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JP2002280151A - セラミック塗装ヒータ及びその製造方法 - Google Patents

セラミック塗装ヒータ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002280151A
JP2002280151A JP2001081022A JP2001081022A JP2002280151A JP 2002280151 A JP2002280151 A JP 2002280151A JP 2001081022 A JP2001081022 A JP 2001081022A JP 2001081022 A JP2001081022 A JP 2001081022A JP 2002280151 A JP2002280151 A JP 2002280151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
layer
ceramic
heating element
metal oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001081022A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Hattori
栄市 服部
Takashi Onaka
隆 大中
Teika Kim
貞夏 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAEHAN FINE CERAMIC CO Ltd
HATTORI HEATING KOGYO KK
Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
DAEHAN FINE CERAMIC CO Ltd
HATTORI HEATING KOGYO KK
Nippon Aluminium Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAEHAN FINE CERAMIC CO Ltd, HATTORI HEATING KOGYO KK, Nippon Aluminium Co Ltd filed Critical DAEHAN FINE CERAMIC CO Ltd
Priority to JP2001081022A priority Critical patent/JP2002280151A/ja
Publication of JP2002280151A publication Critical patent/JP2002280151A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータにおいて、放熱基材に対する発熱部の
密着性に優れ、且つ、発熱部が放熱基材に一体化されて
強固に保持されるようにすることを課題とする。 【解決手段】 放熱基材1と、この放熱基材1上に無機
質で構成する第1層としてセラミック塗装により形成さ
れたセラミック層2と、この第1層のセラミック層2上
に第2層として設置された所定パターンを有する箔状発
熱素子からなる発熱体層3と、この第2層の発熱体層3
上に無機質で構成する第3層としてセラミック塗装によ
り箔状発熱素子上およびこの箔状発熱素子のパターン間
に露出する第1層のセラミック層2上に形成されたセラ
ミック層4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱部を備えた放
熱基材の表面から熱線が放射されるヒータの技術分野に
属し、特に、放熱基材の片面側においてセラミック塗装
により形成された絶縁層間に箔状発熱素子を設置した発
熱部が形成されたセラミック塗装ヒータおよびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示す、従来のヒータは、アルミニ
ウム板などの放熱基材100の片面側に発熱部500が
貼り合わされ、この発熱部500上に熱反射板600が
取り付けられたものである。
【0003】上記発熱部500は、2枚の絶縁層20
0,400間に箔状の発熱素子300を挟持させたもの
であり、絶縁層200,400は、マイカ(雲母)やガ
ラス繊維などの無機物にバインダ樹脂を含浸させてシー
ト状に形成したものであり、また、発熱素子300は、
ニッケル、白金、タングステンなどの導電性金属を箔状
に形成したものである。また、上記熱反射板600は、
上記発熱部500の対向面に銀、金、白金などの熱反射
膜を形成したアルミニウム、ステンレスなどの金属板で
ある。
【0004】このようなヒータは、上記発熱部500の
発熱素子300に電流を流し発熱させると、この発熱部
500からの直接の熱と上記熱反射板600からの反射
熱とが上記放熱基材100に伝わり、すると、この放熱
基材100表面から遠赤外線などの熱線800が放出さ
れる。
【0005】一方、上記ヒータの製造方法としては、マ
イカ等にバインダ樹脂を含浸乾燥させて得た絶縁層20
0,400間に、シリコン系などの接着剤を介して発熱
素子300を挟持し加熱圧着して上記発熱部500を形
成し、そして、この発熱部500をシリコン系などの接
着剤を介して上記放熱基材100の片面側に貼り合わせ
た後、この発熱部500上に熱反射板600を配置し、
全体をボルト等で固定させることによる。これにより、
上記放熱基材100の片面側に上記発熱部500が一体
化されたものを得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ヒ
ータの製造に際し、発熱部500を形成するには、所望
の絶縁層200,400を形成する工程が必要であるう
え、さらに発熱素子300を挟持させ加熱圧着させると
いう工程が不可欠であるため、工数が多く製造工程も繁
雑であった。
【0007】また、放熱基材100への発熱部500の
貼り合わせや、発熱部500における絶縁層200,4
00と発熱素子300の貼り合わせに接着剤が用いられ
るが、この接着剤中の有機成分の揮発によって所々にピ
ンホールが形成される。しかも、絶縁層200,400
もバインダ樹脂を含浸させるので、このバインダ樹脂の
一部成分の揮発によって絶縁層200,400自体にも
ピンホールが形成される。そして、このピンホールによ
る空間が原因となって、発熱部500と放熱基材100
との間、発熱部500自体の絶縁層200,400と発
熱素子300との間における密着性を低下させる。その
ため、発熱部500から放熱基材100への熱伝導性を
低下させ、電力消費が多くなってしまっていた。
【0008】また、発熱部500自体も絶縁層200,
400間に発熱素子300を接着剤を介して加熱圧着さ
せたものゆえ、絶縁層200,400間に発熱素子30
0を強固に保持させることが困難である。絶縁層20
0,400と発熱素子300の熱膨張係数は異なる。そ
のため、ヒータのオンオフを長期に繰り返して行くと発
熱素子300も熱膨張と熱収縮を繰り返し、経時使用に
よって絶縁層200,400が剥離してくるという不具
合があった。
【0009】そして、この絶縁層200,400の剥離
に伴って絶縁層200,400を形成するマイカ等が飛
散しホコリを発生させるという不具合もあった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたものであり、放熱基材に
対する発熱部の密着性に優れ、且つ、発熱部が放熱基材
に一体化されて強固に保持されるセラミック塗装ヒータ
およびその製造方法を実現することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、次のようである。 (1)セラミック塗装ヒータは、『絶縁層間に発熱素子
を設置した発熱部を、放熱基材の片面側に備えたヒータ
であって、上記発熱部として、上記放熱基材上に無機質
で構成する第1層としてセラミック塗装により形成され
たセラミック層と、この第1層のセラミック層上に第2
層として設置された所定パターンを有する箔状発熱素子
からなる発熱体層と、この第2層の発熱体層上に無機質
で構成する第3層としてセラミック塗装により上記箔状
発熱素子上およびこの箔状発熱素子のパターン間に露出
する上記第1層のセラミック層上に形成されたセラミッ
ク層とを備える。』 よって、上記セラミック塗装ヒータによると、上記第1
層と第3層のセラミック層は、セラミック塗装により形
成されるので、上記放熱基材上に、第1層のセラミック
層、第2層の発熱体層および第3層のセラミック層が互
いに強固に密着して一体化されたものとなる。
【0011】また、第1層のセラミック層、第2層の発
熱体層、第3層のセラミック層の各層間でも互いに強固
に接合されるので、第2層の発熱体層が第1層と第3層
のセラミック層間に強固に保持される。さらに、上記第
1層、上記第3層は、マイカ等を使わない無機質のみで
構成するセラミック層なので、従来の如くマイカ等の剥
がれによるホコリの発生がない。
【0012】(2)上記セラミック塗装ヒータにおい
て、『上記第1層と上記第3層の各セラミック層の厚さ
が、5μm〜300μmである。』 すなわち、上記セラミック層の厚さが5μm以上であれ
ば、箔状発熱素子の熱膨張にも抗し、セラミック層にク
ラック等が発生することがない。また、上記セラミック
層の厚さが300μm以下であれば、発熱体層から放熱
基材への熱伝導も効率よく行える。
【0013】(3)また、他のセラミック塗装ヒータ
は、『絶縁層間に発熱素子を設置した発熱部を、放熱基
材の片面側に備えたヒータであって、上記発熱部とし
て、上記放熱基材上に無機質で構成する層としてセラミ
ック塗装により形成されたセラミック層と、このセラミ
ック層中に埋設された所定パターンを有する箔状発熱素
子からなる発熱体層とを備える。』 これによると、さらに上記発熱体層がセラミック層中に
強固に保持される。
【0014】(4)上記のいずれかのセラミック塗装ヒ
ータにおいて、『上記発熱体層の厚さが、10μm〜2
00μmである。』 すなわち、上記発熱体層の厚さが10μm以上であれ
ば、ヒータのオンオフによって箔状発熱素子が熱膨張・
熱収縮を繰り返しても、断線するようなこともない。ま
た、上記発熱体層の厚さが200μmを超えると、発熱
時の電力消費が大きくなるが、200μm以下であれ
ば、発熱のための電力消費が抑えられる。
【0015】(5)一方、セラミック塗装ヒータの製造
方法は、『放熱部材の片面側に、絶縁層間に発熱素子を
設置した発熱部を形成するヒータの製造方法であって、
上記放熱基材上に、無機質金属酸化物ゾルを塗布し、こ
の塗布後の上記無機質金属酸化物ゾルを乾燥させて無機
質で構成する第1層としてのセラミック層を形成し、こ
の第1層のセラミック層上に所定パターンを有する箔状
発熱素子を設置し、第2層としての発熱体層を形成し、
この第2層の発熱体層を覆って全面に上記無機質金属酸
化物ゾルを塗布し、この塗布後の上記無機質金属酸化物
ゾルを乾燥させて無機質で構成する第3層としてのセラ
ミック層を形成する。』 上記方法は、要するに、放熱基材上に無機質金属酸化物
ゾルを塗り込んで行く過程中で箔状発熱素子を介在させ
るだけなので、製造工数が非常に少なくて済む。そのた
め、従来の如く絶縁層間に箔状発熱素子を介在させた発
熱部の形成工程(接着剤塗布、加熱圧着など)や発熱部
を放熱基材に貼り合わせる工程が不要となり、製造自体
が簡素化され、製造工程も短くなる。
【0016】また、放熱基材上に上記無機質金属酸化物
ゾルを塗布乾燥させると、無機質金属酸化物ゾル中の置
換水酸基が放熱基材表面で加水分解反応、縮重合反応が
進み、ゲル化した後、無機質(セラミック)からなる強
力な三次元結合を形成する(図3を参照。)。このよう
な無機質からなる塗膜が上記第1層のセラミック層とな
る。このようにして、上記第1層のセラミック層は、い
わゆるゾル−ゲル法にて形成されるので、層中に従来の
如き有機成分の揮発によるピンホールが形成されること
もなく上記放熱基材に強固に密着したものとなる。
【0017】上記第3層のセラミック層も同様に、第1
層のセラミック層上に第2層目の発熱体層を設置した上
から無機質金属酸化物ゾルを塗布乾燥させて形成され
る。従って、この第3層のセラミック層は、上記箔状発
熱素子上およびこの箔状発熱素子のパターン間に露出す
る上記第1層のセラミック層上に強固に密着したものと
なる。以上により、上記放熱基材、上記第1層のセラミ
ック層、上記第2層の発熱体層および上記第3層のセラ
ミック層が互いに強固に密着して一体化される。
【0018】(6)また、別のセラミック塗装ヒータの
製造方法は、『放熱部材の片面側に、絶縁層間に発熱素
子を設置した発熱部を形成するヒータの製造方法であっ
て、上記放熱基材上に、無機質金属酸化物ゾルを塗布
し、この塗膜がウエットな状態のまま塗膜上に所定パタ
ーンの箔状発熱素子を設置し、続けて、この箔状発熱素
子を覆って上記無機質金属酸化物ゾルを塗布し、この塗
布後の上記無機質金属酸化物ゾルを乾燥させて無機質で
構成するセラミック層を形成し、このセラミック層中に
上記箔状発熱素子を埋め込み形成する。』 この場合は、最後に1回の乾燥工程を行えばよいので、
さらなる製造工数の低減が行え、しかも、箔状発熱素子
からなる発熱体層がセラミック層中により一層強固に保
持されたものが得られる。
【0019】(7)上記のいずれかのセラミック塗装ヒ
ータの製造方法において、『上記無機質金属酸化物ゾル
の乾燥工程は、80℃〜200℃の温度で加熱乾燥する
ようにした。』 これによると、上記無機質金属酸化物ゾルのゲル化、無
機質化(セラミック化)が短時間で行われることとな
る。
【0020】ここで、上記温度条件が80℃未満となる
と、常温下での乾燥と大差なく上記ゲル化、無機質化の
進行が行われる一方、200℃を超えると、上記無機質
金属酸化物ゾルの組成成分が乾燥途中で燃焼してしま
い、加水分解反応、縮重合反応が行われずに良質のセラ
ミック層が形成されなくなるおそれがある。
【0021】(8)上記のいずれかのセラミック塗装ヒ
ータの製造方法において、『上記無機質金属酸化物ゾル
は、下記式(I)のオルガノアルコキシシランの1種又
は2種以上を含む混合物、
【0022】
【化3】 (式(I)中、R1は炭素数が1〜10の有機基であ
り、R2は炭素数が1〜5のアルキル基又は炭素数が1
〜4のアシル基であり、nは0,1,2のいずれかの整
数である。) 又は、下記式(II)の金属アルコキシドの1種又は2
種以上を含む混合物、
【0023】
【化4】 (式(II)中、Mはチタン、ジルコニウム、アルミニ
ウムのいずれかの金属であり、R3は炭素数が1〜4の
アルキル基であり、nはMがチタン又はジルコニウムの
場合は0で、Mがアルミニウムの場合は1である。) 又は、上記式(I)のオルガノアルコキシシランの1種
以上と、上記式(II)の金属アルコキシドの1種以上
とを含む混合物である。』
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実
施の形態によるセラミック塗装ヒータの断面図を示し、
図2は、このセラミック塗装ヒータの一部を切り欠いた
平面図を示す。
【0025】これら図1、図2に示すように、実施の形
態によるセラミック塗装ヒータは、放熱基材1と、この
放熱基材1の片面側に形成された発熱部5(第1セラミ
ック層2、発熱体層3、第2セラミック層4の一体物)
と、この発熱部5上に設置された熱反射板6とを備える
ものである。
【0026】そして、このセラミック塗装ヒータは、上
記発熱体層3に通電し発熱部5を発熱させると、この発
熱部5からの直接の熱と上記熱反射板6からの反射熱と
が上記放熱基材1に伝わり、すると、放熱基材1の放熱
面側から遠赤外線などの熱線8が放出される。
【0027】上記放熱基材1は、所定温度に加熱される
と遠赤外線などの熱線8を放出する基材であって、例え
ば、アルミニウムなどの金属板、石英ガラス板、セラミ
ック板、プラスチック板などが使用される。この放熱基
材1の厚さは、とくに限定されないが、約5mm〜30
mm程度とされる。また、この放熱基材1の放熱面側
(上記発熱部5を形成しない面側)には、耐熱保護膜7
が形成されている。この耐熱保護膜7は、セラミックコ
ーティング膜などの表面保護膜となるものであり、透
明、半透明、または白、黒、赤など種々の色に着色され
ていてもよい。このような耐熱保護膜7の色によって放
熱基材1の放熱面から発せられる熱線8の波長レベル域
を異ならすこともできる。なお、この例は、上記耐熱保
護膜7を形成するが、このような耐熱保護膜7を形成し
ないものでもよい。
【0028】上記発熱部5は、上述のように上記放熱基
材1に伝熱させる熱を発生させるものであり、第1セラ
ミック層2(第1層)と第2セラミック層4(第3層)
との間に発熱体層3(第2層)を挟持した構造を有する
ものである。
【0029】上記発熱体層3は、抵抗皮膜であって所定
パターンを有する箔状の発熱素子からなり、上記第1セ
ラミック層2上にプラズマジェット溶射、印刷、あるい
はエッチング法などにより形成される。この発熱体層3
の厚さとなる箔状発熱素子の厚さは、おおよそ10μm
〜200μmの範囲で形成される。すなわち、上記発熱
体層3の厚さが10μm以上であれば、このセラミック
塗装ヒータのオンオフによって箔状発熱素子が熱で膨張
収縮を繰り返しても断線するようなこともなく、一方、
上記発熱体層3の厚さが200μmを超えると、発熱時
の電力消費が大きくなるが、200μm以下であれば、
発熱のための電力消費が抑えられる。上記箔状発熱素子
として、例えば、ニッケル、タングステン、モリブデ
ン、ステンレス、白金、銅、黄銅など、導電性金属が使
用される。
【0030】また、この箔状発熱素子は、図2に示すよ
うに、ジグザグ状のパターン形状に形成されている。こ
のようなパターン形状とすることで、発熱体層3の面積
を大きくできると共に箔状発熱素子の熱膨張による第
1、第2セラミック層2,4への応力を緩和できる。ま
た、箔状発熱素子の両端では上記第1、第2のセラミッ
ク層2,4の接合部で気密裡に挟まれ、端縁から外部に
突出した電気入力端子3a,3bを構成する。なお、図
示しないが、上記電気入力端子3a,3bは、上記第2
セラミック層4を貫通してその表面に露出形成させても
よい。また、電気入力端子3a,3bを持つ箔状発熱素
子を複数個並べて設置したものでもよく、この場合は、
各箔状発熱素子を独立して発熱させることができ、局部
的な放熱も可能となる。
【0031】上記第1セラミック層2と上記第2セラミ
ック層4は、100%無機質からなり、上記発熱体層3
に対する絶縁層として機能すると共に、これら層2,4
間に上記発熱体層3を強固に保持し、また上記放熱基材
1と発熱部5を一体化させるものである。この第1、第
2のセラミック層2,4は、後述する無機質金属酸化物
ゾルを上記放熱基材1上に塗布乾燥(セラミック塗装)
して形成される。これら第1、第2のセラミック層2,
4の厚さは、おおよそ5μm〜300μmの範囲で形成
される。すなわち、上記各セラミック層2,4の厚さが
5μm以上であれば、箔状発熱素子の熱膨張にも抗し、
セラミック層2,4にクラック等が発生することがな
い。また、上記セラミック層2,4の厚さが300μm
以下であれば、発熱体層3から放熱基材1への熱伝導も
効率よく行える。
【0032】そして、上記発熱体層3は、箔状発熱素子
を所定パターン形状に形成したものなので、上記第2セ
ラミック層4は、上記箔状発熱素子上およびこの箔状発
熱素子のパターン間に露出する上記第1セラミック層2
上に強固に密着した状態で形成される。また、これら第
1、第2のセラミック層2,4は、その鉛筆強度にして
9H程度の硬度が確保され、上記発熱体層3をこれら層
2,4間に強固に保持する。そして、上記第1、第2の
セラミック層2,4は、セラミック塗装により形成され
るので、この発熱部5が上記放熱基材1における形成面
に強固に密着して一体化される。
【0033】上記第1、第2のセラミック層2,4を形
成する無機質金属酸化物ゾルとして、例えば、下記式
(I)のオルガノアルコキシシランの1種又は2種以上
を含む混合物、
【0034】
【化5】 (式(I)中、R1は炭素数が1〜10の有機基であ
り、R2は炭素数が1〜5のアルキル基又は炭素数が1
〜4のアシル基であり、nは0,1,2のいずれかの整
数である。) 又は、下記式(II)の金属アルコキシドの1種又は2
種以上を含む混合物、
【0035】
【化6】 (式(II)中、Mはチタン、ジルコニウム、アルミニ
ウムのいずれかの金属であり、R3は炭素数が1〜4の
アルキル基であり、nはMがチタン又はジルコニウムの
場合は0で、Mがアルミニウムの場合は1である。) 又は、上記式(I)のオルガノアルコキシシランの1種
以上と、上記式(II)の金属アルコキシドの1種以上
とを含む混合物が挙げられる。
【0036】そして、上記オルガノアルコキシシランと
しては、上記式(I)の化学式で示されるすべての物質
をいうが、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、;メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、;エチルトリメトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、;n−プロピルトリメトキシシラ
ン、n−プロピルトリエトキシシラン、;i−プロピル
トリメトキシシラン、i−プロピルトリエトキシシラ
ン、;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、;フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリ
エトキシシランなどが挙げられる。
【0037】また、上記金属アルコキシドとしては、上
記式(II)の化学式で示されるすべての物質をいう
が、例えば、トリメトキシアルミニウム、トリエトキシ
アルミニウム、トリプロポキシアルミニウム、トリブト
キシアルミニウム、トリ−i−プロポキシアルミニウ
ム、トリ−sec−ブトキシアルミニウム、;テトラメ
トキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラプロポキ
シチタン、テトラブトキシチタン、テトラ−i−プロポ
キシチタン、テトラ−sec−ブトキシチタン、;テト
ラメトキシジルコニウム、テトラエトキシジルコニウ
ム、テトラプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジ
ルコニウム、テトラ−i−プロポキシジルコニウム、テ
トラ−sec−ブトキシジルコニウムなどが挙げられ
る。
【0038】なお、上記金属酸化物ゾルには、カラー
化、厚膜化または絶縁性の向上を目的として充填剤を添
加してもよい。このような充填剤として、例えば、シリ
カ、アルミナ、ジルコニア、チタニアなどの酸化物粉
末;炭化ケイ素、炭化チタンなどの炭化物粉末;窒化ケ
イ素、窒化チタン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素など
の窒化物;カオリン、マイカなどの天然鉱物または合成
鉱物;アルミナ、窒化ケイ素などのウイスカー;ガラ
ス、セラミックスなどの粉末・ウイスカー・フレークな
どが挙げられる。
【0039】上記熱反射板6は、例えば、アルミニウム
などの金属板、石英ガラス板、セラミック板、プラスチ
ック板などの基材において、上記発熱部5の対向面側に
金、銀、白金などの熱反射膜を形成したものである。こ
の熱反射板6の厚さは、とくに限定されないが、約5m
m〜30mm程度とされる。そして、この熱反射板6
は、図示しないが、上記放熱基材1に達するボルトによ
って上記発熱部5上に密着するように固定される。な
お、この例では、上記熱反射板6を設置するが、このよ
うな熱反射板6を設けなくてもよい。
【0040】上記セラミック塗装ヒータによれば、上記
第1、第2のセラミック層2,4がセラミック塗装によ
り形成されるので、上記放熱基材1上に、上記第1セラ
ミック層2、上記発熱体層3および上記第2セラミック
層4が互いに強固に密着して一体化されたものとなる。
従って、上記発熱部5における発熱体層3から上記放熱
基材1への熱伝導性に優れ、その結果、発熱体層3での
消費電力が少なくなって省エネを実現できる。
【0041】また、上記各層2,3,4間でも互いに強
固に接合されるので、発熱体層3が第1セラミック層2
と第2セラミック層4との間に強固に保持される。従っ
て、実用時に発熱体層3が熱膨張しても第1セラミック
層2や第2セラミック層4が剥離することもなく高温時
の耐熱性に優れると共に、実用時の振動や衝撃での耐久
性にも優れる。
【0042】しかも、第1セラミック層2とこれに接す
る第2セラミック層4とが互いに強固に接合されるの
で、これら層2,4間に設置させる発熱体層3の占める
面積を大きくできる。その結果、発熱体層3を部分的に
発熱させて局所的に高精度な温度管理を実現できる。
【0043】また、このように、熱伝導性や耐久性に優
れ、且つ、発熱体層3の面積を大きくできるので、放熱
基材1を薄く形成でき、ひいては軽量でコンパクトなも
のを実現できる。さらに、上記発熱部5には従来のよう
なマイカ等を使わないので、マイカ等の剥がれによるホ
コリの発生がなく無塵でクリーンなものを実現できる。
【0044】以下に、上記セラミック塗装ヒータの製造
方法を説明する。図3は、この製造工程中における上記
無機質金属酸化物ゾルの分子配列状態を示した模式図で
ある。なお、この図3においては、無機質金属酸化物が
テトラアルコキシシランの場合を示し、図3中、1は上
記放熱基材、Mはこの放熱基材1の構成金属を示す。
【0045】(1)まず、上記放熱基材1上に無機質金
属酸化物ゾルを塗布する。このとき、上記無機質金属酸
化物ゾルは、上記式(I)で示すオルガノアルコキシシ
ランや上記式(II)で示す金属アルコキシドの1種ま
たは2種以上、あるいはこれら物質の1種以上の混合物
に、所望の溶剤を添加して調整される。
【0046】なお、この無機質金属酸化物ゾルの調整の
際に、カラー化、厚膜化または絶縁性の向上などを目的
として適宜に上記充填剤を添加してもよい。そして、こ
の無機質金属酸化物ゾルを上記放熱基材1上に塗布する
には、スプレー方式、浸せき方式、ロールコート方式、
ディッピング方式、印刷方式など公知の方法が用いられ
る。このときの塗膜の厚さは、おおよそ5μm〜300
μmの範囲で形成し、この層厚が上記第1セラミック層
2の厚さに対応することとなる。また、上記放熱基材1
として、アルミニウム板を使用する場合は、上記無機質
金属酸化物ゾルの塗布面を予めブラスト処理して大気中
に数日間放置し、その表面に数ミクロンオーダの厚さの
酸化皮膜を形成させてから上記無機質金属酸化物ゾルを
塗布するようにしてもよい。そうすることで、上記無機
質金属酸化物からなる第1セラミック層2が放熱基材1
表面により一層強固に密着したものが得られる。
【0047】(2)次に、上記放熱基材1への塗布後の
上記無機質金属酸化物ゾルを乾燥させ、上記無機質金属
酸化物のみで構成された第1セラミック層2(第1層)
を形成する。この乾燥過程において上記無機質金属酸化
物ゾルは、図3(a)〜(d)に示すように変化する。
すなわち、放熱基材1上に塗布された無機質金属酸化物
ゾル中の無機質金属酸化物(図3中、Si(OR)4
は、放熱基材1表面上で図3(a)に示すように分子配
列される。そして、乾燥が進行すると、図3(b)に示
すように、無機質金属酸化物ゾル中の置換水酸基の加水
分解反応が起こってゲル化する。続いて、乾燥が進行す
るに従って、図3(c)(d)に示すように、縮重合反
応が起こって上記無機質金属酸化物の強力な三次元結合
(Si−O−Si)を形成し、このような無機質金属酸
化物のみで構成する上記第1セラミック層2が形成され
る。
【0048】このようにして形成された無機質金属酸化
物からなる第1セラミック層2は、いわゆるゾル−ゲル
法にて形成されるので、層中にピンホールが形成される
こともなく上記放熱基材1に強固に密着したものとな
る。
【0049】なお、上記乾燥工程は、自然乾燥でもよい
し、80℃〜200℃の温度下で加熱乾燥してもよい。
つまり、加熱乾燥すると、上記無機質金属酸化物ゾルの
ゲル化、無機質化(セラミック化)が短時間で行われる
こととなる。ここで、上記温度条件が80℃未満となる
と、常温下での乾燥と大差なく上記ゲル化、無機質化の
進行が行われる一方、200℃を超えると、上記無機質
金属酸化物ゾルの組成成分が乾燥途中で燃焼してしま
い、加水分解反応、縮重合反応が行われずに良質のセラ
ミック層が形成されなくなるおそれがある。
【0050】(3)次に、上記第1セラミック層2上に
所定パターンを有する箔状発熱素子を設置し、第2層と
しての発熱体層3を形成する。この発熱体層3の形成に
は、プラズマジェット溶射、印刷、あるいはエッチング
法などが用いられる。そして、上記発熱体層3の厚さと
なる箔状発熱素子の厚さは、おおよそ10μm〜200
μmの範囲で形成される。
【0051】(4)次に、上記第1セラミック層2を形
成した場合と同様に、この第2層の発熱体層3を覆って
全面に上記無機質金属酸化物ゾルを塗布し、この塗布後
の無機質金属酸化物ゾルを乾燥させて第3層として第2
セラミック層4を形成する。従って、この第2セラミッ
ク層4は、上記箔状発熱素子上およびこの箔状発熱素子
のパターン間に露出する上記第1セラミック層2上に強
固に密着したものとなる。
【0052】また、放熱基材1の放熱面側(発熱部5を
形成しない面側)における耐熱保護膜7は(図1を参
照。)、この第2セラミック層4の形成に際して放熱基
材1全体に上記無機質金属酸化物ゾルを塗布してこの第
2セラミック層2の形成と同時に形成される。ただし、
上記耐熱保護膜7は、上記第1セラミック層2の形成と
同時に形成してもよいし、上記第1セラミック層2の形
成と上記第2セラミック層4の形成の2回にわたって形
成するようにしてもよく、あるいは、これら第1セラミ
ック層2、第2セラミック層4の形成とは別に形成する
ようにしてもよい。
【0053】以上により、上記放熱基材1、上記第1セ
ラミック層2、上記発熱体層3および上記第2セラミッ
ク層4が互いに強固に密着して一体化される。つまり、
放熱基材1の片面側に発熱部5が略完全に一体化され
る。
【0054】このように、上記方法は、要するに、放熱
基材1上に無機質金属酸化物ゾルを塗り込んで行く過程
中で箔状発熱素子(発熱体層3となる。)を介在させる
だけなので、製造工数が非常に少なくて済む。そのた
め、従来の如く絶縁層200,400間に箔状発熱素子
を介在させた発熱部500の形成工程(接着剤塗布、加
熱圧着など)や発熱部500を放熱基材100に貼り合
わせる工程が不要となり、製造自体が簡素化され、製造
工程も短くなる。
【0055】従って、上記実施の形態における製造方法
では、従来の製造方法よりも製造工程が簡素化されると
共に製造工程自体も短くなり、ひいては製造コストを低
減することができる。また、第1、第2のセラミック層
2,4は、いわゆるゾル−ゲル法にて形成されるので、
上記放熱基材1上に、上記第1セラミック層2、上記発
熱体層3および上記第2セラミック層4が互いに強固に
密着して一体化されたものを簡易かつ低コストに製造で
きる。
【0056】(5)そして最後に、上記第1セラミック
層2、上記発熱体層3、上記第2セラミック層4からな
る発熱部5上に、その熱反射膜形成面側を発熱部5側に
向けて熱反射板6を設置し(図1を参照。)、これをボ
ルトにて放熱基材1に固定させる。以上(1)〜(5)
の工程を経ると、図1、図2に示す、セラミック塗装ヒ
ータが完成する。
【0057】なお、上記実施の形態における製造方法に
おいては、放熱基材1上に塗布した無機質金属酸化物ゾ
ルの乾燥後に、発熱体層3や第2セラミック層4を形成
するが、放熱基材1上に塗布した無機質金属酸化物ゾル
が乾燥するまでのウエットな状態で箔状発熱素子(発熱
体層となる。)を設置し、続けてこの箔状発熱素子の上
から無機質金属酸化物ゾルを塗布し、この後に、乾燥す
るようにしてもよい。そうすると、乾燥工程が最後の1
回だけで済み、さらなる製造工数の低減が行える。しか
も、得られた発熱部は、箔状発熱素子からなる発熱体層
が上記無機質金属酸化物からなるセラミック層中に埋設
された構造となり、発熱体層がこのセラミック層中によ
り一層強固に保持されたものとなる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によると、以下の効
果がある。 (1)セラミック塗装ヒータにおける効果 放熱基材、第1層のセラミック層、第2層の発熱体層に
おける各層間の密着性が高いので、上記発熱体層から上
記放熱基材への熱伝導性に優れる。その結果、発熱体層
での消費電力が少なくなって省エネを実現できる。
【0059】発熱体層が第1層と第3層のセラミック層
間に強固に保持されるので、実用時に発熱体層が熱膨張
しても第1層や第3層のセラミック層が剥離することも
なく高温時の耐熱性、さらには実用時の振動や衝撃での
耐久性に優れる。
【0060】しかも、第1層のセラミック層とこれに接
する第3層のセラミック層が互いに強固に接合されるの
で、第1層と第3層のセラミック層間に設置する発熱体
層の占める面積を大きくできる。その結果、発熱体層を
部分的に発熱させて局所的に高精度な温度管理を実現で
きる。熱伝導性や耐久性に優れ、且つ、発熱体層の面積
を大きくできるので、放熱基材を薄くでき、ひいては軽
量でコンパクトなものを実現できる。ホコリの発生がな
いので、無塵でクリーンなものを実現できる。
【0061】(2)セラミック塗装ヒータの製造方法に
おける効果 製造工程が簡素化されると共に製造工程自体も短くな
り、ひいては製造コストも低減することができる。
【0062】第1層および第3層のセラミック層は、い
わゆるゾル−ゲル法にて形成されるので、上記放熱基材
上に、上記第1層のセラミック層、上記第2層の発熱体
層および上記第3層のセラミック層が互いに強固に密着
して一体化されたものを簡易かつ低コストに製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるセラミック塗装ヒー
タを示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態によるセラミック塗装ヒー
タの一部を切り欠いた平面図である。
【図3】上記セラミック塗装ヒータにおける第1セラミ
ック層形成過程を分子レベルで説明するための模式図で
ある。
【図4】従来のヒータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 放熱基材 2 第1セラミック層(第1層) 3 発熱体層(第2層) 3a,3b 電気入力端子 4 第2セラミック層(第3層) 5 発熱部 6 熱反射板 7 耐熱保護膜 8 熱線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 栄市 大阪市都島区高倉町二丁目3番15号 服部 ヒーティング工業株式会社内 (72)発明者 大中 隆 大阪市淀川区三国本町三丁目9番39号 株 式会社日本アルミ内 (72)発明者 金 貞夏 大韓民国江原道原州市文幕邑▲ばん▼渓里 五−三 大韓ファインセラミック株式会社 内 Fターム(参考) 3K034 AA02 AA15 AA22 BA06 BB06 BB14 BC17 FA13 FA20 FA21 FA29 FA30 JA01 JA10 3K092 QA05 QB02 QB31 QB45 QB62 QB74 RF03 RF11 RF19 RF27 SS12 SS17 SS18 SS24 SS48 TT30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層間に発熱素子を設置した発熱部
    を、放熱基材の片面側に備えたヒータであって、 上記発熱部として、 上記放熱基材上に無機質で構成する第1層としてセラミ
    ック塗装により形成されたセラミック層と、 この第1層のセラミック層上に第2層として設置された
    所定パターンを有する箔状発熱素子からなる発熱体層
    と、 この第2層の発熱体層上に無機質で構成する第3層とし
    てセラミック塗装により上記箔状発熱素子上およびこの
    箔状発熱素子のパターン間に露出する上記第1層のセラ
    ミック層上に形成されたセラミック層とを備えることを
    特徴とするセラミック塗装ヒータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセラミック塗装ヒータ
    において、 上記第1層と上記第3層の各セラミック層の厚さが、5
    μm〜300μmであることを特徴とするセラミック塗
    装ヒータ。
  3. 【請求項3】 絶縁層間に発熱素子を設置した発熱部
    を、放熱基材の片面側に備えたヒータであって、 上記発熱部として、 上記放熱基材上に無機質で構成する層としてセラミック
    塗装により形成されたセラミック層と、 このセラミック層中に埋設された所定パターンを有する
    箔状発熱素子からなる発熱体層とを備えることを特徴と
    するセラミック塗装ヒータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のセ
    ラミック塗装ヒータにおいて、 上記発熱体層の厚さが、10μm〜200μmであるこ
    とを特徴とするセラミック塗装ヒータ。
  5. 【請求項5】 放熱部材の片面側に、絶縁層間に発熱素
    子を設置した発熱部を形成するヒータの製造方法であっ
    て、 上記放熱基材上に、無機質金属酸化物ゾルを塗布し、こ
    の塗布後の上記無機質金属酸化物ゾルを乾燥させて無機
    質で構成する第1層としてのセラミック層を形成し、 この第1層のセラミック層上に所定パターンを有する箔
    状発熱素子を設置し、第2層としての発熱体層を形成
    し、 この第2層の発熱体層を覆って全面に上記無機質金属酸
    化物ゾルを塗布し、この塗布後の上記無機質金属酸化物
    ゾルを乾燥させて無機質で構成する第3層としてのセラ
    ミック層を形成することを特徴とするセラミック塗装ヒ
    ータの製造方法。
  6. 【請求項6】 放熱部材の片面側に、絶縁層間に発熱素
    子を設置した発熱部を形成するヒータの製造方法であっ
    て、 上記放熱基材上に、無機質金属酸化物ゾルを塗布し、こ
    の塗膜がウエットな状態のまま塗膜上に所定パターンの
    箔状発熱素子を設置し、 続けて、この箔状発熱素子を覆って上記無機質金属酸化
    物ゾルを塗布し、この塗布後の上記無機質金属酸化物ゾ
    ルを乾燥させて無機質で構成するセラミック層を形成
    し、このセラミック層中に上記箔状発熱素子を埋め込み
    形成することを特徴とするセラミック塗装ヒータの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のセラミック塗
    装ヒータの製造方法において、 上記無機質金属酸化物ゾルの乾燥工程は、80℃〜20
    0℃の温度で加熱乾燥するようにしたことを特徴とする
    セラミック塗装ヒータの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載のセ
    ラミック塗装ヒータの製造方法において、 上記無機質金属酸化物ゾルは、 下記式(I)のオルガノアルコキシシランの1種又は2
    種以上を含む混合物、 【化1】 (式(I)中、R1は炭素数が1〜10の有機基であ
    り、R2は炭素数が1〜5のアルキル基又は炭素数が1
    〜4のアシル基であり、nは0,1,2のいずれかの整
    数である。) 又は、下記式(II)の金属アルコキシドの1種又は2
    種以上を含む混合物、 【化2】 (式(II)中、Mはチタン、ジルコニウム、アルミニ
    ウムのいずれかの金属であり、R3は炭素数が1〜4の
    アルキル基であり、nはMがチタン又はジルコニウムの
    場合は0で、Mがアルミニウムの場合は1である。) 又は、上記式(I)のオルガノアルコキシシランの1種
    以上と、上記式(II)の金属アルコキシドの1種以上
    とを含む混合物であることを特徴とするセラミック塗装
    ヒータの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017117525A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 京セラ株式会社 ヒータ
KR20190035889A (ko) * 2016-09-26 2019-04-03 헤레우스 노블라이트 게엠베하 적외선 패널 라디에이터

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