JP2002294200A - ガラス繊維用集束剤 - Google Patents
ガラス繊維用集束剤Info
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Abstract
向上させることができ、更に、高い曲げ強度及び耐熱性
を発揮するガラス繊維強化樹脂を得ることが可能な集束
剤を提供すること。 【解決手段】 カップリング剤と、ウレタン樹脂と、水
とを含むガラス繊維用集束剤であって、前記カップリン
グ剤は、チタネート系カップリング剤とシラン系カップ
リング剤とを含むものであることを特徴とする集束剤。
Description
剤、そのガラス繊維用集束剤で被覆されたガラス繊維束
に関する。
ス繊維強化樹脂は、一般に未硬化のマトリックス樹脂中
にガラス繊維チョップドストランドを含有させ、該マト
リックス樹脂を硬化することにより作製される。ここで
用いられるガラス繊維チョップドストランドは、集束剤
で束ねたガラス繊維モノフィラメントの切断物(繊維長
は数mm程度)であるため、得られるガラス繊維強化樹
脂におけるマトリックス樹脂とガラス繊維の界面には集
束剤が存在し、この集束剤がガラス繊維強化樹脂の性能
を大きく左右することになる。
用途が拡大し、より高い曲げ強度及び耐熱性(例えば半
田溶融温度における耐熱性)が要求されるようになって
きており、集束剤を工夫することによってその要求に応
える試みが積極的になされている。例えば、特開昭63
−297248号公報には、チタン系シランカップリン
グ剤、塩化アンモニウム、カチオン界面活性剤及び水か
らなるサイジング剤(集束剤)が開示されており、この
サイジング剤を用いることによりオキシナイトライドガ
ラス繊維とマトリックス樹脂との密着性が向上したガラ
ス繊維強化樹脂を得ることが可能であると記載されてい
る。
報に開示されたサイジング剤は、オキシナイトライドガ
ラス繊維以外の、Eガラス、Sガラス、Cガラス等から
なる通常のガラス繊維に対しては密着性向上効果に劣
り、又、得られるガラス繊維強化樹脂の曲げ強度や半田
耐熱も十分でないという問題点がある。
のであり、Eガラス、Sガラス、Cガラス等からなる通
常のガラス繊維を集束するために特に適した集束剤であ
って、該集束剤で集束したガラス繊維を用いることによ
り、ガラス繊維とマトリックス樹脂との密着性を向上さ
せることができ、更に、高い曲げ強度及び耐熱性を発揮
するガラス繊維強化樹脂を得ることが可能な集束剤を提
供することを目的とする。本発明は、また、該集束剤で
被覆されたガラス繊維束を提供することを目的とする。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、カップリング剤成
分として、チタネート系カップリング剤とシラン系カッ
プリング剤とを含有するガラス繊維用集束剤が、Eガラ
ス等の通常のガラス繊維を集束するために適しており、
該集束剤で集束したガラス繊維を用いることにより、ガ
ラス繊維とマトリックス樹脂との密着性を向上させるこ
とができ、更に、高い曲げ強度及び耐熱性を発揮するガ
ラス繊維強化樹脂を得ることが可能であることを見出
し、本発明を完成させた。
は、カップリング剤と、ウレタン樹脂と、水とを含むガ
ラス繊維用集束剤であって、前記カップリング剤は、チ
タネート系カップリング剤とシラン系カップリング剤と
を含むものであることを特徴とするものである。又、本
発明のガラス繊維束は、上記ガラス繊維用集束剤の不揮
発成分で被覆されていることを特徴とするものである。
剤について詳細に説明する。上述のように本発明のガラ
ス繊維用集束剤は、カップリング剤成分として、チタネ
ート系カップリング剤とシラン系カップリング剤とを含
むことを特徴としている。ここで、カップリング剤成分
におけるチタネート系カップリング剤とシラン系カップ
リング剤の合計量は、カップリング剤全重量を基準とし
て80重量%以上であることが好ましく、100重量%
(全てがチタネート系カップリング剤とシラン系カップ
リング剤)であることが特に好ましい。
剤は、加水分解性基と疎水基とを有するチタン化合物で
あればよく、その化学構造は特に制限されないが、得ら
れるガラス繊維強化樹脂の曲げ強度及び耐熱性が優れる
ことから、下記一般式(1)で表される化合物(以下
「化合物1」という。)及び下記一般式(2)で表され
る化合物(以下「化合物2」という。)からなる群より
選ばれる少なくとも1つの化合物であることが好まし
い。
1における、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、
R2は炭素数4〜20の1価有機基であり、nは1〜3
の整数である。ここで、R1は炭素数1〜3のアルキル
基がより好ましく、R2は炭素数4〜18の有機基がよ
り好ましく、nは1がより好ましい。
の反応性及びガラス繊維とマトリックス樹脂との親和性
の観点から、下記一般式(3)で表される化合物(以下
「化合物3」という。)及び下記一般式(4)で表され
る化合物(以下「化合物4」という。)からなる群より
選ばれる少なくとも1つの化合物であることが更に好ま
しい。なお、化合物3及び化合物4における、pは1〜
3の整数、qは6〜18の整数、rは1〜14の整数、
nは1〜3の整数である。
ましい組み合わせとしては、下記表1に示されるもの
(1−1、1−2、1−3及び1−4)が挙げられる。
なお、本発明においては、化合物1の1種のみを用いて
も2種以上を組み合わせて用いてもよい。
2におけるR3は炭素数1〜6の2価有機基、R4は炭素
数4〜20の1価有機基である。ここで、R3は炭素数
1〜4の2価有機基がより好ましく、R4は炭素数8〜
20の1価有機基がより好ましい。
の反応性及びガラス繊維とマトリックス樹脂との親和性
の観点から、下記一般式(5)で表される化合物(以下
「化合物5」という。)であることが更に好ましい。な
お、化合物5におけるxは0又は1、yは1〜5の整
数、zは2〜10の整数、である。
ましい組み合わせとしては、下記表2に示されるもの
(2−1及び2−2)が挙げられる。なお、本発明にお
いては、化合物2の1種のみを用いても2種以上を組み
合わせて用いてもよい。
記化合物の他に、下記一般式(7)で表される化合物
(以下「化合物7」という。)を用いることも可能であ
る。
1価有機基であり、R8は炭素数4〜20のアルキル基
である。ここで、R7は炭素数3〜16の1価有機基が
より好ましく、R8は炭素数6〜16のアルキル基がよ
り好ましい。
ましい組み合わせとしては、下記表3に示されるもの
(7−1、7−2及び7−3)が挙げられる。なお、本
発明において化合物7を用いる場合は、1種のみを用い
ても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
グ剤について説明する。本発明においては、上述したチ
タネート系カップリング剤と組み合わせて、1種又は2
種以上のシランカップリング剤を用いることができる。
シラン系カップリング剤は、加水分解性基と疎水基とを
有するシラン化合物であればよく、その化学構造は特に
制限されず、例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、γ−(メタクリロイルオキシプ
ロピル)トリメトキシシラン等の不飽和二重結合を有す
るシラン化合物;β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン等のエポキシ基を有する
シラン化合物;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン等のメルカプト基を有するシラン化合物が好適に用
いられる。
しては上記の他に、下記一般式(6)で表される化合物
(以下「化合物6」という。)が特に好適に用いられ
る。なお、化合物6におけるR5およびR6は同一でも異
なっていてもよい炭素数1〜10のアルキレン基、mは
0又は1、lは0又は1、pは1〜3の整数である。こ
こで、R5およびR6は同一でも異なっていてもよい炭素
数3〜6のアルキレン基がより好ましい。
表される化合物(以下「化合物6a」という。)及び下
記一般式(6b)で表される化合物(以下「化合物6
b」という。)の2つの態様がある。本発明において
は、得られるガラス繊維強化樹脂の耐熱性の観点から、
化合物6として化合物6bを用いることが好ましい。な
お、化合物6bは塩酸塩等のような塩を形成していても
よい。
て説明する。本発明におけるウレタン樹脂は、ガラス繊
維上で皮膜を形成可能なウレタン樹脂(すなわちウレタ
ン樹脂の最低増膜温度がガラス繊維に本発明の集束剤を
塗布する温度以上)であればよく、その化学構造等は特
に制限されない。ウレタン樹脂としては、ポリエステル
ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネー
トポリオール、オレフィン系ポリオール等のポリオール
と、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネ
ート、脂環式ポリイソシアネート等のポリイソシアネー
トとを任意の当量比で反応させてなるウレタン樹脂を用
いることができる。ウレタン樹脂末端はイソシアネート
基であっても水酸基であってもよく、これらの基は公知
の手法によりブロック化されていてもよい。また、ウレ
タン樹脂の主鎖は公知の手法による変成がなされていて
もよい。
用集束剤における水に溶解していてもよく分散していて
もよい。すなわち、ウレタン樹脂は水溶性であっても非
水溶性であってもよい。また、ウレタン樹脂は水中で合
成したものであっても、別途合成したものを水中に溶解
又は分散したものであってもよい。本発明におけるウレ
タン樹脂は、エマルジョン又はディスパージョンとして
提供されるものであることが特に好ましい。
チタネート系カップリング剤、シラン系カップリング
剤、ウレタン樹脂の他に、水を必須成分とする。水は上
述した成分を溶解又は分散可能であればよく、例えば、
イオン交換水、蒸留水が好適に用いられる。
ト系カップリング剤、シラン系カップリング剤及びウレ
タン樹脂を、水に溶解及び/又は分散することにより得
ることができる。保存安定性の観点から、チタネート系
カップリング剤及びシラン系カップリング剤はアルコー
ル溶液等として提供される場合があり、又、ウレタン樹
脂はエマルジョン又はディスパージョンとして提供され
る場合があるため、このような場合はこれらをそのまま
水と混合すればよい。
分の含有量は特に制限されないが、ガラス繊維に対する
塗布性を考慮すると、水の含有量はガラス繊維用集束剤
の全重量を基準として、90〜99重量%が好ましく、
94〜98重量%がより好ましい。水の含有量が90重
量%未満である場合は不揮発成分の含有量が多くなるた
めガラス繊維に対する塗布が困難になる傾向にあり、9
9重量%を超す場合は、1回の塗布でガラス繊維に付着
させることのできる不揮発成分の量が低下するため重ね
塗りが必要となる場合が生じる。
揮発成分における各成分の重量比は以下のような比率で
あることが好ましい。すなわち、チタネート系カップリ
ング剤はウレタン樹脂100重量部に対し0.5〜15
重量部であることが好ましく、1〜12重量部がより好
ましい。また、シラン系カップリング剤はウレタン樹脂
100重量部に対し0.5〜30重量部であることが好
ましく、5〜20重量部がより好ましい。チタネート系
カップリング剤の重量が0.5重量部未満である場合及
びシラン系カップリング剤の重量が0.5重量部未満で
ある場合は、得られるガラス繊維強化樹脂における、ガ
ラス繊維とマトリックス樹脂の密着性や曲げ強度及び耐
熱性の向上の度合いが小さくなる傾向にあり、チタネー
ト系カップリング剤の重量が15重量部を超す場合及び
シラン系カップリング剤の重量が30重量部を超す場合
は、添加量に見合った曲げ強度及び耐熱性の向上効果が
得られない傾向にある。
ト系カップリング剤、シラン系カップリング剤、ウレタ
ン樹脂及び水に加えて、柔軟剤を更に含むことが好まし
い。
は、ガラス繊維表面に選択的に吸着し、ある程度の潤滑
性を示す材料が好ましい。このような材料としては、テ
トラエチレンペンタミンとステアリン酸の縮合物(以下
「TEPA/SA」と略記する。)が挙げられる。TE
PA/SAにおけるテトラエチレンペンタミンとステア
リン酸の反応比率はモル比として、前者/後者=1/1
〜1/2が一般的である。本発明のガラス繊維用集束剤
に柔軟剤を含有させることにより、ガラス繊維に柔軟性
を付与することが可能になり、又、ガラス繊維ストラン
ド中のガラス繊維フィラメント同士の摩擦を減少させる
ことも可能になる。柔軟剤は、ウレタン樹脂100重量
部に対し0.5〜10重量部(好ましくは1〜8重量
部)用いることが好ましい。
面活性剤、潤滑剤、帯電防止剤等を含有するものであっ
てもよい。本発明のガラス繊維用集束剤は、また、カッ
プリング剤の加水分解を促進させるための酢酸等の弱酸
を含有していてもよく、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール等のアルコールやその他有機溶剤を少量含
有していてもよい。
剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を用い
ることができる。界面活性剤を用いることにより、ガラ
ス繊維用集束剤における水以外の成分の分散・乳化を容
易にすることが可能になる。界面活性剤は、ガラス繊維
用集束剤の不揮発成分100重量部に対して0.5〜2
重量部が好ましい。
和アルコールの縮合物等の合成油の1種または2種以上
が好適に用いられる。潤滑剤が含まれたガラス繊維用集
束剤を用いることにより、ガラス繊維の製造工程におけ
る機械摩擦からガラス繊維が保護される。潤滑剤はウレ
タン樹脂100重量部に対し0.5〜10重量部が好ま
しく、1〜8重量部であることがより好ましい。
エチレンアルキルアミン、アルキルスルホネート、第4
級アンモニウムクロライド等を用いることができる。ガ
ラス繊維用集束剤に帯電防止剤を添加することにより、
ガラス繊維に生じる静電気の発生を低減させることがで
きる。帯電防止剤はガラス繊維用集束剤の不揮発成分1
00重量部に対して1〜3重量部が好ましい。
する。本発明のガラス繊維束は、上記本発明のガラス繊
維用集束剤の不揮発成分で被覆されていることを特徴と
する。本発明のガラス繊維束の形状は特に制限されず、
長繊維であってもガラス繊維チョップドストランドであ
ってもよい。なお、本発明において不揮発成分とは11
0℃の乾燥により揮発しない成分をいう。
維としては、Eガラス、Sガラス、Cガラスなどからな
るガラス繊維がいずれも使用可能である。ガラス繊維を
被覆するガラス繊維用集束剤の乾燥重量は、ガラス繊維
100重量部に対して0.2〜1.5重量部であること
が好ましく、0.2〜0.8重量部であることがより好
ましい。
限されない。例えば、白金ノズル(ブッシング)から引
き出されたガラス繊維フィラメントにローラー型アプリ
ケーターやベルト型アプリケーター等を用いてガラス繊
維用集束剤を塗布し、これを集束機で集束することによ
ってガラス繊維を束ね、次いで、これを室温〜150℃
で乾燥し、水等の揮発分を除去することにより得ること
ができる。このような方法により得られるガラス繊維束
は長繊維であるが、必要に応じて、これを1.5〜9m
mに切断してガラス繊維チョップドストランドに加工し
てもよい。
繊維束は、例えば、フェノール樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、PBT樹脂お
よびPET樹脂等のマトリックス樹脂に添加して、ガラ
ス繊維強化樹脂の作製に使用することができる。本発明
のガラス繊維束を用いて作製されたガラス繊維強化樹脂
は、高い曲げ強度及び耐熱性を発揮する。かかる特性が
得られる理由は必ずしも明らかではないが、チタネート
系カップリング剤のみ又はシラン系カップリング剤のみ
含有するガラス繊維用集束剤を用いた場合は上記特性が
不充分であることから、本発明のガラス繊維用集束剤に
おいては、チタネート系カップリング剤とシラン系カッ
プリング剤との間で何らかの相互作用が生じているもの
と考えられる。
クス樹脂としては、強度、耐熱性および価格の観点か
ら、フェノール樹脂が好ましい。フェノール樹脂として
は、フェノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシ
ン等のフェノール類と、ホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、フルフラール等のアルデヒド類との縮合によっ
て得られる樹脂が適用可能であるが、フェノール−ホル
ムアルデヒド樹脂(好ましくはノボラック型フェノール
−ホルムアルデヒド樹脂)が特に好適である。また、マ
トリックス樹脂がフェノール樹脂である場合において
は、ヘキサメチレンテトラミン等の公知の架橋剤を用い
ることにより硬化させることが好ましい。
ェノール樹脂は、マトリックス樹脂であるフェノール樹
脂とガラス繊維との密着性に優れ、又、曲げ強度及び耐
熱性も非常に高いことから、例えば、使用条件の厳しい
ハイブリッド自動車用モーターにおける、整流子のモー
ルド部に特に好適に用いることができる。
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
学式(8)で表される化合物(以下「化合物8」とい
う。)を95%含有する化合物(味の素社製、プレンア
クトKR ET)、シラン系カップリング剤としてN−β
−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン塩酸塩(東レダウコーニング
社製:SZ6032、該塩酸塩の含有量:40重量
%)、ウレタン樹脂として日本エヌ・エス・シー社製ウ
レタンエマルジョン7C801(ウレタン樹脂の含有
量:45重量%)、柔軟剤としてTEPA/SA(テト
ラエチレンペンタミンとステアリン酸とのモル比:前者
/後者=1/2)を用いて、ガラス繊維用集束剤を作製
した。
て酢酸(95重量%水溶液)を100g投入した後、S
Z6032を750g(N−β−(N−ビニルベンジルア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
塩酸塩として300g)加え30分攪拌した。次いで、
攪拌を継続しつつプレンアクトKR ETを52.6g
(化合物8として50g)、7C801を6kg(ウレ
タン樹脂として2.7kg)添加し、更に、TEPA/
SAを35g加えた。次に、水を加えて合計重量を10
0kgとして、5分間攪拌してガラス繊維用集束剤を作
製した。得られたガラス繊維用集束剤における不揮発成
分の含有量(重量%)と、該不揮発成分におけるポリウ
レタン樹脂100重量部に対する各成分の重量部を表4
に示した。
の重量を、73.7g(化合物8として70g)、10
5.3g(化合物8として100g)、210.5g
(化合物8として200g)、315.8g(化合物8
として300g)、とした他はそれぞれ実施例1と同様
にして、ガラス繊維用集束剤を作製した。得られたガラ
ス繊維用集束剤における不揮発成分の含有量(重量%)
と、該不揮発成分におけるポリウレタン樹脂100重量
部に対する各成分の重量部を表4に示した。
えて、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(日本ユ
ニカー社製、A1100、γ−アミノプロピルトリエト
キシシランの含有量:100重量%)500gを用いた
他は、実施例3と同様にして、ガラス繊維用集束剤を作
製した。得られたガラス繊維用集束剤における不揮発成
分の含有量(重量%)と、該不揮発成分におけるポリウ
レタン樹脂100重量部に対する各成分の重量部を表4
に示した。
えて、N−β―アミノエチル−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン(日本ユニカー社製、A1120、N−
β―アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ランの含有量:100重量%)500gを用いた他は、
実施例3と同様にして、ガラス繊維用集束剤を作製し
た。得られたガラス繊維用集束剤における不揮発成分の
含有量(重量%)と、該不揮発成分におけるポリウレタ
ン樹脂100重量部に対する各成分の重量部を表4に示
した。
KR ETに代えて、下記化学式(9)で表される化合
物(以下「化合物9」という。)100重量%からなる
味の素社製チタネート系カップリング剤、プレンアクト
KR 9SAを100g添加し、ノニオン界面活性剤
(花王社製、エマルゲン911)40gを添加した他
は、実施例3と同様にして、ガラス繊維用集束剤を作製
した。得られたガラス繊維用集束剤における不揮発成分
の含有量(重量%)と、該不揮発成分におけるポリウレ
タン樹脂100重量部に対する各成分の重量部を表4に
示した。
KR ETに代えて、下記化学式(10)で表される化
合物(以下「化合物10」という。)100重量%から
なる味の素社製チタネート系カップリング剤、プレンア
クトKR 138Sを100g添加し、ノニオン界面活
性剤(花王社製、エマルゲン911)40gを添加した
他は、実施例3と同様にして、ガラス繊維用集束剤を作
製した。得られたガラス繊維用集束剤における不揮発成
分の含有量(重量%)と、該不揮発成分におけるポリウ
レタン樹脂100重量部に対する各成分の重量部を表4
に示した。
いなかった他は、実施例3と同様にして、ガラス繊維用
集束剤を作製した。得られたガラス繊維用集束剤におけ
る不揮発成分の含有量(重量%)と、該不揮発成分にお
けるポリウレタン樹脂100重量部に対する各成分の重
量部を表4に示した。
他は、実施例3と同様にして、ガラス繊維用集束剤を作
製した。得られたガラス繊維用集束剤における不揮発成
分の含有量(重量%)と、該不揮発成分におけるポリウ
レタン樹脂100重量部に対する各成分の重量部を表4
に示した。
ス)1600本に、実施例1〜9及び比較例1〜2のガ
ラス繊維用集束剤を塗布した後集束し、更に110℃で
乾燥して、240TEXのガラス繊維束を得た。このと
き、ガラス繊維100重量部に対して、ガラス繊維用集
束剤の不揮発成分が0.95重量部付着するようにし
た。
切断し、ガラス繊維チョップドストランドを作製した。
このチョップドストランド60kgをフェノール樹脂
(日立化成工業社製、HP−209NC、数平均分子
量:850、軟化点:100℃)35kgに添加し、さ
らにヘキサメチレンテトラミン4kgを添加しこれらを
混合した後、180℃において硬化し、ガラス繊維強化
フェノール樹脂を得た。
て、乾燥条件でガラス繊維強化フェノール樹脂の室温
(25℃)における曲げ強度(MPa)を測定した。な
お、試験片の形状は、厚さ6mm、幅12.7mm、長
さ127mmであり、3点曲げ試験法により、曲げ速度
5mm/分で試験を行った。結果を表5に示した。
12.7mm、長さ127mmのガラス繊維強化フェノ
ール樹脂試験片を470℃の溶融半田に10秒間浸漬し
た。溶融半田から取り出した後、付着した半田を除去し
て、JIS K7055に準拠して、3点曲げ試験法に
より、曲げ速度5mm/分で室温(25℃)における曲
げ強度(MPa)を測定した。結果を表5に示した。
性)常態における曲げ強度試験により破断したガラス繊
維強化フェノール樹脂試験片の破断面を走査型電子顕微
鏡で観察し、電子顕微鏡写真(倍率:500倍)を得
た。得られた電子顕微鏡写真を図1〜11に示した。な
お、実施例1〜9における電子顕微鏡写真が図1〜9
に、比較例1〜2における電子顕微鏡写真が図10〜1
1にそれぞれ対応する。
ス繊維強化フェノール樹脂は、常態においても半田溶融
温度での加熱後においても高い曲げ強度を示した。ま
た、図1〜9の破断面の電子顕微鏡写真から明らかなよ
うに、ガラス繊維とマトリックス樹脂との密着性が良好
であった。これに対して、比較例2のガラス繊維強化フ
ェノール樹脂は、常態においても半田溶融温度での加熱
後においても曲げ強度が非常に劣っており、電子顕微鏡
写真(図11)に示されるように、破断面においてマト
リックス樹脂が付着していないガラス繊維の突起が多く
見られ、マトリックス樹脂とガラス繊維との密着性が不
充分であった。比較例1のガラス繊維強化フェノール樹
脂は、比較例1のものよりも良好な曲げ強度を示した
が、電子顕微鏡写真(図10)に示されるように、破断
面においてマトリックス樹脂が付着していないガラス繊
維の突起が見られ、マトリックス樹脂とガラス繊維との
密着性が充分とはいえない状態であった。
ガラス繊維とマトリックス樹脂との密着性を向上させる
ことができ、更に、高い曲げ強度及び耐熱性を発揮する
ガラス繊維強化樹脂を得ることが可能な集束剤を提供す
ることが可能となる。また、かかる集束剤で被覆したガ
ラス繊維束を提供することが可能になる。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:50
0倍)。
樹脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:5
00倍)。
樹脂試験片の破断面の電子顕微鏡写真である(倍率:5
00倍)。
Claims (6)
- 【請求項1】 カップリング剤と、ウレタン樹脂と、水
とを含むガラス繊維用集束剤であって、 前記カップリング剤は、チタネート系カップリング剤と
シラン系カップリング剤とを含むものであることを特徴
とする集束剤。 - 【請求項2】 前記チタネート系カップリング剤は、下
記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)
で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1
つの化合物であることを特徴とする請求項1記載のガラ
ス繊維用集束剤。 【化1】 【化2】 [式中、R1は炭素数1〜6のアルキル基、R2は炭素数
4〜20の1価有機基、R3は炭素数1〜6の2価有機
基、R4は炭素数4〜20の1価有機基、nは1〜3の
整数、をそれぞれ示す。] - 【請求項3】 前記一般式(1)で表される化合物は、
下記一般式(3)で表される化合物及び下記一般式
(4)で表される化合物からなる群より選ばれる少なく
とも1つの化合物であることを特徴とする請求項2記載
のガラス繊維用集束剤。 【化3】 【化4】 [式中、pは1〜3の整数、qは6〜18の整数、rは
1〜14の整数、をそれぞれ示す。なお、nは前記nと
同義である。] - 【請求項4】 前記一般式(2)で表される化合物は、
下記一般式(5)で表される化合物あることを特徴とす
る請求項2記載のガラス繊維用集束剤。 【化5】 [式中、xは0又は1、yは1〜5の整数、zは2〜1
0の整数、をそれぞれ示す。] - 【請求項5】 前記シラン系カップリング剤は、下記一
般式(6)で表される化合物であることを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一項に記載のガラス繊維用集束
剤。 【化6】 [式中、R5およびR6は同一でも異なっていてもよい炭
素数1〜10のアルキレン基、mは0又は1、lは0又
は1、pは1〜3の整数、をそれぞれ示す。] - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載のガ
ラス繊維用集束剤の不揮発成分で被覆されていることを
特徴とするガラス繊維束。
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|---|---|---|---|
| JP2001096254A JP4824186B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ガラス繊維用集束剤 |
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2001
- 2001-03-29 JP JP2001096254A patent/JP4824186B2/ja not_active Expired - Fee Related
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