JP2002286036A - 磁気軸受装置 - Google Patents
磁気軸受装置Info
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
- F16C2360/45—Turbo-molecular pumps
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Abstract
化を図りつつモータとしての効率と性能を向上させる。 【解決手段】 モータロータ16と一体に回転するロー
タシャフト12を2個のラジアル磁気軸受22,24と
1個のアキシャル磁気軸受30により浮上軸支した5軸
形磁気軸受装置において、モータロータ16の外径d4
と該モータロータと対面するモータステータ20の内径
D4との間の隙間(D4−d4)を、ラジアル磁気軸受
22,24のラジアル変位センサ34,42の内径
D2,D6と該変位センサに対面する被センサ部32,
40の外径d2,d6との間の隙間(D 2−d2,D6
−d6)、またはラジアル電磁石38,46の内径
D3,D5と該電磁石に対面する被軸受部36,44の
外径d3,d5との間の隙間(D3−d3,D5−
d5)の少なくとも一方より小さく設定した。
Description
を回転駆動するロータシャフトを非接触で5軸に軸支す
る磁気軸受装置に関するものである。
の排気を行うターボ分子ポンプにあっては、ロータを回
転駆動するロータシャフトを2個のラジアル磁気軸受と
1個のアキシャル磁気軸受とを有する磁気軸受装置で5
軸制御可能に浮上軸支することが広く行われている。
気軸受を使用した、この種の磁気軸受装置の従来の一般
的な構成を示すもので、この磁気軸受装置は、一端に羽
根車等のロータ10を固着したロータシャフト12の回
転を除く5自由度の5軸方向を能動制御するようにした
ものである。
には、モータ14を構成するモータロータ16が固着さ
れ、ステータ18の該モータロータ16と対向する位置
には、モータ14を構成するモータステータ20が配置
されている。このモータ14を挟んでロータシャフト1
2の上下には、ロータ側ラジアル磁気軸受22と反ロー
タ側ラジアル磁気軸受24が設けられ、更にその外側に
ロータ側タッチベアリング26と反ロータ側タッチベア
リング28が設けられている。そして、ロータシャフト
12の反ロータ側下端にアキシャル磁気軸受30が配置
されている。
シャフト12の互いに対面する被センサ部32を介して
ロータシャフト12のラジアル変位を検出するラジアル
変位センサ34と、ロータシャフト12の互いに対面す
る被軸受部36を介してロータシャフト12をラジアル
方向に支持するラジアル電磁石38とを有している。そ
して、ラジアル変位センサ34によるロータシャフト1
2のラジアル変位の検出量に基づき、ラジアル電磁石3
8の磁気力をロータシャフト12が対向した一対のラジ
アル変位センサ34の中心付近にくるように制御するよ
うになっている。
に、ロータシャフト12の被センサ部40を介してロー
タシャフト12のラジアル変位を検出するラジアル変位
センサ42と、ロータシャフト12の被軸受部44を介
してロータシャフト12をラジアル方向に支持するラジ
アル電磁石46とを有しており、その作用は前述と同様
である。
シャフト12の下端に着脱自在に繋着されるアキシャル
ディスク50と、このアキシャルディスク50を介して
ロータシャフト12のアキシャル変位を検出するアキシ
ャル変位センサ52と、アキシャルディスク50を挟ん
で上下に配置されたアキシャル電磁石54とを有してい
る。そして、アキシャル変位センサ52によるロータシ
ャフト12のアキシャル変位の検出量に基づき、アキシ
ャル電磁石54の磁気力をアキシャルディスク50が所
定の位置にくるように制御するようになっている。
組立上、ロータ側から反ロータ側に向かう程、徐々に小
径となるか、若しくは同じ寸法に設定されている。つま
り、ロータシャフト12のロータ側タッチベアリング2
6における被支持部56の外径d1、ロータ側ラジアル
磁気軸受22における被センサ部32の外径d2、被軸
受部36の外径d3、モータロータ16の外径d4、反
ロータ側ラジアル磁気軸受24における被軸受部44の
外径d5、被センサ部40の外径d6及び反ロータ側タ
ッチベアリング28における被支持部58の外径d
7が、(d1≧d2≧d3≧d4≧d5≧d6≧d7)
の関係となるようになっている。この例にあっては、ロ
ータ側タッチベアリング26における被支持部56の外
径d1及び反ロータ側タッチベアリング28における被
支持部58の外径d7を除くこれらの寸法は全て等しく
(d2=d3=d4=d5=d6)設定されている。
に配置されたステータ18側の各部の内径は、組立上、
ロータから反ロータ側に向かう程、徐々に小径となる
か、若しくは同じ寸法に設定されている。つまり、ロー
タ側タッチベアリング26の内径D1、ロータ側ラジア
ル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D2、
ラジアル電磁石38の内径D3、モータステータ20の
内径D4、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル
電磁石46の内径D5、ラジアル変位センサ42の内径
D6及び反ロータ側タッチベアリング28の内径D
7が、(D1≧D2≧D3≧D4≧D5≧D6≧D7)
の関係となるようになっている。この例にあっては、ロ
ータ側タッチベアリング26の内径D1及び反ロータ側
タッチベアリング28の内径D7を除くこれらの寸法は
全て等しく(D2=D3=D4=D5=D6)設定され
ている。
2の場合もあり得る。このような構成の磁気軸受装置で
ロータシャフトとステータの組立は、ロータシャフトに
ロータを組み付けた状態でロータシャフトとステータの
組立が行われる。
ロータシャフト12を磁気軸受22,24,30で支承
しない時に、ロータシャフト12やモータロータ16
が、ステータ18と直接接触しないようにロータシャフ
ト12を保持する役目がある。このため、磁気軸受2
2,24,30の磁気力や、ロータシャフト12及びモ
ータロータ16とステータ18の各部との間の隙間を考
慮して、ロータシャフト12との間の隙間と位置が設定
されている。また、機能上、ロータシャフト12とタッ
チベアリング26,28の内輪部とのラジアル方向及び
アキシャル方向の隙間は、それぞれの磁気軸受22,2
4,30及びモータ14の隙間より小さく設定されてい
る。厳密には、ロータシャフト12を磁気軸受22,2
4,30で支承させない状態から、各磁気軸受22,2
4,30で支承する際の立ち上げのため、またはロータ
シャフト12のバランスが崩れたときの条件や、ロータ
シャフト12の回転の負荷が増大したときの条件等を考
慮して設定されている。
て、能動形磁気軸受を使用した例を示しているが、永久
磁石等を用いた受動形磁気軸受で4軸方向の任意の軸数
を支承することも広く行われている。
側タッチベアリング26の内径D1と被支持部56の外
径d1との間の隙間(D1−d1)、ロータ側ラジアル
磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D2と被
センサ部32の外径d2との間の隙間(D2−d2)、
ラジアル電磁石38の内径D3と被軸受部36の外径d
3との間の隙間(D3−d3)、モータステータ20の
内径D4とモータロータ16の外径d4との間の隙間
(D4−d4)、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラ
ジアル電磁石46の内径D5と被軸受部44の外径d5
との間の隙間(D 5−d5)、ラジアル変位センサ42
の内径D6と被センサ部40の外径d6との間の隙間
(D6−d6)及び反ロータ側タッチベアリング28の
内径D7と被支持部58の外径d7との間の隙間(D7
−d7)は、それぞれ性能・機能を考慮して、非常に微
小な寸法(約0.1〜0.5mm)に設定されている。
前述のように、ロータシャフト12側の磁気軸受部やモ
ータ部の外径(d2〜d6)を同径として、これらに対
面するステータ18側の各部の内径(D2〜D6)を同
径に構成するのが一般的である。これによって、ステー
タ側の各部の内径(D2〜D6)とロータシャフト側の
各部の外径(d2〜d6)との間の隙間(D2−d2〜
D6−d6)は一定となり、また、これら隙間(D2−
d2〜D6−d6)が、タッチベアリング26,28の
内径D1,D7とロータシャフト12の被支持部56,
58の外径d1,d7との間の隙間、いわゆるタッチベ
アリング隙間(D1−d1,D7−d7)より大きくな
るように設定されている。
軸受部における各部の外径(d2〜d6)が同径でない
場合でも、組立上、前述のように、これらの外径が(d
2>d3>d4>d5>d6 )なる条件で構成される
場合には、磁気軸受部やモータ部におけるロータとステ
ータとの間の各隙間が一定となるように、ステータ側の
各部の内径も(D2>D3>D4>D5>D6)なる関
係で構成されるのが一般的である。これは、タッチベア
リング隙間(D1−d1,D7−d7)と、ラジアル磁
気軸受部やモータ部におけるロータシャフト側の各部の
外径とステータ側の各部の内径との間の隙間(D2−d
2〜D6−d6)の差を一定に保ち、ロータシャフト1
2をタッチベアリング26,28で支持した時にロータ
シャフト12とステータ18とが接触しないようにする
ための、いわゆる“ニゲ”を任意の箇所で同一にすると
いう考えによる。
ましく、耐熱性が高くかつ大電流容量のコイル巻線の開
発や、電磁石や誘導型センサのコアになる磁性材料の改
良等により、電磁石の改良や変位センサの改良が図られ
る一方、永久磁石の改良も行われている。これにより、
隙間を従来のままで能力を大幅に向上させた磁気軸受が
開発されている。
の採用や、誘導型から効率のよい直流型モータの採用に
よる効率の改良が行われているが、近年の真空ポンプに
対する要求、すなわち、高い圧力での運転、多くの
ガス量の排気、ポンプのコンパクト化、を実現させる
ためには、モータ部の性能向上が必須である。特に近
年、ターボ分子ポンプのコンパクト化と性能向上を図る
ために、ロータシャフトを極力細くするようになってい
る。こうすれば、磁気軸受部やロータ(羽根車)をコン
パクト化することができる。
の性能は、モータのロータとステータとの対面部の面積
やロータとステータとの間の隙間等の設計パラメータに
よるところが大きい。このため、ロータシャフトを細く
すると必然的にモータ部の軸方向寸法、ひいてはロータ
シャフトの軸方向寸法を大きくとる必要があり、それに
伴い、ポンプが大きく(長く)なって、コンパクト化の
障害になるという問題があった。またモータ部における
ロータとステータとの間の隙間は、前述のように、磁気
軸受部におけるロータとステータとの間の隙間と同一に
設定されていたため、モータの効率が悪く、モータを駆
動させるためのモータドライバも大きくなってしまうと
いう問題があった。
で、磁気軸受と一体になったモータのコンパクト化を図
りつつモータとしての効率と性能を向上させ、これによ
って、ポンプ等の磁気軸受装置を組み込んだ製品や、そ
れを駆動及び制御するコントローラのコンパクト化を実
現できるようにした磁気軸受装置を提供することを目的
とする。
は、モータロータと一体に回転するロータシャフトを2
個のラジアル磁気軸受と1個のアキシャル磁気軸受によ
り浮上軸支した5軸形磁気軸受装置において、前記ラジ
アル磁気軸受の少なくとも1つとして能動形磁気軸受を
使用し、前記モータロータの外径と該モータロータと対
面するモータステータの内径との間の隙間を、前記能動
形磁気軸受のラジアル変位センサの内径と該変位センサ
に対面するロータシャフトの被センサ部の外径との間の
隙間、または前記能動形磁気軸受のラジアル電磁石の内
径と該電磁石に対面するロータシャフトの被軸受部の外
径との間の隙間の少なくとも一方より小さく設定したこ
とを特徴とする磁気軸受装置である。
モータ部及び/又はモータドライバ部のコンパクト化を
図り、結果的に磁気軸受装置全体のコンパクト化を実現
することができる。
の隙間での磁束密度とモータで発生するトルクには次の
ような関係がある。 T=K1・B・I ここに、T:モータで発生するトルク K1:係数 B:ロータとステータとの間の隙間での磁束密度 I:モータステータ巻線部の電流 また、ロータとステータ間の磁束密度とロータとステー
タとの間の隙間には次のような関係がある。 B=K2/δ ここに、K2:係数、 δ:ロータとステータの隙間 従って、モータのロータとステータとの間の隙間を可及
的に小さく設定することにより、モータで発生するトル
クを大きくすることができる。
フトに真空ポンプのロータを連結したことを特徴とする
請求項1に記載の磁気軸受装置である。これにより、特
に、真空ポンプの軸方向寸法(高さ寸法)を小さくし
て、真空ポンプのコンパクト化を図るとともに、ポンプ
の運転可能範囲(ポンプの許容排気ガス量やポンプの運
転可能圧力の範囲)を広くとることができる。
乃至図5を参照して説明する。なお、図6に示す従来例
と同一部材には同一符号を付してその説明を一部省略す
る。
に、ラジアル磁気軸受として能動形磁気軸受を使用した
本発明の第1の第1の実施の形態の磁気軸受装置を示
す。これは、ロータシャフト12側の各部にあっては、
ロータシャフト12のロータ側タッチベアリング26に
おける被支持部56の外径d1、ロータ側ラジアル磁気
軸受22における被センサ部32の外径d2、被軸受部
36の外径d3、反ロータ側ラジアル磁気軸受24にお
ける被軸受部44の外径d5、被センサ部40の外径d
6及び反ロータ側タッチベアリング28における被支持
部58の外径d7が、(d1≧d2≧d3≧d5≧d6
≧d7)の関係となるようになっている。この例にあっ
ては、ロータ側タッチベアリング26における被支持部
56の外径d1及び反ロータ側タッチベアリング28に
おける被支持部58の外径d7を除くこれらの寸法は全
て等しく(d2=d3=d5=d6)設定されている。
そして、モータロータ16の外径d4がこれらの外径よ
りも大きく(d4>d2=d 3=d5=d6)設定され
ている。
ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ3
4の内径D2、ラジアル電磁石38の内径D3、モータ
ステータ20の内径D4、反ロータ側ラジアル磁気軸受
24のラジアル電磁石46の内径D5及びラジアル変位
センサ42の内径D6が等しく、ロータ側タッチベアリ
ング26の内径D1が等しいか又は大きく、反ロータ側
タッチベアリング28の内径D7のみが小径となる(D
1≧D2=D3=D4=D5=D6>D7)ように設定
されている。
2のラジアル変位センサ34の内径D2と被センサ部3
2の外径d2との間の隙間(D2−d2)、ラジアル電
磁石38の内径D3と被軸受部36の外径d3との間の
隙間(D3−d3)、反ロータ側ラジアル磁気軸受24
のラジアル電磁石46の内径D5と被軸受部44の外径
d5との間の隙間(D5−d5)、ラジアル変位センサ
42の内径D6と被センサ部40の外径d6との間の隙
間(D6−d6)は等しく(D2−d2=D3−d3=
D5−d5=D6−d6)、モータステータ20の内径
D4とモータロータ16の外径d4との間の隙間(D4
−d4)はこれらの隙間よりも小さくなる(D4−d4
<D2−d2=D3−d3=D5−d5=D6−d6)
ようになっている。
4))は、数μm〜数100μmで好ましくは5μm〜
100μm、更に好ましくは5μm〜50μmに設定さ
れているが、直径で5μm以上あれば性能及び機能上、
十分である。
径D1と被支持部56の外径d1との間の隙間(D1−
d1)及び反ロータ側タッチベアリング28の内径D7
と被支持部58の外径d7との間の隙間(D7−d7)
はほぼ等しく、前述の各隙間より小さく(D1−d1≒
D7−d7<D2−d2,D3−d3,D4−d4,D
5−d5,D6−d6)設定されている。これによっ
て、タッチベアリング26,28がその機能を満たすよ
うになっている。このタッチベアリング部における隙間
は、例えば0.1〜0.2mm(D1−d1=D7−d
7=0.1〜0.2mm)程度であり、せいぜい1mm
以下である。
4とモータロータ16の外径d4との間の隙間(D4−
d4)を、ラジアル磁気軸受22,24における各隙間
よりも小さく(D4−d4<D2−d2=D3−d3=
D5−d5=D6−d6)設定することで、モータ14
の隙間(D4−d4)を可及的に小さく設定でき、これ
によって、モータの効率及び性能を向上させることがで
き、磁気軸受装置や、それを運転制御するためのコント
ローラ等をコンパクトにすることができる。ここで、ロ
ータシャフト12側の各部の外径(d1〜d7)及びス
テータ18側の各部の内径(D1〜D7)は、具体的に
は、約20〜60mm程度であり、数10mmから数1
00mmまで適応できる。
体的寸法(基準寸法)は、以下の通りである。この寸法
は、あくまでも一例であり、これに限定されないことは
勿論である。 D1=32mm D2=D3=D4=D5=D6=30mm D7=25mm d1=31.8mm d2=d3=d5=d6=29.7mm d4=29.72mm d7=24.8mm なお、ラジアル磁気軸受22,24における前記各隙間
(D2−d2,D3−d3,D5−d5,D6−d6)
の大きさには一定の制限があり、この隙間を小さくでき
ない。これは、以下の理由による。
動していない時、ロータシャフト12はタッチベアリン
グ26,28にタッチしている状態にある。つまり、地
面に対してポンプを縦置きにした場合、図2(b)に示
すように、モータ14を中心にしてロータシャフト12
がタッチベアリング26,28に対して斜めに接触す
る。モータ14は、ロータシャフト12のほぼ中心にあ
り、ロータシャフト12が斜めになって、ロータシャフ
ト12とステータ18との間の隙間が減少しても、この
影響を受けにくい。すなわち、ロータシャフト12が斜
めになると、ロータシャフト12の上側及び下側でロー
タシャフト12とステータ18との間の隙間a,cが減
少するが、モータロータ16とモータステータ20との
間に隙間bは、それ程減少しない。
れた場合、ロータシャフト12を所定位置に保持しよう
として、ラジアル電磁石38,46のステータ側巻線に
電流が多く流れる状態になる。これにより、ラジアル電
磁石38,46のステータ側のコアが昇温され、輻射に
よってラジアル電磁石38,46のロータシャフト側も
昇温される。また、ステータ側の電流増大により、ロー
タシャフト12の渦電流も増大し、より一層昇温され
る。これにより、ラジアル電磁石38,46のロータシ
ャフト部が熱膨張し、ロータシャフト12とステータ1
8の間の隙間が減少もしくはなくなる。
するものとして一般的に使用されており、高速回転する
ロータシャフト12をタッチベアリング26,28で支
持した場合、タッチベアリング26,28は激しく損傷
を受ける。その結果、タッチベアリング26,28のガ
タ(外輪、転動体、内輪の相対的変位)が増大し、タッ
チベアリング26,28がロータシャフト12を支持し
ても、ロータシャフト12とステータ18との間の隙間
を確保できなくなり、直接接触する可能性がある。な
お、タッチベアリングの改良は行われているが、ロータ
シャフトが高速回転(定格回転数付近)でタッチダウン
した場合には、タッチベアリングの損傷が激しく、5〜
10回程度の耐久性しかないのが現状である。
2,24における前記各隙間(D2−d2,D3−
d3,D5−d5,D6−d6)を小さくすると、磁気
軸受部でロータシャフト12がステータ18に接触して
しまう可能性がある。このため、この隙間として、一定
の大きさを確保する必要がある。
を受けると、この損傷による破片などの異物が生じる。
この異物がロータシャフト12とステータ18との間の
微小な隙間に入り込むとロータシャフト12とステータ
18がロックしてしまう可能性がある。しかし、この例
のように、異物を発生しやすいタッチベアリング26,
28の近傍、すなわち、ラジアル磁気軸受部における隙
間をモータ部における隙間と比較して大きく設定するこ
とにより、異物によるロータシャフト12のロックの可
能性を低減することができる。
も、モータ部における微小な隙間へ異物が侵入する前に
ラジアル磁気軸受部で粉砕してしまい、異物を小さくし
てしまうので、モータ部でロックする可能性を非常に低
くすることができる。
タ20の内径D4とモータロータ16の外径d4との間
の隙間(D4−d4)を、ラジアル磁気軸受22,24
における各隙間よりも小さく(D4−d4<D2−d2
=D3−d3=D5−d5=D6−d6)するため、モ
ータロータ16の外径d4をロータシャフト12側のラ
ジアル磁気軸受22,24における各外径(d2,
d3,d5,d6)より大きくしているが、これらの外
径を全て等しく(d2=d3=d4=d5=d6)設定
し、モータステータ20の内径D4をステータ側のラジ
アル磁気軸受22,24における各内径よりも小さく
(D4<D2=D3=D5=D6)するようにしてもよ
い。
分子ポンプに適用した例を示す。このターボ分子ポンプ
のロータシャフト12の上端には、回転翼60とねじ溝
部62とを有するロータ(羽根車)64が固着されてい
る。そして、ポンプケーシング66の内面には、回転翼
60と交互に固定翼68が配置され、これによって、高
速回転する回転翼60と静止している固定翼68の相互
作用によって排気を行う翼排気部L1が構成されてい
る。また、ねじ溝部62の外周を囲むようにねじ溝部ス
ペーサ70が配置され、これによって、高速回転するね
じ溝部62のねじ溝62aのドラッグ作用によって排気
を行うねじ溝排気部L2が構成されている。このよう
に、翼排気部L1の下流側にねじ溝排気部L2を設ける
ことで、広い流量範囲に対応可能となっている。
タシャフト12のラジアル磁気軸受22,24の被セン
サ部32,40の外径d2,d6及び被軸受部36,4
4の外径d3,d5より大径に設定されて、モータステ
ータ20とモータロータ16との間の隙間が、ラジアル
磁気軸受22,24における各隙間よりも小さくなって
いることは前述と同様である。
ポンプでは、真空排気すべきガス量が多くなるととも
に、運転される圧力もガス量が多くなるに伴って高くな
りつつある。そのため、真空ポンプのロータを回転させ
ているモータも高出力が必要になっている。特に、高真
空域をつくり出すターボ分子ポンプの場合、運転圧力の
上昇に伴って吸気側に配設されている翼排気部での回転
のための必要動力が急激に増大するため、モータの出力
がより一層必要になる。しかしながら、半導体製造装置
のコンパクト化、保守性向上のため真空ポンプに許容さ
れるスペースは小さくなりつつあり、真空ポンプのコン
パクト化及び性能向上が切望されている。この例によれ
ば、モータ部の高効率化、コンパクト化により真空ポン
プのコンパクト化が図れる。
ンプの場合、モータを中心にラジアル軸受が配設されて
いるため、必然的にロータシャフトの長さが長くなり、
真空ポンプの軸方向寸法が大きくなってしまう。この例
によれば、モータの軸方向寸法も小さくできるので、ポ
ンプのコンパクト化のみならず、ロータシャフトが短く
なる。これにより、ロータシャフトの固有値を高く設定
でき、磁気軸受の制御安定性やそれに伴う回転安定性も
充分に確保することができる。
軸受装置を示す。この例では、ロータシャフト12のロ
ータ側タッチダウンベアリング26における被支持部5
6の外径d1、ロータ側ラジアル磁気軸受22における
被センサ部32の外径d2、被軸受部36の外径d3、
反ロータ側ラジアル磁気軸受24における被軸受部44
の外径d5、被センサ部40の外径d6の寸法が全て等
しく(d1=d2=d 3=d4=d5=d6)設定され
ている。そして、モータロータ16の外径d4がこれら
の外径よりも大きく(d4>d1=d2=d3=d5=
d6)設定されている。一方、ステータ18側の各部に
あっては、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変
位センサ34の内径D2、ラジアル電磁石38の内径D
3、モータステータ20の内径D4、反ロータ側ラジア
ル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径D5及びラ
ジアル変位センサ42の内径D6が等しく、これらの寸
法よりロータ側タッチベアリング26の内径D1が小径
に、また反ロータ側タッチベアリング28の内径D7は
より小径になる(D2=D3=D4=D5=D6>D1
>D7)ように設定されている。これにより、前記第1
の実施の形態と同様な効果の他に更に次のような効果を
得ることができる。
ジアル磁気軸受部d2,d3,d5,d6のみならずロ
ータ側タッチベアリング26における被支持部56の外
径d 1も同一にしているため、同部の加工を同時に行う
ことが可能となる。一般的にロータシャフトの外径部は
研磨等により加工が行われるため、この実施の形態では
研磨用砥石を同径寸法部にあわせて幅広く設定でき、加
工性が向上する。
チベアリング26の内径D1を図1に示す第1の実施の
形態より小さく設定しているので、次のような効果があ
る。ロータ側タッチベアリング26の内径D1をロータ
シャフト12がステータに組み立て可能な寸法の範囲で
極力小さく設定することにより、ロータ側タッチベアリ
ング26の内輪の体積を可及的に大きくすることができ
る。タッチベアリングの内輪はタッチダウン時の衝撃及
び回転エネルギにより発熱を生じる。ここで、内輪の体
積が大きければ、内輪の熱容量を大きくすることがで
き、タッチダウン時のタッチベアリングの内輪の過熱を
防止することができる。また、タッチベアリングの内輪
の径方向寸法が大きくなることにより、内輪の剛性が高
くなり、タッチダウン時の内輪軌道面の変形も小さく抑
えられる。よって、ロータシャフトがタッチベアリング
にタッチダウンした際の耐久性が向上し、信頼性の高い
磁気軸受装置となる。この磁気軸受装置をターボ分子ポ
ンプに適用した場合、図3に示すように、ロータは釣鐘
状でロータシャフトにオーバーハング状態で取り付けら
れるのが一般的である。この場合、ロータとロータシャ
フトの全体の重心位置がロータ側タッチベアリングの近
傍になり、ロータ側タッチベアリングは高い負荷能力を
必要とするため、上述の実施の形態が非常に有効であ
る。
軸受装置を示す。この例では、ロータシャフト12側の
各部にあっては、ロータシャフト12のロータ側タッチ
ベアリング26における被支持部56の外径d1、ロー
タ側ラジアル磁気軸受22における被センサ部32の外
径d2、被軸受部36の外径d3、反ロータ側ラジアル
磁気軸受24における被軸受部44の外径d5、被セン
サ部40の外径d6及び反ロータ側タッチベアリング2
8における被支持部58の外径d7が、(d1>d2>
d3>d5>d6>d7)の関係となるようになってい
る。
ロータ側タッチベアリング26の内径D1、ロータ側ラ
ジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D
2、ラジアル電磁石38の内径D3、モータステータ2
0の内径D4、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジ
アル電磁石46の内径D5、ラジアル変位センサ42の
内径D6、及び反ロータ側タッチベアリング28の内径
D7が、(D1=D2>D3>D4>D5>D6>
D7)の関係となっている。
これとモータステータ20の内径D 4との間の隙間(D
4−d4)が、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジア
ル変位センサ34の内径D2と被センサ部32の外径d
2との間の隙間(D2−d2)、ラジアル電磁石38の
内径D3と被軸受部36の外径d3との間の隙間(D 3
−d3)、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル
電磁石46の内径D5と被軸受部44の外径d5との間
の隙間(D5−d5)、ラジアル変位センサ42の内径
D6と被センサ部40の外径d6との間の隙間(D6−
d6)よりも小さくなる(D4−d4<D2−d2,D
3−d3,D5−d5,D6−d6)ように設定されて
いる。
る各隙間(D1−d1,D7−d7)は前述と同様であ
る。このように構成しても前記第1の実施の形態と同様
な効果を得ることができる。
モータのコンパクト化を図りつつ、モータとしての効率
及び性能を向上させることができる。これにより、必然
的にロータシャフトの軸方向寸法が長くなる5軸形磁気
軸受装置においては、ロータシャフトの軸方向寸法を小
さくしてよりコンパクト化を図るとともに、磁気軸受の
支持及びモータによる回転の安定を確保することができ
る。また、本磁気軸受装置のコンパクト化により、同装
置を使った真空ポンプ等の大きさも小さくできるととも
に、排気性能の向上を図ることができる。
面図である。
ロータシャフトを磁気軸受で支承している時の状態を、
(b)は、ロータシャフトを磁気軸受で支承していない
時の状態をそれぞれ模式的に示す断面図である。
ンプの断面図である。
面図である。
面である。
Claims (2)
- 【請求項1】 モータロータと一体に回転するロータシ
ャフトを2個のラジアル磁気軸受と1個のアキシャル磁
気軸受により浮上軸支した5軸形磁気軸受装置におい
て、 前記ラジアル磁気軸受の少なくとも1つとして能動形磁
気軸受を使用し、 前記モータロータの外径と該モータロータと対面するモ
ータステータの内径との間の隙間を、前記能動形磁気軸
受のラジアル変位センサの内径と該変位センサに対面す
るロータシャフトの被センサ部の外径との間の隙間、ま
たは前記能動形磁気軸受のラジアル電磁石の内径と該電
磁石に対面するロータシャフトの被軸受部の外径との間
の隙間の少なくとも一方より小さく設定したことを特徴
とする磁気軸受装置。 - 【請求項2】 前記ロータシャフトに真空ポンプのロー
タを連結したことを特徴とする請求項1に記載の磁気軸
受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001090707A JP3777500B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 磁気軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001090707A JP3777500B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 磁気軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002286036A true JP2002286036A (ja) | 2002-10-03 |
| JP3777500B2 JP3777500B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP3777500B2 (ja) |
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