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JP2002264066A - ロボットハンドによる把持方法及び把持機構 - Google Patents

ロボットハンドによる把持方法及び把持機構

Info

Publication number
JP2002264066A
JP2002264066A JP2001067361A JP2001067361A JP2002264066A JP 2002264066 A JP2002264066 A JP 2002264066A JP 2001067361 A JP2001067361 A JP 2001067361A JP 2001067361 A JP2001067361 A JP 2001067361A JP 2002264066 A JP2002264066 A JP 2002264066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gripping
finger
handrail
robot
gripped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001067361A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kawasaki
秀一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001067361A priority Critical patent/JP2002264066A/ja
Publication of JP2002264066A publication Critical patent/JP2002264066A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットハンドによる把持方法に関し、レー
ルの把持を確実に行うと共に、ハンド又はレールへの損
傷を防ぐ。 【解決手段】 把持機構20は、基部24に指部23
a,23bを連結し、指部22a,22b、先端指部2
1a,21bを屈曲可能に連結した2本の把持部で構成
する。ハンドレール103aは上下を切り欠いた楕円形
状とし、(a)では屈曲動作P1 でハンドレール103
aを取込み、(b)では移動動作P2 で水平移動、P3
で屈曲動作により下降させ、(c)では更に水平移動動
作P4 で中心位置へ取込み、(d)では両把持部の屈曲
動作P5 , 6 でハンドレール103cを挟み込み、又
は(e)のように一方の把持部の屈曲P7 , 他方のP8
の屈曲動作により把持する。これにより正確な把持でレ
ールや指部の損傷を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットハンドによ
る把持方法及び把持機構に関し、宇宙飛行体の船内、外
で作業を行うロボット、その他原子力発電所、等の地上
での特殊プラントでのロボットに適用され、把持対象物
を確実に把持できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】現在計画されている宇宙ステーション等
有人宇宙船の有人モジュール本体の表面には、ハンドレ
ールがモジュール本体の船内外周囲各所に設けられてお
り、作業員がこのハンドレールを把持してハンドレール
を伝わり保守、点検、機器の交換を行う。又、船内外の
機器には持ち運び用のハンドホールドが取付けられてお
り、作業員がこれを把持して運搬する。
【0003】特に、宇宙ステーションの有人モジュール
の船内においては、各種の実験を行うために、作業員が
実験装置や機器を搬送したり、ラックへ装着、取外し、
等が行われている。図21は有人モジュールの船内の構
造の概要を示す側面図である。図において、有人モジュ
ール本体100内部には実験用の多数のラック101が
配列しており、又、作業員が作業中に把持するためのハ
ンドレール103が設けられている。
【0004】前述のように現状で計画されているモジュ
ール、又は人工衛星等の宇宙空間での作業は宇宙服を装
着した作業員による作業が主力であり、安全上の問題等
の面より人間に代わる機械化が望まれ、宇宙ステーショ
ンのモジュール本体の船外での点検や構造物の交換、船
内での機器の操作や取付け、取外し、等の目的としたロ
ボットが種々提案されている。
【0005】又、地上の原子力設備等のロボットも、把
持用ハンド等により、ハンドレールを把持する場合、把
持対象物が回転することに、着目していない。宇宙を飛
行し、宇宙空間で作業するロボット、水中で作業するロ
ボットのアームに取り付けられるハンド部(把持部)も
把持対象の形状によっては、把持対象が回転し、当該ハ
ンドを持つロボット本体に把持対象が衝突する可能性が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の現在計画されて
いる作業ロボットにおいては、アーム先端の把持部で宇
宙空間において各種の形状、大きさのボルトや大小の作
業用ソケット、あるいはハンドレール、等を把持しなけ
ればならない。特に、把持部がハンド等の把持機構を用
いる場合で、ハンドレール、等を把持してロボットの移
動を行う際には、ハンドレールを確実に把持し、把持す
る際にはハンドレールや自己の把持機構を損傷したり破
損しないように把持を迅速に、かつ確実に行う必要があ
る。
【0007】そこで本発明は、ロボットのハンドを操作
してハンドレール等の把持対象物を把持する際に、ハン
ドの把持部の間に対象物を把持する場合把持対象に回転
を与えず、滑らかに移動して把持することを課題として
なされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の把持方法を提供する。
【0009】(1)対向して配置され把持対象物を挟ん
で把持する複数のハンドを備え、同各ハンドは複数の指
部を屈曲自在に連結して構成されたロボットハンドの把
持方法であって、前記ハンド先端を広げた状態で前記把
持対象物を一方のハンド内側へ当接させる場合でも;前
記一方のハンドの当接した指部内側の面をハンド中心軸
線と直交する方向へ平行移動させることにより前記把持
対象物を前記直交方向へそのままの姿勢で移動させ;前
記把持対象物の中心部をほぼ前記ハンド中心線上に位置
させ;その後前記両ハンドの各指部を内側へ屈曲させて
前記把持対象物を挟んで把持することを特徴とするロボ
ットハンドによる把持方法。
【0010】(2)前記把持対象物はハンドレールであ
り、同ハンドレールの断面は楕円状曲面を有し、前記ハ
ンドは同ハンドレールの楕円状曲面に当接することを特
徴とする(1)記載のロボットハンドによる把持方法。
【0011】(3)前記把持対象物はハンドレールであ
り、同ハンドレールの断面は円形状であることを特徴と
する(1)記載のロボットハンドによる把持方法。
【0012】(4)前記把持対象物はハンドレールであ
り、同ハンドレールの断面は四角形状であることを特徴
とする(1)記載のロボットハンドによる把持方法。
【0013】(5)前記把持対象物はハンドレールであ
り、同ハンドレールの断面は楕円状曲面を有し、同楕円
状曲面の上端又は下端、或いは上端及び下端の両方に切
り欠きを有し、前記ハンドは同ハンドレールの楕円状曲
面に当接することを特徴とする(1)記載のロボットハ
ンドによる把持方法。
【0014】(6)前記把持対象物はハンドレールであ
り、同ハンドレールの断面は円形状曲面を有し、同円形
状曲面の上端又は下端、或いは上端及び下端の両方に切
り欠きを有し、前記ハンドは同ハンドレールの円形状曲
面に当接することを特徴とする(1)記載のロボットハ
ンドによる把持方法。
【0015】(7)対向して配置され把持対象物を挟ん
で把持する複数のハンドを備え、同ハンドは複数の指部
を屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構にお
いて、前記各指部の対向する内側の面は滑らかな曲面を
形成するように切欠かれていることを特徴とするロボッ
ト把持機構。
【0016】(8)前記指部のうち基部側の指部内側に
は、前記曲面を設けずに直線状の平面を形成しているこ
とを特徴とする(7)記載のロボット把持機構。
【0017】(9)前記指部の断面は四角形状であるこ
とを特徴とする(7)又は(8)記載のロボット把持機
構。
【0018】(10)前記指部の断面形状は円形状であ
ることを特徴とする(7)又は(8)記載のロボット把
持機構。
【0019】(11)対向して配置され把持対象物を挟
んで把持する複数の把持部を備え、各把持部は複数の指
部を屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構に
おいて、前記各指部の内側にはそれぞれ表面材料が取付
けられ、同表面材料の摩擦係数は、先端の指部が同指部
基材の摩擦係数よりも大きく、その他の指部は同指部基
材の摩擦係数よりも小さいことを特徴とするロボット把
持機構。
【0020】(12)前記各表面材料は各指部内側へ着
脱可能に取付けられていることを特徴とする(11)記
載のロボット把持機構。
【0021】(13)前記(11)又は(12)記載の
ロボット把持機構で把持する把持対象物はハンドレール
であり、同ハンドレールの断面は楕円状曲面、楕円状曲
面の上端又は下端、或いは上下両端に切り欠きを有する
ことを特徴とする把持対象レール。
【0022】(14)前記(11)又は(12)記載の
ロボット把持機構で把持する把持対象物はハンドレール
であり、同ハンドレールの断面は四角形状であることを
特徴とする把持対象レール。
【0023】(15)対向して配置され把持対象物を挟
んで把持する複数の把持部を備え、各把持部は複数の指
部を屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構に
おいて、前記各指部の周囲表面にはそれぞれ材質の異な
る複数の表面材料を周方向に区分して全周囲を覆って取
付け、前記各指部にはそれぞれ各指部を軸中心に回転さ
せる駆動機構を備えて構成され、前記各駆動機構で前記
各指部を駆動することにより前記各指部の所定の表面材
料を選択し把持部の内側に配置可能とすることを特徴と
するロボット把持機構。
【0024】(16)対向して配置され把持対象物を挟
んで把持する複数の把持部を備え、各把持部は複数の指
部を屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構に
おいて、前記各指部の周囲表面にはそれぞれ材質の異な
る複数の表面材料を周方向に区分して全周囲を覆って取
付け、前記各指部のうち基部側に連結された指部にのみ
同指部を軸中心に回転させる駆動機構を備えて構成さ
れ、前記駆動機構を駆動することにより前記基部側の指
部と共に同指部に連結された他の指部も同時に回転させ
所定の表面材料を選択し把持部の内側に配置可能とする
ことを特徴とするロボット把持機構。
【0025】(17)前記各指部の断面形状は円形状又
は楕円形状であることを特徴とする(15)又は(1
6)記載のロボット把持機構。
【0026】(18)前記各指部の断面形状は四角形状
であることを特徴とする(15)又は(16)記載のロ
ボット把持機構。
【0027】(19)前記各複数の指部の断面形状は四
角形状、円形状及び楕円形状の組合せであることを特徴
とする(15)又は(16)記載のロボット把持機構。
【0028】(20)前記駆動機構は前記各指部のう
ち、必要な指部を選択し、選択した指部に対応する駆動
機構のみを駆動可能とすることを特徴とする(15)記
載のロボット把持機構。
【0029】本発明の(1)においては、ハンドの一方
の内側に把持対象物を当接し、ハンドの把持対象物が当
接している指部の内側の面をハンド中心軸線と直交する
方向へ平行移動させ、把持対象物を直交方向へ押圧し、
同把持対象物の中心部をほぼハンド中心軸線上に位置す
るように移動させる。その後、両ハンドの各指部を内側
へ屈曲させて前記把持対象物を挟んで把持するので、両
ハンドと把持対象物への把持が円滑になされ、無理な摩
擦や衝撃が小さくなり、把持対象物への損傷やハンド自
身の破損も防止することができる。
【0030】本発明の(2)では、ハンドレールの断面
形状が楕円形状を有し、ハンドとの当接部が楕円曲面で
なされるので、ハンドの指部内側へ沿ってハンドレール
が滑りやすく移動が容易となる。又、把持部で楕円曲面
の部分を挟み込むことができるので、突起部もなく、か
つハンドレールはハンド中心軸線上位置調整されている
こともあり、無理な摩擦力や衝撃もないのでハンドレー
ルは勿論、ハンド自身も損傷することがない。
【0031】本発明の(3)では、ハンドレールの断面
が円形状であり、楕円形状と同じく、突起部がなく滑ら
かな曲面であり、かつハンドレールはハンド中心軸線上
に位置調整されているので、把持の際に無理な摩擦力や
衝撃もなく、ハンドレールやハンドも損傷することがな
い。又、本発明の(4)では、ハンドレールが四角形状
であっても、ハンドレールがハンドの中心軸線上に位置
してから両ハンドの指部を屈曲して把持するので当接時
の衝撃は小さくなり、ハンドレールは勿論、ハンド自身
にも傷が付くことが防止される。
【0032】本発明の(5)ではハンドレールの断面形
状が楕円形状、(6)では円形状であり、それぞれ上
端、下端の一方又は両方が切り欠かれているので、ハン
ドレールの曲面をハンド内側へ当接し易くなる。
【0033】本発明の(7)においては、対向する把持
部の各指部の内側には滑らかな曲面の切欠きが設けられ
ているので、把持部間に挿入されたハンドレール、等の
把持対象物が各指部の曲面に沿って滑りながら容易に移
動することができ、先端部より中央部へ位置させること
ができる。これにより把持対象物の把持部間での位置決
めが容易となり、把持対象物又は指部に過度の摩擦や衝
撃を加えることなく確実に把持対象物を把持することが
できる。
【0034】本発明の(8)では、指部のうち基部に連
結する指部の内側には曲面を形成せず平坦な直線状の面
であるので、把持部間に挿入されて基部側へ移動した把
持対象物が、特に平面を有する形状の物体の場合には、
基部側において指部内側の平面と物体が密着することに
より、把持が確実になされる利点がある。
【0035】本発明の(9)では、指部の断面形状が四
角形状、(10)の発明では円形状であり、いずれの場
合でも、指部内側へ滑らかで横方向がフラットで、かつ
軸方向で曲面を有する切欠きが形成されるので、上記
(7)の発明と同様に把持部内での把持対象物が円滑に
移動でき、把持対象物の確実な把持を可能とするロボッ
ト把持機構が構築できる。
【0036】本発明の(11)においては、把持部の各
指部内側には表面材料が取付けられており、表面材料の
摩擦係数は先端指部が基材の摩擦係数よりも大きいの
で、把持部間に把持対象物を引っ掛けて巻き込み、取り
込むことが容易となる。更に、把持部間に引き込まれた
把持対象物は、その他の指部内側の表面材料の摩擦係数
が基材よりも小さいので、より滑りやすくなり、指部内
側に沿って滑りながら移動が容易となり、把持機構や把
持対象物に傷を付けることなく、取込みが迅速になさ
れ、把持が確実になされる。
【0037】本発明の(12)では、表面材料が各指部
内側へ着脱可能に、例えばネジ等により取付けられるの
で、材料の取替え、適切な材料の選定及びその取付けが
容易となり、ロボット把持機構の機能が一層向上するも
のである。
【0038】本発明の(13)では、把持対象がハンド
レールであり、その断面が楕円形状の曲面を有してお
り、上端、下端が切り欠かれているので、楕円曲面部分
が把持部内へ取り込まれた後に指部に沿って滑りやす
く、かつ移動が容易となり、ハンドレールや把持部が傷
を付けることなく、取込みが迅速になされる。又、本発
明の(14)では、ハンドレールの断面形状が四隅形状
であっても、上記(11)の発明と同様に迅速な把持部
への取込み、把持が確実になされる。
【0039】本発明の(15)においては、各指部の周
囲表面は、材質の異なる表面材料で覆われているので、
各指部を駆動装置で駆動し指部を軸中心に回転させるこ
とにより、適切な表面材料を把持部の内側に配置するこ
とができる。把持対象物は形状や大きさ、材質、等が種
々異なっており、それぞれこれらを把持部で挟んで把持
する場合に、把持対象物を回転させたり、ある程度の滑
りが必要な場合や、強固に把持するために摩擦力の大き
い把持面を必要とする場合、等さまざまなケースがあ
る。そこで、駆動機構により指部を回転させて把持対象
物に適した指部の表面材料を把持部の内側へ配置し、把
持が適切になされ、把持機構の信頼性が向上する。
【0040】本発明の(16)では駆動機構は基部に連
結された指部のみに設けられており、一方の把持部と他
方の把持部は、それぞれ1個の駆動機構でのみ回転さ
せ、把持部全体の内側を把持対象物を把持するのに相応
しい表面材料を配置することができ、簡略な機構と簡単
な制御により把持が確実になされるものである。
【0041】本発明の(17)では指部の断面が円形
状、(18)の発明では四角形状であり、又、(19)
の発明では、これら円形、四角形、楕円形の組合せであ
り、どのような指部の断面形状でも、本発明では指部を
軸中心に回転させ、把持対象物に適した把持部の表面材
料を内側に配置することができ、把持機構の応用範囲が
広まるものである。
【0042】本発明の(20)では、指部を回転する駆
動機構は、選択して必要な個所の指部のみ回転させて、
把持対象物の大きさ、形状、材質、等に応じて必要な個
所のみ駆動すれば良く、きめ細かな制御が可能となり把
持機構の信頼性が一層向上するものである。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の把
持方法を適用するロボット把持機構(ハンド)を示す正
面図である。図において、24は基部であり、宇宙空間
で移動する作業ロボット、宇宙空間で飛行するロボッ
ト、或いは水中で作業するロボット、地上での各種作業
ロボット等あらゆるロボットのアーム先端に取付けら
れ、把持機構20の基部となるものである。把持機構2
0は、図示の例では先端指部21a、指部22a、指部
23aをそれぞれ屈曲可能に連結した一方の把持部と、
同様に先端指部21b、指部22b、指部23bを屈曲
可能に連結した他方の把持部で構成され、これら2本の
把持部間で、後述するように把持対象のハンドレール等
を挟んで把持する構成である。なお、把持部は左右の2
本の構成のみならず、後述する図6に示すように、それ
ぞれ複数本の把持部を対向させて配置したハンドでも良
いことは勿論である。
【0044】図2は把持機構20が把持するハンドレー
ルを示し、(a)が側面図、(b),(c),(d)は
(a)におけるA−A断面図であり、それぞれ異なった
断面形状のハンドレールの断面形状である。図2(a)
において、宇宙ステーションのモジュール本体100に
はハンドレール103が両端が支持されて取付けられて
おり、ロボットは多機能アーム先端の把持機構20によ
り、このハンドレール103を把持して移動することが
できる。そのレールの断面は、図2(b)は楕円形状、
(c)は四角形状、(d)は円形状のものを示してい
る。ハンドレール103の断面形状は基本的には、どの
ような形状でも良いが把持機構20が挟み込んで把持す
るためには、(b)の楕円形状が最も好ましい形状であ
る。
【0045】図2(b)において、ハンドレール103
aの断面は楕円形状の長軸方向の上端、下端を平行に切
り欠いて切欠部28a,28bを設けた形状である。
又、図2(c)は正方形の四角形状103b、図2
(d)は円形状103cのものであり、どのような形状
でも良いが、把持機構20で把持する場合には(b)の
楕円形状103aのものが最も好ましい。なお、(b)
上端、下端の切り欠きはいずれか一方でも良いが、両方
に設けたほうが好ましい。又、(d)の円形断面のもの
でも(b)と同じく、上端、下端のいずれか一方、又は
両方に切り欠きを設けても良い。
【0046】図3は本発明の実施の第1形態に係るロボ
ットハンドによる把持方法の手順を示す図であり、図1
に示す把持機構(ハンド)により、図2で説明したハン
ドレール103aを把持する場合の例である。図3
(a)において、把持機構20は両把持部を広げ、まず
ハンドレール103aを両把持部間に、先端指部21b
の屈曲動作P1 により引っ掛けて引き込む。次に図3
(b)のように、指部22bにハンドレール103aの
楕円曲面を当接させて水平方向へ移動動作P2 を行わせ
るため、指部23bを回動させ、更に、先端指部21b
を屈曲動作P3 により内側へ屈曲させる。
【0047】上記の動作により、把持部間に引き込まれ
たハンドレール103aは、把持部間の中心へ水平移動
すると共に、下方の基部24側へ向かって下降移動す
る。次に、図3(c)において、把持部の中心軸線上の
位置へ向かって指部22bを更に移動動作P4 を行い、
ハンドレール103aを両把持部のほぼ中心軸線上に位
置させる。次に図3(d)において、指部21a,22
a,23aからなる把持部も屈曲動作P6 をさせると共
に、指部21b,22b,23bからなる把持部も屈曲
動作P5 を行い、両把持部間の中心位置でハンドレール
103の両楕円曲面を挟み込んで押圧して把持する。
【0048】又、図3(d)の状態のままで把持しても
良いが、ハンドレール103aの形状の大小に応じて、
図3(e)のようにハンドレール103aを更に基部2
4側へ移動させ、指部21b,22b,23bからなる
把持部を屈曲動作P7 をさせ、指部21a,22a,2
3aからなる把持部を屈曲動作P8 をさせることによ
り、ハンドレール103aを基部24と一方の把持部と
で包み込んで把持するようにしても良い。
【0049】上記に説明の実施の第1形態のロボットハ
ンドによる把持方法によれば、両把持部間に屈曲動作P
1 でハンドレール103aを引き込み、一方の把持部を
楕円曲面に接触させ、移動動作P2 でハンドレール10
3aを平行に横移動させると共に屈曲動作P3 で下降さ
せて両把持部間の中心軸線位置へハンドレール103a
を移動させ、更に移動動作P4 でほぼ中心位置へ移動さ
せ、両把持部を屈曲動作P5 ,P6 を行わせるか、或い
は一方の把持部のみ屈曲動作P8 を行わせて、ハンドレ
ール103aを両把持部で挟んで把持する。
【0050】上記の把持方法を採用することにより、把
持部の各指部21a,21b,22a,22b及び23
a,23bがハンドレール103aの楕円曲面に接し、
両者が滑らかに滑動して把持部間の移動が容易となり、
更に、把持部でハンドレール103aを、そのままの姿
勢を保って水平移動させ中心位置へ移動することができ
るので、把持部を屈曲させて把持する動作も抵抗なく円
滑になされる。従って、ハンドレール103aと各指部
との過度な摩擦や、角部の衝突も少なくなり、ハンドレ
ール103aと把持部が傷付くのが防止される。
【0051】なお、上記の例では、ハンドレール103
aと把持機構20とは、相対的に移動するものである
が、実際はハンドレール103aは宇宙ステーションの
有人モジュールに取付けられているので、ハンドレール
103aに対して把持機構20が移動して上記に説明し
た位置を保つようにする。
【0052】図4は本発明の実施の第2形態に係るロボ
ットハンドによる把持方法を示す図であり、円形断面の
ハンドレールを把持する例である。図4(a)におい
て、一方の把持部の先端指部21bを屈曲動作P1 を行
い、両把持部間にハンドレール103bを取り込む。次
に、図4(b)において、一方の把持部の指部22bと
23bとを作動させて移動動作P2 を行い、取り込んだ
ハンドレール103bを水平方向へ移動させて両把持部
間のほぼ中心軸線上へ位置させ、その後、指部21bを
屈曲動作P3 で下降させる。図4(c)において、両把
持部の各指部を屈曲動作P4 ,P5 をさせてハンドレー
ル103bを包み込んで円形断面のハンドレール103
bを確実に把持する。
【0053】上記の実施の第2形態においても、一方の
把持部で屈曲動作P1 によりハンドレール103bを両
把持部間に取込み、一方の把持部を移動動作P2 により
水平方向へ平行移動させてハンドレール103bをほぼ
中心軸線上に位置させ、更に両把持部の屈曲動作P4
5 を行わせてハンドレール103bを包み込んで把持
するので、両把持部間への中心軸線上の位置への移動が
円滑になされ、ハンドレール103bと各指部との過度
な摩擦や衝突も少なくなり、ハンドレール103bと把
持部が傷が付くのが防止される。
【0054】図5は本発明の実施の第3形態に係るロボ
ットハンドによる把持方法を示す図であり、四角形断面
のハンドレールを把持する例である。図5(a)におい
て、一方の把持部の先端指部21bを屈曲動作P1 を行
い、両把持部間にハンドレール103cを取り込む。次
に、図5(b)において、一方の把持部の指部22bと
23bとを作動させて移動動作P2 を行い、取り込んだ
ハンドレール103cを水平方向へ平行移動させて両把
持部のほぼ中心軸線上位置へ移動させ、その後、指部2
1bを屈曲動作させて下降させ位置調整する。
【0055】図5(c)において、両把持部の各指部を
屈曲動作P4 ,P5 を行わせてハンドレール103cを
両把持部で包み込み、四角形状のハンドレール103c
を把持することができる。
【0056】上記の実施の第3形態においても、四角断
面形状のハンドレール103cであっても、ハンドレー
ル103cを一方の把持部の先端指部21bの屈曲動作
1により両把持部間にハンドレール103cを取込
み、更に、一方の把持部の水平方向の移動動作P2 、先
端指部の屈曲動作P3 によってほぼ中心軸線上位置へ移
動させ、両把持部の屈曲動作P4 ,P5 を行わせてハン
ドレールを把持する。
【0057】上記方法によって、ハンドレール103c
を両把持部のほぼ中心軸線上位置へ確実に移動させ、そ
の後、両把持部により両側を挟み込むので、四角形状の
隅部が存在しても過度の押圧力や、一方の側へ不均一な
力が加わることなく、ハンドレール103c又は把持部
への損傷を防ぐことができる。
【0058】図6は本発明の実施の第1〜第3形態の把
持方法を適用する複数本(図示の例では2本)の把持部
を対向させて構成した把持機構を示し、このようなロボ
ット把持機構においても図1〜図5に示した本発明の方
法が適用されることは勿論である。
【0059】図7は本発明の実施の第4形態に係るロボ
ット把持機構(ハンド)を示し、(a)は正面図、
(b),(c)は指部の斜視図である。図において、2
4は基部であり、宇宙空間を移動する作業ロボット、宇
宙を飛行するロボット、或いは水中での作業ロボット、
地上での各種作業ロボット等のあらゆるロボットのアー
ム先端に取付けられ、把持機構20の基部となるもので
ある。把持機構20は、図示の例では先端指部21a、
指部22a、指部23aをそれぞれ屈曲可能に連結した
一方の把持部と、同様に先端指部21b、指部22b、
指部23bを屈曲可能に連結した他方の把持部で構成さ
れ、これら2本の把持部間で、後述するように把持対象
のハンドレール等を挟んで把持する構成である。なお、
把持部は左右の2本の構成のみならず、それぞれ複数本
の把持部を対向させて配置したハンドでも良いことは勿
論である。
【0060】指部22a,22b,23a,23bの内
側は、(b),(c)にも示すように滑らかな円弧状の
面を有する曲面50が形成されている。(b)は指部の
断面が四角形状、(c)は断面が円形状のものを示し、
いずれの場合も曲面50は横方向は同一のフラットな平
面で、軸方向には凹状で滑らかな円弧状の曲面50が形
成されている。この曲面は円形状、楕円形状、その他任
意の滑らかで一様な曲面であれば、どのような曲面でも
良いものである。
【0061】図8は本発明の実施の第4形態に係るロボ
ット把持機構により円形断面のハンドレールを把持する
場合の作用を説明する図である。(a)において、把持
機構20は両把持部を広げ、まずハンドレール103を
両把持部間に、先端指部21bの屈曲動作P1 により引
っ掛けて引き込む。次に(b)のように、先端指部21
bを、更に屈曲動作P2 をすることによりハンドレール
103を内側へ送り、ハンドレール103は、円形周面
が指部22bの曲面50に沿って基部24へ向かって移
動する。
【0062】次に、(c)のように、ハンドレール10
3は指部22bの曲面50から指部23bの曲面50に
沿って基部24の中央部へ移動する。(d)において、
ハンドレール103が基部24に到達すると、屈曲動作
3 ,P4 により各指部を連結部で内側へ向かって屈曲
させ、指部23a,23bの両曲面50で円形断面のハ
ンドレール103を包み込むように挟み込んで把持す
る。又は、(e)に示すように、1つの把持部の指部2
2b,23bの曲面50と先端指部21bとでハンドレ
ール103を包み込むように把持しても良い。
【0063】なお、上記の例では、ハンドレール103
と把持機構20とは、相対的に移動するものであるが、
実際はハンドレール103は宇宙ステーションの有人モ
ジュールに取付けられているので、ハンドレール103
に対して把持機構20が移動して上記に説明した位置を
保つようにする。又、ハンドレールのみならず、他の構
造物の突起部やボルト等も同様に把持することもでき、
機器や部品類も把持することができる。
【0064】図9は本発明の実施の第4形態に係るロボ
ット把持機構により四角形状のハンドレールを把持した
場合の作用を説明する図である。(a)において、把持
機構20は、両把持部を広げ、まずハンドレール103
aを両把持部間に、先端指部21bの屈曲動作P1 によ
り引っ掛けて引き込む。次に、(b)のように、先端指
部21bを、更に、屈曲動作P2 を行うことによりハン
ドレール103aを内側に送り、ハンドレール103a
の平面は指部22bの曲面50に滑らかに沿って基部2
4へ向かって移動する。
【0065】次に、(c)のように、更に先端指部21
bの屈曲動作P3 によりハンドレール103aは指部2
2bの曲面50から指部23bの曲面50に沿って基部
24の中央部へ移動する。(d)において、ハンドレー
ル103aがそのままの姿勢で基部24の中央部へ到達
すると、屈曲動作P4 により指部22b,23bの曲面
50内に4個の隅部の2つが当接し、又、指部23aの
曲面50と基部24とにより残りの2つの隅部が当接
し、ハンドレール103aを包み込んで把持することが
できる。
【0066】上記に説明のように、本実施の第4形態に
おけるロボット把持機構によれば、指部22a,22b
及び23a,23bの内側に滑らかな曲面50を形成
し、ハンドレール103,103a、等の把持対象物を
曲面50に沿って滑らせ、把持する構成としたので、滑
らかな曲面50と把持対象物とは円滑な摺動がなされ、
把持部を屈曲させて把持する動作も抵抗なく円滑になさ
れる。従って、ハンドレール103,103a等の把持
対象物と各指部との過度な摩擦や、隅部との衝突も少な
くなり、ハンドレール103,103a、等と把持部が
傷付くのが防止される。
【0067】図10は本発明の実施の第5形態に係るロ
ボット把持機構の正面図である。本実施の第2形態にお
いては、指部の内側の滑らかな曲面50を中間の指部2
2a,22bにのみ設け、基部24に連結される指部2
3a,23bには設けず、この指部23a,23bの内
側はフラットの面のままとしたものであり、その他の構
造は図7に示す実施の第4形態と同じである。
【0068】本実施の第5形態においては、把持対象物
を把持する作用は、図8,図9に示す実施の第4形態の
ものと同じであり、特に本実施の第5形態では把持対象
物が四角形状やその他の平面を有する形状の場合では、
基部24側の指部23a,23bの内側平面と把持対象
物の平面とが密着して当接し、把持しやすいようにした
ものである。このような構造の実施の第2形態でも、中
間の指部22a,22bの曲面50によって把持対象物
を滑動しやすくして基部24側への移動を容易とし、実
施の第1形態のものと同様の効果が得られるものであ
る。
【0069】図11は本発明の実施の第5形態における
ロボット把持機構で各種の大きさの異なる把持対象物を
把持する場合の例を示す図で、断面形状が四角形状の把
持対象物を把持する例であり、(a)は把持部と比べて
比較的中程度の大きさ、(b)は比較的大きなもの、
(c)は小さい形状のものを、それぞれ示している。
【0070】(a)においては、先端指部21a、指部
22a,23aにより把持対象物103bを包み込むよ
うに把持し、把持に際しては指部23aの内側直線部A
を把持対象物の直線部の面に密着させて把持しているの
で把持が確実になされる。又、(b)においては、把持
対象物103cが比較的大きな形状であるので、指部2
3bの内側直線部Bに把持対象物103cの直線部の面
の一部を密着して当接させ、指部22bと指部23a及
び先端指部21aとで全体を包み込むようにして把持対
象物を確実に把持することができる。
【0071】又、(c)においては、把持対象物103
dが比較的小さな形状であり、指部23bの内側直線部
Cと把持対象物103dの直線部とを密着して当接さ
せ、指部22b、先端指部21bとで全体を包み込み、
更に外側から指部23a,22a、先端指部21aとで
包み込むようにして把持対象物103dを把持してい
る。このように、把持対象物の大きさが103b,10
3c,103dのように異なっても直線部の面を有する
形状であれば指部の内側の直線部A,B,Cを把持対象
物へ密着して当接させることにより確実に把持すること
が可能となる。
【0072】図12は本発明の実施の第6形態に係るロ
ボット把持機構を示し、(a)は正面図、(b)は
(a)におけるB−B断面図、(c)は(a)における
C−C断面図である。図12(a)において、24は基
部であり、宇宙空間を移動する各種作業ロボット、宇宙
空間を飛行するロボット、水中で作業するロボット、或
いは地上での各種ロボットのアーム先端に取付けられ、
把持機構20全体を支持している。把持機構20は、図
示の例では先端指部21a、指部22a、指部23aを
屈曲可能に連結した一方の把持部と、同様に先端指部2
1b、指部22b、指部23bを屈曲可能に連結してな
る他方の把持部で構成され、2本の把持部間で後述する
ように把持対象のハンドレール等を挟んで把持する構成
である。なお、把持部は左右で2本の構成のみならず、
それぞれ2本又はそれ以上の複数本の把持部を対向して
配置した構成でも良いことは勿論である。
【0073】先端指部21a,21bの内側には図12
(b)にも示すように、摩擦係数が指部21a,21b
のものより比較的に大きい表面材料25a,25bが取
付けられており、又、指部22a,22b及び23a,
23bには、図12(c)にも示すように指部22,2
3よりも摩擦係数の小さい表面材料26a,27a及び
26b,27bがそれぞれ取付けられている。把持機構
20は、このような屈曲可能な2本の把持部を操作する
ことにより、ハンドレール103aに接近し、2本の把
持部間にハンドレール103aを挿入して取込み、後述
するように挟み込んで把持するものである。
【0074】図13は本発明の実施の第6形態における
把持機構20による楕円形状のハンドレール103aを
把持する場合の作用を示す図で、(a)は2本の把持部
を開いてロボットのアーム先端をハンドレール103a
に接近させ、把持部間にハンドレール103aを挿入す
るように多機能アーム先端のロボット把持機構を移動す
る。
【0075】図13(b)において、一方の把持部先端
の先端指部21aを操作してハンドレール103aに引
っ掛け、その状態でハンドレール103aが2本の把持
部間に挿入されるように先端指部21aを屈曲して把持
機構20とハンドレール103aとを相対的に移動させ
る。ロボット本体は、この動きにより、ハンドレール1
03aが2本の把持部間の基部24側に位置するように
(図中二点鎖線の103a’参照)、指部22a,23
aの内側とハンドレール103aが滑りながら互いに移
動する。
【0076】次に図13(c)において、ハンドレール
103aの曲面と指部22a内側が互いに滑りながら移
動し、指部23aに沿ってハンドレール103aが基部
24に到達するように指部22a,22b,23a,2
3bを狭め、ハンドレール103aの両曲面が指部23
a,23bの内側面によって完全に把持され、これによ
って、ロボット本体を安定して支持させることができ
る。
【0077】上記の作用において、ハンドレール103
aは、まず先端指部21a,21bの内側は比較的摩擦
係数の大きな表面材料25a,25bが取付けられてい
るので、摩擦により容易に先端指部21a、又は21b
に引っ掛けられて内側へ相対的な移動をすることができ
る。その後は指部22a,22b内側とハンドレール1
03aの楕円曲面とが接し、指部22a,23a及び2
2b,23bの内側は摩擦係数の小さな表面材料26
a,26b,27a,27bが取付けられているので、
指部22a,22b,23a,23bとハンドレール1
03aの楕円曲面とは互いに滑りやすく、容易に基部2
4側へハンドレール103aを相対的に移動させること
ができ、ハンドレール103aや指部21〜23を傷付
けることがない。
【0078】従って、ハンドレール103aと2本の把
持部間の移動、位置決めが迅速、かつ容易になされ、把
持機構20による確実なハンドレール103aの把持が
互いに傷付けることなくなされる。なお、図示していな
いが、円形断面のハンドレール103bにおいても、上
記と同様な作用により把持機構20による把持がなされ
るが、図13(c)のようにハンドレールを確実に把持
し、ロボットを支持する点では、楕円形状のハンドレー
ル103aの方がより確実な効果がある。
【0079】図14は本発明の実施の第7形態に係るロ
ボット把持機構の作用を説明する図である。本実施の第
7形態においては、ロボットの把持機構20は実施の第
6形態と同じであるが、ハンドレールのみを四角形状の
ハンドレール103cを採用したものであり、その他の
構成は実施の第6形態のものと同じである。
【0080】図14(a)において、2本の把持部を開
いた状態でロボットアーム先端をハンドレール103c
に接近させ、把持部間にハンドレール103cを挿入す
る位置へ把持機構20を接近させる。次に、図14
(b)に示すように、一方の先端指部を操作してハンド
レール103cに引っ掛け、その状態でハンドレール1
03cが2本の把持部間で下方へ相対的に移動するよう
に先端指部21aを屈曲させる。
【0081】ハンドレール103cと指部22a,23
a内側とは互いに滑りながら移動し、ロボット本体は、
この動きにより、ハンドレール103cが2本の把持部
間で基部24側へ移動するように(図中二点鎖線103
c’参照)指部22a,23a内側とハンドレール10
3とが滑りながら移動し、ハンドレール103cの正確
な位置決めがなされる。
【0082】次に、図14(c)に示すように、指部2
2aと22b及び23aと23bとを狭めてゆき、ハン
ドレール103cを基部24側へ移動させ、指部23a
と23b内側とでハンドレール103cの両側を把持す
る。これによりハンドレール103cは指部23a,2
3bの内側により完全に把持され、ロボット本体を安定
して支持させることができる。
【0083】上記に説明の実施の第7形態においても、
先端指部21a,21bの内側は摩擦係数の大きな表面
材料25aが取付けられているので、摩擦により容易に
ハンドレール103cを引っ掛けて移動することがで
き、把持部とハンドレール103cを傷付けることな
く、把持部間にハンドレール103cを引き込むことが
できる。又、指部22a,22b及び23a,23b内
側には摩擦係数の小さい表面材料26a,27aが設け
られているので、ハンドレール103cと指部内側とは
容易に滑り、相対的な移動を容易とし、ハンドレール1
03cの把持機構20での把持を迅速、かつ正確に行う
ことができる。
【0084】図15は本発明の実施の第8形態に係るロ
ボット把持機構を示し、(a)は側面図、(b)は
(a)におけるD−D矢視図、(c)は(b)における
E−E断面図である。図15(a)において、把持機構
40は、図12に示す実施の第6形態の把持機構20と
同じく先端指部21a,21b、指部22a,22b及
び23a,23bからなる2本の屈曲可能な把持部を基
部24に支持されて構成されている。
【0085】本実施の第8形態の把持機構40では、更
に先端指部21a,21b内側の摩擦係数の大きな表面
材料25a,25b、指部22a,22b内側の摩擦係
数の小さな表面材料26a,26b、及び指部23a,
23b内側の表面材料27a,27bのそれぞれを、各
指部内側にネジ30で取付けて着脱可能としたもので、
その他の構造は図12に示す実施の第6形態と同じであ
る。
【0086】図15(b)において、指部22a,23
a内側の材料26a,27aは、それぞれネジ30で取
付けられており、ネジ30は、図15(c)に示すよう
に材料26aの表面が平坦になるように、材料26aの
表面に皿もみ加工を施して表面を平坦にしている。
【0087】上記の実施の第8形態においても、先端指
部21a,21bの内側は摩擦係数の大きな表面材料2
5aが取付けられているので、摩擦により容易にハンド
レール103を引っ掛けて移動することができ、把持部
とハンドレール103を傷付けることなく、把持部間に
ハンドレール103を引き込むことができる。又、指部
22a,22b及び23a,23b内側には摩擦係数の
小さい表面材料26a,27aが設けられているので、
ハンドレール103と指部内側とは容易に滑り、相対的
な移動を容易とし、ハンドレール103の把持機構20
での把持を迅速、かつ正確に行うことができる。
【0088】更に、本実施の第8形態においては、先端
指部21a,21bの表面材料25a,25b、指部2
2a,22bの表面材料26a,26b、及び指部23
a,23bの表面材料27a,27bを保守、点検時に
ネジ30を取り外すことにより新しい材料と取替えが可
能となり、又、支持するハンドレールの形状により、そ
の把持に最もふさわしい材料を選定して取替えることが
できる。
【0089】図16は本発明の実施の第9形態に係るロ
ボット把持機構を示し、(a)は全体の正面図、
(b),(c),(d),(e)は(a)におけるF−
F断面図であり、(a),(b)は円形状、(c),
(d)は四角形状のものを示す。
【0090】(a)において、24は基部であり、宇宙
空間を移動するロボット、宇宙空間を飛行するロボッ
ト、或いは水中での作業ロボット、地上での各種作業ロ
ボット等のあらゆるロボットのアーム先端に取付けら
れ、把持機構20全体を支持している。把持機構20
は、図示の例では先端指部21a、指部22a、指部2
3aを屈曲可能に連結した一方の把持部と、同様に先端
指部21b、指部22b、指部23bを屈曲可能に連結
してなる他方の把持部で構成される。これら先端指部及
び指部は後述するように軸中心に回転可能であり、又、
2本の把持部間で後述するように把持対象のハンドレー
ル103等を挟んで把持する構成である。なお、把持部
は左右で2本の構成のみならず、それぞれ複数本の把持
部を対向して配置した構成でも良いことは勿論である。
【0091】(b)において、指部22bは表面に互い
に異なる材質の表面材料22b−1,22b−2が全周
を覆って取付けられている。取付方法はネジ止め、接着
のいずれでも良い。例えば、表面材料22b−1は22
b−2より摩擦係数が小さく、特定の把持対象物を把持
する場合に比較的滑り易く、表面材料22b−2は滑り
にくい材料である。この場合に特定の把持対象物を強固
に把持し、簡単に離脱しないようにするためには、後述
するように軸中心に回転させ適切な表面材料の面を内側
の把持面とすることができる。その他の先端指部21
a,21b、指部22a,23a,23bも同様な構造
であり、(a)図においては、それぞれ各信号に−x
(xは1又は2)を付して示している。
【0092】(c)は(b)の応用例であり、表面材料
を22b−1,22b−2,22b−3と、それぞれ異
なる材質の3種類で覆った例であり、3種類の表面材料
の面を選択することができるものである。(d),
(e)は把持部の指部を四角形状とした例であり、
(d)は2種類の表面材料22b−1,22b−2を用
いた例、(e)は22b−1,22b−2,22b−
3,22b−4の4種類の表面材料を用いた例であり、
同様に回転させることにより特定の材料や形状の把持対
象物を把持する場合に適切な把持面を選択できるもので
ある。
【0093】なお、指部の断面形状は、円形状、四角形
状の例で説明したが、楕円形状でも良く、又これら円
形、四角形、楕円形状のものを、適宜選択して組合せ、
複数本の把持部から構成するようにしても良い。
【0094】図17は回転機構を示す図で、(a)は一
方の把持部の内部断面図、(b)は(a)におけるG−
G断面図、(c)はH−H断面図である。(a)におい
て指部22aは、一方の連結部に取付けられた取付部6
0、他方の連結部に取付けられた取付部31間に軸中心
に回転可能な構造である。又、指部先端21a,21
b、指部23a,23bも同様な構造である。
【0095】指部22aの一端(図中上端)には固定材
64が固定され、その中心部には軸64aが取付けら
れ、軸64aには連結フランジ62が固定されている。
連結フランジ62は取付部60内の部材60aに設けら
れた係合溝63内へ回転自在に挿入され取付部60に指
部22aを係合させ、支持している。
【0096】指部22aの他端(図中下端)には固定材
65が固定され、その中心部にはモータ軸71が取付け
られ、モータ軸71は係合部72を介してモータ70に
連結している。モータ70は取付部61内へ固定されて
おり、そのモータ軸71は取付部61に取付けられた軸
受66に回転自在に支持されている。
【0097】上記構成のように、指部22aは、一端が
連結部に取付けられた取付部60に連結フランジ62に
より回転自在に連結され、他端も取付部61に固定され
たモータ70のモータ軸71へ軸受66、係合部72を
介して回転自在に連結されている。従って、モータ70
を駆動することにより軸中心に回転可能となっており、
指部22aの表面材料を必要に応じて適切なものを選択
し、選択した表面材料の面を把持部の内側にセットする
ことができる。なお、指部23a,23b、先端指部2
1a,21bも同様な構造であるので、その説明は省略
する。又、上記に説明の通り、一方の把持部で説明した
が、対向する他方の把持部も同じ構造である。
【0098】図17(b)は一方の取付部60の断面図
であり、図1で説明した円形状の例で、表面材料を省略
して示している。図において、取付部60内部は部材6
0aが一体構造となっており、部材60aには円形の係
合溝63が加工されており、係合溝63内には連結フラ
ンジ62が挿入されている状態を示している。
【0099】図17(c)は他方の取付部61の断面図
であり、取付部61内の中心にはモータ軸71が配置さ
れ、モータ70に連結している状態を示している。なお
図17では把持部は円形状の指部の例で説明したが、図
16(d),(e)に示す四角形状断面のものでも同様
に回転可能な構造を採用することができる。
【0100】図18は上記に説明した実施の第9形態に
おけるモータの配置と制御系統を示し、(a)はモータ
の配置を、(b)は制御系統図を、それぞれ示す。
(a)におて、モータ70は先端指部21a,21b用
の70A,70B、指部22a,22b用の70C,7
0D、指部23a,23bの70E,70Fの6ユニッ
トが配置されている。これらのモータ70A〜70Fを
制御することにより各指部を回転させ、図16(b)〜
(d)に示す複数の表面材料の適切なものを選択し、適
切な面を把持部の内側へ配置させることができる。
【0101】図18(b)において、各6個のモータ7
0A〜70Fは、モータ駆動回路80に接続され、入力
装置81により駆動する構成である。モータ駆動回路8
0と入力装置81とはロボット本体に設けられており、
入力装置81では、モータ70A〜70Fのすべて、又
は必要に応じて必要個所のモータを選択して必要な角度
回転させる。このような制御により、把持機構で把持す
る対象物の材料や形状、大きさ、等により把持する場合
に滑りの程度、把持する指部の場所、等を考慮し、必要
個所のモータを入力装置81で指定して回転させ、適切
な表面材料を把持部内側に配置することができる。
【0102】図19は上記に説明した実施の第9形態に
おける把持機構で円形断面のハンドレールを把持する場
合の一例を示す図である。図において、把持を行う前に
は上記に説明した要領で、入力装置81からの指令によ
り必要個所の指部を回転させ、適切な表面材料を選択し
ておく。
【0103】図19は本発明の実施の第9形態に係るロ
ボット把持機構による把持方法を示す図であり、円形断
面のハンドレールを把持する例である。(a)におい
て、一方の把持部の先端指部21bを屈曲動作P1 を行
い、両把持部間にハンドレール103を取り込む。次
に、(b)において、一方の把持部の指部22bと23
bとを作動させて移動動作P2 を行い、取り込んだハン
ドレール103を水平方向へ移動させて両把持部間のほ
ぼ中心軸線上へ位置させ、その後、指部21bを屈曲動
作P3 で下降させる。(c)において、両把持部の各指
部を屈曲動作P4 ,P5 をさせてハンドレール103b
を包み込んで円形断面のハンドレール103bを確実に
把持する。
【0104】上記の操作において、各指部22a,22
b,23a,23b、先端指部21a,21bは内側の
把持部に適切な表面材料が選択されているので、両把持
部間への中心軸線上の位置への移動が円滑になされ、ハ
ンドレール103と各指部との過度な摩擦や衝突も少な
くなり、ハンドレール103と把持部が傷が付くのが防
止される。
【0105】なお、上記の例では、ハンドレール103
と把持機構20とは、相対的に移動するものであるが、
実際はハンドレール103は宇宙ステーションの有人モ
ジュールに取付けられているので、ハンドレール103
に対して把持機構20が移動して上記に説明した位置を
保つようにする。
【0106】図20は本発明の実施の第10形態に係る
ロボット把持機構の正面図であり、本実施の第10形態
においては、一方と他方の把持部は基部24側の連結部
の取付部61にのみ、それぞれ1個のモータ70E,7
0Fを設けたもので、モータ70Eで先端指部21a、
指部22a,23aからなる一方の把持部全体を回転さ
せ、モータ70Fで先端指部21b、指部22b,23
bからなる他方の把持部全体を回転させるようにしたも
のである。その他の構成は図16,図17に示す実施の
第9形態と同じ構成であり、その制御系統も図18
(b)のモータを70E,70Fとした以外は同じ機能
を有するものである。
【0107】上記の実施の第10形態によれば、各先端
指部、指部は一体となって回転し、それぞれ同一の表面
材料を内側に配置でき、構造もモータが70E,70F
の2個と簡素化され、制御も簡単となり、実用性の高い
把持機構が実現できるものである。
【0108】
【発明の効果】本発明のロボットハンドによる把持方法
は、請求項に記載されたように、(1)から(20)の
発明から構成される。本発明の(1)では、両ハンドと
把持対象物への把持が円滑になされ、無理なく摩擦や衝
撃が小さくなり、把持対象物への損傷やハンド自身の破
損も防止することができる。
【0109】本発明の(2)では、ハンドレールの断面
形状が楕円形状を有し、ハンドとの当接部が楕円曲面で
なされるので、ハンドの指部内側へ沿ってハンドレール
が滑りやすく移動が容易となる。又、把持部で楕円曲面
の部分を挟み込むことができるので、突起部もなく、か
つハンドレールはハンド中心軸線上位置調整されている
こともあり、無理な摩擦力や衝撃もないのでハンドレー
ルは勿論、ハンド自身も損傷することがない。
【0110】本発明の(3)では、ハンドレールの断面
が円形状であり、楕円形状と同じく、突起部がなく滑ら
かな曲面であり、かつハンドレールはハンド中心軸線上
に位置調整されているので、把持の際に無理な摩擦力や
衝撃もなく、ハンドレールやハンドも損傷することがな
い。又、本発明の(4)では、ハンドレールが四角形状
であっても、ハンドレールがハンドの中心軸線上に位置
してから両ハンドの指部を屈曲して把持するので当接時
の衝撃は小さくなり、ハンドレールは勿論、ハンド自身
にも傷が付くことが防止される。
【0111】本発明の(5)ではハンドレールの断面形
状が楕円形状、(6)では円形状であり、それぞれ上
端、下端の一方又は両方が切り欠かれているので、ハン
ドレールの曲面をハンド内側へ当接し易くなる。
【0112】本発明の(7)では、把持部間に挿入され
たハンドレール、等の把持対象物が各指部の曲面に沿っ
て滑りながら容易に移動することができ、先端部より中
央部へ位置させることができる。これにより把持対象物
の把持部間での位置決めが容易となり、把持対象物又は
指部に過度の摩擦や衝撃を加えることなく確実に把持対
象物を把持することができる。
【0113】本発明の(8)では、指部のうち基部に連
結する指部の内側には曲面を形成せず平坦な直線状の面
であるので、特に、把持部間に挿入されて基部側へ移動
した把持対象物が平面を有する形状の物体の場合には、
基部側において指部内側の平面と物体が密着することに
より、把持が確実になされる利点がある。
【0114】本発明の(9)では、指部の断面形状が四
角形状、(10)の発明では円形状であり、いずれの場
合でも、指部内側へ滑らかで横方向がフラットで、かつ
軸方向で曲面を有する切欠きが形成されるので、上記
(7)の発明と同様に把持部内での把持対象物が円滑に
移動でき、把持対象物の確実な把持を可能とするロボッ
ト把持機構が構築できる。
【0115】本発明の(11)では、把持部の各指部内
側には表面材料が取付けられており、表面材料の摩擦係
数は先端指部が基材の摩擦係数よりも大きいので、把持
部間に把持対象物を引っ掛けて巻き込み、取り込むこと
が容易となる。更に、把持部間に引き込まれた把持対象
物は、その他の指部内側の表面材料の摩擦係数が基材よ
りも小さいので、より滑りやすくなり、指部内側に沿っ
て滑りながら移動が容易となり、把持機構や把持対象物
に傷を付けることなく、取込みが迅速になされ、把持が
確実になされる。
【0116】本発明の(12)では、表面材料が各指部
内側へ着脱可能に、例えばネジ等により取付けられるの
で、材料の取替え、適切な材料の選定及びその取付けが
容易となり、ロボット把持機構の機能が一層向上するも
のである。
【0117】本発明の(13)では、把持対象がハンド
レールであり、その断面が楕円形状の曲面を有してお
り、上端、下端が切り欠かれているので、楕円曲面部分
が把持部内へ取り込まれた後に指部に沿って滑りやす
く、かつ移動が容易となり、ハンドレールや把持部が傷
を付けることなく、取込みが迅速になされる。又、本発
明の(14)では、ハンドレールの断面形状が四隅形状
であっても、上記(11)の発明と同様に迅速な把持部
への取込み、把持が確実になされる。
【0118】本発明の(15)では、各指部の駆動装置
で駆動し指部を軸中心に回転させることにより、適切な
表面材料を把持部の内側に配置することができる。把持
対象物は形状や大きさ、材質、等が種々異なっており、
それぞれこれらを把持部で挟んで把持する場合に、把持
対象物を回転させたり、ある程度の滑りが必要な場合
や、強固に把持するために摩擦力の大きい把持面を必要
とする場合、等さまざまなケースがある。そこで、駆動
機構により指部を回転させて把持対象物に適した指部の
表面材料を把持部の内側へ配置し、把持が適切になさ
れ、把持機構の信頼性が向上する。
【0119】本発明の(16)では駆動機構は基部に連
結された指部のみに設けられており、一方の把持部と他
方の把持部は、それぞれ1個の駆動機構でのみ回転さ
せ、把持部全体の内側を把持対象物を把持するのに相応
しい表面材料を配置することができ、簡略な機構と簡単
な制御により把持が確実になされるものである。
【0120】本発明の(17)では指部の断面が円形
状、(18)の発明では四角形状であり、又、(19)
の発明では、これら円形、四角形、楕円形の組合せであ
り、どのような指部の断面形状でも、本発明では指部を
軸中心に回転させ、把持対象物に適した把持部の表面材
料を内側に配置することができ、把持機構の応用範囲が
広まるものである。本発明の(20)では、指部を回転
する駆動機構は、選択して必要な個所の指部のみ回転さ
せて、把持対象物の大きさ、形状、材質、等に応じて必
要な個所のみ駆動すれば良く、きめ細かな制御が可能と
なり把持機構の信頼性が一層向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るロボットハンド
の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の第1〜第3形態に係るロボット
ハンドにより把持するハンドレールを示し、(a)は側
面図、(b)は(a)におけるA−A断面図であり、
(c),(d)は(b)の断面の変形例を示す。
【図3】本発明の実施の第1形態に係るロボットハンド
による把持方法を示し、(a),(b),(c),
(d),(e)はその手順を示す。
【図4】本発明の実施の第2形態に係るロボットハンド
による把持方法を示し、(a),(b),(c)はその
手順を示す。
【図5】本発明の実施の第3形態に係るロボットハンド
による把持方法を示し、(a),(b),(c)はその
手順を示す。
【図6】本発明の実施の第1〜第3形態の把持方法を適
用する複数本の把持部を有するロボット把持機構の斜視
図である。
【図7】本発明の実施の第4形態に係るロボット把持機
構を示し、(a)は正面図、(b),(c)は指部の斜
視図で、(b)は断面形状が四角、(c)は円形の例で
ある。
【図8】本発明の実施の第4形態に係るロボット把持機
構で円形断面のハンドレールを把持する場合の作用を示
す図で、(a),(b),(c),(d),(e)は、
それぞれ把持の手順を示す。
【図9】本発明の実施の第4形態に係るロボット把持機
構で四角形状のハンドレールを把持する場合の作用を示
す図で、(a),(b),(c),(d)は、それぞれ
把持の手順を示す。
【図10】本発明の実施の第5形態に係るロボット把持
機構の正面図である。
【図11】本発明の実施の第5形態に係るロボット把持
機構で各種大きさの把持対象物を把持する場合の作用を
説明する図で、(a)は中程度のもの、(b)は大きな
もの、(d)は小さな形状のもの、をそれぞれ示す。
【図12】本発明の実施の第6形態に係るロボット把持
機構を示し、(a)は機構全体の正面図、(b)は
(a)におけるB−B断面図、(c)は(a)における
C−C断面図である。
【図13】本発明の実施の第6形態に係るロボット把持
機構及びその把持対象レールを示し、(a),(b),
(c)はレールを把持する場合の手順を示す。
【図14】本発明の実施の第7形態に係るロボット把持
機構及びその把持対象レールを示し、(a),(b),
(c)はレールを把持する場合の手順を示す。
【図15】本発明の実施の第8形態に係るロボット把持
機構を示し、(a)は機構全体の側面図、(b)は
(a)におけるD−D矢視図、(c)は(b)における
E−E断面図である。
【図16】本発明の実施の第9形態に係るロボット把持
機構を示し、(a)は正面図、(b),(c),
(d),(e)は(a)におけるF−F断面図であり、
(b),(c)が円形状断面のもの、(d),(e)が
四角形状の断面を、それぞれ示す。
【図17】本発明の実施の第9形態に係るロボット把持
機構の詳細な構造を示し、(a)は回転機構の断面図、
(b)は(a)のG−G断面図、(c)はH−H断面図
である。
【図18】本発明の実施の第9形態のモータ制御系を示
し、(a)はモータの配置図、(b)は制御系統図であ
る。
【図19】本発明の実施の第9形態に係る把持機構の手
順を示す図で、(a),(b),(c)はそれぞれの工
程を示す図である。
【図20】本発明の実施の第10形態に係るロボット把
持機構のモータ配置を示す図である。
【図21】宇宙ステーションの有人モジュール船内の構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
20,40 把持機構 21a,21b 先端指部 22a,22b 指部 23a,23b 指部 24 基部 25a,25b,26a,26b,27a,27b 表
面材料 30 ネジ 50 曲面 60,61 取付部 62 連結フランジ 63 係合溝 64,65 固定材 66 軸受 70 モータ 71 モータ軸 72 係合部 80 モータ駆動回路 81 入力装置 103a,103b,103c ハンドレール

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置され把持対象物を挟んで把
    持する複数のハンドを備え、同各ハンドは複数の指部を
    屈曲自在に連結して構成されたロボットハンドの把持方
    法であって、前記ハンド先端を広げた状態で前記把持対
    象物を一方のハンド内側へ当接させる場合でも;前記一
    方のハンドの当接した指部内側の面をハンド中心軸線と
    直交する方向へ平行移動させることにより前記把持対象
    物を前記直交方向へそのままの姿勢で移動させ;前記把
    持対象物の中心部をほぼ前記ハンド中心線上に位置さ
    せ;その後前記両ハンドの各指部を内側へ屈曲させて前
    記把持対象物を挟んで把持することを特徴とするロボッ
    トハンドによる把持方法。
  2. 【請求項2】 前記把持対象物はハンドレールであり、
    同ハンドレールの断面は楕円状曲面を有し、前記ハンド
    は同ハンドレールの楕円状曲面に当接することを特徴と
    する請求項1記載のロボットハンドによる把持方法。
  3. 【請求項3】 前記把持対象物はハンドレールであり、
    同ハンドレールの断面は円形状であることを特徴とする
    請求項1記載のロボットハンドによる把持方法。
  4. 【請求項4】 前記把持対象物はハンドレールであり、
    同ハンドレールの断面は四角形状であることを特徴とす
    る請求項1記載のロボットハンドによる把持方法。
  5. 【請求項5】 前記把持対象物はハンドレールであり、
    同ハンドレールの断面は楕円状曲面を有し、同楕円状曲
    面の上端又は下端、或いは上端及び下端の両方に切り欠
    きを有し、前記ハンドは同ハンドレールの楕円状曲面に
    当接することを特徴とする請求項1記載のロボットハン
    ドによる把持方法。
  6. 【請求項6】 前記把持対象物はハンドレールであり、
    同ハンドレールの断面は円形状曲面を有し、同円形状曲
    面の上端又は下端、或いは上端及び下端の両方に切り欠
    きを有し、前記ハンドは同ハンドレールの円形状曲面に
    当接することを特徴とする請求項1記載のロボットハン
    ドによる把持方法。
  7. 【請求項7】 対向して配置され把持対象物を挟んで把
    持する複数のハンドを備え、同ハンドは複数の指部を屈
    曲自在に連結して構成されたロボット把持機構におい
    て、前記各指部の対向する内側の面は滑らかな曲面を形
    成するように切欠かれていることを特徴とするロボット
    把持機構。
  8. 【請求項8】 前記指部のうち基部側の指部内側には、
    前記曲面を設けずに直線状の平面を形成していることを
    特徴とする請求項7記載のロボット把持機構。
  9. 【請求項9】 前記指部の断面は四角形状であることを
    特徴とする請求項7又は2記載のロボット把持機構。
  10. 【請求項10】 前記指部の断面形状は円形状であるこ
    とを特徴とする請求項7又は8記載のロボット把持機
    構。
  11. 【請求項11】 対向して配置され把持対象物を挟んで
    把持する複数の把持部を備え、各把持部は複数の指部を
    屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構におい
    て、前記各指部の内側にはそれぞれ表面材料が取付けら
    れ、同表面材料の摩擦係数は、先端の指部が同指部基材
    の摩擦係数よりも大きく、その他の指部は同指部基材の
    摩擦係数よりも小さいことを特徴とするロボット把持機
    構。
  12. 【請求項12】 前記各表面材料は各指部内側へ着脱可
    能に取付けられていることを特徴とする請求項11記載
    のロボット把持機構。
  13. 【請求項13】 前記請求項11又は12記載のロボッ
    ト把持機構で把持する把持対象物はハンドレールであ
    り、同ハンドレールの断面は楕円状曲面、楕円状曲面の
    上端又は下端、或いは上下両端に切り欠きを有すること
    を特徴とする把持対象レール。
  14. 【請求項14】 前記請求項11又は12記載のロボッ
    ト把持機構で把持する把持対象物はハンドレールであ
    り、同ハンドレールの断面は四角形状であることを特徴
    とする把持対象レール。
  15. 【請求項15】 対向して配置され把持対象物を挟んで
    把持する複数の把持部を備え、各把持部は複数の指部を
    屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構におい
    て、前記各指部の周囲表面にはそれぞれ材質の異なる複
    数の表面材料を周方向に区分して全周囲を覆って取付
    け、前記各指部にはそれぞれ各指部を軸中心に回転させ
    る駆動機構を備えて構成され、前記各駆動機構で前記各
    指部を回転させることにより前記各指部の所定の表面材
    料を選択し把持部の内側に配置可能とすることを特徴と
    するロボット把持機構。
  16. 【請求項16】 対向して配置され把持対象物を挟んで
    把持する複数の把持部を備え、各把持部は複数の指部を
    屈曲自在に連結して構成されたロボット把持機構におい
    て、前記各指部の周囲表面にはそれぞれ材質の異なる複
    数の表面材料を周方向に区分して全周囲を覆って取付
    け、前記各指部のうち基部側に連結された指部にのみ同
    指部を軸中心に回転させる駆動機構を備えて構成され、
    前記駆動機構を駆動することにより前記基部側の指部と
    共に同指部に連結された他の指部も同時に回転させ所定
    の表面材料を選択し把持部の内側に配置可能とすること
    を特徴とするロボット把持機構。
  17. 【請求項17】 前記各指部の断面形状は円形状又は楕
    円形状であることを特徴とする請求項15又は16記載
    のロボット把持機構。
  18. 【請求項18】 前記各指部の断面形状は四角形状であ
    ることを特徴とする請求項15又は16記載のロボット
    把持機構。
  19. 【請求項19】 前記各複数の指部の断面形状は四角形
    状、円形状及び楕円形状の組合せであることを特徴とす
    る請求項15又は16記載のロボット把持機構。
  20. 【請求項20】 前記駆動機構は前記各指部のうち、必
    要な指部を選択し、選択した指部に対応する駆動機構の
    みを駆動可能とすることを特徴とする請求項15記載の
    ロボット把持機構。
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