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JP2002267810A - 光強度変換素子及び光学装置 - Google Patents

光強度変換素子及び光学装置

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Publication number
JP2002267810A
JP2002267810A JP2002012067A JP2002012067A JP2002267810A JP 2002267810 A JP2002267810 A JP 2002267810A JP 2002012067 A JP2002012067 A JP 2002012067A JP 2002012067 A JP2002012067 A JP 2002012067A JP 2002267810 A JP2002267810 A JP 2002267810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light intensity
conversion element
curved surface
intensity distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002012067A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Tawa
文博 田和
Shinya Hasegawa
信也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002012067A priority Critical patent/JP2002267810A/ja
Publication of JP2002267810A publication Critical patent/JP2002267810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光強度変換素子及び光学装置に関し、所定の
光強度分布を所望の光強度分布に変換することができ、
よって波面収差を小さくでき、ビームのスポット径を小
さくできるようにすることを目的とする。 【解決手段】 中心軸線に対して横方向に延びる第1の
曲面表面16と、該中心軸線に対して横方向に延びる第
2の曲面表面18と、該第1の曲面表面と該第2の曲面
表面との間に延びる外周面20とを有するボディ14で
構成され、該第1及び第2の曲面表面の一方は中央付近
に少くともへこみ面形状を有し、他方は中央付近に少く
とも突面形状を有し、入射光及び出射光の少なくとも一
方は発散光及び/又は収束光であり、ガウス型光強度分
布をもつ入射光が中央部の光強度が低くかつ周辺部の光
強度が高い光強度分布をもつ出射光に変換される構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入射光の光強度分布
を変換して出射することのできる光強度変換素子及びそ
のような光強度変換素子を用いた光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光記憶装置で用いる光学系は、レーザ光
源と、コリメートレンズと、対物レンズとを備えてい
る。そのような光学系では、光ディスク装置の高密度化
のため、ビームのスポット径をより一層小さくすること
が要求され、また転送速度の改善のために光量をより一
層増大することが要求されている。
【0003】スポット径を小さくするために、これまで
の光学系では、対物レンズの高NA化、又はレーザ波長
の短波長化の努力がされてきた。ところが、対物レンズ
の高NA化は収差の発生が大きくなる傾向がある。ま
た、レーザ波長の短波長化は、レーザ光源の問題であっ
て、光ディスク装置の改善で行えることではない。光量
の増大については、これもまた高出力レーザの開発を待
つ必要がある。
【0004】ところで光学理論において光線束を集光す
るとき、ガウス型光強度分布をしている光線束よりも均
一な光強度分布をしている光線束の方が、スポット径を
小さくでき、回折限界に近いスポット径を得ることがで
きる知られている。この効果は、同じNAの対物レンズ
を用いた場合、使用しているレーザの波長より数十nm
短いレーザを使用してスポット径を得ることと同等であ
る。
【0005】しかし一般に光線束の波面上の光強度分布
はガウス型をしているため、対物レンズに入射する光線
束の開口が制限され、光線束のうちの略均一とみなせる
光軸近傍の領域の光だけを対物レンジに入射させること
で、可能な限りスポット径を小さくする努力がされてい
る。これは当然ながら開口径外の光量は利用しないた
め、光源からの光の利用効率は低くなる。また光の利用
効率を高めるために均一とみなせない領域まで開口径を
広げると、ビームのスポット径は均一な光強度分布の場
合より太くなる。このように、一般に光学系の光強度均
一性と光量損は二律背反的な関係にあった。
【0006】そこで、本願の先願である特願平10−5
7003号は、ガウス型の光強度分布をもった平行光を
均一な光強度分布をもった平行光に変換する光強度変換
素子を提案した。この光強度変換素子は、レーザ光源
と、コリメートレンズと、対物レンズとからなる光ディ
スク装置において、コリメートレンズと対物レンズとの
間に配置されることができる。それによって、対物レン
ズは、均一な光強度分布をもった平行光を受け、小さな
スポット径を実現することができる。しかし、この光強
度変換素子は、光ディスク装置の追加部品となってい
た。
【0007】特開昭63−188115号公報は2枚の
レンズを用いてガウス型の光強度分布を有する光束を均
一な光強度分布を有する光束に変換できるビーム成形光
学装置を開示している。この従来技術では、2枚のレン
ズともに正弦条件を満たさないように構成していたが、
そうすると製造の加工公差が大きい。そこで、一方のレ
ンズが正弦条件を満たさず、他方のレンズが正弦条件を
満たすようにして、製造の加工公差を低減するようにし
ている。しかし、この従来技術では、球面収差を利用し
て光強度分布を変換しているので、最終的に波面収差の
発生は避けられず、光ディスク装置などに用いる微小光
学系の部品としては適していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、所定
の光強度分布を所望の光強度分布に変換することがで
き、よって波面収差を小さくでき、ビームのスポット径
を小さくできる光強度変換素子及びそのような光強度変
換素子を用いた光学装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光強度変換
素子は、入射光及び出射光の少なくとも一方が発散光又
は収束光であるもののために使用される光強度変換素子
であって、中心軸線に対して横方向に延びる第1の曲面
表面と、該中心軸線に対して横方向に延びる第2の曲面
表面と、該第1の曲面表面と該第2の曲面表面との間に
延びる外周面とを有するボディで構成され、該第1及び
第2の曲面表面の一方は中央付近に少くともへこみ面形
状を有し、該第1及び第2の曲面表面の他方は中央付近
に少くとも突面形状を有し、該ボディは、光が該第1の
曲面表面から該第2の曲面表面を通過した際に受ける屈
折により、ガウス型光強度分布をもつ入射光が中央部の
光強度が低くかつ周辺部の光強度が高い光強度分布をも
つ出射光に変換されるように構成されることを特徴とす
るものである。
【0010】本発明による光学装置は、光源と、入射光
及び出射光の少なくとも一方が発散光又は収束光である
もののために使用される光変換素子とを備え、該光変換
素子は、中心軸線に対して横方向に延びる第1の曲面表
面と、該中心軸線に対して横方向に延びる第2の曲面表
面と、該第1の曲面表面と該第2の曲面表面との間に延
びる外周面とを有するボディで構成され、該第1及び第
2の曲面表面の一方は中央付近に少くともへこみ面形状
を有し、該第1及び第2の曲面表面の他方は中央付近に
少くとも突面形状を有し、該ボディは、光が該第1の曲
面表面から該第2の曲面表面を通過した際に受ける屈折
により、ガウス型光強度分布をもつ入射光が中央部の光
強度が低くかつ周辺部の光強度が高い光強度分布をもつ
出射光に変換されるように構成されることを特徴とする
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の第1実施例による光強度変換素子
10を示し、図2は図1の光強度変換素子10に類似す
る光強度変換素子10及びそれを通る複数の微小な光路
を示す図である。
【0012】図1及び図2において、光強度変換素子1
0は、中心軸線12を有する透明なボディ14からな
る。ボディ14は等方性屈折率を有する透明な材料(例
えばガラス)で作られている。ボディ14は、中心軸線
12に対して横方向に延びる第1の曲面表面16と、第
1の曲面表面16の反対側にあって同様に中心軸線12
に対して横方向に延びる第2の曲面表面18と、第1の
曲面表面16と第2の曲面表面18との間に延びる外周
面20とを有する。
【0013】図1及び図2においては、A点は発光点を
示し、B点は第1の曲面表面16への入射点を示し、C
点は第2の曲面表面18からの出射点を代表的に示す。
発光点Aを通るZ軸を光軸とし、紙面に平行な方向をY
軸、紙面に垂直な方向をX軸としている。Tは光軸上の
光強度変換素子10の厚さ、Lは光強度変換素子10中
の特定の光路の長さである。発光点Aは例えばレーザで
あって、Z軸に回転対称なガウス型光強度分布22を有
する発散光を放射する。光強度変換素子10はZ軸に回
転対称な形状をした屈折率nの光学素子である。図2に
おいては、発光点Aと光強度変換素子10との間にZ軸
に垂直に屈折率n′の平行平板26を配置している。こ
の平行平板26はレーザのカバーグラスとして使用可能
である。
【0014】第1の曲面表面16は概略浅くて丸い凹面
であり、第2の曲面表面18は概略丸い凸面である。第
1及び第2の曲面表面16、18の傾きはそれぞれボデ
ィ14の中心部から半径方向外方にいくに従ってゼロか
ら次第に大きくなり、ある値に達するとそれから次第に
小さくなっていく。すなわち、第1及び第2の曲面表面
16、18は傾きに変曲点を有する(後で説明する図5
参照)。
【0015】この光強度変換素子10は、第1の曲面表
面16及び第2の曲面表面18における屈折により、出
射光の光強度分布が入射光の光強度分布とは異なるよう
になっている。実施例においては、ガウス型光強度分布
22を有する発散光が第1の曲面表面16からボディ1
4に入射し、ボディ14を通過した光は均一な光強度分
布24を有する平行光として第2の曲面表面18から出
射するようになっている。
【0016】第2の曲面表面18の傾きはC点から出射
する光線がZ軸と平行に進行するように決められてい
る。また発光点Aから、C点の先にあってZ軸に垂直な
面28までの光線光路長が微小な光路ごとに等しくなる
ようにしている。従って、このこの光強度変換素子10
は発光点Aの光の光強度分布を変更するだけでなく、コ
リメートレンズの働きもする。
【0017】光強度変換素子10の入射開口径がWaで
示され、出射開口径がWbで示されている。発光点Aの
入射開口径Waに対する放射角がθで示されている。光
強度変換素子10の設計においては、ガウス型光強度分
布22を有する発散光について、入射開口径Wa(放射
角θ内)内の全光量Qを求める。全入射光量と全出射光
量とは等しいので、出射光が均一な光強度分布をもつた
めに、出射光の強度をI0 とすると、Q=I0 ×π(W
b/2)2 になる。すなわち、入射開口径Wa内の全光
量を必要とする出射開口の面積で割って出射光の強度を
0 を得る。出射光が均一な光強度分布になると、光利
用効率を最も高くできる。
【0018】ここで第1及び第2の表面16,18の設
計について説明すると、入射光について、放射角θを例
えばθ/kずつk個に分割した同心円状の領域ΔI1
ΔI 2 、〜ΔIk を形成し、それぞれの同心円状の領域
について光量Q1 、Q2 、〜Qk を求める。それから、
出射光について、光量Q1 、Q2 、〜Qk と同じ光量を
有する同心円状の領域ΔO1 、ΔO2 、〜ΔOk を求め
る。例えば入射側の領域ΔIk に対する出射側の領域Δ
k の半径rk は、Qk =I0 ×π(rk 2 −rk-1 2
により求められる。
【0019】図3は図1及び図2の部分拡大図である。
ここでは、図2の平行平板26は省略してあるが、平行
平板26があってもその分を考慮に入れて同様に計算で
きることは明らかであろう。まず、発光点Aから光強度
変換素子10までの距離Fと、光強度変換素子10の厚
さTを、データの蓄積及び試験に基づいて定める。発光
点Aから中心軸線12に対して角度θ/kをなす直線3
0を引き、直線30と距離Fにおいて中心軸線12に垂
直な直線32との交点をB1 とする。距離F+Tにおい
て中心軸線12に垂直な直線34と半径r1 に相当する
直線36の交点をC1 とする。点B1 と点C1 を結ぶ直
線38を引く。
【0020】点B1 を通り、直線30が入射光の光路と
なり、直線38が屈折光の光路となるように、第1の曲
面表面16の微小部分の傾き161 を求める。それか
ら、点C1 を通り、直線38が入射光の光路となり、直
線36が屈折光の光路となり且つ中心軸線12と平行に
なるように、第2の曲面表面18の微小部分の傾き18
1 を求める。
【0021】次に、前の計算と同様に、発光点Aから中
心軸線12に対して角度2θ/kをなす直線40を引
き、点B2 を求め、そして、半径r1 +r2 に相当する
直線42を引き、点C2 を求め、点B2 と点C2 を結ぶ
線44を引く。そして、点B2を通る第1の曲面表面1
6の微小部分の傾き162 、及び点C2 を通る第2の曲
面表面18の微小部分の傾き182 を求める。ここで注
意すべきは、点B2 は必ずしも直線32上にあるのでは
なく、傾き161 と傾き162 とが滑らかに連続するよ
うに決められる。同様に、点C2 は傾き181 と傾き1
2 とが滑らかに連続するように決められる。従って、
このような計算を繰り返すことにより、第1の曲面表面
16及び第2の曲面表面18の形状を計算することがで
きる。
【0022】前に定めた、発光点Aから光強度変換素子
10までの距離Fと、光強度変換素子10の厚さTと
は、異なる放射角の光線に対して(Z軸に垂直な面28
までの)光線光路長を等しくする条件と、出射光を平行
光にするC点の傾きの条件と、B点側とC点側とが連続
する曲面となる条件とから計算できる。また、得られた
結果から、距離Fと厚さTとを変えて、再計算し、所望
の条件により適合するようにすることができる。
【0023】このようにして得られた結果の一例が微小
な放射角ごとの光路とともに図2に示されている。出射
側の第2の曲面表面18側では、光軸付近の中心部の光
線間隔は広がり、周辺部での光線間隔は密になる。光強
度変換素子10の形状は、発光点Aと素子10の距離
F、素子10の厚さT、及び出射開口径Wbによってか
なり変わる。これについては図9から図12を参照して
後で説明する。
【0024】図4は図2に示された光強度変換素子10
の第1及び第2の曲面表面16、18の形状を示す図で
ある。半径はX軸方向又はY軸方向の位置に相当する。
図5は図4の第1及び第2の曲面表面16、18の傾き
をプロットした図である。第1の曲面表面16は傾きの
変曲点Pをもち、第2の曲面表面18は傾きの変曲点Q
をもつことが分かる。図4にも、これらの変曲点P、Q
に相当する点がP、Qで示されている。光強度分布を変
換しながら、発散性の入射光を平行光として出射する光
強度変換素子10では、第1及び第2の曲面表面16、
18は傾きに変曲点P、Qをもつ。後で説明する例にお
いても、第1及び第2の曲面表面16、18は傾きに変
曲点をもつ。なお、本発明では、傾きに変曲点をもつ表
面形状にかえて、ボディ14が屈折率分布をもつように
形成してもよい。
【0025】図6はレンズにおける正弦法則を示す図で
ある。図6の(A)において、Z軸は光軸方向であり、
Z軸上にある物点A点から角度θ0 で放射した光線は、
B点で素子46に入射し、屈折、偏向され、距離Lだけ
素子46内を通過後、C点で屈折、偏向されて出射し、
角度θ1 でZ軸上にあるD点で結像する。このときのA
点は物焦点であり、D点は像焦点である。
【0026】A点で放射した光線の光強度分布がZ軸に
対称としたとき、種々の角度θ0 で放射した光線の横倍
率値を連続的に変更することで、出射光の光強度分布を
入射光の光強度分布と異なるように変換することができ
る。ここで、入射側の媒体の屈折率はnであり、出射側
の媒体の屈折率はn′であるとすると、横倍率値βは、
β=(nsin θ0 )/(n′sin θ1 )である。従来、
コリメータレンズは正弦条件を満たすように作られてい
たが、本発明では、コリメータレンズとして使用可能な
光強度変換素子10はわざと正弦条件を満たさないよう
に作られていいるのである。
【0027】また、図6(B)に示すように、物点が無
限遠の場合、Z軸に平行に入射する光線の光線高さをh
とし、焦点距離をfとすると、f=h/(n′sin θ
1 )である。像点におけるh/sinθ1 値を変更する
ことで入射点の光強度分布と異なる光強度分布に変換す
る。いずれの場合においても、異なる角度で物点から放
射した光線の像点までの光学距離の差は、レイリー極限
値以下にするように距離LとA点とB点の屈折角を選
び、素子表面を連続的にしている。
【0028】本発明による光強度変換素子10によれ
ば、所定の光強度分布を任意の連続的な光強度分布に変
換でき、軸ずれや厚さなどの加工誤差による波面収差量
を小さくできる。また、レンズ作用をもたせることによ
り、コリメータレンズ等の代用ができることから、光学
装置の部品点数を削減できる。光強度変換素子10のボ
ディ14を等方性屈折率をもつようにすることにより光
軸に対して対称にでき、屈折で強度分布を変更すること
から吸収や反射損失を最小限にでき、各光線間の光線光
路長を同等にする設計としていることから、スポット径
を回折限界まで絞ることができる。
【0029】図7は図1及び図2の光強度変換素子10
を含む光ディスク50を示している。光ディスク50
は、レーザ光源52と、コリメートレンズ54と、対物
レンズ56とを備えている。コリメートレンズ54は図
1から図3を参照した説明した光強度変換素子10によ
り構成されている。この場合の利点は上記した通りであ
る。レーザ光源52は典型的にガウス型光強度分布を有
する発散光を出射する。レーザ光源52から放射された
レーザ光は、光強度変換素子10からなるコリメートレ
ンズ54によって均一な光強度分布を有する平行光に変
換され、対物レンズ56によって絞られてディスク58
に入射する。従って、対物レンズ56はより小さなスポ
ット径と、より多くの光量の光でディスク58をスキャ
ンすることができる。
【0030】図8は同様に光強度変換素子10を含む光
ディスク50を示している。光ディスク50は、レーザ
光源52と、コリメートレンズ54と、対物レンズ56
とを備えている。対物レンズ56は後で説明する光強度
変換素子10により構成されている。対物レンズ56は
より小さなスポット径と、より多くの光量の光でディス
ク58をスキャンすることができる。
【0031】図9から図12は、図1から図3の光強度
変換素子10の変形例を示す図である。これらの例は、
発光点Aと光強度変換素子10の距離F、及び光強度変
換素子10の厚さTを変えたときの光強度変換素子10
の形状を示している。図9(A)から(C)は、厚さT
が一定で、距離Fを変えたとの光強度変換素子10の形
状を示している。平行平板26の厚さは1mmであっ
た。光強度変換素子10の形状は、発行点Aと素子10
の距離Fによって異なる。距離Fが小さいほど第1及び
第2の曲面表面16、18の湾曲は大きくなる。
【0032】図10(A)から(C)は、距離Fが一定
で、厚さTを変えたとの光強度変換素子10の形状を示
している。平行平板26の厚さは1mmであった。光強
度変換素子10の形状は、光強度変換素子10の厚さT
によって異なる。厚さTが小さいほど第1及び第2の曲
面表面16、18の湾曲は大きくなる。図11(A)か
ら(B)は、発光点Aと光強度変換素子10の距離F及
び光強度変換素子10の厚さTが一定で、出射開口径W
bが異なる例を示す図である。この例では、Fは8.0
mm、Tは3.5mmであった。図11(A)における
出射開口径Wb1は3mm、図11(B)における出射
開口径Wb2は4mmであった。なお、発光点Aの入射
開口Waに対する半値全角αはともに18度であった。
なお、図9及び図10の例においても、半値全角αは1
8度であった。このように光強度変換素子10の形状に
ある程度自由度をもたせることができるので、製造精度
や、使用する光学系に最適な光強度変換素子10の形状
を得ることができる。
【0033】図12(A)から(C)は光強度変換素子
10のさらなる変形例を示す図である。図12(C)は
発光点Aの発光特性を示す図である。この実施例では、
発光点Aは、X軸を長軸とし、Y軸を短軸とした楕円型
光強度分布をもつ。この場合、光強度変換素子10のX
軸方向の出射開口径Wb1、及びY軸方向の出射開口径
Wb2が互いに等しいとすれば、光強度変換素子10の
形状は、図12(A)に示されるX軸方向の断面の形状
と、図12(B)に示されるY軸方向の断面の形状とは
異なる。こうすることによって、楕円型光強度分布をも
つ入射光に対して、真円状の均一な光強度分布をもつ平
行光を出射することができる。
【0034】図13(A)、(B)は、発光点Aが楕円
型光強度分布をもつ場合、光強度変換素子10の形状を
Z軸について回転対称とすることにより、出射光のX軸
方向の光強度分布とY軸方向の光強度分布とを互いにこ
となるようにすることができる。例えば、図13(A)
では、X軸方向の光強度分布は均一であるが、Y軸方向
の光強度分布はドーム状にすることができる。図13
(B)では、Y軸方向の光強度分布は均一であるが、X
軸方向の光強度分布はボール状になる。
【0035】図14の(A)、(B)、(C)は、変換
された光強度分布の種々の例を示す図である。図14
(A)は円筒状の形体であらわされる均一な光強度分布
である。図14(B)は円筒状の形体に円錐状の形体を
組み合わせた中央部で特に強度が高い光強度分布であ
る。図14(B)は円錐状の形体の光強度分布である。
本発明では、このように種々の光強度分布をもつ出射光
を得ることのできる光強度変換素子10を得ることがで
きる。
【0036】上記実施例は、光強度変換素子10は、波
面上でガウス型光強度分布をした発散光を均一な光強度
分布をもつ平行光に変換するするコリメート型素子であ
ったが、図15に示される光強度変換素子10は、波面
上でガウス型光強度分布をした平行光を波面上で均一な
光強度分布をもつ収束光に変換する対物レンズ型素子で
ある。このような光強度変換素子10も、図1から図3
を参照して説明したような手順で製作することができ
る。また、このような光強度変換素子10は図8の対物
レンズ56として使用することができる。
【0037】上記実施例では、波面収差がレイリー極限
値以下となるように素子形状を決めたが、回折限界まで
絞らないような光学系においても、光強度分布を変換す
る素子の作製に有効であることは述べるまでもない。ま
た、上記実施例では、光強度変換素子10は、単体とし
て構成されていたが、図16に示されるように、2個
(又はそれ以上)の構成要素10a、10bで光強度変
換素子10を構成すると、波面収差を小さくするために
光強度変換素子10全体としての厚さTは比較的に大き
いが、各構成要素10a、10bの厚さが薄くなり、再
策上有利である。また各構成要素10a、10bの片面
を平面にすることで製造誤差を小さくでき、また平面に
よる収差を利用することで組み立て誤差も小さくするこ
とができる。また、2個の構成要素10a、10b間の
間隔を変えることよって、光強度分布を変えることがで
きる。
【0038】図17は、光源52と、光強度変換素子1
0で構成されたコリメートレンズ54と、対物レンズ5
6を用いた光ディスク装置50の実施例を示す図であ
る。対物レンズ56はホルダ56aに支持されている。
この実施例によれば、対物レンズ56はコリメートレン
ズ54(光強度変換素子10)からの均一な光強度分布
の平行な光の中に配置されているので、仮に対物レンズ
56の位置が56′で示されているようにずれても、対
物レンズ56の有効開口径(Wo)の位置ずれが光強度
変換素子10の出射開口径(Wb)内で起きるのであれ
ば、均一な光強度と所定の光量の光が対物レンズ56に
常に入射する。従って、対物レンズ56は所定の光量で
好ましい小さなスポット径を得ることができる。光学系
の組み立て精度及び対物レンズ56のシーク駆動精度を
大幅に緩和できる。
【0039】図18(A)、(B)は、光源52と、光
強度変換素子10と、コリメートレンズ54と、対物レ
ンズ(図示せず)とを備えた光ディスク装置50の実施
例を示す。この実施例では、光強度変換素子10は光源
52とコリメートレンズ54との間に配置されている。
光強度変換素子10は、入射する光束のNA又は広角を
変換し、且つ光強度分布を変更している。
【0040】図18(A)においては、光強度変換素子
10は、発散光が光強度変換素子10に入射し、発散光
がより大きな発散角で光強度変換素子10から出射する
ように構成されている。図18(B)においては、光強
度変換素子10は、発散光が光強度変換素子10に入射
し、発散光がより小さな発散角で光強度変換素子10か
ら出射するように構成されている。
【0041】コリメートレンズ54の焦点距離はfで示
されている。光源52とコリメートレンズ54との距離
は軸精度を維持するために短くできないことが多いが、
図18(A)、(B)の構成によって、あたかも光源5
2とコリメートレンズ54との距離を短くしたかのごと
く、コリメートレンズ54で取り込むことのできる光量
を増大することができる。従って、光利用率とビーム径
を改善することができる。
【0042】図19は、光源52(発光点A)と、透明
な平行平板27と、コリメートレンズ54(光強度変換
素子10)と、対物レンズ(図示せず)とを備えた光デ
ィスク装置50の実施例を示す。この実施例では、平行
平板27は光源52とコリメートレンズ54(光強度変
換素子10)との間に配置され、平行平板27は光軸に
対して傾けることができるように配置されている。平行
平板27を傾けることで対物レンズ後の結像点での波面
収差を補正するようになっている。
【0043】発光点Aの正しい位置がA0 にあり、平行
平板27の正しい位置が27′にあるとした場合、発光
点Aの位置がずれていると対物レンズ後の結像点での波
面収差が大きくなる。そこで、発光点Aの位置のずれに
応じて、光路長のずれ量を補正するように、平行平板2
7を傾けることで、対物レンズ後の結像点での波面収差
を補正することができる。
【0044】図20は光源62と光強度変換素子10と
を用いた照明装置60の実施例である。光源62は発光
ダイオード等の発光素子を2次元状に配置してなり、ハ
ニカム状の光強度変換素子10が発光素子の配置に対応
して配置される。各光強度変換素子10は発光素子の発
散光を受けて均一な光強度分布の光を出射する。多くの
光強度変換素子10が一平面内に配置されており、同平
面内で均一な分布の光を出射することができる。従っ
て、この照明装置は例えばディスプレイのバックライト
として使用され、光量損失なく所定方向に照度を上げる
ことができる。また均一な光強度分布であることから、
レンズ等で結像させても光源の点状分布にならないの
で、顕微鏡等の照明にLEDアレイ等を使用する場合に
利用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光強度変換素子は、任意の光強度分布の光を所望の光強
度分布の光に変換できることから、波面収差を小さくで
き、ビーム集光性やスポット形状を任意に設計すること
が可能になる。また、高出力光に強く、光量損失を減ら
すことができる。またこの光強度変換素子は、発散光を
平行光にするコリメートレンズや、平行光を収束光に変
換する対物レンズの代わりに使用できるので、光学装置
の部品点数を増加することなく、波面収差を小さくした
り、ビームのスポット形状を小さくなることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による光強度変換素子を示
す断面図である。
【図2】図1の光強度変換素子に類似する光強度変換素
子及びそれを通る複数の微小な光路を示す図である。
【図3】光強度変換素子の第1及び第2の曲面表面の決
定を説明する図である。
【図4】光強度変換素子の第1及び第2の曲面表面の形
状を示す図である。
【図5】図4の第1及び第2の曲面表面の傾きを示す図
である。
【図6】レンズにおける正弦法則を示す図である。
【図7】図1及び図2の光強度変換素子を含む光ディス
ク装置の例を示す図である。
【図8】光強度変換素子を含む光ディスク装置の他の例
を示す図である。
【図9】光強度変換素子の変形例を示す図である。
【図10】光強度変換素子の変形例を示す図である。
【図11】光強度変換素子の変形例を示す図である。
【図12】光強度変換素子の変形例を示す図である。
【図13】X軸方向とY軸方向とで異なった光強度分布
の例を示す図である。
【図14】光強度分布の他の例を示す図である。
【図15】光強度変換素子の変形例を示す図である。
【図16】光強度変換素子の変形例を示す図である。
【図17】光ディスク装置の変形例を示す図である。
【図18】光ディスク装置の変形例を示す図である。
【図19】光ディスク装置の変形例を示す図である。
【図20】光強度変換素子を含む照明装置の例を示す図
である。
【符号の説明】
10…光強度変換素子 12…中心軸線 14…ボディ 16…第1の曲面表面 18…第2の曲面表面 20…外周面 22…ガウス型光強度分布 24…均一な光強度分布 26…平行平板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光及び出射光の少なくとも一方が発
    散光又は収束光であるもののために使用される光強度変
    換素子であって、 中心軸線に対して横方向に延びる第1の曲面表面と、該
    中心軸線に対して横方向に延びる第2の曲面表面と、該
    第1の曲面表面と該第2の曲面表面との間に延びる外周
    面とを有するボディで構成され、該第1及び第2の曲面
    表面の一方は中央付近に少くともへこみ面形状を有し、
    該第1及び第2の曲面表面の他方は中央付近に少くとも
    突面形状を有し、 該ボディは、光が該第1の曲面表面から該第2の曲面表
    面を通過した際に受ける屈折により、ガウス型光強度分
    布をもつ入射光が中央部の光強度が低くかつ周辺部の光
    強度が高い光強度分布をもつ出射光に変換されるように
    構成されることを特徴とする光強度変換素子。
  2. 【請求項2】 第1の広角を有する発散光が該第1の広
    角とは異なる第2の広角を有する発散光に変換されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の光強度変換
    素子。
  3. 【請求項3】 光源と、入射光及び出射光の少なくとも
    一方が発散光又は収束光であるもののために使用される
    光変換素子とを備え、該光変換素子は、中心軸線に対し
    て横方向に延びる第1の曲面表面と、該中心軸線に対し
    て横方向に延びる第2の曲面表面と、該第1の曲面表面
    と該第2の曲面表面との間に延びる外周面とを有するボ
    ディで構成され、該第1及び第2の曲面表面の一方は中
    央付近に少くともへこみ面形状を有し、該第1及び第2
    の曲面表面の他方は中央付近に少くとも突面形状を有
    し、 該ボディは、光が該第1の曲面表面から該第2の曲面表
    面を通過した際に受ける屈折により、ガウス型光強度分
    布をもつ入射光が中央部の光強度が低くかつ周辺部の光
    強度が高い光強度分布をもつ出射光に変換されるように
    構成されることを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 第1の広角を有する発散光が該第1の広
    角とは異なる第2の広角を有する発散光に変換されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項3〜4のいずれかに記載の前記光
    学装置は、光記憶装置又は照射装置を含む光学装置。
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WO2004027769A1 (en) * 2002-09-19 2004-04-01 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical scanning device
JP5283101B1 (ja) * 2012-05-03 2013-09-04 ナルックス株式会社 光学素子

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