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JP2002265481A - 高分子担持光学活性ホスフィン化合物 - Google Patents

高分子担持光学活性ホスフィン化合物

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Publication number
JP2002265481A
JP2002265481A JP2001061570A JP2001061570A JP2002265481A JP 2002265481 A JP2002265481 A JP 2002265481A JP 2001061570 A JP2001061570 A JP 2001061570A JP 2001061570 A JP2001061570 A JP 2001061570A JP 2002265481 A JP2002265481 A JP 2002265481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optically active
polymer
active phosphine
mmol
phosphine compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001061570A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Uozumi
泰広 魚住
Kazutaka Shibatomi
一孝 柴富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP2001061570A priority Critical patent/JP2002265481A/ja
Publication of JP2002265481A publication Critical patent/JP2002265481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不斉合成反応終了後に光学活性ホスフィン化
合物を配位子とする触媒の煩雑な回収操作を必要としな
い、高分子担持光学活性ホスフィン化合物を提供し、し
かも遷移金属錯体触媒を用いた種々の不斉合成反応、例
えばアリル化合物のアリル位不斉置換反応などにおい
て、高い不斉収率を達成することができる配位子として
有用な高分子担持光学活性ホスフィン化合物を提供する
こと。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 (式中、nは40〜45の整数を表し、Rは水素原子ま
たは保護されていてもよい水酸基を表し、*は不斉炭素
原子を表し、Pはポリスチレンを表す。)で示される高
分子担持光学活性ホスフィン化合物および一般式(I
I) 【化2】 (式中、n、*およびPは上記定義のとおりである。)
で示される高分子担持光学活性ホスフィン化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子担持光学活
性ホスフィン化合物に関する。本発明の高分子担持光学
活性ホスフィン化合物は、遷移金属錯体触媒を用いた種
々の不斉合成反応、例えばアリル位不斉置換反応などに
おける触媒の配位子として有用である。
【0002】
【従来の技術】遷移金属錯体触媒を用いた各種の不斉合
成反応の研究は、様々な光学活性化合物の選択的な合成
法の研究として活発に行われている。かかる不斉合成反
応において高い不斉収率を達成するためには、反応に使
用する触媒を構成する配位子の分子設計が重要である。
例えば、遷移金属錯体触媒を用いたアリル化合物のアリ
ル位不斉置換反応において、リン原子または窒素原子を
有する種々の光学活性化合物が高い不斉収率を与える配
位子として開発されている[ケミカル レビュー(Ch
em.Rev.)、96巻、395〜422頁(199
6年)参照]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、遷移金
属錯体触媒を用いた種々の不斉合成反応において、配位
子として適用し得る新規な光学活性化合物の合成につい
て検討を行ってきた。その結果、リン原子および窒素原
子を同一分子内に有し、遷移金属錯体触媒を用いた各種
の不斉合成反応における触媒を構成する二座配位子とし
て作用し、しかも短工程で合成可能な光学活性ホスフィ
ン化合物を見出し、先に出願した(特願2000−19
4512号)。
【0004】しかしながら、従来、不斉合成反応では低
分子化合物である光学活性ホスフィン化合物を配位子と
する触媒が均一系で用いられており、反応終了後に光学
活性ホスフィン化合物を配位子とする触媒の煩雑な分
離、回収操作が必要となり、その操作性に改善の余地が
残されていた。
【0005】しかして、本発明の目的は、不斉合成反応
終了後に光学活性ホスフィン化合物を配位子とする触媒
の煩雑な回収操作を必要としない、高分子担持光学活性
ホスフィン化合物を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、遷移金属錯体触媒を
用いた種々の不斉合成反応、例えばアリル化合物のアリ
ル位不斉置換反応などにおいて、高い不斉収率を達成し
得る配位子として有用な高分子担持光学活性ホスフィン
化合物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0008】
【化3】
【0009】(式中、nは40〜45の整数を表し、R
は水素原子または保護されていてもよい水酸基を表し、
*は不斉炭素原子を表し、Pはポリスチレンを表す。)
で示される高分子担持光学活性ホスフィン化合物(以
下、これを高分子担持光学活性ホスフィン(I)と称す
る)および一般式(II)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、n、*およびPは前記定義のとお
りである。)で示される高分子担持光学活性ホスフィン
化合物(以下、これを高分子担持光学活性ホスフィン
(II)と称する)である。
【0012】
【発明の実施の形態】上記一般式中、Rが表す水酸基の
保護基としては、例えばメチル基、メトキシメチル基、
ベンジルオキシメチル基、メチルチオメチル基、2,
2,2−トリクロロエチル基、1−エトキシエチル基、
1−(2−クロロエトキシ)エチル基などの置換基を有
していてもよいアルキル基;ベンジル基、p−メトキシ
ベンジル基、p−ニトロベンジル基などの置換基を有し
ていてもよいアラルキル基;アセチル基、トリクロロア
セチル基、トリフルオロアセチル基などのアシル基;メ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブト
キシカルボニル基などのアルコキシカルボニル基;トリ
メチルシリル基、ジメチルイソプロピルシリル基、t−
ブチルジメチルシリル基などの三置換シリル基などが挙
げられる。
【0013】本発明の高分子担持光学活性ホスフィン
(I)は、例えば、下記のスキームに従って製造するこ
とができる。なお、スキーム中、n、R、*およびPは
前記定義のとおりであり、TFAはトリフルオロアセチ
ル基を表し、Meはメチル基を表し、Phはフェニル基
を表す。
【0014】
【化5】
【0015】出発原料としてL−プロリンを用いる場
合、L−プロリンに無水トリフルオロ酢酸を作用させて
そのアミノ基を保護し、次いでカルボキシル基を五塩化
リン、塩化チオニル、塩化ベンゾイル、塩化オキサリル
などを用いてハロゲン化した後、トリエチルアミン、ジ
エチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジンなどのアミン類などの塩基の存在下で4
−(3−(メトキシカルボニル)プロピル)アニリンと
反応させて、N−トリフルオロアセチル−2−(4−
(メトキシカルボニルプロピル)フェニル)アミノカル
ボニル)−L−プロリンを得る。この化合物に、水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのア
ルカリ金属水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩などの塩基を作
用させてトリフルオロアセチル基を脱保護した後、2−
(ジフェニルホスフィノ)ベンズアルデヒドを反応させ
ることにより、(3R,7aS)−3−(ジフェニルホ
スフィノ)フェン−2−イル−2−(4−(メトキシカ
ルボニルプロピル)フェニル)−2,3,5,6,7,
7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミ
ダゾール−1−オンを得る。この化合物に、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リ金属水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩などの塩基を作用さ
せてメトキシカルボニル基を加水分解し、光学活性ホス
フィンである(3R,7aS)−3−(ジフェニルホス
フィノ)フェン−2−イル−2−(4−(ヒドロキシカ
ルボニルプロピル)フェニル)−2,3,5,6,7,
7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミ
ダゾール−1−オンを得ることができる。
【0016】また、D−プロリンを出発原料として用い
る場合、光学活性ホスフィンである(3S,7aR)−
3−(ジフェニルホスフィノ)フェン−2−イル−2−
(4−(ヒドロキシカルボニルプロピル)フェニル)−
2,3,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロ
ロ[1,2−c]イミダゾール−1−オンを得ることが
できる。
【0017】次いで、上記の光学活性ホスフィンを、例
えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドまたはこれらの塩酸塩、
N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−
ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジンなどの脱水剤
および溶媒の存在下に、アミノ基を有する高分子担体と
反応させることにより高分子担持光学活性ホスフィン
(I)を得ることができる。
【0018】ここで、アミノ基を有する高分子担体とし
ては、架橋構造を有していてもよいポリスチレン主鎖に
ポリオキシエチレンをグラフト共重合したポリマーの末
端をアミノ基で修飾した担体、例えば、アルゴノウト
テクノロジィ社(Argonaut Technology)製のArgo
Gel−NH2などが挙げられる。
【0019】高分子担持光学活性ホスフィン(I)の反
応混合物からの単離・精製は、反応混合物をろ過し、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジクロロメタンなどで
洗浄することにより行う。このようにして得られた高分
子担持光学活性ホスフィン(I)は、そのまま不斉合成
反応に使用する触媒を構成する配位子として用いること
ができる。
【0020】本発明の高分子担持光学活性ホスフィン
(II)は、例えば、下記のスキームに従って製造する
ことができる。なお、スキーム中、n、*およびPは前
記定義のとおりであり、BOCはt−ブトキシカルボニ
ル基を表し、Meはメチル基を表し、Phはフェニル基
を表す。
【0021】
【化6】
【0022】出発原料としてL−インドリン−2−カル
ボン酸を用いる場合、L−インドリン−2−カルボン酸
に二炭酸t−ブチルを作用させてそのアミノ基を保護
し、次いで、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソ
プロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミドまたはこれらの塩
酸塩、N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール、3−ヒドロキシ−4−オキソ−
3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジンなど
の脱水剤の存在下に4−(3−(メトキシカルボニル)
プロピル)アニリンを反応させて、(L)−2−(4−
(メトキシカルボニルプロピル)フェニル)アミノカル
ボニル)インドリンを得る。この化合物に、塩酸、硫
酸、トリフルオロ酢酸などの酸を作用させてt−ブトキ
シカルボニル基を脱保護した後、2−(ジフェニルホス
フィノ)ベンズアルデヒドを反応させることにより、
(3S,9aS)−(2−(4−(メトキシカルボニル
プロピル)フェニル)−3−(2−ジフェニルホスフィ
ノ)−フェニル)テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,
5−a]インドール−1−オンを得る。この化合物に、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どのアルカリ金属水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩などの塩
基を作用させてメトキシカルボニル基を加水分解し、光
学活性ホスフィンである(3S,9aS)−(2−(4
−(ヒドロキシカルボニルプロピル)フェニル)−3−
(2−ジフェニルホスフィノ)−フェニル)テトラヒド
ロ−1H−イミダゾ[1,5−a]インドール−1−オ
ンを得ることができる。
【0023】また、D−インドリン−2−カルボン酸を
出発原料として用いる場合、光学活性ホスフィンである
(3R,9aR)−(2−(4−(ヒドロキシカルボニ
ルプロピル)フェニル)−3−(2−ジフェニルホスフ
ィノ)−フェニル)テトラヒドロ−1H−イミダゾ
[1,5−a]インドール−1−オンを得ることができ
る。
【0024】次いで、上記の光学活性ホスフィンを、例
えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドまたはこれらの塩酸塩、
N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−
ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジンなどの脱水剤
および溶媒の存在下に、アミノ基を有する高分子担体と
反応させることにより高分子担持光学活性ホスフィン
(II)を得ることができる。
【0025】ここで、アミノ基を有する高分子担体とし
ては、例えば、前記のArgoGel−NH2などが挙
げられる。
【0026】高分子担持光学活性ホスフィン(II)の
反応混合物からの単離・精製は、反応混合物をろ過し、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジクロロメタンなどで
洗浄することにより行う。このようにして得られた高分
子担持光学活性ホスフィン(II)は、そのまま不斉合
成反応に使用する触媒を構成する配位子として用いるこ
とができる。
【0027】高分子担持光学活性ホスフィン(I)およ
び高分子担持光学活性ホスフィン(II)は、これらを
配位子とする遷移金属錯体触媒を用いた種々の不斉合成
反応、例えば、アリル化合物のアリル位不斉置換反応に
おいて、高い不斉収率を達成することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0029】実施例1 [工程(a)]窒素雰囲気下、L−プロリン0.86g
(7.5mmol)をクロロホルム10mlに懸濁させ
て0℃に冷却し、得られた懸濁液に無水トリフルオロ酢
酸4.73g(22.5mmol)を加えた。反応混合
物を室温に昇温して1時間攪拌した後、減圧下に濃縮し
た。得られた残留物に、窒素雰囲気下、ジエチルエーテ
ル20mlを加えて溶解させて0℃に冷却し、得られた
溶液にN,N−ジメチルホルムアミド54.8mg
(0.75mmol)および塩化チオニル8.93g(7
5mmol)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混
合物を減圧下に濃縮し、得られた残留物をトルエン10
mlに懸濁させた。得られた懸濁液を、4−(3−(メ
トキシカルボニル)プロピル)アニリン815mg(5
mmol)およびトリエチルアミン3.03g(30m
mol)を酢酸エチル20mlに溶解させて得られた溶
液に、窒素雰囲気下で、内温を0℃以下に保ちながら添
加した。添加終了後、得られた反応混合物を室温に昇温
して1時間攪拌した。反応混合物を水20mlに注ぎ、
有機層を分離した。この有機層を水10mlで3回、飽
和食塩水10mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、濃縮した。得られた粗生成物にメタノール50
mlを加えて溶解させ、炭酸カリウム2.65g(25
mmol)を加え、室温にて3時間撹拌後、飽和重曹水
10mlを加え、クロロホルム10mlで3回抽出し
た。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥
後、減圧濃縮および減圧乾燥し、N−トリフルオロアセ
チル−2−(4−(メトキシカルボニルプロピル)フェ
ニル)アミノカルボニル)−L−プロリン0.41g
(1.2mmol、収率24%)を得た。
【0030】[工程(b)]蓋付き試験管中、工程
(a)で得られたN−トリフルオロアセチル−2−(4
−(メトキシカルボニルプロピル)フェニル)アミノカ
ルボニル)−L−プロリン0.41g(1.2mmo
l)および2−(ジフェニルホスフィノ)ベンズアルデ
ヒド0.70g(2.4mmol)を5mlのメタノー
ルに懸濁させ、80℃で攪拌しながら3時間加熱した。
その後、反応混合物を室温まで冷却し、飽和重曹水10
mlを加え、クロロホルム10mlで3回抽出した。有
機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥後、減
圧濃縮および減圧乾燥した。得られた残留物をメタノー
ル50mlに溶解し、1M水酸化ナトリウム水溶液16
mlを滴下し、25℃で4時間撹拌後、0℃に冷却し
た。得られた反応液に5%塩酸をpH1になるまで加え
た後、クロロホルム10mlで3回抽出した。有機層を
合わせ、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥後、減圧濃縮
および減圧乾燥し、下記の物性を有する(3S,7a
S)−3−(ジフェニルホスフィノ)フェン−2−イル
−2−(4−(ヒドロキシカルボニルプロピル)フェニ
ル−2,3,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−
ピロロ[1,2−c]イミダゾール−1−オン0.65
g(1.1mmol、収率92%)を得た。
【0031】1H−NMR(500MHz、CDCl3
TMS、ppm)δ:1.54(m,1H)、1.72
(m,1H)、1.87(m,2H)、2.07(m,
2H)、2.30(t,J=7.5Hz,2H)、2.
55(t,J=7.6Hz,2H)、2.67(m,1
H)、3.14(m,1H)、4.00(dd,J=
9.0Hz,J=4.3Hz,1H)、6.50(d,
J=6.1Hz,1H)、6.98(m,3H)、7.
15−7.40(m,15H)
【0032】[工程(c)]工程(b)で得られた(3
S,7aS)−3−(ジフェニルホスフィノ)フェン−
2−イル−2−(4−(ヒドロキシカルボニルプロピ
ル)フェニル−2,3,5,6,7,7a−ヘキサヒド
ロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−1−オ
ン0.24g(0.41mmol)、ArgoGel―
NH2(アルゴノウト テクノロジィ社製、アミノ基含
有量0.27mmol)0.73g、1−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
0.15g(0.81mmol)および1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール水和物0.15g(1.08mmo
l)をメリフィールド容器(Merrifield Vessel)中に
入れ、N,N−ジメチルホルムアミド7mlを加えて懸
濁させ、25℃で6時間振盪した。混合物をろ過し、得
られたレジンをN,N−ジメチルホルムアミド7mlで
5回、ジクロロメタン7mlで5回、各2分間洗浄後、
減圧乾燥し、下記の物性を有する高分子担持光学活性ホ
スフィン(I)[一般式(I)においてRが水素原子で
ある高分子担持光学活性ホスフィン化合物に相当]0.
88gを得た。
【0033】31P−NMR(MAS NMR、162M
Hz、CDCl3、ppm)δ:−19.0(s)
【0034】実施例2 [工程(a)]実施例1において、L−プロリン0.8
6g(7.5mmol)の代わりに、トランス−4−ヒ
ドロキシ−L−プロリン0.98g(7.5mmol)
を用いた以外は同様にして反応および単離操作を行うこ
とにより、トランス−4−ヒドロキシ−N−トリフルオ
ロアセチル−2−(4−(メトキシカルボニルプロピ
ル)フェニル)アミノカルボニル)−L−プロリン0.
57g(1.6mmol、収率31%)を得た。
【0035】[工程(b)]実施例1において、N−ト
リフルオロアセチル−2−(4−(メトキシカルボニル
プロピル)フェニル)アミノカルボニル)−L−プロリ
ン0.41g(1.2mmol)の代わりに、工程
(a)で得られたトランス−4−ヒドロキシ−N−トリ
フルオロアセチル−2−(4−(メトキシカルボニルプ
ロピル)フェニル)アミノカルボニル)−L−プロリン
0.43g(1.2mmol)を用いた以外は同様にし
て反応および単離操作を行うことにより、下記の物性を
有する(3S,7aS)−3−(ジフェニルホスフィ
ノ)フェン−2−イル−2−(4−(ヒドロキシカルボ
ニルプロピル)フェニル−5−ヒドロキシ−2,3,
5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,
2−c]イミダゾール−1−オン0.67g(1.1m
mol、収率90%)を得た。
【0036】1H−NMR(500MHz、CDCl3
TMS、ppm)δ:1.88(m,1H)、2.17
(m,1H)、2.29(t,J=7.3Hz,2
H)、2.36(m,1H)、2.58(t,J=7.
6Hz,2H)、2.70(dd、J=10.0Hz、
J=3.7Hz,1H)、3.20(br d,J=1
0.0Hz,1H)、3.90(dd,J=9.8H
z,J=4.6Hz,1H)、4.15(br s,1
H)、6.55(d,J=6.0Hz,1H)、7.0
6(m,3H)、7.15−7.45(m,15H)
【0037】[工程(c)]実施例1において、(3
S,7aS)−3−(ジフェニルホスフィノ)フェン−
2−イル−2−(4−(ヒドロキシカルボニルプロピ
ル)フェニル−2,3,5,6,7,7a−ヘキサヒド
ロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−1−オ
ン0.24g(0.41mmol)の代わりに、工程
(b)で得られた(3S,7aS)−3−(ジフェニル
ホスフィノ)フェン−2−イル−2−(4−(ヒドロキ
シカルボニルプロピル)フェニル−5−ヒドロキシ−
2,3,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロ
ロ[1,2−c]イミダゾール−1−オン0.25g
(0.41mmol)を用いた以外は同様にして反応お
よび単離操作を行うことにより、下記の物性を有する高
分子担持光学活性ホスフィン(I)(一般式(I)にお
いてRが水酸基である高分子担持光学活性ホスフィン化
合物)0.88gを得た。
【0038】31P−NMR(MAS NMR、162M
Hz、CDCl3、ppm)δ:−19.2(s)
【0039】実施例3 [工程(a)]N−t−ブトキシカルボニル−L−イン
ドリン−2−カルボン酸2.63g(10.0mmo
l)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
2.70g(20.0mmol)をN,N−ジメチルホ
ルムアミド20mlに溶解させて0℃に冷却し、得られ
た溶液に1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エ
チルカルボジイミド塩酸塩2.88g(15.0mmo
l)および4−(3−(メトキシカルボニル)プロピ
ル)アニリン3.86g(20.0mmol)を加え
た。その後、混合物を25℃まで昇温して12時間攪拌
し、得られた反応混合物に2Mクエン酸水溶液を15m
l加え、水層を酢酸エチル20mlで3回抽出した。有
機層を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10ml
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に濃縮
した。得られた残渣をトリフルオロ酢酸20mlに溶解
させ、25℃で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2(容
量比))で精製することにより、下記の物性を有する
(S)−2−(4−(メトキシカルボニルプロピル)フ
ェニル)アミノカルボニル)インドリン3.15g
(9.3mmol、収率93%)を得た。
【0040】比旋光度:[α]D=−175°(c1.
0、CHCl31 H−NMR(500MHz、CDCl3、TMS、pp
m)δ:1.93(q,J=7.3Hz,2H)、2.
31(t,J=7.3,2H)、2.61(t,J=
7.3,2H)、3.21(dd,J=8.7Hz,1
6.6Hz,1H)、3.66(s,3H)、4.30
(br d,J=5.8Hz,1H)、4.54(m,
1H)、6.83(d,J=7.5Hz,1H)、6.
87(d,J=7.5Hz,1H)、7.14(m,4
H)、7.50(d,J=7.8Hz,2H)、8.9
6(s,1H)
【0041】[工程(b)]蓋付き試験管中、工程
(a)で得られた(S)−2−(4−(メトキシカルボ
ニルプロピル)フェニル)アミノカルボニル)インドリ
ン676mg(2.0mmol)および2−(ジフェニ
ルホスフィノ)ベンズアルデヒド1.16g(4.0m
mol)を5mlのメタノールに懸濁させ、80℃で攪
拌しながら3時間加熱した。その後、反応混合物を室温
まで冷却し、飽和重曹水10mlを加え、クロロホルム
10mlで3回抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナ
トリウムを用いて乾燥後、減圧濃縮および減圧乾燥し
た。得られた残留物を1,4−ジオキサン20mlに溶
解し、0℃にて1M水酸化ナトリウム水溶液を添加し
た。その後、25℃まで自然に昇温させ、7時間攪拌
後、減圧濃縮および減圧乾燥した。得られた残留物に5
%塩酸をpH1になるまで加え、クロロホルム10ml
で3回抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム
を用いて乾燥後、減圧濃縮および減圧乾燥した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:アセトン/ヘキサン=1/2(容量比))で精製す
ることにより、下記の物性を有する(3S,9aS)−
(2−(4−(ヒドロキシカルボニルプロピル)フェニ
ル−3−(2−ジフェニルホスフィノ)−フェニル)テ
トラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]インドール
−1−オン 401mg(0.68mmol、収率34
%)を得た。
【0042】比旋光度:[α]D=−204°(c1.
0、CHCl31 H−NMR(500MHz、CDCl3、TMS、pp
m)δ:1.84(q,J=7.3Hz,2H)、2.
28(t,J=7.3,2H)、2.52(t,J=
7.3,2H)、3.15(dd,J=10.0Hz,
15.9Hz,1H)、3.55(d,J=15.9H
z,1H)、4.22(dd,J=1.7Hz,10.
0Hz,1H)、6.91(m,3H)、7.11−
7.40(m,19H)、7.59(d,J=8.0H
z,1H)31 P−NMR(202MHz、CDCl3、ppm)
δ:−20.2(s)
【0043】[工程(c)]工程(b)で得られた(3
S,9aS)−(2−(4−(ヒドロキシカルボニルプ
ロピル)フェニル−3−(2−ジフェニルホスフィノ)
−フェニル)テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−
a]インドール−1−オン496mg(0.83mmo
l)、ArgoGel―NH2(アルゴノウト テクノ
ロジィ社製、アミノ基含有量0.56mmol)1.5
1g、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ
ルカルボジイミド塩酸塩319mg(1.67mmo
l)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物3
00mg(2.20mmol)をメリフィールド容器中
に入れ、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに懸濁
させ、25℃で6時間振盪した。反応混合物をろ過し、
得られたレジンをN,N−ジメチルホルムアミド20m
lで5回、ジクロロメタン20mlで5回、各2分間洗
浄後、減圧乾燥し、下記の物性を有する高分子担持光学
活性ホスフィン(II)1.84gを得た。
【0044】13C−NMR(MAS NMR、100M
Hz、 CDCl3、ppm)δ:26.5、31.0、
34.0、38.6、63.6、70.0、81.1、
113−115、172.0、173.431 P−NMR(MAS NMR、162MHz、CDC
3、ppm)δ:−19.3(s)
【0045】実施例4 実施例1で得られた高分子担持光学活性ホスフィン
(I)0.84g(0.26mmol)および(η3
アリル)パラジウムクロライドダイマー59mg(0.
16mmol)をメリフィールド容器中に入れ、ジクロ
ロメタン7mlに懸濁させ、25℃で15分間振盪し
た。反応混合物をろ過し、得られたレジンをジクロロメ
タン7mlで5回、各2分間洗浄後、減圧乾燥し、下記
の物性を有する高分子担持光学活性ホスフィン(I)
(η3−アリル)パラジウムクロリド0.89g(0.
26mmol)を得た。
【0046】31P−NMR(MAS NMR、162M
Hz、CDCl3、ppm)δ:19.1(s)
【0047】実施例5 実施例4において、実施例1で得られた高分子担持光学
活性ホスフィン(I)の代わりに、実施例2で得られた
高分子担持光学活性ホスフィン(I)を用いた以外は同
様にして反応および単離操作を行うことにより、下記の
物性を有する高分子担持光学活性ホスフィン(I)(η
3−アリル)パラジウムクロリド0.89g(0.26
mmol)を得た。
【0048】31P−NMR(MAS NMR 162MH
z、CDCl3、ppm)δ:−19.2(s)
【0049】実施例6 高分子担持光学活性ホスフィン(II)1.84g
(0.56mmol)および(η3−アリル)パラジウ
ムクロライドダイマー128mg(0.34mmol)
をメリフィールド容器中に入れ、ジクロロメタン20m
lに懸濁させ、25℃で10分間振盪した。反応混合物
をろ過し、得られたレジンをジクロロメタン20mlで
3回、各2分間洗浄後、減圧乾燥し、下記の物性を有す
る高分子担持光学活性ホスフィン(II)(η3−アリ
ル)パラジウムクロリド1.18g(0.56mmo
l)を得た。
【0050】31P−NMR(MAS NMR 162MH
z、CDCl3、ppm)δ:−19.1(s)
【0051】次に、上記で得られた高分子担持光学活性
ホスフィン(I)(η3−アリル)パラジウムクロリド
および高分子担持光学活性ホスフィン(II)(η3
アリル)パラジウムクロリドを用いて、アリルエステル
類のアリル位不斉置換反応を行った。
【0052】試験例1 窒素雰囲気下、実施例6で得られた高分子担持光学活性
ホスフィン(II)(η3−アリル)パラジウムクロリ
ド1.04g(0.30mmol)、炭酸リチウム33
0mg(4.5mmol)、1−メトキシカルボニルオ
キシ−シクロペンタン−2−エン142mg(1.0m
mol)およびマロン酸ジメチル(求核剤)396mg
(3.0mmol)を水5mlに懸濁させ、40℃で1
2時間攪拌した。反応混合液からパラジウム錯体をろ過
により分離し、レジン(高分子担持光学活性ホスフィン
(II)(η3−アリル)パラジウムクロリド)をクロ
ロホルム10mlで3回洗浄した。ろ液と洗液を合わ
せ、クロロホルム10mlで3回抽出し、有機層を硫酸
ナトリウムで乾燥後、濃縮した。得られた残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り、(S)−ジメチル(シクロペンタン−2−イル)マ
ロン酸136mg(0.68mmol、収率68%、光
学純度92%e.e.)を得た。結果を表1に示す。な
お、得られた(S)−ジメチル(シクロペンタン−2−
イル)マロン酸の光学純度は、キラルシフト試薬として
トリス[3−(ヘプタフルオロプロピルヒドロキシメチ
レン)−d−カンファラト]ユウロピウム(Eu(hf
c)3)を用いたNMR分析により決定した。
【0053】試験例2 試験例1において、マロン酸ジメチル396mg(3.
0mmol)の代わりにマロン酸ジエチル480mg
(3.0mmol)を用いた以外は同様の操作を行っ
た。結果を表1に示す。
【0054】試験例3 試験例1において、1−メトキシカルボニルオキシ−シ
クロペンタン−2−エン142mg(1.0mmol)
の代わりに1−メトキシカルボニルオキシ−シクロヘキ
サン−2−エン 156mg(1.0mmol)を用い
た以外は同様の操作を行った。結果を表1に示す。な
お、得られた(S)−ジメチル(シクロヘキサン−2−
イル)マロン酸の光学純度は、キラルカラム(Cycl
odexCB、サイエンティフィック社(J& W Scie
ntific)製)を装備したガスクロマトグラフィー分析に
より決定した。
【0055】試験例4 試験例3において、マロン酸ジメチル396mg(3.
0mmol)の代わりにマロン酸ジエチル480mg
(3.0mmol)を用いた以外は同様の操作を行っ
た。結果を表1に示す。
【0056】試験例5 試験例3において、25℃で反応させた以外は同様の操
作を行った。結果を表1に示す。
【0057】試験例6 試験例1において、1−メトキシカルボニルオキシ−シ
クロペンタン−2−エン 142mg(1.0mmo
l)の代わりに1−メトキシカルボニルオキシ−シクロ
オクタン−2−エン 170mg(1.0mmol)を
用いた以外は同様の操作を行った。結果を表2に示す。
なお、得られた(S)−ジメチル(シクロヘプタン−2
−イル)マロン酸の光学純度は、キラルカラム(Cyc
lodexCB、前記のとおり)を装備したガスクロマ
トグラフィー分析により決定した。
【0058】試験例7 試験例6において、マロン酸ジメチル396mg(3.
0mmol)の代わりにマロン酸ジエチル480mg
(3.0mmol)を用いた以外は同様の操作を行っ
た。結果を表2に示す。
【0059】試験例8 試験例1において、1−メトキシカルボニルオキシ−シ
クロペンタン−2−エン142mg(1.0mmol)
の代わりにシス−1−メトキシカルボニル−3−メトキ
シカルボニルオキシ−シクロヘキサン−4−エン214
mg(1.0mmol)を用いた以外は同様の操作を行
った。結果を表2に示す。なお、得られたシス−ジメチ
ル−(1−メトキシカルボニル−3−メトキシカルボニ
ルオキシ−4−シクロヘキセン−2−イル)マロン酸の
光学純度は、キラルカラム(Cyclodex CB、
前記のとおり)を装備したガスクロマトグラフィー分析
により決定した。
【0060】試験例9 試験例8において、マロン酸ジメチル396mg(3.
0mmol)の代わりにマロン酸ジエチル480mg
(3.0mmol)を用いた以外は同様の操作を行っ
た。結果を表2に示す。
【0061】試験例10 試験例9において、実施例6で得られた高分子担持光学
活性ホスフィン(II)(η3−アリル)パラジウムク
ロリド104mg(0.30mmol)の代わりに実施
例4で得られた高分子担持光学活性ホスフィン(I)
(η3−アリル)パラジウムクロリド103mg(0.
30mmol)を用いた以外は同様の操作を行った。結
果を表2に示す。
【0062】試験例11 試験例9において、実施例6で得られた高分子担持光学
活性ホスフィン(II)(η3−アリル)パラジウムク
ロリド104mg(0.30mmol)の代わりに実施
例5で得られた高分子担持光学活性ホスフィン(I)
(η3−アリル)パラジウムクロリド103mg(0.
30mmol)を用いた以外は同様の操作を行った。結
果を表3に示す。
【0063】試験例12 試験例9において、水5mlの代わりにジクロロメタン
5mlを用い、かつ炭酸リチウム330mg(4.5m
mol)の代わりにN,O−ビス(トリメチルシリル)
アセトアミド914mg(4.5mmol)および酢酸
リチウム297mg(4.5mmol)用いた以外は同
様の操作を行った。結果を表3に示す。
【0064】試験例13 試験例1において、1−メトキシカルボニルオキシ−シ
クロペンタン−2−エン 142mg(1.0mmo
l)の代わりに1,3−ジフェニル−1−メトキシカル
ボニル−2−ブテン252mg(1.0mmol)を用
い、25℃で反応させた以外は同様の操作を行った。結
果を表3に示す。なお、得られた(S)−ジメチル−1
−(1,3−ジフェニル−ブテン−2−イル)マロン酸
の光学純度は、キラルカラム(キラルセルOD−H、ダ
イセル化学工業株式会社製)を装備した液体クロマトグ
ラフィー分析により決定した。
【0065】試験例14 試験例1において、1−メトキシカルボニルオキシ−シ
クロペンタン−2−エン142mg(1.0mmol)
の代わりに1,3−ジフェニル−1−t−ブトキシカル
ボニル−2−ブテン294mg(1.0mmol)を用
い、25℃で反応させた以外は同様の操作を行った。結
果を表3に示す。なお、得られた(S)−ジメチル−1
−(1,3−ジフェニル−ブテン−2−イル)マロン酸
の光学純度は、キラルカラム(キラルセルOD−H、前
記のとおり)を装備した液体クロマトグラフィー分析に
より決定した。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】表中、n、*およびPは前記定義のとおり
であり、Meはメチル基を表し、Etはエチル基を表
し、Phはフェニル基を表す。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、不斉合成反応終了後に
光学活性ホスフィン化合物を配位子とする触媒の煩雑な
回収操作を必要としない、高分子担持光学活性ホスフィ
ン化合物が提供され、しかも遷移金属錯体触媒を用いた
種々の不斉合成反応、例えばアリル化合物のアリル位不
斉置換反応などにおいて、高い不斉収率を達成すること
ができる配位子として有用な高分子担持光学活性ホスフ
ィン化合物が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、nは40〜45の整数を表し、Rは水素原子ま
    たは保護されていてもよい水酸基を表し、*は不斉炭素
    原子を表し、Pはポリスチレンを表す。)で示される高
    分子担持光学活性ホスフィン化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化2】 (式中、nは40〜45の整数を表し、*は不斉炭素原
    子を表し、Pはポリスチレンを表す。)で示される高分
    子担持光学活性ホスフィン化合物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7164026B2 (en) 2002-11-15 2007-01-16 Takasago International Corporation Polymer-carrying optically active binaphthyl type oxazoline compound
WO2010125923A1 (ja) * 2009-04-30 2010-11-04 株式会社カネカ 高分子担持触媒及びこの触媒を用いた芳香族性ヘテロ化合物の製造方法
WO2013121607A1 (ja) * 2012-02-14 2013-08-22 独立行政法人理化学研究所 ポリマー担持銅触媒およびその製造方法

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WO2013121607A1 (ja) * 2012-02-14 2013-08-22 独立行政法人理化学研究所 ポリマー担持銅触媒およびその製造方法
JPWO2013121607A1 (ja) * 2012-02-14 2015-05-11 独立行政法人理化学研究所 ポリマー担持銅触媒およびその製造方法

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