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JP2002292599A - 積層体穴あけ加工用シート - Google Patents

積層体穴あけ加工用シート

Info

Publication number
JP2002292599A
JP2002292599A JP2001353666A JP2001353666A JP2002292599A JP 2002292599 A JP2002292599 A JP 2002292599A JP 2001353666 A JP2001353666 A JP 2001353666A JP 2001353666 A JP2001353666 A JP 2001353666A JP 2002292599 A JP2002292599 A JP 2002292599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
solid lubricant
drilling
metal foil
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001353666A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Oyama
泰 大山
Kazunori Sakuma
和則 佐久間
Atsushi Inoue
敦史 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2001353666A priority Critical patent/JP2002292599A/ja
Publication of JP2002292599A publication Critical patent/JP2002292599A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 精度良く穴開け加工ができる積層体穴あ
け加工用シートを提供することにあり、特に、ドリルの
軸ぶれが少なくドリルスミアや内壁粗さを低減して高品
質な積層体を得ることのできる積層体穴あけ加工用シー
トを提供することにある。 【効果】 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に混合可能な高
分子化合物との混合物を金属箔の片面に積層してなるこ
とを特徴とする積層体穴あけ加工用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層体穴あけ加工
用シートに関し、特に、高精度が要求される積層体に、
ドリルにより直径0.1〜1.0mmのような小口径穴
あけをする際にも好適に用いられる積層体穴あけ加工用
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年パソコンや携帯電話等の普及により
電子製品は小型化・軽量化、高機能化が求められてい
る。それに伴い用いられるプリント配線板等のパターン
の高密度化、高多層化が急速に進み、その結果プリント
配線板のライン幅と間隔は狭まり、さらにスルーホール
は小口径化が進むと同時にその数は増大している。それ
に加えて接続用の穴位置についても必然的に高い精度が
要求されてきている。今後もパターンの高密度化、高多
層化はより一層進行し、ドリルによる穴あけ加工の回
数、小口径化はますます増大するものと予想される。
【0003】このような小口径の穴あけ加工を行うに
は、一般的に積層体に加工用シートを重ねてドリル加工
を行うことで、配線板に加工される穴位置の精度が向上
し、バリやかえりも生じずに穴あけを行うことができる
ことが知られている。
【0004】ここで用いられる加工用シートとしては、
熱可塑性フィルムを用いてドリル加工する方法(特公平
7−50831号公報)、金属箔の両面を紙で挟んだシ
ートを用いて積層体をドリル加工する方法(特開昭62
−214000号公報)、金属箔を接着剤で貼り合せた
シートを用いる方法(特開平11−48196号公報)
や金属箔に水溶性樹脂および水溶性滑材からなるシート
を用いる方法(特開平10−335780号公報)など
の小口径穴あけ加工用シートが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平7−5
0831号公報に記載の熱可塑性フィルムを用いてドリ
ル加工する方法は、多層板配線板を重ねて穴あけ加工す
ると、穴位置精度が悪化してしまう。特開昭62−21
4000号公報に記載のアルミニウム箔の両面を紙で挟
んだシートを用いて積層体をドリル加工する方法は、紙
の粉末が発生し、その後の工程に悪影響を及ぼす可能性
が高く、特開平11−48196号公報に記載のアルミ
ニウム箔を接着剤で貼り合せたシートを用いる方法で
は、アルミ箔を2枚貼り合せるためコストが高くなるこ
とが否めない。
【0006】また、特開平10−335780号公報に
記載のアルミニウム箔に水溶性樹脂および水溶性滑材か
ら生成した皮膜を構成したシートを用いる方法では、水
溶性樹脂および水溶性滑材で構成されているため湿度の
管理が必要であり、さらに融点が常温に近いため温度管
理も必要になるといった問題がある。また、加工時にド
リルへの水溶性樹脂のからみつきなどが問題視されてい
る。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、精度良く穴開け加工ができる
積層体穴あけ加工用シートを提供することにあり、特
に、ドリルの軸ぶれが少なくドリルスミアや内壁粗さを
低減して高品質な積層体を得ることのできる積層体穴あ
け加工用シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 1. 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合可能な高
分子化合物との混合物を金属箔の片面に積層してなるこ
とを特徴とする積層体穴あけ加工用シート。 2. 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合可能な高
分子化合物との混合物を熱可塑性樹脂フィルムの片面あ
るいは両面に積層したシートを、金属箔の片面に貼り合
わせてなることを特徴とする積層体穴あけ加工用シー
ト。 3. 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合可能な高
分子化合物との混合物、熱可塑性樹脂フィルム及び金属
箔の順に積層されている項2記載の積層体穴あけ加工用
シート。 4. 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合可能な高
分子化合物との混合物、熱可塑性樹脂フィルム、固形潤
滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合可能な高分子化合物と
の混合物及び金属箔の順に積層されている項2記載の積
層体穴あけ加工用シート。 5. 熱可塑性樹脂フィルム、固形潤滑剤とこの固形潤
滑剤に均一混合可能な高分子化合物との混合物及び金属
箔の順に積層されている項2記載の積層体穴あけ加工用
シート。 6. 前記高分子化合物がゴム成分であることを特徴と
する項2〜5記載の積層体穴あけ加工用シート。 7. 前記混合物中に粒径1〜100μmのプラスチッ
ク粒子を添加してなることを特徴とする項1〜6のいず
れかに記載の積層体穴あけ加工用シート。 8. 金属箔の厚みが50〜200μmであることを特
徴とする項1〜7のいずれかに記載の積層体穴あけ加工
用シート。 9. 金属箔の硬度が、H10以上であることを特徴と
する項1〜8のいずれかに記載の積層体穴あけ加工用シ
ート。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】本発明の具体例を図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態に係わる積層体穴あけ加工用
シート13は、図1(A)に断面が示されているよう
に、固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合可能な高分
子化合物との混合物層15が金属箔5の片面に積層され
た構造である。
【0011】なお、上記の穴あけ加工用シート13を用
いて積層体9に穴あけ加工する際には、図1(B)に示
されているように、金属箔5の面を積層体9に向けて密
着してドリル11にて加工するものである。なお、積層
体9の最下部には紙フェノール板17が重ね合わされて
いる。
【0012】また、本発明の第2の実施の形態に係わる
積層体穴あけ加工用シート19は、図2(A)に断面が
示されているように、固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均
一混合可能な高分子化合物との混合物層15を熱可塑性
樹脂フィルム21の片面に積層して構成したシート23
が、金属箔5の片面に貼り合わされた構造である。
【0013】なお、上記の穴あけ加工用シート19を用
いて積層体9に穴あけ加工する際には、図2(B)に示
されているように、金属箔5の面を積層体9に向けて密
着してドリル11にて加工するものである。なお、積層
体9の最下部には紙フェノール板17が重ね合わされて
いる。
【0014】また、本発明の第3の実施の形態に係わる
積層体穴あけ加工用シート25は、図3(A)に断面が
示されているように、固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均
一混合可能な高分子化合物との混合物層15を熱可塑性
樹脂フィルム21の両面に積層して構成したシート27
が、金属箔5の片面に貼り合わされた構造である。
【0015】なお、上記の穴あけ加工用シート25を用
いて積層体9に穴あけ加工する際には、図3(B)に示
されているように、金属箔5の面を積層体9に向けて密
着してドリル11にて加工するものである。なお、積層
体9の最下部には紙フェノール板17が重ね合わされて
いる。
【0016】また、本発明の第4の実施の形態に係わる
積層体穴あけ加工用シート28は、図4(A)に断面が
示されているように、固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均
一混合可能な高分子化合物との混合物層15を熱可塑性
樹脂フィルム21と金属箔5で挟むように構成されてい
る。
【0017】なお、上記の穴あけ加工用シート28を用
いて積層体29に穴あけ加工する際には、図4(B)に
示されているように、穴あけ加工用シート28を熱可塑
性樹脂フィルム21の面を積層体29に向けて密着して
ドリル11にて加工するものである。なお、積層体29
の最下部には紙フェノール板17が重ね合わされてい
る。
【0018】また、上記の穴あけ加工用シート28を用
いて積層体29に穴あけ加工する際には、図4(C)に
示されているように、穴あけ加工用シート28を金属箔
5の面を積層体29に向けて密着させてドリル11にて
加工するものである。なお、積層体29の最下部には紙
フェノール板17が重ね合わされている。
【0019】本発明において、固形潤滑剤としては、鯨
ろう,蜜ろう,シナろう,石ろう等の固形パラフィン、
ポリエチレンワックス、エステル系等が挙げられる。こ
こでの固形潤滑剤加工時に溶融してドリルの潤滑性を向
上させるという役目がある。その作用は、ドリル加工時
に固形潤滑剤が溶融することによると考えられる。その
融点は30〜100℃が好ましい。また、さらに潤滑性
を向上させるために、上記の固形潤滑剤にジフェニルエ
ーテル系、エステル系、シリコーン系に代表される合成
油、鉱物油などの潤滑油を添加してもよい。
【0020】ここで用いられる高分子化合物には、固形
潤滑剤と混合可能な物であれば良く、特に、均一に混合
可能なものであることが好ましい。高分子化合物の具体
例としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,塩化ビニ
ル,ブチルゴムやアクリルゴムのような合成ゴム,天然
ゴムなどが挙げられる。ただし、その融点は80〜25
0℃が好ましい。高分子化合物の融点が低くなるとドリ
ルへの融着が顕著となり、穴内壁の粗さを増大する傾向
があり、極端なときは、ドリル折れの原因となることが
ある。さらに融点が高すぎると溶融させるのが困難とな
り製膜しにくくなる傾向にありより好ましくは90〜2
00℃の範囲である。また、融点を有さない合成ゴムや
天然ゴムは溶剤などに溶解して固形潤滑物と混合できる
が熱分解温度の範囲は150〜400℃が好ましい。熱
分解温度が低すぎると熱的な安定性が乏しく製膜等の製
造条件を極端に制限される。また、熱分解温度が高すぎ
る場合はドリルでの穴あけ加工時にドリルにつき、切り
粉の排出性を低下させて穴品質を悪化させる原因とな
る。より好ましい範囲は200〜350℃である
【0021】なお、上記の固形潤滑剤と高分子化合物と
を混合する方法には溶融や溶剤による溶解などが挙げら
れるが、これに限られるものではない。
【0022】また、固形潤滑剤の添加量は、高分子化合
物100重量部に対し10〜60重量部が好ましい。固
形潤滑剤の使用量が少なすぎるとドリルの潤滑性が低下
し、穴内壁粗さを増大させたり、ドリルの寿命が短くな
る。また、固形潤滑剤の使用量が多すぎると混合物層の
柔軟性が低下し、アルミニウム箔との密着性が低下する
原因となる。より好ましい範囲は20〜50重量部であ
る。固形潤滑剤に添加する潤滑油の量は固形潤滑剤10
0部に対して70部以下が好ましい。潤滑油の添加量が
多すぎると混合している高分子の凝集力を低下させると
ともにアルミニウム箔との密着性が低下する傾向にな
る。より好ましくは50部以下である。
【0023】さらに、上記の混合物層の厚みは10〜3
00μmが好ましい。混合物層が薄くなるとドリルの潤
滑性を向上させる効果が低下する傾向があり、厚すぎる
とドリルのズレを引き起こす原因となり、穴位置精度に
悪影響を及ぼすことがある。なお、コーティングにより
混合物層の形成を行う場合は、1回のコーティングで5
0μm以上の厚みを得るのは困難であるが、混合物中に
プラスチック粒子を添加すると50μm以上の塗布厚を
容易に得ることができる。より好ましくは30〜200
μmである。
【0024】ここで用いられるプラスチック粒子には、
ポリスチレン,ポリメチルメタクリレートなどのアクリ
ル系樹脂の粒子、プラスチック中空体等が挙げられる
が、これに限定されるものではない。なお、プラスチッ
ク粒子の粒径は、1〜50μmであることが好ましい。
より好ましくは3〜20μmである。この粒径が小さす
ぎると固形潤滑剤および高分子化合物への分散性が低下
する傾向があり、大きすぎるとドリル加工の障害とな
り、穴内壁粗さの増大、穴位置精度の低下など悪影響を
及ぼすことになる傾向がある。プラスチック粒子の添加
量は固形潤滑剤100部に対して3〜30部であること
が好ましい。プラスチック粒子の添加量が少ないと塗布
厚を得ることができず添加量が多いと粒径が大きい場合
と同様にドリル加工の障害となる。より好ましくは5〜
20部である。
【0025】本発明おいて用いられる金属箔としては、
アルミニウム箔、銅箔等がある。金属箔の使用により、
ドリルによって穴加工された周辺部分のバリを抑制する
ことができるという効果がある。金属箔は、穴あけ加工
される積層体に密着させて使用されることが好ましい。
金属箔の厚みが厚いほどその効果は大きいがコスト高に
なるため、50〜200μmが望ましい。また、同様に
金属箔の硬度が高いほうがバリ高さを抑制する効果は高
く、金属箔5の硬度がJIS H 0001で規定され
た硬度H10以上であることが好ましい。
【0026】本発明において用いられる熱可塑性樹脂フ
ィルムの材質としては、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリ塩化ビニル,ポリエチレンテレフタレート,エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。その融点
は80〜180℃が好ましい。融点が低くなるとドリル
への融着が目立つ傾向があり、融点が高くなると製膜が
困難になる傾向がある。また、上記の熱可塑性樹脂フィ
ルムは帯電防止処理やコロナ処理等を施してもよく、単
層でも2層以上の多層フィルムであっても構わない。
【0027】第1の実施の形態に係わる積層体穴あけ加
工用シート13は、また、金属箔5の上へ固形潤滑剤と
この固形潤滑剤に混合可能な高分子化合物との混合物か
らなる混合物層15を積層することにより作製すること
ができる。その方法は、押出しラミネート、金属箔5上
への上記混合物の溶液又は溶融物のコーティング,金属
箔と上記混合物シートのラミネート等が挙げられるが、
これに限られるものではない。しかし、金属箔5の上に
容易に混合物層15を積層できるコーティングには、溶
剤等により溶解したものを用いるのが一般的で、有機溶
剤に容易に溶解可能なブチルゴムやアクリルゴムなどの
ゴム成分を用いたほうが有利である。有機溶剤として
は、トルエン,MEK,酢酸エチル等の汎用溶剤が用い
られる。
【0028】第2又は3の実施の形態に係わる積層体穴
あけ加工用シート23又は27は、熱可塑性樹脂フィル
ム21の片面あるいは両面に混合物層15を形成し、得
られたシートと金属箔5とを貼り合わせることにより作
製することができる。このとき、金属箔5への溶融した
固形潤滑剤と均一混合可能な高分子との混合物を直接金
属箔上に押出しする押出ラミネート、潤滑剤のシートあ
るいは金属箔に接着剤を塗布し貼り付けるドライラミネ
ート、さらには加熱により滑剤シートを溶融させ貼り合
せる熱融着ラミネート等の方法が挙げられるが、これに
限られるものではない。
【0029】第4の実施の形態に係わる積層体穴あけ加
工用シート28は、熱可塑性樹脂フィルム21、混合物
層15、及び金属箔5を貼り合せることで作成すること
ができ、上記方法と同様な方法で作製することができる
が挙げられるが、これに限られるものではない。
【0030】本発明おける加工シートを用いる穴あけ加
工の対象物として金属箔と絶縁物の積層体がある。さら
に具体的には、穴あけ加工の対象物となるのはプリント
配線板があり、これは特に制限されないが、2層以上の
多層板が特に適している。穴あけ加工は、主に積層体へ
のスルーホールの加工である。このとき使用されるドリ
ルとしては特に制限はない。本発明おける加工シートを
用いる穴あけ加工においては、高回転で、直径0.1〜
1.0mmのような小口径穴あけ用のドリルであっても
好適に穴あけ加工できる。本発明おける加工シートは、
穴あけ加工の際には加工する積層体に金属箔面をむけ
て、さらにはドリルの進入側には熱可塑性樹脂フィルム
面を向けて積層することが好ましい。また、その最下層
にバックアップボードを重ねて粘着テープなどを用いて
四隅を仮固定することが好ましい。装置としては、NC
加工機を用いて穴あけ加工するのが一般的な加工方法で
ある。本発明において、穴あけ対象物の表面又は裏面
に、潤滑油を配置してドリル等による穴あけ加工をする
ことによりスミヤをなくし、穴内の壁粗さを小さくする
ことができる。潤滑油を配置するには、前記の加工シー
トを介在させればよく、その他潤滑油又はこれと熱可塑
性樹脂若しくは前記固形潤滑剤の混合物を含浸させた基
材(基材としてはポリエステル繊維、ガラス繊維等の織
布又は不職布がある)を介在させてもよく、その基材と
金属箔を熱可塑性樹脂フィルムを介して貼り合わせたシ
ートなどを介在させてもよい。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第1〜第3の実施の形態を実
施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施例に
より限定されるものでない。
【0032】(実施例1)第1の実施の形態に係わるも
のであり、SEBS系粘着剤G−1657(シェル化学
製)100重量部と固形パラフィンWSSEN−8(日
本精鑞製)30重量部をトルエンで50%の濃度に調製
し、硬度H18のアルミニウム箔5の厚み100μm
(住友軽金属製)の片面に乾燥後に50μmとなるよう
に塗布した穴あけ加工用シート13をサンプルとした。
【0033】これを4層の銅張り積層板を3枚重ねたも
のにアルミニウム箔の面を向けて積層し最下部には紙フ
ェノール板17を重ねた。さらにφ0.3mmのドリル
11を用いて60krpm,1.8m/min,30μ
/revの条件で4000穴の穴あけ加工をし、398
1〜4000ショットの20穴について最上部の多層板
穴部のスミアの有無、穴位置精度、穴壁粗さを観察し
た。結果を表1に示す。
【0034】(実施例2)第2の実施の形態に係わるも
のであり、SEBS系粘着剤G−1657(シェル化学
製)100重量部と固形パラフィン,WElSSEN−
8(日本精鑞製)30重量部をトルエンで50%の濃度
に調製し、50μm PETフィルム(帝人製)の片面
に乾燥後50μmの塗布厚となるように塗布したシート
を片面にアクリル系粘着剤SK−ダイン1498B(綜
研化学製)を10μm塗布した硬度H18のアルミニウ
ム箔厚み100μm(住友軽金属製)とにラミネートし
た穴あけ加工用シート19をサンプルとした。他は実施
例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
【0035】(実施例3)第4の実施の形態に係わるも
のであり、SEBS系粘着剤と固形パラフィンの混合物
に架橋アクリル粒子 MR−20G(綜研化学製)を1
0部添加した。他は実施例1と同様に試験した。結果を
表1に示す。
【0036】(実施例4)固形パラフィンの添加量を1
5重量部としたほかは、実施例1と同様に試験した。結
果を表1に示す。
【0037】(実施例5)固形パラフィンの添加量を4
5重量部としたほかは、実施例1と同様に試験した。結
果を表1に示す。
【0038】(実施例6)固形パラフィンの添加量を1
5重量部としたほかは、実施例2と同様に試験した。結
果を表1に示す。
【0039】(実施例7)固形パラフィンの添加量を4
5重量部としたほかは、実施例2と同様に試験した。結
果を表1に示す。
【0040】(実施例8)固形パラフィンの添加量を1
5重量部としたほかは、実施例3と同様に試験した。結
果を表1に示す。
【0041】(実施例9)固形パラフィンの添加量を4
5重量部としたほかは、実施例3と同様に試験した。結
果を表1に示す。
【0042】(比較例1)固形パラフィンの添加量を0
重量部としたほかは、実施例1と同様に試験した。結果
を表1に示す。
【0043】
【表1】 (注1)スミアの有無 ○:スミアなし ×:スミアあり (注2)3981〜4000ショットの穴位置精度平均
値(μm) (注3)3981〜4000ショットの穴部内壁最大粗
さ(μm) 表1に示されているように、実施例1〜9はともにスミ
アの発生がなく、穴位置精度、穴壁粗さについても良好
であった。それに対し、比較例1は固形パラフィンの添
加量が小さいためにドリル11の滑りを高める効果が低
下し、穴壁の粗さが大きくなった。
【0044】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0045】
【発明の効果】積層体製造時の直径0.1mm〜1.0
mmのような小口径穴明けをする工程において、本発明
の請求項1〜9記載のうちのいずれかの積層体穴あけ加
工用シートを用いて穴加工することで、スミアの発生が
なく、バリが少なく、さらに穴壁の粗さが小さい高品質
な積層体を得ることができる。それに加え、ドリルの破
損を防止し、寿命を延ばすという効果もある。
【0046】請求項1又は2の発明によれば、固形潤滑
剤と高分子化合物との混合物により、加工時に溶融して
ドリルの潤滑性を向上でき、金属箔は積層体に密着させ
て使用されるときに、金属箔によりドリル加工時のバリ
を抑制できる。
【0047】請求項3の発明によれば、さらに、ゴム成
分の高分子化合物により、固形潤滑剤に対してさらに潤
滑性を向上できる。
【0048】請求項7の発明によれば、さらに、プラス
チック粒子を添加するとにより、混合物の厚みを増大で
きるのでドリルの潤滑性を向上できる。また、プラスチ
ック粒子の粒径1〜100μmであることにより、ドリ
ル加工の障害とならず、穴内壁粗さや穴位置精度に悪影
響を及ぼさない。
【0049】請求項8の発明によれば、さらに、金属箔
の厚みが50〜200μmであることにより、安価なコ
ストで且つ穴加工される周辺部分のバリを抑制できる。
【0050】請求項9の発明によれば、さらに、金属箔
の硬度がH10以上であることにより、穴あけ加工時の
バリ高さを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係わる積
層体穴あけ加工用シートの断面図で、(B)は(A)の
積層体穴あけ加工用シートを用いた穴あけ加工方法を示
す概念図である。
【図2】(A)は本発明の第2の実施の形態に係わる積
層体穴あけ加工用シートの断面図で、(B)は(A)の
積層体穴あけ加工用シートを用いた穴あけ加工方法を示
す概念図である。
【図3】(A)は本発明の第3の実施の形態に係わる積
層体穴あけ加工用シートの断面図で、(B)は(A)の
積層体穴あけ加工用シートを用いた穴あけ加工方法を示
す概念図である。
【図4】(A)は本発明の第4の実施の形態に係わる積
層体穴あけ加工用シートの断面図で、(B)は(A)の
積層体穴あけ加工用シートを用いた穴あけ加工方法を示
す概念図である。
【符号の説明】
1 積層体穴あけ加工用シート 3 熱可塑性樹脂フィルム 5 金属箔〔アルミニウム箔〕 7 粘着剤 9 積層体(第1の実施の形態の) 11 ドリル 13 積層体(第2の実施の形態の) 15 混合物層(固形潤滑剤〔固形パラフィン〕と高分
子化合物の) 17 紙フェノール板 19 積層体(第3の実施の形態の) 21 熱可塑性樹脂フィルム 23,27,28 シート 25 積層体(第4の実施の形態の) 29 プリント配線板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 敦史 茨城県下館市大字五所宮1150番地 日立化 成工業株式会社五所宮事業所内 Fターム(参考) 3C060 BA05 BG01 4F100 AB01B AB10 AB33B AK01A AK01C AK01D AK25G AK42 AK80 AN00A AN00D BA02 BA04 BA07 BA10B BA10D CA19A CA19D DE01A DE01D GB43 JB16C JK12B JL01 YY00A YY00B YY00D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に混合可能
    な高分子化合物との混合物を金属箔の片面に積層してな
    ることを特徴とする積層体穴あけ加工用シート。
  2. 【請求項2】 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合
    可能な高分子化合物との混合物を熱可塑性樹脂フィルム
    の片面あるいは両面に積層したシートを、金属箔の片面
    に貼り合わせてなることを特徴とする積層体穴あけ加工
    用シート。
  3. 【請求項3】 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合
    可能な高分子化合物との混合物、熱可塑性樹脂フィルム
    及び金属箔の順に積層されている請求項2記載の積層体
    穴あけ加工用シート。
  4. 【請求項4】 固形潤滑剤とこの固形潤滑剤に均一混合
    可能な高分子化合物との混合物、熱可塑性樹脂フィル
    ム、固形潤滑剤この固形潤滑剤に均一混合可能な高分子
    化合物との混合物及び金属箔の順に積層されている請求
    項2記載の積層体穴あけ加工用シート。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂フィルム、固形潤滑剤この
    固形潤滑剤に均一混合可能な高分子化合物との混合物及
    び金属箔の順に積層されている請求項2記載の積層体穴
    あけ加工用シート。
  6. 【請求項6】 前記高分子化合物がゴム成分であること
    を特徴とする請求項2〜5記載の積層体穴あけ加工用シ
    ート。
  7. 【請求項7】 前記混合物中に粒径1〜100μmのプ
    ラスチック粒子を添加してなることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の積層体穴あけ加工用シート。
  8. 【請求項8】 金属箔の厚みが50〜200μmである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の積層
    体穴あけ加工用シート。
  9. 【請求項9】 金属箔硬度が、H10以上であることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の積層体穴あ
    け加工用シート。
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