[go: up one dir, main page]

JP2002266730A - エンジン起動装置 - Google Patents

エンジン起動装置

Info

Publication number
JP2002266730A
JP2002266730A JP2001064528A JP2001064528A JP2002266730A JP 2002266730 A JP2002266730 A JP 2002266730A JP 2001064528 A JP2001064528 A JP 2001064528A JP 2001064528 A JP2001064528 A JP 2001064528A JP 2002266730 A JP2002266730 A JP 2002266730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
engine
voltage
hypercapacitor
layer capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001064528A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hayashi
健司 林
Makoto Murayama
良 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP2001064528A priority Critical patent/JP2002266730A/ja
Publication of JP2002266730A publication Critical patent/JP2002266730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電池の負荷を軽減しつつ、エンジンの始
動性を向上させる。 【解決手段】 OR1、INV1〜INV3、BF1,
BF2、T1,T2、FF1,FF2、M1,M2、R
2〜R4、RL1〜RL4は、制御回路を構成してい
る。制御回路は、ハイパーコンデンサC1の電圧が1
1.5V以上の場合、リレーRL4をオフにして2次電
池3とコンデンサC1とをインダクタL1を介して接続
する。制御回路は、コンデンサC1の電圧が6V以上1
1.5V未満の場合、セルモータ1の起動から所定時間
経過後にリレーRL4をオンにしてインダクタL1を短
絡させる。制御回路はコンデンサC1の電圧が6V未満
の場合、リレーRL4をオンにしてインダクタL1を短
絡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や船舶等のエ
ンジンを始動するエンジン起動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のエンジン起動装置の構成を
示す回路図である。エンジン(不図示)を始動させるた
めには、エンジンのクランク軸をある一定回転数以上で
回転させる必要があり、このようなエンジン始動の役割
を担うのがセルモータ(始動電動機)1である。このセ
ルモータ1の駆動用電流は、始動スイッチ6をオンにし
たとき、2次電池3から供給される。エンジンの始動後
は始動スイッチ6がオフ状態となり、照明装置などの車
体負荷5へは主として発電機4から電流が供給される。
【0003】ところで、セルモータ1の始動時のピーク
電流は少なくとも数百Aに達する大きなものであり、2
次電池3の充放電負荷も重くなる。鉛蓄電池等の2次電
池3は、大きい電流で充放電が繰り返されると、寿命劣
化が早くなるため、エンジンの停止/再始動を短時間で
繰り返す配送用車両などの車両では、2次電池3のメン
テナンスや交換を頻繁に行う必要がある。さらに、前述
のように、エンジンの始動時には2次電池3から大電流
が流れるため、2次電池3の電圧が低下し、その結果、
車体負荷5が誤作動を引き起こす可能性がある。
【0004】このような問題を解決するため、図6のよ
うに、2次電池3と並列に電気2重層コンデンサ(以
下、ハイパーコンデンサと呼ぶ)7を設けることによ
り、2次電池3の負荷を軽減する方法が提案されている
(例えば、特開平2−175350号公報)。ハイパー
コンデンサは、充放電回数にほとんど制限がないため
に、メンテナンスフリーを実現でき、また構成材料に重
金属などの物質を使用しないため、環境負荷が少ないと
いう特徴がある。
【0005】しかしながら、単に2次電池3とハイパー
コンデンサ7とを並列に接続した回路では、図7に示す
ように、エンジン始動時に2次電池3から供給されるピ
ーク電流を例えば20%程度しか低減することができ
ず、2次電池3の負荷軽減効果が十分でないという問題
がある。この負荷軽減効果を増すには、2次電池3と並
列に接続するハイパーコンデンサ7の個数を増やせばよ
いが、起動装置の搭載スペースに制約がある車両等では
有効な解決策とはならない。
【0006】そこで、2次電池3の負荷を軽くするた
め、エンジン始動時に図6のスイッチ8をオフにして、
ハイパーコンデンサ単独でエンジンを始動する方法が提
案されている(例えば、特開平3−18665号公
報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハイパ
ーコンデンサ単独でエンジンを始動しようとした場合、
エンジンの状態や環境変化などのさまざまな要因によ
り、セルモータ1が動いても、エンジン点火まで至ら
ず、エンジンが始動できない場合があった。その理由
は、ハイパーコンデンサ7にはパワー密度は高いがエネ
ルギー密度が低いという特徴があり、2次電池3よりも
大きな電流を瞬間的に流すことができるが、放電電流が
短時間で低下してしまうため、エンジン始動に必要な電
流を必要な時間だけ流し続けることができないからであ
る。
【0008】このようにエンジン負荷が重い状態では、
ハイパーコンデンサ7の端子電圧を上げたり、ハイパー
コンデンサ7の容量を増やしたりしても、セルモータ1
の動作時間が延びるだけで、エンジン始動まで至らない
ことが多い。図8に、エンジンの始動が良好なときとエ
ンジンが始動できないときのセルモータ電流を示す。エ
ンジンの始動性が良好な場合にはピーク値810Aの電
流で良好にエンジンを始動できたにも拘わらず、エンジ
ン負荷が重い場合にはセルモータ1ヘ流れる電流が増え
ても、クランキングの回数が増えるだけでエンジンを始
動することができない。本発明は、上記課題を解決する
ためになされたもので、2次電池の負荷を軽減しつつ、
エンジンの始動性を向上させることができるエンジン起
動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン起動装
置は、2次電池(3)と、この2次電池と並列に接続さ
れた電気2重層コンデンサ(C1)と、前記2次電池と
前記電気2重層コンデンサとの間に直列に設けられたイ
ンダクタ(L1)と、エンジン始動用の電動機(1)
と、エンジン始動時に前記電気2重層コンデンサと前記
電動機とを接続して前記電動機を起動するスイッチ(R
L3,rl3)と、前記インダクタを短絡することが可
能な短絡手段(RL4,rl4)と、前記電動機への電
源供給を制御する制御回路(OR1、INV1〜INV
3、BF1,BF2、FF1,FF2、T1,T2、M
1,M2、R2〜R4、RL1〜RL4)とを有し、前
記制御回路は、前記電気2重層コンデンサの電圧が第1
の所定値V1(例えばV1=11.5V)以上の場合、
前記短絡手段をオフにして前記2次電池と前記電気2重
層コンデンサとを前記インダクタを介して接続するもの
である。また、本発明のエンジン起動装置の1構成例に
おいて、前記制御回路は、前記電気2重層コンデンサの
電圧が第2の所定値V2(V1>V2、例えばV2=6
V)以上第1の所定値V1未満の場合、前記短絡手段を
オフにして前記2次電池と前記電気2重層コンデンサと
を前記インダクタを介して接続し、前記電動機の起動か
ら所定時間経過後に前記短絡手段により前記インダクタ
を短絡して前記2次電池と前記電気2重層コンデンサと
を直結するものである。また、本発明のエンジン起動装
置の1構成例において、前記制御回路は、前記電気2重
層コンデンサの電圧が第2の所定値V2未満の場合、前
記短絡手段により前記インダクタを短絡して前記2次電
池と前記電気2重層コンデンサとを直結するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となるエンジン起動装置の構成を示す回路図であ
る。図1において、1はセルモータ、2はエンジン起動
装置、3は2次電池、4は発電機、5は車体負荷、S1
はエンジン始動用のキースイッチである。エンジンの回
転軸と連結された発電機4は、2次電池3と並列に接続
される。
【0011】論理和回路OR1、インバータINV1〜
INV3、バッファBF1,BF2、Dフリップフロッ
プFF1、RSフリップフロップFF2、タイマーT
1,T2、電圧監視回路M1,M2、抵抗R2〜R4、
リレーRL1〜RL4は、エンジン始動用の制御回路を
構成している。
【0012】セルモータ1の起動用のハイパーコンデン
サC1としては、例えば80ファラッドのコンデンサを
2個並列に接続したものを使用している。制御回路に制
御用電圧を供給するハイパーコンデンサC2としては、
制御回路を十分に動作させる容量があるものとして、例
えば8ファラッドのコンデンサを1個使用している。イ
ンダクタL1は、2次電池3の電流を抑制するためのも
ので、インダクタンス1mH、定格100Aのものを使
用している。
【0013】抵抗R1は、ハイパーコンデンサC2への
充電電流を制限するための制限抵抗である。ダイオード
D1は、ハイパーコンデンサC2から2次電池3への逆
流を防止するために設けられている。スイッチS2は、
制御回路へ制御用電圧を供給するか否かを切り替えるス
イッチであり、キースイッチS1と連動し、キースイッ
チS1がON位置又はSTART位置にあるときオンす
るようになっている。
【0014】リレーRL1とその接点rl1は、キース
イッチS1のスタート信号をエンジン起動装置に読み込
むために設けられている、通常、結合用素子にはフォト
カプラ等を用いることが多いが、本装置において2次電
池3でセルモータ1を起動させた場合、セルモータ起動
中の2次電池3の電圧変動が大きく、読み込み電圧不足
によりフォトカプラ等が2次側オフしてしまう可能性が
ある。
【0015】セルモータ起動中にリレーRL1がオフす
ることはセルモータ1への電流供給が停止することを意
味するので、2次電池3の電圧変動が大きくてもリレー
RL1のオン状態を維持する必要がある。そこで、本実
施の形態では、リレーRL1にフォトMOSリレーを用
いることにより、2次電池3の電圧が3V程度であって
も、オン状態を維持することができる。
【0016】リレーRL2とその接点rl2は、エンジ
ン起動装置の不使用時にハイパーコンデンサC1の漏れ
電流を防止するために設けられている。リレーRL3と
その接点rl3は、セルモータ1に通電し、セルモータ
1を起動させるために設けられている。
【0017】電圧監視回路M1は、接点rl2が閉じて
いる状態で、ハイパーコンデンサC1の電圧(ハイパー
始動用電圧)が11.5V以上の場合にハイレベルを出
力し、電圧監視回路M2は、ハイパー始動用電圧が6V
以上11.5V未満の場合にハイレベルを出力する。抵
抗R2〜R4は、このような電圧監視回路M1,M2の
動作を決定するために、ハイパー始動用電圧を分圧す
る。
【0018】DフリップフロップFF1は、セルモータ
起動直前のハイパーコンデンサC1の電圧レベル(電圧
監視回路M1の出力)により、ハイパーコンデンサC1
単独でエンジン始動を行うか、ハイパーコンデンサC1
と2次電池3の共用でエンジン始動を行うかを決定す
る。RSフリップフロップFF2は、ハイパーコンデン
サC1の電圧レベルが非常に低いとき、ハイパーコンデ
ンサC1と共に2次電池3を用いてエンジン始動を行う
ために設けられている。
【0019】リレーRL4とその接点rl4は、ハイパ
ーコンデンサC1の電圧レベルが非常に低いとき、イン
ダクタL1を短絡するために設けられている。タイマー
T1は、フリップフロップFF1へのクロック信号とリ
セット信号の入力同時切り替えによる誤動作を防止する
ため、クロック信号を遅延させる。タイマーT2は、ハ
イパーコンデンサC1にセルモータ起動直後のピーク電
流を賄うだけのパワーが残っている場合に、2次電池3
の接続を遅らせるためのタイマーである。本実施の形態
では、タイマーT2の遅延時間を100msecとして
いる。
【0020】次に、以上のようなエンジン起動装置の動
作を説明する。最初に、キースイッチS1をON位置に
することで、スイッチS2をオンにする。スイッチS2
のオンに伴ってハイパーコンデンサC2から制御回路に
制御用電圧が供給され、リレーRL2が付勢されて、接
点rl2が閉成する。接点rl2の閉成により、ハイパ
ーコンデンサC1からハイパー始動用電圧が抵抗R2の
一端に与えられ、抵抗R2〜R4によって分圧された電
圧が電圧監視回路M1,M2に与えられる。
【0021】なお、スイッチS2がオフの場合は、接点
rl2を開状態とする。これにより、ハイパーコンデン
サC1の漏れ電流をなくし、未使用時のハイパーコンデ
ンサC1の不要な消費を防止している。エンジン始動前
は、キースイッチS1がSTART位置でないため、フ
リップフロップFF1,FF2は出力リセット、リレー
RL1,RL3,RL4はオフ状態(接点rl1,rl
3,rl4が開状態)となる。
【0022】エンジンを始動するには、キースイッチS
1をSTART位置にする。これに伴って2次電池3か
らリレーRL1に電圧が供給されて、リレーRL1が付
勢され、接点rl1が閉成する。接点rl1の閉成によ
り、インバータINV1の出力がローレベルとなり、こ
の出力がフリップフロップFF1,FF2のリセット端
子Rに与えられる。
【0023】タイマーT1の出力は、接点rl1の閉成
からタイマーT1の遅延時間分だけ経過した後にハイレ
ベルに立ち上がり、この出力はフリップフロップFF1
のクロック端子Cにクロックとして与えられる。フリッ
プフロップFF1は、入力端子Dに入力されている値を
クロック端子Cに入力されたクロックの立ち上がりでラ
ッチする。この入力端子Dに入力されている値により、
ハイパーコンデンサC1単独でエンジン始動が行われる
か、ハイパーコンデンサC1と2次電池3の共用でエン
ジン始動が行われるかが決定される。
【0024】ハイパーコンデンサC1に十分な電荷が蓄
えられていて、ハイパー始動用電圧が11.5V以上の
場合、接点rl2の閉成に伴って、電圧監視回路M1,
M2は共にハイレベルを出力する。このとき、フリップ
フロップFF1の入力端子DにはINV2を介してロー
レベルが入力され、フリップフロップFF2の入力端子
SにはINV3を介してローレベルが入力される。
【0025】したがって、フリップフロップFF1は、
前述のクロックの立ち上がり後もリセットのままとなり
出力端子Qからローレベルを出力し続ける。また、フリ
ップフロップFF2もリセット状態を維持する。フリッ
プフロップFF1,FF2の出力が共にローレベルであ
ることから、論理和回路OR1の出力がローレベルとな
り、リレーRL4はオフ状態を維持する。
【0026】前述のように、タイマーT1の出力がハイ
レベルになると、この出力はバッファBF1を通じてリ
レーRL3に供給される。これにより、リレーRL3が
付勢され、その接点rl3が閉成する。接点rl3の閉
成により、2次電池3からセルモータ1のS端子に電圧
が供給されて、セルモータ内部の接点が閉成し、この閉
成に伴ってハイパーコンデンサC1からセルモータ1の
B端子に電流が供給され、セルモータ内部のコイルに電
流が供給される。
【0027】一方、リレーRL4がオフ状態であること
から、その接点rl4が開状態となるため、2次電池3
とセルモータ1のB端子との間にはインダクタL1が介
在する。したがって、接点rl3の閉成直後にセルモー
タ1のB端子に流れる瞬間的な大電流は主にハイパーコ
ンデンサC1から供給され、2次電池3からの電流はイ
ンダクタL1によって抑制される。セルモータ1のB端
子に流れる電流が定常状態に落ち着いた後は、インダク
タL1の内部抵抗によって2次電池3からの電流が制限
される。
【0028】以下、インダクタL1の働きをより詳細に
説明する。2次電池3からの電流は、インダクタL1の
インダクタンス成分Lを通ることになるが、純粋なるイ
ンダクタンスは存在せず、内部抵抗Rが存在する。した
がって、インダクタL1は、L−R直列回路と見なすこ
とができる。
【0029】2次電池3の電圧をEb 、2次電池3から
流れ出す電流をIb としたとき、電流Ib は時間tに対
して次式のように得られる。 L(dIb /dt)+RIb =Eb ・・・(1) 一般解は次式となる。 Ib =(Eb /R)+Kε-(R/L)t ・・・(2) 式(2)において、Kは積分定数である。
【0030】また、t=0のとき、Ib =0と仮定した
場合の特殊解は次式のように得られる。 Ib =(Eb /R)×(1−ε-(R/L)t ) ・・・(3) 以上の式からも分かるように、接点rl3の閉成直後
(セルモータ1の起動直後)は、2次電池3からセルモ
ータ1のB端子に流れる電流を抑制できることになる。
【0031】起動時にセルモータ1に流れ込む大電流の
ピークは、数msecから20数msec程度の継続時
間を有するので、この継続時間の間、2次電池3からの
電流を抑制できるように、時定数τ(=L/R)を0.
02以上とする。また、前記継続時間が経過した後の定
常状態においてセルモータ1に流れ込む電流は200〜
400A程度である。このうち、2次電池3からは10
0A程度の電流を流すようにすると、インダクタL1の
内部抵抗Rを50mΩ以下とすればよいので、内部抵抗
Rと時定数τとからインダクタンスLを1mH以上とし
た。
【0032】以上のように、ハイパーコンデンサC1に
十分な電荷が蓄えられている場合には、ハイパーコンデ
ンサC1をセルモータ1と直結して、セルモータ1の起
動直後に流れる大電流を主にハイパーコンデンサC1か
ら供給し、2次電池3からの電流はインダクタL1によ
って抑制する。そして、定常状態となった後はセルモー
タ1に流れ込む電流の一部を2次電池3から供給して、
エンジン始動を行う。2次電池3を補助的に使うことに
より、2次電池3の負荷を軽減しつつ、放電電流が短時
間で低下してしまうというハイパーコンデンサC1の弱
点を補うことができる。
【0033】次に、頻繁な運転・停止の繰り返し等によ
り、ハイパーコンデンサC1の充電がやや不十分で、ハ
イパー始動用電圧が6V以上11.5V未満の場合、接
点rl2の閉成に伴って、電圧監視回路M1はローレベ
ルを出力し、電圧監視回路M2はハイレベルを出力す
る。このとき、フリップフロップFF1の入力端子Dに
はINV2を介してハイレベルが入力され、フリップフ
ロップFF2の入力端子SにはINV3を介してローレ
ベルが入力される。
【0034】したがって、フリップフロップFF1は、
前述のクロックの立ち上がりでセットされて出力端子Q
からハイレベルを出力する。一方、フリップフロップF
F2はリセット状態を維持する。フリップフロップFF
1の出力がハイレベルとなったことにより、タイマーT
2の出力がその遅延時間経過後にハイレベルとなり、論
理和回路OR1の出力がハイレベルとなる。
【0035】論理和回路OR1の出力は、バッファBF
2を通じてリレーRL4に供給される。これにより、R
L4が付勢され、接点rl4が閉成する。また、前述の
ようにタイマーT1の出力がハイレベルになると、この
出力はバッファBF1を通じてリレーRL3に供給され
る。これにより、リレーRL3が付勢され、接点rl3
が閉成する。
【0036】ここで、タイマーT2の遅延時間(例え
ば、100msec)は、タイマーT1の遅延時間より
も長く設定されている。したがって、キースイッチS1
をSTART位置にした直後は、接点rl3のみが閉成
し、ハイパー始動用電圧が11.5V以上の場合と同様
の状態となる。そして、タイマーT2の遅延時間が経過
した後、接点rl4が閉成し、これによりハイパーコン
デンサC1だけでなく、2次電池3からも接点rl4を
介してセルモータ1のB端子に電流が供給される。
【0037】ハイパーコンデンサC1と2次電池3とを
直結してハイパーコンデンサC1と2次電池3でセルモ
ータ1を起動しようとすると、起動時に2次電池3から
500〜600A程度の急峻なピーク電流が流れるた
め、2次電池3の負荷軽減が不十分となる。
【0038】そこで、本実施の形態では、ハイパーコン
デンサC1に若干の余力がある場合、前述と同様にセル
モータ1の起動直後に流れる大電流を主にハイパーコン
デンサC1から供給し、2次電池3からの電流はインダ
クタL1によって抑制する。そして、定常状態となった
後(タイマーT2の遅延時間が経過した後)は、接点r
l4でインダクタL1をバイパスして、ハイパーコンデ
ンサC1と2次電池3とを直結し、ハイパーコンデンサ
C1と2次電池3とを共用してセルモータ1を駆動し、
エンジン始動を行う。
【0039】次に、エンジン負荷が重い状態でハイパー
コンデンサC1単独でエンジンを始動しようとすると、
エンジン始動が不可能なままハイパーコンデンサC1が
放電してしまうことがある。この場合、ハイパー始動用
電圧が6V未満になった時点で、電圧監視回路M1,M
2は共にローレベルを出力する。フリップフロップFF
1の入力端子DにはINV2を介してハイレベルが入力
され、フリップフロップFF2の入力端子SにはINV
3を介してハイレベルが入力される。
【0040】したがって、フリップフロップFF1,F
F2は共にセットされて出力端子Qからハイレベルを出
力する。フリップフロップFF2がハイレベルを出力す
ることから、タイマーT2の遅延時間経過を待つことな
く、論理和回路OR1の出力が直ちにハイレベルとな
る。したがって、ハイパー始動用電圧が6V未満の場合
には、リレーRL3,RL4がほぼ同時に付勢されて、
接点rl3,rl4が閉成する。このように、ハイパー
コンデンサC1の充電が不十分な場合には、ハイパーコ
ンデンサC1と2次電池3とを共用してセルモータ1を
起動し、エンジン始動を行う。
【0041】図2は本実施の形態のエンジン起動装置を
車両に搭載して、セルモータ電流、2次電池3の放電電
流及びハイパーコンデンサC1の放電電流を測定した結
果を示す図である。図2は、ハイパー始動用電圧が1
1.5V以上の場合にセルモータ1を起動したときの各
電流波形を示している。セルモータ起動直後のピーク電
流はハイパーコンデンサC1からの放電電流によって賄
われ、2次電池3からの電流はインダクタL1によって
抑えられる。
【0042】また、セルモータ起動後のクランキングに
よる電流増加に対しても、ハイパーコンデンサC1が追
従し、2次電池3からはインダクタンス成分の自己誘導
作用により放電電流が抑えられ、ほぼ一定の電流が流れ
る。ハイパーコンデンサC1は、セルモータ1をクラン
クするための大電流を賄い、2次電池3はハイパーコン
デンサC1の放電電流の谷間を補うため、結果としてハ
イパーコンデンサ単独の場合と比べてエンジンの始動性
が向上する。
【0043】図3は、ハイパー始動用電圧が6V以上1
1.5V未満の場合にセルモータ1を起動したときの各
電流波形を示している。ハイパーコンデンサC1が充電
不足でハイパー始動用電圧が低い場合でも、ハイパーコ
ンデンサC1のパワー密度が大きいため、電流を多く流
すことができる。そこで、セルモータ起動時は図2の場
合と同様にハイパーコンデンサC1でセルモータ1を起
動し、定常状態となったところでリレーRL4をオンに
して、ハイパーコンデンサC1と2次電池3とを直結す
る。その結果、ハイパーコンデンサC1と2次電池3と
を共用するような場合でも、ハイパーコンデンサC1を
有効利用することで、2次電池3の負荷を軽減しつつ、
エンジンを始動することができる。
【0044】図4は、例えば冬の朝等のエンジンが過負
荷な場合にセルモータ1を起動したときの各電流波形を
示している。エンジンが過負荷な場合、ハイパーコンデ
ンサC1でセルモータ1を起動しても、エンジン点火ま
で至らないことがある。このような場合は、ハイパーコ
ンデンサC1が持っていたエネルギーを消費するだけ
で、エンジンを始動できる見込みは無い。ハイパーコン
デンサC1でエンジンを始動できずに、ハイパー始動用
電圧が6V未満まで低下した場合、リレーRL4をオン
にして、ハイパーコンデンサC1と2次電池3とを直結
して、エンジンを始動させる。
【0045】図4から分かるように、セルモータ起動か
ら1.5秒までは主としてハイパーコンデンサC1がセ
ルモータ1に電流を供給しているが、エンジン始動まで
至っていない。セルモータ起動から1.5秒後、ハイパ
ーコンデンサC1と2次電池3とが並列となり、主とし
て2次電池3がクランク時の電流増加を賄って、エンジ
ンを始動させることができる。
【0046】図5は、従来のエンジン起動装置により2
次電池単独でセルモータ1を起動した場合と本実施の形
態のエンジン起動装置を用いてセルモータ1を起動した
場合に、それぞれ2次電池3で消費されるエネルギー量
を示す図である。2次電池単独でセルモータ1を起動さ
せた場合、最高値で3600W、セルモータ1を起動さ
せるのに要したエネルギー量は3600ジュールとな
る。本実施の形態のエンジン起動装置を用いた場合、ハ
イパー始動用電圧が11.5V以上であれば、最高値で
1680W、セルモータを起動させるのに要したエネル
ギー量は970ジュールとなり、2次電池単独でセルモ
ータ1を起動させた場合と比べて、2次電池3の消費エ
ネルギー量を56%削減することができる。また、急激
なエネルギー消費もないため、2次電池3の負荷を軽減
することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、2次電池と電気2重層
コンデンサとの間に直列に設けられたインダクタと、イ
ンダクタを短絡することが可能な短絡手段とを設け、電
気2重層コンデンサの電圧が第1の所定値V1以上の場
合、短絡手段をオフにして2次電池と電気2重層コンデ
ンサとをインダクタを介して接続することにより、電気
2重層コンデンサを電動機と直結して、電動機の起動直
後に流れるピーク電流を主として電気2重層コンデンサ
から供給し、2次電池からの電流はインダクタによって
抑制する。定常状態となった後は電動機に流れ込む電流
の一部を2次電池から供給して、エンジン始動を行う。
2次電池を補助的に使うことにより、電気2重層コンデ
ンサの弱点を補うことができる。その結果、2次電池の
負荷を軽減しつつ、電気2重層コンデンサ単独の場合と
比べてエンジンの始動性を向上させることができる。
【0048】また、電気2重層コンデンサの電圧が第2
の所定値V2以上第1の所定値V1未満の場合、短絡手
段をオフにして2次電池と電気2重層コンデンサとをイ
ンダクタを介して接続し、電動機の起動から所定時間経
過後に短絡手段によりインダクタを短絡して2次電池と
電気2重層コンデンサとを直結することにより、電気2
重層コンデンサの充電が不十分で、2次電池と電気2重
層コンデンサとを共用するような場合でも、電気2重層
コンデンサのパワーが残っている場合には、電動機の起
動直後に流れるピーク電流を主として電気2重層コンデ
ンサから供給し、2次電池からの電流はインダクタによ
って抑制する。そして、電動機の起動から所定時間経過
後に2次電池と電気2重層コンデンサとを共用して、エ
ンジン始動を行う。その結果、2次電池の負荷を軽減し
つつ、電気2重層コンデンサ単独の場合と比べてエンジ
ンの始動性を向上させることができる。
【0049】また、電気2重層コンデンサの電圧が第2
の所定値V2未満の場合、短絡手段によりインダクタを
短絡して2次電池と電気2重層コンデンサとを直結する
ことにより、電気2重層コンデンサのパワーが残り少な
い場合には、2次電池と電気2重層コンデンサとを共用
して、エンジン始動を行う。その結果、エンジン負荷が
重い場合でも、エンジンを始動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となるエンジン起動装置
の構成を示す回路図である。
【図2】 図1のエンジン起動装置を車両に搭載してセ
ルモータ電流、2次電池放電電流およびハイパーコンデ
ンサ放電電流を測定した1例を示す図である。
【図3】 図1のエンジン起動装置を車両に搭載してセ
ルモータ電流、2次電池放電電流およびハイパーコンデ
ンサ放電電流を測定した他の例を示す図である。
【図4】 図1のエンジン起動装置を車両に搭載してセ
ルモータ電流、2次電池放電電流およびハイパーコンデ
ンサ放電電流を測定した他の例を示す図である。
【図5】 2次電池単独でセルモータを起動した場合と
図1のエンジン起動装置を用いてセルモータを起動した
場合に2次電池で消費されるエネルギー量を示す図であ
る。
【図6】 従来のエンジン起動装置の構成を示す回路図
である。
【図7】 図6のエンジン起動装置においてエンジン始
動時に流れる2次電池放電電流を示す図である。
【図8】 エンジンの始動が良好なときとエンジンが始
動できないときのセルモータ電流を示す図である。
【符号の説明】
1…セルモータ、2…エンジン起動装置、3…2次電
池、4…発電機、5…車体負荷、C1、C2…ハイパー
コンデンサ、L1…インダクタ、RL1〜RL4…リレ
ー、rl1〜rl4…リレー接点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次電池と、この2次電池と並列に接続
    された電気2重層コンデンサと、 前記2次電池と前記電気2重層コンデンサとの間に直列
    に設けられたインダクタと、 エンジン始動用の電動機と、 エンジン始動時に前記電気2重層コンデンサと前記電動
    機とを接続して前記電動機を起動するスイッチと、 前記インダクタを短絡することが可能な短絡手段と、 前記電動機への電源供給を制御する制御回路とを有し、 前記制御回路は、前記電気2重層コンデンサの電圧が第
    1の所定値V1以上の場合、前記短絡手段をオフにして
    前記2次電池と前記電気2重層コンデンサとを前記イン
    ダクタを介して接続することを特徴とするエンジン起動
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジン起動装置におい
    て、 前記制御回路は、前記電気2重層コンデンサの電圧が第
    2の所定値V2(V1>V2)以上第1の所定値V1未
    満の場合、前記短絡手段をオフにして前記2次電池と前
    記電気2重層コンデンサとを前記インダクタを介して接
    続し、前記電動機の起動から所定時間経過後に前記短絡
    手段により前記インダクタを短絡して前記2次電池と前
    記電気2重層コンデンサとを直結することを特徴とする
    エンジン起動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエンジン起動装置におい
    て、 前記制御回路は、前記電気2重層コンデンサの電圧が第
    2の所定値V2未満の場合、前記短絡手段により前記イ
    ンダクタを短絡して前記2次電池と前記電気2重層コン
    デンサとを直結することを特徴とするエンジン起動装
    置。
JP2001064528A 2001-03-08 2001-03-08 エンジン起動装置 Pending JP2002266730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001064528A JP2002266730A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 エンジン起動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001064528A JP2002266730A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 エンジン起動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002266730A true JP2002266730A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18923332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001064528A Pending JP2002266730A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 エンジン起動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002266730A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113568A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Denso Corp 常時噛合い式スタータ
JP2013521757A (ja) * 2010-04-01 2013-06-10 リ,デーキョ 高容量コンデンサを用いた車両電気負荷の電力補償装置及び方法
JP5214735B2 (ja) * 2008-09-08 2013-06-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両用電源装置
WO2016174772A1 (ja) * 2015-04-30 2016-11-03 新電元工業株式会社 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113568A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Denso Corp 常時噛合い式スタータ
JP5214735B2 (ja) * 2008-09-08 2013-06-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両用電源装置
US8860244B2 (en) 2008-09-08 2014-10-14 Autonetworks Technologies, Ltd. Vehicle power supply apparatus
JP2013521757A (ja) * 2010-04-01 2013-06-10 リ,デーキョ 高容量コンデンサを用いた車両電気負荷の電力補償装置及び方法
WO2016174772A1 (ja) * 2015-04-30 2016-11-03 新電元工業株式会社 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6242887B1 (en) Vehicle with supplemental energy storage system for engine cranking
JP3625789B2 (ja) 車両の電源装置
KR0169478B1 (ko) 전원장치
CA2012390C (en) Engine starter system
EP0392698B1 (en) Engine starter system
JP2536140B2 (ja) エンジン始動装置
EP1575153A1 (en) Power unit for automobile
JPH0712032A (ja) 車両用スタータ装置
EP0751602A2 (en) Vehicle generator control system
JP2003517806A (ja) 電池充電維持装置および方法
JPH05336670A (ja) 車両用電源装置
JP2001521851A (ja) 二重電池電気システムの充電を制御する方法および回路
JPH08222258A (ja) 燃料電池発電装置
JP2004306844A (ja) 車両用電源システム
JP2005204421A (ja) 電源装置
JP2002266730A (ja) エンジン起動装置
JPH06284601A (ja) 直流電源装置
JP3178486B2 (ja) エンジン始動用電源
JP2002195139A (ja) エンジン起動装置
JPH03222602A (ja) 電気自動車用電力変換器
JP3517708B2 (ja) 太陽電池を用いた電源装置
RU2062901C1 (ru) Устройство электростартерного пуска
CN115704356A (zh) 在车辆发动机起动期间增强起动机系统的超级电容器
JPH07131933A (ja) 多レベル電気出力送給装置及びこれを備えた車両
JP2001211545A (ja) 大電流供給装置