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JP2002241451A - 樹脂組成物及びその用途 - Google Patents

樹脂組成物及びその用途

Info

Publication number
JP2002241451A
JP2002241451A JP2001312102A JP2001312102A JP2002241451A JP 2002241451 A JP2002241451 A JP 2002241451A JP 2001312102 A JP2001312102 A JP 2001312102A JP 2001312102 A JP2001312102 A JP 2001312102A JP 2002241451 A JP2002241451 A JP 2002241451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer component
molecular weight
block copolymer
average molecular
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001312102A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Ueda
光則 上田
Teruhiko Ogawa
照彦 小川
Mamoru Akiyama
護 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2001312102A priority Critical patent/JP2002241451A/ja
Publication of JP2002241451A publication Critical patent/JP2002241451A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性に優れたアクリル系樹脂組成物を提供
すること。 【構成】 カルボキシル基を有するアクリル系重合体成
分(A)の両端に、水酸基を有する重合体成分(B)が
結合した下記一般式(1)で示される構造を有するブロ
ック共重合体(I)を主成分とする樹脂組成物。 (B)−(A)−(B) ・・・(1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性に優れた樹
脂組成物に関し、更には粘着剤、塗料、成形物等の各種
用途に有効な樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、様々なモノマーの組み合わせ
の共重合体が知られており、これらは単一モノマーで作
られる重合体に比べ、複数種類のモノマーのそれぞれの
特徴を有し、更には組み合わせることにより初めて発現
する機能を持つ共重合体が得られる可能性がある。かか
る共重合体を製造するに当たっては、通常のフリーラジ
カル重合法が用いられるが、該フリーラジカル重合法で
は、モノマーがランダムに導入されてしまいランダム共
重合体となり、ポリマーの構造制御、例えば分子量分布
〔重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)〕やポリマー末端構造の制御が困難であ
った。更にかかる分子量分布が広いと低分子量の増大に
より凝集力が不足する等の問題もあった。
【0003】上記フリーラジカル重合法に代わるラジカ
ル重合法として、近年ではリビングラジカル重合法が検
討されており、かかるリビングラジカル重合法では、ブ
ロック共重合や共重合体末端への官能基の導入、分子量
分布の制御等、ポリマーの構造制御を効率よく行うこと
ができるという利点がある。このようなリビングラジカ
ル重合法を用いた共重合体として、例えば、第38回日
本接着学会年次大会講演予稿集(2000年6月発行)
の第193〜196頁には、アクリル酸/ブチルアクリ
レート型ブロックポリマーが開示され、これを用いた粘
着剤が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
文献では、具体例としてカルボキシル基をブロックポリ
マー中に導入した、アクリル酸/ブチルアクリレート
のジブロック型、アクリル酸/ブチルアクリレート/
アクリル酸のトリブロック型、ブチルアクリレート/
アクリル酸/ブチルアクリレートのトリブロック型、
アクリル酸/ブチルアクリレート/アクリル酸/ブチル
アクリレート/アクリル酸のペンタブロック型、ブチ
ルアクリレート/アクリル酸/ブチルアクリレート/ア
クリル酸/ブチルアクリレートのペンタブロック型が記
載されており、粘着剤としての検討はしているものの、
本発明者等がかかるブロックポリマーについては詳細に
検討を行ったところ、耐熱性の点でまだまだ満足のいく
ものではなく、粘着物性を含め更なる改良が求められる
ことが判明した。
【0005】そこで、本発明ではこのような背景下にお
いて、ブロック共重合体を主成分とする耐熱性に優れた
樹脂組成物及びその用途、とりわけ粘着剤、塗料を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者等は
かかる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カルボ
キシル基を有するアクリル系重合体成分(A)の両端
に、水酸基を有する重合体成分(B)が結合した下記一
般式(1)で示される構造を有するブロック共重合体
(I)を主成分とする樹脂組成物が上記目的に合致する
ことを見出し、本発明を完成した。 (B)−(A)−(B) ・・・(1)
【0007】本発明では、カルボキシル基を有するアク
リル系重合体成分(A)が、数平均分子量1万〜30
万、ガラス転移温度−20℃以下、カルボキシル基含有
量0.01〜10モル%であること、又、水酸基を有す
る重合体成分(B)が、数平均分子量0.1万〜15
万、ガラス転移温度10℃以上、水酸基含有量0.01
〜20モル%であることが好ましい。
【0008】尚、本発明において、上記カルボキシル基
含有量の「モル%」とは、アクリル系重合体成分(A)
を構成する全モノマー中におけるカルボキシル基を与え
るモノマー(例えば、後述のカルボキシル基に変換可能
な基を含有するアクリル系モノマー(a1)に相当)の
含有割合(モル%)のことを意味し、同様に、上記水酸
基含有量の「モル%」とは、重合体成分(B)を構成す
る全モノマー中における水酸基含有モノマーの含有割合
(モル%)のことを意味する。
【0009】又、本発明においては、ブロック共重合体
(I)が、リビングラジカル重合により製造されるもの
であるとき、本発明の効果を顕著に発揮する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に述べる。
本発明のブロック共重合体(I)とは、カルボキシル基
を有するアクリル系重合体成分(A)の両端に、水酸基
を有する重合体成分(B)が結合した上記一般式(1)
で示される構造を有するものであれば特に限定されない
が、本発明では特に、アクリル系重合体成分(A)が、
数平均分子量1万〜30万(好ましくは3万〜20万、
特に好ましくは5万〜15万)、ガラス転移温度−20
℃以下(好ましくは−25℃以下、特に好ましくは−3
0℃以下)、カルボキシル基含有量0.01〜10モル
%(好ましくは0.05〜7モル%、特に好ましくは
0.1〜5モル%)であることが、粘着剤とした場合に
優れた粘着力を発揮する点で好ましく、又、重合体成分
(B)が、数平均分子量0.1万〜15万(好ましくは
0.5万〜10万、特に好ましくは1万〜5万)、ガラ
ス転移温度10℃以上(好ましくは50℃以上、特に好
ましくは80℃以上)、水酸基含有量0.01〜20モ
ル%(好ましくは0.05〜15モル%、特に好ましく
は0.1〜10モル%)であることが、耐熱性が向上す
る点で好ましい。
【0011】かかるアクリル系重合体成分(A)の数平
均分子量が1万未満では凝集力不足により耐熱性の低下
が顕著となり、30万を越えると高粘度となり取り扱い
が困難となり、又、ガラス転移温度が−20℃を越える
と粘着剤としての初期粘着力が不足することとなり好ま
しくなく、更にカルボキシル基含有量が0.01モル%
未満では粘着力の耐熱性が低下し、10モル%を越える
とタックが著しく低下し好ましくない。
【0012】尚、アクリル系重合体成分(A)の数平均
分子量は、後述の如きカルボキシル基に変換可能な基を
含有するアクリル系重合体成分(A’)を経由する場
合、該アクリル系重合体成分(A’)を基に理論値とし
て求めるものとする。
【0013】かかる重合体成分(B)の数平均分子量が
0.1万未満では耐熱性が不足し、15万を越えるとタ
ックが低下することとなり、又、ガラス転移温度が10
℃未満では凝集力が不足することとなり好ましくなく、
更に水酸基含有量が0.01モル%未満では凝集力が不
足し耐熱性に劣り、20モル%を越えると粘着力が不足
することとなり好ましくない。
【0014】尚、重合体成分(B)の数平均分子量は、
ブロック共重合体(I)の数平均分子量と上記アクリル
系重合体成分(A)の数平均分子量の差により求めるも
のとする。
【0015】又、本発明においては、ブロック共重合体
(I)の分子量分布、即ちゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC)で測定した重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値が
1.8未満(好ましくは1.7以下、特に好ましくは
1.6以下)であることが好ましく、該分子量分布が
1.8以上では粘度が高くなり、又糊残りが多くなり好
ましくない。GPC測定においては、通常、移動相とし
てクロロホルムやテトラヒドロフランを用い、ポリスチ
レンゲルカラムで行なわれる。数平均分子量はポリスチ
レン換算で求められる。
【0016】上記ブロック共重合体(I)を製造するに
当たっては、通常のフリーラジカル重合法で行うことも
できるが、本発明では特にリビングラジカル重合法で行
うことが、分子量分布が狭く、ブロック構造を容易に制
御できる点で好ましく、以下にかかるリビングラジカル
重合法による方法について述べる。
【0017】リビングラジカル重合は、重合末端の活性
が失われることなく維持されるラジカル重合であり、近
年様々なところで研究がなされており、例えばコバルト
ポルフィリン錯体や、ニトロキシド化合物等のラジカル
捕捉剤を用いるもの、有機ハロゲン化物等を開始剤とし
遷移金属錯体を触媒とする原子移動ラジカル重合等が挙
げられる。
【0018】本発明においてもこれらのうちどの方法を
使用するかは特に制限はないが、制御の容易さ等から原
子移動ラジカル重合が特に好ましい。原子移動ラジカル
重合は、有機ハロゲン化物、又はハロゲン化スルホニル
化合物を開始剤、遷移金属を中心金属とする金属錯体を
触媒として重合され、重合はリビング的に進行し、分子
量分布の狭い重合体が得られる。
【0019】この原子移動ラジカル重合では、有機ハロ
ゲン化物、特に反応性の高い炭素−ハロゲン結合を有す
る有機ハロゲン化物(例えば、α位にハロゲンを有する
化合物やベンジル位にハロゲンを有する化合物)、ある
いはハロゲン化スルホニル化合物等を開始剤として用い
ることが好ましく、具体的には、
【0020】C65−CH2X、C65C(H)(X)C
3、C65−C(X)(CH3)2、(但し、C65はフェ
ニル基、Xは塩素、臭素、又はヨウ素である)、
【0021】R1−C(H)(X)−CO22、R1−C(C
3)(X)−CO22、R1−C(H)(X)−C(O)R2、R
1−C(CH3)(X)−C(O)R2、(但し、R1、R2は、
水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、
又はアラルキル基で、同一もしくは異なっていてもよ
く、Xは塩素、臭素、又はヨウ素である)、
【0022】R1−C64−SO2X(但し、R1は、水
素原子、炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、又
はアラルキル基で、Xは塩素、臭素、又はヨウ素であ
る)等が挙げられる。
【0023】又、2つ以上の開始点を持つ有機ハロゲン
化物、又はハロゲン化スルホニル化合物を用いることも
好ましく、具体的には、o−、m−、p−XCH2−C6
4−CH2X、o−、m−、p−CH3C(H)(X)−C6
4−C(H)(X)CH3、o−、m−、p−(CH3)2
(X)−C64−C(X)(CH3)2、(但し、C64はフェ
ニレン基、Xは塩素、臭素、又はヨウ素である)、
【0024】RO2C−C(H)(X)−(CH2)n−C(H)
(X)−COO2R、RO2C−C(CH3)(X)−(CH2)n
−C(CH3)(X)−CO2R、RC(O)−C(H)(X)−
(CH2)n−C(H)(X)−C(O)R、RC(O)−C(C
3)(X)−(CH2)n−C(CH3)(X)−C(O)R、(但
し、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリール基又は
アラルキル基、Xは塩素、臭素又はヨウ素、nは0〜2
0の整数である)、
【0025】XCH2−C(O)−CH2X、H3C−C
(H)(X)−C(O)−C(H)(X)−CH3、(H3C)2
(X)−C(O)−C(X)(CH3)2、C65(H)(X)−(C
2)n−C(H)(X)C65、(但し、Xは塩素、臭素又
はヨウ素、nは0〜20の整数である)、
【0026】XCH2CO2−(CH2)n−OCOCH
2X、CH3C(H)(X)CO2−(CH2)n−OCOC(H)
(X)CH3、(CH3)2C(X)CO2−(CH2)n−OCOC
(X)(CH3)2、(但し、Xは塩素、臭素又はヨウ素、n
は1〜20の整数である)
【0027】XCH2C(O)C(O)CH2X、CH3
(H)(X)C(O)C(O)C(H)(X)CH3、(CH3)2
(X)C(O)C(O)C(X)(CH3)2、o−、m−、p−X
CH2CO2−C64−OCOCH2X、o−、m−、p
−CH3C(H)(X)CO2−C64−OCOC(H)(X)C
3、o−、m−、p−(CH3)2C(X)CO2−C64
OCOC(X)(CH3)2、o−、m−、p−XSO2−C6
4−SO2X、(但し、Xは塩素、臭素又はヨウ素であ
る)
【0028】RO(O)CCH(X)(CH2)nCH(X)C
(O)OR RC(O)CH(X)2 (但し、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリール基
又はアラルキル基、Xは塩素、臭素又はヨウ素、nは1
〜20の整数である)、等が挙げられる。
【0029】上記リビングラジカル重合の触媒として用
いられる遷移金属錯体としては特に制限されないが、好
ましいものとして、周期律表第7族、8族、9族、10
族、11族元素を中心金属とする遷移金属錯体が挙げら
れるが、更に好ましいものとして、0価の銅、1価の
銅、2価のルテニウム、2価の鉄又は2価のニッケルの
錯体が挙げられる。中でも、銅の錯体が最も好ましい。
1価の銅化合物の具体例としては、塩化第一銅、臭化第
一銅、ヨウ化第一銅、シアン化第一銅、酸化第一銅、過
塩素酸第一銅等が挙げられる。銅化合物を用いる場合、
触媒活性を高めるために、2,2’−ビピリジル及びそ
の誘導体、1,10−フェナントロリン及びその誘導
体、テトラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルジエ
チレントリアミン、ヘキサメチルトリス(2−アミノエ
チル)アミン等のポリアミン等の配位子が添加される。
【0030】又、2価の塩化ルテニウムのトリストリフ
ェニルホスフィン錯体(RuCl2(PPh33)も触
媒として好適である。ルテニウム化合物を触媒として用
いる場合は、活性化剤としてアルミニウムアルコキシド
類が添加される。更に、2価の鉄のビストリフェニルホ
スフィン錯体(FeCl2(PPh32)、2価のニッ
ケルのビストリフェニルホスフィン錯体(NiCl
2(PPh32)、及び、2価のニッケルのビストリブ
チルホスフィン錯体(NiBr2(PBu32)も、触
媒として好適である。又、ブチルアミン、ジブチルアミ
ン、トリブチルアミン等のアルキルアミンを反応制御剤
として添加することもできる。
【0031】上記のリビングラジカル重合法を用いて、
ブロック共重合体(I)を製造するに当たっては、直接
カルボキシル基含有モノマーを使用することも不可能で
はないが、開始剤はカルボキシル基により被毒されるこ
とが多いので、通常は、例えば、 (1)水酸基含有アクリル系モノマー(b1)、又は
(b1)及びその他の共重合性モノマー(b2)を重合
して重合体成分(B)を調製した後、該(B)にカルボ
キシル基に変換可能な基を含有するアクリル系モノマー
(a1)、又は(a1)及びその他のアクリル系モノマ
ー(a2)を重合してカルボキシル基に変換可能な基を
含有するアクリル系重合体成分(A’)を結合させ、更
に該(A’)に再び(b1)、又は(b1)及び(b
2)を重合してアクリル系重合体成分(B)を結合さ
せ、次いでカルボキシル基に変換可能な基をカルボキシ
ル基に変換する方法、
【0032】(2)カルボキシル基に変換可能な基を含
有するアクリル系モノマー(a1)、又は(a1)及び
その他のアクリル系モノマー(a2)を重合してカルボ
キシル基に変換可能な基を含有するアクリル系重合体成
分(A’)を調製した後、該(A’)の両端に(b
1)、又は(b1)及び(b2)を重合して重合体成分
(B)を結合させ、更にカルボキシル基に変換可能な基
をカルボキシル基に変換する方法、等が挙げられる。中
でも本発明では、反応ステップが少なく反応時間の短縮
化が可能な点で(2)の方法が特に好ましい。
【0033】カルボキシル基に変換可能な基を有するア
クリル系モノマー(a1)としては、tert−ブチル
アクリレート、tert−ブチルメタクリレート、CH
2=CR1C(O)O−R2−Si(R3)3(R1は水素又はメ
チル基、R2は炭素数1〜6のアルキレン基、R3は炭素
数1〜3のアルキル基である。)等が挙げられる。
【0034】その他のアクリル系モノマー(a2)とし
ては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、イソノニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソオクチル
(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレ
ート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブト
キシエチル(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート等のアクリル酸エス
テル系モノマー等が挙げられ、中でもアクリル酸エステ
ル系モノマーとしてはメチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが好まし
く用いられる。
【0035】水酸基含有アクリル系モノマー(b1)と
しては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、3−クロロ2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3
−クロロ2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、テト
ラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシ3−
フェノキシプロピルアクリレート、ジエチレングリコー
ルアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド等が挙げられ、中でも2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トが好ましく用いられる。
【0036】その他の共重合性モノマー(b2)として
は、上記アクリル系モノマー(a2)と同様のものの
他、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウム
クロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピロリド
ン、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン等も挙げ
られる。中でも、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレンが
好ましく用いられる。
【0037】又、本発明では、アクリル系重合体成分
(A)中には上記(a1)及び(a2)のモノマー成分
の他に、必要に応じて、更にその他の共重合性モノマー
を適宜用いることができ、該共重合性モノマーとして
は、例えば、N−アクリルアミドメチルトリメチルアン
モニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピ
ロリドン、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン等
が挙げられる。
【0038】更に、アクリル系重合体成分(A)中に
は、カルボキシル基以外の他の官能基(例えば、水酸基
(但し、水酸基含有量はカルボキシル基含有量未満であ
る)、エポキシ基、アミド基、メチロール基、アセトア
セチル基、イソシアネート基、アミノ基等)を含有させ
てもよく、又、重合体成分(B)中には、水酸基以外の
他の官能基(例えば、カルボキシル基(但し、カルボキ
シル基含有量は水酸基含有量未満である)、エポキシ
基、アミド基、メチロール基、アセトアセチル基、イソ
シアネート基、アミノ基等)を含有させてもよい。
【0039】エポキシ基を含有させるモノマーとして
は、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等、アミド基やメチロール基、アセトアセチ
ル基を含有させるモノマーとしては、アクリルアミド、
メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ブ
トキシN−メチロールアクリルアミド、ダイアセトンア
クリルアミド、2−(アセトアセトキシ)エチル(メ
タ)アクリレート、アリルアセトアセテート等、イソシ
アネート基を含有させるモノマーとしては、2−アクリ
ロイルオキシエチルイソシアネート、2−メタクリロイ
ルオキシエチルイソシアネート等、アミノ基を含有させ
るモノマーとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0040】本発明では、かかるリビングラジカル重合
反応は、無溶媒又は各種の溶媒中で行うことができる。
溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン等の炭化水
素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
フェニルエーテル、アニソール、ジメトキシベンゼン等
のエーテル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、クロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブチルアルコール、tert−ブ
チルアルコール等のアルコール系溶媒、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系
溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、エ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカー
ボネート系溶媒等が挙げられる。これらは、単独又は2
種以上を混合して用いることができる。
【0041】リビングラジカル重合において、かかる溶
媒の使用量は特に限定されないが、モノマー仕込み量1
00重量部に対して0〜2000重量部であることが好
ましく、より好ましくは10〜1000重量部である。
又、該リビングラジカル重合での重合温度は特に限定さ
れないが、0〜200℃の範囲で行うことが好ましく、
より好ましくは室温〜150℃である。
【0042】上記触媒の使用量については特に限定され
ないが、反応系中10-4〜10-1モル/l、特には10
-3〜10-2モル/lであることが好ましい。又、かかる
触媒として1価の銅化合物を用いる場合、配位子として
ポリアミンを該触媒に対して1〜3モル%、特には1〜
2モル%用いることが特に好ましい。
【0043】かくして上記の如き重合、特にはリビング
ラジカル重合、更には原子移動ラジカル重合を行うこと
により、本発明で用いられる分子量分布の狭い、ブロッ
ク共重合体(I)が得られ、該ブロック共重合体(I)
を主成分とする樹脂組成物が得られる。
【0044】本発明では、特に水酸基と反応する架橋剤
を配合することが耐熱性が更に向上する点で好ましい。
かかる架橋剤としては、エポキシ系化合物、アミン系化
合物、金属塩、金属アルコキシド、金属キレート化合
物、アンモニウム塩、ヒドラジン化合物、イソシアネー
ト系化合物、シリケートオリゴマー等が挙げられる。
【0045】エポキシ系化合物としては、例えばビスフ
ェノールA・エピクロルヒドリン型のエポキシ樹脂、エ
チレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジ又はト
リグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルア
ミン、N,N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシ
レンジアミン、1,3−ビス(N,N′−ジグリシジル
アミノメチル)シクロヘキサン等が挙げられる。
【0046】アミン系化合物としては、例えばヘキサメ
チレンジアミン、トリエチルジアミン、ポリエチレンイ
ミン、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、イソホロンジアミン、ア
ミン樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
【0047】金属塩としては、例えばアルミニウム、
鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、
マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の
多価金属の塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等
の塩、例えば塩化第二銅、塩化アルミニウム、塩化第二
鉄、塩化第二スズ、塩化亜鉛、塩化ニッケル、塩化マグ
ネシウム、硫酸アルミニウム、酢酸銅、酢酸クロム等が
挙げられる。
【0048】金属アルコキシドとしては、例えばテトラ
エチルチタネート、テトラエチルジルコネート、アルミ
ニウムイソプロピオネート等が挙げられる。金属キレー
ト化合物としては、例えばアルミニウム、鉄、銅、亜
鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、マグネシウ
ム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の多価金属の
アセチルアセトンやアセト酢酸エステル配位化合物等が
挙げられる。
【0049】アンモニウム塩としては、塩化アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、プロピオン
酸アンモニウム等が挙げられる。ヒドラジン化合物とし
ては、ヒドラジン、ヒドラジンヒドラート、及びそれら
の塩基塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩類、ギ酸、シュ
ウ酸等の有機酸塩類が挙げられる。
【0050】イソシアネート系化合物としては、例えば
トルイレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイ
ソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、
水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化トル
イレンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物、スミジュールN(住友バイエルウレタン社
製)の如きビュレットポリイソシアネート化合物、デス
モジュールIL、HL(バイエルA.G.社製)、コロ
ネートEH(日本ウレタン社製)の如きイソシアヌレー
ト環を有するポリイソシアネート化合物、スミジュール
L(住友バイエルウレタン社製)の如きアダクトポリイ
ソシアネート化合物、コロネートHL(日本ポリウレタ
ン社製)、コロネートL55E(日本ポリウレタン社
製)の如きアダクトポリイソシアネート化合物等が挙げ
られる。又、ブロックイソシアネートを使用してもかま
わない。
【0051】シリケートオリゴマーとしては、下記一般
式(2)で示される構造を有するものが挙げられ、一般
式(2)において、nは2〜30の整数であるが、特に
n=4〜8が好ましく、又、n=4〜8を主成分にして
更にn=2〜3やn=9〜20の成分を含有することも
できる。
【0052】
【化1】 (ここで、Rは炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル
基のいずれかで、nは2〜30の整数である。)
【0053】かかるシリケートオリゴマーは、特に限定
されないが、例えばテトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラプロピオキシシラン、テトラブトキ
シシラン等のテトラアルコキシシラン又はテトラフェノ
キシシランを加水分解縮合することにより得られる。n
はこの場合の加水分解率を制御することにより調整でき
る。
【0054】又、加水分解縮合は、公知の方法によるこ
とができ、例えば、上記テトラアルコキシシランに所定
量の水を加えて酸触媒の存在下に副生するアルコールを
留去しながら通常、室温程度〜100℃で反応させる。
この反応によりアルコキシシランは加水分解し、さらに
縮合した一般式(2)で示される液状のシリケートオリ
ゴマーが得られる。
【0055】こうして得られたシリケートオリゴマーに
はモノマーが通常2〜10重量%程度含有されている。
このモノマーが含有されていると樹脂組成物の保存安定
性が欠け、保存中に増粘し、塗工が困難となるので、モ
ノマー含有量が1重量%以下、好ましくは0.3重量%
以下になるように、このモノマー除去をフラシュ蒸留、
真空蒸留で行う。上記架橋剤の中でも特に、イソシアネ
ート系化合物、エポキシ系化合物が好ましい。
【0056】かかる架橋剤の配合量は、ブロック共重合
体(I)100重量部に対して、0.01〜10重量部
であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5重量
部、特に好ましくは0.5〜3重量部である。かかる配
合量が0.01重量部未満では凝集力が不足し、10重
量部を越えると架橋密度が高くなりすぎ粘着力が低下す
ることとなり好ましくない。
【0057】又、ブロック共重合体(I)と架橋剤との
架橋を促進するために、必要に応じて有機スズや第3級
アミン、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸
等の公知の触媒や、エポキシ系化合物の場合ではトリフ
ェニルホスフィン等のリン酸触媒を用いることもでき
る。本発明の樹脂組成物には、上記の架橋剤以外に、着
色剤、紫外線吸収剤・酸化防止剤等の安定剤、充填剤、
可塑剤、接着改良剤等を配合することも可能である。
【0058】かくして本発明の樹脂組成物が得られ、粘
着剤、塗料、成形物、接着剤等、様々な用途に有効に用
いることができる。本発明の樹脂組成物を粘着剤として
用いる場合は、ブロック共重合体(I)のガラス転移温
度は、−20℃以下であることが好ましく、又重量平均
分子量は1000〜1000000であることが好まし
い。
【0059】又、必要に応じて、従来公知の、粘着剤用
樹脂、粘着付与剤、可塑剤、充填剤、老化防止剤等を添
加してもよく、該粘着付与剤としては、特に限定されな
いが、例えばロジン系、ロジンエステル系、ポリテルペ
ン樹脂、クロマン−インデン樹脂、石油系樹脂及びテル
ペンフェノール系樹脂等が挙げられる。可塑剤として
は、特に限定されないが、例えば液状ポリブテン、鉱
油、ラノリン、液状ポリイソプレン及び液状ポリアクリ
レート等が挙げられる。充填剤としては、特に限定され
ないが、例えば亜鉛華、チタン白、炭酸カルシウム、ク
レー及び各種顔料等が挙げられる。老化防止剤として
は、特に限定されないが、例えばゴム系酸化防止剤(フ
ェノール系、アミン系)及び金属ジチオカルバメート等
が挙げられる。
【0060】本発明の樹脂組成物を塗料として用いる場
合は、塗膜の硬度が要求されるため、ある程度の架橋密
度が必要となり、水酸基価が20〜200程度のものが
好ましい。ブロック共重合体(I)のガラス転移温度と
しては、−30〜100℃が好ましく、より好ましくは
−10〜60℃である。
【0061】又、必要に応じて、従来公知の水酸基を有
する低分子化合物、従来公知の水酸基を有するポリマー
(アクリルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポ
リブタジエンポリオール、ポリオレフィンポリオール
等)、従来公知の塗料用樹脂等を含有してもよい。
【0062】かくして本発明の樹脂組成物は、カルボキ
シル基を有するアクリル系重合体成分(A)の両端に、
水酸基を有する重合体成分(B)が結合した上記一般式
(1)で示される構造を有するブロック共重合体(I)
を主成分とするため、耐熱性に優れた樹脂組成物とな
り、各種用途、例えば粘着剤、塗料、成形物、接着剤等
の用途に非常に有効である。
【0063】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特に
断りのない限り重量基準を示す。
【0064】実施例1 窒素置換されたコンデンサー、撹拌機及び温度計付きの
フラスコに、触媒として臭化第一銅1.98部を仕込
み、次いでアニソール200部、tert−ブチルアク
リレート(a1)7部、n−ブチルアクリレート(a
2)176部、配位子としてペンタメチルジエチレント
リアミン4.78部、重合開始剤としてジメチル−2,
6−ジブロモヘプタンジオエート0.75部の混合溶液
を15分間窒素バブリングした後、上記フラスコ内に仕
込み、100℃に加温して14時間重合させ、アクリル
系重合体成分(A’)含有反応混合溶液を得た。かかる
アクリル系重合体成分(A’)含有反応混合溶液に吸着
剤(活性アルミナ)を添加し、触媒である銅錯体等を除
去した溶液を、メタノール/水の混合溶液に滴下し再沈
殿を行い精製し、乾燥してアクリル系重合体成分
(A’)を得た〔数平均分子量(Mn)は68400、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)は1.23〕。
【0065】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として臭化第一銅
1.98部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)1.6部、スチレン
(b2)26.0部、上記アクリル系重合体成分
(A’)140部、配位子としてペンタメチルジエチレ
ントリアミン4.78部の混合溶液を15分間窒素バブ
リングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃に加温
して3時間重合させ、重合体成分(B)−アクリル系重
合体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合
体含有反応混合溶液を得た。かかる(B)−(A’)−
(B)のブロック共重合体含有混合溶液を、上記と同様
にして精製し、重合体成分(B)−アクリル系重合体成
分(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合体を得
た。
【0066】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩酸
で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去した
後、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分(A)−
重合体成分(B)のブロック共重合体(I)を得、更に
該ブロック共重合体(I)にトルエンを加え、ブロック
共重合体(I)溶液(樹脂分50%)を得た。
【0067】得られたブロック共重合体(I)の数平均
分子量(Mn)は85000、重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は1.
27であった。尚、得られたブロック共重合体(I)の
アクリル系重合体成分(A)の数平均分子量(Mn)は
67000、ガラス転移温度は−52.0℃、カルボキ
シル基含有量は3.7モル%であり、重合体成分(B)
の数平均分子量は18000、ガラス転移温度は10
1.4℃、水酸基含有量は5.0モル%であった。
【0068】かかるブロック共重合体(I)溶液200
部(樹脂分100部)に、架橋剤としてコロネートL5
5−E(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着
剤を製造し、該粘着剤をポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に乾燥後の厚みが25μになるように塗布し、
100℃で2分間乾燥させて粘着フィルムを作製した。
得られた粘着フィルムについて、以下の評価を行った。
【0069】(粘着力)被着体としてステンレス板(S
US304)を用意し、23℃、65%RHにて上記粘
着フィルムを該被着体に接着させてJIS Z 023
7の粘着力の測定法に準拠して180度剥離強度を測定
した。
【0070】(保持力)60℃及び120℃の条件でJ
IS Z 0237の保持力の測定法に準拠して上記粘
着フィルムの保持力を測定し、下記の如く評価した。 ◎・・・1440分後においてもズレなし ○・・・1440分後において1mm以内のズレあり △・・・60分〜1440分の間に落下あり ×・・・60分未満に落下あり
【0071】(ボールタック性)23℃、65%RHの
条件でJIS Z 0237の球転法のJ.Dow方式
に準拠して上記粘着フィルムのボールタック性を測定し
た。
【0072】実施例2 実施例1と同様にして、アクリル系重合体成分(A’)
を得た〔数平均分子量(Mn)は68400、重量平均
分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/M
n)は1.23〕。
【0073】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として臭化第一銅
1.98部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)1.6部、メチルメ
タクリレート(b2)17.4部、スチレン(b2)2
0.0部、上記アクリル系重合体成分(A’)140
部、配位子としてペンタメチルジエチレントリアミン
4.78部の混合溶液を15分間窒素バブリングした
後、該フラスコ内に仕込み、100℃に加温して5時間
重合させ、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分
(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合体含有反
応混合溶液を得た。かかる(B)−(A’)−(B)の
ブロック共重合体含有混合溶液を、上記と同様にして精
製し、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分
(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合体を得
た。
【0074】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩酸
で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去した
後、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分(A)−
重合体成分(B)のブロック共重合体(I)を得、更に
該ブロック共重合体(I)にトルエンを加え、ブロック
共重合体(I)溶液(樹脂分50%)を得た。
【0075】得られたブロック共重合体(I)の数平均
分子量(Mn)は87900、重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は1.
24であった。尚、得られたブロック共重合体(I)の
アクリル系重合体成分(A)の数平均分子量(Mn)は
67000、ガラス転移温度は−52.0℃、カルボキ
シル基含有量は2.1モル%であり、重合体成分(B)
の数平均分子量は20900、ガラス転移温度は97.
9℃、水酸基含有量は3.1モル%であった。
【0076】かかるブロック共重合体(I)溶液200
部(樹脂分100部)に、架橋剤としてコロネートL5
5−E(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着
剤を製造し、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィ
ルムを作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0077】実施例3 窒素置換されたコンデンサー、撹拌機及び温度計付きの
フラスコに、触媒として臭化第一銅0.69部を仕込
み、次いでアニソール200部、tert−ブチルアク
リレート(a1)7部、2−エチルヘキシルアクリレー
ト(a2)176部、配位子としてペンタメチルジエチ
レントリアミン1.66部、重合開始剤としてジメチル
−2,6−ジブロモヘプタンジオエート0.47部の混
合溶液を15分間窒素バブリングした後、上記フラスコ
内に仕込み、100℃に加温して24時間重合させ、ア
クリル系重合体成分(A’)含有反応混合溶液を得た。
かかるアクリル系重合体成分(A’)含有反応混合溶液
に吸着剤(活性アルミナ)を添加し、触媒である銅錯体
等を除去した溶液を、メタノール/水の混合溶液に滴下
し再沈殿を行い精製し、乾燥してアクリル系重合体成分
(A’)を得た〔数平均分子量(Mn)は60500、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)は1.34〕。
【0078】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として臭化第一銅
0.69部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)1.6部、スチレン
(b2)23.0部、上記アクリル系重合体成分
(A’)82部、配位子としてペンタメチルジエチレン
トリアミン1.66部の混合溶液を15分間窒素バブリ
ングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃に加温し
て3時間重合させ、重合体成分(B)−アクリル系重合
体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合体
含有反応混合溶液を得た。かかる(B)−(A’)−
(B)のブロック共重合体含有混合溶液を、上記と同様
にして精製し、重合体成分(B)−アクリル系重合体成
分(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合体を得
た。
【0079】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩酸
で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去した
後、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分(A)−
重合体成分(B)のブロック共重合体(I)を得、更に
該ブロック共重合体(I)にトルエンを加え、ブロック
共重合体(I)溶液(樹脂分50%)を得た。
【0080】得られたブロック共重合体(I)の数平均
分子量(Mn)は71700、重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は1.
35であった。尚、得られたブロック共重合体(I)の
アクリル系重合体成分(A)の数平均分子量(Mn)は
59300、ガラス転移温度は−67.9℃、カルボキ
シル基含有量は5.5モル%であり、重合体成分(B)
の数平均分子量は12400、ガラス転移温度は10
1.3℃、水酸基含有量は4.8モル%であった。
【0081】かかるブロック共重合体(I)溶液200
部(樹脂分100部)に、架橋剤としてコロネートL5
5−E(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着
剤を製造し、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィ
ルムを作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0082】実施例4 実施例1と同様にして、アクリル系重合体成分(A’)
を得た〔数平均分子量(Mn)は68400、重量平均
分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/M
n)は1.23〕。
【0083】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として塩化第一銅
1.37部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)1.6部、メチルメ
タクリレート(b2)37.4部、上記アクリル系重合
体成分(A’)140部、配位子としてペンタメチルジ
エチレントリアミン4.78部の混合溶液を15分間窒
素バブリングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃
に加温して5時間重合させ、重合体成分(B)−アクリ
ル系重合体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック
共重合体含有反応混合溶液を得た。かかる(B)−
(A’)−(B)のブロック共重合体含有混合溶液を、
上記と同様にして精製し、重合体成分(B)−アクリル
系重合体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック共
重合体を得た。
【0084】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩酸
で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去した
後、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分(A)−
重合体成分(B)のブロック共重合体(I)を得、更に
該ブロック共重合体(I)にトルエンを加え、ブロック
共重合体(I)溶液(樹脂分50%)を得た。
【0085】得られたブロック共重合体(I)の数平均
分子量(Mn)は79500、重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は1.
41であった。尚、得られたブロック共重合体(I)の
アクリル系重合体成分(A)の数平均分子量(Mn)は
67000、ガラス転移温度は−52.0℃、カルボキ
シル基含有量は2.1モル%であり、重合体成分(B)
の数平均分子量は12500、ガラス転移温度は10
3.2℃、水酸基含有量は3.2モル%であった。
【0086】かかるブロック共重合体(I)溶液200
部(樹脂分100部)に、架橋剤としてコロネートL5
5−E(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着
剤を製造し、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィ
ルムを作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0087】実施例5 窒素置換されたコンデンサー、撹拌機及び温度計付きの
フラスコに、触媒として臭化第一銅1.98部を仕込
み、次いでtert−ブチルアクリレート(a1)7
部、n−ブチルアクリレート(a2)176部、配位子
としてペンタメチルジエチレントリアミン4.78部、
重合開始剤としてジメチル−2,6−ジブロモヘプタン
ジオエート0.05部の混合溶液を15分間窒素バブリ
ングした後、上記フラスコ内に仕込み、100℃に加温
して14時間重合させ、アクリル系重合体成分(A’)
含有反応混合溶液を得た。かかるアクリル系重合体成分
(A’)含有反応混合溶液に吸着剤(活性アルミナ)を
添加し、触媒である銅錯体等を除去した溶液を、メタノ
ール/水の混合溶液に滴下し再沈殿を行い精製し、乾燥
してアクリル系重合体成分(A’)を得た〔数平均分子
量(Mn)は141400、重量平均分子量(Mw)と
数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)は1.6
0〕。
【0088】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として臭化第一銅
1.98部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)1.6部、スチレン
(b2)26.0部、上記アクリル系重合体成分
(A’)70部、配位子としてペンタメチルジエチレン
トリアミン4.78部の混合溶液を15分間窒素バブリ
ングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃に加温し
て10時間重合させ、重合体成分(B)−アクリル系重
合体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合
体含有反応混合溶液を得た。かかる(B)−(A’)−
(B)のブロック共重合体含有混合溶液を、上記と同様
にして精製し、重合体成分(B)−アクリル系重合体成
分(A’)−重合体成分(B)のブロック共重合体を得
た。
【0089】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩酸
で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去した
後、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分(A)−
重合体成分(B)のブロック共重合体(I)を得、更に
該ブロック共重合体(I)にトルエンを加え、ブロック
共重合体(I)溶液(樹脂分50%)を得た。
【0090】得られたブロック共重合体(I)の数平均
分子量(Mn)は184500、重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は
1.71であった。尚、得られたブロック共重合体
(I)のアクリル系重合体成分(A)の数平均分子量
(Mn)は139000、ガラス転移温度は−52.0
℃、カルボキシル基含有量は3.7モル%であり、重合
体成分(B)の数平均分子量は45500、ガラス転移
温度は101.9℃、水酸基含有量は4.8モル%であ
った。
【0091】かかるブロック共重合体(I)溶液を粘着
剤として、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィル
ムを作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0092】実施例6 実施例5と同様にして、アクリル系重合体成分(A’)
を得た〔数平均分子量(Mn)は141400、重量平
均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/
Mn)は1.60〕。
【0093】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として塩化第一銅
1.37部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)1.6部、メチルメ
タクリレート(b2)37.4部、上記アクリル系重合
体成分(A’)50部、配位子としてペンタメチルジエ
チレントリアミン4.78部の混合溶液を15分間窒素
バブリングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃に
加温して12時間重合させ、重合体成分(B)−アクリ
ル系重合体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック
共重合体含有反応混合溶液を得た。かかる(B)−
(A’)−(B)のブロック共重合体含有混合溶液を、
上記と同様にして精製し、重合体成分(B)−アクリル
系重合体成分(A’)−重合体成分(B)のブロック共
重合体を得た。
【0094】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩酸
で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去した
後、重合体成分(B)−アクリル系重合体成分(A)−
重合体成分(B)のブロック共重合体(I)を得、更に
該ブロック共重合体(I)にトルエンを加え、ブロック
共重合体(I)溶液(樹脂分50%)を得た。
【0095】得られたブロック共重合体(I)の数平均
分子量(Mn)は194000、重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は
1.75であった。尚、得られたブロック共重合体
(I)のアクリル系重合体成分(A)の数平均分子量
(Mn)は139000、ガラス転移温度は−52.0
℃、カルボキシル基含有量は2.1モル%であり、重合
体成分(B)の数平均分子量は50500、ガラス転移
温度は102.8℃、水酸基含有量は3.0モル%であ
った。
【0096】かかるブロック共重合体(I)溶液を粘着
剤として、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィル
ムを作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0097】比較例1 コンデンサー、撹拌機及び温度計付きのフラスコに、ト
ルエン50部、アゾビスイソブチロニトリル0.08部
を仕込んだ後、アクリル酸(a1)3部、n−ブチルア
クリレート(a2)82部、ヒドロキシエチルアクリレ
ート(b1)1部、メチルメタクリレート(b2)14
部、スチレン(b2)1部の混合物を3分割で添加し、
90℃で重合を行い、トルエン100部で希釈し、ラン
ダム共重合体溶液(樹脂分50%)を得た。
【0098】得られたランダム共重合体の数平均分子量
は70600、ガラス転移温度は−35.4℃、カルボ
キシル基含有量は5.0モル%、水酸基含有量は0.9
モル%であり、又、ランダム共重合体の重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の
値は2.50であった。
【0099】かかるランダム共重合体溶液200部(樹
脂分100部)に、架橋剤としてコロネートL55−E
(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着剤を製
造し、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィルムを
作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0100】比較例2 窒素置換されたコンデンサー、撹拌機及び温度計付きの
フラスコに、触媒として臭化第一銅1.98部を仕込
み、次いでアニソール200部、n−ブチルアクリレー
ト(a2)176部、配位子としてペンタメチルジエチ
レントリアミン4.78部、重合開始剤としてジメチル
−2,6−ジブロモヘプタンジオエート0.75部の混
合溶液を15分間窒素バブリングした後、上記フラスコ
内に仕込み、100℃に加温して14時間重合させ、ア
クリル系重合体成分(A’’)含有反応混合溶液を得
た。かかるアクリル系重合体成分(A’’)含有反応混
合溶液に吸着剤(活性アルミナ)を添加し、触媒である
銅錯体等を除去した溶液を、メタノール/水の混合溶液
に滴下し再沈殿を行い精製し、乾燥してアクリル系重合
体成分(A’’)を得た〔数平均分子量(Mn)は71
800、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比(Mw/Mn)は1.28〕。
【0101】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として臭化第一銅
1.98部を仕込み、次いでアニソール200部、ヒド
ロキシエチルアクリレート(b1)2.5部、スチレン
(b2)39.4部、上記アクリル系重合体成分
(A’’)141部、配位子としてペンタメチルジエチ
レントリアミン4.78部の混合溶液を15分間窒素バ
ブリングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃に加
温して3時間重合させ、重合体成分(B)−アクリル系
重合体成分(A’’)−重合体成分(B)のブロック共
重合体含有反応混合溶液を得た。かかる(B)−
(A’’)−(B)のブロック共重合体含有混合溶液
を、上記と同様にして精製し、重合体成分(B)−アク
リル系重合体成分(A’’)−重合体成分(B)のブロ
ック共重合体を得、更に該ブロック共重合体にトルエン
を加え、ブロック共重合体溶液(樹脂分50%)を得
た。
【0102】得られたブロック共重合体の数平均分子量
(Mn)は85200、重量平均分子量(Mw)と数平
均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は1.30で
あった。尚、得られたブロック共重合体のアクリル系重
合体成分(A’’)の数平均分子量(Mn)は上記の如
く71800、ガラス転移温度は−54℃、カルボキシ
ル基含有量は0モル%であり、重合体成分(B)の数平
均分子量は13400、ガラス転移温度は101.4
℃、水酸基含有量は4.6モル%であった。
【0103】かかるブロック共重合体溶液200部(樹
脂分100部)に、架橋剤としてコロネートL55−E
(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着剤を製
造し、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィルムを
作製し、粘着フィルムの評価を行った。
【0104】比較例3 窒素置換されたコンデンサー、撹拌機及び温度計付きの
フラスコに、触媒として臭化第一銅1.98部を仕込
み、次いでアニソール200部、tert−ブチルアク
リレート(a1)7部、n−ブチルアクリレート(a
2)176部、配位子としてペンタメチルジエチレント
リアミン4.78部、重合開始剤としてジメチル−2,
6−ジブロモヘプタンジオエート0.75部の混合溶液
を15分間窒素バブリングした後、上記フラスコ内に仕
込み、100℃に加温して14時間重合させ、アクリル
系重合体成分(A’)含有反応混合溶液を得た。かかる
アクリル系重合体成分(A’)含有反応混合溶液に吸着
剤(活性アルミナ)を添加し、触媒である銅錯体等を除
去した溶液を、メタノール/水の混合溶液に滴下し再沈
殿を行い精製し、乾燥してアクリル系重合体成分
(A’)を得た〔数平均分子量(Mn)は61100、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)は1.24〕。
【0105】次に、窒素置換されたコンデンサー、撹拌
機及び温度計付きのフラスコに、触媒として臭化第一銅
1.98部を仕込み、次いでアニソール200部、スチ
レン(b2)32.9部、上記アクリル系重合体成分
(A’)132部、配位子としてペンタメチルジエチレ
ントリアミン4.78部の混合溶液を15分間窒素バブ
リングした後、該フラスコ内に仕込み、100℃に加温
して3時間重合させ、重合体成分(B’)−アクリル系
重合体成分(A’)−重合体成分(B’)のブロック共
重合体含有反応混合溶液を得た。かかる(B’)−
(A’)−(B’)のブロック共重合体含有混合溶液
を、上記と同様にして精製し、重合体成分(B’)−ア
クリル系重合体成分(A’)−重合体成分(B’)のブ
ロック共重合体を得た。
【0106】その後、ジオキサン中で、該重合体成分
(B’)−アクリル系重合体成分(A’)−重合体成分
(B’)のブロック共重合体のtert−ブチル基を塩
酸で酸処理してカルボキシル基に変換し、溶媒を除去し
た後、重合体成分(B’)−アクリル系重合体成分
(A)−重合体成分(B’)のブロック共重合体を得、
更に該ブロック共重合体にトルエンを加え、ブロック共
重合体溶液(樹脂分50%)を得た。
【0107】得られたブロック共重合体の数平均分子量
(Mn)は71400、重量平均分子量(Mw)と数平
均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の値は1.28で
あった。尚、得られたブロック共重合体のアクリル系重
合体成分(A)の数平均分子量(Mn)は60000、
ガラス転移温度は−51.7℃、カルボキシル基含有量
は3.8モル%であり、重合体成分(B’)の数平均分
子量はで11400、ガラス転移温度は104.7℃、
水酸基含有量は0モル%であった。
【0108】かかるブロック共重合体溶液200部(樹
脂分100部)に、、架橋剤としてコロネートL55−
E(日本ポリウレタン社製)を3部配合して、粘着剤を
製造し、該粘着剤を実施例1と同様にして粘着フィルム
を作製し、粘着フィルムの評価を行った。実施例及び比
較例の評価結果を表1に示す。
【0109】 〔表1〕 粘着力 保持力 ボール (gf/25mm) 60℃ 120℃ タック 実施例1 1200 ◎ ○ 7 〃 2 1050 ◎ ○ 7 〃 3 1100 ◎ ○ 9 〃 4 1250 ◎ ○ 8 〃 5 1000 ◎ △ 7 〃 6 1100 ◎ △ 8 比較例1 2000 × × 10 (凝集破壊) 〃 2 300 ○ △ 7 〃 3 1200 △ × 10
【0110】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、カルボキシル基
を有するアクリル系重合体成分(A)の両端に、水酸基
を有する重合体成分(B)が結合した上記一般式(1)
で示される構造を有するブロック共重合体(I)を主成
分とするため、耐熱性に優れた効果を示し、各種用途、
例えば粘着剤、塗料、成形物、接着剤等の用途に非常に
有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 153/00 C09J 153/00 Fターム(参考) 4J002 BP031 CC182 CD012 CD022 CD032 CD052 CM012 CP022 DD046 DD086 DF006 DF036 DG046 EC076 EE046 EG016 EH036 EN036 EN046 EN136 EQ026 ER006 FD142 FD146 GH01 GJ00 4J026 HA06 HA08 HA09 HA10 HA11 HA20 HA28 HA29 HA39 HB06 HB08 HB09 HB10 HB11 HB20 HB28 HB39 HB50 HE02 4J038 CG031 CG141 CG201 CH03 CQ001 DB002 DG232 DL022 GA03 GA06 JB01 JB17 JC38 KA03 4J040 DF011 DF021 DF061 DF101 EC002 EF262 EK002 GA05 GA07 HC01 HC15 HD41 KA16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を有するアクリル系重合
    体成分(A)の両端に、水酸基を有する重合体成分
    (B)が結合した下記一般式(1)で示される構造を有
    するブロック共重合体(I)を主成分とすることを特徴
    とする樹脂組成物。 (B)−(A)−(B) ・・・(1)
  2. 【請求項2】 カルボキシル基を有するアクリル系重合
    体成分(A)が、数平均分子量1万〜30万、ガラス転
    移温度−20℃以下、カルボキシル基含有量0.01〜
    10モル%であることを特徴とする請求項1記載の樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 水酸基を有する重合体成分(B)が、数
    平均分子量0.1万〜15万、ガラス転移温度10℃以
    上、水酸基含有量0.01〜20モル%であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ブロック共重合体(I)のゲルパーミエ
    ーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子量
    (Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)の
    値が1.8未満であることを特徴とする請求項1〜3い
    ずれか記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ブロック共重合体(I)が、リビングラ
    ジカル重合により製造されるものであることを特徴とす
    る請求項1〜4いずれか記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 リビングラジカル重合が原子移動ラジカ
    ル重合であることを特徴とする請求項5記載の樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】 水酸基と反応する架橋剤を配合してなる
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の樹脂組成
    物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか記載の樹脂組成物
    からなることを特徴とする粘着剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7いずれか記載の樹脂組成物
    からなることを特徴とする塗料。
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