JP2002263994A - 転がり軸受用転動体、転がり軸受用転動体の製造方法、及び転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受用転動体、転がり軸受用転動体の製造方法、及び転がり軸受Info
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- JP2002263994A JP2002263994A JP2001067958A JP2001067958A JP2002263994A JP 2002263994 A JP2002263994 A JP 2002263994A JP 2001067958 A JP2001067958 A JP 2001067958A JP 2001067958 A JP2001067958 A JP 2001067958A JP 2002263994 A JP2002263994 A JP 2002263994A
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高精度加工を施した少なくとも一平面を有する
転動体、鋼球からなる真球体を高率良く混合加工すると
共に、少なくとも一平面を有する転動体を容易に高精度
加工することができる加工方法、および高精度加工を施
した少なくとも一平面を有する転動体を組み込んだ転が
り軸受を提供することである。 【解決手段】鋼球からなる真球体15と、転がり接触面
となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも
一平面以上を有する球状転動体6とを、互いに所定間隔
を存して対向する二つの加工盤体C1,C2相互間に混
合させて加工することにより、上記真球体15と転動体
6の表面を真球状に加工する。
転動体、鋼球からなる真球体を高率良く混合加工すると
共に、少なくとも一平面を有する転動体を容易に高精度
加工することができる加工方法、および高精度加工を施
した少なくとも一平面を有する転動体を組み込んだ転が
り軸受を提供することである。 【解決手段】鋼球からなる真球体15と、転がり接触面
となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも
一平面以上を有する球状転動体6とを、互いに所定間隔
を存して対向する二つの加工盤体C1,C2相互間に混
合させて加工することにより、上記真球体15と転動体
6の表面を真球状に加工する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジアル荷重と両
方向のアキシアル荷重、モーメント荷重を受けられる転
がり軸受に関するもので、産業機械、ロボット、医療機
器、食品機械、半導体/液晶製造装置、光学及びオプト
エレクトロニクス装置などに使われる。
方向のアキシアル荷重、モーメント荷重を受けられる転
がり軸受に関するもので、産業機械、ロボット、医療機
器、食品機械、半導体/液晶製造装置、光学及びオプト
エレクトロニクス装置などに使われる。
【0002】
【従来の技術】耐スピン摩耗特性の向上と共に、高モー
メント剛性及び低トルク化を実現した一つの軸受でラジ
アル荷重と両方向のアキシアル荷重、モーメント荷重を
受けられる転がり軸受が提案されている(特願2000
−161621)。すなわち、その軸受構成は、一対の
軌道輪間に複数の転動体が組み込まれ、各軌道輪は転動
体の半径より大径の曲率を有する軌道面からなる軌道溝
をそれぞれ有し、少なくとも一つの軌道輪は二つの軌道
面からなり、上記各転動体は転がり接触面となる外径が
軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平面以上を
有し、円周上にそれぞれ交互に交差状に配され、各転動
体の外径が常に相対する一方の軌道輪の軌道面と他方の
軌道輪の軌道面にてそれぞれ一点づつ合計二点で接触す
る構成となっている。
メント剛性及び低トルク化を実現した一つの軸受でラジ
アル荷重と両方向のアキシアル荷重、モーメント荷重を
受けられる転がり軸受が提案されている(特願2000
−161621)。すなわち、その軸受構成は、一対の
軌道輪間に複数の転動体が組み込まれ、各軌道輪は転動
体の半径より大径の曲率を有する軌道面からなる軌道溝
をそれぞれ有し、少なくとも一つの軌道輪は二つの軌道
面からなり、上記各転動体は転がり接触面となる外径が
軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平面以上を
有し、円周上にそれぞれ交互に交差状に配され、各転動
体の外径が常に相対する一方の軌道輪の軌道面と他方の
軌道輪の軌道面にてそれぞれ一点づつ合計二点で接触す
る構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記少なくと
も一平面以上を有する転動体は、その球状表面が真球に
形成される。そこで、球状表面が真球に形成された上述
の転動体を形成する方法として、例えば、完全に真球に
仕上がった玉を、研削および切削による追加工によって
平面を新たに創生する方法を採用することも可能であ
る。
も一平面以上を有する転動体は、その球状表面が真球に
形成される。そこで、球状表面が真球に形成された上述
の転動体を形成する方法として、例えば、完全に真球に
仕上がった玉を、研削および切削による追加工によって
平面を新たに創生する方法を採用することも可能であ
る。
【0004】しかし、これによると次のような不具合が
考えられる。 一度に相当数の加工が出来ないためコストアップとな
り実用的でなく、また、同時に生じる課題としては、加
工の際に球を固定する為、球表面に傷をつけることもあ
る。 さらに、追加工によって創生された平面と転動面(球
面)とのつなぎ部分(接触部)が鋭利なエッジとなり、
これを和らげるためにさらに後処理の工程が必要であ
る。
考えられる。 一度に相当数の加工が出来ないためコストアップとな
り実用的でなく、また、同時に生じる課題としては、加
工の際に球を固定する為、球表面に傷をつけることもあ
る。 さらに、追加工によって創生された平面と転動面(球
面)とのつなぎ部分(接触部)が鋭利なエッジとなり、
これを和らげるためにさらに後処理の工程が必要であ
る。
【0005】本発明は上述した従来技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、高精度加工を施した少なくとも一平面を有
する転動体、鋼球からなる真球体を高率良く混合加工す
ると共に、少なくとも一平面を有する転動体を容易に高
精度加工することができる加工方法、および高精度加工
を施した少なくとも一平面を有する転動体を組み込んだ
転がり軸受を提供することである。
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、高精度加工を施した少なくとも一平面を有
する転動体、鋼球からなる真球体を高率良く混合加工す
ると共に、少なくとも一平面を有する転動体を容易に高
精度加工することができる加工方法、および高精度加工
を施した少なくとも一平面を有する転動体を組み込んだ
転がり軸受を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、転がり接触面となる外
径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平面以
上を有する球状転動体であって、互いに所定間隔を存し
て対向する二つの加工盤体相互間に、鋼球からなる真球
体と共に上記少なくとも一平面以上を有する球状転動体
を混合させて加工することにより、該転動体の表面を真
球状に加工することである。
に本発明がなした技術的手段は、転がり接触面となる外
径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平面以
上を有する球状転動体であって、互いに所定間隔を存し
て対向する二つの加工盤体相互間に、鋼球からなる真球
体と共に上記少なくとも一平面以上を有する球状転動体
を混合させて加工することにより、該転動体の表面を真
球状に加工することである。
【0007】また、鋼球からなる真球体と、転がり接触
面となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくと
も一平面以上を有する球状転動体とを、互いに所定間隔
を存して対向する二つの加工盤体相互間に混合させて加
工することにより、上記真球体と転動体の表面を真球状
に加工する転がり軸受用転動体の製造方法としたことで
ある。
面となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくと
も一平面以上を有する球状転動体とを、互いに所定間隔
を存して対向する二つの加工盤体相互間に混合させて加
工することにより、上記真球体と転動体の表面を真球状
に加工する転がり軸受用転動体の製造方法としたことで
ある。
【0008】一対の軌道輪間に複数の転動体が組み込ま
れ、各軌道輪は転動体の半径より大径の曲率を有する軌
道面からなる軌道溝をそれぞれ有し、少なくとも一つの
軌道輪は二つの軌道面からなり、上記各転動体は転がり
接触面となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少な
くとも一平面以上を有し、円周上にそれぞれ交互に交差
状に配され、各転動体の外径が常に相対する一方の軌道
輪の軌道面と他方の軌道輪の軌道面にてそれぞれ一点づ
つ合計二点で接触しており、上記転動体は、互いに所定
間隔を存して対向する二つの加工盤体相互間に、鋼球か
らなる真球体と共に混合させて加工することにより表面
を真球状に加工した転がり軸受としてなることである。
れ、各軌道輪は転動体の半径より大径の曲率を有する軌
道面からなる軌道溝をそれぞれ有し、少なくとも一つの
軌道輪は二つの軌道面からなり、上記各転動体は転がり
接触面となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少な
くとも一平面以上を有し、円周上にそれぞれ交互に交差
状に配され、各転動体の外径が常に相対する一方の軌道
輪の軌道面と他方の軌道輪の軌道面にてそれぞれ一点づ
つ合計二点で接触しており、上記転動体は、互いに所定
間隔を存して対向する二つの加工盤体相互間に、鋼球か
らなる真球体と共に混合させて加工することにより表面
を真球状に加工した転がり軸受としてなることである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。尚、本実施形態は、本発明の説明に
あたって開示される一実施形態にすぎず何等限定解釈さ
れるものではなく、本発明の範囲内において自由に変更
可能である。
基づいて説明する。尚、本実施形態は、本発明の説明に
あたって開示される一実施形態にすぎず何等限定解釈さ
れるものではなく、本発明の範囲内において自由に変更
可能である。
【0010】図1は、本発明転動体の一実施形態を示
し、図4に示す球体加工装置をもって真球加工を施す。
し、図4に示す球体加工装置をもって真球加工を施す。
【0011】転動体6は、例えばSUJ−2(焼入れ焼
戻し品)などの鋼材からなり、転がり接触面となる外径
6aが軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平面
6b以上を有する球状に形成し、転動体6の球状表面
(平面を除く部分)6eを真球状に加工する。図中6c
は自転中心軸を示す。
戻し品)などの鋼材からなり、転がり接触面となる外径
6aが軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平面
6b以上を有する球状に形成し、転動体6の球状表面
(平面を除く部分)6eを真球状に加工する。図中6c
は自転中心軸を示す。
【0012】例えば、転動体6は、一組の平面(相対
面)6b,6bを有する上下切断状球(球の上下部分を
切断して相対面6b,6bを形成した構造のものをい
う。以下同じ。)に形成され、その後球体加工装置をも
って球状表面に真球加工を施す。
面)6b,6bを有する上下切断状球(球の上下部分を
切断して相対面6b,6bを形成した構造のものをい
う。以下同じ。)に形成され、その後球体加工装置をも
って球状表面に真球加工を施す。
【0013】転動体6は、その上下の切断幅は特に限定
されず、また上下の切断割合は、均等あるいは均等でな
いものであってもよく、本発明の範囲内で任意に選択可
能である。すなわち、転動体6の相対面6b,6bは、
対称であっても非対称であってもよくいずれも本発明の
範囲内である。
されず、また上下の切断割合は、均等あるいは均等でな
いものであってもよく、本発明の範囲内で任意に選択可
能である。すなわち、転動体6の相対面6b,6bは、
対称であっても非対称であってもよくいずれも本発明の
範囲内である。
【0014】図2は二平面が非対称である転動体の一実
施形態で、本実施形態の転動体6は特に高速回転の場合
に用いられる。本実施形態の転動体6は、非対称の平面
(相対面)6b,6dを有し、平面(相対面)6b,6
dの大端6dが軸受の内輪2に向くように配すること
で、転動体6の回転がより安定になり、より低トルクを
実現することが出来る。
施形態で、本実施形態の転動体6は特に高速回転の場合
に用いられる。本実施形態の転動体6は、非対称の平面
(相対面)6b,6dを有し、平面(相対面)6b,6
dの大端6dが軸受の内輪2に向くように配すること
で、転動体6の回転がより安定になり、より低トルクを
実現することが出来る。
【0015】また、転動体6は、図3に示すように、上
下のいずれかを切断状として一平面を形成してなる玉状
であってもよい。
下のいずれかを切断状として一平面を形成してなる玉状
であってもよい。
【0016】尚、転動体6の全体形状、平面6b,6b
(6d)の有無や、外径6aにおける軸方向の曲率の大
小等は、上記具体的形状に何等限定されるものではな
く、本発明の範囲内において任意に変更可能である。す
なわち、例えば、相対面6b,6bに代えて、非平行状
の両面を備え、該両面に垂直する自転中心軸6cを有す
るものとしてもよい。また、平面6bと球状表面6e
(外径6a)との繋ぎ部分6fは、エッジを残していて
も、エッジを無くして連続した滑らかな円弧状としても
良い。
(6d)の有無や、外径6aにおける軸方向の曲率の大
小等は、上記具体的形状に何等限定されるものではな
く、本発明の範囲内において任意に変更可能である。す
なわち、例えば、相対面6b,6bに代えて、非平行状
の両面を備え、該両面に垂直する自転中心軸6cを有す
るものとしてもよい。また、平面6bと球状表面6e
(外径6a)との繋ぎ部分6fは、エッジを残していて
も、エッジを無くして連続した滑らかな円弧状としても
良い。
【0017】次に、上記転動体6における球状表面の真
球加工方法(転動体製造方法)の一実施形態を説明す
る。
球加工方法(転動体製造方法)の一実施形態を説明す
る。
【0018】本実施形態では、互いに所定間隔を存して
対向する二つの加工盤体C1,C2相互間において、平
面6bを有する転動体(以下、単に転動体ともいう)6
を、鋼球である真球体(以下、単に鋼球若しくは真球体
ともいう)15と共に混合させて加工(研磨若しくは研
削)することにより、転動体6の球状表面6eを真球状
に加工するものとしている。また、本実施形態によれ
ば、転動体6と共にこれら鋼球15の表面真球加工も効
率よく混合加工可能である。
対向する二つの加工盤体C1,C2相互間において、平
面6bを有する転動体(以下、単に転動体ともいう)6
を、鋼球である真球体(以下、単に鋼球若しくは真球体
ともいう)15と共に混合させて加工(研磨若しくは研
削)することにより、転動体6の球状表面6eを真球状
に加工するものとしている。また、本実施形態によれ
ば、転動体6と共にこれら鋼球15の表面真球加工も効
率よく混合加工可能である。
【0019】図4は、転動体6を真球状加工するための
球体加工装置(ラップ装置)Cの構成を示す図であり、
球体加工装置として周知の構成である。同図において、
C1,C2は互いに所定間隔を存して対向する円形の加
工盤体(ラップ盤)である。これら両加工盤体C1,C
2の互いに対向する面には、同心円状の溝C3がそれぞ
れ形成されている。C4は定位置で回転可能な円板状の
コンベアで、多量の転動体6と鋼球15をストレージす
る。このコンベアC4の回転に伴い、該コンベアC4上
にある転動体6と鋼球15は、整列した状態で両加工盤
体C1,C2相互間に順次送り込まれる。
球体加工装置(ラップ装置)Cの構成を示す図であり、
球体加工装置として周知の構成である。同図において、
C1,C2は互いに所定間隔を存して対向する円形の加
工盤体(ラップ盤)である。これら両加工盤体C1,C
2の互いに対向する面には、同心円状の溝C3がそれぞ
れ形成されている。C4は定位置で回転可能な円板状の
コンベアで、多量の転動体6と鋼球15をストレージす
る。このコンベアC4の回転に伴い、該コンベアC4上
にある転動体6と鋼球15は、整列した状態で両加工盤
体C1,C2相互間に順次送り込まれる。
【0020】そして、両加工盤体C1,C2相互間に転
動体6と鋼球15を挟持して、両加工盤体C1,C2を
軸方向に加圧しながら、少なくとも一方の加工盤体C1
またはC2を回転させることにより、転動体6と鋼球1
5の表面を真球状に加工するものである。この加工動作
時において両加工盤体C1,C2の溝C3に案内され
て、転動体6と鋼球15が転動しながら加工(研磨また
は研削)されることになる。
動体6と鋼球15を挟持して、両加工盤体C1,C2を
軸方向に加圧しながら、少なくとも一方の加工盤体C1
またはC2を回転させることにより、転動体6と鋼球1
5の表面を真球状に加工するものである。この加工動作
時において両加工盤体C1,C2の溝C3に案内され
て、転動体6と鋼球15が転動しながら加工(研磨また
は研削)されることになる。
【0021】この際、球体の表面の微細除去速度が最終
的に得られる真球度に影響し、ゆっくり加工するほど最
終精度が高くなることが既に知られている。ところが、
一般に球体の加工には時間が掛かり、数日に及ぶことが
珍しくない。加工速度を低くすると、加工時間が更に延
び、その結果、実際には気温の変化等によるラップ装置
の変形による加工圧力の変化、均一性の欠如等の現象が
顕著となり、数10nm程度の真球度が限度であった。
当然、平面を有する転動体6のみを上記装置Cに投入し
て球体加工する場合にはそれ以下である。
的に得られる真球度に影響し、ゆっくり加工するほど最
終精度が高くなることが既に知られている。ところが、
一般に球体の加工には時間が掛かり、数日に及ぶことが
珍しくない。加工速度を低くすると、加工時間が更に延
び、その結果、実際には気温の変化等によるラップ装置
の変形による加工圧力の変化、均一性の欠如等の現象が
顕著となり、数10nm程度の真球度が限度であった。
当然、平面を有する転動体6のみを上記装置Cに投入し
て球体加工する場合にはそれ以下である。
【0022】そこで、本実施形態においては、転動体6
を、鋼球15と共に混合させて加工(研磨若しくは研
削)することにより、転動体6と鋼球15の表面を高精
度に真球加工するものとした。
を、鋼球15と共に混合させて加工(研磨若しくは研
削)することにより、転動体6と鋼球15の表面を高精
度に真球加工するものとした。
【0023】本実施形態の場合、転動体6側から見る
と、両加工盤体C1,C2相互間の加工荷重は鋼球15
のみで殆ど支えられることになり、転動体6に配分され
る両加工盤体C1,C2相互間の加工荷重は低くなる。
従って、転動体6表面の微細除去加工が行われる。
と、両加工盤体C1,C2相互間の加工荷重は鋼球15
のみで殆ど支えられることになり、転動体6に配分され
る両加工盤体C1,C2相互間の加工荷重は低くなる。
従って、転動体6表面の微細除去加工が行われる。
【0024】更に、鋼球15が両加工盤体C1,C2相
互間の加工荷重を支えて、両加工盤体C1,C2相互間
の相対位置を拘束するので、両加工盤体C1,C2相互
間距離に影響する球体加工装置の変形が多少生じても、
両加工盤体C1,C2相互間の寸法が安定して転動体6
表面の微細除去が正確に行えるので、転動体6への悪影
響は少なくなる。
互間の加工荷重を支えて、両加工盤体C1,C2相互間
の相対位置を拘束するので、両加工盤体C1,C2相互
間距離に影響する球体加工装置の変形が多少生じても、
両加工盤体C1,C2相互間の寸法が安定して転動体6
表面の微細除去が正確に行えるので、転動体6への悪影
響は少なくなる。
【0025】図6は、鋼球15と転動体6との混合比率
と、加工時間と、鋼球15と転動体6の期待し得る被加
工球相互差との関係を示す図であり、本図の作成条件は
次の通りである。
と、加工時間と、鋼球15と転動体6の期待し得る被加
工球相互差との関係を示す図であり、本図の作成条件は
次の通りである。
【0026】(イ)具体的材料 鋼球,転動体:SUJ−2(焼入れ焼戻し品)、HRC
61〜62 (ロ)使用砥石 ダイヤモンド砥粒+メタルボンド (ハ)球体一個当たりの平均加工力 200gr/個 加工速度は、鋼球15と転動体6との混合比率に従い、
図6の実線のようになる。ところが、最終的に得られる
真球度及び被加工球相互差は、両加工盤体C1,C2を
一回通過する毎の球体表面除去量が少ないほど良く、特
に、被加工球相互差は、その除去量以下にはならないの
で、図6中、破線のような傾向となる。図6では、一例
として転動体が100%の場合、24時間で被加工球相
互差300nmの前記転動体を加工できる球体加工装置
を仮定した。
61〜62 (ロ)使用砥石 ダイヤモンド砥粒+メタルボンド (ハ)球体一個当たりの平均加工力 200gr/個 加工速度は、鋼球15と転動体6との混合比率に従い、
図6の実線のようになる。ところが、最終的に得られる
真球度及び被加工球相互差は、両加工盤体C1,C2を
一回通過する毎の球体表面除去量が少ないほど良く、特
に、被加工球相互差は、その除去量以下にはならないの
で、図6中、破線のような傾向となる。図6では、一例
として転動体が100%の場合、24時間で被加工球相
互差300nmの前記転動体を加工できる球体加工装置
を仮定した。
【0027】よって、加工時間と必要精度とのバランス
を考慮に入れて、鋼球15と転動体6との混合比率を変
えて加工を行えば良く、鋼球15を75%、転動体6を
25%とした場合、加工時間は150時間かかるが、被
加工球相互差は90nm以下を期待できる。
を考慮に入れて、鋼球15と転動体6との混合比率を変
えて加工を行えば良く、鋼球15を75%、転動体6を
25%とした場合、加工時間は150時間かかるが、被
加工球相互差は90nm以下を期待できる。
【0028】以上詳述したように、本実施の形態に係る
球体の加工方法によれば、鋼球15に対して混合比率1
/3の転動体6を混合して加工(研磨若しくは研削)す
るので、転動体のみで加工した場合に比べて、微少量ず
つ安定した加工が行われ、外乱の影響を受け難く、高精
度の加工を行うことが出来る。また、本実施形態の方法
によれば、平面6bと球状表面6e(外径6a)との繋
ぎ部分6fが、エッジを無くして連続した滑らかな円弧
状とすることができる。従って、後加工は不要となる。
球体の加工方法によれば、鋼球15に対して混合比率1
/3の転動体6を混合して加工(研磨若しくは研削)す
るので、転動体のみで加工した場合に比べて、微少量ず
つ安定した加工が行われ、外乱の影響を受け難く、高精
度の加工を行うことが出来る。また、本実施形態の方法
によれば、平面6bと球状表面6e(外径6a)との繋
ぎ部分6fが、エッジを無くして連続した滑らかな円弧
状とすることができる。従って、後加工は不要となる。
【0029】また、本発明方法を実施するための球体加
工装置であるラップ装置Cでは、被加工球体一個当たり
に加わる加工荷重を一定に保つことが高い加工精度を得
るために必要であり、そのために両加工盤体間の球数を
多くすることが有効なのでロットを大きくすることが望
ましいが、本実施の形態に係る球体の加工方法によれ
ば、小ロットでも高精度の加工が可能となる。
工装置であるラップ装置Cでは、被加工球体一個当たり
に加わる加工荷重を一定に保つことが高い加工精度を得
るために必要であり、そのために両加工盤体間の球数を
多くすることが有効なのでロットを大きくすることが望
ましいが、本実施の形態に係る球体の加工方法によれ
ば、小ロットでも高精度の加工が可能となる。
【0030】なお、上述した実施形態では、鋼球15に
対する転動体6の混合比率を1/3としたが、本発明は
これに限られるものではなく、鋼球15に対する転動体
6の混合率を10%〜100%の範囲で適宜選択可能で
ある。好ましくは10%〜95%の範囲で選択し、更に
好ましくは10%〜75%の範囲で選択することが望ま
しい。
対する転動体6の混合比率を1/3としたが、本発明は
これに限られるものではなく、鋼球15に対する転動体
6の混合率を10%〜100%の範囲で適宜選択可能で
ある。好ましくは10%〜95%の範囲で選択し、更に
好ましくは10%〜75%の範囲で選択することが望ま
しい。
【0031】次に、上述した転動体6を組み込んだ転が
り軸受の一実施形態を説明する。
り軸受の一実施形態を説明する。
【0032】転がり軸受は、軌道輪(外輪)1の内径
と、軌道輪(内輪)2の外径間に形成される軌道溝3に
複数の転動体6,6…が組込まれてなる。軌道輪1,2
は、そのいずれか一方あるいは双方共が幅方向の任意箇
所で軸方向に二分割されており、ボルト・リベット等で
一体に組み立てられる。
と、軌道輪(内輪)2の外径間に形成される軌道溝3に
複数の転動体6,6…が組込まれてなる。軌道輪1,2
は、そのいずれか一方あるいは双方共が幅方向の任意箇
所で軸方向に二分割されており、ボルト・リベット等で
一体に組み立てられる。
【0033】軌道溝3は、転動体6の半径よりも大きな
半径の軌道面4,5により形成されている。また、本実
施形態では軌道輪(外輪)1の軌道面4が、転動体6の
半径よりも大きな半径の二つの軌道面4a,4bからな
る構成としている。各軌道面4a,4bの形状は、転動
体6の転がりに適切な形状を有しているものであれば、
断面アーチ状あるいはV字状等任意で、また曲線状ある
いは直線状等のいずれであってもよく特に限定されるも
のではないが、例えばゴシックアーチなどが適用され
る。また、実施形態では、外輪の軌道面4a,4bの交
点に研削逃げを形成して、研削加工が容易になる構造と
したが、研削逃げを形成せずに連続した楕円形状の軌道
溝を形成することも可能である。
半径の軌道面4,5により形成されている。また、本実
施形態では軌道輪(外輪)1の軌道面4が、転動体6の
半径よりも大きな半径の二つの軌道面4a,4bからな
る構成としている。各軌道面4a,4bの形状は、転動
体6の転がりに適切な形状を有しているものであれば、
断面アーチ状あるいはV字状等任意で、また曲線状ある
いは直線状等のいずれであってもよく特に限定されるも
のではないが、例えばゴシックアーチなどが適用され
る。また、実施形態では、外輪の軌道面4a,4bの交
点に研削逃げを形成して、研削加工が容易になる構造と
したが、研削逃げを形成せずに連続した楕円形状の軌道
溝を形成することも可能である。
【0034】また、本実施形態では、軌道輪(外輪)1
の軌道面4が、転動体6の半径よりも大きな半径の二つ
の軌道面4a,4bからなる構成としているが、本実施
形態とは逆に、軌道輪(内輪)2の軌道面5を、転動体
6の半径よりも大きな半径の二つの軌道面からなる構成
としてもよく、また、軌道輪(外輪)1,軌道輪(内
輪)2の軌道面4,5の双方共に、転動体6の半径より
も大きな半径の二つの軌道面からなる構成としてもよ
い。すなわち、少なくともいずれか一方の軌道輪(外
輪)1,軌道輪(内輪)2の軌道面4,5が、転動体6
の半径よりも大きな半径の二つの軌道面からなる構成と
しているものであれば良く特に限定されない。なお、上
述した研削用逃げは、軌道輪(内輪)2を二つの軌道面
からなる構成とした場合でも上記同様に形成することが
可能である。
の軌道面4が、転動体6の半径よりも大きな半径の二つ
の軌道面4a,4bからなる構成としているが、本実施
形態とは逆に、軌道輪(内輪)2の軌道面5を、転動体
6の半径よりも大きな半径の二つの軌道面からなる構成
としてもよく、また、軌道輪(外輪)1,軌道輪(内
輪)2の軌道面4,5の双方共に、転動体6の半径より
も大きな半径の二つの軌道面からなる構成としてもよ
い。すなわち、少なくともいずれか一方の軌道輪(外
輪)1,軌道輪(内輪)2の軌道面4,5が、転動体6
の半径よりも大きな半径の二つの軌道面からなる構成と
しているものであれば良く特に限定されない。なお、上
述した研削用逃げは、軌道輪(内輪)2を二つの軌道面
からなる構成とした場合でも上記同様に形成することが
可能である。
【0035】転動体6は、上述の通りの構成で、周方向
に隣り合う転動体6,6…は、各転動体6の平面6b,
6bに垂直する自転中心軸6cが夫々交差状となるよう
に交互に交差状に組込まれると共に、各転動体6の外径
6aが、常に一方の軌道輪1の軌道面4(4a・4b)
と他方の軌道輪2の軌道面5(5a・5b)にて夫々一
点ずつの合計二点で接触している。
に隣り合う転動体6,6…は、各転動体6の平面6b,
6bに垂直する自転中心軸6cが夫々交差状となるよう
に交互に交差状に組込まれると共に、各転動体6の外径
6aが、常に一方の軌道輪1の軌道面4(4a・4b)
と他方の軌道輪2の軌道面5(5a・5b)にて夫々一
点ずつの合計二点で接触している。
【0036】また、上述の交差状態は、直交状・非直交
状のいずれでも構わない。
状のいずれでも構わない。
【0037】転動体6の交差状に配される方式は、両方
のなりで数が同じなら、特に限定されず、すなわち、転
動体6が1ヶ毎に交差してもよく、1ヶ毎に交差しなく
とも両方のなりで数が同じなら、2ヶずつ交差あるいは
2ヶ1ヶ1ヶ2ヶ等のように交差していてもよくいずれ
も本発明の範囲内である。
のなりで数が同じなら、特に限定されず、すなわち、転
動体6が1ヶ毎に交差してもよく、1ヶ毎に交差しなく
とも両方のなりで数が同じなら、2ヶずつ交差あるいは
2ヶ1ヶ1ヶ2ヶ等のように交差していてもよくいずれ
も本発明の範囲内である。
【0038】各転動体6,6の運動は、保持器7あるい
はセパレータ(スぺーサ)9で案内される。
はセパレータ(スぺーサ)9で案内される。
【0039】保持器7、セパレータ(スぺーサ)9は、
転動体6を保持案内するポケット8…、あるいは溝1
0,10を夫々有する形状であれば、特に限定されるも
のではなく本発明の範囲内で任意に選択変更可能であ
る。保持器7の案内方式は特に限定されるものではな
く、内輪案内でも、外輪案内でも、転動体案内でもよ
い。また、保持器7の構成・形状などは特に限定される
ものではなく、例えば一体型でも、幾つかの部分から形
成したものでも良い。
転動体6を保持案内するポケット8…、あるいは溝1
0,10を夫々有する形状であれば、特に限定されるも
のではなく本発明の範囲内で任意に選択変更可能であ
る。保持器7の案内方式は特に限定されるものではな
く、内輪案内でも、外輪案内でも、転動体案内でもよ
い。また、保持器7の構成・形状などは特に限定される
ものではなく、例えば一体型でも、幾つかの部分から形
成したものでも良い。
【0040】例えば、保持器7は、隣接する各転動体
6,6を自転中心軸6c,6cが夫々交差状になるよう
に交互に組み込み可能なポケット8…を、円環体の円周
上で転動体6…数量と同一数量をもって等間隔で、かつ
交互に交差状に配して構成されている。各ポケット8…
の軸方向の両側面8a,8bは、交互に平行しかつ軸受
の回転軸と垂直でも平行でもなく、転動体6の接触角と
同等レベルの一定の角度(傾斜状)となっている。
6,6を自転中心軸6c,6cが夫々交差状になるよう
に交互に組み込み可能なポケット8…を、円環体の円周
上で転動体6…数量と同一数量をもって等間隔で、かつ
交互に交差状に配して構成されている。各ポケット8…
の軸方向の両側面8a,8bは、交互に平行しかつ軸受
の回転軸と垂直でも平行でもなく、転動体6の接触角と
同等レベルの一定の角度(傾斜状)となっている。
【0041】各ポケット8…の軸方向の両側面8a,8
b間の距離は、転動体6の幅よりやや大きく構成されて
いる。上記ポケット8の形状は、傾斜状の平行な両側面
8a,8bを有すると共に、両側面8a,8b間の距離
を転動体6の幅よりもやや大きく形成されているもので
あれば、そのポケット全体形状は特に限定解釈されるも
のではなく本発明の範囲内で変更可能である。
b間の距離は、転動体6の幅よりやや大きく構成されて
いる。上記ポケット8の形状は、傾斜状の平行な両側面
8a,8bを有すると共に、両側面8a,8b間の距離
を転動体6の幅よりもやや大きく形成されているもので
あれば、そのポケット全体形状は特に限定解釈されるも
のではなく本発明の範囲内で変更可能である。
【0042】なお、本実施形態では、円周上で転動体6
…数量と同一数量のポケット8…が等間隔で、かつ交互
に交差状に配されているが、特に限定されず、両方のな
りで数が同じなら、2ケずつ交差あるいは2ケ1ケ1ケ
2ケ等のように交差していても良く本発明の範囲内であ
る。
…数量と同一数量のポケット8…が等間隔で、かつ交互
に交差状に配されているが、特に限定されず、両方のな
りで数が同じなら、2ケずつ交差あるいは2ケ1ケ1ケ
2ケ等のように交差していても良く本発明の範囲内であ
る。
【0043】種々の因子の影響により、回転中の転動体
にはスピン又はスキューが発生する可能性があり、転動
体の姿勢が上手く制御できないと、軸受の回転抵抗が大
きくなったり、スムースに回転できなくなったりする可
能性がある。従って、本実施形態によれば、保持器7の
ポケット8が転動体6の接触角と同等レベルの一定角度
と大体同じとした平行状両側面8a,8bを備え、該ポ
ケット両側面8a,8bにより、転動体6のスピン、ス
キューなどによる転動体6の姿勢変化が抑えられ、軸受
の姿勢保持ができるため、軸受の低トルク化を実現する
ことができる。
にはスピン又はスキューが発生する可能性があり、転動
体の姿勢が上手く制御できないと、軸受の回転抵抗が大
きくなったり、スムースに回転できなくなったりする可
能性がある。従って、本実施形態によれば、保持器7の
ポケット8が転動体6の接触角と同等レベルの一定角度
と大体同じとした平行状両側面8a,8bを備え、該ポ
ケット両側面8a,8bにより、転動体6のスピン、ス
キューなどによる転動体6の姿勢変化が抑えられ、軸受
の姿勢保持ができるため、軸受の低トルク化を実現する
ことができる。
【0044】セパレータ9は、転動体6の直径よりも小
径状で、隣接して保持する各転動体6,6を上述の通り
自転中心軸6c,6cが夫々交差状になるように保持す
る凹状円弧溝10,10を、相対面11,11に交差状
に形成している。この円弧溝10の曲率半径は、転動体
外径6aの曲率半径と略同一、あるいは大きいものとし
てもよく任意である。このようにセパレータ9を使用す
れば軸受全体がコンパクト化できる。
径状で、隣接して保持する各転動体6,6を上述の通り
自転中心軸6c,6cが夫々交差状になるように保持す
る凹状円弧溝10,10を、相対面11,11に交差状
に形成している。この円弧溝10の曲率半径は、転動体
外径6aの曲率半径と略同一、あるいは大きいものとし
てもよく任意である。このようにセパレータ9を使用す
れば軸受全体がコンパクト化できる。
【0045】転動体と軌道面との間における予圧の付与
される状態は特に限定されず、すなわち、製造段階で予
圧が付与されても付与されなくてもよくいずれも本発明
の範囲内である。
される状態は特に限定されず、すなわち、製造段階で予
圧が付与されても付与されなくてもよくいずれも本発明
の範囲内である。
【0046】これら軸受の軌道輪1,2と転動体6の材
料としては、通常軸受鋼が用いられるが、使用環境に応
じて耐食性や、耐熱性を向上させる場合には耐食被膜、
ステンレス鋼、耐熱鋼(例えばM50など)、セラミッ
ク等が適宜選択され特に限定解釈はされない。また、保
持器7の材料としては、もみ抜き保持器、プレス保持
器、樹脂保持器等が適宜選択されるので、例えば黄銅や
鉄等の金属や、例えばポリアミド66(ナイロン66)
・ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の合成樹脂
が本発明の範囲内で選ばれ特に限定解釈はされない。
料としては、通常軸受鋼が用いられるが、使用環境に応
じて耐食性や、耐熱性を向上させる場合には耐食被膜、
ステンレス鋼、耐熱鋼(例えばM50など)、セラミッ
ク等が適宜選択され特に限定解釈はされない。また、保
持器7の材料としては、もみ抜き保持器、プレス保持
器、樹脂保持器等が適宜選択されるので、例えば黄銅や
鉄等の金属や、例えばポリアミド66(ナイロン66)
・ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の合成樹脂
が本発明の範囲内で選ばれ特に限定解釈はされない。
【0047】また、軸受内部隙間は必要により小さくま
たは負(マイナス)に設定する。それにより軸受のより
高モーメント剛性を実現できる。
たは負(マイナス)に設定する。それにより軸受のより
高モーメント剛性を実現できる。
【0048】なお、図中14は密封板で、該密封板14
は、接触形シール若しくは非接触形シール、または非接
触形シールドのいずれかが該当し、その形状は特に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で周知の形状のも
のが適宜選択される。図中、14aは内輪シール溝の内
底に密接して密封面となる密封板14のシール面を示
す。
は、接触形シール若しくは非接触形シール、または非接
触形シールドのいずれかが該当し、その形状は特に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で周知の形状のも
のが適宜選択される。図中、14aは内輪シール溝の内
底に密接して密封面となる密封板14のシール面を示
す。
【0049】密封板14の配置方式は特に限定されるも
のではなく、必要により、両側に配置しても、片側に配
置してもよく、いずれも本発明の範囲内である。密封面
は外輪側でも、内輪側でも、いずれも本発明の範囲内で
ある。シールの形状、例えばリップ形状等は特に限定さ
れるものではなく、密封面と線接触でも、面接触でも、
いずれも本発明の範囲内である。また、芯金の有無も自
由で、必要に応じて芯金を有するタイプと有しないタイ
プとを使い分けるものとしても良く特に限定解釈される
ものではない。また、外輪1・内輪2のシール溝構造も
特に限定されず本発明の範囲内で適宜変更可能である。
密封板14の有無は特に限定されるものではなく、必要
により設置しても、設置しなくても、いずれも本発明の
範囲内である。
のではなく、必要により、両側に配置しても、片側に配
置してもよく、いずれも本発明の範囲内である。密封面
は外輪側でも、内輪側でも、いずれも本発明の範囲内で
ある。シールの形状、例えばリップ形状等は特に限定さ
れるものではなく、密封面と線接触でも、面接触でも、
いずれも本発明の範囲内である。また、芯金の有無も自
由で、必要に応じて芯金を有するタイプと有しないタイ
プとを使い分けるものとしても良く特に限定解釈される
ものではない。また、外輪1・内輪2のシール溝構造も
特に限定されず本発明の範囲内で適宜変更可能である。
密封板14の有無は特に限定されるものではなく、必要
により設置しても、設置しなくても、いずれも本発明の
範囲内である。
【0050】従って、本実施形態によれば、転動体6の
外径6aが相対する外輪1の軌道面4aと内輪2の軌道
面5に夫々一点ずつ合計二点で接触(接触点を12,1
2で示す)し、隣接する転動体6が外輪1の軌道面4b
と内輪2の軌道面5に夫々一点ずつ合計二点で接触(接
触点を13,13で示す)する。
外径6aが相対する外輪1の軌道面4aと内輪2の軌道
面5に夫々一点ずつ合計二点で接触(接触点を12,1
2で示す)し、隣接する転動体6が外輪1の軌道面4b
と内輪2の軌道面5に夫々一点ずつ合計二点で接触(接
触点を13,13で示す)する。
【0051】転動体6,6の接触角交互に交差するの
で、一つの軸受でラジアル荷重と両方向のアキシアル荷
重、モーメント荷重を受けることができる。また、転動
体6が軌道面4aと5の夫々一点ずつで、もう一方の転
動体6が軌道面4bと5の夫々一点ずつで、夫々二点
(二箇所)しか点接触(12・12,13・13)して
いないので、従来の四点接触軸受における大きなスピン
を除くことができる。
で、一つの軸受でラジアル荷重と両方向のアキシアル荷
重、モーメント荷重を受けることができる。また、転動
体6が軌道面4aと5の夫々一点ずつで、もう一方の転
動体6が軌道面4bと5の夫々一点ずつで、夫々二点
(二箇所)しか点接触(12・12,13・13)して
いないので、従来の四点接触軸受における大きなスピン
を除くことができる。
【0052】さらに、転動体6,6と外内輪1,2との
接触形式は一般の玉軸受と同じなので、クロスローラに
比べ、転がり抵抗が低く、低トルクを実現することがで
きる。
接触形式は一般の玉軸受と同じなので、クロスローラに
比べ、転がり抵抗が低く、低トルクを実現することがで
きる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、上述の通りの構成で、鋼球か
らなる真球体と、転動体とを所定の混合比率で混合して
加工(研磨若しくは研削)するため、一度に相当数の加
工が成し得、高精度加工を施した少なくとも一平面を有
する転動体の提供がコスト安価に図れる。転動体のみで
加工した場合に比べて、微少量ずつ安定した加工が行わ
れ、外乱も影響を受け難く、高精度の加工を行うことが
出来る。
らなる真球体と、転動体とを所定の混合比率で混合して
加工(研磨若しくは研削)するため、一度に相当数の加
工が成し得、高精度加工を施した少なくとも一平面を有
する転動体の提供がコスト安価に図れる。転動体のみで
加工した場合に比べて、微少量ずつ安定した加工が行わ
れ、外乱も影響を受け難く、高精度の加工を行うことが
出来る。
【0054】また、本発明を実施するための球体加工装
置であるラップ装置では、被加工球体一個当たりに加わ
る加工荷重を一定に保つことが高い加工精度を得るため
に必要であるが、本発明に係る球体の加工方法によれ
ば、小ロットでも高精度の加工が可能となる。
置であるラップ装置では、被加工球体一個当たりに加わ
る加工荷重を一定に保つことが高い加工精度を得るため
に必要であるが、本発明に係る球体の加工方法によれ
ば、小ロットでも高精度の加工が可能となる。
【0055】また、本発明により、追加工で平面を新た
に創生することがなくなるため、大幅なコストダウンが
達成できるのみならず、球の表面に傷をつける事は皆無
となった。さらに、本発明では、平面を素球段階で形成
しておく為、平面と球面との繋ぎ部もエッジが無く丸く
形成され、当然後工程が不要となる。また、本発明の製
造方法によれば、鋼球からなる真球体を効率良く混合加
工することが出来る。
に創生することがなくなるため、大幅なコストダウンが
達成できるのみならず、球の表面に傷をつける事は皆無
となった。さらに、本発明では、平面を素球段階で形成
しておく為、平面と球面との繋ぎ部もエッジが無く丸く
形成され、当然後工程が不要となる。また、本発明の製
造方法によれば、鋼球からなる真球体を効率良く混合加
工することが出来る。
【図1】二平面を有する転動体の一実施形態を示す拡大
斜視図。
斜視図。
【図2】二平面を有する転動体の他の実施形態を示す拡
大斜視図。
大斜視図。
【図3】一平面を有する転動体の拡大斜視図。
【図4】転動体の加工方法を実施するための球体加工装
置の要部構成を示す斜視図。
置の要部構成を示す斜視図。
【図5】図4に示す球体加工装置における両加工盤体の
一部拡大断面図。
一部拡大断面図。
【図6】鋼球と転動体との混合比率と、加工時間と、鋼
球の期待し得る被加工球相互差との関係を示す図。
球の期待し得る被加工球相互差との関係を示す図。
【図7】転がり軸受の一実施形態を示す断面図。
【図8】保持器の一実施形態を示す斜視図。
【図9】セパレータの一実施形態を示す斜視図。
1:外輪 2:内輪 3:軌道溝 6:転動体 6a:外径 6b:平面 6e:球状表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/58 F16C 33/58 (72)発明者 山崎 克弘 神奈川県藤沢市桐原町12新日本鋼球株式会 社内 Fターム(参考) 3C049 AA04 AA09 AA18 AB08 CA01 CB01 CB03 3C058 AA02 AA09 AB08 CB01 CB03 3J101 AA02 AA15 AA26 AA32 AA33 AA42 AA54 BA01 BA55 DA03 DA11 EA03 FA44 FA60 GA32 GA53 GA55 GA60
Claims (3)
- 【請求項1】転がり接触面となる外径が軸方向にも曲率
を持つと共に、少なくとも一平面以上を有する球状転動
体であって、互いに所定間隔を存して対向する二つの加
工盤体相互間に、鋼球からなる真球体と共に上記少なく
とも一平面以上を有する球状転動体を混合させて加工す
ることにより、該転動体の球状表面を真球状に加工する
ことを特徴とする転がり軸受用転動体。 - 【請求項2】鋼球からなる真球体と、転がり接触面とな
る外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少なくとも一平
面以上を有する球状転動体とを、互いに所定間隔を存し
て対向する二つの加工盤体相互間に混合させて加工する
ことにより、上記真球体と転動体の表面を真球状に加工
することを特徴とする転がり軸受用転動体の製造方法。 - 【請求項3】一対の軌道輪間に複数の転動体が組み込ま
れ、各軌道輪は転動体の半径より大径の曲率を有する軌
道面からなる軌道溝をそれぞれ有し、少なくとも一つの
軌道輪は二つの軌道面からなり、上記各転動体は転がり
接触面となる外径が軸方向にも曲率を持つと共に、少な
くとも一平面以上を有し、円周上にそれぞれ交互に交差
状に配され、各転動体の外径が常に相対する一方の軌道
輪の軌道面と他方の軌道輪の軌道面にてそれぞれ一点づ
つ合計二点で接触しており、上記転動体は、互いに所定
間隔を存して対向する二つの加工盤体相互間に、鋼球か
らなる真球体と共に混合させて加工することにより球状
表面を真球状に加工してなることを特徴とする転がり軸
受。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001067958A JP2002263994A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 転がり軸受用転動体、転がり軸受用転動体の製造方法、及び転がり軸受 |
| US10/093,373 US6752696B2 (en) | 2001-03-12 | 2002-03-11 | Rolling elements for rolling bearing, method of producing the same, and rolling bearing |
| DE10210670A DE10210670B4 (de) | 2001-03-12 | 2002-03-12 | Wälzelemente für Wälzlager, Verfahren zu deren Herstellung und Wälzlager |
| US10/733,471 US7146734B2 (en) | 2001-03-12 | 2003-12-12 | Rolling elements for rolling bearing, method of producing the same, and rolling bearing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001067958A JP2002263994A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 転がり軸受用転動体、転がり軸受用転動体の製造方法、及び転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002263994A true JP2002263994A (ja) | 2002-09-17 |
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ID=18926216
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001067958A Pending JP2002263994A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 転がり軸受用転動体、転がり軸受用転動体の製造方法、及び転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002263994A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010038646A1 (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-08 | Ntn株式会社 | 球状体の研磨装置、球状体の研磨方法および球状部材の製造方法 |
| WO2022028388A1 (zh) * | 2020-08-06 | 2022-02-10 | 天津大学 | 用于轴承滚子的滚动表面精加工的研具套件、设备及方法 |
| CN115163660A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-10-11 | 宁波瀚晟传动技术有限公司 | 一种承载能力可调节的轴承的安装方法以及轴承 |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001067958A patent/JP2002263994A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010038646A1 (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-08 | Ntn株式会社 | 球状体の研磨装置、球状体の研磨方法および球状部材の製造方法 |
| JP2010089170A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Ntn Corp | 球状体の研磨装置、球状体の研磨方法および球状部材の製造方法 |
| EP2351630B1 (en) * | 2008-10-03 | 2013-07-24 | NTN Corporation | Apparatus for polishing spherical body, method for polishing spherical body and method for manufacturing spherical member |
| US9089947B2 (en) | 2008-10-03 | 2015-07-28 | Ntn Corporation | Spherical body polishing apparatus, method for polishing spherical body and method for manufacturing spherical member |
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