース 202 軸 203 ハウジング 204 リング溝 205 油室 206 油圧導入口206 207 温度センサ S シールリングサンプル
Claims (3)
- 【請求項1】樹脂製のシールリング本体を軸外周に形成
されたリング溝に装着し、密封対象流体の圧力作用時
に、前記シールリング本体の外周面を前記軸の外周に相
対回転自在に嵌合されるハウジング内周面に圧接させ、
前記シールリング本体の一方の側面をリング溝の一方の
溝側面に圧接させるシールリングにおいて、 前記シールリング本体側面を凸形状とし、リング溝の溝
側面と接触する凸部の稜線部をシールリング本体外周面
に対して偏心させたことを特徴とするシールリング。 - 【請求項2】シールリング本体側面は、中央の稜線部か
ら径方向両端に向かって溝側面から離れる方向に傾斜す
る傾斜面となっていることを特徴とする請求項1に記載
のシールリング。 - 【請求項3】前記シールリング本体側面の凸部は、シー
ルリング本体側面の一部を凸形状とすることにより構成
されていることを特徴とする請求項1に記載のシールリ
ング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103765A JP2002295692A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | シールリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103765A JP2002295692A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | シールリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002295692A true JP2002295692A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18956768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001103765A Withdrawn JP2002295692A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | シールリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002295692A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016125644A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 株式会社リケン | シールリング |
| EP3810963A1 (de) * | 2018-06-19 | 2021-04-28 | Konzelmann GmbH | Hydrodynamisch wirksamer dichtring und drehdurchführung mit einem solchen dichtring |
| JP2022116356A (ja) * | 2019-12-11 | 2022-08-09 | Ntn株式会社 | シールリングおよび油圧機器 |
-
2001
- 2001-04-02 JP JP2001103765A patent/JP2002295692A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016125644A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 株式会社リケン | シールリング |
| WO2016111121A1 (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-14 | 株式会社リケン | シールリング |
| US10378651B2 (en) | 2015-01-08 | 2019-08-13 | Kabushiki Kaisha Riken | Seal ring |
| EP3810963A1 (de) * | 2018-06-19 | 2021-04-28 | Konzelmann GmbH | Hydrodynamisch wirksamer dichtring und drehdurchführung mit einem solchen dichtring |
| US20210270373A1 (en) * | 2018-06-19 | 2021-09-02 | Konzelmann Gmbh | Hydrodynamically effective seal collar and rotary union comprising such a seal collar |
| JP2022116356A (ja) * | 2019-12-11 | 2022-08-09 | Ntn株式会社 | シールリングおよび油圧機器 |
| JP7153161B2 (ja) | 2019-12-11 | 2022-10-13 | Ntn株式会社 | シールリングおよび油圧機器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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