[go: up one dir, main page]

JP2002267684A - 半導体式力学量センサ - Google Patents

半導体式力学量センサ

Info

Publication number
JP2002267684A
JP2002267684A JP2001072606A JP2001072606A JP2002267684A JP 2002267684 A JP2002267684 A JP 2002267684A JP 2001072606 A JP2001072606 A JP 2001072606A JP 2001072606 A JP2001072606 A JP 2001072606A JP 2002267684 A JP2002267684 A JP 2002267684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor chip
semiconductor sensor
semiconductor
thermosetting adhesive
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001072606A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiya Ando
幸也 安藤
Tomohito Kunda
智仁 薫田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001072606A priority Critical patent/JP2002267684A/ja
Publication of JP2002267684A publication Critical patent/JP2002267684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付け後の日数経過による可撓性の熱硬化
性接着剤のクリープ現象によるセンサの基準値が変動し
てしまうのを防止できる構造を提供すること。 【解決手段】 図(b)に示されるように、複数個の樹
脂ビーズ18aを配合した熱硬化性接着剤19aによっ
て、半導体センサチップと台座とを接着する工程におい
て、梁部13を介して重錘部14を支持した側の半導体
センサチップと台座とを接着しないことを特徴としてい
る。このような接着方法を適用したことにより、半導体
センサチップと台座とを接着する工程における熱硬化性
接着剤19aの収縮によって、梁部13が接続した側の
半導体センサチップの枠部12が変形することはない。
よって、熱硬化性接着剤19aのクリープ現象に起因し
た歪みが梁部13に伝播するのが抑制され、接着工程後
の日数経過による基準値の変動量を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体式力学量セ
ンサに関するもので、特にその基準が変動してしまうの
を防止できる特性変動低減構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来、半導体式力学量センサとして、特開
平10−123166号公報に開示されているように、
梁部に設けられた抵抗要素のピエゾ抵抗効果を利用して
加速度(力学量)を検知できるように構成された半導体
式加速度センサがある。
【0003】ここで、この半導体式加速度センサについ
て、図9及び図10を用いて簡単に説明する。尚、図1
0は、図9における半導体センサチップ1部分のB矢視
図である。
【0004】まず、図10に示されるように、半導体セ
ンサチップ1は、枠部2の内側において対称に配置され
た4本の梁部3を介して、重錘部4を両持ち状に支持し
た形態となっており、各梁部3には、印加した加速度に
応じてその抵抗値が変化する抵抗要素(図示せず)が2
個ずつ形成されている。
【0005】これら梁部3は、半導体センサチップ1に
加速度が印加したとき大きな歪みが発生する部分である
ため、梁部3に抵抗要素を形成したことにより、印加し
た加速度を検知することができる。
【0006】また、図9に示されるように、半導体セン
サチップ1は、可撓性接着剤9aにより枠部2を介して
台座5上に接着され、さらに、これら半導体センサチッ
プ1及び台座5の一体物は、ハウジング6上に可撓性接
着剤9bにより接着されている。
【0007】この可撓性接着剤9a、9bには、複数個
の樹脂ビーズ8a、8bが配合されているため、重錘部
4と台座5との間のエアギャップ寸法管理を厳密、か
つ、容易に行うことができる。
【0008】尚、このハウジング6は、複数枚のセラミ
ック基板6bを積層して構成されており、これらセラミ
ック基板6bの間には、薄膜状の静電シールド7が全域
に渡って形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、樹脂ビーズ8
aを配合した可撓性接着剤9aによって、半導体センサ
チップ1と台座5とを接着する接着工程について簡単に
説明する。
【0010】まず、半導体センサチップ1と台座5との
間に、樹脂ビーズ8aを配合した液状状態の可撓性接着
剤9aを塗布する。
【0011】そして、所定温度(150℃程度)の雰囲
気に所定時間(1時間程度)さらすことにより、可撓性
接着剤9aを熱硬化させ、半導体センサチップ1を台座
5に接着させる。
【0012】その後、半導体式加速度センサの特性の基
準となる、印加加速度が零の状態での基準値の設定を行
う。
【0013】しかしながら、この接着工程後の日数の経
過に応じて、設定した基準値が徐々に変動してしまうこ
とが判明した。
【0014】発明者らの鋭意研究により、この問題は、
半導体センサチップ1に生じた反りと可撓性接着剤9a
のクリープ現象に起因することが判明した。
【0015】即ち、図11(a)に示されるように、個
々のチップにダイシングした後の半導体センサチップ1
は湾曲形状となっている。
【0016】これは、半導体センサチップ1形成時に、
ウェハ状態においてウェハ表面にはアルミ配線などが高
温状態で形成され、形成後にウェハを室温状態に戻すこ
とにより、ウェハとアルミとの線膨張係数差によって、
ウェハが変形してしまうからである。
【0017】この湾曲形状に反った半導体センサチップ
1を、台座5に可撓性接着剤9aによって接着する際
に、上述のように、150℃程度の高温状態から室温に
戻すと、図11(b)に示されるように、可撓性接着剤
9aは収縮する。
【0018】これと同時に、可撓性接着剤9a内部の両
端に設けられた樹脂ビーズ8aが支点となって、半導体
センサチップ1の中心部が台座5側に変形する。
【0019】そして、接着工程後、時間の経過に応じ
て、図11(c)に示されるように、可撓性接着剤9a
のクリープ現象によって、半導体センサチップ1は図1
1(a)に示されるような接着前の形状に徐々に戻って
しまう。
【0020】従って、図11(b)の状態、即ち、接着
直後の状態で、上述の基準値設定を行っても、その後時
間経過に従って、可撓性接着剤9aのクリープ現象によ
り、半導体センサチップ1が変形することにより、半導
体センサチップ1の梁部3に形成された抵抗要素の抵抗
値が変化し、図12の曲線に示されるように、接着工程
後の日数の経過に応じて、徐々に基準値が変動してしま
う。
【0021】尚、可撓性接着剤9aとしては、台座5か
ら半導体センサチップ1への歪みの伝播を抑制するため
に、柔らかい材質が選択される。
【0022】ここで、可撓性接着剤9aとして硬い材質
を選択すれば、硬い材質ほどクリープ速度は遅くなるた
め、半導体センサチップ1が図11(a)に示されるよ
うな形状に戻るには長時間を要し、市場で問題になるこ
とはない。
【0023】しかし、可撓性接着剤9aとして硬い材質
を選択した場合、半導体センサチップ1を支持する台座
5やハウジング6が温度変化などによって変形すると、
半導体センサチップ1はその影響を受けやすくなり、そ
れによって、加速度が印加されていないにも関わらず基
準値が変動してしまう。
【0024】よって、可撓性接着剤9aには柔らかい材
質を利用して、台座5やハウジング6などの変形による
半導体センサチップ1への影響を緩和する必要がある。
【0025】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、梁部
を介して支持された重錘部を有し、梁部に形成された抵
抗要素のピエゾ抵抗効果を利用して力学量を検知できる
ように構成された半導体センサチップと、ビーズを配合
した熱硬化性接着剤によって半導体センサチップと接着
された台座とを備えた半導体式力学量センサにおいて、
接着工程後の時間経過による可撓性の熱硬化性接着剤の
クリープ現象によって、センサの基準値が変動してしま
うのを防止できる構造を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
式力学量センサは、力学量の印加により変位する変位部
を有し、変位部の変位を検出する半導体センサチップ
と、ビーズを配合した熱硬化性接着剤によって半導体セ
ンサチップを固定する台座とを備えた半導体式力学量セ
ンサにおいて、熱硬化性接着剤からの歪みの影響が小さ
くなるような位置に熱硬化性接着剤が配置されているこ
とを特徴としている。
【0027】上述のような接着法法を適用したことによ
り、半導体センサチップと台座との接着工程において熱
硬化性接着剤が収縮しても、熱硬化性接着剤からの歪み
の影響が大きくなるような位置の半導体センサチップに
対しては、熱硬化性接着剤が存在しない。
【0028】それによって、当該位置における半導体セ
ンサチップは、接着工程前後を通して、ダイシングカッ
トしたままの状態を保つことができ、接着工程に起因し
た半導体センサチップの変形は発生しない。
【0029】即ち、熱硬化性接着剤からの歪みの影響が
大きくなるような位置においては、熱硬化性接着剤のク
リープ現象は発生しないため、接着工程後の時間経過に
よる基準値の変動量を低減させることができる。
【0030】請求項2に記載の半導体式力学量センサ
は、半導体センサチップは、梁部を介して固定部より懸
架された重錘部を有し、梁部に形成された抵抗要素のピ
エゾ抵抗効果を利用して力学量を検知できるように構成
されたものであって、熱硬化性接着剤の配置位置は、梁
部と固定部とが接続した位置から離れた領域であること
を特徴としている。
【0031】梁部が接続した位置の半導体センサチップ
の固定部が変形すると、その変形によって発生する歪み
の影響を抵抗要素が受けやすくなり、それによって、抵
抗要素の抵抗値が変化し、センサの基準値が変動してし
まう。
【0032】一方、請求項2に記載の接着方法を適用す
れば、半導体センサチップと台座との接着工程において
熱硬化性接着剤が収縮しても、梁部が接続する位置の半
導体センサチップの固定部に対しては、熱硬化性接着剤
が存在しない。
【0033】それによって、当該位置における固定部
は、接着工程前後を通して、半導体センサチップにダイ
シングカットしたままの状態を保つことができ、接着工
程に起因した固定部の変形は発生しない。
【0034】即ち、梁部が接続した位置においては、熱
硬化性接着剤のクリープ現象は発生しないため、接着工
程後の時間経過による基準値の変動量を低減させること
ができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を半導体式加速度セ
ンサに適用した一実施形態を図面に従って説明する。
尚、本実施形態の半導体式加速度センサは、例えば、車
輌用のVSCシステムに用いられる。
【0036】図1には、本実施形態の半導体式加速度セ
ンサの要部断面構造を示し、図2には、この半導体式加
速度センサの中核をなす半導体センサチップ11の平面
構造を示す。尚、図2は、図1における半導体センサチ
ップ11部分のA矢視図である。
【0037】また、図3には、半導体センサチップ11
の表面において抵抗素子により形成されるフルブリッジ
回路の構成を摸式的に示し、図4には、このフルブリッ
ジ回路の結線構造を示す。
【0038】まず、図2に示されるように、半導体セン
サチップ11は、例えば、シリコン単結晶基板のような
ピエゾ抵抗係数が大なる材料を電気化学エッチングして
形成されるもので、3×3mm〜4×4mm程度の大き
さの枠部(固定部)12の内側において対称配置された
4本の梁部13を介して、重錘部14を両持ち状に支持
した形態となっている。
【0039】また、各梁部13には、拡散法などにより
2個ずつの抵抗素子(図3及び図4に符号R11〜R1
4、R21〜R24を付して示す)が形成されるもので
あり、これら抵抗素子により構成されたフルブリッジ回
路を利用して、印加した加速度を検知する構成となって
いる。
【0040】具体的に説明すると、図3に示されるよう
に、各梁部13にそれぞれ形成された抵抗素子R11・
R12、R13・R14、R21・R22、R23・R
24の各対は、重錘部14の変位に応じて一方が縮み変
形するとともに、他方が伸び変形する位置関係に設けら
れている。
【0041】そして、同一方向に変形する2個ずつの抵
抗素子(R11とR21、R13とR23、R12とR
22、R14とR24)を一辺とするフルブリッジ回路
を形成し、このフルブリッジ回路の一対の入力端T1及
びT2、並びに一対の出力端T3、T4を、枠部12上
に形成された4個のボンディングパッド12aに対し
て、薄膜状の配線パターンを介して接続されている。
【0042】図4にも示されるように、このフルブリッ
ジ回路においては、同一方向に変形する抵抗素子が互い
に対向する辺に位置するように構成されている。
【0043】また、入力端子T1及びT2は、それぞれ
電源端子+Vcc及びグランド端子GNDに接続され、
出力端子T3及びT4は、それぞれ正側出力端子+V及
び負側出力端子−Vに接続されている。
【0044】また、図1に示されるように、半導体セン
サチップ11は、枠部12を介して台座15に支持され
るとともに、これら半導体センサチップ11及び台座1
5の一体物は、後述するハウジング16の内部に収納す
ることにより構成されている。
【0045】尚、台座15は、半導体センサチップ11
と同等の熱膨張係数を有した材料、具体的には同じ材料
であるシリコンにより形成されている。
【0046】この場合、枠部12と台座15との間は、
スペーサとしての複数個の樹脂ビーズ18aを配合した
可撓性の熱硬化性接着剤19aにより接着されるもので
あり、その接着状態では、半導体センサチップ11の重
錘部14と台座15との間を十分に近接させることによ
って、重錘部14のエアダンピングを行うように構成し
ている。
【0047】具体的に説明すると、樹脂ビーズ18aの
直径を選択することによって、重錘部14及び台座15
間のエアギャップの寸法を7〜15μmの範囲、好まし
くは8〜15μmの範囲に設定している。
【0048】また、樹脂ビーズ18aの表面には金メッ
キが塗布してあるので、このように、熱硬化性接着剤1
9aに複数個の樹脂ビーズ18aを配合したことによっ
て、半導体センサチップ11と台座15との導通がとれ
るため、半導体センサチップ11の帯電を防止すること
ができる。
【0049】尚、一般的に、樹脂ビーズは弾性率が低く
柔らかいものであるが、本実施形態で使用する樹脂ビー
ズ18aは、弾性率が10GPa以下のものであること
が望ましい。
【0050】このような要求を満たすためには、例え
ば、ポリジニビルベンゼン樹脂、シリコーン樹脂、ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、可撓性エポ
キシ樹脂、ビニル樹脂などを利用できる。
【0051】また、熱硬化性接着剤19aとしては、弾
性率が500MPa以下の柔らかい材質であることが望
ましく、例えば、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、可撓性エポ
キシ樹脂などを利用できる。
【0052】その理由は、半導体センサチップ11を支
持する台座15やハウジング16が、温度変化などによ
って変形した場合、熱硬化性接着剤19aに硬い材質を
利用すると、半導体センサチップ11はその影響を受け
やすくなってしまい、それによって、加速度が印加され
ていないにも関わらず基準値が変動してしまうからであ
る。
【0053】よって、熱硬化性接着剤19aには柔らか
い材質を利用して、台座15やハウジング16などの変
形による半導体センサチップ11への影響を緩和する必
要がある。
【0054】さらに、図5及び図6に示されるように、
台座15は、ハウジング16に形成された凹部16a内
に収納された状態で、このハウジング16を構成するセ
ラミック基板16b上に接着により固定されている。
【0055】このような接着には、複数個の樹脂ビーズ
18bを配合した熱硬化性接着剤19bが使用されるも
のであり(図1参照)、この場合においても、上述同様
に、樹脂ビーズ18bとしては弾性率が10GPa以下
のものを利用することが望ましく、また、熱硬化性接着
剤19bとしては弾性率が500MPa以下のものを利
用することが望ましい。
【0056】尚、接着剤として熱硬化性接着剤19a、
19bを用いる理由として、本実施形態のような半導体
式加速度センサの使用環境が上げられる。
【0057】本実施形態のような半導体式加速度センサ
は、車載用に多く用いられるため、常温で接着させる接
着剤を用いると、センサ搭載位置が高温状態になった場
合、接着剤の接着効果が無くなってしまう可能性があ
る。
【0058】従って、高温状態でも接着効果のある熱硬
化性接着剤19a、19bを用いる必要がある。
【0059】また、ハウジング16は、複数枚のセラミ
ック基板16bを積層して構成されたもので、内部に前
述した凹部16a及びこれに隣接した台状部16cを備
えた箱状に形成されている。
【0060】この台状部16c上には、半導体センサチ
ップ11に電源電圧を与えるとともに、半導体センサチ
ップ11による検出出力を増幅する機能を備えた増幅回
路21と、この増幅回路21に印加する電源電圧のレベ
ル調整などを行うための調整回路22とがダイボンディ
ングされている。
【0061】また、ハウジング16を構成するセラミッ
ク基板16bには、各セラミック基板16b間に印刷形
成した導電ペースト(図示せず)や、各セラミック基板
16bを貫通するスルーホール(図示せず)などを利用
して、電源供給や検出出力の取り出しを行うための複数
の配線パターンが形成されている。
【0062】この場合、図6に示されるように、ハウジ
ング16の上縁部には、それらの配線パターンと接続さ
れた外部ターミナル16d群が設けられるとともに、台
状部16cには、同じく配線パターンと接続された内部
ターミナル群16eが設けられている。
【0063】尚、半導体センサチップ11、増幅回路2
1、調整回路22、内部ターミナル群16eの各間は、
ワイヤボンディングにより接続されている。
【0064】さらに、図1及び図5に示されるように、
例えば、ハウジング16における凹部16aに臨むセラ
ミック基板16bと、このセラミック基板16bの下方
に位置したセラミック基板16bとの間には、アルミペ
ースト、銅ペーストあるいはタングステンペーストのよ
うな導電性材料よりなる薄膜状の静電シールド17が全
域に渡って形成されている。
【0065】尚、この静電シールド17は、具体的に図
示しないが、セラミック基板16bに形成したスルーホ
ールなどを利用してグランドラインに接続されている。
【0066】ハウジング16上には、例えばセラミック
よりなる蓋部20(図5参照)が接着により配設され、
半導体式加速度センサの内部が気密に封止される。
【0067】尚、実際には、少なくとも半導体センサチ
ップ11及び台座15に対して、周知のバーンイン処理
を施すことにより出力特性の安定化を図っている。
【0068】具体的に説明すると、本実施形態では、例
えば、半導体センサチップ11に対し所定電圧(5〜6
V程度)を印加した状態で、所定温度(120℃程度)
の雰囲気に所定時間(6時間程度)以上さらすというバ
ーンイン処理を施すようにしている。
【0069】次に、半導体センサチップ11と台座15
との接着工程について説明する。
【0070】従来技術では、図7(a)に示されるよう
に、複数個の樹脂ビーズ18aを配合した熱硬化性接着
剤19aによって、半導体センサチップ11と台座15
との全周を接着するようにしている。
【0071】その場合、梁部13を介して重錘部14を
支持する位置の枠部12が変形すると、その変形によっ
て発生する歪みの影響を抵抗素子が受けやすくなり、そ
れによって、抵抗素子の抵抗値が変化し、センサの基準
値が変動してしまう。
【0072】従って、半導体センサチップ11と台座1
5との全周を接着してしまうと、図8の曲線(a)に示
されるように、センサの基準値変動が顕著となってしま
う。
【0073】そこで、本実施形態では、図7(b)に示
されるように、複数個の樹脂ビーズ18aを配合した熱
硬化性接着剤19aは、半導体センサチップ11と台座
15とを接着する工程において、梁部13と平行な位置
の枠部12の辺に対してのみ配置し、梁部13が接続す
る位置の枠部12の辺に対しては設定しないようにし、
当該位置において半導体センサチップ11と台座15と
を接着しないようにしている。
【0074】このような接着方法を適用したことによ
り、半導体センサチップ11と台座15とを接着する工
程における熱硬化性接着剤19aの収縮によって、梁部
13が接続した位置において半導体センサチップ11が
変形することはない。
【0075】よって、枠部12の4辺のうち、梁部13
が接続した側の枠部12の辺においては、熱硬化性接着
剤19aのクリープ現象は発生せず、当該クリープ現象
に起因して枠部12に発生する歪みが梁部13に伝播す
ることは抑制でき、図8の曲線(b)に示されるよう
に、接着工程後の日数経過による基準値の変動量を低減
させることができる。
【0076】即ち、本発明の特徴を説明すると、従来の
センサでは、全ての方向から断面を見ても必ず接着剤が
現れたが、本発明を適用したセンサでは、全ての方向か
ら断面を見ると、接着剤の現れることのない断面が存在
するという特徴がある。
【0077】尚、図7(c)に示されるように、半導体
センサチップ11と台座15とを接着する工程におい
て、梁部13が接続する辺の枠部12のみを接着した場
合は、図8の曲線(c)に示されるように、半導体セン
サチップ11と台座15とを全周において接着する場合
に比べて、基準値の変動量を若干低減することができ
る。
【0078】しかし、図7(b)に示される本実施形態
に比べると、殆ど効果が得ることができない。
【0079】尚、本発明は、上記実施形態に限られるも
のではなく、様々な態様に適用可能である。
【0080】例えば、本発明は、本実施形態のようなピ
エゾ式の加速度センサに限らず、容量式の加速度センサ
にも適用可能であり、さらに、被測定媒体の圧力を検出
する半導体式圧力センサなどの他の力学量センサにも応
用可能である。
【0081】また、本実施形態では、半導体センサチッ
プ11を、シリコン単結晶基板により形成したが、ピエ
ゾ抵抗係数が大なる他の材料により形成しても良い。
【0082】また、ハウジング16及び蓋部20の材料
はセラミックに限らず、ガラスなどの絶縁材料や金属に
よって形成してもよい。
【0083】また、静電シールド17は、ハウジング1
6における底面部分の全域に設ける構成としたが、蓋部
20にも設ける構成、半導体センサチップ11の底面に
対応した部分のみに設ける構成、あるいは半導体センサ
チップ11を覆う位置のほぼ全体に設ける構成とするな
ど、種々の形態を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の半導体式加速度センサの要部断面
構造を示す図である。
【図2】本実施形態の半導体式加速度センサの平面構造
を示す図である。尚、図2は図1におけるA矢視図であ
る。
【図3】本実施形態の半導体センサチップに形成される
フルブリッジ回路の構成を摸式的に示す図である。
【図4】図3に示されたフルブリッジ回路の結線構造を
示す図である。
【図5】本実施形態の半導体式加速度センサ全体の断面
構造を示す図である。
【図6】本実施形態の蓋部を除去した状態での全体の平
面構造を示す図である。
【図7】従来技術、本実施形態及び比較例の接着方法を
示す図である。
【図8】半導体式加速度センサにおける接着工程後の日
数と基準値変動量との関係を示すグラフである。
【図9】従来技術の半導体式加速度センサの要部断面構
造を示す図である。
【図10】従来技術の半導体式加速度センサの平面構造
を示す図である。尚、図10は図9におけるB矢視図で
ある。
【図11】半導体センサチップと台座とを可撓性の熱硬
化性接着剤により接着する工程を示す図である。
【図12】従来技術の半導体式加速度センサにおける接
着工程後の日数と基準値変動量との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】 1…半導体センサチップ、 2…枠部、 3…梁部、 4…重錘部、 5…台座、 6…ハウジング、 6b…セラミック基板、 7…静電シールド、 8a、8b…樹脂ビーズ、 9a、9b…可撓性接着剤、 11…半導体センサチップ、 12…枠部、 12a…ボンディングパッド、 13…梁部、 14…重錘部、 15…台座、 16…ハウジング、 16a…凹部、 16b…セラミック基板、 16c…台状部、 16d…外部ターミナル、 16e…内部ターミナル、 17…静電シールド、 18a、18b…樹脂ビーズ、 19a、19b…熱硬化性接着剤、 20…蓋部、 20…増幅回路、 21…調整回路、 R11〜R14、 R21〜R24…抵抗素子、 T1、T2…入力端、 T3、T4…出力端、 +Vcc…電源端子、 GND…グランド端子、 +V…正側出力端子、 −V…負側出力端子、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月23日(2001.4.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】上述のような接着法を適用したことによ
り、半導体センサチップと台座との接着工程において熱
硬化性接着剤が収縮しても、熱硬化性接着剤からの歪み
の影響が大きくなるような位置の半導体センサチップに
対しては、熱硬化性接着剤が存在しない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】このような要求を満たすためには、例え
ば、ポリジビニルベンゼン樹脂、シリコーン樹脂、ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、可撓性エポ
キシ樹脂、ビニル樹脂などを利用できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 力学量の印加により変位する変位部を有
    し、前記変位部の変位を検出する半導体センサチップ
    と、ビーズを配合した熱硬化性接着剤によって前記半導
    体センサチップを固定する台座とを備えた半導体式力学
    量センサにおいて、 前記熱硬化性接着剤からの歪みの影響が小さくなるよう
    な位置に前記熱硬化性接着剤が配置されていることを特
    徴とする半導体式力学量センサ。
  2. 【請求項2】 前記半導体センサチップは、梁部を介し
    て固定部より懸架された重錘部を有し、前記梁部に形成
    された抵抗要素のピエゾ抵抗効果を利用して力学量を検
    知できるように構成されたものであって、 前記熱硬化性接着剤の配置位置は、前記梁部と前記固定
    部とが接続した位置から離れた領域であることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体式力学量センサ。
JP2001072606A 2001-03-14 2001-03-14 半導体式力学量センサ Pending JP2002267684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072606A JP2002267684A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 半導体式力学量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072606A JP2002267684A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 半導体式力学量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002267684A true JP2002267684A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18930166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001072606A Pending JP2002267684A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 半導体式力学量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002267684A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004212246A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Hitachi Metals Ltd 加速度センサ
JP2007003211A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Sharp Corp 加速度センサおよびその出力補正方法
JP2007035962A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JP2007080985A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Seiko Instruments Inc 力学量センサ
JP2007333407A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Denso Corp センサ装置
JP2018081036A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 複合センサ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004212246A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Hitachi Metals Ltd 加速度センサ
JP2007003211A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Sharp Corp 加速度センサおよびその出力補正方法
JP2007035962A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JP2007080985A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Seiko Instruments Inc 力学量センサ
JP2007333407A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Denso Corp センサ装置
JP2018081036A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 複合センサ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6810736B2 (en) Semiconductor dynamic sensor having circuit chip mounted on package case with adhesive film interposed
CN107445133B (zh) 对热机械封装应力具有低灵敏度的小型负荷传感器装置
US6925885B2 (en) Pressure sensor
US7615835B2 (en) Package for semiconductor acceleration sensor
US10329141B2 (en) Encapsulated device of semiconductor material with reduced sensitivity to thermo-mechanical stresses
JP3193752B2 (ja) 加速度計デバイス
JP6194624B2 (ja) 物理量検出素子及び物理量検出装置
JPH05231971A (ja) 圧力センサおよびその製造方法
US6201285B1 (en) Sensor with diaphragm sensor chip
US20080282802A1 (en) Fabrication process and package design for use in a micro-machined seismometer or other device
JP2002350260A (ja) 半導体圧力センサ
JP2002267684A (ja) 半導体式力学量センサ
JPH10170367A (ja) 半導体式圧力センサ
CN220766507U (zh) 电子设备
JPH10123166A (ja) 半導体加速度センサ
JP4089961B2 (ja) 加速度センサ
JPH0495740A (ja) 半導体装置
JPH06291334A (ja) 加速度センサ
JP2006250760A (ja) センサ
JPH07128365A (ja) 半導体加速度センサとその製造方法
JPH06194382A (ja) 容量式加速度センサ
JPS59154332A (ja) 半導体圧力センサ
JP2800463B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3596199B2 (ja) 半導体式圧力センサ
JPH11108783A (ja) 静電容量型圧力センサ及びその固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060131