JP2002261660A - 多チャネル反響消去方法、その装置、そのプログラム及びその記録媒体 - Google Patents
多チャネル反響消去方法、その装置、そのプログラム及びその記録媒体Info
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Abstract
関が強い場合でも収束速度を速くする。 【解決手段】 受話信号x1(k),x2(k)の各所定
時間の2乗和‖x′1(k)‖2,‖x′2(k)‖2
を求め(321 ,322)、その小さい方に、例えば‖
x′1(k)‖に対し、μ1=√‖x′1(k)‖/
√(‖x′1(k)‖2 +‖x′2(k)‖2)を、
他方にはμ2 を更新ステップサイズとして反響路推定部
191 ,192で各受話信号x1(k),x2(k)と残
留反響信号e(k)により疑似反響路181 ,182 に
対する修正ベクトルを計算する。
Description
系を有する例えば通信会議システムにおいて、ハウリン
グの原因および聴覚上の障害となる室内反響信号を消去
する多チャネル反響消去方法、その装置、そのプログラ
ム及びその記録媒体に関するものである。
通話システムを提供するために、反響消去装置がある。
まず、1チャネル用の反響消去装置について、その反響
消去方法および装置構成を図4を参照して説明する。拡
声通話において、受話端子11に相手の発話等で得られ
る受話信号は、そのままスピーカ12から再生される場
合と、スピーカ12へ送る前に、受話信号の振幅やパワ
ー等の大きさに応じて自動的に利得を調節するなど、受
話信号に何らかの加工が施された後に、スピーカ12か
ら再生される場合とがある。このため、この明細書で受
話信号x1(k)とは、相手からの受話信号そのものとは
限らず、受話信号に対し加工が施された場合は、その加
工された後の受話信号を指すものとする。kは離散時間
を表す。反響消去装置14は、受話信号x1(k)がスピ
ーカ12から反響路15を経て、マイクロホン16に集
音されて得られる反響信号y1(k)を消去する。ここ
で、反響信号y1(k)は、時刻kにおける反響路15の
インパルス応答をh11(k,n)として、 y1(k)=Σh11(k,n)x1(k−n) (1)Σ はn=0からL−1までのような畳み込み演算で得
られるものとモデル化できる。Lはタップ数で、反響路
15の残響時間に対応させて、あらかじめ設定しておく
定数である。まず、受話信号蓄積・ベクトル生成部17
において、受話信号x1(k)をL−1時刻過去のものま
で蓄積しておく。蓄積された信号は、受話信号ベクトル
x1(k)、すなわち x1(k)=[x1(k),x1(k−1),…, x1(k−L+1)]T (2) として出力される。但し、*T はベクトルの転置を表
す。疑似反響信号生成部18では、式(2)の受話信号
ベクトルx1(k)と、反響路推定部19から得られる
疑似反響ベクトルh^11(k)との内積演算 y^1(k)=h^11 T (k)x1(k) (3) を行ない、その結果として、疑似反響信号y^1(k)を
生成する。この内積演算は、式(1)のような畳み込み
演算と等価である。反響路推定部19では、疑似反響信
号生成部18で用いる疑似反響路ベクトルh^
11(k)を生成する。この反響路推定に用いる最も一般
的なアルゴリズムは、NLMSアルゴリズム(学習同定
法)である。NLMSアルゴリズムでは、時刻kにおけ
る受話信号ベクトルx1(k)と、残留反響信号e
1(k)、すなわち差回路21でマイクロホン16の出力
y1(k)から疑似反響信号y^1(k)を差し引いた信号 e1(k)=y1(k)−y^1(k) (4) とから、時刻k+1において用いる疑似反響路ベクトル
h^11(k+1)を次式のように求める。h ^11(k+1) =h^11(k) +μe1(k)x1(k)/(x1 T (k) x1(k)) (5) 但し、μはステップサイズパラメータと呼ばれ0<μ<
2の範囲で適応動作の調整に用いる。以上のような処理
を繰り返すことにより、反響路推定部19では、次第に
疑似反響路ベクトルh^11(k)を、真の反響路15
のインパルス応答h11(k,n)の時系列を各要素とし
て持つ反響路ベクトルh11(k)、すなわち h11(k) =[h11(k,0),h11(k,1),…, h11(k,L-1)]T (6) と一致させることが可能となり、その結果式(4)の残
留反響信号e1 (k)を小さくすることができる。
(>1)チャネルの集音系とで構成される通信会議シス
テムの場合の反響の消去は、図5に示すような構成によ
り行われる。すなわち再生側の全Nチャネルと集音側の
各1チャネルとの間にN入力1出力時系列信号を処理す
るNチャネル反響消去装置221,222,…,22M をそ
れぞれ接続した反響消去システム23として実現され
る。この場合システム全体でN×M個の反響路15
nm(1<n<N,1<m<M)が存在する。このシステ
ムの構成単位である再生側の全Nチャネルと集音側の各
1チャネルとの間に接続されるNチャネル反響消去装置
221,222,…,22M については、図4に示した反響
消去装置14の構成を拡張して、図6に示すように構成
される。これは例えば電子情報通信学会論文誌 '86/
10 Vol.J69−A No.10「多チャネル適
応ディジタルフィルタ」に詳しく述べられている。ここ
で、集音側が第m集音チャネル(1<m<M)に接続さ
れているNチャネル反響消去装置22m を考える。第m
チャネルのマイクロホン16m で集音される反響信号
は、各再生チャネルの受話信号がそれぞれの反響路15
1m〜15Nmを経て集音側で全て加算されることにより得
られるために、反響路推定をどの再生チャネルについて
も、統一的に同じ1つの残留反響信号em (k)のみを
評価して行なうための工夫が必要となる。まず、各再生
チャネルの受話信号について、受話信号蓄積・ベクトル
生成部(171,172,…,17N )により、受話信号ベ
クトル x1(k)=[x1(k),x1(k−1),…, x1(k−L1 +1)]T (7) x2(k)=[x2(k),x2(k−1),…, x2(k−L2 +1)]T (8) : xN (k)=[xN (k),xN (k−1), …, xN (k−LN +1)]T (9) を生成する。但し、L1,L2,…,LN はタップ数で、各
反響路151m,152m,…,15Nmの残響時間に対応さ
せて、あらかじめ設定する定数である。これらのベクト
ルをベクトル結合部24によって、 x(k) =[x1 T (k),x2 T (k),…,xN T (k)]T (10) と結合する。また、反響路推定部19m においても、各
再生チャネルと第m集音チャネルとの間のN個の反響路
を模疑するための、各疑似反響路ベクトルh^ 1m(k),
h^2m(k),…,h^Nm(k) を結合して h^m (k) =[h^1m T (k),h^2m T (k),…,h^Nm T (k)]T (11) として扱う。疑似反響路結合ベクトルh^m (k) の更
新は、NLMSアルゴリズムを用いた場合、 h^m (k+1)=h^m (k)+μem (k) x(k) /(xT (k) x(k)) (12) のように行なわれる。疑似反響信号生成部18m では、
内積演算 y^m (k)=h^m T (k) x(k) (13) により、第m集音チャネルで集音された反響信号y
m (k)に対する疑似反響信号y^m (k)を生成す
る。このように、各チャネル毎のベクトルを結合して1
つのベクトルとして扱うことにより、基本的な処理の流
れは、図4に示した1チャネル反響消去装置と同様とな
る。
チャネルの受話信号の平均電力が異なると、収束速度が
大幅に劣化する。この点から前記論文法には、各チャネ
ルごとに受話信号を電力により正規化することにより改
善することが提案されている。次のベクトルを定義す
る。 Z(k)=[x1 T(k)/P1(k),…,xN T(k)/PN(k)] T (14) Pn (k)=xn T (k)xn(k)/Ln (15) Pn (k)は各チャネルごとに電力を正規化するための
正規化係数である。疑似反響路結合ベクトルh
m (k)の更新式(12)はこのベクトルZ1 (k)
を用いて次式で表わせる。
ることにより収束速度を改善できる。この場合、各疑似
反響路h^1m,…,h^Nmごとに独立にその更新を
考える。説明を簡単にするため、図7に示すようにステ
レオの2チャネルの受話信号と1チャネルの送話信号と
を考える。つまり受話信号x1(k)が疑似反響路181
へ供給されて、疑似反響信号h^1 T(k)x
1(k)が生成され、受話信号x2(k)が疑似反響路1
82 へ供給されて疑似反響信号h^2 T(k)x
2(k)が生成され、これら疑似反響信号が加算回路2
5で加算され、その加算信号が疑似反響信号y^(k)
として、マイクロホン16の集音信号y(k)から差し
引かれ、残留反響信号e(k)が出力される。この残留
反響信号e(k)と受話信号x1 (k)とにより反響路
推定部191 でスピーカ121 とマイクロホン16間の
反響路h1 が推定され、疑似反響路181 の疑似反響
路181 の特性h^1 が更新される。同様に残留反響
信号e(k)と受話信号x2 (k)とにより反響路推定
部192 でスピーカ122 とマイクロホン16間の反響
路h 2 が推定され、疑似反響路182 の特性h^2
が更新される。
定、つまり各疑似反響路181 ,182 の特性の更新を
式(16)より求める。この場合のベクトルZ(k)
は Z(k)=[x1 T(k)/P1(k),x2 T(k)/P2(k)]T (18) となる。また式(16)中のh^m(k),x
(k),Z(k)はそれぞれ以下の通りである。h ^m(k)=h^(k)=[h^1 T(k),
h^2 T(k)]Tx (k)=[x1 T(k),x2 T(k)]TZ (k)=[x1 T (k)/(x1 T (k)x1
(k)/L1),x 2 T (k)/(x2 T (k)x
2(k)/L2)]T=[L1x1 T(k)/(x
1 T(k)x1(k)),L2x2 T(k)/(x2 T
(k)x2(k))]T 式(16)の分母ZT (k)x(k)はZT (k)x(k)=[L1x1 T (k)/(x1
T (k)x1(k)),L2 x2 T (k)/(x
2 T (k)x2 (k))][x1 (k),x
2 (k)]T =L1 +L2 これを式(16)に代入すると、h^(k+1)=
h^(k)+μe(k)Z(k)/(L1 +L2 )
は
式となる。 h^1 (k+1)=h^1 (k)+μ(e(k)/(L1 +L2 ))( L1 x1 (k)/(x1 T (k)x1 (k)) (19) h^2(k+1)=h^2(k)+μ(e(k)/(L1+L2))(L2 x2 (k)/x2 T(k)x2(k)) (20)xn T (k)xn(k)=‖xn(k)‖2、‖xn
(k)‖2=xn 2(k)+xn 2(k−1)+…+
xn 2(k−Ln+1)またタップ数が等しくL1=L2
であれば h^1(k+1)=h^1(k)+0.5μe(k)x1(k)/‖x1 (k)‖2 (21) h^2(k+1)=h^2(k)+0.5μe(k)x2(k)/‖x2 (k)‖2 (22) となる。反響路推定部191 ,192 において式(2
1)、(22)によりそれぞれ反響路h1(k),
h2(k)を推定して、疑似反響路181 ,182 を
それぞれ更新することになる。式(21)、(22)の
各右辺第2項は受話信号x1(k),x2(k)のベ
クトルがパワー(電力)でそれぞれ正規化されたものと
なっている。
ャネルの受話信号をその電力により正規化することによ
り、各チャネルの受話信号の平均電力が異なっても収束
速度を劣化させないことができる。しかし、2チャネル
の受話信号間に平均電力の差があってもステレオ信号の
ように受話信号の相互相関が強い場合は、疑似反響路が
真の反響路の特性に収束しないため、遠隔で話者が交代
し、例えばその交代前はx1 (k)の平均電力がx
2 (k)の平均電力より大であったのが、話者交代によ
りx1 (k)の平均電力がx2 (k)の平均電力より小
さくなったりすると、反響が生じ疑似反響路の収束に時
間がかかり、例えば話者が2秒程度で交代することを繰
り返すと、疑似反響路は収束しない。このことは受話2
チャネル、収音1チャネルの多チャネル反響消去方法に
限らず、一般の受話Nチャネル、収音Mチャネルの多チ
ャネル反響消去方法においても同様のことが言える。
電力に差があっても、また相互相関が比較的強く、しか
も受話信号の平均電力比が変化しても比較的速く疑似反
響路を収束させることができる多チャネル反響消去方
法、その装置及びそのプログラム及び記録媒体を提供す
ることにある。
ば、Nチャネル(Nは2以上の整数)の受話信号を、N
個の反響路を模疑した疑似反響路を通してN個の疑似反
響信号を生成し、これらN個の疑似反響信号を加算し
て、総合疑似反響信号を求め、その総合疑似反響信号を
収音信号から差し引いて残留反響信号を求め、特に各チ
ャネルの受話信号の大きさ、つまり振幅又は電力をそれ
ぞれ求め、これら大きさの中からその大きさが最大のも
のと対応する受話信号チャネルの更新ステップサイズよ
り、上記受話信号チャネル以外の受話信号のチャネルの
更新ステップサイズを小とし、一般には前者の更新ステ
ップサイズを最も収束速度が速いように1と、後者のそ
れを1より小とし、各チャネルごとにその受話信号を上
記そのチャネルの更新ステップサイズと上記残留反響信
号とによりそのチャネルの疑似反響路の修正ベクトルを
求め、その修正ベクトルによりそのチャネルの疑似反響
路の特性を修正する。
参照して説明する。理解がし易いように、受話チャネル
が、例えばステレオの2チャネルで、送話(収音)チャ
ネルが1チャネルの場合を例として図1を参照して説明
する。図1Aにおいて図7と対応する部分には同一参照
番号を付けてある。受話信号x1 (k)とx2 (k)は
それぞれ疑似反響路181 と182 に供給されて、各反
響路h1 とh2 と通った反響信号に相当する疑似反響信
号を生成する。つまり疑似反響路181 ,182 の各タ
ップ数をLとすると、疑似反響路181 のインパルス応
答h^1 T(k)と受話信号ベクトルx1(k)の内
積h^1 T(k)x1(k)及び疑似反響路182 の
インパルス応答h^2 T(k)と受話信号ベクトルx
2(k)の内積h^2 T(k)x2(k)が生成され
る。
(k)x2(k)が合成され、総合疑似反響信号y^
(k)とされ、収音信号y(k)との差e(k)=y
(k)−y^(k)が残留反響信号として求められる。
1(k)とx2(k)がステップサイズ決定部31に入力
されて、各チャネルに対する更新ステップサイズμ1 ,
μ2が計算される。この場合受話信号の所定時間の大き
さが大きいチャネルには収束が速いような更新ステップ
サイズを、受話信号の所定時間の大きさが小さいチャネ
ルには前記更新ステップはより小さい更新ステップとす
る。例えば図1Bに示すように、受話信号の大きさとし
て電力を用い、各受話信号のx1(k),x2(k)の所
定時間内の2乗和‖x′1(k)‖2,‖x′
2(k)‖2 、つまり所定時間内の電力が2乗和計算部
321 ,322 が計算される。
1 2(k−1)+…+x1 2(k−L′+1) ‖x′2(k)‖2=x2 2(k)+x2 2(k−1)+…
+x2 2(k−L′+1) この2乗和の計算区間L′は例えば16サンプル程度の
短い区間が正しく動作する点で好ましい。これら2乗和
は最小値検出部33に入力され、2乗和‖x′
1(k)‖2,‖x′2(k)‖2の最小値が検出され、
この例では何れの方が小さいかが検出される。その2乗
和の最小値(‖x′min(k)‖2とする)が、開平除
算部34へ供給される。一方、各チャネルの2乗和‖
x′1(k)‖2 ,‖x′2(k)‖2が加算部35で
加算され、この加算値が開平除算部34に入力される。
開平除算部34では下記の計算が行われる。
対応するチャネルに対する更新ステップサイズをμmin
として出力し、その他のチャネルに対する更新ステップ
サイズをμ=1として出力する。この例では2チャネル
の場合であるから‖x′1(k)‖2<‖x′
2(k)‖2であれば、μ1=μmin ,μ2=1とし、‖
x′1(k)‖2>‖x′2(k)‖2であれば、μ1
=1,μ2=μminを出力する。
れぞれ反響路推定部191 ,192へ供給され、反響路
推定部191 ,192 にはそれぞれ受話信号x
1 (k),x 2 (k)と残留反響信号e(k)が入力さ
れ、反響路推定部191 ,192 ではそれぞれ式(2
1)、(22)と対応して次式が計算される。 h^1(k+1)=h^1(k)+0.5μ1e(k)x1(k)/‖x1 (k)‖2 (25) h^2(k+1)=h^2(k)+0.5μ2e(k)x2(k)/‖x2 (k)‖2 (26) これらh^1(k+1),h^2(k+1)が疑似反
響路181 ,182 にそれぞれインパルス応答として設
定される。つまり、前回のインパルス応答h^
1(k),h^2(k)がそれぞれ式(25)、(2
6)の右辺第2項目の修正ベクトルにより修正されるこ
とになる。この修正ベクトルの演算は例えば式(25)
についてみれば、図2に示すように受話信号x1(k)
が入力されてベクトル生成部41で式(23)に示した
受話信号ベクトルx1(k)が生成され、また2乗和
回路42でベクトルx1(k)の各要素の2乗和‖
x1(k)‖ 2が計算され、これらx1(k),‖
x1(k)‖2と、更新ステップサイズμ 1 と残留反響
信号e(k)とが修正ベクトル演算部43に入力されて
式(25)の右辺第2項の演算が行われる。
として、パワーの小さい方を式(24)により計算した
値を用い、他方を1とすることにより、受話信号x
1(k),x2 (k)の平均パワーに差があり、話者の
交代などでその平均パワー比が変化して、疑似反響路が
真の反響路に速い速度で近ずく、その計算機シミュレー
ションの結果を図3に示す。受話信号x1(k)とx
2(k)とのパワー比が6dB、疑似反響路181 ,1
82 のタップ数が1024、2乗和回路321 ,322
における加算サンプル数が16の場合である。
学習同定法を用いた従来技術の場合である。この図より
この発明によれば収束速度が速く、従って、話者が比較
的頻繁に交代してもこれに追従して、反響消去が行われ
る。上述において受話チャネルが3つ以上の場合にもこ
の発明を適用でき、この場合は各チャネルの受話信号x
1(k),…,xN(k)の所定時間の2乗和‖x′1
(k)‖2,…,‖x′N(k)‖2の最小のもの(‖
x′min(k)‖2とする)を求め、その最小値のチャ
ネルについては μmin=√‖x′min(k)‖2/√(‖x′1(k)
‖2+…+‖x′N (k)‖2 ) を計算して、これを更新ステップサイズとし、その他の
チャネルのステップサイズは全て1とすればよい。上述
においてはステップサイズ決定部31で2乗和が最小の
ものを求め、そのチャネルの更新ステップサイズを決定
し、他のチャネルのステップサイズを1とした。このよ
うにしたのはもともと、受話信号の大きさが大きけれ
ば、更新ステップサイズを1とすることにより、比較的
高速に収束するが、受話信号の大きさが小さいチャネル
が存在すると、それと対応する反響路の推定を正しく行
うことが困難になり、これに影響されて他の受話信号の
大きさが大きいチャネルと対応する反響路の推定が正し
く行われなくなるため、受話信号の大きさが小さいチャ
ネルの反響路推定の影響を受け難いように、その更新ス
テップサイズを小さくするためである。従って例えば受
話チャネルが3つの場合に、1つのチャネルの受話信号
の大きさは比較的大きく、他の2つのチャネルの受話信
号の大きさが小さければ、大きさが大きいチャネルの更
新ステップサイズは1とし、他の2つの大きさが小さい
受話信号の更新ステップサイズを1より小さい値、例え
ば式(24)と対応した式により求めてもよい。要は各
チャネルの受話信号の所定時間の大きさ(例えば2乗
和)を求め、これら大きさからその大きいもの、つまり
雑音に影響されず反響路推定を行うことができるチャネ
ルには収束の速いように更新ステップサイズを例えば1
とし、大きさが小さいもの、つまり雑音に影響されて、
反響路推定がうまくゆかないようなチャネルには大きさ
が大きいチャネルに対する更新ステップサイズより小さ
い更新ステップサイズとすればよい。大きさとしては電
力のみならず振幅を用いてもよい。
図5に示した各Nチャネル反響消去装置221 ,…,2
2M についても各受話信号ごとに疑似反響路を通し、そ
の各反響路推定における更新ステップサイズを前述した
ように選定すればよい。また修正ベクトルを求める際
に、各チャネルごとにその受話信号をその電力で正規化
したものを用いる場合に限らず受話信号をその振幅で正
規化したものを用いてもよい。更にこの発明は学習同定
法に限らず射影法など他のアルゴリズムを用いる場合に
も適用できる。
去装置をコンピュータによりプログラムを実行させて機
能させることもできる。その場合この多チャネル反響消
去プログラムをCD−ROM、フロッピー(登録商標)
ディスク、磁気ディスクなどからコンピュータのプログ
ラムメモリにインストールし、あるいはそのプログラム
メモリに通信回線を介してダウンロードして、そのプロ
グラムメモリに格納された多チャネル反響消去プログラ
ムを実行することになる。
ャネル受話信号のパワー比がある場合、相互相関が強く
ても収束速度を改善でき演算量の増加がない。
図、Bはそのステップサイズ決定部31の具体的機能構
成例を示す図である。
的機能構成例を示す図。
響路の収束性の計算機シミュレーションの例を示す図。
す図。
す図。
構成を示す図。
構成を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 Nチャネル(Nは2以上の整数)の受話
信号を、N個の反響路を模疑した疑似反響路を通してN
個の疑似反響信号を生成し、 これらN個の疑似反響信号を加算して、総合疑似反響信
号を求め、 その総合疑似反響信号を収音信号から差し引いて残留反
響信号を求め、 これらN個の受話信号のうち強度が最大の受話信号チャ
ネルの更新ステップサイズより、上記受話信号チャネル
以外の受話信号チャネルの更新ステップサイズを小と
し、 各チャネルごとにその受話信号をその受話信号で正規化
したものと、上記そのチャネルの更新ステップサイズと
上記残留反響信号と、によりそのチャネルの疑似反響路
の修正ベクトルを求め、 その修正ベクトルによりそのチャネルの疑似反響路の特
性を修正することを特徴とする多チャネル反響消去方
法。 - 【請求項2】 上記各チャネルに対する更新ステップサ
イズは、各チャネルの受話信号の所定時間の2乗和を求
め、これら2乗和中の最小のものを求め、そのチャネル
の更新ステップサイズとして、その2乗和を全体チャネ
ルの2乗和の和で規格化した値と対応した値を用い、そ
の他のチャネルの更新ステップサイズを1とすることを
特徴とする請求項1記載の多チャネル反響消去方法。 - 【請求項3】 Nチャネル(Nは2以上の整数)の受話
信号がそれぞれ入力され、疑似反響信号を生成して出力
するN個の疑似反響路と、 上記N個の疑似反響信号を加算して総合疑似反響信号を
生成する加算部と、 上記総合疑似反響信号を収音信号から差し引いて残留反
響信号を求める減算部と、 N個のチャネルの受話信号のうち強度が最大の受話信号
チャネルの更新ステップサイズより、上記受話信号チャ
ネル以外の受話信号チャネルの更新ステップサイズを小
さい値に決定して出力するステップサイズ決定部と、 各チャネルの受話信号とそのチャネルと上記残留反響信
号とが入力され、上記受話信号をその受話信号により正
規化して修正ベクトルを演算し、その修正ベクトルによ
り対応するチャネルの上記疑似反響路の特性を更新する
N個の反響路推定部と、 を具備する多チャネル反響消去装置。 - 【請求項4】 上記ステップサイズ決定部は、各チャネ
ルの受話信号の所定時間内の2乗和‖x′1‖,…,
‖x′N‖を演算し、これら2乗和の最小値‖x′
min‖2 について√‖x′min ‖2 /√(‖x′1
‖+…+‖x′N ‖)を演算し、その結果μmin を、
‖x′min ‖2 が得られたチャネルの更新ステップサ
イズとし、その他のチャネルの更新ステップサイズμを
1として出力する機能を備え、 上記反響路推定部は当該チャネルの受話信号の所定時間
の各値を要素とするベクトルxn (k)を生成し、そ
のベクトルxn (k)の各要素の2乗和‖x n (k)
‖2 を演算し、 μn e(k)xn (k)/‖xn (k)‖2 を修正ベクトルとし演算する機能を備えることを特徴と
する請求項3記載の多チャネル反響消去装置。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の方法をコンピュー
タに実行させるための多チャネル反響消去プログラム。 - 【請求項6】 請求項5に記載の多チャネル反響消去プ
ログラムが記録されたコンピュータ読み出し可能な記録
媒体。
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| JP2001051388A JP3628267B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 多チャネル反響消去方法、その装置、そのプログラム及びその記録媒体 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2007067854A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 反響消去方法、反響消去装置、プログラム、記録媒体 |
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